JP2572579B2 - 化粧品容器 - Google Patents

化粧品容器

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクリーム状または液状に形成した流動性化粧
品を入れた詰替容器を用いる化粧品容器に関するもので
ある。
(従来の技術) 化粧品、たとえばクリーム状に形成された化粧品の容
器では、ガラスあるいはプラスチツク等を用いて一体的
に形成した化粧品容器本体と蓋体とを組み合せたものが
多く、化粧品容器本体に直接化粧品を詰めて、シール材
を中蓋として介装し、さらに蓋体を化粧品容器本体に螺
合して用いていた。
近年、化粧品容器の意匠に凝つたものが増加し、高級
化が進んで来た、たとえば、第10図で示すように、化粧
品容器本体1と蓋体2のそれぞれは、平面の外形状を多
角形にし、平面の内形状を円形に形成しており、多角形
状の外表面部材3,4と円形状の内表面部材5,6とを一体的
に接着している。
化粧品容器本体1は内表面部材5の内側を化粧品詰込
部材7として用い、外表面部材3の内面と内表面部材5
の外面とを密着させ、底部材3aを外表面部材3及び内表
面部材5の底部に接着して一体的に容器を形成してい
る。蓋体2は内表面部材6の内側面に容器本体側に設け
たねじ3bに螺合させるねじ溝6aを設けるとともに、蓋体
底部にoリング溝8を設け、oリング溝8にoリング9
を嵌め込み、さらに内表面部材5の端面に当接するパツ
キン材10を蓋体底部全面に拡がる底面部材を兼ねさせる
ように形成して配設している。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような化粧品容器では、形状および構造が複雑
でコストが高くなり、化粧品の製造価格に占める容器の
割合が大きくなつて、化粧品の販売価格が高くなり、ま
た消費者にとつては化粧品を使い終つた後で未だ美麗な
化粧品容器を廃棄しなければならず心理的に不合理感を
感じるという問題点があつた。
そこで、化粧品を使い終ってしまった化粧品容器本体
の内部に、化粧品を入れた詰替容器を嵌合させることも
考えられるが、扱いによっては、嵌合させた詰替容器が
使用中に化粧品容器本体から抜け出してしまったりする
等の問題点がある。また、化粧品容器本体に詰替容器を
着脱させる際、その着脱を容易に行なえるようにする必
要もあった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、化粧品容器本体に嵌入可能な単純形状の詰替
容器(またはリフイル容器)を新たに形成して、その詰
替容器に充填された同一化粧品を詰替容器ごと化粧品容
器本体に嵌入することによって、製造費の安い詰替容器
に入れられた同一化粧品を比較的安価に使用できるよう
にした化粧品容器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、
化粧品容器本体の内側に有底円筒状の化粧品詰込部材を
配設し、該化粧品詰込部材の内周面に、密着状態で軸方
向に出し入れ可能な、化粧品を充填させた有底円筒状の
詰替容器を設け、該詰替容器の開口側の端部に外方に拡
径させたフランジと、該フランジの外端を前記化粧品詰
込部材の開口端外周面側へ折り込んで形成したクラウン
とからなるクラウン付フランジを設け、該クラウン付フ
ランジを前記詰替容器の仮蓋配設個所および前記化粧品
詰込部材への出し入れ時における摘み部として利用可能
な大きさに形成したことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明は、以上説明したように、化粧品容器本体の内
側に有底円筒状の化粧品詰込部材を配設して、化粧品入
れ容器とし、販売時には、この内部に化粧品を充填させ
る。
また、化粧品詰込部材の内周面に、密着状態で軸方向
に出し入れ可能な、化粧品を充填した有底円筒状の詰替
容器を設けて、化粧品容器本体を逆様にしたとき、詰替
容器と化粧品詰込部材との間を負圧にさせて、蓋体を外
した状態の化粧品容器本体の化粧品詰込部材から詰替容
器を抜け出しにくくさせる。
該詰替容器の開口側の端部に、外方に拡径させたフラ
