JP2017002656A - 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017002656A
JP2017002656A JP2015120010A JP2015120010A JP2017002656A JP 2017002656 A JP2017002656 A JP 2017002656A JP 2015120010 A JP2015120010 A JP 2015120010A JP 2015120010 A JP2015120010 A JP 2015120010A JP 2017002656 A JP2017002656 A JP 2017002656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
concrete block
generation panel
panel
photovoltaic power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015120010A
Other languages
English (en)
Inventor
行雄 吉冨
Yukio Yoshitomi
行雄 吉冨
滋 高梨
Shigeru Takanashi
滋 高梨
勝広 水城
Katsuhiro Mizushiro
勝広 水城
福元 豊
Yutaka Fukumoto
豊 福元
比呂志 川口
Hiroshi Kawaguchi
比呂志 川口
田中 徹
Toru Tanaka
徹 田中
隆志 円城寺
Takashi Enjoji
隆志 円城寺
章吾 福島
Shogo Fukushima
章吾 福島
尚昭 永石
Naoaki Nagaishi
尚昭 永石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOWA NITTO KK
Shin-Idemitsu Facilities Co Ltd
Saga Prefecture
Togami Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
KOWA NITTO KK
Shin-Idemitsu Facilities Co Ltd
Saga Prefecture
Togami Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOWA NITTO KK, Shin-Idemitsu Facilities Co Ltd, Saga Prefecture, Togami Electric Mfg Co Ltd filed Critical KOWA NITTO KK
Priority to JP2015120010A priority Critical patent/JP2017002656A/ja
Publication of JP2017002656A publication Critical patent/JP2017002656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】 陸屋根に加工を施すことなく設置が可能であり、簡易な構造で風圧荷重に対する耐性の高い太陽光発電パネル取付用架台を提供する。
【解決手段】 上面が長手方向の一端から長手方向の他端まで平坦な下りの傾斜面を有するコンクリートブロック製架台を備えた太陽光発電パネル取付用架台であって、コンクリートブロック製架台の傾斜面の高位置側に太陽光発電パネルの高位置側を固定する固定具を設け、傾斜面の低位置側に太陽光発電パネルの低位置側を固定する固定具を設け、複数台のコンクリートブロック製架台を、各傾斜面の方向及び固定具の位置を合わせて平行に配列し、各傾斜面上に単一の太陽光発電パネルを載置して、各固定具で太陽光発電パネルの上縁と下縁とを固定し、太陽光発電パネルの裏面側に対向する各傾斜面は、その全領域が太陽光発電パネルの裏面の範囲内に位置するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、陸屋根等の表面に何ら加工を施すことなく設置が可能な太陽光発電パネル取付用架台及びそれを使用した太陽光発電装置に関するものである。
従来、陸屋根に太陽光発電パネルを設置する際、陸屋根にアンカーを打ち込み、当該アンカーに太陽光発電パネルの架台を固定すること、或いは、太陽光発電パネルの基礎ブロックを固定するため、該基礎ブロックの設置範囲に対応する陸屋根の軽量コンクリート層及び防水層等を剥離することが行われていた(特許文献1)。
しかしながら、アンカーを打ち込むと、陸屋根に当初より設置されている防水シートを貫通して防水機能が失われてしまうため、再度防止工事をやり直す必要がある。また陸屋根の軽量コンクリート層の剥離工事等は大がかりであり、太陽光発電パネルの設置に多くの時間と手間を要していた。
そこで、アンカー等を使用せず、太陽光発電パネルの架台を陸屋根に載置するたけで、設置が可能な太陽光発電パネルの取付用架台が提案されている。
例えば、一枚の太陽光発電パネルの左右の両側縁を、一対のコンクリートブロック製の架台上面に載置し、上記パネルの両側縁を各々左右のコンクリートブロック上面段部に固定する構造であって、例えば建物の屋上にアンカーを使用せずに設置が可能な太陽光発電パネルの架台が提案されている(特許文献2)。
特開2014−173245号公報 特開2011−165795号公報
ところで、太陽光発電パネルの架台をアンカー等の固定手段を用いずに陸屋根に設置する場合、風圧荷重に対する耐性が重要な課題となる。
上記特許文献2の架台は、太陽光発電パネルの両側縁のみをコンクリートブロック上面段部で支持固定する構成であるから、当該太陽光発電パネルの下面領域は、その全域に亘り陸屋根表面との間に空間が形成され、この空間が風の通り道となるため、風圧荷重に対する耐性が低いという課題がある。
また、特許文献2の架台は、その上面段部にて太陽光発電パネルの側縁しか支持することができない構造となっているため、単一の太陽光発電パネルの両側縁を2台の架台で支持する構成を採らざるを得ず、例えば単一の太陽光発電パネルを3台の架台で支持すること、或いは、太陽光発電パネルの裏面の任意の位置を支持することができず、その構造上の設置の自由度が低いという課題もある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、陸屋根に何ら加工を施すことなく、陸屋根上に載置するだけで設置が可能であり、簡易な構造でありながら、風圧荷重に対する耐性の高い太陽光発電パネル取付用架台及びそれを使用した太陽光発電装置を提供することを目的とする。
