JP2015222350A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】連続印刷制御の後半において加熱体の温度が大きく低下するのを抑えることを目的とする。【解決手段】画像形成装置は、画像が形成された記録シート(用紙P)を加熱する加熱体101と、加熱体101に電力を供給する電力供給部200と、加熱体101の温度を検出する温度検出部(温度センサTS)と、温度検出部で検出した検出温度に基づいて電力供給部200を制御する制御装置300を備える。制御装置300は、連続印刷制御と、検出温度、OFF閾値およびON閾値に基づいて電力の供給・停止を行うON・OFF制御とを実行可能に構成される。制御装置300は、連続印刷制御の開始から第1時間が経過していない場合には、OFF閾値を、ON閾値との差が所定値となるような第1閾値にし、連続印刷制御の開始から第1時間が経過した場合には、OFF閾値を、ON閾値との差が所定値よりも大きくなるような、第1閾値よりも大きな第2閾値にする。【選択図】図2

Description

本発明は、画像が形成された記録シートを加熱するための加熱体の温度を制御する制御装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、加熱体と、加熱体に電力を供給する電力供給部と、加熱体の温度を検出する温度検出部と、温度検出部で検出した検出温度に基づいて電力供給部を制御する制御装置とを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、加熱体の温度が所定温度に維持されるように、加熱体に電力を供給している状態において検出温度が所定温度よりも高くなった場合に電力供給を停止(OFF)し、電力供給が停止された状態において検出温度が所定温度よりも低くなった場合に電力供給を開始(ON)する、ON・OFF制御を実行している。
つまり、この技術では、電力供給を停止するためのOFF閾値と、電力供給を開始するためのON閾値とが、印刷制御の開始から終了まで一定の値(所定温度)となっている。
特開2008−122757号公報
ところで、連続印刷を行う場合には、連続印刷制御の開始から所定時間の経過後においては、加熱体の熱の飽和により検出温度が高くなりやすい。そのため、従来技術のようにOFF閾値を印刷制御中において一定の値にする場合には、連続印刷制御の後半において、電力供給部がOFFになる頻度が多くなるので、電力が供給されていない加熱体に対して記録シートが接触することで、加熱体から記録シートに多量の熱が奪われて加熱体の温度が大きく低下してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、連続印刷制御の後半において加熱体の温度が大きく低下するのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、画像が形成された記録シートを加熱するための加熱体と、前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、前記加熱体の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部で検出した検出温度に基づいて、前記電力供給部を制御する制御装置と、を備える。
前記制御装置は、所定枚数以上の記録シートを印刷する連続印刷制御と、前記加熱体に電力が供給されている場合において前記検出温度がOFF閾値よりも高くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を停止し、前記加熱体への電力供給が停止されている場合において前記検出温度がON閾値よりも低くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を開始するON・OFF制御とを実行可能に構成される。
そして、前記制御装置は、前記連続印刷制御の開始から第1時間が経過していない場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が所定値となるような第1閾値にし、前記連続印刷制御の開始から前記第1時間が経過した場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が前記所定値よりも大きくなるような、前記第1閾値よりも大きな第2閾値にする。
この構成によれば、連続印刷制御の開始から所定時間(第1時間)の経過後においてはOFF閾値を大きな値(第2閾値)にすることで、検出温度がOFF閾値よりも大きくなって電力供給部がOFFになる頻度を少なくすることができるので、電力が供給されていない加熱体に記録シートが接触して多量の熱を奪うことで、加熱体の温度が大きく低下してしまうのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記連続印刷制御を開始してから、前記検出温度が第1温度以上となる状態が第2時間続いた場合に、前記OFF閾値を前記第1閾値から前記第2閾値に変更するように構成されていてもよい。
