JP3616350B2 - ロッド保持具及びそれを用いたパーマ整髪用巻回器 - Google Patents

ロッド保持具及びそれを用いたパーマ整髪用巻回器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はロッド保持具に関し、特にスパイラル状に髪が巻き付けられるロッドを保持するためのロッド保持具及びそれを用いたパーマ整髪用巻回器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は特願平11−185469号で本願出願人が提案した従来のロッドを用いたパーマ整髪用巻回器の外略構造を示した図であり、図11は図10のXI−XIラインから見た図である。
【0003】
これらの図を参照して、ロッド66は丸棒形状の胴体22と、胴体22の両端に接続された平板形状の一対のフラット片68a,フラット片68bとから構成されている。尚、フラット片68a,フラット片68bの各々には切欠部69及び切欠部70が形成されている。
【0004】
一方、パーマ整髪用巻回器15は筒形状の胴部16にモータ40が内蔵されており、このモータ40のモータ軸41に回転体61が脱着自在に係合している。回転体61の上部には、クリップ64が取り付けられている。そして胴部16のスイッチ63をオンすると、モータ40が駆動し、モータ軸41及び回転体61を介してクリップ64が矢印の方向に回転する。
【0005】
使用の際には、クリップ64の先端を開き、ロッド66の一方のフラット片68bをその位置に持ってきて、これをクリップ64にて挟むようにして固定する。この状態でブロック毎にスライスされた髪20の先端をロッド66の胴体22のクリップ64側の部分にセットする。次にスイッチ63をオンすると、クリップ64の回転に伴ってロッド66もその軸方向周りに回転する。これによって胴体22のクリップ64側にセットされた髪20は、胴体22上を図に示すようにスパイラル状に巻き付けられることになる。髪20の胴体22への巻付けが終了すると、クリップ64の先端を開きロッド66をクリップ64から取外す。そしてこの状態で切欠部69及び切欠部70に例えば輪ゴム等を掛け渡して、胴体22が巻戻らないように固定する。
【0006】
次に、新たなロッド66をクリップ64にセットして、同様の操作を繰返す。この作業が髪全体に対して終了すると、以降のパーマネント処理が行なわれることになる。
【0007】
このようにしてパーマ整髪用巻回器15を用いることによって、ロッド66への髪20の巻付けが効率的に行なわれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなパーマ整髪用巻回器においては、ロッド保持具たるクリップ64によってロッド66の着脱は容易であるものの、クリップ64でフラット片68bを挟むだけであるので保持状態が不安定となりやすい。すなわち、図10においては紙面を貫通する方向に対してロッド66に力が加わると、クリップ64の保時点を中心にして図11においては左右にロッド66の上部が容易に移動してしまう。
【0009】
又、ロッド66をクリップ64に取り付ける際には、クリップ64の先を開いてそこにロッド66のフラット片68bを正確に位置させる必要があり、ロッド66の迅速なパーマ整髪用巻回器15への取付ができない。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ロッドを迅速に且つ安定した状態で取付け及び取外しができるロッド保持具及びそれを用いたパーマ整髪用巻回器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、整髪すべき髪をスパイラル状に巻き付けることができ、棒状の胴体と、胴体の少なく共一方端部に接続され、胴体の外径位置の各々から斜め外方に伸びる一対の傾斜辺と、傾斜辺の各々の端部から、胴体の軸方向と平行に伸びる一対の平行辺とを有する平板状のフラット片とからなるロッドを保持するためのロッド保持具であって、弾性変形可能な材料より構成され、その軸方向の長さが平行辺の長さに一致し、且つその内面の径が平行辺の各々間の距離より僅かに小さく形成されるとともに、その内面には、胴部の軸方向に平行な少なくとも1本のリブが内方に突出するように形成され、フラット片の幅方向をその内壁で押圧することができる円筒形状の胴部と、弾性変形可能な材料より構成され、胴部の開方端に接続され、その開方部の内径がフラット片の幅方向長さより大きいラッパ状の拡大部とを備え、フラット片が胴部に装着されたとき、ロッドの引き抜きに対してフラット片に対して抵抗を与える抵抗付与手段が拡大部に設けられるものである。
