JP2018204146A - シート状マスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化し易い立体形状のシート状マスクを連続して効率的に製造すること。【解決手段】二つ折りされたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部3,3が配されたシート状マスク1の製造方法である。一対の耳掛け部3,3を形成する耳掛け部材31,31用の基材シート30の幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成する耳掛け部材形成工程と、幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を、幅方向外方部分3s,3sがマスク本体連続体20の両側部20s,20sに位置するように接合用アンビルロール134で搬送し、マスク本体連続体20上に重なる位置でマスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材31の外方部分3sとを超音波装置133で接合する耳掛け部材接合工程と、耳掛け部材31,31が接合されたマスク本体連続体21を二つ折りして二つ折りマスク連続体22を形成する二つ折りマスク連続体形成工程とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部が配されたシート状マスクの製造方法に関する。
従来、着用者の口や鼻を覆うマスクとして、不織布等のシート状物により形成されるマスク本体と、該マスク本体に接合される一対の耳掛け部材とを有するシート状マスクが知られている。このようなシート状マスクは、一般に、マスク本体の幅方向の端部に一対の耳掛け部を熱融着等により接合して形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、一対の耳掛け部材を形成する基材シートを一対の該耳掛け部材の形状に打ち抜くことで各耳掛け部材どうしが一体化した一対の耳掛け部材を形成し、一対の該耳掛け部材をマスク本体に接合するシート状マスクの製造方法が記載されている。
特開2011−167419号公報 特開2012−217650号公報
しかし、特許文献1、2に記載のシート状マスクは、着用時に着用者の顔の形状にフィットし且つマスク本体と着用者の口元との間に空間を有する立体型のシート状マスクではない。また、特許文献1、2には、着用時に立体形状を形成するマスク本体を二つ折りにし且つ二つ折りにしたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材を配して小型化が図られたシート状マスクを効率よく製造する製造方法について記載されていない。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るシート状マスクの製造方法を提供することにある。
本発明は、二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部が配されたシート状マスクの製造方法であって、一対の前記耳掛け部を形成する一対の耳掛け部材用の帯状の基材シートをカットして該基材シートの搬送方向と直交する幅方向に並置された一対の該耳掛け部材を形成する耳掛け部材形成工程と、前記耳掛け部材形成工程の後工程に、幅方向に並置された一対の前記耳掛け部材を、幅方向外方部分が前記マスク本体の連続体を形成する帯状のマスク本体連続体の搬送方向に沿う両側部それぞれに位置するように、接合用アンビルロールを用いて一対の該耳掛け部材を吸引しながら搬送し、一対の該耳掛け部材が該マスク本体連続体上に重なる位置にて、該マスク本体連続体の各側部と各該耳掛け部材の外方部分とを超音波装置を用いて接合する耳掛け部材接合工程と、前記耳掛け部材接合工程の後工程に、一対の前記耳掛け部材が接合された前記マスク本体連続体を幅方向の中心部にて二つ折りして二つ折りマスク連続体を形成する二つ折りマスク連続体形成工程とを有する、シート状マスクの製造方法を提供するものである。
本発明のシート状マスクの製造方法によれば、小型化し易い立体形状のシート状マスクを連続して効率的に製造することができる。
図1は、本発明の好ましい一実施形態の製造方法により製造されるシート状マスクの使用状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すシート状マスクの製造時の状態を示す平面図である。 図3は、図1に示すシート状マスクが有する発熱体の断面図である。 図4は、本発明の好ましい一実施形態の製造方法に用いられる製造装置を示す模式図である。 図5は、図4に示す製造装置を用いた製造方法の耳掛け部材形成工程に用いられる耳掛け部材形成部を示す模式図である。
以下、本発明のシート状マスクの製造方法を、その好ましい実施形態であるシート状マスク1の製造方法を例にとり図面を参照しながら説明する。
