JP2016534091A - 尋常性ざそうを治療するためのアセチル−CoAカルボキシラーゼ阻害薬の使用 - Google Patents

尋常性ざそうを治療するためのアセチル−CoAカルボキシラーゼ阻害薬の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。【図1】

Description

本発明は、アセチル−CoAカルボキシラーゼ(ACC)阻害薬またはそのような阻害薬を含有する医薬組成物を使用して、尋常性ざそう(にきび)の進行を治療および/または予防する方法に関する。
尋常性ざそうは、面皰、炎症性丘疹、膿疱、結節および嚢胞を含む一連の皮膚病変からなる。この疾患は、病変重症度および解剖学的病変分布に応じて、軽症、中程度または重症と分類される。疾患発生は典型的には、アンドロゲンレベルの上昇が引き金となる皮脂産生の増大により、思春期に生じる。青年の約90%が、にきびに罹患し、15%が医学的治療を求め;さらに、この疾患は、若年成人(18〜28歳)の23〜35%において蔓延し続ける。生物学的には、にきびは、(a)過剰な皮脂産生;(b)管閉塞をもたらす異常なケラチン産生細胞の増殖および剥離;(c)アクネ菌(Propionibacterium acnes(P.acnes))の増殖;および(d)炎症を含むいくつかの識別可能な特徴を有する毛嚢脂腺管の炎症性疾患と考えられる。これらの因子は、多くの場合に、相互依存的である。例えば、アンドロゲンレベルの上昇は、上皮剥離および濾胞閉塞につながり、さらには、過剰な皮脂産生によって、閉塞した濾胞が脂質で埋まって、面皰を形成することとなる。次いで、この過剰な皮脂は、アクネ菌(P.acnes)のための基質として役立ち、この細菌は、皮脂を代謝して遊離脂肪酸を放出し、その遊離脂肪酸が、細菌複製および炎症をさらに促進する。複数の因子が、この障害の病因に寄与しているが、皮脂がアクネ菌(P.acnes)のための栄養素供給源として役立つので、にきびは、皮脂が存在しなければ起こり得ない(SmithおよびThiboutot、2008)。
にきびに関する現行の標準治療は、軽度から中等度の疾患では局所療法を、中等度から重度の疾患では全身療法を含む。これらの現行の療法は、わずかばかり有効であるか、または幅広く使用するための適切な安全性プロファイルを欠いているかのいずれかである。局所にきび治療は、レチノイド、局所抗生物質、過酸化ベンゾイルおよびそれらの組合せを含む。全身治療は、ホルモン療法、経口抗生物質およびイソトレチノイン(Accutane)を含む(Dawsonら)。経口避妊薬およびアンドロゲン受容体遮断薬を含むホルモン療法は、わずかな有効性で、中等度から重度のにきびを治療するために女性患者において使用されている。ドキシサイクリン、ミノシクリン、テトラサイクリンおよびエリスロマイシンを含む経口抗生物質も、特に、アクネ菌(P.acnes)耐性のパターンに対して適合する場合には、にきびを治療する際にわずかに有効であるが;感光性および消化管障害によって、それらの使用は限定される(Gannon 2011)。イソトレチノインは、いくつかの深刻な有害作用を示す。この薬剤は、胎児危険度分類Xの催奇形性警告に該当し、特別な処方注意および日常的な妊娠検査を必要とする。加えて、イソトレチノインは、姑息的ケアで適切に管理されなければ、用量限定的となり得る重度の粘膜皮膚の許容問題(乾燥した皮膚、眼、鼻腔、唇など)の原因となる。イソトレチノイン治療は、有害な血漿脂質変化(TG、LDLの増大)および肝毒性(ALT/ASTの上昇)に関連しており、治療前に肝機能検査を必要とする。加えて、イソトレチノイン療法は、筋肉痛(患者の50%がCKレベルの上昇を示す)、靱帯の石灰化および有害な眼作用(夜間視力の喪失、色覚の喪失および眼の乾燥)にも関連している。個別の症例では、イソトレチノインは、うつ病、精神病および自殺の可能性を含む神経学的/心理学的有害作用に関連している。
したがって、好ましい有効性/安全性プロファイルでにきびを治療する新規のアプローチの必要性が存在する。本発明は、ACC阻害薬の使用を含む、にきびを治療するための新たな治療アプローチを提供する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量のACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
健常ヒト対象における、皮脂脂質中のパルミタートに対する、および循環脂質(VLDLトリグリセリド)に対する新規合成パルミタートの寄与率を経時的に示すグラフである。 ヒトSZ95脂腺細胞系における、ビヒクルと比較した実施例1(三角形)および実施例3(円形)による新規脂質生成の阻害を示すグラフである。 ヒトSZ95脂腺細胞系における、ビヒクルと対比しての実施例3による皮脂脂質への14C−アセタート組み込みの阻害を示す図である。皮脂脂質種を、薄層クロマトグラフィーによって分離し、オートラジオグラフィーを使用して可視化した。 sebumeter(登録商標)を使用して評価した場合の、実施例1(200mg BID)またはプラセボで14日間処置された健常ヒトボランティアにおける脂質産生を示すグラフである。データは、基線測定値と比較して表されている。 実施例1(200mg BID)またはプラセボで14日間処置された健常ヒトボランティアにおけるトリアシルグリセロールの変化を示すグラフである。個々の対象データについて、実線は、実施例1処置を表し、破線または点線は、プラセボ処置を表す。 実施例1(200mg BID)またはプラセボで14日間処置された健常ヒトボランティアにおける遊離脂肪酸の変化を示すグラフである。個々の対象データについて、実線は、実施例1処置を表し、破線または点線は、プラセボ処置を表す。 実施例1(200mg BID)またはプラセボで14日間処置された健常ヒトボランティアにおけるワックス状エステルの変化を示すグラフである。個々の対象データについて、実線は、実施例1処置を表し、破線または点線は、プラセボ処置を表す。 経口投与ACC阻害薬(例8、100mg/kg)および局所投与ACC阻害薬(実施例3、100mg/ml)で処置されたSyrianハムスターにおける耳皮膚マロニル−CoAレベルの阻害を示すグラフである。 Syrianハムスターにおける、皮脂および循環脂質(トリグリセリド)に対するDNLの寄与率を経時的に示すグラフである。 経口投与ACC阻害薬(例8、100mg/kg)および局所投与ACC阻害薬(実施例3、100mg/ml)で処置された雄のSyrian Goldハムスターにおける、耳皮膚および肝臓での新規脂質生成の阻害を示すグラフである。 Syrianハムスターにおける、耳皮膚トリグリセリドレベルに対する経口投与ACC阻害薬(例8、30mg/kg)またはビヒクルの長期(19日間)1日1回処置の影響を示すグラフである。
アセチル−CoAからマロニル−CoAへの変換を触媒するACCは、脂質代謝の調節において重要な役割を果たす。ACCは、脂肪酸の新規合成において必須の律速ステップであり、長鎖脂肪酸の酸化を調節する。「新規脂質生成」、「DNL」および「新規脂肪酸合成」という用語は、非脂質ベースの供給源からの脂肪酸の合成を称するために使用されている。関係の近い2種のアイソフォーム、ACC1およびACC2が存在する。ACC阻害は、2型糖尿病および肥満を治療する潜在的な機構として関心が持たれてきた(Harwood、2005; Corbett 2009)。
ACC阻害薬は、皮脂含有率の低下と一致して、ラットおよびイヌにおける皮脂腺の形態学的変化をもたらす。
ラットおよびイヌにおける前臨床in vivo研究の過程において、複数のACC阻害薬が、皮脂腺の脂質/皮脂含有率の低下と一致して、脂腺細胞の顕微鏡形態学的変化を誘発することが発見された。これらの観察に基づき、ACC阻害薬は、脂肪酸の新規合成の阻害によって、ラットおよび犬における皮脂脂質産生を低減し得ると仮定された。皮脂は、トリグリセリド(30〜50%)、ワックス状エステル(26%〜30%)、遊離脂肪酸(15〜30%)、スクアレン(12〜20%)、コレステロールエステル(3%〜6%)および遊離コレステロール(1.5〜2.5%)からなる脂質の複雑な混合物である(Ottavianiら、2010)。これらの脂質クラスのうち、トリグリセリド、ワックス状エステル、遊離脂肪酸およびコレステロールエステルはすべて、脂肪酸を含有するか、またはそれからなる。皮脂産生速度の上昇は、にきびの発生および重症度の両方に関連している(Janiczek−Dolphinら、2010)。ヒト皮脂腺が、新規脂肪酸合成可能であることは知られているが(DownieおよびKealey、1998)、皮脂生合成のための、脂腺細胞内でのこの経路と、外因性循環脂肪酸の使用との相対的重要性は知られていない。
ヒトにおける皮脂生合成は、脂腺細胞DNLに高度に依存している
ヒトにおける皮脂産生に対する新規脂肪酸合成の定量的重要性を明瞭にするために、臨床的同位体標識研究が行われた。質量アイソトポマー分布分析(MIDA)は、生物学的ポリマーの合成を測定するための技術であり、脂質、炭水化物およびタンパク質の合成を測定するために使用されてきた(HellersteinおよびNeeseによる総説、1999)。この方法は、安定同位体標識前駆体を導入し、質量分析法を使用して、質量においてのみ異なるポリマー(質量アイソトポマー)の分子種の相対的存在量を定量化することを含む。新規パルミタート合成を、記載(Jones、1996;Lee ら、1994)されたとおりにガスクロマトグラフィー/質量分析法によって測定されたパルミタート脂肪酸メチルエステルへの投与重水素の組み込みから計算する。単離脂質中の重水素標識パルミタートの割合を使用して、総パルミタートプールに対するDNLの寄与分が計算された。
対象は、18歳から49歳の間の男性または女性の健常なボランティアであった。全研究期間は、14日間であった。対象は、体内全水分プールの約1.5%までの濃縮を達成するために、経口負荷量の重水素標識水(O)を1日目に投与された。対象は、この濃縮を定常状態に維持するために、14日目まで1日1回、経口用量のOを摂取し続けた。皮脂脂質プールに対するDNLの定常状態寄与の概算を可能にするために、4、7、11および14日目に、Sebutape(登録商標)(Kligmanら、1986)を使用して、対象の顔の額および頬の上の皮膚から、皮脂を収集した。加えて、重水濃縮を測定し、循環脂質(すなわち、VLDL中のパルミタート)に対するDNLの寄与を評価するために、4日目、7日目、11日目および14日目に、各対象から、血漿を収集した。皮脂と対比しての循環脂質に対するDNLの寄与の比較を使用して、皮脂腺内の新規脂肪酸合成の重要性を明瞭にした。循環脂肪酸が複雑な脂質生合成のための主要な供給源として使用される場合の脂質プールに対するDNLの寄与は、循環脂肪酸に対するDNLの寄与を映し出すはずである。器官特異的DNLが有意な役割を果たしている場合には、対照的に、脂質プールに対するDNLの寄与は、循環脂質に対する寄与よりも高いはずである。
他のヒト脂質プールとは対照的に(Hellerstein、1999)、ヒト皮脂産生は、新規脂肪酸合成に高度に依存していることが見出され、皮脂中に含有される脂肪酸の約80%がこの経路に由来した(図1)。加えて、皮脂脂質に対するDNLの寄与は、循環脂質(VLDL)に対するDNLの寄与よりも著しく高く(図1)、皮脂腺内のDNLは、ヒトにおける皮脂生合成に対する主要な寄与因子であることを実証していた。この観察は、2つの理由によって予想されていなかった。第1に、DNLは、ヒトにおいて、脂質ホメオスターシスに対する寄与においてわずかな役割しか果たしていないと考えられ(Hellerstein、1999)、第2に、脂腺細胞内でのDNLは、皮脂産生のために最も一般的に使用される前臨床モデルであるSyrianハムスター耳皮膚モデル(下記参照)において、皮脂生合成についてあまり重要ではない。
ACC阻害薬は、in vitroでヒト脂腺細胞DNLを抑制する
増大した皮脂産生速度は、重症の尋常性ざそうとかなり相関している(Zouboulis、2004)。皮脂産生を抑制する治療は、測定される皮脂の低減に正比例して、にきび病変を低減することが示されている(Janiczek−Dolphin、2010)。皮脂脂質に対するDNLの高い寄与分を実証する新規の生物学データは、DNLを抑制することができる薬剤は、皮脂生合成を低減し得ることを示唆した。ヒト脂腺細胞においてDNLをモジュレートするACC阻害の能力を査定するために、皮脂脂質への14C−アセタート組み込みを抑制する複数のACC阻害薬の影響を、SZ95ヒト脂腺細胞において査定した(Zouboulisら、1999)。実施例1は、細胞、前臨床種および健常ヒトボランティアにおいてDNLを用量依存的に抑制した選択的二重ACC1/ACC2阻害薬である。図2は、ヒトSZ95脂腺細胞における、DNLの阻害に対する、ビヒクルと比較した実施例1および実施例3の効果を示している。図3は、ヒトSZ95脂腺細胞における皮脂脂質種への14C−アセタートの組み込みの抑制に対する、実施例3対ビヒクルの効果を図示している。脂質種を薄層クロマトグラフィーによって分離した。実施例3は、脂肪酸(コレステロールエステル、トリグリセリド、遊離脂肪酸、ジグリセリド、モノグリセリドおよびリン脂質)を含有するか、またはそれらからなるSZ95細胞脂質種への14C−アセタートの組み込みの明らかな阻害をもたらしたが、新規脂肪酸合成に依存しない遊離コレステロールへの14C−アセタートの組み込みは改変せず、実施例3(図3)の作用機序の特異性を実証した。
複数の他のACC阻害薬を、SZ95ヒト脂腺細胞系において査定した。表1に、このヒト脂腺細胞系におけるACC阻害薬でのDNLの抑制をまとめている。このアッセイは、in vivoで皮脂産生をおそらく阻害するACC阻害薬を同定する際に有用性を有し得る。酵素IC50と脂腺細胞DNL EC50との間の1対1相関は、細胞透過性、タンパク質結合および/または脂質溶解性に影響を及ぼし得る物理的特性の差異によって、必ずしも予測されない。
実施例1は、健常ヒトボランティアにおいて皮脂産生を阻害する
皮脂産生を、実施例1 200mg BIDまたはプラセボ(PBO)で処置された健常ヒトボランティアにおいて評価した。Sebumeter(登録商標)(Courage + Khazaka electronic GmbH、Cologne、ドイツ)によって測定すると、この用量の実施例1は、健常なボランティアにおいて、基線(PBO調整)から49%、皮脂の産生を低減した(図4)。Sebutape(登録商標)を使用して、基線で、かつ研究の終了時に収集された皮脂からの具体的な脂質クラスの分析によって、皮脂における主要な脂質クラスである皮脂トリグリセリドが、66%(PBO調整)低下したことが実証された(図5)。同じくDNLに依存している皮脂遊離脂肪酸およびワックス状エステルのレベルも、実施例1処置対象において低減した(図5)。対照的に、遊離コレステロール(DNLに依存しない)は、PBOと比較して変化を示さなかった(データは図示せず)。同じくDNLに依存しないスクアレンレベルは、PBOに対して2.6倍の上昇を示した。スクアレンは皮脂の少量成分であるので、Sebumeter(登録商標)によって評価した場合の総皮脂レベルは、スクアレンのこの増大にも関わらず、明らかな低減を示した(図4)。実施例1は、DNLに高度に依存する脂肪酸種を含有するか、またはそれからなる皮脂脂質のレベルを選択的に抑制するが、DNLに依存しない皮脂脂質は抑制しないという観察は、皮脂産生を阻害するための機構の特異性を実証している。
ACC阻害は、(1)新規合成脂肪酸が、ヒト皮脂脂質中の脂肪酸の約80%を占め、(2)ヒト皮脂脂質(トリグリセリド、遊離脂肪酸、ワックス状エステルおよびコレステロールエステルを含む)の約75%〜95%が、脂肪酸を含有するか、またはそれからなり、(3)ACC活性が、脂肪酸の新規合成に必須であり、(4)ACC阻害薬が、ヒト由来SZ95脂腺細胞においてDNLを抑制し、かつ(5)実施例1が、ヒトボランティアにおいて皮脂産生を低減するという観察に基づき、皮脂産生を低減することによって、にきびを治療する新たな機会を提供する。
皮脂産生のために最も一般的に使用される前臨床モデルであるハムスター耳皮膚モデルから、ヒトにおける皮脂産生に対するACC阻害の効果は予想されていなかった
Syrianハムスター耳モデル(PlewigおよびLuderschmidt、1977)は、皮脂腺に対する薬物効果を測定するために最も一般的に使用されるin vivoモデルである。Syrianハムスターの耳垂の腹側が高密度の皮脂腺を有するので、このモデルは、一般に使用されている。さらに、これらの腺は、大きく、漏斗状部、皮脂管、複数の小葉、および下から腺へと進入する毛髪単位を有するヒト皮脂小胞と構造的に類似しているので、このモデルはヒトへと推定的に転換される(PlewigおよびLuderschmidt、1977)。このモデルはまた、経口Accutane(登録商標)を含む複数の薬剤で、確証されている(Geiger、1995)。
