JP2017013243A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手を向上させた印刷装置及び印刷システムを提供する。【解決手段】印刷装置は、媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、印刷部に供給する液体を収容可能な液体収容室45,46,47及び液体収容室に液体を注入可能な液体注入口49,50,51を有する液体収容体23とを備え、液体収容体は、液体収容室の内面の少なくとも一部が、液体の注入に伴って液体収容室の容量を増大させる方向に可動する可動壁部で構成された液体袋42,43,44により形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、インク等の液体を注入可能な液体収容体から供給される液体を用いて印刷を行う印刷装置及び印刷システムに関する。
印刷装置の一例として、媒体に印刷部からインク等の液体を噴射することにより画像等を印刷するインクジェット式のプリンターが知られている。そして、こうしたプリンターとして、従来から、印刷部が設けられたプリンター本体とは別に、印刷に使うインク等の液体を注入可能なタンク等の液体収容体を備え、その液体収容体から液体供給チューブを介して供給される液体を用いて印刷を行うプリンターが存在していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−79909号公報
ところで、上記のプリンターにおいて、液体収容体に液体を注入する作業はユーザーにより行われる。したがって、こうしたプリンターでは、なお一層の使い勝手の向上が求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使い勝手を向上させた印刷装置及び印刷システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、前記印刷部に供給する前記液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に前記液体を注入可能な液体注入口を有する液体収容体とを備え、前記液体収容体は、前記液体収容室の内面の少なくとも一部が、前記液体の注入に伴って前記液体収容室の容量を増大させる方向に可動する可動壁部により形成されている。
液体収容室内に液体注入口から液体を注入した場合において、液体収容室の内面が例えば固定壁部で構成されていると、液体収容室の容量は変化しないため、その容量以上に注入された液体は液体注入口から外部に溢れてしまう。この点、上記構成によれば、液体収容室は、その内面の少なくとも一部を形成する可動壁部が、液体の注入に伴って液体収容室の容量を増大させる方向に可動する。そのため、液体注入口から液体が外部に溢れ出ることを抑制でき、従来よりも、ユーザーによる使い勝手を向上させることができる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、複数の前記液体収容室が前記可動壁部を介在させて隣り合うように配置される空間部を内部に有する液体収容体ハウジングを更に有し、前記空間部の容量は複数の前記液体収容室の個々が独立して容量を可及的に増大させた場合の各容量を合計した合計容量よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、液体収容体ハウジングの配置空間部内で可動壁部を介して隣り合う複数の液体収容室は、その時点における各液体収容室に収容されている液量の合計が液体収容体ハウジング内の空間部の容量よりも小さい場合、それらの液量の合計と空間部の容量との差がゼロになるまで、少なくとも1つの液体収容室に液体注入口から液体を注入できる。なお、前記空間部の容量は、複数の前記液体収容室の少なくとも一つが占めることが可能な空間の容量であり、前記液体収容室が占めることができない空間の容量は含めない。例えば、前記空間部の一部が液体収容体ハウジング外の大気に連通していたとしても、ここでいう空間の容量が大気を含む容量になるわけではない。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、前記液体注入口を前記可動壁部とは異なる位置で前記液体収容室に連通させていることが好ましい。
この構成によれば、可動壁部が可動することで液体注入口から液体収容室内への液体の注入作業に支障を与えてしまう虞を低減できる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容室は、液体注入部材が接続される前記液体注入口と前記印刷部に前記液体を供給する液体供給流路が接続される液体供給口とで外部と連通する密封構造に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容室は大気に連通していないので、内部の液体が大気に接触して劣化する虞を低減できる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、前記印刷部で印刷が行われたことで前記液体収容室内の液量が減少した場合に、その減少した液量に相当する量だけ前記液体収容室の容量が減少することが好ましい。
