JP2015011239A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光素子を備える光走査装置で、2つの発光素子からそれぞれ出射された光ビームの間隔を測定する際の、回転多面鏡での光ビームの反射率の変動に起因した測定誤差を低減する技術を提供する。
【解決手段】本発明の光走査装置は、各発光素子から出射された光ビームが回転多面鏡の反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を発光素子ごとに(少なくとも3つの発光素子に対して)検出することで、反射面の汚れの影響を判断する。光走査装置は、更に、複数の発光素子のうち、光ビームの間隔の測定を行う際に用いる2つの発光素子として、反射面の汚れの影響が少ない光ビームに対応する2つの発光素子を、検出した変動量に基づいて選択する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置で使用可能な光走査装置、及び画像形成装置に関するものである。
従来、光源から出射された光ビームを回転多面鏡によって偏向するとともに、偏向した光ビームによって感光体を走査することで、感光体上に静電潜像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、回転多面鏡によって偏向された光ビームを検出するための光学センサ(ビーム検出(BD)センサ)を備えており、当該光学センサは、光ビームを検出すると同期信号を生成する。画像形成装置は、光学センサによって生成される同期信号を基準として定めたタイミングに、光源から光ビームを出射させることで、光ビームが感光体上を走査する方向(主走査方向)における静電潜像(画像)の書き出し位置を一定とする。
また、画像形成速度の高速化及び画像の高解像度化を実現するために、感光体上でそれぞれ異なるラインを並列に走査する複数の光ビームを出射する複数の発光素子を光源として備える画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、複数の光ビームで複数のラインを同時に走査することで画像形成速度の高速化を実現するとともに、副走査方向におけるライン間の間隔を調整することによって、画像の高解像度化を実現する。
図7(a)は、このような画像形成装置が備える光源の一例を示しており、当該光源には、複数の発光素子(LD1〜LDN)がX軸及びY軸を含む平面(XY平面)に一列に配置されている。なお、X軸方向は主走査方向に対応し、Y軸方向は感光体の回転方向(副走査方向)に対応している。このような画像形成装置では、工場における組立工程において、図7(a)に示すようにXY平面内で矢印方向に光源を回転させることで、Y軸方向の発光素子の間隔を調整する。これにより、各発光素子から出射された光ビームによる、感光体上の走査ラインの副走査方向における間隔(露光位置の間隔)が、所定の解像度に対応する間隔となるように調整可能である。
図7(a)に示す矢印方向に光源を回転させると、Y軸方向における発光素子の間隔が変化するとともに、X軸方向における発光素子の間隔も変化する。これにより、図7(b)に示すように、各発光素子から出射された光ビームは、感光体上で、主走査方向においてそれぞれ異なる位置S1〜SNに結像する。このため、図7(a)に示すような光源を備える画像形成装置では、各発光素子から出射された光ビームによって形成される静電潜像の主走査方向における書き出し位置を一致させる必要がある。このため、画像形成装置は、特定の発光素子から光ビームを出射させるとともに、その光ビームを検出した光学センサが生成した同期信号を基準として、静電潜像の書き出し位置が一致するように、発光素子ごとの光ビームの出射タイミングを決定する。更に、画像形成装置は、発光素子ごとに決定した出射タイミングに、各発光素子から光ビームを出射させる。
上述の組立工程において、画像の解像度を所定の解像度に調整するための、光源の回転角度は、画像形成装置内の光源の設置状態と、レンズ及びミラー等の光学部材の光学特性とに依存して変化する。このため、画像形成装置ごとに光源の回転角度の調整量が異なることがある。即ち、回転調整後の光源における、X軸方向の発光素子の間隔が、複数の画像形成装置間で一致しないことがある。ここで、光学センサによって生成される同期信号を基準とした発光素子ごとの光ビームの出射タイミングを、全ての画像形成装置について同一のタイミングに設定すると、主走査方向における静電潜像の書き出し位置が発光素子間でずれるおそれがある。
特許文献1には、上述のように組立工程における光源の取り付け誤差によって生じる、主走査方向の静電潜像の書き出し位置のずれを抑えるための技術が開示されている。特許文献1に開示された画像形成装置は、第1の発光素子及び第2の発光素子のそれぞれから出射される光ビームを光学センサ(BDセンサ)で検出して、複数の水平同期信号を生成する。更に、画像形成装置は、生成した複数の水平同期信号の生成タイミング差に基づいて、第1の発光素子の光ビームの出射タイミングに対する、第2の発光素子の光ビームの相対的な出射タイミングを設定する。これにより、組立工程における光源の取り付け誤差を補償して、発光素子間の静電潜像の書き出し位置のずれを抑えている。
特開2008−89695号公報
しかし、上述のようにBDセンサによって複数の光ビームの検出時間間隔(即ち、ビーム間隔)を測定する方法では、以下のような課題がある。上述のように回転多面鏡によって光ビームを偏向することで感光体を光ビームで走査する光走査装置では、回転多面鏡の反射面に汚れが生じると、当該反射面で光ビームが反射する際の反射率が変動し、光学センサへ入射する光ビームの光量が低下する。これにより、BDセンサによって生成されるパルス(BD信号)の時間間隔(ビーム間隔)の測定結果が変化して、測定誤差が生じるおそれがある。
ここで、図8は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転によって発生する気流によって発生するポリゴンミラーの汚れと、発光素子1〜Nから出射された複数の光ビームL1〜LNの反射面への入射位置との関係の一例を示す図である。ポリゴンミラーの反射面に生じる汚れの程度は、ポリゴンミラーの回転によって生じる気流に依存して異なるため、反射面内は不均一に汚れることになる。このため、反射面に入射する光ビームごとに、反射する際の反射率の変動量が異なる。
また、図9Aは、BDセンサに入射する光ビームの光量が変化した場合の、BDセンサによって生成されるパルスの時間間隔の変化の一例を示す図である。図9Aでは、光ビームLM1については反射率の変動量が少なく、光ビームLM2については反射率の変動が大きい例を示している。本例では、発光素子LDM1によって出射され、BDセンサに入射する光ビームLM1の光量は、光量801で変化しないものとする。一方、発光素子LDM2によって出射され、BDセンサに入射する光ビームLM2の光量が、ポリゴンミラーの汚れに起因して、光量811から光量812に変化するものとする。
図9Aに示すように、LM1及びLM2が、光量801及び811でBDセンサに入射した場合、BDセンサによって生成されるパルスの時間間隔はDTとして測定される。これに対して、LM2についてのBDセンサへの入射光量が光量811から光量812に低下すると、BDセンサの応答速度が低下することで、パルスの時間間隔の測定値が、ΔDTだけ短い値に変化している。ここで、図9Bは、LM1とLM2との光量差ΔPに対するBD信号の時間間隔の測定値DTの変化の一例を示している。図9Bに示すように、2つの光ビームLM1及びLM2の光量差が増加するにつれて測定値DTが大きくなり、測定結果に誤差が生じることがわかる。このように、ポリゴンミラーの反射面の汚れに起因して、ビーム間隔の測定に用いる2つの光ビーム間の光量差が大きくなるほど、ビーム間隔の測定値DTに生じる誤差が大きくなる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、複数の発光素子を備える光走査装置で、2つの発光素子からそれぞれ出射された光ビームの間隔を測定する際の、回転多面鏡での光ビームの反射率の変動に起因した測定誤差を低減する技術を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、光走査装置として実現できる。