本実施形態のシート状マスク1の製造方法は、二つ折りされたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部3,3が配されたマスクの製造方法である。先に本実施形態の製造方法により製造されるシート状マスク1について説明する。
製造されるシート状マスク1は、図1〜図2に示すように、二つ折りしたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部3,3が配され且つ二つ折りしたマスク本体2の内部に発熱体4が配されたシート状のマスクである。シート状マスク1は、図2に示すように、マスク本体2が二つ折りされ且つ一対の耳掛け部3,3がその内面側に配された状態で製造される。そして、使用時には、図1に示すように、二つ折り状態のマスク本体2を開いて内面側に配された一対の耳掛け部3,3を外方に折り返し、折り返した一対の耳掛け部3,3を着用者の耳に掛けて使用するようになっている。このようなシート状マスク1は、使用状態においてマスク本体2が立体形状を有するようになっており、着用時にマスク本体2と着用者の口元との間に空間を形成し、使用感が向上する。
製造されるシート状マスク1は、図1及び図2に示すように、一対の発熱体4,4と、一対の発熱体4,4を内部に配する二つ折りされたマスク本体2と、二つ折りされたマスク本体2の内面側に配される一対の耳掛け部3,3とを備えている。
使用状態のシート状マスク1では、一対の発熱体4,4は、図1に示すように、使用状態におけるマスク本体2の幅方向(左右方向)Yの中心で上下方向Xに延びる折り線25aを中心として左右対称に配されている。シート状マスク1では、各発熱体4は、枚葉の矩形状に形成されている。各発熱体4は、使用状態のマスク本体2における折り線25aに対称に幅方向Yに隣り合う右側領域と左側領域とに配されている。各発熱体4は、図1に示すように、使用状態におけるマスク本体2の右側領域及び左側領域のそれぞれに配されており、着用者の鼻を対称に幅方向Yに隣り合う位置に配置されるようになる。
製造されるシート状マスク1では、各発熱体4は、図3に示すように、非肌対向面側に配される非通気性シート40bの一面に発熱組成物41を塗布又は散布し、塗布又は散布された発熱組成物41の層を肌対向面側に配される通気性シート40tで被覆して形成されている。発熱組成物41は、被酸化性磁性体粉末、電解質及び水等を含有しており、空気との接触による被酸化性磁性粉末の酸化反応を利用して熱を生じさせるものである。
製造されるシート状マスク1では、二つ折りされたマスク本体2は、二つ折りされる折り側25と、折り側25と幅方向Yの反対側の開口側26と、折り側25と開口側26とを繋ぐ上縁側27及び下縁側28とを有している。マスク本体2は、図2に示すように、二つ折り状態における折り側25が幅方向Yの外方に湾曲した形状を有している。折り側25の湾曲した上部及び下部は、二つ折り状態を維持する折り状態維持接合部24を含んでおり、折り状態維持接合部24は二つ折りすることで重なり合ったマスク本体2どうしを接合して形成されている。折り状態維持接合部24は、上下方向Xの上部に配される鼻側折り状態維持接合部24aと、上下方向Xの下部に配される顎側折り状態維持接合部24bとを有している。
鼻側折り状態維持接合部24aは、シート状マスク1を着用した際の着用者の鼻先に向かう鼻筋のラインに沿う形状となるように形成されている。顎側折り状態維持接合部24bは、シート状マスク1を着用した際の着用者の鼻先から顎の先端に向かうラインを外方に隆起させた形状となるように形成されている。
製造されるシート状マスク1のマスク本体2では、折り側25と幅方向Yの反対側の開口側26は、上下方向Xの長さが折り側25の上下方向Xの長さよりも短くなっている。マスク本体2では、上縁側27は、図1に示すように、シート状マスク1の着用時に着用者の頬骨等の形状に沿う形状に形成されており、頬骨に密着するようになっている。また下縁側28は、図1に示すように、シート状マスク1の着用時に着用者の顎全体を覆う形状になっている。このような形状を有するマスク本体2は、使用状態において着用者の鼻から口元を覆う図1に示す立体形状を形成する。
使用状態のシート状マスク1では、マスク本体2は、図3に示すように、着用者の肌対向面側に配される通気性の表面シート20tと、着用者の非肌対向面側に配される通気性の裏面シート20bとを備えている。表面シート20t及び裏面シート20bは、図1に示すように、使用状態のマスク本体2の輪郭と一致する輪郭を有している。マスク本体2は、図3に示すように、表面シート20tと裏面シート20bとの間に一対の発熱体4,4が配されている。一対の発熱体4,4は、使用状態の表面シート20t及び裏面シート20bに全体が覆われる大きさに形成されている。一対の発熱体4,4は、通気性シート40tが表面シート20t側に配され、非通気性シート40bが裏面シート20b側に配されている。またマスク本体2は、図2に示すように、表面シート20tが内面側となるように二つ折りされている。