この構成によれば、液体収容室内の液量が減少した場合でも液体収容室内の空気の量が増えることはないため、液体の劣化を抑制することができる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、前記可動壁部が柔軟な弾性材料で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体は、液体収容室への液体の注入時に、液体収容室に液体を殆ど収容しない最小容量と、液体収容室の容量が可及的に増大した最大容量との間で、可動壁部を伸縮変形させることができる。
また、上記印刷装置は、印刷に用いる媒体が蓄積される蓄積部と、前記印刷部と、前記液体収容体とを内部に収容する筐体を更に備え、前記筐体内において、前記液体収容体は前記印刷部と前記蓄積部との間に収容されていることが好ましい。
この構成によれば、筐体内における印刷部と蓄積部の間のスペースが液体収容体の配置スペースとして有効活用され、例えば筐体内において液体収容体が蓄積部の横に配置される場合に比して、印刷装置全体の配置スペースのコンパクト化にも貢献できる。
また、上記課題を解決する印刷システムは、上記の印刷装置が備える前記液体収容体の前記液体収容室に所定容量の液体注入部材を用いて前記液体を注入することにより印刷を実行可能とする印刷システムであって、前記液体注入部材は、その設定容量が前記液体収容室の最大容量の半分以下に設定されている。
この構成によれば、液体の注入が必要な状態のときの液体収容室には、通常、その最大容量の半分以上の液体が注入可能とされる一方、液体の注入に使用する液体注入部材の設定容量は、液体収容室の最大容量の半分以下に設定されているため、液体注入時には一つの液体注入部材を内部に液体を残すことなく使い切ることができる。
また、上記印刷システムにおいて、前記液体収容体が、複数の前記液体収容室が前記可動壁部を介在させて隣り合うように配置される空間部を内部に有する液体収容体ハウジングを更に有している場合において、前記液体注入部材は、その設定容量が、前記液体収容室の最大容量の半分以下であって且つ前記液体収容体ハウジングの前記空間部の容量の半分の容量を、前記空間部内で隣り合うように配置される前記液体収容室の数で除した容量以上に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、液体注入部材の設定容量は、液体収容体ハウジングの空間部の容量の半分の容量を、空間部内に隣り合うように配置される液体収容室の数で除した容量以上であるため、1つの液体収容室に対する液体の注入時に何個もの液体注入部材を使用しなくてもすむようにできる。
印刷装置の第1実施形態の概略構成を模式的に示す断面図。 図1における2−2線矢視で示す液体収容体の断面図。 図2における3−3線矢視で液体収容体に液体を注入するときの印刷装置を模式的に示す部分断面図。 第2実施形態の印刷装置における液体収容体の断面図。
(第1実施形態)
以下、印刷装置の第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の印刷装置は、例えば液体の一例であるインクを媒体の一例である用紙に噴射することにより印刷を行うインクジェット式のプリンターで構成されている。また、そのプリンターは、印刷方式が用紙の搬送方向と交差する主走査方向に液体噴射ヘッドを移動させて印刷を行う、所謂シリアル方式のプリンターである。そして以下では、プリンターを使用するユーザーがその操作パネル部を操作するときに位置すると想定される方向及びその逆方向を「前後方向」、重力方向に沿う鉛直方向を「上下方向」、そして、前後方向及び上下方向と交差する方向を「左右方向」とも称して説明する。
図1に示すように、印刷装置11は直方体状の筐体12を有し、その筐体12の前面の上部には、印刷装置11における各種動作を操作するための操作パネル部13が設けられている。また、筐体12の前面側において操作パネル部13の下側となる位置には、筐体12内で印刷された用紙Pを前方側に排出する矩形の排出口14が開口している。排出口14の下からは、排出口14から排出される用紙Pを支持する矩形板状の排出トレイ15が、排出方向である前後方向にスライド移動可能に設けられている。そして、筐体12内において排出トレイ15よりも後方側となる位置には、供給される用紙Pに対して印刷を行う印刷部16が設けられている。
すなわち、筐体12内には、用紙Pに対する主走査方向となる左右方向に沿って延びるようにガイド軸17が架設され、そのガイド軸17には、主走査方向に沿って移動可能な状態でキャリッジ18が支持されている。このキャリッジ18は、図示しないキャリッジモーターの駆動に伴い主走査方向に沿って往復移動する。そして、キャリッジ18の下面側には、用紙Pに対してインクを噴射することで印刷を行う液体噴射ヘッド19が支持されている。
