JP2003229232A - 電極および電極の製造方法 - Google Patents

電極および電極の製造方法

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JP2003229232A JP2002062680A JP2002062680A JP2003229232A JP 2003229232 A JP2003229232 A JP 2003229232A JP 2002062680 A JP2002062680 A JP 2002062680A JP 2002062680 A JP2002062680 A JP 2002062680A JP 2003229232 A JP2003229232 A JP 2003229232A
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electrode
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manufacturing
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English (en)
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Tetsuzo Aoyama
哲三 青山
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Nihon Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Seimitsu Co Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ確実にカーボン繊維を保持すること
ができ、取り扱いが容易な電極の構成、およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 カーボン繊維の束3の一部を、金属パイ
プ2の一端部からあらかじめ設定された長さLだけ延出
させ、金属パイプ2を塑性変形させてカーボン繊維の束
3の他端部に圧着固定することによって電極本体1を製
作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧が印加され
てイオンを発生する電子放射式電極あるいは除電ブラシ
として用いられる電極、およびその電極の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高電圧(数キロボルト)の電圧を
印加してイオンを発生させる電子放射式のイオン発生電
極として、種々の構成および材質のものがある。その材
質としては、タングステン,ステンレス,カーボン繊維
などがあげられるが、中でも、カーボン繊維を使用した
電極は、イオン放出が良好である点において優れている
といえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記カ
ーボン繊維を使用した電極は製造において課題がある。
すなわち、カーボン繊維は、非常に細い繊維であり、所
定の電極構造にするまでの製造工程上における取り扱
い、および完成後の各部に対する取り付けの際における
取り扱いなどに注意が必要であり、しかも折れやすく、
飛び散りやすく、二次的汚染の問題もある。
【0004】そこで、本発明は、上記の課題を解決し、
簡単かつ確実にカーボン繊維を保持することができ、取
り扱いが容易な電極の構成、およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を解決するた
め、本発明の電極は、高電圧が印加されてイオンを発生
する電子放射式電極あるいは除電ブラシとして用いられ
る電極において、金属パイプと、この金属パイプに挿入
されたカーボン繊維の束とからなり、前記カーボン繊維
の束の一部を金属パイプの一端部からあらかじめ設定さ
れた長さを延出させ、前記金属パイプを塑性変形させて
カーボン繊維の束の他端部に圧着固定してなる電極本体
を備えたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の電極の製造方法は、高電圧
が印加されてイオンを発生する電子放射式電極あるいは
除電ブラシとして用いられる電極を製造する製造方法で
あって、カーボン繊維の束に金属パイプを挿入し、前記
カーボン繊維の束の一部を金属パイプの一端部から延出
させた状態で、前記金属パイプを塑性変形させてカーボ
ン繊維の束の他端部に圧着固定することにより電極本体
を製造することを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の電極の製造方法として
は、長いカーボン繊維の束にあらかじめ設定された長さ
単位で互いに離間させて複数の金属パイプを挿入し、前
記カーボン繊維の束の一部を金属パイプの一端部から延
出させた状態で、前記金属パイプを塑性変形させてカー
ボン繊維の束の他端部に圧着固定し、各金属パイプの圧
着固定した端部間におけるカーボン繊維の束を切断し、
さらにカーボン繊維の束の前記延出部をあらかじめ設定
された長さで切断することにより電極本体を製造する方
法を採用することができる。
【0008】本発明による電極によれば、カーボン繊維
が金属パイプ内に収まっているため、取り扱いやすく、
容易に飛散することはない。また放電に関係する先端部
分を金属パイプから延出させることにより、イオン放出
を妨げることはない。しかも、ソケットコンタクト部
材,プラグ部材によりカーボン繊維からなる電極本体を
保持することにより、セット性に優れ、より堅牢な構造
になる。
【0009】さらに、その製造方法も、カーボン繊維の
取り扱いが従来に比較して簡単になり、効率的で歩留ま
りの点でも効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の電極の実施形態を説明する
ための電子放射式電極の要部を示す構成図であり、1は
電極本体、2は例えばステンレス,銅,真鍮,りん青銅
あるいはそれらをメッキした金属材などからなる金属パ
イプ、3は金属パイプ2に挿入されたカーボン繊維の束
であって、電極本体1は、カーボン繊維の束3の一部を
金属パイプ2の一端部からあらかじめ設定された長さL
だけ延出させ、金属パイプ2を塑性変形させてカーボン
繊維の束3の他端部に圧着固定して製作したものであ
る。
【0012】図2は前記電極本体1をソケットコンタク
ト部材5に固定してなるソケットコンタクト組付体6を
示す正面図であり、電極本体1の金属パイプ2部分を、
