JP2016528935A - リント除去装置 - Google Patents

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Abstract

リント除去装置(10)であって、ハウジング(12)と;リント除去材(141)を保持するローラ(14)であって、該ローラ及びリント除去材が、ハウジング(12)によって収容されるように寸法取り・構成され、ローラ(14)及びハウジング(12)は、ローラ(14)が、ハウジング(12)から展開可能なように、構成されたローラと;ローラ(14)若しくはハウジング(12)と結合される、又はローラ(14)若しくはハウジング(12)によって形成される作動装置であって、ローラ(14)を展開するようユーザにより操作可能な作動装置(16)とを含む。

Description

本発明は、リントを除去する装置に関する。
一般的に、リントは、布や他の材料から分離し、衣服の表面及び他の表面に存在することがある短い微細な繊維を意味するものとして知られている。リントを除去する様々な方法が、当該技術分野で知られている。一般的に使用される既知のリント除去装置は、ハンドルに取着された、心棒(スピンドル)上に回転可能に取付けられたリント除去用接着剤担持材のロールから成る。使用時に、ユーザが、対象物の表面上を又は表面に沿って、心棒周りにリント除去装置を転動させると、表面上のリントが、リント除去用接着材に接着する。また、リントローラは、ペットの毛を含む毛髪、埃、及び他の粒子等のその他の物質も付着して、除去することもできる。本明細書では、用語「リント」は、そうした物質全てを包含するものとする。
リント除去材は、ロールに設けられ、それにより除去材の領域が一旦使用済みになり、リントで覆われたために粘着性がなくなると、使用済み領域が剥ぎ取られて、その下にある新たな未使用の領域が現れるようになっている。ロールには、ミシン目が入れられ、個別のシートに剥ぎ取り可能になっている。或いは、ロールの個別のシート間にはミシン目部分を含まず、ロールが、ロール周りに単に次々に配置された個別のシートを含むこともある。当該技術分野で知られるように、シートには、裏面、及びシート上の粘着材として使用される感圧性接着剤(Pressure Sensitive Adhesive:PSA)を有し、回動されると、該PSAはシートの裏面に接着できるが、ユーザによって引き剥がしてもよい。つまり、PSAの裏面への粘着力は、ユーザがロールから1枚シートを除去することで解除できる。好適には、シートは、ロールに対するバイアスに沿って、即ち斜めに、ミシン目を入れられてもよい、又は分離されてもよい。
しかしながら、既知のリント除去装置には幾つかの課題がある。既知の装置は、かなり大きく、携帯し難い。リント除去用接着材は、ロール周りに常に露出されるため、特に輸送時に、リント除去用接着材は、埃や意図しない物を付着することがある。これにより、接着材のリントを除去する効果が薄れるだけでなく、接着材が、リント、毛髪、埃、及びゴミ屑で覆われると、極めて見場も悪くなる。更に、これは、より多くのリント除去用粘着材のシートが使用されることを意味する。また、既知のリントローラでは、良好なユーザ体験を提供していない。既知のリントローラ組立体のいくつかの実施例が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
これらの課題を解決するために、幾つかの取り組みがなされており、例えば、特許文献3では、可搬型リント除去装置を開示している。しかしながら、この出願では、リント除去装置が嵩張り、操作し難いため、上記課題を十分に対処しているわけではない。
特許文献4では、眼鏡ケースのような別途ケースを含み、そのためかなり嵩張る、更なるローラ組立体について開示している。
また、特許文献5では、ヒンジ式ハウジング中にある接着剤でコーティングされた材料のロールについて開示している。
更なる従来技術のリント除去装置が、特許文献6に記載されている。この装置では、リントのロールも、分裂又は分割ケーシングに含まれている。
更なる従来技術のリント除去装置が、特許文献7及び特許文献8に開示されている。
英国特許第2257618(A)号 欧州特許第0966915(A1)号 米国特許出願公開第2011/0078866A1号 米国特許出願公開第2012/0284939A1号 米国特許出願公開第2005/0183223A1号 国際公開第83/01734号 ドイツ実用新案公報第1993135U号 特開2007−319462A号公報
本発明は、上記課題を解決しようとするコンパクトで携帯可能なリントを除去する装置に関する。
本発明では、リント除去用接着材を保持するローラは、非使用時にハウジングに収容され、それによりローラを、例えば、ハンドバッグ、パーソナルバッグ又はポケットに入れて持ち歩く際に、ローラが、接着材に付着する、或いは接着材を無効にする可能性がある埃や他の物質から保護される。また、ローラは、ユーザがハウジングから取出し易くする。当業者が以下の説明から分かるように、本発明は、従来技術より明らかに利点がある。
本発明には、以下に関する。
リントを除去する装置であって、
ハウジングと、
ローラ及びリント除去材は、ハウジングによって収容されるように寸法取りされ、構成され、ローラ及びハウジングは、ローラがハウジングから展開可能なように構成された、リント除去材を保持するローラと、
ローラ若しくはハウジングと結合される、又はローラ若しくはハウジングによって形成される作動装置(アクチュエータ)であって、ローラが展開するようユーザにより操作可能な作動装置とを含む。
有利には、ローラとハウジングは、互いに対して可動である。
便宜的に、作動装置は、ハウジングに対して回動可能である。
好適には、作動装置は、ローラがハウジングに対して横方向に移動するように構成される。
有利には、ローラは、ハウジングの対応部分と係合する少なくとも1つの径方向に突出するピンを含む。
好適には、ハウジングは、ローラの対応するピンを受容するために、少なくとも1つのスロットを含む。
便宜的に、ローラは、少なくとも1つの径方向ローラピン又はローラ螺子山によって、ハウジングの内腔にある対応する螺合部(スクリュースレッド)で、ハウジングに取付けられる。
有利には、作動装置は、ローラと結合され、ローラを展開するために、ハウジングのスロットに沿って摺動可能である。
好適には、ローラは、展開又は非展開位置へと、弾性的に付勢される。
便宜的に、ローラは、展開又は非展開位置へと、バネ付勢される。
有利には、ハウジングのスロット又はハウジングの螺合部は、ローラの展開を制限するために、引掛け装置(catch)で終端される。
好適には、本装置は、ローラの展開を制限するために、ハウジング上又は内に、切欠き(ノッチ)を更に含む。
便宜的に、ローラの近位端には、少なくとも1つのフランジを有する。
有利には、ハウジングの遠心端は、少なくとも1つの周方向リップを有する。
好適には、作動装置は、ローラと結合されるトリガである。
便宜的に、作動装置は、ハウジングの少なくとも一部によって形成され、ハウジングの更なる部分によって、少なくとも部分的に収容されるように可動である。
好適には、ハウジングは、ヒンジ部又はヒンジにより結合された、少なくとも2つの部品に分離可能である。
便宜的に、ローラは、リント除去材のロール及びピストンを含む。
好適には、ローラは、心棒(スピンドル)を更に含む。
有利には、リント除去材は、接着剤でコーティングされた基材を含む。
便宜的に、リント除去材のロールは、リント除去材が巻着される管を更に含む。
好適には、ハウジングは、筒状である。
有利には、本装置は、着脱可能なカバー、好適には金属カバーを更に含む。
有利には、カバーは、2部分から成り、片方がもう片方より長い。
便宜的に、ローラの遠心端は、キャップを備える。
好適には、リント除去材のロールをローラ上に保持するために、キャップは、ローラに接続可能である。
有利には、作動装置は、ハウジングと同軸にある螺旋体又は螺合部に接続される、又は螺旋体又は螺合部と共に形成される。
便宜的に、同軸螺旋体又は螺合部は、ローラの対応する螺合部と係合可能である。
好適には、ローラ螺合部は、ローラ上、或いはローラ上又は内に固定された走行部(トラベラ)上に設けられる。
便宜的に、ローラは、2つの分離可能な部品から成るリントスライダ要素を含む。
有利には、ローラは、少なくとも1つの、好適には2つの直径方向に対向する長手方向スロットを有する芯(コア)を含む。
好適には、ローラ螺合部は、ローラの突部によって設けられ、ローラがスライダ要素を含む場合、該スライダ要素の各部分は、突部を備え、該突部は、上記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される。
便宜的に、ローラ螺合部は、走行部の内腔によって設けられ、走行部は、上記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される突部を有する。
以下では、本発明の態様について、添付図を参照して、説明する。
(図1A)リント除去用装置の断面図を表し、ハウジング、ローラ及び作動装置を示している。 (図1B)同ローラの断面図を表している。 (図2A)本発明の装置の断面図を表している。 (図2B)本発明の装置の断面図を表している。 (図2C)図2A及び図2Bに表されたハウジングの一部に関する斜視図を表している。 (図2D)本発明の更なる装置の斜視図を表している。 (図2E)本発明の更なる装置の斜視図を表している。 本発明の装置の断面図を表している。 (図4A)本発明の装置の断面図を表している。 (図4B)図4Aの装置の側面図を表している。 本発明の装置の断面図を表している。 (図6A)本発明の装置の断面図を表している。 (図6B)図6Aの構成要素の斜視図を表している。 (図7A)本発明の装置の斜視図を表している。 (図7B)図7Aの装置の断面図を表している。 (図7C)図7Aの装置の断面図を表している。 本発明の装置の概略図を表している。 (図9A)本発明の装置のハウジングの断面図を表している。 (図9B)図9Aの装置の斜視図を表している。 (図9C)図9Aの装置の斜視図を表している。 本発明による更なる装置の分解斜視図を表している。 本発明による別の装置の分解斜視図を表している。 図11の装置と共に使用する走行部を表している。
