JP2015024852A - 液体容器および液体容器セット - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が、注入口に挿入された状態にある液体容器の先端部を注入口から抜き出したとき、液体容器の先端部からインクが垂れ落ちてしまうことがある。【解決手段】インクを収容し、第1の開口部としての流出口341と流出口341の反対側に位置する第2の開口部としての大気開放孔311とが設けられた収容部である本体部31と、流出口341と連通するノズル部34と、大気開放孔311を開閉可能なバルブ部42と、バルブ部42を操作可能な操作部としての把持部40と、を備え、把持部40が操作されている間は、大気開放孔311が開き、把持部40が操作されていない間は、大気開放孔311が閉じるインクボトル30を提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、液体容器および液体容器セットに関する。
液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンターには、インクが収容されたインク
タンクが備えられ、このインクタンクから記録ヘッドにインクが供給される。記録ヘッド
に供給されたインクは印刷用紙などの記録媒体に吐出され、印刷が実行される。印刷の実
行に伴って、インクタンク内のインクが消費される。そこで、このようなインクタンクに
は、補充用のインクを注入するための注入口が設けられたものがある。
例えば、特許文献1では、補充用のインクが収容された液体容器を用いて、インクタン
クの注入口からインクを補充する。インクを補充する際に使用者は、インクタンクの注入
口に液体容器の先端部を挿入した状態で、液体容器の先端部からインクを流出させてイン
クタンク内にインクを補充することができる。
タンクが備えられ、このインクタンクから記録ヘッドにインクが供給される。記録ヘッド
に供給されたインクは印刷用紙などの記録媒体に吐出され、印刷が実行される。印刷の実
行に伴って、インクタンク内のインクが消費される。そこで、このようなインクタンクに
は、補充用のインクを注入するための注入口が設けられたものがある。
例えば、特許文献1では、補充用のインクが収容された液体容器を用いて、インクタン
クの注入口からインクを補充する。インクを補充する際に使用者は、インクタンクの注入
口に液体容器の先端部を挿入した状態で、液体容器の先端部からインクを流出させてイン
クタンク内にインクを補充することができる。
しかしながら、インクタンク内へのインクの補充が終了し、注入口に挿入された状態に
ある液体容器の先端部を、使用者が注入口から抜き出したとき、液体容器の先端部からイ
ンクが垂れ落ちてしまうことがある。そのため、インクタンクやインクジェットプリンタ
ーの装置本体、その周囲などにインクが付着してしまうという問題がある。
ある液体容器の先端部を、使用者が注入口から抜き出したとき、液体容器の先端部からイ
ンクが垂れ落ちてしまうことがある。そのため、インクタンクやインクジェットプリンタ
ーの装置本体、その周囲などにインクが付着してしまうという問題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体を収容し、第1の開口部と前記第1の開口部の反対側に位置する第2
の開口部とが設けられた収容部と、前記第1の開口部と連通するノズル部と、前記第2の
開口部を開閉可能とし、前記第2の開口部を開放したときに前記収容部内を大気と連通す
るように設けられたバルブ部と、前記バルブ部を手動で開閉操作可能な操作部と、を備え
たことを特徴とする液体容器。
の開口部とが設けられた収容部と、前記第1の開口部と連通するノズル部と、前記第2の
開口部を開閉可能とし、前記第2の開口部を開放したときに前記収容部内を大気と連通す
るように設けられたバルブ部と、前記バルブ部を手動で開閉操作可能な操作部と、を備え
たことを特徴とする液体容器。
本適用例によれば、操作部によりバルブ部を開放する操作がされて第2の開口部が開く
と、収容部内は大気に開放されてノズル部から液体が流出し、対象容器への液体の補充が
行われる。操作部によるバルブ部の開放操作を中止すると、第2の開口部が閉じ、収容部
内は大気から遮断されてノズル部からの液体の流出が停止する。従って、対象容器への液
体の補充が終了し、使用者による操作部の操作を中止すれば、使用者が液体容器を移動す
るときに、液体容器のノズル部から液体が垂れ落ちてしまうことを抑制できる。そのため
、対象容器や液体噴射装置の装置本体、その周囲などに液体が付着してしまうことを防止
できる。
と、収容部内は大気に開放されてノズル部から液体が流出し、対象容器への液体の補充が
行われる。操作部によるバルブ部の開放操作を中止すると、第2の開口部が閉じ、収容部
内は大気から遮断されてノズル部からの液体の流出が停止する。従って、対象容器への液
体の補充が終了し、使用者による操作部の操作を中止すれば、使用者が液体容器を移動す
るときに、液体容器のノズル部から液体が垂れ落ちてしまうことを抑制できる。そのため
、対象容器や液体噴射装置の装置本体、その周囲などに液体が付着してしまうことを防止
できる。
[適用例2]前記操作部は、操作されている間は、前記第2の開口部が開き、前記操作
部が操作されていない間は、前記第2の開口部は閉じることを特徴とする上記液体容器。
部が操作されていない間は、前記第2の開口部は閉じることを特徴とする上記液体容器。
本適用例によれば、使用者によって操作部が操作されている間は、第2の開口部が開き
、使用者によって操作部が操作されていない間は、バルブ部により第2の開口部は閉じら
れる。
従って、使用者が手動でバルブ部を任意の期間開けることができ、対象容器への液体補
充量を容易に調節することができる。
、使用者によって操作部が操作されていない間は、バルブ部により第2の開口部は閉じら
れる。
従って、使用者が手動でバルブ部を任意の期間開けることができ、対象容器への液体補
充量を容易に調節することができる。
[適用例3]前記ノズル部より前記収容部側には、前記ノズル部の先端に向かって口径
が徐々に小さくなるテーパー部を有し、前記テーパー部における前記ノズル部の先端と反
対側には、液体を保持する液体保持部が設けられることを特徴とする上記液体容器。
が徐々に小さくなるテーパー部を有し、前記テーパー部における前記ノズル部の先端と反
対側には、液体を保持する液体保持部が設けられることを特徴とする上記液体容器。
本適用例によれば、液体容器から補充対象となる液体タンクに液体を注入した後、液体
容器がノズル部の先端を鉛直方向上側に向けた姿勢にあるとき、第1の開口部から流出し
た液体が液体保持部に保持される。これにより、液体が液体保持部より鉛直方向下側に流
れ落ちることを抑制する。
容器がノズル部の先端を鉛直方向上側に向けた姿勢にあるとき、第1の開口部から流出し
た液体が液体保持部に保持される。これにより、液体が液体保持部より鉛直方向下側に流
れ落ちることを抑制する。
[適用例4]前記液体保持部には、前記ノズル部の中心軸と直交する方向に突出する円
環状の凸部が少なくとも1つ延設されることを特徴とする上記液体容器。
環状の凸部が少なくとも1つ延設されることを特徴とする上記液体容器。
本適用例によれば、液体が液体保持部より鉛直方向下側に流れ落ちることを抑制する。
[適用例5]前記液体保持部における前記凸部の外端部には、前記ノズル部の中心軸と
平行に前記ノズル部の先端に向かう方向に延出する壁部が設けられることを特徴とする上
記液体容器。
平行に前記ノズル部の先端に向かう方向に延出する壁部が設けられることを特徴とする上
記液体容器。
本適用例によれば、液体が液体保持部より鉛直方向下側に流れ落ちることをさらに抑制
する。
する。
[適用例6]前記液体保持部は、スパイラル状に形成されることを特徴とする上記液体
容器。
容器。
本適用例によれば、液体保持部の長さを長くできるので、保持可能な液体容量が増加す
る。
る。
[適用例7]補充対象となる液体タンクに補充可能な液体を収容する2個以上の液体容
器を備えた液体容器セットであって、前記2個以上の液体容器は、1個ずつ分離可能に連
結され、各液体容器は、補充対象となる液体タンクの収容可能な液体容量の1/N(Nは
