JP2017129639A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の経年変化に対応した色ずれ補正を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成ステーションY、M、C、Kにより中間転写ベルトに色ずれ補正用の画像パターンを形成する。光学式センサ113a、113bは、中間転写ベルトの下地部分及び画像パターンを検出した検出値を表すアナログ信号を、CPU401及びコンパレータ403a、403bに入力する。CPU401は、検出値に基づいて中間転写ベルトが使用開始直後か或いは経年変化後かを判断し、判断結果に応じて、アナログ信号をデジタル信号に変換するための閾値をコンパレータ403a、403bに設定する。コンパレータ403a、403bは閾値に基づいてアナログ信号をデジタル信号に変換する。CPU401は、コンパレータ403a、403bから取得するデジタル信号に基づいて色ずれ補正を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置により形成される画像の色ずれ補正制御に関する。
画像形成装置は、例えば複数の感光体に異なる色のトナー像を形成し、これらのトナー像を重畳してシート等の記録媒体に転写することでカラー画像を形成する。画像形成装置は、トナー像を、複数の感光体から記録媒体に直接転写する構成であってもよいが、感光体から中間転写体に一次転写した後に、中間転写体から記録媒体に二次転写する構成であってもよい。
このような画像形成装置は、複数の感光体の各々に形成されるトナー像が記録媒体上で正確に重なるように構成される。しかしながら、画像形成装置の部品公差や、画像形成時の温度変化による部品の位置変動等の影響により、記録媒体上でトナー像が重ならない、いわゆる色ずれ(レジストレーションずれ)が生じることがある。そのために画像形成装置は、色ずれを補正するための制御を行う。
色ずれ補正制御は、例えば、色毎の色ずれ検出用の画像パターン(測定用画像)を中間転写体などの像担持体に形成し、各色の画像パターンの相対的な位置を測定することで行われる。画像形成装置は、各色の画像パターンの相対位置に基づいて色ずれ量を算出し、この色ずれ量が低減されるように各色のトナー像の形成位置を補正する。
色ずれ検出用の画像パターンは、光学式センサにより測定される。光学式センサは、発光部と受光部とを備える。中間転写体に形成された色ずれ検出用の画像パターンを測定する場合、光学式センサは、中間転写体の下地部分(画像パターンが形成されていない領域)及び画像パターンに対して発光部から光を照射し、その反射光を受光部により受光する。受光部は、受光する反射光の光強度(反射光量)に応じたアナログ信号を出力する。そのために受光部は、中間転写体からの反射光量及び画像パターンからの反射光量のそれぞれで、異なるアナログ信号を出力する。画像形成装置は、受光部から出力されるアナログ信号の値と閾値とを比較して、アナログ信号をデジタル信号(2値)に変換する。画像形成装置は、デジタル信号に基づいて中間転写体上の各色の色ずれ検出用の画像パターンの相対位置を検出する。
中間転写体は、トナー像が転写されたり、クリーニングユニットにより中間転写体上のトナーが除去されることによって磨耗する。また中間転写体の表面は、トナーや紙粉が付着することがある。中間転写体が摩耗したり、中間転写体の表面にトナーや紙粉が付着した場合には、光学式センサにより画像パターンの相対位置を高精度に検出できない可能性がある。具体的には、中間転写体の表面の反射率が低下して反射光量が低下することで、画像パターンによる反射光量と中間転写体の下地部分の反射光量との差が小さくなり、画像パターンの位置を正確に検出することが困難になる。そのために画像形成装置は、正確な色ずれ補正が困難になる。
中間転写体の反射率の低下の影響を抑制するための対策として、特許文献1が提案されている。特許文献1に記載の画像形成装置は、光学式センサから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するための閾値が中間転写体の下地部分の反射光量に応じたアナログ信号の最小値よりも低い値になるように、閾値を可変する。
特開2007−148080号公報
中間転写体は、製造時において、局所的に反射率の異なる領域が発生することがある。そのために使用開始直後の中間転写体による色ずれ補正時は、局所的な反射率の変動を考慮して閾値を設定する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、同一の算出方法に基づいて閾値を決定しているために、例えば、局所的に反射率の異なる領域を画像パターンとして誤検知する可能性があった。そのために、色ずれ補正用の画像パターンの位置を正確に検出できず、色ずれ補正制御の精度が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、画像パターンの誤検知を抑制することにある。
本発明の画像形成装置は、第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、前記画像形成手段に、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成させ、前記測定手段に、前記複数の測定用画像を測定させ、前記測定手段による前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得し、前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正手段と、前記画像形成手段に、前記像担持体にパターン画像を形成させ、前記測定手段に、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて決定条件を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記決定条件に基づいて、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果から前記閾値を決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成装置は、第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、前記画像形成手段に、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成させ、前記測定手段に、前記複数の測定用画像を測定させ、前記測定手段による前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得し、前