図1乃至図11では、本発明のリント除去装置10に関する幾つかの変形例である装置とそれらの構成部品について表している。図1Aは、本発明の様々な重要な構成要素を示す汎用図である。図1Aでは、装置10は、筒状ハウジング12を含むものとして表されている。該ハウジングは、外面、及び遠位開口122を有して内室121を画成する内腔を含む。本明細書及びクレームにおいて、「遠位(distal)」は、ローラが展開される領域を言い、「近位(proximal)」は、そこから離隔してローラが展開される領域、即ちユーザによって保持及び/又は操作される領域を言う。当然ながら、ハウジング12の外面は、機能又は美観目的、例えばユーザが把持し易いように、形成されることができる。ハウジング12は、図1Bに表されるように、ローラ14を収容する。ローラは、リント除去材又はテープ141のロール142、及びピストン144に取着された心棒(スピンドル)143を含んでもよい。ローラ14は、ロール142の中心に配設される管を更に含んでもよい。リント除去材は、この管周りに巻着されてもよく、管は、心棒に取付けられてもよい。管は更に、例えば、プラスチック又は段ボールで作製されてもよい。
リント除去材は、当該技術分野で知られている。リント除去材は、リントが接着できる如何なる物質、例えば、基材の片面の接着剤、即ち、例えば、感圧接着剤(pressure−sensitive adhesive:PSA)を用いた接着テープとすることができる。
本発明の一装置は、接着剤でコーティングされた基材、即ちテープ141、のロール142が巻着されたローラ14を含む。また、ロール142は、シートになるようにミシン目が入れられていてもよい。従って、一枚のリント除去材141が使用済みになると(即ち、リントや他の物質で、それ以上のリントを効果的に付着できない程度まで被覆されると)、その下にある別の未使用のシートが現れるように、当該シートが剥ぎ取られてもよい。好適には、基材の各ミシン目が入れられたシートは、ローラ14を一周する大きさにし、それにより一枚のシートが、ローラ14の外面を被覆するようにする。リント除去材141のロール142は、ミシン目によって分離される20〜50枚のシートを含んでもよい。リント除去材141のロール142に、シート40枚を存在させるのが好ましい。リント除去材141のロール142は、取替可能にしてもよい。
以上説明したように、個々のシートは、ミシン目によって分離されなくてもよいが、単にロール上で極近接して配置されてもよい。各シートをバイアスにロール142の周りに巻着して、シートが、斜め方向に切断されるようにしてもよい。リントを付着するよう意図されるリント除去材141の前面には、感圧接着剤(PSA)を備える。リント除去材141が、ロール142周りに巻着される際に、リント除去材141の裏面は、力を加えて感圧接着剤に接着するが、この接着は、ユーザが裏面からリント除去材を剥離すると、容易に解消される程度にしてもよい。
ロール142は、固定状態の装置としてもよい、或いはロール142は、心棒143周りに回動してもよい。ローラ14は、本装置10でリント及び他の物質を除去できる手段として、機能する。
また、作動装置16も備えられ、該作動装置は、ハウジング12又はローラ14のどちらかに結合されることができる。用語「作動装置(アクチュエータ)」及びその変化形は、ローラ14をハウジング12から展開するよう操作可能な、要素、装置又はメカニズムを意味する。当然ながら、作動装置16は、以下で説明するように、様々な形を取ることができる。
図2Aで表された本発明の一装置は、回動可能な作動装置161を有し、該作動装置161は、ハウジングの内腔20上又は内に配設された螺合部(スクリュースレッド)18と結合される。ローラ14は、ピストン144の少なくとも1本のピン22によって、螺合部18に配設される。或いは、ローラ14は、ハウジングの内腔20にある螺合部18に、ピストン144の対応する螺合部(スクリュースレッド)221によって、図2Bに示されるように、ナットがボルトに螺着するのと同じ方法で、配設されてもよい。
作動装置161が回動すると、ローラ14は、ピン22若しくは複数のピン、又は対応する螺合部221が、ハウジングの螺合部18を上方に移動するにつれて、ハウジング12から展開される。作動装置161が逆方向に回動されると、ローラ14は、非展開位置へと後退される。
この装置では、ピストン144は、自由に回動しない。所望であれば、心棒143は、ピストン144に取着されてもよく、ロール142を回動可能にすべき場合に、ロール142は、心棒143の周りに回動できる。ロール142は、使用時に、例えば心棒周りに回動又は回転可能にするのが好ましい。
ハウジング12の内腔20にある螺合部18は、引掛け装置(catch arrangement)によって終端されてもよい。引掛けは、作動装置の方向、即ち非展開から展開に移行する際にローラ14が移動する方向とは逆に、配置された切欠き(ノッチ)181としてもよい。かかる引掛けの例として、図2Cを参照されたい。ピン22又は螺子山(スレッド)が切欠き181に達すると、ピン22又は螺子山は、切欠きの中に入り、ピン又は螺子山は上方にそれ以上移動できなくなり、そのため切欠きは、ハウジング12からのローラ14の最大展開量も限定する。当然ながら、ローラ装置14(ロール142及びピストン144を含む)は、例えば引張バネを用いて、非展開位置に弾性的に付勢されてもよい。そのために、ピン22は、切欠き内にしっかりと固定され、その結果バネがピンを近位端(非展開)へと付勢するため、ピン22が捕捉状態になる。
その後、作動装置161が逆方向に、即ちローラ14を展開から非展開位置へと移動させるように、回動されると、ピン22又は螺子山(スレッド)221を上方に移動させて、切欠きから出して、螺合部18に沿って下方に戻すように、バネ付勢に逆らう力が加わり、ピン22又は螺子山221は、近位端へと移動でき、それによりローラ14が、非展開位置へと移行する。
当然ながら、螺合部18の連続する溝間の間隔が大きい程、ローラ14を展開するのに必要な作動装置161の回転は少なくなる。
更なる装置では、図2D(非展開)及び図2E(展開)に遠近法で表されるように、リップクリームと同様の方法で、ローラ14は展開されることができる。ハウジングの内腔20には、螺合部18が配設、又は成形若しくは刻まれている。ハウジング内に収容されるのは、内側スリーブ201であり、該スリーブは、それを通る横スロット188を有する。ピストン144に結合されたピン22は、内側スリーブ201の横スロット188を通り、ピン22の端部は、内腔20の螺合部18に配設される。内側スリーブは、回動可能な作動装置161に接続される。ユーザが作動装置161を回動させると、内側スリーブも回動し、螺合部と横スロットの両方までピンを送り、それによりローラ14は、軸方向運動で展開されるようになる。
ユーザが逆方向に作動装置161を回動させると、内側スリーブ201は、逆方向に回動し、それによりピンが横スロット188及び螺合部18を移動して、非展開位置になる。
この装置は、ローラ14を展開位置に係止するために、図2Cで表したような、切欠きを更に含んでもよい。当然ながら、この装置は、其々図2A及び図2Bで説明されたような、展開位置又は非展開位置に付勢するバネ等、弾性付勢体も更に含んでもよい。
本発明の別の装置では、図3で表されたように、回動可能な作動装置161が、螺子24に結合され、該螺子は、この装置では中空になっているローラ140によって形成された内室に配設される。ピストン144が設けられ、ピストン144は、中央のピストン穴に螺子切り部(スレッド)222を有し、螺子切り部222は、螺子24に対応している。回動可能な作動装置161が回されると、螺子24は、作動装置に取着されているため、回動する。螺子24を回動すると、ピストン144の螺子切り部と螺子24とが対応するため、ピストン144を螺子24まで移動させて、ローラ14を展開する。同様に、回動可能な作動装置161が、別の方向に回動されると、ローラ14は、ハウジング内に後退される。
ここでもまた、螺子24の隣り合う各螺子切り部間の間隔が大きい程、ローラ14を展開するのに必要な作動装置161の回動が少なくなる。
図4で示された本発明の更なる一装置では、同装置の作動装置162は、ラジアルピンであり、該ラジアルピンは、ピストン144に結合される。作動装置162は、ローラ14をハウジング12から展開するために、ハウジング12を通り形成された横スロット26を上方に摺動できる。作動装置162がユーザによってスロット26を上方に摺動されると、ローラ14は、ハウジング12から展開される。当然ながら、作動装置又はピン162は、ボタン又はキャップによって被覆されてもよい。以下で更に説明するように、この装置では、ローラ装置14は、例えばコイルバネを使用して、非展開(閉)位置へと弾性的に付勢されてもよい。
例えばローラ14及びピストン144は、他の弾性手段を用いてもよいが、バネ28によって付勢されてもよい(図5参照)。バネは、ローラ14の展開又は非展開位置のどちらかへと付勢されてもよい。図5に示されているように、バネは、圧縮されると、ローラ14を展開位置へと付勢し、トリガ163、この場合ラジアルピンは、ローラ14が展開するのを防止する。この装置では、トリガ163は、同装置の作動装置であると理解される。ユーザが、周方向スロット321内でピン163を周方向に摺動させて、トリガ163を解除すると、ピン163は、横スロット32とでL字型を形成する周方向スロット321を横方向に移動できる。ピン163がスロット321とスロット32との間の合流点に達すると、ピン163は、バネ28の付勢のもとスロット32を自在に横方向に摺動できる。従って、ローラ14は展開される。
