JP2017012442A - 吸収性物品を連続的に製造する方法 - Google Patents

吸収性物品を連続的に製造する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】切除されたトリム部から粉体が落下しにくい、吸収性物品を連続的に製造する方法を提供すること。【解決手段】複数の吸収性物品101と、肌当接層117、着衣当接層121、及びそれらの間の粉体層5を備える、切除すべきトリム部3とを含む吸収性物品連続体1から、吸収性物品101を連続的に製造する方法であって、次の各ステップ、吸収性物品連続体1を準備するステップ、吸収性物品連続体1を、吸収性物品101及びトリム部3を区画する境界線7において、境界線7の周縁領域79を圧縮しながら切断し、吸収性物品101と、トリム部3とを分離するステップ、及びトリム部3を取り除くステップを含む方法。【選択図】図1

Description

本開示は、吸収性物品を連続して製造する方法に関する。
吸収性物品は、連続的に製造されるのが一般的であり、例えば、特許文献1に示されるように、連続シート1から、切除対象部1tを分離し、切除対象部1tを吸引回収機構70に回収する。
一方、吸収性物品の分野では、芳香機能、冷感機能等の機能を有するものの開発が進んでいる。例えば、特許文献2に記載の吸収性物品は、冷感剤を内包するポリマーセル等の粉体を含む。
特開2012−111018号公報 特開2010−234028号公報
引例2に記載の、粉体を含む吸収性物品を連続的に製造し、切除すべきトリム部を連続的に回収すると、トリム部に粉体が存在する場合には、トリム部から落下した粉体が、製造装置内に堆積し、製造設備を汚染するため、製造設備を定期的に停止し、粉体を取り除く必要性が生じるため、製造効率が低下する。また、製造装置内に堆積した粉体は、特定の条件が満たすと粉塵爆発等を起こす恐れもある。
従って、本開示は、切除されたトリム部から粉体が落下しにくい、吸収性物品を連続的に製造する方法を提供することを目的とする。
本開示者らは、複数の吸収性物品と、肌当接層、着衣当接層、及びそれらの間の粉体層を備える、切除すべきトリム部とを含む吸収性物品連続体から、吸収性物品を連続的に製造する方法であって、次の各ステップ、上記吸収性物品連続体を準備するステップ、上記吸収性物品連続体を、上記吸収性物品及び上記トリム部を区画する境界線において、当該境界線の周縁領域を圧縮しながら切断し、上記吸収性物品と、上記トリム部とを分離するステップ、及び上記トリム部を取り除くステップを含む方法を見出した。
本開示の吸収性物品を連続的に製造する方法は、切除されたトリム部から粉体が落下しにくい。
図1は、第1実施形態に従う、吸収性物品101を連続的に製造する方法の工程図である。 図2は、第1実施形態に従って製造された吸収性物品101の正面図である。 図3は、図2に示される吸収性物品101の背面図である。 図4は、図2のIV−IV端面における端面図である。 図5は、粉体塗工機21から粉体を塗工し、粉体層5が形成された後の折返しシート19を説明するための図である。 図6は、接着剤塗工領域を有する折返しシート33を説明するための図である。 図7は、第5積層シート71を説明するための図である。 図8は、切除されたトリム部77を説明するための図である。
[定義]
・フラップ部
本明細書では、「フラップ部」は、サイドフラップ部と、ヒップフラップ部との両方を含む。
・周縁領域
本明細書では、境界線に関する「周縁領域」は、境界線と、当該境界線から、吸収性物品連続体の平面方向に、所定の距離内にある領域を意味する。上記周縁領域は、上記境界線から、吸収性物品の平面方向に、境界線における吸収性物品連続体の厚さの、好ましくは5倍以下、より好ましくは3倍以下、そしてさらに好ましくは1倍以下の距離内にある領域を意味する。
本開示は、以下の態様に関する。
[態様1]
複数の吸収性物品と、肌当接層、着衣当接層、及びそれらの間の粉体層を備える、切除すべきトリム部とを含む吸収性物品連続体から、吸収性物品を連続的に製造する方法であって、
次の各ステップ、
上記吸収性物品連続体を準備するステップ、
上記吸収性物品連続体を、上記吸収性物品及び上記トリム部を区画する境界線において、当該境界線の周縁領域を圧縮しながら切断し、上記吸収性物品と、上記トリム部とを分離するステップ、及び
上記トリム部を取り除くステップ、
を含む、上記方法。
態様1に記載の方法では、切除されたトリム部の周縁領域が圧縮されるため、粉体が、切除されたトリム部から、具体的には、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様1に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様2]
