JP2017005168A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹部を有するプリント配線板の薄型化および凹部に収容される電気部品の実装不具合の低減、ならびにプリント配線板の製造コストの低減。【解決手段】実施形態のプリント配線板1は、絶縁基板3、ならびに、絶縁基板3の第1面3F上および第2面3B上にそれぞれ形成される第1および第2導体層11、21を含むコア基板30と、コア基板30の第1導体層11側に形成されている樹脂絶縁層12、14および導体層13、15を積層してなる積層体10とを有し、積層体10の表面に開口する凹部5を備えている。そして、コア基板30は、絶縁基板3の貫通孔31a内に形成されている接続導体32を有しており、凹部5の底面5aに、絶縁基板3の第1面3Fおよび接続導体32の一端面32aが露出している。【選択図】図1

Description

本発明は、凹部を有するプリント配線板、および、その製造方法に関する。
特許文献1には、キャビティ領域を有する印刷回路基板が開示されている。印刷回路基板は、絶縁材の両面に金属層が形成されているベース回路基板と、ベース回路基板の両面に形成されている外部回路層とを有している。ベース回路基板の一面側の外部回路層の一部を除去することによりキャビティ領域が形成されている。キャビティ領域の底面には、ベース回路基板の絶縁材の表面から突出して回路パターンが形成されている。回路パターン間にソルダーレジストが形成されている。
特表2013−520007号公報
特許文献1の印刷回路基板では、キャビティ領域の実質的な深さは底面に突出している回路パターンの厚さだけ浅くなる。キャビティを深くするために外部回路層を厚くすると、印刷回路基板全体の厚さが厚くなると考えられる。また、キャビティ部の底面にもソルダーレジストが形成されているため、印刷回路基板のコストが高くなると推察される。回路パターンが絶縁材の表面から突出しているため、ソルダーレジストが形成されないと、電気部品をはんだなどにより接続する場合にはんだによるショートが発生し易いと考えられる。
本発明のプリント配線板は、第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する絶縁基板、ならびに、前記第1面上に形成される第1導体層および前記第2面上に形成される第2導体層を有するコア基板と、前記コア基板の前記第1導体層側に形成されていて少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層してなる積層体と、を有していて、前記積層体の表面に開口する凹部を備えている。そして、前記コア基板は、さらに、前記絶縁基板の貫通孔内に形成されていて前記第1面側の一端面と前記第2導体層に接続される他端面とを有する複数の接続導体を有しており、前記凹部の底面に、前記絶縁基板の第1面、および、前記複数の接続導体の一部の前記一端面が露出している。
本発明のプリント配線板の製造方法は、第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する絶縁基板、前記第1面に積層されている第1導体層、前記第2面に積層されている第2導体層、ならびに、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する複数の接続導体を有するコア基板を用意することと、前記コア基板の前記第1導体層側に、少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより樹脂絶縁層と導体層との積層体を形成することと、前記積層体の一部を除去することにより凹部を形成することと、を有している。そして、前記コア基板を用意することは、前記第1導体層の前記凹部の形成領域内の所定の部分に前記接続導体との接続箇所を含む導体パターンを形成することを含んでおり、前記凹部を形成することは、前記絶縁基板の第1面、および、前記複数の接続導体の一部を前記凹部の底面に露出するように前記導体パターンを除去することを含む。
本発明の実施形態のプリント配線板によれば、電気部品などが収容される凹部を有するプリント配線板の厚さを薄くできることがある。凹部内での電気部品との接続に関する不具合が防止されることがある。薄く、実装不具合の少ないプリント配線板が得られると考えられる。
本発明の一実施形態のプリント配線板の断面図。 図1に示されるプリント配線板の凹部の底面付近の拡大図。 図1に示されるプリント配線板の凹部の底面の接続導体の別例を示す図。 図1に示されるプリント配線板の凹部の底面付近の形状の別例を示す図。 図1に示されるプリント配線板の凹部の底面付近の形状の別例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の第1表面を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の第2表面を示す図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の断面図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の断面図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図2Cに示される例の凹部が形成されるドリル加工の例を示す図。 図2Dに示される例の凹部が形成されるドリル加工の例を示す図。
つぎに、本発明の一実施形態のプリント配線板が図面を参照しながら説明される。実施形態のプリント配線板1は、図1に示されるように、コア基板30およびコア基板30の表面上に形成されている樹脂絶縁層と導体層との積層体10を有している。コア基板30は、絶縁基板3、第1導体層11、および、第2導体層21を有している。絶縁基板3は、表裏いずれかの面である第1面3Fおよび第1面3Fと反対側の第2面3Bを有している。第1導体層11は絶縁基板3の第1面3F上に形成されている。第2導体層21は絶縁基板3の第2面3B上に形成されている。積層体10は、図1に示される例では、コア基板30の第1導体層11側に形成されている。少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより積層体10が形成される。図1の例では、積層体10は、第1導体層11上に順に積層されている第1樹脂絶縁層12、第3導体層13、樹脂絶縁層14、および導体層15からなるビルドアップ配線層である(図1に示される例についての説明では、積層体10は第1ビルドアップ配線層10とも称される)。実施形態のプリント配線板1は、積層体10のコア基板30側と反対側の表面に開口する凹部5を有している。
実施形態のプリント配線板1は、さらに、コア基板30を構成する導体層に接続される複数の接続導体31を有している。図1の例では、接続導体31は、絶縁基板3を貫通する貫通孔31a内に形成されている。接続導体31は、絶縁基板3の第1面3F側の一端面32a、33aと、第2導体層21に接続されている他端面32b、33bとを有している。実施形態のプリント配線板1には、接続導体31として、第1導体層11に接続されている一端面33aを有する層間接続導体33が形成されている。加えて、プリント配線板1には、プリント配線板1内のいずれの導体層にも接続されずに絶縁基板3の第1面3Fに露出している一端面32aを有する外部接続導体32が形成されている。そして、実施形態のプリント配線板1では、凹部5の底面5aに、絶縁基板3の第1面3F、および、複数の接続導体31の一部である外部接続導体32の一端面32aが露出している。外部接続導体32は、凹部5の底面5aに露出していて外部の電気部品などとの接続に用いられ得る一端面32aを有しているため、便宜上このように称される。しかしながら、外部接続導体32の一端面32aには、必ずしも外部の要素が接続されなくてよい。
