JP2017021982A - イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法 - Google Patents

イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017021982A
JP2017021982A JP2015138456A JP2015138456A JP2017021982A JP 2017021982 A JP2017021982 A JP 2017021982A JP 2015138456 A JP2015138456 A JP 2015138456A JP 2015138456 A JP2015138456 A JP 2015138456A JP 2017021982 A JP2017021982 A JP 2017021982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
conductors
holding part
filamentous
holding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015138456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6595823B2 (ja
Inventor
西田 弘
Hiroshi Nishida
弘 西田
晃一 伊豆
Koichi Izu
晃一 伊豆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2015138456A priority Critical patent/JP6595823B2/ja
Priority to CN201680013200.8A priority patent/CN107710533B/zh
Priority to PCT/JP2016/053916 priority patent/WO2017010113A1/ja
Publication of JP2017021982A publication Critical patent/JP2017021982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6595823B2 publication Critical patent/JP6595823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/16Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using physical phenomena
    • A61L9/22Ionisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T19/00Devices providing for corona discharge
    • H01T19/02Corona rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】熱風または炎が当てられたとしても複数の糸状導電体が保持部材から脱落することを抑制可能なブラシ電極を備えたイオン発生装置を得る。【解決手段】イオン発生装置の放電電極10は、複数の糸状導電体11と、複数の糸状導電体の根元側の部分11cを束ねて保持する保持部材12とを含む。保持部材12は、中間部13hと、中間部から互いに逆方向に延在し、かしめ変形されることで中間部とともに複数の糸状導電体の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される第1保持部13aおよび第2保持部13bとを有する。複数の糸状導電体の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、上記軸方向において互いに重なるように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、ブラシ電極を備えたイオン発生装置およびブラシ電極の製造方法に関する。
空気の浄化、殺菌および消臭などを行なうために、ブラシ電極を備えたイオン発生装置が利用されている。特開2005−285684号公報(特許文献1)に開示されたブラシ電極は、導電性を有する支持体と、複数本の金属細線(糸状導電体)とを備える。複数本の金属細線は、集束され、集束体として支持体(保持部材)に固定される。固定方法としては、複数本の金属細線を集束して接着用テープ上に仮止めしておき、複数本の金属細線を集束体として支持体に貼り付ける旨が開示されている。同文献には、このようなブラシ電極を除電ブラシとして用いる旨が開示されている。
特開2005−285684号公報
ブラシ電極の製造過程や使用中においては、複数の糸状導電体に金属クズや埃等が付着する。金属クズや埃等は、たとえば中性洗剤や超音波を用いた洗浄により除去されるが、洗浄の後には複数の糸状導電体を乾燥させる必要がある。乾燥工程においては、ブラシ電極にたとえば熱風または炎が当てられる。金属クズや埃等を除去するために、洗浄を実施しないで、複数の糸状導電体に熱風または炎が当てられる場合もある。
複数の糸状導電体の各々は、表面に被覆層を有している場合がある。被覆層は、たとえばサイジング剤から形成される。ブラシ電極を作製した後(複数の糸状導電体を保持部材に固定した後)、被覆層はしばしば除去される。被覆層を除去する場合にも、ブラシ電極にたとえば熱風または炎が当てられる。
すなわち、ブラシ電極は、製造過程や使用中(製品出荷後)において熱風または炎に当てられる場合がある。ここで、複数の糸状導電体を、接着剤や収縮チューブなどを用いて保持部材に固定したとする。接着剤等に熱風または炎が当てられると、接着剤等の一部または全部が変形し、接着剤などによる締結力が低下した結果、複数の糸状導電体が保持部材から脱落してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような実情に鑑みて為されたものであって、熱風または炎が当てられたとしても、複数の糸状導電体が保持部材から脱落することを抑制可能なブラシ電極を備えたイオン発生装置、およびそのようなブラシ電極の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に基づくイオン発生装置は、誘導電極と、上記誘導電極との間でイオンを発生させる放電電極と、を備え、上記放電電極は、先端および根元を有する複数の糸状導電体と、上記複数の糸状導電体の根元側の部分を束ねて保持する保持部材と、を含み、上記保持部材は、中間部と、上記中間部から互いに逆方向に延在し、かしめ変形されることで上記中間部とともに上記複数の糸状導電体の上記根元側の部分の周囲を取り囲むように配置される第1保持部および第2保持部と、を有し、上記複数の糸状導電体の上記根元側の部分が延びている方向を軸方向とすると、上記第1保持部および上記第2保持部は、上記軸方向において互いに重なるように配置されている。
好ましくは、上記保持部材は、上記中間部から上記第1保持部と同じ方向に延在する第3保持部をさらに有し、上記軸方向において、上記第2保持部は、上記第1保持部と上記第3保持部との間に位置している。
好ましくは、上記第1保持部の延在方向における先端および上記第3保持部の延在方向における先端は、上記軸方向に対して平行に延びている。
本発明に基づくブラシ電極の製造方法は、複数の糸状導電体を保持部材上に配置する工程と、上記保持部材を部分的にかしめ変形させることで、上記保持部材に上記複数の糸状導電体の根元側の部分を束ねて保持させる工程と、を備え、上記保持部材は、中間部と、上記中間部から互いに逆方向に延在し、かしめ変形されることで上記中間部とともに上記複数の糸状導電体の上記根元側の部分の周囲を取り囲むように配置される第1保持部および第2保持部と、を有し、上記複数の糸状導電体の上記根元側の部分が延びている方向を軸方向とすると、上記第1保持部および上記第2保持部は、上記軸方向において互いに重なるように配置されている。
