JP2017017407A - 水晶振動素子集合ウエハ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、連結部の表面に水晶振動素子の特性測定に用いる金属膜からなる電極が形成されている場合でも、確実に水晶振動素子を水晶振動素子集合ウエハの枠部から分離することができる水晶振動素子集合ウエハを提供する。
【解決手段】枠部160と、第一電極112及び第二電極113が形成された水晶振動素子110と、枠部160と個々の水晶振動素子110とを繋ぐ第一連結部120と第二連結部130と、貫通孔140と、第二電極113から第一連結部120及び第二連結部130の表面を経て枠部160の表面まで延設した第三電極150と、第一連結部120に設けられた第一溝部121と、第二連結部130に設けられた第二溝部131と、第二狭窄部123に設けられた第三溝部124と、第四狭窄部133に設けられた第四溝部134と、が設けられている水晶振動素子集合ウエハ。
【選択図】図2

Description

本発明は、水晶振動素子が集合して一体で構成された水晶振動素子集合ウエハに関する。
電子部品の一つである水晶振動子や水晶発振器の内部には水晶振動素子が搭載されている。水晶振動素子は、水晶素板とその水晶素板の表面に設けられた第一電極、第二電極及び導配線パターンにより構成されている。水晶素板は薄板であり、平面視の外形形状が例えば円形状、四角形状又は音叉形状をしている。第一電極は水晶素板の表面の所定の位置に設けられており、少なくとも水晶素板の一部分を励振させる。導配線パターンは、例えば所定の第一電極と後述する所定の第二電極とを電気的に接続するように水晶素板の表面に設けられている。第二電極は水晶素板の表面の所定の位置に設けられており、水晶振動素子とそれを搭載する容器とを電気的に接続する。このような水晶振動素子を製造する場合、複数の水晶振動素子が集合して一体で構成された水晶振動素子集合ウエハが用いられる。
例えば、従来の水晶振動素子集合ウエハは、水晶基板からエッチングにより残された水晶ウエハから折り取り可能な複数の水晶素板と、支持部と、水晶素板とが支持部に連結されている第一の連結部及び第二の連結部と、を含み、この水晶素板の表面には第一電極、第二電極及び導配線パターンwが形成されており、この第一の連結部及び前記第二の連結部は、水晶素板の一対の長辺が延びる方向に沿って、水晶素板の一方の短辺から、それぞれ延長するように設けられ、 かつ第一の連結部の水晶素板との接続部には、一方の主面にのみ有底の溝が設けられ、第二の連結部の水晶素板との接続部には、他方の主面にのみ有底の溝が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−178320号公報
従来のような複数の水晶振動素子が形成された水晶振動素子集合ウエハから、個々の水晶振動素子を分離する場合、水晶振動素子と水晶振動素子集合ウエハの枠部とを接続している連結部で折り取ることにより、水晶振動素子を水晶振動素子集合ウエハの枠部より分離する。しかし、この連結部の表面に水晶振動素子の特性測定に用いる金属膜からなる電極が形成されている場合、連結部にて水晶振動素子を折り取る際に、連結部は折れても、その表面に形成された電極を構成する金属の延性のため電極が繋がったままの状態となり、水晶振動素子が水晶振動素子集合ウエハの枠部から完全に分離できないおそれがあった。
よって、本発明は、連結部の表面に水晶振動素子の特性測定に用いる金属膜からなる電極が形成されている場合でも、確実に水晶振動素子を水晶振動素子集合ウエハの枠部から分離することができる水晶振動素子集合ウエハを提供することを目的とする。
本発明の水晶振動素子集合ウエハは、外周及び内周形状が平面視矩形で平板状の枠部と、この枠部により囲われた空間に複数個並べて配置され、表面に少なくとも第一電極及び第二電極が形成された平面視矩形で平板状の水晶振動素子と、枠部の内周の一辺と、個々の水晶振動素子の第二電極が設けられた一辺から延出するようにして繋がれた第一連結部と第二連結部と、この同じ水晶振動素子に設けられている第一連結部と第二連結部との間に設けられた貫通孔と、第二電極から第一連結部及び第二連結部の表面を経て枠部の表面まで延設した第三電極と、第一連結部の上面又は下面のどちらか一方に設けられた開口部を有する第一溝部と、第二連結部の第一溝部が設けられた面と同じ面に設けられた開口部を有する第二溝部と、第一連結部の第一溝部を挟むようにして設けられた第一狭窄部及び第二狭窄部と、第一連結部が設けられた同じ水晶振動素子に対し