JP2015105695A - フレキシブル管用継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 信頼性の高い接続が可能なフレキシブル管用継手を提供する。【解決手段】 フレキシブル管用継手1は、雌ねじ部を有し奥側には環状のシール部材装着溝234が形成された中空の継手本体2と、継手本体にねじ込まれる雄ねじ部か形成された中空のナット3と、フレキシブル管の端部の谷部に引っ掛かる爪部を有するリテーナ4と、シール部材5とを備え、 継手本体2の奥側には、フレキシブル管Pの先端の切断部が突き当たる環状凸部235がシール部材装着溝234の内側に形成されている。【選択図】 図1
Description
本発明は、ガスなどの流体を流す配管に使用されるフレキシブル管を接続するために使用されるフレキシブル管用継手に関する。
従来から、屋内にガスなどの流体を流す配管には、蛇腹状の金属コルゲイト管の外面に樹脂製の被覆が施されたフレキシブル管が広く使用されている。このフレキシブル管の接続にはフレキシブル管用の継手が使用される。
フレキシブル管用継手には、種々の構造のものが提案されている。図8は、特許文献1に記載された図1から転載した従来技術に係るフレキシブル管用継手の構成を示す図である。このフレキシブル管用継手は、継手本体1と、継手本体1にねじ込まれるナット3と、ナット3の端部に装着されるスリーブ2とを備えている。このフレキシブル管用継手は、スリーブ2の内部にフレキシブル管4の端部を挿入して継手本体1とナット3とを締め付けて、フレキシブル管4の端部を継手本体1に装着されたシール部材12に押し付けることで、フレキシブル管4を接続することができる。また、このフレキシブル管用継手は、スリーブ3とシール部材12の間にフレキシブル管4の端部をしっかり挟み込むことができるので、信頼性の高い接続が可能である。なお、ここで使用する各部の符号は特許文献1において使用されていた符号を用いている。
しかし、特許文献1に記載されたフレキシブル管用継手は、フレキシブル管を接続するときに、管端の切断箇所がシール部材12に接触することが考えられ、シール部材に例えば軟質のゴム材料を使用した場合にシール部材を傷つけるおそれがある。もし、シール部材に傷がつくと流体の漏れにつながるおそれがあるので望ましくない。
従って、本発明の目的は、シール部材を傷つけることなくフレキシブル管を接続することができ、より信頼性の高い接続が可能なフレキシブル管用継手を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のフレキシブル管用継手は、
端部から順に雌ねじ部と大径部と小径部が形成され、前記大径部の奥側には環状のシール部材装着溝が形成された中空の継手本体と;前記継手本体のねじ込まれる雄ねじ部か形成された中空のナットと;前記ナットの端部に装着され、前記フレキシブル管の端部の谷部に引っ掛かる爪部を有するリテーナと;前記継手本体のシール部材装着溝に装着されるシール部材と;を備えるフレキシブル管用継手であって、
前記継手本体の前記大径部の奥側には、前記シール部材装着溝の内側に前記フレキシブル管の先端の切断部が突き当たる環状凸部が形成されていることを特徴とするものである。
このフレキシブル管用管継手によれば、継手本体とナットを締め付けることで、リテーナと共にフレキシブル管が継手本体の奥側に押し込まれる。このとき、フレキシブル管の先端の切断部は、継手本体の大径部奥側に形成された環状凸部に突き当たる。したがって、フレキシブル管の先端の切断部がシール部材に直接接触しないので、シール部材に傷がつくことが防止される。
端部から順に雌ねじ部と大径部と小径部が形成され、前記大径部の奥側には環状のシール部材装着溝が形成された中空の継手本体と;前記継手本体のねじ込まれる雄ねじ部か形成された中空のナットと;前記ナットの端部に装着され、前記フレキシブル管の端部の谷部に引っ掛かる爪部を有するリテーナと;前記継手本体のシール部材装着溝に装着されるシール部材と;を備えるフレキシブル管用継手であって、
前記継手本体の前記大径部の奥側には、前記シール部材装着溝の内側に前記フレキシブル管の先端の切断部が突き当たる環状凸部が形成されていることを特徴とするものである。
このフレキシブル管用管継手によれば、継手本体とナットを締め付けることで、リテーナと共にフレキシブル管が継手本体の奥側に押し込まれる。このとき、フレキシブル管の先端の切断部は、継手本体の大径部奥側に形成された環状凸部に突き当たる。したがって、フレキシブル管の先端の切断部がシール部材に直接接触しないので、シール部材に傷がつくことが防止される。
また、本発明のフレキシブル管用継手において、