好ましくは、上記複数の糸状導電体の各々は、被覆層を表面に有しており、上記製造方法は、上記保持部材に保持された上記複数の糸状導電体に熱風または炎を当てることで、上記複数の糸状導電体の上記被覆層を除去する工程をさらに備える。
上述の構成によれば、保持部材は、複数の糸状導電体の根元側の部分の周囲の全体を取り囲むように配置されるとともに、かしめ変形によって、複数の糸状導電体の根元側の部分の全体に対して保持力を付与できる。したがって、糸状導電体が保持部材から抜け落ちてしまうようなことを抑制できる。
実施の形態1におけるイオン発生装置を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 図1に示すイオン発生装置から蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10を示す斜視図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10を示す正面図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10を示す側面図である。 図5中のVII線に囲まれた領域を拡大して示す図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10の分解した状態を示す正面図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10に、熱風200が当てられている様子を示す図である。 実施の形態1におけるイオン発生装置に備えられる放電電極10に、炎300が当てられている様子を示す図である。 比較例におけるブラシ電極10Zを示す正面図である。 比較例におけるブラシ電極10Zを示す側面図である。 図11中のXIII線に囲まれた領域を拡大して示す図である。 比較例におけるブラシ電極10Zに備えられる保持部材を示す正面図である。 実施の形態1の第1変形例における放電電極10Aを示す正面図である。 実施の形態1の第2変形例における放電電極10Bを示す正面図である。 実施の形態2における放電電極10Cを示す正面図である。 実施の形態2における放電電極10Cに備えられる保持部材を示す正面図である。 実施の形態3における放電電極10Dを示す正面図である。 実施の形態3における放電電極10Dに備えられる保持部材を示す正面図である。 実施の形態4における放電電極10Eを示す正面図である。 実施の形態4における放電電極10Eに備えられる保持部材を示す正面図である。 実施の形態5における放電電極10Fを拡大して示す正面図である。 実施の形態5における放電電極10Fに備えられる保持部材を示す正面図である。 実施の形態6における放電電極10Gを拡大して示す正面図である。 実施の形態6における放電電極10Gに備えられる保持部材を示す正面図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1におけるイオン発生装置100を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。図3は、図1に示すイオン発生装置100から蓋部材40を外した状態を示す斜視図である。
図1〜図3(主として図2)に示すように、イオン発生装置100は、筐体30、蓋部材40、放電電極10,20、誘導電極31,32、プリント基板51,52、回路基板53、回路部品54、トランス55および絶縁材料56を備える。
筐体30は、有底筒状の形状を有する。筐体30は、プリント基板51,52よりも大きな長方形状の開口を有する。プリント基板51,52、回路基板53、回路部品54およびトランス55は、配線により電気的に接続され、筐体30の開口を通して筐体30の内部に収容される。
回路基板53、回路部品54およびトランス55などから構成される高電圧回路は、放電電極10,20に高電圧を印加する。放電電極10には正の高電圧パルスが印加され、放電電極20には負の高電圧パルスが印加される。放電電極10は、誘導電極31との間で正イオンを発生させる。放電電極20は、誘導電極32との間で負イオンを発生させる。
筐体30内の高電圧部には、絶縁材料56が充填される。蓋部材40は、絶縁性を有する樹脂から形成され、筐体30の開口を塞ぐように筐体30に固定される。プリント基板51,52は、筐体30の内部において、間隔を空けて互いに対向するように平行に配置される。蓋部材40によってプリント基板51,52が覆われることにより、プリント基板51,52上に塵埃等が堆積することは抑制される。
プリント基板51の長手方向における一方の端部には、誘導電極31が設けられる。プリント基板51の長手方向における他方の端部には、誘導電極32が設けられる。誘導電極31,32は、いずれも、プリント基板51の配線層を用いて形成される。プリント基板51のうちの誘導電極31,32の内側には、孔57,58がそれぞれ形成される。
放電電極10,20は、いずれも棒状の形状を有する。放電電極10,20の基端部(下端部)は、プリント基板52に設けられた孔にそれぞれ挿嵌され、図示しない半田によってプリント基板52に電気接続される。放電電極10,20の先端部は、プリント基板51に設けられた孔57,58の中心を通過するようにそれぞれ配置される。放電電極10,20は、いずれもプリント基板51,52に対して垂直である。
蓋部材40の下面には、ボス41,42が形成される。ボス41,42は、いずれも中空円筒状の形状を有する。ボス41,42の位置は、プリント基板51に設けられた孔57,58の位置にそれぞれ対応している。ボス41,42の内径は、放電電極10,20の外径よりも大きい。ボス41,42の外径は、プリント基板51に設けられた孔57,58の内径よりも小さい。ボス41,42は、プリント基板51に設けられた孔57,58の内側を通過するように配置される。
放電電極10,20は、ボス41,42の内側空間を通過するようにそれぞれ配置される。放電電極10,20の先端部(糸状導電体11)は、蓋部材40の上に突出している。蓋部材40上に塵埃が堆積した場合であっても、放電電極10,20の先端部(糸状導電体11)が塵埃等に埋もれること(すなわち放電が妨げられること)はほとんどない。
ボス41,42の先端面(下端面)とプリント基板52の表面との間には、わずかな隙間が形成される。蓋部材40にボス41,42を設けたことにより、放電電極10,20と誘導電極31,32との間の空間距離が増大しており、放電電極10,20と誘導電極31,32との間に生じ得る電流のリークを効果的に抑制できる。
(放電電極10,20)
上述のとおり、放電電極10,20には高電圧パルスが印加される。放電電極10と誘導電極31との間には電界が形成され、コロナ放電によって正イオンが発生する。放電電極20と誘導電極32との間にも電界が形成され、コロナ放電によって負イオンが発生する。
ここで言う正イオンとは、水素イオン(H)の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、H(HO)m(mは0以上の任意の整数)と表わされる。ここで言う負イオンとは、酸素イオン(O )の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、O (HO)n(nは0以上の任意の整数)と表わされる。正イオンおよび負イオンを室内に放出すると、空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを両イオンが取り囲み、化学反応を起こす。その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などが除去される。
図4は、放電電極10を示す斜視図である。図5は、放電電極10を示す正面図である。図6は、放電電極10を示す側面図である。図7は、図5中のVII線に囲まれた領域を拡大して示す図である。図8は、放電電極10の分解した状態を示す正面図である。
