JP2020084559A - 屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】板金屋根に対して屋根上設置物の取付強度を高めることが可能な屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台を提供する。【解決手段】屋根の構造体2に葺設されているハゼ部3aを有する板金屋根3の上方に、架台10を介して屋根上設置物1が取付けられている屋根上設置物の取付構造であって、架台10は、左右に延出している基部11と、基部11の左右両端から下方へ延出している一対の脚部12と、基部11の左右両端から上方へ延出している一対の腕部13とを有しており、ハゼ部3aを間にして一対の脚部12が板金屋根3に当接している状態で、上方から基部11及びハゼ部3aを通して構造体2にねじ込まれているビス4により構造体2に取付けられていると共に、一対の腕部13の上部に屋根上設置物1を支持している。【選択図】図1

Description

本発明は、屋根の構造体に葺設されているハゼ部を有する板金屋根の上方に、架台を介して屋根上設置物を取付けるための屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台に関するものである。
上方に突出しているハゼ部を有する板金屋根の上方に、太陽電池モジュールのような屋根上設置物を取付ける構造として、左右から挟持するようにハゼ部に取付けられている第一部材と、第一部材に上方から被せられ、ハゼ部の左右両外側の部位に当接している一対の脚部を有する第二部材とを備え、第一部材から第二部材を貫通して上方に突出しているボルトを用いて屋根上設置物を取付けるものが提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1及び特許文献2のような従来の技術によれば、屋根上設置物を第二部材に載置することで、屋根上設置物の重量が、一対の脚部を介して板金屋根の本体にかかることとなる。これにより、ハゼ部には屋根上設置物の重量がかからないため、屋根上設置物の重量によりハゼ部が潰れてしまうことを防止することが可能となる。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のような従来の技術では、第一部材が板金屋根のハゼ部に取付けているため、台風等による強風により屋根上設置物を持ち上げようとする力が作用した場合、第一部材を介して板金屋根を持ち上げようとする力が作用することとなり、屋根構造体への板金屋根の取付強度が低いと、屋根上設置物と一緒に板金屋根が剥がれてしまう恐れがあった。
特開2013−170353号公報 特開2016−069987号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、板金屋根に対して屋根上設置物の取付強度を高めることが可能な屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る屋根上設置物の取付構造は、「屋根の構造体に葺設されているハゼ部を有する板金屋根の上方に、架台を介して屋根上設置物が取付けられている屋根上設置物の取付構造であって、前記架台は、左右に延出している基部と、該基部の左右両端から下方へ延出している一対の脚部と、前記基部の左右両端から上方へ延出している一対の腕部とを有しており、前記ハゼ部を間にして一対の前記脚部が前記板金屋根に当接している状態で、上方から前記基部及び前記ハゼ部を通して前記構造体にねじ込まれているビスにより前記構造体に取付けられていると共に、一対の前記腕部の上部に前記屋根上設置物を支持している」ことを特徴とする。
ここで、屋根の「構造体」としては、垂木、野地板、を例示することができる。また、「屋根上設置物」としては、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、空調装置の室外機、これらを支持させる桟部材、を例示することができる。
ところで、特許文献1及び特許文献2のような従来の技術において、上方から第一部材、第二部材、及びハゼ部を通して板金屋根が葺設されている屋根の構造体にビスをねじ込むことで、第一部材及び第二部材を構造体に取付けることが考えられる。しかしながら、このようにした場合、以下のような不都合な点が生じる。
