JP2000325141A - カッタ容器 - Google Patents

カッタ容器

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JP2000325141A
JP2000325141A JP11136242A JP13624299A JP2000325141A JP 2000325141 A JP2000325141 A JP 2000325141A JP 11136242 A JP11136242 A JP 11136242A JP 13624299 A JP13624299 A JP 13624299A JP 2000325141 A JP2000325141 A JP 2000325141A
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JP
Japan
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cylinder
container according
blade
outer cylinder
cutter
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JP11136242A
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English (en)
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Satoru Naramoto
悟 奈良元
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HIDAN KK
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HIDAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中味がゲル状物質のような極軟質の物質を均
一の厚さで切断すること。 【解決手段】 底面3に刃5を設けた外筒1と、該外筒
内に摺嵌される身筒7と、該身筒内に摺嵌され身筒の回
転に伴い外筒の底面方向に進行する内筒9とからなる。
容器の中芯部23に外周にねじを設けたねじ棒15を立
設し、該ねじ棒15に上記内筒9を螺合する。上記刃の
刃先5aと外筒底面3の対壁4との間にリード差Rを設
け、また外筒と身筒と内筒とにより密閉空間11を形成
する。かくして該密閉空間内に収容された中味13を上
記刃によりスライスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はゲル状物質のよう
な極軟質の物質を薄くスライスするカッタ容器に関し、
例えば、毛穴パックに使用するゲル上の化粧料に適用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】従来、外筒の底面に刃を設け、この刃に
向かって中味を押圧したり螺進させることにより、中味
を切断する容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の容器
は固形のものを切断対象とするため、ゲル状物質に適用
すると、切断対象となる中味が変形し、均一の厚さで必
要量を薄く切断するのが困難であった。例えばゲル状物
質からなる毛穴パックのような化粧料の場合、凹凸があ
ったり不均一の厚さに切断されると、油脂分の除去が不
均一になる欠点がある。また厚手に切断されると、材料
が無駄になり、化粧料の乾きが遅くなるため剥離し難い
という欠点があった。
【0004】本願発明は、上記欠点を解消し、ゲル状物
質のような極軟質の物質を均一の厚さで必要量だけ切断
することができるカッタ容器を供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明によるカッタ容器は、底面に刃を設けた外筒と、
該外筒内に摺嵌される身筒と、該身筒内に摺嵌され身筒
の回転に伴い外筒の底面方向に進行する内筒とからな
り、上記刃の刃先と外筒底面の対壁との間にリード差を
設け、該外筒と身筒と内筒とにより密閉空間を形成し、
該密閉空間内に収容された中味を上記刃によりスライス
することを特徴とする。また、請求項1記載のカッタ容
器において、上記内筒が身筒の回転に連動して螺進する
ことを特徴とする。また、請求項2記載のカッタ容器に
おいて、容器の中芯部に外周にねじを設けたねじ棒を立
設し、該ねじ棒に上記内筒を螺合することを特徴とす
る。また、請求項2記載のカッタ容器において、容器の
中芯部に長手方向に沿って長溝を設けたガイド棒を立設
し、該ガイド棒に上記内筒を摺動自在に嵌合するととも
に、上記外筒の内周にねじを設け上記内筒を螺合するこ
とを特徴とする。また、請求項2記載のカッタ容器にお
いて、上記外筒の内周にねじを設け上記内筒を螺合する
ことを特徴とする。また、請求項1記載のカッタ容器に
おいて、上記刃が上記外筒と同材質により一体に形成さ
れたことを特徴とする。また、請求項1記載のカッタ容