放電電極10,20の少なくとも一方が、「ブラシ電極」に相当する。本実施の形態においては、放電電極10,20は同一の構成を有しており、その双方が「ブラシ電極」に相当する。ここでは、放電電極10についてのみ説明し、放電電極20についての説明は繰り返さないものとする。
図4〜図8に示すように、放電電極10は、複数の糸状導電体11および保持部材12を含む。複数の糸状導電体11は、先端11aおよび根元11bを有する。保持部材12は、複数の糸状導電体11の根元11bの側の部分(根元側の部分11c)を束ねて保持する。
(糸状導電体11)
複数の糸状導電体11の各々は、たとえば、金属細線、カーボン繊維、導電性繊維、または導電性樹脂から形成される。糸状導電体11の太さ(糸状導電体11の1本当たりの外径)は、好ましくは、5μm以上30μm以下である。糸状導電体11の太さが5μm以上の場合、糸状導電体11の機械的強度が確保され、糸状導電体11の電気磨耗も抑制できる。糸状導電体11の太さが30μm以下の場合、髪の毛のように撓る糸状導電体11が形成され、糸状導電体11の広がりおよび揺れ動きが起こりやすくなる。具体例を挙げると、糸状導電体11は、たとえば、7μmの外径を有するカーボン繊維、または、12μmもしくは25μmの外径を有するSUS製の導電性繊維から形成される。
複数の糸状導電体11のうち、保持部材12から突出している部分の長さが短すぎると、糸状導電体11が撓りにくくなるので、糸状導電体11の広がりおよび揺れ動きが小さくなる。したがって、複数の糸状導電体11のうち、保持部材12から突出している部分の長さは、3mm以上であることが好ましく、4.5mm以上であることがさらに好ましい。
(保持部材12)
図4〜図8を参照して(特に図8を参照して)、保持部材12は、導電性を有する薄板から形成される。本実施の形態の保持部材12は、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図8中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bと、第3保持部13cとを有している。
中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図8)で囲まれた領域である。第1保持部13a、第2保持部13bおよび第3保持部13cも、矩形状の形状を有する。第1保持部13aおよび第3保持部13cは、中間部13hから同じ方向に延在する。第1保持部13aおよび第3保持部13cと、第2保持部13bとは、中間部13hから互いに逆方向に延在する。言い換えれば、第1保持部13aおよび第3保持部13cが中間部13hから第1の方向に向かって延在しているとすると、第2保持部13bは、第1の方向とは逆向きの第2の方向に向かって中間部13hから延在している。
第1保持部13a、第2保持部13bおよび第3保持部13cは、かしめ変形されることで、中間部13hとともに複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。かしめ変形によって、第1保持部13a、第2保持部13bおよび第3保持部13cは、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を左右方向から内側に向けて挟持する。
図4〜図7に示すように、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、軸方向において互いに重なるように配置されている。換言すると、保持部材12の本体部14から遠ざかる軸方向に第2保持部13bを投影したとすると、第2保持部13bの投影像は、第1保持部13aに重なる。
本実施の形態においては、第2保持部13bは、軸方向における第1保持部13aと第3保持部13cとの間に位置している。第3保持部13cおよび第2保持部13bも、軸方向において互いに重なるように配置されている。換言すると、保持部材12の本体部14に近づく軸方向に第2保持部13bを投影したとすると、第2保持部13bの投影像は、第3保持部13cに重なる。
図8に示すように、第1保持部13aは、その延在方向における端部に、先端d1を有している。第2保持部13bは、その延在方向における端部に、先端e2を有している。第3保持部13cは、その延在方向における端部に、先端d3を有している。保持部13の中間部13hは、端部e1,d2,e3を有している。先端d1,e2,d3の形状は、端部e1,d2,e3の形状に対応している。本実施の形態においては、先端d1,e2,d3および端部e1,d2,e3は、いずれも軸方向に対して平行に延びている。
保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第1保持部13aの先端d1は、中間部13hの端部e1にわずかな間隔を空けて対向している(図7参照)。同様に、第2保持部13bの先端e2は、中間部13hの端部d2にわずかな間隔を空けて対向している。第3保持部13cの先端d3は、中間部13hの端部e3にわずかな間隔を空けて対向している。先端d1は、端部e1に接していても構わない。先端e2は、端部d2に接していても構わない。先端d3は、端部e3に接していても構わない。
(製造方法)
以上のような構成を備える放電電極10(ブラシ電極)を作製するためには、複数の糸状導電体11を保持部材12の保持部13上に配置する工程が実施され、その後、保持部材12を部分的にかしめ変形させることで、保持部材12に複数の糸状導電体11の根元側の部分11cを束ねて保持させることができる。複数の糸状導電体11の各々は、被覆層を表面に有している場合がある。この場合、保持部材12に保持された複数の糸状導電体11に向けて、熱風または炎を当てることで、複数の糸状導電体11の被覆層を除去する工程をさらに実施してもよい。
(作用および効果)
上述のとおり、第1保持部13a、第2保持部13bおよび第3保持部13cは、かしめ変形されることで、中間部13hとともに複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第3保持部13cと第2保持部13bとは、軸方向において互いに重なるように配置される。
当該構成によれば(図7参照)、第1保持部13aの先端d1と中間部13hの端部e1との間から、1本の糸状導電体11の根元部分の全部が露出することはない。同様に、第2保持部13bの先端e2と中間部13hの端部d2との間から、1本の糸状導電体11の根元部分の全部が露出することはない。同様に、第3保持部13cの先端d3と中間部13hの端部e3との間から、1本の糸状導電体11の根元部分の全部が露出することはない。
保持部材12の保持部13は、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲の全体を取り囲むように配置されるとともに、かしめ変形によって、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの全体に対して保持力を付与している。したがって、先端d1,e2,d3と端部e1,d2,e3との間から、1本の糸状導電体11が抜け落ちてしまうようなことはない。
図9および図10を参照して、冒頭で述べたように、ブラシ電極(放電電極10)には、製造過程や使用中(製品出荷後)において熱風200または炎300が当てられる場合がある。複数の糸状導電体11を、接着剤のみ、あるいは収縮チューブのみを用いて保持部材12に固定した場合には、接着剤等に熱風200または炎300が当てられた際に接着剤等の一部または全部が変形し、締結力が低下した結果、複数の糸状導電体11が保持部材12から脱落してしまうおそれがある。
本実施の形態の放電電極10においては、かしめ変形された第1保持部13a、第2保持部13bおよび第3保持部13cによって、複数の糸状導電体11が保持部材12に保持されている。したがって、熱風200または炎300が放電電極10に当てられたとしても、複数の糸状導電体11が保持部材12から脱落してしまうおそれはない。接着剤や収縮チューブの材料費や加工費がかからない分、製造費用を安く抑えることも可能となる。
