JP6710769B2 - 放電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電装置に関する。
イオン等の放電生成物を発生する放電装置は、入力電圧をトランスで昇圧して放電電極に印加することにより高圧放電を生じる。高圧放電が正常に生じることを確認するために、放電装置の出荷前には、規定の電圧が放電電極に印加されるか否かを検査する必要がある。
例えば、特許文献1には、このような検査を行なうイオン発生装置が開示されている。このイオン発生装置においては、外部に露出する検査端子をケーシングに設けておき、この検査端子にトランスの2次コイルの出力端子を接続して、ポッティングした状態でも検査端子から2次コイルの出力波形を検査できるようにしている。
日本国公開特許公報「特開2007−242254号(2007年9月20日公開)」
しかしながら、上記のイオン発生装置では、放電電極を実装していない状態で出力検査を実施するので、放電電極を実装した状態での検査がされない。このため、放電電極の誤実装または異常導通を発見することができない。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、放電電極を実装した状態での出力検査を可能にすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る放電装置は、誘導電極と、前記誘導電極との間で放電を生じる放電部と、前記誘導電極および前記放電部との間に印加する電圧を生成する電圧印加回路を構成する回路部品と、前記誘導電極、前記放電部および前記回路部品を収納する筐体と、前記誘導電極と接続された接続部および前記筐体の外部に露出する露出部を有する導電性部材とを備え、前記回路部品は、前記筐体の内部で絶縁性封止材によって封止されている。
本発明の一態様によれば、放電電極を実装した状態での出力検査を可能にすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るイオン発生装置の概略構成を示す斜視図である。 上記イオン発生装置の概略構成を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図である。 上記イオン発生装置の回路構成を示す回路図である。 上記イオン発生装置の長手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。 上記イオン発生装置の底部の構造を示す下面図である。 上記イオン発生装置の長手方向沿った断面構造を示す横断面図である。 本発明の実施形態2に係るイオン発生装置の長手方向沿った断面構造を示す縦断面図である。 本発明の実施形態3に係るイオン発生装置の長手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。 図8のイオン発生装置の短手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施の形態について図1〜図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(イオン発生装置の概要)
図1は、本実施形態に係るイオン発生装置1(放電装置)の概略構成を示す斜視図である。図2の(a)〜(c)は、それぞれ、イオン発生装置1の概略構成を示す平面図、側面図および正面図である。イオン発生装置1は、空気中にて放電を行うことによりイオンを発生させるものである。しかしながら、本発明は、イオン発生装置に限定されるものではなく、例えば電子、オゾン、ラジカル、活性種など、エネルギー状態が高い粒子(放電生成物)を、放電により気体から生成する任意の放電装置に適用することができる。
図1および図2に示すように、本実施形態のイオン発生装置1は、筐体11、放電制御回路基板12(入力基板)、昇圧トランス13、高圧回路基板14(出力基板,基板)、放電電極15・16(放電部)、絶縁性封止材17および出力検査端子20を備えている。
筐体11は、絶縁性の樹脂で箱状に形成されている。筐体11は、箱形を規定する3辺のうちの長辺および短辺を含む面(図1および図2の例では上面)に開口部21が設けられている。また、筐体11の外側における底部22の隅部には、外部電源と接続するためのコネクタ23が設けられている。底部22は、開口部21と対向する位置に設けられている。
筐体11内には、底部22から開口部21に向かって順番に、昇圧トランス13、放電制御回路基板12、および高圧回路基板14が収納されている。また、筐体11の内部には、絶縁性封止材17が充填されている。絶縁性封止材17としては、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の絶縁材料が用いられる。