詳述すると、建物や屋根の部位によってはハゼ部の突出高さにバラツキがあるため、従来の技術では、ハゼ部に取付けられている第一部材に上方から第二部材を被せた時に、第二部材の一対の脚部が板金屋根に必ず当接するように、一対の脚部が長めに設定されている。そのため、ハゼ部の突出高さによっては、第一部材と第二部材との上下方向の間に隙間が形成される場合がある。そして、第一部材と第二部材との間に隙間が形成されている状態で、第二部材の上方から構造体にビスをねじ込むようにした場合、第二部材はビスにより構造体に取付けられた状態となるが、第一部材はビスが貫通しているだけで構造体に取付けられた状態とはなっていない。このような状態で、強風等により屋根上設置物を持ち上げようとする力が作用すると、屋根上設置物は第二部材を貫通して第一部材から上方に突出しているボルトに取付けられているため、ボルトを介して第一部材がハゼ部と一緒に、第一部材と第二部材との間の隙間の分だけ上方へ持ち上げられることとなる。これにより、強風等によって屋根上設置物を持ち上げようとする力が作用すると、第一部材と第二部材との間で振動が発生することとなるため、その振動によりハゼ部が疲労することで金属屋根が破損してしまう恐れがある。
本発明によれば、一対の腕部の上部に屋根上設置物を支持している架台を、一対の脚部を板金屋根に当接させた状態で、基部及びハゼ部を通したビスにより屋根の構造体に取付けている。そのため、仮に、ハゼ部の突出高さの相違に起因して基部とハゼ部との間に隙間が生じていたとしても、強風等による屋根上設置物を持ち上げようとする力を、基部及びビスを介して構造体に作用させることができ、従来よりも屋根上設置物の取付強度を高くすることができる。
また、屋根上設置物が取付けられている架台を、屋根の構造体に取付けているため、強風等による屋根上設置物を持ち上げようとする力が、板金屋根に作用することはなく、板金屋根の剥がれを回避させることができる。
次に、本発明に係る屋根上設置物用の架台は、「屋根の構造体に葺設されているハゼ部を有する板金屋根の上方に、屋根上設置物を取付けるための架台であって、該架台は、左右に延出している基部と、該基部の左右両端から下方へ延出している一対の脚部と、前記基部の左右両端から上方へ延出している一対の腕部とを有している」ことを特徴とする。
これは、上記の取付構造に使用される架台の構成である。この構成の架台を使用して上記構成の取付構造を構築することにより、上記の作用効果が発揮される。
以上のように、本発明の効果として、板金屋根に対して屋根上設置物の取付強度を高めることが可能な屋根上設置物の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台を提供することができる。
本発明の一実施形態である板金屋根に屋根上設置物を取付けている屋根上設置物の取付構造を示す正面図である。 (a)は図1の取付構造に使用している屋根上設置物用の架台の平面図であり、(b)は屋根上設置物用の架台の正面図である。 屋根上設置物用の架台の斜視図である。 図1の取付構造を分解した状態で屋根上設置物を省略して示す斜視図である。
本発明の一実施形態である屋根上設置物1の取付構造、及び、屋根上設置物用の架台10について、図1乃至図4を参照して詳細に説明する。本実施形態における屋根上設置物1の取付構造は、詳細は後述するが、屋根の構造体2に葺設されているハゼ部3aを有する板金屋根3の上方に、架台10を介して屋根上設置物1を取付けているものである。本実施形態では、架台10の上部に、下取付具30及び上取付具40を用いて屋根上設置物1が取付けられる。
まず、架台10は、図2及び図3に示すように、左右に延出している基部11と、基部11の左右両端から下方へ延出している一対の脚部12と、基部11の左右両端から上方へ延出している一対の腕部13と、基部11の中央において左右に間隔をあけて一対の脚部12よりも短く下方へ延出している一対の案内部14と、を有している。