1以上の整数)以下の容量の液体を収容することを特徴とする液体容器セット。
器を備えた液体容器セットであって、前記2個以上の液体容器は、1個ずつ分離可能に連
結され、各液体容器は、補充対象となる液体タンクの収容可能な液体容量の1/N(Nは
1以上の整数)以下の容量の液体を収容することを特徴とする液体容器セット。
本適用例によれば、補充対象となる液体タンクの液体容量に合わせて必要な個数の液体
容器から液体を注入することができる。これにより、一つの液体容器に収容された液体を
全部注入することができるので、液体タンクへの液体の補充が終了したときに、液体容器
に残った液体が流れ落ちることを抑制する。
容器から液体を注入することができる。これにより、一つの液体容器に収容された液体を
全部注入することができるので、液体タンクへの液体の補充が終了したときに、液体容器
に残った液体が流れ落ちることを抑制する。
[適用例8]前記各液体容器は、液体を収容する液体収容部と、液体注出用ノズル部が
接続可能で、先端に設けられた開口が封止部材により封止された連結部と、を備え、前記
2個以上の液体容器は、前記液体収容部が互いに連結されていることを特徴とする上記液
体容器セット。
接続可能で、先端に設けられた開口が封止部材により封止された連結部と、を備え、前記
2個以上の液体容器は、前記液体収容部が互いに連結されていることを特徴とする上記液
体容器セット。
本適用例によれば、液体収容部が連結されているため、各液体容器に液体注出用ノズル
部をセットする必要が無くなり、液体容器セットを小型化および簡易構造化できる。また
、2個以上の液体容器を一体的に製造でき、製造時に2個以上の液体容器に同時に液体を
注入し、同時に封止部材により封止することができ、製造が容易になる。また、液体注出
用ノズル部は液体容器セットとは別体化できるため、複数の液体容器に共用できるように
液体容器より少ない数で用意することができ、廃棄物を減らすことが可能になる。
部をセットする必要が無くなり、液体容器セットを小型化および簡易構造化できる。また
、2個以上の液体容器を一体的に製造でき、製造時に2個以上の液体容器に同時に液体を
注入し、同時に封止部材により封止することができ、製造が容易になる。また、液体注出
用ノズル部は液体容器セットとは別体化できるため、複数の液体容器に共用できるように
液体容器より少ない数で用意することができ、廃棄物を減らすことが可能になる。
[適用例9]前記2個以上の液体容器は、袋によって減圧状態で密封包装されることを
特徴とする上記液体容器セット。
特徴とする上記液体容器セット。
本適用例によれば、液体容器セットの体積を小さくできる。また、液体収容部に脱気し
た液体が充填されたとき、脱気状態が維持され、液体内に気泡が発生することを抑制する
ことができる。
た液体が充填されたとき、脱気状態が維持され、液体内に気泡が発生することを抑制する
ことができる。
[適用例10]前記袋には、前記液体容器を一つずつ包装する2個以上の包装部が形成
され、前記2個以上の包装部は、一つの包装部毎に切り離し可能に連結されることを特徴
とする上記液体容器セット。
され、前記2個以上の包装部は、一つの包装部毎に切り離し可能に連結されることを特徴
とする上記液体容器セット。
本適用例によれば、液体容器セットから分離された少なくとも一つの液体容器を減圧状
態で密封包装できる。また、残りの液体容器も減圧状態で密封包装された状態を維持でき
る。
態で密封包装できる。また、残りの液体容器も減圧状態で密封包装された状態を維持でき
る。
以下、実施形態について、図面に従って説明する。
(実施形態1)
図1(a)は、液体噴射装置としてのインクジェットプリンター1を正面側から見た外
観斜視図である。筐体2の内部には、軸やレールなどのガイド部(不図示)に案内されて
、移動方向D1に往復移動する液体噴射ヘッド3が備えられる。
(実施形態1)
図1(a)は、液体噴射装置としてのインクジェットプリンター1を正面側から見た外
観斜視図である。筐体2の内部には、軸やレールなどのガイド部(不図示)に案内されて
、移動方向D1に往復移動する液体噴射ヘッド3が備えられる。
筐体2の背面側には、用紙などの記録媒体を載置する用紙サポート4が備えられる。用
紙サポート4に載置された用紙Pは、筐体2に備えられた給紙装置(不図示)によって筐
体2の内部に給紙される。
紙サポート4に載置された用紙Pは、筐体2に備えられた給紙装置(不図示)によって筐
体2の内部に給紙される。
筐体2の内部に給紙された用紙Pは、移動方向D1と交わる搬送方向D2に搬送される
。液体噴射ヘッド3は、移動方向D1に往復移動しながら、搬送される用紙に対してイン
クを噴射し、用紙に文字や画像を記録する。
。液体噴射ヘッド3は、移動方向D1に往復移動しながら、搬送される用紙に対してイン
クを噴射し、用紙に文字や画像を記録する。
筐体2には、電源のオン・オフの操作や、印刷条件の設定を行う操作ボタン7が備えら
れる。筐体2の内部で文字や画像が形成された用紙は、搬送経路6に沿って搬送され、筐
体2の正面に形成された排出用開口部5から排出される。
れる。筐体2の内部で文字や画像が形成された用紙は、搬送経路6に沿って搬送され、筐
体2の正面に形成された排出用開口部5から排出される。
筐体2の図面左側には、液体タンクとしてのインクタンク20を収容したケース21が
、筐体2とは別体に配置される。図1(a)は、回動可能に備えられた上部カバー22が
開いた状態を示す。
、筐体2とは別体に配置される。図1(a)は、回動可能に備えられた上部カバー22が
開いた状態を示す。
図1(b)は、ケース21に収容されたインクタンク20の斜視図である。インクタン
ク20の内部は、貯留部20a,20b,20c,20dに区画される。貯留部20a〜
20dには、イエロー、マゼンタ、シアン、モノクロのインクがそれぞれインク色別に貯
留される。
ク20の内部は、貯留部20a,20b,20c,20dに区画される。貯留部20a〜
20dには、イエロー、マゼンタ、シアン、モノクロのインクがそれぞれインク色別に貯
留される。
図1(b)は、図1(a)のキャップ23を取り外した状態を示す。図1(b)に示す
ように、貯留部20a〜20dにおける上部の外壁面には、外壁面から突出した注入口形
成部24が設けられる。注入口形成部24には、インクタンク20内にインクを補充する
ための注入口25が形成される。
ように、貯留部20a〜20dにおける上部の外壁面には、外壁面から突出した注入口形
成部24が設けられる。注入口形成部24には、インクタンク20内にインクを補充する
ための注入口25が形成される。
図1(b)の液体チューブ8は、イエロー、マゼンタ、シアン、モノクロのインク色別
に4本備えられる。液体チューブ8の一端は、インク色別に備えられた貯留部20a〜2
0dの下部にそれぞれ接続され、図1(a)の液体チューブ8の他端は、筐体2の図面左
側の側面に設けられた貫通孔9を通り、液体噴射ヘッド3と連通する。液体チューブ8は
、液体噴射ヘッド3の移動に伴って、フレキシブルに変形可能である。
に4本備えられる。液体チューブ8の一端は、インク色別に備えられた貯留部20a〜2
0dの下部にそれぞれ接続され、図1(a)の液体チューブ8の他端は、筐体2の図面左
側の側面に設けられた貫通孔9を通り、液体噴射ヘッド3と連通する。液体チューブ8は
、液体噴射ヘッド3の移動に伴って、フレキシブルに変形可能である。
図2(a)は、本実施形態における液体容器の一例であるインクボトル30を示す図で
ある。インクボトル30は、本体部31、蓋部35を有する。本体部31は、略円筒形状
である。本体部31は、例えばインク等の液体を収容する液体収容部を構成する。
ある。インクボトル30は、本体部31、蓋部35を有する。本体部31は、略円筒形状
である。本体部31は、例えばインク等の液体を収容する液体収容部を構成する。
図2(b)は、インクボトル30の断面図である。蓋部35は、それぞれ略円環状の、
連結部32、テーパー部33、ノズル部34が接続されて構成される。ノズル部34には
、第1の開口部としての流出口341が形成される。テーパー部33は、連結部32から
ノズル部34の先端に向かって、内周面における口径Lが徐々に小さくなる。
連結部32、テーパー部33、ノズル部34が接続されて構成される。ノズル部34には