図2Aに示されるように、外部接続導体32の一端面32aは、絶縁基板3の第1面3Fと共に凹部5の底面5aに露出している。換言すると、外部接続導体32の一端面32aと絶縁基板3の第1面3Fとにより凹部5の底面5aが形成されている。実施形態のプリント配線板1では、凹部5の底面5aに第1導体層11は存在しない。外部接続導体32の一端面32aは、一端面32aに接続されていた第1導体層11内の導体パターン(図示せず)が除去されることにより現れる露出面であってよい。外部接続導体32は、側面を絶縁基板3の構成材料に被覆されている。図2Aの例では、外部接続導体32は、絶縁基板3の凹部5の底面5aを形成している部分を貫通する貫通孔31a内に形成されている。外部接続導体32は、一端面32aを凹部5の底面5aに露出した状態で絶縁基板3内に埋まっている。図1に示される例では、外部接続導体32の他端面32bは、絶縁基板3の第2面3Bと略面一であり、第2導体層21に接続されている。図1の例では、外部接続導体32は複数個形成されており、隣接する外部接続導体32との間には絶縁基板3の構成材料が介在している。外部接続導体32は絶縁基板3の構成材料により隣接する外部接続導体32との間を絶縁されている。
実施形態のプリント配線板1では、凹部5の底面5aにコア基板30を構成する絶縁基板3の第1面3Fが露出する。そして、底面5aには外部接続導体32の一端面32aが露出している。外部接続導体32の他端面32bは、第2導体層21に接続されている。そのため、たとえば、凹部5に収容される電気部品(図示せず)は外部接続導体32の一端面32a上に接続されることにより第2導体層21を介してプリント配線板1の各部の導体パターンと接続され得る。加えて、図示されない電気部品は、第1導体層11上ではなく、コア基板30の第1面3Fと略同じ位置(高さ)に搭載され得る。積層体10の表面から絶縁基板3の第1面3Fまでの凹部5の深さD1(図2A参照)が、そのまま電気部品の収容に関して有効な深さになり得る。たとえば、積層体10の厚さと略同じ厚さの電気部品が完全に収容されることがある。厚い電気部品を収容するために積層体10を厚くする必要が無いかもしれない。プリント配線板の厚さが薄くなることがある。或いは、部品実装状態でのプリント配線板全体の厚さが薄くなることがある。
なお、本実施形態において、「コア基板」は、プリント配線板1内の他の樹脂絶縁層または導体層のいずれにも支持されることなく形成され、かつ、他の樹脂絶縁層または導体層が表面上に形成されている基板を意味している。従って「コア基板」は、その形成材料に関して限定されず、また、プリント配線板1の厚さ方向の中心に位置している基板に限定されるものでもない。
実施形態のプリント配線板1では、図1に示されるように、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32同士の間には、絶縁基板3を構成する絶縁物が介在している。外部接続導体32に電気部品(図示せず)などが接続される場合でも、隣接する外部接続導体32間で、はんだなどの接触が生じ難いと考えられる。またそのため、外部接続導体32間へのソルダーレジストの形成は不要であると考えられる。外部接続導体32間のショートなどの不具合が少なく、かつ、ソルダーレジストの付着による不具合は生じ得ないと考えられる。すなわち、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面(露出面)32aは、凹部5に収容される電気部品との好適な接続パッドを構成し得る。実施形態のプリント配線板1によれば、プリント配線板1と凹部5に収容される電気部品との接続に関する不具合が少なくなることがある。しかも、外部接続導体32同士の間に介在する絶縁物は、絶縁基板3の構成材料であるため、別途の形成工程を要しない。プリント配線板1の製造工程の追加や使用材料の増加を略伴うことなく、電気部品との接続に関する不具合が抑制されると考えられる。実施形態のプリント配線板1は、低コストで製造可能なプリント配線板となり得る。
実施形態のプリント配線板1では、コア基板30の第2導体層21側に第2積層体20が形成されている。少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより第2積層体20が形成される。図1の例では、積層体20は、第2導体層21上に順に積層されている第2樹脂絶縁層22、第4導体層23、樹脂絶縁層24、および導体層25からなるビルドアップ配線層である(図1に示される例についての説明では、積層体20は第2ビルドアップ配線層20とも称される)。第1ビルドアップ配線層10の導体層15の表面、および樹脂絶縁層14の導体層15からの露出面によりプリント配線板1の第1表面1Fが構成される。第2ビルドアップ配線層20の導体層25の表面、および樹脂絶縁層24の導体層25からの露出面によりプリント配線板1の第2表面1Bが構成される。図1には、第1表面1Fにソルダーレジスト層16が形成され、第2表面1Bにソルダーレジスト層26が形成される例が示されている。
実施形態のプリント配線板1では、層間接続導体33の一端面33aは、第1導体層11に接続されている。実施形態のプリント配線板1では、層間接続導体33は、第1導体層11と第2導体層21とを接続するスルーホール導体である。一方、外部接続導体32の一端面32aは、プリント配線板1内のいずれの導体層にも接続されずに凹部5の底面5aに露出している。しかしながら、外部接続導体32は、層間接続導体33の一端面33aに接続されていた第1導体層11の図示されない導体パターンを除去することにより形成されてよい。外部接続導体32と層間接続導体33とを含む接続導体31は、図1に示される例についての説明では、スルーホール導体31とも称される。
実施形態のプリント配線板1では、凹部5はプリント配線板1の第1表面1Fに開口している。凹部5は、絶縁基板3の第1面3F上に形成されている第1樹脂絶縁層12の一部および樹脂絶縁層14の一部が除去されることにより形成される。第1樹脂絶縁層12および樹脂絶縁層14の一部の除去により生まれる空間を囲む部分が凹部5となる。後述のように、凹部5は、たとえばドリル刃などの切削具などにより形成され得る。ドリル刃などにより切削されて露出する断面が凹部5の内壁面となり得る。凹部5の内壁面は、プリント配線板1の厚さ方向と略平行な壁面である。凹部5の内壁面は、プリント配線板1およびコア基板30に対して略垂直な面である。たとえば、凹部5の開口側のプリント配線板1の第1表面1F側から底面5a側まで略同じ幅で延びるドリル刃などで形成されると、凹部5の内壁面は、図1に示されるように、コア基板30に対して略垂直な面となり得る。このようにコア基板30に対して略垂直な内壁面を有する凹部5は、底面5a側または開口部側に向かってテーパーする凹部に比べて、プリント配線板の小型化の点で好ましいと考えられる。底面5a側および開口部側いずれにおいても、凹部5への部品配置に有効な領域よりも大きな領域が占有されることが少ないと考えられるからである。また、第1および第3導体層11、13、ならびに導体層15は、凹部5の内壁面には露出していない。凹部5に収容される電気部品(図示せず)とプリント配線板1内の導電体との意図しない接触のリスクが少ないと考えられる。しかしながら、そのような電気部品との接触が問題とならない場合は、たとえば、凹部5の内壁面に第3導体層13などの断面が露出していてもよい。
実施形態のプリント配線板1では、第1ビルドアップ配線層10の厚さと第1導体層11の厚さとの合計値が、凹部5の深さに相当する。図1の例では、第1樹脂絶縁層12、第3導体層13、樹脂絶縁層14、導体層15、および、第1導体層11の厚さの合計値が凹部5の深さD1(図2A参照)となり得る。また、図1の例では、コア基板30の第2導体層21側に第2ビルドアップ配線層20が形成されている。コア基板の両側にそれぞれ形成されるビルドアップ配線層は互いに同様の構造で形成され得る。第1ビルドアップ配線層10と第2ビルドアップ配線層20の厚さは、略同じであることが多い。従って、凹部5の深さは、第1および第2ビルドアップ配線層10、20それぞれの厚さの和に、コア基板10の厚さを加えた全体的なプリント配線板1の厚さの半分よりも小さくなり得る。凹部5の形成後も底面5aの下の部分が厚く残り得る。プリント配線板1の機械的強度が良好に維持されると考えられる。凹部5の深さD1としては、15〜60μmが例示される。凹部5の深さD1は、第1ビルドアップ配線層10を構成する樹脂絶縁層および導体層ならびに第1導体層11の材料の選択可能な厚さの範囲内で、凹部5に収容される電気部品の厚さなどに応じて決定される。