ンジと、フランジの外端を折り込んで形成したクラウン
とからなるクラウン付フランジを形成させ、詰替容器を
化粧品詰込部材に入れる際、クラウン付フランジの折り
込んだ内側に化粧品詰込部材の開口側端部を嵌合させ
る。
また、このクラウン付フランジの折り込んだ部分の外
周部を、詰替容器の化粧品詰込部材への出し入れ時の摘
み部にさせる。さらに、クラウン付フランジを仮蓋の配
設個所にすると共に、蓋体をした際には、クラウン付き
フランジに、パッキング材やキャップを介してoリング
を当接にさせる。そして、このように詰替容器の形状を
単純な形状にすることにより、生産ラインを合理化させ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例につき、第1図乃至第9図によ
り説明する。
第1実施例としてクリーム状化粧品の容器の場合を第
1図乃至第6図により説明する。
第1図乃至第4図で示すように、化粧品容器本体1と
蓋体2のそれぞれは平面外形状を多角形に形成し、平面
内形状を円形に形成して、それぞれを一体に結合する。
化粧品容器本体1は、内表面部材5の内側に化粧品詰込
部材7を内表面部材5と一体または別体の部材により内
表面が滑らかになるように形成する。外表面部材3と内
表面部材5の底端に底部材3aを接着して化粧品容器本体
1を形成する。蓋体2は外表面部材4の内面側に内表面
部材6を嵌合し、内表面部材6の底部に設けたoリング
溝8にoリング9を嵌め込み、その上から蓋体底部の内
側全面に拡がる底面部材を兼ねさせるパツキン材10を嵌
め込む。
化粧品容器本体1の化粧品詰込部材7に嵌合する詰替
容器11は、導板(たとえば板厚約0.2mm(ミリメート
ル))のアルミニウム製筒状体を深絞り加工により単純
な円筒の一端が閉じ他端が開口している形状の容器を形
成する。詰替容器11の開口側端部にはクラウン付フラン
ジ11aを形成する。このクラウン付フランジ11aは詰替容
器11の開口側端部を外方に拡径させたフランジと、この
フランジの外端を、化粧品詰込部材7の開口端外周面側
へ折り込んで形成させたクラウン11bとから形成させて
いる。このクラウン付フランジ11aの折り込み内面側に
より極小のクリアランスによつて化粧品詰込部材7の開
口端部が被われるようにする。
詰替容器11の化粧品を入れる円筒形部分11cは、その
外形寸法を化粧品詰込部材7の内径寸法よりも(実施例
では約0.4mm(ミリメートル)小さい値に成形し、詰替
容器11のクラウン付フランジ11aのクラウン11bの内径寸
法化粧品詰込部材7の開口端外周寸法との最大クリアラ
ンスを極小(実施例では約0.4mm(ミリメートル))に
形成し、クラウン11bの高さは(実施例では1.5〜2.0mm
(ミリメートル)以上に成形して)クラウン付フランジ
11aを容易に指で掴めるようにしてクラウン付フランジ1
1aを摘み部として利用できるように形成し、詰替容器11
を化粧品詰込部材7から出し入れする場合に取り扱い易
くする。詰替容器11の軸方向長さは化粧品詰込部材7の
深さに詰替容器11の板厚を加えた寸法より長くならない
ようにして詰替容器11を挿入した化粧品容器本体1に蓋
体2を螺合できるようにする。
詰替容器11の販売時における仮蓋として用いる蓋部材
12は、第5図で示すように、合成樹脂(たとえばメチル
ペンテン樹脂)製成形品として、外周端が詰替容器11の
底部側へ突出したクラウン12aを形成し、クラウン12の
先端内面側に係止突条12bを突出させて、蓋部材12を詰
替容器11のクラウン付フランジ11aに着脱自在に被覆さ
せることにより詰替容器11の開口部を封じる。また、他
の形式の蓋部材13として、第6図で示すように、10〜数
拾μ(ミクロン)の合成樹脂(たとえばポリ塩化ビニー
ル)製フイルムを詰替容器11のクラウン付フランジ11a
に加熱被覆して冷却後に蓋部材13がクラウン付フランジ
11aに外方から密着するようにしてタイトシールする。
この蓋部材13には指で掴み引き裂くことができるように
外周端の一部に突出部13aを突出させる。この他に円板
状の外周端に突出部を設けた合成樹脂(たとえばポリ塩
化ビニール)製フイルムからなる平板型蓋部材(図示せ