設けられている第二連結部側の第二狭窄部に設けられた第三溝部と、第二連結部の第二溝部を挟むようにして設けられた第三狭窄部及び第四狭窄部と、第二連結部が設けられた同じ水晶振動素子に対し設けられた第一連結部側の第四狭窄部に設けられた第四溝部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の水晶振動素子集合ウエハは、外周及び内周形状が平面視矩形で平板状の枠部と、この枠部により囲われた空間に複数個並べて配置され、表面に少なくとも第一電極及び第二電極が形成された平面視矩形で平板状の水晶振動素子と、枠部の内周の一辺と、個々の水晶振動素子の第二電極が設けられた一辺から延出するようにして繋がれた第一連結部と第二連結部と、この同じ水晶振動素子に設けられている第一連結部と第二連結部との間に設けられた貫通孔と、第二電極から第一連結部及び第二連結部の表面を経て枠部の表面まで延設した第三電極と、第一連結部の上面又は下面のどちらか一方に設けられた開口部を有する第一溝部と、第二連結部の第一溝部が設けられた面と同じ面に設けられた開口部を有する第二溝部と、第一連結部の第一溝部を挟むようにして設けられた第一狭窄部と第二狭窄部と、第一連結部が設けられた同じ水晶振動素子に対し設けられている第二連結部側となる第二狭窄部に設けられた第三溝部と、第二連結部の第二溝部を挟むようにして設けられた第三狭窄部と第四狭窄部と、第二連結部が設けられた同じ水晶振動素子に対し設けられた第一連結部側となる第四狭窄部に設けられた第四溝部と、が設けられている。このような構成では、第一連結部及び第二連結部の第三電極の膜厚を一部薄く形成することができるため、確実に水晶振動素子を水晶振動素子集合ウエハから分離することが可能となる。
本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハを示した平面図である。 図1に記載された円A部分を拡大して示した部分拡大図である。 図2に示したB−B線で切断した断面図である。 本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハの変形例において、図1に記載された円A部分と同じ箇所を拡大して示した部分拡大図である。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハを示した平面図である。図2は、図1に記載された仮想円A部分を拡大して示した部分拡大図である。図3は、図2に記載された仮想切断線B−Bで切断したときの断面図である。尚、各図では、説明を明りょうとするため構造体の一部を図示せず、また寸法も一部誇張して図示している。特に、図3における断面の厚み方向は著しく誇張して図示している。また、説明を平易とするため、図1、2及び4では、図示されている面側を上方、反対側の面側を下方とし、図3では、図面が記載されている用紙上方を水晶振動素子集合ウエハの上方として記述する。
水晶振動素子集合ウエハ100は、図1〜3に示すように、水晶振動素子110と、第一溝部121、第一狭窄部122、第二狭窄部123及び第三溝部124を備えた第一連結部120と、第二溝部131、第三狭窄部132、第四狭窄部133及び第四溝部134を備えた第二連結部130と、貫通孔140と、第三電極150と、枠部160から構成されている。水晶振動素子集合ウエハ100は、水晶振動子や水晶発振器等の水晶デバイスを製造する過程において、水晶デバイス内に搭載する水晶振動素子を同時に複数個製造するために用いられている。
水晶振動素子110は、水晶素板111の上面及び下面のそれぞれに、水晶素板の励振に用いる第一電極112と、第一電極112から水晶素板111の一方の短辺の引き出された第二電極113を被着させたものであり、安定した機械振動と圧電効果により、電子装置等の基準信号を発振する役割を果たしている。
水晶素板111は、平面視矩形状であり、例えば、X軸(電気軸)、Y軸(機械軸)、Z軸(光学軸)からなる直交座標系において、Z軸をY軸の−Y方向へ傾けた軸をZ’軸とし、Y軸をZ軸の+Z方向へ傾けた軸をY’軸としたとき、X軸方向を長辺としZ’軸方向を短辺とした平行な上下XZ’面で構成され、Y’軸に平行な方向を厚みとするATカットの薄板からなる。
第一電極112は、外部からの交番電圧が第一電極112を介して水晶素板111に印加されると、水晶素板111が所定の振動モード及び周波数で励振を起こすためのものである。第一電極112は、水晶素板111の上面及び下面のほぼ中央部分に、上面と下面との間で対向するように設けられている。
