JP2017019257A - 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法 - Google Patents

画像形成装置および走査線の曲がり検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017019257A
JP2017019257A JP2015141302A JP2015141302A JP2017019257A JP 2017019257 A JP2017019257 A JP 2017019257A JP 2015141302 A JP2015141302 A JP 2015141302A JP 2015141302 A JP2015141302 A JP 2015141302A JP 2017019257 A JP2017019257 A JP 2017019257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
light beam
data
toner
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015141302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6525780B2 (ja
Inventor
中畑 浩志
Hiroshi Nakahata
浩志 中畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015141302A priority Critical patent/JP6525780B2/ja
Publication of JP2017019257A publication Critical patent/JP2017019257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6525780B2 publication Critical patent/JP6525780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】走査線曲がりに起因する色ずれを低減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、測定装置がN箇所に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、測定装置が複数の受光素子のうちの複数の検出手段が配置されたM箇所に対応する位置に配置された受光素子の受光結果に基づいて生成した光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、の差分データを記憶する記憶手段と、複数の検出手段によって検出された検出用トナーパターンの検出結果に基づいて検出用トナーパターンを生成した際の光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成し、検出データと記憶手段に記憶された差分データに基づいて、光ビームの走査線の曲がりに起因する画像の歪みが抑制されるように光ビームを出射させるための画像データを補正するデータ補正手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、光走査装置を有する画像形成装置および走査線の曲がり検出方法に関する。
従来、多色画像を形成する電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置では、光走査装置から出射された光ビームの走査線の曲がりや傾きなどの走査線プロファイルが各色に対して異なると、形成される画像において色ずれが生じる。
これに対し、色ずれを検知するセンサを用いて形成された画像の色ずれを検知し、検知結果に基づいて出力する画像データを補正する手法が知られている。
特に、特許文献1は、画像データを主走査方向において、あらかじめ定められた複数の領域に分割し、それぞれの領域で色ずれの補正を行う画像形成装置を開示している。特許文献1に記載された画像形成装置では、色ずれを検知するセンサの検知結果から、画像の湾曲(曲がり)を2次関数で近似し、又は画像の傾きを1次関数で近似し、当該近似した関数を用いて画像データを補正する手法を開示している。
しかしながら、例えば走査レンズの取り付け角度のばらつきや反射ミラーのうねり等による走査線プロファイルへの影響は、2次関数では表しきることはできない。そのため、特許文献1に記載された手法では、走査線プロファイルを近似した1次又は2次関数を用いて画像データを補正するときに一部の領域で補正誤差が生じ、色ずれが生じてしまう場合がある。
一方、従来の画像形成装置内で色ずれ補正動作を実行する場合、色ずれを検知するセンサが設けられる箇所は装置内に多くても3ヶ所のみであるため、2次関数以上の高次数での近似プロファイルの算出を行うことはできない。
特開2005−304011号公報
そこで、本発明は、走査線の曲がりに起因するトナー像の歪みを抑制するように画像データを補正することにより、色ずれを低減することができる画像形成装置を提供する。
本発明による画像形成装置は、
第1の感光体と、第2の感光体と、光学部材によって前記第1の感光体上に第1の光ビームを走査させ、前記第2の感光体上に第2の光ビームを走査させることによって前記第1の感光体上および前記第2の感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記第1の感光体上に形成された静電潜像を第1のトナーを用いて現像する第1の現像手段と、前記第2の感光体上に形成された静電潜像を第2のトナーを用いて現像する第2の現像手段と、前記第1の光ビームの走査方向および前記第2の光ビームの走査方向に対して交差する方向に回転駆動され、前記第1の感光体上に現像されたトナー像と前記第2の感光体上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を有し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備える画像形成手段と、
前記第1のトナーによって第1の検出用トナーパターンと前記第2のトナーによって第2の検出用トナーパターンが前記中間転写体の上に形成されるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
前記中間転写体の回転方向に対して交差する方向において異なるM箇所(M≧3)に配置され、前記第1の検出用トナーパターンと前記第2の検出用トナーパターンを検出する複数の検出手段と、
前記複数の検出手段によって検出された前記第1の検出用トナーパターンと前記第2の検出用トナーパターンの検出結果に基づいて、前記第1のトナーを用いて形成されるトナー像と前記第2のトナーを用いて形成されるトナー像とのずれを補正するずれ補正手段と、
