JP2016522990A - 基板ホール形成方法及び基板ホール形成装置 - Google Patents

基板ホール形成方法及び基板ホール形成装置 Download PDF

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Abstract

一側面として、ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する方法であって、導電層の部分のうち、ホールが形成される部分を除去し、ベース部材の一部を露出させる段階と、基板を第1樹脂エッチング液に浸したまま、第1流動装置を利用して、第1樹脂エッチング液を、露出されたベース部材の部分に噴射させることにより、樹脂素材を除去する第一次樹脂除去段階と、基板にガラスファイバエッチング液を噴射させ、露出されたベース部材の部分のガラスファイバを除去するガラスファイバ除去段階と、基板を第2樹脂エッチング液に浸したまま、第2流動装置を利用して、第2樹脂エッチング液を、露出されたベース部材に噴射させることにより、樹脂素材を除去する第二次樹脂除去段階と、を含む基板ホール形成方法である。

Description

本発明は、基板にホールを形成する方法、及び基板にホールを形成する装置に関する。
電子産業の発達によって、電子部品の小型化及び多機能化への要求がだんだんと増大しており、電子部品が実装される回路基板も、高密度集積化が要求されている。
従って、回路基板も、多層の構造を有する基板の開発が活発に進められているが、多層の基板構造または両面基板の構造においては、基板を貫通するビアホール(via-hole)、スルーホール(through hole)などのホールが形成される。
基板にホールを形成する方法は、さまざまなものがあるが、その一例として、韓国公開特許第2011−0123850号公報には、レーザドリリングの方法でビアホールを形成する技術が開示されている。
韓国公開特許第2011−0123850号公報
本発明の一側面によれば、基板にホールを形成する方法、及び基板にホールを形成する装置を提供することを主な課題にする。
本発明の一側面によれば、ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、前記ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する方法であって、前記導電層の部分のうち、前記ホールが形成される部分を除去し、前記ベース部材の一部を露出させる段階と、前記基板を第1樹脂エッチング液に浸したまま、第1流動装置を利用して、前記第1樹脂エッチング液を、前記露出したベース部材の部分に噴射させることにより、前記樹脂素材を除去する第一次樹脂除去段階と、前記基板にガラスファイバエッチング液を噴射させ、前記露出されたベース部材の部分のガラスファイバを除去するガラスファイバ除去段階と、前記基板を第2樹脂エッチング液に浸したまま、第2流動装置を利用して、前記第2樹脂エッチング液を、前記露出されたベース部材に噴射させることにより、前記樹脂素材を除去する第二次樹脂除去段階と、を含む基板ホール形成方法を提供する。
本発明の他の側面によれば、ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、前記ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する装置であって、前記導電層の部分のうち、前記ホールが形成される部分を除去し、前記ベース部材の一部を露出させる基板ウィンドウ形成部;第1樹脂エッチング液を収容する第1樹脂エッチング液収容部と、前記基板を前記第1樹脂エッチング液に浸した状態で、前記第1樹脂エッチング液を前記基板に噴射させる第1流動装置と、を備える第1樹脂除去部;前記基板にガラスファイバエッチング液を噴射させるスプレー装置を備えるガラスファイバ除去部;及び第2樹脂エッチング液を収容する第2樹脂エッチング液収容部と、前記基板を前記第2樹脂エッチング液に浸した状態で、前記第2樹脂エッチング液を前記基板に噴射させる第2流動装置と、を備える第2樹脂除去部;を備える、基板ホール形成装置を提供する。
本発明の一側面による基板ホール形成方法及び基板ホール形成装置は、優れた品質のホールを形成することができる。