放電電極10,20の製造過程や使用中(製品出荷後)において、複数の糸状導電体11に金属クズや埃等が付着したとしても、熱風200または炎300で容易に除去することができる。たとえば、放電電極10,20(ブラシ電極)を構成する糸状導電体11は、カーボン繊維から構成される。カーボン繊維の組成は炭素を含み、カーボン繊維の束にバーナー等の炎あるいは熱風を直接照射しても短時間であれば何ら影響はない。なお、炭素繊維は約350℃で酸化減量が開始するため、耐熱温度は約350℃である。カーボン繊維に付着した埃あるいはカーボン繊維同士の隙間に入り込んだ不要な接着剤等は、炎あるいは熱風により容易に焼却除去することができる。金属クズや埃等を除去するために中性洗剤や超音波を用いて複数の糸状導電体11を洗浄したとしても、熱風200または炎300で容易に複数の糸状導電体11を乾燥させることが可能となる。
複数の糸状導電体11の各々は、表面に被覆層を有している場合がある。被覆層は、たとえばサイジング剤から形成される。放電電極10(ブラシ電極)を作製した後(複数の糸状導電体を保持部材に固定した後)、被覆層はしばしば除去される。ブラシ電極に熱風200または炎300が当てることで、被覆層を容易に除去することが可能となる。上記の構成に加えて、複数の糸状導電体11を保持部材12にさらに確実に固定するために、熱風200または炎300が付与される前工程および/または後工程において、追加的に接着剤が塗布されてもよい。これは、放電電極20についても同様である。
上述のとおり、本実施の形態においては、第2保持部13bが、軸方向における第1保持部13aと第3保持部13cとの間に位置している(図7参照)。たとえば、第2保持部13bが複数の糸状導電体11に時計回り方向に締結力を付与しているとすると、第1保持部13aおよび第3保持部13cは、複数の糸状導電体11に反時計回り方向に締結力を付与する。周方向(時計回り方向および反時計回り方向)においてバランスの良い締結力が付与されるため、複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが少ない形状を形成することが可能となる。
上述のとおり、第1保持部13aの先端d1、第2保持部13bの先端e2、および第3保持部13cの先端d3は、いずれも軸方向に対して平行に延びている(図7参照)。当該構成によっても、周方向においてバランスの良い締結力が付与されるため、複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが少ない形状を形成することが可能となる。
(比較例)
図11および図12は、それぞれ、比較例におけるブラシ電極10Zを示す正面図および側面図である。図13は、図11中のXIII線に囲まれた領域を拡大して示す図である。図14は、比較例におけるブラシ電極10Zの分解した状態を示す正面図である。
図11および図12を参照して、ブラシ電極10Zは、上述の実施の形態1における放電電極10の保持部材12の代わりに、保持部材12Zを備えている。保持部材12Zは、矩形状の形状を有する保持部13を有している(図14)。保持部13は、かしめ変形されることで、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。かしめ変形によって、保持部13の左側の部分13mおよび右側の部分13nは、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を左右方向から内側に向けて挟持する。
複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、保持部13の左側の部分13mおよび右側の部分13nは、軸方向において互いに重なるようには配置されない。換言すると、保持部13の左側の部分13mを軸方向に投影したとしても、左側の部分13mの投影像は、右側の部分13nには重ならない。保持部13の端部f1,f2は、いわゆる突合せ構造を構成し、端部f1,f2の間には、軸方向に対して平行に延びる隙間が形成される。隙間が全く形成されないような突合せ構造を実現するのは、極めて困難である。当該構成によれば(図13参照)、保持部13の端部f1,f2の間に形成された隙間から、1本の糸状導電体11(図13に示す糸状導電体11f)の根元部分の全部が露出する。
保持部材12Zの保持部13は、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲の略全体を取り囲むように配置されているが、保持部材12Zの保持部13は、1本の糸状導電体11f(図13)の根元側の部分11cについては、保持力をほとんど付与していない。したがって、端部f1と端部f2との間から、1本の糸状導電体11fが抜け落ちてしまう可能性がある。
1本の糸状導電体11fが抜け落ちると、複数の糸状導電体11に付与されているかしめ力が弱まる。かしめ力が弱まることは、糸状導電体11が次々と抜け落ちることにも繋がり得る。1本の糸状導電体11fが抜け落ちることを防止するために接着剤を用いることも考えられるが、接着剤に熱風または炎が当てられると、接着剤の一部または全部が変形し、接着力が低下した結果、糸状導電体11fが端部f1,f2の間から抜け落ちてしまうおそれがある。
(他の比較例)
図11〜図14に示す場合に限られず、保持部材の保持部13は、帯状ではなくて、予め円筒形状に加工されている場合もある。この場合、複数の糸状導電体11は、束ねられた状態で、円筒形状を有する保持部13の内側に配置される。その後、円筒形状を有する保持部13の内側に接着剤が供給され、複数の糸状導電体11は、保持部材の保持部13に接着剤を用いて固定される。このような場合も、やはり接着剤を用いているため、接着剤に熱風または炎が当てられると接着剤の一部または全部が変形し、接着力が低下した結果、糸状導電体が抜け落ちてしまうおそれがある。
[第1変形例]
図15は、実施の形態1の第1変形例における放電電極10Aを示す正面図である。放電電極10A(ブラシ電極)は、上述の実施の形態1における放電電極10の保持部材12の代わりに、保持部材12Aを備えている。
保持部材12Aにおいては、第1保持部13aの先端d1が、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。中間部13hの端部e1についても同様に、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。
具体的には、先端d1のうちの糸状導電体11の先端側に位置する部分が、先端d1のうちの糸状導電体11の根元11b側に位置する部分に比べて、第1保持部13aの延在方向における前方に突出するように形成されている(換言すると、先端d1のうちの紙面内の上方側に位置する部分が、先端d1のうちの紙面内の下方側に位置する部分に比べて、紙面の左側に突出するように形成されている)。当該構成によれば、かしめ変形の際に、矢印AR1方向に示す周方向の締結力が複数の糸状導電体11に付与され、その結果、保持部13から上方に突出している複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが実施の形態1の場合に比べて大きくなる。
保持部材12Aにおいては、第3保持部13cの先端d3も、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。中間部13hの端部e3についても同様に、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。