前記第1の光ビームの走査方向において前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置を含む異なるN箇所(N>M)に配置されて前記第1の光ビームを受光する複数の受光素子を備える測定装置が前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した複数の測定データの差分データを記憶する記憶手段であって、前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、前記測定装置が前記複数の受光素子のうちの前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、の差分データを記憶する記憶手段と、
前記複数の検出手段によって検出された前記第1の検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該第1の検出用トナーパターンを生成した際の前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成し、当該検出データと前記記憶手段に記憶された前記差分データに基づいて、前記第1の光ビームの走査線の曲がりに起因する第1のトナーのトナー像の歪みが抑制されるように前記第1の光ビームを出射させるための画像データを補正するデータ補正手段と、を備える。
本発明によれば、走査線の曲がりに起因するトナー像の歪みを抑制するように、検出データと記憶手段に記憶された差分データとに基づいて画像データを補正することにより、色ずれを低減することができる。
実施例による画像形成装置を示す図。 実施例による光走査装置を示す図。 色ずれ補正方法を説明する図。 実施例における走査線曲がりと近似関数を例示した図。 実施例による補正データの一例を示す図。 実施例による画像形成装置のブロック図。 測定装置と光走査装置を示す図。
以下、本発明を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。
本発明の実施例による画像形成装置100について図1乃至6を参照して説明する。図1は、本実施例による、複数色のトナーを用いて多色画像を形成する画像形成装置100の概略断面図である。画像形成装置100には色別に画像を形成する4つの画像形成部(画像形成手段)101Y、101M、101C、101Bkが設けられている。ここでY、M、C、Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表している。画像形成部101Y、101M、101C、101Bkはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて画像形成を行う。
画像形成部101Y、101M、101C、101Bkには、それぞれ像担持体としての感光ドラム(感光体)102Y、102M、102C、102Bkが設けられている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、帯電装置103Y、103M、103C、103BK、及び光走査装置(潜像形成手段)104Y、104M、104C、104Bkがそれぞれ設けられている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、さらに現像装置(現像手段)105Y、105M、105C及び105Bk、及びドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkがそれぞれ設けられている。画像形成部101には、感光ドラム102、帯電装置103、光走査装置104、現像装置105、及びドラムクリーニング装置106が含まれている。
感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの下方には、無端ベルト状の中間転写ベルト107が配置されている。中間転写ベルト107(中間転写体)は、駆動ローラ108と従動ローラ109及び110とに張架され、画像形成動作中は図1の矢印Bで示す方向に回転する。また、中間転写ベルト107を介して、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに対向する位置には1次転写装置111Y、111M、111C、111Bkが設けられている。
また、本実施例による画像形成装置100には、中間転写ベルト107上に形成されたトナー像を記録媒体Sに転写するための2次転写装置(転写手段)112、及び記録媒体S上に転写されたトナー像を定着するための定着装置113が設けられている。
ここで、画像形成装置100の帯電工程から現像工程までの画像形成プロセスを説明する。各画像形成部101における画像形成プロセスは同一であるため、画像形成部101Yの画像形成プロセスを例として説明し、画像形成部101M、101C、101Bkにおける画像形成プロセスについては説明を省略する。
まず、画像形成部101Yの帯電装置103Yは、回転駆動される感光ドラム102Yを帯電させる。次に光走査装置104Yが光ビームを出射し、帯電された感光ドラム102Yを露光する。これによって、回転する感光ドラム102Y上(感光体上)に静電潜像を形成する。その後、現像装置105Yが、該静電潜像を感光ドラム102Y上にイエローのトナー像として現像する。
以下、1次転写工程以降の画像形成プロセスについて画像形成部101Y、101M、101C、101Bkの動作を説明する。
1次転写装置111Y、111M、111C、111Bkが中間転写ベルト107に転写バイアスを印加することによって、各感光ドラム102Y、102M、102C、102Bk上に形成されたトナー像をそれぞれ中間転写ベルト107に転写する。すなわち、画像形成部101の感光ドラム102Y、102M、102C、102Bk上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像がそれぞれ中間転写ベルト107に転写される。これによって中間転写ベルト107上で各色のトナー像が重ね合わされる。
次に、2次転写装置112は、中間転写ベルト107上に転写された4色トナー像を、手差し給送カセット114または給紙カセット115から2次転写装置112に搬送されてきた記録媒体S上に2次転写部T2で転写(2次転写)する。そして、定着装置113が記録媒体S上のトナー像を加熱定着させることで、記録媒体S上にフルカラー画像を得ることができる。その後、フルカラー画像が形成された記憶媒体Sは排紙部116に排紙される。
なお、転写が終了したそれぞれの感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkでは、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkが残留トナーを除去する。その後、上記の画像形成プロセスが引き続き行われる。
また、画像形成装置100には、検出手段としての複数の色ずれ検知センサ(以下、光学センサという。)117が4つの画像形成部101の下流側に配置されている。図1(b)は、画像形成装置100の光学センサ117が配置されている部分の拡大図である。図1(b)では説明のため、光学センサ117を保護するカバーやセンサ保持部品を締結する部分については省略している。光学センサ117は、中間転写ベルト107の回転方向Bに対して交差する方向において異なるM箇所(M≧3)に配置されている。本実施例においては、3つの光学センサ117が所定の3箇所にそれぞれ配置されている。図1(b)に示すように、光学センサ117は、光走査装置104の主走査方向における両端部及び中央部の3つの位置に配置されている。3つの光学センサ117は、主走査方向に沿って一列に並べられている。3つの光学センサ117は、電源ON時等の所定のタイミングで中間転写ベルト107上の色ずれ測定用パッチを読み取る。光学センサ117の検知結果は、主走査方向の倍率や片倍率、並びに副走査方向の走査線の傾きや曲り、書き出し位置等の補正に用いられる。なお、光学センサ117は、主走査方向における中間転写ベルト107の両端部に対応する2箇所の位置に配置されてもよい。また、光学センサ117が設けられる主走査方向の位置は、両端部や中央部に限られず、任意の位置であってよい。