絶縁性封止材17により、放電制御回路基板12、昇圧トランス13、および高圧回路基板14間の電気絶縁性が維持される。また、開口部21は、絶縁性封止材17により封止される。これにより、開口部21に蓋体を設けなくても、放電制御回路基板12、昇圧トランス13、および高圧回路基板14に埃等が付着することを防止できる。
放電制御回路基板12は細長かつ略矩形の回路基板である。放電制御回路基板12には放電制御回路(図示せず)が配置されている。
昇圧トランス13は、上記放電制御回路により印加される交流電圧を昇圧するトランスである。
高圧回路基板14は細長かつ略矩形の回路基板である。高圧回路基板14にはイオン発生素子が配置されている。該イオン発生素子は、昇圧トランス13により昇圧された交流電圧が印加されることで正イオンおよび負イオンの少なくとも一方を生じさせるものである。
上記イオン発生素子は、放電電極15・16および誘導電極31・32を備えている。放電電極15は、高圧回路基板14の一端部に取り付けられる。誘導電極31は、放電電極15の取付け位置における周囲の一部に形成される。放電電極16は、高圧回路基板14の他端部に取り付けられる。誘導電極32は、放電電極16の取付け位置における周囲の一部に形成される。また、高圧回路基板14には、誘導電極31・32どうしを電気的に接続するための接続電極33が設けられている。
誘導電極31は、放電電極15との間に電界を形成するための電極である一方、誘導電極32は、放電電極16との間に電界を形成するための電極である。放電電極15は、誘導電極31との間で、負イオンを発生するための電極である。一方、放電電極16は、誘導電極32との間で、正イオンを発生するための電極である。なお、誘導電極31・32および接続電極33は、昇圧トランス13の放電電極側電位と対を成す電位となっている。
放電電極15・16は、高圧回路基板14の表面から垂直に設けられ、絶縁性封止材17の表面から突出している。放電電極15は、複数の線状の導電体25を備えた、ブラシ状に形成された先端部27と、上記複数の導電体25が取り付けられる基端部29とを備えたブラシ状放電電極である。また、放電電極16は、複数の線状の導電体26を備え、ブラシ状に形成された先端部28と、上記複数の導電体26が取り付けられる基端部30とを備えたブラシ状放電電極である。
なお、先端部27・28は、基端部29・30から先の部分、具体的には、ブラシ状に束ねられた導電体25・26の先端から、導電体25・26における、基端部29・30との接続端(接触端)までの部分を示す。また、線状には、糸状、繊維状、針金状が含まれる。
放電電極15・16の先端部27・28は、例えば、金属、カーボン繊維、導電性繊維、導電性樹脂等の導電性の材料で形成されている。先端部27・28における複数の導電体25・26の1本当たりの外径は、5μm以上、30μm以下である。上記導電体25・26の外径を5μm以上にすることにより、上記導電体25・26の機械的強度を確保するとともに、上記導電体25・26の電気磨耗を抑制することができる。また、上記導電体25・26の外径を30μm以下にすることにより、髪の毛のように撓る導電体25・26が形成され、導電体25・26の広がりおよび揺れ動きが起こり易くなる。
上記導電体25・26は、それぞれ外径7μmのカーボン繊維であってもよく、または、外径12μmもしくは25μmのSUS(ステンレス)製の導電性繊維であってもよい。
放電電極15の基端部29は、放電電極15を高圧回路基板14に取り付けるための板金状の取付部29aと、先端部27における複数の導電体25を上記接続端にて結束するための結束部29bとを有している。同様に、放電電極16の基端部30は、放電電極16を高圧回路基板14に取り付けるための板金状の取付部30aと、先端部28における複数の導電体26を上記接続端にて結束するための結束部30bとを有している。取付部29a・30aは、下端部が高圧回路基板14に固定されており、上端部が筐体11の開口部21から突出する長さに形成されている。結束部29b・30bは、それぞれ取付部29a・30aの上端部に固定されている。
図1および図2に示すように、放電電極15・16は、一部が筐体11の開口部21から外部に露出している。このため、イオン発生装置1が製造されてから各種の電気機器に取り付けられるまでの間に、例えばイオン発生装置1が転倒したり、作業者の指がイオン発生装置1の放電電極15・16に接触したりする。このため、放電電極15・16が変形したり破損したりする虞がある。
そこで、本実施形態では、放電電極15を保護するための保護板51・52が、間隔をおいて放電電極15を挟むように、筐体11の開口部21から突設されている。同様に、放電電極16を保護するための保護板53・54が、間隔をおいて放電電極16を挟むように、筐体11の開口部21から突設されている。