このモデルにおいて、ACC活性を抑制するACC阻害薬の能力を評価するために、耳皮膚におけるマロニル−CoAレベルを阻害する、強制経口投与によって投与される例8、および局所投与される実施例3の効果を、化合物で単回処置してから1時間後に評価した(図6)。マロニル−CoAは、ACCの直接的な酵素生成物であり、マロニル−CoAの測定は、in vivoでのACC阻害のバイオマーカーとして使用されてきた(Harwoodら、2003;Glundら、2012;Freeman−Cookら、2012)。経口投与された例8、および局所投与された実施例3は、ハムスター耳皮膚マロニル−CoAを、ビヒクル処置動物と比較して79%および87%抑制した。これらの観察は、経口投与された例8および局所投与された実施例3はそれぞれ、このモデルにおいて、ACC活性を強力に阻害したことを実証している。
このモデルにおける、皮脂脂質生合成のための皮脂腺内でのDNLの重要性を決定するために、Oを、重水素を含む水分プールを濃縮するために投与した。血漿および耳皮膚を、1、4、7、14および20日目に収集した。皮脂脂質と対比しての、循環脂質に対するDNLの寄与の比較を使用して、Syrianハムスター皮脂腺内での新規脂肪酸合成の重要性を明瞭にした。循環脂肪酸が複雑な脂質生合成のための主要な供給源として使用される場合の脂質プールに対するDNLの寄与は、循環脂肪酸に対するDNLの寄与を映し出すはずである。器官特異的DNLが有意な役割を果たしている場合には、対照的に、脂質プールに対するDNLの寄与は、循環脂質に対する寄与よりも高いはずである。定常状態での皮脂脂質に対するDNLの寄与%は、このモデルでは中等度に高かったが(55〜60%)、皮脂に対するDNLの寄与は、循環トリグリセリドに対してと同様であり、これは、Syrianハムスター皮脂腺が、ヒト皮脂腺とは対照的に、皮脂生合成のために、脂腺細胞内で合成される脂肪酸ではなく、循環脂肪酸を主に利用していることを示している。
この仮説をさらに調べるために、皮脂へのDNL由来脂肪酸の組み込みの阻害に対する、経口投与された例8の効果をビヒクルと対比して、および局所投与された実施例3の効果をビヒクルと対比して、Syrianハムスターモデルにおいて検査した。これらの化合物はそれぞれ、試験された用量で、皮膚においてACC活性を強力に阻害することが見出された(耳皮膚マロニル−CoAレベルによって評価した場合)(図6)。局所投与された化合物は、塗布部位でのみDNLを阻害し、全身的には阻害しないと予想されるが、経口投与された化合物は、DNLを全身的に阻害すると予測される。その結果、皮脂において見出されたDNL由来脂肪酸が、皮脂腺内で合成されるならば、経口および局所投与された化合物は両方とも、皮脂へのDNL由来脂肪酸の組み込みを抑制すると予測される。対照的に、DNL由来脂肪酸が他の脂質生成臓器(例えば、肝臓)において合成され、循環によって皮脂腺に送達されるならば、経口投与された化合物のみが、皮脂へのDNL由来脂肪酸の組み込みを低減し、局所塗布された化合物は低減しないと予想される。
Syrianハムスターを、単回用量の経口投与される例8および局所投与される実施例3で処置し、次いで、IPボーラスの14C標識アセタートで処置した。皮脂脂質へのDNL由来脂肪酸の組み込みを抑制する各化合物の効果を比較した。加えて、肝臓におけるDNLに対する化合物の影響も評価した。経口投与された例8は、皮膚および肝臓の両方において、新規合成脂肪酸の組み込みを、それぞれ84%および85%抑制した(図8)。対照的に、局所投与された実施例3は、皮膚または肝臓のいずれかにおいて、新規合成脂肪酸の組み込みの阻害に失敗した(図8)。
マロニル−CoA産生によって評価した場合に、両方の化合物が、ACC活性を皮膚において≧79%阻害することを示したので、これらの結果は、皮脂脂質における新規由来脂肪酸は、他で合成されて、循環によって皮脂腺に送達されたことを強く暗示している。肝臓においてDNLを阻害する経口投与された例8の能力は、この仮説と一致したが、局所投与された実施例3は一致しなかった。まとめると、これらの観察は、ヒトとは対照的に、Syrianハムスターは、皮脂産生のために、皮脂腺内で合成された脂肪酸ではなく、循環脂肪酸を主に利用するという仮説と一致している。
上記の所見は、Syrianハムスターが、皮脂生合成のための皮脂腺DNLの重要性における差異の結果として、ACC機構についてのヒト皮脂低減有効性を正確には予言しないことを示唆しているであろう。ヒトでは、皮脂脂肪酸の約80%がDNLに由来し、このDNLは、皮脂腺において多く生じるようであるので、ACC阻害薬の経口または局所投与は、皮脂腺におけるDNLを抑制し、皮脂産生の低減につながるであろう。対照的に、皮脂生合成について、皮脂腺で合成される脂肪酸ではなく、循環脂肪酸に依存しているSyrianハムスターでは、経口または局所ACC阻害薬処置のいずれかでのin vivoでの脂腺細胞に対する直接的な作用によって、皮脂産生の阻害を示さないであろう。
この仮説を試験するために、Syrianハムスターを、経口投与される例8またはビヒクルで1日1回19日間処置した。ACC阻害薬処置動物またはビヒクル処置動物の間で、耳皮膚トリグリセリドレベルの変化は観察されなかった。この観察は、実施例1で処置されたヒト対象が皮脂トリグリセリドの66%の低減を示すという観察と対照的である。
皮脂腺内でのDNLの重要性の差異、およびヒトとSyrianハムスターとの間での皮脂生合成の抑制に対するACC阻害薬の影響における顕著な差異は、新規の皮脂低減機構を評価するために最も一般的に使用されている前臨床モデルが、ACC阻害の利点を同定していなかったことを説明している。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)
Figure 2016534091
[式中、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルであり、上記(C〜C)アルキルは、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、フェニル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルから独立に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素、ハロ、(C〜C)アルキル、シアノまたは−C(=NH)(OCH)であり、
は、それぞれ独立に、水素または(C〜C)アルキルであり、
は、(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールであり、上記(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールはそれぞれ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、アミド、フェニル、5〜6員ヘテロアリールまたは5〜6員ヘテロシクリルから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリルまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリルまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリルまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリルまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリルまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
次の式(I)の化合物:1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン;1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン;1−(tert−ブチル)−1’−(1H−インダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン;5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル;および1−イソプロピル−1’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第8,288,405において記載されているとおりに調製することができる。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)
Figure 2016534091
[式中、
Gは、
Figure 2016534091
であり、
は、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)シクロアルキルであり、
は、インドリル、インダゾリル、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジニル、キノリニルまたはベンゾイミダゾリルであり、各R基は、シアノ、−L−C(O)NR、−L−NR、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、およびハロから独立に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素または(C〜C)アルキルであり、Lは、直接結合または−X(C〜C)アルキレンであり、
Xは、直接結合、OまたはSであり、
およびRは、それぞれ独立に、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは4〜7員ヘテロシクリルであり、上記(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは4〜7員ヘテロシクリルは、1〜3個のフルオロまたは(C〜C)アルコキシで置換されていてもよい]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(II)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、にきびを治療するための医薬品の製造における1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩の使用に関する。
別の実施形態では、本発明は、にきびを治療するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩とその少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩の使用に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩とその少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用に関する。
次の式(II)化合物:1−イソプロピル−1’−(6−メトキシキノリン−3−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン;1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン;および1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第8,288,405号、米国特許出願公開第2012/0108619号において記載されている手順と同様の手順を使用して調製することができる。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)
Figure 2016534091
[式中、
Gは、
Figure 2016534091
であり、
は、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)シクロアルキルであり、
は、フェニル、ナフチル、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールであり、各R基は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロおよびCONHから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素または(C〜C)アルキルでである]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(III)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
次の式(III)の化合物:2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オン;2’−(tert−ブチル)−1−(2−メトキシキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オン;および2’−(tert−ブチル)−1−(8−メトキシ−2−ナフトイル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オンは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2012/0108619号において記載されているとおりに調製することができる。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)
Figure 2016534091
[式中、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルであり、上記(C〜C)アルキルは、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ、フルオロ、フェニル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素、ハロ、(C〜C)アルキルまたはシアノであり、
は、それぞれ独立に、水素または(C〜C)アルキルであり、
Lは、直接結合または(C〜C)アルキレンであり、上記(C〜C)アルキレンの1個の炭素は、−C(O)−、−C(O)NH−、−NHC(O)、O、S、NHまたはN(C〜C)アルキルによって置き換えられていてもよく、
Zは、CHまたはOであり、
およびAは、それぞれ独立に、(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールであり、上記(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールは、それぞれ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノおよびアミドから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、上記(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキルアミノおよびジ(C〜C)アルキルアミノのアルキル部分は、1〜5個のフルオロで置換されていてもよく、AまたはAの1個は、CO、(C〜C)CO、テトラゾリルまたは(C〜C)テトラゾリルによって置換されており、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルである]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(IV)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)
Figure 2016534091
[式中、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルであり、上記(C〜C)アルキルは、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、フェニル、テトラヒドロフラニルまたはオキセタニルから独立に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素、ハロ、(C〜C)アルキル、シアノまたは−C(=NH)(OCH)であり、
は、それぞれ独立に、水素または(C〜C)アルキルであり、