製造されるシート状マスク1では、各耳掛け部3は、図2に示すように、幅方向Yに長い略矩形状に形成されている。各耳掛け部3は、マスク本体2を二つ折りした状態において該マスク本体2の内面側に配されている。そして、各耳掛け部3は、その幅方向Yの外方部分3sが二つ折りされたマスク本体2の開口側26と耳掛け接合部23にて接合されている。耳掛け接合部23は、上下方向Xに沿ってマスク本体2の開口側26の全域に亘って配されている。
製造されるシート状マスク1では、一対の耳掛け部3,3は、マスク本体2が二つ折りされた状態において、マスク本体2の表面シート20tの内面に接触した状態で、マスク本体2内に収納されている。一対の耳掛け部3,3は、図1に示すように、使用時には二つ折りされたマスク本体2を表面シート20tを露出させるように開くことで使用可能になる。各耳掛け部3は、耳掛け接合部23の内方側の接合境界線23aを軸に外方に折り返して使用するようになっている。また各耳掛け部3には、幅方向Yに延びる横切れ線31a及び横切れ線31aに連結し且つ上下方向Xに延びる縦切れ線31bが形成されており、シート状マスク1の着用時には、横切れ線31a及び縦切れ線31bを開いて着用者の耳を入れるようになっている。
次に、本発明のシート状マスク1の製造方法を、前述した一実施形態であるシート状マスク1の製造方法を例にとり図4及び図5を参照しながら説明する。シート状マスク1は、例えば、図4に示す製造装置100を用いて製造することができる。図4には、シート状マスク1の製造方法に用いられる製造装置100(以下、「製造装置100」ともいう)の全体構成が示されている。図5には、図4に示す製造装置100の耳掛け部材形成部110が示されている。なお、以下の説明では、シート状マスク1を搬送する搬送方向(シート状マスク1(マスク本体2)の上下方向に対応する方向)をX方向、X方向と直交する幅方向(シート状マスク1(マスク本体2)の幅方向に対応する方向)をY方向として説明する。
シート状マスク1の製造方法は、図4に示すように、一対の耳掛け部3,3を形成する一対の耳掛け部材31,31用の帯状の基材シート30をカットして基材シート30の搬送方向Xと直交する幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成する耳掛け部材形成工程を有している。またシート状マスク1の製造方法は、耳掛け部材形成工程の後工程に、幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を、幅方向外方部分3sがマスク本体2の連続体を形成する帯状のマスク本体連続体20の搬送方向Xに沿う両側部20s,20sそれぞれに位置するように、接合用アンビルロール134を用いて一対の耳掛け部材31,31を吸引しながら搬送し、一対の耳掛け部材31,31がマスク本体連続体20上に重なる位置にて、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材31の外方部分3sとを超音波装置133を用いて接合する耳掛け部材接合工程を有している。さらにシート状マスク1の製造方法は、耳掛け部材接合工程の後工程に、一対の耳掛け部材31,31が接合されたマスク本体連続体21を幅方向Yの中心部にて二つ折りして二つ折りマスク連続体22を形成する二つ折りマスク連続体形成工程とを有している。
シート状マスク1の製造方法は、上述の各工程に加え、図4に示すように、耳掛け部材接合工程の前工程に一対の発熱体4,4を配置する発熱体配置工程、二つ折りマスク連続体形成工程の後工程に折り状態維持接合部形成工程、及び該折り状態維持接合部形成工程の後工程にシート状マスク1を形成するマスク形成工程を有している。即ち、製造装置100を用いるシート状マスク1の製造方法は、発熱体配置工程、耳掛け部材形成工程、耳掛け部材接合工程、二つ折りマスク連続体形成工程、折り状態維持接合部形成工程、及びマスク形成工程を有している。
シート状マスクの製造方法に用いる製造装置100は、図4に示すように、耳掛け部材形成工程を行う耳掛け部材形成部110と、耳掛け部材形成部110とは別に上流から下流に向かって、発熱体配置工程を行う発熱体配置部120、耳掛け部材接合工程を行う耳掛け部材接合部130、二つ折りマスク連続体形成工程を行う二つ折りマスク連続体形成部140、折り状態維持接合部形成工程を行う折り状態維持接合部形成部150、及びマスク形成工程を行うマスク形成部160とをこの順に有している。以下、製造装置100を用いたシート状マスク1の製造方法について詳述する。
