JP2017009455A - 光干渉断層撮影用光源ユニット及び光干渉断層撮影装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置を、図1〜図12を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、光干渉断層撮影装置1は、光干渉断層撮影用光源ユニット10と、光検出器11と、光カプラ12と、基準ミラー13と、を備えている。図1は、光干渉断層撮影装置1が撮影対象物2(例えば、被験者の眼内)の断層画像を取得する様子を示している。
光カプラ12は、光干渉断層撮影用光源ユニット10が出力した周波数掃引光を、所定のパワー比率で基準ミラー13への経路、及び、撮影対象物2への経路へと分波して出力する。また、光カプラ12は、基準ミラー13で反射して戻ってきた光(基準光)と、撮影対象物2で反射して戻ってきた光(観測光)と、を合波して、光検出器11へと出力する。
光検出器11は、基準光と観測光とが合波されてなる干渉光のパワー(強度)を検出する。光検出器11によって取得された検出信号は直ちにコンピュータ等の演算装置に取り込まれる。当該演算装置は、取得された検出信号に対し所定の演算処理(フーリエ変換等)を施すことで撮影対象物2の断層画像を生成し、ディスプレイ等に表示する。
図2は、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影用光源ユニットの構成を示す図である。
図2に示すように、光干渉断層撮影用光源ユニット10は、広帯域パルス光源100と、光サーキュレータ101と、上流側分光器102と、上流側光導波路103と、下流側分光器104と、下流側光導波路105と、光反射板106と、を備えている。
広帯域パルス光源100は、パルス状の広帯域光を所定の周期(例えば、1μ秒)ごとに繰り返し出力する。
図3は、第1の実施形態に係る上流側分光器の機能を説明する図である。
図3に示すように、4段のマッハツェンダー干渉計である上流側分光器102は、上流側入力ポート102aからパルス状の広帯域光Pを入力する。上流側分光器102は、入力された広帯域光Pを所定の周波数帯域別に分光して複数の第1分光成分Qを生成する。
具体的には、上流側分光器102は、上流側出力ポート102b0から第1分光成分Q0を出力する。また、上流側分光器102は、上流側出力ポート102b1から第1分光成分Q1を出力する。また、上流側分光器102は、上流側出力ポート102b2から第1分光成分Q2を出力する。また、上流側分光器102は、上流側出力ポート102b3から第1分光成分Q3を出力する。
例えば、第1分光成分Q0は、周波数f00、f10、f20、f30の各々にピークを有する周波数帯域を有している。周波数f00、f10、f20、f30(f00<f10<f20<f30)の各々は、第1の周波数差Δfの間隔で離散化されている。
同様に、第1分光成分Q1は、周波数f01、f11、f21、f31の各々にピークを有する周波数帯域を有しており、周波数f01、f11、f21、f31(f01<f11<f21<f31)の各々は、第1の周波数差Δfの間隔で離散化されている。
同様に、第1分光成分Q2は、周波数f02、f12、f22、f32の各々にピークを有する周波数帯域を有しており、周波数f02、f12、f22、f32(f02<f12<f22<f32)の各々は、第1の周波数差Δfの間隔で離散化されている。
同様に、第1分光成分Q3は、周波数f03、f13、f23、f33の各々にピークを有する周波数帯域を有しており、周波数f03、f13、f23、f33(f03<f13<f23<f33)の各々は、第1の周波数差Δfの間隔で離散化されている。
例えば、第1分光成分Q1のピーク周波数(周波数f01、f11、f21、f31)の各々は、第1分光成分Q0のピーク周波数(周波数f00、f10、f20、f30)の各々よりも第2の周波数差δfだけ高周波数側にずれている。
また、第1分光成分Q2のピーク周波数(周波数f02、f12、f22、f32)の各々は、第1分光成分Q1のピーク周波数(周波数f01、f11、f21、f31)の各々よりも第2の周波数差δfだけ高周波数側にずれている。
また、第1分光成分Q3のピーク周波数(周波数f03、f13、f23、f33)の各々は、第1分光成分Q2のピーク周波数(周波数f02、f12、f22、f32)の各々よりも第2の周波数差δfだけ高周波数側にずれている。
即ち、第2の周波数差δfは、一の上流側出力ポート102bから出力された第1分光成分Q(例えば、第1分光成分Q0)に含まれる各周波数帯域のピークと、他の上流側出力ポート102bから出力された第1分光成分Q(例えば、第1分光成分Q1)に含まれる各周波数帯域のピークと、の間の周波数差の最小値である。
第1の周波数差Δf(Δf=100GHz)は、第2の周波数差δf(δf=25GHz)の整数倍(本実施形態においては4倍)とされている。
図4は、第1の実施形態に係る上流側光導波路の構成を説明する図である。
図4に示すように、上流側分光器102の上流側出力ポート102bの各々から出力された複数の第1分光成分Q(Q0〜Q3)は、上流側光導波路103を伝搬する。ここで、上述したように、各上流側光導波路103は、それぞれ、異なる長さで設けられている。
具体的には、上流側出力ポート102b1に接続された上流側光導波路1031の長さは、上流側出力ポート102b0に接続された上流側光導波路1030の長さよりも第1光路長差δL1だけ長く設けられている。ここで、第1光路長差δL1は、「δL1=(Co/2)・δt」で与えられている。なお、“Co”は、真空中の光速であり、“δt”は、周波数掃引光の1ステップごとの時間間隔(ステップ間隔時間δt(後述))である。
同様に、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2は、上流側光導波路1031を伝搬する第1分光成分Q1よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ遅れて下流側分光器104に到達する。更に、上流側光導波路1033を伝搬する第1分光成分Q3は、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ遅れて下流側分光器104に到達する。