図2Aに示される例では、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面32aと絶縁基板3の第1面3Fとは略面一である。たとえば、一端面32aに接続するように形成された第1導体層11の図示されない導体パターンが、残留部分を一端面32a上に残すことなく、かつ、外部接続導体32の一部を伴わせることなく除去される。その場合、一端面32aが第1面3Fと面一で露出する。
外部接続導体の一端面は、図1に示される例と異なり、絶縁基板3の第1面3Fよりも凹んでいてもよい。図2Bには、その一例が示されている。外部接続導体321は、図2Aの外部接続導体32と同様に、一端面321aを凹部5の底面に露出している。しかしながら、外部接続導体321の一端面321aは、周囲の絶縁基板3の第1面3Fよりも凹んでいる。外部接続導体の一端面には、電気部品(図示せず)が接続されることがある。その場合、はんだなどの接続材が一端面上に供給され得る。外部接続導体の一端面が、その周囲の絶縁基板3の第1面3Fよりも凹んでいると、電気部品との接続時に溶融したはんだの周囲への濡れ広がりが抑制されると考えられる。隣接する外部接続導体間でのはんだの接触などによる不具合が少なくなると考えられる。たとえば、外部接続導体の一端面に接続するように形成された第1導体層11の図示されない導体パターンがエッチングにより除去される場合に、外部接続導体の一端面は絶縁基板3の第1面3Fよりも凹み得る。第1導体層11の図示されない導体パターンの除去後もエッチングが継続されることにより、図2Bに例示されるように絶縁基板3の第1面3Fよりも凹んだ一端面321aが得られる。一端面321aの絶縁基板3の第1面3Fからの凹みの大きさD2は、1〜10μmが例示される。一端面321aを凹ませるための時間があまり長くかからず、かつ、不具合抑制作用が得られると考えられる。
図1に示される例では、凹部5の内壁面は、プリント配線板1の第1表面1F側の開口部側から底面5aにいたるまで略平坦な壁面である。しかしながら凹部5の内壁面は、図2Cに示されるように、底面5a付近の部分で他の部分よりも凹部5の内部側に突出していてもよい。ここで、「底面付近」は、プリント配線板1の厚さ方向において、絶縁基板3の第1面3F上に形成されている樹脂絶縁層(図2Cの例では第1樹脂絶縁層12)内の部分を意味している。底面付近の内壁面が突出していると、凹部5内に図示されない電気部品が実装される場合に、電気部品の搭載後、はんだなどで固着される前の電気部品の意図しない変位が抑制されると考えられる。電気部品の位置ずれなどによる接続不良が少なくなることがある。
或いは、凹部5の内壁面は、図2Dに示されるように、底面5a付近で他の部分より第1樹脂絶縁層12側に凹んでいてもよい。凹部5内には、図示しない電子部品を覆う保護樹脂(図示せず)などが充填されることがある。この保護樹脂の膨張および収縮により生じる応力は、凹部5の角部5bに集中すると考えられる。図2Dには、凹部5の内壁面が底面5a付近で凹んでいない場合の角部5bが示されている。凹部5の内壁面が底面5a付近で凹んでいると、応力は角部5c〜5eに分散すると考えられる。周囲の温度変化などにより、プリント配線板1内に凹部5の角部を発端とするクラックなどが生じるリスクが少なくなると考えられる。凹部5の内壁面の底面5a付近での凹みの大きさD3としては、1〜30μmが例示される。絶縁基板3の第1面3F上のスペースがさほど多く奪われることなく応力の分散作用が得られると考えられる。
外部接続導体32の一端面32aに接続するように形成された第1導体層11の図示されない導体パターンの端面と、凹部5の形成領域の縁部との位置関係により、図2Cまたは図2Dに示される内壁面が形成され得る。その詳細については後述される。
図1に示される例では、第1導体層11の厚さは、第1ビルドアップ配線層10内の導体層である第3導体層13および導体層15の厚さよりも大きい。実施形態のプリント配線板1の凹部5の底面5aには、絶縁基板3の第1面3Fが露出している。絶縁基板3の第1面3Fに第1導体層11が形成されている。凹部5は、たとえば、絶縁基板3の第1面3F上の所定の領域の第1ビルドアップ配線層10を除去することにより形成される。この第1ビルドアップ配線層10の除去は、たとえば、ドリル刃などでの切削加工により行われる。絶縁基板3の第1面3F上の第1導体層11は、ドリル刃の深さ方向のストッパとして用いられ得る。ドリル刃などでの切削加工時の絶縁基板3へのストレスが小さくなるように、第1導体層11は、好ましくは、他の導体層よりも厚く形成される。また、プリント配線板を構成するコア基板の表裏の導体層には、電源用やグランド用の配線パターンが設けられることが多い。比較的大きな電流が流れる電源用やグランド用の配線パターンは、好ましくは厚く形成される。実施形態のプリント配線板1では、このように厚く形成されるコア基板30の表面の第1導体層11が、凹部5形成時のドリル刃などのストッパとして用いられ得る。第1導体層11の厚さとしては、20〜35μmが例示される。第1および第2ビルドアップ配線層10、20内の各導体層の厚さとしては、5〜20μmが例示される。
第1および第2導体層11、21は、図1には一層で示されているが、それぞれ多層構造であってよい。たとえば、第1導体層11は、図2Aに示されるように、絶縁基板3の第1面3F上に積層された金属箔111と、金属箔111上に無電解めっきやスパッタリングなどにより形成される金属被膜112と、その上の電解めっき膜113との3層構造であってよい。第2導体層21も第1導体層11と同様の多層構造であってよい。第1および第2導体層11、21の構造は、これに限定されず、金属箔または金属膜による単層構造であってもよい。第1および第2導体層11、21は、好ましくは銅により形成される。第1導体層11と第2導体層21とを接続するスルーホール導体31は、好ましくは、第1および第2導体層11、21を形成する金属被膜や電解めっき膜と一体に形成される。
図1の例では、接続導体31として、絶縁基板3に設けられる貫通孔31a内にスルーホール導体31が形成されている。スルーホール導体31は、好ましくは、図1の例のように貫通孔31aを埋めるように形成される所謂フィルドタイプである。スルーホール導体31が所謂フィルドタイプの場合、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面32aの面積が大きくなり、図示しない電気部品との接続面積が大きくなるため強固な接続が得られると考えられる。スルーホール導体31は、所謂フィルドタイプに限定されず、必ずしも貫通孔31を埋め込むことなく内壁面を被覆する所謂コンフォーマルタイプであってもよい。なお、絶縁基板3は、図1の例と異なり多層構造であってよい。その場合、接続導体は、たとえば、絶縁基板内の2つ以上の絶縁層のうちの1つだけを貫通し、絶縁基板内に積層されている導体層を底面とする孔内に形成されてもよい。すなわち、接続導体は第1導体層と絶縁基板内の他の導体層とを接続するビア導体であってよい。
前述のように、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面32aは、凹部5に収容される図示されない電気部品との接続パッドとなり得る。図1の例のように、外部接続導体32の他端面32bが第2導体層21に接続されている場合、電気部品と第2導体層21とが小さい電気抵抗で接続され得る。外部接続導体32は、凹部5内に配置される電気部品に応じて複数個形成され、それぞれ接続パッドを構成し得る。
