JP2022042563A - イオン発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用に伴うイオンの発生効率の低下を抑制することができるイオン発生装置提供する。【解決手段】イオン発生装置は、放電により正イオンを発生させる第1電極部と、放電により負イオンを発生させる第2電極部と、を備え、第1電極部は、線状の複数の第1導電体を含む第1電極束を有し、第2電極部は、線状の複数の第2導電体を含む第2電極束を有し、複数の第1導電体の曲げに関する強度が、複数の第2導電体の曲げに関する強度よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、イオン発生装置に関する。
従来、イオンを発生する装置において、放電電極にブラシ状の電極を用いることが開示されている。特許文献1には、放電電極として、カーボン繊維の束を用いることが記載されている。
特開2003-229232号公報
放電によって正負のイオンを発生させるイオン発生装置において、使用に伴うイオンの発生効率の低下を抑制したいという要望がある。
本開示の主な目的は、使用に伴うイオンの発生効率の低下を抑制することができるイオン発生装置を提供することにある。
本開示の一態様に係るイオン発生装置は、放電により正イオンを発生させる第1電極部と、放電により負イオンを発生させる第2電極部と、を備え、第1電極部は、線状の複数の第1導電体を含む第1電極束を有し、第2電極部は、線状の複数の第2導電体を含む第2電極束を有し、複数の第1導電体の曲げに関する強度が、複数の第2導電体の曲げに関する強度よりも大きい。
図1は、実施形態1に係るイオン発生装置の概略構成を示す模式的斜視図である。 図2Aは、実施形態1に係るイオン発生装置の概略構成を示す模式的平面図である。 図2Bは、実施形態1に係るイオン発生装置の概略構成を示す模式的側面図である。 図2Cは、実施形態1に係るイオン発生装置の概略構成を示す模式的正面図である。 図3は、実施形態2における第1電極束の模式的斜視図である。 図4は、実施形態2における第2電極束の模式的斜視図である。 図5Aは、実施形態3における第1電極束の一例を示す模式的斜視図である。 図5Bは、実施形態3における第1電極束の一例を示す模式的平面図である。 図6Aは、実施形態3における第2電極束の一例を示す模式的斜視図である。 図6Bは、実施形態3における第2電極束の一例を示す模式的平面図である。 図7は、実施形態3における第1電極束の他の例を示す模式的斜視図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るイオン発生装置1の概略構成を示す模式的斜視図である。図2A、図2B、図2Cは、それぞれ、イオン発生装置1の概略構成を示す模式的平面図、模式的側面図、及び模式的正面図である。
本実施形態におけるイオン発生装置1は、空気中にて放電を行うことにより、イオンを発生させる。図1及び図2A~図2Cに示すように、本実施形態のイオン発生装置1は、筐体10と、放電制御回路基板14と、昇圧トランス15と、高圧回路基板16と、誘電電極18と、絶縁性封止材17と、第1電極部2と、第2電極部3と、を備える。
筐体10は、放電制御回路基板14と、昇圧トランス15と、高圧回路基板16と、絶縁性封止材17とを収容する。筐体10は、直方体形状を有する。筐体10は、底壁11と、底壁11の4つの端辺のそれぞれから垂直方向に延びる側壁12と、開口部13とを有する。開口部13は、側壁12の延びる方向において底壁11と対向している。
筐体10内には、底壁11から開口部13に向かって、昇圧トランス15、放電制御回路基板14、高圧回路基板16の順でこれらが収容されている。筐体10の内部には、絶縁性封止材17が充填されている。これにより、昇圧トランス15、放電制御回路基板14、高圧回路基板16のそれぞれが電気的に絶縁されている。また、開口部13は、絶縁性封止材17により封止されている。このため、放電制御回路基板14、昇圧トランス15及び高圧回路基板16に埃などが付着することを抑制することができる。よって、筐体10に蓋体を設ける必要が必ずしもない。絶縁性封止材17としては、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の絶縁性材料が挙げられる。
放電制御回路基板14は、細長形状かつ矩形状の回路基板である。放電制御回路基板14は、放電制御回路(図示せず)を構成している。放電制御回路は、外部電源からの直流電圧を所定の交流電圧に変換し、変換した交流電圧を昇圧トランス15に印加することにより、昇圧トランス15を駆動する回路である。
昇圧トランス15は、放電制御回路により印可される交流電圧を昇圧するトランスである。
高圧回路基板16は、細長形状かつ矩形状の回路基板である。高圧回路基板16には誘電電極18、第1電極部2、及び第2電極部3が電気的に接続されている。