また、架台10は、一対の脚部12夫々の下端から左右方向における外方へ延出している一対の足部15と、一対の腕部13夫々の上端から左右方向における内方へ延出している一対の掌部16と、一対の掌部16夫々の左右方向の途中から下方へ突出している一対の突部17と、一対の腕部13夫々の上端よりも下方の部位で左右方向における内方へ延出している一対の棚部18と、一対の腕部13夫々において基部11と棚部18との間の高さの部位で外方に開放しているV字状の溝部19と、を有している。
この架台10は、上記の基部11、脚部12、腕部13、案内部14、足部15、掌部16、突部17、棚部18、及び溝部19が、前後方向(図2(a)における紙面上下方向の下方を「前」とする)に延出している。
更に、架台10は、一対の案内部14の間の部位で基部11を貫通している取付孔20と、一対の掌部16夫々の下面から半球状に膨出している止部21と、一対の腕部13夫々において基部と11と棚部18との間の部位で貫通している保持孔22と、を有している。
架台10の基部11は、左右方向の中央部が肉厚に形成されており、肉厚部分の左右両外側の部位が、斜め上に屈曲している。一対の脚部12は、下方へ向かうほど互いが遠ざかるように斜めに延出している。一対の腕部13は、上方へ向かうほど互いが接近するように斜めに延出している。一対の腕部13は、一対の脚部12夫々の延長線上にある。
一対の案内部14は、平行に基部11から垂下した後に、下端へ向かうほど互いに遠ざかるように斜めに屈曲している。一対の案内部14の間隔は、板金屋根3のハゼ部3aの幅と同じである。一対の足部15は、一対の脚部12夫々の下端から左右方向における外方へ延出している。
一対の掌部16は、先端同士の間の距離が、基部11における肉厚部分の幅と略同じである。一対の棚部18は、腕部13における突部17よりも下方の部位で掌部16よりも短く延出している。
取付孔20は、前後方向へ間隔をあけて四つ設けられている。止部21は、掌部16における先端と突部17との間で、前後方向の前端付近に設けられている。保持孔22は、正面視において、右側の腕部13では前端付近に、左側の腕部13では後端付近に、設けられている。
なお、架台10の溝部19及び保持孔22は、太陽電池モジュールのような屋根上設置物1に接続されているケーブルを保持するために用いるものである。
架台10は、基部11の下面から足部15の下面までの高さが、取付けられる板金屋根3のハゼ部3aの突出高さよりも高く形成されている。
本実施形態の架台10は、アルミニウム合金のような金属の押出型材を、所望の長さに切断し、取付孔20、止部21、及び保持孔22をプレス加工又は切削加工したものである。また、本実施形態の架台10は、前後方向の長さが100mm〜150mm、左右方向の幅(一対の足部15の先端同士の距離)が75mm〜115mm、高さが約45mm〜70mm、である。本実施形態では、掌部16の上面には、止部21をプレス加工した時に形成された、半球状の窪みが現れている。
下取付具30は、図4に示すように、平板状の基板部31と、基板部31の中央から上方へ延出しているボルト部32と、を有している。基板部31は、左右の幅が、架台10における一対の棚部18同士の間よりも広く、一対の腕部13の上端同士の間よりも狭く形成されている。基板部31の上面には、前後方向に貫通し架台10の一対の突部17が夫々挿入される一対の凹部31aを有している。
本実施形態の下取付具30は、基板部31がアルミニウム合金のような金属の押出型材を所望の長さに切断したものであり、基板部31にボルト部32を固定したものである。本実施形態の基板部31は、前後方向の長さが30mm〜50mmである。
上取付具40は、四角形で平板状の下板部41と、下板部41の二辺から上方へ延出している一対の側板部42と、一対の側板部42の夫々の上端から下板部と平行に外方へ延出している上板部43と、を有している(図4を参照)。上取付具40は、下板部41の中央に、下取付具30のボルト部32が通過可能な挿通孔44が貫通している。
本実施形態の上取付具40は、アルミニウム合金のような金属の押出型材を所望の長さに切断したものに、挿通孔44を加工したものである。