次に本実施例による画像形成装置100における色ずれの補正について、図2乃至5を参照して説明する。
図2は、本実施例における画像形成装置100に搭載されている光走査装置104を示す。図2(a)は光走査装置104の斜視図であり、図2(b)は図2(a)中の2B−2B線に沿った光走査装置104の断面図である。図2(a)では各部の説明のために蓋14を不図示としている。実際には、図2(b)に示す蓋14をとりつけることで光走査装置104の内部は密閉されている。
光走査装置104には、光学箱1、蓋14及び光源ユニット20が設けられている。光学箱1の内部には、回転多面鏡2、第1のfθレンズ4、反射ミラー5、6、8、第2のfθレンズ7、及び防塵ガラス9が設けられている。光学箱1の内部には、さらにビームスプリッター10、フォトダイオード11、光ビーム検出器(以下、BDという)12、BDレンズ13及び集光レンズ15が設けられている。
光学部材としての回転多面鏡2は、光源ユニット20から出射された走査線としてのレーザ光(以下、光ビームという。)Lが感光ドラム102上を主走査方向に走査するように、光源ユニット20から出射された光ビームLを偏向する。回転多面鏡2によって偏向された光ビームLは、第1のfθレンズ4に入射する。第1のfθレンズ4を通過した光ビームLは、反射ミラー5、6によって反射され、第2のfθレンズ7に入射する。第2のfθレンズ7を通過した光ビームLは、反射ミラー8によって反射され、防塵ガラス9を通過して感光ドラム102上へ導かれる。このとき、回転多面鏡2によって等角速度で走査される光ビームLは、第1のfθレンズ4と第2のfθレンズ7を通って感光ドラム102上に結像し、かつ感光ドラム102上を等速度で走査する。
ビームスプリッター10は、光源ユニット20から出射され、回転多面鏡2に向かう光ビームLの光路上に配置されている。ビームスプリッター10は、入射した光ビームLを透過光である第1の光ビームと反射光である第2の光ビームとに分離する。第1の光ビームは回転多面鏡2によって偏向され、上述のように感光ドラム102に導かれる。第2の光ビームは、図2(a)に示す集光レンズ15を通過した後、光電変換素子(受光部)であるフォトダイオード(以下、PDという。)11に入射する。
PD11は、受光光量に応じた検知信号を出力し、光走査装置104は出力された検知信号に基づいて自動光量制御(Automatic Power Control:APC)を行う。
BD(Beam Detector)12は、画像データに基づく光ビームLの出射タイミングを決定するための同期信号を生成する。回転多面鏡2によって偏向された光ビーム(第1の光ビーム)は、第1のfθレンズ4を通過し、反射ミラー5及びBDミラー(不図示)によって反射され、BDレンズ13を通過した後にBD12へ入射する。
ここで、光走査装置104により感光ドラム102の表面上を走査する走査線のプロファイルは、直線とは限らず、例えば反射ミラーの面精度やレンズの反り等のばらつきにより、走査線の傾きや曲りが発生する。そのため、各色の画像形成部101で光走査装置104から出射される走査線の傾きや曲がりが発生することにより、形成される各色のトナー像の位置が異なり、最終的に形成される画像において色ずれが発生してしまう。
これに対し、従来の画像形成装置では、光学センサの検知結果に基づいて2次関数で走査線プロファイルを近似し、該近似2次関数を用いて走査線プロファイルの略逆形状となる各色の光走査装置毎の画像補正データを算出する。そして、算出した補正データに応じて画像データを補正して、感光ドラムの露光を行う。その結果、感光ドラムの表面上で静電潜像を形成するための走査線は略直線状のプロファイルで形成されることになる。このときの走査線、画像補正データ及び出力画像の例を図3に示す。
しかしながら、上述のように実際の走査線プロファイルはミラー反射面の高次のうねり等により、2次関数では表現しきれないものとなる場合がある。そこで、本実施例による画像形成装置100では、以下において説明されるように、走査線曲りをより適切に補正することで、画像の色ずれを良好に補正する。
本実施例による画像形成装置100は、2次よりも高次の走査線曲りを適切に補正するため、予め工場の設備等を用いて測定された光走査装置104の走査線プロファイルに応じた補正データを格納する。そして、該補正データと光学センサ117の検知結果を色ずれ補正に用いることで、画像形成装置100は走査線曲りをより適切に補正することができる。以下、本実施例による画像形成装置100による色ずれ補正動作を説明する。
図4(a)に、光走査装置104での走査線プロファイルと近似2次曲線の一例を示す。横軸は、主走査方向の位置(像高)を示しており、縦軸は各々の像高での称呼位置に対する副走査方向における走査線位置のズレを表している。実線は、主走査方向における7ヶ所の位置で走査線を測定した実測値について各実測値間を線形近似し補間したものであり、破線は、7ヶ所の測定ポイントのうち所定の3ヶ所の位置での実測値を用いて走査線プロファイルを2次関数で近似したものである。ちなみに近似2次関数の算出に用いられた実測値を測定した3ヶ所の位置は、画像形成装置100における光学センサ117を配置している位置と同じ場所である。なお、本実施例では、主走査方向における7ヶ所の位置で走査線を測定したが、走査線を測定する位置は7ヶ所に限られない。例えば、4カ所以上の任意の数の箇所で走査線を測定することで、近似2次関数によって走査線を測定する従来の画像形成装置よりも、より適切に走査線を補正することができる。
走査線プロファイルの測定は、従来の光学センサを用いた色ずれ検知と同様に、中間転写ベルト107上に形成された色ずれ測定用パッチをセンサで読み取る等の方法で行われることができる。ただし、当該走査線プロファイルの測定は、画像形成装置100の光学センサ117に加えて、例えば工場の設備等によって、光学センサ117が設けられていない主走査方向の位置でも行われる。なお、この際、光学センサ117を用いずに工場に設けられたセンサ設備のみを用いて走査線プロファイルを測定することもできる。
次に、図7を参照して、走査線プロファイルの測定に用いられる測定装置70を説明する。図7は、測定装置70と光走査装置104を示す図である。測定装置70は、工場において光走査装置104から出射される光ビームの走査線の曲がりを測定するための装置である。測定装置70は、複数の受光素子が2次元的に配置されたエリアセンサ72〜78を備える。エリアセンサ72〜78は、光ビームの走査方向において複数の光学センサ117が配置されたM箇所に対応する位置を含む異なるN箇所(N>M)に配置されて光ビームを受光する。本実施例において、N箇所は、7箇所である。測定装置70は、光走査装置104を固定するための固定部(不図示)を備える。測定装置70の固定部に固定された光走査装置104とエリアセンサ72〜78との位置関係は、画像形成装置100の本体に取り付けられた光走査装置104と感光ドラム102との位置関係に略等しい。