対応する周方向スロット322が、ハウジングの遠心端にあり、ピン163が周方向に摺動された際に、展開位置にローラ14を維持できるL字型領域を形成している。バネを再圧縮するために、ユーザは、再びピン163を保持し、該ピンをスロット322を横切り、スロット32を下り戻るように摺動する。ローラは、ピン163をスロット321を横切り戻すように摺動させることによって、非展開位置に係止されてもよい。注意すべき点として、スロット32は、周方向スロットによって形成されたL字型領域の代わりに、切欠きを備えてもよい点がある。
当然ながら、ピン又はトリガ163は、ハウジングを通り径方向内方に弾性的に付勢されてもよい。従って、ピン又はトリガ163は、ハウジングにある孔を通過するまで、径方向内方に押圧すると、バネ28は、ピン163を摺動させるよう作用し、その結果ローラ144は、スロット32を上昇する。また、当然ながら、ユーザが操作するのに、ピン又はトリガ163を、ボタン又はキャップで被覆してもよい。
図6Aに示された本発明の更なる実施形態では、ローラ14は、圧縮されたバネ28によって展開位置へと付勢されている。ローラ14は、近位端にあるフランジ34と共に、ハウジング12の遠位端にある対応する寸法の周方向リップ36を用いて、ハウジング12内に保持される。作動装置又はトリガ164は、ローラ14に結合されるピンであり、該ピンは、図6Bに表されたように、L字型スロット38に対応する大きさになっている。作動装置又はトリガ164が操作されると、ピン164がスロット38の水平部分381を周方向に摺動することによって、ピンは、スロット38に沿って上方に移動し、それによりローラ14が展開される。その後、ローラ14は、バネ28を圧縮し、ピンをスロット38に沿って下方に摺動させ、スロット381を横切りピン164を周方向に摺動させて、係止位置に固定することによって、非展開位置に戻される。当然ながら、ユーザが押圧し易くするために、任意のキャップをローラ14の遠心端に存在させて、本装置の使用に役立ててもよい。
また、当然ながら、フランジ34及び周方向リップ36は、本発明の他の装置において、存在させてもよい。
本発明の装置では、様々な形状及び大きさのスロット及びピンが、ローラ14の軸及び回転運動を制限するために、使用されてもよい。様々なスロット及びピンが、展開又は非展開位置にローラ14を係止するために、使用されてもよい。
図7Aに図示された本発明の更なる装置では、ハウジング12は、ローラ14を露出するために、ハウジング12の残部の周囲を回転する少なくとも1つのセクション165を有してもよい。図7Bに表されたように、本装置において作動装置を形成するのは、ハウジングセクション165である。図7Bに表されたように、作動装置165が概ね中心の軸の周りを回転して、ハウジング12内に部分的又は全体的に格納されると、ローラ14の一部が展開し、使用可能な状態になる。
作動装置165が軸の周りを反対方向に回転すると、図7Cに表されたように、完全に円筒状のハウジング12を形成し、ローラ14が非展開となる。当然ながら、図7B及び図7Cに表されたように、ユーザが握って、ハウジング12内のセクション165を回転させる、例えば、ハウジングの回転可能部165上のハンドル又は隣接部(アバットメント)のような、把持可能な素子1650を備えてもよい。
図8に図示された本発明の別の装置では、ハウジング12は、例えば12Aと12Bのような2つ以上の部分にハウジングを分割できるように、少なくとも1つの横スプリットを有しても良い。ハウジングの12Aと12Bの部分は、図示の通り、半円形の横断面を有する。図8に表されたように、12Aと12Bは、ヒンジ装置40によりピストン144に結合されてもよい。ハウジングセクションがヒンジ装置40の周りを動く際、図8に表されたように、ローラ14が展開される。ヒンジ40の概略図は図8のとおりであるが、如何なるヒンジ装置であっても採用できる。
図9Aと図9Cに図示された本発明の一装置では、クラムシェル型装置において、ハウジング120は少なくとも1つのジョイント120と、少なくとも1つの横スプリット1210を含んでも良い。図9Bのように、ハウジング12が開いた際にローラ14が展開する。ジョイント120は、ハウジング12の可撓セクションであってもよい。ジョイント120の他の例としては、ヒンジや接続(ジョイン)タイプがある。
図10は、特に本発明の好適実施形態について表している。図10の実施形態は、図3で表された実施形態と若干似ており、可能な箇所には、同一参照番号が使用される。この実施形態では、作動装置(アクチュエータ)161は、螺子201又は別の固定手段によって螺合される螺旋体24に取着されるキャップである。本装置のメインハウジング12は、スナップフィットでアクチュエータキャップ161に取着され、キャップ161は、ハウジング12周りに回動可能である。図示されたように、ハウジング12は、ハウジングの他の部分と比べて、直径が狭い部分を含み、該部分は、作動装置161内に嵌合、及びスナップフィットするように寸法取りされて、構成され、スナップフィットは、キャップ161によって解除されるハウジング12のリップを含む。
図10に表示された実施形態では、ローラ14は、フランジ209を有する芯202を含む。フランジ209は、芯202がハウジング12の狭い領域内に、芯がハウジングに対して回動できないようにして、留められる。そのために、当然ながら、一度組付けられると、芯202は、ハウジング12内に留められ、螺旋体24が、芯202を通る。キャップ161と螺旋体24は、ハウジング12と芯202に対して一緒に回動可能であり、螺旋体は、芯及びハウジングに対して、同軸である。
図示した実施形態では、芯202は、2つの直径方向に対向する長手方向スロット208を備える。図10の実施形態では、略円筒形である芯202が、2つの半体203a及び203bに分かれるリントスライダ203によって囲まれている。図10から分かるように、リントスライダの2つの半体203a及び203bは、例えば、スライダ半体長に沿って走るスナップフィットによって、長手方向に互いに留められる。しかしながら、或いは、これらの部品は、一緒に成形されてもよい、又は例えば接着剤によって、互いに固定されてもよい。
図示されたように、各半体203a及び203bは、其々の近位端に、突部(ラグ)222(半体203bの突部は、同図では視認できないが、存在している)を備える。本装置の組立て中、2つの半体203a及び203bは、各突部222が芯の各スロット208を通過し、芯によって画成される内部空間内へと、突部が突出するようにして、互いに留められる。そのために、突部222は、ローラに対する内部螺合部を形成する、即ち、突部222は、比較的広い螺旋体である、螺旋体24の螺子切り部に係合する。
従って、組立て後、使用中に、ハウジング12(静止状態のままで、ユーザによって保持されている)に対する作動装置(キャップ161)の相対的な回動により、これもまた静止している芯302内で螺旋体24を回動させる。突部222が螺旋体24内に挿入されると、リントスライダ203は、突部222がスロット208に沿って押し進められるにつれて、芯302に対して巻上げられる。作動装置が一方向に回動されると、それにより、リントスライダを、ハウジング12から突出させ、その結果展開される。スライダ203の移動は、スロット208の遠位端によって制限され、それによりスライダ203は、所定程度まで突出できるが、それ以上は突出できず、ハウジング12から完全に螺脱されないようになる。作動装置を逆方向に回動することにより、スライダ203を、非展開位置に戻せる。
リント除去材のロール142は、前図の通り、その外側にリント除去材のロールが巻着された管である。ロール142は、リントスライダ203の外側周りに固定されるように、寸法取りされ、構成される。リントスライダ203の一方の半体203bは、リントスライダ203の端部から突出するツマミ204を備えることが、見て取れる。使用中、ロール142がリントスライダ203に固定された後に、詰め替え用(レフィル)キャップ205が、この組合せ装置の先端に配置されてもよい。つまり、リントロール142は、リントスライダ203上に配置され、次に詰め替え用キャップ205が、リントスライダ及びリント詰め替え部の端部上に配置され、該端部を被覆する。詰め替え用キャップ205は、下方に突出するリムを備え、該リムは、ロール142の内側、及びリントスライダ203上に嵌合する。また、詰め替え用キャップ205は、ツマミ204に対応する開口部206を備える。従って、詰め替え用キャップ205は、ツマミ204が開口部(アパーチャ)206と係合すると、当該技術分野で既知の方法で、ツマミ204とのスナップフィットを形成する。
図10に表されるように、しかし必要とは限らないが、ハウジング12は、カバー207によって被覆されてもよく、カバー207は、プラスチック又は金属等の任意の材料で作製でき、加飾金属とするのが好ましい。また、必ずしも作動装置161を被覆する必要はないが、更なる対応するキャップ200で任意に該作動装置を被覆してもよい。例えば、カバー207が金属である場合、キャップ200は、装置全体が、装飾的な、又は審美的に優れた単一の金属カバーによって被覆されるように、同じ金属材料製としてもよい。