、第1の開口部としての流出口341が形成される。テーパー部33は、連結部32から
ノズル部34の先端に向かって、内周面における口径Lが徐々に小さくなる。
蓋部35における連結部32の内周側には、凹凸部が螺旋状に形成され、本体部31に
おける連結部312の外周面には、凹凸部が螺旋状に形成される。蓋部35の連結部32
と本体部31の連結部312とのそれぞれの凹凸部が嵌合することによって、蓋部35と
本体部31とが連結される。
おける連結部312の外周面には、凹凸部が螺旋状に形成される。蓋部35の連結部32
と本体部31の連結部312とのそれぞれの凹凸部が嵌合することによって、蓋部35と
本体部31とが連結される。
図2(b)の本体部31の底壁310には、第2の開口部としての大気開放孔311が
設けられる。ノズル部34の一点鎖線に示す中心軸の方向において、大気開放孔311は
、流出口341と反対側に設けられる。図2(c)は、図2(a)の破線Aに示す円内の
部分に備えられた把持部40、固定部41、バルブ部42を示す断面図である。把持部4
0、固定部41、バルブ部42は接続された一つの構成部材である。
設けられる。ノズル部34の一点鎖線に示す中心軸の方向において、大気開放孔311は
、流出口341と反対側に設けられる。図2(c)は、図2(a)の破線Aに示す円内の
部分に備えられた把持部40、固定部41、バルブ部42を示す断面図である。把持部4
0、固定部41、バルブ部42は接続された一つの構成部材である。
バルブ部42は、大気開放孔311に挿入可能である。固定部41は、底壁310に当接
し、大気開放孔311に挿入したバルブ部42の姿勢を固定する。使用者は、把持部40
を手などで把持し、バルブ部42を大気開放孔311に挿入したり、バルブ部42を大気
開放孔311から抜き出したりすることができる。
し、大気開放孔311に挿入したバルブ部42の姿勢を固定する。使用者は、把持部40
を手などで把持し、バルブ部42を大気開放孔311に挿入したり、バルブ部42を大気
開放孔311から抜き出したりすることができる。
大気開放孔311にバルブ部42が挿入されている状態では、バルブ部42は、大気開
放孔311を密閉した状態で嵌合する。把持部40は、バルブ部42を操作する操作部と
して機能する。
放孔311を密閉した状態で嵌合する。把持部40は、バルブ部42を操作する操作部と
して機能する。
インクタンク20にインクを補充するときは、図1(a)、(b)の姿勢状態にあるイ
ンクタンク20を倒して、図2(a)に示すように、注入口25が鉛直方向D3における
上側(以降は上側という)を向く姿勢状態にする。また、インクボトル30からインクを
インクタンク20に補充するときは、インクボトル30の姿勢は、ノズル部34が本体部
31より鉛直方向D3における下側(以降は下側という)になる姿勢で行う。
ンクタンク20を倒して、図2(a)に示すように、注入口25が鉛直方向D3における
上側(以降は上側という)を向く姿勢状態にする。また、インクボトル30からインクを
インクタンク20に補充するときは、インクボトル30の姿勢は、ノズル部34が本体部
31より鉛直方向D3における下側(以降は下側という)になる姿勢で行う。
図3(a)、(b)は、インクボトル30における底壁310の部分の斜視図である。
図3(a)は、使用者によって把持部40が操作されていない間の状態を示す。この状態
では、図2(c)のバルブ部42は大気開放孔311に挿入した状態にある。
図3(a)は、使用者によって把持部40が操作されていない間の状態を示す。この状態
では、図2(c)のバルブ部42は大気開放孔311に挿入した状態にある。
図3(b)は、使用者によって把持部40が操作されている間の状態を示す。この状態
では、把持部40は使用者によって把持されて、バルブ部42が大気開放孔311から抜
き出された状態にある。
では、把持部40は使用者によって把持されて、バルブ部42が大気開放孔311から抜
き出された状態にある。
図4(a)〜(d)は、蓋部35を本体部31より下側にした状態で、インクタンク2
0にインクを補充するときのインクの流出状態を説明するための図である。使用者は、図
4(a)に示すように、バルブ部42が大気開放孔311に挿入されている状態で、ノズ
ル部34をインクタンク20の注入口25に挿入する。
0にインクを補充するときのインクの流出状態を説明するための図である。使用者は、図
4(a)に示すように、バルブ部42が大気開放孔311に挿入されている状態で、ノズ
ル部34をインクタンク20の注入口25に挿入する。
図4(a)の状態では、インクの液面Fより上側に形成された空洞部Jは、大気から遮
断された状態である。また、ノズル部34の流出口341は細く形成されている。これに
より、本体部31よりノズル部34を下側にした姿勢であっても、インクボトル30内の
インクKは、流出口341から流出しない。
断された状態である。また、ノズル部34の流出口341は細く形成されている。これに
より、本体部31よりノズル部34を下側にした姿勢であっても、インクボトル30内の
インクKは、流出口341から流出しない。
使用者は、把持部40を手で把持してバルブ部42を大気開放孔311から抜き出す操
作を行う。すると、空洞部Jは、大気に開放された状態となる。そのため、図4(b)の
インクの液面Fは低下するとともに、矢印に示すようにインクKが流出口341から流出
し、インクタンク20内にインクが補充される。
作を行う。すると、空洞部Jは、大気に開放された状態となる。そのため、図4(b)の
インクの液面Fは低下するとともに、矢印に示すようにインクKが流出口341から流出
し、インクタンク20内にインクが補充される。
インクタンク20へのインクの補充が終了すると、使用者は、把持部40を把持しなが
ら大気開放孔311にバルブ部42を挿入する。このとき、ノズル部34の流出口341
は細く形成されているので、インクKが流出口341を塞いだ状態で残存している。その
ため、流出口341に残存したインクKより上側に形成された空洞部Jは、大気から遮断
された状態となる。これにより、流出口341に残存したインクKは、流出口341から
流出しない。
ら大気開放孔311にバルブ部42を挿入する。このとき、ノズル部34の流出口341
は細く形成されているので、インクKが流出口341を塞いだ状態で残存している。その
ため、流出口341に残存したインクKより上側に形成された空洞部Jは、大気から遮断
された状態となる。これにより、流出口341に残存したインクKは、流出口341から
流出しない。
従って、使用者が、図4(c)のノズル部34が注入口25に挿入した状態から、イン
クボトル30を上側に移動させて、ノズル部34を注入口25から抜き出して、インクボ
トル30を移動させるとき、インクボトル30の流出口341からインクKが垂れ落ちる
ことが抑制される。
クボトル30を上側に移動させて、ノズル部34を注入口25から抜き出して、インクボ
トル30を移動させるとき、インクボトル30の流出口341からインクKが垂れ落ちる
ことが抑制される。
図4(c)に示したインクボトル30は、収容されたインクKが略全部流出し、本体部
31にはインクが残存していない状態を示したが、インクボトル30の本体部31にイン
クKが残った状態で、インクタンク20へのインクの補充を終了してもよい。図4(d)
に示すように、インクの液面Fが本体部31内に位置する状態で、使用者は、大気開放孔
311にバルブ部42を挿入する。すると、インクの液面Fより上側に形成された空洞部
Jは、大気から遮断された状態となる。これにより、本体部31内に残ったインクKは、
流出口341から流出しない。
31にはインクが残存していない状態を示したが、インクボトル30の本体部31にイン
クKが残った状態で、インクタンク20へのインクの補充を終了してもよい。図4(d)
に示すように、インクの液面Fが本体部31内に位置する状態で、使用者は、大気開放孔
311にバルブ部42を挿入する。すると、インクの液面Fより上側に形成された空洞部
Jは、大気から遮断された状態となる。これにより、本体部31内に残ったインクKは、
流出口341から流出しない。
以上、本実施形態で説明したインクボトル30は、インクを収容し、第1の開口部とし
ての流出口341と流出口341の反対側に位置する第2の開口部としての大気開放孔3