第二電極113は、それぞれの第一電極112へ外部からの交番電圧を伝えるためのものである。第二電極113は、水晶素板111の上面に設けられた第一電極112と下面に設けられた第一電極112のそれぞれから、水晶素板111の2つの短辺のうちの一方の短辺の縁部まで、w上面と下面との間で対向しないように延設されている。
第一電極112及び第二電極113は、例えば、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、水晶素板111の所定の位置に形成される。具体的には、複数の水晶素板111となる部分が形成されている水晶振動素子集合ウエハ100の両主面に、第一電極112及び第二電極113となる金属膜を成膜し、この金属膜上に感光性レジストを塗布する。その後、この感光性レジストの所定のパターン(第一電極112及び第二電極113となる部分)が残留するように、露光、現像する。最後に、露出している金属膜を剥離させ、残留している感光性レジストを除去する。このようにして、複数の水晶素板111となる部分が形成されている水晶振動素子集合ウエハ100の水晶素板111となる部分の所定の位置に、第一電極112及び第二電極113が形成される。なお、ここで、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて形成している場合について説明しているが、例えば、スパッタリング技術または蒸着技術を用いて形成してもよい。
また、第一電極112及び第二電極113は、クロムの上に、銀又は金が積層されるようにして形成されている。下地にクロムを用いることで、水晶素板111と第一電極112及び第二電極113との密着性を確保しつつ、金又は銀との密着性も確保することが可能となる。
第一連結部120は、後述する第二連結部130と共に、水晶振動素子110と水晶振動素子集合ウエハ100の枠部160とを機械的に接続することにより、水晶振動素子110を後述する枠部160と共に支持するために用いる。第一連結部120は、水晶振動素子110の長さ方向となる二辺うちの一方の辺に沿って、水晶振動素子110の第二電極112が設けられた一短辺から、この一短辺に向かい合う枠部160にまで延びて設けられている。また第一連結部120は、水晶振動素子110及び枠部160と一体で形成されている。この第一連結部120には、第一溝部121と、第一狭窄部122と、第二狭窄部123と、第三溝部124が備えられている。
第一溝部121は、水晶振動素子110を第一連結部120から折り取り易くするためのものである。第一溝部121は、第一連結部120の上面又は下面のどちらか一方に開口部を備えた有底の溝部である。第一溝部121を設けることにより、第一連結部120の所定の部分のみの剛性を弱めることができ、第一連結部120において枠部160から水晶振動素子111を折り取る際に、その第一溝部121の部分で折り取ることによって、折り取る位置を任意にコントロールすることができる。
第一狭窄部122及び第二狭窄部123は、外部から衝撃などを第一狭窄部122と第二狭窄部123とに分散させて吸収することができ、第一連結部120全体の剛性を保持するために用いられている。第一狭窄部122及び第二狭窄部123は、第一連結部120において第一溝部121を挟むようにして、第一狭窄部122が水晶振動素子110の一方の長辺側に、第二狭窄部123が同じ水晶振動素子110に設けられた第二連結部130側となるように設けられている。第一狭窄部122及び第二狭窄部123の厚みは、水晶振動素子111及び枠部160の厚みと同じである。また、第一狭窄部122及び第二狭窄部123の厚みは、20〜70μmとなっている。
第三溝部124は、水晶振動素子110を第一連結部120からさらに折り取り易くするためのものであり、折り取った後の水晶振動素子110にバリが付着することを低減させるためのものである。第三溝部124は、第二狭窄部123に有底で設けられている。第三溝部124の開口部は、第一溝部121の開口部が設けられている面と同じ面に設けられている。第三溝部124の深さは、図3に示すように、第一溝部121の深さと同じ又は第一溝部121の深さよりも深くなっている。尚、第三溝部124は、第一狭窄部122に設けられていても構わない。しかし、第三溝部124を第一狭窄部122に設けた場合、水晶振動素子110を折り取ってバリが生じたとき、そのバリは、第三溝部124を設けていない第二狭窄部123側である水晶振動素子110の一方の短辺中央付近に生じる可能性が高い。水晶振動素子110において、バリなどの外形異常による主振動モードへの悪影響の度合いは、各辺の中央部分に外形異常があるよりも各辺端部、つまり水晶振動素子の角部付近に外形異常があるほうが小さい。よって、第三溝部124は第一狭窄部122に設けるよりも第二狭窄部123に設けるほうが好ましい。また、第三溝部124を設ける位置は、可能な限り第二狭窄部123の水晶振動素子110側にオフセットした位置とすることが望ましい。