図1の例では、外部接続導体32は、凹部5側から絶縁基板3の厚さ方向の中心部付近まで凹部5側と反対側の第2導体層21側に向かってテーパーしている。また、外部接続導体32は、第2導体層21側から絶縁基板3の厚さ方向の中心部付近まで凹部5側に向かってテーパーしている。すなわち、外部接続導体32は、第1導体層11側および第2導体層21側の両方から絶縁基板3の厚さの略半分までの部分で他方側に向かってテーパーしている。このように、実施形態のプリント配線板では、外部接続導体は、凹部側から凹部側と反対側に向かってテーパーする部分を有していてよい。外部接続導体の一端面に電気部品が接続される場合に、接続面が大きくなり、電気部品と強固な接続が得られることがある。
第3および第4導体層13、23、ならびに導体層15、25も、それぞれ、銅などの金属箔や金属膜による多層構造を有していてよく、或いは、単層構造であってよい。たとえば、図2Aに示されるように、第3導体層13は、無電解めっきなどによる金属被膜131、および電解めっき膜132の2層構造であってよく、導体層15も金属被膜151と無電解めっき膜152との2層構造であってよい。第4導体層23および導体層25も同様の構造であってよい。
図1に示される例では、第1樹脂絶縁層12に第1導体層11と第3導体層13とを接続するビア導体34が形成され、第2樹脂絶縁層22に第2導体層21と第4導体層23とを接続するビア導体35が形成されている。また、樹脂絶縁層14には第3導体層13と導体層15とを接続するビア導体36が形成され、樹脂絶縁層24には第4導体層23と導体層25とを接続するビア導体37が形成されている。図1の例のように、ビア導体34、36はプリント配線板1の第1表面1F側から、ビア導体35、37は第2表面1B側から、それぞれコア基板30側に向ってテーパーしていてよい。或いは、ビア導体34〜37は、テーパー形状を有していなくてもよい。ビア導体34〜37は、それぞれ、第1樹脂絶縁層12、第2樹脂絶縁層22、樹脂絶縁層14、24を貫通する孔内に形成される銅などの導電体からなる。ビア導体34〜37は、所謂フィルドビアのように記載されているが、所謂コンフォーマルビアでもよい。ビア導体34〜37は、好ましくは、第3および第4導体層13、23、または、導体層15、25を形成する1または2以上の金属膜と一体に形成される。
図3Aには、実施形態のプリント配線板の第1表面1Fの一例が示され、図3Bには、第2表面1Bの一例が示されている。図3Aに線I−Iで示されるような外部接続導体32を通る位置での断面が図1に示されている。なお、図1と図3Aおよび図3Bとは、同一のプリント配線板を示している訳では無いので、外部接続導体32の凹部5内の位置などは完全に一致していない。図3Aに示されるように、凹部5内には、図示されない電気部品との接続パッドを構成し得る複数の外部接続導体32が形成され得る。多くの電極を有するマイコンやロジックICなどの半導体装置や、数多くの電気部品との接続が可能になる。たとえば、凹部5内に唯一収容される電気部品の電極数と、または、凹部5内に収容される複数個の電気部品の電極の合計数と同数の外部接続導体32が設けられてよい。凹部5内に収容される多極および/または多数の電気部品それぞれとプリント配線板1内の導体層、たとえば第2導体層21(図1参照)とが小さい電気抵抗で接続され得る。
外部接続導体32に、ファインピッチで形成されている電極を有する電気部品が接続される場合は、外部接続導体32も、電気部品の電極に応じてファインピッチで形成される。たとえば、外部接続導体32は、100〜300μmピッチで形成され得る。その場合、層間接続導体33(図1参照)は、外部接続導体32よりも広いピッチで形成されてもよい。製造時の条件管理の要点が絞られ、プリント配線板1の製造が容易になることがある。
図3Aに示されるように、実施形態のプリント配線板1の第1表面1Fには、接続パッド17が形成されている。接続パッド17は、図1に示されるように、第1ビルドアップ配線層10の最表層の導体層である導体層15に形成されている。ソルダーレジスト層16の開口部16aに接続パッド17の表面が露出している。接続パッド17の形状は、導体層15のパターニングにより定められるか、ソルダーレジスト層16の開口部16aにより画定され得る。
図3Bに示されるように、実施形態のプリント配線板1の第2表面1Bには、接続パッド27が形成されている。接続パッド27は、図1に示されるように、第2ビルドアップ配線層20の最表層の導体層である導体層25に形成されている。ソルダーレジスト層26の開口部26aに接続パッド27の表面が露出している。接続パッド27の形状は、導体層25のパターニングにより定められるか、ソルダーレジスト層26の開口部26aにより画定され得る。
実施形態のプリント配線板1の第2表面1Bには、凹部5に収容される電気部品以外の電気部品(図示せず)が実装され得る。接続パッド27は、第2表面1Bに実装される電気部品の電極と接続されてよい。凹部5内に収容される電気部品との接続箇所を多く有する電気部品がプリント配線板1に実装される場合は、第2表面1B上に実装されるのが好ましいことがある。凹部5内の電気部品と第2表面1B上の電気部品とが、外部接続導体32を介して短い経路で電気的に接続され得る。
実施形態のプリント配線板1は、マザーボードとして用いられる外部の配線板(図示せず)に実装されてもよい。第2表面1Bに電気部品が実装される場合は、プリント配線板1は、第1表面1Fをマザーボード側に向けて実装されてよい。その場合、接続パッド17は、マザーボード上の接続パッドなどと接続されてよい。
第1表面1Fの接続パッド17と、第2表面1Bの接続パッド27とは、ビア導体34〜37およびスルーホール導体31を介して互いに電気的に接続されてよい。接続パッド17および接続パッド27は、ビア導体34〜37およびスルーホール導体31を介してプリント配線板1内の各導体層それぞれと電気的に接続されてよい。また、接続パッド17および接続パッド27は、外部接続導体32と電気的に接続されてよい。
図3Aおよび図3Bには、接続パッド17および接続パッド27が、それぞれ、X方向およびY方向に等ピッチで形成される例が示されている。図3Aの例では、接続パッド17は、凹部5の周囲を2列で周回するように形成されている。図3Bの例では、接続パッド27も接続パッド17と同様の位置に形成されている。接続パッド27は、平面視で外部接続導体32(図3B参照)と重なる位置にも形成されている。しかしながら、接続パッド17、27の配置は、図3Aまたは図3Bに示される配置に限定されない。任意の数の接続パッド17、27が、プリント配線板1に実装される電気部品や、プリント配線板1と接続されるマザーボードの配線パターンなどに応じて任意の位置に形成されてよい。
図3Aに示される例では、凹部5の平面形状は略正方形である。凹部5の平面形状は、これに限定されず、他の形状であってもよい。たとえば、凹部5は、三角形、矩形、五角形以上の多角形、円形または楕円形などであってもよい。凹部5内に収容される電気部品の形状などに応じて、任意の平面形状の凹部5が形成されてよい。また、凹部5の平面形状が多角形の場合、図3Aに示されるように、コーナー部がアール付けまたは面取りされた形状であってもよい。電気部品などを覆う保護樹脂などが凹部5内に充填される場合に、コーナー部に未充填箇所が生じ難いと考えられる。
第1〜第4導体層11、21、13、23、および導体層15、25には、実施形態のプリント配線板1内に形成される電気回路に応じて任意の導体パターンが形成され得る。図1に示される例では、第2導体層21に、外部接続導体32と層間接続導体33とを接続する導体パターン21aが形成されている。たとえば、凹部5内に収容される図示されない電気部品が、第1ビルドアップ配線層10内の各導体層や接続パッド17と短い経路で接続され得る。また、外部接続導体32同士が接続されていてもよい。図1の例では、凹部5の底面5aに露出する3つの外部接続導体32のうち、図1上、右側と中央の外部接続導体32が第2導体層21を介して接続されている。また、図1の例では、外部接続導体32の他端面32b上に第2導体層21を介してビア導体35、37が積み重なるように形成されている。そしてビア導体37上の導体層25に接続パッド27が設けられている。凹部5内に収容される図示されない電気部品と接続パッド27とが略最短の経路で結ばれている。