ず)を接着剤を介して詰替容器11の開口側端面に接着し
て封じても良い。
このように構成した詰替容器11を化粧品容器本体1の
化粧品詰込部7に嵌合すると、化粧品詰込部材7の内面
と詰替容器11の外面が清浄な状態では、化粧品容器本体
1を逆様にした時に、詰替容器11と化粧品詰込部材7と
の間が負圧になるとともに大きな流路抵抗で空気が流入
するため、詰替容器11が抜け落ちるまでに、詰替容器11
が空の場合で少々時間(実施例では4乃至5秒)がかか
り、詰替容器11にクリーム状化粧品が充満している場合
でも若干時間(実施例では1乃至2秒)がかかる。ま
た、化粧品を使用した後のように化粧品詰込部材7の内
面にクリーム状化粧品がわずかながら付着しているよう
な状態の場合では、化粧品容器本体1を逆様にした時
に、詰替容器11が空の状態では抜け落ちないで化粧品容
器本体1の中で止まつたままになつており、詰替容器11
にクリーム状化粧品が充満している場合でも容器間の負
圧と増大した流路抵抗によつて少々時間(実施例では3
乃至4秒)がかかり、さらに化粧品詰込部材7の開口端
部と詰替容器11のクラウン付フランジ内面側との間、あ
るいは化粧品詰込部材7の内面と詰替容器11の外面との
間における隙間が全周にわたりクリーム状化粧品で埋め
られている場合には、化粧品容器本体1と詰替容器11と
の間が密封状態となり、自重によつて抜け落ちようとす
る詰替容器11に対して大気圧が作用するとともに抜け落
ちようとする詰替容器11の引き抜き力により化粧品詰込
部材7と詰替容器11との間が負圧になり、詰替容器11に
クリーム状化粧品が充満していても抜け落ちないで化粧
品容器本体1の中で止まつた状態を保つ。
このような第1実施例では、通常のクリーム状化粧品
が入つた状態で購入した化粧品容器をクリーム状化粧品
を使い終つた後で、単純形状の詰替容器11に入つた化粧
品を購入することによつて、合理化された生産ラインに
より安価に製作された詰替容器11に充填された同一化粧
品を割安に使用することができるようになり、購入者の
費用負担を軽減できる。
上記第1実施例では詰替容器11にアルミニウム製の薄
板を用いたがアルミニウムに限定することはなく、硬質
プラスチツク製の薄板構造でも良い、また繊維強化プラ
スチツクの薄板構造で詰替容器11を形成しても良い。
第2実施例として液状化粧品容器の場合を第7図乃至
第9図により説明する。
第7図で示すように化粧品容器本体15を軸方向に長く
形成し、その平面外形状を多角形に形成した外表面部材
16と、平面内形状を円形に形成した内表面部材17とを別
体に形成する。上端部に蓋体(図示せず)を螺合させる
ねじ18を突出させた口金部19を設けて外表面部材16と内
表面部材17の上部を一体にし、下端部には底部20の上面
側に外表面部材16を載置し接着するための座21を設け、
座21を設けた上面の内側位置に内表面部材17を載置し接
着するための突出部22を設け、座21の上面と外表面部材
16の下端面とを接着し、突出部22の上面と内表面部材17
の下端面とを接着して外表面部材16と内表面部材17の下
部を一体にする。内表面部材17の内側には、内表面部材
17の内面形状に外形を合わせ、軸方向長さを内表面部材
17の深さよりも長くし、上端部が口金部19より若干寸法
(およそ5mm(ミリメートル))上方に突出するように
形成した化粧品詰込部材23を一体的に設ける。化粧品詰
込部材23の上端部は上端面と内周面および外周面とが直
角になるように形成し、キヤツプ(図示せず)を取り付
けやすくする。
化粧品詰込部材23の内側にはキヤツプ24を取り付けた
詰替容器25を着脱可能に嵌合する。詰替容器25は薄板
(実施例では約0.2mm)のアルミニウム製筒状体に形成
し、開口側端部に外方へ径を大きくした断面鉤状のクラ
ウン付フランジ25aを設け、クラウン付フランジ25aの折
曲部内側に化粧品詰込部材23の上端部が密接に嵌合する
ように隙間を極小寸法(およそ0.05mm以下)に形成す
る。詰替容器25の胴部外径寸法は化粧品詰込部材23の内
径との隙間が小さい値(およそ0.2mm以下)になるよう
に成形する。詰替容器25の軸方向長さは化粧品詰込部材