は、(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールであり、上記(C〜C10)アリール、5〜12員ヘテロアリールまたは8〜12員縮合複素環式アリールはそれぞれ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、アミド、フェニル、5〜6員ヘテロアリールまたは5〜6員ヘテロシクリルから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。本発明の好ましい実施形態は、Rが、フェニルもしくはナフチルから選択される(C〜C10)アリール、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、トリアゾリル、インドリジニル、インダゾリル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ピロロ[3,2−b]ピリジニル、ピロロ[1,2−a]ピラジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、ベンゾ[d]イミダゾリル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、ピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジニル、ベンゾ[d]イミダゾール−2−オニル、1,6−ナフチリジニル、キノキサリニル、キノリン−4−オニルもしくはイソキノリン−1−オニルから選択される5〜12員ヘテロアリール、または3,4−ジヒドロキノリン−2−オニルもしくはインドリン−2−オニルから選択される8〜12員縮合複素環式アリールであり、各R基が、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、アミド、フェニル、5〜6員ヘテロアリールまたは5〜6員ヘテロシクリルから独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩である。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(V)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)
Figure 2016534091
{式中、
は、シアノおよびメトキシから独立に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、ベンジル、ピリジルまたはフェニルであり(好ましくは、Rは、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたはテトラヒドロフラニル、より好ましくは、エチル、イソプロピルまたはt−ブチル、最も好ましくは、t−ブチルである)、
は、水素、メチルまたはエチルであり(好ましくは、Rは、水素またはメチル、より好ましくは水素である)であり、
は、
Figure 2016534091
[式中、
Xは、O、SまたはN−R3cであり(好ましくは、Xは、OまたはN−R3c、より好ましくは、N−R3cである)、
Yは、CHまたはOであり(好ましくは、Yは、CHである)、
3aは、水素またはメチルであり(R3aは、好ましくは水素である)、
3bは、水素、メチル、エチル、ハロ、メトキシまたはエトキシであり(R3bは、好ましくは、水素、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロであり、より好ましくは、Rが、式(1a)、(1c)、(1d)または(1f)の化学部分である場合、R3bは、水素、メチルまたはクロロであり、Rが、式(1b)、(1e)、(1g)、(1h)、(1i)、(1j)、(1k)、(1m)、(1n)、or(1o)の化学部分である場合、R3bは、水素である)、
3cは、水素、メチル、エチルまたは3〜6員シクロアルキルであり(好ましくは、R3cは、水素またはメチルである)、
3dは、水素、メチルまたはヒドロキシルであり(好ましくは、R3dは、水素である)、
3eは、水素、メチル、エチル、ハロまたはアミノであり(好ましくは、R3eは、水素またはメチル、より好ましくは、水素である)、
3fは、水素、メチルまたはメトキシであり(好ましくは、R3fは、水素である)、
3gは、水素またはメトキシであり(好ましくは、R3gは、水素である)、
3hは、水素、メチル、メトキシまたはハロであり(好ましくは、R3hは、水素である)、
3iは、水素、メチルまたはメトキシであり(好ましくは、R3iは、水素である)、
3jは、水素またはメトキシである(好ましくは、R3iは水素である)]
からなる群から選択される化学部分であり(好ましくは、Rは、式(1a)、(1c)、(1d)、(1f)、(1i)、(1j)、(1k)、(1l)、(1m)、(1n)、(1o)、(1p)または(1q)、より好ましくは、式(1a)、(1c)、(1d)、(1f)、(1j)または(1k)の化学部分である)}
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VI)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オンは、参照により本明細書に組み込まれるWO2009/144555において記載されている手順を使用して調製することができる。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)
Figure 2016534091
[式中、
は、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキルまたはフェニルであり、上記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、各R10は、独立に、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキルまたはC1〜3ハロアルコキシであり、
およびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、−C(O)NR1112またはフェニルであり、上記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
11およびR12は、別々に決定され、それぞれ独立に、HまたはC1〜3アルキルであるか、またはR11およびR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、4〜7員ヘテロシクロアルキルを形成しており、
は、H、ハロ、シアノ、C1〜3アルキルまたはC1〜3ハロアルキルであり、
(f)Rは、別々に決定され、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキルまたはC1〜3ハロアルコキシであり、
は、別々に決定され、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキルまたはC1〜3ハロアルコキシであり、
は、別々に決定され、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3で置換されていてもよい4〜7員ヘテロアリールであるか、またはRは、RまたはRと一緒に、かつRおよびRまたはRが結合しているフェニルと一緒に、多環式複素環式ラジカルを、少なくとも1個の窒素原子が上記フェニルの炭素原子に結合している窒素含有環と共に形成しており、上記窒素含有環は、シクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジンまたは5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよく、上記窒素含有環は、1〜2個のオキソ、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、4〜7員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキルまたはフェニルで独立に置換されていてもよく、上記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよいが、ただし、Rは、Rと一緒にならずに、ベンゾトリアゾリルまたはベンゾオキサジアゾリルを形成しており、Rは、Rと一緒にならずに、ベンゾオキサジアゾリルを形成しており、
およびRは、独立に、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキルまたはC1〜3ハロアルコキシである]
の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)の化合物または薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)の化合物または薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)の化合物または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の式(VII)の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩に関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物に関する
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を経口投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を局所投与するステップを含む方法に関する。
本発明は、患者においてにきびを治療および/または予防する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種の薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、2種の異なるACC阻害薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬および抗生物質、特に、ドキシサイクリン、ミノシクリン、テトラサイクリンおよびエリスロマイシンなどのアクネ菌(P.acnes)に対する抗生物質を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬および1種または複数の抗生物質、特に、ドキシサイクリン、ミノシクリン、テトラサイクリンおよび/またはエリスロマイシンなどのアクネ菌(P.acnes)に対する抗生物質を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬および経口避妊薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬およびアンドロゲン受容体遮断薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬およびレチノイドを含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、ACC阻害薬および過酸化ベンゾイルを含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、および1種の異なるACC阻害薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、および抗生物質、特に、ドキシサイクリン、ミノシクリン、テトラサイクリンおよびエリスロマイシンなどのアクネ菌(P.acnes)に対する抗生物質を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、および経口避妊薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、およびアンドロゲン受容体遮断薬を含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、およびレチノイドを含む医薬組合せに関する。
別の実施形態では、本発明は、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩、および過酸化ベンゾイルを含む医薬組合せに関する。
本発明は、患者において経口および/または局所投与によってにきびを治療するための、それぞれ参照により本明細書に組み込まれる次の特許および公開特許出願:WO03072197、WO13098375、WO13098373、WO13092976、米国特許出願公開第201358004号、WO13079668、WO13071169、WO13061962、WO13035827、WO13017600、WO12108478、WO12104428、WO12090219、WO12074126、米国特許出願公開第2012129833号、WO12056372、WO12032014、WO12028676、WO12013716、WO12001107、米国特許出願公開第2011263562号、WO11129399、ドイツ特許第102010008642号、ドイツ特許第102010008643号、WO11098433、WO11067306、WO10127208、WO10127212、WO10050445、米国特許出願公開第2010113473号、日本特許第2010043019号、WO10002010、米国特許出願公開第2009253725号、日本特許第2009196966号、WO09055682、WO09023059、WO08140828、WO08121592、WO08102749、日本特許第2008179621号、WO08090944、WO08079610、WO08072850、WO08069500、WO07119833、WO07095603、WO07095601、WO07095602、WO07013691、WO06110775、米国特許出願公開第2006178400号、WO06017494、米国特許出願公開第2008026363号、WO03059886、WO03057255、米国特許第6485941号、WO0134202、日本特許第11171847号、および日本特許第11171848号において開示されているACC阻害薬の使用を含む。
定義
「ACC阻害薬」という用語は、本明細書で使用する場合、ACC1およびACC2の両方を阻害する化合物を意味する。本明細書において開示するACC1/ACC2アッセイを使用して、ACC1およびACC2に対する化合物の阻害活性(IC50)を立証することができる。ACC1およびACC2アッセイにおいて約10μM未満のIC50を有する化合物が、ACC阻害薬と判断される。好ましいIC50は、両方のアッセイにおいて約1μM未満であり、特に好ましいIC50は、両方のアッセイにおいて約0.1μM未満である。加えて、本発明のACC阻害薬は、他の酵素、Gタンパク質共役受容体またはイオンチャンネルと比較して、ACC1およびACC2を選択的に阻害する。本発明によって企図されている化合物は、ACC1およびACC2を阻害するために必要な濃度を超える濃度で、他の酵素を阻害するか、または受容体もしくはイオンチャンネルに結合する(Ki)。好ましいACC阻害活性は、他の酵素、受容体またはイオンチャンネルでのIC50またはKiの約2〜10倍超であり、10〜100倍がより好ましく、100倍超が、特に好ましい。
「実施例1」という用語は、本明細書で使用する場合、1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンを意味し、互変異性体の1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたはその組合せを含む。実施例1は、米国特許第8,288,405号において記載されている手法と同様の手法で調製することができる。
「患者」という用語は、本明細書で使用する場合、ヒトを意味する。
「薬学的に許容できる塩」という用語は、本明細書で使用する場合、過度の毒性、刺激、アレルギー応答などを伴うことなく、適正な医学的判断の範囲内で、患者および下位動物の組織と接触させて使用するために適していて、合理的なベネフィット/リスク比に見合う塩を意味する。薬学的に許容できる塩は、当技術分野でよく知られている。例えば、S.M.Bergeらは、Bergeら、J. Pharmaceutical Sciences、1977、66:1〜19において詳細に、薬学的に許容できる塩を記載している。塩は、本発明の実施例1を最終的に単離および精製する間にその場で、または別に、実施例1の遊離塩基を適切な有機酸または無機酸と反応させることによって調製することができる。代表的な酸付加塩には、これらだけに限定されないが、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、炭酸水素塩、重硫酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファスルホン酸塩(camphorsufonate)、クエン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリン酸塩、半硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イセチオン酸塩)、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホナート、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩およびp−トルエンスルホン酸塩が含まれる。
本発明はまた、1種または複数の非毒性の薬学的に許容できる担体と一緒に製剤化されたACC阻害薬を含む医薬組成物を提供する。上記医薬組成物は特に、固体もしくは液体形態で経口投与するためにまたは局所塗布のために製剤化することができる。