なお、図示はしないが、液体噴射ヘッド19には、インクを噴射する多数のノズルからなるノズル列が複数列設けられている。そして、各ノズル列と個別に対応するように、複数(本実施形態では一例として3本)のインク供給チューブ20が液体供給流路の一例として、液体噴射ヘッド19に対して下流側の端部を接続した状態で筐体12内に引き回されている。
また、図1に示すように、筐体12内において、排出トレイ15及び印刷部16よりも下側となる位置には、液体収容体装着部21とカセット装着部22が設けられている。本実施形態では、液体収容体装着部21の下側にカセット装着部22が設けられている。なお、液体収容体装着部21は、筐体12の外部や筐体12の左右どちらかの前端など様々な位置に設けることが可能である。液体収容体装着部21には、外部からインクを注入可能であると共に、注入されたインクを収容可能であり、その収容したインクを液体噴射ヘッド19にインク供給チューブ20を介して供給可能な液体収容体23が配置されている。
そして、筐体12の前面側において液体収容体装着部21の前端部には、左右方向に延びる回動軸24を回動中心にして回動変位自在な開閉扉25が開閉動作(変位)自在に設けられている。この開閉扉25は、液体収容体23に対してユーザーが外部からインクを注入するときに開き動作させられる。なお、図1に示すように、開閉扉25の裏面側において回動軸24よりも下端側となる位置には、インクを吸収して保持可能なポリウレタンの発泡材等からなる液体吸収材の一例であるインク吸収材26が設けられている。
一方、カセット装着部22には、印刷に用いる複数枚の用紙Pを積層状態に蓄積可能な蓄積部の一例である給紙カセット27が前後方向への挿抜自在に装着されている。なお、給紙カセット27の前端部には、給紙カセット27をカセット装着部22に対して挿抜するときに、ユーザーが手を掛けるための庇状の把持部28が設けられている。また、給紙カセット27は、カセット装着部22に装着された場合に、その前端が筐体12の前面を構成する操作パネル部13及び液体収容体装着部21の前端部の開閉扉25と前後方向において略同じ位置となる大きさに形成されている。
なお、給紙カセット27中で用紙Pが蓄積される場所は、給紙カセット27をカセット装着部22に対して挿入した状態では、液体収容体装着部21に配置された液体収容体23の前端よりも後ろ側に位置している。このようにすることで、給紙カセット27をカセット装着部22に対して挿入した状態で、液体収容体23の前端をインクが垂れたとしても、垂れ落ちたインクが用紙Pにかかりにくいようにしている。液体収容体装着部21に配置された液体収容体23の前端をインクが垂れ落ちる位置と用紙Pが蓄積される場所との間にインクをせき止める堰構造があれば、さらに望ましい。
また、筐体12内におけるカセット装着部22の内奥上部となる位置には、その後部が用紙Pの搬送経路の一部を構成する経路構成部材29が設けられ、その経路構成部材29には給紙ローラー30が揺動自在に支持されている。また、筐体12内において、給紙ローラー30よりも後方側となる位置には、後方に向けて上り勾配となる分離斜面31が形成されている。そして、この分離斜面31に続けて、垂直上方に延びる搬送経路32と、反転ローラー33の周面に沿って前方へ向かう湾曲状の搬送経路34と、水平方向に沿う搬送経路35が形成され、搬送経路35には用紙Pを挟持して回転することにより、用紙Pを印刷部16に向けて搬送可能な搬送ローラー対36が設けられている。
印刷部16において液体噴射ヘッド19と上下方向で対向する位置には、用紙Pを支持可能な支持台37が設けられ、その支持台37を前後から挟む各位置には、紙送りローラー対38と排紙ローラー対39が配置されている。そして、図1において、図示しない紙送りモーターの駆動に伴い給紙ローラー30が回転すると、給紙カセット27内に積層されている用紙Pが後方に位置する分離斜面31に向けて送り出される。そして、分離斜面31で一枚ずつに分離された用紙Pは、垂直状の搬送経路32及び湾曲状の搬送経路34を通って印刷部16に続く水平な搬送経路35へと送られ、印刷部16において上側を向いた表面側にインクが噴射される。そして、インクの噴射によって印刷がされた用紙Pは排紙ローラー対39の回転に伴い排出口14から排出される。
次に、液体収容体23の具体的な構成について説明する。
図1及び図2に示すように、液体収容体23は、直方体状をなす液体収容体ハウジング40を有している。液体収容体ハウジング40内には、前後左右上下の各壁部で囲まれた中空の空間部41が設けられ、その空間部41内には、液体噴射ヘッド19の各ノズル列と個別に対応する複数(本実施形態では一例として3つ)の袋体42,43,44が左右方向において隣り合う配置態様で収容されている。各袋体42,43,44は、ゴム等の弾性材料やポリプロピレン等の非弾性材料の何れかで密封構造をなすように成形され、その内部にはインクを収容可能な液体収容室45,46,47が形成される。因みに、液体収容体ハウジング40の内部に形成された空間部41の容量は一例として200mlである。