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正手段と、前記画像形成手段に、前記像担持体にパターン画像を形成させ、前記測定手段に、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定するか否かを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、前記像担持体にパターン画像を形成する第1形成工程と、前記測定手段を用いて、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて決定条件を生成する生成工程と、前記決定条件に基づいて、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果から閾値を決定する決定工程と、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成する第2形成工程と、前記測定手段を用いて、前記複数の測定用画像を測定させ、前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と前記閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得する取得工程と、前記画像形成手段により形成される前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成装置の制御方法は、第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、前記像担持体にパターン画像を形成する第1形成工程と、前記測定手段を用いて、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて、閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更するか否かを判定する判定工程と、前記閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更する場合には、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定し、前記閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更しない場合には、前記パターン画像の測定結果を用いずに前記閾値を設定する設定工程と、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成する第2形成工程と、前記測定手段を用いて、前記複数の測定用画像を測定させ、前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と前記閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得する取得工程と、前記画像形成手段により形成される前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像パターンの誤検知を抑制できる。
画像形成装置の構成図。 露光器の説明図。 色ずれ検出用の画像パターンの説明図。 制御部の構成図。 色ずれ補正制御処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。 光学式センサの説明図。 アナログ信号及びデジタル信号の例示図。 アナログ信号及びデジタル信号の例示図。 (a)、(b)は目標光量設定の説明図。 アナログ信号及びデジタル信号の例示図。 閾値設定処理を表すフローチャート。 他の閾値設定処理を表すフローチャート。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置100の構成図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は原稿読取部101及び画像形成部102を備える。原稿読取部101は、例えばスキャナであり、原稿から読み取った原稿画像に基づいて画像データを生成する。画像形成部102は、原稿読取部101で生成された画像データに基づいて、シート等の記録媒体に画像を形成する。
画像形成部102は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するための画像形成ステーションY、M、C、Kを備える。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、同様の構成を備えており、形成するトナー像の色が異なるのみである。
画像形成ステーションYは、ドラム状の感光体であり、イエローのトナー像を担持する像担持体となる感光ドラム103aを備える。感光ドラム103aの周囲には、帯電器104a、露光器105a、現像器106a、及びクリーナ107aが設けられる。帯電器104aは、感光ドラム103aの表面を帯電させる。露光器105aは、イエローの画像データに基づいて変調したレーザ光で感光ドラム103aを走査して、感光ドラム103a上に静電潜像を形成する。現像器106aは、静電潜像をイエローのトナーで現像して、感光ドラム103a上にイエローのトナー像を形成する。クリーナ107aは、後述の中間転写ベルト109へのトナー像の転写後に感光ドラム103a上に残留するトナーを清掃する。
画像形成ステーションMは、感光ドラム103b、帯電器104b、露光器105b、現像器106b、及びクリーナ107bを備える。画像形成ステーションMは、感光ドラム103b上にマゼンタのトナー像を形成する。画像形成ステーションCは、感光ドラム103c、帯電器104c、露光器105c、現像器106c、及びクリーナ107cを備える。画像形成ステーションCは、感光ドラム103c上にシアンのトナー像を形成する。画像形成ステーションKは、感光ドラム103d、帯電器104d、露光器105d、現像器106d、及びクリーナ107dを備える。画像形成ステーションKは、感光ドラム103d上にブラックのトナー像を形成する。
各画像形成ステーションY、M、C、Kの下方には、中間転写体であり、各感光ドラム103a〜103dに形成された各色のトナー像が転写されて、フルカラーのトナー像を担持する像担持体となる中間転写ベルト109が設けられる。中間転写ベルト109を挟んで各感光ドラム103a〜103dに対向する位置に、転写ブレード108a〜108dが設けられる。