第二連結部130は、前述した第一連結部120と共に、水晶振動素子110と水晶振動素子集合ウエハ100の枠部160とを機械的に接続することにより、水晶振動素子110を後述する枠部160と共に支持するために用いる。第二連結部130は、水晶振動素子110の長さ方向となる二辺うちの他方の辺に沿って、水晶振動素子110の第二電極113が設けられた一短辺から、この一短辺に向かい合う枠部160にまで延びて設けられている。また第二連結部130は、水晶振動素子110及び枠部160と一体で形成されている。この第二連結部130には、第二溝部131と、第三狭窄部132、第四狭窄部133と、第四溝部134が備えられている。
第二溝部131は、水晶振動素子110を第二連結部130から折り取り易くするためのものである。第二溝部131は、第一溝部121の開口部が設けられた同じ上面又は下面のどちらか一方に開口部を備えた有底の溝部である。第二溝部131を設けることにより、第二連結部130の所定の部分のみの剛性を弱めることができ、第二連結部130において枠部160から水晶振動素子110を折り取る際に、その第二溝部131の部分で折り取ることにより、折り取る位置を任意にコントロールすることができる。
第三狭窄部132及び第四狭窄部133は、外部から衝撃などを第三狭窄部132と第四狭窄部133とに分散させて吸収することができ、第二連結部130全体の剛性を保持するためのものである。第三狭窄部132及び第四溝部133は、第二連結部130において第二溝部131を挟むようにして、第三狭窄部132が水晶振動素子110の他方の長辺側に、第四狭窄部133が同じ水晶振動素子110に設けられた第一連結部120側となるように設けられている。第三狭窄部132及び第四狭窄部133の厚みは、水晶振動素子111及び枠部160の厚みと同じである。また、第三狭窄部132及び第四狭窄部133の厚みは、20〜70μmとなっている。
第四溝部134は、水晶振動素子110を第二連結部130からさらに折り取り易くするためのものであり、水晶振動素子110にバリが付着することを低減させるためのものである。第四溝部134は、第四狭窄部133に有底で設けられている。第四溝部134の開口部は、第二溝部131の開口部が設けられている面と同じ面に設けられている。第四溝部134の深さは、図3に示すように、第二溝部131の深さと同じ又は第二溝部131の深さよりも深くなっている。尚、第四溝部134は、第三狭窄部132に設けられていても構わない。しかし、第四溝部134を第三狭窄部132に設けた場合、水晶振動素子110を折り取ってバリが生じたとき、そのバリは、第四溝部134を設けていない第四狭窄部133側である水晶振動素子110の一方の短辺中央付近に生じる可能性が高い。水晶振動素子110において、バリなどの外形異常による主振動モードへの悪影響の度合いは、各辺の中央部分に外形異常があるよりも各辺端部、つまり水晶振動素子の角部付近に外形異常があるほうが小さい。よって、第四溝部134は第三狭窄部132に設けるよりも第四狭窄部133に設けるほうが好ましい。また、第四溝部134を設ける位置は、可能な限り第四狭窄部133の水晶振動素子110側にオフセットした位置とすることが望ましい。
第三溝部124が第二狭窄部123の水晶振動素子110側にオフセットした位置に設けられており、第四溝部134が第四狭窄部133の水晶振動素子110側にオフセットした位置に設けられている。このような構成により、水晶振動素子110を水晶振動素子集合ウエハ100より第三溝部124及び第四溝部134が形成された位置で分離した場合、第一連結部120及び第二連結部130の大部分を水晶振動素子集合ウエハ100の枠部160側に残した状態、つまり水晶振動素子110には第一連結部120及び第二連結部130が付属していない所望する外形形状の水晶振動素子110を得ることができる。このように折り取り後の水晶振動素子110にバリが形成されることを抑えることができるので、水晶振動素子110を振動させたときに発生する不正外形による不要振動モードの影響を抑制することが可能となる。また、水晶振動素子110を基板に実装する際に、バリが基板に接触することを抑えることができるため、水晶振動素子110が傾いて実装されることを低減することができる。