また、太陽光発電パネルの裏面の任意の位置を支持可能であり、太陽光発電パネルの大きさ、或いは、設置高さ等に応じて、2台又は3台の架台で構成可能な太陽光発電パネル取付用架台及びそれを使用した太陽光発電装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、細長い直方体形状であって、水平な底面を有し、上面が長手方向の一端から長手方向の他端まで平坦な下りの傾斜面を有するコンクリートブロック製架台を備えた太陽光発電パネル取付用架台であって、上記コンクリートブロック製架台の上記傾斜面の高位置側の端部の上面に太陽光発電パネルの高位置側の上縁を上記傾斜面に固定する固定具を設けると共に、上記コンクリートブロック製架台の上記傾斜面の低位置側の端部の上面に上記太陽光発電パネルの低位置側の下縁を上記傾斜面に固定する固定具を設け、複数台の上記コンクリートブロック製架台を、上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、単一の上記太陽光発電パネルを、上記各傾斜面の上記高位置側の端部と上記低位置側の端部を除く、上記傾斜面の中間の領域の全てを被覆するように、上記各傾斜面上に載置した状態で、上下の上記各固定具で上記太陽光発電パネルの上記各傾斜面に直交する水平方向の上記上縁と、上記各傾斜面に直交する水平方向の上記下縁の複数個所を上記傾斜面上に固定し得るように構成し、かつ上記太陽光発電パネルの裏面側に対向する上記各コンクリートブロック製架台の上記各傾斜面は、その全域が上記太陽光発電パネルの上記裏面の範囲内に位置し得るように構成されたものである太陽光発電パネル取付用架台により構成される。
このように構成すると、設置の高さに応じて、コンクリートブロック製架台を2台又は3台用いて単一の太陽光発電パネルを支持することができ、設置高さに応じて効率的に使用可能な太陽光発電パネル取付用架台を実現することができる。また、コンクリートブロック製架台は、太陽光発電パネルの裏面側の任意の位置に設けることができるため、設置場所に応じて、太陽光発電パネルに対するコンクリートブロック製架台の位置を調整することが可能である。
第2に、上記コンクリートブロック製架台を2台又は3台使用するものであって、上記コンクリートブロック製架台が2台の場合は、上記両コンクリートブロック製架台は上記太陽光発電パネルの左右両縁に沿って配置され、上記コンクリートブロック製架台が3台の場合は、他の1台のコンクリートブロック製架台は、上記左右のコンクリートブロック製架台間の中央位置に配置されるものである上記第1記載の太陽光発電パネル取付用架台により構成される。
このように構成すると、例えば低層の陸屋根の場合はコンクリートブロック製架台を2台使用して太陽光発電パネル取付用架台を設置することができ、高層の陸屋根の場合はコンクリートブロック製架台を3台使用して太陽光発電パネル取付用架台を設置することができ、耐風圧性能を維持しながら、コンクリートブロック製架台の台数を最少の台数にて太陽光発電パネル取付用架台を構成できる。
第3に、上記固定具は、上記太陽光発電パネルの上下縁の各側面を支持し得る側面板と、上記太陽光発電パネルの上下縁の各上面に当接し得る上面板と、上記上面板を上記太陽光発電パネルの上記上面に当接させた状態で、上記太陽光発電パネルの上記上下縁を上記上面板と上記傾斜面との間に挟持固定し得る締結手段とからなるものである上記第1又は2記載の太陽光発電パネル取付用架台により構成される。
このように構成すると、簡易な固定具の構成により、太陽光発電パネルを確実にコンクリートブロック製架台に固定することができ、装置の軽量化を図ると共に、設置工程の簡略化をも実現し得る。
第4に、複数台の上記コンクリートブロック製架台を、上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、上記各コンクリートブロック製架台の上記低位置側の各前端面間、及び、上記各コンクリートブロック製架台の上記高位置側の各後端面間に風避板を各々固定したものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載の太陽光発電パネル取付用架台により構成される。
第5に、上記コンクリートブロック製架台の上記低位置側の上記前端面と上記高位置側の上記後端面にインサート成形による雌ネジ孔を各々形成し、上記各風避板は、該風避板を介して締結手段を上記各雌ネジ孔に締結することにより、上記前端面及び上記後端面に各々固定されたものであることを特徴とする上記第4記載の太陽光発電パネル取付用架台により構成される。
第6に、上記第1〜5の何れかに記載の太陽光発電パネル取付用架台を上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、上記各傾斜面の上面に単一の上記太陽光発電パネルを載置し、上記太陽光発電パネルの下縁と上縁を、上記各固定具により上記傾斜面上に固定することにより構成されるものである太陽光発電装置により構成される。
本発明によると、陸屋根を何ら加工することなく設置が可能な太陽光発電パネル取付用架台であって、設置の高さ、或いは、太陽光発電パネルの大きさ等に応じて、コンクリートブロック製架台を2台又は3台用いて単一の太陽光発電パネルを支持することができ、設置高さに応じて効率的に使用可能な太陽光発電パネル取付用架台を実現することができる。
また、コンクリートブロック製架台は、太陽光発電パネルの裏面側の任意の位置に設けることができるため、設置場所に応じて、太陽光発電パネルに対するコンクリートブロック製架台の位置を調整することが可能であり、コンクリートブロック製架台の設置の自由度の高い太陽光発電パネル取付用架台を実現することができる。
また、太陽光発電パネル取付用架台の構成は、2台又は3台のコンクリートブロック製架台と取付用の固定具その他締結手段からなり、極めて簡易な構造であり、しかも、コンクリートブロック製架台と太陽光発電パネルとの接続も簡単であるから、陸屋根上に非常に簡易な工法により太陽光発電装置を設置することができるものである。
また、コンクリートブロック製架台の1台の重量も比較的軽量であるため、太陽光発電パネル取付用架台の建造物の屋上への持ち込みも容易である。