これによれば、検出温度に応じてOFF閾値を変更するタイミングが変わるので、加熱体の温度状態に応じて適切にOFF閾値を変更することができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記連続印刷制御において前記OFF閾値を前記第2閾値に設定した場合には、当該連続印刷制御の終了後に、前記OFF閾値を初期値に戻すように構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記連続印刷制御において前記OFF閾値を前記第2閾値に設定した場合には、前記検出温度が第2温度以下の状態が第3時間続いたことを条件として、前記OFF閾値を前記初期値に戻すように構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記検出温度が前記ON閾値から前記第2閾値の間にある場合には、前記電力供給部から出力する単位時間当たりの通電量を第1通電量とするように構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記第1通電量は、例えば、前記電力供給部から出力する単位時間当たりの通電量の最大値の50%以下とすることができる。
このように、検出温度がON閾値から第2閾値の間にあるときに、通電量を最大値の50%以下とすることで、ON閾値から第2閾値までの温度上昇勾配を緩やかにすることができるので、検出温度がOFF閾値を大きく上回る現象、いわゆるオーバーシュートを抑えることができ、加熱体の温度が高温になりすぎるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記検出温度が前記ON閾値から当該ON閾値よりも小さな第1切替閾値までの間にある場合には、前記通電量を第2通電量にし、前記検出温度が前記第1切替閾値から当該第1切替閾値よりも小さな第2切替閾値までの間にある場合には、前記通電量を前記第2通電量よりも大きな第3通電量にするように構成され、前記連続印刷制御において印刷する記録シートの厚さが規定値以下である場合には、前記第1切替閾値を第1値にし、前記記録シートの厚さが前記規定値よりも大きい場合には、前記第1切替閾値を前記第1値よりも大きな第2値にするように構成されていてもよい。
ここで、規定値よりも大きな厚さの記録シート、例えば厚紙を連続印刷する場合には、厚紙によって加熱体から大きな熱量が奪われて、加熱体の温度が大きく低下するおそれがある。これに対し、前記した構成では、厚紙の場合には、第1切替閾値を大きくすることで、通電量を第2通電量から大きな第3通電量に切り替えるタイミングを早めることができるので、加熱体の温度が大きく低下するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記連続印刷制御の開始から前記第1時間よりも短い第4時間が経過していない場合には、前記OFF閾値を前記第1閾値よりも大きな第3閾値にし、前記連続印刷制御の開始から前記第4時間が経過した場合には、前記OFF閾値を前記第1閾値にするように構成されていてもよい。
これによれば、連続印刷制御の初期の段階において加熱体が冷え切った状態であっても、この初期の段階において、OFF閾値を第1閾値よりも大きな第3閾値にすることで加熱体がOFFになるのを抑えることができるので、熱飽和していない状態の加熱体の熱が記録シートに奪われることによる温度の下がりすぎを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第2閾値は、前記第3閾値よりも小さな値であってもよい。
これによれば、連続印刷制御の後半において、加熱体の温度が高くなりすぎるのを抑えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前述した加熱体、電力供給部、温度検出部および制御装置を備え、前記制御装置が、所定枚数以上の記録シートを印刷する連続印刷制御と、前記加熱体に電力が供給されている場合において前記検出温度がOFF閾値よりも高くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を停止し、前記加熱体への電力供給が停止されている場合において前記検出温度がON閾値よりも低くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を開始するON・OFF制御とを実行可能に構成され、前記連続印刷制御の開始後に加熱体の蓄熱量が所定量以下である場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が所定値となるような第1閾値にし、前記連続印刷制御の開始後に加熱体の蓄熱量が所定量を越えるとき、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が前記所定値よりも大きくなるような、前記第1閾値よりも大きな第2閾値にするように構成されていてもよい。
この場合であっても、連続印刷制御の開始後に加熱体の蓄熱量が所定量を越えるときには、OFF閾値を大きな値(第2閾値)にすることで、検出温度がOFF閾値よりも大きくなって電力供給部がOFFになる頻度を少なくすることができるので、電力が供給されていない加熱体に記録シートが接触して多量の熱を奪うことで、加熱体の温度が大きく低下してしまうのを抑えることができる。