「薬学的に許容できる担体」という用語は、本明細書で使用する場合、非毒性で不活性な固体、半固体または液体の充填剤、希釈剤、封入材料または任意の種類の配合補助剤を意味する。薬学的に許容できる担体として役立ち得る材料のいくつかの例は、ラクトース、グルコースおよびスクロースなどの糖;トウモロコシデンプンおよびバレイショデンプンなどのデンプン;カルボキシルメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなどのセルロースおよびその誘導体;粉末化トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;カカオバターおよび坐剤ワックスなどの添加剤;ラッカセイ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油などの油;プロピレングリコールなどのグリコール;オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなどのエステル;寒天;水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝剤;アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張生理食塩水;リンゲル液;エチルアルコール、およびリン酸緩衝溶液であり、さらには、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムなどの他の非毒性適合性滑沢剤、さらには、着色剤、放出剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤、および芳香剤、防腐剤、および抗酸化剤も、配合者の判断によって、組成物中に存在してよい。本発明は、1種または複数の非毒性の薬学的に許容できる担体と一緒に製剤化されたACC阻害薬を含む医薬組成物を提供する。本発明の医薬組成物は、患者に、経口または局所で(散剤、軟膏剤または滴剤によって)投与することができる。
非経口注射用の本発明の医薬組成物は、薬学的に許容できる滅菌水性もしくは非水性液剤、分散剤、懸濁剤または乳剤、および滅菌注射用液剤または分散剤に再構成するための滅菌散剤を含む。適切な水性および非水性担体、希釈剤、溶媒またはビヒクルの例には、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールなど)、適切なそれらの混合物、植物油(オリーブ油など)、およびオレイン酸エチルなどの注射用有機エステルが含まれる。例えば、レシチンなどのコーティングを使用することによって、分散剤の場合には、必要な粒径を維持することによって、かつ界面活性剤を使用することによって、適正な流動性を維持することができる。
これらの組成物は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤および分散剤などの補助剤を含有することもできる。微生物の作用の予防は、様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などによって保証することができる。等張化剤、例えば、糖、塩化ナトリウムなどを含むことが望ましいこともある。注射用医薬形態の長時間吸収を、吸収を遅延させる薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの使用によって生じさせることができる。
所望の場合に、かつより有効な分布のために、ACC阻害薬を、ポリマーマトリックス、リポソームおよびマイクロスフェアなどの持続放出または標的化送達システムに組み込むことができる。これらは、例えば、細菌保留フィルターに通す濾過によって、または使用直前に、滅菌水またはいくつかの他の滅菌注射用媒質に溶かすことができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって滅菌することができる。
ACC阻害薬は、適切ならば、上述のとおりの1種または複数の薬学的に許容できる担体を含むマイクロカプセル化形態であってもよい。錠剤、糖剤、カプセル剤、丸剤および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティング、および医薬製剤分野においてよく知られている他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製することができる。そのような固体剤形では、ACC阻害薬を、スクロース、ラクトース,またはデンプンなどの少なくとも1種の不活性な希釈剤と混合することができる。そのような剤形は、通常の実施のとおり、不活性な希釈剤以外の追加の物質、例えば、ステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セルロースなどの製錠滑沢剤および他の製錠助剤を含んでもよい。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。これらは、不透明化剤を含有してもよく、活性成分のみを、または優先的に、腸管のある特定の部分において遅延して放出するような組成物であってもよい。使用することができる埋込み組成物の例には、ポリマー物質およびワックスが含まれる。
経口投与のための固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が含まれる。そのような固体剤形では、ACC阻害薬を、クエン酸ナトリウムまたはリン酸カルシウムなどの少なくとも1種の不活性な薬学的に許容できる担体、および/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびサリチル酸などの充填剤または増量剤;b)カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロースおよびアラビアゴムなどの結合剤;c)グリセロールなどの保湿剤;d)寒天、炭酸カルシウム、バレイショまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のケイ酸塩および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤;e)パラフィンなどの溶解遅延剤;f)第四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤;g)セチルアルコールおよびグリセロールモノステアラートなどの湿潤剤;h)カオリンおよびベントナイト粘土などの吸収剤;ならびにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムおよびそれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合には、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。
同様の種類の固体組成物を、ラクトースまたは乳糖、さらには高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する軟および硬−充填ゼラチンカプセル剤中の充填剤として用いることもできる。
錠剤、糖剤、カプセル剤、丸剤および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、および医薬製剤分野でよく知られている他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは、不透明化剤を含有してもよく、活性成分のみを、または優先的に、腸管のある特定の部分において遅延して放出するような組成物であってもよい。使用することができる埋込み組成物の例には、ポリマー物質およびワックスが含まれる。
経口投与用の液体剤形には、薬学的に許容できる乳剤、マイクロ乳剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が含まれる。ACC阻害薬に加えて、液体剤形は、例えば、水または他の溶媒などの当技術分野で一般に使用される不活性な希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(とりわけ、綿実油、ラッカセイ油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物などの可溶化剤および乳化剤を含有してもよい。
不活性な希釈剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味剤、香味剤、ならびに芳香剤などの補助剤を含んでもよい。
本発明の医薬組成物中のACC阻害薬の実際の投薬量レベルは、特定の患者、組成物および投与様式について所望の治療応答を達成するために有効な量のACC阻害薬が得られるように変動し得る。選択される投薬量レベルは、ACC阻害薬の活性、投与経路、治療を受ける状態の重症度、ならびに治療を受けている患者の状態および先行する病歴に依存するはずである。
患者に投与されるACC阻害薬、特に、実施例1の合計1日用量は、0.3〜800mgである。実施例1でのより好ましい投薬範囲は、30mg QD〜200mg BIDである。所望の場合には、有効な1日用量を、投与を目的として複数回用量に、例えば、1日当たり2〜4回の別々の用量に分けることができる。
(実施例1)
Figure 2016534091
1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
Figure 2016534091
tert−ブチル9−オキソ−3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−7−エン−3−カルボキシラート
メチルビニルケトン(146mL)をテトラヒドロフラン(18L)中のtert−ブチル4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシラート(375g)の溶液に添加した。反応混合物を−5℃に冷却し、エタノール中の水酸化カリウムの溶液(3N、0.243L)を10分かけて滴加した。反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。シクロヘキサン(10L)を添加し、その溶液を飽和塩化ナトリウム(3×10L)で洗浄した。有機層を油状物に濃縮した。この油状物を80:20 シクロヘキサン/酢酸エチル2Lに溶かし、Celite(登録商標)を通して濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(70:30 ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、生成物を油状物として得た。その油状物をヘキサン中で摩砕して、所望の生成物を白色の固体(131g、28%)として得た。
Figure 2016534091
(E)−tert−ブチル10−((ジメチルアミノ)メチレン)−9−オキソ−3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−7−エン−3−カルボキシラート
tert−ブチル9−オキソ−3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−7−エン−3−カルボキシラート(101g)およびトリス(ジメチルアミノメタン)(133mL)を、トルエン(800mL)に溶かし、17時間加熱還流した。反応混合物を最小撹拌体積まで濃縮し、酢酸エチル(600mL)を添加した。この混合物を加熱還流し、ヘプタン(1.2L)を20分かけて添加した。温溶液を3時間かけて室温に冷却した。固体を粗ガラスフリットを通して濾過し、ヘプタン(300mL)で洗浄した。得られた固体を、真空炉中、40℃で3時間乾燥して、所望の生成物を黄色の固体(107g)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm 7.48 (s, 1 H), 6.57 (d, J=9.97 Hz, 1 H), 5.99 (d, J=10.16 Hz, 1
H), 3.32 - 3.51 (m, 4 H), 3.06 (s, 6 H), 2.72 (s, 2 H), 1.57 - 1.66 (m, 2 H),
1.41 - 1.53 (m, 11 H).
Figure 2016534091
tert−ブチル1−イソプロピル−1,4−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−カルボキシラート
(E)−tert−ブチル10−((ジメチルアミノ)メチレン)−9−オキソ−3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−7−エン−3−カルボキシラート(107g)をトルエン(700mL)に入れ、イソプロピルヒドラジン(44.4g)を添加した。反応物を還流状態で4時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(500mL)を添加した。反応溶液を、クエン酸(2×300mL、10%水溶液)および水(400mL)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮して、I−1A−1cを黄色の固体(109g)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm 7.25 (s, 1 H) 6.42 (dd, J=10.05, 0.49 Hz, 1 H) 5.84 (d, J=9.95
Hz, 1 H) 4.42 - 4.52 (m, 1 H) 3.36 - 3.53 (m, 4 H) 2.62 (s, 2 H) 1.56 - 1.68
(m, 2 H) 1.45 - 1.55 (m, 17 H).
Figure 2016534091
tert−ブチル1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−カルボキシラート
メタノール(1L)中のtert−ブチル1−イソプロピル−1,4−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−カルボキシラート(109g)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(61.4g)を添加した。反応物を1時間撹拌した。反応物をチオ硫酸ナトリウム(水300mL中の10g)でクエンチし、次いで、500mLの最終体積まで蒸留した。溶液を周囲温度に冷却し、2−メチルテトラヒドロフラン(1L)および水(100mL)を添加した。有機層を除去し、水性層を2−メチルテトラヒドロフランで抽出した。有機層を合わせ、水酸化ナトリウム水溶液(1N、250mL)、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、オレンジ色油状物に濃縮した。その油状物をテトラヒドロフラン(500mL)に溶かし、テトラヒドロフラン(500mL)中のカリウムtert−ブトキシド(76.8g)を添加した。その溶液を60℃に加熱し、1時間撹拌した。塩酸水溶液(1N、1L)を添加し、その溶液を30分間撹拌した。相を分離し、水性層を酢酸エチル(700mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(400mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、残渣を得た。その残渣を真空炉中、40℃で、16時間乾燥して、標題化合物をオレンジ色ワックス状物(117g)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm 7.35 (s, 1 H), 5.32-5.42 (m, 1 H), 3.29 - 3.51 (m, 4 H), 2.73
(s, 2 H), 2.51 (s, 2 H), 1.47 - 1.57 (m, 4 H), 1.42 - 1.46 (m, 15 H); +ESI MS
(M+H) = 348.5.
Figure 2016534091
1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
tert−ブチル1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−カルボキシラート(23.5g)を酢酸エチル(260mL)およびメタノール(70mL)に懸濁させた。反応溶液を<2℃に冷却し、塩化アセチル(33.6mL)を20分かけて滴加した。反応物を室温にゆっくり加温し、4時間撹拌した。反応溶液を0℃に冷却し、沈澱物を濾過した。沈澱物を酢酸エチル(200mL)で洗浄し、真空炉中(40℃、10mm Hg)で16時間乾燥して、標題化合物を薄黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.43 (s, 1 H), 5.32-5.42 (m, 1 H), 3.15 - 3.25 (m, 4 H), 2.89
(s, 2 H), 2.64 (s, 2 H), 1.69 - 1.90 (m, 4 H), 1.37 - 1.45 (m, 6 H); +ESI
MS (M+H) = 248.4.