感光ドラム103a上に形成されたイエローのトナー像は、転写ブレード108aに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103b上に形成されたマゼンタのトナー像は、転写ブレード108bに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103c上に形成されたシアンのトナー像は、転写ブレード108cに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103d上に形成されたブラックのトナー像は、転写ブレード108dに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。これにより中間転写ベルト109上に各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト109は、二次転写ローラ110との間に二次転写部Tを形成する。中間転写ベルト109は、図中時計回りに回転しており、各感光ドラム103a〜103dから転写されたトナー像を二次転写部Tに搬送する。二次転写部Tには、トナー像が搬送されるタイミングに合わせて記録媒体が搬送される。記録媒体は、中間転写ベルト109と二次転写ローラ110との間を搬送されることで、中間転写ベルト109から各色のトナー像が一括転写される。
記録媒体の搬送方向下流側には、定着器111が設けられる。定着器111は、トナー像が転写された記録媒体に、トナー像を定着させる。定着器111は、例えば記録媒体を加熱及び加圧することでトナー像を記録媒体に定着させる。トナー像が定着された記録媒体は、定着器111から排紙ローラ112等により画像形成装置100外に排出される。
なお、ブラックのトナー像を形成する画像形成ステーションKは、中間転写ベルト109の回転方向において、他の画像形成ステーションY、M、Cよりも二次転写部T側に設けられる。このような配置により、モノクロ画像を形成する場合に、画像形成の指示から画像が形成された記録媒体の排出までの時間が抑制される。
中間転写ベルト109の回転方向において、画像形成ステーションKよりも二次転写部T側に、光学式センサ113が設けられる。光学式センサ113は、中間転写ベルト109に形成される色ずれ検出用のトナー画像である画像パターンを検出する。
図2は、露光器105aの説明図である。なお、露光器105aと露光器105b、105c、105dとは同様の構成である。ここでは露光器105aについて説明を行い、露光器105b、105c、105dについての説明は省略する。
露光器105aは、光源である半導体レーザ201、コリメータレンズ202、開口絞り203、シリンドリカルレンズ204、回転多面鏡205、回転多面鏡駆動部206、トーリックレンズ207、及び回折光学素子208を備える。また、露光器105aは、レーザ光による感光ドラム103aの走査のタイミングを制御するために、反射ミラー210及びビーム検出器209を備える。
コリメータレンズ202は、半導体レーザ201から出射されたレーザ光を平行光束に変換する。開口絞り203は、通過するレーザ光の光束を制限する。シリンドリカルレンズ204は、副走査方向にのみ所定の屈折力を有しており、開口絞り203を通過した光束を、回転多面鏡205の反射面に主走査方向に長い楕円像として結像させる。回転多面鏡205は、回転多面鏡駆動部206により図中時計回りに一定速度で回転しており、反射面上に結像したレーザ光を偏向走査する。トーリックレンズ207は、fθ特性を有する光学素子であり主走査方向と副走査方向とで異なる屈折率を有する。トーリックレンズ207の主走査方向の表裏の両レンズ面は非球面形状となっている。回折光学素子208は、fθ特性を有する光学素子であり主走査方向と副走査方向とで互いに異なる倍率を有する。
ビーム検出器209は、感光ドラム103aの画像形成領域外に相当する位置に設けられる。ビーム検出器209は、反射ミラー210によって反射されたレーザ光を検出することで、感光ドラム103a上の走査開始位置を指示するための走査タイミング信号を出力する。
感光ドラム103aは、ドラム駆動部211によりドラム軸を中心に回転駆動される。感光ドラム103aは、回転駆動される回転多面鏡205により偏向されたレーザ光のスポットが、ドラム軸に平行な方向を主走査方向として、回転多面鏡205の回転に応じて直線状に移動しながら照射される。これにより感光ドラム103aの主走査方向への静電潜像の形成が行われる。感光ドラム103aは、帯電器104aにより表面が帯電しており、レーザ光が照射された部分の電位が変位して静電潜像となる。本実施形態の半導体レーザ201は、複数のレーザ光を出射するマルチビームレーザである。そのために、1回の走査により複数本のライン状の静電潜像が感光ドラム103aに形成可能である。感光ドラム103aは、ドラム駆動部211により回転駆動されることで、副走査方向に静電潜像が形成される。
回折光学素子208は、感光ドラム103aのドラム軸と同じ方向に延びる直方体であり、回折光学素子駆動部212によって、その長手方向を軸として回動可能となっている。回折光学素子208の回動により、感光ドラム103上の走査線の向き(感光ドラム103aのドラム軸に対する走査線の傾き)や湾曲が補正される。
半導体レーザ201、回転多面鏡駆動部206、ドラム駆動部211、及び回折光学素子駆動部212は、後述するCPUによって動作が制御される。
(色ずれ)
各感光ドラム103a〜103dから中間転写ベルト109に転写される各色のトナー像間に生じる相対的な位置のずれ(色ずれ)について説明する。上述したように、感光ドラム103a〜103d上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。各感光ドラム103a〜103d上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト109に重畳するように転写される。このとき、各色のトナー像の重なり方にずれ(色ずれ)が生じると、原稿画像と最終的に記録媒体に形成される出力画像との色味に違いが生じて画質が低下する。
画像形成装置100は、電源投入時、待機状態からの復帰時、所定枚数(累積枚数)の記録媒体への画像形成時等のタイミングで、色ずれ補正を行う。画像形成装置100は、各色の色ずれ検出用のトナー像である画像パターンを中間転写ベルト109上に形成し、画像パターンを光学式センサ113で検出した検出結果に基づいて色ずれ補正を行う。
図3は、色ずれ補正に用いる色ずれ検出用の画像パターンの説明図である。画像パターンNは、中間転写ベルト109上に図3に示すように形成される。色ずれ検出用の画像パターンNは、イエローの画像パターンNY、マゼンタの画像パターンNM、シアンの画像パターンNC、及びブラックの画像パターンNKが、各々重ならないように、所定の幅及び間隔で中間転写ベルト109の主走査方向の両端部に形成される。ここでいう主走査方向とは、中間転写ベルト109の搬送方向に直交する方向である。画像パターンNは、各感光ドラム103a〜103dから中間転写ベルト109上に図3に示すように転写される。画像パターンNは、それぞれ画像パターンNY、NM、NC、NKが組み合わされて構成される、副走査方向の色ずれを補正するための画像パターンN1及び主走査方向の色ずれを補正するための画像パターンN2を含む。
