JP3421976B2 - 雌端子 - Google Patents

雌端子

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JP3421976B2
JP3421976B2 JP06477196A JP6477196A JP3421976B2 JP 3421976 B2 JP3421976 B2 JP 3421976B2 JP 06477196 A JP06477196 A JP 06477196A JP 6477196 A JP6477196 A JP 6477196A JP 3421976 B2 JP3421976 B2 JP 3421976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば丸形ピンと
接触してピン・ソケットを構成する、スリーブ付きの雌
端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスリーブ付き雌端子として、たと
えば図5および図6に示すようなものが提案されている
(特開平3−291874号)。図5において、上記雌
端子20は、外部筒状体21と、その後端開口(図5の
右端)から挿着される内部筒状体22とを有し、相手方
の丸形ピンに対する電気接触部となる内部筒状体22に
は円周方向に複数の両端固定導体片24と片端固定導体
片25が形成されて、該片端固定導体片25の後方自由
端26は外部筒状体21の内面に当接摺動するようにな
っている。
【0003】雌端子20の製造は、図6(A)に示すよ
うに、ベリリウム銅などの銅合金製の金属板(22′)
から交互に一端固定と両端固定の複数の導体片25a′
〜25c′,24a′〜24c′を略平行に打ち抜き形
成し、打ち抜き形成した導体片25a′〜25c′,2
4a′〜24c′を略V字形および略U状に折り曲げる
と共に全体を丸めて筒状体22′として形成し、この外
周に外部筒状体21を挿入して、前記略V字形に折り曲
げた導体片25a′〜25c′の自由端26を外部筒状
体21に当接させることにより行う。
【0004】筒状体22′を外部筒状体21に挿入する
に先立ち、筒状体22′の片端固定の導体片25a′〜
25c′は図5に示すように、該筒状体22′のなす円
より外方へ所定量だけ曲げて予荷重をかけておくのが好
ましい。そして、外部筒状体21に挿入後、外部筒状体
21の先端(図5の左端)を折り曲げ加工して内部筒状
体22の先端部を包み込んで固定すると共に、相手方ピ
ンに対する挿入案内部23を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の雌端子20の製
造方法では、片端固定導体片25a′〜25c′を外部
筒状体21に確実に当接させるために、その自由端26
が筒状体22′から外側に出る構造とする必要があり、
内部筒状体22を矢線Qのようにいわば外部筒状体21
の後端から挿入しなければならない。従って、上記丸形
ピンに対する電気接触部(内部筒状体)の後端に電線接
続部を連続して設けるタイプの雌端子には上記雌端子2
0のような構造および製造方法は適用し難いという問題
があり、また、外部筒状体の先端が厚肉であるため曲げ
加工が困難である。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、相手方の端子に対する電気接触部に続いて電線接続
部を有するスリーブ付きの雌端子の製造を容易にできる
構造をもつ雌端子を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の雌端子は、請求項1に記載のように、電線
接続部と連続してスリーブを設けた端子本体と、該スリ
ーブ内に挿着される円筒状の弾性接触子とから成り、前
記スリーブは前端に薄肉部を有し、前記円筒状の弾性接
触子は円周方向に片持ち梁状のばね片と両持ち梁状のば
ね片とが形成され、該片持ち梁状のばね片は円筒状の弾
性接触子の内部に湾曲し、かつ後方自由端が該円筒状
の弾性接触子の内部に位置すると共に、該円筒状の弾性
接触子の前端部は前記薄肉部の折り返しにより形成され
た挿入案内部で固定されていることを特徴とする。前記
スリーブの薄肉部には適宜間隔で複数の肉抜き部を設け
てあるのが好ましい(請求項2)。
【0008】請求項1の発明によれば、円筒状の弾性接
触子における片持ち梁状のばね片は、その自由端が円筒
状の弾性接触子の内部に位置するので、この自由端すな
わちスリーブの前記開口部側から弾性接触子を内部に挿
入することが可能となり、電線接続部を備えたスリーブ
付きの雌端子を製造することができる。また、スリーブ
の前端を薄肉部として形成したので、折り返し曲げ加工
が容易となり、さらに、請求項2のように、薄肉部に肉
抜き部を設けたことにより曲げ加工が一層容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の具体例について説明する。図1ないし図3に
おいて、Aは雌端子であり、端子本体1と別部品である
円筒状の弾性接触子2とから成る。端子本体1は銅、黄
銅などの銅合金を主体とする通常の導電性金属板、弾性
接触子2はリン青銅、ベリリウム銅などの銅合金を主体
とするばね性の強い導電性金属板からつくる。
【0010】端子本体1は相対向する一対の導体加締片
4,4および絶縁体加締片5,5を有する電線接続部3
に小径の首部6を介して太径のスリーブ7を連成した構
造であり、上記通常の導電性金属板の打抜、折曲加工に