23の深さに板厚を加えた寸法よりも長くならないように
する。詰替容器25の開口側端部にはキヤツプ24を嵌め込
む。キヤツプ24はプラスチツク製の蓋で、中央部に液状
化粧品を滴下する孔26を穿設し、外周端には詰替容器25
のフランジ25aに外嵌する環状突起24aをフランジ25aの
折曲方向に突出させ、その内径をフランジ25aよりも小
さめに成形し、フランジ25aに対して求心方向の弾性力
を作用させて嵌合を強固にする。
販売時における仮蓋を兼ねるキヤツプ24は、低密度ポ
チエチレン等の合成樹脂製の蓋で、中央部に液状化粧品
を滴下するための孔26を設け、外周端には詰替容器25の
フランジ25aに外嵌する環状突起24aをクラウン付フラン
ジ25aの折曲方向に突出させ、その環状突起24aの先端部
内径をクラウン付フランジ25aよりも若干小さめに成形
し、クラウン付フランジ25aに対して求心方向の弾性力
を作用させて嵌合を強固に維持させ、環状突起24aの内
側に外周面が詰替容器25の内面に接する円筒部24bを詰
替容器25のクラウン付フランジ25aをキヤツプ24の円筒
部24bと環状突起24aにより挾持させる。
キヤツプ24の孔26の密封には、第8図で示すように、
キヤツプ24の成形時に孔26の外端に栓24cを形成してお
き、使用時に針等の尖鋭な先端を有するものを突き刺し
て開口させるか、ハサミまたはナイフ等で先端部を切り
取つて開口させるか、または第9図で示すように、キヤ
ツプ24に穿設した孔26よりも大きな径を持ち、指で掴む
突出部27aを外周端に設けた円板状薄板製シール材27を
ポリエステル等の合成樹脂材により形成して、キヤツプ
24の孔26を設けた位置の外面側に接着し、使用時に突出
部27aをキヤツプ24から引き離す方向へ引張ることによ
り剥すことができるようにする。
このように構成した第2実施例を用いると、第1実施
例同様に液状化粧品を充填した詰替容器25を化粧品容器
本体15の化粧品詰込部材23に挿入して嵌め合わせること
により同一化粧品を詰替容器25の交換を繰り返して使用
できるようになる。液状化粧品を滴下するために化粧品
容器本体15を逆様にする場合に、詰替容器25の容積が大
きくなり重量が第1実施例に比較して重くなるが、詰替
容器25の軸方向長さが長くなり流路抵抗が増加するため
詰替容器25の抜け落ち速度が目立つて速くならず、液状
化粧品の量により異なる若干時間(およそ1秒乃至5秒
程度)かかるようになつて、落ちる前に指等で押えるこ
とが容易に可能になる。また、用心のために化粧品容器
本体15を持つて液状化粧品を滴下する時に、詰替容器の
端縁を軽く指で押えることにより、詰替容器25を化粧品
詰込部材23から抜け出ることが防止できるので、実用性
を失なうことがなく、簡便に液状化粧品を補充できる利
点は大きい。
上記第2実施例でも第1実施例と同様に詰替容器25の
使用材料をアルミニウムに限定せず、硬質プラスチツク
あるいは繊維強化プラスチツク等を使用しても良い。さ
らに、内表面部材17と化粧品詰込部材23とを同一部材で
一体的に形成しても良い。
上記第1実施例および第2実施例を両者共に当初の利
用方法が化粧品入り容器として販売され、中の化粧品が
消費された後に詰替容器11または25により化粧品を補充
するとして説明したが、容器の利用方法としてはこれに
限定されず、当初から詰替容器入り化粧品を化粧品容器
本体1または15に入れた状態で販売し、化粧品の消費さ
れた後で詰替容器11または25を空のものと化粧品入りの
ものとを入れ替えるようにしても良い。また、化粧品容
器と化粧品入り詰替容器11または25とそれぞれ単独で販
売し、好みの化粧品容器と化粧品入り詰替容器11または
25とを組み合わせて使用できるようにしても良い。
このように上記第1実施例および第2実施例によつ
て、化粧品容器本体1,15にそれぞれ詰替容器11,25が使
用できるようになつて、クリーム状および液状の化粧品
に対して新たに詰替容器が使用することができるように
なる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、化粧品容器本体の内側
に有底円筒状の化粧品詰込部材を配設したので、この化
