JP2017019409A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料タンクの容量を確保しつつ、効果的なマスの集中化と乗員の快適性の低下の抑制とを達成できる鞍乗型車両を提供すること。【解決手段】燃料タンク35の上縁部81から燃料タンク35の下縁部85までの車両上下方向の寸法X1は、車両前後方向における燃料タンク35の上縁部81の寸法X2より大きい。車両平面視において、メインシート23の前縁の少なくとも一部は、燃料タンク35の後縁部83の後方に配置されている。車両側面視において、燃料タンク35の後端とメインシート23の前端23fとは、ピボット軸線よりも前方に配置されている。車両側面視において、車両前後方向におけるタンデムシートの中央は、後輪の回転中心より前方に配置されている。【選択図】図9
Description
本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗型車両の一例である自動二輪車が開示されている。自動二輪車は、エンジンと、エンジンの上方に位置するように車体フレームに支持された燃料タンクとを備える。自動二輪車は、さらに、メインシートと、メインシートよりも後方かつ上方に配置されたタンデムシートとを備える。タンデムシートは、メインシートとは別体に形成されている。エアクリーナーは、エンジンの上方に配置されている。
特許文献2には、別の鞍乗型車両が開示されている。鞍乗型車両は、クランクケースおよびシリンダブロックを含むエンジンと、エンジンの上方に配置された燃料タンクとを備えている。特許文献2の図1には、エアクリーナーと思われる部材が図示されている。この部材は、シリンダブロックの後方に配置されている。
特許文献1では、車両全体の重心を低下させるために、燃料タンクをできるだけ低い位置に配置している。さらに、重量物を車両の重心に集めること、すなわち、マスの集中化を図るために、燃料タンクをエンジンに近づけている。
特許文献1では、タンデムシートは、メインシートとは別体に形成されているので、タンデムシートの配置の自由度が高い。そのため、たとえば、タンデムシートをメインシートから車両前後方向に離すことができる。この場合、同乗者のための乗車スペースを広げることができ、同乗者の快適性を高めることができる。
特許文献1では、タンデムシートは、メインシートとは別体に形成されているので、タンデムシートの配置の自由度が高い。そのため、たとえば、タンデムシートをメインシートから車両前後方向に離すことができる。この場合、同乗者のための乗車スペースを広げることができ、同乗者の快適性を高めることができる。
つまり、従来では、同乗者の快適性を高めるために、同乗者のための乗車スペースを車両前後方向に広げることが一般的であった。
一方、特許文献2では、エアクリーナーがエンジンの後方に配置されているため、エアクリーナーがエンジンの上方に配置されている車両と比較すると、燃料タンクをエンジンに近づけ易い。特許文献2では、車両上下方向において燃料タンクをエンジンに近づけ易いことを利用して、よりマスの集中を図っている。具体的には、特許文献2では、燃料タンクを車両前後方向に長く、車両上下方向に短く形成し、燃料タンク全体をエンジンに近づけることによって、さらにマスの集中を図っている。
一方、特許文献2では、エアクリーナーがエンジンの後方に配置されているため、エアクリーナーがエンジンの上方に配置されている車両と比較すると、燃料タンクをエンジンに近づけ易い。特許文献2では、車両上下方向において燃料タンクをエンジンに近づけ易いことを利用して、よりマスの集中を図っている。具体的には、特許文献2では、燃料タンクを車両前後方向に長く、車両上下方向に短く形成し、燃料タンク全体をエンジンに近づけることによって、さらにマスの集中を図っている。
発明者らは、マスを集中させるための検討を行った。そして、発明者らは、運転者および同乗者の体重を利用することにより、マスを集中させることを思いついた。つまり、発明者らは、マスを集中させるために、メインシートおよびタンデムシートの位置を前方に移動させ、運転者および同乗者の乗車位置をエンジンにできるだけ近づけることを検討した。この検討において、発明者らは、以下の2つの課題に直面した。
メインシートの前方には燃料タンクが配置されているので、メインシートおよびタンデムシートを前方に移動させる場合、燃料タンクの形状を変更しなければならない。単に燃料タンクを車両前後方向に短くした場合、燃料タンクの容量が減少してしまう。加えて、タンデムシートを前方に移動させると、タンデムシートがメインシートに近づき、同乗者のための乗車スペースが車両前後方向に狭まるので、同乗者の快適性が低下してしまう。
燃料タンクの容量を減らさずに、メインシートおよびタンデムシートを前方に移動させる場合、燃料タンクを上方に突出させて、車両前後方向に長くしなければならない。この場合、燃料タンクの重心が、上方に移動し、エンジンから遠ざかる。これは、マスを集中させるために燃料タンクをエンジンに近づける従来の技術的思想に逆行する。
ここで発明者らは発想を転換した。そして、発明者らは、燃料タンクの重心を下方に移動させてエンジンに近づけるよりも、運転者および同乗者の体重を利用する方が、マスの集中化にとって効果的であると考えた。
ここで発明者らは発想を転換した。そして、発明者らは、燃料タンクの重心を下方に移動させてエンジンに近づけるよりも、運転者および同乗者の体重を利用する方が、マスの集中化にとって効果的であると考えた。
すなわち、運転者の体重は、通常、燃料タンクの重量(燃料の重量を含む)よりも大きい。したがって、運転者および同乗者の体重は、通常、燃料タンクの重量よりも大きい。さらに、燃料タンクは燃料の消費により重量が変化するのに対し、運転者および同乗者の体重が乗車中に変化することはない。そのため、発明者らは、燃料タンクの重心が上方に移動したとしても、車両前後方向において運転者および同乗者の乗車位置をエンジンに近づければ、より効果的にマスを集中させることができると考えた。
加えて、発明者らは、タンデムシートに着座する同乗者の快適性についても発想を転換した。
従来は、同乗者の快適性を高めるために、同乗者のための乗車スペースを車両前後方向に広げていた。この従来の考え方とは異なり、発明者らは、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることで、同乗者の快適性の低下を抑制することを思いついた。
従来は、同乗者の快適性を高めるために、同乗者のための乗車スペースを車両前後方向に広げていた。この従来の考え方とは異なり、発明者らは、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることで、同乗者の快適性の低下を抑制することを思いついた。
具体的には、同乗者は、運転者の腰に手を回した姿勢で乗車する場合がある(図11参照)。運転者の上半身が起きると(上半身が直立姿勢に近づくと)、同乗者は運転者の腰に手を回し易くなる。発明者らは、この考えに基づき、燃料タンクを上方に突出させれば、運転者が上半身を起こすことを促すことができると考えた。この場合、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。さらに、燃料タンクを上方に突出させれば、燃料タンクを車両前後方向に短くしたとしても、燃料タンクの容量を確保できる。
そこで、本発明の目的の一つは、燃料タンクの容量を確保しつつ、効果的なマスの集中化と乗員(運転者および同乗者の少なくとも一方)の快適性の低下の抑制とを達成できる鞍乗型車両を提供することである。
本発明の一実施形態は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、車幅方向に延びるピボット軸線まわりに回転可能に前記メインフレームに支持されたリアアームと、前記リアアームに支持された後輪と、クランクケースと前記クランクケースから上方に延びるシリンダとを有し、少なくとも一部が前記メインフレームの下方かつ前記ピボット軸線の前方の位置に配置されたエンジンと、前記シリンダの後方に配置されたエアクリーナーと、前記ヘッドパイプの後方かつ前記エンジンの上方の位置に配置された燃料タンクと、前記燃料タンクの後方に配置され、かつ、運転者が着座するメインシートと、少なくとも一部が前記メインシートよりも後方かつ上方の位置に配置され、かつ、前記メインシートと別体に形成され、同乗者が着座するタンデムシートと、を備える、鞍乗型車両を提供する。
前記燃料タンクは、給油口が配置された上縁部と、前記上縁部の下方に配置された下縁部と、車両上下方向において前記上縁部と前記下縁部との間に配置され、車両上下方向に延びる後縁部と、前方かつ上方に延び、前記後縁部と前記上縁部を連結する第1傾斜部と、を有する。前記燃料タンクの前記上縁部から前記燃料タンクの前記下縁部までの車両上下方向の寸法は、車両前後方向における前記燃料タンクの前記上縁部の寸法より大きい。車両平面視において、前記メインシートの前縁の少なくとも一部は、前記燃料タンクの前記後縁部の後方に配置されている。車両側面視において、前記燃料タンクの後端と前記メインシートの前端とは、前記ピボット軸線よりも前方に配置されている。車両側面視において、車両前後方向における前記タンデムシートの中央は、前記後輪の回転中心よりも前方に配置されている。車両前後方向における前記タンデムシートの中央は、前記タンデムシートの前端からの車両前後方向の距離と、前記タンデムシートの後端からの車両前後方向の距離とが互いに等しい部分を意味する。