【0012】
このように構成すると、ロッド保持具に装着されたロッドはロッド保持具とともに回転し、且つロッド保持具に対して抜け止め状態となる。また、フラット片が胴部に対して回転するとその平行辺の部分がリブに当接する。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、拡大部の胴部側の端部には、その内径が胴部の内径より小さい張り出し部が周方向に連続的に形成され、張り出し部はフラット片の傾斜辺の各々の一部に係合するものである。
【0016】
このように構成すると、フラット片の平行辺が胴部に装着すると張り出し部がフラット片の傾斜辺の一部に係合するものである。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明の構成において、胴部及び拡大部には、これらの軸方向に平行に伸びる少なくとも1本のスリットが形成されるものである。
【0018】
このように構成すると、胴部及び拡大部の周方向への変形が容易となる。
【0019】
請求項4記載の発明は、パーマ整髪用巻回器であって、請求項1から請求項3のいずれかに記載のロッド保持具をその胴部の先端に接続し、ロッド保持具の胴部に内蔵されたモータによってロッド保持具をその軸方向周りに回転させるものである。
【0020】
このように構成すると、ロッド保持具に容易に装着されたロッドは安定した状態でその軸周りに回転する。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、装着されたロッドはロッド保持具とともに回転し、且つロッド保持具に対して抜け止め状態となるので、ロッドがぐらつくことなく安定した装着状態が確保できるため使用勝手が向上する。また、フラット片が回転するとその平行辺の部分がリブに当接するので、それ以上のフラット辺の胴部に対する相対的な回転が確実に阻止される。
【0023】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、フラット辺の平行辺が胴部に装着されると張り出し部がフラット辺の傾斜辺の一部に係合するので、ロッドのロッド保持具からの不用意な抜けが確実に防止される。
【0024】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、胴部及び拡大部の変形が容易となるので、より安定したロッドの装着及び脱着が可能となる。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3に記載のロッド保持具の効果に加えて、迅速なロッドの装着、回転及び脱着が自在となり、効率的なパーマ整髪が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態によるロッド保持具の使用状態を説明するための概略斜視図である。
【0027】
図を参照して、パーマ整髪用巻回器15の胴部16の先端にロッド保持具17が脱着自在に取り付けられている。そしてロッド保持具17の開方端部の内方に対してロッド19が脱着自在に取り付けられている。使用に際しては、パーマ整髪用巻回器15の胴部16に位置する図示しないスイッチをオンすることによってロッド保持具17が矢印の方向に回転し、この回転に伴いロッド保持具17に取り付けられたロッド19もその軸方向周りに回転する。これによって、ブロック毎にスライスされ、回転前にロッド19のロッド保持具17側の位置にセットされた髪20は、この回転に伴いロッド19上を図に示すようにスパイラル状に巻き付けられることになる。
【0028】
図2は図1で示したロッド19の概略形状を示した図である。
【0029】
図を参照して、ロッド19は棒状の胴体22を中心として構成され、その一方端部には平板状のフラット片24が接続されている。フラット片24は胴体22に接続する部分から斜め外方に伸びる一対の傾斜辺25a,傾斜辺25bと、傾斜辺25a,傾斜辺25bの各々の端部から胴体22の軸方向に対して平行に伸びる一対の平行辺26a,平行辺26bとから構成され、その底辺部には、切欠部27が形成されている。