光学式センサ113は、画像パターンNを検出できるような位置に設けられる。図3の例では、光学式センサ113が、中間転写ベルト109の主走査方向の両端部に形成される各画像パターンNに対応して2つ設けられる(光学式センサ113a、113b)。画像パターンNがさらに多くの位置に形成される場合、光学式センサ113もその形成位置に対応して設けられる。光学式センサ113a、113bは、中間転写ベルト109を照射し、その反射光量に応じた検出値を表すアナログ信号を出力する。中間転写ベルト109の反射光量は、画像パターンNが形成される部分と、形成されない下地部分とで異なる。そのため、受光部312から出力されるアナログ信号は、画像パターンNが形成された部分と下地部分とで異なる検出値となる。
画像形成装置100は、色ずれ補正時に、イエローの画像パターンNYが形成される位置を基準として、他の色の画像パターンNM、NC、NKが形成される位置との相対位置を検出する。画像形成装置100は、各画像パターンNY、NM、NC、NKの相対位置に応じて相対的なずれ量を算出し、このずれ量に基づいて、画像形成の際に各色のトナー像間にずれが生じないように色ずれ補正制御を行う。
図4は、画像形成装置100の動作を制御するための制御部の構成図である。制御部は、画像形成装置100に内蔵される。ここでは、色ずれ補正を行うための制御部の構成について説明する。制御部は、CPU401、メモリ402、及びコンパレータ403a、403bを備える。CPU401は、メモリ402から所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで、画像形成装置100の動作を制御する。本実施形態では、CPU401は、コンピュータプログラムの実行により色ずれ補正制御を行う。
光学式センサ113aから出力されるアナログ信号は、CPU401及びコンパレータ403aに入力される。コンパレータ403aは、取得したアナログ信号をデジタル信号に変換しCPU401に入力する。光学式センサ113bから出力されるアナログ信号は、CPU401及びコンパレータ403bに入力される。コンパレータ403bは、取得したアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU401に入力する。光学式センサ113aと光学式センサ113bとは同じ構成である。コンパレータ403aとコンパレータ403bとは同じ構成である。以下、説明を簡易にするために、光学式センサ113a、113bを光学式センサ113として説明し、コンパレータ403a、403bをコンパレータ403として説明する。
CPU401は、光学式センサ113から取得するアナログ信号に基づいて、光学式センサ113の出力値(アナログ信号の検出値)が所定の値になるように、光学式センサ113が中間転写ベルト109を照射する光量を調整する。この光量調整制御の詳細については後述する。CPU401は、コンパレータ403から取得するデジタル信号に基づいて、各色の画像パターンNY、NM、NC、NKの相対位置を検出する。CPU401は、相対位置の検出結果に基づいて各色の画像パターンNY、NM、NC、NKの相対的な位置のずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて色ずれ補正制御を行う。CPU401は、各画像形成ステーションY、M、C、Kに色ずれを補正するための信号を送信する。
(色ずれ補正及び画像形成処理)
図5は、色ずれ補正制御処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。上記の通り、色ずれ補正制御は、画像形成装置100に電源が投入された場合、待機状態から復帰した場合、記録媒体への画像形成累積枚数が所定枚数に到達した場合等に行われる。ここでは、待機状態から復帰して色ずれ補正制御及び画像形成処理を行う場合について説明する。
CPU401は、原稿読取部101或いは外部装置からの画像データの入力を契機にして待機状態から復帰し、各画像形成ステーションY、M、C、Kに色ずれ補正用の画像パターンNを形成させる(S501)。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、対応する色の画像パターンNY、NM、NC、NKを感光ドラム103a、103b、103c、103dに形成し、中間転写ベルト109に転写する。これにより、中間転写ベルト109に図3に例示する色ずれ補正用の画像パターンNが形成される。
画像パターンNは、光学式センサ113により検出される。光学式センサ113は、検出結果を表すアナログ信号をコンパレータ403に入力する。コンパレータ403は、光学式センサ113から取得したアナログ信号を所定の閾値に基づいてデジタル信号に変換してCPU401に入力する。CPU401は、コンパレータ403から取得したデジタル信号に基づいて色ずれの補正量を算出する(S502)。
CPU401は、露光器105a〜105dが備える各種レンズや反射ミラー等の光学系の位置を制御する必要があるか否かを判断する(S503)。本実施形態では、CPU401は、回折光学素子208の位置を変更する必要の有無を判断する。光学系の位置の制御が必要であると判断した場合(S503:Y)、CPU401は、光学系の位置制御を各画像形成ステーションY、M、C、Kに指示する。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、この指示に応じて、露光器105a〜105dの光学系の位置を制御する(S504)。本実施形態では、回折光学素子駆動部212がCPU401に指示に応じてここでは回折光学素子208の位置を制御する。なお、各色の画像の形成位置を補正する方法は、回折光学素子208を用いる構成に限定されない。例えば、色ずれ補正量に基づいて画像データを変更する公知技術を用いてもよい。
位置の制御が不要であると判断した場合(S503:N)、或いは位置制御の終了後に、CPU401は、色ずれ補正量に基づいた画像形成処理を各画像形成ステーションY、M、C、Kに指示する。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、この指示により、露光器105a〜105dの半導体レーザ201の照射タイミングを色ずれ補正量に基づいて調整し、画像形成を行う(S505)。
CPU401は、1枚の記録媒体へ画像形成する毎に、画像データに基づく全ての画像を形成し終えたか判定する(S506)。画像データに基づく全ての画像を形成し終えた場合(S506:Y)、CPU401は、画像形成処理を終了する。