誘電電極18は、第1電極部2及び第2電極部3のそれぞれとの間に電界を形成するための電極である。
第1電極部2は、昇圧トランス15の二次巻線の一端に第1ダイオード160を介して電気的に接続されている。第1ダイオード160は、アノード(図示せず)が二次巻線の一端に電気的に接続され、カソード(図示せず)が第1電極部2に電気的に接続されている。これにより、二次巻線に一端が正極となる電圧が発生した場合、第1電極部2は、放電により正イオンを発生させる。
第2電極部3は、昇圧トランス15の二次巻線の一端に第2ダイオード161を介して電気的に接続されている。第2ダイオード161は、アノードが第2電極部3に電気的に接続され、カソードが二次巻線の一端に電気的に接続されている。これにより、二次巻線に一端が負極となる電圧が発生した場合、第2電極部3は、放電により負イオンを発生させる。
誘電電極18は、昇圧トランス15の二次巻線の他端と電気的に接続されている。誘電電極は、第1電極部2及び第2電極部3のそれぞれを囲むように構成されている。したがって、第1電極部2及び第2電極部3のそれぞれと、誘電電極18との間において、昇圧トランス15の二次巻線に生じた電圧の極性に応じた電界が発生する。これにより、第1電極部2及び第2電極部3のそれぞれは、放電しやすくなるため、イオン発生効率が向上する。
第1電極部2及び第2電極部3はそれぞれ、高圧回路基板16の表面から開口部13に向かって、高圧回路基板16の表面に対して垂直方向に設けられている。第1電極部2及び第2電極部3のそれぞれは、絶縁性封止材17の表面から部分的に突出している。
以下、第1電極部2及び第2電極部3について詳細に説明する。
第1電極部2は、放電により正イオンを発生させる。第1電極部2は、図2Cに示すように、ブラシ状に構成されており、第1電極束20と、結束部21と、接続部22とを有する。
第1電極束20は、線状の複数の第1導電体23を含む。本実施形態では、第1電極束20は、複数の第1導電体23のみで構成されている。第1導電体23の詳細については後述する。なお、本開示において、「線状」とは、細長形状を指し、糸状、繊維状、針金状などの形状も含むものとする。
複数の第1導電体23は、結束部21により束ねられている。結束部21は、例えば板金等の導電体である。複数の第1導電体23が、結束部21によってかしめられることにより結束される。複数の第1導電体23が結束されることにより、第1電極束20が形成される。複数の第1導電体23は、それぞれ、同一の長さを有していることが好ましい。
また、複数の第1導電体23は、各第1導電体23の端部が束ねられている。以下の説明では、複数の第1導電体23のそれぞれにおいて、結束部21に束ねられている端部を基端部、基端部と反対側の端部を先端部という。
結束部21は、接続部22に固定されている。接続部22は、例えば板金等の導電体である。接続部22は、一端部が結束部21と電気的及び機械的に接続され、他端部が高圧回路基板16と電気的及び機械的に接続されている。図2Cに示すように、接続部22は、高圧回路基板16に接続された他端部が絶縁性封止材17内に埋没している。また、接続部22は、結束部21に接続された一端部が絶縁性封止材17から露出している。
上述したように、結束部21及び接続部22は、導電性を有している。したがって、複数の第1導電体23は、結束部21及び接続部22を介して、高圧回路基板16と電気的に接続される。
第2電極部3は、放電により負イオンを発生させる。第2電極部3は、図2Cに示すように、ブラシ状に構成されており、第2電極束30と、結束部31と、接続部32とを有する。
第2電極束30は、線状の複数の第2導電体33を含む。本実施形態では、第2電極束30は、複数の第2導電体33のみで構成されている。
複数の第2導電体33は、結束部31により束ねられている。結束部31は、例えば板金等の導電体である。複数の第2導電体33が、結束部31によってかしめられることにより結束される。複数の第2導電体33が結束されることにより、第2電極束30が形成される。複数の第2導電体33は、それぞれ、同一の長さを有していることが好ましい。
また、複数の第2導電体33は、各第2導電体33の端部が束ねられている。以下の説明では、複数の第2導電体33それぞれにおいて、結束部31に束ねられている端部を基端部、基端部と反対側の端部を先端部という。
結束部31は、接続部32に固定されている。接続部32は、例えば板金等の導電体である。接続部32は、一端部が結束部31と電気的及び機械的に接続され、他端部が高圧回路基板16と電気的及び機械的に接続されている。図2Cに示すように、接続部32は、高圧回路基板16に接続された他端部が絶縁性封止材17内に埋没している。また、接続部32は、結束部31に接続された一端部が絶縁性封止材17から露出している。