エリアセンサ72〜78の相対的な配置位置について説明する。エリアセンサ75は、主走査方向における画像の中央部に相当する位置に配置されている。エリアセンサ72とエリアセンサ78、エリアセンサ73とエリアセンサ77、エリアセンサ74とエリアセンサ76は、エリアセンサ75に関して対称位置に配置されている。即ち、エリアセンサ75の配置位置を主走査方向における原点(0mm)としたときに、エリアセンサ75に対して、エリアセンサ72は−162.5mm、エリアセンサ73は−145mm、エリアセンサ74は−111mmに位置する。一方、エリアセンサ75の配置位置を主走査方向における原点(0mm)としたときに、エリアセンサ75に対して、エリアセンサ76は+111mm、エリアセンサ77は+145mm、エリアセンサ78は+162.5mmに位置する。
エリアセンサ73の配置位置は、画像形成装置100の本体に備えられた3つの光学センサ117のうち両端の光学センサ117の一方の光学センサ117の配置位置に対応する。また、エリアセンサ77の配置位置は、画像形成装置100の本体に備えられた3つの光学センサ117のうち両端の光学センサ117の他方の光学センサ117の配置位置に対応する。また、エリアセンサ75の配置位置は、画像形成装置100の本体に備えられた3つの光学センサ117のうち中央部に配置された光学センサ117の配置位置に対応する。さらに、エリアセンサ72〜78は、主走査方向に沿って一列に並べられている。
測定装置70は、CPU79および演算器71を備える。CPU79は、光走査装置104に備えられた光源ドライバ21を制御して光源ユニット20から光ビームを出射させる。また、CPU79は、モータドライバ(不図示)を制御して回転多面鏡2を回転させる。各エリアセンサ72〜78は、回転多面鏡2によって偏向された光ビームを受光する。各エリアセンサ72〜78は、光ビームを受光することによって受光信号(受光結果)を演算器71へ出力する。演算器71は、各エリアセンサ72〜78の受光信号に基づいて、各エリアセンサ72〜78を走査した光ビームの副走査方向の走査位置を特定する。演算器71は、CPU79からの指示に応じて、特定した結果である各エリアセンサ72〜78の位置に対応する光ビームの副走査方向の走査位置を走査線プロファイルとしてメモリ16に格納する。
次に、光ビームの走査線の曲り検出方法を説明する。CPU79は、第1のデータ生成ステップにおいて第1の測定データを生成する。CPU79は、7箇所に配置されたエリアセンサ72〜78の受光結果に基づいて、光ビームの走査線の曲がりを示す第1の測定データを生成する。また、CPU79は、第2のデータ生成ステップにおいて第2の測定データを生成する。CPU79は、複数のエリアセンサ72〜78のうちの光学センサ117が配置された3箇所に対応する位置に配置されたエリアセンサ73、75および77の受光結果に基づいて、光ビームの走査線の曲がりを示す第2の測定データを生成する。CPU79は、第3のデータ生成ステップにおいて補正データを生成する。CPU79は、第1の測定データと第2の測定データとに基づいて補正データを生成する。CPU79は、第1の測定データと第2の測定データとの差を差分データ(補正データ)としてメモリ16に保存する。
図4(a)からも理解されるように、光走査装置104により走査される走査線プロファイルと近似2次関数の曲線の間には誤差が発生している。これは、ミラー反射面の高次のうねりや、走査レンズに対する入射光線の角度が副走査方向において傾き誤差を有することにより、2次より高次の走査線の曲がりが発生するためである。
走査線プロファイルの実測値を補間したものと近似2次曲線との差分を誤差として算出したものを図4(b)に示す。光学センサ117が配置されている像高(主走査方向の位置)では近似2次曲線が実測値と一致するため誤差は発生しないが、それ以外の位置では誤差が発生してしまう。この誤差は、上述した反射ミラーの面精度などの各部の精度のばらつきにより変わるため一定ではないが、本実施例で例示した走査線プロファイルの場合、最大で約10μm程度の誤差(ズレ)が発生している。そのため、他の色を露光する走査線で、同程度で逆方向の誤差が発生した場合、最大20μmの色ずれが発生してしまう。
そこで、本実施例による画像形成装置100では、光走査装置104に設けられたメモリ(記憶手段)16に、図4(b)に示す走査線プロファイルの実測値を補間したものと近似2次曲線との誤差を補正データ(差分データ)として格納する。そして、画像形成装置100は、光学センサ117の検知結果(受光結果)に基づいて算出された近似2次曲線に対して、メモリ16に格納された当該補正データを付加する。ここで、当該補正データは、予め工場等で光走査装置104の走査線プロファイルを測定した際の近似2次関数と実測値を補間したものの誤差である。そのため、当該補正データを光学センサ117の検知結果を2次関数で近似したものに付加することで、色ずれ補正時における走査線プロファイルのより的確な近似データを算出することができる。従って、画像形成装置100は、当該補正データと光学センサ117の検知結果に基づいて算出された走査線プロファイルの近似データを用いて、色ずれ補正をすることで、より的確に色ずれを補正できる。なお、補正データは、工場等で光走査装置104の走査線プロファイルを測定した際の近似2次関数と実測値との差であってもよいし、該近似2次関数と実測値を測定箇所(色ずれを検知した位置)の数等に応じた所定の次数の近似関数との差であってもよい。
従って、画像形成装置100は、光学センサ117の検知結果に基づいて算出された近似2次曲線に対して、メモリ16に格納された値に補正データを付加することで、画像全領域での色ずれを良好に補正することができる。なお、本実施例では光走査装置104に設けられたメモリ16としてROM(Read Only Memory)を用いるが、不揮発性の記憶手段であればよく、例えばフラッシュメモリや磁気記憶装置、光ディスク等であってもよい。
光走査装置104内のメモリ16に格納されている補正データの一例を図5に示す。ここで例示する補正データは、主走査方向において10mm間隔ごとの位置での補正量を格納したものである。なお、補正量に対応する位置は10mm間隔ごとの位置に限られず、任意の間隔を空けてよく、さらに等間隔でなくてもよい。また、補正データが実測値と近似二次関数との誤差である場合には、実測値の測定位置に応じた補正量をメモリ16に格納することができる。
画像形成装置100は、光走査装置104のメモリ16から読み出した補正データを用いて色ずれの補正を行う際に、10mmより細かい各位置での補正量については、これら10mm間隔のデータから線形近似を行うことで補正量を算出する。そして、画像形成装置100は算出した補正量を画素単位に変換し、補正データを生成する。