画像データに基づく全ての画像を形成し終えていない場合(S506:N)、CPU401は画像を形成した記録媒体の累積枚数が所定枚数に到達したか否かを判断する(S507)。画像形成の累積枚数が所定枚数に到達したと判断した場合(S507:Y)、CPU401は、S501以降の処理を繰り返し行う。すなわちCPU401は、記録媒体への画像形成累積枚数が所定枚数に到達したために、色ずれ補正制御を行う。画像形成の累積枚数が所定枚数に到達していないと判断した場合(S507:N)、CPU401は、S505以降の処理を繰り返し行う。すなわちCPU401は、画像形成処理を繰り返し行う。なお、CPU401は、前回色ずれ補正制御を実行したときの温度情報を予め記憶しており、現在の温度と記憶された温度との差が所定温度よりも大きくなった場合にも、色ずれ補正制御を実行する。
(光学式センサ)
図6は、光学式センサ113の説明図である。光学式センサ113は、中間転写ベルト109に向けて光を照射する発光部311と、中間転写ベルト109からの反射光を受光して受光結果に基づくアナログ信号を出力する受光部312とを備える。光学式センサ113は、中間転写ベルト109上に形成された画像パターンNを、受光部312から出力されるアナログ信号(検出値)に基づいて測定する測定手段として機能する。光学式センサ113の測定結果がアナログ信号(検出値)に相当する。
色ずれ検出用の画像パターンNを検出する光学式センサ113には、反射光を検出する方式として正反射光を検出する方式と乱反射光(拡散反射光)を検出する方式がある。本実施形態では、光学式センサ113は、受光部312により正反射光を検出する。受光部312は、発光部311から中間転写ベルト109に向けて照射された光の正反射光が受光できるように、発光部311から照射される光の中間転写ベルト109への入射角と反射角とが等しくなるような位置に配置される。受光部312は、反射光量に応じた検出値を表すアナログ信号を出力する。
中間転写ベルト109の表面は、トナーや紙粉等の付着物、残留するトナーの清掃の影響等により光沢が低下して反射率が変動する。光学式センサ113は、このような中間転写ベルト109の表面の反射率の変動の影響を受けやすい。そのために、その影響を抑制するように、発光部311の照射光量や、画像パターンNの濃度の調整といった補正が必要となる。
図7は、中間転写ベルト109に局所的な反射率の変動がない理想的な状態で、中間転写ベルト109に形成された画像パターンNを光学式センサ113によって測定した結果の一例である。図7には、光学式センサ113から出力されるアナログ信号及びコンパレータ403によりアナログ信号から変換して出力されるデジタル信号を示した。
光学式センサ113が正反射光を検出するために、中間転写ベルト109の下地部分からの反射光に対応するアナログ信号(検出値)は閾値Vthより高くなり、パターン画像Nからの反射光に対応するアナログ信号(検出値)は閾値Vthより低くなる。コンパレータ403は、閾値Vthに基づいてアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号は、光学式センサ113が中間転写ベルト109の下地部分を検出したときにハイレベルになり、パターン画像Nの部分を検出したときにローレベルになる。閾値Vthは、CPU401がメモリ402から読み出して設定する。
図8は、中間転写ベルト109に局所的な反射率の変動(低下)がある状態で、中間転写ベルト109に形成された画像パターンNを光学式センサ113によって測定した結果の一例である。図8には、光学式センサ113から出力されるアナログ信号及びコンパレータ403によりアナログ信号から変換して出力されるデジタル信号を示した。中間転写ベルト109を製造する過程において、中間転写ベルト109の表面の反射率が局所的に変動(低下)する可能性がある。
局所的な反射率の低下により、光学式センサ113から出力されるアナログ信号は、反射率が低下した領域に対応するアナログ信号(検出値)も閾値Vthより低くなってしまう。コンパレータ403は、例えば図7の閾値Vthと同じ閾値Vth1を用いた場合、局所的に反射率が低下した領域に対応するアナログ信号をローレベルのデジタル信号に変換してしまう。この場合、CPU401は、色ずれ補正制御を正常に行えなくなる。
そのため、コンパレータ403は、中間転写ベルト109に局所的な反射率の変動(低下)がある状態では、閾値Vth1よりも低い閾値Vth2に基づいてアナログ信号をデジタル信号に変換する。これにより、コンパレータ403は、局所的に反射率が低下した領域に対応するアナログ信号をハイレベルのデジタル信号に変換できる。閾値Vth1、Vth2は、CPU401がメモリ402から読み出して設定する。このように中間転写ベルト109に局所的な反射率の変動がある場合、コンパレータ403に設定される閾値を変更することで、画像パターンNの正確な検出が可能となる。なお、局所的な反射率の低下によりローレベルのデジタル信号は、画像パターンNを検出したときのローレベルのデジタル信号とは時間幅が異なる。CPU401は、この時間幅により反射率の局所的な変動の有無を判断して、閾値を設定する。
中間転写ベルト109を使用して経年変化が進むと、紙粉等の付着物により、中間転写ベルト109の表面の反射率が全体的に低下する。反射率の低下により、光学式センサ113が出力するアナログ信号(検出値)が低下して、検出値がコンパレータ403に設定される閾値よりも低くなってしまう可能性がある。そのため、光学式センサ113が中間転写ベルト109を照射する光量を調整して、検出値を調整する必要がある。以下に光量調整制御について説明する。
図9は、光量調整時の目標光量設定の説明図である。光学式センサ113の発光部311は、CPU401の指示に応じて印加される電流量に対応する光量で発光する。光学式センサ113が発光する光量に応じて光学式センサ113が出力するアナログ信号(検出値)が変化する。
CPU401は、光量調整時に、発光部311に印加される電流量を3段階に変化させる。これにより発光部311は、3段階の光量で発光する。図9(a)は、発光部311の光量を3段階に変化させ、受光部312により中間転写ベルト109からの反射光を受光させた場合に、受光部312から出力されるアナログ信号の波形を表す。図9(a)に示すように、アナログ信号は、発光部311が発光する光量に応じて、P11〜P18で示す検出値、P21〜P28で示す検出値、P31〜P38で示す検出値の3値をとる。P11〜P18のアナログ信号は、発光部311に印加される電流量が最も小さい場合の波形である。P31〜P38のアナログ信号は、発光部311に印加される電流量が最も大きい場合の波形である。P21〜P28のアナログ信号は、発光部311に印加される電流量がその間の場合の波形である。