上記トリム部が、上記肌当接層及び着衣当接層の間に、接着剤が塗工された接着剤塗工領域を有する、態様1に記載の方法。
態様2に記載の方法では、接着剤塗工領域内の接着剤が、切除されたトリム部を、その厚さ方向に強固に連結するため、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様2に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様3]
上記トリム部が、上記粉体層及び上記周縁領域が上記トリム部の厚さ方向に重複する重複領域を有し、上記トリム部が、上記重複領域に上記接着剤塗工領域を有する、態様2に記載の方法。
態様3に記載の方法では、接着剤塗工領域が重複領域に存在し、接着剤塗工領域の接着剤が、重複領域において、切除されたトリム部を、その厚さ方向に強固に連結するため、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様3に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様4]
上記分離するステップの前に、上記境界線の少なくとも一部に沿って、上記吸収性物品及び上記トリム部を、それらの厚さ方向にエンボスし、それらにエンボス部を形成するステップを含む、態様1〜3のいずれか一項に記載の方法。
態様4に記載の方法では、切除すべきトリム部の境界線に沿って、上記吸収性物品及び上記トリム部にエンボス部を形成するため、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様4に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様5]
上記エンボス部を形成するステップにおいて、上記境界線の少なくとも一部に沿って、上記吸収性物品及び上記トリム部に、低エンボス部と、上記低エンボス部よりも強くエンボスされた高エンボス部とを備える上記エンボス部を形成する、態様4に記載の方法。
態様5に記載の方法では、切除すべきトリム部の境界線に沿って、上記吸収性物品及び上記トリム部に、低エンボス部と、高エンボス部を備えるエンボス部を形成するため、切除されたトリム部において、エンボス部が破断しにくくなり、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくくなる。また、切除されたトリム部において、エンボス部の圧搾強度が低い部分(圧搾強度の不均一性)が生じにくくなり、圧搾強度の低い部分から、粉体が落下しにくくなる。従って、態様5に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様6]
上記エンボス部を形成するステップが、上記吸収性物品連続体を所定の搬送方向に搬送しながら、上記吸収性物品及び上記トリム部を、エンボスロールと、アンビルロールとを含むエンボス装置に通すことにより実施され、上記境界線のうち、上記エンボス部が形成された部分が、上記搬送方向と直交しない方向に延びている、態様4又は5に記載の方法。
態様6に記載の方法では、境界線のうち、エンボス部が形成された部分が、搬送方向と直交しない方向に延びているので、エンボス部を形成するステップにおいて、エンボス部が十分に圧搾され、その結果、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様6に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様7]
上記エンボス部を形成するステップにおいて、上記吸収性物品及び上記トリム部を、上記境界線の少なくとも一部に沿って、上記エンボス部の、上記搬送方向と直交する直交方向の長さが一定となるように、それらの厚さ方向にエンボスする、態様6に記載の方法。
態様7に記載の方法では、エンボス部の直交方向の長さが一定となるようにエンボス部を形成するステップを実施する。その結果、切除されたトリム部において、エンボス部の圧搾強度が均一となり、切除されたトリム部の、エンボス部の強度の弱い部分から、粉体が落下しにくくなる。
[態様8]
上記分離するステップにおいて、上記吸収性物品連続体を所定の搬送方向に搬送しながら、上記吸収性物品及び上記トリム部を、カッターロールと、アンビルロールとを備える切断装置に通すことより、上記境界線において切断し、上記トリム部が、上記粉体層及び上記周縁領域が、上記トリム部の厚さ方向に重複する重複領域を有し、上記トリム部が、上記接着剤塗工領域を、上記重複領域に有し、上記境界線のうち、上記重複領域に存在する境界線部分が、上記搬送方向と直交しない方向に延びている、態様1〜7のいずれか一項に記載の方法。