具体的には、先端d3のうちの糸状導電体11の根元11b側に位置する部分が、先端d3のうちの糸状導電体11の先端側に位置する部分に比べて、第3保持部13cの延在方向における前方に突出するように形成されている(換言すると、先端d3のうちの紙面内の下方側に位置する部分が、先端d3のうちの紙面内の上方側に位置する部分に比べて、紙面の左側に突出するように形成されている)。当該構成によれば、かしめ変形の際に、矢印AR2方向に示す周方向の締結力が複数の糸状導電体11に付与され、その結果、保持部13から下方に突出している複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが実施の形態1の場合に比べて大きくなる。
[第2変形例]
図16は、実施の形態1の第2変形例における放電電極10Bを示す正面図である。放電電極10B(ブラシ電極)は、上述の実施の形態1における放電電極10の保持部材12の代わりに、保持部材12Bを備えている。
保持部材12Bにおいても、第1保持部13aの先端d1が、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。中間部13hの端部e1についても同様に、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。
具体的には、先端d1のうちの糸状導電体11の根元11b側に位置する部分が、先端d1のうちの糸状導電体11の先端側に位置する部分に比べて、第1保持部13aの延在方向における前方に突出するように形成されている(換言すると、先端d1のうちの紙面内の下方側に位置する部分が、先端d1のうちの紙面内の上方側に位置する部分に比べて、紙面の左側に突出するように形成されている)。当該構成によれば、かしめ変形の際に、矢印AR1方向に示す周方向の締結力が複数の糸状導電体11に付与され、その結果、保持部13から上方に突出している複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが実施の形態1の場合に比べて小さくなる。
保持部材12Bにおいては、第3保持部13cの先端d3も、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。中間部13hの端部e3についても同様に、軸方向に対して斜めに傾いて延びている。
具体的には、先端d3のうちの糸状導電体11の先端側に位置する部分が、先端d3のうちの糸状導電体11の根元11b側に位置する部分に比べて、第3保持部13cの延在方向における前方に突出するように形成されている(換言すると、先端d3のうちの紙面内の上方側に位置する部分が、先端d3のうちの紙面内の下方側に位置する部分に比べて、紙面の左側に突出するように形成されている)。当該構成によれば、かしめ変形の際に、矢印AR2方向に示す周方向の締結力が複数の糸状導電体11に付与され、その結果、保持部13から下方に突出している複数の糸状導電体11は、先端部の広がりが実施の形態1の場合に比べて小さくなる。
[実施の形態2]
図17および図18を参照して、実施の形態2における放電電極10C(ブラシ電極)について説明する。放電電極10Cと実施の形態1における放電電極10とは、放電電極10Cの保持部材12Cが、第3保持部13cを備えていないという点において相違している。
本実施の形態における保持部材12Cは、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図18中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bとを有している。中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図18)で囲まれた領域である。第1保持部13aおよび第2保持部13bも、矩形状の形状を有する。第1保持部13aと第2保持部13bとは、中間部13hから互いに逆方向に延在する。
第1保持部13aおよび第2保持部13bは、かしめ変形されることで、中間部13hとともに複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。かしめ変形によって、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を左右方向から内側に向けて挟持する。
複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、軸方向において互いに重なるように配置されている。換言すると、保持部材12の本体部14から遠ざかる軸方向に第2保持部13bを投影したとすると、第2保持部13bの投影像は、第1保持部13aに重なる。
図18に示すように、第1保持部13aは、その延在方向における端部に、先端d1を有している。第2保持部13bは、その延在方向における端部に、先端e2を有している。保持部13の中間部13hは、端部e1,d2を有している。先端d1,e2の形状は、端部e1,d2の形状に対応している。先端d1,e2および端部e1,d2は、いずれも軸方向に対して平行に延びている。
保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第1保持部13aの先端d1は、中間部13hの端部e1にわずかな間隔を空けて対向している。同様に、第2保持部13bの先端e2は、中間部13hの端部d2にわずかな間隔を空けて対向している。先端d1は、端部e1に接していても構わない。先端e2は、端部d2に接していても構わない。
以上のような構成を備える保持部材12Cを用いる場合であっても、実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることができる。なお、周方向(時計回り方向および反時計回り方向)における締結力としては、実施の形態2の保持部材12Cは、実施の形態1の保持部材12に比べてアンバランスな締結力を複数の糸状導電体11に付与するため、複数の糸状導電体11は、先端部の広がりがやや大きい形状を形成することが可能となる。
[実施の形態3]
図19および図20を参照して、実施の形態3における放電電極10D(ブラシ電極)について説明する。放電電極10Dと実施の形態1における放電電極10とは、放電電極10Dの保持部材12Dが、矩形状の第4保持部13dをさらに備えているという点において相違している。
本実施の形態の保持部材12Dは、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図20中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bと、第3保持部13cと、第4保持部13dとを有している。中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図20)で囲まれた領域である。
第1保持部13aおよび第3保持部13cは、中間部13hから同じ方向に延在する。第2保持部13bおよび第4保持部13dは、中間部13hから同じ方向に延在する。第1保持部13aおよび第3保持部13cと、第2保持部13bおよび第4保持部13dとは、中間部13hから互いに逆方向に延在する。言い換えれば、第1保持部13aおよび第3保持部13cが中間部13hから第1の方向に向かって延在しているとすると、第2保持部13bおよび第4保持部13dは、第1の方向とは逆向きの第2の方向に向かって中間部13hから延在している。
第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13cおよび第4保持部13dは、かしめ変形されることで、中間部13hとともに複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。かしめ変形によって、第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13cおよび第4保持部13dは、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を左右方向から内側に向けて挟持する。