ここで、第1分光成分Q0、Q1、Q2、Q3は、それぞれ、下流側分光器104の下流側入力ポート104a0、104a1、104a2、104a3の各々に入力される。
図5〜図8は、それぞれ、第1の実施形態に係る下流側分光器の機能を説明する第1〜第4の図である。
本実施形態に係る下流側分光器104は、上述したように、4チャネルの入力ポート(下流側入力ポート104a)と4チャネルの出力ポート(下流側出力ポート104b)とを有するAWGである。
ここで、下流側入力ポート104aの隣接チャネルごとの周波数間隔(いわゆるチャネル間隔)は、第2の周波数差δf(δf=25GHz)とされている。これは、一の下流側出力ポート104bと一の下流側入力ポート104aとの間における通過可能周波数帯域のピークと、当該一の下流側出力ポート104bと他の下流側入力ポート104aとの間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差が、第2の周波数差δf(δf=25GHz)であることを意味している。
例えば、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a0との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差が25GHzとされている。
同様に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も25GHzとされている。
更に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a3との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も25GHzとされている。
他の下流側出力ポート104b1、104b2、104b3の各々に対する上記4つの下流側入力ポート104aとの関係についても同様とされる。
例えば、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b0との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b1との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差が100GHzとされている。
同様に、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b1との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b2との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も100GHzとされている。
更に、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b2との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側入力ポート104a0と下流側出力ポート104b3との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も100GHzとされている。
他の下流側入力ポート104a1、104a2、104a3の各々に対する上記4つの下流側出力ポート104bとの関係についても同様とされる。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q0に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f00、f10、f20、f30である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q0を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f00の周波数帯域のみからなる第2分光成分R00を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f10の周波数帯域のみからなる第2分光成分R10を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f20の周波数帯域のみからなる第2分光成分R20を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f30の周波数帯域のみからなる第2分光成分R30を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q1が下流側入力ポート104a1に入力された場合、下流側分光器104は、図6に示すように、当該第1分光成分Q1を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R1を生成する。ここで、下流側分光器104は、下流側入力ポート104a1に入力された第1分光成分Q1を、第1の周波数差Δfで周期的に離散化された周波数帯域ごとに分光して複数の第2分光成分R1を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q1に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f01、f11、f21、f31である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q1を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f01の周波数帯域のみからなる第2分光成分R01を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f11の周波数帯域のみからなる第2分光成分R11を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f21の周波数帯域のみからなる第2分光成分R21を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f31の周波数帯域のみからなる第2分光成分R31を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q2が下流側入力ポート104a2に入力された場合、下流側分光器104は、図7に示すように、当該第1分光成分Q2を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R2を生成する。