JP7288804B2 - シート状マスクの製造方法 - Google Patents
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Description
マスク本体2の形状は特に制限されるものではないが、図1に示す例では、マスク本体2は、二つ折り部4に沿う方向における中心線CL1を対称軸として線対称な形状を有している。また図1に示す例では、その中心線CL1は、複合部材34の搬送方向において間欠塗布部41の中央を通る線となっている。
シート状部材3の形状は特に制限されるものではないが、図1に示す例では、展開状態のシート状部材3は、二つ折り予定部31aを対称軸として線対称な平面視形状を有している。
第1シート31及び第2シート32は、製品の設計に応じて任意の材料を用いることができ、それぞれ、通気性シートでも非通気性シートでもよく、またそれぞれ、伸縮性を有していてもよく、非伸縮性であってもよい。機能性部材として、蒸気の放散性の高い発熱体を用いる場合、第1シート31及び第2シート32のうち、マスク本体2の内表面側に配される方のシートが通気性であることが、放散される蒸気の作用をシート状マスクの使用者の身体に効率よく作用させる観点から好ましい。
伸縮性を有するシートとしては、構成繊維として弾性繊維を含むシート、弾性フィラメントを含むシート、ゴム編等の構造により伸縮性を発現するシート等が挙げられる。
前記炭素成分は、保水能、酸素供給能及び触媒能の少なくとも1つの機能を有するものであり、この3つを兼ね備えているものが好ましい。炭素成分として、例えば、活性炭、アセチレンブラック、及び黒鉛から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、湿潤時に酸素を吸着しやすいことや、発熱体中の水分を一定に保つ観点から、活性炭がより好ましく用いられる。
発熱組成物33cは、更に保水材を含んでおり、蒸気放散性に優れたものであることが好ましい。保水材としては、高吸収性ポリマー(SAP)、でんぷん、ゼオライト、パーライト、バーミュキュライト等が挙げられる。
本実施態様のシート状マスク1の製造方法は、間欠塗布部形成工程と、連続塗布部形成工程と、第1接着工程と、第2接着工程と、二つ折り工程と、外形シール部形成工程と、切断工程とを備えている。図3には、本実施態様のシート状マスク1の製造方法に用いられる製造装置100の概略図が示されている。
間欠塗布部41の平面視形状は特に制限されるものではないが、図示例では、間欠塗布部41の搬送方向Xにおける中央の通る中心線CL1を対称軸として線対称な平面視形状を有しており、また間欠塗布部41は、第1シート31における二つ折り予定部31aを対称軸として線対称な平面視形状を有している。
第2接着工程により、帯状の第2シート32と帯状の第1シート31との間に、発熱体33が搬送方向Xに間欠的に保持されている帯状の複合部材34が形成される。
複合部材34は、製造されたシート状マスク1におけるシート状部材3に対応する部材である。
外形シール部5は、二つ折りした複合部材34の搬送方向Xにおける個々の間欠塗布部41の前後それぞれに形成され、外形シール部5は、複合部材34を平面視して間欠塗布部41より前方に位置する前シール部5aと、該間欠塗布部41より後方に位置する後シール部5bとを有する。
外形シール部5を形成するためのシール手段としては、熱溶着、超音波溶着、高周波溶着等が挙げられる。本実施態様では、製造装置100が有する外形シール部形成部13により、外径シール部形成工程を行っている。
このように、間欠塗布部41が、第1接着部41a及び第2接着部41bを有することにより、シート状マスク1を製造する製造装置100が、発熱体33の固定に使用した接着剤71,72により汚染されてしまうことを抑制しつつ、製造されるシート状マスク1を構成する各部材がずれたり、シート状マスク1によれが生じたりすることを、一層効果的に抑制することができる。斯かる効果が一層確実に奏されるようにする観点から、第1シートの幅方向Yにおいて、第1接着部41aと第2接着部41bとの間には隙間がないことが好ましい。