前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が、鋸刃形状であるとよい。
環状凸部の、フレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が、鋸刃形状であることで、突き当たったフレキシブル管の先端の切断部は、鋸刃形状の谷の部分に引っ掛かる。したがって、フレキシブル管の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、シール部材にフレキシブル管の切断部が接触することをより確実に防ぐことが可能となる。
前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が、鋸刃形状であるとよい。
環状凸部の、フレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が、鋸刃形状であることで、突き当たったフレキシブル管の先端の切断部は、鋸刃形状の谷の部分に引っ掛かる。したがって、フレキシブル管の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、シール部材にフレキシブル管の切断部が接触することをより確実に防ぐことが可能となる。
また、本発明のフレキシブル管用継手において、
前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部に、前記フレキシブル管の先端の切断部が収まる環状凹溝が設けられているとよい。
環状凸部の、フレキシブル管が接触する側の端部に、フレキシブル管の先端の切断部が収まる環状凹溝が設けられるので、突き当たったフレキシブル管の先端の切断部は環状凹溝に収まる。したがって、フレキシブル管の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、シール部材にフレキシブル管の切断部が接触することをより確実に防ぐことが可能となる。
前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部に、前記フレキシブル管の先端の切断部が収まる環状凹溝が設けられているとよい。
環状凸部の、フレキシブル管が接触する側の端部に、フレキシブル管の先端の切断部が収まる環状凹溝が設けられるので、突き当たったフレキシブル管の先端の切断部は環状凹溝に収まる。したがって、フレキシブル管の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、シール部材にフレキシブル管の切断部が接触することをより確実に防ぐことが可能となる。
また、本発明のフレキシブル管用継手において、前記環状凸部は、フレキシブル管が接触する側の端部が、奥側に向かって縮径するテーパ状に形成されていることが好ましい。フレキシブル管が接触する側の端部が、奥側に向かって縮径するテーパ状に形成されることによって
また、本発明のフレキシブル管用継手において、前記リテーナは、前記ナットの端面で押圧される段部を有し、
前記リテーナは、前記段部と前記ナットの端面との間にリング状のスペーサを介して前記ナットに装着されることが好ましい。
前記リテーナは、前記段部と前記ナットの端面との間にリング状のスペーサを介して前記ナットに装着されることが好ましい。
本発明によれば、フレキシブル管の接続時には、フレキシブル管の先端の切断部は、継手本体の大径部奥側に設けられた環状凸部に突き当たるので、シール部材がフレキシブル管の先端の切断部で傷つけられるリスクを軽減することができる。したがって、シール部材を傷つけることなくフレキシブル管を接続することができる、より信頼性の高い接続が可能なフレキシブル管用継手を提供することができる。
以下、本発明の詳細を図1〜図3を使って説明する。図1は本発明に係る第1の実施の形態のフレキシブル管用継手の半裁断面図、図2はリテーナの一部を切り欠いた部分断面図および斜視図、図3は本発明に係る第1の実施の形態のフレキシブル管用継手の施工手順を示す半裁断面図である。
図1に示すように、フレキシブル管継手1は、継手本体2と、ナット3と、リテーナ4と、シール部材5と、位置決め用スペーサ6とを備えている。以下に、各構成について説明する。
(継手本体)
継手本体2は、一方の端部外周部がスパナなどの工具を引っかけるために多角形に形成され、他方は図示しない機器などに接続するために雄ねじ部21が形成された中空の部材である。内周部は、端部から順に、雌ねじ部22と、大径部23と、小径部24とが形成されている。大径部23には、雌ねじ部の奥に溝部231、奥側に向かって縮径するテーパ部232、耐火パッキン9が装着される溝部233、が形成され、大径部の最も奥側にはシール部材5が装着される環状のシール部材装着溝234が形成され、また、シール部材装着溝234の内径側には環状凸部235が形成されている。