複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13cおよび第4保持部13dは、軸方向において互いに重なるように配置されている。第4保持部13dは、その延在方向における先端に、先端e4を有している。保持部13の中間部13hは、端部d4をさらに有している。先端d1,e2,d3,e4の形状は、端部e1,d2,e3,d4の形状に対応している。本実施の形態においては、先端d1,e2,d3,e4および端部e1,d2,e3,d4は、いずれも軸方向に対して平行に延びている。
保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第4保持部13dの先端e4は、中間部13hの端部d4にわずかな間隔を空けて対向している。先端e4は、端部d4に接していても構わない。以上のような構成を備える保持部材12Dを用いる場合であっても、実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態4]
図21および図22を参照して、実施の形態4における放電電極10E(ブラシ電極)について説明する。放電電極10Eと実施の形態3における放電電極10とは、放電電極10Eの保持部材12Eが、矩形状の第5保持部13eをさらに備えているという点において相違している。
本実施の形態の保持部材12Eは、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図22中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bと、第3保持部13cと、第4保持部13dと、第5保持部13eとを有している。中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図22)で囲まれた領域である。
第1保持部13a、第3保持部13cおよび第5保持部13eは、中間部13hから同じ方向に延在する。第2保持部13bおよび第4保持部13dは、中間部13hから同じ方向に延在する。第1保持部13a、第3保持部13cおよび第5保持部13eと、第2保持部13bおよび第4保持部13dとは、中間部13hから互いに逆方向に延在する。言い換えれば、第1保持部13a、第3保持部13cおよび第5保持部13eが中間部13hから第1の方向に向かって延在しているとすると、第2保持部13bおよび第4保持部13dは、第1の方向とは逆向きの第2の方向に向かって中間部13hから延在している。
第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13c、第4保持部13dおよび第5保持部13eは、かしめ変形されることで、中間部13hとともに複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置される。かしめ変形によって、第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13c、第4保持部13dおよび第5保持部13eは、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を左右方向から内側に向けて挟持する。
複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13a、第2保持部13b、第3保持部13c、第4保持部13dおよび第5保持部13eは、軸方向において互いに重なるように配置されている。第5保持部13eは、その延在方向における先端に、先端d5を有している。保持部13の中間部13hは、端部e5をさらに有している。先端d1,e2,d3,e4,d5の形状は、端部e1,d2,e3,d4,e5の形状に対応している。本実施の形態においては、先端d1,e2,d3,e4,d5および端部e1,d2,e3,d4,e5は、いずれも軸方向に対して平行に延びている。
保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第5保持部13eの先端d5は、中間部13hの端部e5にわずかな間隔を空けて対向している。先端d5は、端部e5に接していても構わない。以上のような構成を備える保持部材12Eを用いる場合であっても、実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態6]
図23および図24を参照して、実施の形態6における放電電極10F(ブラシ電極)について説明する。放電電極10Fと実施の形態1における放電電極10とは、放電電極10Fが、保持部材12Fを備えているという点において相違している。
本実施の形態における保持部材12Fは、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図24中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bとを有している。中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図24)で囲まれた領域である。第1保持部13aと第2保持部13bとは、いずれも直角三角形状の形状を有しており、中間部13hから互いに逆方向に延在する。
本実施の形態においても、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、軸方向において互いに重なるように配置されている。換言すると、保持部材12の本体部14から遠ざかる軸方向に第2保持部13bを投影したとすると、第2保持部13bの投影像は、第1保持部13aに重なる。
本実施の形態においては、第1保持部13aの先端d1および第2保持部13bの先端e2は、いずれも軸方向に対して斜めに傾いて延びている。保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第1保持部13aの先端d1は、第2保持部13bの先端e2にわずかな間隔を空けて対向している(図23参照)。当該構成によっても、第1保持部13aの先端d1と第2保持部13bの先端e2との間から、1本の糸状導電体11の根元部分の全部が露出することはない。
保持部材12Fの保持部13も、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲の全体を取り囲むように配置されるとともに、かしめ変形によって、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの全体に対して保持力を付与している。したがって、先端d1,e2の間から、1本の糸状導電体11が抜け落ちてしまうようなことはない。実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることが可能となる。
[実施の形態7]
図25および図26を参照して、実施の形態7における放電電極10G(ブラシ電極)について説明する。放電電極10Gと実施の形態1における放電電極10とは、放電電極10Gが、保持部材12Gを備えているという点において相違している。
本実施の形態における保持部材12Gは、保持部13と、本体部14とから構成される。保持部13は、全体として図26中の左右方向に延びる略帯状に形成される。本実施の形態の保持部13は、中間部13hと、第1保持部13aと、第2保持部13bとを有している。中間部13hは、矩形状の形状を有する。中間部13hは、保持部13のうちの点線(図26)で囲まれた領域である。第1保持部13aと第2保持部13bとは、いずれも台形状の形状を有しており、中間部13hから互いに逆方向に延在する。
本実施の形態においても、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cが延びている方向を軸方向とすると、第1保持部13aおよび第2保持部13bは、軸方向において互いに重なるように配置されている。換言すると、保持部材12の本体部14から遠ざかる軸方向に第2保持部13bを投影したとすると、第2保持部13bの投影像は、第1保持部13aに重なる。