器において、上記刃が上記外筒と異なる材質により一体
に形成されたことを特徴とする。また、請求項1記載の
カッタ容器において、上記刃が糸状物からなることを特
徴とする。また、請求項1記載のカッタ容器において、
上記中味がゲル状物質であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図面に基
づき本願発明によるカッタ容器をさらに詳しく説明す
る。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。本願発明によるカッタ
容器は次の各部からなる。外筒1は上面が開放され、底
面3に刃5が一体成型してある。身筒7は上記外筒1内
に摺動自在に嵌合される身筒である。該身筒7は、円形
の外壁7aと、該外壁7aの内側に一体に設けられる内
壁7bと、ガイド軸7cとからなり、上下面が開放され
る。該身筒7内には身筒7の回転に伴い外筒1の底面3
方向に螺進する内筒9が摺動自在に嵌合される。該内筒
9の外形状は、上記身筒7の外壁7aと内壁7bとによ
り形成される内周壁の形状に対応するように形成され
る。かくして上記外筒1と身筒7と内筒9とにより密閉
空間11を形成し、該密閉空間11内に中味13を収容
する。上記刃5の刃先5aと外筒1の底面3の対壁4と
の間にはリード差Rを設けてある。このリード差Rはね
じ棒15のねじ部17のピッチを適宜に変更することに
より所望の薄さにすることが可能である。該ねじ棒15
は外筒1の中芯部に立設され、外筒1に回転可能に螺合
する。ねじ棒15の外周には2条の雄ねじからなるねじ
部17を設けてあり、このねじ部17に上記内筒9の上
部に設けた雌ねじからなる螺合部10を螺合し、これに
より内筒9が螺進自在となる。一方、上記身筒7はガイ
ド軸7cの内側に設けた内突起8aによりねじ棒15に
回転自在に嵌合するとともに、外壁7aの外側に設けた
外突起8bが外筒1に回転自在に嵌合される。19は天
板であり、周縁部21が上記身筒7に一体に固着される
とともに、中芯部23を上記ねじ棒15内に回転自在に
嵌合する。
【0007】上記した外筒1、身筒7及び天板19はア
クリロニトリル−スチレン(AS)のような樹脂からな
り、内筒9はポリプロピレン(PP)のような樹脂から
なる。
【0008】上記したカッタ容器によりゲル状物質から
なる中味13をスライスする場合について説明する。外
筒1を固定した状態において身筒7を回転させると、身
筒7の回転に連動して内筒9が下方に進行するから、こ
の内筒9に押圧されて中味13も下方に進行する。とこ
ろで、中味13が収容される身筒7内は三重筒構造によ
る密閉空間11となっている。即ち、身筒7の外壁7a
と内壁7bにより周面が囲繞形成されるとともに、この
周面形状に対応した外周面形状を有する内筒9により上
面が囲繞形成され、また下面には外筒1の底面3があ
る。よって、押圧される中味13は上記した各囲繞面に
密着支持され、外筒1の底面3に設けられる刃5と対壁
4との間Gより、形状を維持した状態で押し出される。
このときこの間隙Gにはリード差Rが設けられているた
め、中味13は刃5の刃先5aにより均一の厚さで薄く
切断されるのである。よって、ゲル状物質のような極軟
質の物質であっても薄くスライスすることが可能となる
ので、例えば毛穴パック用の化粧料をブロック状態で供
給し、使用直前に所望の薄さにスライスして使用するこ
とができるのである。なお、切断片13aはトレイ25
(図3に一点鎖線で示す)内に収容される。
【0009】本願発明によるカッタ容器は上記した実施
の形態に限定されるものではない。例えば、身筒7の回
転に連動して螺進する内筒9の螺合の態様は任意であ
る。上記した図1乃至図4のものはいわば内ねじ方式と
でもいうべきものである。これに対し、図5及び図6は
いわば外ねじ方式とでもいうべきものである。即ち、図
5は容器の中芯部に立設するガイド棒27に長手方向に
沿って長溝29を設け、このガイド棒27に内筒9を摺
動自在に嵌合する。一方、外筒1の内周にはねじ部31
を設け、内筒9の螺合部10を螺合する。図示例におい
て天板19はガイド棒27と一体に形成されている。ま
た図6に示すものは、ガイド棒27がなく、外筒1の内
周に設けたねじ部33に内筒9の螺合部10を螺合する
だけの場合である。
【0010】また刃5の材質は任意である。図1乃至図
4のものは刃5が外筒1と同材質により一体成型された
場合であり、図7Aは例えば金属、セラミックス、硬質
樹脂等の異なる材質により一体に形成された場合であ
る。また、刃5の形状も任意である。図7Bは刃がワイ
ヤ35のような糸状物からなる場合である。
【0011】また、中味13の形状は、内筒9の外形状
と身筒7の内形状を適宜に形成することにより、図8に
示すように任意に形成することができる。
【0012】さらに、切断対象となる中味は任意であ
り、上記したような化粧料だけでなく、例えば形良く切
断されることを求められる食料品、精密切断が要求され
る医薬品の如きものにも適用可能である。
【0013】
【発明の効果】このように、本願発明にかかるカッタ容