態様8に記載の方法では、境界線のうち、重複領域に存在する境界線部分が、搬送方向と直交しない方向に延びるように形成されているので、重複領域に隣接する周縁領域が十分に圧縮され、その結果、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくい。従って、態様8に記載の方法は、粉体が製造装置を汚染しにくい効果を有する。
[態様9]
上記トリム部を取り除くステップにおいて、上記トリム部が、吸引機器によって吸引されることによって取り除かれ、上記トリム部の吸引される面が、フィルムにより形成されている、態様1〜8のいずれか一項に記載の方法。
態様9に記載の方法は、吸引機器が、粉体を取り込みにくく、粉体が吸引機器を汚染しにくい効果を有する。
[態様10]
上記吸収性物品連続体において、長手方向及び幅方向を有し、吸収性物品本体部と、上記吸収性物品本体部から、吸収性物品の幅方向外側に延出するフラップ部とを備える複数の吸収性物品が、上記長手方向に所定の間隔で配置されており、上記分離するステップの前に、上記トリム部及びフラップ部を構成する資材に、上記吸収性物品連続体が延びる方向に、粉体を連続的に塗工することにより、上記トリム部から上記フラップ部に連続する上記粉体層を形成するステップをさらに含む、態様1〜9のいずれか一項に記載の方法。
態様10に記載の方法では、粉体を連続的に高速で塗工することができるので、粉体が均一に塗工された吸収性物品を高速で製造することができる効果を有する。
本開示の吸収性物品を連続的に製造する方法(以下、単に「吸収性物品の製造方法」と称する場合がある)について、適宜図面を用いて、以下、詳細に説明する。
本開示の吸収性物品の製造方法は、以下の工程を含む。
・複数の吸収性物品と、肌当接層、着衣当接層及びそれらの間の粉体層を備える、切除すべきトリム部とを含む吸収性物品連続体を準備する工程(以下、「準備工程」と称する場合がある)
・上記吸収性物品連続体を、上記吸収性物品及び上記トリム部を区画する境界線において、当該境界線の周縁領域を圧縮しながら切断し、上記吸収性物品と、上記トリム部とを分離する工程(以下、「分離工程」と称する場合がある)
・上記トリム部を取り除く工程(以下、「除去工程」と称する場合がある)
また、本開示の吸収性物品の製造方法は、所望による以下の工程を含む。
・準備工程の後且つ分離工程の前に、上記境界線に沿って、上記吸収性物品及び上記トリム部を、それらの厚さ方向にエンボスし、上記吸収性物品及び上記トリム部にエンボス部を形成する工程(以下、「エンボス部形成工程」と称する場合がある)
・分離工程の前に、上記トリム部及びフラップ部を構成する資材に、上記吸収性物品連続体が延びる方向に、粉体を連続的に塗工することにより、上記トリム部から上記フラップ部に連続する上記粉体層を形成する工程(以下、「粉体層形成工程」と称する場合がある)
図1は、本開示の実施形態の1つ(第1実施形態)に従う吸収性物品101を連続的に製造する方法の工程図である。以下、第1実施形態について説明する。
第1実施形態を説明するにあたり、初めに、第1実施形態により製造される吸収性物品101の構造を説明する。
図2は、第1実施形態に従って製造された吸収性物品101、具体的には、生理用ナプキンの正面図である。図3は、図2に示される吸収性物品101の背面図である。図4は、図2のIV−IV端面における端面図である。
吸収性物品101は、長手方向Lと、幅方向Wとを有し、長手方向Lに伸びる吸収性物品本体部103と、吸収性物品本体部103から幅方向Wの外側に延出する、一対のフラップ部、すなわち、一対のサイドフラップ部105と、一対のヒップフラップ部107とを有する。一対のサイドフラップ部105は、吸収性物品101の長手方向Lの中央よりに配置されている。一対のヒップフラップ部107は、吸収性物品101の長手方向Lの後方に配置され、吸収性物品101の長手方向Lの後方の端部まで延びている。
吸収性物品本体部103は、液透過性シート109と、液不透過性シート111と、液透過性シート109及び液不透過性シート111の間の吸収体113とを含む。吸収性物品101の、一対のサイドフラップ部105は、肌当接面115を有する肌当接シート117と、着衣当接面を有する着衣当接シート121と、肌当接シート117及び着衣当接シート121の間の補助シート119とを有する。なお、一対のヒップフラップ部107も、一対のサイドフラップ部105と同様に、肌当接面115を有する肌当接シート117と、着衣当接面を有する着衣当接シート121と、肌当接シート117及び着衣当接シート121の間の補助シート119とを有する。