本発明によれば、連続印刷制御の後半において加熱体の温度が大きく低下するのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置や制御装置等を示す図である。 通電量を設定するためのマップである。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 閾値設定処理を示すフローチャートである。 連続印刷制御を実行しているときの加熱体の温度と通電量との関係を示すタイムチャートである。 本実施形態における温度変化と、OFF閾値を第1閾値のままに維持する形態における温度変化とを比較した図である。 変形例に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 第1切替閾値を設定する処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1の紙面に向かって右方向を「後」、左方向を「前」、上下方向を「上下」、手前方向を「右」、奥方向を「左」として説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像(画像)を熱定着させる定着装置100とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Pは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5(感光体ドラム61と転写ローラ63との間)に向けて供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナーを収容するトナー収容部74とを主に備えている。
このプロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、トナー像が形成された用紙Pを加熱する加熱体101と、加熱体101との間でニップ領域Nを形成する加圧ローラ150と、を備えている。
加熱体101は、定着ベルト110と、ハロゲンランプ120と、ニップ板130と、反射板140と、ステイ160と、温度検出部の一例としての温度センサTSと、を備えて構成されている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、左右方向に延びる軸線を中心とした略円筒状に形成されている。定着ベルト110は、ステンレス鋼等の金属から形成された金属素管を有し、その金属素管は、ニップ板130に摺動する内周面111を有している。
なお、定着ベルト110は、金属素管の表面にゴム層を有していてもよく、ゴム層の表面にフッ素コーティング等による非金属の離型層をさらに有していてもよい。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで用紙P上のトナーを加熱するヒータであり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130から所定の間隔をあけて配置されている。そして、このハロゲンランプ120には、本体筐体2内に設けられた電力供給部200から電力が供給されるようになっている。
ニップ板130は、加圧ローラ150との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110と加圧ローラ150との間にニップ領域Nを形成するための部材であり、板状に形成され、ハロゲンランプ120の下方に配置されている。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。より詳細にニップ板130は、断面視において、前後方向に沿うように延びるベース部131と、ベース部131の両端から上方に向けて折り曲げられた折曲部132と、後側の折曲部132の上端から後方に向けて延びる延出部133とを主に有している。
そして、延出部133には、ニップ板130の温度を検出するための温度センサTSが設けられている。なお、温度センサTSは、ニップ板130の中央部の温度を検出するセンターサーミスタであってもよいし、ニップ板130の端部の温度を検出するサイドサーミスタであってもよい。
そして、温度センサTSで検出した検出温度は、本体筐体2内に設けられた制御装置300に出力されるようになっている。
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
ステイ160は、前後方向におけるニップ板130のベース部131の両端を反射板140のフランジ部142を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、ニップ板130の加圧ローラ150側とは反対側に配置されている。ステイ160は、上壁161と、上壁161の前端から下方に延びる前壁162と、上壁161の後端から下方に延びる後壁163とによって断面視略U形状に形成され、反射板140を覆うように配置されている。
前壁162および後壁163の内面には、反射板140に向けて突出して、反射板140を保持する突起168が形成されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
<制御装置>