Figure 2016534091
1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン調製の代替調製
tert−ブチル9−オキソ−3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−7−エン−3−カルボキシラート(250g)およびトリス(ジメチルアミノメタン)(325mL)をトルエン(1.9L)に溶かし、4時間加熱還流した。混合物を蒸留し、最小撹拌体積まで濃縮し(110℃)、次いで、トルエン(1.9L)を添加した。反応物を、最小撹拌体積まで再蒸留し、室温に冷却した。トルエン(1.8L)およびイソプロピルヒドラジンヒドロクロリド(135g)を添加し、その溶液を5時間加熱還流した。反応物を室温に冷却し、次いで、クエン酸(10%水溶液、2×150mL)および水(200mL)で洗浄し、次いで、有機層を、最小撹拌体積まで蒸留した。メタノール(2L)を添加し、最小撹拌体積まで蒸留した。これを、メタノールで繰り返した。その溶液をメタノール(2.5L)に再び溶かし、N−ブロモスクシンイミド(176g)を一度に添加した。溶液を23℃で2時間撹拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液(5重量%、0.5L)を添加し、混合物を15分間撹拌した。反応混合物を蒸留(45℃、210mm Hg)によって約0.5Lまで濃縮し、次いで、2−メチルテトラヒドロフラン(2.5L)を添加した。15分間撹拌した後に、水性層を廃棄した。有機層を約0.2Lに濃縮し、テトラヒドロフラン(0.5L)を添加した。その混合物に、テトラヒドロフラン中のカリウムtert−ブトキシド溶液(1.9L、1M溶液)を添加した。その溶液を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に冷却した後に、塩酸水溶液(1N、2.2L)を20分かけて添加した。その混合物を室温で20分間撹拌し、次いで、層を分離した。水性層を除去し、酢酸エチル(1.75L)で逆抽出した。合わせた有機層を水(1L)で洗浄し、有機層を蒸留によって濃縮した(溶媒4Lを除去)。酢酸エチル(1.8L)を添加し、その溶液を最小撹拌体積まで濃縮した。酢酸エチル(3L)およびメタノール(0.8L)を添加し、その溶液を0℃に冷却した。塩化アセチル(401mL)を20分かけて滴加し、その溶液を0℃で4時間撹拌した。沈澱物を窒素下での濾過によって収集した。濾液を酢酸エチル(0.5L)で洗浄し、真空炉中、40℃で乾燥して、I−1A−1eをオフホワイト色の固体(241g)として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.43 (s, 1 H), 5.32-5.42 (m, 1 H), 3.15 - 3.25 (m, 4 H), 2.89
(s, 2 H), 2.64 (s, 2 H), 1.69 - 1.90 (m, 4 H), 1.37 - 1.45 (m, 6 H); +ESI (M+H)
= 248.4
Figure 2016534091
1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
2−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(15g)をテトラヒドロフラン(500mL)に入れ、ジメチルホルムアミド(329uL)および塩化オキサリル(22.1mL)を添加した。反応溶液を周囲温度で16時間撹拌した。その溶液を真空中で濃縮し、残渣をジクロロメタンに入れ、減圧下で濃縮した(×2)。得られた酸塩化物に、テトラヒドロフラン(500mL)、1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン(25.9g)およびトリエチルアミン(71.2mL)を添加した。その溶液を室温で16時間撹拌した。その反応物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(250mL)を添加し、その溶液を5分間撹拌した。層を分離し、水性層を1:1 酢酸エチル/テトラヒドロフランで抽出した。有機層を合わせ、酢酸エチル(1L)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で薄黄色の固体に濃縮した。固体を温メタノール(300mL)に溶かし、次いで、加熱還流した。その溶液に、酢酸エチル350mLを添加し、溶媒300mLを蒸留によって除去した。追加の酢酸エチルを、70℃の内部温度に達するまで、滴加した。その溶液を3時間かけて室温に冷却した。固体を濾過によって収集し、真空炉(40℃)中で16時間乾燥して、標題化合物を白色の固体(20.5g、59%)として得た:+ESI MS(M+H)406.5;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm 12.25 - 12.33 (m, 1 H), 7.35 - 7.51 (m, 3 H), 7.05 - 7.16 (m, 1
H), 5.16 - 5.31 (m, 1 H), 3.32 - 3.58 (m, 4 H), 2.77 (s, 2 H), 2.57 (s, 2 H),
1.40 - 1.52 (m, 4 H), 1.32 (d, J=6.45 Hz, 6 H).
本実施例では、この例において用いられる出発原料2−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸は、その互変異性型2−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−6−カルボン酸(2−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸としても知られている)としても存在し、それぞれ、同じCAS No.709−19−3によって指定されていることを理解されたい。本例は、2−メチルベンゾイミダゾリル基について2種の互変異性型の化合物の一方として上記で図示されていること、および1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンは、下記のとおりに図示される互変異性型1−イソプロピル−1’−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボニル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンと同義であることをさらに理解されたい:
Figure 2016534091
(実施例2)
Figure 2016534091
1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
ジクロロメタン(15mL)中の7−メトキシ−2−ナフトエ酸(202mg、1.00mmol)および1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン(329mg、1.05mmol)の溶液に、トリエチルアミン(304mg、3.00mmol)を、次いで、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(149mg、1.10mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(211mg、1.10mmol)を添加し、反応物を15時間撹拌した。次いで、混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(20〜100%の1:9酢酸エチル中メタノール/ヘプタン、24g RediSep(登録商標)Goldカラム)によって精製して、1−イソプロピル−1’−(7−メトキシ−2−ナフトイル)−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン342mg(79%)を無色の泡として得た。+ESI(M+H)432.3;1H NMR (600 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.38 - 1.50 (m, 6 H) 1.53 (br. s.,
1 H) 1.60 (br. s., 1 H) 1.71 (br. s., 2 H) 2.60 (s, 2 H) 2.81 (s, 2 H) 3.47 (d,
J = 14.7 Hz, 2 H) 3.79 (d, J = 14.1 Hz, 1 H) 3.86 (br. s., 1 H) 3.92 (s, 3 H)
5.37 (dt, J = 13.4, 6.5 Hz, 1 H) 7.13 (d, J = 2.4 Hz, 1 H) 7.19 (dd, J = 9.4,
2.4 Hz, 1 H) 7.31 (d, J = 9.4 Hz, 1 H) 7.38 (s, 1 H) 7.74 (d, J = 8.8 Hz, 1 H)
7.76 - 7.79 (m, 2 H)
(実施例3)
Figure 2016534091
1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
Figure 2016534091
1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
標題化合物を、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2012/0270893号の実施例25、ステップ1において記載されている方法と同様の方法によって調製した。+APCI(M+H)474.6;1H NMR (400 MHz, CDCl3, δ): 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.55 (d, J = 8.2
Hz, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.16 (dd, J = 8.1, 1.3 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 9.2 Hz,
1 H), 5.36 (五重線, J = 6.6 Hz, 1 H), 3.31 - 3.96 (m, 4
H), 2.79 (s, 2 H), 2.58 (s, 2 H), 1.55 - 1.75 (m, 4 H), 1.52 (s, 9 H), 1.44 (d,
J = 6.4 Hz, 6 H).
Figure 2016534091
1’−[(2−アミノキノリン−7−イル)カルボニル]−1−イソプロピル−1,4−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(6H)−オントリフルオロ酢酸塩
トリフルオロ酢酸(0.90mL、12mmol)を、1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン(50mg、0.11mmol)に添加した。反応物を3時間、70℃に加熱し、次いで、室温に冷却し、終夜撹拌し続けた。反応物を濃縮乾固し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物(41mg、93%)を得た。Waters Atlantis dC18 4.6×50mm、5μm、カラム;移動相A:水中の0.05%TFA(v/v);移動相B:アセトニトリル中の0.05%TFA(v/v);勾配:4.0分で95%A/5%Bから直線的に5%A/95%Bへ、5%A/95%Bで5分間保持;流速:2.0mL/分を使用して、HPLC保持時間2.11分を測定した。+ESI(M+H)418.2;1H NMR (500 MHz, CD3OD,
δ) 8.36 (d, J=9.27 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=8.05 Hz, 1 H),
7.66 (s, 1 H), 7.53 (dd, J=8.17, 1.34 Hz, 1 H), 7.44 (s, 1 H), 7.12 (d, J=9.27
Hz, 1 H), 5.39 (五重線t, J=13.23, 6.68 Hz, 1 H), 3.91 (br.
s., 1 H), 3.76 (br. s., 1 H), 3.46 (br. s., 2 H), 2.92 (s, 2 H), 2.67 (d,
J=7.81 Hz, 2 H), 1.74 (br. s., 2 H), 1.59 (br. s., 2 H), 1.43 (br. s., 6 H).
1’−[(2−アミノキノリン−7−イル)カルボニル]−1−イソプロピル−1,4−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(6H)−オン
(実施例4)
Figure 2016534091
1’−(2−(tert−ブチルアミノ)キノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
標題化合物を、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2012/0270893号の実施例25、ステップ1において記載されている方法と同様の方法によって調製した。+APCI(M+H)474.6;1H NMR (400 MHz, CDCl3, δ): 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.55 (d, J = 8.2
Hz, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.16 (dd, J = 8.1, 1.3 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 9.2 Hz,
1 H), 5.36 (五重線, J = 6.6 Hz, 1 H), 3.31 - 3.96 (m, 4
H), 2.79 (s, 2 H), 2.58 (s, 2 H), 1.55 - 1.75 (m, 4 H), 1.52 (s, 9 H), 1.44 (d,
J = 6.4 Hz, 6 H).