この場合、液体収容室45,46,47は、袋体42,43,44が柔軟に成形されているため、その内部にインクが注入されると、その時点よりも容量が増大する方向に袋体42,43,44が膨張変形する。すなわち、袋体42,43,44は、外形が扁平状に収縮して液体収容室45,46,47にインクを殆ど収容しない最小容量(例えば3ml)と、液体収容室45,46,47の外形が膨張して液体収容室45,46,47の容量を可及的に増大させた最大容量(例えば100ml)との間で伸縮変形する。この点で、液体収容室45,46,47の内面を形成する袋体42,43,44は、インクの注入に伴って、その時点での液体収容室45,46,47の容量を増大させる方向に可動する可動壁部として機能する。なお、以下では、袋体42,43,44が弾性材料で形成されているものとする。
図2に示すように、液体収容体ハウジング40の前壁部48には、各液体収容室45,46,47と個別に対応する複数(本実施形態では一例として3つ)の液体注入口49,50,51が左右方向に離間して設けられている。これらの液体注入口49,50,51は図示しない常閉弁を有するものであり、それぞれ対応する袋体42,43,44が液体収容体ハウジング40の内側から各々の液体収容室45,46,47を連通させるように接続されている。すなわち、液体収容室45,46,47は液体注入口49,50,51を介して液体収容体23の外部と連通可能である。
なお、液体注入口49,50,51は、液体収容室45,46,47の容量の増減に応じて変位する部分(例えば、袋体42,43,44の壁部)にではなく、液体収容室45,46,47の容量の増減があっても変位しない部分(つまり、液体収容体ハウジング40において固定壁部である前壁部48)に設けられている。したがって、液体収容室45,46,47の内圧が上昇するまでインクが注入されて袋体42,43,44が容量を増大させる方向に膨張した場合でも、そのように膨張する袋体42,43,44が液体注入口49,50,51からのインクの注入作業の邪魔になることはない。
一方、液体収容体ハウジング40の後壁部52には、各液体収容室45,46,47と個別に対応する複数(本実施形態では一例として3つ)の液体供給口53,54,55が左右方向に離間して設けられている。そして、各液体供給口53,54,55には、液体噴射ヘッド19に一端側を接続されたインク供給チューブ20の他端側が液体収容体ハウジング40の外側から接続される一方、それぞれ対応する袋体42,43,44が液体収容体ハウジング40の内側から各々の液体収容室45,46,47を連通させるように接続されている。すなわち、液体収容室45,46,47は液体供給口53,54,55を介して液体噴射ヘッド19に向けてインクを供給可能である。なお、液体供給口53,54,55も、液体注入口49,50,51の場合と同様に、液体収容体ハウジング40において固定壁部である後壁部52に設けられているので、袋体42,43,44の膨張が液体供給口53,54,55から液体噴射ヘッド19側へのインクの供給の邪魔になることはない。
そこで次に、上記のように構成された印刷装置11の作用につき、特に液体収容体23の液体収容室45,46,47に液体注入口49,50,51からインクを注入する場合の作用に着目して以下説明する。
さて、各液体収容室45,46,47のインク残量がニアエンド状態(例えば残量5ml)となったことをユーザーが認識した場合、ユーザーは、インク残量がニアエンド状態にある液体収容室45,46,47に対するインクの注入作業を行う。ここで、印刷装置11は、インクの使用量を計算したり、液体収容室45,46,47の重量を計測したりした結果として、ニアエンド状態の報知を行う。そして、ユーザーは、そのような印刷装置11による報知を見たり、各液体収容室45,46,47の形状を外から見たり、することで、液体収容室45,46,47のニアエンド状態を認識する。なお、以下では、3つある袋体42,43,44のうち、液体収容体ハウジング40内で真ん中に位置する袋体42内に形成された液体収容室46にインクを注入する場合を事例にして説明する。
図3に示すように、インクの注入作業を行う場合、ユーザーは、先ず筐体12の前面の開閉扉25を、同図にニ点鎖線で示す閉じ位置から実線で示す開き位置に回動軸24を回動中心にして回動変位させる。すると、筐体12内の液体収容体装着部21に配置されている液体収容体23の前壁部48が筐体12の前方に向けて露出し、その前壁部48に設けられた3つの液体注入口49,50,51が筐体12の前方から視認可能とされる。
そのため、ユーザーは、インク残量がニアエンド状態にある液体収容室46に連通する液体注入口50に対して筐体12の前面側から容易にアクセスでき、その液体注入口50に対して所定容量の液体注入部材の一例であるインクボトル56の細長い注入口部57を差し込む。すると、この注入口部57の差し込み動作により液体注入口50の常閉弁が閉弁方向への付勢力に抗して開弁し、液体収容室46内とインクボトル56内とを連通させる。その結果、インクボトル56内から袋体43の液体収容室46内にインクが注入される。