図9(b)は、光量調整後の目標光量を決定する方法の説明図である。CPU401は、受光部312から出力されるアナログ信号に応じて目標光量を算出する。CPU401は、3段階の光量に対する3つの検出値を検出する。この実施形態では、CPU401は、P11〜P18の平均値P1ave、P21〜P28の平均値P2ave、及びP31〜P38の平均値P3aveを、3段階の光量に対する3つの検出値として検出する。
図9(b)に示すように、3つの検出値である3つの平均値P1ave、P2ave、P3aveは、略直線の関係にある。該直線におけるアナログ信号の目標検出値に対応する光量が目標光量となる。CPU401は、平均値P1ave、P2ave、P3aveのいずれが目標検出値であれば、その値に対応する光量を目標光量に設定する。CPU401は、平均値P1ave、P2ave、P3aveのいずれも目標検出値でなければ、平均値P1ave、P2ave、P3aveの線形補間を行い、検出値が目標検出値になるような目標光量を決定する。CPU401は、発光部311が、このようにして決定した目標光量で発光するような電流量を発光部311に印加する。
このような光量調整により、色ずれ補正時の光学式センサ113が照射する光の光量が決定される。そのため、画像形成装置100は、中間転写ベルト109の表面状態の変化による画像パターンNの検出精度への影響を抑制することができる。なお、光学式センサ113の光量調整は、色ずれ補正制御が実行されるタイミングと必ずしも同じタイミングにおいて実行されるとは限らない。CPU401は、光量調整制御と色ずれ補正制御が連続して実行されたときのダウンタイムを抑制するために、光量調整制御は色ずれ補正制御とは異なるタイミングにおいて実行される。
図10は、中間転写ベルト109の経年変化した場合に、中間転写ベルト109に形成された画像パターンNを光学式センサ113によって測定した結果の一例である。図10には、光学式センサ113から出力されるアナログ信号及びコンパレータ403によりアナログ信号から変換して出力されるデジタル信号を示す。中間転写ベルト109の表面は、経年変化により反射率が全体的に変動(低下)する。反射率の全体的な低下は、局所的な反射率の低下を相対的に見えにくくする。また、光学式センサ113から出力される検出値が低下して、中間転写ベルト109の下地部分に対応する検出値と画像パターンNに対応する検出値との差が小さくなる。図10に示すように、光量調整により発光部311が目標光量で発光する場合には、中間転写ベルト109の下地部分に対応する検出値と画像パターンNに対応する検出値との差が小さくなり、かつ検出値が全体的に高くなる。
コンパレータ403に図7の閾値Vthと同値の閾値Vth1が設定されている場合、ブラックの画像パターンNKに対応するアナログ信号は閾値Vth1を下回り、他の色の画像パターンNY、NM、NCに対応するアナログ信号は閾値Vth1を上回る。その結果、コンパレータ403から出力されるデジタル信号は、ブラックの画像パターンNKだけがローレベルになり、他の色の画像パターンNY、NM、NCではハイレベルとなる。CPU401は、このようなデジタル信号では色ずれ補正を正常に行うことができない。
そのため、CPU401は、コンパレータ403に閾値Vth1とは異なる値の閾値Vth3を設定する。閾値Vth3は、閾値Vth1よりも高い値となる。コンパレータ403は、閾値Vth3が設定されることで、画像パターンNY、NM、NCに対応するアナログ信号をローレベルのデジタル信号に変換できる。そのため、CPU401は、中間転写ベルト109の下地部分に対応する検出値と画像パターンNに対応する検出値との差が小さくなった場合であっても画像パターンを検出できる。このように、経年変化により反射率が低下した中間転写ベルト109を用いて色ずれ補正を行う場合、光学式センサ113から出力されるアナログ信号のダイナミックレンジが小さくなるために、コンパレータ403に設定される閾値を高くする必要がある。
(閾値設定処理1)
図11は、画像形成装置100による閾値設定処理を表すフローチャートである。以下の説明において、閾値設定処理に用いるパターン画像は、色ずれ補正制御に用いる測定用画像を兼用している。閾値設定処理においては、例えば、色ずれ補正制御において中間転写ベルト109上に形成されたイエローの画像パターンNYの検出値を用いて閾値Vthを決定する。この構成によれば、閾値Vthを設定するために別途パターン画像を形成する必要がなく、ダウンタイムを抑制することができる。なお、閾値Vthを決定するために画像パターンNとは別の画像を形成する構成としてもよい。
CPU401は、閾値設定処理が開始されると、各画像形成ステーションY、M、C、Kにより、色ずれ検出用の画像パターンNY、NM、NC、NKを形成させる。これにより中間転写ベルト109に画像パターンNが形成される(S1001)。光学式センサ113は、中間転写ベルト109に形成された画像パターンNを検出する(S1002)。光学式センサ113は、中間転写ベルト109を発光部311により照射し、その反射光を受光部312により受光する。受光部312は、画像パターンN部分の反射光に応じた検出値Vp、下地部分の反射に応じた検出値Vbとしたアナログ信号を出力する。アナログ信号は、CPU401及びコンパレータ403に入力される。
CPU401は、検出値Vpに応じてコンパレータ403に設定する閾値を決定する。そのためにCPU401は、検出値Vpと所定値Tとを比較し、検出値Vpが所定値T以下であるか否かを判断する(S1003)。所定値Tは、予め画像形成装置100に設定されており、中間転写ベルト109が使用開始直後か或いは経年変化しているかを判断するための値である。所定値Tは、経年変化により中間転写ベルト109の局所的な反射率の低下が見られなくなると予測されるときの画像パターンNの検出値に設定される。
検出値Vpが所定値T以下である場合(S1003:Y)、CPU401は、中間転写ベルト109が使用開始直後であると判断する。この場合、CPU401は、閾値補正係数αを「0」、閾値補正係数βを「1」に設定する(S1004)。検出値Vpが所定値Tより大きい場合(S1003:N)、CPU401は、中間転写ベルト109が経年変化している判断する。この場合、CPU401は、閾値補正係数αを「1」、閾値補正係数βを「0」に設定する(S1005)。
CPU401は、閾値補正係数α、β、検出値Vp、Vb、係数P、及び初期閾値Dに基づいて、コンパレータ403に設定する色ずれ補正用の閾値Vthを算出する(S1006)。係数Pは予め決まった値である。初期閾値Dは、予め実験によって決定された閾値である。初期閾値Dは、使用開始直後であれば、中間転写ベルト109の局所的な反射率の変動が生じていても、画像パターンと中間転写ベルト109の画像パターンが形成されていない領域とを判別するのに十分な値に設定されている。なお、初期閾値Dは、例えば、図8に示す閾値Vth2に相当する。CPU401は、例えば以下の式1により閾値を算出する。閾値補正係数αは第1係数であり、閾値補正係数βは第2係数である。閾値補正係数α及びβは閾値Vthを決定するために用いられる決定条件に相当する。そして、CPU401は決定条件を、画像パターンNの検出値に基づいて生成する生成手段として機能する。