(実施例5)
Figure 2016534091
1’−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オン
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2011/0111046号の実施例10A−1に記載されているとおりに調製することができる。
(実施例6)
Figure 2016534091
5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2011/0111046号の実施例11A−9において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例7)
Figure 2016534091
2’−(tert−ブチル)−1−(1−メトキシイソキノリン−7−カルボニル)−4’,6’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,5’−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン]−7’(2’H)−オン
参照により本明細書に組み込まれるWO2012/056372の実施例55において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例8)
Figure 2016534091
2’−(tert−ブチル)−1−(1H−インダゾール−5−カルボニル)−2’H−スピロ[ピペリジン−4,5’−ピラノ[3,2−c]ピラゾール]−7’(6’H)−オン
参照により本明細書に組み込まれるWO2009/144554の実施例1.074において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例9)
Figure 2016534091
Soraphen(登録商標)
商業的に購入することができる。
(実施例10)
Figure 2016534091
1’−(1−シクロプロピル−4−メトキシ−1H−インドール−6−カルボニル)−6−(1H−テトラゾール−5−イル)スピロ[クロマン−2,4’−ピペリジン]−4−オン
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2008/0171761号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例11)
Figure 2016534091
5−(1−イソプロピル−7−オキソ−1,4,6,7−テトラヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−1’−カルボニル)−1H−インダゾール−3−カルボニトリル
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2011/0111046号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例12)
Figure 2016534091
(S)−N−(4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)フェニル)ブタ−3−イン−2−イル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2006/0178400号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例13)
Figure 2016534091
N−(1−(4−(6−(4−プロポキシフェノキシ)ピリジン−3−イル)フェニル)エチル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれるBMCL 2009、5872、cmpd 11a/11bにおいて記載されているとおりに調製することができる。
(実施例14)
Figure 2016534091
4’−(6−(5−カルバモイルピリジン−3−イル)−4−オキソスピロ[クロマン−2,4’−ピペリジン]−1’−カルボニル)−2’,6’−ジエトキシ−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボン酸
参照により本明細書に組み込まれるWO2010/002010において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例15)
Figure 2016534091
N−(2−(2−((6−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)プロピル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれるWO2007/095601において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例16)
Figure 2016534091
(1R,4S)−N−((S)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロピル)−4−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホンアミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド
参照により本明細書に組み込まれるWO2011/0637306において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例17)
Figure 2016534091
2,2,2−トリフルオロエチル5−(テトラデシルオキシ)フラン−2−カルボキシラート
米国特許出願公開第2012/0208807号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例18)
Figure 2016534091
イソプロピル5−(テトラデシルオキシ)フラン−2−カルボキシラート
米国特許出願公開第2012/0208807号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例19)
Figure 2016534091
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル5−(テトラデシルオキシ)フラン−2−カルボキシラート
米国特許出願公開第2012/0208807号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例20)
Figure 2016534091
1−(3−(2−ブチル−4−オキソ−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカ−1−エン−8−カルボニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−3−エチル尿素
参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2009/0253725号において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例21)
Figure 2016534091
(S)−N−(1−(3−(2−(4−(シクロプロピルメトキシ)フェノキシ)チアゾール−5−イル)イソオキサゾール−5−イル)エチル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれるWO2007/095602において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例22)
Figure 2016534091
N−(1−(4−(2−(4−(シクロプロピルメトキシ)フェノキシ)チアゾール−5−イル)フェニル)エチル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれるWO2007/095603において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例23)
Figure 2016534091
(S)−N−(4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)フェニル)ブタン−2−イル)アセトアミド
参照により本明細書に組み込まれるWO2008/079610において記載されているとおりに調製することができる。
(実施例24)
Figure 2016534091
3−(4’−(N−((1S,4r)−4−((S)−3−フェニルモルホリン−4−カルボニル)シクロヘキシル)スルファモイル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)プロパン酸
参照により本明細書に組み込まれるWO2011/0637306において記載されているとおりに調製することができる。
生物学的プロトコル
患者において尋常性ざそうを治療および/または予防する際の本発明の化合物の有用性を、下記のin vitroおよびin vivoアッセイにおける活性によって実証することができる。そのようなアッセイはまた、本発明の化合物の活性を、他の既知の化合物の活性と比較することができる手段を提供する。
ACC1およびACC2の活性の直接的阻害
本発明の化合物のACC阻害活性を、標準的な手順に基づく方法によって実証した。本発明の化合物でのACC1およびACC2活性の直接的阻害を、組換えヒトACC1(rhACC1)(配列番号1)および組換えヒトACC2(rhACC2)(配列番号2)の調製物を使用して決定した。
rhACC1の調製
全長ヒトACC1 cDNAを含有する組換えバキュロウイルスに感染したSF9細胞2リットルを、氷冷溶解緩衝液(25mM トリス、pH7.5;150mM NaCl;10%グリセロール;5mMイミダゾール(EMD Bioscience;Gibbstown、NJ);2mM TCEP(BioVectra;Charlottetown、Canada);ベンゾナーゼヌクレアーゼ(10000U/細胞ペースト100g;Novagen;Madison、WI);EDTA非含有プロテアーゼ阻害薬カクテル(1tab/50mL;Roche Diagnostics;Mannheim、Germany)に懸濁させた。細胞を、3サイクルの冷凍−解凍によって溶解させ、40,000×gで40分(4℃)遠心した。上清を、HisTrap FF粗製カラム(GE Healthcare;Piscataway、NJ)上にそのまま装填し、20カラム体積(CV)にわたって、イミダゾール勾配で0.5Mまで溶離した。ACC1含有画分をプールし、25mMトリス、pH7.5、2mM TCEP、10%グリセロールで1:5希釈し、CaptoQ(GE Healthcare)カラムに直接装填し、20CVにわたって、NaCl勾配で1Mまで溶離した。ホスファート基を、ラムダホスファターゼ(100U/10μM標的タンパク質;New England Biolabs;Beverly、MA)と共に4℃で14時間インキュベーションすることによって、精製ACC1から除去し;オカダ酸を添加して(1μM最終濃度;Roche Diagnostics)、ホスファターゼを阻害した。精製ACC1を、4℃での6時間の透析によって、25mMトリス、pH7.5、2mM TCEP、10%グリセロール、0.5M NaClに交換した。アリコートを調製し、−80℃で冷凍した。
rhACC1阻害の測定
Costar #3676(Costar、Cambridge、MA)384ウェルプレート内で、Transcreener ADP検出FPアッセイキット(Bellbrook Labs、Madison、Wisconsin)を使用し、50μM ATP反応についての製造者推奨条件を使用して、hACC1をアッセイした。このアッセイのための最終条件は、50mM HEPES、pH7.2、10mM MgCl、7.5mM クエン酸三カリウム、2mM DTT、0.1mg/mL BSA、30μMアセチル−CoA、50μM ATPおよび10mM KHCOであった。典型的には、10μl反応を、25℃で120分間実行し、Transcreener停止および検出緩衝液10μlを添加し、その組合せを、室温でさらに1時間インキュベートした。Envision Fluorescenceリーダー(PerkinElmer)で、620励起Cy5 FP汎用デュアルミラー、620励起Cy5 FPフィルター、688発光(S)および688(P)発光フィルターを使用して、データを得た。
rhACC2の調製
ヒトACC2阻害を、精製組換えヒトACC2(hrACC2)を使用して測定した。簡単には、ACC2の全長Cytomaxクローンを、Cambridge Bioscience Limitedから購入し、配列決定し、PCDNA5 FRT TO−TOPO(Invitrogen、Carlsbad、CA)にサブクローニングした。ACC2を、テトラサイクリン誘導によってCHO細胞において発現させ、グルタミン、ビオチン、ハイグロマイシンおよびブラストサイジンを含むDMEM/F12 5リットル中に、1μg/mLテトラサイクリン(Invitrogen、Carlsbad、CA)と共に採取した。次いで、ACC2を含有する馴化培地を、Softlink Soft Release Avidinカラム(Promega、Madison、Wisconsin)に施与し、5mMビオチンで溶離した。ACC2 4mgを、0.05mg/mLの濃度(A280によって決定)で、95%の推定純度(A280によって決定)で溶離した。精製ACC2を、50mMトリス、200mM NaCl、4mM DTT、2mM EDTAおよび5%グリセロール中で透析した。プールしたタンパク質を凍結し、−80℃で貯蔵したが、解凍の際に、活性が失われることはなかった。ACC2活性を測定し、ACC2阻害を評価するために、試験化合物をDMSOに溶かし、rhACC2酵素に、1%の最終DMSO濃度を有する5倍ストックとして添加した。
ヒトACC2阻害の測定
Costar #3676(Costar、Cambridge、MA)384ウェルプレート内で、Transcreener ADP検出FPアッセイキット(Bellbrook Labs、Madison、Wisconsin)を使用し、50uM ATP反応についての製造者推奨条件を使用して、hACC2をアッセイした。このアッセイのための最終条件は、50mM HEPES、pH7.2、5mM MgCl、5mMクエン酸三カリウム、2mM DTT、0.1mg/mL BSA、30μMアセチル−CoA、50μM ATPおよび8mM KHCOであった。典型的には、10μl反応を、25℃で50分間実行し、Transcreener停止および検出緩衝液10μlを添加し、その組合せを、室温でさらに1時間インキュベートした。Envision Fluorescenceリーダー(PerkinElmer)で、620励起Cy5 FP汎用デュアルミラー、620励起Cy5 FPフィルター、688発光(S)および688(P)発光フィルターを使用して、データを得た。
上記の組換えhACC1および組換えhACC2 Transcreenerアッセイを使用しての結果を、下記の表1にまとめる。
培養ヒト脂腺細胞における新規脂質生成の阻害