本装置は、新たなリントロールを再装填又は詰め替えし易くしてもよい。これは、単に、リントスライダ203の端部からキャップ205を取り外すことによって、達成される。これは、キャップ205の開口部206とスライダ203のツマミ204とをスナップフィット結合することで、容易に達成される。当該技術分野で知られるように、スナップフィット結合は、ツマミ204と対応する開口部206の曲率半径に応じて耐久度を変化させられる。ツマミが比較的滑らかで丸みを帯びている場合、詰め替え用キャップ205の開口部206からツマミを取り出すのに必要な力は、ユーザによって容易に供給されるかも知れない。キャップ205が取り外されると、空のリントロール又は使用済みリントロール142を取除いて、新たなリントロール142と交換されてもよい。また、注目すべきは、スライダ203上に配置された際のリントロール142は、スライダ203周りに回動可能であり、それにより使用中に、ユーザは、リントロール142を被掃除面上で回動させられる点である。リントロール142は、スライダ203の近位端にある直径が大きな領域、及びキャップ205にある直径が大きな領域によって、スライダ203上に保持される。
更なる実施形態(図示せず)では、螺旋装置24を無くしてもよく、上述した他のメカニズムの1つが使用できる。例えば、螺旋体24及び対応する螺子切り部222を無くして、リントスライダ203は、ユーザによって、例えば望遠鏡のように、ハウジング12から単に引き出されるようにしてもよい。これは、図1に関して説明した装置と同じである。リントスライダを維持、つまりロール142を運転(展開)位置に維持する様々な手段が、上述したように使用されてもよく、これらの別のメカニズムは、図10の装置に適用されるものとして、当業者に見なされるべきである。
更なる別の実施形態が図11で表されており、この実施形態は、多くの点で、図10の装置に対応しているため、同じ参照番号が使用されている。ここでの主な相違点は、突部222によって螺合部を設ける代りに、ローラに、走行部(トラベラ)300を更に備える点である。走行部300は、図12で拡大されている。走行部300は、略円筒体301をしており、径方向に突出する突部(ラグ)303、及び内部螺合部を備える内腔302を有する。走行部300は、芯202によって画成される内部空間内に嵌合するように、寸法取りされ、構成され(同様に、図示されたような円筒形であり)、芯(コア)202内部で長手方向に上下移動してもよい。走行部300の突出した突部303は、芯202のスロット208を(即ち、図10における、突部222に関して外側から内にとは逆に、内側から外に)通る。組立てを容易にするために、芯202は、スロット208の長さに沿って少なくとも1つの切込部(カットアウト)210を備える。切込部210は、走行部が切込部を通過でき、そのために芯202の内側に配置可能するのに十分な大きさにする。
図11の装置では、スライダ203の2つの半体203a及び203bは、直径方向に対向するソケット305を備え、該ソケットは、走行部の突部303を受容するよう寸法取りされ、構成される。そのために、組立て中、走行部300は、芯202の内側に、切込部210を介して配置され、突部303がスロット208を通り突出する。スライダ203の半体が、その後一体化され、突部303は、対応するソケット305内に配設される。よって、走行部300は、スライダ203内に捕捉されるが、スロット208内の突部303により、走行部とスライダの結合体が、芯の長手方向に上下移動可能になる。走行部300の螺合部302は、螺旋体24の螺合部と係合され、それにより本装置は、図10で説明されたのと全く同様に機能するようになる。
使用し易くするために、リントロール142をキャップ205と共に消費者に販売すると有効であろう、そのため本発明で想定されている。
また、本装置の発明者は、特に図10及び図11で説明されたような、本装置に関する理想的な寸法が、長さ約100〜150mm、好適には130mmであることを発見した。本装置の対応する断面直径は、約25〜40mm、好適には30〜35mm、最も好適には33.7mmとすることができる。これらの大きさでは、本発明の装置が、ポケット、財布又はハンドバッグのいずれかに入れて、ユーザが持ち歩きし易くできる。
本発明の装置では、ハウジング12は、ユーザによって把持可能である。把持可能なハウジングの利点は、ハウジングが、本装置の操作でユーザを補助する点である。
ローラ14の遠心端には、着脱可能なキャップ又は蓋が設けられている。このキャップは、ハウジング12に大きさを合せてあり、それによりローラ14が非展開位置にある際に、キャップが、装置に対する保護蓋になる。キャップは、ローラ14に、例えばスナップフィット又は螺嵌によって、固定されてもよいが、キャップを固着するための他の方法が、使用されてもよい。キャップの利点は、キャップは、ハウジング内部に埃やゴミが入るのを防いで、上述したように本装置の使用にも役立つ点である。
本発明の一装置では、装置用カバーを設けてもよい。カバーは、本装置全体を完全に被覆してもよい、又はカバーは、作動装置の一部が被覆されないように、本装置を部分的に被覆してもよい。カバーの利点は、ユーザにとって審美的に優れるように適合されてもよい点である。カバーは、スナップフィット又は螺嵌又は当該技術分野で既知の他の手段によって、本装置に固定されてもよい。
本開示は、本装置を使用する方法を更に含む。使用中、本装置は、対象物の表面から不要物を除去する、例えば衣服又は他の表面からリント若しくは毛髪を除去するのに使用できる。本方法は、ローラ14を展開するために作動装置16を操作することを含む。展開位置になると、ローラ14は、リント、又は他のかかる物質を除去するのに使用されることができる。
本装置10及び本装置の部品は、例えば、プラスチック又は金属といった、目的に適した当該技術分野で知られた任意の材料で、作製されてもよい。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「展開可能(deployable)」及びその変化形は、ローラ14が、リントを除去する機能を果たすために使用可能な位置になるように、ハウジング12から露出されることを意味する。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「移動可能(moveable)」及びその変化形は、ローラ14又はハウジング12が、他方に対して移動できることを意味する。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「含む(comprises)」及び「含んでいる(comprising)」及びその変化形は、特定の特徴、ステップ又は整数が含まれることを意味する。この用語は、他の特徴、ステップ又は構成要素の存在を排除するとは解釈されないものとする。
前述の説明若しくは以下のクレーム又は添付図で開示され、特定の形状で又は開示された機能を果たす手段、又は開示された結果を得るための方法若しくは工程の観点から、適宜表現される特徴は、別々に、又はかかる特徴の任意の組合せで、様々な形で、本発明を実行するのに利用されてもよい。
10 リント除去装置
12 ハウジング
14、140 ローラ
16、161 作動装置(アクチュエータ)又はアクチュエータキャップ
18 螺合部(スクリュースレッド)
20 ハウジングの内腔
22 ピン
24 螺旋体又は螺子
26、32、38、188、208、321、322 スロット
28 バネ
34、209 フランジ
36 リップ
40 ヒンジ装置
120 ジョイント
121 内室
122 遠位開口
141 リント除去材又はテープ
142 ロール
143 心棒(スピンドル)
144 ピストン
162 作動装置(アクチュエータ)又はラジアルピン
163 トリガ又はラジアルピン
164 作動装置(アクチュエータ)又はトリガ又はピン
165 ハウジングセクション又は作動装置(アクチュエータ)
181 切欠き(ノッチ)
200 キャップ
201 内側スリーブ
201 螺子
202 芯(コア)
203 リントスライダ
204 ツマミ
205 詰め替え用(レフィル)キャップ
206 キャップの開口部(アパーチャ)
207 カバー
210 切込部(カットアウト)
221 螺合部又は螺子山(スクリュースレッド)
222 螺子切り部(スレッド)
222 突部(ラグ)
300 走行部(トラベラ)
301 円筒体
302 芯(コア)
302 内腔又は螺合部(スクリュースレッド)
303 突部(ラグ)
305 ソケット
381 スロットの水平部分
1210 横スプリット
1650 把持可能な素子
本発明は、リントを除去する装置に関する。
一般的に、リントは、布や他の材料から分離し、衣服の表面及び他の表面に存在することがある短い微細な繊維を意味するものとして知られている。リントを除去する様々な方法が、当該技術分野で知られている。一般的に使用される既知のリント除去装置は、ハンドルに取着された、心棒(スピンドル)上に回転可能に取付けられたリント除去用接着剤担持材のロールから成る。使用時に、ユーザが、対象物の表面上を又は表面に沿って、心棒周りにリント除去装置を転動させると、表面上のリントが、リント除去用接着材に接着する。また、リントローラは、ペットの毛を含む毛髪、埃、及び他の粒子等のその他の物質も付着して、除去することもできる。本明細書では、用語「リント」は、そうした物質全てを包含するものとする。
リント除去材は、ロールに設けられ、それにより除去材の領域が一旦使用済みになり、リントで覆われたために粘着性がなくなると、使用済み領域が剥ぎ取られて、その下にある新たな未使用の領域が現れるようになっている。ロールには、ミシン目が入れられ、個別のシートに剥ぎ取り可能になっている。或いは、ロールの個別のシート間にはミシン目部分を含まず、ロールが、ロール周りに単に次々に配置された個別のシートを含むこともある。当該技術分野で知られるように、シートには、裏面、及びシート上の粘着材として使用される感圧性接着剤(Pressure Sensitive Adhesive:PSA)を有し、回動されると、該PSAはシートの裏面に接着できるが、ユーザによって引き剥がしてもよい。つまり、PSAの裏面への粘着力は、ユーザがロールから1枚シートを除去することで解除できる。好適には、シートは、ロールに対するバイアスに沿って、即ち斜めに、ミシン目を入れられてもよい、又は分離されてもよい。