本発明の一態様の係る光走査装置は、複数の光ビームによって感光体を露光する光走査装置であって、それぞれが光ビームを出射する複数の発光素子を含む光源であって、少なくとも3つの発光素子を含む、前記光源と、前記複数の発光素子から出射された複数の光ビームを反射させる反射面を有し、当該反射面で反射した複数の光ビームが前記感光体を走査するよう、当該複数の光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記複数の光ビームの走査路上に設けられ、前記偏向手段によって偏向された光ビームが入射することによって当該光ビームを検出したことを示す検出信号を出力する光学センサと、光ビームが前記反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を前記少なくとも3つの発光素子に対して検出する検出手段と、前記感光体に静電潜像を形成する際に前記複数の発光素子のそれぞれが光ビームを出射する出射タイミングの調整のための測定において、光ビームを出射する2つの発光素子を、前記検出手段によって検出された変動量に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された第1及び第2の発光素子から所定の時間間隔で第1及び第2の光ビームを順に出射させ、前記第1及び第2の光ビームに対応する検出信号が前記光学センサから出力される時間間隔を測定する測定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様の係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電手段と、それぞれが光ビームを出射する複数の発光素子を含む光源であって、少なくとも3つの発光素子を含む、前記光源と、前記複数の発光素子から出射された複数の光ビームを反射させる反射面を有し、当該反射面で反射した複数の光ビームが前記感光体を走査するよう、当該複数の光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記複数の光ビームの走査路上に設けられ、前記偏向手段によって偏向された光ビームが入射すると、当該光ビームを検出したことを示す検出信号を出力する光学センサと、を含み、前記複数の光ビームによって前記感光体を露光する光走査装置と、前記光走査装置による露光によって前記感光体に形成された静電潜像を現像して、記録媒体に転写すべき画像を前記感光体に形成する現像手段と、光ビームが前記反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を前記少なくとも3つの発光素子に対して検出する検出手段と、前記感光体に静電潜像を形成する際に前記複数の発光素子のそれぞれが光ビームを出射する出射タイミングの調整のための測定において、光ビームを出射する2つの発光素子を、前記検出手段によって検出された変動量に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された第1及び第2の発光素子から所定の時間間隔で第1及び第2の光ビームを順に出射させ、前記第1及び第2の光ビームに対応する検出信号が前記光学センサから出力される時間間隔を測定する測定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の発光素子を備える光走査装置で、複数の発光素子を備える光走査装置で、2つの発光素子からそれぞれ出射された光ビームの間隔を測定する際の、回転多面鏡での光ビームの反射率の変動に起因した測定誤差を低減する技術を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略的な断面図。 第1の実施形態に係る、感光ドラムを光ビームで走査する光走査装置104の構成を示す図。 第1の実施形態に係る、光源及びBDセンサの概略的な構成と、光源から出射されたレーザ光による感光ドラム及びBDセンサ上の走査位置とを示す図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る光走査装置において、各レーザ光の反射率の変動量を検出する際に各発光素子を点灯するタイミングを示すタイミングチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置で実行される、レーザ光の反射率の変動量を検出する処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置で実行される、ビーム間隔測定用のレーザ光(発光素子)を選択する処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置で実行される画像形成処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る、S634(図6C)で実行されるレーザ出射タイミング制御の手順を示すフローチャート。 光源の構成例と、当該光源から出射されたレーザ光による感光ドラム上の走査位置の変化例とを示す図。 ポリゴンミラーの回転によって発生する気流によって発生するポリゴンミラーの汚れと、発光素子1〜Nから出射された複数の光ビームL1〜LNの反射面への入射位置との関係の一例を示す図。 BDセンサに入射する光ビームの光量が変化した場合の、BDセンサによって生成されるパルスの時間間隔の変化の一例を示す図。 M1とLM2との光量差ΔPに対するBD信号の時間間隔の測定値DTの変化の一例を示す図。 第1の実施形態に係る光走査装置において、ビーム間隔測定を行う際の動作のタイミングを示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る、S634(図6C)で実行されるレーザ出射タイミング制御の手順を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る、S634(図6C)で実行されるレーザ出射タイミング制御の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下では、本発明の第1及び第2の実施形態として、複数色のトナー(現像剤)を用いてマルチカラー(フルカラー)画像を形成する画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置に本発明を適用した場合を例に説明する。ただし、本発明は、単色(例えばブラック色)のトナーのみを用いてモノカラー画像を形成する画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置に対しても適用可能である。
[第1の実施形態]
<画像形成装置のハードウェア構成>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。画像形成装置100は、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、及びブラック(Bk)色のトナーをそれぞれ用いて画像(トナー像)を形成する4つの画像形成部101Y、101M、101C、101Bkを備えている。
画像形成部101Y、101M、101C、101Bkは、感光ドラム(感光体)102Y、102M、102C、102Bkをそれぞれ備えている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、帯電部103Y、103M、103C、103Bk、光走査装置104Y、104M、104C、104Bk、及び現像部105Y、105M、105C、105Bkがそれぞれ配置されている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、更に、ドラムクリーニング部106Y、106M、106C、106Bkがそれぞれ配置されている。
感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの下方には、無端ベルト状の中間転写ベルト(中間転写体)107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と、従動ローラ109及び110とに掛け渡されている。画像形成中には、図1に示す矢印Aの方向への駆動ローラ108の回転に伴って、中間転写ベルト107の周面は、矢印Bの方向へ移動する。中間転写ベルト107を介して感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに対向する位置には、一次転写部111Y、111M、111C、111Bkが配置されている。画像形成装置100は、中間転写ベルト107上に形成されたトナー像を記録媒体S上に転写するための二次転写部112と、記録媒体S上に転写されたトナー像を当該記録媒体Sに定着させるための定着部113と更に備えている。
次に、上述の構成を有する画像形成装置100における、帯電プロセスから現像プロセスまでの画像形成プロセスについて説明する。なお、画像形成部101Y、101M、101C、101Bkのそれぞれで実行される画像形成プロセスは同様である。このため、以下では、画像形成部101Yにおける画像形成プロセスを例にして説明し、画像形成部101M、101C、101Bkにおける画像形成プロセスについては説明を省略する。
まず、画像形成部101Yの帯電部103Yが、回転駆動される感光ドラム102Y(の表面)を帯電させる。光走査装置104Yは、複数のレーザ光(光ビーム)を出射して、帯電した感光ドラム102Y(の表面)を当該複数のレーザ光によって走査することで、当該複数のレーザ光によって感光ドラム102Y(の表面)を露光する。これにより、回転する感光ドラム102Y上に静電潜像が形成される。感光ドラム102Y上に形成された静電潜像は、現像部105Yによって、Y色のトナーで現像される。その結果、感光ドラム102Y上にY色のトナー像が形成される。また、画像形成部101M、101C、101Bkでは、画像形成部101Yと同様のプロセスで、感光ドラム102M、102C、102Bk上にM色、C色、Bk色のトナー像がそれぞれ形成される。
以下、転写プロセス以降の画像形成プロセスについて説明する。転写プロセスでは、まず、一次転写部111Y、111M、111C、111Bkが中間転写ベルト107に転写バイアスをそれぞれ印加する。これにより、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bk上に形成された4色(Y色、M色、C色、Bk色)のトナー像が、それぞれ中間転写ベルト107に重ね合わせて転写される。
中間転写ベルト107上に重ね合わせて形成された、4色のトナーから成るトナー像は、中間転写ベルト107の周面の移動に伴って、二次転写部112と中間転写ベルト107との間の二次転写ニップ部へ搬送される。中間転写ベルト107上に形成されたトナー像が二次転写ニップ部に搬送されるタイミングに合わせて、手差し給送カセット114または給紙カセット115から記録媒体Sが二次転写ニップ部へ搬送される。二次転写ニップ部では、中間転写ベルト107上に形成されているトナー像が、二次転写部112によって印加される転写バイアスの作用によって、記録媒体S上に転写される(二次転写)。