上述したように、結束部31及び接続部32は、導電性を有している。したがって、複数の第2導電体33は、結束部31及び接続部32を介して、高圧回路基板16と電気的に接続される。
本実施形態では、複数の第1導電体23及び複数の第2導電体33は、互いに異なる材料により形成された線状の導電体により構成されている。複数の第1導電体23は、例えばステンレス等の金属により形成された金属繊維である。複数の第2導電体33は、例えばカーボン等の有機物により形成された有機物繊維である。金属繊維と有機物繊維とを比較した場合、以下の性質が異なる。
金属繊維である複数の第1導電体23は、有機物繊維である複数の第2導電体33に比べて、曲げに関する強度が大きい。本開示における「曲げに関する強度」は、例えば、弾性、降伏点、剛性等のうち、少なくともいずれか1つを含む物性である。本実施形態では、複数の第1導電体23は、複数の第2導電体33に比べて、曲げに関する強度である弾性、降伏点、及び剛性のいずれもが大きい。
ここで、正イオンを発生させる第1電極束20は、正イオンの発生時、つまり通電時において、先端部が広がる場合がある。つまり、正イオンの発生時において、複数の第1導電体23は、第1電極束20の径方向の中心から離れるように変形する(外側に曲がる)場合がある。複数の第1導電体23が、上記変形を繰り返すことによって、第1導電体23の先端部が第1電極束20の径方向の中心から大きく離れるように塑性変形した場合、正イオンの発生効率が低下するおそれがある。
本実施形態では、上述したように、複数の第1導電体23は、複数の第2導電体33に比べて、曲げに関する強度である弾性、降伏点、及び剛性のいずれもが大きい。したがって、複数の第1導電体23は、複数の第2導電体33と同様に有機物繊維で構成されている場合に比べて、正イオン発生時の変形に対する耐性が高く、先端部が第1電極束20の径方向の中心から大きく離れるような塑性変形が生じにくい。これにより、正イオンの発生効率の低下が抑制される。したがって、本実施形態におけるイオン発生装置1では、使用に伴うイオンの発生効率の低下を抑制することができる。
また、上述のように、本実施形態では、複数の第1導電体23が、金属により形成された金属繊維であり、複数の第2導電体33が、カーボンなどにより形成された有機物繊維である。
有機物繊維である複数の第2導電体33は、金属繊維である複数の第1導電体23よりも脆性が大きい。なお、本開示における「脆性が大きい」とは、脆さが大きいという意味だけでなく、摩耗率が大きいことも含むものとする。
ここで、空気中には、例えばシリコン等の正極性に帯電しやすい物質が含まれている場合がある。このような物質は、負イオンを発生する第2導電体33の先端に引き寄せられ、付着する場合がある。この場合、付着物が第2導電体33の放電を阻害し、第2電極部3におけるイオン発生効率を低下させる場合がある。
本実施形態では、複数の第2導電体33の脆性が、複数の第1導電体23の脆性よりも大きい。したがって、複数の第2導電体33は、複数の第1導電体23と同様に金属繊維で構成されている場合に比べて、付着物の付着に対する耐力が低く、破壊されやすい。ここでいう破壊とは、例えば、第2導電体33が、付着物の付着に耐え切れず崩れる、あるいは摩耗する等の形状変化を意味する。このため、第2導電体33に付着物が付着したとしても、第2導電体33における付着物が付着した部分が付着物と共に崩れるため、結果的に、第2導電体33に付着物が付着することを抑制することができる。したがって、第2電極部3の使用に伴うイオン発生効率が低下することを抑制することができる。
上述した例では、第1導電体23と第2導電体33とを互いに異なる材料で形成することにより、第1導電体23の曲げに関する強度を、第2導電体33の曲げに関する強度よりも大きくなるように構成していた。しかし、本開示はこの構成に限定されない。
例えば、第1導電体23の径を第2導電体33の径よりも大きく形成することにより、第1導電体23の曲げに関する強度を大きくしてもよい。この場合、第1導電体23と第2導電体33は、同じ材料により形成されていてもよい。例えば、第1導電体23は、第2導電体33よりも径が大きい有機物繊維で構成されていてもよい。
本実施形態では、複数の第1導電体23が、複数の第2導電体33に比べて、曲げに関する強度である弾性、降伏点、及び剛性のいずれもが大きい例について説明したが、本開示はこれに限定されない。複数の第1導電体23は、複数の第2導電体33に比べて、弾性、降伏点、及び剛性のうち、少なくともひとつが大きい導電体であればよい。
なお、本実施形態では、複数の第1導電体23を金属繊維により形成し、複数の第2導電体33を有機物繊維により形成することにより、複数の第1導電体23よりも複数の第2導電体33の脆性を大きくしているが、本開示はこの構成に限定されない。例えば、複数の第1導電体23を有機物繊維により形成し、複数の第2導電体33を複数の第1導電体よりも脆性が大きい材質の有機物繊維により形成されていてもよい。
