JP6869271B2 - 放電電極 - Google Patents

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Description

本発明は、放電電極に関する。本出願は、2017年2月13日に出願した日本特許出願である特願2017−023997号に基づく優先権を主張する。当該日本特許出願に記載された全ての記載内容は、参照によって本明細書に援用される。
特開2003−229232号公報(特許文献1)には、金属パイプと、カーボン繊維の束とを備え、金属パイプの一方端にカーボン繊維の束を圧着固定している電極が開示されている。
特開2003−229232号公報
イオン発生装置等に設けられた放電電極を長期使用すると、空気中の埃などの異物が放電電極の先端部に経時的に付着し、放電が阻害される。
本発明の目的は、放電の阻害を抑制できる放電電極を提供することである。
本発明に係る放電電極は、筒状の接合部と、複数の糸状の導電体とを備える。複数の導電体は、接合部によって束ねられた基端部を各々有する。基端部は、接合部の軸方向に対して傾きを有して配置されている。
上記の放電電極によると、放電電極への異物の付着量を低減することができ、異物付着による放電の阻害を抑制することができる。
上記の放電電極において、接合部は、内周面を有する。内周面に近く配置されている基端部は、内周面から離れて配置されている基端部よりも、より大きい傾きを有している。
上記の放電電極によると、放電電極への異物の付着量をより低減することができ、異物付着による放電の阻害をより抑制することができる。
上記の放電電極において、接合部は、内周面を有する。内周面には、軸方向に対して斜めに延びるガイドが形成されている。これにより、放電電極への異物の付着量を確実に低減することができ、異物付着による放電の阻害を抑制することができる。
上記の放電電極において、導電体の先端面は、導電体の長手方向に対して傾いている。これにより、効率よく放電することができる。
上記の放電電極において、導電体および接合部の少なくとも一方を囲い、接合部の外径よりも大きい外径を有する、筒状の大径部が設けられている。これにより、放電電極を小型化することが可能となる。
上記の放電電極において、大径部は、接合部を囲う。これにより、効率のよい放電効果を確保しながら、放電電極を小型化することが可能となる。
上記の放電電極において、接合部は、接合部から導電体が突出する端部を有する。大径部は、端部に設けられている。これにより、効率のよい放電効果を確保しながら、放電電極をより小型化することが可能となる。
本発明によれば、放電の阻害を抑制できる放電電極を実現することができる。
本発明の実施の形態1における放電電極が設けられているイオン発生装置を示す斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の平面図である。 図1に示すIII−III線に沿うイオン発生装置の断面図である。 放電電極の先端部付近の斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の構成を示す回路図である。 図4に示すVI−VI線に沿う放電電極の断面の概略図である。 1本の導電体の先端部の拡大図である。 先端部を切り揃える前後における1本の導電体を示す図である。 実施の形態1に従う接合部を展開した概略図である。 実施の形態2に従う接合部を展開した概略図である。 実施の形態3に従う接合部を展開した概略図である。 実施の形態4に従う接合部を展開した概略図である。 本発明の実施の形態5における放電電極が設けられているイオン発生装置を示す斜視図である。 図13に示したイオン発生装置の平面図である。 図13に示すXV−XV線に沿うイオン発生装置の断面図である。 実施の形態5に従う大径部が設けられた放電電極を示す概略図である。 実施の形態5に従う大径部の一例を示す図である。 実施の形態6に従う大径部が設けられた放電電極を示す概略図である。 実施の形態7に従う大径部が設けられた放電電極を示す概略図である。 図19に示す接合部の展開図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
<イオン発生装置>
図1は、本発明の実施の形態1における放電電極1,2が設けられているイオン発生装置を示す斜視図である。図2は、図1に示したイオン発生装置の平面図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿うイオン発生装置の断面図である。まず、図1〜図3を参照して、イオン発生装置の構造について詳細に説明する。
イオン発生装置は、2本の放電電極1,2と、環状の誘導電極3,4と、2枚の長方形状のプリント基板5,6とを備えている。誘導電極3は、放電電極1との間に電界を形成するための電極である。誘導電極4は、放電電極2との間に電界を形成するための電極である。放電電極1は、誘導電極3との間で、正イオンを発生するための電極である。放電電極2は、誘導電極4との間で、負イオンを発生するための電極である。