その後、記録媒体S上に形成されたトナー像は、定着部113で加熱されることで記録媒体Sに定着する。このようにしてマルチカラー(フルカラー)画像が形成された記録媒体Sは、排紙部116へ排紙される。
なお、中間転写ベルト107へのトナー像の転写が終了した後、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに残留するトナーが、ドラムクリーニング部106Y、106M、106C、106Bkによってそれぞれ除去される。このようにして一連の画像形成プロセスが終了すると、次の記録媒体Sに対する画像形成プロセスが続けて開始される。
画像形成装置100は、形成する画像の濃度特性を一定に保つために、濃度調整動作を行う。中間転写ベルト107に対向する位置には、中間転写ベルト107に形成されたトナー像の濃度を検出するための濃度検出センサ120が設けられている。画像形成装置100は、濃度検出センサ120を用いた所定の濃度調整動作によって、中間転写ベルト107上に形成された各色のトナー像の濃度を検出する。光走査装置104Y、104M、104C、104Bkは、濃度検出センサ120によって検出される各色のトナー像の濃度が所定値となるように、光源から出射する光ビームの光量を調整することで、形成される画像の濃度特性を調整できる。なお、このような濃度特性の調整のための光ビームの光量の調整は、後述する自動光量制御(APC)で使用する光量目標値(目標光量)を調整することによって実現される。
<光走査装置のハードウェア構成>
次に、図2、図3及び図7を参照して、光走査装置104Y、104M、104C、104Bkの構成を説明する。なお、画像形成部101Y、101M、101C、101Bkの構成は同一であるため、以下では、添え字Y、M、C、Bkを省略した表記を行う場合がある。例えば、感光ドラム102と表記した場合、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkのそれぞれを表し、光走査装置104と表記した場合、光走査装置104Y、104M、104C、104Bkのそれぞれを表すものとする。
図2は、光走査装置104の構成を示す図である。光走査装置104は、レーザ光源201と、各種の光学部材202〜206(コリメータレンズ202、シリンドリカルレンズ203、ポリゴンミラー(回転多面鏡)204、fθレンズ205及び206)とを備える。レーザ光源(以下、単に「光源」と称する。)201は、駆動電流に応じた光量のレーザ光(光ビーム)を発生させて出力(出射)する。コリメータレンズ202は、光源201から出射されたレーザ光を、平行光に整形する。シリンドリカルレンズ203は、コリメータレンズ202を通過したレーザ光を、副走査方向(感光ドラム102の回転方向に対応する方向)へ集光する。
シリンドリカルレンズ203を通過したレーザ光は、ポリゴンミラー204が備える複数の反射面のうちのいずれかの反射面に入射する。ポリゴンミラー204は、入射したレーザ光が連続的な角度で偏向されるように、回転しながら各反射面でレーザ光を反射させる。ポリゴンミラー204によって偏向されたレーザ光は、fθレンズ205、206に順に入射する。fθレンズ(走査レンズ)205、206を通過することで、レーザ光は、感光ドラム102を等速で走査する走査光となる。
光走査装置104は、ポリゴンミラー204によって偏向されたレーザ光の走査路上に、レーザ光を検出するための光学センサとして、ビーム検出(BD)センサ207を更に備える。即ち、BDセンサ207は、複数のレーザ光(光ビーム)が感光ドラム102を走査する際の走査路上に設けられている。BDセンサ207は、ポリゴンミラー204によって偏向されたレーザ光が入射することによって、当該レーザ光を検出したことを示す検出信号(BD信号)を、(水平)同期信号として出力する。後述するように、BDセンサ207から出力される同期信号を基準として、画像データに基づく各発光素子(LD1〜LDN)の点灯タイミングが制御される。
次に、図3を参照して、光源201の構成と、光源201から出射されたレーザ光による感光ドラム102及びBDセンサ207上の走査位置とについて説明する。
まず、図3(a)は、光源201の拡大図であり、図3(b)は、光源201から出射されたレーザ光による感光ドラム102上の走査位置を示す図である。光源201は、それぞれがレーザ光を出射(出力)するN個の発光素子(LD1〜LDN)を備える。また、光源201は、少なくとも3つの発光素子を備える(N≧3)。このように、光源201は、それぞれが光ビームを出射する複数の発光素子で構成され、少なくとも3つの発光素子を含む光源の一例である。光源201のn番目(nは1〜Nの整数)の発光素子n(LDn)は、レーザ光Lnを出射する。図3(a)のX軸方向は、ポリゴンミラー204によって偏向された各レーザ光が感光ドラム102上を走査する方向(主走査方向)に対応する方向である。また、Y軸方向は、主走査方向に直交する方向であり、感光ドラム102の回転方向(副走査方向)に対応する方向である。
図3(b)に示すように、発光素子1〜Nからそれぞれ出射されたレーザ光L1〜LNは、感光ドラム102上で、副走査方向においてそれぞれ異なる位置S1〜SNに、スポット状に結像する。これにより、レーザ光L1〜LNは、感光ドラム102上で、副走査方向において隣接する複数の主走査ラインを並列に走査する。また、発光素子1〜Nが、光源201内で図3(a)に示すようにアレイ状に配置されていることに起因して、レーザ光L1〜LNは、図3(b)に示すように、感光ドラム102上で、主走査方向においてもそれぞれ異なる位置に結像する。なお、図3(a)では、N個の発光素子(LD1〜LDN)は、光源201において直線状に(1次元に)一列に配置されているが、2次元に配置されていてもよい。
図3(a)に示すD1は、X軸方向における、発光素子1(LD1)と発光素子N(LDN)との間隔(距離)を表す。本実施形態では、発光素子1及びNは、光源201において直線状に一列に配置された複数の発光素子のうち、両端に配置された発光素子である。発光素子Nは、X軸方向において発光素子1から最も離れている。このため、図3(b)に示すように、感光ドラム102上で、複数のレーザ光のうち、レーザ光LNの結像位置SNは、レーザ光L1の結像位置S1から、主走査方向において最も離れた位置となる。
図3(a)に示すD2は、Y軸方向における、発光素子1(LD1)と発光素子N(LDN)との間隔(距離)を表す。複数の発光素子のうち、発光素子Nは、Y軸方向において発光素子1から最も離れている。このため、図3(b)に示すように、感光ドラム102上で、複数のレーザ光のうち、レーザ光LNの結像位置SNは、レーザ光L1の結像位置S1から、副走査方向において最も離れた位置となる。
Y軸方向(副走査方向)の発光素子間隔Ps=D2/N−1は、画像形成装置100が形成する画像の解像度に対応する間隔である。Psは、感光ドラム102上で副走査方向に隣接する結像位置Snの間隔が、所定の解像度に対応する間隔となるよう、画像形成装置100の組立工程において光源201を(図7(a)に示したように)回転調整することによって設定される値である。また、X軸方向(主走査方向)の発光素子間隔Pm=D1/N−1は、Y軸方向の発光素子間隔Psに依存して一意に定まる値である。
BDセンサ207によって同期信号(BD信号)が生成及び出力されたタイミングを基準とした、各発光素子(LDn)からレーザ光を出射させるタイミングは、発光素子ごとに、組立工程において所定の治具を用いて設定される。設定された発光素子ごとのタイミングは、画像形成装置100の工場出荷時に、初期値としてメモリ406(図4)に格納される。このようにして設定される、各発光素子(LDn)からレーザ光を出射させるタイミングの初期値には、Pmに対応した値が設定される。
次に、図3(c)は、BDセンサ207の概略的な構成と、光源201から出射されたレーザ光によるBDセンサ207上の走査位置とを示す図である。BDセンサ207は、光電変換素子が平面状に配置された受光面207aを備える。受光面207aにレーザ光が入射することによって、BDセンサ207は、レーザ光を検出したことを示すBD信号(同期信号)を生成して出力する。本実施形態の光走査装置104は、発光素子1及びN(LD1及びLDN)から出射されたレーザ光L1及びLNをBDセンサ207に順に入射させることによって、それぞれのレーザ光に対応する(2つの)BD信号を、BDセンサ207から順に出力させる。
図3(c)では、受光面207aの主走査方向の幅、及び副走査方向に対応する方向の幅を、それぞれD3及びD4として表している。本実施形態では、発光素子1及びN(LD1及びLDN)からそれぞれ出射されたレーザ光L1及びLNは、図3(c)に示すようにBDセンサ207の受光面207aを走査する。このため、レーザ光L1及びLNがいずれも受光面207aに入射可能となるよう、幅D4は、D4>D2×αを満たす値に定められている。ただし、αは、各種レンズを通過したレーザ光L1及びLNの間隔についての副走査方向の変動率である。また、発光素子1及びN(LD1及びLDN)を同時に点灯させた場合であっても、レーザ光L1及びLNが同時に受光面207aに入射しないよう、幅D3は、D3<D1×βを満たす値に定められている。ただし、βは、各種レンズを通過したレーザ光L1及びLNの間隔についての主走査方向の変動率である。
<画像形成装置の制御構成>
図4は、本実施形態に係る画像形成装置100の制御構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、制御構成として、CPU401、レーザドライバ403、クロック(CLK)信号生成部404、画像処理部405、メモリ406、及びモータ407を備える。なお、本実施形態では、図4に示すレーザドライバ403、光源201及びBDセンサ207は、光走査装置104に備わっているものとする。