吸収性物品101では、吸収性物品本体部103が、液不透過性シート111に固定された粘着部123を有し、吸収性物品101、具体的には、吸収性物品本体部103が、粘着部123を介して、着用者の着衣の内側に固定される。
吸収性物品101は、吸収性物品本体部103に形成された、液透過性シート109及び吸収体113を圧搾することにより形成された圧搾部129と、液透過性シート109及び吸収体113を貫通する開口部135と、液透過性シート109及び液不透過性シート111とを圧搾することにより形成され、吸収性物品101の外縁をシールするための圧搾部137と有する。
吸収性物品本体部103の液透過性シート109と、サイドフラップ部105の肌当接シート117とは連続しており、単一のシート(不織布)から形成されている。また、吸収性物品本体部103の液不透過性シート111と、サイドフラップ部105の着衣当接シート121とが連続しており、単一のシート(フィルム)から形成されている。ヒップフラップ部107の肌当接シート117、並びにヒップフラップ部107の着衣当接シート121も同様である。
吸収性物品101は、液透過性シート109を外三折りにすることにより形成された折返し部141と、折返し部141を圧搾することにより形成された圧搾部133とを有する。なお、折返し部141は、吸収した体液が、吸収性物品の幅方向、すなわち、吸収性物品本体部103からサイドフラップ部105及びヒップフラップ部107の方向に流れることを防止するための防漏壁を形成している。
吸収性物品101では、吸収性物品本体部103の液透過性シート109が、長手方向Lに延びる、複数の畝部143と、畝部143の間に配置された、複数の溝部147とを有する不織布である。また、サイドフラップ部105の肌当接シート117が、長手方向Lに延びる、複数の畝部145と、畝部145との間に配置された、複数の溝部149とを有する不織布である。なお、ヒップフラップ部107に関しても同様である。なお、図2では、便宜上、畝部143及び畝部145、並びに溝部147及び溝部149は省略されている。
一対のサイドフラップ部105は、着衣当接シート121に固定された、一対の粘着部125を有し、吸収性物品101、具体的には、一対のサイドフラップ部105が、液不透過性シート111側に折り曲げられた上、一対の粘着部125を介して、着用者の着衣の外側に固定される。
一対のヒップフラップ部107は、着衣当接シート121に固定された、一対の粘着部127を有し、一対のヒップフラップ部107は、折曲げられずに、一対の粘着部127を介して、着用者の着衣の内側に固定される。
一対のサイドフラップ部105は、肌当接シート117と、補助シート119と、着衣当接シート121とを圧搾することにより形成され、吸収性物品101の外縁をシールする圧搾部139を有する。
一対のヒップフラップ部107は、肌当接シート117と、補助シート119と、着衣当接シート121とを圧搾することにより形成され、吸収性物品101の外縁をシールする圧搾部139とを有する。また、一対のヒップフラップ部107は、肌当接面115を有する肌当接シート117と、補助シート119と、着衣当接シート121とを圧搾することにより形成された圧搾部131を有する。
一対のサイドフラップ部105のそれぞれは、肌当接シート117と、補助シート119との間に、粉体層151(粉体層5)を備える。また、一対のヒップフラップ部107のそれぞれは、肌当接シート117と、補助シート119との間に、粉体層153(粉体層5)を備える。
続いて、第1実施形態の各工程について説明する。なお、第1実施形態では、「粉体層形成工程」を、準備工程内で説明する。
[準備工程]
準備工程では、図1に示されるように、第1不織布ロール11から巻き出した不織布シート13を、当技術分野で公知のZ折部材15に通し、次いで、エンボス装置17に通すことにより、圧搾部(図示せず)及び折返し部(図示せず)を備える折返しシート19が形成される。なお、折返しシート19は、その上面が、吸収性物品の内面を形成する。
なお、不織布シート13は、吸収性物品101の液透過性シート109と、一対のサイドフラップ部105及び一対のヒップフラップ部107の肌当接シート117とを形成し、折返し部は、吸収性物品101の折返し部141を形成し、折返し部の圧搾部は、吸収性物品101の圧搾部133を形成する。