続いて、上記の架台10、下取付具30、及び上取付具40を使用して、板金屋根3の上方に屋根上設置物1を取付ける取付方法について、図1及び図4を参照して説明する。板金屋根3は、防水シート6を間にして構造体2上に葺設されており、上方に突出しているハゼ部3aを有している。ハゼ部3aとは、左右に隣接して葺設されている板金屋根3同士を接合している部位のことである。構造体2としては、野地板、垂木、を例示することができる。屋根上設置物1としては、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、空調装置の室外機、これらを支持させる桟部材、を例示することができる。
初めに、架台10の前後方向の両端のうち、止部21に近い端面を軒方向へ向けた状態とする。そして、一対の案内部14の間にハゼ部3aを挿入させると共に、ハゼ部3aを間にして一対の足部15夫々を板金屋根3の上面に当接させる。これにより、一対の脚部12夫々が、足部15を介して板金屋根3に当接している状態となる。
次に、基部11を貫通している取付孔20をガイドにして、ハゼ部3aにビス4のネジ部が通過可能な大きさの下穴を穿設する。これにより、ビス4を構造体2にねじ込む時に、ハゼ部3aの潰れを防止することができる。その後、基部11の上方から取付孔20及びハゼ部3aの下穴を通してビス4を構造体2にねじ込み、架台10を板金屋根上に取付ける。この際に、ビス4のネジ部にブチルゴムのような防水材を塗布しておく。これにより、ビス4を伝った、板金屋根3及び構造体2の下側への雨水の浸入を防止することができる。
屋根上に架台10を取付けたら、架台10よりも棟側に、ボルト部32が上方へ延出するように向けた下取付具30を位置させる。そして、下取付具30を軒側へ移動させて、下取付具30の基板部31の左右両端を、架台10における一対の掌部16及び一対の棚部18の間に挿入し、架台10の前後方向の中央付近に位置させる。この状態では、下取付具30のボルト部32が、架台10の一対の掌部16の間から上方へ突出している。また、基板部31の一対の凹部31aには、架台10の一対の突部17が挿入されるため、架台10に対して下取付具30が、ボルト部32の軸芯周りに回転することを阻止されている。
なお、下取付具30は、屋根の傾斜により軒側へスライドしても、掌部16の下面から膨出している止部21に基板部31が当接するため、それ以上のスライドが阻止され、架台10から脱落することはない。
続いて、架台10の一対の掌部16上に、下取付具30のボルト部32を間にして屋根上設置物1を夫々載置する。そして、上取付具40の下板部41の挿通孔44に、ボルト部32を挿通し、一対の上板部43を屋根上設置物1の上面に当接させる。その後、下板部41から上方に突出しているボルト部32にナット5を螺合して締付ける。
これにより、上取付具40の上板部43が、屋根上設置物1を架台10の掌部16に押圧することとなり、架台10に屋根上設置物1が取付けられた状態となる。つまり、ハゼ部3aを間にして一対の脚部12が板金屋根3に当接している状態で、上方から基部11及びハゼ部3aを通して構造体2にねじ込まれているビス4により架台10が構造体
2に取付けられていると共に、一対の腕部13の上部に屋根上設置物1が取付けられている取付構造が構築される。
このように、本実施形態によれば、架台10における基部11の下面から足部15の下面までの高さを、ハゼ部3aの突出高さよりも高くしているため、ハゼ部3aの突出高さにバラツキがあっても、板金屋根3へ架台10を載置する時に、基部11がハゼ部3aに当接するよりも前に、一対の足部15が板金屋根3の上面に当接することとなる。これにより、ビス4により架台10を屋根の構造体2取付けても、基部11がハゼ部3aを押圧することはなく、ハゼ部3aの潰れを回避させることができる。
また、本実施形態によれば、一対の腕部13の上部に屋根上設置物1が取付けられている架台10を、一対の脚部12を板金屋根3に当接させた状態で、基部11及びハゼ部3aを通したビス4により屋根の構造体2に取付けている。そのため、仮に、ハゼ部3aの突出高さの相違に起因して基部11とハゼ部3aとの間に隙間が生じていたとしても、強風等による屋根上設置物1を持ち上げようとする力を、基部11及びビス4を介して構造体2に作用させることができ、従来よりも屋根上設置物1の取付強度を高くすることができる。