11とが設けられた液体収容部である本体部31と、流出口341と連通するノズル部3
4と、大気開放孔311を開閉可能なバルブ部42と、バルブ部42を操作可能な操作部
としての把持部40と、を備え、把持部40が操作されている間は、大気開放孔311が
開き、把持部40が操作されていない間は、大気開放孔311が閉じる。
ての流出口341と流出口341の反対側に位置する第2の開口部としての大気開放孔3
11とが設けられた液体収容部である本体部31と、流出口341と連通するノズル部3
4と、大気開放孔311を開閉可能なバルブ部42と、バルブ部42を操作可能な操作部
としての把持部40と、を備え、把持部40が操作されている間は、大気開放孔311が
開き、把持部40が操作されていない間は、大気開放孔311が閉じる。
この構成によれば、把持部40が操作されてバルブ部42が大気開放孔311から抜き
出された状態となり、大気開放孔311が開くと、本体部31内は大気に開放されてノズ
ル部34からインクが流出し、対象容器であるインクタンク20へのインクの補充が行わ
れる。
出された状態となり、大気開放孔311が開くと、本体部31内は大気に開放されてノズ
ル部34からインクが流出し、対象容器であるインクタンク20へのインクの補充が行わ
れる。
ノズル部34からインクが流出しているときは、流出口341はインクで封止される状
態にある。この状態で把持部40の操作を中止すると、バルブ部42が大気開放孔311
に挿入された状態となって大気開放孔311が閉じ、本体部31内は大気と遮断されてノ
ズル部34からのインクの流出が停止する。
態にある。この状態で把持部40の操作を中止すると、バルブ部42が大気開放孔311
に挿入された状態となって大気開放孔311が閉じ、本体部31内は大気と遮断されてノ
ズル部34からのインクの流出が停止する。
従って、インクタンク20へのインクの補充が終了し、使用者による把持部40の操作
を中止すれば、使用者がインクボトル30を移動するときに、インクボトル30のノズル
部34からインクが垂れ落ちてしまうことを抑制できる。そのため、インクタンク20や
インクジェットプリンター1の装置本体、その周囲などにインクが付着してしまうことを
防止できる。
を中止すれば、使用者がインクボトル30を移動するときに、インクボトル30のノズル
部34からインクが垂れ落ちてしまうことを抑制できる。そのため、インクタンク20や
インクジェットプリンター1の装置本体、その周囲などにインクが付着してしまうことを
防止できる。
(実施形態2)
実施形態2では、バルブ部を付勢する付勢部を備えたインクボトルについて説明する。
図5(a)、(b)は、本実施形態における液体容器としてのインクボトル30aの底壁
310の部分の斜視図である。図6(a)、(b)は、インクボトル30aの底壁310
の部分の断面図である。
実施形態2では、バルブ部を付勢する付勢部を備えたインクボトルについて説明する。
図5(a)、(b)は、本実施形態における液体容器としてのインクボトル30aの底壁
310の部分の斜視図である。図6(a)、(b)は、インクボトル30aの底壁310
の部分の断面図である。
図6(a)、(b)の押圧部50とバルブ部52とは、第1接続部53、第2接続部5
4によって接続される。第1接続部53は、底壁310に形成された貫通孔314を貫通
し、第1接続部53は、貫通孔314と摺動可能に備えられる。第1接続部53は、一方
が押圧部50と接続され、他方が第2接続部54と接続される。第2接続部54は、一方
が第1接続部53と接続され、他方がバルブ部52と接続されて空洞部J内にある。
4によって接続される。第1接続部53は、底壁310に形成された貫通孔314を貫通
し、第1接続部53は、貫通孔314と摺動可能に備えられる。第1接続部53は、一方
が押圧部50と接続され、他方が第2接続部54と接続される。第2接続部54は、一方
が第1接続部53と接続され、他方がバルブ部52と接続されて空洞部J内にある。
底壁310には、第2の開口部としての大気開放孔313が設けられる。バネ部材51
は、コイル状に形成されたものであり、付勢部を構成する。バネ部材51の内周側に、第
1接続部53が挿入し、バネ部材51は、押圧部50の外周部と底壁310とに挟まれて
備えられる。バネ部材51は、大気開放孔313を封止する付勢方向D4にバルブ部52
を付勢する。
は、コイル状に形成されたものであり、付勢部を構成する。バネ部材51の内周側に、第
1接続部53が挿入し、バネ部材51は、押圧部50の外周部と底壁310とに挟まれて
備えられる。バネ部材51は、大気開放孔313を封止する付勢方向D4にバルブ部52
を付勢する。
図5(b)、図6(b)に示すように、使用者が押圧部50を付勢方向D4と反対方向
D5に押圧する操作を行っている間は、バルブ部52が大気開放孔313から離脱した状
態となり、大気開放孔313は開いた状態となる。
D5に押圧する操作を行っている間は、バルブ部52が大気開放孔313から離脱した状
態となり、大気開放孔313は開いた状態となる。
図5(a)、図6(a)に示すように、使用者が、押圧部50を押圧する操作を行わな
い間は、バルブ部52がバネ部材51の付勢力によって大気開放孔313に挿入すること
により、大気開放孔313は封止される。
い間は、バルブ部52がバネ部材51の付勢力によって大気開放孔313に挿入すること
により、大気開放孔313は封止される。
第1接続部53は、貫通孔314を密閉した状態で摺動し、貫通孔314においては空
洞部Jと大気とは連通しない。
洞部Jと大気とは連通しない。
本実施形態におけるインクタンク20へのインクの補充方法について説明する。使用者
は、操作部としての押圧部50を押圧する操作を行わずに、インクボトル30aの蓋部3
5を本体部31より下側にした姿勢で、ノズル部34をインクタンク20の注入口25に
挿入する。この状態では、図5(a)、図6(a)に示すように、付勢方向D4に付勢す
るバルブ部52によって大気開放孔313は封止されて空洞部J内は大気と遮断された状
態にある。そのため、流出口341からインクは流出しない。
は、操作部としての押圧部50を押圧する操作を行わずに、インクボトル30aの蓋部3
5を本体部31より下側にした姿勢で、ノズル部34をインクタンク20の注入口25に
挿入する。この状態では、図5(a)、図6(a)に示すように、付勢方向D4に付勢す
るバルブ部52によって大気開放孔313は封止されて空洞部J内は大気と遮断された状
態にある。そのため、流出口341からインクは流出しない。
次に、使用者は、押圧部50を付勢方向D4と反対方向D5に押圧する操作を行う。す
ると、図5(b)、図6(b)に示すように、バルブ部52は、大気開放孔313から抜
き出されて、空洞部J内は大気と連通する。そのため、流出口341からインクが流出し
、インクタンク20へのインクの補充が開始される。
ると、図5(b)、図6(b)に示すように、バルブ部52は、大気開放孔313から抜
き出されて、空洞部J内は大気と連通する。そのため、流出口341からインクが流出し
、インクタンク20へのインクの補充が開始される。
インクタンク20へのインクの補充が終了すると、使用者は、押圧部50を押圧する操
作を停止する。これにより、大気開放孔313はバルブ部52によって封止されて空洞部
J内は大気と遮断された状態になる(図5(a)、図6(a)参照)。そのため、流出口
341からインクは流出しない。
作を停止する。これにより、大気開放孔313はバルブ部52によって封止されて空洞部
J内は大気と遮断された状態になる(図5(a)、図6(a)参照)。そのため、流出口
341からインクは流出しない。
このような構成により、ノズル部34が注入口25に挿入した状態から、使用者がイン
クボトル30aを上側に移動させてノズル部34を注入口25から抜き出し、インクボト
ル30aを移動させるとき、インクボトル30aの流出口341からインクKが垂れ落ち
ることが抑制される。
クボトル30aを上側に移動させてノズル部34を注入口25から抜き出し、インクボト
ル30aを移動させるとき、インクボトル30aの流出口341からインクKが垂れ落ち
ることが抑制される。
本実施形態のインクボトル30aのその他の構成は、実施形態1で説明したインクボト