粉体層形成工程では、折返しシート19の、一対のサイドフラップ部を形成しうる部分23と、一対のヒップフラップ部を形成しうる部分25と、切除すべきトリム部を形成しうる部分27とに、搬送方向MDに沿って、粉体塗工機21から粉体を塗工し、折返しシート19上に2つの粉体層5を有する、粉体層を有する折返しシート22を形成する。
図5は、粉体層を有する折返しシート22を説明するための図である。粉体層5は、吸収性物品と、切除すべきトリム部とを区画する境界線7を跨いで、一対のサイドフラップ部を形成しうる部分23と、一対のヒップフラップ部を形成しうる部分25と、切除すべきトリム部を形成しうる部分27とに、搬送方向MD(吸収性物品101の長手方向L)に沿って配置されている。
なお、粉体は、一対のサイドフラップ部を形成しうる部分及び一対のヒップフラップ部を形成しうる部分のみに塗工される(粉体が、トリム部を形成しうる部分に塗工されない)ように間欠的に塗工されうるが、粉体が、一対のサイドフラップ部を形成しうる部分と、一対のヒップフラップ部を形成しうる部分と、トリム部を形成しうる部分とに連続的に塗工されることにより、吸収性物品の製造効率、歩留まり等が高くなりうる。
次いで、折返しシート19の、一対のサイドフラップ部を形成しうる部分23と、一対のヒップフラップ部を形成しうる部分25と、切除すべきトリム部を形成しうる部分27とに、搬送方向MD(吸収性物品101の長手方向L)に沿って、接着剤塗工機29から接着剤を塗工し、その上に、2つの接着剤塗工領域31を形成し、接着剤塗工領域を有する折返しシート33を形成する。
図6は、接着剤塗工領域を有する折返しシート33を説明するための図である。図6に示されるように、2つの接着剤塗工領域31のそれぞれは、波状の塗工パターンを有する3本の接着線を含み、粉体層5を覆っている。具体的には、接着剤塗工領域31の、搬送方向MDの両側縁が、粉体層5の、搬送方向MDの両側縁よりも外側に配置されている。そのようにすることにより、切除されたトリム部において、接着剤塗工領域31に存在する接着剤が粉体の防護壁として機能し、粉体が、切除されたトリム部から落下しにくくなる。
次いで、接着剤塗工領域を有する折返しシート33の、サイドフラップ部を形成しうる部分23と、ヒップフラップ部を形成しうる部分25と、切除すべきトリム部を形成しうる部分27との上に、搬送方向MDに沿って、第2不織布ロール35から巻きだした補助シート37を積み重ね、第1積層シート39を形成する。
次いで、第1積層シート39の上に、接着剤塗工機41から接着剤を塗工し、その上に、吸収体113を積み重ね、第2積層シート43を形成する。
なお、吸収体113は、当技術分野で公知の吸収体製造装置45により製造され、吸収体製造装置45は、材料供給部47と、サクションドラム49と、サクションドラム49の外周面に形成された凹型51と、サクション部53とを備える。
次いで、第2積層シート43をエンボス装置55に通し、第2積層シート43に吸収性物品101の圧搾部129を形成し、次いで、第2積層シート43を、貫通孔形成機57に通して、そこに吸収性物品101の開口部135を形成することにより、第3積層シート59を形成する。
次いで、第3積層シート59に、接着剤塗工機61から接着剤を塗工し、次いで、フィルムロール63からフィルム65を巻き出し、第3積層シート59の上に積み重ねることにより、第4積層シート67を形成する。なお、フィルム65は、吸収性物品101の吸収性物品本体部103の液不透過性シート111と、サイドフラップ部105及びヒップフラップ部107の着衣当接シート121を形成する。
[エンボス部形成工程]
第4積層シート67を、エンボスロール69aと、アンビルロール69bとを備えるエンボス装置69に通して、第4積層シート67をその厚さ方向に圧搾することにより、第5積層シート71(吸収性物品連続体1)を形成する。
図7は、第5積層シート71を説明するための図である。エンボス装置69により、吸収性物品101において、吸収性物品101の外縁をシールするための、間欠的に配置された、複数の圧搾部137と、吸収性物品101の外縁をシールするための、間欠的に配置された、複数の圧搾部139とが形成される。また、エンボス装置69により、削除すべきトリム部3の境界線7に沿った領域に、間欠的に配置された、複数の圧搾部73が形成される。圧搾部73は、少なくとも、肌当接シート117と、補助シート119と、着衣当接シート121とを、厚さ方向に圧搾することにより形成されている。