この構成によれば、メインシートの前端が、リアアームの回転中心に相当するピボット軸線よりも前方に配置されている。車両前後方向におけるタンデムシートの中央は、車両側面視において、後輪の回転中心よりも前方に配置されている。これにより、メインシートおよびタンデムシートが前方に移動するので、運転者および同乗者の乗車位置を前方に配置することができる。したがって、マスを効果的に集中させることができる。
加えて、燃料タンクの上縁部から燃料タンクの下縁部までの車両上下方向の寸法は、車両前後方向における燃料タンクの上縁部の寸法より大きい。つまり、燃料タンクは車両上下方向に長い。そのため、燃料タンクを車両前後方向に短くしたとしても、燃料タンクの容量を維持できる。さらに、燃料タンクの後端がピボット軸線よりも前方に位置するように、燃料タンクが前方に配置されているので、メインシートおよびタンデムシートを前方に配置することができる。したがって、燃料タンクの容量を維持しながら、マスを集中させることができる。
さらに、燃料タンクの上縁部から燃料タンクの下縁部までの車両上下方向の寸法が、車両前後方向における燃料タンクの上縁部の寸法より大きく、運転者の前方に位置する燃料タンクが車両上下方向に長いので、運転者は、上半身を起こすように促される。その結果、運転者は、同乗者が運転者の腰に手を回し易い姿勢で乗車する。そのため、同乗者のための乗車スペースが車両前後方向に短縮したとしても、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
前記実施形態において、前記燃料タンクの上端は、前記タンデムシートの後端よりも上方に配置されていてもよい。
この構成によれば、燃料タンクが上方に突出しているので、燃料タンクの上端がタンデムシートの後端よりも上方に配置されている。これにより、燃料タンクが車両上下方向に長くなる。そのため、燃料タンクが車両前後方向に短くなったとしても、燃料タンクの容量を確保できる。加えて、燃料タンクの上端が高い位置に配置されているので、運転者は、燃料タンクによって上半身を起こすように促される。運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易く、運転者に密着し易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
この構成によれば、燃料タンクが上方に突出しているので、燃料タンクの上端がタンデムシートの後端よりも上方に配置されている。これにより、燃料タンクが車両上下方向に長くなる。そのため、燃料タンクが車両前後方向に短くなったとしても、燃料タンクの容量を確保できる。加えて、燃料タンクの上端が高い位置に配置されているので、運転者は、燃料タンクによって上半身を起こすように促される。運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易く、運転者に密着し易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
前記実施形態において、前記燃料タンクの前記下縁部は、車両側面視で、前記メインフレームの上方に配置されており、前記メインフレームから車両上下方向に離れていてもよい。
この構成によれば、燃料タンクの下縁部が車両側面視でメインフレームの上方に位置するように、燃料タンクが高い位置に配置されている。そのため、運転者は、燃料タンクによって上半身を起こすように促される。その結果、運転者は、同乗者が運転者の腰に手を回し易い姿勢で乗車する。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
この構成によれば、燃料タンクの下縁部が車両側面視でメインフレームの上方に位置するように、燃料タンクが高い位置に配置されている。そのため、運転者は、燃料タンクによって上半身を起こすように促される。その結果、運転者は、同乗者が運転者の腰に手を回し易い姿勢で乗車する。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
前記実施形態において、前記燃料タンクの前端から前記燃料タンクの後端までの車両前後方向の寸法は、前記燃料タンクの左端から前記燃料タンクの右端までの車幅方向の寸法よりも小さくてもよい。
この構成によれば、車両前後方向への燃料タンクの寸法が、車幅方向への燃料タンクの寸法よりも小さい。このように燃料タンクが車両前後方向に短縮されているので、メインシートおよびタンデムシートを前方に配置することができ、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させることができる。これにより、マスを効果的に集中させることができる。
この構成によれば、車両前後方向への燃料タンクの寸法が、車幅方向への燃料タンクの寸法よりも小さい。このように燃料タンクが車両前後方向に短縮されているので、メインシートおよびタンデムシートを前方に配置することができ、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させることができる。これにより、マスを効果的に集中させることができる。
前記実施形態において、前記鞍乗型車両は、運転者によって握られる2つのハンドルグリップを含み、前記鞍乗型車両を操舵する運転者の操作に応じて車幅方向に回動するステアリングハンドルをさらに備えていてもよい。前記鞍乗型車両が直進する直進位置に前記ステアリングハンドルが配置されているとき、前記ハンドルグリップは、車両側面視で、前記燃料タンクの上端よりも上方に配置されていてもよい。
この構成によれば、ステアリングハンドルのハンドルグリップが、高い位置に配置されている。したがって、ハンドルグリップを握る運転者は、ステアリングハンドルによって上半身を起こすように促される。運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
前記実施形態において、前記鞍乗型車両は、前記鞍乗型車両を操舵する運転者の操作に応じて車幅方向に回動するステアリングハンドルと、車両平面視で前記ステアリングハンドルと前記燃料タンクとの間に配置されており、前記エンジンを始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチとをさらに備えていてもよい。
この構成によれば、エンジンを始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチが、平面視で、ステアリングハンドルと燃料タンクとの間に配置されている。したがって、メインスイッチがステアリングハンドルの前方に配置されている場合と比較すると、燃料タンクの前端が後方に移動する。そのため、燃料タンクの重心が、後方に移動し、車両前後方向においてエンジンの重心に近づく。これにより、マスをさらに集中させることができる。
この構成によれば、エンジンを始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチが、平面視で、ステアリングハンドルと燃料タンクとの間に配置されている。したがって、メインスイッチがステアリングハンドルの前方に配置されている場合と比較すると、燃料タンクの前端が後方に移動する。そのため、燃料タンクの重心が、後方に移動し、車両前後方向においてエンジンの重心に近づく。これにより、マスをさらに集中させることができる。
前記実施形態において、前記燃料タンクの前端から前記燃料タンクの後端までの車両前後方向の寸法は、前記メインシートの前端から前記メインシートの後端までの車両前後方向の寸法より小さくてもよい。この構成によれば、車両前後方向への燃料タンクの寸法が小さいので、メインシートおよびタンデムシートを前方に配置することができ、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させることができる。これにより、マスを効果的に集中させることができる。
前記実施形態において、前記タンデムシートの後端は、車両側面視で、前記後輪の回転中心よりも前方に配置されていてもよい。この構成によれば、タンデムシートの後端が車両側面視で後輪の回転中心よりも前方に位置するように、タンデムシートが前方に配置されるので、同乗者の乗車位置を前方に配置することができる。したがって、マスを効果的に集中させることができる。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明における前後、上下および左右の各方向は、鞍乗型車両1が水平面上で直進している基準姿勢(ステアリングハンドル8が直進位置に配置された姿勢)にあり、かつ鞍乗型車両1の運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。左右方向は、車幅方向に相当する。車両中央WOは、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Wrの回転中心Crに直交する鉛直面に相当する。以下では、特に断りがない限り、基準姿勢の鞍乗型車両1について説明する。
以下の説明における前後、上下および左右の各方向は、鞍乗型車両1が水平面上で直進している基準姿勢(ステアリングハンドル8が直進位置に配置された姿勢)にあり、かつ鞍乗型車両1の運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。左右方向は、車幅方向に相当する。車両中央WOは、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Wrの回転中心Crに直交する鉛直面に相当する。以下では、特に断りがない限り、基準姿勢の鞍乗型車両1について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面を示す模式図である。図2は、外装カバー等が取り外された鞍乗型車両1の左側面を示す模式図である。図3は、外装カバー等が取り外された鞍乗型車両1の平面を示す模式図である。図4は、外装カバーについて説明するための模式図である。図4の左上部分は、タンクカバーおよびエンジンカバーの分解斜視図を示している。