例えば、間欠塗布部41として、相互に離間した機能性部材33をそれぞれ固定する第1接着部41aであって、第2接着部41bを有しないものを形成してもよい。
二つ折り工程においては、複合部材34の幅方向Yの両側の端部域34s,34sを鉛直方向に立ち上げて、複合部材34を二つ折りする必要は必ずしもなく、二つ折りする前の複合部材34の両側面35が鉛直方向Zの上下を向いた状態から、該複合部材34の幅方向Yの一方の端部域34sのみを立ち上げ、該立ち上げた一方の端部域34sが、他方の端部域34sに重なるように、複合部材34を二つ折りしてもよい。
2 マスク本体
3 シート状部材
31 第1シート
32 第2シート
33 機能性部材(発熱体)
4 二つ折り部
5 外形シール部
5a 前シール部
5b 後シール部
71,72 接着剤
34 複合部材
41 間欠塗布部
41a 第1接着部
41b 第2接着部
42 連続塗布部
C 第1シートの中央域
S 第1シートの端部域
X 搬送方向
Y 第1シートの幅方向
Z 鉛直方向
Claims (4)
- 第1シートと第2シートとの間に機能性部材を有するシート状部材が、二つ折りされ、相対向する部位が外形シール部において互い接合された構成を有するマスク本体を備えるシート状マスクの製造方法であって、
連続搬送される帯状の第1シートの一面における搬送方向に直交する幅方向の中央域に、接着剤を前記搬送方向に間欠的に塗布して相互間に間隔を有する間欠塗布部を形成する間欠塗布部形成工程と、
帯状の第1シートの前記一面における前記幅方向の端部域に、接着剤を連続的に塗布して連続塗布部を形成する連続塗布部形成工程と、
前記機能性部材を、前記間欠塗布部に接着させる第1接着工程と、
第1接着工程後に、帯状の第2シートを、帯状の第1シートにおける前記機能性部材が配されている面側に重ね合わせ、前記連続塗布部を介して接着する第2接着工程と、
第2接着工程により形成される複合部材を幅方向に二つ折りする二つ折り工程と、
二つ折りした前記複合部材における個々の前記間欠塗布部の搬送方向の前後それぞれにおいて該複合部材の相対向する部位どうしを接合して前記外形シール部を形成する外形シール部形成工程と、
前記外形シール部形成工程後に、前記複合部材を切断して、前記マスク本体を切り出す切断工程とを備えており、
前記外形シール部形成工程においては、前記複合部材の搬送方向における前記間欠塗布部より前方に位置する前シール部と該間欠塗布部より後方に位置する後シール部とを有する外形シール部を形成し、前記切断工程においては、前記前シール部より前方に位置する前方切断線及び前記後シール部より後方に位置する後方切断線を含む切断線で切断して前記マスク本体を切り出し、
前記第1接着工程においては、前記二つ折り工程において二つ折りされる二つ折り予定部の両側それぞれに前記機能性部材を相互に離間した状態に固定し、前記間欠塗布部形成工程においては、前記間欠塗布部として、前記二つ折り予定部の両側に位置し、前記機能性部材が配される第1接着部と、前記二つ折り予定部を横断して一対の第1接着部間に位置する第2接着部とを有するものを形成する、シート状マスクの製造方法。 - 第2接着部は、第1接着部よりも前記搬送方向の長さが短く、前記外形シール部形成工程においては、前記二つ折り工程により生じた二つ折り部に向かって前シール部と後シール部との間隔が減少し、前シール部及び後シール部の該二つ折り部側の端部が、前記第2接着部を挟む両側に位置する外形シール部を形成する、請求項1に記載のシート状マスクの製造方法。
- 前記二つ折り工程と前記外形シール部形成工程との間に、該二つ折り工程により二つ折りされた前記複合部材の幅方向における二つ折り部側とは反対側の、前記マスク本体として切り出されない部分に、該複合部材の相対向する部位どうしが、該複合部材の搬送方向に沿って連続的に接合された仮留めシール部を形成する仮留め工程を備える、請求項1又は2に記載のシート状マスクの製造方法。
- 前記仮留め工程において、前記仮留め部を超音波溶着によって形成する、請求項3に記載のシート状マスクの製造方法。
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