本実施例では、補正データに関して、補正量が画像形成装置100の1画素の一辺の約半分を越える場合には、その補正量の長さに応じた画素分の補正データとして扱い、一辺の約半分を越えない場合には補正を行なわないように画像形成装置100を構成した。例えば2400dpiの画像形成装置の製品では、1画素は一辺が約10μmであるため、補正量が±5μm以内の場合にはその像高において補正を行わず、補正量が±5μmを超える場合には補正量の長さに応じた画素分の補正データとして扱う。ここで、補正データの画素単位への変換は、補正データをメモリ16に格納する段階で変換しておいても良い。
また、例えば10mm以下の間隔で補正する等、補正データの間隔が狭い場合は、その間隔内での線形近似を省略し、その間隔内を同一補正量で補正したとしても、色ずれの誤差が小さくなる。そのため、補正データの間隔が狭い場合は、その間隔内を同一補正量で補正することもできる。なお、この際の補正量としては、各間隔を隔てた補正データのうちの一方の補正量であってもよいし、各間隔を隔てた補正データ同士の補正量の平均値でもよい。
本実施例による画像形成装置100では、色ずれ補正の際に図5に示すような補正データを光学センサ117からの検知結果と合わせて用いることで、走査線の2次より高次の曲がり成分も適切に補正することができる。すなわち、画像形成装置100では、画像形成装置100内に配置された光学センサ117では検知できない走査線の曲がり成分も適切に補正することができ、画像の色ずれを良好に補正することができる。従って、本実施例による画像形成装置100は、より鮮明な画像を形成することができる。
本実施例による画像形成装置100における色ずれの補正制御に関するブロック図を図6に示す。画像形成装置100のCPU(制御手段)118は、画像形成装置100に搭載されている定着装置113や2次転写装置112、画像形成部101等の各部に配置された各センサからの信号を検知し、その検知結果に基づいた制御を行っている。また、画像形成部101に含まれる複数の光走査装置104は、CPU118からの信号に基づいて光源ユニット20を駆動するための信号を光源ドライバ21へ送り、光源ユニット20の発光制御を行うことで画像形成を行っている。
色ずれを検出するために、CPU118は、画像形成部101を制御して、それぞれの色の検出用トナーパターンを中間転写ベルト107上に形成する。光学センサ117は、中間転写ベルト107および中間転写ベルト107上に転写された検出用トナーパターンに光を照射し、中間転写ベルト107または検出用トナーパターンからの反射光を受光する。光学センサ117は、受光した反射光の光量に基づくアナログ信号をCPU118へ出力する。CPU118は、受光回路(変換手段)により、光学センサ117からのアナログ信号を所定の閾値に基づいてデジタル信号へ変換する。
CPU118は、受光回路からのデジタル信号に基づき、記録媒体Pの上に転写される複数色のトナー像の間のずれ(色ずれ)を補正する。CPU118は、デジタル信号の間隔をクロックカウンタでカウントする。これによって、基準の色のトナー(第1のトナー)の検出用トナーパターン(第1の検出用トナーパターン)と基準の色以外のトナー(第2のトナー)の検出用トナーパターン(第2の検出用トナーパターン)との間の間隔を測定する。間隔の測定の結果から、ずれ量を計算し、ずれ量を補正値とする。色ずれは、副走査方向におけるそれぞれの色の静電潜像の書き出し位置のずれにより生じる。CPU118は、光走査装置104の書き出しタイミング(光ビームの射出タイミング)を調整することにより色ずれを補正する。すなわち、ずれ補正手段としてのCPU118は、検出用トナーパターンを光学センサ117により検出した検出結果に基づき、形成するトナー像の間のずれを補正する。
このような多色画像形成を行う画像形成装置100では、各色の走査線プロファイルを揃えるために、所定のタイミングで色ずれ補正動作を行う必要がある。また、光走査装置104のメモリ16には、光ビームの光量や様々な露光補正を行うためのデータが格納されている。光走査装置104は、電源ON時や光走査装置104の交換時等、所定のタイミング毎に光走査装置104に設けられたメモリ16から当該様々なデータを読み出して制御に用いる。このデータの中に、上述した走査線プロファイルの実測値を補間したものと走査線プロファイルの近似2次曲線との差分データも含まれる。
一般的に画像形成装置100では、電源ON時を含む所定のタイミング毎に色ずれ補正を行う。その際には、各色間の相対的な色ずれを画像形成装置100内に設けた光学センサ117が検知し、その結果をCPU118に通知する。そして、CPU118で光学センサ117による検出結果を2次関数で近似したものに、メモリ16から読み出した補正データを加え、各色の色ずれ補正プロファイルを生成することで、各色の走査線プロファイルを均一化することができる。
ここで、画像形成装置100内での色ずれ補正動作は、色ずれを補正する際の基準となる色(以下、基準色)を予め決め、他の色の書き出し位置並びに走査線プロファイルを、基準色に合わせることで行われる。そのため、各色に対応する光走査装置104のメモリ16に格納されている補正データと基準色の補正データとの差分をCPU118で演算し、その差分を補正データとして用いることで、各色についての走査線プロファイルを揃えることができる。
上記のように、本実施例による画像形成装置100は、複数の感光ドラム102と、複数の感光ドラム102の各々を画像データに応じて露光する光ビームを出射する光走査装置104とを備える。また、画像形成装置100は、複数の感光ドラム102を用いて形成される画像の色ずれを検知する光学センサ117と、光走査装置104に設けられ、光ビームの走査線曲がりに応じた補正データを格納するメモリ16とを備える。さらに、画像形成装置100は、補正データ及び光学センサ117による検知結果を用いて、画像データを補正するCPU118を備える。光学センサ117は、CPU118による補正を行わずに形成された画像から色ずれを検知する。画像形成装置100は、メモリ16に記憶された補正データを光学センサ117の検知結果を2次関数で近似したものに付加することで、色ずれ補正時における走査線プロファイルのより的確な近似データを算出することができる。そのため、画像形成装置100は、当該近似データに基づいて色ずれ補正をすることで、走査線プロファイルをより的確に補正し、色ずれを良好に補正することができる。
CPU118は、光学センサ117によって検出された検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該検出用トナーパターンを生成した際の光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成する(第4のデータ生成ステップ)。データ補正手段としてのCPU118は、検出データとメモリ16に記憶された差分データに基づいて、光ビームの走査線の曲がりに起因する画像の歪みが抑制されるように光ビームを出射させるための画像データを補正する(補正ステップ)。これにより、色ずれを低減することができる。
なお、画像形成装置における色ずれ補正を行う方法には、結像レンズを移動させ、走査線の傾きを補正する方法もある。しかしながら、本実施例による画像形成装置100のように、補正データ及び光学センサ117の検知結果に基づいて、画像データを補正する場合には、結像レンズ等の調整工程を削減することで、コストを低減することができる。また、結像レンズの調整レス化に伴い、結合レンズを接着固定することができ、画像形成装置100本体の駆動系に対する耐震動性を向上させることができる。