Vth=α×{(Vb−Vp)×P+Vp}+β×D …(式1)
CPU401は、算出した閾値をコンパレータ403に設定する。コンパレータ403は、設定された閾値に基づいて、次の色ずれ補正時に光学式センサ113から取得したアナログ信号をデジタル信号に変換する。コンパレータ403は、変換したデジタル信号をCPU401に入力する。CPU401は、コンパレータ403から取得したデジタル信号に基づいて色ずれ補正を行う(S1007)。
このようにCPU401は、S1003において中間転写ベルト109が使用開始直後か或いは経年変化しているかを判断し、その判断結果に応じて閾値Vthを設定する。つまり、閾値Vthは、上記の式により、中間転写ベルト109が使用開始直後であれば初期閾値D(所定値)に固定され、経年変化後であれば{(Vb−Vp)×P+Vp}で表される可変値となる。なお、CPU401は、検出値Vpが所定値T以下である場合には式2に基づいて閾値Vthを決定し、検出値Vpが所定値Tより大きい場合には式3に基づいて閾値Vthを決定してもよい。ここで、式2及び3は閾値Vthを決定するために用いられる決定条件に相当する。
Vth=D …(式2)
Vth=(Vb−Vp)×P+Vp …(式3)
また、CPU401は、閾値Vthが所定値T以下であれば予め決められた値Dを閾値Vthに設定し、閾値Vthが所定値Tより大きければ検出値Vpに基づき閾値Vthを設定する。つまり、ステップS1003において、CPU401は、閾値Vthを検出値Vpに基づいて設定するか否かを制御していると解釈することもできる。
(閾値設定処理2)
図12は、他の閾値設定処理を表すフローチャートである。
CPU401は、色ずれ補正用の画像パターンNの初期検出値Vp0がメモリ402に格納されているか否かを判断する(S1102)。初期検出値Vp0は、中間転写ベルト109の使用初期に形成した画像パターンNに対応する光学式センサ113の検出値である。初期検出値Vp0は、画像形成装置が設置されたときや、中間転写ベルト109が交換された場合に設定され、メモリ402に格納される。
初期検出値Vp0が格納されていない場合(S1102:N)、CPU401は、コンパレータ403に初期閾値Dを設定する(S1103)。CPU401は、この状態で色ずれ検出用の画像パターンNを中間転写ベルト109に形成し、光学式センサ113から該画像パターンNの検出結果を表す検出値Vpを表すアナログ信号を取得する(S1104)。CPU401は、取得した検出値Vpを初期検出値Vp0として設定する(S1105)。
なお、初期検出値Vp0が格納されている場合(S1102:Y)、CPU401は、色ずれ検出用の画像パターンNを中間転写ベルト109に形成する。CPU401は、光学式センサ113から該画像パターンNの検出結果(検出値Vp)を表すアナログ信号を取得する(S106)。
CPU401は、光学式センサ113による中間転写ベルト109の下地部分の検出結果(検出値Vb)を表すアナログ信号を取得する(S1107)。CPU401は、初期検出値Vp0、検出値Vp、検出値Vb、係数P、及び初期閾値Dに基づいて、コンパレータ403に設定する色ずれ補正用の閾値Vthを算出する(S1108)。なお、検出値Vpは、S1102で初期検出値Vp0が設定されていない場合、S1104で取得した検出結果を用いることになるために、S1105で設定される初期検出値Vp0と同値になる。CPU401は、例えば以下の式4により閾値を算出する。
Vth=(1−Vp0/Vp)×{(Vb−Vp)×P+Vp}+(Vp0/Vp)×D …(式4)
CPU401は、算出した閾値をコンパレータ403に設定する。コンパレータ403は、設定された閾値に基づいて、次の色ずれ補正時に光学式センサ113から取得したアナログ信号をデジタル信号に変換する。コンパレータ403は、変換したデジタル信号をCPU401に入力する。CPU401は、コンパレータ403から取得したデジタル信号に基づいて色ずれ補正を行う(S1109)。
このようにCPU401は、メモリ402に格納される初期検出値Vp0と検出値Vpとの差異により中間転写ベルト109が使用開始直後か或いは経年変化しているかを判断し、その判断結果に応じて閾値Vthを設定する。閾値Vthは、上記の式により、中間転写ベルト109が使用開始直後(Vp0=Vp)であれば初期閾値Dに固定される。中間転写ベルト109が経年変化後(Vp0≠Vp)であれば、閾値Vthは、(1−Vp0/Vp)×{(Vb−Vp)×P+Vp}+(Vp0/Vp)×Dで表される可変値となる。
以上のような処理により、中間転写ベルト109の使用開始直後は、コンパレータ403に固定値の閾値が設定され、中間転写ベルト109の経年変化後は、閾値が固定値よりも高い可変値に設定される。これにより中間転写ベルト109の状態が変化した場合であっても、色ずれ補正用の画像パターンを正確に検出できるようになり、正確な色ずれ補正が可能になる。
100…画像形成装置、109…中間転写ベルト、113…光学式センサ、311…発光部、312…受光部、401…CPU、402…メモリ、403…コンパレータ、N…画像パターン、Y,M,C,K…画像形成ステーション

Claims (15)

  1. 第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、
    前記画像形成手段に、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成させ、前記測定手段に、前記複数の測定用画像を測定させ、前記測定手段による前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得し、前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正手段と、