【0030】
一方、胴体22の他方端部には、胴体22の軸方向と平行に伸びる切欠部33が形成されており、切欠部33の一方側は長片31を構成し、切欠部33の他方側は長片31より短く形成された短片32を構成している。そして、長片31及び短片32の外面は胴体22の対応する外面に整列したものとなっている。これによって図1で示す状態からロッド19をロッド保持具17から取外し、髪20に対して所定のパーマネント処理を行った後、その状態からロッド19を髪20から引き抜くことが容易となり使い勝手が良い。
【0031】
図11で示した従来のロッド66であれば、胴体22の両端に胴体22の外形より幅広のフラット片68a,フラット片68bが形成されているため、図11で示した状態からロッド66を髪20から引き抜くことが容易ではない。このため従来では髪20のパーマネント処理が終了したのち、胴体22を反対回転させてロッド66を髪20から取外す必要があった。これに比べてこの実施の形態によるロッド19の形状であれば、より迅速にパーマネント処理を行うことが可能となる。
【0032】
図3は図1で示したロッド保持具の正面図であり、図4はその背面図であり、図5は図3で示したV−Vラインから見た図であり、図6は図5で示したVI−VIラインの断面図であり、図7は図3で示したVII−VIIラインの断面図である。
【0033】
これらの図を参照して、ロッド保持具17は、円筒形状を有しその一方端がラッパ状に広がる形状の保持体35と、保持体35の他方端に接続され、円錐台形状と円柱形状とが一体となった形状のベース体36と、ベース体36の他方端に接続された円筒形状の接続体37とから構成されている。これらの断面形状は図6に示されているように、保持体35は、円筒形状の胴部47と、胴部47の一方端部に連続し、且つ開方端に向かってラッパ状に広がる拡大部48と、胴部47の他方端に連続し、その内径が胴部47の内径よりやや大きな円筒形状の接続部49とから構成されている。
【0034】
胴部47の内壁には、図7に示されているように、その周方向に等分な位置において胴部47の軸方向に平行な3本のリブ51a〜リブ51cが形成されている。拡大部48の胴部47に対する接続部には、その周方向に張り出し部52が連続的に形成されている。そして、張り出し部52の内径は胴部47の内径より大きく設定されている。尚、リブ51a〜リブ51cの突出し高さは、この実施の形態においては張り出し部52の内面側に整列するように設定されている。
【0035】
拡大部48の開方端部の内径は、胴部47の内径より充分大きく設定されている。又、胴部47及び拡大部48にはそれらの軸方向に平行に且つその周方向に等分な位置においてこれらを貫通するような3本のスリット43a〜スリット43cが形成されている。尚、保持体35は合成樹脂の一体成形によって形成されている。
【0036】
ベース体36及び接続体37は図6に示されているように、合成樹脂の一体成形により形成されており、ベース体36の先端部は保持体35の接続部49内に嵌合するような円柱形状を有している。一方、接続体37の内方には、図3で示すような胴部16内に内蔵されているモータ40のモータ軸41が挿入されてこれと係合するような形状の係合穴45が形成されている。
【0037】
このようにロッド保持具17は形成されており、使用の際には、図3のごとく胴部16のモータ軸41に接続体37の係合穴45を係合させることによって胴部16に装着される。この状態で図示しない胴部16のスイッチをオンすることによってモータ40が駆動され、モータ軸41の回転に伴って接続体37及びベース体36を介して保持体35が所定方向に回転する。
【0038】
図8はこの発明の第1の実施の形態によるロッド保持具に対してロッドを装着する際の状態変化を示した図であり、図9は図8のIX−IXラインの断面図である。
【0039】
これらの図を参照して、使用に際しては図8の(1)に示すように、ロッド19のフラット片24側を、ロッド保持具17の保持体35の拡大部48の内方に向けて差し入れる。拡大部48の開方端の内径はロッド19のフラット片24の幅、すなわち平行辺26aと平行辺26bとの距離より充分大きく設定されているため、容易に拡大部48内部に進行させることができる。
【0040】