本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置を利用して、基板にホールを形成する工程別段階を図示した概略的な図面である。 図1のI地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の基板ウィンドウ形成部において、エッチングレジストパターンを利用したエッチング工程において、導電層にウィンドウを形成する様子を図示した図面である。 図1のII地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の第1樹脂除去部において、第1流動装置を利用して、第1樹脂エッチング液を基板に噴射させて樹脂素材を除去する様子を図示した図面である。 図1のIII地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置のガラスファイバ除去部において、スプレー装置を利用して、ガラスファイバエッチング液を基板に噴射させてガラスファイバを除去する様子を図示した図面である。 図1のIV地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の第2樹脂除去部において、第2流動装置を利用して、第2樹脂エッチング液を基板に噴射させて樹脂素材を除去する様子を図示した図面である。 図1のV地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成方法の段階を図示した概略的なフローチャートである。
本発明の一側面によれば、ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する方法であって、導電層の部分のうち、ホールが形成される部分を除去し、ベース部材の一部を露出させる段階と、基板を第1樹脂エッチング液に浸したまま、第1流動装置を利用して、第1樹脂エッチング液を、露出されたベース部材の部分に噴射させることにより、樹脂素材を除去する第一次樹脂除去段階と、基板にガラスファイバエッチング液を噴射させ、露出されたベース部材の部分のガラスファイバを除去するガラスファイバ除去段階と、基板を第2樹脂エッチング液に浸したまま、第2流動装置を利用して、第2樹脂エッチング液を、露出されたベース部材に噴射させることにより、樹脂素材を除去する第二次樹脂除去段階と、を含む基板ホール形成方法を提供する。
ここで、導電層の部分のうち、ホールが形成される部分を除去し、ベース部材の一部を露出させる段階は、基板にエッチングレジストパターンを形成し、形成されたエッチングレジストパターンを利用したエッチング工程によって遂行される。
ここで、第1樹脂エッチング液及び第2樹脂エッチング液は、硫酸溶液を含んでもよい。
ここで、第1樹脂エッチング液と第2樹脂エッチング液は、同一エッチング液であり得る。
ここで、ガラスファイバ除去段階において、ガラスファイバエッチング液を噴射させる工程は、スプレー装置で遂行される。
ここで、ガラスファイバエッチング液は、フッ化物溶液を含んでもよい。
ここで、ガラスファイバ除去段階において、ガラスファイバエッチング液を噴射させる圧力は、1kgf/cmより高い。
ここで、第一次樹脂除去段階及び第二次樹脂除去段階において、第1流動装置及び第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材との距離が、20mmより小さくなるように、第1流動装置及び第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材とが配置される。
ここで、基板は、ロール・ツー・ロール工程によって移送されながら、ホールが形成される。
本発明の他の側面によれば、ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する装置であって、導電層の部分のうち、ホールが形成される部分を除去し、ベース部材の一部を露出させる基板ウィンドウ形成部;第1樹脂エッチング液を収容する第1樹脂エッチング液収容部と、基板を、第1樹脂エッチング液に浸した状態で、第1樹脂エッチング液を基板に噴射させる第1流動装置と、を備える第1樹脂除去部;基板にガラスファイバエッチング液を噴射させるスプレー装置を備えるガラスファイバ除去部;及び第2樹脂エッチング液を収容する第2樹脂エッチング液収容部と、基板を前記第2樹脂エッチング液に浸した状態で、第2樹脂エッチング液を基板に噴射させる第2流動装置と、を備える第2樹脂除去部;を備える、基板ホール形成装置を提供する。
ここで、基板ウィンドウ形成部は、基板にエッチングレジストパターンを形成し、形成されたエッチングレジストパターンを利用したエッチング工程で、ベース部材の一部を露出させることができる。
ここで、第1樹脂エッチング液及び第2樹脂エッチング液は、硫酸溶液を含んでもよい。
ここで、第1樹脂エッチング液と第2樹脂エッチング液は、同一エッチング液であり得る。
ここで、ガラスファイバエッチング液は、フッ化物溶液を含んでもよい。
ここで、スプレー装置の噴射圧力は、1kgf/cmより高い。
ここで、第1流動装置及び第2流動装置の噴射部の噴射孔とベース部材との距離が、20mmより小さくなるように、第1流動装置及び第2流動装置の噴射部の噴射孔とベース部材とが配置される。
ここで、基板ホール形成装置での基板の移送工程は、ロール・ツー・ロール移送工程によって行われる。
ここで、基板ホール形成装置は、基板を供給する基板供給ロールと、ホールが形成された基板を回収する基板回収ロールと、をさらに備えてもよい。