(継手本体)
継手本体2は、一方の端部外周部がスパナなどの工具を引っかけるために多角形に形成され、他方は図示しない機器などに接続するために雄ねじ部21が形成された中空の部材である。内周部は、端部から順に、雌ねじ部22と、大径部23と、小径部24とが形成されている。大径部23には、雌ねじ部の奥に溝部231、奥側に向かって縮径するテーパ部232、耐火パッキン9が装着される溝部233、が形成され、大径部の最も奥側にはシール部材5が装着される環状のシール部材装着溝234が形成され、また、シール部材装着溝234の内径側には環状凸部235が形成されている。
(ナット)
ナット3は、継手本体側の端部外周部に、継手本体2の雌ねじ部22にねじ込まれる雄ねじ部31が形成され、逆側の外周部にスパナなどの工具を引っかけるために多角形に形成された工具掛け部32が形成されている。雄ねじ部31側の端部内周部には溝33が設けられリテーナ4が装着されている。工具掛け部の内周逆側の端部内周部には溝34が設けられ、第1水密パッキン7が装着されている。また、雄ねじ部31の後方には、継手本体2とナット3との水密のための第2水密パッキン8が装着されている。
ナット3は、継手本体側の端部外周部に、継手本体2の雌ねじ部22にねじ込まれる雄ねじ部31が形成され、逆側の外周部にスパナなどの工具を引っかけるために多角形に形成された工具掛け部32が形成されている。雄ねじ部31側の端部内周部には溝33が設けられリテーナ4が装着されている。工具掛け部の内周逆側の端部内周部には溝34が設けられ、第1水密パッキン7が装着されている。また、雄ねじ部31の後方には、継手本体2とナット3との水密のための第2水密パッキン8が装着されている。
(リテーナ)
リテーナ4は、図2(a)、(b)に示すように円筒部41と、円筒部41から伸び、円周方向に複数に分割された爪部42とで構成されている。円筒部41の端部にはナット3の溝33に引っ掛かる突起411が形成されている。爪部42は先端が管Pの先端の谷部に引っ掛かる係止爪421が設けられ、後方の端部にはナット3の端部に接触してねじ込みによる力を受ける段部422が形成されている。円筒部41と、爪部42の一部は例えばポリエチレンなどの樹脂材料で形成され、爪部42は弾性的に拡大と縮小が可能である。爪部42において強度が要求される係止爪421は例えば黄銅などの金属材料で形成される。
リテーナ4は、図2(a)、(b)に示すように円筒部41と、円筒部41から伸び、円周方向に複数に分割された爪部42とで構成されている。円筒部41の端部にはナット3の溝33に引っ掛かる突起411が形成されている。爪部42は先端が管Pの先端の谷部に引っ掛かる係止爪421が設けられ、後方の端部にはナット3の端部に接触してねじ込みによる力を受ける段部422が形成されている。円筒部41と、爪部42の一部は例えばポリエチレンなどの樹脂材料で形成され、爪部42は弾性的に拡大と縮小が可能である。爪部42において強度が要求される係止爪421は例えば黄銅などの金属材料で形成される。
(シール部材)
シール部材5は、円盤状の部材であって、例えばゴムなどの材料で設けられている。ゴム材料を使用する場合には、例えばニトリルブタジエンゴム(NBR)やエチレンプロピレンゴム(EMDM)などを用い得る。
シール部材5は、円盤状の部材であって、例えばゴムなどの材料で設けられている。ゴム材料を使用する場合には、例えばニトリルブタジエンゴム(NBR)やエチレンプロピレンゴム(EMDM)などを用い得る。
(位置決め用スペーサ)
位置決め用スペーサ6は、継手本体2の一方の端部とナット3の工具掛け部32の間に着脱可能に装着された円周方向の一部が切り欠かれたC形の部材である。位置決め用スペーサ6は容易に着脱することができるように、例えばポリエチレンなどの樹脂材料で設けられる。継手本体2とナット3とは、位置決め用スペーサ6を装着することによって相対的に位置決めされ、締め付け前の状態を維持している。
位置決め用スペーサ6は、継手本体2の一方の端部とナット3の工具掛け部32の間に着脱可能に装着された円周方向の一部が切り欠かれたC形の部材である。位置決め用スペーサ6は容易に着脱することができるように、例えばポリエチレンなどの樹脂材料で設けられる。継手本体2とナット3とは、位置決め用スペーサ6を装着することによって相対的に位置決めされ、締め付け前の状態を維持している。
次に、フレキシブル管用継手1によるフレキシブル管Pの接続手順を、図1、図3を参照して説明する。
1.