以下、他の形態に係る第1電極部2及び第2電極部3について説明する。なお、下記の説明において、実施形態1と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(実施形態2)
実施形態1では、第1電極束20が、複数の金属繊維によって形成されており、第2電極束30が、複数の有機物繊維によって形成されている例について説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。第1電極束20が、互いに材質の異なる複数種類の導電体を有していてもよい。第2電極束30が、互いに材質の異なる複数種類の導電体を有していてもよい。
例えば、図3に示すように、第1電極束20は、金属繊維である複数の第1導電体23と、有機物繊維である複数の第4導電体24とにより構成されていてもよい。複数の第1導電体23は、複数の第4導電体24よりも曲げに関する強度が大きい。
具体的には、複数の第4導電体24は、第1電極束20の径方向の中心側に位置し、複数の第1導電体23は、第1電極束20の径方向において、複数の第4導電体24よりも外側に位置する。すなわち、第1電極束20において、第1電極束20の外周側に、第4導電体24よりも曲げに関する強度の大きい第1導電体23が配置されている。
第1電極束20は、正イオンの発生時において、外側に位置する導電体の方が、第1電極束20の径方向の中心から離れる方向に変形しやすい。本実施形態では、上述のように、曲げに関する強度の大きい第1導電体23が、第1電極束20における外側に設けられている。
このように、第1電極束20が第1導電体23よりも曲げに関する強度の小さい第4導電体24を含む場合であっても、第4導電体24の外側に、曲げに関する強度の大きい第1導電体23が位置していれば、第1電極束20に含まれる導電体が外側(電極束の中心から離れる側)に塑性変形しにくい。よって、本実施形態におけるイオン発生装置1では、使用に伴うイオン発生効率の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態のように、第1電極束20が金属繊維である複数の第1導電体23と、有機物繊維である複数の第2導電体24とから構成されている場合、第1電極束20における第1導電体23(金属繊維)の割合は、30体積%以上であることが好ましい。
また、例えば、図4に示すように、第2電極束30が、複数の第2導電体33に加え、線状の複数の第3導電体34を有していてもよい。
例えば、第2電極束30は、有機物繊維である複数の第2導電体33と、金属繊維である複数の第3導電体34とにより構成されていてもよい。複数の第2導電体33は、複数の第3導電体34よりも脆性が大きい。
具体的には、複数の第3導電体34は、第2電極束30の中心側に位置し、複数の第2導電体33は、第2電極束30の径方向において、複数の第3導電体34よりも外側に位置する。すなわち、第2電極束30において、第2電極束30の外周側に、第3導電34よりも脆性の大きい第2導電体33が配されている。
第2電極束30の径方向における外側の部分に付着物が付着しやすい。このため、第2電極束30が第2導電体33よりも脆性の小さい第3導電体34を含む場合であっても、第2導電体33が外側に位置していれば、第2電極束30に付着物が付着することを抑制することができる。したがって、本実施形態におけるイオン発生装置1では、使用に伴うイオン発生効率の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態のように、第2電極束30が有機物繊維である複数の第2導電体33と、金属繊維である複数の第3導電体34とから構成されている場合、第2電極束30における第2導電体33(有機物繊維)の割合は、30体積%以上であることが好ましい。
本実施形態では、電極束が互いに異なる材料からなる2種類の導電体が、電極束における中心側と外周側に配されている例について説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。第1電極束20が、互いに異なる材からなる複数種類の導電体の混合物から構成されていてもよい。同様に第2電極束30が、互いに異なる材料からなる複数種類の導電体の混合物から構成されていてもよい。
(実施形態3)
図5Aは、第3実施形態における第1電極束20の一例を表す模式的斜視図である。図5Bは、第3実施形態における第1電極束20の一例を表す模式的平面図である。図6Aは、第3実施形態における第2電極束30の一例を表す模式的斜視図である。図6Bは、第3実施形態における第2電極束30の一例を表す模式的平面図である。