プリント基板5,6は、所定の間隔を開けて、図3中の上下に平行に配置されている。誘導電極3は、プリント基板5の長手方向の一方端部の表面に、プリント基板5の配線層を用いて形成されている。誘導電極3の内側には、プリント基板5を貫通する孔5aが開口されている。誘導電極4は、プリント基板5の長手方向の他方端部の表面に、プリント基板5の配線層を用いて形成されている。誘導電極4の内側には、プリント基板5を貫通する孔5bが開口されている。誘導電極3,4は、プリント基板5の配線層によって低コストで形成されており、これによりイオン発生装置の製造コストが低減されている。
なお、誘導電極3,4は、プリント基板5の配線層を用いて形成されていなくてもよい。誘導電極3,4は、各々が金属板で形成されていてもよい。また、誘導電極3,4の各々は、環状でなくてもかまわない。
図4は、放電電極1の先端部付近の斜視図である。放電電極1は、筒状の接合部7aと、複数の糸状の導電体7とを備える。接合部7aは、軸方向DR1に延びている。軸方向DR1は、筒状の接合部7aの軸に沿う方向である。接合部7aは、複数の導電体7を束ねる。接合部7aは、端部21を有する。複数の導電体7は、端部21から突出している。複数の導電体7は、接合部7aを貫通している。複数の導電体7の先端部は、ブラシ状に形成されている。
導電体7は、導電性の材料で形成されている。導電体7はたとえば、金属、カーボン繊維、導電性繊維、または導電性樹脂製であってもよい。導電体7の1本当たりの外径は、5μm以上30μm以下である。導電体7の太さを5μm以上にすることにより、導電体7の機械的強度を確保するとともに、導電体7の電気磨耗が抑制されている。導電体7,8の太さを30μm以下にすることにより、髪の毛のように撓る導電体7,8が形成され、導電体7,8の広がりおよび揺れ動きが起こりやすくなる。
導電体7は、外径7μmのカーボン繊維であってもよく、または、外径12μmもしくは25μmのSUS製の導電性繊維であってもよい。
導電体7が接合部7aから突出する長さが短すぎると、導電体7が撓りにくくなるので、導電体7の広がりおよび揺れ動きが小さくなり、効率よく放電することができない。そのため、導電体7が接合部7aから突出する長さは、3mm以上とする。導電体7は、接合部7aに対して4.5mm以上突出していてもよい。
接合部7aには、接合部7aを支える支持部11が設けられている。支持部11は、軸方向DR1に延びている。支持部11は、接合部7a部に対して導電体7の先端部と反対側に形成されている。
図3に示すように、放電電極1,2の各々は、プリント基板5,6に対して垂直に設けられている。放電電極1の接合部7aに設けられている支持部11は、プリント基板6の孔に挿嵌されており、プリント基板5の孔5aを貫通している。放電電極2の接合部8aに設けられている支持部12は、プリント基板6の孔に挿嵌されており、プリント基板5の孔5bを貫通している。放電電極1,2の各々の基端部は、半田によってプリント基板6に固定されている。
また、このイオン発生装置は、プリント基板5,6よりも若干大きな長方形の開口部を有する直方体状の筐体10と、回路基板16と、回路部品17と、トランス18とを備えている。
筐体10は、絶縁性の樹脂で形成されている。筐体10の下部は上部よりも若干小さく形成されており、筐体10の内壁において筐体10の上部と下部の境界には段差が形成されている。また、筐体10の下部は、仕切り板10aによって長手方向に2分割されている。トランス18は、仕切り板10aの一方側の底に収容されている。回路基板16は、仕切り板10aの他方側の空間を閉じるように、仕切り板10aと段差の上に設けられている。回路部品17は、回路基板16の下面に搭載され、仕切り板10aの他方側の空間に収容されている。
プリント基板5,6は、筐体10の上部に水平に収容されている。回路基板16とトランス18とプリント基板5,6とは、配線によって電気的に接続されている。樹脂などの絶縁材料19が、筐体10の開口部まで充填されている。誘導電極3,4は、絶縁材料19により密閉されている。放電電極1,2の各々は、絶縁材料19から突出している。
なお、トランス18の1次側に接続されている回路部品17は絶縁材料19によって絶縁する必要がないので、仕切り板10aの他方側の空間には絶縁材料19を充填していない。
<回路図>
図5は、図1に示したイオン発生装置の構成を示す回路図である。イオン発生装置は、放電電極1,2および誘導電極3,4の他に、電源端子T1、接地端子T2、ダイオード32,33および昇圧トランス31を備えている。図5の回路のうちの放電電極1,2および誘導電極3,4以外の部分は、図1では回路基板16、回路部品17、およびトランス18などで構成されている。なお、放電電極1を構成するブラシ状の導電体7,8は、図5では図示を省略されている。
電源端子T1および接地端子T2には、それぞれ直流電源の正極および負極が接続されている。電源端子T1には直流電源電圧(たとえば+12Vまたは+15V)が印加され、接地端子T2は接地されている。電源端子T1および接地端子T2は、電源回路30を介して、昇圧トランス31に接続されている。