図1に示すように、継手本体2の雌ねじ部22に端部にリテーナ4が装着されたナット3を所定量ねじ込む。このとき、継手本体2とナット3との間には位置決め用スペーサ6が装着されているので、継手本体2に対するナット3の初期のねじ込み量は一定に固定される。
図1に示すように、継手本体2の雌ねじ部22に端部にリテーナ4が装着されたナット3を所定量ねじ込む。このとき、継手本体2とナット3との間には位置決め用スペーサ6が装着されているので、継手本体2に対するナット3の初期のねじ込み量は一定に固定される。
2.
次いで、図3(a)に示すように、先端の数山分(ここでは4山分)の樹脂被覆P1が除去されたフレキシブル管Pを、ナット3の端部からフレキシブル管用継手1内に挿入する。フレキシブル管Pの挿入に伴って、リテーナ4の爪部42はフレキシブル管の先端に押し拡げられ、係止爪421がフレキシブル管Pの先端の谷部に係止する。
次いで、図3(a)に示すように、先端の数山分(ここでは4山分)の樹脂被覆P1が除去されたフレキシブル管Pを、ナット3の端部からフレキシブル管用継手1内に挿入する。フレキシブル管Pの挿入に伴って、リテーナ4の爪部42はフレキシブル管の先端に押し拡げられ、係止爪421がフレキシブル管Pの先端の谷部に係止する。
3.
次いで、図3(b)に示すように、フレキシブル管用継手1から位置決め用スペーサ6を取り外し、継手本体2とナット3とを図示しないスパナなどの工具によって締め付ける。リテーナ4は、後端の段部422をナット3により押され、外面がテーパ部232に沿いながら継手の奥側に向かって移動する。リテーナ4の係止爪421は縮径してフレキシブル管Pの先端の谷部にしっかりと係止する。フレキシブル管Pはリテーナ4の係止爪421に先端の一山が押されてリテーナ4と共に移動し、先端の切断部が環状凸部235に突き当たる。
次いで、図3(b)に示すように、フレキシブル管用継手1から位置決め用スペーサ6を取り外し、継手本体2とナット3とを図示しないスパナなどの工具によって締め付ける。リテーナ4は、後端の段部422をナット3により押され、外面がテーパ部232に沿いながら継手の奥側に向かって移動する。リテーナ4の係止爪421は縮径してフレキシブル管Pの先端の谷部にしっかりと係止する。フレキシブル管Pはリテーナ4の係止爪421に先端の一山が押されてリテーナ4と共に移動し、先端の切断部が環状凸部235に突き当たる。
4.