制御装置300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などを有する記憶部と、入出力回路と、を備えており、前述した温度センサTSからの入力と、印刷指令の内容と、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、電力供給部200の制御を実行している。
具体的に、制御装置300は、所定枚数以上の用紙Pを印刷する連続印刷制御と、電力供給部200からハロゲンランプ120への電力の供給・停止を行うためのON・OFF制御と、電力供給部200からハロゲンランプ120への通電量を制御するための通電量制御とを実行可能となっている。連続印刷制御は、1つの印刷ジョブ中において指定された印刷枚数が所定枚数以上であるときの制御であり、この所定枚数については、加熱体の熱の飽和などの関係を考慮して、実験やシミュレーションなどで適宜設定される。
ON・OFF制御は、ハロゲンランプ120に電力が供給されている場合において温度センサTSでの検出温度がOFF閾値よりも高くなったことを条件としてハロゲンランプ120への電力供給を停止(OFF)し、ハロゲンランプ120への電力供給が停止されている場合において検出温度がON閾値よりも低くなったことを条件としてハロゲンランプ120への電力供給を開始(ON)する制御である。そして、本実施形態では、OFF閾値とON閾値とが、条件に応じて適宜変更されるようになっている。
詳しくは、図6に示すように、OFF閾値は、第1閾値TH1、当該第1閾値TH1よりも大きな第2閾値TH2および当該第2閾値TH2よりも大きな第3閾値TH3のいずれかに設定され、ON閾値は、第1閾値TH1または第3閾値TH3に設定されるようになっている。なお、OFF閾値およびON閾値の設定方法については、後で詳述する。
通電量制御は、ハロゲンランプ120に電力を供給する際に、温度センサTSからの検出温度に基づいて通電量を設定する制御である。詳しくは、記憶部には、図3に示すようなマップが記憶されており、制御装置300は、温度センサTSからの検出温度と、図3のマップとに基づいて、電力供給部200から出力する単位時間当たりの通電量を設定している。
つまり、制御装置300は、検出温度Tが、第3切替閾値TC3未満である場合には、通電量(デューティ比)を100%(最大値)とし、これ以降、検出温度Tが高くなる程、通電量を徐々に下げるように構成されている。具体的には、制御装置300は、検出温度Tが第3切替閾値TC3以上、第2切替閾値TC2未満である場合には、通電量を75%とし、検出温度Tが第2切替閾値TC2以上、第1切替閾値TC1未満である場合には、通電量を第3通電量の一例としての50%とし、検出温度Tが第1切替閾値TC1以上である場合には、通電量を第1通電量および第2通電量の一例としての33%とするように構成されている。
なお、各切換閾値TC1〜TC3は、それぞれ固定値であってもよいが、本実施形態では、変動するON閾値に対してそれぞれ所定温度ずつ小さい値に設定されていることとする。つまり、例えば、第1切替閾値TC1はON閾値に対して5℃だけ小さい値に設定され、第2切替閾値TC2はON閾値に対して10℃だけ小さい値に設定され、第3切替閾値TC3はON閾値に対して15℃だけ小さい値に設定されている。そのため、各切換閾値TC1〜TC3は、ON閾値の変動に応じて変動するようになっている。
また、このように各切換閾値TC1〜TC3を設定することで、検出温度Tが第1切替閾値TC1からON閾値の間にある場合には、通電量が第2通電量の一例としての33%に設定されるようになっている。また、OFF閾値がON閾値よりも大きな値に設定される場合には、検出温度TがON閾値からOFF閾値の間にある場合にも、通電量が第1通電量の一例としての33%に設定されるようになっている。
次に、制御装置300の動作を詳細に説明する。なお、制御装置300が印刷指令を受ける前の初期状態においては、OFF閾値およびON閾値は、初期値としての第3閾値TH3に設定されているものとする。
図4に示すように、制御装置300は、印刷指令を受けると(START)、まず、温度センサTSによってニップ板130の温度を検出する(S1)。ステップS1の後、制御装置300は、ON閾値およびOFF閾値を設定するための閾値設定処理を実行する(S2)。
図5に示すように、閾値設定処理においては、制御装置300は、まず、印刷指令で指定された印刷枚数が所定枚数以上か否かを判定することで、現在の印刷制御が連続印刷制御であるか否かを判断する(S21)。ステップS21において、制御装置300は、連続印刷制御でないと判定すると(No)、OFF閾値およびON閾値をともに初期値である第3閾値TH3のままにして、閾値設定処理を終了する。
ステップS21において、制御装置300は、連続印刷制御であると判定すると(Yes)、検出温度Tが第1温度Hf以上であるか否かを判定する(S22)。ステップS22において、制御装置300は、検出温度Tが第1温度Hf以上であると判定すると(Yes)、第1タイマをカウントアップして(S24)、ステップS25の処理に移行し、第1温度Hf未満であると判定すると(No)、第1タイマをカウントアップせずに、ステップS25の処理に移行する。
