JP2017002995A - 継手構造およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間使用しても損傷を生じにくい継手構造を提供する。【解決手段】継手構造10が、中空の継手本体3と、中空の管部材1と、管部材1の外周に嵌め込まれているスリーブ6と、継手本体3の一端部と管部材1の一端部とにまたがって配置されているナット5と、を有する。管部材1の一端部側の先端にはフレア加工部1cが設けられている。スリーブ6には管部材1の外周面に食い込む内向き凸部6bが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は継手構造およびその製造方法に関する。
流体を流通させる配管設備において、中空の管部材同士を接続するための継手構造が用いられている。一例として、特許文献1には、管部材の先端部に大径のフランジ状のフレア加工部を設け、そのフレア加工部を継手本体の端縁部に突き当てた状態で、管部材のフレア加工部に係合するナットを継手本体にねじ込むことによって管部材と継手本体とを接合し、それぞれの中空部を連通させる、いわゆるフレア継手構造が用いられている。フレア加工部の、管部材の中心軸に対する角度は、37度、42度、45度、90度等である。このフレア加工部によって、管部材と継手本体との接続の信頼性が良好である。このようなフレア継手構造において、管部材の外周に円筒状のスリーブを嵌め込み、スリーブとナットとを係合させる構成もある。
特開2008−309295号公報
フレア継手構造の使用中に、管部材の中心軸に対して垂直方向または斜め方向への曲げ力が加わると、管部材に疲労破壊が生じることがある。特に、フレア加工部の根元部分に亀裂等の損傷が生じ易い。
そこで、本発明の目的は、長期間使用しても損傷を生じにくい継手構造とその製造方法を提供することにある。
本発明の継手構造は、中空の継手本体と、中空の管部材と、管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、継手本体の一端部と管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有し、管部材の一端部側の先端にはフレア加工部が設けられており、スリーブには管部材の外周面に食い込む内向き凸部が設けられている。
本発明のもう1つの継手構造は、中空の継手本体と、中空の管部材と、管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、継手本体の一端部と管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有し、管部材の一端部側が拡径部であり、拡径部の先端に拡径部よりも大径のフレア加工部が設けられている。
本発明の、中空の継手本体と、中空の管部材と、管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、継手本体の一端部と管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有する継手構造の製造方法は、内向き凸部を有するスリーブを管部材の外周部に嵌め込んだ状態で、管部材の一端部側に押圧治具の突起部を進入させることにより拡径させるとともに、内向き凸部を管部材の外周面に食い込ませる工程と、押圧治具の平面部を管部材の端面に押し当ててしごくフレア加工工程と、を含む。
本発明によると、長期間使用しても損傷を生じにくい継手構造を提供することができる。
本発明の継手構造の接続状態を示す一部切欠正面図である。 図1に示す継手構造の要部拡大図である。 図1に示す継手構造の接続解除状態を示す一部切欠正面図である。 継手構造の管部材の応力振幅を測定するための試験方法を示す説明図である。 (a)は本発明の一実施形態の継手構造を示す模式図、(b)はその継手構造の各位置における応力振幅を示すグラフである。 (a)は本発明の他の実施形態の継手構造を示す模式図、(b)はその継手構造の各位置における応力振幅を示すグラフである。 (a)は本発明のさらに他の実施形態の継手構造を示す模式図、(b)はその継手構造の各位置における応力振幅を示すグラフである。 (a)は比較例1の継手構造を示す模式図、(b)はその継手構造の各位置における応力振幅を示すグラフである。 (a)は比較例2の継手構造を示す模式図、(b)はその継手構造の各位置における応力振幅を示すグラフである。 (a),(b)は本発明の継手構造の製造方法の一部の工程を順番に示す要部断面図である。 (a),(b)は本発明の継手構造の製造方法の変形例の一部の工程を順番に示す要部断面図である。 本発明の継手構造を含む配管設備の一例を示す模式図である。 本発明の継手構造の変形例の接続状態を示す一部切欠正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に本発明の継手構造10の接続状態、図2にその要部拡大図、図3にその接続解除状態を示している。この継手構造10は、中空の管部材1を他の部材(例えば他の管部材2等)に接続して、両者の間での流体の流通を可能にするものである。継手構造10は、管部材1と、中空の継手本体3と、継手本体3と管部材1との間に配置されるシール部材4と、継手本体3の一端部と管部材1の一端部とにまたがって配置されているナット5と、管部材1の外周に嵌め込まれているスリーブ6と、を含む。管部材1は、一定の外径を有する主要部1aと、主要部1aの一端部側、すなわち継手本体3に面する側に設けられている拡径部1bと、拡径部1の先端に設けられているさらに大径のフランジ状のフレア加工部1cと、を含む。管部材1の外周に嵌め込まれているスリーブ6の、一端部側(フレア加工部1c側)の先端には、フレア加工部1cと同程度の大径の係合部6aが設けられ、反対側(フレア加工部1cと反対側)の端部には、内向き凸部6bが設けられている。従って、スリーブ6の内向き凸部6bが管部材1の外周面に食い込んで、スリーブ6は管部材1に固定されている。係合部6aはフレア加工部1cと並んで位置し、後述するナット5の被係合部5aと係合する。
継手本体3は、一端部、すなわち管部材1に面する端部に雄ねじ部3aが形成され、他端部、すなわち他の管部材2に面する端部にも雄ねじ部3bが形成されている。そして、雄ねじ部3aと雄ねじ部3bの間に、外形が大きな六角形である被把持部3cが形成されている。この被把持部3cはスパナ等の工具で把持するのに適している。継手本体3の雄ねじ部3aの端面(管部材1に面する端面)に環状の溝3dが形成されており、この溝3d内に、シール部材であるOリング4が収容されている。管部材1と継手本体3とが互いに突き当てられると、Oリング4は、フレア加工部1cの端面と雄ねじ部3aの端面とに挟まれる。
ナット5は、フレア加工部1cおよび係合部6aの外径よりも小さい内径を有する被係合部5aと、フレア加工部1cおよび係合部6aの外径よりも大きい内径を有する雌ねじ部5bとを有している。ナット5には管部材1が挿通されて、被係合部5aが管部材1の継手本体3に面する部分と反対側から(図面右方から)係合部6aに係合して、ナット5が継手本体3側に向かって管部材1から離れることを防いでいる。また、ナット5の雌ねじ部5bには、管部材1に対向する継手本体3の雄ねじ部3aをねじ込むことが可能である。
雄ねじ部3aが雌ねじ部5bにねじ込まれていない状態(螺合が解除された状態)で、管部材1は継手本体3に対して、管部材1から継手本体3へと向かう流体の流れの方向(方向A)と直交する方向(方向B)に相対的に移動可能である。その相対的な移動により、フレア加工部1cの端面が、雄ねじ部3aの端面に対して相対的に方向Bにスライドする。具体的には、管部材1の少なくとも一端部を方向Bに変位させるための機構が設けられていてもよいが、特別な機構を用いることなく、管部材1が方向Bに僅かにスライドできる程度の遊びをもって固定されていてもよい。フレア加工部1cの端面と雄ねじ部3aの端面はいずれも、方向Aに対して垂直な面(方向Bに対して平行な面)である。そして、フレア加工部1cの端面は、管部材1の継手本体3に対する相対的な移動において雄ねじ部3aの端面に干渉しない平坦な面である。雄ねじ部3aの端面は、凸状の部分がなく、前述したOリング4を収容するための溝3d以外には凹凸がない面である。
以上のような構成の本発明の継手構造10を組み立てる際には、まず、管部材1をナット5に挿通して、被係合部5aを、管部材1の継手本体3に面する部分と反対側から(図面右方から)スリーブ6の係合部6aに係合させる。この管部材1は、予め、スリーブ6が取り付けられた状態でフレア加工部1cが形成されている。大径のフレア加工部1cは、管部材1をしごくフレア加工によって管部材1と一体的に形成すると、フランジ状の別部材を管部材1に溶接等の方法で取り付ける場合に比べて低コストである。