第一連結部120と第二連結部130の間には貫通孔140が設けられている。貫通孔140は水晶振動素子集合ウエハ100の上面から下面に貫通する孔であり、第一連結部120と第二連結部130は、この貫通孔140を挟んで対称となるように構成されている。
枠部160は、水晶からなる薄板で、水晶振動素子集合ウエハ100全体の剛性を保持しつつ、第一連結部120及び第二連結部130が設けられた水晶振動素子110を複数個支持するためのものである。枠部160は、外枠161と桟部162とからなり、第一連結部120及び第二連結部130が設けられた複数の水晶振動素子110と一体で構成されている。この外枠161と桟部162とからなる枠部160の内周形状も矩形状となっている。
外枠161は、水晶振動素子集合ウエハ100全体の四方を囲うように設けられている。平面視の外周形状は矩形状であり、必要とする剛性を有するための所定の幅を有する。桟部162は、外枠161の内周の対向する二辺を繋ぐように設けられており、一定の間隔を開けて平行して複数個設けられている。
第一連結部120及び第二連結部130が設けられた水晶振動素子110は、外枠161の内周と桟部162によって形成された空間内に、隣り合う水晶振動素子110の長辺が平行となるように同じ向きで複数個並べて配置されている。また、それぞれの水晶振動素子110に設けられた第一連結部120及び第二連結部130は、第一連結部120及び第二連結部130の水晶振動素子110側端部とは反対側の端部が、その端部と対向して位置する桟部162又は外枠161の内周と接続している。
第三電極150は、水晶振動素子集合ウエハ100の状態で個々の水晶振動子110の周波数或いはCI(クリスタルインピーダンス)等の特性値を測定するための端子として用いられる。第三電極150は、複数の水晶振動素子110が水晶振動素子集合ウエハ100内に配置接続された状態において、それぞれの水晶振動素子110に設けられた第二電極113から、第一連結部120及び第二連結部130の表面を経て、その第一連結部120及び第二連結部130が接続している外枠161及び桟部162の表面まで延設されている。第三溝部124及び第四溝部134の内部に形成される第三電極150の厚みは、第一連結部120又は第二連結部130の他の部分に形成される第三電極150の厚みに比べ非常に薄く形成されている。また、第一溝部121及び第二溝部131の内部に形成される第三電極150の厚みも、第三溝部124及び第四溝部134の内部に形成される第三電極150を除く第一連結部120又は第二連結部130の他の部分に形成される第三電極150の厚みに比べ薄く形成されている。
第三電極150は、例えば、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、第一電極112及び第二電極113と同時に、第一連結部120、第二連結部130及び枠部160の所定の位置に形成される。具体的には、複数の水晶素板111となる部分が形成されている水晶振動素子集合ウエハ100の両主面に、第一電極112及び第二電極113と共に第三電極150となる金属膜を成膜し、この金属膜上に感光性レジストを塗布する。その後、この感光性レジストの所定のパターン(第一電極112、第二電極113及び第三電極150となる部分)が残留するように、露光、現像する。最後に、露出している金属膜を剥離させ、残留している感光性レジストを除去する。このようにして、水晶振動素子集合ウエハ100の第一連結部120、第二連結部130及び枠部160となる部分の所定の位置に、第三電極150が形成される。なお、ここで、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて形成している場合について説明しているが、例えば、スパッタリング技術または蒸着技術を用いて形成してもよい。
また、第三電極150は、クロムの上に、銀又は金が積層されるようにして形成されている。下地にクロムを用いることで、第一連結部120、第二連結部130及び枠部160と第三電極150との密着性を確保しつつ、金又は銀との密着性も確保することが可能となる。