より形成される。スリーブ7の前端開口部分は薄肉部7
aとして形成されている。
【0011】円筒状の弾性接触子2は、前記のように相
手方丸形ピンに対する電気接触部を構成するものであ
り、その円周方向に片持ち梁状のばね片11と両持ち梁
状のばね片12が形成されており、各ばね片11,12
の中央部分は弾性接触子2が空間を仕切る円筒の内部側
に湾曲している。両持ち梁状のばね片12の湾曲は浅
く、片持ち梁状のばね片11は深く湾曲している。片持
ち梁状のばね片11の湾曲頂部11aは弾性接触子2の
軸芯Pに近く、また、湾曲頂部11aの後半部分は軸芯
Pから次第に離れるが、その後方自由端11bは該円筒
の内部に位置するように形成されている。そして、スリ
ーブ7の前記薄肉部7aは弾性接触子2の前端部を包み
込むように折り返され、この折り返し部分により弾性接
触子2を固定すると共に、図示しない相手方丸形ピンに
対する挿入案内部8を形成している。なお、図示の例で
は、両持ち梁状のばね片12は弾性接触子2の円周方向
両側に相対向して形成し、その間に1個の片持ち梁状の
ばね片11を形成しているが、複数の片持ち梁状のばね
片11と両持ち梁状のばね片12とを交互に設けるよう
にしてもよい。
【0012】この円筒状の弾性接触子2の作製は、従来
例を示す図6(A)と同様に、前記ばね性の強い導電性
金属板を素材として、複数の片持ち梁状のばね片11と
両持ち梁状のばね片12とを交互に打抜き形成してから
それぞれ湾曲加工を施した後、全体を丸めて円筒状にす
ればよく、詳細な説明を省略する。
【0013】上記構成において、弾性接触子2における
片持ち梁状のばね片11の後方自由端11bは円筒状の
弾性接触子2の内部に位置しており、外側に出ているも
のがない。従って、図1、図2から明らかなように、端
子本体1のスリーブ7の前端開口部側から容易に挿着す
ることができ、しかも薄肉部7aを設けたことにより折
り返し曲げ加工による弾性接触子2の固定と挿入案内部
8の形成も容易であるから、電線接続部3を備えたスリ
ーブ付きの雌端子Aの製造に適している。また、図4に
示すように、スリーブ7の前端の薄肉部7aに適宜間隔
で複数の肉抜き部7bを設けることにより、折り返し曲
げ加工が一層容易となる。
【0014】また、端子本体1と円筒状の弾性接触子2
はそれぞれ異質材料の金属板から別部品として作製され
ているから、弾性接触子2の導電性金属板の材質を選ぶ
ことにより、片持ち梁状のばね片11のばね性を強くす
ることができる。これにより前記丸形ピンに対する弾性
接触圧の大きな雌端子が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
おいては、円筒状の弾性接触子における片持ち梁状のば
ね片は、その自由端が円筒状の弾性接触子の内部に位置
するので、該自由端側則ちスリーブの前端開口部側から
弾性接触子を内部に挿入することが可能となり、電線接
続部を備えたスリーブ付きの雌端子を製造することがで
きる。また、スリーブの前端を薄肉部として形成したの
で、折り返し曲げ加工が容易であり、さらに、請求項2
のように、薄肉部に肉抜き部を設けたことにより曲げ加
工が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す雌端子の端子本体と弾
性接触子を分離した状態の斜視図である。
【図2】図1の端子本体と弾性接触子を分離した状態の
断面図である。
【図3】図2の組立状態の断面図である。
【図4】図1の端子本体のスリーブの他の態様を示す説
明図である。
【図5】従来のスリーブ付き雌端子の説明図である。
【図6】(A)は図5の雌端子の内部筒状体の展開図、
(B)は内部筒状体の正面図である。
【符号の説明】
A 雌端子 1 端子本体 2 弾性接触子 3 電線接続部 4 導体加締片 5 絶縁体加締片 6 首部 7 スリーブ 7a 薄肉部 7b 肉抜き部 8 挿入案内部 11 片持ち梁状のばね片 12 両持ち梁状のばね片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−31488(JP,A) 特開 昭63−194311(JP,A) 特開 平3−291874(JP,A) 特開 昭63−124383(JP,A) 実開 平4−66081(JP,U) 実開 昭63−150475(JP,U) 実開 平5−77866(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/187 H01R 13/11 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線接続部と連続してスリーブを設けた
    端子本体と、該スリーブ内に挿着される円筒状の弾性接
    触子とから成り、 前記スリーブは前端に薄肉部を有し、前記円筒状の弾性
    接触子は円周方向に片持ち梁状のばね片と両持ち梁状の
    ばね片とが形成され、該片持ち梁状のばね片は円筒状の
    弾性接触子の内部に湾曲し、かつ後方自由端が該円筒
    状の弾性接触子の内部に位置すると共に、該円筒状の弾
    性接触子の前端部は前記薄肉部の折り返しにより形成さ
    れた挿入案内部で固定されていることを特徴とする雌端
    子。
  2. 【請求項2】 前記スリーブの薄肉部に適宜間隔で複数
    の肉抜き部が設けられている請求項1に記載の雌端子。
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