本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台を使用した太陽光発電装置の斜視図である。 同上架台の斜視図である。 同上架台の高位置側の拡大斜視図である。 同上架台の低位置側の拡大斜視図である。 (a)は同上架台を2台使用した太陽光発電装置の概略平面図、(b)は同上架台を3台使用した太陽光発電装置の概略平面図である。 風避板を設置した同上太陽光発電装置の斜視図である。 風避板を設置した同上太陽光発電装置の斜視図である。 太陽光発電装置を並列し、各架台を連結板にて連結した場合の概略平面図である。
以下、本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置について詳細に説明する。
図1は本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台(コンクリートブロック製架台3台)に太陽光発電パネル2(1枚)を取り付けた状態の太陽光発電装置1を示すものである。
本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台は、2台又は3台のコンクリートブロック製架台3を使用する。
尚、以下の説明において、コンクリートブロック製架台3の低位置側を「前方」、高位置側を「後方」、前方から後方を向いた場合の左右を「左右方向」と定義する。また、図2に示す「コンクリートブロック製架台3」を単独でいう場合は、「コンクリートブロック製架台3」と言い、このコンクリートブロック製架台3を2台又は3台使用して図1(又は図5(a)(b))のように太陽光発電パネル2を設置可能とした状態を「太陽光発電パネル取付用架台」と言い、図1に示すように、この「太陽光パネル取付用架台」に太陽光発電パネル2を取り付けた状態を「太陽光発電装置1」という。
このコンクリートブロック製架台3は、図2に示すように、細長い直方体形状であって、水平な底面4,4を有し、上面が長手方向の高い位置側の一端3aから、長手方向の低位置側の他端3bまで、上面全体が平坦な下りの傾斜面5となるように一体成型されたものであり、上記底面4,4間は上方に向けて切欠部6が形成されている。
このコンクリートブロック製架台3の重量は約52kgfであり、陸屋根等の建造物の屋上にも比較的容易に搬入することができる。また、上記傾斜面5の傾斜角度は、上記底面4に平行な水平面に対してθ=5度である(図2参照)。
このコンクリートブロック製架台3の上記傾斜面5の高位置側の上面3cには、上記太陽光発電パネル2の高位置側の上縁7を上記傾斜面5に固定する固定具8を設置するための雌ネジ孔9が周知のインサート成形により埋設されており、上記コンクリートブロック製架台3の上記傾斜面5の低位置側の上面3dに上記太陽光発電パネル2の低位置側の下縁10を上記傾斜面5に固定する固定具11を設置するための雌ネジ孔12が周知のインサート成形により埋設されている。
そして、図1に示すように、複数台の上記コンクリートブロック製架台3を、上記各傾斜面5の方向及び上記固定具8,11の位置を合わせて平行に配列した状態において、上記各傾斜面5上に単一の長方形状の太陽光発電パネル2を載置して、上下の上記各固定具8,11で上記太陽光発電パネル2の上記上縁7(3か所)と上記下縁10(3か所)とを上記各傾斜面5上に固定することにより、太陽光発電装置1を構成することができる。
上記太陽光発電パネル2の裏面側2aに対向する上記各コンクリートブロック製架台3の上記各傾斜面5(図5(a)(b)における間隔の小のハッチングの施された傾斜面5(5a,5b,5c)は、その全域が上記太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置するように構成されている。
即ち、上記コンクリートブロック製架台3を、上記各傾斜面5の方向及び上記固定具8,11の位置を合わせて平行に配列した状態において、単一の上記太陽光発電パネル2を、上記各傾斜面5の上記高位置側の端部(上面3c)と上記低位置側の端部(上面3d)を除く、上記傾斜面5の中間の領域(図5(a)(b)の間隔の小のハッチングが施された傾斜面5a,5b,5c)の全てを被覆するように、上記各傾斜面5上に載置した状態で、上下の上記各固定具8,11で上記太陽光発電パネル2の上記各傾斜面5に直交する水平方向の上縁7と、上記各傾斜面5に直交する水平方向の下縁10の複数個所を上記傾斜面5上に固定し得るように構成する。
このように、本発明においては、上記コンクリートブロック製架台3を2台又は3台使用するものであって、上記コンクリートブロック製架台3が2台の場合は、上記太陽光発電パネル2の左右両縁、即ち、上記太陽光発電パネル2の左側縁19又は右側縁20よりも、太陽光発電パネル2の裏面2a側に入り込んだ位置であって、上記太陽光発電パネル2の裏面2aに対向する上記傾斜面5の全域(図5(a)(b)における間隔の小のハッチングの施された傾斜面5a,5b)が、上記太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内となる位置A1,A2に配置される(図5(a)参照)。
また、上記コンクリートブロック製架台3が3台の場合は、図1に示すように、他の1台のコンクリートブロック製架台3は、上記左右のコンクリートブロック製架台3,3間の中間位置A3に配置される(図5(b)参照)。この場合も、上記傾斜面5(図5(b)における間隔の小のハッチングの施された傾斜面5c)は、上記太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置する。
上記固定具8は(図3参照)、上記太陽光発電パネル2の上縁7の側面7aに対向し、該側面7aを支持し得る該側面7aに平行な側面板8aと、上記太陽光発電パネル2の上縁7の上面7bに当接し得る該上面7bに平行な上面板8bと、上記側面板8aに対して90度後方に屈曲し、ボルトBの挿入用長孔8c’を有する固定板8cとから構成されており、所定長の帯状の金属板を、上記側面板8aを中心に、一端側の上記上面板8bを前方に、他端側の上記固定板8cを後方に、互いに直角に折り曲げ加工することにより一体的に形成されている。
従って、上記上面板8bを上記太陽光発電パネル2の上記上面7bに当接させた状態で、上記固定板8cを上記雌ネジ孔9上に載置し、ボルトBを上記長孔8c’を介して上記雌ネジ孔9にねじ込む(締結する)ことにより、上記太陽光発電パネル2の上記上縁7を上記上面板8bと上記傾斜面5(上面3c)との間に挟持固定し得るように構成されている。