ここで、下流側分光器104は、下流側入力ポート104a2に入力された第1分光成分Q2を、第1の周波数差Δfで周期的に離散化された周波数帯域ごとに分光して複数の第2分光成分R2を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q2に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f02、f12、f22、f32である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q2を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f02の周波数帯域のみからなる第2分光成分R02を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f12の周波数帯域のみからなる第2分光成分R12を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f22の周波数帯域のみからなる第2分光成分R22を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f32の周波数帯域のみからなる第2分光成分R32を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q3が下流側入力ポート104a3に入力された場合、下流側分光器104は、図8に示すように、当該第1分光成分Q3を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R3を生成する。ここで、下流側分光器104は、下流側入力ポート104a3に入力された第1分光成分Q3を、第1の周波数差Δfで周期的に離散化された周波数帯域ごとに分光して複数の第2分光成分R3を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q3に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f03、f13、f23、f33である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q3を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f03の周波数帯域のみからなる第2分光成分R03を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f13の周波数帯域のみからなる第2分光成分R13を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f23の周波数帯域のみからなる第2分光成分R23を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f33の周波数帯域のみからなる第2分光成分R33を下流側出力ポート104b3から出力する。
例えば、下流側入力ポート104a0に入力された第1分光成分Q0に含まれる複数の第2分光成分R0のうちの一つである第2分光成分R00と、下流側入力ポート104a1に入力された第1分光成分Q1に含まれる複数の第2分光成分R1のうちの一つである第2分光成分01とは、共通の下流側出力ポート104b0から出力される。
また、下流側入力ポート104a2に入力された第1分光成分Q2に含まれる複数の第2分光成分R2のうちの一つである第2分光成分R32と、下流側入力ポート104a3に入力された第1分光成分Q3に含まれる複数の第2分光成分R3のうちの一つである第2分光成分33とは、共通の下流側出力ポート104b3から出力される。
図9は、第1の実施形態に係る下流側光導波路の構成を説明する第1の図である。
また、図10は、第1の実施形態に係る下流側光導波路の構成を説明する第2の図である。
図9に示すように、下流側分光器104の下流側出力ポート104bの各々から出力された複数の第2分光成分R0(R00〜R30)、R1(R01〜R31)、R2(R02〜R32)、R3(R03〜R33)は、下流側光導波路105を伝搬する。第2分光成分R0、R1、R2、R3は、それぞれ、下流側分光器104に到達した時間差(第1光路長差δL1に対応する遅延時間差)だけずれて、各下流側光導波路105を伝搬する。
ここで、上述したように、各下流側光導波路105は、それぞれ、異なる長さで設けられている。
具体的には、下流側出力ポート104b1に接続された下流側光導波路1051の長さは、下流側出力ポート104b0に接続された下流側光導波路1050の長さよりも第2光路長差δL2だけ長い長さとされている。ここで、第2光路長差δL2は、「δL2=(Co/2)・(4・δt)」で与えられている。
同様に、下流側光導波路1052を伝搬する第2分光成分R20は、下流側光導波路1051を伝搬する第2分光成分R10よりも第2光路長差δL2に対応する時間だけ遅れて光反射板106に到達する。更に、下流側光導波路1053を伝搬する第2分光成分R30は、下流側光導波路1052を伝搬する第2分光成分R20よりも第2光路長差δL2に対応する時間だけ遅れて光反射板106に到達する。
なお、下流側光導波路105の伝搬中において、同一の下流側光導波路105(例えば、下流側光導波路1050)を伝搬する複数の第2分光成分(第2分光成分R00、R01、R02、R03)の間に生じている遅延時間は変化しない。
図11は、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置の作用効果を説明する第1の図である。
また、図12は、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置の作用効果を説明する第2の図である。