器によれば、中味がゲル状物質のような極軟質の物質で
あっても均一の厚さで必要量を切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明によるカッタ容器の一実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図2】図1の実施の形態の底面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】本願発明にかかるカッタ容器の他の実施の形態
を示す縦断面図である。
【図6】本願発明にかかるカッタ容器のさらに他の実施
の形態を示す縦断面図である。
【図7】本願発明によるカッタ容器の刃の他の例を示す
図である。
【図8】本願発明による中味の形状の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 外筒 3 底面 4 対壁 5 刃 5a 刃先 7 身筒 7a 外壁 7b 内壁 7c ガイド軸 8a 内突起 8b 外突起 9 内筒 10 螺合部 11 密閉空間 13 中味 13a 切断片 15 ねじ棒 17 ねじ部 19 天板 21 周縁部 23 中芯部 25 トレイ 27 ガイド棒 29 長溝 31 ねじ部 33 ねじ部 35 ワイヤ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月24日(1999.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はゲル状物質のよう
な極軟質の物質を薄くスライスするカッタ容器に関し、
例えば、毛穴パックに使用するゲルの化粧料に適用さ
れる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に刃を設けた外筒と、該外筒内に摺
    嵌される身筒と、該身筒内に摺嵌され身筒の回転に伴い
    外筒の底面方向に進行する内筒とからなり、上記刃の刃
    先と外筒底面の対壁との間にリード差を設け、該外筒と
    身筒と内筒とにより密閉空間を形成し、該密閉空間内に
    収容された中味を上記刃によりスライスすることを特徴
    とするカッタ容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカッタ容器において、上
    記内筒が身筒の回転に連動して螺進することを特徴とす
    るカッタ容器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカッタ容器において、容
    器の中芯部に外周にねじを設けたねじ棒を立設し、該ね
    じ棒に上記内筒を螺合することを特徴とするカッタ容
    器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のカッタ容器において、容
    器の中芯部に長手方向に沿って長溝を設けたガイド棒を
    立設し、該ガイド棒に上記内筒を摺動自在に嵌合すると
    ともに、上記外筒の内周にねじを設け上記内筒を螺合す
    ることを特徴とするカッタ容器。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のカッタ容器において、上
    記外筒の内周にねじを設け上記内筒を螺合することを特
    徴とするカッタ容器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカッタ容器において、上
    記刃が上記外筒と同材質により一体に形成されたことを
    特徴とするカッタ容器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のカッタ容器において、上
    記刃が上記外筒と異なる材質により一体に形成されたこ
    とを特徴とするカッタ容器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のカッタ容器において、上
    記刃が糸状物からなることを特徴とするカッタ容器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のカッタ容器において、上
    記中味がゲル状物質であることを特徴とするカッタ容
    器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020080471A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社資生堂 カッター付き繰出し容器、固形物質収容容器、及び固形物質回転削り蓋
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JP7160756B2 (ja) 2013-04-11 2022-10-25 ティーピーエル アイピー ホールディングス リミテッド リント除去装置

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