保護板51・52の上端面51a・52aは、放電電極15の先端部27よりも上方にある。同様に、保護板53・54の上端面53a・54aは、放電電極16の先端部28よりも上方にある。これにより、イオン発生装置1が例えば転倒した場合でも、放電電極15・16がイオン発生装置1の外部の物体に直接接触することを防止できる。また、作業者の指がイオン発生装置1の放電電極15・16に接触することを防止できる。その結果、放電電極15・16の変形および破損を防止できる。
なお、保護板51〜54は、筐体11と一体に成形されることが望ましい。この場合、製造工程を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
保護板51・52の中央部には、それぞれ、開口部51b・52bが形成されている。これにより、放電電極15の放電により発生したイオンを、開口部51b・52bにおける空気の流れの方向に送ることができる。同様に、保護板53・54の中央部には、それぞれ、開口部53b・54bが形成されている。これにより、放電電極16の放電により発生したイオンを、開口部53b・54bにおける空気の流れの方向に送ることができる。これにより、上記イオンが放電電極15・16の付近で滞留することを防止できる。
(回路構成)
図3は、イオン発生装置の回路構成を示す回路図である。図4は、イオン発生装置1の長手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。
図3に示すように、イオン発生装置1において、放電制御回路基板12には、電源入力部121と、放電制御回路122とが実装され、高圧回路基板14には、高圧制御回路141と、放電電極15・16と、誘導電極31・32とが実装されている。
なお、誘導電極31・32は、高圧回路基板14に実装されなくてもよく、別の基板に実装されてもよい。
電源入力部121は、コネクタ23から入力される外部電源の直流電圧が放電制御回路基板12に入力される端子などの部分である。この電源入力部121は、コネクタ23と接続部材(図示せず)を介して電気的に接続されている。
放電制御回路122は、入力された直流電圧を所定の周波数の交流電圧に変換し、変換した交流電圧を昇圧トランス13の1次コイルに印加することにより、昇圧トランス13を駆動する回路である。放電制御回路122は、図4に示す導電性接続部材13aを介して昇圧トランス13の1次コイルに接続されている。
なお、コネクタ23には交流電圧が入力されてもよい。交流電圧が入力される場合、放電制御回路122は、入力電流を制限する電流制限抵抗、整流回路、スイッチング回路等を有する。
高圧制御回路141は、ダイオードを含んでおり、昇圧トランス13の一方の端子から出力される交流の高電圧を整流して、正の電圧を放電電極15に印加し、負の電圧を放電電極16に印加する回路である。高圧制御回路141の一方の端子は、放電電極15・16に対して1つずつに設けられており、放電電極15・16のそれぞれに接続されている。高圧制御回路141の他方の出力端子は、昇圧トランス13の一方の端子の電位と対をなす電位であり、誘導電極31・32と出力検査端子20(導電性部材)とに接続されている。高圧制御回路141は、図4に示す導電性接続部材13bを介して昇圧トランス13の2次コイルに接続されている。
昇圧トランス13および高圧制御回路141は、誘導電極31および放電電極15の間と、誘導電極32および放電電極16の間とにそれぞれ電圧を印加する電圧印加回路を形成している。また、昇圧トランス13および高圧回路基板14は、上記電圧印加回路を構成する回路部品である。
(出力検査端子)
図5は、イオン発生装置1の底部22の構造を示す下面図である。図6は、イオン発生装置1の長手方向沿った断面構造を示す横断面図である。図6は、底部22から見た状態のイオン発生装置1の断面構造を示している。
図4に示すように、出力検査端子20は棒状の導電材料からなる接続部材である。出力検査端子20は、筐体11における放電電極16の付近に、筐体11の上下方向に伸びるように配置されている。出力検査端子20の第1端部20a(接続部)は、高圧回路基板14における誘導電極31・32が形成された面に突出しており、誘導電極31・32に接続されている。出力検査端子20の第2端部20b(露出部)は、筐体11の底部22の付近にまで達しており、下端面が筐体11の外部に露出している。また、第2端部20bの外周には、円筒状のスリーブ19が嵌められている。スリーブ19内には、第2端部20bの端面を上端とする凹部形状の検査孔19aが形成されている。
図6に示すように、放電制御回路基板12には、出力検査端子20が配置される領域に当たる1つの角部が切り欠かれた切欠き部12a(欠損部)が形成されている。出力検査端子20が放電制御回路基板12に妨げられずに配置されるには、切欠き部12aに限らず、放電制御回路基板12に上下に貫通する穴が設けられていてもよい。換言すれば、放電制御回路基板12は、出力検査端子20が配置される領域に欠損している部分を有していればよい。