本実施の形態においては、第1保持部13aの先端d1a、第2保持部13bの先端e1c、中間部13hの端部d1c,e1aは、いずれも軸方向に対して平行に延びている。一方、第1保持部13aの先端d1bおよび第2保持部13bの先端e1bは、いずれも軸方向に対して斜めに延びている。
保持部13が複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲を取り囲むように配置されている状態において、第1保持部13aの先端d1aは、中間部13hの端部e1aにわずかな間隔を空けて対向している(図25参照)。第1保持部13aの先端d1bは、第2保持部13bの先端e1bにわずかな間隔を空けて対向している。中間部13hの端部d1cは、第2保持部13bの先端e1cにわずかな間隔を空けて対向している。当該構成によっても、第1保持部13aと第2保持部13bとの間から、1本の糸状導電体11の根元部分の全部が露出することはない。
保持部材12Gの保持部13も、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの周囲の全体を取り囲むように配置されるとともに、かしめ変形によって、複数の糸状導電体11の根元側の部分11cの全体に対して保持力を付与している。したがって、1本の糸状導電体11が抜け落ちてしまうようなことはない。実施の形態1と略同様の作用および効果を得ることが可能となる。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,20 放電電極(ブラシ電極)、10Z ブラシ電極、11 糸状導電体、11a,d1,d1a,d1b,d3,d5,e1c,e1b,e2,e4 先端、11b 根元、11c 根元側の部分、11f 1本の糸状導電体、12,12A,12B,12C,12D,12E,12F,12G,12Z 保持部材、13 保持部、13a 第1保持部、13b 第2保持部、13c 第3保持部、13d 第4保持部、13e 第5保持部、13h 中間部、13m 左側の部分、13n 右側の部分、14 本体部、30 筐体、31,32 誘導電極、40 蓋部材、41,42 ボス、51,52 プリント基板、53 回路基板、54 回路部品、55 トランス、56 絶縁材料、57,58 孔、100 イオン発生装置、200 熱風、300 炎、d1c,d2,d4,e1,e1a,e3,e5,f1,f2 端部。
本発明は、上記のような実情に鑑みて為されたものであって、数の糸状導電体が保持部材から脱落することを抑制可能なブラシ電極を備えたイオン発生装置、およびそのようなブラシ電極の製造方法を提供することを目的とする。

Claims (5)

  1. 誘導電極と、
    前記誘導電極との間でイオンを発生させる放電電極と、を備え、
    前記放電電極は、
    先端および根元を有する複数の糸状導電体と、
    前記複数の糸状導電体の根元側の部分を束ねて保持する保持部材と、を含み、
    前記保持部材は、
    中間部と、
    前記中間部から互いに逆方向に延在し、かしめ変形されることで前記中間部とともに前記複数の糸状導電体の前記根元側の部分の周囲を取り囲むように配置される第1保持部および第2保持部と、を有し、
    前記複数の糸状導電体の前記根元側の部分が延びている方向を軸方向とすると、前記第1保持部および前記第2保持部は、前記軸方向において互いに重なるように配置されている、
    イオン発生装置。
  2. 前記保持部材は、前記中間部から前記第1保持部と同じ方向に延在する第3保持部をさらに有し、
    前記軸方向において、前記第2保持部は、前記第1保持部と前記第3保持部との間に位置している、
    請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記第1保持部の延在方向における先端および前記第3保持部の延在方向における先端は、前記軸方向に対して平行に延びている、
    請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 複数の糸状導電体を保持部材上に配置する工程と、
    前記保持部材を部分的にかしめ変形させることで、前記保持部材に前記複数の糸状導電体の根元側の部分を束ねて保持させる工程と、を備え、
    前記保持部材は、
    中間部と、
    前記中間部から互いに逆方向に延在し、かしめ変形されることで前記中間部とともに前記複数の糸状導電体の前記根元側の部分の周囲を取り囲むように配置される第1保持部および第2保持部と、を有し、
    前記複数の糸状導電体の前記根元側の部分が延びている方向を軸方向とすると、前記第1保持部および前記第2保持部は、前記軸方向において互いに重なるように配置されている、
    ブラシ電極の製造方法。
  5. 前記複数の糸状導電体の各々は、被覆層を表面に有しており、
    前記保持部材に保持された前記複数の糸状導電体に熱風または炎を当てることで、前記複数の糸状導電体の前記被覆層を除去する工程をさらに備える、
    請求項4に記載のブラシ電極の製造方法。
JP2015138456A 2015-07-10 2015-07-10 イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法 Active JP6595823B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015138456A JP6595823B2 (ja) 2015-07-10 2015-07-10 イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法
CN201680013200.8A CN107710533B (zh) 2015-07-10 2016-02-10 离子发生装置及刷状电极的制造方法
PCT/JP2016/053916 WO2017010113A1 (ja) 2015-07-10 2016-02-10 イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015138456A JP6595823B2 (ja) 2015-07-10 2015-07-10 イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017021982A true JP2017021982A (ja) 2017-01-26
JP6595823B2 JP6595823B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=57757255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015138456A Active JP6595823B2 (ja) 2015-07-10 2015-07-10 イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6595823B2 (ja)
CN (1) CN107710533B (ja)
WO (1) WO2017010113A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180053620A1 (en) * 2015-08-05 2018-02-22 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generation device and electrical device
US10748733B2 (en) 2015-09-02 2020-08-18 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generation device, method for producing ion generating device, and electrical device
WO2021124589A1 (ja) * 2019-12-21 2021-06-24 株式会社ケンエー 放電ブラシ電極、及び放電ブラシ電極の製造方法