尚、上記雌ネジ孔9、上記固定板8c、上記ボルトB等により締結手段が構成されている。
上記固定具11は(図4参照)、上記太陽光発電パネル2の下縁10の側面10aを支持し得る該側面10aに平行な側面板11aと、上記太陽光発電パネル2の下縁10の各上面10bに当接し得る該上面10bに平行な上面板11bと、上記側面板11aに対して90度前方に屈曲しボルトBの挿入孔11c’を有する固定板11cとから構成されており、所定長の帯状の金属板を、上記側面板11aを中心に、一端側の上記上面板11bを後方に、他端側の上記固定板11cを前方に、互いに直角に折り曲げ加工することにより一体的に形成されている。
従って、上記上面板11bを上記太陽光発電パネル2の上記上面10bに当接させた状態で、上記固定板11cを上記雌ネジ孔12上に載置し、ボルトBを上記孔11c’を介して上記雌ネジ孔12にねじ込む(締結する)ことにより、上記太陽光発電パネル2の上記下縁10を上記上面板11bと上記傾斜面5(上面3d)との間に挟持固定し得るように構成されている。
尚、上記雌ネジ孔12、上記固定板11c、上記ボルトB等により締結手段が構成されている。
また、上記コンクリートブロック製架台3の低位置側の前端面3e、及び高位置側の後端面3fの中心位置には、風避板15,16(又は風避板15’,16’)(図6、図7参照)又は連結板18(図8参照)を取り付けるための雌ネジ孔13,14が、各々インサート成形により埋設されている。
そして、複数台の上記コンクリートブロック製架台3を、上記各傾斜面5の方向及び上記固定具8,11の位置を合わせて平行に配列した状態において、低位置側の上記各前端面3e間、及び、高位置側の後端面3f間に風避板15,16(図6参照)、風避板15’,16’(図7参照)を各々固定することができる。この風避板15,16(又は15’,16’)は、各風避板15,16(又は15’,16’)の各長孔17を介して締結手段としてのボルトBを上記雌ネジ孔13,14にねじ込むことにより、上記前端面3e及び上記後端面3fに固定される。尚、風避板15,16(又は15’,16’)は必ず設置する必要はなく、必要に応じて設置すれば良い。
上記風避板15は、図6に示すように、上記前端面3eと略同一の高さ(幅)を有し、左端部のコンクリートブロック製架台3の上記前端面3eから右端部のコンクリートブロック製架台3の前端面3eに至る長さを有する板状の部材であり、上記各雌ネジ孔13に対応する部分に左右方向の長孔17が3か所に形成されている。
上記風避板16は、図6に示すように、上記後端面3fと略同一の高さ(幅)を有し、左端部のコンクリートブロック製架台3の上記後端面3fから右端部のコンクリートブロック製架台3の後端面3fに至る長さを有する板状の部材であり、上記各雌ネジ孔14に対応する部分に左右方向の長孔17が3か所に形成されている。このように、風避板15,16を設置する場合は、上記長孔17の範囲内で、各コンクリートブロック製架台3の設置位置を左右方向に調整することができる。
これらの風避板15,16は、上記コンクリートブロック製架台3,3,3の前端面3e間、及び後端面3f間を閉鎖して、風の太陽光発電パネル2の裏面2a側への進入を防止して、風耐圧性を向上させるものである。
図7に示す風避板15’は、上記前端面3e間を閉鎖するだけでなく、各コンクリートブロック製架台3の上面3d間をも閉鎖するための屈曲面15aを有する横断面逆L字形状をなすものであり、上記風避板16’は、上記後端面3f間を閉鎖するだけでなく、各コンクリートブロック製架台3の上面3c間をも閉鎖する屈曲面16aを有する横断面逆L字形状をなすものである。取付は、上記風避板15,16と同様に、長孔17を介してボルトBを上記各雌ネジ孔13,14にねじ込むことにより行う。
これらの風避板15’,16’によると、各コンクリートブロック製架台3と上記太陽光発電パネル2との間に形成される空間を略全部閉鎖することができるので、耐風圧性能をより向上することができる。
本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台は、上述のように構成されるものであるから、以下当該架台を陸屋根上に設置する工法を説明する。
まず、コンクリートブロック製架台3の3台を、陸屋根上に、それらの傾斜面の方向を合わせて、図1のように、平行に設置する。また、各架台3には上下の固定具8,11が仮固定されているものとする。
この設置の間隔は、両端のコンクリートブロック製架台3,3が、1枚の太陽光発電パネル2の両側縁19,20よりも内側に入り、太陽光発電パネル2の裏面2aに対向するそれらの傾斜面5,5の全領域(全域)が太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置する間隔、即ち、両端のコンクリートブロック製架台3,3の設置位置は、太陽光発電パネル2に対して図1に示す位置A1,A2とする。
また、他の1台のコンクリートブロック製架台3は、両側のコンクリートブロック製架台3,3の中間位置(図1の位置A3)に設置する。勿論、中間位置のコンクリートブロック製架台3の太陽光発電パネル2の裏面2aに対向する傾斜面5は、その全領域(全域)が太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置している。尚、このとき、コンクリートブロック製架台3の下面4が陸屋根上面(通常コンクリート面)を滑り難くするため、上記各コンクリートブロック製架台3の各下面4に厚さ数ミリのゴムシートを接着しても良い。
その後、1枚の太陽光発電パネル2を各架台3の傾斜面5上に設置する。このとき、上記パネル2の下縁10の側面10aが、上記コンクリート製架台3,3,3の下側の3か所の固定具11,11,11の側面板11a,11a,11aに接触する状態でその裏面2aを上記各傾斜面5,5,5上に接触させる。
また、上側の3個の固定具8,8,8を長孔8c’を以って下方に若干移動し、それらの側面板8a,8a,8aを上記太陽光発電パネル2の上縁7の側面7aに接触させる。
その後、上記各固定具11,8のボルトBを雌ネジ孔12,9にねじ込んで、各固定具8,11を固定する。これにより、上記太陽光発電パネル2の上縁7の3か所と、下縁10の3か所を上記各コンクリートブロック製架台3,3,3の各傾斜面5,5,5上に確実に固定することができる。以上より、陸屋根上に太陽光発電装置1を設置することができる。