シート状マスク1の製造方法では、先ず、図4に示すように、一対の耳掛け部材31,31用の帯状の基材シート30をカットして基材シート30の搬送方向Xと直交する幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成する(耳掛け部材形成工程)。耳掛け部材形成工程は、製造装置100の耳掛け部材形成部110を用いて行う。耳掛け部材形成部110は、図5に示すように、裁断部111と、リピッチ部112とを備えている。
裁断部111は、図5に示すように、周面に複数のカッター刃(図示せず)を有するカッターロール111aと、該カッターロール111aに対向配置されたカッター用アンビルロール111bとを備えている。カッターロール111aは、基材シート30をカットして基材シート30の幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成するパターンのカッター刃(図示せず)を周方向に複数有しており、基材シート30を吸引しながら図5に示す矢印方向に回転するようになっている。
リピッチ部112は、図5に示すように、カッターロール111aとカッター用アンビルロール111bとのニップ部よりも搬送方向下流側で、カッターロール111aと対向配置されるトランスファーロール112aを備えている。トランスファーロール112aは、カッターロール111aよりも回転速度が速く且つカッターロール111aでカットされた一対の耳掛け部材31,31を吸引して吸着可能となっている。トランスファーロール112aは、カットされた一対の耳掛け部材31,31を吸引しながら図5に示す矢印方向に回転するようになっている。
裁断部111及びリピッチ部112を有する耳掛け部材形成部110を用いる耳掛け部材形成工程では、図5に示すように、最初に、裁断部111を用いて、基材シート30をカットして該基材シート30の幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成する。なお、耳掛け部材形成工程では、予め、幅方向Yに延びる横切れ線31a及び上下方向Xに延びる縦切れ線31bが形成された基材シート30が用いられている。裁断部111を用いた耳掛け部材形成工程では、カッターロール111aを用いて搬送方向Xに搬送される帯状の基材シート30を吸引しながらカッターロール111aとカッター用アンビルロール111bとのニップ部に搬送し、該ニップ部にて、カッターロール111aのカッター刃をカッター用アンビルロール111bの外周面に押し当てて、基材シート30を一対の耳掛け部材31,31の形状にカットする。このようにして帯状の基材シート30の幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成する。
その後、図5に示すように、リピッチ部112を用いて、一対の耳掛け部材31,31、及び一対の該耳掛け部材31,31と搬送方向Xに隣り合う別の一対の耳掛け部材31,31の間隔を広げて搬送する。リピッチ部112を用いた耳掛け部材形成工程では、カッターロール111aが吸引しながら搬送する幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を、該カッターロール111aとトランスファーロール112aとのニップ部にてトランスファーロール112aに受け渡す。耳掛け部材形成工程では、リピッチ部112にて一対の耳掛け部材31,31のみをトランスファーロール112aに受け渡し、裁断部111にて基材シート30をカットすることで形成されるトリム(図示せず)はリピッチ部112でトランスファーロール112aに受け渡されることなく排出される。トランスファーロール112aを用いた耳掛け部材形成工程では、トランスファーロール112aとカッターロール111aとの回転速度差により、幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31、及び一対の該耳掛け部材31,31と搬送方向Xに隣り合う別の一対の耳掛け部材31,31の間隔を広げて搬送する。
裁断部111及びリピッチ部112を有する耳掛け部材形成部110を用いる耳掛け部材形成工程では、図5に示すように、カッターロール111aにて基材シート30をカットして該基材シート30の幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成した後にトランスファーロール112aにて一対の耳掛け部材31,31と別の一対の耳掛け部材31,31との搬送方向Xの間隔を広げて搬送するので、搬送方向Xの間隔を広げた一対の耳掛け部材31,31を連続して形成可能となり、一対の耳掛け部材31,31の歩留まりが高い。
シート状マスク1の製造方法では、耳掛け部材形成工程とは別に、図4に示すように、一対の耳掛け部材31,31の外方部分3s、3sとマスク本体連続体20の両側部20s,20sとを接合する耳掛け接合部23及び折り状態維持接合部24を予め避ける位置にて、マスク本体連続体20の内部に発熱体4を配する(発熱体配置工程)。発熱体配置工程は、製造装置100の発熱体配置部120を用いて行う。発熱体配置部120は、図4に示すように、発熱体形成部121と、発熱体リピッチ部122とを備えている。