鞍乗型車両1は、車体フレーム2を含む。図2は、外装カバーが取り外された鞍乗型車両1を示している。車体フレーム2は、後方かつ上方に延びるヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方かつ下方に延びる左右一対のメインフレーム4と、一対のメインフレーム4から後方に延びる左右一対のシートフレーム5とを含む。図3に示すように、一対のメインフレーム4は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。一対のメインフレーム4は、左右方向に互いに対向している。一対のシートフレーム5についても同様である。
図2に示すように、メインフレーム4は、車幅方向外方に広がりながらヘッドパイプ3から後方かつ下方に延びる前端部4fと、前端部4fから下方かつ後方に延びる中間部4iと、中間部4iから下方に延びる後端部4rとを含む。シートフレーム5は、メインフレーム4の中間部4iに接続されている。シートフレーム5は、メインフレーム4から後方に延びる上フレーム6と、メインフレーム4から後方に延びており、側面視で上フレーム6の下方に配置された下フレーム7とを含む。
鞍乗型車両1は、前輪Wfを回転可能に支持すると共に、ヘッドパイプ3の中心線に相当するステアリング軸線Asまわりに回転可能にヘッドパイプ3に支持されたフロントフォーク14を含む。鞍乗型車両1は、さらに、鞍乗型車両1を操舵するときに運転者によって操作されるステアリングハンドル8と、フロントフォーク14にステアリングハンドル8を連結するハンドルホルダ11とを含む。
図2に示すように、フロントフォーク14は、前輪Wfの右方および左方に配置された一対のフロントサスペンション15と、一対のフロントサスペンション15に取り付けられたアンダーブラケット16と、アンダーブラケット16の上方で一対のフロントサスペンション15に取り付けられたトップブラケット17とを含む。フロントフォーク14は、さらに、トップブラケット17およびアンダーブラケット16によって支持されたステアリングシャフト18を含む。
ステアリングシャフト18の上端および下端は、それぞれ、トップブラケット17およびアンダーブラケット16に支持されている。互いに平行な一対のフロントサスペンション15は、トップブラケット17から上方に突出している。ステアリングシャフト18は、側面視で、フロントサスペンション15の後方に配置されている。後方かつ上方に延びるステアリングシャフト18は、ヘッドパイプ3内に挿入されている。ステアリングシャフト18は、後方かつ上方に延びるステアリング軸線Asまわりにヘッドパイプ3に対して回転可能である。運転者によってステアリングハンドル8に加えられた操舵力は、ハンドルホルダ11を介してフロントフォーク14に伝達される。これにより、フロントフォーク14が前輪Wf等と共にステアリング軸線Asまわりに回動し、鞍乗型車両1が操舵される。
図2に示すように、ステアリングハンドル8は、フロントフォーク14の上方に配置されている。ステアリングハンドル8は、運転者によって握られる一対のハンドルグリップ9と、一対のハンドルグリップ9を支持するハンドルバー10とを含む。一対のハンドルグリップ9は、それぞれ、ハンドルバー10の右端部および左端部に取り付けられている。ハンドルバー10の中央部は、ハンドルホルダ11に取り付けられている。右方のハンドルグリップ9は、ハンドルバー10に対して回転可能なスロットルグリップである。エンジン27の出力は、スロットルグリップの回転量に応じて調整される。
図2に示すように、ハンドルホルダ11は、ステアリングハンドル8の上方に配置されたアッパーホルダ12と、トップブラケット17とステアリングハンドル8との間に配置されたロワーホルダ13とを含む。アッパーホルダ12は、ボルトによって取り外し可能にロワーホルダ13に固定されている。ロワーホルダ13は、トップブラケット17に固定されている。ハンドルホルダ11は、アッパーホルダ12およびロワーホルダ13でハンドルバー10を挟むことにより、ステアリングハンドル8を保持している。ロワーホルダ13は、トップブラケット17とは別の部材に限らず、トップブラケット17と一体の単一の部材であってもよい。
鞍乗型車両1は、後輪Wrを回転可能に支持すると共に、左右方向に延びるピボット軸線Apまわりに上下方向に回転可能に車体フレーム2に支持されたリアアーム22を含む。リアアーム22の前端部は、一対のメインフレーム4の間に配置されている。リアアーム22の前端部は、左右方向に延びるピボットシャフト21を介して、メインフレーム4に連結されている。ピボットシャフト21の両端部は、一対のメインフレーム4に支持されている。後輪Wrは、リアアーム22の後端部に回転可能に支持されている。リアアーム22および後輪Wrは、ピボット軸線Apに相当するピボットシャフト21の中心線まわりにメインフレーム4に対して上下方向に回転可能である。
図2に示すように、鞍乗型車両1は、運転者が座るメインシート23と、同乗者が座るタンデムシート24とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、運転者の足(foot)が乗せられるメインステップ25と、同乗者の足が乗せられるタンデムステップ26とを含む。
メインシート23およびタンデムシート24は、別々の部材である。メインシート23は、燃料タンク35の後方に配置されており、タンデムシート24は、メインシート23の後方かつ上方に配置されている。メインシート23およびタンデムシート24は、シートフレーム5によってそれらの下方から支持されている。
メインシート23およびタンデムシート24は、別々の部材である。メインシート23は、燃料タンク35の後方に配置されており、タンデムシート24は、メインシート23の後方かつ上方に配置されている。メインシート23およびタンデムシート24は、シートフレーム5によってそれらの下方から支持されている。
同乗者の臀部に接するタンデムシート24の座面24aは、運転者の臀部に接するメインシート23の座面23aよりも後方かつ上方に配置されている。メインステップ25は、側面視で、メインシート23の下方に配置されている。タンデムステップ26は、メインステップ25よりも後方に配置されている。メインステップ25およびタンデムステップ26は、車体フレーム2に支持されている。
タンデムシート24の後端24rは、側面視で、後輪Wrの上方に配置されている。タンデムシート24の後端24rは、側面視で、後輪Wrの回転中心Crよりも前方に配置されている。同様に、前後方向におけるタンデムシート24の中央24cは、後輪Wrの回転中心Crよりも前方に配置されている。タンデムシート24の前端24fは、側面視で、後輪Wrの前端よりも前方に配置されている。
タンデムシート24の前端24fは、側面視で、メインシート23の上方に配置されている。同乗者の乗車位置を前方に移動させるために、タンデムシート24の前端24fは、メインシート23の後端23rよりも前方に配置されている。メインシート23の後端部とタンデムシート24の前端部は、前後方向に重なっている。
メインシート23の前端23fは、側面視で、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている。メインシート23の前端23fは、側面視で、メインフレーム4の後端部4rの前縁よりも前方に配置されている。メインシート23の前端23fは、側面視で、エンジン27の後端27rよりも前方に配置されている。メインフレーム4の後端部4rの前縁は、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている。エンジン27の後端27rは、ピボット軸線Apよりも前方で、かつ、ピボット軸線Apよりも上方の位置に配置されている。
メインシート23の前端23fは、側面視で、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている。メインシート23の前端23fは、側面視で、メインフレーム4の後端部4rの前縁よりも前方に配置されている。メインシート23の前端23fは、側面視で、エンジン27の後端27rよりも前方に配置されている。メインフレーム4の後端部4rの前縁は、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている。エンジン27の後端27rは、ピボット軸線Apよりも前方で、かつ、ピボット軸線Apよりも上方の位置に配置されている。
図2に示すように、鞍乗型車両1は、鞍乗型車両1を走行させる動力を発生するエンジン27と、エンジン27に供給される空気から異物を除去するエアクリーナー34と、エンジン27に供給される燃料を貯留する燃料タンク35とを含む。エンジン27は、車体フレーム2に支持されている。同様に、燃料タンク35およびエアクリーナー34は、車体フレーム2に支持されている。