図7に示されるように、境界線7のうち、切除すべきトリム部3のエンボス部73が形成された領域に存在する境界線部分7'は、搬送方向MDと直交しない方向に延びている。そうすることにより、エンボス装置69により、境界線7に沿って、吸収性物品101及び切除すべきトリム部3をエンボスする際に、一対のエンボスロールにより加えられる力が分散されにくくなり、切除すべきトリム部3のエンボス部73が十分に圧搾される。その結果、切除されたトリム部から粉体が落下しにくく、粉体が製造設備を汚染しにくくなる。
[分離工程]
第5積層シート71を、カッターロール75a及びアンビルロール75bを備える切断装置75に通し、第5積層シート71を、吸収性物品と、切除すべきトリム部とを区画する境界線で切断し、吸収性物品(図示せず)と、トリム部(図示せず)とに分離する。
後述する図8に示されるように、切除されたトリム部77は、粉体層5及び周縁領域79が、切除されたトリム部77の厚さ方向に重複する重複領域81を有する。また、切除されたトリム部77は、重複領域81に接着剤塗工領域31を有する。さらに、境界線7のうち、重複領域81に存在する境界線部分7'が、搬送方向MDと直交しない方向に延びるように形成されている。そうすることにより、切除すべきトリム部3の周縁領域79が十分に圧縮され、切除されたトリム部から粉体が落下しにくく、粉体が製造設備を汚染しにくい。
[除去工程]
分離されたトリム部は、吸引器(図示せず)により、着衣当接面を吸引することにより取り除かれる。
図8は、切除されたトリム部77を説明するための図である。切除されたトリム部77は、粉体層5と、周縁領域79とが、切除されたトリム部77の厚さ方向に重複する重複領域81に、境界線7に沿った圧搾部73を有するので、切除されたトリム部77から粉体が落下しにくい。また、切除されたトリム部77は、重複領域81に、接着剤塗工領域31を有するので、接着剤塗工領域31に塗工された接着剤が、粉体の防護壁として機能し、粉体が、切除されたトリム部77から落下しにくい。さらに、接着剤塗工領域31の、搬送方向MDの両側縁が、粉体層5の、搬送方向MDの両側縁よりも外側に配置されているので、切除されたトリム部において、接着剤塗工領域31に存在する接着剤が粉体の防護壁として機能し、粉体が、切除されたトリム部から落下しにくくなる。
第1実施形態では、切除されたトリム部77において、粉体層5と、接着剤塗工領域31とが、切除されたトリム部77の厚さ方向に隣接しているが、本開示の方法では、接着剤塗工領域が、肌当接層と、着衣当接層との間に配置されていれば、その場所は限定されない。接着剤塗工領域の接着剤が、切除されたトリム部の任意の層を接着することにより、切除されたトリム部から粉体が落下しにくくなるからである。粉体を直接保持し、粉体の落下を抑制する観点からは、切除されたトリム部において、接着剤塗工領域と、粉体層とが、切除されたトリム部の厚さ方向に隣接していることが好ましい。
第1実施形態では、切除されたトリム部77が、粉体層5及び周縁領域79が、切除されたトリム部77の厚さ方向に重複する重複領域81を有し、切除されたトリム部77が、重複領域81に接着剤塗工領域31を有する。そうすることにより、本開示の方法では、切除されたトリム部の重複領域において、粉体層の粉体が、接着剤塗工領域の接着剤により保持され、粉体が、切除されたトリム部から落下しにくくなり、粉体が、製造装置を汚染しにくくなる。
第1実施形態では、エンボス部形成工程において、切除すべきトリム部3の境界線7に沿った領域に、間欠的に配置された、複数の圧搾部73が形成されたが、本開示の別の実施形態に従う方法では、削除すべきトリム部の境界線に沿った領域に、連続的に配置された圧搾部を形成する。そうすることにより、切除されたトリム部から、粉体が落下しにくくなり、粉体が製造設備を汚染しにくくなる。
また、本開示の方法がエンボス部形成工程を含む場合には、エンボス部形成工程において、境界線に沿って、吸収性物品及び切除すべきトリム部に、低エンボス部と、低エンボス部よりも強くエンボスされた高エンボス部とを備えるエンボス部を形成してもよい。そうすることにより、切除されたトリム部において、エンボス部が破断しにくくなり、粉体が、切除されたトリム部の切断面から落下しにくくなる。また、切除されたトリム部において、エンボス部の圧搾強度が低い部分が生じにくくなり、圧搾強度の低い部分から、粉体が落下しにくくなる。その結果、粉体が、製造設備を汚染しにくくなる。
第1実施形態では、分離工程が、第5積層シート71を、カッターロール及びアンビルロールを備える切断装置75に通過させることにより実施されたが、本開示の方法では、分離ステップは、周縁領域を圧縮しながら切断するものであれば、特に制限されず、例えば、吸収性物品連続体を、吸収性物品連続体の厚さ方向に圧縮し、吸収性物品連続体の厚さを0にすることにより切断する任意の手段が含まれる。