継手本体3の雄ねじ部3bを他の管部材2の図示しない雌ねじ部にねじ込んで固定する。そして、継手本体3の雄ねじ部3aの端面の溝3d内に、シール部材であるOリング4を収容する。それから、ナット5の雌ねじ部5bに、継手本体3の雄ねじ部3aをねじ込む。こうして、ナット5の被係合部5aが、管部材1に固定されたスリーブ6の係合部6aに係合し、かつ、ナット5の雌ねじ部5bに、他の管部材2に固定された継手本体3の雄ねじ部3aがねじ込まれることによって、管部材1と他の管部材2が継手本体3を介して接続される。溝3dに収容されたOリング4が、継手本体3の雄ねじ部3aの端面と管部材1のフレア加工部1cの端面との間に挟まれて圧縮した状態で保持されるので、接続部分のシール性が良好である。
管部材1と他の管部材2との接続を解除する場合には、ナット5を回転させて、継手本体3の雄ねじ部3aと雌ねじ部5bとの螺合を解除し、雄ねじ部3aを雌ねじ部5bから脱出させる、そして、ナット5を、管部材1の継手本体3に面する部分と反対側に(図面右方に)後退させる。そうすると、雄ねじ部3aの端面とフレア加工部1cの端面は、互いに当接しているが固定されてはいない状態になる。そこで、管部材1を方向Bにスライドさせることにより、雄ねじ部3aの端面とフレア加工部1cの端面とが互いに突き当たらず両者の中空部同士が連通しない状態にする。こうして、管部材1と継手本体3との接続を解除し、それによって、管部材1と他の管部材2との接続を解除する。ナット5を回転させる際には、スパナ等の工具で継手本体3の被把持部3cを把持することによって、継手本体3が同時に回転させることなくナット5のみを回転させて緩めることができる。このように、被把持部3cが存在することによって、継手本体3を回転しないように保持することが容易にできる。
管部材1をその長手方向(方向A)に後退させることによって、管部材1とナット5および他の管部材2との接続を解除することも可能である。しかし、管部材1を長手方向(方向A)に後退させるためには、配管設備に余分なスペースを開けておく必要があり、スペース効率の悪化および配管設備の大型化を招く。また、管部材1と他の配管部品との接続を阻害するおそれがあるため、管部材1を長手方向(方向A)に後退させることが困難な場合がある。それに対し、本実施形態では、管部材1が、その長手方向(方向A)に直交する方向(方向B)にスライド可能である。従って、管部材1と他の管部材2との接続を解除する際に管部材1をその長手方向(方向A)に後退させる必要がなく、配管設備のスペース効率の悪化および大型化を招くおそれや、管部材1と他の配管部品との接続を阻害するおそれをなくすことができる。そして、容易に管部材1と他の管部材2との接続を解除することができる。このことは、乗物内における配管設備などのように余分なスペースが存在しない場合に特に有効である。
このような継手構造10の管部材1に、接続状態で、長手方向と交差する方向(例えば方向B)に曲げモーメントが加わると、特にフレア加工部1cの根元部分の一部に引っ張り力が生じ、その根元部分の引っ張り力が作用する位置と対向する位置には圧縮力が加わる。このように、管部材1が弾性的に曲がる変形を繰り返すと、一部に引っ張り力が作用し、それと対向する位置に圧縮力が作用する状態と、一部に圧縮力が作用し、対向する位置に引っ張り力が作用する状態とが交互に生じる。その結果、フレア加工部1cの根元部分にクラック等の損傷が生じる可能性がある。そこで、本実施形態の継手構造10では、スリーブ6の内向き凸部6aを管部材1の外周面に食い込ませた構成にしている。それにより、管部材1に加わった曲げモーメントによる応力(引っ張り力および圧縮力)が、フレア加工部1cの根元部分のみに集中せず、内向き凸部6aが管部材1の外周面に食い込んでいる部分にも分散する。このように応力が分散するため、特定の位置(フレア加工部1cの根元部分)への応力集中による損傷を抑えることができる。
さらに、本実施形態では、管部材1の一端部側に拡径部1bが設けられている。管部材1に曲げモーメントが作用すると、大径のフレア加工部1cの根元部分に引っ張り力および圧縮力が作用するのと同様に、小径の主要部1aと主要部1aよりも大径の拡径部1bとの境界部分(段差部)にも引っ張り力および圧縮力が作用する。すなわち、従来の構成に比べると、本実施形態では、曲げモーメントが加わった時の応力が、スリーブ6の内向き凸部6aが管部材1の外周面に食い込んでいる部分と、拡径部1bと主要部1aとの境界部分(段差部)とにも分散するため、フレア加工部1cの根元部分への応力集中を緩和でき損傷を抑えることができる。図1に示す例では、フレア加工部1cの根元部分以外の2箇所にも応力を分散させているが、スリーブ6の内向き凸部6aが管部材1の外周面に食い込んでいる部分と、拡径部1bと主要部1aとの境界部分(段差部)のいずれか一方が設けられるだけであっても、損傷抑制の効果がある。すなわち、本発明は、スリーブ6の内向き凸部6aを管部材1の外周面に食い込ませることと、主要部1aよりも大径の拡径部1bを設けることの、いずれか一方のみを採用した構成も、これらの両方を採用した構成も含む。