導電材からなるソケットコンタクト部材5に設けられた
圧着部7に配設し、カーボン繊維の束3部分を所定長
(本例では約3mm)だけ延出させるように調整カット
した後、この状態で冶具を用いて圧着部7を塑性変形さ
せることによりソケットコンタクト部材5に電極本体1
を固定し、ソケットコンタクト組付体6を完成する。
【0013】図3は前記ソケットコンタクト組付体6を
プラグ部材8に固定してなる電極プラグ体9を示す正面
図であり、取付片10あるいは図示しないリード線など
の接続端開口などが設けられた絶縁材からなるプラグ部
材8に対して、ソケットコンタクト組立体6を、カーボ
ン繊維の束3部分を外部に延出した状態で嵌挿すること
により電極プラグ体9を完成する。
【0014】図4は本発明の電極の製造方法に係る実施
形態を説明するための一製造工程における要部を示す説
明図であり、製造工程の概略を順次説明する。
【0015】(工程1)として、長いカーボン繊維の束
11に、あらかじめ設定された長さ単位で、互いに離間
させて複数の金属パイプ12を挿入し、(工程2)とし
て、カーボン繊維の束11の一端部を金属パイプ2の一
端部から延出させた状態で、金属パイプ12を塑性変形
(カシメ:A部)させてカーボン繊維の束11の他端部
に圧着固定し、(工程3)として、各金属パイプ12の
圧着固定した端部間におけるカーボン繊維の束11を切
断し(B部)、(工程4)として、カーボン繊維の束1
1における延出部をあらかじめ設定された長さで切断す
ることにより図1に示すような電極本体1を完成する。
【0016】この製造方法は、長いカーボン繊維の束1
1を用いた例であるが、もちろん、カーボン繊維の束が
あらかじめ必要長に切断してあるものを用いて電極本体
1を作成することも考えられ、この場合には、図1を参
照して説明すると、必要な長さに切断されたカーボン繊
維の束3に前記と同様な金属パイプ2を挿入し、カーボ
ン繊維の束3の一部を金属パイプ2の一端部から延出さ
せた状態で、金属パイプ2を塑性変形させてカーボン繊
維の束3の他端部に圧着固定することにより電極本体1
を作成する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電極によれ
ば、カーボン繊維が金属パイプ内に収まっているため、
取り扱いやすく、容易に飛散することはない。また放電
に関係する先端部分を金属パイプから延出させることに
より、イオン放出を妨げることはない。しかも、ソケッ
トコンタクト部材,プラグ部材によりカーボン繊維から
なる電極本体を保持することにより、セット性に優れ、
より堅牢な構造の電極を提供することができる。
【0018】また本発明に係る電極の製造方法によれ
ば、前記電極を作成するに際し、カーボン繊維の取り扱
いが従来に比較して簡単になり、効率的で歩留まりの点
において効果的な電極の製造方法が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極の実施形態を説明するための電子
放射式電極の要部を示す構成図である。
【図2】図1に示す電極本体をソケットコンタクト部材
に固定してなるソケットコンタクト組付体を示す正面図
である。
【図3】図2に示すソケットコンタクト組付体をプラグ
部材に固定してなる電極プラグ体を示す正面図である。
【図4】本発明の電極の製造方法に係る実施形態を説明
するための製造工程の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電極本体 2 金属パイプ 3,11 カーボン繊維の束 5 ソケットコンタクト部材 6 ソケットコンタクト組付体 7 圧着部 8 プラグ部材 9 電極プラグ体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧が印加されてイオンを発生する電
    子放射式電極、あるいは除電ブラシとして用いられる電
    極において、金属パイプと、この金属パイプに挿入され
    たカーボン繊維の束とからなり、前記カーボン繊維の束
    の一部を金属パイプの一端部からあらかじめ設定された
    長さを延出させ、前記金属パイプを塑性変形させてカー
    ボン繊維の束の他端部に圧着固定してなる電極本体を備
    えたことを特徴とする電極。
  2. 【請求項2】 前記電極本体を保持するソケットコンタ
    クト部材と、このソケットコンタクト部材が嵌着される
    プラグ部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    電極。
  3. 【請求項3】 高電圧が印加されてイオンを発生する電
    子放射式電極、あるいは除電ブラシとして用いられる電
    極を製造する製造方法であって、カーボン繊維の束に金
    属パイプを挿入し、前記カーボン繊維の束の一部を金属
    パイプの一端部から延出させた状態で、前記金属パイプ
    を塑性変形させてカーボン繊維の束の他端部に圧着固定
    することにより電極本体を製造することを特徴とする電
    極の製造方法。
  4. 【請求項4】 高電圧が印加されてイオンを発生する電
    子放射式電極、あるいは除電ブラシとして用いられる電
    極を製造する製造方法であって、長いカーボン繊維の束
    にあらかじめ設定された長さ単位で互いに離間させて複
    数の金属パイプを挿入し、前記カーボン繊維の束の一部
    を金属パイプの一端部から延出させた状態で、前記金属
    パイプを塑性変形させてカーボン繊維の束の他端部に圧
    着固定し、各金属パイプの圧着固定した端部間における
    カーボン繊維の束を切断し、さらにカーボン繊維の束の
    前記延出部をあらかじめ設定された長さで切断すること
    により電極本体を製造することを特徴とする電極の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記カーボン繊維の束における切断部分
    を、前記金属パイプの端部に沿って切断することを特徴
    とする請求項4記載の電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記電極本体における金属パイプ部分を
    ソケットコンタクト部材にセットして固定した後、前記
    ソケットコンタクトから延出するカーボン繊維の束にお
    ける前記延出部をあらかじめ設定された長さで切断する
    ことを特徴とする請求項3または4記載の電極の製造方
    法。
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