補正データは、予め測定された走査線の曲がりに基づく値と予め測定された走査線曲がりを2次関数で近似した値との差分を含む。予め測定された走査線曲りに基づく値は、予め工場等で測定した光走査装置104の走査線プロファイルの実測値、該実測値を一次関数で近似し実測値間を補間した曲線及び該実測値の測定箇所の数等に応じた次数の関数で近似した曲線を含むことができる。メモリ16は、予め工場等で測定した光走査装置104の走査線プロファイルに基づく値と、予め工場等で測定した画像形成装置100内でも検知可能な光走査装置104の走査線プロファイルに基づく値の差分を補正データとして格納する。ここで、予め測定された走査線プロファイルは、画像形成装置100内部に設けられた光学センサ117によって検知される走査線プロファイルよりも高次の曲がり成分を含む。
なお、通常、画像形成装置100において色ずれを検知する手段は多くても3ヶ所(主走査方向の中央と両端部)であるため、画像形成装置100内で検知された値から算出可能な走査線曲がりのプロファイルは2次関数である。そのため、画像形成装置100では、予め計測された走査線プロファイルに基づく値と該走査線プロファイルから算出された2次関数との差分をメモリ16に格納しておく。そして、画像形成装置100は、画像形成装置100上で検知した走査線プロファイルから算出した2次関数と格納された補正データを考慮することで、色ずれ補正時における走査線プロファイルをより的確に近似し、精度良く色ずれを補正することができる。すなわち、画像形成装置100では、画像形成装置100内に配置された光学センサ117の検知結果だけでは補正しきれない成分の補正を行うことができ、精度良く色ずれ補正を行うことができる。
また、一実施例において、補正データは、光走査装置104の主走査方向における予め決められた複数の位置に対応する補正データを含むことができる。メモリ16は、主走査方向において所定の間隔で検知されたデータに基づく補正データを格納する。CPU118は、該間隔に基づく補正データの間を線形近似して補正量を算出し補間することで、十分な精度で色ずれを補正することができる。
さらに、別の実施例において、補正データは、光走査装置104の主走査方向において複数に分割された領域に応じたデータを含むことができる。この場合、当該分割された領域内を線形近似せずに、領域内を均一の補正量で補正する。走査線の曲がりは通常数10μmから100μm程度であり、領域の分割数が十分多ければ領域内を線形近似しなくても十分な補正精度を得ることができる。
CPU118は、色ずれを補正する際の基準となる色に対応する補正データと基準となる色を除く各色に対応する補正データとのそれぞれの差分を算出する。そして、CPU118は、該それぞれの差分と光学センサ117の検知結果を用いて基準となる色を除く各色について画像データを補正する。色ずれの補正は、予め決められた基準色に対して他の色の走査線を合わせることで行われることができる。そのため、画像形成装置100は、メモリ16内に格納している補正データとして、基準色の補正データと基準色以外の各色の補正データのそれぞれの差分を画像形成装置100内で演算して格納しておくことができる。そして、CPU118が、色ずれ補正時に基準色以外の各色については、該算出されたそれぞれの差分及び光学センサ117の各色に対する検知結果を用いることで、各走査線を基準色に対して揃えることができる。
なお、基準色については、上述した色ずれ補正方法に基づいて、基準色の補正データ及び光学センサ117の基準色に対する検知結果を用いることで、走査線プロファイルを補正する。従って、基準色と基準色以外の走査線を揃えることができ、色ずれを補正することができる。
以上、実施例を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明の趣旨に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施例及び変形例は、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
2・・・回転多面鏡(光学部材)
16・・・メモリ(記憶手段)
70・・・測定装置
100・・・画像形成装置
101・・・画像形成部(画像形成手段)
102・・・感光ドラム(感光体)
104・・・光走査装置(潜像形成手段)
105・・・現像装置(現像手段)
107・・・中間転写ベルト(中間転写体)
112・・・2次転写装置(転写手段)
117・・・光学センサ(検出手段)
118・・・CPU(制御手段、ずれ補正手段、データ補正手段)

Claims (8)

  1. 第1の感光体と、第2の感光体と、光学部材によって前記第1の感光体上に第1の光ビームを走査させ、前記第2の感光体上に第2の光ビームを走査させることによって前記第1の感光体上および前記第2の感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記第1の感光体上に形成された静電潜像を第1のトナーを用いて現像する第1の現像手段と、前記第2の感光体上に形成された静電潜像を第2のトナーを用いて現像する第2の現像手段と、前記第1の光ビームの走査方向および前記第2の光ビームの走査方向に対して交差する方向に回転駆動され、前記第1の感光体上に現像されたトナー像と前記第2の感光体上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を有し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備える画像形成手段と、
    前記第1のトナーによって第1の検出用トナーパターンと前記第2のトナーによって第2の検出用トナーパターンが前記中間転写体の上に形成されるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記中間転写体の回転方向に対して交差する方向において異なるM箇所(M≧3)に配置され、前記第1の検出用トナーパターンと前記第2の検出用トナーパターンを検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段によって検出された前記第1の検出用トナーパターンと前記第2の検出用トナーパターンの検出結果に基づいて、前記第1のトナーを用いて形成されるトナー像と前記第2のトナーを用いて形成されるトナー像とのずれを補正するずれ補正手段と、
    前記第1の光ビームの走査方向において前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置を含む異なるN箇所(N>M)に配置されて前記第1の光ビームを受光する複数の受光素子を備える測定装置が前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した複数の測定データの差分データを記憶する記憶手段であって、前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、前記測定装置が前記複数の受光素子のうちの前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、の差分データを記憶する記憶手段と、