実施形態のプリント配線板1の絶縁基板3は、主に、ガラスクロスやアラミド繊維などの補強材と、これらの補強材に含浸されたエポキシ樹脂などの樹脂材料で形成される。樹脂材料は、BT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂でもよい。樹脂材料は、シリカなどの無機粒子を含んでいてもよい。しかしながら、絶縁基板3は、樹脂材料だけで形成されていてもよい。
第1および第2樹脂絶縁層12、22、ならびに樹脂絶縁層14、24は、エポキシ樹脂などの樹脂材料により主に形成される。絶縁基板と同様にシリカなどの無機粒子を含んでいてもよい。第1および第2樹脂絶縁層12、22、ならびに樹脂絶縁層14、24は、ガラスクロスなどの補強材を含んでいない方が好ましいことがある。たとえば、無電解めっきなどによる金属被膜との密着性が良好であることがある。しかしながら、第1および第2樹脂絶縁層12、22、ならびに樹脂絶縁層14、24は補強材を含んでいてもよい。
図示されていないが、接続パッド17、27には保護膜が形成されていてもよい。接続パッド17、27が、酸化などの腐食から保護される。接続パッド17、27と図示されない電気部品との接続が強固になることがある。同様に、図示されていないが、接続パッド17、27に設けられる保護膜と同様の保護膜が、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面32a上に形成されていてもよい。凹部5内に収容される図示されない電気部品との強固で信頼性の高い接続が得られることがある。図2Bに示されるように、一端面321aが周囲の絶縁基板3の第1面3Fよりも凹んでいると、保護膜の形成スペースが確保されると共に、保護膜形成時の意図しない保護膜の拡大などが制限され得る。凹部5に収容される電気部品との接続が確実になると共に、隣接する外部接続導体321間でのショートなどが抑制されると考えられる。
図1に示される実施形態では、コア基板30の第1導体層11側の積層体10は、積層された第1樹脂絶縁層12、第3導体層13、樹脂絶縁層14および導体層15により形成されている。また、第2積層体20は、第2樹脂絶縁層22、第4導体層23、樹脂絶縁層24および導体層25により形成されている。しかしながら、積層体10および第2積層体20は、少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層により形成され得る。図4Aには、各1層の樹脂絶縁層および導体層により形成される積層体を有する実施形態のプリント配線板101が示されている。なお、図1に示されるプリント配線板1と同じ要素については、詳細な説明や図4A中の符号は省略される。
図4Aに示されるプリント配線板101では、コア基板30の第1導体層11側に、第1樹脂絶縁層12および第3導体層13からなる積層体110が形成されている。そして、第3導体層13上にソルダーレジスト層16が形成されている。また、コア基板30の第2導体層21側に、第2樹脂絶縁層22および第4導体層23からなる第2積層体120が形成されている。そして、第4導体層23上にソルダーレジスト層26が形成されている。第3導体層13の表面および第1樹脂絶縁層12の第3導体層13からの露出面によりプリント配線板101の第1表面1Fが構成されている。第4導体層23の表面および第2樹脂絶縁層22の第4導体層23からの露出面によりプリント配線板101の第2表面1Bが構成されている。そして、プリント配線板101では、第1表面1Fに開口する凹部105は、第1樹脂絶縁層12の一部の除去により生まれる空間を囲む部分で構成されている。
プリント配線板101の凹部105の底面105aには、図1の例のプリント配線板1と同様に、外部接続導体32の一端面32aが露出している。プリント配線板1と同様に外部接続導体32は側面を絶縁基板3の構成材料に覆われている。隣接する外部接続導体32との間には、絶縁基板3を構成する絶縁物が介在している。
一方、凹部105の内壁面は、第1樹脂絶縁層12の断面だけで構成されている。第1樹脂絶縁層12および第3導体層13の厚さに相当する深さの凹部105が形成されている。プリント配線板101は、合計4つの導体層を含んでいる。プリント配線板内に構成すべき電気回路が4つの導体層で形成可能で、1組の樹脂絶縁層および導体層の厚さと同じかそれよりも小さい(浅い)凹部で要求仕様が満たされる場合は、図4Aの例のような構造が採用され得る。図1に示される実施形態よりも薄いプリント配線板101が形成され得る。
なお、より複雑または大規模な電気回路や、より深い凹部を形成する場合は、図1に示される導体層15、25上に、さらに1つまたは複数の樹脂絶縁層および導体層が形成されてよい。そのようにさらに積層される樹脂絶縁層の一部が除去されることにより、より深い凹部が形成され得る。実施形態のプリント配線板の構造は、プリント配線板内に形成されるべき電気回路の規模や複雑性、および/または、実装される電気部品の数や種類に応じて適宜決定され得る。
図1および図4Aの例では、接続導体31は、第1導体層11側および第2導体層21側の両方から絶縁基板3の厚さの略半分までの部分で他方側に向かってテーパーしている。しかしながら、接続導体31は、図4Bに示されるように、絶縁基板3の厚さ方向全体にわたって、第1面3F側(凹部105側もしくは第1導体層11側)から第2面3B側(第2導体層21側)に向ってテーパーしていてもよい。図4Aなどに示される例と同様に、外部接続導体32の一端面32aに接続される図示しない電気部品との強固な接続が得られ、かつ、接続導体31と接する第2導体層21の接続パッド(図示せず)を小さくできることがある。なお、図4Bにおいて、図4Aに示されるプリント配線板101と同じ要素については、詳細な説明や図中の符号は省略されている。
実施形態のプリント配線板の製造方法の一例が、図1に示される実施形態のプリント配線板1を例に、図5A〜5Mを参照して説明される。
図5Aに示されるように、絶縁基板3の第1面3Fに金属箔111が積層され、第2面3Bに金属箔211が積層されている積層板30が用意される。絶縁基板3は、好ましくは、ガラスクロスなどの補強材と、補強材に含浸された樹脂材料で形成されている。樹脂材料は、エポキシ樹脂などであってよく、シリカなどの無機粒子を含んでいてもよい。金属箔111、211は、好ましくは銅箔である。積層板30は、市販の両面銅張積層板であってよい。積層板30の厚さは、たとえば、80〜400μmである。金属箔111、211の厚さは、たとえば、1〜10μmである。
金属箔111と金属箔211とが接続される位置に積層板30を貫く貫通孔が形成される。積層板30の両側から平面視で同じ位置に、たとえば、レーザー光が照射される。たとえば、CO2レーザーが用いられる。貫通孔は外部接続導体32(図1参照)を含むスルーホール導体31(図1参照)を形成するための孔である。従って、凹部5(図1参照)の形成領域A内にも貫通孔が形成される。なお、図4Bに示されるプリント配線板102が形成される場合は、第1面3F側からのみレーザー光が照射される。貫通孔内および金属箔111、211上に無電解めっきやスパッタリングなどにより、金属被膜が形成される。
金属被膜上に、図示されないめっきレジスト膜が形成される。めっきレジスト膜には、第1導体層11または第2導体層21(図1参照)に形成される導体パターンに応じた位置に開口部が設けられる。めっきレジスト膜のスルーホール導体31を形成するための貫通孔に対応する位置にも開口部が形成される。第1導体層11には、好ましくは、凹部5がドリル刃などにより形成される場合にストッパとして機能する導体パターンが形成される。その場合、ストッパとして機能する導体パターンが形成される領域に応じた位置にも開口部が設けられる。また、図1に示される実施形態のプリント配線板1には、第2導体層21に配線パターン21aが形成されている。従って、めっきレジスト膜の配線パターン21aの形成領域に応じた位置にも開口部が設けられてよい。