しかしながら、既知のリント除去装置には幾つかの課題がある。既知の装置は、かなり大きく、携帯し難い。リント除去用接着材は、ロール周りに常に露出されるため、特に輸送時に、リント除去用接着材は、埃や意図しない物を付着することがある。これにより、接着材のリントを除去する効果が薄れるだけでなく、接着材が、リント、毛髪、埃、及びゴミ屑で覆われると、極めて見場も悪くなる。更に、これは、より多くのリント除去用粘着材のシートが使用されることを意味する。また、既知のリントローラでは、良好なユーザ体験を提供していない。既知のリントローラ組立体のいくつかの実施例が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
これらの課題を解決するために、幾つかの取り組みがなされており、例えば、特許文献3では、可搬型リント除去装置を開示している。しかしながら、この出願では、リント除去装置が嵩張り、操作し難いため、上記課題を十分に対処しているわけではない。
特許文献4では、眼鏡ケースのような別途ケースを含み、そのためかなり嵩張る、更なるローラ組立体について開示している。
また、特許文献5では、ヒンジ式ハウジング中にある接着剤でコーティングされた材料のロールについて開示している。
更なる従来技術のリント除去装置が、特許文献6に記載されている。この装置では、リントのロールも、分裂又は分割ケーシングに含まれている。
更なる従来技術のリント除去装置が、特許文献7及び特許文献8に開示されている。
英国特許第2257618(A)号 欧州特許第0966915(A1)号 米国特許出願公開第2011/0078866A1号 米国特許出願公開第2012/0284939A1号 米国特許出願公開第2005/0183223A1号 国際公開第83/01734号 ドイツ実用新案公報第1993135U号 特開2007−319462A号公報
本発明は、上記課題を解決しようとするコンパクトで携帯可能なリントを除去する装置に関する。
本発明では、リント除去用接着材を保持するローラは、非使用時にハウジングに収容され、それによりローラを、例えば、ハンドバッグ、パーソナルバッグ又はポケットに入れて持ち歩く際に、ローラが、接着材に付着する、或いは接着材を無効にする可能性がある埃や他の物質から保護される。また、ローラは、ユーザがハウジングから取出し易くする。当業者が以下の説明から分かるように、本発明は、従来技術より明らかに利点がある。
本発明には、以下に関する。
リント除去装置であって、
ハウジングと、
ローラ及びリント除去材は、ハウジングによって収容されるように寸法取りされ、構成され、ローラ及びハウジングは、ローラがハウジングから展開可能なように構成された、リント除去材を保持するローラと、
ローラ若しくはハウジングと結合される、又はローラ若しくはハウジングによって形成される作動装置(アクチュエータ)であって、該作動装置は、ローラがハウジングに対して横方向に移動するように構成されることを特徴とする、ローラが展開するようユーザにより操作可能な作動装置とを含む。
有利には、ローラとハウジングは、互いに対して可動である。
便宜的に、作動装置は、ハウジングに対して回動可能である。
好適には、ローラは、ハウジングの対応部分と係合する少なくとも1つの径方向に突出するピンを含む。
有利には、ハウジングは、ローラの対応するピンを受容するために、少なくとも1つのスロットを含む。
好適には、ローラは、少なくとも1つの径方向ローラピン又はローラ螺子山によって、ハウジングの内腔にある対応する螺合部(スクリュースレッド)で、ハウジングに取付けられる。
便宜的に、作動装置は、ローラと結合され、ローラを展開するために、ハウジングのスロットに沿って摺動可能である。
有利には、ローラは、展開又は非展開位置へと、弾性的に付勢され、好適にはバネ付勢される。
好適には、ハウジングのスロット又はハウジングの螺合部は、ローラの展開を制限するために、引掛け装置(catch)で終端される。
便宜的に、本装置は、ローラの展開を制限するために、ハウジング上又は内に、切欠き(ノッチ)を更に含む。
有利には、ローラの近位端には、少なくとも1つのフランジを有する。
好適には、ハウジングの遠心端は、少なくとも1つの周方向リップを有する。
便宜的に、作動装置は、ローラと結合されるトリガである。
有利には、作動装置は、ハウジングの少なくとも一部によって形成され、ハウジングの更なる部分によって、少なくとも部分的に収容されるように可動である。
好適には、ローラは、リント除去材のロール及びピストンを含む。
便宜的に、ローラは、心棒(スピンドル)を更に含む。
好適には、リント除去材は、接着剤でコーティングされた基材を含む。
便宜的に、リント除去材のロールは、リント除去材が巻着される管を更に含む。
好適には、ハウジングは、筒状である。
有利には、本装置は、着脱可能なカバー、好適には金属カバーを更に含む。
便宜的に、カバーは、2部分から成り、片方がもう片方より長い。
好適には、ローラの遠心端は、キャップを備える。
有利には、リント除去材のロールをローラ上に保持するために、キャップは、ローラに接続可能である。
有利には、作動装置は、ハウジングと同軸にある螺旋体又は螺合部に接続される、又は螺旋体又は螺合部と共に形成される。
便宜的に、同軸螺旋体又は螺合部は、ローラの対応する螺合部と係合可能である。
好適には、ローラ螺合部は、ローラ上、或いはローラ上又は内に固定された走行部(トラベラ)上に設けられる。
有利には、ローラは、2つの分離可能な部品から成るリントスライダ要素を含む。
便宜的に、ローラは、少なくとも1つの、好適には2つの直径方向に対向する長手方向スロットを有する芯(コア)を含む。
好適には、ローラ螺合部は、ローラの突部によって設けられ、ローラがスライダ要素を含む場合、該スライダ要素の各部分は、突部を備え、該突部は、上記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される。
便宜的に、ローラ螺合部は、走行部の内腔によって設けられ、走行部は、上記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される突部を有する。
以下では、本発明の態様について、添付図を参照して、説明する。
(図1A)リント除去用装置の断面図を表し、ハウジング、ローラ及び作動装置を示している。 (図1B)同ローラの断面図を表している。 (図2A)本発明の装置の断面図を表している。 (図2B)本発明の装置の断面図を表している。 (図2C)図2A及び図2Bに表されたハウジングの一部に関する斜視図を表している。 (図2D)本発明の更なる装置の斜視図を表している。 (図2E)本発明の更なる装置の斜視図を表している。 本発明の装置の断面図を表している。 (図4A)本発明の装置の断面図を表している。 (図4B)図4Aの装置の側面図を表している。 本発明の装置の断面図を表している。 (図6A)本発明の装置の断面図を表している。 (図6B)図6Aの構成要素の斜視図を表している。 本発明による更なる装置の分解斜視図を表している。 本発明による別の装置の分解斜視図を表している。 図8の装置と共に使用する走行部を表している。
図1乃至図11では、本発明のリント除去装置10に関する幾つかの変形例である装置とそれらの構成部品について表している。図1Aは、本発明の様々な重要な構成要素を示す汎用図である。図1Aでは、装置10は、筒状ハウジング12を含むものとして表されている。該ハウジングは、外面、及び遠位開口122を有して内室121を画成する内腔を含む。本明細書及びクレームにおいて、「遠位(distal)」は、ローラが展開される領域を言い、「近位(proximal)」は、そこから離隔してローラが展開される領域、即ちユーザによって保持及び/又は操作される領域を言う。当然ながら、ハウジング12の外面は、機能又は美観目的、例えばユーザが把持し易いように、形成されることができる。ハウジング12は、図1Bに表されるように、ローラ14を収容する。ローラは、リント除去材又はテープ141のロール142、及びピストン144に取着された心棒(スピンドル)143を含んでもよい。ローラ14は、ロール142の中心に配設される管を更に含んでもよい。リント除去材は、この管周りに巻着されてもよく、管は、心棒に取付けられてもよい。管は更に、例えば、プラスチック又は段ボールで作製されてもよい。
リント除去材は、当該技術分野で知られている。リント除去材は、リントが接着できる如何なる物質、例えば、基材の片面の接着剤、即ち、例えば、感圧接着剤(pressure−sensitive adhesive:PSA)を用いた接着テープとすることができる。
本発明の一装置は、接着剤でコーティングされた基材、即ちテープ141、のロール142が巻着されたローラ14を含む。また、ロール142は、シートになるようにミシン目が入れられていてもよい。従って、一枚のリント除去材141が使用済みになると(即ち、リントや他の物質で、それ以上のリントを効果的に付着できない程度まで被覆されると)、その下にある別の未使用のシートが現れるように、当該シートが剥ぎ取られてもよい。好適には、基材の各ミシン目が入れられたシートは、ローラ14を一周する大きさにし、それにより一枚のシートが、ローラ14の外面を被覆するようにする。リント除去材141のロール142は、ミシン目によって分離される20〜50枚のシートを含んでもよい。リント除去材141のロール142に、シート40枚を存在させるのが好ましい。リント除去材141のロール142は、取替可能にしてもよい。