光反射板106(図10)で反射した第2分光成分R0〜R3は、それぞれ、下流側分光器104、上流側光導波路103、及び、上流側分光器102を逆に伝搬して、最終的に一つに合波されて、上流側入力ポート102aから出力される。
そうすると、広帯域光Pが上流側入力ポート102aに入力されてから、第2分光成分Rji(i=0、1、2、3、j=0、1、2、3)の各々が上流側入力ポート102aに戻ってくるまでに生じる全光路長差ΔLは、式「ΔL=(i+4j)Co・δt」で表される。
したがって、図11に示すように、第2分光成分R00、R01、・・・、R03、R10、R11、・・・は、全て等しい時間間隔(ステップ間隔時間δt)で出力される。
また、光干渉断層撮影装置1は、複数の上流側出力ポート102bごとに異なる長さで設けられた上流側光導波路103を備える。
また、光干渉断層撮影装置1は、上流側光導波路103を通じて、複数の第1分光成分Qを複数の下流側入力ポート104aの各々から入力する下流側分光器104を備える。下流側分光器104は、当該第1分光成分Qの各々(例えば、第1分光成分Q0)が更に分光されてなる複数の第2分光成分(例えば、第2分光成分R00、R10、R20、R30)を、複数の下流側出力ポート104bの各々から出力する。
また、光干渉断層撮影装置1は、複数の下流側出力ポート104bごとに異なる長さで設けられ、先端に光反射板106が設けられた下流側光導波路105を備える。
そして、一の下流側入力ポート104aに入力された第1分光成分Qに含まれる複数の第2分光成分のうちの一つ(例えば、第2分光成分R00)と、他の下流側入力ポート104aに入力された第1分光成分Qに含まれる複数の第2分光成分のうちの一つ(例えば、第2分光成分R01)とは、共通の下流側出力ポート104b(例えば、下流側出力ポート104b0)から出力される。
この仕組みによれば、光路長差を所望に調整することで、周波数掃引の高速化を容易に実現することができる。また、広帯域光Pの周波数帯域をより広帯域化することで、掃引範囲の広帯域化も容易に実現することができる。
例えば、上述の例では、4通りの第1光路長差δL1と、4通りの第2光路長差δL2と、の組み合わせで16通りの光路長差を実現することができるが、必要な光導波路の数は、合計で8本である。また、1024通りの光路長差を実現しようとする場合は、例えば、32通りの第1光路長差δL1と、32通りの第2光路長差δL2と、の組み合わせで実現することができるが、必要な光導波路の数は、合計で64本である。このように、従来では1024本必要であった光導波路の数を大幅に減らすことができる。
以下、第2の実施形態に係る光干渉断層撮影装置を、図13〜図19を参照しながら説明する。
なお、第2の実施形態に係る光干渉断層撮影装置及び光干渉断層撮影用光源ユニットの構成は、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
図13は、第2の実施形態に係る上流側光導波路の構成を説明する図である。
図13に示すように、第2の実施形態においても、上流側分光器102の上流側出力ポート102bの各々から出力された複数の第1分光成分Q(Q0〜Q3)は、上流側光導波路103を伝搬する。
上流側出力ポート102b1に接続された上流側光導波路1031の長さは、上流側出力ポート102b0に接続された上流側光導波路1030の長さよりも第1光路長差δL1だけ短い長さとされている。ここで、第2の実施形態において、第1光路長差δL1は、「δL1=(Co/2)・(−3・δt)」で与えられている(“−3・δt”におけるマイナスの符号は、ここで基準とする上流側出力ポート102b0の長さよりも“短い”ことを表している)。
同様に、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2は、上流側光導波路1031を伝搬する第1分光成分Q1よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ早く下流側分光器104に到達する。更に、上流側光導波路1033を伝搬する第1分光成分Q3は、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ早く下流側分光器104に到達する。
ここで、第1分光成分Q0、Q1、Q2、Q3は、それぞれ、下流側分光器104の下流側入力ポート104a0、104a1、104a2、104a3の各々に入力される。
図14〜図17は、それぞれ、第2の実施形態に係る下流側分光器の機能を説明する第1〜第4の図である。
本実施形態に係る下流側分光器104は、第1の実施形態と同様に、4チャネルの入力ポート(下流側入力ポート104a)と4チャネルの出力ポート(下流側出力ポート104b)とを有するAWGである。
そして、本実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第1の周波数差Δf(Δf=100GHz)と第2の周波数差δf(δf=25GHz)との差分値(Δf−δf=75GHz)とされている。
例えば、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a0との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差が75GHzとされている。
同様に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も75GHzとされている。
更に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a3との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も75GHzとされている。
他の下流側出力ポート104b1、104b2、104b3の各々に対する上記4つの下流側入力ポート104aとの関係についても同様とされる。