ここで、インクが注入される液体収容室46は、インク残量がニアエンド状態(例えば残量5ml)であるため、このニアエンド状態での容量(この場合は5ml)からインクの注入により可及的に増大可能な最大容量(この場合は100ml)まで、その時点での容量差(この場合は95ml)に相当する液量のインクが注入可能とされる。この場合、インクボトル56の容量が、液体収容室46のニアエンド状態での容量(例えば5ml)と最大容量(例えば100ml)との容量差(例えば95ml)を超える大容量である場合には、一度のインク注入作業でインクボトル56内のインクを全て液体収容室46内に注入できないことになる。そのため、注入し切れなかったインクがインクボトル56内に残ってしまい、そうするとインクボトル56内に残ったインクが次のインク注入時までに劣化してしまう虞がある。
そこで、本実施形態の印刷システムでは、インク注入時に使用されるインクボトル56の設定容量が、液体収容室46の最大容量(例えば100ml)の半分以下(一例として40ml)に設定されている。なお、この場合のインクボトル56の設定容量は、液体収容体ハウジング40の空間部41の容量(例えば200ml)の半分の容量(例えば100ml)を、空間部41内に隣り合うように配置される袋体42,43,44の個数(例えば3つ)で除した容量(≒33.3ml)以上であることが好ましい。
こうした設定容量のインクボトル56が用いられるため、上記のようにニアエンド状態(容量=5ml)にある液体収容室46に対しては、インク注入時に一本又は二本のインクボトル56が用いられる。そして、二本分の液量(40ml×2本=80ml)のインクが注入された場合、インクを注入された液体収容室46は、インクの注入が進んで、その容量が袋体43の成形サイズに相当する容量(例えば30ml)を超えるようになると、インクの注入圧力で液体収容室46の内圧が上昇する。
すると、その液体収容室46を形成する袋体43は、液体収容室46の内圧の上昇に伴い、図2に2点鎖線で示す成形サイズに相当する外形から実線で示す大きい外形へと膨張変形し、液体収容室46の容量を、最大容量(例えば100ml)近くの容量(この場合は85ml=5ml+40ml×2本)まで増大させる。そして、インク注入により中身が空になったインクボトル56の注入口部57が液体注入口50から抜き出されると、液体注入口50が再び常閉弁により閉弁され、袋体43は、液体注入口50を介した液体収容室46の内部と外部との連通が遮断される。
また、他の液体収容室45,47もニアエンド状態であった場合には、それぞれに対してもインクが注入される。そして、それぞれのインクの注入に対して、一本ずつのインクボトル56が用いられる。各一本分の液量(40ml)のインクが注入されると、それぞれの容量は45ml(=5ml+40ml)になり、液体収容室46も含めた全液体収容室の容量の合計は、175ml(=85ml+45ml+45ml)となり、液体収容体ハウジング40の空間部41の容量(例えば200ml)よりも小さくなる。
その後、液体噴射ヘッド19からのインクの噴射による印刷時に、液体収容室46内のインクが消費されると、その消費分に相当する容量だけ袋体43が液体収容室46の容量を減少させる方向に収縮変形する。そして、その際において、液体収容室46は袋体43により密封構造に形成され、大気開放されてはいないので、内部に貯留したインクが劣化する虞を低減できる。
また、図3に示すように、液体収容室46にインクを注入するために開閉扉25を開き位置にしたとき、開閉扉25の裏面に設けられているインク吸収材26が液体収容体23における液体収容体ハウジング40の下面の前端部に接触する。そのため、インクボトル56から液体注入口50を介してインクを注入する際に誤って液体注入口50からインクが漏出し、液体収容体ハウジング40の前壁部48を伝って下方に流れたとしても、そのような漏出インクは開閉扉25の開き動作時にインク吸収材26で吸収して取り去ることができる。
なお、インクの注入が必要なニアエンド状態にある液体収容室45,46,47が図2において液体収容体ハウジング40内で例えば一番左側に位置する袋体42で形成された液体収容室45である場合も、同様に、その液体注入口49にインクボトル56の注入口部57が差し込まれてインク注入が行われる。この場合、液体収容室45の内圧が上昇するまでインクが注入されると、その袋体42は図2に実線で示す成形サイズに相当する外形から2点鎖線で示す大きい外形へと膨張変形し、液体収容室46の容量を増大させる。こうしたインクの注入に伴い袋体42,43,44が膨張変形して液体収容室45,46,47の容量を増大させる点は、各袋体42,43,44において共通である。
以上説明した本実施形態の印刷装置11によれば次のような効果を得ることができる。