以上説明した本発明の作用効果について検証した結果を説明する。図4に示すように、ナット5をねじ込んだ継手本体3を固定した状態で、管部材1の長手方向(方向A)に直交する方向(方向B)に曲げモーメントを加えて、管部材1の各部分の応力振幅を測定した。応力振幅とは、応力範囲(最大応力と最小応力の差)を2で割った値である。図5(a),5(b)は、図1に示すように、スリーブ6が内向き凸部6aを有し管部材1が拡径部1bを有する継手構造10と、その継手構造10の各位置における応力振幅を示す。図6(a),6(b),7(a),7(b)は、スリーブ6は内向き凸部6aを有していないが管部材1が拡径部1bを有する継手構造10と、その継手構造10の各位置における応力振幅を示す。図6に示す構成と図7に示す構成の相違点は、スリーブ6の長さである。
図8(a),8(b)には、比較例1として、スリーブ6は内向き凸部6aを有しておらず管部材1は拡径部1bを有していないが、それ以外は図1に示すのと同じ構成の継手構造10と、その継手構造10の各位置における応力振幅を示している。また、図9(a),9(b)には、比較例2として、フレア継手構造ではなく、2つのフェルール7a,7bを有するタイプの継手構造と、その継手構造の各位置における応力振幅を示している。
図8を参照すると、比較例1(従来のフレア継手構造)の応力振幅が著しく大きいことがわかる。この大きな応力振幅が、特にフレア加工部1cの根元部分におけるクラックC等の損傷を引き起こす。これに対し、図6,7に記載されているように、管部材1が拡径1bを有している構成の継手構造では、応力振幅が全体的に小さく、特に、フレア加工部1cの根元部分において局部的に著しく大きな応力振幅が生じることが防止されている。さらに、図5に示すように、スリーブ6が内向き凸部6aを有しており管部材1が拡径部1bを有している構成では、応力振幅がより小さくなっている。その結果、図5〜7に示す構成ではクラックCが生じていない。なお、図7に示すように長いスリーブ6を有する構成では、図6に示す短いスリーブ6を有する構成に比べて応力振幅が若干小さいものの、さほど大きな差はない。しかし、図5に示すようにスリーブ6に内向き凸部6aが設けられている構成では、スリーブ6が短くても、応力振幅が大幅に低下している。このことから、スリーブ6の長さよりも、内向き凸部6aの有無が、応力振幅の低下に有効であることが判る。これは、フレア加工部1cの根元部分を含めて2箇所に応力を分散させるよりも、3箇所に応力を分散させる方が、各位置における応力振幅が小さくなるからであると考えられる。また、図9に比較例2として挙げた2つのフェルール7a,7bを有する継手構造と比較しても、管部材1が拡径部1bを有している構成や、スリーブ6が内向き凸部6aを有している構成は、応力振幅を低下させる効果が大きいことがわかる。
次に、図1に示す本実施形態の継手構造の製造方法、具体的には管部材1とスリーブ6の組立方法について説明する。図10に示す例では、管部材1を挿入する孔部8aとその外側にスリーブ6を配置可能な凹部8bが形成された保持具8に、径が一定の一般的な管部材1と、内向き凸部6bを有するスリーブ6を挿入する。その状態で、押圧治具9の2段形状の突起部11を、孔部8aと中心合わせした状態で、孔部8a内へ進入させる。突起部11の小径の先端部11aの外径は加工前の管部材1の内径とほぼ同じ大きさであり、突起部11の大径の後端部11bの外形は、加工前の管部材1の内径よりも大きい。従って、管部材1の、突起部11が押し込まれてその後端部11bと接した部分は径が広げられて拡径部1bが形成される。このように管部材1が内側から拡径されることによって、スリーブ6の内向き凸部6aは管部材1の外周面に強く食い込む。さらに、突起部11を孔部8a内に進入させていくと、押圧治具9の平面部9aが管部材1の端面に当接して押し曲げ、管部材1の長手方向に実質的に直交するフランジ状のフレア加工部1cが形成される。このようにして、管部材1およびスリーブ6の組立体が非常に容易に形成できる。