以上説明したように、個々のシートは、ミシン目によって分離されなくてもよいが、単にロール上で極近接して配置されてもよい。各シートをバイアスにロール142の周りに巻着して、シートが、斜め方向に切断されるようにしてもよい。リントを付着するよう意図されるリント除去材141の前面には、感圧接着剤(PSA)を備える。リント除去材141が、ロール142周りに巻着される際に、リント除去材141の裏面は、力を加えて感圧接着剤に接着するが、この接着は、ユーザが裏面からリント除去材を剥離すると、容易に解消される程度にしてもよい。
ロール142は、固定状態の装置としてもよい、或いはロール142は、心棒143周りに回動してもよい。ローラ14は、本装置10でリント及び他の物質を除去できる手段として、機能する。
また、作動装置16も備えられ、該作動装置は、ハウジング12又はローラ14のどちらかに結合されることができる。用語「作動装置(アクチュエータ)」及びその変化形は、ローラ14をハウジング12から展開するよう操作可能な、要素、装置又はメカニズムを意味する。当然ながら、作動装置16は、以下で説明するように、様々な形を取ることができる。
図2Aで表された本発明の一装置は、回動可能な作動装置161を有し、該作動装置161は、ハウジングの内腔20上又は内に配設された螺合部(スクリュースレッド)18と結合される。ローラ14は、ピストン144の少なくとも1本のピン22によって、螺合部18に配設される。或いは、ローラ14は、ハウジングの内腔20にある螺合部18に、ピストン144の対応する螺合部(スクリュースレッド)221によって、図2Bに示されるように、ナットがボルトに螺着するのと同じ方法で、配設されてもよい。
作動装置161が回動すると、ローラ14は、ピン22若しくは複数のピン、又は対応する螺合部221が、ハウジングの螺合部18を上方に移動するにつれて、ハウジング12から展開される。作動装置161が逆方向に回動されると、ローラ14は、非展開位置へと後退される。
この装置では、ピストン144は、自由に回動しない。所望であれば、心棒143は、ピストン144に取着されてもよく、ロール142を回動可能にすべき場合に、ロール142は、心棒143の周りに回動できる。ロール142は、使用時に、例えば心棒周りに回動又は回転可能にするのが好ましい。
ハウジング12の内腔20にある螺合部18は、引掛け装置(catch arrangement)によって終端されてもよい。引掛けは、作動装置の方向、即ち非展開から展開に移行する際にローラ14が移動する方向とは逆に、配置された切欠き(ノッチ)181としてもよい。かかる引掛けの例として、図2Cを参照されたい。ピン22又は螺子山(スレッド)が切欠き181に達すると、ピン22又は螺子山は、切欠きの中に入り、ピン又は螺子山は上方にそれ以上移動できなくなり、そのため切欠きは、ハウジング12からのローラ14の最大展開量も限定する。当然ながら、ローラ装置14(ロール142及びピストン144を含む)は、例えば引張バネを用いて、非展開位置に弾性的に付勢されてもよい。そのために、ピン22は、切欠き内にしっかりと固定され、その結果バネがピンを近位端(非展開)へと付勢するため、ピン22が捕捉状態になる。
その後、作動装置161が逆方向に、即ちローラ14を展開から非展開位置へと移動させるように、回動されると、ピン22又は螺子山(スレッド)221を上方に移動させて、切欠きから出して、螺合部18に沿って下方に戻すように、バネ付勢に逆らう力が加わり、ピン22又は螺子山221は、近位端へと移動でき、それによりローラ14が、非展開位置へと移行する。
当然ながら、螺合部18の連続する溝間の間隔が大きい程、ローラ14を展開するのに必要な作動装置161の回転は少なくなる。
更なる装置では、図2D(非展開)及び図2E(展開)に遠近法で表されるように、リップクリームと同様の方法で、ローラ14は展開されることができる。ハウジングの内腔20には、螺合部18が配設、又は成形若しくは刻まれている。ハウジング内に収容されるのは、内側スリーブ201であり、該スリーブは、それを通る横スロット188を有する。ピストン144に結合されたピン22は、内側スリーブ201の横スロット188を通り、ピン22の端部は、内腔20の螺合部18に配設される。内側スリーブは、回動可能な作動装置161に接続される。ユーザが作動装置161を回動させると、内側スリーブも回動し、螺合部と横スロットの両方までピンを送り、それによりローラ14は、軸方向運動で展開されるようになる。
ユーザが逆方向に作動装置161を回動させると、内側スリーブ201は、逆方向に回動し、それによりピンが横スロット188及び螺合部18を移動して、非展開位置になる。
この装置は、ローラ14を展開位置に係止するために、図2Cで表したような、切欠きを更に含んでもよい。当然ながら、この装置は、其々図2A及び図2Bで説明されたような、展開位置又は非展開位置に付勢するバネ等、弾性付勢体も更に含んでもよい。
本発明の別の装置では、図3で表されたように、回動可能な作動装置161が、螺子24に結合され、該螺子は、この装置では中空になっているローラ140によって形成された内室に配設される。ピストン144が設けられ、ピストン144は、中央のピストン穴に螺子切り部(スレッド)222を有し、螺子切り部222は、螺子24に対応している。回動可能な作動装置161が回されると、螺子24は、作動装置に取着されているため、回動する。螺子24を回動すると、ピストン144の螺子切り部と螺子24とが対応するため、ピストン144を螺子24まで移動させて、ローラ14を展開する。同様に、回動可能な作動装置161が、別の方向に回動されると、ローラ14は、ハウジング内に後退される。
ここでもまた、螺子24の隣り合う各螺子切り部間の間隔が大きい程、ローラ14を展開するのに必要な作動装置161の回動が少なくなる。
図4で示された本発明の更なる一装置では、同装置の作動装置162は、ラジアルピンであり、該ラジアルピンは、ピストン144に結合される。作動装置162は、ローラ14をハウジング12から展開するために、ハウジング12を通り形成された横スロット26を上方に摺動できる。作動装置162がユーザによってスロット26を上方に摺動されると、ローラ14は、ハウジング12から展開される。当然ながら、作動装置又はピン162は、ボタン又はキャップによって被覆されてもよい。以下で更に説明するように、この装置では、ローラ装置14は、例えばコイルバネを使用して、非展開(閉)位置へと弾性的に付勢されてもよい。
例えばローラ14及びピストン144は、他の弾性手段を用いてもよいが、バネ28によって付勢されてもよい(図5参照)。バネは、ローラ14の展開又は非展開位置のどちらかへと付勢されてもよい。図5に示されているように、バネは、圧縮されると、ローラ14を展開位置へと付勢し、トリガ163、この場合ラジアルピンは、ローラ14が展開するのを防止する。この装置では、トリガ163は、同装置の作動装置であると理解される。ユーザが、周方向スロット321内でピン163を周方向に摺動させて、トリガ163を解除すると、ピン163は、横スロット32とでL字型を形成する周方向スロット321を横方向に移動できる。ピン163がスロット321とスロット32との間の合流点に達すると、ピン163は、バネ28の付勢のもとスロット32を自在に横方向に摺動できる。従って、ローラ14は展開される。
対応する周方向スロット322が、ハウジングの遠心端にあり、ピン163が周方向に摺動された際に、展開位置にローラ14を維持できるL字型領域を形成している。バネを再圧縮するために、ユーザは、再びピン163を保持し、該ピンをスロット322を横切り、スロット32を下り戻るように摺動する。ローラは、ピン163をスロット321を横切り戻すように摺動させることによって、非展開位置に係止されてもよい。注意すべき点として、スロット32は、周方向スロットによって形成されたL字型領域の代わりに、切欠きを備えてもよい点がある。
当然ながら、ピン又はトリガ163は、ハウジングを通り径方向内方に弾性的に付勢されてもよい。従って、ピン又はトリガ163は、ハウジングにある孔を通過するまで、径方向内方に押圧すると、バネ28は、ピン163を摺動させるよう作用し、その結果ローラ144は、スロット32を上昇する。また、当然ながら、ユーザが操作するのに、ピン又はトリガ163を、ボタン又はキャップで被覆してもよい。
図6Aに示された本発明の更なる実施形態では、ローラ14は、圧縮されたバネ28によって展開位置へと付勢されている。ローラ14は、近位端にあるフランジ34と共に、ハウジング12の遠位端にある対応する寸法の周方向リップ36を用いて、ハウジング12内に保持される。作動装置又はトリガ164は、ローラ14に結合されるピンであり、該ピンは、図6Bに表されたように、L字型スロット38に対応する大きさになっている。作動装置又はトリガ164が操作されると、ピン164がスロット38の水平部分381を周方向に摺動することによって、ピンは、スロット38に沿って上方に移動し、それによりローラ14が展開される。その後、ローラ14は、バネ28を圧縮し、ピンをスロット38に沿って下方に摺動させ、スロット381を横切りピン164を周方向に摺動させて、係止位置に固定することによって、非展開位置に戻される。当然ながら、ユーザが押圧し易くするために、任意のキャップをローラ14の遠心端に存在させて、本装置の使用に役立ててもよい。
また、当然ながら、フランジ34及び周方向リップ36は、本発明の他の装置において、存在させてもよい。
本発明の装置では、様々な形状及び大きさのスロット及びピンが、ローラ14の軸及び回転運動を制限するために、使用されてもよい。様々なスロット及びピンが、展開又は非展開位置にローラ14を係止するために、使用されてもよい。