(1)液体収容室45,46,47内に液体注入口49,50,51からインクを注入した場合において、液体収容室45,46,47の内面が例えば固定壁部で構成されていると、液体収容室45,46,47の容量は変化しないため、その容量以上に注入されたインクは液体注入口49,50,51から外部に溢れてしまう。この点、本実施形態によれば、液体収容室45,46,47は、その内面を形成する可動壁部としての袋体42,43,44が、インクの注入に伴って、その時点での液体収容室45,46,47の容量を増大させる方向に可動する。そのため、液体注入口49,50,51からインクが外部に溢れ出ることを抑制でき、従来よりも、ユーザーによる使い勝手を向上させることができる。
(2)インクの注入時点における各液体収容室45,46,47に収容されているインク量の合計が液体収容体ハウジング40内の空間部41の容量よりも小さい場合、それらのインク量の合計と空間部41の容量との差がゼロになるまで、少なくとも1つの液体収容室45,46,47に対して、液体注入口49,50,51からインクを注入できる。
(3)液体注入口49,50,51は、液体収容体23において固定壁として機能する液体収容体ハウジング40の前壁部48に設けられ、可動壁部として機能する袋体42,43,44の部分には設けられていない。そのため、インクの注入に伴い袋体42,43,44が可動することで、液体注入口49,50,51から液体収容室45,46,47内へのインクの注入作業に支障を与えてしまう虞を低減できる。
(4)液体注入口49,50,51と液体供給口53,54,55の部分でのみ外部と連通可能とされた袋体42,43,44内の液体収容室45,46,47は大気に連通していないので、内部のインクが大気に接触して劣化する虞を低減できる。
(5)筐体12内における印刷部16と蓄積部の一例である給紙カセット27との間のスペースが液体収容体23の配置スペースとして有効活用され、例えば筐体12内において液体収容体23が給紙カセット27の横に配置される場合に比して、印刷装置11全体の配置スペースのコンパクト化にも貢献できる。
(6)インク注入が必要なニアエンド状態のときの液体収容室45,46,47には、通常、その最大容量の半分以上のインクが注入可能とされる一方、インク注入に使用するインクボトル56の設定容量は、液体収容室46の最大容量の半分以下に設定されているため、インク注入時には一本のインクボトル56を残すことなく使い切ることができる。
(7)インクボトル56の設定容量は、液体収容体ハウジング40の空間部41の容量の半分の容量を、空間部41内に隣り合うように配置される袋体42,43,44の個数で除した容量以上であるため、1つの液体収容室45,46,47に対するインク注入時に何個ものインクボトル56を使用しなくてもすむようにできる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の印刷装置について説明する。なお、本実施形態の印刷装置では、液体収容体の構成のみが第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。そのため、以下では第1実施形態と相違する構成について主に説明し、その他の構成については同一符号を付すことにして、重複した説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態における液体収容体23は、その液体収容体ハウジング40内に設けられる複数の液体収容室45,46,47が第1実施形態で用いられた袋体42,43,44を用いることなく形成されている。すなわち、本実施形態の液体収容体23は、液体収容体ハウジング40の前壁部48の内面において、液体注入口49と液体注入口50の間で左右方向に離間した二位置に、突部61と突部62を突設すると共に、液体注入口50と液体注入口51の間で左右方向に離間した二位置に、突部63と突部64を突設している。また同様に、液体収容体ハウジング40の後壁部52の内面において、液体供給口53と液体供給口54の間で左右方向に離間した二位置に、突部65と突部66を突設すると共に、液体供給口54と液体供給口55の間で左右方向に離間した二位置に、突部67と突部68を突設している。
そして、液体収容体ハウジング40内には、前壁部48の内面と後壁部52の内面との間隔に相当する長さの仕切壁部69が、前壁部48の内面の突部61と突部62の間及び後壁部52の内面の突部65と突部66の間に配置されている。また同様に、仕切壁部69と同じ長さの仕切壁部70が、前壁部48の内面の突部63と突部64の間及び後壁部52の内面の突部67と突部68の間に配置されている。各仕切壁部69,70は、それぞれの一端を前壁部48の内面に対してインクを漏らさない状態での摺動可能に接触させると共に、それぞれの他端を後壁部52の内面に対してインクを漏らさない状態での摺動可能に接触させている。また、各仕切壁部69,70は、図4の紙面と直交する方向での両端も、液体収容体ハウジング40の内面に対してインクを漏らさない状態での摺動可能に接触させている。