    前記複数の検出手段によって検出された前記第1の検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該第1の検出用トナーパターンを生成した際の前記第1の光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成し、当該検出データと前記記憶手段に記憶された前記差分データに基づいて、前記第1の光ビームの走査線の曲がりに起因する第1のトナーのトナー像の歪みが抑制されるように前記第1の光ビームを出射させるための画像データを補正するデータ補正手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段は、前記第2の光ビームの走査方向において前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置を含む異なる前記N箇所に配置されて前記第2の光ビームを受光する複数の受光素子を備える前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第2の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、前記測定装置が前記複数の受光素子のうちの前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記第2の光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、の差分データと、前記第1の光ビームの前記差分データとの差分を記憶しており、
    前記データ補正手段は、前記複数の検出手段によって検出された前記第2の検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該第2の検出用トナーパターンを生成した際の前記第2の光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成し、当該検出データと前記記憶手段に記憶された前記差分に基づいて、前記第2の光ビームの走査線の曲がりに起因する第2のトナーのトナー像の歪みが抑制されるように前記第2の光ビームを出射させるための画像データを補正する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 感光体と、光学部材によって前記感光体の上に光ビームを走査させることによって前記感光体の上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記感光体の上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記光ビームの走査方向に対して交差する方向に回転駆動され、前記感光体の上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を有し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備える画像形成手段と、
    前記トナーによって検出用トナーパターンが前記中間転写体の上に形成されるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記中間転写体の回転方向に対して交差する方向において異なるM箇所(M≧3)に配置され、前記検出用トナーパターンを検出する複数の検出手段と、
    前記光ビームの走査方向において前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置を含む異なるN箇所(N>M)に配置されて前記光ビームを受光する複数の受光素子を備える測定装置が前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した複数の測定データの差分データを記憶する記憶手段であって、前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、前記測定装置が前記複数の受光素子のうちの前記複数の検出手段が配置された前記M箇所に対応する位置に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて生成した前記光ビームの走査線の曲がりを示す測定データと、の差分データを記憶する記憶手段と、
    前記複数の検出手段によって検出された前記検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該検出用トナーパターンを生成した際の前記光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成し、当該検出データと前記記憶手段に記憶された前記差分データに基づいて、前記光ビームの走査線の曲がりに起因する画像の歪みが抑制されるように前記光ビームを出射させるための画像データを補正するデータ補正手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記測定装置が前記M箇所に対応する位置に配置された前記複数の受光素子の前記受光結果に基づいて生成した前記測定データは、前記M箇所に対応する位置に配置された前記複数の受光素子の前記受光結果を用いて前記走査線の曲りを2次関数で近似した値を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の前記受光結果に基づいて生成した前記測定データは、前記N箇所に対応する位置の値を含む請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記測定装置が前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の前記受光結果に基づいて生成した前記測定データは、前記N箇所に配置された前記複数の受光素子の前記受光結果を用いて前記走査線の曲りを(N−1)次関数で近似した値を含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記差分データは、前記走査方向において複数に分割された領域に応じたデータを含む請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 感光体と、光学部材によって前記感光体の上に光ビームを走査させることによって前記感光体の上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記感光体の上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記光ビームの走査方向に対して交差する方向に回転駆動され、前記感光体の上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を有し、前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備える画像形成手段と、前記トナーによって検出用トナーパターンが前記中間転写体の上に形成されるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、前記中間転写体の回転方向に対して交差する方向においてM箇所(M≧3)に配置され、前記検出用トナーパターンを検出する複数の検出手段と、を有する画像形成装置における前記光ビームの走査線の曲がり検出方法であって、