次いで、図3(c)に示すように、リテーナ4の係止爪421とシール部材5との間でフレキシブル管Pの先端の一山を押しつぶすまで、継手本体2とナット3とを締め付ける。このとき、フレキシブル管Pの端部の切断部は環状凸部235に突き当たった状態が維持される。シール部材5には、切断部を除くフレキシブル管Pの端部が接触する。その結果、シール部材5を介してフレキシブル管Pとフレキシブル管用継手1がシールされる。
フレキシブル管用継手1は、継手本体2にフレキシブル管Pの先端の切断部が突き当たる環状凸部235を有するので、上記した管の接続工程において、切断部がシール部材5に直接接触するおそれを軽減することができる。
次いで、図3(c)に示すように、リテーナ4の係止爪421とシール部材5との間でフレキシブル管Pの先端の一山を押しつぶすまで、継手本体2とナット3とを締め付ける。このとき、フレキシブル管Pの端部の切断部は環状凸部235に突き当たった状態が維持される。シール部材5には、切断部を除くフレキシブル管Pの端部が接触する。その結果、シール部材5を介してフレキシブル管Pとフレキシブル管用継手1がシールされる。
フレキシブル管用継手1は、継手本体2にフレキシブル管Pの先端の切断部が突き当たる環状凸部235を有するので、上記した管の接続工程において、切断部がシール部材5に直接接触するおそれを軽減することができる。
次に、本発明に係る他の実施の形態のフレキシブル管用継手を図4、図5、図6、図7を使って説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態のフレキシブル管用継手の施工後の状態を示す半裁断面図、図5は、本発明の第3の実施の形態のフレキシブル管用継手の施工後の状態を示す半裁断面図、図6は、本発明の第4の実施の形態のフレキシブル管用継手の施工後の状態を示す半裁断面図、図7は、本発明の第5の実施の形態のフレキシブル管用継手の施工後の状態を示す半裁断面図である。以降、各実施の形態の説明では、第1の実施の形態のフレキシブル管用継手と異なる部分についてのみ説明することとし、第1の実施の形態のフレキシブル管用継手と同一部分については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
(第2の実施の形態)
図4のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Bにおけるフレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が鋸刃形状に形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、図4に示すようにフレキシブル管Pの先端の切断部は鋸刃形状の谷の部分に収まる。したがって、管の接続の過程における、管の切断部の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
図4のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Bにおけるフレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が鋸刃形状に形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、図4に示すようにフレキシブル管Pの先端の切断部は鋸刃形状の谷の部分に収まる。したがって、管の接続の過程における、管の切断部の環状凸部上での移動が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
(第3の実施の形態)
図5のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Cにおけるフレキシブル管が接触する側の端部に環状凹溝236Cが形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、図5に示すようにフレキシブル管の先端の切断部は環状凹溝236Cに収まる。したがって、管の接続の過程で環状凸部上での移動が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
図5のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Cにおけるフレキシブル管が接触する側の端部に環状凹溝236Cが形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、図5に示すようにフレキシブル管の先端の切断部は環状凹溝236Cに収まる。したがって、管の接続の過程で環状凸部上での移動が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
(第4の実施の形態)
図6のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Dにおけるフレキシブル管が接触する側の端部が、継手本体の奥側に向かって縮径するテーパ状に形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、フレキシブル管の先端の切断部は環状凸部235Dの奥側に向かって縮径するテーパ状の部分に接触するので、フレキシブル管1の先端部がテーパ状の部分によって調心される。したがって、管の接続の過程における、管の切断部の環状凸部上での移動(特に、シール部材5方向への移動)が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
図6のフレキシブル管用継手1は、継手本体2に形成された環状凸部235Dにおけるフレキシブル管が接触する側の端部が、継手本体の奥側に向かって縮径するテーパ状に形成されている。このフレキシブル管用継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程で、フレキシブル管の先端の切断部は環状凸部235Dの奥側に向かって縮径するテーパ状の部分に接触するので、フレキシブル管1の先端部がテーパ状の部分によって調心される。したがって、管の接続の過程における、管の切断部の環状凸部上での移動(特に、シール部材5方向への移動)が抑制される。これにより、管が環状凸部上を移動して切断部でシール部材を傷つけるリスクを軽減することができる。
(第5の実施の形態)