また、屋根上設置物1が取付けられている架台10を、ハゼ部3aを貫通させたビス4により屋根の構造体2に取付けていることから、基部11とハゼ部3aとの間に隙間が形成されていても、強風等による屋根上設置物1を持ち上げようとする力が基部11に作用し、板金屋根3に作用することはないため、板金屋根3の剥がれを回避させることができる。
更に、架台10を、板金屋根3における高くなっているハゼ部3aを通してビス4をねじ込んで取付けているため、板金屋根3における雨水が流れる部位に取付けのための孔が形成されることはなく、雨漏りに対する不安を払拭させることができる。
また、架台10に一対の案内部14を有しているため、一対の案内部14の間にハゼ部3aを挿入することで、架台10を位置決めし易くすることができ、取付け時における作業性を良くすることができる。
また、架台10は、一対の脚部12の夫々の下端から左右に延出している一対の足部15を有しているため、足部15により板金屋根3に対する接触面積を広くすることができる。これにより、屋根上設置物1の重量を分散させて板金屋根3及び構造体2に伝達させることができるため、屋根上設置物1の重量により板金屋根3及び構造体2が凹むことはなく、板金屋根3及び構造体2を傷め難いものとすることができる。このようなことから、屋根上設置物1に雪が積もることで重量が増加しても、屋根上に取付けた状態を十分に維持することができる。
ところで、特許文献1及び特許文献2のような従来の技術では、板金屋根3への取付けと屋根上設置物1の載置とを賄う構成部材を、第一部材と第二部材との二つにより構成している。これに対して、本実施形態では、当該構成部材を一つの架台10により構成しているため、当該構成部材にかかるコストを従来よりも低減させることができる。
また、従来の技術では、ハゼ部に取付けられる第一部材からボルトを上方へ延出させているため、屋根上設置物の取付位置を変更したり調整したりする場合、一旦、ハゼ部から第一部材を取外す必要があった。これに対して、本実施形態では、架台10に屋根上設置物1を取付けるためのボルト部32を、下取付具30に設けているため、架台10を取外さなくても、架台10に対して下取付具30をスライドさせるだけで屋根上設置物1の取付位置を変更したり調整したりすることができ、屋根上設置物1の取付作業が容易である。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。なお、以下では、構成が同じ部位については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
例えば、上記の実施形態では、架台10に一対の案内部14を有したものを示したが、これに限定するものではなく、案内部14を有していない架台10としても良い。
1 屋根上設置物
2 構造体
3 板金屋根
3a ハゼ部
4 ビス
5 ナット
10 架台
11 基部
12 脚部
13 腕部
14 案内部
15 足部
16 掌部
17 突部
18 棚部
19 溝部
20 取付孔
21 止部
30 下取付具
31 基板部
32 ボルト部
40 上取付具

Claims (2)

  1. 屋根の構造体に葺設されているハゼ部を有する板金屋根の上方に、架台を介して屋根上設置物が取付けられている屋根上設置物の取付構造であって、
    前記架台は、
    左右に延出している基部と、
    該基部の左右両端から下方へ延出している一対の脚部と、
    前記基部の左右両端から上方へ延出している一対の腕部とを有しており、
    前記ハゼ部を間にして一対の前記脚部が前記板金屋根に当接している状態で、
    上方から前記基部及び前記ハゼ部を通して前記構造体にねじ込まれているビスにより前記構造体に取付けられていると共に、一対の前記腕部の上部に前記屋根上設置物を支持していることを特徴とする屋根上設置物の取付構造。
  2. 屋根の構造体に葺設されているハゼ部を有する板金屋根の上方に、屋根上設置物を取付けるための架台であって、
    該架台は、
    左右に延出している基部と、
    該基部の左右両端から下方へ延出している一対の脚部と、
    前記基部の左右両端から上方へ延出している一対の腕部と
    を有していることを特徴とする屋根上設置物用の架台。
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