図7は、特に本発明の好適実施形態について表している。図7の実施形態は、図3で表された実施形態と若干似ており、可能な箇所には、同一参照番号が使用される。この実施形態では、作動装置(アクチュエータ)161は、螺子201又は別の固定手段によって螺合される螺旋体24に取着されるキャップである。本装置のメインハウジング12は、スナップフィットでアクチュエータキャップ161に取着され、キャップ161は、ハウジング12周りに回動可能である。図示されたように、ハウジング12は、ハウジングの他の部分と比べて、直径が狭い部分を含み、該部分は、作動装置161内に嵌合、及びスナップフィットするように寸法取りされて、構成され、スナップフィットは、キャップ161によって解除されるハウジング12のリップを含む。
図7に表示された実施形態では、ローラ14は、フランジ209を有する芯202を含む。フランジ209は、芯202がハウジング12の狭い領域内に、芯がハウジングに対して回動できないようにして、留められる。そのために、当然ながら、一度組付けられると、芯202は、ハウジング12内に留められ、螺旋体24が、芯202を通る。キャップ161と螺旋体24は、ハウジング12と芯202に対して一緒に回動可能であり、螺旋体は、芯及びハウジングに対して、同軸である。
図示した実施形態では、芯202は、2つの直径方向に対向する長手方向スロット208を備える。図7の実施形態では、略円筒形である芯202が、2つの半体203a及び203bに分かれるリントスライダ203によって囲まれている。図7から分かるように、リントスライダの2つの半体203a及び203bは、例えば、スライダ半体長に沿って走るスナップフィットによって、長手方向に互いに留められる。しかしながら、或いは、これらの部品は、一緒に成形されてもよい、又は例えば接着剤によって、互いに固定されてもよい。
図示されたように、各半体203a及び203bは、其々の近位端に、突部(ラグ)222(半体203bの突部は、同図では視認できないが、存在している)を備える。本装置の組立て中、2つの半体203a及び203bは、各突部222が芯の各スロット208を通過し、芯によって画成される内部空間内へと、突部が突出するようにして、互いに留められる。そのために、突部222は、ローラに対する内部螺合部を形成する、即ち、突部222は、比較的広い螺旋体である、螺旋体24の螺子切り部に係合する。
従って、組立て後、使用中に、ハウジング12(静止状態のままで、ユーザによって保持されている)に対する作動装置(キャップ161)の相対的な回動により、これもまた静止している芯302内で螺旋体24を回動させる。突部222が螺旋体24内に挿入されると、リントスライダ203は、突部222がスロット208に沿って押し進められるにつれて、芯302に対して巻上げられる。作動装置が一方向に回動されると、それにより、リントスライダを、ハウジング12から突出させ、その結果展開される。スライダ203の移動は、スロット208の遠位端によって制限され、それによりスライダ203は、所定程度まで突出できるが、それ以上は突出できず、ハウジング12から完全に螺脱されないようになる。作動装置を逆方向に回動することにより、スライダ203を、非展開位置に戻せる。
リント除去材のロール142は、前図の通り、その外側にリント除去材のロールが巻着された管である。ロール142は、リントスライダ203の外側周りに固定されるように、寸法取りされ、構成される。リントスライダ203の一方の半体203bは、リントスライダ203の端部から突出するツマミ204を備えることが、見て取れる。使用中、ロール142がリントスライダ203に固定された後に、詰め替え用(レフィル)キャップ205が、この組合せ装置の先端に配置されてもよい。つまり、リントロール142は、リントスライダ203上に配置され、次に詰め替え用キャップ205が、リントスライダ及びリント詰め替え部の端部上に配置され、該端部を被覆する。詰め替え用キャップ205は、下方に突出するリムを備え、該リムは、ロール142の内側、及びリントスライダ203上に嵌合する。また、詰め替え用キャップ205は、ツマミ204に対応する開口部206を備える。従って、詰め替え用キャップ205は、ツマミ204が開口部(アパーチャ)206と係合すると、当該技術分野で既知の方法で、ツマミ204とのスナップフィットを形成する。
図7に表されるように、しかし必要とは限らないが、ハウジング12は、カバー207によって被覆されてもよく、カバー207は、プラスチック又は金属等の任意の材料で作製でき、加飾金属とするのが好ましい。また、必ずしも作動装置161を被覆する必要はないが、更なる対応するキャップ200で任意に該作動装置を被覆してもよい。例えば、カバー207が金属である場合、キャップ200は、装置全体が、装飾的な、又は審美的に優れた単一の金属カバーによって被覆されるように、同じ金属材料製としてもよい。
本装置は、新たなリントロールを再装填又は詰め替えし易くしてもよい。これは、単に、リントスライダ203の端部からキャップ205を取り外すことによって、達成される。これは、キャップ205の開口部206とスライダ203のツマミ204とをスナップフィット結合することで、容易に達成される。当該技術分野で知られるように、スナップフィット結合は、ツマミ204と対応する開口部206の曲率半径に応じて耐久度を変化させられる。ツマミが比較的滑らかで丸みを帯びている場合、詰め替え用キャップ205の開口部206からツマミを取り出すのに必要な力は、ユーザによって容易に供給されるかも知れない。キャップ205が取り外されると、空のリントロール又は使用済みリントロール142を取除いて、新たなリントロール142と交換されてもよい。また、注目すべきは、スライダ203上に配置された際のリントロール142は、スライダ203周りに回動可能であり、それにより使用中に、ユーザは、リントロール142を被掃除面上で回動させられる点である。リントロール142は、スライダ203の近位端にある直径が大きな領域、及びキャップ205にある直径が大きな領域によって、スライダ203上に保持される。
更なる実施形態(図示せず)では、螺旋装置24を無くしてもよく、上述した他のメカニズムの1つが使用できる。例えば、螺旋体24及び対応する螺子切り部222を無くして、リントスライダ203は、ユーザによって、例えば望遠鏡のように、ハウジング12から単に引き出されるようにしてもよい。これは、図1に関して説明した装置と同じである。リントスライダを維持、つまりロール142を運転(展開)位置に維持する様々な手段が、上述したように使用されてもよく、これらの別のメカニズムは、図7の装置に適用されるものとして、当業者に見なされるべきである。
更なる別の実施形態が図8で表されており、この実施形態は、多くの点で、図7の装置に対応しているため、同じ参照番号が使用されている。ここでの主な相違点は、突部222によって螺合部を設ける代りに、ローラに、走行部(トラベラ)300を更に備える点である。走行部300は、図9で拡大されている。走行部300は、略円筒体301をしており、径方向に突出する突部(ラグ)303、及び内部螺合部を備える内腔302を有する。走行部300は、芯202によって画成される内部空間内に嵌合するように、寸法取りされ、構成され(同様に、図示されたような円筒形であり)、芯(コア)202内部で長手方向に上下移動してもよい。走行部300の突出した突部303は、芯202のスロット208を(即ち、図7における、突部222に関して外側から内にとは逆に、内側から外に)通る。組立てを容易にするために、芯202は、スロット208の長さに沿って少なくとも1つの切込部(カットアウト)210を備える。切込部210は、走行部が切込部を通過でき、そのために芯202の内側に配置可能するのに十分な大きさにする。
図8の装置では、スライダ203の2つの半体203a及び203bは、直径方向に対向するソケット305を備え、該ソケットは、走行部の突部303を受容するよう寸法取りされ、構成される。そのために、組立て中、走行部300は、芯202の内側に、切込部210を介して配置され、突部303がスロット208を通り突出する。スライダ203の半体が、その後一体化され、突部303は、対応するソケット305内に配設される。よって、走行部300は、スライダ203内に捕捉されるが、スロット208内の突部303により、走行部とスライダの結合体が、芯の長手方向に上下移動可能になる。走行部300の螺合部302は、螺旋体24の螺合部と係合され、それにより本装置は、図7で説明されたのと全く同様に機能するようになる。
使用し易くするために、リントロール142をキャップ205と共に消費者に販売すると有効であろう、そのため本発明で想定されている。
また、本装置の発明者は、特に図7及び図8で説明されたような、本装置に関する理想的な寸法が、長さ約100〜150mm、好適には130mmであることを発見した。本装置の対応する断面直径は、約25〜40mm、好適には30〜35mm、最も好適には33.7mmとすることができる。これらの大きさでは、本発明の装置が、ポケット、財布又はハンドバッグのいずれかに入れて、ユーザが持ち歩きし易くできる。
本発明の装置では、ハウジング12は、ユーザによって把持可能である。把持可能なハウジングの利点は、ハウジングが、本装置の操作でユーザを補助する点である。
ローラ14の遠心端には、着脱可能なキャップ又は蓋が設けられている。このキャップは、ハウジング12に大きさを合せてあり、それによりローラ14が非展開位置にある際に、キャップが、装置に対する保護蓋になる。キャップは、ローラ14に、例えばスナップフィット又は螺嵌によって、固定されてもよいが、キャップを固着するための他の方法が、使用されてもよい。キャップの利点は、キャップは、ハウジング内部に埃やゴミが入るのを防いで、上述したように本装置の使用にも役立つ点である。