以下、添付された図面を参照し、望ましい実施形態による本発明について詳細に説明する。また、本明細書及び図面において、実質的に同一構成を有する構成要素については、同一符号を使用することによって、重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置を利用して、基板にホールを形成する工程別段階を図示した概略的な図面である。図2は、図1のI地点での基板の様子を図示した概略的な断面図であり、図3は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の基板ウィンドウ形成部において、エッチングレジストパターンを利用したエッチング工程で導電層にウィンドウを形成する様子を図示した図面である。また、図4は、図1のII地点での基板の様子を図示した概略的な断面図であり、図5は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の第1樹脂除去部において、第1流動装置を利用して、第1樹脂エッチング液を基板に噴射させて樹脂素材を除去する様子を図示した図面である。また、図6は、図1のIII地点での基板の様子を図示した概略的な断面図であり、図7は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置のガラスファイバ除去部において、スプレー装置を利用して、ガラスファイバエッチング液を基板に噴射させてガラスファイバを除去する様子を図示した図面である。また、図8は、図1のIV地点での基板の様子を図示した概略的な断面図であり、図9は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置の第2樹脂除去部において、第2流動装置を利用して、第2樹脂エッチング液を基板に噴射させて樹脂素材を除去する様子を図示した図面であり、図10は、図1のV地点での基板の様子を図示した概略的な断面図である。
図1に図示されているように、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成装置100は、ロール・ツー・ロール工程によって、基板210を移送しながら、基板210にホールHを形成する装置であって、基板供給ロール110、基板ウィンドウ形成部120、第1樹脂除去部130、ガラスファイバ除去部140、第2樹脂除去部150、基板回収ロール160、及び多数の移送ローラRを備える。
本実施形態による、基板210に形成されるホールHの種類には制限がない。例えば、ビアホール(via-hole)、スルーホール(through hole)など多種のホールHが形成される。
本実施形態による基板ホール形成装置100は、ロール・ツー・ロール工程によって、基板210を移送しながら、基板210にホールを形成する装置であるが、本発明によれば、それに限定するものではない。すなわち、本発明による基板ホール形成装置は、基板がパネル(panel)の形状を有する場合、コンベヤ移送方法などを利用して、基板を移送しながら、基板にホールを形成することもできる。
ホールHが形成される基板210は、図2に図示されているように、ベース部材211と導電層212とを備えており、軟性(フレキシブル)回路基板の特徴を有している。
ベース部材211は、樹脂素材(resin)211aに、ガラスファイバ(glass fiber)211bを補強基材として適用した複合素材からなり、軟性(flexible)特性を有する。
樹脂素材211aとしては、エポキシ、フェノール、ポリイミド、液晶高分子、シアネートエステル、LCP、その他の高分子物質などが使用される。また、樹脂素材211aは、単一素材だけではなく、複合素材からもなる。また、樹脂素材211aは、さまざまな形態の内部構造を有することができる。例えば、フィラメント状の素材と、小粒子状の素材とが共に混合されて樹脂素材211aを構成することができる。
導電層212は、銅(Cu)素材を含み、ベース部材211の両面に形成されるが、導電層212は、スクリーンプリンティング法、インクジェットプリンティング法、メッキ法などの方法によって形成される。
本実施形態による導電層212の素材は、銅を含むが、本発明は、それに限定するものではない。すなわち、本発明による導電層の素材としては、他の導電性素材、例えば、銀(Ag)、金(Au)なども使用される。
また、本実施形態による基板210は、特殊な構造を有するように製造者が直接製造することができ、基板210として、ガラスファイバを含んだ銅張積層板(copper clad laminate)がそのまま使用されてもよい。
本実施形態による基板210は、軟性回路基板の特性を有するように構成されるが、本発明は、それに限定するものではない。すなわち、本発明による基板は、剛性回路基板(rigid printed circuit board)の特徴を有することもできる。