エンジン27は、側面視で、メインフレーム4の下方に配置されている。エンジン27は、前後方向における前輪Wfおよび後輪Wrの間に配置されている。エンジン27は、ピストン29を収容するシリンダ30を形成するシリンダボディ31と、燃料が燃焼する燃焼室をピストン29と共に形成するシリンダヘッド28とを含む。エンジン27は、さらに、左右方向に水平に延びるクランク軸線Acまわりに回転可能なクランクシャフトを収容するクランクケース32と、クランクケース32の側方に配置されたクランクカバー33とを含む。
シリンダボディ31は、クランクケース32と一体の単一の部材であってもよいし、クランクケース32とは別の部材であってもよい。クランクケース32は、車幅方向に延びるドライブシャフトDsと、ドライブシャフトDsと共に回転するスプロケットとを収容している。ドライブシャフトDsは、スプロケットに巻き掛けられたチェーンを介して後輪Wrに連結されている。クランクシャフトの回転は、ドライブシャフトDsを介して後輪Wrに伝達される。
シリンダ30は、クランクケース32から上方に延びている。シリンダ30およびクランク軸線Acは、側面視で、メインフレーム4の中間部4iの下方に配置されている。メインフレーム4の後端部4rは、側面視で、クランク軸線Acの後方に位置している。メインフレーム4の下端に相当する後端部4rの下端は、クランク軸線Acよりも下方に位置している。シリンダ30およびクランク軸線Acは、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている。
燃料タンク35は、側面視で、メインフレーム4の上方に配置されている。燃料タンク35のいずれの部分も、側面視で、メインフレーム4から上方に離れている。燃料タンク35は、側面視で、エンジン27の上方に配置されている。シリンダ30およびクランク軸線Acは、側面視で、燃料タンク35の下方に配置されている。シートフレーム5の上フレーム6の前端は、側面視で、燃料タンク35の下方に配置されている。シートフレーム5の下フレーム7の前端は、側面視で、燃料タンク35よりも後方に配置されている。
燃料タンク35の上端35uは、タンデムシート24の後端24rよりも上方に配置されている。燃料タンク35の上端35uは、フラッシャー37の上端37uよりも上方に配置されている。フロントサスペンション15の上端15uは、フラッシャー37の上端37uよりも下方に配置されている。ハンドルグリップ9は、燃料タンク35の上端35uよりも上方に配置されている。
燃料タンク35の後端35rは、メインシート23の前端23fよりも前方に配置されている。燃料タンク35の後端35rは、接合部35aを含まない燃料タンク35の後端を意味する。燃料タンク35の後端35rは、メインシート23のいずれの部分よりも上方に配置されている。ピボット軸線Apは、メインシート23の前端23fよりも後方に配置されている。
エアクリーナー34は、空気から異物を除去するエレメントを収容している。エアクリーナー34は、側面視で、燃料タンク35の後方かつ下方に配置されている。エアクリーナー34は、側面視で、エンジン27の後方かつ上方に配置されている。エアクリーナー34は、エアクリーナー34から前方に延びる吸気管を介してエンジン27に接続されている。エアクリーナー34で浄化された空気は、吸気管を介してエンジン27に供給される。
エアクリーナー34は、シリンダ30の後方に配置されている。エアクリーナー34の前端は、シリンダ30の後端よりも後方に配置されている。エアクリーナー34の上端は、シリンダ30の上端よりも上方に配置されている。エアクリーナー34の下端は、シリンダ30の上端よりも下方に配置されている。エアクリーナー34の少なくとも一部は、シリンダ30と等しい高さに配置されている。
エアクリーナー34は、クランク軸線Acよりも後方に配置されている。エアクリーナー34は、ピボット軸線Apの上方に配置されている。エアクリーナー34は、メインシート23の下方に配置されている。メインシート23の後端23rは、エアクリーナー34よりも後方に配置されている。一対のメインフレーム4は、それぞれ、エアクリーナー34の右方および左方に配置されている。一対のシートフレーム5についても同様である。側面視において、エアクリーナー34は、シートフレーム5の上フレーム6から上方に突出しており、シートフレーム5の下フレーム7から下方に突出している。
図1に示すように、鞍乗型車両1は、前方に光を発するヘッドランプ36と、運転者の操作に応じて点滅する2つのフラッシャー37とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、後方に光を発するテールランプ41と、運転者の操作に応じて点滅する2つのフラッシャー42とを含む。
ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、側面視で、前輪Wfの上方に配置されている。フラッシャー37は、側面視で、ヘッドランプ36の上方に配置されている。ヘッドランプ36は、ヘッドパイプ3の前方に配置されている。図3に示すように、ヘッドランプ36は、車幅方向における車両中央WOに重なっている。2つのフラッシャー37は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、フロントフォーク14に支持されている。ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、フロントフォーク14と共にステアリング軸線Asまわりに回動する。
ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、側面視で、前輪Wfの上方に配置されている。フラッシャー37は、側面視で、ヘッドランプ36の上方に配置されている。ヘッドランプ36は、ヘッドパイプ3の前方に配置されている。図3に示すように、ヘッドランプ36は、車幅方向における車両中央WOに重なっている。2つのフラッシャー37は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、フロントフォーク14に支持されている。ヘッドランプ36およびフラッシャー37は、フロントフォーク14と共にステアリング軸線Asまわりに回動する。
図1に示すように、テールランプ41およびフラッシャー42は、側面視で、後輪Wrの上方に配置されている。フラッシャー42は、テールランプ41よりも後方に配置されている。テールランプ41は、車両中央WOに重なっている。2つのフラッシャー42は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。テールランプ41は、シートフレーム5に支持されている。フラッシャー42は、リアステー43を介してシートフレーム5に支持されている。テールランプ41およびフラッシャー42は、タンデムシート24の後端24rよりも後方に配置されている。
図3に示すように、鞍乗型車両1は、鞍乗型車両1の走行速度を含む各種の情報を表示するメータ39と、メータ39の前方に配置されたメータカバー38とを含む。メータ39は、例えばデジタルメータである。メータ39は、各種の情報を表示するディスプレー39a(表示装置)と、ディスプレー39aを収容すると共に開口からディスプレー39aの一部を露出させるメータハウジング39bとを含む。
図2に示すように、メータ39およびメータカバー38は、ステアリングハンドル8の前方に配置されている。メータ39およびメータカバー38は、ヘッドランプ36の上方に配置されている。メータ39は、2つのフラッシャー37の間に配置されている。メータ39およびメータカバー38は、フロントフォーク14に支持されている。メータ39およびメータカバー38は、フロントフォーク14と共にステアリング軸線Asまわりに回動する。
鞍乗型車両1は、エンジン27や電気機器を始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチ44を含む。図2は、メインスイッチ44がキーシリンダである例を示している。メインスイッチ44に差し込まれたメインキー45が始動位置に配置されると、エンジン27を始動させるスターターモータに電力が供給され、エンジン27が始動される。
メインスイッチ44は、ヘッドパイプ3よりも後方に配置されている。メインスイッチ44は、燃料タンク35の前方に位置している。メインスイッチ44は、燃料タンク35の上端35uよりも下方に配置されている。メインスイッチ44は、側面視で、メインフレーム4の上方に配置されている。メインスイッチ44は、メインフレーム4に支持されている。図3に示すように、メインスイッチ44は、車両中央WOに重なっている。メインスイッチ44は、平面視で、ハンドルバー10と燃料タンク35との間に配置されている。
図1に示すように、鞍乗型車両1は、鞍乗型車両1の外面を形成する外装カバーを含む。外装カバーは、前輪Wfの上方に配置されたフロントフェンダー46と、燃料タンク35の上方および側方に配置されたタンクカバー47〜50と、メインスイッチ44を覆うスイッチカバー51とを含む。外装カバーは、さらに、エンジン27の側方に配置されたエンジンカバー52〜53と、シートフレーム5の側方に配置されたリアカバー54〜57と、後輪Wrの上方に配置されたリアフェンダー58とを含む。
図4に示すように、タンクカバーは、燃料タンク35の上方に配置されたセンターカバー49と、タンクキャップが露出する開口を形成するキャップカバー50とを含む。タンクカバーは、さらに、燃料タンク35の側方に配置された2つのサイドカバー47と、2つのサイドカバー47の下方に配置された2つのアンダーカバー48とを含む。