このように、本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台によれば、陸屋根上にアンカーを使用することなく、また陸屋根上の表面に何ら加工を施すことなく、太陽光発電パネルを設置することができる。
また、太陽光発電パネル2に対するコンクリートブロック製架台3の位置を変更したい場合は、ボルトBを緩め、コンクリートブロック製架台3を太陽光発電パネル2の上縁7及び下縁10に平行に、左右方向にスライドすれば良い。このように、太陽光発電パネル2に対するコンクリートブロック製架台3の位置を任意に調整することが可能である。
図8は、本発明に係る太陽光発電装置1を横方向に並べた場合の平面図である。このように、1枚の太陽光発電パネル2に対してコンクリートブロック製架台3を3台使用して太陽光発電装置1を構成し、かかる太陽光発電装置1を横方向に並設することができることは勿論である。この場合、上記雌ネジ孔13,14を使用して、各コンクリートブロック製架台3の前端面3e間、後端面3f間を横方向連結杆18,18により連結することができる。このとき、連結は、隣接するコンクリートブロック製架台3,3間(図8におけるコンクリートブロック製架台3Aと3B間)を連結することにより、隣接する太陽光発電装置1,1を横方向連結杆18により結合することができ、これにより並設した太陽光発電装置1全体としての耐風圧性能を向上することができる。
上記コンクリートブロック製架台3の設置位置は、その上面(傾斜面5)が上記太陽光発電パネル2の裏面2a側の範囲内に位置する場所であれば、自由である。これは、当該コンクリートブロック製架台3の風圧荷重に対する耐性は、当該太陽光発電装置1の総重量と、太陽光発電パネル2の裏面2a側におけるコンクリートブロック製架台3の存在していない部分の面積(受風面積、図5(a)(b)の太陽光発電パネル2の裏面2aにおける、コンクリートブロック製架台2の傾斜面5に載置されていない部分(傾斜面5a,5b,5cとは逆方向の間隔の大のハッチングが施された部分)の合計面積)によって定まるため、コンクリートブロック製架台3を2台又は3台使用し、それらの傾斜面5が上記太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置していれば、コンクリートブロック製架台3がどの位置にあっても、上記受風面積、即ち、耐風圧性能は変わらないからである。
従って、コンクリートブロック製架台3は、図1に示す位置A1,A2,A3から左右に移動することができ、設置場所の他の各種状況に応じて、太陽光発電パネル2に対するコンクリートブロック製架台3の位置を任意の位置に設置することができ、当該架台3の設置の自由度が大きいという効果を有する。
本実施例は、本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台を使用した太陽光発電装置1の耐風圧性能を検証するため、JIS C 8955(2011)「太陽電池アレイ用支持物設計標準」に基づく風圧荷重の計算と、風洞実験を行った。
1 風圧荷重の計算
風圧荷重は、上記JIS規格に基づいて、太陽光発電装置1を浮き上がらせようとする風圧荷重を式(1)により算出した。太陽光発電パネル取付用架台は、図2に示すコンクリートブロック製架台3を3台使用した太陽光発電装置1を陸屋根に設置した場合である。また、風避板15,16(又は15’,16’)は使用しない。
ここで、下記の計算によって得られた風圧荷重Wpが本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台3を用いた太陽光発電装置1の総重量Wtよりも大(Wp>Wt)の場合は、太陽光発電装置1が風によって浮き上がる可能性があり、風圧荷重Wpが太陽光発電装置Wtよりも小(Wp<Wt)の場合は、太陽光発電装置1が風によって浮き上がることはない、と判断することができる。
1 風圧荷重の計算
風圧荷重Wp[N]
Wp=Cw×q×Aw (1)
ここで、 Cw:風力係数
:設計用速度圧[N・m−2
Aw:受風面積(太陽光発電パネル2の裏面2aのコンクリートブロック製 架台3が存在しない部分の合計面積)[m]
(イ)風力係数Cwについて
風力係数Cwは、陸屋根設置型(無固定方式)、逆風(太陽光発電パネル2の高位置側から該パネル2の裏面2a側に向けて水平に風が当たる場合)、該パネル2の傾斜角度θが0度≦15度(実施例はθ=5度)の条件を設定すると、JIS C 8955に基づいて、
Cw=0.950
となる。
(ロ)設計用速度圧qについて
設計用速度圧qは、JIS C 8955に基づいて、以下の式(2)に基づいて求めた。
=0.6×Vo×E×I[N・m−2] (2)
Vo:設計用基準風速[m/s]
E :環境係数
I :用途係数
設計用基準速度Voは、上記JIS規格に定める佐賀県における設計用基準速度であるVo=34.0[m/s]を使用した。
環境係数Eは、コンクリートブロック製架台の平均地上高H=24m(ビル8階の高さに相当)を想定すると、上記JIS規格に定められている地表面粗度区分「III」を選択し、そのガスト影響係数を算出し、計算式により環境係数E=2.070を算出した。
用途係数Iは、「通常の太陽光システム」として上記JIS規格に定められている用途係数Iとして、
I=1.0
を使用した。
上記より設計用速度圧q=1435.64[N・m−2]となった。
(ハ)受風面積
受風面積は、太陽光発電パネル2の裏面2aにおいて、コンクリートブロック製架台3(3台)が設置されていない部分の面積、即ち図5(b)における上記裏面2a全体の面積から、3台のコンクリートブロック製架台3の傾斜面5の面積(図5(b)の間隔の小のハッチング部分)を除いた部分(図5(b)の間隔の大のハッチングの施された部分)の面積であり、本実施例の場合、受風面積Awは、
Aw=1.259[m
となる。
(ニ)その他の条件
その他の条件は、以下の通りである。
太陽光発電パネルの寸法 1662[mm]×990[mm]×46.0[mm]
太陽光発電パネルの重量 20[kgf]
太陽光発電パネルの枚数 1枚
固定金具(6個)の重量 1[kgf]
コンクリートブロック製架台の重量 52[kgf/個]
コンクリートブロック製架台の台数 3台
コンクリートブロック製架台の寸法 低位置側の高さ 130[mm]
高位置側の高さ 230[mm]
幅 130[mm]
長さ 1180[mm]
(ホ)結果