発熱体形成部121は、幅方向Yに並置された一対の発熱体の連続体4aを形成するものであり、公知の発熱体形成手段を用いることができる。発熱体リピッチ部122は、一対の発熱体4,4及び一対の該発熱体4,4、と搬送方向に隣り合う別の一対の発熱体4,4との間隔を広げて搬送するものであり、製造装置100では、周面に複数のカッター刃を有するカッターロール(図示せず)と、該カッターロールに対向配置されたアンビルロール(図示せず)と、該カッターロール及び該アンビルロールとのニップ部よりも搬送方向下流側で該カッターロールと対向配置されるフライトコンベア(図示せず)とを備えている。該カッターロールは、帯状の一対の発熱体の連続体4aを搬送方向Xと直交する幅方向Yにカットするカッター刃を周方向に複数有している。該フライトコンベアは、搬送速度が該カッターロールの回転速度よりも速くなっている。
発熱体形成部121及び発熱体リピッチ部122を有する発熱体配置部120を用いる発熱体配置工程では、図4に示すように、最初に、発熱体形成部121を用いて、非通気性シート40bの一面に発熱組成物41を塗布又は散布し、塗布又は散布された発熱組成物41の層を通気性シート40tで被覆して、一対の発熱体の連続体4aを形成する。その後、発熱体リピッチ部122のカッターロール(図示せず)及びアンビルロール(図示せず)を用いて発熱体の連続体4aをカットして、幅方向Yに並置された一対の枚葉の発熱体4,4が搬送方向Xに間欠的に配される複数の発熱体4を形成する。その後、フライトコンベア(図示せず)を用いて、幅方向Yに並置される一対の発熱体4,4と隣り合う別の発熱体4,4との搬送方向Xの間隔を広げ、マスク本体連続体20を構成する裏面シート20bの基材シート上に配置する。発熱体配置工程では、後に一対の耳掛け部材31,31の外方部分3s、3sとマスク本体連続体20の両側部20s,20sとを接合する観点から、裏面シート20bの基材シートにおける耳掛け接合部23及び折り状態維持接合部24を予め避ける位置に一対の発熱体4,4を配置する。
次いで、耳掛け部材形成工程及び発熱体配置工程の後、図4に示すように、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材31の外方部分3sとを、耳掛け部材接合部130の超音波装置133を用いて接合する(耳掛け部材接合工程)。耳掛け部材接合工程は、製造装置100の耳掛け部材接合部130を用いて行う。耳掛け部材接合部130は、マスク本体連続体20を形成するマスク本体連続体形成部131と、パターンシール部132とを備えている。
パターンシール部132は、図5に示すように、トランスファーロール112aとカッターロール111aとのニップ部の搬送方向下流側で、トランスファーロール112aと対向配置される接合用アンビルロール134と、トランスファーロール112aと接合用アンビルロール134とのニップ部よりも搬送方向の下流側で一対の耳掛け部材31,31及びマスク本体連続体20を介して接合用アンビルロール134と対向配置される超音波装置133とを備えている。
接合用アンビルロール134には一対の耳掛け部材31,31の接合パターン(図示せず)が外周面に形成されている。好適に、接合用アンビルロール134には、カッターロール111aでカットされた一対の耳掛け部材31,31の外方部分3sの形状に突出した凸状の接合パターンが周方向に複数形成されている。接合用アンビルロール134は、該接合用アンビルロール134とトランスファーロール112aとのニップ部にて、一対の耳掛け部材31,31の外方部分3sを当該接合パターンに合わせて吸着可能となっている。
マスク本体連続体形成部131及びパターンシール部132を有する耳掛け部材接合部130を用いる耳掛け部材接合工程では、図4に示すように、最初に、マスク本体連続体形成部131を用いて、裏面シート20bの帯状の基材シート上に、幅方向Yに並置された一対の発熱体4,4が搬送方向Xに間隔を空けてなる発熱体群の全体を覆うように、表面シート20tの帯状の基材シートを裏面シート20bの基材シート上に被覆して帯状のマスク本体連続体20を形成する。
その後、図4に示すように、パターンシール部132を用いて、マスク本体連続体20に一対の耳掛け部材31,31を接合する。パターンシール部132を用いた耳掛け部材接合工程では、一対の耳掛け部材31,31の外方部分3s,3sがマスク本体連続体20の搬送方向Xに沿う両側部20s,20sそれぞれ上に位置するように、接合用アンビルロール134を用いて一対の耳掛け部材31,31を吸引しながら搬送する。その後、図5に示すように、接合用アンビルロール134にて搬送される一対の耳掛け部材31,31がマスク本体連続体20上に重なる位置にまで搬送されると、超音波装置133と接合用アンビルロール134との間でマスク本体連続体20の各側部20s及び各耳掛け部材31の外方部分3sを接合して耳掛け接合部23を形成する。好ましくは、接合用アンビルロール134にて搬送される一対の耳掛け部材31,31をマスク本体連続体20上に重ねる位置にて、重ねると同時にマスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材31の外方部分3sとを超音波装置133と接合用アンビルロール134との間で接合する。