ル30の構成と同じである。
ル30の構成と同じである。
(実施形態3)
実施形態3では、付勢部がゴム部材によって形成されたインクボトルについて説明する
。図7(a)、(b)は、本実施形態におけるインクボトル30bの底壁310の部分の
断面図である。
実施形態3では、付勢部がゴム部材によって形成されたインクボトルについて説明する
。図7(a)、(b)は、本実施形態におけるインクボトル30bの底壁310の部分の
断面図である。
接続部61は、操作部としての押圧部60と、バルブ部62と接続され、底壁310に
形成された第2の開口部としての大気開放孔315を図面上下方向に移動可能に貫通する
。
形成された第2の開口部としての大気開放孔315を図面上下方向に移動可能に貫通する
。
付勢部としてゴム部材63が備えられる。ゴム部材63は、空洞部631を有する半球
状に形成され、中央部に接続部61が貫通する貫通孔632が設けられる。ゴム部材63
は、底壁310と押圧部60の外周部に挟まれて備えられ、押圧部60を図面上側に付勢
する。これにより、接続部61を介して押圧部60と接続されたバルブ部62が大気開放
孔315を封止する。
状に形成され、中央部に接続部61が貫通する貫通孔632が設けられる。ゴム部材63
は、底壁310と押圧部60の外周部に挟まれて備えられ、押圧部60を図面上側に付勢
する。これにより、接続部61を介して押圧部60と接続されたバルブ部62が大気開放
孔315を封止する。
バルブ部62の外周部には、底壁310側に突出し、底壁内面310aに密閉状態で当
接可能な当接面62aが形成される。図7(a)に示すように、使用者の操作によって押
圧部60が押圧されていない間は、バルブ部62の当接面62aは、底壁内面310aと
密閉状態で当接するので、本体部31内の空洞部Jは大気と遮断される。
接可能な当接面62aが形成される。図7(a)に示すように、使用者の操作によって押
圧部60が押圧されていない間は、バルブ部62の当接面62aは、底壁内面310aと
密閉状態で当接するので、本体部31内の空洞部Jは大気と遮断される。
図7(b)に示すように、使用者の操作によって押圧部60が付勢方向D4と反対方向
D5に押圧されている間は、バルブ部62の当接面62aは、底壁内面310aから離れ
た状態となる。また、接続部61と大気開放孔315、接続部61と貫通孔632には、
隙間が形成され、大気開放孔315、貫通孔632は大気と連通する。従って、空洞部J
は大気と連通する。
D5に押圧されている間は、バルブ部62の当接面62aは、底壁内面310aから離れ
た状態となる。また、接続部61と大気開放孔315、接続部61と貫通孔632には、
隙間が形成され、大気開放孔315、貫通孔632は大気と連通する。従って、空洞部J
は大気と連通する。
本実施形態では、インクボトル30bからインクを流出させるときは、使用者の操作に
よって押圧部60が押圧され、空洞部Jは大気と連通し(図7(b)参照)、インクが流
出口341から流出する。インクタンク20へのインクの補充が終了するときは、使用者
は押圧部60を押圧する操作を停止する(図7(a)参照)。そのため、大気開放孔31
5は、バルブ部62によって封止されるので、流出口341からのインクの流出が停止さ
れる。
よって押圧部60が押圧され、空洞部Jは大気と連通し(図7(b)参照)、インクが流
出口341から流出する。インクタンク20へのインクの補充が終了するときは、使用者
は押圧部60を押圧する操作を停止する(図7(a)参照)。そのため、大気開放孔31
5は、バルブ部62によって封止されるので、流出口341からのインクの流出が停止さ
れる。
この状態で、ノズル部34が注入口25に挿入した状態から、使用者がノズル部34を
注入口25から抜き出し、インクボトル30bを移動させるとき、インクボトル30bの
流出口341からインクが垂れ落ちることが抑制される。
注入口25から抜き出し、インクボトル30bを移動させるとき、インクボトル30bの
流出口341からインクが垂れ落ちることが抑制される。
本実施形態のインクボトル30bのその他の構成は、実施形態1で説明したインクボト
ル30の構成と同じである。
尚、実施形態2及び実施形態3においては、押圧部50、60を手動で操作している期
間、バルブ部52、62が開いて本体部31内が大気に連通するが、バルブ部52、62
を開いた状態に保持するロック機構(図示せず)を設ければ、バルブ部を開く動作を手動
で行ってロックした後は手を放しても操作状態を維持することができ、次にロック機構を
手動で解除すれば、バルブ部を閉じることができる。従って、このように、ロック機構で
操作部の操作状態が維持されている期間は、押圧部50、60によりバルブ部を操作して
いる期間に含まれる。
ル30の構成と同じである。
尚、実施形態2及び実施形態3においては、押圧部50、60を手動で操作している期
間、バルブ部52、62が開いて本体部31内が大気に連通するが、バルブ部52、62
を開いた状態に保持するロック機構(図示せず)を設ければ、バルブ部を開く動作を手動
で行ってロックした後は手を放しても操作状態を維持することができ、次にロック機構を
手動で解除すれば、バルブ部を閉じることができる。従って、このように、ロック機構で
操作部の操作状態が維持されている期間は、押圧部50、60によりバルブ部を操作して
いる期間に含まれる。
(実施形態4)
実施形態4では、液体保持部が設けられたインクボトルについて説明する。図8(a)
は、本実施形態におけるインクボトル30cの蓋部35a側の部分を示す図である。イン
クボトル30cにおける蓋部35aは、ノズル部34、テーパー部33a、連結部32が
接続されて構成される。テーパー部33aの内周面は、連結部32からノズル部34の先
端に向かって口径が徐々に小さくなる(図2(b)参照)。
実施形態4では、液体保持部が設けられたインクボトルについて説明する。図8(a)
は、本実施形態におけるインクボトル30cの蓋部35a側の部分を示す図である。イン
クボトル30cにおける蓋部35aは、ノズル部34、テーパー部33a、連結部32が
接続されて構成される。テーパー部33aの内周面は、連結部32からノズル部34の先
端に向かって口径が徐々に小さくなる(図2(b)参照)。
図8(b)は、テーパー部33aにおける破線Bに示す円内の部分を拡大した図である
。テーパー部33aには、ノズル部34の中心軸と直交する方向に突出する円環状の凸部
331が複数形成される。隣り合う凸部331の間には、それぞれ溝部332が形成され
る。
。テーパー部33aには、ノズル部34の中心軸と直交する方向に突出する円環状の凸部
331が複数形成される。隣り合う凸部331の間には、それぞれ溝部332が形成され
る。
凸部331は、インクを保持する液体保持部を構成する。このような構成により、図8
(a)のインクボトル30cが、ノズル部34が本体部31より上側となる姿勢にあると
き、ノズル部34の流出口341から流出したインクが、ノズル部34の外周面に沿って
下側に流れ落ち、凸部331や溝部332によって保持される。これにより、さらに凸部
331より下側にインクが流れ落ちることが抑制される。
(a)のインクボトル30cが、ノズル部34が本体部31より上側となる姿勢にあると
き、ノズル部34の流出口341から流出したインクが、ノズル部34の外周面に沿って
下側に流れ落ち、凸部331や溝部332によって保持される。これにより、さらに凸部
331より下側にインクが流れ落ちることが抑制される。
本実施形態のインクボトル30cのその他の構成は、実施形態1で説明したインクボト
ル30の構成と同じである。
ル30の構成と同じである。
(実施形態5)
実施形態5では、液体保持部における凸部の外端部に、ノズル部の中心軸と平行にノズ
ル部の先端に向かう方向に延出する壁部が設けられたインクボトルについて説明する。図
9(a)は、本実施形態における蓋部35b側の部分の斜視図である。図9(b)は、テ
ーパー部33bにおけるノズル部34側の破線Cで示す円内の部分の断面図である。
実施形態5では、液体保持部における凸部の外端部に、ノズル部の中心軸と平行にノズ
ル部の先端に向かう方向に延出する壁部が設けられたインクボトルについて説明する。図
9(a)は、本実施形態における蓋部35b側の部分の斜視図である。図9(b)は、テ