第1実施形態では、除去工程が、分離されたトリム部の着衣当接面を吸引器により吸引することにより実施されたが、本開示の方法では、除去工程は、当技術分野で公知の方法により実施される。
本開示の方法において、除去工程が、分離されたトリム部を吸引することにより実施される場合には、分離されたトリム部のフィルムにより形成された面(フィルム面)を吸引することが好ましい。フィルム面を吸引することにより、例えば、不織布により形成された面(不織布面)を吸引する場合と比較して、粉体を取り込みにくくなり、粉体が吸引器を汚染しにくくなる。
本開示の方法において、上記粉体としては、当技術分野で用いられるものであれば、特に制限されず、例えば、機能性成分を内包するマイクロカプセル、高吸収性ポリマー等が挙げられる。
上記マイクロカプセルの素材としては、例えば、糖類、例えば、単糖類(例えば、ブドウ糖)、二糖類(例えば、ショ糖)、多糖類(例えば、デキストリン、グルコマンナン、アルギン酸ナトリウム、水溶性でんぷん等)、ゼラチン、水溶性ポリマー(例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル等)等が挙げられる。
上記マイクロカプセルが内包しうる機能性成分としては、例えば、芳香成分、冷感成分、消臭成分、抗菌成分、スキンケア成分、並びにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される成分が挙げられる。
上記芳香成分としては、当技術分野で香料として用いられているものであれば、特に制限されず、例えば、沸点が約250℃以下の高揮発性香料、沸点が約250〜約300℃の中揮発性香料が挙げられる。
上記冷感成分としては、当技術分野で冷感材として知られているものが挙げられ、例えば、皮膚の神経にある受容体活性化チャネル(TRPM8)に作用するもの、例えば、メントール(例えば、l−メントール)及びその誘導体、サリチル酸メチル、カンファー、植物(例えば、ミント、ユーカリ)由来の精油等が挙げられる。また、上記冷感機能を有する機能性成分としては、気化熱により周囲の温度を下げるもの、例えば、アルコール、例えば、メタノール及びエタノールが挙げられる。
上記消臭成分としては、当技術分野で消臭剤として知られているものが挙げられる。
上記スキンケア成分としては、例えば、消炎成分、鎮痒成分、かぶれ防止成分、保湿成分等が挙げられ、例えば、メントール、サリチル酸メチル等が挙げられる。
上記マイクロカプセルは、上記機能性成分の放出を制御するために、溶媒をさらに含むことができる。上記溶媒としては、例えば、親油性のアルコール系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、炭化水素系溶媒が挙げられる。
上記炭化水素系溶媒の例としては、例えば、流動パラフィンが挙げられ、そして上記エステル系溶媒の例としては、ミリスチン酸イソプロピルが挙げられる。
本開示の方法では、肌当接シートは、好ましくは10〜50g/m2、より好ましくは15〜40g/m2、そしてさらに好ましくは20〜30g/m2の坪量を有する。本開示の効果の観点からである。肌当接シートは、好ましくは0.5〜3.0mm、より好ましくは0.7〜2.0mmの厚さを有する。切除されたトリム部からの、粉体の落下しにくさと、吸収性物品の着用感の観点からである。
なお、上記坪量は、JIS L 1913:2010の「6.2 単位面積当たりの質量(ISO法)に従って測定する。
上記厚さ(mm)は、以下の通り測定される。
株式会社大栄科学精器製作所製 FS−60DS[測定面44mm(直径),測定圧3g/cm2]を準備し、標準状態(温度23±2℃,相対湿度50±5%)の下、吸収体の異なる5つの部位を加圧し、各部位における加圧10秒後の厚さを測定し、5つの測定値の平均値を厚さとする。
本開示の吸収性物品において、液透過性層及び/又は肌当接層が畝溝構造を有する場合には、当技術分野で公知の方法を利用して製造することができる。例えば、透過性層及び/又は肌当接シートは、特開2008−25079号公報、特開2008−23326号公報、特開2009−30218号公報等に記載の方法を利用して製造することができる。
1 吸収性物品連続体
3 切除すべきトリム部
5 粉体層
7 境界線
11 第1不織布ロール
13 不織布シート
15 Z折部材
17,55,69 エンボス装置
19 折返しシート
21 粉体塗工機
22 粉体層を有する折返しシート
23 サイドフラップ部を形成しうる部分
25 ヒップフラップ部を形成しうる部分
27 切除すべきトリム部を形成しうる部分
29,41,61 接着剤塗工機
31 接着剤塗工領域