昇圧トランス31は、1次巻線31aおよび2次巻線31bを含んでいる。2次巻線31bの一方端子は誘導電極3,4に接続されており、他方端子はダイオード32のカソードおよびダイオード33のアノードに接続されている。ダイオード32のアノードは放電電極1の接合部7aに接続されており、ダイオード33のカソードは放電電極2の接合部8aに接続されている。
次に、このイオン発生装置の動作について説明する。電源端子T1および接地端子T2間に直流電源電圧が印加されると、電源回路30が有しているコンデンサ(不図示)に電荷が充電される。コンデンサに充電された電荷は、昇圧トランス31の1次巻線31aを介して放電され、1次巻線31aにはインパルス電圧が発生する。
1次巻線31aにインパルス電圧が発生すると、2次巻線31bに正および負の高電圧パルスが交互に減衰しながら発生する。正の高電圧パルスはダイオード32を介して放電電極1に印加され、負の高電圧パルスはダイオード33を介して放電電極2に印加される。これにより、放電電極1,2の先端部の導電体7,8でコロナ放電が発生し、それぞれ正イオンおよび負イオンを発生する。
なお、正イオンは、水素イオン(H)の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、H(HO)(mは0以上の任意の整数)と表わされる。負イオンは、酸素イオン(O )の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、O (HO)(nは0以上の任意の整数)と表わされる。
また、正イオンおよび負イオンを室内に放出すると、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その表面上で互いに化学反応を起こす。その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などが除去される。
<放電電極1>
図1から図5で説明したイオン発生装置に適用できる放電電極1について詳細に説明する。イオン発生装置の2本の放電電極1,2のうち放電電極1について例示するが、放電電極2も放電電極1と同様の構成を有している。
図6は、図4に示すVI−VI線に沿う放電電極1の断面の概略図である。図6では複数の導電体7を簡略化して記載している。複数の導電体7は、接合部7aによって束ねられた基端部25を各々有する。基端部25は、導電体7のうち接合部7aによって囲われている部分(図6中の二点鎖線の間の領域)である。基端部25は、軸方向DR1に対して傾きを有して配置されている。
基端部25が軸方向DR1に対して傾きを有することにより、導電体7は、端部21から軸方向DR1に対して傾いて突出することになる。これにより、放電電極1の先端部がブラシのように開く形状となる。複数の導電体7の先端部がブラシ状に開くことにより、図4に示す導電体7の先端部が存在している領域の面積は、軸方向DR1方向に直交する平面における複数の導電体7の断面積の合計の30倍以上となる。
複数の導電体7の先端部がブラシ状に広がっていることにより、導電体7の先端部の間隔が大きくなるため、導電体7の先端部に付着した異物が一体化しにくくなる。導電体7は揺れ動きが起きやすくなっているので、導電体7から異物を容易に除去することができる。異物の放電電極1からの離脱を容易にし、結果として放電電極1の先端部への異物の付着量を低減することで、異物付着による放電の阻害を抑制することができる。さらに、放電電極1の清掃周期を長くすることができ、放電電極1のメンテナンス性が向上する。
図6に示すように、筒状の接合部7aは、内周面22を有する。内周面22から離れた基端部25aの軸方向DR1に対する角度をθ1とし、内周面22に近い基端部25bの軸方向DR1に対する角度をθ2とすると、θ1<θ2となる。
内周面22の近くに配置されている基端部25ほど軸方向DR1に対する傾きを大きくすることで、放電電極1の先端部がブラシ状にバランスよく広がり、導電体7の先端部が存在している領域において導電体7の先端部の間隔が広い領域が多くなる。導電体7の先端部の間隔が広い領域では導電体7の先端部に付着した異物が一体化しにくい。そのため、放電電極1の先端部への異物の付着量をより低減できるので、異物付着による放電の阻害をより抑制することができる。
図7は、1本の導電体7の先端部の拡大図である。導電体7は、先端面20を有する。先端面20は、導電体7の長手方向DR2に対して傾いている。たとえば導電体7が円筒状である場合、先端面20は楕円状となる。先端面20が長手方向DR2に対して傾いていることにより、導電体7の先端部が鋭くなる。