SZ95脂腺細胞を、ヒト脂腺細胞成長培地(HSGM)(10%熱不活化ウシ胎児血清、1%ペニシリン/ストレプトマイシン、1mM塩化カルシウムおよび5ng/mL組換えヒト表皮成長因子(Life Tech: PHG0311)を補充されたSebomed(登録商標)培地(Biochrom:F8205))中で成長させた。集密度90%で、細胞をPBSで3回洗浄し、次いで、0.05%トリプシン−EDTAで剥離した。細胞を遠心し、10%チャコール処理血清(charcoal−stripped serum)(Life Tech:12676−029)を含有するHSGM中に再懸濁した。次いで、細胞を、24ウェルプレートに0.25×10細胞/ウェルの密度で播種し、培養プレートへの細胞接着を可能にするために終夜インキュベートした。
細胞を、用量応答の化合物で処理し、各用量を3連でアッセイした。簡潔には、化合物を、DMSOストックに溶かし、チャコール処理培地中で1:1000希釈した。化合物を含まない0.1%DMSOを、ビヒクル対照として使用した。化合物またはビヒクルと共に1時間予備インキュベートした後に、0.25μCi14C−酢酸(American Radiolabeled Chemicals:ARC0158B)を各ウェルに添加した。次いで、プレートをさらに2時間インキュベートした。インキュベーション期間の終了時に、細胞をインキュベーターから取り出し、氷上に置き、次いで、氷冷PBSで2回洗浄して、遊離14C−酢酸を除去した。プレートを密封し、分析するまで−20℃で貯蔵した。
125μl哺乳動物タンパク質抽出試薬(MPER、Pierce:78505)を各ウェルに添加した。プレートを室温で1時間振盪して、溶解を誘発した。溶解産物を個々の1.5mLポリプロピレン管に移し、ウェルをPBS175μlで洗浄し、これを、溶解産物に添加した。次いで、1:1(v/v)クロロホルム:メタノール溶液450μlを各管に添加し、次いで、すべての管を10秒間ボルテックス処理し、室温で5分間、20,000×gで遠心して、水性相と有機相とを分離した。25μlアリコートを、各試料の下部有機層から取り出し、OptiPhase supermix(PerkinElmer:1200−439)シンチレーション液6mLに添加した。脂質に組み込まれた14Cのカウントを、シンチレーションカウントによって評価した。EC50値を決定するために、DNL(脂質に組み込まれた14Cのカウント)を、化合物で処置された細胞について、ビヒクル対照で処置された細胞におけるDNLと比較して表した。試験した化合物のサブセットでは、各試料の有機層の第2のアリコート(3×35μl)を取り出し、TLCレーン(Analtech Silica Gel G Plates)に施与した。放射標識された脂質を、2溶媒系を使用して分割した。溶媒1は、酢酸エチル:イソプロピルアルコール:CHCl3:MeOH:0.25%KClの100:100:100:40:36混合物を含有し、溶媒2は、ヘキサン:ジエチルエーテル:酢酸の70:27:3混合物を含有した。TLCプレートを窒素下で30分間乾燥し、[14C]−較正物質を、空のレーンに添加した。Phosphorimagerスクリーンに18〜36時間曝露した後に、Molecular Dynamics’ Storm 860 PhosphorImagerシステムを使用して、バンドを可視化および定量した。
上記の培養ヒト脂腺細胞における新規脂質生成の阻害についての結果を、下記の表1にまとめ、用量応答曲線(ビヒクル対照に対するパーセントとしてプロットした)を、実施例1および実施例3について図2において示す。脂腺細胞脂質クラスに対する実施例3の効果をビヒクルと対比して、TLCを使用して可視化したものを図4において示す。
Figure 2016534091
健常ヒトボランティアにおける循環および皮脂脂質に対するDNLの寄与の評価
皮脂および循環脂質に対するDNLの寄与を、無作為化平行研究において評価したが、その際、それぞれ5人の対象からなる4コホートを、手順のタイミングが異なる4アームに無作為化した。対象は、18歳および50歳を含む18〜50歳の健常な男性または女性ボランディアであった。健常であるとは、詳細な病歴、血圧(BP)および脈拍数測定、12−リード心電図(ECG)、ならびに臨床検査を含む全理学的検査によって同定される臨床関連異常がないことと定義された。肥満指数は、18および28kg/mを含む18〜28kg/mであった。
エントリー基準を満たした適格な対象を、重水(O)の複数回経口負荷用量を投与するために、0日目に、約24時間、Clinical Trial Research Center(CTRC)に入院させた。CTRCに入院滞在している間に、対象は、合計480mLの70%重水負荷用量を、それぞれ60mLの8用量に分けて投与された。これらのアリコートを、24時間の期間にわたって3時間ごとに経口投与した。すべての対象が、1日経口重水用量(70%O60ml)を14日目まで摂取し続けた。体水分O濃縮を評価するために、2日目に、対象に、唾液試料を得るように頼んだ。
すべての対象が、外来訪問のために、5回(フォローアップ訪問を含む)CTRCに戻った。対象を、4および14日目、7および14日目、11および14日目または14日目に行う皮脂収集のために無作為化した。すべての外来訪問の際に、体水分(血漿から)中の重水濃縮を決定するために、かつVLDL−脂質を決定するために、血液試料を採取した。血液および皮脂収集のタイミングをずらすことで、14日間にわたる種々の時点で、脂質生合成に対するDNLの脂肪酸寄与への重水素組み込みを評価することができた。この目的は、脂肪酸への重水素の組み込みを評価するために使用する定常状態を確立することと、脂質生合成に対するDNLの寄与分を評価することであった。各コホートは、この連続したDNLに対するデータポイントを提供したが、DNLの時間経過は、皮脂腺分泌生成物についてまだ定義されていなかった。
皮脂収集日に、皮脂脂質を、Sebutape(登録商標)を使用して収集した。sebutape(登録商標)を適用する前に、皮膚を、石鹸および水で洗浄することによって壊死組織片を落として清浄化し、ヘキサンで飽和させたガーゼパッドで拭うことによって脱脂した。皮膚が乾燥したら、Sebutape(登録商標)Test Stripを、脱脂したピンセットを使用して、その裏紙から剥がし、静かに圧力をかけて、清浄化された表面に貼り付け、適切な接着を確実にした。テープを取り扱う人は、手術用手袋を着用した。3つのパッチを、次の領域に置いた:両頬上に1パッチ(眼の中心線の尾側)および額上に1パッチ(眼の中心線の頭側)。3時間後に、パッチを剥がし、酸で洗浄されたTeflonキャップ付きスクリューキャップバイアルに入れた。
体水分O濃縮(前駆体プールの濃縮)を、血漿および唾液試料においてアセチレン法で測定した(Previsら、1996)。血漿試料をまた、10℃で、50.4 Ti Beckmanローター内で30分間、40,000rpmで超遠心に2回かけて、キロミクロンを除去し、3回目の超遠心ステップ(10℃で、50.4 Ti Beckmanローター内、40,000rpmで18時間)を続けて、超低密度リポタンパク質(VLDL)画分を単離した。次いで、そのVLDLを、薄層クロマトグラフィー(TLC)によってリポタンパク質トリグリセリド(TG)を単離するために使用した。全脂質を皮脂試料から、クロロホルム:メタノールで抽出した。次いで、VLDL−TG脂肪酸および皮脂全脂肪酸を、ガスクロマトグラフィー/質量分光(GC/MS)分析に備えて、脂肪酸メチルエステルにエステル交換した。DB−17または同等カラムを、パルミチン酸のM0〜M2アイソトポマーを表す質量/電荷比(m/z)270〜272の電子衝撃イオン化イオンを用いる脂肪酸メチルエステルの同位体濃縮分析のために使用した。過剰のM2(EM2)および過剰のM1(EM1)試料濃縮を、未標識標準での天然存在量濃縮(並行して実行)を試料濃縮から差し引くことによって決定した。
肝臓新規脂質生成に由来する(すなわち、アセチル−CoA前駆体から「新たに」生じた)組織パルミタートの割合を、質量アイソトポマー分布分析(MIDA)を使用して、KineMed(Emeryville、CA)によって計算した。簡潔には、EM1を、実験データから決定した。次いで、これを使用して、既知のn(ポリマーにおける繰り返しサブユニットの数、パルミタートでは22)および測定されたpによって、pとEM1との間の既知の関係を使用して、すべてのパルミタートが新たに合成された場合の漸近線(A)または最大可能パルミタート濃縮を計算することができた。次いで、実際の濃縮を漸近線と比較することによって、パルミタートの合成分を決定する:
パルミタートDNL分=EM1/AまたはDNL(%)=EM1/A×100
データを、皮脂脂質および循環脂質(VLDLトリグリセリド)に対する新規合成パルミタートの寄与率として経時的に表すが、定常状態の値またはそれに近似した値は、脂質プールに対するDNL由来パルミタートの寄与率を反映する。データを図1に示す。
健常ヒトボランティアにおける皮脂レベルに対する実施例1の効果
他の点では健常な過体重または肥満の対象を、Clinical Research Instituteに入院させ、実施例1(200mg BID)またはプラセボを連続して14日間経口投与した。処置の2日前ならびに研究の13および14日目(処置後)に、皮脂産生を、Sebumeter(登録商標)測定によって評価し、皮脂を、脂質成分の同定および定量化のために収集した。Sebumeter(登録商標)測定および皮脂収集を行う皮膚領域を準備するために、その皮膚表面を、あらゆる脂質および壊死組織片から清浄化すべきである。額および頬上の標的領域を、油吸収性の組織またはガーゼを使用して優しく吸い取る。吸い取った後に、70%エタノール溶液中に予浸しておいたワイプまたはガーゼパッドを、額および頬を拭くために使用した。清浄化の後に、皮膚を乾燥させ、皮脂測定を、清潔な較正されたSebumeter(登録商標)SM 815(Courage + Khazaka、Koln、Germany)を使用して、製造者の指示に従って、清浄化後5分目および3時間目に行った。Sebumeter(登録商標)によって決定された皮脂レベルを、プラセボおよび実施例1で処理した対象での処置前基線からの相対変化として表し、図4に示す。
sebutape(登録商標)技術を、皮脂収集のために使用した。ほぼ午前9時に、顔を清浄化し、清浄化後5分目にSebumeter測定をした後に、4枚のSebutape(登録商標)ストリップを施与した。2枚のパッチを左右に、眼の中心線の頭側の額の上に置き、2枚のパッチを、眼の中心線の尾側の頬の上に置いた。Sebutape(登録商標)を、脱脂したピンセットを使用して、その裏紙から剥がし、静かに圧力をかけて、表面に貼り付け、適切な接着を確実にした。テープを取り扱う人は、手術用手袋を着用した。1時間後に、4枚のパッチを剥がした。左の2枚のパッチおよび右の2枚のパッチを、酸で洗浄されたTeflonキャップ付きスクリューキャップバイアルに入れた。
皮脂脂質種を、Metabolonによって、それらのTrueMass(登録商標)技術プラットホームを使用して、Sebutape(登録商標)試料から定量化した。これらの皮脂試料の分析によって、個別の皮脂脂質クラスに対する実施例1の効果をプラセボと対比して評価することが可能であった。これらのデータを、プラセボおよび実施例1で処置された対象での処置前基線からの相対変化として表す。個別の対象レベル、および信頼区間と共に平均を示しているボックスプロットを、皮脂トリグリセリド、ワックス状エステルおよび遊離脂肪酸について示す(図5)。
Syrianハムスターにおけるマロニル−CoAレベルに対するACCiの影響の評価
約10週齢の雄のSyrianゴールドハムスターを、標準的なハムスター飼料および水を自由に摂らせて飼育した。局所送達のための実施例3を、70:30(エタノール:プロピレングリコール)からなるビヒクル中の溶液として100mg/mlの濃度で調製した。単回用量(5ul/耳)の局所投与をハムスターの耳に、ピペット(2〜10ul)の先端を投与順序に従って2分間隔で付着させて施与した。投与のタイミングによって、製剤を約1平方cm面積全体に均一に展開させ、ケージに動物を戻す前に、吸収/乾燥させることができた。経口投与についても同様に、明サイクルに入って2時間目に、10mL/kgの用量体積を投与して、例8またはビヒクル(20mMトリス pH7.4中の1%ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセタートスクシナート)100mg/kgを単回強制経口投与として、各ハムスターに2分間隔で送達した。用量投与の1時間後に、動物を、CO窒息によって屠殺した。
簡潔には、耳皮膚試料を、次の手法でマロニル−CoA分析のために調製した。1つの8mm遠位生検パンチ(8mm直径のSklar Tru−punch−Sklar Instrumentsを使用)(動物1匹当たり2つ)を、試料面積を正規化するために、耳軟骨内の解剖学的「V」のすぐ上で採取した。次いで、パンチを、2層に分割した(前方および後方)。前方(前)表面を、急速冷凍(−80℃)し、分析のために保持した。
冷凍した組織を、ポリトロンを使用し、2mLポリプロピレン製遠心管内で、5%氷冷トリクロロ酢酸1mL中で均質化した。中間体内部標準溶液の10μLアリコートを、各ホモジネートおよび最終較正溶液にスパイクし、短時間ボルテックス処理した。ホモジネートを、4℃で5分間、14,000rpmで遠心した。固相抽出の前に、Watersガラス真空マニホールドを使用して、Waters C18 Oasis(30mg)固相抽出カートリッジを、メタノール1mL、続いて、水1mLで整えた。上清および較正溶液を、固相抽出カートリッジに装填し、続いて、水2.5mLで洗浄し、メタノール1mLで、13×100mmガラス製試験管に溶離した。メタノール上清を、1mL96ウェルポリプロピレンプレート上に装填し、30℃、窒素下で蒸発させた。試料を、10mM炭酸水素アンモニウム(pH9.5)100μLで再構成し、96ウェルプレートを密封した後に、プレートボルテクサー(plate vortexer)内で、2分間ボルテックス処理した。組織マロニル−CoAレベルは、Metabolomics Laboratory Sanford−Burnham Medical Research Institute(Orlando、Fl)がLCMSによって決定した。ハムスター耳皮膚マロニル−CoAレベルを、ビヒクル対照に対するパーセントとして表し、図6においてプロットする。
Syrianハムスターにおける循環および皮脂脂質に対するDNLの寄与の評価
体重150〜200gの雄のSyrianゴールドハムスター(22〜23週齢)を、標準的なハムスター飼料を自由に摂らせ、12時間明暗サイクルで飼育した。O標識の開始時に、動物に、3.5ml/kgの8%O溶液を午前中に腹腔内注射し、その後、8%Oを自由に摂らせて、1、4、7、14または20日間のいずれかにわたり飼育した(各日数n=6)。適切な標識期間の完了後に、CO窒息によって、ハムスターを屠殺し、組織を除去し、液体窒素で急速冷凍した。血液約4〜5mlを、心臓スティック(cardiac stick)を介して心嚢で得て、次いで、BD Vacutainer Plus Plastic KEDTA管(cat#368589)に移した。血漿を、室温で10分間、1300RCFで遠心することによって血液から分離し、ただちに、別の管に移し、ドライアイス上で冷凍した。ハムスター耳介(耳)を、パンチ生検(8mm直径Sklar Tru−punch−Sklar Instrumentを使用)によって切除した。パンチ生検を、試料収集面積を標準化するために、各耳の耳軟骨内の解剖学的「V」のすぐ上で採取した。次いで、パンチを、2層に分割した(前方および後方)。前方(前)表面を、分析のために保持した。肝臓試料では、2分枝の中葉(bifurcated medial lobe)を切除し、生理食塩水ですすぎ、滅菌吸収紙の上に葉の切断末端を置き、毛管現象を使用することによって、血液を排出させた。次いで、肝臓葉を、液体窒素中で急速冷凍した。質量アイソトポマー分布分析(MIDA)(Hellerstein、1999)を使用して、皮脂および循環脂質に対するDNLの寄与率を決定するために、組織および血漿をKineMed(Emeryville、CA)に送付した。データを、皮脂脂質および循環脂質(血漿トリグリセリド)に対する新規合成パルミタートの寄与率として経時的に表すが、定常状態の値またはそれに近似した値は、脂質プールに対するDNL由来パルミタートの寄与率を反映している。データを図7において示す。