図7のフレキシブル管用継手1は、ナット3の端面と、リテーナ4の段部422との間にリング状のスペーサ10を介している。この管継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程における、ナット3とリテーナ4との間の摩擦力を低減してナット3をねじ込んだときのリテーナ4の回転を抑制すると共に、同時にリテーナ4の回転に伴うフレキシブル管Pの回転も抑制することができる。これにより、施工時における、フレキシブル管用継手内部でのフレキシブル管の移動が抑制される。したがって、フレキシブル管用継手内部のフレキシブル管の移動によるパッキン損傷のリスクが軽減される。リング状のスペーサ10は、摩擦力の低い材料で形成することが好ましく、例えばリング状の金属製の部材にフッ素樹脂コーティングを施したのもが好適である。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態のフレキシブル管用継手にリング状のスペーサを追加しているが、第2〜第4の実施の形態のフレキシブル管用継手に追加することもできる。
図7のフレキシブル管用継手1は、ナット3の端面と、リテーナ4の段部422との間にリング状のスペーサ10を介している。この管継手によれば、継手本体2とナット3を締め付ける管の接続工程における、ナット3とリテーナ4との間の摩擦力を低減してナット3をねじ込んだときのリテーナ4の回転を抑制すると共に、同時にリテーナ4の回転に伴うフレキシブル管Pの回転も抑制することができる。これにより、施工時における、フレキシブル管用継手内部でのフレキシブル管の移動が抑制される。したがって、フレキシブル管用継手内部のフレキシブル管の移動によるパッキン損傷のリスクが軽減される。リング状のスペーサ10は、摩擦力の低い材料で形成することが好ましく、例えばリング状の金属製の部材にフッ素樹脂コーティングを施したのもが好適である。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態のフレキシブル管用継手にリング状のスペーサを追加しているが、第2〜第4の実施の形態のフレキシブル管用継手に追加することもできる。
1:フレキシブル管用継手
2:継手本体、21:雄ねじ部、22:雌ねじ部
23:大径部、231:溝部、232:テーパ部
233:溝部、234:シール部材装着溝、235:環状凸部
3:ナット
31:雄ねじ部、32:工具掛け部、33:溝、34:溝
4:リテーナ
41:円筒部、42:爪部
421:係止爪、422:段部
5:シール部材
6:位置決め用スペーサ
7:第1水密パッキン
8:第2水密パッキン
9:耐火パッキン
10:スペーサ
2:継手本体、21:雄ねじ部、22:雌ねじ部
23:大径部、231:溝部、232:テーパ部
233:溝部、234:シール部材装着溝、235:環状凸部
3:ナット
31:雄ねじ部、32:工具掛け部、33:溝、34:溝
4:リテーナ
41:円筒部、42:爪部
421:係止爪、422:段部
5:シール部材
6:位置決め用スペーサ
7:第1水密パッキン
8:第2水密パッキン
9:耐火パッキン
10:スペーサ
Claims (5)
- 端部から順に雌ねじ部と大径部と小径部が形成され、前記大径部の奥側には環状のシール部材装着溝が形成された中空の継手本体と、
前記継手本体にねじ込まれる雄ねじ部が形成された中空のナットと、
前記ナットの端部に装着され、フレキシブル管の端部の谷部に引っかかる爪部を有するリテーナと、
前記継手本体の前記シール部材装着溝に装着されるシール部材と、
を備えるフレキシブル管用継手であって、
前記継手本体の前記大径部の奥側には、前記シール部材装着溝の内側に前記フレキシブル管の先端の切断部が突き当たる環状凸部が形成されていることを特徴とするフレキシブル管用継手。 - 前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部の縦断面形状が、鋸刃形状であることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
- 前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部に、前記フレキシブル管の先端の切断部が収まる環状凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
- 前記環状凸部は、前記フレキシブル管が接触する側の端部が、奥側に向かって縮径するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
- 前記リテーナは、前記ナットの端面により押圧される段部を有し、
前記リテーナは、前記段部と前記ナットの端面との間にリング状のスペーサを介して前記ナットに装着されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のフレキシブル管用継手。
Priority Applications (1)
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JP2013247545A JP2015105695A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | フレキシブル管用継手 |
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JP2013247545A JP2015105695A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | フレキシブル管用継手 |
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JP2015105695A true JP2015105695A (ja) | 2015-06-08 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019178689A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社フジキン | 管継手 |
WO2020037786A1 (zh) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 嘉兴市盛央电气有限公司 | 密封性防震动回旋的软管接头 |
-
2013
- 2013-11-29 JP JP2013247545A patent/JP2015105695A/ja active Pending
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WO2020037786A1 (zh) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 嘉兴市盛央电气有限公司 | 密封性防震动回旋的软管接头 |
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