ーパー部33bにおけるノズル部34側の破線Cで示す円内の部分の断面図である。
インクボトル30dにおける蓋部35bは、ノズル部34、テーパー部33b、連結部
32が接続されて構成される。テーパー部33bを構成する壁部336は、連結部32か
らノズル部34を構成する壁部342に向かって口径が徐々に小さくなる。
32が接続されて構成される。テーパー部33bを構成する壁部336は、連結部32か
らノズル部34を構成する壁部342に向かって口径が徐々に小さくなる。
壁部336の外周面からノズル部34の中心軸(図9(a)の一点鎖線)と直交する方
向に突出する円環状の凸部333が形成される。凸部333の外端部には、ノズル部34
の中心軸と平行にノズル部34の先端に向かう方向に延出する円環状の壁部334が設け
られる。壁部336、凸部333、壁部334によって液体保持部としての溝部335が
構成される。
向に突出する円環状の凸部333が形成される。凸部333の外端部には、ノズル部34
の中心軸と平行にノズル部34の先端に向かう方向に延出する円環状の壁部334が設け
られる。壁部336、凸部333、壁部334によって液体保持部としての溝部335が
構成される。
このような構成により、図9(a)のインクボトル30dが、ノズル部34が本体部3
1より上側となる姿勢にあるとき、ノズル部34の流出口341から流出したインクが、
ノズル部34の外周面に沿って下側に流れ落ち、溝部335によって保持される。これに
より、さらに凸部333より下側にインクが流れ落ちることが抑制される。
1より上側となる姿勢にあるとき、ノズル部34の流出口341から流出したインクが、
ノズル部34の外周面に沿って下側に流れ落ち、溝部335によって保持される。これに
より、さらに凸部333より下側にインクが流れ落ちることが抑制される。
本実施形態のインクボトル30dのその他の構成は、実施形態1で説明したインクボト
ル30の構成と同じである。
ル30の構成と同じである。
(実施形態6)
実施形態6では、スパイラル状に形成された液体保持部を有するインクボトルについて
説明する。図10は、本実施形態におけるインクボトル30eの蓋部35c側の斜視図で
ある。
実施形態6では、スパイラル状に形成された液体保持部を有するインクボトルについて
説明する。図10は、本実施形態におけるインクボトル30eの蓋部35c側の斜視図で
ある。
インクボトル30eにおける蓋部35cは、ノズル部34、テーパー部33c、連結部
32が接続されて構成される。テーパー部33cの内周面は、連結部32からノズル部3
4に向かって口径が徐々に小さくなる(図2(b)参照)。
32が接続されて構成される。テーパー部33cの内周面は、連結部32からノズル部3
4に向かって口径が徐々に小さくなる(図2(b)参照)。
テーパー部33cの外周部には、ノズル部34の一点鎖線に示す中心軸と直交する方向
に突出する円環状の凸部333aがスパイラル状に形成される。凸部333aの外端部に
は、ノズル部34の中心軸と平行にノズル部34の先端に向かう方向に延出する円環状の
壁部334aがスパイラル状に設けられる。テーパー部33cの外周面、凸部333a、
壁部334aによってスパイラル状の溝部335aが構成される。
に突出する円環状の凸部333aがスパイラル状に形成される。凸部333aの外端部に
は、ノズル部34の中心軸と平行にノズル部34の先端に向かう方向に延出する円環状の
壁部334aがスパイラル状に設けられる。テーパー部33cの外周面、凸部333a、
壁部334aによってスパイラル状の溝部335aが構成される。
本実施形態の液体保持部は、スパイラル状に形成された溝部335aによって構成され
る。このような構成により、溝部335aの長さを長くできるので、ノズル部34が本体
部31より上側となる姿勢にあるとき、ノズル部34の流出口341から流出したインク
を保持可能な容量が増加する。
る。このような構成により、溝部335aの長さを長くできるので、ノズル部34が本体
部31より上側となる姿勢にあるとき、ノズル部34の流出口341から流出したインク
を保持可能な容量が増加する。
本実施形態のインクボトル30eのその他の構成は、実施形態1で説明したインクボト
ル30の構成と同じである。
ル30の構成と同じである。
(実施形態7)
実施形態7では、複数の液体容器が連結された液体容器セットについて説明する。図1
1(a)は、本実施形態における液体容器セットを示す図である。本実施形態における液
体容器セットであるインクボトルセット100は、4個の液体容器としてのインクボトル
30fが連結部37によって連結される。
実施形態7では、複数の液体容器が連結された液体容器セットについて説明する。図1
1(a)は、本実施形態における液体容器セットを示す図である。本実施形態における液
体容器セットであるインクボトルセット100は、4個の液体容器としてのインクボトル
30fが連結部37によって連結される。
使用者が隣り合う二つのインクボトル30fを持って連結部37の部分で折り曲げるよ
うにすると、連結部37におけるインクボトル分離部371で分離され、隣り合う二つの
インクボトル30fは分離される。このような構成により、補充対象となるインクタンク
20の容量に合わせて、使用者は、4個のうちの必要な個数のインクボトル30fに収容
されたインクを補充することができる。
うにすると、連結部37におけるインクボトル分離部371で分離され、隣り合う二つの
インクボトル30fは分離される。このような構成により、補充対象となるインクタンク
20の容量に合わせて、使用者は、4個のうちの必要な個数のインクボトル30fに収容
されたインクを補充することができる。
即ち、補充対象となるインクタンク20に補充可能なインクを収容する2個以上のイン
クボトル30fを備えたインクボトルセット100において、2個以上のインクボトル3
0fは1個ずつ分離可能に連結されている。そして、各インクボトル30fは、補充対象
となるインクタンク20の収容可能な液体容量の1/N(Nは1以上の整数)以下の容量
のインクを収容する。
クボトル30fを備えたインクボトルセット100において、2個以上のインクボトル3
0fは1個ずつ分離可能に連結されている。そして、各インクボトル30fは、補充対象
となるインクタンク20の収容可能な液体容量の1/N(Nは1以上の整数)以下の容量
のインクを収容する。
これにより、一つのインクボトル30fに収容されたインクを全部注入することができ
るので、一つのインクボトル30fにインクが残る場合が少なくなる。そのため、インク
の補充が終了し、ノズル部34をインクタンク20の注入口25から抜き出してインクボ
トル30fを移動するとき、ノズル部34からインクが垂れ落ちることが抑制される。
るので、一つのインクボトル30fにインクが残る場合が少なくなる。そのため、インク
の補充が終了し、ノズル部34をインクタンク20の注入口25から抜き出してインクボ
トル30fを移動するとき、ノズル部34からインクが垂れ落ちることが抑制される。
図11(b)は、蓋部35d側の部分の斜視図である。蓋部35dにおけるノズル部3
4には、ノズル部34の中心軸を挟んで対称に配置された一対の係合片36が設けられる
。
4には、ノズル部34の中心軸を挟んで対称に配置された一対の係合片36が設けられる
。
図11(c)は、ノズル部34をインクタンク20の注入口25に挿入し、インクを補
充する状態を示す図である。本実施形態では、一対の係合片36が注入口形成部24に当
接した状態でインクを補充する。そのため、インクボトル30fの姿勢が安定する。
充する状態を示す図である。本実施形態では、一対の係合片36が注入口形成部24に当
接した状態でインクを補充する。そのため、インクボトル30fの姿勢が安定する。
図11(a)の4個のインクボトル30fは、ぞれぞれの一対の係合片36が一方向(
図面左右方向にインクボトル30fが並ぶ方向)に整列するように配置される。この構成
によれば、係合片36が図面垂直方向にノズル部34より突出した状態で配置されないの
で、係合片36が整列されずに配置されたインクボトルセットと比べて、係合片36の損
傷が抑制される。
図面左右方向にインクボトル30fが並ぶ方向)に整列するように配置される。この構成
によれば、係合片36が図面垂直方向にノズル部34より突出した状態で配置されないの