第1及び第2実施形態では、第1電極束20及び第2電極束30が、それぞれ、線状の複数の導電体のみにより構成されている例について説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。少なくとも第1電極束20の外周側に複数の第1導電体23が配置されていればよい。
図5A及び図5Bに示すように、本実施形態では、第1電極束20の中心部分に、円柱状の芯材25が設けられている。芯材25は、金属等の導電体であってもよいし、樹脂等の電気絶縁体であってもよい。芯材25が導電体である場合、芯材25からも放電させることにより、正イオンを発生させることができる。したがって、芯材25が導電体である場合、芯材25が電気絶縁体である場合に比べてイオン発生効率の向上を図ることができる。
また、図6A及び図6Bに示すように、第2電極束30の中心部にも、第1電極束20と同様に、芯材35が設けられていてもよい。
上述の第1電極束20において、図5Bに示すように、芯材25の先端部の半径をr1とし、第1電極束20の先端部の半径をr2としたときに、r1は、r2の2/3倍以下である(r1≦(2/3)r2)ことが好ましい。
また、同様に、第2電極束30において、図6Bに示すように、芯材35の先端部の半径をr3とし、第2電極束30の先端部の半径をr4としたときに、r3は、r4の2/3倍以下である(r3≦(2/3)r4)ことが好ましい。
また、図7に示すように、第1電極束20の内部に配された芯材25が、先端が尖った針状に形成されていてもよい。芯材25を針状に形成した場合、芯材25の先端から放電が起きやすくなるため、第1電極部2におけるイオン発生効率をより向上させることができる。図7に示す第1電極束20では、針状の芯材25の先端部分が複数の第1導電体23の先端部分よりも上方に突出している。これにより、芯材25の先端から放電がより起きやすくなるため、イオン発生効率をより向上させることができる。なお、針状の芯材25の先端部が突出していなくてもよい。
なお、第2電極束30においても同様に、第2電極束30内に配された芯材35が、針状に形成されていてもよい。また、針状の芯材35の先端部分は、複数の第2導電体33の先端部分よりも上方に突出していてもよいし、突出していなくてもよい。
1 イオン発生装置
2 第1電極部
3 第2電極部
20 第1電極束
23 第1導電体
24 第4導電体
25 芯材
30 第2電極束
33 第2導電体
34 第3導電体

Claims (11)

  1. 放電により正イオンを発生させる第1電極部と、
    放電により負イオンを発生させる第2電極部と、
    を備え、
    前記第1電極部は、線状の複数の第1導電体を含む第1電極束を有し、
    前記第2電極部は、線状の複数の第2導電体を含む第2電極束を有し、
    前記複数の第1導電体の曲げに関する強度が、前記複数の第2導電体の曲げに関する強度よりも大きい、イオン発生装置。
  2. 前記複数の第2導電体の脆性が、前記複数の第1導電体の脆性よりも大きい、請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記第2電極束は、線状の複数の第3導電体をさらに備え、
    前記複数の第3導電体は、前記複数の第2導電体よりも脆性が小さく、
    前記複数の第2導電体は、前記第2電極束の径方向において、前記複数の第3導電体よりも外側に位置する、請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 前記複数の第1導電体の各々の径が、前記複数の第2導電体の各々の径よりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載のイオン発生装置。
  5. 前記複数の第1導電体は、金属繊維である、請求項1~4のいずれか一項に記載のイオン発生装置。
  6. 前記複数の第2導電体は、有機物繊維である、請求項1~5のいずれか一項に記載のイオン発生装置。
  7. 前記第1電極束は、前記複数の第1導電体とは曲げに関する強度が異なる線状の複数の第4導電体をさらに備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のイオン発生装置。
  8. 前記複数の第1導電体と、前記複数の第4導電体とは、互いに材質が異なる、請求項7に記載のイオン発生装置。
  9. 前記複数の第1導電体は、前記複数の第4導電体よりも曲げに関する強度が大きく、
    前記複数の第1導電体は、前記第1電極束の径方向において、前記複数の第4導電体よりも外側に位置する、請求項7または8に記載のイオン発生装置。
  10. 前記第1電極部が芯材をさらに有し、前記芯材が、前記第1電極束の内部に位置する、請求項1~8のいずれか一項に記載のイオン発生装置。
  11. 前記芯材は、金属体である、請求項10に記載のイオン発生装置。
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