図8(A)は、先端部を切り揃える前の1本の導電体7を示す図である。図8(B)は、先端部を切り揃えた後の1本の導電体7を示す図である。接合部7aにて複数の導電体7を束ねた後に、複数の導電体7の先端部を、図8(A)に示す軸方向DR1に直交する平面Pで切り揃える。図6に示すように基端部25が内周面22に近く配置されている導電体7ほど先端部が軸方向DR1に対して傾いている。そのため、図8(B)中の円で囲われた部分のように、導電体7の先端部が鋭くなる。導電体7の先端部が鋭くなることにより、効率よく放電することができる。
図9は、実施の形態1に従う接合部7aを展開した概略図である。接合部7aは、凸部23および凹部24を有する。図4に示すように、接合部7aで複数の導電体7を束ねる際は、接合部7aで複数の導電体7を囲って、凸部23と凹部24とを嵌め合わせる。
内周面22には、軸方向DR1に対して斜めに延びるガイド15が形成されている。実施の形態1において、ガイド15は、畝状である。畝状のガイド15は、内周面22に対して凸状の形状を有する。
軸方向DR1に直交する平面における畝の断面形状は円弧状であってもよく、三角形状および四角形状等の多角形状でもよい。
ガイド15が形成されていることにより、図6に示す基端部25は、畝状のガイド15に沿うように配置される。そのため、基端部25は軸方向DR1に対して確実に傾きを有することになる。これにより、放電電極1の先端部が確実にブラシ状に広がり、異物付着による放電の阻害を抑制することができる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に従う接合部7aを展開した概略図である。実施の形態1の畝状のガイド15とは異なり、実施の形態2においては、溝状のガイド15が、軸方向DR1に対して斜めに延びている。溝状のガイド15は、内周面22に対して窪んでいる。図7に示す基端部25が溝に嵌まるように配置されることで、基端部25は軸方向DR1に対して傾きを有する。軸方向DR1に直交する平面における溝の断面形状は円弧状であってもよく、三角形状および四角形状等の多角形状でもよい。
実施の形態2に従う接合部7aにおいても、実施の形態1に従う接合部7aと同様に、放電電極1の先端部の異物付着による放電の阻害を抑制する効果が得られる。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3に従う接合部7aを展開した概略図である。実施の形態1の畝状のガイド15とは異なり、実施の形態3において、軸方向DR1に対して斜めに延びる傾斜面34が階段状に連なってガイド15が形成されている。図7に示す基端部25が傾斜面34に沿うように配置されることで、基端部25は軸方向DR1に対して傾きを有する。
実施の形態3に従う接合部7aにおいても、実施の形態1に従う接合部7aと同様に、放電電極1の先端部の異物付着による放電の阻害を抑制する効果が得られる。
(実施の形態4)
図12は、実施の形態4に従う接合部7aを展開した概略図である。実施の形態1の畝状のガイド15とは異なり、実施の形態4において、突起部26が軸方向DR1に対して斜めに並ぶことによってガイド15が形成されている。図7に示す基端部25が突起部26に沿うように配置されることで、基端部25は軸方向DR1に対して傾きを有する。
実施の形態4に従う接合部7aにおいても、実施の形態1に従う接合部7aと同様に、放電電極1の先端部の異物付着による放電の阻害を抑制する効果が得られる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について、図を参照して詳細に説明する。図13は、本発明の実施の形態5における放電電極1,2が設けられているイオン発生装置を示す斜視図である。図14は、図13に示したイオン発生装置の平面図である。図15は、図13に示すXV−XV線に沿うイオン発生装置の断面図である。放電電極1以外の構成は図1から図5で説明したイオン発生装置と同じ構成となっている。
<大径部27>
図16は、実施の形態5に従う大径部27が設けられた放電電極1を示す概略図である。筒状の大径部27は、接合部7aよりも大きい外径を有している。大径部27は、接合部7aを囲う。大径部27は、端部21に設けられている。
大径部27は、大径部27の外径の端縁部である外径縁29を有する。外径縁29は、導電体7の先端部側に形成されている。
放電電極1に高電圧が印加されると、導電体7のうち1本または複数本が、図15に示す異極である誘導電極3に電気的に引き寄せられ、誘導電極3側に大きく曲がる場合がある。誘導電極3は、導電体7に対して絶縁材料19側に配置されているため、導電体7は絶縁材料19に向かって折れ曲がる。
折れ曲がった導電体7が絶縁材料19と接触すると異常放電が発生する不具合等が生じる。そのため、従来の放電電極においては、導電体が折れ曲がっても絶縁材料と接触しないように、基端長(図12中のL2に相当)がブラシ長(図12中のL1に相当)よりも大きくなるように基端長を設定している。
放電電極1に大径部27を設けることで、放電電極1に高電圧が印加され導電体7が大きく曲がった場合であっても、導電体7が端部21で折れ曲がった後、外径縁29を経由して導電体7が折れ曲がる。そのため、基端長L2をブラシ長L1よりも小さく設定しても、折れ曲がった導電体7dが絶縁材料19と接触しない。これにより、放電電極1を小型化することが可能となる。