その結果、液体収容体23の液体収容体ハウジング40内には、可動壁部として機能する複数(例えば3つ)の袋体42,43,44により液体収容室45,46,47を形成した第1実施形態の場合と同様に、可動壁部として機能する複数(この場合は2つ)の仕切壁部69,70により密封構造の液体収容室45,46,47が形成される。そして、これらの各液体収容室45,46,47は、仕切壁部69,70が図4に矢印で示す左右方向に移動することにより、その容量を増大させたり縮小させたりする。そして、その場合の移動範囲が前壁部48及び後壁部52の内面に突設された突部61〜68により規定されている。
そのため、例えば液体収容室46のインク残量がニアエンド状態であるとき、その液体注入口50を介してインクが注入されると、インクが注入されるのに伴い、液体収容室46は内圧が上昇する。そして、それ以上にインクの注入が進行すると、上昇する内圧に押されて仕切壁部69,70が液体収容室46の容量を増大させる方向に移動(可動、摺動)する。そして、その移動方向の前側に位置する突部(この場合は、突部61と突部65、及び、突部64と突部68)に当接することで液体収容室46の容量を増大させる方向への仕切壁部69,70の移動が停止され、その時点での液体収容室46の容量が最大容量となる。
その後、液体噴射ヘッド19からのインクの噴射による印刷時に、液体収容室46内のインクが消費されると、その消費分に相当する容量だけ液体収容室46内のインクが減少する。しかし、仕切壁部69,70は、格別に液体収容室46の容量を減少させる方向へ移動するように付勢でもされていない限り、容量を減少させる方向に移動しない。但し、液体収容室46内からインクが減少したことで内圧が下がるため、隣り合う他の液体収容室(この場合は液体収容室45,46)の方が収容するインク量も多くなって内圧が高くなると、その内圧に押されて液体収容室46の容量を減少させる方向に移動する。
したがって、本実施形態によれば、上記した第1実施形態における(1)〜(5)と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・開閉扉25の裏面に取り付けるインク吸収材26は、開閉扉25が閉じ位置になったときにも、液体収容体23における液体収容体ハウジング40の前壁部48において液体注入口49,50,51の下側となる位置に接触する構成であってもよい。
・開閉扉25は、水平方向に沿う回動軸24を回動中心とする回動変位ではなく、鉛直方向に沿う回動軸を回動中心とする回動変位であってもよい。また、開閉扉25は、閉じ位置と開き位置との間を回動変位するのではなく、閉じ位置と開き位置との間をスライド移動する構成であってもよい。さらに、開閉扉25ではなく筐体12における液体収容体装着部21の前面側に着脱可能な蓋体であってもよい。
・開閉扉25は、筐体12の前面ではなく、筐体12の左右何れかの側面に設けられていてもよい。但し、その場合には、筐体12内において液体収容体23は、液体注入口49,50,51が開閉扉25を開き位置に変位させたときに、左右何れかの外側方に向けて露出されるように配置されていることが必要である。
・筐体12内において、液体収容体装着部21は、印刷に用いる用紙Pを蓄積する蓄積部である給紙カセット27が装着されるカセット装着部22の下側に設けられていてもよい。あるいは、筐体12内において、液体収容体装着部21は、カセット装着部22の左側又は右側に設けられていてもよく、更には、筐体12の外側に設けられていてもよい。すなわち、液体収容体23は外付けタイプであってもよい。
・液体収容室45,46,47は密封構造でなく大気連通部を介して大気開放されていてもよい。
・液体注入口49,50,51は、液体収容体ハウジング40の前壁部48に固定配置ではなく、袋体42,43,44から液体注入口付きのチューブが筐体12の外部へ引き出し可能とされた構成であってもよい。
・液体収容体ハウジング40内の空間部41の容量、各液体収容室45,46,47の最小容量及び最大容量は、各実施形態の容量値に限らない。また、液体収容体ハウジング40内の空間部41の容量は、各液体収容室45,46,47の最大容量の合計容量以上であってもよい。
・液体収容室45,46,47の内面は、第1実施形態のように柔軟な袋体42,43,44でほぼ全面が可動壁部とされている他に、その一部の内面が容量を増減させるように変形することで可動する可動壁部とされていてもよい。
・また、液体収容室45,46,47の内面は、第2実施形態のように仕切壁部69,70により一部の内面が摺動することで可動壁部として機能する構成でもよく、その場合において、仕切壁部69,70は左右方向に移動(摺動)せずに撓み変形することで容量を増減させる構成でもよい。この場合、可動壁部としての仕切壁部69,70は、例えばゴム製などの弾性変形可能な仕切壁部で構成するのが好ましい。
・液体収容体23は、その内部に液体収容室45,46,47が複数ではなく1つだけ設けられる構成であってもよい。
・上記各実施形態において、印刷装置11は、媒体に印刷することができるものであれば、ドットインパクトプリンターやレーザープリンターであってもよい。また、印刷装置11は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンターであってもよい。