WO2022230581A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 シャープ株式会社 放電装置
WO2022230580A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 シャープ株式会社 放電装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6869271B2 (ja) * 2017-02-13 2021-05-12 シャープ株式会社 放電電極
JP6936850B2 (ja) * 2017-04-10 2021-09-22 シャープ株式会社 放電装置および電気機器
CN111193193B (zh) * 2020-01-19 2021-08-31 杭州清稞科技有限公司 一种放电电极组件的制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4997384U (ja) * 1972-12-15 1974-08-22
JP2003229232A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Nihon Seimitsu Co Ltd 電極および電極の製造方法
JP2003249284A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk アルミ電線用圧着端子
JP2010073320A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Yazaki Corp 圧着端子の圧着構造
JP2012243504A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Sharp Corp イオン発生装置およびそれを用いた電気機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1658455A (zh) * 2004-02-18 2005-08-24 谢裕铭 负离子产生器的电极结构及其制造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4997384U (ja) * 1972-12-15 1974-08-22
JP2003229232A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Nihon Seimitsu Co Ltd 電極および電極の製造方法
JP2003249284A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk アルミ電線用圧着端子
JP2010073320A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Yazaki Corp 圧着端子の圧着構造
JP2012243504A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Sharp Corp イオン発生装置およびそれを用いた電気機器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180053620A1 (en) * 2015-08-05 2018-02-22 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generation device and electrical device
US10910186B2 (en) * 2015-08-05 2021-02-02 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generation device with brush-like discharge electrodes
US10748733B2 (en) 2015-09-02 2020-08-18 Sharp Kabushiki Kaisha Ion generation device, method for producing ion generating device, and electrical device
WO2021124589A1 (ja) * 2019-12-21 2021-06-24 株式会社ケンエー 放電ブラシ電極、及び放電ブラシ電極の製造方法
JPWO2021124589A1 (ja) * 2019-12-21 2021-12-23 株式会社ケンエー 放電ブラシ電極、及び放電ブラシ電極の製造方法
JP7049040B2 (ja) 2019-12-21 2022-04-06 株式会社ケンエー 放電ブラシ電極、及び放電ブラシ電極の製造方法
WO2022230581A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 シャープ株式会社 放電装置
WO2022230580A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 シャープ株式会社 放電装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107710533A (zh) 2018-02-16
JP6595823B2 (ja) 2019-10-23
WO2017010113A1 (ja) 2017-01-19
CN107710533B (zh) 2019-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6595823B2 (ja) イオン発生装置およびブラシ電極の製造方法
WO2017022255A1 (ja) イオン発生装置および電気機器
JP4918628B2 (ja) イオン発生装置及びイオン発生素子
WO2017038111A1 (ja) イオン発生装置、イオン発生装置の製造方法、および電気機器
JP2011134702A (ja) フラットケーブル用コネクタ、ハーネス、及びハーネスの製造方法
JP2018147564A (ja) 端子付きシールド電線
JP2011146332A (ja) 電線の端末処理方法
JP2009205982A (ja) 導電体および導電体の製造方法
JP2017004862A (ja) ワイヤーハーネス及び電線保持部材
TWM591600U (zh) 負離子產生器及具有負離子產生器之穿戴式空氣清淨裝置
US9355825B2 (en) Ionization vacuum gauge
JP6591823B2 (ja) イオン発生装置および電気機器
JP2016100200A (ja) シールド電線及びその製造方法
WO2018055787A1 (ja) 放電装置および電気機器
WO2017208893A1 (ja) 分岐ワイヤーハーネス
JP7115863B2 (ja) 電線挿通用治具
WO2018055784A1 (ja) 放電装置および電気機器
JP2001345163A (ja) 放電素子
JP2019160706A (ja) 電気接続ユニット材及び電気接続ユニット材セット
JP7049040B2 (ja) 放電ブラシ電極、及び放電ブラシ電極の製造方法
JPWO2018146833A1 (ja) 放電電極
WO2022230580A1 (ja) 放電装置
WO2022230581A1 (ja) 放電装置
JP2006246655A (ja) コルゲートチューブの取付構造、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの製造方法
CN107045905A (zh) 线束制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6595823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150