図4に示すように、エンジンカバーは、シリンダ30およびメインフレーム4の側方に配置された2つのアッパーカバー52と、2つのアッパーカバー52の下方に配置されたロワーカバー53とを含む。アッパーカバー52は、タンクカバーのサイドカバー47およびアンダーカバー48の下方に配置されている。ロワーカバー53は、エンジン27に設けられたクランクカバー33の前方に位置する部分と、クランクカバー33の下方に位置する部分とを含む。
図4に示すように、エンジンカバーは、シリンダ30およびメインフレーム4の側方に配置された2つのアッパーカバー52と、2つのアッパーカバー52の下方に配置されたロワーカバー53とを含む。アッパーカバー52は、タンクカバーのサイドカバー47およびアンダーカバー48の下方に配置されている。ロワーカバー53は、エンジン27に設けられたクランクカバー33の前方に位置する部分と、クランクカバー33の下方に位置する部分とを含む。
図1に示すように、リアカバーは、側面視でメインシート23の下方に配置されたアッパーカバー54と、アッパーカバー54の下方に配置されたロワーカバー55とを含む。リアカバーは、さらに、アッパーカバー54およびロワーカバー55の後方に配置されたサイドカバー56と、サイドカバー56の後方に配置されたテールカバー57とを含む。タンデムシート24は、側面視で、サイドカバー56の上方に位置している。テールカバー57の後端は、タンデムシート24の後端24rの後方に位置している。
次に、燃料タンク35について詳細に説明する。
図5および図6は、車体フレーム2に取り付けられた燃料タンク35の左側面および平面を示す模式図である。図7は、図5に示すVII−VII線に沿う断面を示す断面図である。図8は、図5に示すVIII−VIII線に沿う断面を示す断面図である。
図5に示すように、燃料タンク35は、燃料を貯留する貯留空間を形成する中空のタンク本体63と、貯留空間に繋がる給油口61を開閉するタンクキャップ62とを含む。
図5および図6は、車体フレーム2に取り付けられた燃料タンク35の左側面および平面を示す模式図である。図7は、図5に示すVII−VII線に沿う断面を示す断面図である。図8は、図5に示すVIII−VIII線に沿う断面を示す断面図である。
図5に示すように、燃料タンク35は、燃料を貯留する貯留空間を形成する中空のタンク本体63と、貯留空間に繋がる給油口61を開閉するタンクキャップ62とを含む。
図6に示すように、タンクキャップ62は、給油口61を形成する円環状のキャップベース62aと、キャップベース62a内に配置されたキャップ本体62bとを含む。キャップベース62aは、タンク本体63に固定されている。キャップ本体62bは、給油口61が開かれる開位置と給油口61が閉じられる閉位置との間でキャップベース62aに対して移動可能である。
タンク本体63は、単一の一体の部材であってもよいし、互いに連結された複数の部材を含んでいてもよい。また、タンク本体63の材料は、金属であってもよいし、合成樹脂であってもよい。図5および図6は、タンク本体63が複数の金属部材を含む例を示している。図5に示すように、タンク本体63は、下部に開口が設けられたカップ状の上部材64と、上部に開口が設けられたカップ状の下部材65とを含む。上部材64は、下部材65の上方に配置されている。上部材64および下部材65は、接合部35aで互いに接続されている。
上部材64は、下部に開口が設けられたカップ状の上本体部64aと、上本体部64aの下端から外方に延びる環状の上フランジ部64bとを含む。下部材65は、上部に開口が設けられたカップ状の下本体部65aと、下本体部65aの上端から外方に延びる環状の下フランジ部65bとを含む。タンク本体63の貯留空間は、上本体部64aおよび下本体部65aによって形成されている。タンク本体63の接合部35aは、上フランジ部64bと下フランジ部65bとを含む。上フランジ部64bと下フランジ部65bとは、溶接により互いに固定されている。
図6に示すように、タンクキャップ62は、上部材64に取り付けられている。センターカバー49(図4参照)が取り付けられるセンターブラケット67と、サイドカバー47(図4参照)が取り付けられる2つのサイドブラケット68とは、上部材64に固定されている。ゴムや樹脂などの弾性材料で作成された緩衝材69は、タンク本体63の接合部35aに取り付けられている。緩衝材69は、外装カバーと燃料タンク35との間に配置される。
図5に示すように、燃料タンク35内の燃料をエンジン27に向けて送る燃料ポンプ70は、下部材65に取り付けられている。燃料ポンプ70は、燃料タンク35内に配置されている。燃料ポンプ70の下端部は、下部材65から下方に突出している。エンジン27に向けて燃料を案内する燃料ホース71は、燃料ポンプ70の下端部に取り付けられている。
次に、燃料タンク35を車体フレーム2に連結する連結構造について説明する。
図5に示すように、燃料タンク35の前部は、タンクブラケット74を介してメインフレーム4に支持されている。具体的には、鞍乗型車両1は、メインフレーム4に固定されたフレームブラケット72と、フレームブラケット72に支持された中間ブラケット73と、中間ブラケット73に支持されたタンクブラケット74とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、タンク本体63に固定されたタンクステー75と、タンクステー75に固定されたナットN1と、タンクブラケット74に保持された筒状のダンパD1と、ダンパD1をタンクステー75に連結するボルトB1とを含む。
図5に示すように、燃料タンク35の前部は、タンクブラケット74を介してメインフレーム4に支持されている。具体的には、鞍乗型車両1は、メインフレーム4に固定されたフレームブラケット72と、フレームブラケット72に支持された中間ブラケット73と、中間ブラケット73に支持されたタンクブラケット74とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、タンク本体63に固定されたタンクステー75と、タンクステー75に固定されたナットN1と、タンクブラケット74に保持された筒状のダンパD1と、ダンパD1をタンクステー75に連結するボルトB1とを含む。
タンクブラケット74は、中間ブラケット73にボルトによって連結されている。図7に示すように、ダンパD1は、タンクブラケット74に設けられた貫通穴内に配置されている。タンクブラケット74の貫通穴の縁74aは、ダンパD1の外周に設けられた環状溝内に配置されている。ボルトB1は、ダンパD1内に配置された筒状のカラーC1内に挿入されている。ボルトB1の先端部は、タンクステー75に保持されたナットN1にねじ止めされている。タンク本体63は、ゴムや樹脂などの弾性材料で作成された弾性体の一例であるダンパD1を介してタンクブラケット74に連結されている。
また、燃料タンク35の後部は、タンクブラケット78を介してシートフレーム5に支持されている。具体的には、図5に示すように、鞍乗型車両1は、シートフレーム5に固定されたフレームブラケット76と、フレームブラケット76に支持された中間ブラケット77と、中間ブラケット77に支持されたタンクブラケット78とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、タンク本体63に固定されたタンクステー79と、タンクステー79に固定されたナットN2と、タンクブラケット78に保持された筒状のダンパD2と、ダンパD2をタンクステー79に連結するボルトB2とを含む。
タンクブラケット78とタンクステー79との連結構造は、前述の連結構造と同様である。具体的には、ダンパD2は、タンクブラケット78に設けられた貫通穴内に配置されている。ダンパD2をタンクブラケットに保持する貫通穴の縁は、ダンパD2の外周に設けられた環状溝内に配置されている。ボルトB2は、ダンパD2内に配置された筒状のカラー内に挿入されている。ボルトB2の先端部は、タンクステー79に保持されたナットN2にねじ止めされている。タンク本体63は、弾性体の一例であるダンパD2を介してタンクブラケット78に連結されている。
図8に示すように、フレームブラケット76は、2対の対向プレート76aを含む。対の対向プレート76aは、左右方向に互いに対向している。中間ブラケット77は、左右方向に延びる2つの中間パイプ77aを含む。中間パイプ77aは、対の対向プレート76aの間に配置されている。左右方向に延びるダンパD3は、中間パイプ77a内に圧入されている。ダンパD3の両端部は、中間パイプ77aの両端部から突出している。筒状のカラーC3は、ダンパD3内に挿入されている。ボルトB3の軸部は、カラーC3内の空間を介して、対の対向プレート76aを左右方向に貫通している。対の対向プレート76aは、ボルトB3の頭部とナットN3とによって左右方向に挟まれており、これによって、ダンパD3が対の対向プレート76aによって左右方向に挟まれている。これにより、ダンパD3が対の対向プレート76aに保持されている。
次に、燃料タンク35の形状等について詳細に説明する。
図9は、燃料タンク35の左側面を示す模式図である。図10は、燃料タンク35の平面を示す模式図である。図9および図10では、センターブラケット67等(図6参照)を省略すると共に、燃料タンク35を簡略的に示している。
前述のように、タンク本体63が上部材64および下部材65を備えているので、上部材64および下部材65が接続される接合部35aがタンク本体63に設けられている。しかしながら、タンク本体63が樹脂製である場合、このような接合部35aは必ずしも必要でない。したがって、以下では、特に断りがない限り、接合部35aが存在しないと仮定して説明する。例えば、燃料タンク35の後端35rは、接合部35aを含まない燃料タンク35の後端を意味する。