金属被膜をシード層として電流が供給され、めっきレジスト膜の開口部に露出する金属被膜上に、電解めっき膜が形成される。図5Bに示されるように、第1導体層11および第2導体層21が形成される。図5Bでは、第1および第2導体層11、21は、それぞれ、金属箔、金属被膜および電解めっき膜などの個々の要素を省略して一体的に示されている。また、第1導体層11と第2導体層21とを接続するスルーホール導体31が形成される。スルーホール導体31は、積層板30の両面から照射されるレーザー光により形成される貫通孔31a内に形成される。そのため、積層板30の両表面それぞれの側から積層板30の厚さの略半分までの部分で他方側に向ってテーパーしている。なお、図4Bに示されるプリント配線板102が形成される場合は、第1面3F側からのみレーザー光を照射することにより貫通孔が形成されるため、第2面3B側だけに向ってテーパーするビア導体が形成される。
めっきレジスト膜が除去される。めっきレジスト膜の除去により露出する金属被膜、および、それらの下方の金属箔がエッチングなどにより除去される。図5Bに示されるように、所定のパターンにパターニングされている第1導体層11が得られる。第1導体層11は、たとえば凹部5の形成時にドリル刃のストッパとして機能し得る導体パターン11aを含むようにパターニングされる。同時に、配線パターン21aを含む所定のパターンにパターニングされている第2導体層21が得られる。第1面3Fおよび第1面3Fと反対側の第2面3Bを有している絶縁基板3を有する積層板30に、第1および第2導体層11、21、および、接続導体31が形成される。図1の実施形態のプリント配線板1が製造される場合は、接続導体として、第1導体層11と第2導体層21とを接続するスルーホール導体31が形成される。第1および第2導体層11、21は、全面に電解めっき膜などを形成し、その後、所定の導体パターンを有するようにエッチングすることにより形成されてもよい。
導体パターン11aは、図5Cに示されるように、凹部5(図1参照)の形成領域Aと平面視で重なる位置に形成される。導体パターン11aは、凹部5の形成領域A内の所定の部分に形成されてよい。導体パターン11aは、図5Cの例と異なり凹部5の形成領域Aよりも広い範囲にわたって形成されてもよい。導体パターン11aは、凹部5の形成領域A内のスルーホール導体31上に形成される。導体パターン11aは、凹部5の形成領域A内のスルーホール導体31との接続箇所を含むように形成される。実施形態のプリント配線板の製造方法では、導体パターン11aは、好ましくは、凹部5の形成領域A内のスルーホール導体31と一体的に形成される。
なお、多層構造の絶縁基板が用いられてもよく、その場合は、第1導体層11と第1導体層11以外のいずれかの導体層とを接続する複数の接続導体を有する積層板が用意されてよい。そのような接続導体は、絶縁基板内のいずれかの絶縁層にレーザー光の照射などに貫通孔を形成し、その貫通孔内に無電解めっきや電解めっきなどで導電体を形成することにより形成され得る。
図1に示される実施形態では、第1および第2導体層11、21を有する積層板30の両側には、第1および第2ビルドアップ配線層10、20が形成される。以下の説明では、第1および第2導体層11、21、ならびにスルーホール導体31を有する積層板30はコア基板30とも称される。
絶縁基板3の第1面3F上に、シート状またはフィルム状の樹脂材料が積層され、第2面3B上に、第1面3F上と同様に樹脂材料が積層される。両側の樹脂材料それぞれの表面上にさらに金属箔が積層されてもよい。樹脂材料が、コア基板30側に向かって加圧されると共に加熱される。コア基板30と樹脂材料とが接合すると共に、樹脂材料からそれぞれ成る第1樹脂絶縁層12および第2樹脂絶縁層22が形成される(図5D参照)。第1樹脂絶縁層12および第2樹脂絶縁層22を構成する樹脂材料は、たとえば、エポキシ樹脂などで主に形成され、シリカなどの無機粒子を含んでいてもよい。樹脂材料の厚さは、たとえば15〜30μmである。
図5Eに示されるように、第1樹脂絶縁層12に、第1導体層11を露出する貫通孔34aが形成される。また、第2樹脂絶縁層22に、第2導体層21を露出する貫通孔35aが形成される。貫通孔34aは第1樹脂絶縁層12の表面上へのCO2レーザー光の照射などにより形成される。貫通孔35aも同様に第2樹脂絶縁層22の表面上へのCO2レーザー光の照射などにより形成される。
第3導体層13および第4導体層23(図5F参照)が、それぞれ形成される。まず、第1樹脂絶縁層12および第2樹脂絶縁層22上、および貫通孔34a、35a内に無電解めっきやスパッタリングにより金属被膜が形成される。第3導体層13および第4導体層23が所謂パターンめっき法で形成される場合は、この金属被膜上にめっきレジスト膜(図示せず)が形成される。貫通孔34a、35a、ならびに、第3導体層13および第4導体層23の形成箇所に対応するめっきレジスト膜の各領域には開口部が設けられる。金属被膜をシード層とする電解めっきによりめっきレジスト膜の開口部に露出する金属被膜上に電解めっき膜が形成される。その後、図示されないめっきレジスト膜が除去される。それにより露出する金属被膜がエッチングなどにより除去される。
図5Fに示されるように、第1樹脂絶縁層12上に第3導体層13が形成され、第2樹脂絶縁層22上に第4導体層23が形成される。図5Fには、第3および第4導体層13、23は、金属被膜および電解めっき膜などの個々の要素を省略して一体的に示されている。貫通孔34a、35a内には、無電解めっきなどと電解めっきとで導体が埋め込まれることによりビア導体34、35がそれぞれ形成される。ビア導体34は、第1導体層11と第3導体層13とを接続している。ビア導体35は、第2導体層21と第4導体層23とを接続している。第3および第4導体層13、23は、所謂パネルめっき法により形成されてもよい。
図5Fに示される例では、後述のように凹部5(図1参照)の形成時に除去されるにも拘わらず、凹部5の形成領域A内に第3導体層13の導体パターン13aが形成されている。凹部5の形成領域Aの面積が所定の大きさよりも大きい場合は、このように凹部5の形成領域A内にも導体パターン13aが形成されるのが好ましいと考えられる。第3導体層13が広範因にわたって形成されていない領域があると、第1樹脂絶縁層12の表面に凹みが生じると推察される。導体パターン13aを凹部5の形成領域A内に形成することにより、第1樹脂絶縁層12の表面の凹みの発生が抑制されることがある。しかしながら、導体パターン13aは設けられなくてもよい。
図1に示される実施形態のプリント配線板1が製造される場合は、図5Gに示されるように、第3導体層13上に、層間樹脂絶縁層として樹脂絶縁層14が形成され、樹脂絶縁層14上に導体層15が形成される。また、第4導体層23上に層間樹脂絶縁層として樹脂絶縁層24が形成され、樹脂絶縁層24上に導体層25が形成される。また、樹脂絶縁層14内にビア導体36が形成され、樹脂絶縁層24内にビア導体37が形成される。樹脂絶縁層14、24、導体層15、25、およびビア導体36、37は、それぞれ、第1および第2樹脂絶縁層12、22、第3および第4導体層13、23、およびビア導体34、35と同様の方法で、同様の材料を用いて形成され得る。なお、図5Gに示されるように、導体層15にも、第3導体層13と同様の理由で、凹部5の形成領域A内に導体パターン15aが形成されるのが好ましいと考えられる。
実施形態のプリント配線板の製造方法では、図5Hに示されるように、導体層15側の表面にソルダーレジスト層16が形成される。導体層25側の表面にソルダーレジスト層26が形成される。導体層15側の表面は、実施形態のプリント配線板1の第1表面1Fである。導体層25側の表面はプリント配線板1の第2表面1Bである。たとえば、感光性の樹脂からなる樹脂層が、導体層15、25の表面、および導体層15、25から露出する樹脂絶縁層14、24の露出面に形成され、露光マスクを介して露光され、そして現像される。その結果、開口部16aまたは開口部26aを有するソルダーレジスト層16、26が形成される。好ましくは、凹部5(図1参照)の形成領域Aには、ソルダーレジスト層は形成されない。凹部5の形成が容易になると共に、凹部5の形成時のストレスなどによるソルダーレジスト層16内のクラックの発生が防止されると考えられる。ソルダーレジスト層16、26は、スクリーン印刷などの他の方法で形成されてもよい。ソルダーレジスト層16、26の材料は、特に限定されない。好ましくは、シリカなどの無機フィラーが40〜70質量%含有されたエポキシ樹脂が用いられる。