ステップS25において、制御装置300は、第1タイマが第1経過時間T1未満であるか否かを判定する。ステップS25において第1タイマが第1経過時間T1未満であると判定した場合には(Yes)、制御装置300は、OFF閾値およびON閾値をともに初期値である第3閾値TH3のままにして、閾値設定処理を終了する。
言い換えると、制御装置300は、連続印刷制御の開始から第4時間が経過していない場合には、OFF閾値を第1閾値TH1よりも大きな第3閾値TH3に設定する。なお、本実施形態において、第4時間は、変数であり、連続印刷制御の開始から検出温度が第1温度Hfになるまでの時間T4(図6参照)と、前述した第1経過時間T1とを足した時間である。
ステップS25において第1タイマが第1経過時間T1以上であると判定した場合には(No)、制御装置300は、第1タイマが、第1経過時間T1よりも大きな第2経過時間T2未満であるか否かを判断する(S26)。ステップS26において第1タイマが第2経過時間T2未満であると判定した場合には(Yes)、制御装置300は、OFF閾値およびON閾値をともに第1閾値TH1に設定して(S27)、閾値設定処理を終了する。
言い換えると、制御装置300は、連続印刷制御の開始から前述した第4時間が経過した場合には、OFF閾値を第1閾値TH1に設定する。
ステップS26において第1タイマが第2経過時間T2以上であると判定した場合には(No)、制御装置300は、OFF閾値を第2閾値TH2に設定するとともに、ON閾値を第1閾値TH1に設定して(S28)、閾値設定処理を終了する。つまり、制御装置300は、連続印刷制御を開始してから、検出温度Tが第1温度Hf以上となる状態が第2時間の一例としての第2経過時間T2の間続いた場合に(S26,No)、OFF閾値を第1閾値TH1から第2閾値TH2に変更する。
さらに言い換えると、制御装置300は、連続印刷制御の開始から第1時間が経過していない場合には(S26,Yes)、OFF閾値を、ON閾値(第1閾値TH1)との差が所定値(0)となるような第1閾値TH1に設定する(S27)。また、制御装置300は、連続印刷制御の開始から第1時間が経過した場合には(S26,No)、OFF閾値を、ON閾値(第1閾値TH1)との差が所定値(0)よりも大きくなるような第2閾値TH2に設定する。
なお、本実施形態において、第1時間は、変数であり、連続印刷制御の開始から検出温度が第1温度Hfになるまでの時間T4(図6参照)と、前述した第2経過時間T2とを足した時間である。また、前述した第4時間は、時間T4に、第2経過時間T2よりも短い第1経過時間T1とを足した時間であるため、第1時間に対して短い時間となっている。
図4に示すように、制御装置300は、閾値設定処理においてOFF閾値およびON閾値を設定すると(S2)、現状の電力供給部200の状態がON状態か否かを判定する(S3)。ステップS3において電力供給部200がON状態でないと判定した場合には(No)、制御装置300は、検出温度TがON閾値未満であるか否かを判定する(S4)。
ステップS4において検出温度TがON閾値未満であると判定した場合には(Yes)、制御装置300は、電力供給部200からハロゲンランプ120へ出力する通電量を、検出温度Tと図3に示すマップとに基づいて設定し(S5)、設定した通電量でハロゲンランプ120への通電を実行する(S6)。
ステップS3において電力供給部200がON状態であると判定した場合には(Yes)、制御装置300は、検出温度TがOFF閾値よりも大きいか否かを判定する(S7)。ステップS7において検出温度TがOFF閾値以下であると判定した場合には(No)、制御装置300は、ステップS5の処理に移行する。
ステップS7において検出温度TがOFF閾値よりも大きいと判定した場合には(Yes)、制御装置300は、電力供給部200をOFFにして、ハロゲンランプ120への通電をOFFにする(S8)。ステップS4においてNoと判定した場合や、ステップS6,S8の後、制御装置300は、印刷指令に指定された印刷枚数がすべて印刷されたか否かを判定することで、印刷制御が終了したか否かを判定する(S9)。
ステップS9において印刷制御が終了していないと判定した場合には(No)、制御装置300は、ステップS1の処理に戻る。ステップS9において印刷制御が終了したと判定した場合には(Yes)、制御装置300は、電力供給部200をOFFにし(S10)、検出温度Tが第2温度Hs以下になったか否かを判定する(S11)。
ステップS11において検出温度Tが第2温度Hs以下になったと判定した場合には(Yes)、制御装置300は、第2タイマをカウントアップし(S12)、第2タイマが第3経過時間T3以上になったか否かを判定する(S13)。ステップS13において、制御装置300は、第2タイマが第3経過時間T3未満であると判定した場合には(No)、ステップS12の処理に戻り、第2タイマが第3経過時間T3以上になったと判定した場合には(Yes)、OFF閾値およびON閾値を初期値である第3閾値TH3に戻して、本制御を終了する。
つまり、制御装置300は、連続印刷制御においてOFF閾値を第2閾値TH2に設定した場合には(S28)、当該連続印刷制御の終了後に(S9,Yes)、OFF閾値を初期値である第3閾値TH3に戻すように構成されている。さらに言い換えると、制御装置300は、連続印刷制御においてOFF閾値を第2閾値TH2に設定した場合には(S28)、検出温度Tが第2温度Hs以下の状態が第3時間の一例としての第3経過時間T3の間続いたことを条件として、OFF閾値を初期値である第3閾値TH3に戻すように構成されている。