本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハ100は、外周及び内周形状が平面視矩形で平板状の枠部160と、この枠部160により囲われた空間に複数個並べて配置され、表面に少なくとも第一電極112及び第二電極113が形成された平面視矩形で平板状の水晶振動素子110と、枠部160の内周の一辺と、個々の水晶振動素子110の第二電極113が設けられた一辺から延出するようにして繋がれた第一連結部120と第二連結部130と、この同じ水晶振動素子110に設けられている第一連結部120と第二連結部130との間に設けられた貫通孔140と、第二電極113から第一連結部120及び第二連結部130の表面を経て枠部160の表面まで延設した第三電極150と、第一連結部120の上面又は下面のどちらか一方に設けられた開口部を有する第一溝部121と、第二連結部130の第一溝部121が設けられた面と同じ面に設けられた開口部を有する第二溝部131と、第一連結部120の第一溝部121を挟むようにして設けられた第一狭窄部122と第二狭窄部123と、第一連結部120が設けられた同じ水晶振動素子110に対し設けられている第二連結部130側となる第二狭窄部123に設けられた第三溝部124と、第二連結部130の第二溝部131を挟むようにして設けられた第三狭窄部132と第四狭窄部133と、第二連結部130が設けられた同じ水晶振動素子110に対し設けられた第一連結部120側となる第四狭窄部133に設けられた第四溝部134と、が設けられている。
このような構成により、蒸着法及びスパッタリングにより設けられた第三溝部124及び第四溝部134の内部の第三電極150を構成する金属の量は、マスキングによる第三溝部124及び第四溝部134の側面側への金属のまわり込みが少なくなる影響で、第一連結部120及び第二連結部130の他の部分より付着する金属量が少なく、第三電極150の膜厚を薄くすることができる。従って、この第三溝部124及び第四溝部134が形成されている位置で第一連結部120及び第二連結部130を折り取った場合、第三電極150の膜厚が薄いので、その表面に形成された第三電極150が金属の延性の影響を著しく小さくすることができ、第一連結部120及び第二連結部130とその表面に形成された第三電極150とを同時に折り取ることが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハ100は、枠部160を構成する外枠161と桟部162によって、水晶振動素子110を内部に配置する空間を囲う枠部160が複数個隣接するようにして設けられている。このような構成により、水晶振動素子ウエハ100を大型化した場合でも、ウエハ全体の剛性を維持したまま多数の水晶振動素子110を内部に配置することができる。
また、本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハ100において、第三溝部124が第二狭窄部123の水晶振動素子110側にオフセットした位置に設けられており、第四溝部134が第四狭窄部133の水晶振動素子110側にオフセットした位置に設けられている。このような構成により、水晶振動素子110を水晶振動素子集合ウエハ100より第三溝部124及び第四溝部134が形成された位置で分離した場合、第一連結部120及び第二連結部130の大部分を水晶振動素子集合ウエハ100の枠部160側に残した状態、つまり水晶振動素子110には第一連結部120及び第二連結部130が付属していない所望する外形形状の水晶振動素子110を得ることができる。よって、水晶振動素子110を振動させたときに発生する不正外形による不要振動モードの影響を抑制することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る水晶振動素子集合ウエハ100において、第三溝部124の深さが第一溝部121の深さに比べて深くなっており、且つ第四溝部134の深さが第二溝部131の深さに比べて深くなっている。このような構成により、第一連結部120のうち第三溝部124の部分が最も剛性を弱くでき、又第二連結部130のうち第四溝部134の部分が最も剛性を弱くできる。また、第三溝部124及び第四溝部134のおける水晶振動素子110を折り取る際に、マスキングによる第三溝部124及び第四溝部134の第三電極150の金属の側面側へのまわり込みが更に少なくなり、第一連結部120及び第二連結部130の他の部分より付着する金属量が著しく少なく、第三電極150の膜厚を非常に薄くすることができる。従って、この第三溝部124及び第四溝部134が形成されている位置で第一連結部120及び第二連結部130を折り取った場合、第三溝部124及び第三溝部124の厚み、更に第三電極150の膜厚が非常に薄いので、その表面に形成された第三電極150が金属の延性の影響を著しく小さくすることができ、第一連結部120及び第二連結部130とその表面に形成された第三電極150とを同時に折り取ることが容易となる。