図9は、燃料タンク35の左側面を示す模式図である。図10は、燃料タンク35の平面を示す模式図である。図9および図10では、センターブラケット67等(図6参照)を省略すると共に、燃料タンク35を簡略的に示している。
前述のように、タンク本体63が上部材64および下部材65を備えているので、上部材64および下部材65が接続される接合部35aがタンク本体63に設けられている。しかしながら、タンク本体63が樹脂製である場合、このような接合部35aは必ずしも必要でない。したがって、以下では、特に断りがない限り、接合部35aが存在しないと仮定して説明する。例えば、燃料タンク35の後端35rは、接合部35aを含まない燃料タンク35の後端を意味する。
最初に、側面視における燃料タンク35の形状等について説明する。
図9に示すように、燃料タンク35は、給油口61が配置された上縁部81と、上縁部81の下方に配置された下縁部85と、上縁部81および下縁部85よりも前方に配置された前縁部87と、上縁部81および下縁部85よりも後方に配置された後縁部83とを含む。燃料タンク35は、さらに、上縁部81から後縁部83に延びる第1傾斜部82と、後縁部83から下縁部85に延びる第2傾斜部84と、下縁部85から前縁部87に延びる第3傾斜部86と、前縁部87から上縁部81に延びる第4傾斜部88とを含む。
図9に示すように、燃料タンク35は、給油口61が配置された上縁部81と、上縁部81の下方に配置された下縁部85と、上縁部81および下縁部85よりも前方に配置された前縁部87と、上縁部81および下縁部85よりも後方に配置された後縁部83とを含む。燃料タンク35は、さらに、上縁部81から後縁部83に延びる第1傾斜部82と、後縁部83から下縁部85に延びる第2傾斜部84と、下縁部85から前縁部87に延びる第3傾斜部86と、前縁部87から上縁部81に延びる第4傾斜部88とを含む。
燃料タンク35の上縁部81は、給油口61の前方に配置された前端81fと、給油口61の後方に配置された後端81rとを含む。上縁部81の前端81fは、下縁部85の前端85fよりも前方に配置されている。上縁部81の後端81rは、下縁部85の後端85rよりも前方に配置されている。上縁部81から下縁部85までの上下方向の寸法X1(最長寸法)は、上縁部81の前端81fから上縁部81の後端81rまでの前後方向の寸法X2よりも大きい。寸法X2は、下縁部85の前端85fから下縁部85の後端85rまでの前後方向の寸法X3よりも小さい。
燃料タンク35の第1傾斜部82は、上縁部81から下方かつ後方に延びる上傾斜部82aと、上傾斜部82aから下方かつ後方に延びる下傾斜部82bとを含む。上傾斜部82aおよび下傾斜部82bは、下方に凹んだ凹部82cを形成している。水平面に対する上傾斜部82aの角度は、水平面に対する下傾斜部82bの角度よりも大きい。上傾斜部82aは、下傾斜部82bよりも前後方向に短い。上傾斜部82aは、下縁部85の後端85rよりも前方に配置されている。
燃料タンク35の後縁部83は、上縁部81と下縁部85との間の高さに配置されている。後縁部83は、タンク本体63の接合部35aによって仕切られた上傾斜部83aおよび下傾斜部83bを含む。上傾斜部83aは、接合部35aから上方かつ前方に延びている。下傾斜部83bは、接合部35aから下方かつ前方に延びている。後縁部83の上端83uから後縁部83の下端83Lまでの上下方向の寸法X4は、上縁部81の前端81fから上縁部81の後端81rまでの前後方向の寸法X2よりも小さい。図10に示すように、後縁部83は、平面視で、メインシート23の前縁の前方に配置されている。
図9に示すように、燃料タンク35の第2傾斜部84は、浅い凹部84cを形成している。凹部84cは、上方かつ前方に凹んでいる。第2傾斜部84は、凹部84cから下縁部85に向かって下方かつ前方に延びる傾斜部84aを含む。第2傾斜部84は、上縁部81の後端81rよりも後方に位置している。第2傾斜部84は、下縁部85を介して燃料タンク35の第3傾斜部86に接続されている。第3傾斜部86は、前縁部87に向かって前方かつ上方に延びている。第3傾斜部86の後端は、上縁部81の前端81fよりも後方に配置されている。
燃料タンク35の前縁部87は、上縁部81と下縁部85との間の高さに配置されている。前縁部87は、後縁部83の前方に位置している。前縁部87は、タンク本体63の接合部35aによって仕切られた上傾斜部87aおよび下傾斜部87bを含む。上傾斜部87aは、凸円弧状である。上傾斜部87aは、接合部35aから上方かつ後方に延びている。下傾斜部87bは、接合部35aから下方かつ後方に延びている。前縁部87は、第4傾斜部88を介して上縁部81に接続されている。第4傾斜部88は、第1傾斜部82の前方に位置している。
次に、平面視における燃料タンク35の形状等について説明する。
図10に示すように、燃料タンク35は、平面視で車両中央WOを通る直線状の前縁部91と、車両中央WOに向かって後方に延びる2つの側縁部93とを含む。前縁部91は、給油口61の前方に配置されている。2つの側縁部93は、それぞれ、給油口61の右方および左方に配置されている。前縁部91は、凸状の前円弧部92を介して側縁部93に接続されている。2つの側縁部93は、凸状の後円弧部94を介して互いに接続されている。2つの前円弧部92は、車両中央WOの両側に配置されている。後円弧部94は、車両中央WOに重なっている。
図10に示すように、燃料タンク35は、平面視で車両中央WOを通る直線状の前縁部91と、車両中央WOに向かって後方に延びる2つの側縁部93とを含む。前縁部91は、給油口61の前方に配置されている。2つの側縁部93は、それぞれ、給油口61の右方および左方に配置されている。前縁部91は、凸状の前円弧部92を介して側縁部93に接続されている。2つの側縁部93は、凸状の後円弧部94を介して互いに接続されている。2つの前円弧部92は、車両中央WOの両側に配置されている。後円弧部94は、車両中央WOに重なっている。
平面視において、燃料タンク35の前端に相当する前縁部91から給油口61の中心O1までの前後方向の寸法X5は、燃料タンク35の後端35rに相当する後円弧部94の後端から給油口61の中心O1までの前後方向の寸法X6よりも小さい。平面視において、左右方向への燃料タンク35の寸法X7、つまり、燃料タンク35の右端から燃料タンク35の左端までの左右方向の寸法は、前後方向への燃料タンク35の寸法X8、つまり、燃料タンク35の前端から燃料タンク35の後端35rまでの前後方向の寸法よりも大きい。前後方向への燃料タンク35の寸法X8は、前後方向へのメインシート23の寸法、つまり、メインシート23の前端23fからメインシート23の後端23rまで前後方向の寸法よりも小さい(図2参照)。
以上のように本実施形態では、マスを集中させるためにエンジンの上方に位置する燃料タンクをエンジンに近づける従来の考え方とは異なり、燃料タンク35を上下方向に長くする。そして、従来のように燃料タンクをエンジンに近づけることに代えて、燃料タンク35の後端35rを前方に配置し、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させる。つまり、運転者および同乗者の重心をエンジン27に近づけることにより、効果的にマスを集中させる。
その一方で、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させると、運転者および同乗者の快適性(特に、同乗者に快適性)が低下することが懸念される。しかしながら、燃料タンク35が上下方向に長くなるので、運転者は、燃料タンク35によって上半身を起こすように促される。図11に示すように、運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易く、運転者に密着し易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
具体的には、メインシート23の前端23fが、リアアーム22の回転中心に相当するピボット軸線Apよりも前方に配置されている。前後方向におけるタンデムシート24の中央24cは、車両側面視において、後輪Wrの回転中心Crよりも前方に配置されている。これにより、メインシート23およびタンデムシート24が前方に移動するので、運転者および同乗者の乗車位置を前方に配置することができる。したがって、マスを効果的に集中させることができる。さらに、エアクリーナー34がシリンダ30の後方に配置されているので、エンジン27の上方に配置されている場合と比較して、燃料タンク35を上下方向にエンジン27に近づけることができる。これにより、マスをさらに集中させることができる。
加えて、燃料タンク35の上縁部81から燃料タンク35の下縁部85までの上下方向の寸法は、前後方向における燃料タンク35の上縁部81の寸法より大きい。つまり、燃料タンク35は上下方向に長い。そのため、燃料タンク35を車両前後方向に短くしたとしても、燃料タンク35の容量を維持できる。さらに、燃料タンク35の後端35rがピボット軸線Apよりも前方に位置するように、燃料タンク35が前方に配置されているので、メインシート23およびタンデムシート24を前方に配置することができる。したがって、燃料タンク35の容量を維持しながら、マスを集中させることができる。