・上記各実施形態において、印刷装置11は、一例として3種のインクを用いるものを記載してきたが、1種のインクのみを用いるものでもよいし、2種や4種あるいは5種以上のインクを用いるものであってもよい。液体収容室45,46,47の数やインク供給チューブ20等の数は、使用するインクの種数に対応させればよい。
・媒体は、用紙Pに限定されず、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等であってもよい。
・上記実施形態において、印刷装置11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
11…印刷装置、12…筐体、16…印刷部、20…インク供給チューブ(液体供給流路)、23…液体収容体、27…給紙カセット(蓄積部)、40…液体収容体ハウジング、41…空間部、42,43,44…袋体(可動壁部)、45,46,47…液体収容室、49,50,51…液体注入口、53,54,55…液体供給口、インクボトル56(液体注入部材)、69,70…仕切壁部(可動壁部)、P…用紙(媒体)。
本発明は、インク等の液体を注入可能な液体収容体から供給される液体を用いて印刷を行う印刷装置に関する。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使い勝手を向上させた印刷装置を提供することにある。

Claims (9)

  1. 媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部に供給する前記液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に前記液体を注入可能な液体注入口を有する液体収容体と
    を備え、
    前記液体収容体は、前記液体収容室の内面の少なくとも一部が、前記液体の注入に伴って前記液体収容室の容量を増大させる方向に可動する可動壁部により形成されていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記液体収容体は、複数の前記液体収容室が前記可動壁部を介在させて隣り合うように配置される空間部を内部に有する液体収容体ハウジングを更に有し、前記空間部の容量は複数の前記液体収容室の個々が独立して容量を可及的に増大させた場合の各容量を合計した合計容量よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記液体収容体は、前記液体注入口を前記可動壁部とは異なる位置で前記液体収容室に連通させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記液体収容室は、液体注入部材が接続される前記液体注入口と前記印刷部に前記液体を供給する液体供給流路が接続される液体供給口とで外部と連通する密封構造に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記液体収容体は、前記印刷部で印刷が行われたことで前記液体収容室内の液量が減少した場合に、その減少した液量に相当する量だけ前記液体収容室の容量が減少することを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記液体収容体は、前記可動壁部が柔軟な弾性材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  7. 印刷に用いる媒体が蓄積される蓄積部と、前記印刷部と、前記液体収容体とを内部に収容する筐体を更に備え、前記筐体内において、前記液体収容体は前記印刷部と前記蓄積部との間に収容されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  8. 請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の印刷装置が備える前記液体収容体の前記液体収容室に所定容量の液体注入部材を用いて前記液体を注入することにより印刷を実行可能とする印刷システムであって、
    前記液体注入部材は、その設定容量が前記液体収容室の最大容量の半分以下に設定されていることを特徴とする印刷システム。
  9. 前記液体収容体が、複数の前記液体収容室が前記可動壁部を介在させて隣り合うように配置される空間部を内部に有する液体収容体ハウジングを更に有している場合において、
    前記液体注入部材は、その設定容量が、前記液体収容室の最大容量の半分以下であって且つ前記液体収容体ハウジングの前記空間部の容量の半分の容量を、前記空間部内で隣り合うように配置される前記液体収容室の数で除した容量以上に設定されていることを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
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