なお、本制御を終了した後、制御装置300は、第1タイマや第2タイマをリセットする。
次に、連続印刷制御の開始時の検出温度Tが常温である場合における制御装置300の動作について図6を参照して詳細に説明する。
図6に示すように、制御装置300は、印刷枚数が所定枚数以上である印刷指令を受けると、電力供給部200をON状態にして、連続印刷制御を開始する(時刻t0)。連続印刷制御の開始時においては、まだ第4時間が経過していない、つまり、第1タイマが第1経過時間T1未満であるため、制御装置300は、OFF閾値およびON閾値をともに第3閾値TH3に設定する。
また、制御装置300は、ハロゲンランプ120への通電量を検出温度Tと図3のマップとに基づいて100%に設定する。その後、検出温度Tが第1温度Hfに到達すると(時刻t1)、制御装置300は、第1タイマのカウントアップを開始する。第1タイマが第1経過時間T1に達すると、制御装置300は、OFF閾値およびON閾値をともに第3閾値TH3から第1閾値TH1に変更する(時刻t2)。
なお、本実施形態においては、OFF閾値およびON閾値を、第3閾値TH3から第1閾値TH1に向けて徐々に小さくなるように変更している。また、時刻t1〜t3の間においては、検出温度Tと図3のマップとに基づいて、ハロゲンランプ120への通電量が100%、75%、50%および33%のいずれかに適宜切り替えられている。
連続印刷制御の開始から第1時間が経過すると、つまり第1タイマが第2経過時間T2に達すると(時刻t3)、制御装置300は、ON閾値を第1閾値TH1のまま維持するとともに、OFF閾値を第1閾値TH1から当該第1閾値TH1よりも大きな第2閾値TH2に変更する。これにより、時刻t3以降において、検出温度TがOFF閾値よりも大きくなる頻度が少なくなるため、電力供給部200がOFFになりにくくなり、通電量を、例えば図に示すように、50%または33%に留めておくことができる。そのため、電力供給部200のOFFにより電力が供給されていない加熱体101に用紙Pが接触して多量の熱を奪うことで、加熱体101の温度が大きく低下してしまうのを抑えることができる。
詳しくは、図7に2点鎖線で示すように、時刻t3以降もOFF閾値を第1閾値TH1のままにしている場合には、検出温度TがOFF閾値を超えると、電力供給部200がOFFになる。この際、電力が供給されていない加熱体101に用紙Pが接触して、加熱体101から多量の熱が奪われると、検出温度Tが大きく低下する。これにより、加熱体101の温度の上下動が大きくなり、熱定着が良好に行えなくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、実線で示すように、時刻t3以降はOFF閾値が第1閾値TH1よりも大きな第2閾値TH2に変更されるので、検出温度Tが第1閾値TH1を超えても電力供給部200がOFFされず、加熱体101に電力が供給され続ける。そのため、このような電力供給がなされた加熱体101に用紙Pが接触しても、加熱体101の温度が下がりすぎることがないので、加熱体101の温度の上下動が小さく抑えられ、熱定着を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、前述したように検出温度TがON閾値(第1閾値TH1)とOFF閾値(第2閾値TH2)との間にある場合には通電量を33%とするので、破線で示すように、ON閾値からOFF閾値までの温度上昇勾配を緩やかにすることができる。そのため、検出温度TがOFF閾値を超えた場合において、検出温度TがOFF閾値を大きく上回る現象、いわゆるオーバーシュートを抑えることができ、加熱体101の温度が高温になりすぎるのを抑えることができる。
また、本実施形態では、時刻t3以降においてON閾値を第1閾値TH1のまま維持するので、破線で示すように、検出温度TがOFF閾値(第2閾値TH2)を超えて電力供給部200がOFFされた後は、検出温度TがOFF閾値よりも小さなON閾値(第1閾値TH1)まで下がらなければ電力供給部200はONされない。そのため、用紙Pを良好に熱定着するためのニップ板130の目標温度を、OFF閾値(第2閾値TH2)よりも小さなON閾値(第1閾値TH1)付近にすることができる。
図6に戻って、制御装置300は、連続印刷制御が終了した場合には、電力供給部200をOFFにする(時刻t4)。その後、検出温度Tが第2温度Hsまで下がると(時刻t5)、制御装置300は、第2カウンタのカウントアップを開始する。第2カウンタが第3経過時間T3に達すると(時刻t6)、制御装置300は、OFF閾値およびON閾値を初期値である第3閾値TH3に戻す。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
連続印刷制御を開始してから、検出温度Tが第1温度Hf以上となる状態が第2経過時間T2の間続いた場合に、OFF閾値を第1閾値TH1から第2閾値TH2に変更するように構成したので、加熱体101の温度状態に応じて適切にOFF閾値を変更するタイミングを変えることができる。