マスク本体連続体形成部131及びパターンシール部132を有する耳掛け部材接合部130を用いる耳掛け部材接合工程では、図5に示すように、一対の耳掛け部材31,31がマスク本体連続体20上に重なる位置にて、好ましくは重なると同時に、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材31の外方部分3sとを接合するので、各耳掛け部材31の外方部分3sをマスク本体連続体20の各側部20sにホットメルト接着剤等で仮止めする必要がない。その為、ホットメルト接着剤等によってマスク本体2が汚染されるおそれがない。
また、図5に示すように、接合用アンビルロール134を用いて一対の耳掛け部材31,31を吸引しながら搬送するので、一対の耳掛け部材が接合用アンビルロール134によって固定された状態で搬送され、耳掛け接合部23の加工精度が向上する。特に、接合用アンビルロール134に形成された接合パターンに一対の耳掛け部材31,31の外方部分3sを合わせて吸着しながら搬送するのでより加工精度が向上する。
更に、図4に示すように、各耳掛け部材31の外方部分3sとマスク本体連続体20の各側部20sとを超音波装置133を用いて接合するので、一対の耳掛け部材31,31それぞれの幅方向外方部分3sの熱収縮による変形や風合いの変化等を小さくすることができる。
更にまた、図5に示すように、超音波装置133が、接合用アンビルロール134により搬送される一対の耳掛け部材31,31とマスク本体連続体20とを介して、接合用アンビルロール134と対向配置されており、マスク本体連続体20の非肌対向面側から超音波を発振することになるので、肌対向面側の肌触りの低下を抑制することができる。また、例えばカットされた一対の耳掛け部材31,31が超音波装置133と接触することで捲れる等のおそれも低減される。
次いで、耳掛け部材接合工程の後、図4に示すように、一対の耳掛け部材31,31が接合されたマスク本体連続体21を幅方向Yの中心部にて二つ折りして二つ折りマスク連続体22を形成する(二つ折りマスク連続体形成工程)。二つ折りマスク連続体形成工程は、製造装置100の二つ折りマスク連続体形成部140を用いて行う。二つ折りマスク連続体形成部140は、公知の二つ折り手段である二つ折りガイド(図示せず)を備えている。
二つ折りマスク連続体形成部140を用いる二つ折りマスク連続体形成工程では、図4に示すように、一対の耳掛け部材31,31が接合されたマスク本体連続体21を公知の二つ折りガイドに沿って搬送し、一対の耳掛け部材31,31が接合されたマスク本体連続体21を二つ折りガイドの形状に基づいて幅方向Yの中心部にて二つ折りする。
次いで、二つ折りマスク連続体形成工程の後、図4に示すように、二つ折りマスク連続体22の折り側にて耳掛け部材31と重ならない位置を接合し、二つ折り状態を維持する折り状態維持接合部24を形成する(折り状態維持接合部形成工程)。折り状態維持接合部形成工程は、製造装置100の折り状態維持接合部形成部150を用いて行う。折り状態維持接合部形成部150は、シート状マスク1の鼻側折り状態維持接合部24a及び顎側折り状態維持接合部24bを含む大きさの折り状態維持接合部24のパターンが形成された加熱ロール(図示せず)と、該加熱ロールに対向配置されるアンビルロール(図示せず)とを備えている。
折り状態維持接合部形成部150を用いる折り状態維持接合部形成工程では、図4に示すように、折り状態維持接合部形成部150を用いて、二つ折りマスク連続体22の折り側にて耳掛け部材31及び一対の発熱体4,4と重ならない位置に、搬送方向Xに間隔を空けて折り状態維持接合部24を形成する。二つ折りマスク連続体22の折り側に折り状態維持接合部24を形成することで、二つ折りマスク連続体22の二つ折り状態が維持される。二つ折りマスク連続体22に折り状態維持接合部24を形成することで、シート状マスク1の前駆体が形成される。
次いで、折り状態維持接合部形成工程の後、図4に示すように、折り状態維持接合部24上にて二つ折りマスク連続体22を折り状態維持接合部24を一部に含む所定の形状にカットしてシート状マスク1を形成する(マスク形成工程)。マスク形成工程は、製造装置100のマスク形成部160を用いて行う。マスク形成部160は、図2に示す二つ折りされたシート状マスク1の外縁に沿った形状のカッター刃を有するカッターロール(図示せず)と、該カッターロールと対向配置されるアンビルロール(図示せず)とを備えている。カッターロール(図示せず)は、図2に示す二つ折りされたシート状マスク1のパターンのカッター刃を周方向に複数有している。