CPU401は、内部にカウンタ402を備え、メモリ406に格納された制御プログラムを実行することで、画像形成装置100全体を制御する。CLK信号生成部404は、所定周波数のクロック信号(CLK信号)を生成し、生成したCLK信号をCPU401及びレーザドライバ403に出力する。CPU401は、カウンタ402によって、CLK信号生成部404から入力されるCLK信号をカウントするとともに、当該CLK信号に同期して、レーザドライバ403及びモータ407に制御信号を送信する。
モータ407は、ポリゴンミラー204を回転駆動させるポリゴンモータである。モータ407は、回転速度に比例した周波数信号を発生させる周波数発電機(FG:Frequency Generator)方式を採用した速度センサ(図示せず)を備える。モータ407は、ポリゴンミラー204の回転速度に応じた周波数のFG信号を速度センサによって発生させ、CPU401に出力する。CPU401は、モータ407から入力されるFG信号の発生周期を、カウンタ402のカウント値に基づいて測定する。測定したFG信号の発生周期が所定の周期に達すると、CPU401は、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の速度に達したと判定する。
BDセンサ207は、レーザ光の検出に応じてBD信号を生成し、生成したBD信号をCPU401及びレーザドライバ403に出力する。CPU401は、BDセンサ207から入力されるBD信号に基づいて、発光素子1〜N(LD1〜LDN)からのレーザ光の出射タイミングを制御するための制御信号を生成し、生成した制御信号をレーザドライバ403に送信する。レーザドライバ403は、画像処理部405から入力される画像形成用の画像データに基づく(即ち、画像データに応じて変調した)駆動電流を、CPU401から送信される制御信号に基づくタイミングに、各発光素子に供給する。これにより、レーザドライバ403は、駆動電流に応じた光量のレーザ光を各発光素子から出射させる。
また、CPU401は、レーザドライバ403に対して、発光素子1〜N(LD1〜LDN)の光量目標値を指定するとともに、入力されるBD信号に基づくタイミングに、各発光素子についてのAPCの実行を指示する。ここでAPCとは、レーザドライバ403が、発光素子1〜Nからそれぞれ出射されるレーザ光の光量を光量目標値に等しい光量に制御する動作である。レーザドライバ403は、発光素子1〜Nと同一のパッケージに内蔵されたPD(フォトダイオード)によって検出される各発光素子の光量が光量目標値と一致するように、各発光素子に供給する駆動電流の大きさを調整することで、APCを実行する。
<複数の発光素子を備える光走査装置による光走査>
上述のように、図7(a)に示すような複数の発光素子を備える画像形成装置では、各発光素子から出射されるレーザ光L1〜LNは、感光ドラム102上で、主走査方向において異なる位置S1〜SNに結像する。したがって、複数の発光素子について主走査方向の静電潜像(画像)の書き出し位置を一致させる必要がある。このような画像形成装置では、例えば、特定の発光素子から出射されたレーザ光に基づいて生成した1つのBD信号を生成するとともに、当該BD信号を基準として、各発光素子の相対的なレーザ出射タイミングを、予め定めた固定の設定値を用いて制御する。このような、1つのBD信号に基づくレーザ出射タイミング制御では、画像形成中に、結像位置S1〜SNの相対的な位置関係が常に一定である限り、画像の書き出し位置を一致させることが可能である。
しかし、各発光素子がレーザ光を出射すると、発光素子自体の温度の上昇に伴って、各発光素子から出力されるレーザ光の波長が変化する。また、ポリゴンミラー204を回転させる際にモータ407から発生する熱によって、光走査装置104全体の温度が上昇し、走査レンズ205、206等の光学特性(屈折率等)が変化する。これにより、各発光素子から出射されたレーザ光の光路が変化する。図7(c)は、各発光素子から出射されたレーザ光の光路が変化することで、各レーザ光の結像位置S1〜SNが、図7(b)に示す位置からずれた様子を示している。このように、結像位置S1〜SNの相対的な位置関係が変化した場合、上述の1つのBD信号に基づくレーザ出射タイミング制御では、各レーザ光によって形成される静電潜像の主走査方向の書き出し位置が一致させることができない。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置100(光走査装置104)は、複数の発光素子(LD1〜LDN)のうち、2つの発光素子からそれぞれ出射されるレーザ光に基づいて2つのBD信号を生成し、それらをレーザ出射タイミングの制御に使用する。具体的には、画像形成装置100は、特定の2つの発光素子M1及びM2(LDM1及びLDM2)から出射されたレーザ光をBDセンサ207で検出させることで、2つのBD信号を生成させる。更に、画像形成装置100は、BDセンサ207による2つのBD信号の生成タイミングの差(即ち、レーザ光の検出タイミングの差)に基づいて、複数の発光素子のレーザ出射タイミングを制御する。
また、上述のように、ポリゴンミラー204の反射面に生じた汚れに起因してレーザ光の反射率が変動すると、BDセンサによって生成されるパルス(BD信号)の時間間隔(BD信号の生成タイミングの差)の測定結果に誤差が生じる。その結果、各発光素子のレーザ出射タイミングの制御を適切に行うことができなくなる。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置100は、発光素子1〜Nから出射されたレーザ光がポリゴンミラー204の反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を発光素子ごとに検出することで、反射面の汚れの影響を判断する。更に、画像形成装置100は、検出した変動量に基づいて、発光素子1〜Nのうち、BD信号の時間間隔(ビーム間隔)の測定を行う際に用いる2つの発光素子(第1及び第2の発光素子)を選択する。これにより、ポリゴンミラー204の反射面の汚れの影響が少ないレーザ光を用いてビーム間隔の測定を実行し、上述のような測定誤差を抑えることを可能にする。
<2つのBD信号に基づくレーザ出射タイミング制御>
次に、本実施形態に係る、複数(N個)の発光素子(LD1〜LDN)の、2つのBD信号に基づくレーザ出射タイミング制御について、より詳しく説明する。
本実施形態では、CPU401は、所定の期間が到来すると、選択した2つの発光素子M1及びM2から出射されるレーザ光に基づいて生成される2つのBD信号(パルス)の時間間隔を測定する。ただし、画像形成装置100の工場出荷直後の初期期間では、発光素子1及びNを用いて測定を行えばよい。なお、BD信号の時間間隔は、発光素子M1及びM2からそれぞれ出射されたレーザ光による感光ドラム102の走査の、主走査方向における時間間隔(ビーム間隔)に対応する。ビーム間隔の測定は、例えば、定期的(例えば、100ページの画像形成ごと)に実行されればよい。また、ビーム間隔の測定を行う期間(ビーム間隔測定期間)では、測定の実行開始前に、測定に用いる発光素子(本実施形態では発光素子1及びN)の光量を安定化させるために、それらの発光素子についてAPCを実行してもよい。
CPU401は、ビーム間隔測定期間(以下、単に「測定期間」とも称する。)における測定が終了すると、所定の期間内(例えば、次にビーム間隔の測定を行うまでの期間内)、その測定結果に基づいて各発光素子のビーム出射タイミングを制御(補正)する。なお、ビーム間隔の測定を行わない、測定期間以外の期間である非ビーム間隔測定期間(以下、「非測定期間」とも称する。)では、光源201が備える複数の発光素子のそれぞれについて、画像形成のために、順次APCを実行すればよい。
図5は、本実施形態に係る光走査装置104の動作のタイミングを示すタイミングチャートである。図5では、CLK信号511と、BDセンサ207の出力信号512と、発光素子1、2、3及びNによってそれぞれ出射されるレーザ光の光量513〜516とを示している。なお、図5では、ビーム間隔測定を実行する際の、発光素子1〜Nによるレーザ光の出射タイミングと、BDセンサ207によるBD信号の出力タイミングとを示している。なお、図5に示す2つの測定期間1及び2はそれぞれ、感光ドラム102に静電潜像を形成する際に複数の発光素子のそれぞれがレーザ光(光ビーム)を出射する出射タイミングの調整のための、BDセンサ207を用いた測定を行う期間に相当する。
図5では、発光素子1及びNが測定用の発光素子M1及びM2(LDM1及びLDM2)として選択されており、測定期間1及び2が到来すると、各測定期間内に、発光素子1及びNを用いたビーム間隔の測定が行われている。CPU401は、各測定期間において、測定に用いる発光素子1及びNから、所定の時間間隔でレーザ光が出射されるように、レーザドライバ403を制御するとともに、レーザ光の走査の1周期内で1回のビーム間隔測定を実行する。また、CPU401は、画像領域に対するレーザ光の走査が開始される前に、ビーム間隔測定を実行する。
具体的には、CPU401は、レーザドライバ403を制御して、複数の発光素子(発光素子1〜N)のうちの発光素子1及びNから所定の時間間隔でレーザ光(第1及び第2の光ビーム)を順に出射させる。これにより、測定期間1では、発光素子1及びNにそれぞれ対応するBD信号501及び502がBDセンサ207によって生成され、CPU401及びレーザドライバ403に出力される。また、測定期間2では、発光素子1及びNにそれぞれ対応するBD信号503及び504がBDセンサ207によって生成され、CPU401及びレーザドライバ403に出力される。CPU401は、測定期間1では、BD信号501とBD信号502との時間間隔(生成タイミングの差)DT1、測定期間2では、BD信号503とBD信号504との時間間隔DT2を、カウンタ402に基づくカウント値CDTとしてそれぞれ測定する。