開口部16aは、接続パッド17を露出させるように設けられる。開口部26aは、接続パッド27を露出させるように設けられる。接続パッド17、27の露出面には、好ましくは、図示されない保護膜が形成される。保護膜は、Ni/Au、Ni/Pd/Au、またはSnなどの複数または単一の金属膜であってよく、たとえば、めっきにより形成される。また、液状の保護膜の材料への浸漬などによりOSP膜が保護膜として形成されてもよい。
ソルダーレジスト層16、26、および、図示されない保護膜は、以下に説明される凹部5の形成後に順次形成されても、或いは、全く形成されなくてもよい。しかしながら、ソルダーレジスト層16、26、および、図示されない保護膜は、好ましくは凹部5よりも先に形成される。凹部5の形成時などにおける汚損や腐食から、接続パッド17、27を含む導体層15、25が保護されるからである。
第1樹脂絶縁層12の一部を除去することにより凹部5(図1参照)が形成される。図1に示されるプリント配線板1が製造される場合は、樹脂絶縁層14の一部も第1樹脂絶縁層12の一部と共に除去される。第1樹脂絶縁層12の一部および樹脂絶縁層14の一部の除去方法は特に限定されない。たとえば、レーザー光の照射や溶剤などでの溶解による方法が用いられてもよい。しかしながら、切削加工により機械的に除去する方法が好ましいと考えられる。加工速度が速く、深さ方向の加工域が精度よく制御され得るからである。切削加工は、たとえば、ドリルやルーターにより行われる。
たとえば、図5Kに示されるように、凹部5の形成領域Aのいずれかの隅部の上方にドリル刃またはルーター刃41(以下、ドリル刃またはルーター刃は単にドリル刃と称される)が位置合わせされ、プリント配線板1に向って下される。図5Hに示されるように、ドリル刃41が凹部5の形成領域Aの端部に穿入する。ドリル刃41は、図5Iに示されるように、その先端がプリント配線板1の厚さ方向で導体パターン11a内に位置するまで、または図5Jに示されるように、導体パターン11aの上面11auに達するまで下される。
ドリル刃41は、たとえば、図5H〜5Jに矢印A1で示されるように凹部5の形成領域Aの一端から他端に向って動かされる。ドリル刃41は、たとえば、図5Kに矢印A2で示されるように動かされる。ドリル刃41は、好ましくは、平面視で、凹部5の形成領域Aの全域をドリル刃41のいずれかの部分が一度は通過するように動かされる。それにより、第1樹脂絶縁層12の凹部5の形成領域A内の部分が除去される。それと共に、樹脂絶縁層14の凹部5の形成領域A内の部分も除去される。図5Hに示される例では、それに伴って、導体パターン13a、15aも除去される。
ドリル刃41は、凹部5の形成領域Aの全域を隈なく通過するように動かされなくてもよい。その結果、ドリル加工後に凹部5の形成領域A内に第1樹脂絶縁層12や樹脂絶縁層14の残留部分が存在していてもよい。そのような残留部分は、後述の導体パターン11aの除去によりプリント配線板1から離れるからである。
ドリル加工は、プリント配線板1の厚さ方向で導体パターン11aの上面と同じ位置か(図5J)、導体パターン11a内(図5I)に先端を位置づけられたドリル刃41により行われる。導体パターン11aはドリル刃41のストッパとして機能し得る。たとえば、樹脂材料から主に形成されている絶縁基板3などへのドリル加工時の機械的ストレスが、銅などの金属で形成される導体パターン11aにより軽減されると考えられる。
また、導体パターン11を用いてドリル刃41の深度を調整しながらドリル加工が行われてもよい。たとえば、ドリル刃41に、導電体との接触を感知する接触センサなどが備えられる。第1樹脂絶縁層12内に穿入したドリル刃41は、第1樹脂絶縁層12を貫通すると導体パターン11aとの接触を感知する。導体パターン11aとの接触を検知した位置でドリル加工が行われる(図5J)。または、検知した位置に対して所定のオフセット値が加えられた位置でドリル加工が行われてもよい(図5I)。ドリル刃41の先端が確実に導体パターン11aの上面もしくは導体パターン11a内に位置付けられた状態でドリル加工が行われる。ドリル加工中も導体パターン11aとの接触のモニタリングが継続され、随時ドリル刃41の高さが調整されてもよく、最初に検知された位置にドリル刃41の高さを固定してドリル加工が行われてもよい。
ドリル刃41の位置(高さ)の設定は、凹部5の形成領域でのドリル加工の前に行われてもよい。たとえば、凹部5の形成領域以外の領域の第1導体層11を用いて行われる。図5Lに示されるように、プリント配線板1の製造時に、プリント配線板1の外周部分にダミー部42が設けられる。ダミー部42はプリント配線板1の端面1Eよりも外側に、プリント配線板1と一体的に形成される。従って、ダミー部42内にも第1導体層11が形成される。たとえば、凹部5の形成領域でのドリル加工の前に、ドリル刃41が、ダミー部42内の第1導体層11に向けて下される。前述のように、ドリル刃41には、たとえば、導電体との接触を感知する接触センサなどが備えられる。ダミー部42内に穿入したドリル刃41は、第1導体層11との接触を感知する。その接触時のドリル刃41の位置に基づいて、凹部5形成時のドリル刃41の降下位置が設定される。実際の凹部5の形成時のドリル刃41の位置のモニタや調整動作が省略され得る。
図5Mに示されるように、第1樹脂絶縁層12および樹脂絶縁層14の一部の除去により、導体パターン11aの露出面を底面に有する凹部51が形成される。凹部51の底面の導体パターン11aが、たとえばエッチングにより除去される。このエッチングの際には、必要に応じてPETフィルムなどにより接続パッド17、27がマスキングされる。導体パターン11aが除去されることにより、絶縁基板3の第1面3F、および、複数の接続導体31の一部である外部接続導体32の一端面32aが露出する。図1に示されるように、底面5aに絶縁基板3の第1面3Fおよび外部接続導体32の一端面32aが露出する凹部5が形成される。図1に示されるプリント配線板1が完成する。
外部接続導体32同士が完全に絶縁されるように、好ましくは、導体パターン11aの除去後もエッチングが継続されることがある。そのようなエッチングの継続により、外部接続導体32の一端面32a付近もエッチングされる。その結果、図2Bに示される外部接続導体321の一端面321aのように、凹部5の底面5aに露出する外部接続導体32の一端面32aが、絶縁基板3の第1面3Fよりも凹むことがある。導体パターン11aのエッチングによる除去は、このように外部接続導体32の一端面32aが絶縁基板3の第1面3Fよりも凹むようにエッチングすることを含んでいてよい。また、外部接続導体32の一端面32aに接続パッド17、27上と同様に保護膜が形成されてもよい。
図5H〜5Jは、凹部5の形成領域Aと平面視で略同じ大きさの導体パターン11aが形成領域Aと同位置に形成されている例である。導体パターン11aの大きさは、凹部5の形成領域Aよりも多少大きくても小さくてもよく、導体パターン11aの位置が形成領域Aに対して多少ずれていてもよい。すなわち、図5H〜5Jの例のように導体パターン11aの端面と凹部5の形成領域Aの縁部(形成領域Aの最外周部を通過するドリル刃41の外側の側面)が一致していなくてもよい。たとえば、図6Aに示されるように、導体パターン11の端面11aeが凹部5の形成領域Aの縁部よりも内側に位置していてもよい。凹部5の形成領域Aの最外周を通過するドリル刃41は、導体パターン11の端面11aeよりも外周側の部分の第1樹脂絶縁層12も切削する。その後、導体パターン11aが除去されると、底面5a付近の内壁面に図2Cに示される形状を有する凹部5が形成され得る。また、図6Bに示されるように、導体パターン11aの端面11aeが凹部5の形成領域Aの縁部よりも外側に位置していてもよい。凹部5の形成領域Aの最外周を通過するドリル刃41は、凹部5の形成領域Aよりも外周側の部分の第1樹脂絶縁層12および導体パターン11aを切削しない。その後、導体パターン11aが除去されると、底面5a付近の内壁面に図2Dに示される形状を有する凹部5が形成され得る。導体パターン11aの位置や大きさは、凹部5の底面5a付近の所望の形状に応じて適宜決定され得る。