    前記画像形成手段に、前記像担持体にパターン画像を形成させ、前記測定手段に、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて決定条件を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記決定条件に基づいて、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果から前記閾値を決定する決定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、前記生成手段により生成された前記決定条件に基づいて、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果と、前記測定手段による前記像担持体の測定結果とから前記閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の測定用画像は、前記パターン画像を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記パターン画像は、前記第1色の測定用画像に対応することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、前記補正手段が前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を次に補正するときに用いる前記閾値を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記生成手段は、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果に対応する値が他の閾値以下の場合には第1決定条件を決定し、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果に対応する値が前記他の閾値より大きい場合には第2決定条件を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記決定条件は、第1係数と第2係数とを含み、
    前記第1決定条件の前記第1係数は、前記第2決定条件の前記第1係数と異なり、
    前記第1決定条件の前記第2係数は、前記第2決定条件の前記第2係数と異なることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、
    前記画像形成手段に、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成させ、前記測定手段に、前記複数の測定用画像を測定させ、前記測定手段による前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得し、前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正手段と、
    前記画像形成手段に、前記像担持体にパターン画像を形成させ、前記測定手段に、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定するか否かを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定する場合、前記パターン画像の測定結果と前記像担持体の測定結果とに基づいて前記閾値を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定すると判定しない場合には、前記閾値として所定値を設定することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記複数の測定用画像は、前記パターン画像を含むことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記パターン画像は、前記第1色の測定用画像に対応することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記補正手段が前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を次に補正するときに用いる前記閾値を決定する決定手段を備えることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体にパターン画像を形成する第1形成工程と、
    前記測定手段を用いて、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて決定条件を生成する生成工程と、
    前記決定条件に基づいて、前記測定手段による前記パターン画像の測定結果から閾値を決定する決定工程と、
    前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成する第2形成工程と、
    前記測定手段を用いて、前記複数の測定用画像を測定させ、前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と前記閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得する取得工程と、
    前記画像形成手段により形成される前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  15. 第1色のトナーと前記第1色と異なる第2色のトナーとを用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を発する発光部と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、前記受光部の受光結果に基づいて前記測定用画像を測定する測定手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体にパターン画像を形成する第1形成工程と、
    前記測定手段を用いて、前記パターン画像を測定させ、前記パターン画像の測定結果に基づいて、閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更するか否かを判定する判定工程と、
    前記閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更する場合には、前記パターン画像の測定結果に基づいて前記閾値を設定し、前記閾値を前記パターン画像の測定結果に基づいて変更しない場合には、前記パターン画像の測定結果を用いずに前記閾値を設定する設定工程と、
    前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像とを含む複数の測定用画像を形成する第2形成工程と、
    前記測定手段を用いて、前記複数の測定用画像を測定させ、前記複数の測定用画像の測定結果に対応する値と前記閾値とに基づいて、前記第1色の測定用画像と前記第2色の測定用画像との相対的な位置に関する情報を取得する取得工程と、
    前記画像形成手段により形成される前記第1色の画像と前記第2色の画像との相対的な位置を前記情報に基づいて補正する補正工程と、を有することを特徴とする制御方法。
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