    前記光ビームの走査方向において前記複数の検出手段が配置されたM箇所に対応する位置を含む異なるN箇所(N>M)に配置されて前記光ビームを受光する複数の受光素子を備える測定装置が、前記N箇所に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて前記光ビームの走査線の曲がりを示す測定データを生成する第1のデータ生成ステップと、
    前記測定装置が前記複数の受光素子のうちの前記複数の検出手段が配置されたM箇所に対応する位置に配置された複数の受光素子の受光結果に基づいて前記光ビームの走査線の曲がりを示す測定データを生成する第2のデータ生成ステップと、
    前記第1のデータ生成ステップにおいて生成した測定データと前記第2のデータ生成ステップにおいて生成した測定データとに基づいて補正データを生成する第3のデータ生成ステップと、
    前記複数の検出手段によって検出された前記検出用トナーパターンの検出結果に基づいて当該検出用トナーパターンを生成した際の前記光ビームの走査線の曲がりを示す検出データを生成する第4のデータ生成ステップと、
    前記補正データによって前記検出データを補正する補正ステップと、を備えることを特徴とする走査線の曲がり検出方法。
JP2015141302A 2015-07-15 2015-07-15 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法 Active JP6525780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141302A JP6525780B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141302A JP6525780B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017019257A true JP2017019257A (ja) 2017-01-26
JP6525780B2 JP6525780B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=57889170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015141302A Active JP6525780B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6525780B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304011A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2007163679A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
US20080303887A1 (en) * 2007-06-06 2008-12-11 Hilton Richard L Laser jet bow/tilt correction
JP2010000720A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Canon Inc 画像調整方法
JP2010191414A (ja) * 2009-01-21 2010-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304011A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2007163679A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
US20080303887A1 (en) * 2007-06-06 2008-12-11 Hilton Richard L Laser jet bow/tilt correction
JP2010000720A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Canon Inc 画像調整方法
JP2010191414A (ja) * 2009-01-21 2010-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6525780B2 (ja) 2019-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6214705B2 (ja) 画像形成装置
JP6029314B2 (ja) 画像形成装置
JP2015011237A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8310738B2 (en) Scanning optical device, image forming device and jitter correction method
US9864934B2 (en) Optical scanning device, image forming apparatus, and correction method
US10126689B2 (en) Image forming apparatus
JP4654708B2 (ja) 画像形成装置
JP3556349B2 (ja) 画像形成装置
JP2018063310A (ja) 画像形成装置
JP6308846B2 (ja) 画像形成装置
JP2017129639A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP6525780B2 (ja) 画像形成装置および走査線の曲がり検出方法
JP6486430B2 (ja) レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置
JP5445163B2 (ja) 画像形成装置
JP2005156992A (ja) 光走査装置と画像形成装置
JP2021115807A (ja) 画像形成装置
JP2008068509A (ja) 画像形成装置及び光量制御方法
JP6624779B2 (ja) 走査光学装置、画像形成装置及び補正方法
JP6393082B2 (ja) 画像形成装置
JP6758906B2 (ja) 画像形成装置
JP2019098619A (ja) 画像形成装置
JP4893009B2 (ja) 画像形成装置、感光体、及び、位置ずれ検出方法
JP2022012828A (ja) 画像形成装置
JP5446168B2 (ja) 光ビーム走査装置と画像形成装置
JP2015011239A (ja) 光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6525780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151