マスク形成部160を用いるマスク形成工程では、図4に示すように、マスク形成部160を用い、二つ折りマスク連続体22を、マスク形成部160のカッターロール(図示せず)とアンビルロール(図示せず)とのニップ部に搬送して、二つ折りマスク連続体22の折り側に間欠的に形成された折り状態維持接合部24を搬送方向Xの上流側及び下流側の一部に含む図2に示す二つ折りされたシート状マスク1の形状にカットする。マスク形成工程にてカットして形成された二つ折りされたシート状マスク1は、鼻側折り状態維持接合部24a及び顎側折り状態維持接合部24bを有し、一対の耳掛け部3,3が二つ折りされたマスク本体2の内面側に配された状態となっている。
以上のように、製造装置100を用いた本実施態様のシート状マスク1の製造方法は、図4に示す耳掛け部材形成部110を用いて幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材31,31を形成し、図4に示す耳掛け部材接合部130を用いてマスク本体連続体20を形成し、二つ折りマスク連続体形成部140を用いて一対の耳掛け部材31,31が内面側に配された二つ折りマスク連続体22を製造している。その為、耳掛け部材形成部110を用いた耳掛け部材形成工程、耳掛け部材接合部130を用いた耳掛け部材接合工程及び二つ折りマスク連続体形成部140を用いた二つ折りマスク連続体形成工程を行うことで、二つ折りしたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部3,3が配されたシート状マスク1の前駆体である二つ折りマスク連続体22を効率的に製造することができる。そして製造された二つ折りマスク連続体22を図2に示す二つ折りされたシート状マスク1の形状にカットすることで、二つ折りしたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部3,3が配されたシート状マスク1を、連続して効率的に製造することができる。
次に、製造装置100を用いた製造方法で製造されるシート状マスク1に用いられる部材の形成材料について説明する。
シート状マスク1のマスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bとしては、シート同士を融着させる観点から、熱融着性繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複合繊維等が挙げられる。複合繊維を用いる場合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱融着性繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
一対の耳掛け部材31,31としては、マスク本体2の表面シート20tに融着させる観点から、熱融着性繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、マスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bに用いるものと同種のものを用いることができる。
また一対の耳掛け部材31,31は、伸縮性を有していることが好ましい。一対の耳掛け部材31,31が伸縮性を有する場合、一対の耳掛け部材31,31の基材シート30としては、例えば伸縮性を有する不織布を用いることが、伸縮の容易さや、良好な肌触りの点から好ましい。伸縮性を有する不織布としては、構成繊維として少なくとも弾性繊維を含む不織布、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布及びスパンレース不織布などを用いることができる。
発熱体の通気性シート40tは、熱融着繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、マスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bに用いるものと同種のものを用いることができる。
通気性シート40tの坪量は、湿潤状態における強度を十分に確保する観点から、好ましくは10g/m2以上、より好ましくは35g/m2以上であり、また、好ましくは200g/m2以下、より好ましくは150g/m2以下である。