図11に示す変形例では、2つの押圧治具12,13を用い、第1の押圧治具12の突起部14は、加工前の管部材1の内径より大径の大径部14aを有し、第2の押圧治具13の突起部15はテーパ状である。この例では、保持具8に、径が一定の一般的な管部材1と、内向き凸部6bを有するスリーブ6を挿入した状態で、第1の押圧治具12の突起部14を、孔部8aと中心合わせした状態で、孔部8a内へ進入させる。管部材1の、大径部14aと当接した部分が順次拡張されて拡径部1bが形成される。次に、第2の押圧治具13の突起部15を孔部8a内に進入させると、第2の押圧治具13の平面部13aが管部材1の端面に当接して押し曲げ、フランジ状のフレア加工部1cが形成される。このようにして、管部材1およびスリーブ6の組立体が形成される。
以上説明したように管部材1をしごいて大径のフランジ状に加工するフレア加工を行うと、細い管部材1が僅かに潰れて流体の流通の抵抗となるおそれをなくすことができる。凹部8b内に挿入されたスリーブ6は、大径のフレア加工部1cの背面側(図面右側)に位置しており、フレア加工における押さえ治具として作用する。このスリーブ6が存在することによって、フレア加工を安全かつ容易に行うことが可能になる。しかもそのフレア加工自体によってスリーブ6の内向き凸部6bが管部材1の外周面に食い込むため、溶接や接着等の固定工程を必要とせずに、スリーブ6を管部材1の外周面に固定することができる。この構成によると、継手構造10のシール性の向上のために必要な管部材1の一端部の大径のフレア加工部1cの形成を安全かつ容易に行うことができ、しかも、溶接や接着等を行う場合に比べて低コストで容易にスリーブ6を固定できるという効果が得られる。
図12には、本発明の継手構造10を採用した配管設備を模式的に示している。この配管設備では、マニホールド16とポンプ17が、配管18やバルブ19やエルボ20等を介して接続されている。そして、マニホールド16とバルブ19との間に、本発明の継手構造10が設けられている。具体的には、マニホールド16とバルブ19の間に位置する管部材1と、マニホールド16に接続された他の管部材2とが、前述した構成の継手構造10によって接続されている。同様に、マニホールド16とバルブ19の間に位置する管部材1と、バルブ19に接続された他の管部材2とが、前述した構成の継手構造10によって接続されている。バルブ19とポンプ17との間は、ストレートな配管18と、方向転換点に位置するエルボ20とによって接続されている。
この配管設備において、例えば、交換や保守のためにバルブ19を取り外す必要が生じた場合には、前述したように、バルブ19に接続された他の管部材2に接続されている継手構造10のナット5を緩めて螺合を解除し、ナット5を後退させる。そして、管部材1を、管部材1から継手本体3へと向かう流体の流れの方向(方向A)と直交する方向(方向B)にスライドさせる。それによって管部材1と継手本体3との接続を解除し、すなわち、管部材1と、バルブ19に接続されている他の管部材2との接続を解除する。そこで、他の管部材2からバルブ19を取り外す。実際の取り外し方法としては、管部材1との接続が解除されて一端がフリーになった他の管部材2を取り外してバルブ19を露出させてから、バルブ19を配管18から取り外すことが考えられる。また、その他のいかなる方法でバルブ19を取り外しても構わないが、いずれの場合であっても、本発明の継手構造10によって容易に管部材1と他の管部材2との接続を解除できることにより、バルブ19の取り外しが容易になる。そして、配管設備が複雑であっても、また、配管設備の周囲に空きスペースがほとんどなくても、管部材1と他の管部材2との接続解除が容易に行える。
以上の説明は、管部材1を継手本体3に対して方向Bにスライドさせる構成に関するものであるが、継手本体3を管部材1に対して方向Bにスライドさせる構成であってもよい。また、管部材1と継手本体3のいずれもが方向Bにスライド可能な構成であれば、その配管設備のレイアウト等に応じて、管部材1と継手本体3のうち、方向Bに十分なスペースが存在する方をスライドさせればよい。すなわち、本発明では、管部材1が継手本体3に対して相対的に方向Bにスライド可能であることが重要である。この相対的なスライドの移動量は小さくてよく、フレア加工部1cの端面と雄ねじ部3aの端面が対向しない程度にずらせればよい。
前述した実施形態では、継手本体3の他端部に雄ねじ部3bが形成されており、他の管部材2にねじ込まれる構成である。しかし、このような構成に限定されるわけではない。継手本体3の他端部に雌ねじ部またはその他の接続機構が設けられていて、他の管部材2と接続される構成であってもよい。また、継手本体の他端部は単なる突起部等であってもよく、その場合には、他の管部材2に設けられている接続機構か、または、継手本体3および他の管部材2とは別に用意されている接続機構によって、継手本体3と他の管部材2とが接続されてもよい。そして、他の管部材2は、マニホールド等の部品に直接形成された部材であってもよい。その場合、管状になっていない単なる開口部等であってもよい。