測定期間1において、CPU401は、BDセンサ207からBD信号501が入力されたことに応じて、CLK信号511のカウントを開始する。その後、CPU401は、BDセンサ207からBD信号502が入力されたことに応じて、CLK信号511のカウントを終了して、カウント値CDTを生成する。カウント値CDTは、図5に示す、BD信号501とBD信号502との時間間隔DT1を示す値である。なお、測定期間2においても、同様に、CPU401は、BD信号503とBD信号504との時間間隔DT2を示すカウント値CDTを生成する。
なお、図5に示すように、CPU401は、測定期間1において、BD信号501及び502の時間間隔の測定に先立って、発光素子1及びNについてAPCを実行することで、発光素子1及びNの光量を、予め設定された光量目標値に調整してもよい。これにより、測定の際の発光素子の光量を安定させ、上述の測定誤差を低減できる。また、測定期間2についても同様である。
次に、ビーム間隔の測定結果を用いたビーム出射タイミング制御の方法について説明する。本実施形態では、各発光素子のビーム出射タイミング制御の基準として用いる基準値と、基準値に対応して定められた、各発光素子のレーザ出射タイミングを示すタイミング値とが、メモリ406に予め格納されている。これら基準値及びタイミング値は、工場での組立工程における調整(測定)によって、各発光素子のレーザ出射タイミング制御のための初期値として生成され、メモリ406に格納される。また、レーザ出射タイミング制御では、発光素子1〜Nのそれぞれについて、ビーム間隔の測定結果と、メモリ406に格納された基準値との差分に応じてタイミング値を補正して得られる値を用いて、レーザ出射タイミングが調整される。
本実施形態では、各発光素子のビーム出射タイミング制御用の基準値として、基準カウント値Crefがメモリ406に格納されている。また、各発光素子のビーム出射タイミング制御用のタイミング値として、基準カウント値Crefに対応した、発光素子1〜N用のカウント値C1〜CNがメモリ406に格納されている。
基準カウント値Cref及びカウント値C1〜CNは、工場調整時に、異なる光量目標値に対応した測定によって得られる値である。基準カウント値Crefは、特定の状態にある画像形成装置100(光走査装置104)において生成される、発光素子1及びNに対応するBD信号の時間間隔Trefに相当する値である。本実施形態では、基準カウント値Crefは、上述のように、工場調整時における初期状態において生成されるBD信号の時間間隔に相当する値である。カウント値C1〜CNのそれぞれは、生成されるBD信号の時間間隔がTrefである場合に、各発光素子に対応した、主走査方向の静電潜像の書き出し位置を一致させるための値である。このように、Tref(Cref)は、BD信号の時間間隔の基準値であり、レーザ出射タイミングの調整の基準となる基準値に相当する。
基準カウント値Cref及びカウント値C1〜CNは、以下のようにして予め定めることが可能である。まず、測定に用いる2つの発光素子から出射された2つのレーザ光を感光ドラム102上で走査させる際の、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔と、感光ドラム102上での走査時間間隔とが等しい光学系を想定する。このような場合、工場調整時に、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔Trefと、感光ドラム102上での走査時間間隔とのいずれか一方を測定し、一方の測定結果に基づいて他方を導出することによって、Cref及びC1〜CNを定めればよい。
一方、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔には、受光面207a上でのレーザ光ごとのスポットサイズのばらつきや、光量のばらつき等に依存した誤差が生じることがある。このような場合、工場調整時に、Trefの測定と同時に感光ドラム102上でのレーザ光の結像位置の間隔を測定する。更に、それらの測定結果に基づいて、上述のようなばらつきをキャンセルするようにCref及びC1〜CNを定めればよい。また、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔(走査速度)と、感光ドラム102上での走査時間間隔(走査速度)とが異なる光学系の場合も同様に、それらの走査速度差をキャンセルするようにCref及びC1〜CNを定めればよい。
(CDT=Crefの場合)
次に、上述の測定によって得られたカウント値CDTに基づく、各発光素子(LDn)のレーザ出射タイミングを制御について説明する。まず、図5に示す測定期間1における測定によって得られたカウント値CDTは、メモリ406に予め格納された基準カウント値Crefと等しいものとする。これは、カウント値CDTが示す、BD信号501及び502の時間間隔の測定結果DT1が、基準値Trefと等しい(DT1=Tref)ことを意味する。この場合には、メモリ406に予め格納されたカウント値C1〜CNをそのまま用いて各発光素子のレーザ出射タイミングを制御することで、各レーザ光による画像の書き出し位置を一致させることが可能である。
CPU401は、BD信号501が生成されたタイミングを基準として、カウント値C1〜CNに応じた出射タイミングに、発光素子1〜N(LD1〜LDN)が順に点灯(発光)するよう、レーザドライバ403を制御する。ここで、図5に示す、T1〜TNはそれぞれ、カウント値C1〜CNに対応する時間である。CPU401は、BD信号501が生成されたタイミングからCLK信号のカウントを開始し、カウント値がC1に達した(T1が経過した)ことに応じて、発光素子1を点灯させる。次に、CPU401は、カウント値がC2に達した(T2が経過した)ことに応じて、発光素子2を点灯させる。CPU401は、他の発光素子についても同様の制御を行い、最終的に、カウント値がCNに達した(TNが経過した)ことに応じて、発光素子Nを点灯させる。
このようにして、CPU401は、発光素子1〜Nによって走査される、感光ドラム102上の複数の主走査ライン間で、静電潜像の形成が開始される位置を揃えるように、発光素子1〜Nのそれぞれのレーザ出射タイミングを調整する。これにより、主走査方向において、発光素子1〜Nからそれぞれ出射されたレーザ光によって形成される画像の書き出し位置を一致させることが可能である。
ここで、メモリ406には、発光素子1及びNに対応するカウント値C1及びCNのみを、タイミング値として記憶させておいてもよい。即ち、図3(a)に示すように発光素子1と発光素子Nとの間に位置する、発光素子n(2≦n≦N−1)に対応するカウント値C2〜CN-1については、メモリ406に記憶させておくのではなく、以下の式(1)に基づいて求めてもよい。具体的には、CPU401は、発光素子n(2≦n≦N−1)についての、レーザ出射タイミングの制御用のカウント値Cnを、
n=C1+(CN−C1)×(n−1)/(N−1)
=C1×(N−n)/(N−1)+CN×(n−1)/(N−1) (1)
のように算出すればよい。
例えば、光源201が4個の発光素子1〜4(LD1〜LD4)を備える場合、CPU401は、発光素子2及び3に対応するカウント値C2及びC3については、次式に基づいて算出する。
2=C1+(C4−C1)×1/3=C1×2/3+C4×1/3 (2)
3=C1+(C4−C1)×2/3=C1×1/3+C4×2/3 (3)
このように、発光素子1〜Nのレーザ出射タイミングが時間的に等間隔となるように、発光素子1及びNに対応するカウント値C1及びCN(T1及びTN)に基づく補間演算を行うことで、各発光素子のレーザ出射タイミングを決定すればよい。
(CDT≠Crefの場合)
次に、図5に示す測定期間2における測定によって得られたカウント値CDTには、メモリ406に予め格納された基準カウント値Crefから誤差が生じているものとする。これは、カウント値CDTが示す、BD信号503及び504の時間間隔の測定結果DT2が、基準値Trefと等しくない(DT1≠Tref)ことを意味する。この場合、CPU401は、カウント値CDTと基準カウント値Crefとの差分に基づいて、カウント値C1〜CNを補正することで、各発光素子のレーザ出射タイミング制御用のカウント値C'1〜C'Nを導出する。導出したカウント値C'1〜C'Nを用いて各発光素子のレーザ出射タイミングを制御することで、各レーザ光による画像の書き出し位置を一致させることが可能である。
具体的には、まず、CPU401は、発光素子1のレーザ出射タイミング制御用のカウント値C'1に、メモリ406に格納されたカウント値C1を設定する(T'1=T1)。なお、図5に示す、T'1〜T'Nはそれぞれ、カウント値C'1〜C'Nに対応する時間である。次に、CPU401は、カウント値CDTと基準カウント値Crefとの差分に基づいて、次式によってCNを補正することで、発光素子Nのレーザ出力タイミング制御用のカウント値C'N(T'N)を設定する。
C'N=CN+K(CDT−Cref) (Kは1を含む任意の係数) (4)
ここで、係数Kは、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔の、基準値からの変化量(CDT−Cref)に対して重み付けを行うための係数であり、光学系の特性に応じて決定できる。例えば、測定に用いる2つの発光素子から出射された2つのレーザ光を感光ドラム102上で走査させる際の、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔と、感光ドラム102上での走査時間間隔とが等しい光学系では、K=1を用いる。一方、BDセンサ207によるレーザ光の検出時間間隔(走査速度)と、感光ドラム102上での走査時間間隔(走査速度)とが異なる光学系では、当該検出時間間隔と、当該走査時間間隔との比率に応じて係数Kを決定する。