連続印刷制御の開始から第1時間よりも短い第4時間が経過していない場合には、OFF閾値を第1閾値TH1よりも大きな第3閾値TH3にするので、連続印刷制御の初期の段階において、加熱体101がOFFになるのを抑えることができる。そのため、熱飽和していない状態の加熱体101の熱が用紙Pに奪われることによる温度の下がりすぎを抑えることができる。
第2閾値TH2を第3閾値TH3よりも小さな値に設定したので、連続印刷制御の後半において、加熱体101の温度が高くなりすぎるのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1切替閾値TC1をON閾値に対して所定温度だけ低い温度となるように設定、つまり第1切替閾値TC1とON閾値との差を一定値としたが、本発明はこれに限定されず、第1切替閾値TC1とON閾値との差を、用紙Pの厚さに応じて変更するようにしてもよい。具体的には、制御装置300は、連続印刷制御において印刷する用紙Pの厚さが規定値以下である場合には、第1切替閾値TC1を、ON閾値から第1所定温度α1を引いた値(第1値TC11)にし、用紙Pの厚さが規定値よりも大きい場合には、第1切替閾値TC1を、ON閾値から第1所定温度α1よりも小さな第2所定温度α2を引いた値(第1値TC11よりも大きな第2値TC12)にするように構成されていてもよい。なお、用紙Pの厚さの判断は、例えば印刷指令に含まれる厚さの情報に基づいて行うことができる。
より詳しくは、図8に示すように、図4のフローチャートにおけるステップS4とステップS5との間に、第1切替閾値TC1を設定するための新たな処理(S100)を設ければよい。ステップS100においては、図9に示すように、制御装置300は、まず、現在の印刷制御が連続印刷制御であるか否かを判定する(S101)。
ステップS101において連続印刷制御であると判定すると(Yes)、制御装置300は、用紙Pの厚さが規定値以下であるか否かを判定する(S102)。ステップS102において用紙Pの厚さが規定値以下であると判定した場合(Yes)や、ステップS101において連続印刷制御でないと判定した場合(No)には、制御装置300は、第1切替閾値TC1を第1値TC11(ON閾値−第1所定温度α1)に設定して(S103)、本処理を終了する。
ステップS102において用紙Pの厚さが規定値よりも大きいと判定した場合には(No)、制御装置300は、第1切替閾値TC1を第1値TC11よりも大きな第2値TC12(ON閾値−第2所定温度α2)に設定して(S104)、本処理を終了する。
ここで、規定値よりも大きな厚さの用紙P、例えば厚紙を連続印刷する場合には、厚紙によって加熱体101から大きな熱量が奪われて、加熱体101の温度が大きく低下するおそれがある。これに対し、前記した構成では、厚紙の場合には、第1切替閾値TC1を大きくすることで、通電量を33%から50%に切り替えるタイミングを早めることができるので、加熱体101の温度が大きく低下するのを抑えることができる。
前記実施形態では、第1時間や第4時間を変数としたが、本発明はこれに限定されず、第1時間や第4時間を固定値としてもよい。なお、第1時間、第2時間、第3時間、第4時間などは、タイマカウンタによって測定してもよいし、用紙の枚数に基づき判断してもよい。
前記実施形態では、第1通電量を33%としたが、本発明はこれに限定されず、第1通電量を、通電量の最大値の50%以下にしてもよい。また、前記実施形態では、第1通電量と第2通電量をともに33%としたが、本発明はこれに限定されず、第1通電量と第2通電量を異なる値にしてもよい。
前記実施形態では、ON閾値およびOFF閾値の初期値を第3閾値TH3としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、初期値を第1閾値TH1としてもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、定着ベルト110やニップ板130等を有する加熱体101を例示したが、本発明はこれに限定されず、加熱体は、例えば、内部にハロゲンランプが配置された金属製の加熱ローラなどであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、連続印刷制御の開始から第1時間が経過した場合に、OFF閾値を第1閾値から第2閾値に変更するように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば加熱体の蓄熱量が所定量を越えるときに、OFF閾値を第1閾値から第2閾値に変更するように構成してもよい。ここで、蓄熱量が所定量を越えたか否かの判断は、例えば検知温度が所定温度(加熱体の蓄熱量が飽和したときの温度)を越えたか否かを判断することで行えばよい。
1 レーザプリンタ
101 加熱体
200 電力供給部
300 制御装置
P 用紙
T 検出温度
T2 第2経過時間
T4 時間
TH1 第1閾値
TH2 第2閾値
TS 温度センサ

Claims (10)

  1. 画像が形成された記録シートを加熱するための加熱体と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部で検出した検出温度に基づいて、前記電力供給部を制御する制御装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    所定枚数以上の記録シートを印刷する連続印刷制御と、