さらに、燃料タンク35の上縁部81から燃料タンク35の下縁部85までの上下方向の寸法が、前後方向における燃料タンク35の上縁部81の寸法より大きく、運転者の前方に位置する燃料タンク35が上下方向に長いので、運転者は、上半身を起こすように促される。その結果、運転者は、同乗者が運転者の腰に手を回し易い姿勢で乗車する。そのため、同乗者のための乗車スペースが前後方向に短縮したとしても、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
本実施形態では、燃料タンク35が上方に突出しているので、燃料タンク35の上端35uがタンデムシート24の後端24rよりも上方に配置されている。これにより、燃料タンク35が上下方向に長くなる。そのため、燃料タンク35が前後方向に短くなったとしても、燃料タンク35の容量を確保できる。加えて、燃料タンク35の上端35uが高い位置に配置されているので、運転者は、燃料タンク35によって上半身を起こすように促される。運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易く、運転者に密着し易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
本実施形態では、燃料タンク35の下縁部85が側面視でメインフレーム4の上方に位置するように、燃料タンク35が高い位置に配置されている。そのため、運転者は、燃料タンク35によって上半身を起こすように促される。その結果、運転者は、同乗者が運転者の腰に手を回し易い姿勢で乗車する。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
本実施形態では、前後方向への燃料タンク35の寸法が、車幅方向への燃料タンク35の寸法よりも小さい。このように燃料タンク35が前後方向に短縮されているので、メインシート23およびタンデムシート24を前方に配置することができ、運転者および同乗者の乗車位置を前方に移動させることができる。これにより、マスを効果的に集中させることができる。
本実施形態では、ステアリングハンドル8のハンドルグリップ9が、高い位置に配置されている。したがって、ハンドルグリップ9を握る運転者は、ステアリングハンドル8によって上半身を起こすように促される。運転者の上半身が起きると、同乗者は、運転者の腰をホールドし易い。これにより、運転者に対する同乗者の密着性を向上させることができ、同乗者の快適性の低下を抑制できる。
本実施形態では、エンジン27を始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチ44が、平面視で、ステアリングハンドル8と燃料タンク35との間に配置されている。したがって、メインスイッチ44がステアリングハンドル8の前方に配置されている場合と比較すると、燃料タンク35の前端が後方に移動する。そのため、燃料タンク35の重心が、後方に移動し、前後方向においてエンジン27の重心に近づく。これにより、マスをさらに集中させることができる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前記実施形態では、燃料タンク35の上端35uが、タンデムシート24の後端24rよりも上方に配置さている場合について説明した。しかし、燃料タンク35の上端35uは、タンデムシート24の後端24rと等しい高さに配置されていてもよいし、タンデムシート24の後端24rよりも下方に配置されていてもよい。
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前記実施形態では、燃料タンク35の上端35uが、タンデムシート24の後端24rよりも上方に配置さている場合について説明した。しかし、燃料タンク35の上端35uは、タンデムシート24の後端24rと等しい高さに配置されていてもよいし、タンデムシート24の後端24rよりも下方に配置されていてもよい。
前記実施形態では、燃料タンク35の後端35rが、ピボット軸線Apよりも前方に配置されている場合について説明した。しかし、燃料タンク35の後端35rは、前後方向においてピボット軸線Apと等しい位置に配置されていてもよいし、ピボット軸線Apよりも後方に配置されていてもよい。
前記実施形態では、燃料タンク35のいずれの部分も、側面視で、メインフレーム4から上方に離れており、燃料タンク35が、側面視で、メインフレーム4に重なっていない場合について説明した。しかし、燃料タンク35は、側面視で、メインフレーム4に重なっていてもよい。
前記実施形態では、燃料タンク35のいずれの部分も、側面視で、メインフレーム4から上方に離れており、燃料タンク35が、側面視で、メインフレーム4に重なっていない場合について説明した。しかし、燃料タンク35は、側面視で、メインフレーム4に重なっていてもよい。
前記実施形態では、左右方向への燃料タンク35の寸法が、前後方向への燃料タンク35の寸法よりも大きい場合について説明した。しかし、左右方向への燃料タンク35の寸法は、前後方向への燃料タンク35の寸法以下であってもよい。
前記実施形態では、ハンドルグリップ9が、側面視で、燃料タンク35の上端35uよりも上方に配置されている場合について説明した。しかし、ハンドルグリップ9の少なくとも一部が、燃料タンク35と等しい高さに配置されていてもよい。
前記実施形態では、ハンドルグリップ9が、側面視で、燃料タンク35の上端35uよりも上方に配置されている場合について説明した。しかし、ハンドルグリップ9の少なくとも一部が、燃料タンク35と等しい高さに配置されていてもよい。
前記実施形態では、エンジン27等を始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチ44が、平面視でステアリングハンドル8と燃料タンク35との間に配置されている場合について説明した。しかし、メインスイッチ44は、ステアリングハンドル8の前方に配置されていてもよい。
前記実施形態では、鞍乗型車両1が、スポーツタイプの自動二輪車である場合について説明した。しかし、鞍乗型車両1は、スクータ型の自動二輪車であってもよい。また、鞍乗型車両1は、自動二輪車に限らず、三つ以上の車輪を備えた鞍乗型車両であってもよいし、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)であってもよいし、スノーモービルであってもよい。
前記実施形態では、鞍乗型車両1が、スポーツタイプの自動二輪車である場合について説明した。しかし、鞍乗型車両1は、スクータ型の自動二輪車であってもよい。また、鞍乗型車両1は、自動二輪車に限らず、三つ以上の車輪を備えた鞍乗型車両であってもよいし、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)であってもよいし、スノーモービルであってもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :鞍乗型車両
3 :ヘッドパイプ
4 :メインフレーム
5 :シートフレーム
8 :ステアリングハンドル
9 :ハンドルグリップ
10 :ハンドルバー
11 :ハンドルホルダ
14 :フロントフォーク
15 :フロントサスペンション
16 :アンダーブラケット
17 :トップブラケット
18 :ステアリングシャフト
21 :ピボットシャフト
22 :リアアーム
23 :メインシート
23f :メインシートの前端
23r :メインシートの後端
24 :タンデムシート
24f :タンデムシートの前端
24r :タンデムシートの後端
24c :前後方向におけるタンデムシートの中央
25 :メインステップ
26 :タンデムステップ
27 :エンジン
28 :シリンダヘッド
29 :ピストン
30 :シリンダ
31 :シリンダボディ
32 :クランクケース
33 :クランクカバー
34 :エアクリーナー
35 :燃料タンク
35r :後端
35u :上端
36 :ヘッドランプ
37 :フラッシャー
37u :フラッシャーの上端
38 :メータカバー
39 :メータ
44 :メインスイッチ
61 :給油口
62 :タンクキャップ
62a :キャップベース
62b :キャップ本体
63 :タンク本体
64 :上部材
64a :上本体部
64b :上フランジ部
65 :下部材
65a :下本体部
65b :下フランジ部
67 :センターブラケット
68 :サイドブラケット
69 :緩衝材
70 :燃料ポンプ
71 :燃料ホース
72 :フレームブラケット
73 :中間ブラケット
74 :タンクブラケット
75 :タンクステー
76 :フレームブラケット
76a :対向プレート
77 :中間ブラケット
77a :中間パイプ
78 :タンクブラケット
79 :タンクステー
81 :燃料タンクの上縁部
82 :燃料タンクの第1傾斜部
83 :燃料タンクの後縁部
84 :燃料タンクの第2傾斜部
85 :燃料タンクの下縁部
86 :燃料タンクの第3傾斜部
87 :燃料タンクの前縁部
88 :燃料タンクの第4傾斜部
91 :燃料タンクの前縁部
92 :燃料タンクの前円弧部
93 :燃料タンクの側縁部
94 :燃料タンクの後円弧部
Ac :クランク軸線
Ap :ピボット軸線
As :ステアリング軸線
Cr :後輪の回転中心
O1 :給油口の中心
WO :車両中央
Wf :前輪
Wr :後輪
X1〜8:寸法
3 :ヘッドパイプ
4 :メインフレーム
5 :シートフレーム
8 :ステアリングハンドル
9 :ハンドルグリップ
10 :ハンドルバー
11 :ハンドルホルダ
14 :フロントフォーク
15 :フロントサスペンション
16 :アンダーブラケット
17 :トップブラケット
18 :ステアリングシャフト
21 :ピボットシャフト
22 :リアアーム
23 :メインシート