上記(イ)のCw、上記(ロ)のq、上記(ハ)のAwの各値より、式(1)の風圧荷重を求めると、風圧荷重Wp=1713[N](=175[kgf] )となった。一方、上記(ニ)より、コンクリートブロック製架台3(3台)を用いた太陽光発電装置の総重量Wt=177[kgf]となった。
以上より、本実施例における太陽光発電装置の総重量Wt(177[kgf])が風圧荷重Wp(175[kgf])よりも大(Wt>Wp)なので、本発明におけるコンクリートブロック製架台3を3個用いた太陽光発電装置は、地上24mまでは風圧荷重に耐えることができる、即ち、地上24mまでは設置が可能であることがわかった。
地上24mは、略8階建のビル屋上の高さに相当するため、本発明の太陽光パネル取付用架台は、高さの基準として、8階建てのビル屋上の陸屋根に設置することが可能であり、十分に実用的であることがわかった。
上記と同様の条件でコンクリートブロック製架台3を2台を使用した場合の太陽光発電装置の風圧荷重を計算したところ、当該太陽光発電装置の総重量Wt=124[kgf]であり、地上6mの風圧荷重Wp=1174[N](=120[kgf])であることから、コンクリートブロック製架台を2台使用する場合は、地上6mまでは設置が可能であることがわかった。
地上6mは地上2階建てのビル屋上の高さに相当するため、コンクリートブロック製架台を2台使用した場合であっても、2階建てのビルの陸屋根に設置することが可能であり、十分に実用的であることがわかった。
2 風洞実験
上記1の風圧荷重の計算と同様の条件(図2に示すコンクリートブロック製架台3を2台又は3台使用して、上記1と同一寸法の太陽光発電パネル2を1枚固定した太陽光発電装置1)で、以下の示す風洞実験を行った。尚、風洞実験においても、上記風避板15,16(又は15’,16’)は使用していない。
(イ)風洞実験設備
コンクリートブロック製架台3を設置する床面の材質:コンクリート
コンクリートブロック製架台3の各底面4にゴムラバー(厚さ数ミリ、本実施例の場合は3[mm])を接着して床面上に載置した。
(ロ)風向
コンクリートブロック製架台3の高位置側から低位置側(後方から前方)に、水平方向にコンクリートブロック製架台3の長手方向に平行に風が当たる向(逆方向)と、コンクリートブロック製架台3の低位置側から高位置側(前方から後方)に、水平方向にコンクリートブロック製架台3の長手方向に平行に風が当たる向(順方向)の2種類を行った。
(ハ)計測センサー
風速は超音波流速計により測定した。
歪ゲージを使用して、抗力による水平方向荷重(コンクリートブロック製架台3の水平方向の横滑り)、揚力による垂直方向荷重(コンクリートブロック製架台3の浮き上り、コンクリートブロック製架台3の高位置側と低位置側の2か所)の計3か所において、コンクリートブロック製架台3の水平方向と垂直方向の動きを常時監視した。
(ニ)計測及び結果
風洞実験設備にて、風速を0〜50[m/s]まで加速して、コンクリートブロック製架台3の浮き上がりと水平方向の横滑りを監視した。
その結果、コンクリートブロック製架台3を3台使用した場合は、逆方向では風速42[m/s]で水平方向に数ミリのズレが発生した(風速42[m/s]まで垂直方向の浮き上がりはなし)。順方向では風速50[m/s]まで水平方向のズレ及び垂直方向の浮き上がりは発生しなかった。
コンクリートブロック製架台3を2台使用した場合は、逆方向では風速38[m/s]で水平方向に数ミリのズレが発生した(風速38[m/s]まで垂直方向の浮き上がりはなし)。順方向では風速50[m/s]まで水平方向のズレ及び垂直方向の浮き上がりは発生しなかった。
以上の結果からすると、コンクリートブロック製架台3台を使用した場合は、風速42「m/s」未満の風速までは横滑り、浮き上がり共に発生しないことが確認できた。また、コンクリートブロック製架台2台を使用した場合は、風速38[m/s]未満の風速までは横滑り、浮き上がりは、共に発生しないことが確認できた。
このように、風洞実験においても、本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台は、十分に実用的であることを確認することができた。
以上のように、本発明によると、陸屋根を何ら加工することなく設置が可能な太陽光発電パネル取付用架台であって、設置の高さ、或いは、太陽光発電パネル2の大きさ等に応じて、コンクリートブロック製架台3を2台又は3台用いて単一の太陽光発電パネル2を支持することができ、設置高さに応じて効率的に使用可能な太陽光発電パネル取付用架台を実現することができる。
また、コンクリートブロック製架台3は、太陽光発電パネル2の裏面2a側の任意の位置に設けることができるため、設置場所に応じて、太陽光発電パネルに対するコンクリートブロック製架台の位置を調整することが可能である。
また、コンクリートブロック製架台3が、太陽光発電パネル2の裏面2aの範囲内に位置していれば、これらの架台3の位置によって耐風圧性能に変化がないので、耐風圧性能を維持しながら、コンクリートブロック製架台3の設置の自由度の高い太陽光発電パネル取付用架台を実現することができる。
また、太陽光発電パネル取付用架台の構成は、2台又は3台のコンクリートブロック製架台3と取付用の固定具8又は11その他ボルトBからなり、パネル固定用のフレーム等を使用する必要がないため、極めて簡易な構造であり、しかも、コンクリートブロック製架台3と太陽光発電パネル2との接続も簡単であるから、陸屋根上に非常に簡易な工法により太陽光発電装置1を設置することができるものである。
また、コンクリートブロック製架台3の1台の重量も52[kgf]程度であるため、太陽光発電パネル取付用架台の建造物の屋上への持ち込みも比較的容易である。
本発明に係る太陽光発電パネル取付用架台は、低層の建造物から高層の建造物の陸屋根に設置が可能であり、陸屋根を何ら加工することもなく、設置の自由度が高いので、各種の建造物の陸屋根に広く利用することが可能である。
1 太陽光発電装置
2 太陽光発電パネル
2a 裏面
3 コンクリートブロック製架台
3c 上面
3d 上面
3e 前端面
3f 後端面
4 底面
5 傾斜面
7 上縁
7b 上面
8 固定具
8a 側面板
8b 上面板
8c 固定板
8c’ 固定用長孔
9 雌ネジ孔
10 下縁
10b 上面
11 固定具
11a 側面板
11b 上面板
11c 固定板
11c’ 固定用孔
12 雌ネジ孔
13 雌ネジ孔
14 雌ネジ孔

Claims (6)