次に、CPU401は、発光素子1及びN以外の発光素子n(2≦n≦N−1)のための、レーザ出射タイミングの制御用のカウント値C'nについては、式(1)〜(3)に基づく補間演算によって設定すればよい。即ち、CPU401は、発光素子1〜Nのレーザ出射タイミングが時間的に等間隔となるように、発光素子1及びNについて設定したカウント値C'1及びC'N(T'1及びT'N)に基づく補間演算を行う。これにより、発光素子2〜(N−1)についての補正後のレーザ出射タイミングC'n(T'n)を設定すればよい。
その後、CPU401は、BD信号503が生成されたタイミングを基準として、カウント値C'1〜C'Nに応じた出射タイミングに、発光素子1〜N(LD1〜LDN)が順に点灯(発光)するよう、レーザドライバ403を制御する。ここで、図5に示す、T1〜TNはそれぞれ、カウント値C1〜CNに対応する時間である。CPU401は、BD信号501が生成されたタイミングからCLK信号のカウントを開始し、カウント値がC'1に達した(T'1が経過した)ことに応じて、発光素子1を点灯させる。次に、CPU401は、カウント値がC'2に達した(T'2が経過した)ことに応じて、発光素子2を点灯させる。CPU401は、他の発光素子についても同様の制御を行い、最終的に、カウント値がC'Nに達した(T'Nが経過した)ことに応じて、発光素子Nを点灯させる。
このようにして、CPU401は、発光素子1〜Nによって走査される、感光ドラム102上の複数の主走査ライン間で、静電潜像の形成が開始される位置を揃えるように、発光素子1〜Nのそれぞれのレーザ出射タイミングを調整する。これにより、BD信号の時間間隔の測定値が基準値から変化した場合であっても、主走査方向において、発光素子1〜Nからそれぞれ出射されたレーザ光によって形成される画像の書き出し位置を一致させることが可能である。
<反射率変動量の検出処理>
本実施形態で、CPU401は、発光素子1〜Nのそれぞれから出射されたレーザ光L1〜LNがポリゴンミラー204の反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を発光素子ごとに検出する。この基準値は、予め工場調整時の測定によって取得され、メモリ406に初期値として予め格納されている。この反射率変動量の検出処理は、例えば、画像形成装置100(光走査装置104)が電源停止状態から起動する際に実行される。
本実施形態では、CPU401は、反射率変動量の検出処理の一例として、図10に示すように、発光素子1〜N(図10ではN=8)のそれぞれから所定の時間間隔でレーザ光を順に出射させる。また、CPU401は、2つの発光素子ごとに、レーザ光に対応するBD信号がBDセンサ207から出力される時間間隔DT1、DT3、DT5、DT7を測定する。更に、CPU401は、測定された2つの発光素子ごとの時間間隔と、上記の基準値との差分を変動量として検出する。このような処理は、以下で説明する図6Aに示すフローチャートに従って実現することが可能である。
図6Aは、本実施形態に係る、画像形成装置100で実行される、レーザ光の反射率の変動量を検出する処理の手順を示すフローチャートである。図6Aに示す各ステップの処理は、CPU401が、メモリ406に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、画像形成装置100上で実現される。
まず、CPU401は、S601で、画像データの入力に応じて、モータ407の駆動を開始して、ポリゴンミラー204の回転を回転させるとともに、S602で、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達したか否かを判定する。S602で、CPU401は、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達していないと判定すると、処理をS603に進め、回転速度が所定の回転速度に近づくよう、ポリゴンミラー204の回転を加速させ、再度S602の判定処理を行う。S602で、CPU401は、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達したと判定すると、処理をS604に進める。
S604以下では、CPU401は、図10に示すように、発光素子1〜Nのそれぞれを順に点灯させ、BDセンサ207から順にBD信号を生成及び出力させる。
CPU401は、S604で、変数nを1に初期化(n=1)するとともに、S605で、レーザドライバ403を制御して、発光素子nを点灯させる。その後、S605で、CPU401は、BDセンサ207からの出力に基づいて、発光素子nから出射されたレーザ光によってBD信号が生成されたか否かを判定する。CPU401は、S606では、BD信号が生成されていないと判定する限り、S606の判定処理を繰り返し、BD信号が生成されたと判定すると、処理をS607に進める。CPU401は、S607で、BD信号の生成に応じて、カウンタによるCLK信号のカウントを開始するとともに、S608で、レーザドライバ403に、発光素子nを消灯させる。
次に、S609で、CPU401は、レーザドライバ403に、APCの実行後の光量で発光素子(n+1)を点灯させる。その後、S610で、CPU401は、BDセンサ207からの出力に基づいて、発光素子(n+1)から出射されたレーザ光によってBD信号が生成されたか否かを判定する。CPU401は、S610では、BD信号が生成されていないと判定する限り、S610の判定処理を繰り返し、BD信号が生成されたと判定すると、処理をS611に進める。CPU401は、S611で、カウンタ402によるCLK信号のカウント値をサンプルして、カウント値CDTnを生成するとともに、S612で、レーザドライバ403に、発光素子(n+1)を消灯させる。なお、S611で、CPU401は、カウント値CDTnに対応するBD信号の時間間隔DTnを特定する。
次に、S613で、CPU401は、メモリ406から、発光素子n及び(n+1)に対応する基準値DTn_refを読み出し、次式に基づいて、反射率の変動量ΔDTnを算出する。
ΔDTn=|DTn−DTn_ref| (5)
このようにして、CPU401は、発光素子n及び(n+1)についてのBD信号の時間間隔の測定値と、基準値との差分を、変動量として検出する。
その後、S614で、CPU401は、n≧N−1が満たされているか(全ての発光素子について変動量を検出したか)否かを判定し、満たされている場合には処理を終了し、満たされていない場合には処理をS615に進める。S615で、CPU401は、nを2増加させて、処理をS605に戻し、次の発光素子nを点灯させる。なお、本実施形態では、すべての発光素子について変動量を検出する構成を示したが、複数の発光素子のうち一部であって、3つ以上の発光素子について変動量を検出する構成にしてもよい。
<ビーム選択処理>
本実施形態で、CPU401は、上述のような変動量検出処理によって検出された、各レーザ光についての反射率の変動量に基づいて、ビーム間隔測定において光ビームを出射する2つの発光素子M1及びM2(LDM1及びLDM2)を選択する。図6Bは、本実施形態に係る画像形成装置100で実行される、ビーム間隔測定用のレーザ光(発光素子)を選択する処理の手順を示すフローチャートである。図6Bに示す各ステップの処理は、CPU401が、メモリ406に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、画像形成装置100上で実現される。
まず、S621で、CPU401は、発光素子1〜Nのうちで、検出した変動量が所定の閾値αよりも少ないビーム(発光素子)が2つ以上存在するか否かを判定する。ここで、CPU401は、存在すると判定した場合には処理をS622に進め、存在しないと判定した場合には処理をS623に進める。
S622では、CPU401は、検出した変動量が所定の閾値αよりも少ない2つのビーム(発光素子)の組み合わせのいずれかを選択する。更に、S623で、CPU401は、選択した組み合わせの発光素子を、ビーム間隔測定に用いる2つの発光素子M1及びM2(第1及び第2の発光素子)として選択する。
一方、検出した変動量が所定の閾値αよりも少ないビームの数が2未満である場合、CPU401は、S623で、変動量の差分が最も小さい2つの発光素子の組み合わせを選択(特定)する。更に、CPU401は、S624で、それらをビーム間隔測定に用いる2つの発光素子M1及びM2として選択する。これにより、ビーム間隔測定における反射率の変動量の影響に起因した測定誤差を、できるだけ抑えることが可能である。
なお、所定の閾値αを用いた判定を行うことなく、変動量の差分が最も小さい2つの発光素子の組み合わせを特定し、それらをビーム間隔測定に用いる2つの発光素子M1及びM2として選択してもよい。
以上の処理は、反射率の変動量が個別の発光素子ごとに検出された場合に適用できる。また、本実施形態のように、図6Aの手順に従って2つの発光素子ごとに反射率の変動量を検出した場合、S623では、検出した変動量が最も少ない組み合わせの2つの発光素子を、ビーム間隔測定に用いる2つの発光素子M1及びM2として選択すればよい。
<画像形成装置の画像形成処理>