で、係合片36が整列されずに配置されたインクボトルセットと比べて、係合片36の損
傷が抑制される。
(実施形態8)
実施形態8では、袋によって減圧状態で密封包装された液体容器セットについて説明す
る。図12(a)は、袋200によって包装された液体容器セットとしてのインクボトル
セット100aを示す図である。インクボトルセット100aは、実施形態7で説明した
インクボトルセット100を袋200によって包装されたものである。図12(b)は、
図12(a)のインクボトルセット100aを、本体部31の底壁310側から見た図で
ある。
実施形態8では、袋によって減圧状態で密封包装された液体容器セットについて説明す
る。図12(a)は、袋200によって包装された液体容器セットとしてのインクボトル
セット100aを示す図である。インクボトルセット100aは、実施形態7で説明した
インクボトルセット100を袋200によって包装されたものである。図12(b)は、
図12(a)のインクボトルセット100aを、本体部31の底壁310側から見た図で
ある。
4個のインクボトル30fは、インクボトル30fを分離可能なインクボトル分離部3
71を有する連結部37によって連結された状態で、袋200内が減圧状態で密封包装さ
れる。これにより、インクボトル30f内に脱気したインクが充填されたとき、脱気状態
が維持され、インク内に気泡が発生することを抑制することができる。また、袋200内
は減圧状態で密封包装されるので、包装することによってインクボトルセット100aの
体積が大きくなることを抑制する。
71を有する連結部37によって連結された状態で、袋200内が減圧状態で密封包装さ
れる。これにより、インクボトル30f内に脱気したインクが充填されたとき、脱気状態
が維持され、インク内に気泡が発生することを抑制することができる。また、袋200内
は減圧状態で密封包装されるので、包装することによってインクボトルセット100aの
体積が大きくなることを抑制する。
(実施形態9)
実施形態9では、分離可能な袋によって減圧状態で密封包装された液体容器セットにつ
いて説明する。図13(a)は、本実施形態における、袋210によって包装された液体
容器セットとしてのインクボトルセット100bを示す図である。インクボトルセット1
00bは、実施形態7で説明したインクボトルセット100が袋210によって包装され
たものである。図13(b)は、図13(a)のインクボトルセット100bを、本体部
31の底壁310側から見た図である。
実施形態9では、分離可能な袋によって減圧状態で密封包装された液体容器セットにつ
いて説明する。図13(a)は、本実施形態における、袋210によって包装された液体
容器セットとしてのインクボトルセット100bを示す図である。インクボトルセット1
00bは、実施形態7で説明したインクボトルセット100が袋210によって包装され
たものである。図13(b)は、図13(a)のインクボトルセット100bを、本体部
31の底壁310側から見た図である。
袋210には、インクボトル30fを一つずつ包装する4個の包装部211が形成され
る。袋210には、ノズル部34の軸方向に分離可能な包装部分離部215が設けられる
。連結部37のインクボトル分離部371の分離に伴って、包装部分離部215は、一つ
のインクボトル分離部371が分離されたそれぞれの部分と接合された状態で分離される
。
る。袋210には、ノズル部34の軸方向に分離可能な包装部分離部215が設けられる
。連結部37のインクボトル分離部371の分離に伴って、包装部分離部215は、一つ
のインクボトル分離部371が分離されたそれぞれの部分と接合された状態で分離される
。
これにより、インクボトルセット100bが少なくとも一つの包装部211に分離され
た状態となっても、それぞれの包装部211内は、減圧された状態で密封包装される。そ
のため、インクボトル30f内に脱気したインクが充填されたとき、脱気状態が維持され
、インク内に気泡が発生することを抑制することができる。また、分離後の残りのインク
ボトルも減圧された状態で密封包装されているため、インクの脱気状態を維持することが
できる。また、分離された包装部211の体積が大きくなることを抑制する。
た状態となっても、それぞれの包装部211内は、減圧された状態で密封包装される。そ
のため、インクボトル30f内に脱気したインクが充填されたとき、脱気状態が維持され
、インク内に気泡が発生することを抑制することができる。また、分離後の残りのインク
ボトルも減圧された状態で密封包装されているため、インクの脱気状態を維持することが
できる。また、分離された包装部211の体積が大きくなることを抑制する。
(変形例)
各インクボトル30fは、インクを収容する本体部(液体収容部)31と、ノズル部3
4を備えた蓋部35が接続可能な連結部312と、を備え、2個以上のインクボトル30
fの本体部31が互いに連結されていてもよい。この場合、連結部312の先端の開口3
12a(図2(b))はフィルム等の封止部材(図示せず)により封止される。
各インクボトル30fは、インクを収容する本体部(液体収容部)31と、ノズル部3
4を備えた蓋部35が接続可能な連結部312と、を備え、2個以上のインクボトル30
fの本体部31が互いに連結されていてもよい。この場合、連結部312の先端の開口3
12a(図2(b))はフィルム等の封止部材(図示せず)により封止される。
これによれば、本体部31が連結されているため、各インクボトル(液体容器)30f
にノズル部34を備えた蓋部35を接続する必要が無くなり、インクボトルセットを小型
化および簡易構造化できる。また、2個以上のインクボトル(液体容器)30fを一体的
に製造でき、製造時に2個以上の液体容器に同時に液体を注入し、連結部312の開口を
同時に封止部材により封止することができ、製造が容易になる。また、ノズル部34を備
えた蓋部35はインクボトルセット100とは別体化できるため、2個以上のインクボト
ル30fに対し共通に使用することができる。その場合、蓋部35はインクボトル30f
の数より少ない数で用意することができ、廃棄物を減らすことが可能になる。
にノズル部34を備えた蓋部35を接続する必要が無くなり、インクボトルセットを小型
化および簡易構造化できる。また、2個以上のインクボトル(液体容器)30fを一体的
に製造でき、製造時に2個以上の液体容器に同時に液体を注入し、連結部312の開口を
同時に封止部材により封止することができ、製造が容易になる。また、ノズル部34を備
えた蓋部35はインクボトルセット100とは別体化できるため、2個以上のインクボト
ル30fに対し共通に使用することができる。その場合、蓋部35はインクボトル30f
の数より少ない数で用意することができ、廃棄物を減らすことが可能になる。
実施形態7〜実施形態9、変形例で説明したインクボトル30fには、収容部内を大気
と連通する大気開放孔311、把持部40を有し大気開放孔311を封止するバルブ部4
2を設けなくてもよい。
と連通する大気開放孔311、把持部40を有し大気開放孔311を封止するバルブ部4
2を設けなくてもよい。
30,30a,30b,30c,30d,30e,30f…インクボトル、31…本体
部、33,33a,33b,33c…テーパー部、34…ノズル部、36…係合片、37
…連結部、40…把持部、42,52,62…バルブ部、50,60…押圧部、51…バ
ネ部材、53…第1接続部、54…第2接続部、61…接続部、63…ゴム部材、100
,100a,100b…インクボトルセット、200,210…袋、211…包装部、2
15…包装部分離部、311,313,315…大気開放孔、312…連結部、331,
333,333a…凸部、332,335,335a…溝部、334,334a…壁部、
341…流出口、371…インクボトル分離部。
部、33,33a,33b,33c…テーパー部、34…ノズル部、36…係合片、37
…連結部、40…把持部、42,52,62…バルブ部、50,60…押圧部、51…バ
ネ部材、53…第1接続部、54…第2接続部、61…接続部、63…ゴム部材、100
,100a,100b…インクボトルセット、200,210…袋、211…包装部、2
15…包装部分離部、311,313,315…大気開放孔、312…連結部、331,