胴部47の内径はフラット片24の幅より僅かに小さく設定され、張り出し部52の内径は胴部47の内径より小さく設定されている。従って、ロッド19のフラット片24の先端は張り出し部52の位置に到達するまでの拡大部48の内面に当接することになる。この状態でロッド19を矢印で示す方向に更に押し進めると、拡大部48は矢印で示す方向、すなわち外方に向かって広がるように変形する。
【0041】
これはロッド保持具17は上述のように合成樹脂の一体成形より形成されているため、所定の変位内であれば弾性変形が可能であり、又その弾性内での変位が胴部47及び拡大部48に設けられている3本のスリット43a〜スリット43cによって容易となっているためである。
【0042】
このように胴部47及び拡大部48はロッド19の進行につれて外方に変形すると共に、ロッド19のフラット片24は拡大部48の張り出し部52の部分を通過し、図8の(2)に示されている位置に向けて進行する。そして、ロッド19の進行によってフラット片24の先端がベース体36の端面54に当接した位置でロッド19の進行は停止する。
【0043】
ここで、胴部47の軸方向長さは、ロッド19のフラット片24の平行辺26a,平行辺26bの長さに一致するように設定されている。そのため、この状態においてフラット片24の平行辺26a,平行辺26bは胴部47の変形からの復帰力によって押圧される。そしてフラット片24の傾斜辺25a,傾斜辺25bはその下方位置において拡大部48の張り出し部52に係合することになる。
【0044】
このようにして、図8の(2)に示すように胴部47及び拡大部48は変形からの矢印の方向への復帰力によって、フラット片24の平行辺26a,平行辺26bの部分と傾斜辺25a,傾斜辺25bの下方部分とを包囲する状態でこれを押圧することになる。従って、ロッド19のロッド保持具17に対する引き抜きに対して、拡大部48の張り出し部52はこれに抵抗を与える抵抗付与手段として機能し、結果としてロッド19はロッド保持具17に対して抜け止め状態に装着されることになる。
【0045】
尚、ロッド19をロッド保持具17から引き抜こうとしてより大きな力を加えると、フラット片24の傾斜辺25a,傾斜辺25bの下方部分が拡大部48の張り出し部52の部分を矢印とは反対方向に広げるように力を加えることになる。これによって胴部47及び拡大部48は変形し、ロッド19をロッド保持具17から引き抜くことが可能となる。
【0046】
図9を参照して、ロッド19をロッド保持具17に装着した状態にあっては、上述のようにフラット片24の平行辺26a,平行辺26bは胴部47の内壁によって押圧された状態となっている。そして胴部47の内壁には周方向に対して等分な位置に3本のリブ51a〜リブ51cが形成されている。このため、ロッド19が胴部47に対して相対的にその軸を中心とした周りに回転しようとすると、フラット片24の平行辺26a,平行辺26bの部分がリブ51a〜リブ51cのいずれかに当接し、それ以上の回転が阻止されることになる。すなわちリブ51a〜リブ51cはフラット片24の胴部47に対する相対的な回転運動を阻止する回転阻止手段として機能する。
【0047】
使用に際しては、髪20が巻回されていないロッド19のフラット片24をロッド保持具17の拡大部48に対して差込む。この差込む動作だけでロッド19はロッド保持具17に確実に保持されることになる。従って従来のクリップ等を用いてロッド19のフラット片24を保持するものに比べて迅速な装着が可能となる。そして、ロッド19をロッド保持具17に装着した状態にあっては、図8の(2)に示されているようにフラット片24の平行辺26a,平行辺26bはすべて胴部47の内面によって押圧されている。従って従来のようなクリップによる保持で生じたロッド19のロッド保持具17に対するぐらつき等が完全に防止され、安定した状態で保持される。
【0048】
そして、この装着状態において、ロッド19のロッド保持具17側にブロック毎にスライスされた数十本の髪20をセットする。次に、胴部16内に内蔵されているモータの駆動によってベース体36を回転させると胴部47の内面に形成されているリブ51a〜リブ51cの効果によってロッド19はロッド保持具17の回転と一体となって確実に回転されることになる。これによって、セットされた髪20はロッド19の胴体22の上にスパイラル状に巻き付けられる。巻き付けが終了すると、ロッド19を髪が巻き付けられた状態でロッド保持具から引き抜き、髪20の巻き戻りを防止すべく切欠部27と切欠部33との間に輪ゴム等を掛け渡す。そして、次のロッドを同様にロッド保持具にとり付け、同様の処理を行う。このようにロッド19のロッド保持具17側に髪20をセットし、これをロッド19上にスパイラル状に巻き付ける作業がより迅速に且つ安定した状態で行うことが可能となり使い勝手が向上する。