  1. 細長い直方体形状であって、水平な底面を有し、上面が長手方向の一端から長手方向の他端まで平坦な下りの傾斜面を有するコンクリートブロック製架台を備えた太陽光発電パネル取付用架台であって、
    上記コンクリートブロック製架台の上記傾斜面の高位置側の端部の上面に太陽光発電パネルの高位置側の上縁を上記傾斜面に固定する固定具を設けると共に、上記コンクリートブロック製架台の上記傾斜面の低位置側の端部の上面に上記太陽光発電パネルの低位置側の下縁を上記傾斜面に固定する固定具を設け、
    複数台の上記コンクリートブロック製架台を、上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、単一の上記太陽光発電パネルを、上記各傾斜面の上記高位置側の端部と上記低位置側の端部を除く、上記傾斜面の中間の領域の全てを被覆するように、上記各傾斜面上に載置した状態で、上下の上記各固定具で上記太陽光発電パネルの上記各傾斜面に直交する水平方向の上記上縁と、上記各傾斜面に直交する水平方向の上記下縁の複数個所を上記傾斜面上に固定し得るように構成し、
    かつ上記太陽光発電パネルの裏面側に対向する上記各コンクリートブロック製架台の上記各傾斜面は、その全域が上記太陽光発電パネルの上記裏面の範囲内に位置し得るように構成されたものである太陽光発電パネル取付用架台。
  2. 上記コンクリートブロック製架台を2台又は3台使用するものであって、
    上記コンクリートブロック製架台が2台の場合は、上記両コンクリートブロック製架台は上記太陽光発電パネルの左右両縁に沿って配置され、
    上記コンクリートブロック製架台が3台の場合は、他の1台のコンクリートブロック製架台は、上記左右のコンクリートブロック製架台間の中央位置に配置されるものである請求項1記載の太陽光発電パネル取付用架台。
  3. 上記固定具は、上記太陽光発電パネルの上下縁の各側面を支持し得る側面板と、上記太陽光発電パネルの上下縁の各上面に当接し得る上面板と、上記上面板を上記太陽光発電パネルの上記上面に当接させた状態で、上記太陽光発電パネルの上記上下縁を上記上面板と上記傾斜面との間に挟持固定し得る締結手段とからなるものである請求項1又は2記載の太陽光発電パネル取付用架台。
  4. 複数台の上記コンクリートブロック製架台を、上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、
    上記各コンクリートブロック製架台の上記低位置側の各前端面間、及び、上記各コンクリートブロック製架台の上記高位置側の各後端面間に風避板を各々固定したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の太陽光発電パネル取付用架台。
  5. 上記コンクリートブロック製架台の上記低位置側の上記前端面と上記高位置側の上記後端面にインサート成形による雌ネジ孔を各々形成し、
    上記各風避板は、該風避板を介して締結手段を上記各雌ネジ孔に締結することにより、上記前端面及び上記後端面に各々固定されたものであることを特徴とする請求項4記載の太陽光発電パネル取付用架台。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の太陽光発電パネル取付用架台を上記各傾斜面の方向及び上記固定具の位置を合わせて平行に配列した状態において、
    上記各傾斜面の上面に単一の上記太陽光発電パネルを載置し、
    上記太陽光発電パネルの下縁と上縁を、上記各固定具により上記傾斜面上に固定することにより構成されるものである太陽光発電装置。
JP2015120010A 2015-06-15 2015-06-15 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置 Pending JP2017002656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015120010A JP2017002656A (ja) 2015-06-15 2015-06-15 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015120010A JP2017002656A (ja) 2015-06-15 2015-06-15 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017002656A true JP2017002656A (ja) 2017-01-05

Family

ID=57752527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015120010A Pending JP2017002656A (ja) 2015-06-15 2015-06-15 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017002656A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107493060A (zh) * 2017-09-29 2017-12-19 山东力诺电力设计咨询有限公司 新型光伏混凝土支架
ES2939974A1 (es) * 2023-03-08 2023-04-28 Jarpox Solutions S L Elemento de soporte para fijar paneles solares en cubiertas planas

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08274364A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Sumitomo Densetsu Kk 太陽電池架台
JP2003069062A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池パネル用架台
JP2003221906A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池パネル用の架台
JP2004006566A (ja) * 2002-01-11 2004-01-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽光発電パネル取付用架台