333,333a…凸部、332,335,335a…溝部、334,334a…壁部、
341…流出口、371…インクボトル分離部。
Claims (10)
- 液体を収容し、第1の開口部と前記第1の開口部の反対側に位置する第2の開口部とが
設けられた収容部と、
前記第1の開口部と連通するノズル部と、
前記第2の開口部を開閉可能とし、前記第2の開口部を開放したときに前記収容部内を
大気と連通するように設けられたバルブ部と、
前記バルブ部を手動で開閉操作可能な操作部と、
を備えたことを特徴とする液体容器。 - 請求項1に記載の液体容器であって、
前記操作部は、操作されている間は、前記第2の開口部が開き、前記操作部が操作され
ていない間は、前記第2の開口部は閉じることを特徴とする液体容器。 - 請求項1または請求項2に記載の液体容器であって、
前記ノズル部より前記収容部側には、前記ノズル部の先端に向かって口径が徐々に小さ
くなるテーパー部を有し、前記テーパー部における前記ノズル部の先端と反対側には、液
体を保持する液体保持部が設けられることを特徴とする液体容器。 - 請求項3に記載の液体容器であって、
前記液体保持部には、前記ノズル部の中心軸と直交する方向に突出する円環状の凸部が
少なくとも1つ延設されることを特徴とする液体容器。 - 請求項4に記載の液体容器であって、
前記液体保持部における前記凸部の外端部には、前記ノズル部の中心軸と平行に前記ノ
ズル部の先端に向かう方向に延出する壁部が設けられることを特徴とする液体容器。 - 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の液体容器であって、
前記液体保持部は、スパイラル状に形成されることを特徴とする液体容器。 - 補充対象となる液体タンクに補充可能な液体を収容する2個以上の液体容器を備えた液
体容器セットであって、
前記2個以上の液体容器は、1個ずつ分離可能に連結され、
各液体容器は、補充対象となる液体タンクの収容可能な液体容量の1/N(Nは1以上
の整数)以下の容量の液体を収容することを特徴とする液体容器セット。 - 請求項7に記載の液体容器セットであって、
前記各液体容器は、液体を収容する液体収容部と、液体注出用ノズル部が接続可能で、
先端に設けられた開口が封止部材により封止された連結部と、を備え、前記2個以上の液
体容器は、前記液体収容部が互いに連結されていることを特徴とする液体容器セット。 - 請求項7または請求項8に記載の液体容器セットであって、
前記2個以上の液体容器は、袋によって減圧状態で密封包装されることを特徴とする液
体容器セット。 - 請求項9に記載の液体容器セットであって、
前記袋には、前記液体容器を一つずつ包装する2個以上の包装部が形成され、前記2個
以上の包装部は、一つの包装部毎に切り離し可能に連結されることを特徴とする液体容器
セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156417A JP2015024852A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 液体容器および液体容器セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156417A JP2015024852A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 液体容器および液体容器セット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015024852A true JP2015024852A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52489843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013156417A Pending JP2015024852A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 液体容器および液体容器セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015024852A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6015818B1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-10-26 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2017035818A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2017065084A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | タンク及び液体注入容器のシステム |
JP2017074695A (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | セイコーエプソン株式会社 | インク収容容器およびインク注出システム |
JP2017081087A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | キヤノン株式会社 | 液体収納ボトル、液体収納ボトルのパッケージ、およびその製造方法 |
JP2017081635A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | キヤノン株式会社 | インクボトルのパッケージ、およびその製造方法 |
JP2020189671A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | ブラザー工業株式会社 | キャップ及び液体容器 |
US11897270B2 (en) | 2018-11-20 | 2024-02-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid supply valve |
-
2013
- 2013-07-29 JP JP2013156417A patent/JP2015024852A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6015818B1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-10-26 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2017013243A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-19 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2017035818A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2017065084A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | タンク及び液体注入容器のシステム |
JP2017074695A (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | セイコーエプソン株式会社 | インク収容容器およびインク注出システム |
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JP2020189671A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | ブラザー工業株式会社 | キャップ及び液体容器 |
JP7371350B2 (ja) | 2019-05-23 | 2023-10-31 | ブラザー工業株式会社 | キャップ及び液体容器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150113 |