下流側分光器104において第1分光成分Q3が下流側入力ポート104a3に入力された場合、下流側分光器104は、図14に示すように、当該第1分光成分Q3を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R3を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q3に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f03、f13、f23である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q3を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f03の周波数帯域のみからなる第2分光成分R03を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f13の周波数帯域のみからなる第2分光成分R13を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f23の周波数帯域のみからなる第2分光成分R23を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q2が下流側入力ポート104a2に入力された場合、下流側分光器104は、図15に示すように、当該第1分光成分Q2を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R2を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q2に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f02、f12、f22、f32である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q2を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f02の周波数帯域のみからなる第2分光成分R02を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f12の周波数帯域のみからなる第2分光成分R12を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f22の周波数帯域のみからなる第2分光成分R22を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f32の周波数帯域のみからなる第2分光成分R32を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q1が下流側入力ポート104a1に入力された場合、下流側分光器104は、図16に示すように、当該第1分光成分Q1を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R1を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q1に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f11、f21、f31である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q1を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f11の周波数帯域のみからなる第2分光成分R11を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f21の周波数帯域のみからなる第2分光成分R21を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f31の周波数帯域のみからなる第2分光成分R31を下流側出力ポート104b2から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q0が下流側入力ポート104a0に入力された場合、下流側分光器104は、図17に示すように、当該第1分光成分Q0を、更に所定の周波数帯別に分光して複数の第2分光成分R0を生成する。
具体的には、下流側分光器104は、第1分光成分Q0に含まれる、100GHz間隔に離散化された各周波数帯域(ピーク周波数がそれぞれ周波数f20、f30である周波数帯域)ごとに第1分光成分Q0を分光する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f20の周波数帯域のみからなる第2分光成分R20を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f30の周波数帯域のみからなる第2分光成分R30を下流側出力ポート104b1から出力する。
図18は、第2の実施形態に係る下流側光導波路の構成を説明する図である。
図18に示すように、下流側分光器104の下流側出力ポート104bの各々から出力された複数の第2分光成分R20〜R30、R11〜R31、R02〜R32、R03〜R23は、下流側光導波路105を伝搬する。第2分光成分R20〜R30、R11〜R31、R02〜R32、R03〜R23は、それぞれ、下流側分光器104に到達した時間差(第1光路長差δL1に対応する遅延時間差)だけずれて、各下流側光導波路105を伝搬する。
図19は、第2の実施形態に係る光干渉断層撮影装置の作用効果を説明する図である。
以上のような構成によれば、光反射板106(図18)で反射した第2分光成分R20〜R30、R11〜R31、R02〜R32、R03〜R23は、それぞれ、下流側分光器104、上流側光導波路103、及び、上流側分光器102を逆に伝搬して、最終的に一つに合波されて、上流側入力ポート102aから出力される。
そうすると、広帯域光Pが上流側入力ポート102aに入力されてから、第2分光成分Rji(i=0、1、2、3、j=0、1、2、3)の各々が上流側入力ポート102aに戻ってくるまでに生じる全光路長差ΔLは、式「ΔL=(−3i+4j)Co・δt」で表される。
したがって、図19に示すように、第2分光成分R11、R12、R13、・・・は、全て等しい時間間隔(ステップ間隔時間δt)で出力される。