発熱体4の発熱組成物41としては、被酸化性金属、炭素成分及び水等を含んでいることが好ましい。発熱組成物41を構成する被酸化性金属の粒子としては、酸化反応熱を生ずる金属が用いられ、例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、及びカルシウムから選ばれる1種又は2種以上の粉末や繊維が挙げられる。中でも、取扱い性、安全性、製造コスト、保存性及び安定性の点から鉄が好ましく、特に鉄粉が好ましい。鉄粉としては、例えば、還元鉄粉、及びアトマイズ鉄粉などが挙げられる。発熱体4の発熱組成物41を構成する被酸化性金属の粒子の粒径は、例えば0.1〜300μm程度とすることができる。発熱組成物41を構成する炭素成分は、保水能、酸素供給能、及び触媒能の少なくとも1つの機能を有するものであり、この3つを兼ね備えているものが好ましい。炭素成分として、例えば、活性炭、アセチレンブラック、及び黒鉛から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、湿潤時に酸素を吸着しやすいことや、発熱体4中の水分を一定に保てる観点から、活性炭が好ましく用いられる。より好ましくは、椰子殻炭、木粉炭及びピート炭から選ばれる1種又は2種以上の微細な粉末状物又は小粒状物が用いられる。中でも、発熱体4の水分量を所望の範囲に保ちやすいことから、木粉炭が好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は本実施形態に限定されない。例えば、シート状マスク1の製造方法では、マスク本体2の裏面シートに非通気性のシート40bを用いたが、通気性のシートであってもよい。
1 シート状マスク
2 マスク本体
2s 側部
20 マスク本体連続体
20t マスク本体連続体の表面シート
20b マスク本体連続体の裏面シート
20s マスク本体連続体の側部
21 一対の耳掛け部材が接合されたマスク本体連続体
22 二つ折りマスク連続体
23 耳掛け接合部
24 折り状態維持接合部
24a 鼻側折り状態維持接合部
24b 顎側折り状態維持接合部
25 折り側
25a 折り線
3 耳掛け部
3s 外方部分
30 耳掛け部材用の基材シート
31 耳掛け部材
4 発熱体
40t 通気性シート
40b 非通気性シート
41 発熱組成物
100 製造装置
110 耳掛け部材形成部
111a カッターロール
111b カッター用アンビルロール
112a トランスファーロール
133 超音波装置
134 接合用アンビルロール
120 発熱体配置部
130 耳掛け部材接合部
140 二つ折りマスク連続体形成部
150 折り状態維持接合部形成部
160 マスク形成部

Claims (6)

  1. 二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部が配されたシート状マスクの製造方法であって、
    一対の前記耳掛け部を形成する一対の耳掛け部材用の帯状の基材シートをカットして該基材シートの搬送方向と直交する幅方向に並置された一対の該耳掛け部材を形成する耳掛け部材形成工程と、
    前記耳掛け部材形成工程の後工程に、幅方向に並置された一対の前記耳掛け部材を、該耳掛け部材の幅方向外方部分が前記マスク本体の連続体を形成する帯状のマスク本体連続体の搬送方向に沿う両側部それぞれに位置するように、接合用アンビルロールを用いて一対の該耳掛け部材を吸引しながら搬送し、一対の該耳掛け部材が該マスク本体連続体上に重なる位置にて、該マスク本体連続体の各側部と各該耳掛け部材の外方部分とを超音波装置を用いて接合する耳掛け部材接合工程と、
    前記耳掛け部材接合工程の後工程に、一対の前記耳掛け部材が接合された前記マスク本体連続体を幅方向の中心部にて二つ折りして二つ折りマスク連続体を形成する二つ折りマスク連続体形成工程とを有する、シート状マスクの製造方法。
  2. 前記接合用アンビルロールには一対の前記耳掛け部材の接合パターンが外周面に形成されており、
    前記超音波装置は、一対の該耳掛け部材及び前記マスク本体連続体を介して前記接合用アンビルロールと対向配置されている、請求項1に記載のシート状マスクの製造方法。
  3. 前記二つ折りマスク連続体形成工程の後工程に、前記二つ折りマスク連続体の折り側にて前記耳掛け部材と重ならない位置を接合し、二つ折り状態を維持する折り接合部を形成する折り状態維持接合部形成工程を有する、請求項1又は2に記載のシート状マスクの製造方法。
  4. 前記折り状態維持接合部形成工程の後工程に、折り接合部上にて前記二つ折りマスク連続体を該折り接合部を一部に含む所定の形状にカットしてシート状マスクを形成するマスク形成工程を有する、請求項3に記載のシート状マスクの製造方法。
  5. 前記耳掛け部材接合工程の前工程に、一対の前記耳掛け部材の前記外方部分と前記マスク本体連続体の前記両側部とを接合する耳掛け接合部及び前記折り接合部を予め避ける位置にて、前記マスク本体連続体の内部に発熱体を配する発熱体配置工程を有する、請求項4に記載のシート状マスクの製造方法。
  6. 前記耳掛け部材形成工程では、幅方向に並置された一対の前記耳掛け部材及び一対の該耳掛け部材と搬送方向に隣り合う別の一対の耳掛け部材の間隔を広げて搬送する、請求項1〜5の何れか1項に記載のシート状マスクの製造方法。
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