シール部材は、前述したOリング4に限られず、金属製のガスケット等であってもよい。管部材1やスリーブ6や継手本体3は、アルミニウムやステンレスなどの金属から形成することができる。一般的には、管部材1がアルミニウムからなりスリーブ6がステンレスからなる構成が考えられる。内向き凸部6aはスリーブ6の内面の全周にわたって形成されていても、部分的に設けられていてもよい。そして、内向き凸部6aは図1に示すように突起状であってもよいが、図13に示すように、スリーブ6の内面がテーパ状であり、その端部が内側に向いた凸部6aであってもよい。スリーブ6の内面の一部が管部材1の外周面に接触しておらず間隔が空いていても構わない。
1 管部材
1a 主要部
1b 拡径部
1c フレア加工部
2 他の管部材
3 継手本体
3a,3b 雄ねじ部
3c 被把持部
3d 溝
4 シール部材(Oリング)
5 ナット
5a 被係合部
5b 雌ねじ部
6 スリーブ
6a 係合部
6b 内向き凸部
8 保持具
8a 孔部
8b 凹部
9,12,13 押圧治具
9a,13a 平面部
10 継手構造
11,14,15 突起部
11a 先端部
11b 後端部
14a 大径部

Claims (8)

  1. 中空の継手本体と、中空の管部材と、前記管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、前記継手本体の一端部と前記管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有し、
    前記管部材の前記一端部側の先端にはフレア加工部が設けられており、
    前記スリーブには前記管部材の外周面に食い込む内向き凸部が設けられている、継手構造。
  2. 前記管部材の前記一端部側が拡径部であり、前記拡径部の先端に前記拡径部よりも大径の前記フレア加工部が設けられている、請求項1に記載の継手構造。
  3. 中空の継手本体と、中空の管部材と、前記管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、前記継手本体の一端部と前記管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有し、
    前記管部材の前記一端部側が拡径部であり、前記拡径部の先端に前記拡径部よりも大径のフレア加工部が設けられている、継手構造。
  4. 前記フレア加工部の端面と前記継手本体の端面との間にシール部材が配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の継手構造。
  5. 前記継手本体の前記一端部には雄ねじ部が形成されており、
    前記スリーブは係合部を有しており、前記ナットは、前記管部材の前記継手本体に面する部分と反対側から前記係合部に係合する、前記係合部の外径よりも小さい内径を有する被係合部と、前記係合部の外径よりも大きい内径を有し前記継手本体の前記雄ねじ部がねじ込まれる雌ねじ部と、を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の継手構造。
  6. 中空の継手本体と、中空の管部材と、前記管部材の外周に嵌め込まれているスリーブと、前記継手本体の一端部と前記管部材の一端部とにまたがって配置されているナットと、を有する継手構造の製造方法であって、
    内向き凸部を有する前記スリーブを前記管部材の外周部に嵌め込んだ状態で、前記管部材の一端部側に押圧治具の突起部を進入させることにより拡径させるとともに、前記内向き凸部を前記管部材の外周面に食い込ませる工程と、前記押圧治具の平面部を前記管部材の端面に押し当ててしごくフレア加工工程と、を含む継手構造の製造方法。
  7. 前記管部材の一端部側を拡径させるとともに、前記内向き凸部を前記管部材の外周面に食い込ませる工程と、前記フレア加工工程とを、単一の押圧治具によって連続的に行う、請求項6に記載の継手構造の製造方法。
  8. 第1の押圧治具によって、前記管部材の一端部側を拡径させるとともに、前記内向き凸部を前記管部材の外周面に食い込ませる工程を行い、その後に、第2の押圧治具によって前記フレア加工工程を行う、請求項6に記載の継手構造の製造方法。
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