JP2011165795A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Techno Material:Kk 太陽電池用架台装置
US20130318894A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Saudi Arabian Oil Company Self-Ballasted, Roof-Integrated, Lightweight FRC PV Mounting System
CN203537302U (zh) * 2013-11-15 2014-04-09 英利能源(中国)有限公司 太阳能电池板的支架
JP2014173245A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Misawa Homes Co Ltd 太陽電池パネルの設置構造
JP2015090048A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 Top Runner株式会社 太陽電池モジュール用取付具及び太陽光発電装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08274364A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Sumitomo Densetsu Kk 太陽電池架台
JP2003069062A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池パネル用架台
JP2004006566A (ja) * 2002-01-11 2004-01-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽光発電パネル取付用架台
JP2003221906A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池パネル用の架台
JP2011165795A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Techno Material:Kk 太陽電池用架台装置
US20130318894A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Saudi Arabian Oil Company Self-Ballasted, Roof-Integrated, Lightweight FRC PV Mounting System
JP2014173245A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Misawa Homes Co Ltd 太陽電池パネルの設置構造
JP2015090048A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 Top Runner株式会社 太陽電池モジュール用取付具及び太陽光発電装置
CN203537302U (zh) * 2013-11-15 2014-04-09 英利能源(中国)有限公司 太阳能电池板的支架

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107493060A (zh) * 2017-09-29 2017-12-19 山东力诺电力设计咨询有限公司 新型光伏混凝土支架
ES2939974A1 (es) * 2023-03-08 2023-04-28 Jarpox Solutions S L Elemento de soporte para fijar paneles solares en cubiertas planas

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101640627B1 (ko) 최소 관통 옥상 지지 시스템을 갖춘 광발전 어레이
US10236821B1 (en) Mounting apparatus to secure solar panel rails to S-tile roofs
US9276518B2 (en) Panel support structure
US10355636B2 (en) Structure and support device for photovoltaic arrays
JP6430721B2 (ja) ソーラーパネル用架台
JP5869331B2 (ja) ソーラパネル取付方法
JP2013213350A (ja) 支持部材の取付け構造、支持構造の施工方法、及び支持部材の取付け構造を用いた太陽光発電システム
JP2017002656A (ja) 太陽光発電パネル取付用架台及び太陽光発電装置
US10958207B2 (en) Attachment structure of photovoltaic cell module
JP5891109B2 (ja) 太陽電池モジュールの固定構造および太陽電池モジュールの固定方法
JP2019056276A (ja) 太陽光発電ユニットシステム
JP6224389B2 (ja) 機器設置用部材及び機器設置屋根
JP2013214564A (ja) 太陽電池パネルの設置構造、並びに、太陽電池パネル設置架台
JP5881121B2 (ja) パネル設置構造
JP3159980U7 (ja)
JPWO2019026128A1 (ja) 太陽光発電用フロート及び太陽光発電用架台
JP5602285B1 (ja) ハゼ式折板屋根の太陽電池モジュール取付け構造
JP2012140774A (ja) スレート葺屋根におけるソーラーパネル用架台の基礎装置
WO2017138251A1 (ja) 固定金具及び太陽光発電装置
JP2020084559A (ja) 屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台
JP6688963B2 (ja) 太陽光発電装置
JP3192310U (ja) 太陽光発電パネル取付架台
JP2015059360A (ja) ソーラーパネルの支持構造
JP3202583U (ja) 太陽光発電パネルの支持構造
CN220620648U (zh) 一种可调式二级梁结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200407