図6Cは、本実施形態に係る、画像形成装置100で実行される画像形成処理の手順を示すフローチャートである。図6Cに示す各ステップの処理は、CPU401が、メモリ406に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、画像形成装置100上で実現される。画像形成装置100に画像データが入力されたことに応じて、S631の処理が開始される。
CPU401は、S631で、画像データの入力に応じて、モータ407の駆動を開始して、ポリゴンミラー204の回転を回転させるとともに、S632で、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達したか否かを判定する。S632で、CPU401は、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達していないと判定すると、処理をS633に進め、回転速度が所定の回転速度に近づくよう、ポリゴンミラー204の回転を加速させ、再度S632の判定処理を行う。S632で、CPU401は、ポリゴンミラー204の回転速度が所定の回転速度に達したと判定すると、処理をS634に進める。
S634で、CPU401は、上述のビーム選択処理で選択した発光素子M1及びM2から出射されたレーザ光に基づいて生成される2つのBD信号を用いて、図6Dに示す手順に従って、発光素子1〜Nのレーザ出射タイミング制御を実行する。なお、本実施形態では、S634(図6D)の処理をCPU401が実行する例について説明しているが、レーザドライバ403内にCPU401とは独立した制御部を設け、当該制御部が、S634の処理を実行してもよい。この場合、レーザドライバ403内の制御部は、CPU401からの指示に従って動作し、CLK信号生成部404から入力されるCLK信号、及びBDセンサ207から入力されるBD信号に基づいて、ビーム間隔の測定を実行すればよい。また、レーザドライバ403内の制御部は、CPU401からの指示に応じて、レーザ出射タイミング制御を実行すればよい。
図6Dに示すように、まずS641で、CPU401は、ビーム間隔の測定に用いる発光素子M1及びM2の光量目標値をレーザドライバ403に設定する。次に、S642で、CPU401は、レーザドライバ403を制御して、発光素子M1を点灯し、発光素子M1についてAPC実行し、かつ、APCの終了後に発光素子M1を消灯する。同様に、S643で、CPU401は、レーザドライバ403を制御して、発光素子M2を点灯し、発光素子M2についてAPC実行し、かつ、APCの終了後に発光素子M2を消灯する。
次に、S644で、CPU401は、レーザドライバ403に、APCの実行後の光量で発光素子M1を点灯させる。その後、S645で、CPU401は、BDセンサ207からの出力に基づいて、発光素子M1から出射されたレーザ光によってBD信号が生成されたか否かを判定する。CPU401は、S645では、BD信号が生成されていないと判定する限り、S645の判定処理を繰り返し、BD信号が生成されたと判定すると、処理をS646に進める。CPU401は、S646で、BD信号の生成に応じて、カウンタによるCLK信号のカウントを開始するとともに、S647で、レーザドライバ403に、発光素子M1を消灯させる。
次に、S648で、CPU401は、レーザドライバ403に、APCの実行後の光量で発光素子M2を点灯させる。その後、S649で、CPU401は、BDセンサ207からの出力に基づいて、発光素子M2から出射されたレーザ光によってBD信号が生成されたか否かを判定する。CPU401は、S649では、BD信号が生成されていないと判定する限り、S649の判定処理を繰り返し、BD信号が生成されたと判定すると、処理をS650に進める。CPU401は、S650で、カウンタ402によるCLK信号のカウント値をサンプルして、カウント値CDTを生成するとともに、S651で、レーザドライバ403に、発光素子M2を消灯させる。
次に、S652で、CPU401は、カウント値CDTと基準カウント値(基準値)Crefとを比較して、CDT=Crefであるか否かを判定する。CDT=Crefであると判定した場合、CPU401は、処理をS653に進める。S653で、CPU401は、上述のように、発光素子M1から出射されたレーザ光LM1によるBD信号の生成タイミングを基準とした、各発光素子によるレーザ光の出射タイミングT1〜TNを、C1〜CNに基づいて設定する。S652及びS653で用いられるCref及びC1〜CNは、任意のタイミングにメモリ406から読み出されればよい。
一方、S652で、CPU401は、CDT≠Crefであると判定した場合、処理をS654に進める。S654で、CPU401は、Ccor=CDT−Crefを算出するとともに、Ccorに基づいて、上述のようにC1〜CNを補正して、C'1〜C'Nを生成する。更に、S655で、CPU401は、上述のように、発光素子M1から出射されたレーザ光LM1によるBD信号の生成タイミングを基準とした、各発光素子によるレーザ光の出射タイミングT1〜TNを、C'1〜C'Nに基づいて設定する。
以上により、CPU401は、S634における、発光素子M1及びM2から出射されたレーザ光に基づいて生成される2つのBD信号を用いた、発光素子1〜Nのレーザ出射タイミング制御を終了し、処理をS635に進める。
図6Cに戻り、S635で、CPU401は、入力された画像データに基づく画像形成処理を開始する。具体的には、CPU401は、S653またはS655で設定されたレーザ出射タイミングに従って、画像データに基づくレーザ光L1〜LNを発光素子1〜Nから出射させることで感光ドラム102を露光する露光プロセスを実行する。更に、CPU401は、現像プロセス、転写プロセス等の他のプロセスを実行することによって、記録媒体Sに画像を形成する。
その後、1ページの画像形成を実行するごとに、S636で、CPU401は、画像形成を終了するか否かを判定する。CPU401は、画像形成を終了しないと判定した場合、処理をS607に進める。一方、CPU401は、画像形成を終了すると判定した場合、図6Cに示す一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置100は、ポリゴンミラー204の反射面の反射面に汚れが生じた場合、検出した反射率の変動量に基づいて、汚れの影響が少ないビーム(発光素子)を、ビーム間隔測定用の2つの発光素子として選択する。これにより、ビーム間隔測定用の2つの発光素子からBDセンサ207にそれぞれ入射するレーザ光の光量の差分を低減し、ビーム間隔測定における測定誤差を低減することが可能である。その結果、ビーム間隔測定の測定誤差を抑え、各発光素子についての画像の書き出し位置の補正精度を向上させることが可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、発光素子1〜Nのそれぞれから出射されたレーザ光L1及びLNがポリゴンミラー204の反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を発光素子ごとに検出する。本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態と同様にして得られた変動量を用いて、上述の反射率の変動に起因した、ビーム間隔測定の測定誤差を低減するように、ビーム間隔測定の測定結果を補正する。これにより、ビーム間隔測定の測定精度を向上させる。なお、以下では、説明の簡略化のため、第1の実施形態とは共通する部分については説明を省略する。
図11は、第2の実施形態に係る、S634(図6C)で実行されるレーザ出射タイミング制御の手順を示すフローチャートである。図11において、第1の実施形態(図6D)と異なる点は、S651の後、S1101で、図6Aに従って検出した変動量ΔDTnのうち、ビーム間隔測定用に選択された発光素子M1及びM2に対応する変動量ΔDTで、カウント値CDTを補正する点である。当該補正では、例えば、S650で生成されたカウント値CDTから、ΔDTを減算して得られた値を、補正後のカウント値C'DTとすればよい。S652では、この補正後カウント値C'DTを用いた処理を実行すればよい。
以上のような処理によって、ビーム間隔測定の測定結果に含まれる変動量ΔDTに相当する測定誤差をキャンセルすることができ、ビーム間隔測定の測定精度を向上させることが可能である。その結果、ビーム間隔測定の測定誤差を抑え、各発光素子についての画像の書き出し位置の補正精度を更に向上させることが可能である。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態では、第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と同様にして得られた変動量を用いて、上述の反射率の変動に起因した、発光素子M1及びM2から出射されたレーザ光がBDセンサ207に入射する際の光量の差分を低減するように、ビーム間隔測定の測定結果を補正する。これにより、ビーム間隔測定の測定精度を向上させる。なお、以下では、説明の簡略化のため、第1の実施形態とは共通する部分については説明を省略する。
図12は、第3の実施形態に係る、S634(図6C)で実行されるレーザ出射タイミング制御の手順を示すフローチャートである。図12において、第1の実施形態(図6D)と異なる点は、S641の代わりに、S1201を実行する点である。S1201では、CPU401は、図6Aに従って検出した変動量ΔDTnのうち、ビーム間隔測定用に選択された発光素子M1及びM2に対応する変動量ΔDTで、ビーム間隔の測定に用いる発光素子M1及びM2の光量目標値を補正する。