SyrianハムスターにおけるDNLに対する経口および局所ACCiの効果
約10週齢の雄のSyrianゴールドハムスターを、標準的なハムスター飼料および水を自由に摂らせて飼育した。実験日に、明サイクルに入って2時間目に、10mL/kgの用量体積を投与して、例8または対のビヒクル(20mMトリス pH7.4中の1%ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセタートスクシナート)100mg/kgを単回強制経口投与として、各ハムスターに、2分間隔で送達した。局所送達のための実施例3を、70:30(エタノール:プロピレングリコール)からなるビヒクル中の溶液として100mg/mlの濃度で調製した。単回用量(5ul/耳)の局所投与をハムスターの耳に、ピペット(2〜10ul)の先端を投与順序に従って2分間隔で付着させて施与した。投与のタイミングによって、製剤を約1平方cm面積全体に均一に展開させ、ケージに動物を戻す前に、吸収/乾燥させることができた。ACCi投与から1時間後に、2分間隔のタイミングフォーマットに従って、各動物に、14C標識アセタート(生理食塩水中で希釈したARC0158B)の腹腔内注射を投与した。各動物に、体重に基づき個別に計算した量の14Cアセタート(0.1μCi/2μlの投与体積におけるg/g)を投与した。1時間後に、14Cアセタート注射動物を、CO窒息によって屠殺した。
新規脂質生成決定(脂質への14Cの組み込み)のために、肝臓および耳皮膚を収集した。簡単には、合計で肝臓約400mgの2つの肝臓パンチを、各動物の2分枝の中葉から収集し(8mm直径Sklar Tru−punch−Sklar Instrumentを使用)、生理食塩水ですすぎ、吸い取って乾燥させた。組織を、NaOH(2.5Mの1.5mL)を含有する、予め計量しておいたガラス製管(PTFEライニング付きキャップを備えたPyrex9826 − 16×125mm)に入れた。
耳皮膚試料を、次の手法で分析のために調製した。1つの8mm遠位生検パンチ(8mm直径のSklar Tru−punch−Sklar Instrumentsを使用)(動物1匹当たり2つ)を、試料収集面積を標準化するために、耳軟骨内の解剖学的「V」のすぐ上で採取した。次いで、パンチを、2層に分割した(前方および後方)。前方(前)表面を、分析のために保持した。前方皮膚を、NaOH(2.5Mの1.5mL)を含有する、予め計量しておいたガラス製管(PTFEライニング付きキャップを備えたPyrex9826 − 16×125mm)に入れた。
研究が完了した後に、NaOH中の肝臓および耳皮膚試料を計量し、この重量を、収集された組織の質量を計算するために使用した。組織が完全に分解するまで(約4〜6時間、加熱の間、穏やかなボルテックス処理を2〜3時間)、キャップを締めた管を、乾燥炉(約60℃)内で加熱した。分解および冷却の後に、無水エタノール(2.5mL)を各試料に添加した。管のキャップを再び締め、60秒間、激しく混合し(ボルテックス処理)、室温で終夜沈降させた。石油エーテル(4.8mL)を各管に添加し、キャップを再び締め、試料を激しく混合した(60秒)。試料をSorvall RT6000(1500×gで5分間)内で遠心して、有機相および水性相を分離した。得られた上部有機相を、穏やかに吸引して除去し、廃棄した。濃HCl(12Mの0.6mL)を、各試料の残りの水性相(界面物質を含む)に添加し、キャップを締め、60秒間激しくボルテックス処理した。酸性化水性相を、石油エーテル(4.8mL)で抽出し、次いで、Sorvall RT6000(1500×gで5分間)内で遠心して、有機相および水性相を分離した。上部有機相を20mLシンチレーションバイアルに除去/収集し、キャップを締めた。残りの水性相(界面物質を含む)を、石油エーテル(4.8mL)で再び抽出した。60秒の激しいボルテックス処理の後に、試料を、Sorvall RT6000(1500×gで5分間)内で遠心して、有機相および水性相を分離した。上部有機相を除去し、先行する抽出物と共に、20mlシンチレーションバイアル内にプールした。プールした有機抽出物を、Nの穏やかなフロー(約2時間)下、室温で、蒸発乾固した。Aquasol−2シンチレーション液(10mL)(または他の適合するシンチレーション液)を各バイアルに添加し、ボルテックス処理の後に、試料を、適切なシンチレーションカウンター(例えば、Wallac Rack−Beta 1409 LSC)内でカウントした。
抽出後の有機相に存在する14Cアセタートから14Cカウントへの変換は、DNLを表した。データを、ビヒクル対照に対するパーセントして表し、図8においてプロットする。
Syrianハムスターにおけるハムスター耳トリグリセリド含有率に対するACC阻害の効果の評価
体重150〜200gの雄のSyrianゴールドハムスター(22〜23週齢)を、標準的なハムスター飼料を自由に摂らせ、12時間明暗サイクルで飼育した。ハムスターを、例8またはビヒクル(20mMトリスpH7.4中の1%ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセタートスクシナート)30mg/kgで、1日1回19日間処置した。研究期間の終了時に、動物を、CO窒息によって安楽死させた。ハムスター耳介(耳)を、パンチ生検(8mm直径Sklar Tru−punch−Sklar Instrumentを使用)によって切除した。パンチ生検を、試料収集面積を標準化するために、各耳の耳軟骨内の解剖学的「V」のすぐ上で採取した。次いで、パンチを、2層に分割した(前方および後方)。前方(前)表面を、分析のために保持した。肝臓試料では、2分枝の中葉を切除し、生理食塩水ですすぎ、滅菌吸収紙の上に葉の切断末端を置き、毛管現象を使用することによって、血液を排出させた。次いで、肝臓葉を、液体窒素中で急速冷凍した。2つのQiagen 3mm Tungstenビーズを、ハムスター耳皮膚の個別の前方生検を含有する管に、均質化緩衝液(メタノール:水 1:1v/v)500ulと共に添加した。試料を、Qiagen Tissuelyserで25の振動数で5分間均質化した。耳皮膚トリグリセリド含有率を、AB SCIEX Qtrap 5500で、LC−MSによって決定した。均質化の後に、脂質をホモジネートから、200nMの濃度で次の内部標準:グリセリルトリヘプタデカノアート、1,2−ジノナデカノイン、コレステリルヘプタデカノアート、1,2−ジラウロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1−ヘプタデカノイル−2−ヒドロキシ−sn−グリセロ−3−ホスホコリンおよびパルミトイル−L−カルニチン−(N−メチル−d)ヒドロクロリドを含有するジクロロメタン:イソプロパノール:メタノール(25:10:65、v/v/v)で抽出した。次いで、脂質抽出物を、AB Sciex QTRAP 5500質量分析計に連結されたWaters Acquity UPLCを使用してUPLC−MS/MSによって分析した。脂質クラスを、Waters Acquity UPLC BEH300 C4カラム、1.7um、2.1×50mmでの逆相クロマトグラフィーによって分離した。次いで、脂質種を、多重反応モニタリング(MRM)モードで陽イオンエレクトロスプレーイオン化を使用する質量分析計で分析した。LCクロマトグラムピークの集積を、AB Sciex MultiQuantソフトウェアで行った。ハムスター耳皮膚トリグリセリドレベル(mg/g組織)を、ビヒクルおよび例8について、図9においてプロットした。
薬物動態学的薬物相互作用
7種の主要なP450アイソフォーム(CYP3A、CYP1A2、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19およびCYP2D6)を阻害する実施例1の能力を、患者の肝臓ミクロソームおよびプローブ基質を使用して調査した。in vitro研究から決定された>30μMのIC50値に基づき、実施例1は、CYP3A、CYP1A2、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19またはCYP2D6がクリアランスの一次機構を構成する化合物との競合的薬物動態学的薬物相互作用を実証するとは予測されない。
ヒト研究の考察
実施例1を、180人の対象に投与すると、安全で、一般に忍容性が良好であることが見出された。800mgまでの単回経口用量(分割用量)を、健常な痩身の対象および過体重の対象に投与し、14日間までで400mg(200mg BIDとして投与)までの繰り返し用量を、健常な対象ならびに2型糖尿病で過体重および肥満の対象に投与した。観察された有害事象の頻度において、用量−または期間関連の増大はなく、最大許容用量は確立されなかった。実施例1の経口吸収は急速であり、中央Tmaxは、絶食状態では投与の約1〜2時間後に、かつ摂食状態では約3〜4時間後に生じた。食物は、その速度をやや低下させたが、食物のタイミングに関わらず、実施例1の吸収の規模を低下させることはなく、投与を支援した。実施例1での終末相半減期は、約10〜13時間であった。曝露(AUCおよびCmax)は、600mgまでの単回投与では、用量に比例して増大した。
超低密度リポタンパク質トリグリセリド(VLDL−TG)および皮脂を含む様々な脂質プールに対するDNLの相対的寄与を査定するために、方法研究を健常な対象で行った。研究によって、患者の皮脂は、他の脂質プールと比較して、限局性DNLに非常に依存していることが明らかになった。
実施例1は、プラセボと比較して、処置対象において、基線から皮脂レベルを>49%低下させた。具体的な脂質クラスをさらに分析することによって、皮脂における主な脂質クラスである皮脂トリグリセリドが、プラセボと比較して66%低下したことが実証された。同じくDNLに依存している皮脂遊離脂肪酸およびワックス状エステルのレベルが、プラセボ処置対象と比較して、実施例1処置対象では、それぞれ、約49%および53%低減した。
まとめると、実施例1は、健常ヒトボランティアにおけるDNLを80%まで用量依存的に抑制して、基線と比較して皮脂の産生を49%低減する二重ACC1/ACC2阻害薬である(図4)。具体的な脂質クラスの分析によって、皮脂における主要な脂質クラスである皮脂トリグリセリドが66%低下したことが実証された(図5)。同じくDNLに依存している皮脂遊離脂肪酸およびワックス状エステルのレベルも、プラセボ処置対象と比較して、実施例1処置対象において低減した(図5)。対照的に、DNLに依存していない遊離コレステロールは、プラセボと比較して、変化を示さなかった。同じくDNLに依存していないスクアレンレベルは、プラセボと比較して、2.6倍の増大を示した。
放射ACC1およびACC2阻害アッセイの説明
ACC阻害研究のために、試験化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶かし、10μM〜0.3nMの範囲の最終化合物濃度を用いる11ポイント用量応答で実行するために、DMSO中で連続希釈した。1μLのアリコートを、反復試験で96ウェルプレートに添加し、同体積のDMSOを対照ウェルに添加した。酵素溶液を、50mM HEPES(pH7.5)、10mM MgCl、10mMクエン酸三カリウム、6mM DTT、0.75mg/mL BSAおよび0.8μg/mL ACCを含有する緩衝液中で、37℃で30分間活性化させた。10分間の酵素−化合物プレインキュベーションの後に、室温で、ドラフトチャンバー内で、基質溶液(2.4mMアセチル−CoA、38.4mM KHCO、1.6mM NaH[14C]Oおよび8.0mM ATPを含有)を添加することによって、反応を開始した。1ウェル当たり100μLの最終アッセイ体積は、46mM HEPES(pH7.5)、7.5mM MgCl、7.5mMクエン酸三カリウム、2.8mM DTT、0.5mg/mL BSA、2.0mM ATP、600μMアセチル−CoA三リチウム塩、9.6mM炭酸水素カリウム、0.6μg/mL hACC1または2および0.4mM NaH[14C]O(58mCi/mmol)からなった。20分後に、3N塩酸(HCl)を添加することによって、反応を停止させたが、その際、未反応のNaHCOがCOとして随伴して遊離した。プレートを、50℃で終夜乾燥して、[14C]Oを完全に遊離させた。翌日、水30μLを、[14C]マロニル−CoAを含有する乾燥ウェルに添加し、続いて、OptiPhase Supermix液体シンチレーション液95μLを添加した。プレートを激しく振盪し、密封し、Micrbeta LSCルミネセンスカウンターに移して、各アッセイウェル中の14Cの量を定量化した。
放射アッセイの結果を、表2において示す。
Figure 2016534091
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Claims (8)

  1. にきびを治療するための医薬品の製造における、ACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩の使用。
  2. にきびを治療するための医薬品の製造における、ACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種のその薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用。
  3. 患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における、ACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩の使用。
  4. 患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における、ACC阻害薬または薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種のその薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用。
  5. にきびを治療するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩の使用。
  6. にきびを治療するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種のその薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用。
  7. 患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩の使用。
  8. 患者において皮脂トリグリセリド、皮脂遊離脂肪酸、コレステロールエステルおよび皮脂ワックス状エステルを低減するための医薬品の製造における、1’−(2−アミノキノリン−7−カルボニル)−1−イソプロピル−4,6−ジヒドロスピロ[インダゾール−5,4’−ピペリジン]−7(1H)−オンまたは薬学的に許容できるその塩と少なくとも1種のその薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物の使用。
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