なお、出力検査端子20の第2端部20bは、筐体11の底部22に露出しているが、第2端部20bが露出する箇所は底部22に限定されない。例えば、第2端部20bは、筐体11の側部に露出してもよい。また、出力検査端子20が誘導電極31・32と接続される箇所は第1端部20aに限定されない。さらに、出力検査端子20が筐体11の外部に露出する箇所は第2端部20bに限定されない。
(出力検査方法)
イオン発生装置1における出力検査端子20を用いた検査方法について説明する。
放電電極15への出力電圧を検査する場合、電圧計の負極プローブを出力検査端子20に当てるとともに、電圧計の正極プローブを放電電極15の結束部29bに当てる。結束部29bは、放電電極15において幅が広く形成されているので、正極プローブを当てやすい。一方、放電電極16への出力電圧を検査する場合、電圧計の負極プローブを出力検査端子20に当てるとともに、電圧計の正極プローブを放電電極16の結束部30bに当てる。結束部30bも、幅が広く形成されているので、正極プローブを当てやすい。
なお、プローブを当てる箇所は結束部29b・30bに限らない。例えば、放電電極15・16の取付部29a・30aに、取付部29a・30aの幅より広い幅広部を別途設け、当該幅広部にプローブを当ててもよい。あるいは、放電電極15・16の結束部29b・30bに、結束部29b・30bの幅より広い幅広部を別途設け、当該幅広部にプローブを当ててもよい。
上記のような検査は、人手によって行なわれてもよいし、検査装置によって自動的に行なわれてもよい。
検査装置による検査では、検査治具にイオン発生装置1がセットされると、検査治具から検査ピン(負極プローブ)が上昇して検査孔19aに挿入される。これにより、検査ピンは、イオン発生装置1の底部22に露出する出力検査端子20の第2端部20bに接触する。一方、他の検査ピン(正極プローブ)は、所定の方向から移動してきて、放電電極15・16に接触する。
検査が終了すると、検査孔19aは樹脂にて封止される。検査孔19aは、ゴム栓やシールの貼り付けで封止されても構わない。ただし、外部との放電を避けるため、空気の層を形成しないために、検査孔19aは樹脂を充填した状態で封止することが好ましい。
(出力検査端子による効果)
本実施形態のイオン発生装置1は、出力検査端子20を備えている。
これにより、放電電極15・16がイオン発生装置1に組み込まれた状態で、出力検査端子20と放電電極15・16とにプローブを当てて放電電極15・16への出力電圧を検査することができる。また、放電電極15・16において出力電圧を検査することにより、放電電極15・16の高圧回路基板14へのハンダ付けや、高圧制御回路141(ダイオード)の高圧回路基板14へのハンダ付けの良否を判定することができる。
また、出力検査端子20が高圧回路基板14と底部22との間に配置される。このため、放電制御回路基板12には、出力検査端子20と接触しないように切欠き部12aが形成されている。これにより、出力検査端子20の高圧回路基板14に保持される部分および底部22に固定される部分を除いて、出力検査端子20の周囲が絶縁性封止材17によって覆われる。したがって、出力検査端子20と放電制御回路基板12との間の絶縁性を高めることができる。
また、出力検査端子20の第2端部20bは、筐体11の底部22に露出している。これにより、筐体11の底部22へのコネクタ23の取付作業などと併せて出力検査端子20の底部22への取付作業を行なうことで、作業性を向上させることができる。
上述のように、出力検査端子20の第2端部20bを筐体11の側部に露出させてもよい。しかしながら、この場合、出力検査端子20を折り曲げる必要があり、折り曲げの加工が難しい。この観点から、出力検査端子20は、直線状の棒形状であることが好ましい。しかも、第2端部20bを、底部22において高い位置に設けられたコネクタ23の取付部位に配置すれば、出力検査端子20を短くすることができる。これにより、出力検査端子20の材料費を削減することができる。
また、放電電極15・16は、高圧回路基板14に放電電極15・16を支持する取付部29a・30a(支持部)の厚さより幅の広い結束部29b・30b(幅広部)を有している。これにより、結束部29b・30bにプローブを当てやすく、検査を容易に行なうことができる。
また、上述のように、放電電極15・16を高圧回路基板14とは別の基板に形成することも可能である。しかしながら、このように構成すると、別の基板を高圧回路基板14の下方に配置する必要がある。このため、出力検査端子20を配置する領域を確保するには、当該基板にも、放電制御回路基板12の切欠き部12aと同様な切欠き部を設ける必要がある。これに対し、放電電極15・16および誘導電極31・32が、単一の高圧回路基板14に実装されることにより、出力検査端子20を配置するための構造を簡素化することができる。