粧品詰込部材を化粧品入れ容器にすることができ、販売
時には内部に化粧品を充填させることができる。
また、化粧品詰込部材の内周面に、密着状態で軸方向
に出し入れ可能な、化粧品を充填した有底円筒状の詰替
容器を設けたので、化粧品容器本体を逆様にしたとき、
詰替容器と化粧品詰込部材との間が負圧になり、蓋体を
外した状態の化粧品容器本体の化粧品詰込部材から詰替
容器を抜け出しにくくすることができる。これによっ
て、安心して化粧品容器を取り扱うことができる。
詰替容器の開口側の端部に、外方に拡径させたフラン
ジと、フランジの外端を折り込んで形成したクラウンと
からなるクラウン付フランジを形成させたので、詰替容
器を化粧品詰込部材に入れる際、クラウン付フランジの
折り込んだ内側に化粧品詰込部材の開口側端部を嵌合さ
せることができる。これによって、詰替容器を密接に取
り付けることができる。また、このクラウン付フランジ
の折り込んだ部分の外周部を詰替容器の化粧品詰込部材
への出し入れ時における摘み部にすることができる。し
たがって、この摘み部により詰替容器の化粧品詰込部材
への着脱を容易に行うことができる。
また、このクランク付フランジを仮蓋の配設個所にす
ることができるので、化粧品の詰め込み及び詰替容器の
使用を簡易化させて販売に供することができる。また、
化粧品容器本体に蓋体をした際には、クランク付フラン
ジに、パッキング材やキャップを介してOリングを当接
させることができるので、シール機能が向上し、容器の
内容物の変質を防止して長期の保存が確実になり、長く
使用をすることができる。
上記したように詰替容器の形状を単純な形状にするこ
とにより、生産ラインを合理化させることができる。こ
れによって、製造コストを低廉にすることができ、その
結果として購入者は、詰替容器に入った化粧品を購入す
ることにより、比較的安価に、かつ、容易に同一化粧品
を使用することができるようになり、高価な化粧品容器
を化粧品の購入ごとに買う必要がなくなって、購入者の
無用な出費を避けることができる。さらに、化粧品容器
の廃棄率が低減できて省資源化を促進することができ
る。また、化粧品容器と詰替容器との組み合わせが任意
にできると共に、化粧品と容器との別売りも可能になる
等、新たな利用方法が多様に拡大して、販路を拡大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1実施例の化粧品容器を示す縦
半断面図、 第2図は本発明による第1実施例の詰替容器を示す縦半
断面図、 第3図は本発明による第1実施例の化粧品容器を示す斜
視図、 第4図は本発明による第1実施例の化粧品容器本体に詰
替容器を挿入している状態を示す斜視図、 第5図は本発明による蓋部材を示す縦断面図、 第6図は本発明による蓋部材の別態様を示す縦断面図、 第7図は本発明による第2実施例の化粧品容器本体を示
す縦断面図、 第8図は本発明による第2実施例のキヤツプを示す縦断
面図、 第9図は本発明による第2実施例のキヤツプの別態様を
示す縦断面図、 第10図は従来の化粧品容器を示す縦半断面図。 1……化粧品容器本体 2……蓋体 11……詰替容器 11a……クラウン付フランジ 11b……クラウン 12……蓋部材(仮蓋)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧品容器本体の内側に有底円筒状の化粧
    品詰込部材を配設し、該化粧品詰込部材の内周面に、密
    着状態で軸方向に出し入れ可能な、化粧品を充填させた
    有底円筒状の詰替容器を設け、該詰替容器の開口側の端
    部に外方に拡径させたフランジと、該フランジの外端を
    前記化粧品詰込部材の開口端外周面側へ折り込んで形成
    したクラウンとからなるクラウン付フランジを設け、該
    クラウン付フランジを前記詰替容器の仮蓋配設個所およ
    び前記化粧品詰込部材への出し入れ時における摘み部と
    して利用可能な大きさに形成したことを特徴とする化粧
    品容器。
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