(変形例)
図4は、前述した実施形態の変形例に係る水晶振動素子集合ウエハを、図1に記載の仮想円Aと同じ箇所を示した部分拡大図である。また、前述した実施形態の変形例に係る水晶振動素子集合ウエハ100は、第一連結部120の外側の一辺が水晶振動素子110の一方の長辺の延長線上に位置するように設けられており、第二連結部130の外側の一辺が、水晶振動素子110の他方の長辺の延長線上に位置するように設けられている点において前述した実施形態と異なる。
このような構成により、水晶振動素子110を折り取った際に、仮に第一連結部120又は第二連結部130の一部が水晶振動素子110に付属した状態となったとしても、その付属する位置が水晶振動素子110の振動モードに影響が少ない角部付近のみとなる。よって、折り取った水晶振動素子110は所望する振動モードでのみ振動することが可能となる。
また、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。例えば、前述した実施形態においては、水晶振動素子110はATカットで平面視矩形の外形形状であったが、他のカットアングルで加工されたものであっても良い。また、外形形状も、音叉形状などの他の外形形状の水晶振動素子でも構わない。
100・・・水晶振動素子集合ウエハ
110・・・水晶振動素子
111・・・水晶素板
112・・・第一電極
113・・・第二電極
120・・・第一連結部
121・・・第一溝部
122・・・第一狭窄部
123・・・第二狭窄部
124・・・第三溝部
130・・・第二連結部
131・・・第二溝部
132・・・第三狭窄部
133・・・第四狭窄部
134・・・第四溝部
140・・・貫通孔
150・・・第三電極
160・・・枠部
161・・・外枠
162・・・桟部

Claims (5)

  1. 外周及び内周形状が平面視矩形で平板状の枠部と、
    前記枠部により囲われた空間に複数個並べて配置され、表面に少なくとも第一電極及び第二電極が形成された平面視矩形で平板状の水晶振動素子と、
    前記枠部の内周の一辺と、個々の前記水晶振動素子の前記第二電極が設けられた一辺から延出するようにして繋がれた第一連結部と第二連結部と、
    同じ前記水晶振動素子に設けられている前記第一連結部と前記第二連結部との間に設けられた貫通孔と、
    前記第二電極から前記第一連結部及び前記第二連結部の表面を経て前記枠部の表面まで延設した第三電極と、
    前記第一連結部の上面又は下面のどちらか一方に設けられた開口部を有する第一溝部と、
    前記第二連結部の前記第一溝部が設けられた面と同じ面に設けられた開口部を有する第二溝部と、
    前記第一連結部の前記第一溝部を挟むようにして設けられた第一狭窄部及び第二狭窄部と、
    前記第一連結部に設けられた狭窄部に設けられた第三溝部と、
    前記第二連結部の前記第二溝部を挟むようにして設けられた第三狭窄部と第四狭窄部と、
    前記第二連結部が設けられた狭窄部に設けられた第四溝部と、
    を備えたことを特徴とする水晶振動素子集合ウエハ。
  2. 前記枠部が外枠と桟部とから構成されており、前記外枠の内側に、前記外枠と前記桟部により囲われた前記空間が複数個隣接するようにして設けられていることを特徴とする請求項1に記載された水晶振動素子集合ウエハ。
  3. 前記第一連結部の外側の一辺が前記水晶振動素子の一方の長辺の延長線上に位置するように設けられており、前記第二連結部の外側の一辺が、前記水晶振動素子の他方の長辺の延長線上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載された水晶振動素子集合ウエハ。
  4. 前記第三溝部は、前記第二狭窄部の水晶振動素子側にオフセットした位置に設けられており、前記第四溝部は前記第四狭窄部の水晶振動素子側にオフセットした位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの一つに記載された水晶振動素子集合ウエハ。
  5. 前記第三溝部の深さが前記第一溝部の深さに比べて深くなっており、且つ前記第四溝部の深さが前記第二溝部の深さに比べて深くなっていることを特徴とする、請求項1乃至4のうちの一つに記載された水晶振動素子集合ウエハ。
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