即ち、第1の実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第2の周波数差δf(25GHz)であったのに対し、第2の実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第1の周波数差Δfと第2の周波数差δfとの差分値(75GHz)とされている。
このように、AWGである下流側分光器104の入力側の分解能(どの程度の周波数差を有意に分光できるか)を25GHz間隔から75GHz間隔に広げることができるため、下流側分光器104の製作に要する労力や製造コストを低減することができる。
以下、第3の実施形態に係る光干渉断層撮影装置を、図20〜図26を参照しながら説明する。
なお、第3の実施形態に係る光干渉断層撮影装置及び光干渉断層撮影用光源ユニットの構成は、第1の実施形態、第2の実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
図20は、第3の実施形態に係る上流側光導波路の構成を説明する図である。
図20に示すように、第3の実施形態においても、上流側分光器102の上流側出力ポート102bの各々から出力された複数の第1分光成分Q(Q0〜Q3)は、上流側光導波路103を伝搬する。
上流側出力ポート102b1に接続された上流側光導波路1031の長さは、上流側出力ポート102b0に接続された上流側光導波路1030の長さよりも第1光路長差δL1だけ長い長さとされている。ここで、第3の実施形態において、第1光路長差δL1は、「δL1=(Co/2)・(5・δt)」で与えられている。
同様に、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2は、上流側光導波路1031を伝搬する第1分光成分Q1よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ遅く下流側分光器104に到達する。更に、上流側光導波路1033を伝搬する第1分光成分Q3は、上流側光導波路1032を伝搬する第1分光成分Q2よりも第1光路長差δL1に対応する時間だけ遅く下流側分光器104に到達する。
ここで、第1分光成分Q0、Q1、Q2、Q3は、それぞれ、下流側分光器104の下流側入力ポート104a0、104a1、104a2、104a3の各々に入力される。
図21〜図24は、それぞれ、第3の実施形態に係る下流側分光器の機能を説明する第1〜第4の図である。
本実施形態に係る下流側分光器104は、第1の実施形態、第2の実施形態と同様に、4チャネルの入力ポート(下流側入力ポート104a)と4チャネルの出力ポート(下流側出力ポート104b)とを有するAWGである。
そして、本実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第1の周波数差Δf(Δf=100GHz)と第2の周波数差δf(δf=25GHz)との加算値(Δf+δf=125GHz)とされている。
例えば、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a0との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差が125GHzとされている。
同様に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a1との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も125GHzとされている。
更に、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a2との間における通過可能周波数帯域のピークと、下流側出力ポート104b0と下流側入力ポート104a3との間における通過可能周波数帯域のピークと、の間の周波数差も125GHzとされている。
他の下流側出力ポート104b1、104b2、104b3の各々に対する上記4つの下流側入力ポート104aとの関係についても同様とされる。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f00の周波数帯域のみからなる第2分光成分R00を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q1が下流側入力ポート104a1に入力された場合、下流側分光器104は、図22に示すように、当該第1分光成分Q1を、更に第1の周波数間隔Δf(100GHz)ごとに分光して複数の第2分光成分R1を生成する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f01の周波数帯域のみからなる第2分光成分R01を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f11の周波数帯域のみからなる第2分光成分R11を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q2が下流側入力ポート104a2に入力された場合、下流側分光器104は、図23に示すように、当該第1分光成分Q2を、更に第1の周波数間隔Δf(100GHz)ごとに分光して複数の第2分光成分R2を生成する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f02の周波数帯域のみからなる第2分光成分R02を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f12の周波数帯域のみからなる第2分光成分R12を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f22の周波数帯域のみからなる第2分光成分R22を下流側出力ポート104b3から出力する。
上述の下流側分光器104において第1分光成分Q3が下流側入力ポート104a3に入力された場合、下流側分光器104は、図24に示すように、当該第1分光成分Q3を、更に第1の周波数間隔Δf(100GHz)ごとに分光して複数の第2分光成分R3を生成する。