図4Aおよび図4Bに示される実施形態のプリント配線板101が製造される場合は、図5Gに示される樹脂絶縁層14、24、ならびに、導体層15、25の形成が省略される。第1樹脂絶縁層12の一部だけが除去されることにより凹部105(図4A参照)が形成される。
また、図1に示されるプリント配線板1よりも多くの導体層を有する実施形態のプリント配線板が形成される場合は、図5Gの状態から、さらに、図5D〜5Fを参照して説明された工程が適宜繰り返される。任意の層数の実施形態のプリント配線板が形成され得る。
実施形態のプリント配線板の製造方法によれば、コア基板を構成する絶縁基板の材料に周囲を覆われた状態で一端面を凹部の底面に露出する外部接続導体が形成される。外部接続導体は、隣接する接続パッドなどとの間でショートなどの不具合の少ない好適な接続パッドとなり得る。電気部品内蔵タイプのプリント配線板の製造歩留りが向上することがある。また、コア基板を構成する絶縁基板の表面に達する深い凹部が形成される。プリント配線板の厚さを厚くすることなく、より厚い電気部品が収容され得る凹部を有するプリント配線板が製造されると考えられる。また、ドリル加工などの比較的加工速度の速い切削加工により凹部が形成されても、絶縁基板などへのドリル加工時の機械的ストレスは、縁基板上の導体パターンにより軽減されると考えられる。さらに、絶縁基板上の導体パターンは、凹部形成時のドリル刃などのストッパとしても機能し得る。短い時間で、プリント配線板の構成要素へのストレスを少なくして、しかも深さの精度よく凹部が形成されることがある。高品質のプリント配線板が低コストで製造されると考えられる。
1、101、102 プリント配線板
1F プリント配線板の第1表面
1B プリント配線板の第2表面
3 絶縁基板
3F 絶縁基板の第1面
3B 絶縁基板の第2面
5 凹部
5a 凹部の底面
10、110 積層体(第1ビルドアップ配線層)
11 第1導体層
11a 導体パターン
12 第1樹脂絶縁層
13 第3導体層
14 樹脂絶縁層
15 導体層
16 ソルダーレジスト層
17 接続パッド
20、120 第2積層体(第2ビルドアップ配線層)
21 第2導体層
21a 配線パターン
22 第2樹脂絶縁層
23 第4導体層
24 樹脂絶縁層
25 導体層
26 ソルダーレジスト層
27 接続パッド
30 コア基板(積層板)
31 接続導体(スルーホール導体)
32、321 外部接続導体
32a、33a 一端面
32b、33b 他端面
33 層間接続導体
41 ドリル刃
A 凹部形成領域

Claims (15)

  1. 第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する絶縁基板、ならびに、前記第1面上に形成される第1導体層および前記第2面上に形成される第2導体層を有するコア基板と、
    前記コア基板の前記第1導体層側に形成されていて少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層してなる積層体と、を有し、
    前記積層体の表面に開口する凹部を備えるプリント配線板であって、
    前記コア基板は、さらに、前記絶縁基板の貫通孔内に形成されていて前記第1面側の一端面と前記第2導体層に接続される他端面とを有する複数の接続導体を有しており、
    前記凹部の底面に、前記絶縁基板の第1面、および、前記複数の接続導体の一部の前記一端面が露出している。
  2. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記凹部の底面に前記一端面を露出する前記接続導体が前記凹部に収容される電気部品との接続パッドを構成する。
  3. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1導体層の厚さは、前記積層体内の導体層の厚さよりも大きい。
  4. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記凹部の底面に前記一端面を露出する前記接続導体は、前記凹部側から前記凹部側と反対側に向かってテーパーする部分を有している。
  5. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記凹部の内壁面は、前記コア基板に略垂直な断面である。
  6. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記凹部の底面に露出している前記接続導体の露出面は、前記凹部の底面に露出している前記絶縁基板の第1面よりも凹んでいる。
  7. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記凹部の内壁面のうちの前記底面付近の部分は、前記内壁面の他の部分よりも突出するか、または凹んでいる。
  8. 請求項1記載のプリント配線板であって、さらに、前記コア基板の前記第2導体層側に少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層してなる第2積層体が形成されており、前記第1導体層側の積層体の最表層の導体層に外部の配線板と接続される接続パッドが形成され、前記第2積層体の最表層の導体層に電子部品と接続される接続パッドが形成されている。
  9. 請求項8記載のプリント配線板であって、前記凹部の底面に前記一端面を露出する前記接続導体は、前記第2導体層を介して他の接続導体と接続されている。
  10. 請求項8記載のプリント配線板であって、前記凹部の深さは、前記コア基板の厚さと、前記コア基板の第1導体層側の積層体および前記第2積層体それぞれの厚さとの合計の半分よりも小さい。
  11. 第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する絶縁基板、前記第1面に積層されている第1導体層、前記第2面に積層されている第2導体層、ならびに、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する複数の接続導体を有するコア基板を用意することと、
    前記コア基板の前記第1導体層側に、少なくとも各1層の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより樹脂絶縁層と導体層との積層体を形成することと、
    前記積層体の一部を除去することにより凹部を形成することと、を有するプリント配線板の製造方法であって、
    前記コア基板を用意することは、前記第1導体層の前記凹部の形成領域内の所定の部分に前記接続導体との接続箇所を含む導体パターンを形成することを含んでおり、
    前記凹部を形成することは、前記絶縁基板の第1面、および、前記複数の接続導体の一部を前記凹部の底面に露出するように前記導体パターンを除去することを含む。
  12. 請求項11記載のプリント配線板の製造方法であって、前記凹部の形成がドリル加工により行われる。
  13. 請求項12記載のプリント配線板の製造方法であって、前記ドリル加工は、前記ドリルと前記導体パターンとの接触を検知することにより前記ドリル加工の深度を調整しながら行われる。
  14. 請求項12記載のプリント配線板の製造方法であって、前記凹部を形成することは、前記ドリル加工の前に、前記凹部の形成領域以外の領域の前記第1導体層を用いて前記ドリル加工の深度を設定することを含んでいる。
  15. 請求項11記載のプリント配線板の製造方法であって、前記導体パターンを除去することは、前記接続導体の前記凹部の底面への露出面が前記絶縁基板の第1面よりも凹むように、エッチングすることを含んでいる。
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