具体的には、まず、CPU401は、発光素子M1及びM2から出射されたレーザ光がそれぞれBDセンサ207に入射する際の光量の差分(光量差)ΔPを、ΔDTから導出する。ここで、光量差ΔPは、図9Bに示すように、BD信号の時間間隔DTと相関関係が存在する。本実施形態では、検出した変動量ΔDTに対応付けられた光量差ΔPを、メモリ406に予め格納されたテーブルを参照することによって特定する。更に、CPU401は、特定した光量差ΔPをキャンセルするように、ビーム間隔の測定に用いる発光素子M1及びM2の光量目標値を補正する。図9Aの例によれば、発光素子M2の光量が低い場合、光量差ΔPだけ発光素子M2の光量を増加した光量目標値を設定すればよい。
以上のような処理によって、ビーム間隔測定の測定精度を向上させることが可能である。その結果、ビーム間隔測定の測定誤差を抑え、各発光素子についての画像の書き出し位置の補正精度を更に向上させることが可能である。

Claims (17)

  1. 複数の光ビームによって感光体を露光する光走査装置であって、
    それぞれが光ビームを出射する複数の発光素子を含む光源であって、少なくとも3つの発光素子を含む、前記光源と、
    前記複数の発光素子から出射された複数の光ビームを反射させる反射面を有し、当該反射面で反射した複数の光ビームが前記感光体を走査するよう、当該複数の光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記複数の光ビームの走査路上に設けられ、前記偏向手段によって偏向された光ビームが入射することによって当該光ビームを検出したことを示す検出信号を出力する光学センサと、
    光ビームが前記反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を前記少なくとも3つの発光素子に対して検出する検出手段と、
    前記感光体に静電潜像を形成する際に前記複数の発光素子のそれぞれが光ビームを出射する出射タイミングの調整のための測定において、光ビームを出射する2つの発光素子を、前記検出手段によって検出された変動量に基づいて選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された第1及び第2の発光素子から所定の時間間隔で第1及び第2の光ビームを順に出射させ、前記第1及び第2の光ビームに対応する検出信号が前記光学センサから出力される時間間隔を測定する測定手段と
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記選択手段は、前記少なくとも3つの発光素子のうちで、前記変動量が所定の閾値よりも少ない2つの発光素子を、前記第1及び第2の発光素子として選択することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記選択手段は、前記変動量が前記所定の閾値よりも少ない発光素子の数が2未満であると、前記少なくとも3つの発光素子のうちで、前記変動量の差分が最も小さい2つの発光素子の組み合わせを特定し、特定した組み合わせの2つの発光素子を前記第1及び第2の発光素子として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記選択手段は、前記少なくとも3つの発光素子のうち、前記変動量の差分が最も小さい2つの発光素子の組み合わせを特定し、特定した組み合わせの2つの発光素子を前記第1及び第2の発光素子として選択することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  5. 前記検出手段は、
    前記少なくとも3つの発光素子のそれぞれから前記所定の時間間隔で光ビームを順に出射させ、2つの発光素子ごとに、出射された光ビームに対応する検出信号が前記光学センサから出力される時間間隔を測定する手段と、
    前記測定された2つの発光素子ごとの時間間隔と前記基準値との差分を、前記変動量として検出する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  6. 前記選択手段は、前記少なくとも3つの発光素子のうちで、前記変動量が所定の閾値よりも少ない2つの発光素子の組み合わせを特定し、特定した組み合わせの2つの発光素子を前記第1及び第2の発光素子として選択することを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 前記選択手段は、前記変動量が所定の閾値よりも少ない2つの発光素子の組み合わせが存在しない場合には、前記変動量が最も少ない組み合わせの2つの発光素子を前記第1及び第2の発光素子として選択することを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記第1及び第2の光ビームが前記反射面で反射する際の反射率の変動に起因した、前記測定手段の測定誤差を低減するように、前記検出手段によって検出された変動量で、前記測定手段によって測定された時間間隔を補正する補正手段
    を更に備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記測定手段による測定の際に、前記第1及び第2の光ビームが前記反射面で反射する際の反射率の変動に起因した、前記第1及び第2の光ビームがそれぞれ前記光学センサに入射する際の光量の差分を低減するように、前記検出手段によって検出された変動量に応じて、前記第1及び第2の光ビームの光量を制御する光量制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記検出手段による検出及び前記選択手段による選択は、前記光走査装置が電源停止状態から起動する際に実行されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置。
  11. 前記測定手段による測定は、前記感光体に対する前記複数の光ビームの走査の1周期において、前記感光体で静電潜像が形成される画像領域に対する前記複数の光ビームの走査が開始される前に実行されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光走査装置。
  12. 前記測定手段によって測定された時間間隔に応じて、前記複数の発光素子のそれぞれの前記出射タイミングを調整する調整手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光走査装置。
  13. 前記調整手段による調整の基準となる基準値と、前記基準値に対応して定められた、前記複数の発光素子のそれぞれの前記出射タイミングを示すタイミング値とを予め記憶した記憶手段を更に備え、
    前記調整手段は、前記複数の発光素子のそれぞれについて、前記測定手段によって測定された時間間隔と前記基準値との差分に応じて前記タイミング値を補正して得られる値を用いて、前記出射タイミングを調整する
    ことを特徴とする請求項12に記載の光走査装置。
  14. 前記調整手段は、前記複数の光ビームによって走査される複数の主走査ライン間で、静電潜像の形成が開始される位置を揃えるように、前記複数の発光素子のそれぞれの前記出射タイミングを調整することを特徴とする請求項12または13に記載の光走査装置。
  15. 前記偏向手段は、複数の反射面を有し、前記複数の光ビームを、回転しながら当該複数の反射面のいずれかで反射させることによって、当該複数の光ビームを偏向する回転多面鏡であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の光走査装置。
  16. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電手段と、
    複数の光ビームによって前記感光体を露光する、請求項1乃至15の何れか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置による露光によって前記感光体に形成された静電潜像を現像して、記録媒体に転写すべき画像を前記感光体に形成する現像手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電手段と、
    それぞれが光ビームを出射する複数の発光素子を含む光源であって、少なくとも3つの発光素子を含む、前記光源と、前記複数の発光素子から出射された複数の光ビームを反射させる反射面を有し、当該反射面で反射した複数の光ビームが前記感光体を走査するよう、当該複数の光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記複数の光ビームの走査路上に設けられ、前記偏向手段によって偏向された光ビームが入射すると、当該光ビームを検出したことを示す検出信号を出力する光学センサと、を含み、前記複数の光ビームによって前記感光体を露光する光走査装置と、
    前記光走査装置による露光によって前記感光体に形成された静電潜像を現像して、記録媒体に転写すべき画像を前記感光体に形成する現像手段と、
    光ビームが前記反射面で反射する際の反射率に関して、基準値からの変動量を前記少なくとも3つの発光素子に対して検出する検出手段と、
    前記感光体に静電潜像を形成する際に前記複数の発光素子のそれぞれが光ビームを出射する出射タイミングの調整のための測定において、光ビームを出射する2つの発光素子を、前記検出手段によって検出された変動量に基づいて選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された第1及び第2の発光素子から所定の時間間隔で第1及び第2の光ビームを順に出射させ、前記第1及び第2の光ビームに対応する検出信号が前記光学センサから出力される時間間隔を測定する測定手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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