33 接着剤塗工領域を有する折返しシート
35 第2不織布ロール
37 補助シート
39 第1積層シート
43 第2積層シート
57 貫通孔形成機
59 第3積層シート
63 フィルムロール
65 フィルム
67 第4積層シート
71 第5積層シート
73 圧搾部
75 切断装置
77 切除されたトリム部
79 周縁領域
81 重複領域

Claims (10)

  1. 複数の吸収性物品と、肌当接層、着衣当接層、及びそれらの間の粉体層を備える、切除すべきトリム部とを含む吸収性物品連続体から、吸収性物品を連続的に製造する方法であって、
    次の各ステップ、
    前記吸収性物品連続体を準備するステップ、
    前記吸収性物品連続体を、前記吸収性物品及び前記トリム部を区画する境界線において、当該境界線の周縁領域を圧縮しながら切断し、前記吸収性物品と、前記トリム部とを分離するステップ、及び
    前記トリム部を取り除くステップ、
    を含む、前記方法。
  2. 前記トリム部が、前記肌当接層及び着衣当接層の間に、接着剤が塗工された接着剤塗工領域を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トリム部が、前記粉体層及び前記周縁領域が前記トリム部の厚さ方向に重複する重複領域を有し、前記トリム部が、前記重複領域に前記接着剤塗工領域を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記分離するステップの前に、前記境界線の少なくとも一部に沿って、前記吸収性物品及び前記トリム部を、それらの厚さ方向にエンボスし、それらにエンボス部を形成するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記エンボス部を形成するステップにおいて、前記境界線の少なくとも一部に沿って、前記吸収性物品及び前記トリム部に、低エンボス部と、前記低エンボス部よりも強くエンボスされた高エンボス部とを備える前記エンボス部を形成する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記エンボス部を形成するステップが、前記吸収性物品連続体を所定の搬送方向に搬送しながら、前記吸収性物品及び前記トリム部を、エンボスロールと、アンビルロールとを備えるエンボス装置に通すことにより実施され、前記境界線のうち、前記エンボス部が形成された部分が、前記搬送方向と直交しない方向に延びている、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記エンボス部を形成するステップにおいて、前記吸収性物品及び前記トリム部を、前記境界線の少なくとも一部に沿って、前記エンボス部の、前記搬送方向と直交する直交方向の長さが一定となるように、それらの厚さ方向にエンボスする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記分離するステップにおいて、前記吸収性物品連続体を所定の搬送方向に搬送しながら、前記吸収性物品及び前記トリム部を、カッターロールと、アンビルロールとを備える切断装置に通すことより、前記境界線において切断し、前記トリム部が、前記粉体層及び前記周縁領域が、前記トリム部の厚さ方向に重複する重複領域を有し、前記トリム部が、前記接着剤塗工領域を、前記重複領域に有し、前記境界線のうち、前記重複領域に存在する境界線部分が、前記搬送方向と直交しない方向に延びている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記トリム部を取り除くステップにおいて、前記トリム部が、吸引機器によって吸引されることによって取り除かれ、前記トリム部の吸引される面が、フィルムにより形成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記吸収性物品連続体において、長手方向及び幅方向を有し、吸収性物品本体部と、前記吸収性物品本体部から、吸収性物品の幅方向外側に延出するフラップ部とを備える複数の吸収性物品が、前記長手方向に所定の間隔で配置されており、前記分離するステップの前に、前記トリム部及びフラップ部を構成する資材に、前記吸収性物品連続体が延びる方向に、粉体を連続的に塗工することにより、前記トリム部から前記フラップ部に連続する前記粉体層を形成するステップをさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
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