本発明の一装置では、装置用カバーを設けてもよい。カバーは、本装置全体を完全に被覆してもよい、又はカバーは、作動装置の一部が被覆されないように、本装置を部分的に被覆してもよい。カバーの利点は、ユーザにとって審美的に優れるように適合されてもよい点である。カバーは、スナップフィット又は螺嵌又は当該技術分野で既知の他の手段によって、本装置に固定されてもよい。
本開示は、本装置を使用する方法を更に含む。使用中、本装置は、対象物の表面から不要物を除去する、例えば衣服又は他の表面からリント若しくは毛髪を除去するのに使用できる。本方法は、ローラ14を展開するために作動装置16を操作することを含む。展開位置になると、ローラ14は、リント、又は他のかかる物質を除去するのに使用されることができる。
本装置10及び本装置の部品は、例えば、プラスチック又は金属といった、目的に適した当該技術分野で知られた任意の材料で、作製されてもよい。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「展開可能(deployable)」及びその変化形は、ローラ14が、リントを除去する機能を果たすために使用可能な位置になるように、ハウジング12から露出されることを意味する。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「移動可能(moveable)」及びその変化形は、ローラ14又はハウジング12が、他方に対して移動できることを意味する。
本明細書及びクレームで使用される際に、用語「含む(comprises)」及び「含んでいる(comprising)」及びその変化形は、特定の特徴、ステップ又は整数が含まれることを意味する。この用語は、他の特徴、ステップ又は構成要素の存在を排除するとは解釈されないものとする。
前述の説明若しくは以下のクレーム又は添付図で開示され、特定の形状で又は開示された機能を果たす手段、又は開示された結果を得るための方法若しくは工程の観点から、適宜表現される特徴は、別々に、又はかかる特徴の任意の組合せで、様々な形で、本発明を実行するのに利用されてもよい。
10 リント除去装置
12 ハウジング
14、140 ローラ
16、161 作動装置(アクチュエータ)又はアクチュエータキャップ
18 螺合部(スクリュースレッド)
20 ハウジングの内腔
22 ピン
24 螺旋体又は螺子
26、32、38、188、208、321、322 スロット
28 バネ
34、209 フランジ
36 リップ
121 内室
122 遠位開口
141 リント除去材又はテープ
142 ロール
143 心棒(スピンドル)
144 ピストン
162 作動装置(アクチュエータ)又はラジアルピン
163 トリガ又はラジアルピン
164 作動装置(アクチュエータ)又はトリガ又はピン
181 切欠き(ノッチ)
200 キャップ
201 内側スリーブ
201 螺子
202 芯(コア)
203 リントスライダ
204 ツマミ
205 詰め替え用(レフィル)キャップ
206 キャップの開口部(アパーチャ)
207 カバー
210 切込部(カットアウト)
221 螺合部又は螺子山(スクリュースレッド)
222 螺子切り部(スレッド)
222 突部(ラグ)
300 走行部(トラベラ)
301 円筒体
302 芯(コア)
302 内腔又は螺合部(スクリュースレッド)
303 突部(ラグ)
305 ソケット
381 スロットの水平部分

Claims (32)

  1. リントを除去する装置であって、
    ハウジングと、
    ローラ及びリント除去材は、前記ハウジングによって収容されるように寸法取りされ、構成され、前記ローラ及びハウジングは、前記ローラが、前記ハウジングから展開可能なように構成されたリント除去材を保持するローラと、
    前記ローラ若しくは前記ハウジングと結合される、又は前記ローラ若しくは前記ハウジングによって形成される作動装置であって、前記ローラが展開するようユーザにより操作可能な作動装置とを含む、装置。
  2. 前記ローラと前記ハウジングは、互いに対して可動である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記作動装置は、前記ハウジングに対して回動可能である、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記作動装置は、前記ローラが前記ハウジングに対して横方向に移動するように、構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記ローラは、前記ハウジングの対応部分と係合する少なくとも1つの径方向に突出するピンを含む、請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記ハウジングは、前記ローラの対応するピンを受容するために、少なくとも1つのスロットを含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記ローラは、少なくとも1つの径方向ローラピン又はローラ螺子山によって、前記ハウジングの内腔にある対応する螺合部で、前記ハウジングに取付けられる、請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記作動装置は、前記ローラと結合され、前記ローラを展開するために、前記ハウジングのスロットに沿って摺動可能である、請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 前記ローラは、展開又は非展開位置へと、弾性的に付勢され、好適にはバネ付勢される、請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記ハウジングのスロット又はハウジングの螺合部は、前記ローラの展開を制限するために、引掛け装置(catch)で終端される、請求項6乃至9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記ローラの展開を制限するために、前記ハウジング上又は内に、切欠きを更に含む、請求項1乃至10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記ローラの近位端には、少なくとも1つのフランジを有する、請求項1乃至11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記ハウジングの遠心端は、少なくとも1つの周方向リップを有する、請求項1乃至12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記作動装置は、前記ローラと結合されるトリガである、請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。
  15. 前記作動装置は、前記ハウジングの少なくとも一部によって形成され、前記作動装置は、前記ハウジングの更なる部分によって、少なくとも部分的に収容されるように可動である、請求項1乃至14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記ハウジングは、ヒンジ部又はヒンジにより結合された、少なくとも2つの部品に分離可能である、請求項1乃至15のいずれかに記載の装置。
  17. 前記ローラは、リント除去材のロール及びピストンを含む、請求項1乃至16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記ローラは、心棒を更に含む、請求項1乃至17のいずれかに記載の装置。
  19. 前記リント除去材は、接着剤でコーティングされた基材を含む、請求項1乃至18のいずれかに記載の装置。
  20. 前記リント除去材のロールは、前記リント除去材が巻着される管を更に含む、請求項1乃至19のいずれかに記載の装置。
  21. 前記ハウジングは、筒状である、請求項1乃至20のいずれかに記載の装置。
  22. 着脱可能なカバー、好適には金属カバーを更に含む、請求項1乃至21のいずれかに記載の装置。
  23. 前記カバーは、2部分から成り、片方がもう片方より長い、請求項22に記載の装置。
  24. 前記ローラの遠心端は、キャップを備える、請求項1乃至23のいずれかに記載の装置。
  25. リント除去材のロールを前記ローラ上に保持するために、前記キャップは、前記ローラに接続可能である、請求項24に記載の装置。
  26. 前記作動装置は、前記ハウジングと同軸にある螺旋体又は螺合部に接続される、或いは前記螺旋体又は螺合部と共に形成される、請求項1乃至25のいずれかに記載の装置。
  27. 前記同軸螺旋体又は螺合部は、前記ローラの対応する螺合部と係合可能である、請求項26に記載の装置。
  28. 前記ローラ螺合部は、前記ローラ上、或いは前記ローラ上又は内に固定された走行部上に設けられる、請求項27に記載の装置。
  29. 前記ローラは、2つの分離可能な部品から成るリントスライダ要素を含む、請求項28に記載の装置。
  30. 前記ローラは、少なくとも1つの、好適には2つの直径方向に対向する長手方向スロットを有する芯を含む、請求項26乃至30のいずれかに記載の装置。
  31. 前記ローラ螺合部は、前記ローラの突部によって設けられ、前記ローラが前記スライダ要素を含む場合、該スライダ要素の各部分は、突部を備え、該突部は、前記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される、請求項30に記載の装置。
  32. 前記ローラ螺合部は、前記走行部の内腔によって設けられ、前記走行部は、前記又は各長手方向スロットに沿って移動するように寸法取りされ、構成される突部を有する、請求項30に記載の装置。
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