    前記加熱体に電力が供給されている場合において前記検出温度がOFF閾値よりも高くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を停止し、前記加熱体への電力供給が停止されている場合において前記検出温度がON閾値よりも低くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を開始するON・OFF制御とを実行可能に構成され、
    前記連続印刷制御の開始から第1時間が経過していない場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が所定値となるような第1閾値にし、
    前記連続印刷制御の開始から前記第1時間が経過した場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が前記所定値よりも大きくなるような、前記第1閾値よりも大きな第2閾値にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、前記連続印刷制御を開始してから、前記検出温度が第1温度以上となる状態が第2時間続いた場合に、前記OFF閾値を前記第1閾値から前記第2閾値に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記連続印刷制御において前記OFF閾値を前記第2閾値に設定した場合には、当該連続印刷制御の終了後に、前記OFF閾値を初期値に戻すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記連続印刷制御において前記OFF閾値を前記第2閾値に設定した場合には、前記検出温度が第2温度以下の状態が第3時間続いたことを条件として、前記OFF閾値を前記初期値に戻すことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記検出温度が前記ON閾値から前記第2閾値の間にある場合には、前記電力供給部から出力する単位時間当たりの通電量を第1通電量とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1通電量は、前記電力供給部から出力する単位時間当たりの通電量の最大値の50%以下であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記検出温度が前記ON閾値から当該ON閾値よりも小さな第1切替閾値までの間にある場合には、前記通電量を第2通電量にし、前記検出温度が前記第1切替閾値から当該第1切替閾値よりも小さな第2切替閾値までの間にある場合には、前記通電量を前記第2通電量よりも大きな第3通電量にするように構成され、
    前記連続印刷制御において印刷する記録シートの厚さが規定値以下である場合には、前記第1切替閾値を第1値にし、前記記録シートの厚さが前記規定値よりも大きい場合には、前記第1切替閾値を前記第1値よりも大きな第2値にすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記連続印刷制御の開始から前記第1時間よりも短い第4時間が経過していない場合には、前記OFF閾値を前記第1閾値よりも大きな第3閾値にし、
    前記連続印刷制御の開始から前記第4時間が経過した場合には、前記OFF閾値を前記第1閾値にすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2閾値は、前記第3閾値よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 画像が形成された記録シートを加熱するための加熱体と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部で検出した検出温度に基づいて、前記電力供給部を制御する制御装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    所定枚数以上の記録シートを印刷する連続印刷制御と、
    前記加熱体に電力が供給されている場合において前記検出温度がOFF閾値よりも高くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を停止し、前記加熱体への電力供給が停止されている場合において前記検出温度がON閾値よりも低くなったことを条件として前記加熱体への電力供給を開始するON・OFF制御とを実行可能に構成され、
    前記連続印刷制御の開始後に加熱体の蓄熱量が所定量以下である場合には、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が所定値となるような第1閾値にし、
    前記連続印刷制御の開始後に加熱体の蓄熱量が所定量を越えるとき、前記OFF閾値を、前記ON閾値との差が前記所定値よりも大きくなるような、前記第1閾値よりも大きな第2閾値にすることを特徴とする画像形成装置。
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