これにより、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f03の周波数帯域のみからなる第2分光成分R03を下流側出力ポート104b0から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f13の周波数帯域のみからなる第2分光成分R13を下流側出力ポート104b1から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f23の周波数帯域のみからなる第2分光成分R23を下流側出力ポート104b2から出力する。また、下流側分光器104は、ピーク周波数が周波数f33の周波数帯域のみからなる第2分光成分R33を下流側出力ポート104b3から出力する。
図25は、第3の実施形態に係る下流側光導波路の構成を説明する図である。
図25に示すように、下流側分光器104の下流側出力ポート104bの各々から出力された複数の第2分光成分R00、R01〜R11、R02〜R22、R03〜R33は、下流側光導波路105を伝搬する。第2分光成分R00、R01〜R11、R02〜R22、R03〜R33は、それぞれ、下流側分光器104に到達した時間差(第1光路長差δL1に対応する遅延時間差)だけずれて、各下流側光導波路105を伝搬する。
図26は、第3の実施形態に係る光干渉断層撮影装置の作用効果を説明する図である。
以上のような構成によれば、光反射板106(図25)で反射した第2分光成分R00、R01〜R11、R02〜R22、R03〜R33は、それぞれ、下流側分光器104、上流側光導波路103、及び、上流側分光器102を逆に伝搬して、最終的に一つに合波されて、上流側入力ポート102aから出力される。
そうすると、広帯域光Pが上流側入力ポート102aに入力されてから、第2分光成分Rji(i=0、1、2、3、j=0、1、2、3)の各々が上流側入力ポート102aに戻ってくるまでに生じる全光路長差ΔLは、式「ΔL=(5i+4j)Co・δt」で表される。
したがって、図26に示すように、第2分光成分R00、R01、R02、R03は、全て等しい時間間隔(ステップ間隔時間δt)で出力される。
即ち、第1の実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第2の周波数差δf(25GHz)であったのに対し、第2の実施形態に係る下流側分光器104の下流側入力ポート104aのチャネル間隔は、第1の周波数差Δfと第2の周波数差δfとの加算値(125GHz)とされている。
このように、AWGである下流側分光器104の入力側の分解能を25GHz間隔から125GHz間隔に広げることができるため、下流側分光器104の製作に要する労力や製造コストを低減することができる。
以上、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置1について詳細に説明したが、第1の実施形態に係る光干渉断層撮影装置1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、上述の第1の実施形態〜第3の実施形態においては、光サーキュレータ101に近い側(上流側)にマッハツェンダー干渉計である上流側分光器102を設け、光サーキュレータ101から遠い側(下流側)にAWGである下流側分光器104を設ける態様とした。
他の実施形態においては、光サーキュレータ101に近い側(上流側)にAWGである下流側分光器104を設け、光サーキュレータ101から遠い側(下流側)にマッハツェンダー干渉計である上流側分光器102を設ける態様としてもよい。
10 光干渉断層撮影用光源ユニット
100 広帯域パルス光源
101 光サーキュレータ
102 上流側分光器
102a 上流側入力ポート
102b 上流側出力ポート
103 上流側光導波路
104 下流側分光器
104a 下流側入力ポート
104b 下流側出力ポート
105 下流側光導波路
106 光反射板
11 光検出器
12 光カプラ
13 基準ミラー
2 撮影対象物
Claims (5)
- 所定の周波数帯域に渡って強度分布が均一な広帯域光をパルス状に出力する広帯域パルス光源と、
パルス状の前記広帯域光を上流側入力ポートから入力し、当該広帯域光が分光されてなる複数の第1分光成分を、複数の上流側出力ポートの各々から出力する上流側分光器と、
複数の前記上流側出力ポートごとに異なる長さで設けられた上流側光導波路と、
前記上流側光導波路を通じて、複数の前記第1分光成分を複数の下流側入力ポートの各々から入力し、当該第1分光成分の各々が更に分光されてなる複数の第2分光成分を、複数の下流側出力ポートの各々から出力する下流側分光器と、
複数の前記下流側出力ポートごとに異なる長さで設けられ、先端に光反射板が設けられた下流側光導波路と、
を備え、
一の前記下流側入力ポートに入力された前記第1分光成分に含まれる複数の前記第2分光成分のうちの一つと、他の前記下流側入力ポートに入力された前記第1分光成分に含まれる複数の前記第2分光成分のうちの一つとは、共通の前記下流側出力ポートから出力される
光干渉断層撮影用光源ユニット。 - 複数の前記第1分光成分の各々は、第1の周波数差で周期的に離散化された複数の周波数帯域を含んでおり、
前記下流側分光器は、前記下流側入力ポートの各々に入力された前記第1分光成分を、前記第1の周波数差で周期的に離散化された周波数帯域ごとに分光して複数の前記第2分光成分を生成する
請求項1に記載の光干渉断層撮影用光源ユニット。 - 前記第1の周波数差は、一の前記上流側出力ポートから出力された前記第1分光成分と、他の前記上流側出力ポートから出力された前記第1分光成分との間の周波数差の最小値である第2の周波数差の整数倍とされている
請求項2に記載の光干渉断層撮影用光源ユニット。 - 一の前記下流側出力ポートと一の前記下流側入力ポートとの間における通過可能周波数帯域と、当該一の前記下流側出力ポートと他の前記下流側入力ポートとの間における通過可能周波数帯域と、の間の周波数差は、前記第1の周波数差と前記第2の周波数差との差分値、又は、前記第1の周波数差と前記第2の周波数差との加算値とされている
請求項3に記載の光干渉断層撮影用光源ユニット。 - 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光干渉断層撮影用光源ユニットを備える
光干渉断層撮影装置。
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