また、放電電極15・16がそれぞれブラシ状の先端部27・28を有することにより、先端部27・28を構成する多数の導電体25・26(繊維)のそれぞれが放電箇所となる。これにより、ある導電体25・26がダメージを受けても、他の繊維で放電することが可能となる。したがって、イオン発生装置1の耐久性を向上させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7は、実施形態2に係るイオン発生装置1Aの長手方向沿った断面構造を示す縦断面図である。
実施形態1のイオン発生装置1における昇圧トランス13(図4参照)は、一側面を筐体11の内側壁にほぼ接触する状態で配置されている。これに対し、図7に示すように、本実施形態のイオン発生装置1Aにおいて、昇圧トランス13は、筐体11の内側壁から離れた位置に配置されている。また、イオン発生装置1Aにおいて、出力検査端子20は、その筐体11の内側壁と昇圧トランス13の導電性接続部材13b側との間のスペースに配置されている。
これにより、出力検査端子20が放電制御回路基板12から離れた位置に配置されるので、放電制御回路基板12が出力検査端子20の配置を妨げることはない。したがって、実施形態1のように放電制御回路基板12に切欠き部12aを形成する必要がなく、基板の作製を簡素化することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図8および図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施形態1および2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、実施形態3に係るイオン発生装置1Bの長手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。図9は、イオン発生装置1Bの短手方向に沿った断面構造を示す縦断面図である。
図8および図9に示すように、本実施形態のイオン発生装置1Bは、実施形態1に係るイオン発生装置1における放電電極15・16に代えて、放電電極5・6(放電部)を備えている。
放電電極5・6は、針状電極であり、針状に形成された先端を有している。また、放電電極5・6は、先端から離れた箇所に幅広部5a・6aを有している。幅広部5a・6aは、放電電極5・6の幅方向(放電電極5・6の長手方向に直交する2方向)に突出するように形成されている。幅広部5a・6aは、放電電極5・6の高圧回路基板14に支持される部分(支持部)より広い幅を有している。
上記のように構成されるイオン発生装置1Bは、出力検査端子20を備えることにより、実施形態1のイオン発生装置1と同等の効果を得ることができる。また、放電電極5・6が幅広部5a・6aを有することにより、幅広部5a・6aにプローブを当てて検査をすることができる。これにより、検査を容易に行なうことができる。
なお、本実施形態は、実施形態2にも適用することができる。すなわち、実施形態2のイオン発生装置1Aにおいて、放電電極15・16に代えて放電電極5・6を設ける。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る放電装置は、誘導電極31・32と、前記誘導電極31・32との間で放電を生じる放電部(放電電極5・6・15・16)と、前記誘導電極31・32および前記放電部との間に印加する電圧を生成する電圧印加回路(昇圧トランス13および高圧制御回路141)を構成する回路部品(昇圧トランス13および高圧回路基板14)と、前記誘導電極31・32、前記放電部および前記回路部品を収納する筐体11と、前記誘導電極31・32と接続された接続部(第1端部20a)および前記筐体11の外部に露出する露出部(第2端部20b)を有する導電性部材(出力検査端子20)とを備え、前記回路部品は、前記筐体11の内部で絶縁性封止材17によって封止されている。
上記の構成によれば、放電部が放電装置に組み込まれた状態で、導電性部材の露出部と放電部とにプローブを当てて放電部への出力電圧を検査することができる。また、放電部において出力電圧を検査することにより、放電部が取り付けられる基板へのハンダ付けや、出力電圧を出力する回路の基板へのハンダ付けの良否を判定することができる。
本発明の態様2に係る放電装置は、上記態様1において、前記筐体11は、開口部21と、当該開口部21と対向する位置に設けられた底部22とを有する箱状に形成されており、前記露出部は前記底部22において露出していてもよい。
上記の構成によれば、筐体11の底部22に設けられる他の端子の取付作業と併せて、導電性部材の底部22への取付作業を行なうことにより、作業性を向上させることができる。