さらに、接合部7aを囲うように大径部27を設けていることで、通電時に複数の導電体7が大径部27に妨げられることなくブラシ状に広がることができる。導電体7がブラシ状に広がることにより、異物付着による放電の阻害を抑制することができるため、効率のよい放電効果を確保することができる。
図17は、実施の形態5に従う大径部27の一例を示す図である。接合部7aには端部21からつば状に延びる大径部27が設けられている。大径部27と接合部7aとが一体となっている鳩目金具形状の部品を放電電極1に採用することで、製造コストを低減することができる。
(実施の形態6)
図18は、実施の形態6に従う大径部27が設けられた放電電極1を示す概略図である。実施の形態6においても、実施の形態5と同様に接合部7aを囲うように大径部27が設けられているが、実施の形態5と異なり接合部7aにおける端部21以外の部分に大径部27が設けられている。大径部27には、たとえば熱収縮チューブが用いられる。
接合部7aにおける端部21以外の部分に大径部27が設けられている場合であっても、放電電極1に高電圧が印加され導電体7が端部21で折れ曲がった後、外径縁29を経由して導電体7が折れ曲がるため、基端長L2をブラシ長L1よりも小さく設定することが可能である。
実施の形態6に従う大径部27においても、実施の形態5に従う大径部27と同様に、効率のよい放電効果を確保しながら、放電電極1を小型化することが可能となる。
(実施の形態7)
図19は、実施の形態7に従う大径部27が設けられた放電電極1を示す概略図である。実施の形態5に従う接合部7aを囲う大径部27と異なり、実施の形態7に従う大径部27は、複数の導電体7を囲う。図20は、図19に示す接合部7aおよび大径部27の展開図である。大径部27は、接合部7aに対して導電体7の先端部側に配置されている。図19中の矢印Aに従って、接合部7aで導電体7を囲い、導電体7を固定する。図19中の矢印Bに従って、大径部27で導電体7を囲うように丸める。大径部27の内周面は、非通電時において導電体7と接触していない。
大径部27が複数の導電体7を囲うように設けられていても、放電電極1に高電圧が印加され導電体7が端部21で折れ曲がった後、外径縁29を経由して導電体7が折れ曲がるため、基端長L2をブラシ長L1よりも小さく設定することが可能となる。実施の形態7に従う大径部27においても、放電電極1を小型化することが可能となる。
実施の形態5から実施の形態7で説明した大径部27を実施の形態1から実施の形態4で示した放電電極1に適用することも可能である。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は請求の範囲によって画定され、また請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 放電電極、3,4 誘導電極、5,6 プリント基板、5a,5b 孔、7,7d,8 導電体、7a,8a 接合部、10 筐体、11,12 支持部、15 ガイド、16 回路基板、17 回路部品、18 トランス、19 絶縁材料、20 先端面、21 端部、22 内周面、23 凸部、24 凹部、25,25a,25b 基端部、26 突起部、27 大径部、29 外径縁、30 電源回路、31 昇圧トランス、34 傾斜面、P 平面、DR1 軸方向、DR2 長手方向、L1 ブラシ長、L2 基端長、T1 電源端子、T2 接地端子。

Claims (7)

  1. 筒状の接合部と、
    前記接合部によって束ねられた基端部を各々有する、複数の糸状の導電体とを備え、
    前記基端部は、前記接合部の軸方向に対して傾きを有して配置されている、放電電極。
  2. 前記接合部は、内周面を有し、
    前記内周面に近く配置されている前記基端部は、前記内周面から離れて配置されている前記基端部よりも、より大きい前記傾きを有している、請求項1に記載の放電電極。
  3. 前記接合部は、内周面を有し、
    前記内周面には、前記軸方向に対して斜めに延びるガイドが形成されている、請求項1または請求項2に記載の放電電極。
  4. 前記導電体の先端面は、前記導電体の長手方向に対して傾いている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放電電極。
  5. 前記導電体および前記接合部の少なくとも一方を囲い、前記接合部の外径よりも大きい外径を有する、筒状の大径部が設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放電電極。
  6. 前記大径部は、前記接合部を囲う、請求項5に記載の放電電極。
  7. 前記接合部は、前記接合部から前記導電体が突出する端部を有し、
    前記大径部は、前記端部に設けられている、請求項6に記載の放電電極。
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