23f :メインシートの前端
23r :メインシートの後端
24 :タンデムシート
24f :タンデムシートの前端
24r :タンデムシートの後端
24c :前後方向におけるタンデムシートの中央
25 :メインステップ
26 :タンデムステップ
27 :エンジン
28 :シリンダヘッド
29 :ピストン
30 :シリンダ
31 :シリンダボディ
32 :クランクケース
33 :クランクカバー
34 :エアクリーナー
35 :燃料タンク
35r :後端
35u :上端
36 :ヘッドランプ
37 :フラッシャー
37u :フラッシャーの上端
38 :メータカバー
39 :メータ
44 :メインスイッチ
61 :給油口
62 :タンクキャップ
62a :キャップベース
62b :キャップ本体
63 :タンク本体
64 :上部材
64a :上本体部
64b :上フランジ部
65 :下部材
65a :下本体部
65b :下フランジ部
67 :センターブラケット
68 :サイドブラケット
69 :緩衝材
70 :燃料ポンプ
71 :燃料ホース
72 :フレームブラケット
73 :中間ブラケット
74 :タンクブラケット
75 :タンクステー
76 :フレームブラケット
76a :対向プレート
77 :中間ブラケット
77a :中間パイプ
78 :タンクブラケット
79 :タンクステー
81 :燃料タンクの上縁部
82 :燃料タンクの第1傾斜部
83 :燃料タンクの後縁部
84 :燃料タンクの第2傾斜部
85 :燃料タンクの下縁部
86 :燃料タンクの第3傾斜部
87 :燃料タンクの前縁部
88 :燃料タンクの第4傾斜部
91 :燃料タンクの前縁部
92 :燃料タンクの前円弧部
93 :燃料タンクの側縁部
94 :燃料タンクの後円弧部
Ac :クランク軸線
Ap :ピボット軸線
As :ステアリング軸線
Cr :後輪の回転中心
O1 :給油口の中心
WO :車両中央
Wf :前輪
Wr :後輪
X1〜8:寸法
Claims (8)
- ヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、
車幅方向に延びるピボット軸線まわりに回転可能に前記メインフレームに支持されたリアアームと、
前記リアアームに支持された後輪と、
クランクケースと前記クランクケースから上方に延びるシリンダとを有し、少なくとも一部が前記メインフレームの下方かつ前記ピボット軸線の前方の位置に配置されたエンジンと、
前記シリンダの後方に配置されたエアクリーナーと、
前記ヘッドパイプの後方かつ前記エンジンの上方の位置に配置された燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に配置され、かつ、運転者が着座するメインシートと、
少なくとも一部が前記メインシートよりも後方かつ上方の位置に配置され、かつ、前記メインシートと別体に形成され、同乗者が着座するタンデムシートと、を備え、
前記燃料タンクは、給油口が配置された上縁部と、前記上縁部の下方に配置された下縁部と、車両上下方向において前記上縁部と前記下縁部との間に配置され、車両上下方向に延びる後縁部と、前方かつ上方に延び、前記後縁部と前記上縁部を連結する第1傾斜部と、を有し、
前記燃料タンクの前記上縁部から前記燃料タンクの前記下縁部までの車両上下方向の寸法は、車両前後方向における前記燃料タンクの前記上縁部の寸法より大きく、
車両平面視において、前記メインシートの前縁の少なくとも一部は、前記燃料タンクの前記後縁部の後方に配置され、
車両側面視において、前記燃料タンクの後端と前記メインシートの前端とは、前記ピボット軸線よりも前方に配置され、
車両側面視において、車両前後方向における前記タンデムシートの中央は、前記後輪の回転中心よりも前方に配置されている、鞍乗型車両。 - 前記燃料タンクの上端は、前記タンデムシートの後端よりも上方に配置されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記燃料タンクの前記下縁部は、前記メインフレームの上方に配置されており、前記メインフレームから車両上下方向に離れている、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
- 前記燃料タンクの前端から前記燃料タンクの後端までの車両前後方向の寸法は、前記燃料タンクの左端から前記燃料タンクの右端までの車幅方向の寸法よりも小さい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
- 前記鞍乗型車両は、運転者によって握られる2つのハンドルグリップを含み、前記鞍乗型車両を操舵する運転者の操作に応じて車幅方向に回動するステアリングハンドルをさらに備え、
前記鞍乗型車両が直進する直進位置に前記ステアリングハンドルが配置されているとき、前記ハンドルグリップは、車両側面視で、前記燃料タンクの上端よりも上方に配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。 - 前記鞍乗型車両を操舵する運転者の操作に応じて車幅方向に回動するステアリングハンドルと、
車両平面視で前記ステアリングハンドルと前記燃料タンクとの間に配置されており、前記エンジンを始動させるときに運転者によって操作されるメインスイッチとをさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。 - 前記燃料タンクの前端から前記燃料タンクの後端までの車両前後方向の寸法は、前記メインシートの前端から前記メインシートの後端までの車両前後方向の寸法よりも小さい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記タンデムシートの後端は、前記後輪の回転中心よりも前方に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015138976A JP2017019409A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | 鞍乗型車両 |
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Family Applications (1)
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JPH0784189B2 (ja) * | 1985-10-15 | 1995-09-13 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
JP4057384B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2008-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 低床式車両のエンジン搭載構造 |
JP4083566B2 (ja) * | 2002-12-27 | 2008-04-30 | 本田技研工業株式会社 | 不整地走行用車両のステアリングシャフト支持構造 |
JP2005125842A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車 |
DE112006002581T5 (de) * | 2005-09-30 | 2008-09-04 | Harley-Davidson Motor Company Group, Inc., Milwaukee | Neigungsaufhängungsmechanik |
JP5295688B2 (ja) | 2008-09-05 | 2013-09-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車 |
JP3159300U (ja) | 2010-02-25 | 2010-05-13 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP2012131422A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の車体フレーム |
JP5773975B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2015-09-02 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の排気管カバー構造 |
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2015
- 2015-07-10 JP JP2015138976A patent/JP2017019409A/ja active Pending
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2016
- 2016-07-06 EP EP16178116.6A patent/EP3115291B1/en active Active
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EP3115291A2 (en) | 2017-01-11 |
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EP3115291B1 (en) | 2020-12-09 |
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