本発明の態様3に係る放電装置は、上記態様2において、外部から電圧が入力され、前記誘導電極31・32と前記底部22との間に配置される入力基板(放電制御回路基板12)をさらに備え、前記入力基板は、前記導電性部材が配置される領域に欠損部(切欠き部12a)が形成されており、前記導電性部材は、前記筐体11の内部では前記絶縁性封止材17によって封止されていてもよい。
上記の構成によれば、導電性部材が筐体に対して保持される部分を除いて、導電性部材の周囲が絶縁性封止材17によって覆われる。したがって、導電性部材と入力基板との間の絶縁性を高めることができる。
本発明の態様4に係る放電装置は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記放電部に電圧を出力し、前記放電部を支持する出力基板(高圧回路基板)をさらに備え、前記放電部は、前記放電部を前記出力基板に支持する支持部と、前記支持部より広い幅を有する幅広部5a・6a(結束部29b・30b)とを有していてもよい。
上記の構成によれば、幅広部に検査用のプローブを当てやすく、検査を容易に行なうことができる。
本発明の態様5に係る放電装置は、上記態様4において、前記放電部は、ブラシ状の先端部を有していてもよい。
上記の構成によれば、放電部がブラシ状の先端部を有することにより、先端部を構成する多数の繊維のそれぞれが放電箇所となる。したがって、放電装置の耐久性を向上させることができる。
本発明の態様6に係る放電装置は、上記態様4において、前記放電部は、針状の先端部を有していてもよい。
本発明の態様7に係る放電装置は、上記態様4において、前記誘導電極31・32および前記放電部が設けられた単一の基板をさらに備え、前記導電性部材の前記接続部が前記基板に保持されていてもよい。
放電部を誘導電極が設けられた基板と別の基板に設けた場合、当該基板を誘導電極が設けられた基板の下方に配置する必要があるため、導電性部材を配置するための構造が複雑になる。これに対し、上記の構成のように誘導電極および放電部を単一の基板に設けることにより、導電性部材を配置するための構造を簡素化にすることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1・1A・1B イオン発生装置(放電装置)
5・6・15・16 放電電極(放電部)
5a・6a 幅広部
11 筐体
12 放電制御回路基板(入力基板)
12a 切欠き部(欠損部)
13 昇圧トランス(電圧印加回路,回路部品)
14 高圧回路基板(出力基板,基板,回路部品)
17 絶縁性封止材
20 出力検査端子(導電性部材)
20a 第1端部(接続部)
20b 第2端部(露出部)
21 開口部
22 底部
29a・30a 取付部(幅広部)
31・32 誘導電極
141 高圧制御回路(電圧印加回路)

Claims (7)

  1. 誘導電極と、
    前記誘導電極との間で放電を生じる放電部と、
    前記誘導電極および前記放電部との間に印加する電圧を生成する電圧印加回路を構成する回路部品と、
    前記誘導電極、前記放電部および前記回路部品を収納する筐体と、
    前記誘導電極と接続された接続部および前記筐体の外部に露出する露出部を有する導電性部材とを備え、
    前記回路部品は、前記筐体の内部で絶縁性封止材によって封止されていることを特徴とする放電装置。
  2. 前記筐体は、開口部と、当該開口部と対向する位置に設けられた底部とを有する箱状に形成されており、
    前記露出部は前記筐体の底部において露出していることを特徴とする請求項1に記載の放電装置。
  3. 外部から電圧が入力され、前記誘導電極と前記底部との間に配置される入力基板をさらに備え、
    前記入力基板は、前記導電性部材が配置される領域に欠損部が形成されており、
    前記導電性部材は、前記筐体の内部では前記絶縁性封止材によって封止されていることを特徴とする請求項2に記載の放電装置。
  4. 前記放電部に電圧を出力し、前記放電部を支持する出力基板をさらに備え、
    前記放電部は、前記放電部を前記出力基板に支持する支持部と、前記支持部より広い幅を有する幅広部とを有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放電装置。
  5. 前記放電部は、ブラシ状の先端部を有することを特徴とする請求項4に記載の放電装置。
  6. 前記放電部は、針状の先端部を有することを特徴とする請求項4に記載の放電装置。
  7. 前記誘導電極および前記放電部が設けられた単一の基板をさらに備え、
    前記導電性部材の前記接続部が前記基板に保持されていることを特徴とする請求項4に記載の放電装置。
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