【0049】
尚、上記の実施の形態では、保持具の胴部に形成されているリブを3本としているが、リブは少なくとも1本形成されていれば、回転阻止手段としての機能を発揮する。
【0050】
又、上記の実施の形態では、保持具の胴部及び拡大部に3本のスリットが形成されているが、スリットは少なくとも1本形成されていれば、これらの部分の変形が容易となる。
【0051】
更に、上記の実施の形態では、保持具に保持されるロッドは図2に示した形状のものとしているが、ロッドはその胴体の少なくとも一方端部にフラット片が形成されているものであれば、同様の保持効果を奏することは言うまでもない。したがって、従来例で示した胴体の両端部にフラット片が接続された従来のロッドにも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるロッド保持具の使用状態を示した概略斜視図である。
【図2】図1で示したロッド19の外観形状を示した図である。
【図3】図1で示したロッド保持具の概略形状を示した正面図である。
【図4】図3で示したロッド保持具の背面図である。
【図5】図3で示したV−Vラインから見た図である。
【図6】図5で示したVI−VIラインの断面図である。
【図7】図3で示したVII−VIIラインの断面図である。
【図8】図3で示したロッド保持具の使用状態の変化を示した概略断面図である。
【図9】図8のIX−IXラインの断面図である。
【図10】従来のパーマ整髪用巻回器の使用状態を示した概略図である。
【図11】図10で示したXI−XIラインから見た図である。
【符号の説明】
15…パーマ整髪用巻回器
17…ロッド保持具
19…ロッド
22…胴体
24…フラット片
25…傾斜辺
26…平行辺
35…保持体
43…スリット
47…胴部
48…拡大部
51…リブ
52…張り出し部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

  1. 整髪すべき髪をスパイラル状に巻き付けることができ、棒状の胴体と、前記胴体の少なく共一方端部に接続され、前記胴体の外径位置の各々から斜め外方に伸びる一対の傾斜辺と、前記傾斜辺の各々の端部から、前記胴体の軸方向と平行に伸びる一対の平行辺とを有する平板状のフラット片とからなるロッドを保持するためのロッド保持具であって、
    弾性変形可能な材料より構成され、その軸方向の長さが前記平行辺の長さに一致し、且つその内面の径が前記平行辺の各々間の距離より僅かに小さく形成されるとともに、その内面には、前記胴部の軸方向に平行な少なくとも1本のリブが内方に突出するように形成され、前記フラット片の幅方向をその内壁で押圧することができる円筒形状の胴部と、
    弾性変形可能な材料より構成され、前記胴部の開方端に接続され、その開方部の内径が前記フラット片の幅方向長さより大きいラッパ状の拡大部とを備え、
    前記フラット片が前記胴部に装着されたとき、前記ロッドの引き抜きに対して前記フラット片に対して抵抗を与える抵抗付与手段が前記拡大部に設けられる、ロッド保持具。
  2. 前記拡大部の前記胴部側の端部には、その内径が前記胴部の内径より小さい張り出し部が周方向に連続的に形成され、前記張り出し部は前記フラット片の前記傾斜辺の各々の一部に係合する、請求項1記載のロッド保持具。
  3. 前記胴部及び前記拡大部には、これらの軸方向に平行に伸びる、少なくとも1本のスリットが形成される、請求項1又は請求項2に記載のロッド保持具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の前記ロッド保持具をその胴部の先端に接続し、前記ロッド保持具の前記胴部に内蔵されたモータによって、前記ロッド保持具をその軸方向周りに回転させる、パーマ整髪用巻回器。
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