一方、図1に図示された基板ホール形成装置100の基板供給ロール110は、ホールHが形成されていない基板210を供給する。基板供給ロール110は、円筒状の形状に形成されており、基板供給ロール110には、ホールHが形成されていない基板210が所定回数に巻き取られている。
基板ウィンドウ形成部120は、導電層212にウィンドウWを形成することにより、ベース部材211の部分のうち、ホールHが形成される部分を露出させる装置である。
基板ウィンドウ形成部120は、基板210に感光性物質を塗布する装置121と、露光工程及び現像工程を含んだフォトリソグラフィ工程で、エッチングレジストパターンを形成する装置122と、形成されたエッチングレジストパターンを利用して、導電層212をエッチングするエッチング工程が遂行される装置123と、を備えるが、各装置121,122,123は、公知の装置が使用されるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
基板210が、基板ウィンドウ形成部120を通過すれば、導電層212の一部が除去されてウィンドウWが形成される。
一方、第1樹脂除去部130は、移送された基板210を、第1樹脂エッチング液RE1に浸したまま、第1流動装置132を利用して、第1樹脂エッチング液RE1を、ウィンドウWを介して、前記露出されたベース部材211の部分に噴射させることにより、樹脂素材を除去する装置である。
第1樹脂除去部130は、第1樹脂エッチング液収容部131と、第1流動装置132と、を備える。
第1樹脂エッチング液収容部131は、容器の形状を有しているが、第1樹脂エッチング液RE1を収容している。
第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1は、樹脂素材211aを除去するためのエッチング液である。第1樹脂エッチング液RE1は、基板210に使用された樹脂素材211aによって、その種類が決定されるが、例えば、70%高濃度硫酸が使用される。
一方、図5に図示されているように、第1流動装置132は、噴射部132a、連結部132b、ポンプ部132c、及び流入部132dを備える。
噴射部132aは、第1樹脂エッチング液収容部131内部に配置されるが、作動時、第1樹脂エッチング液RE1に浸されるように配置され、ポンプ部132cから、連結部132bを経由して、所定圧力の第1樹脂エッチング液RE1を受け、基板210に噴射させる装置である。
連結部132bは、噴射部132aとポンプ部132cとを連結する管路であり、ポンプ部132cで圧縮された第1樹脂エッチング液RE1は、連結部132bを介して、噴射部132aに達する。
ポンプ部132cは、第1樹脂エッチング液RE1が所定圧力を有するように、第1樹脂エッチング液RE1に、機械的なエネルギーを付与する装置である。
流入部132dは、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1を、ポンプ部132cに流入させる部分である。
第1流動装置132の作動について述べれば、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1は、流入部132dに流入された後、ポンプ部132cで加圧され、続けて連結部132bを経て噴射部132aに移動する。次に、噴射部132aは、第1樹脂エッチング液RE1を所定圧力で基板210に噴射する。
本実施形態による第1流動装置132は、噴射部132a、連結部132b、ポンプ部132c、及び流入部132dを備えて構成されるが、本発明は、それに限定されるものではない。すなわち、本発明による第1流動装置は、所定圧力で第1樹脂エッチング液RE1を基板210に噴射させる機能を遂行しさえすればよく、それ以外の構成には、特別な制限がない。例えば、本発明による第1流動装置132は、公知のフラッドバー装置(flood bar device)が適用されてもよい。
第1流動装置132の噴射部132aから噴射された第1樹脂エッチング液RE1は、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分に達する。達することになった第1樹脂エッチング液RE1は、ベース部材211の露出された部分に浸透して樹脂素材211aを除去することにより、溝Gを形成するが、第1樹脂エッチング液RE1がベース部材211に接触するときの圧力が高いほど、第1樹脂エッチング液RE1は、ベース部材211の露出された部分に浸透が容易になる。従って、第1流動装置132の噴射部132aの噴射孔132a_1とベース部材211との距離d1は、20mmより小さくなるように配置されることが望ましい。
一方、ガラスファイバ除去部140は、移送された基板210に、ガラスファイバエッチング液GEを噴射させることにより、ベース部材211の前記露出した部分のガラスファイバ211b除去する装置である。
ガラスファイバ除去部140は、スプレー装置141を備える。
図7に図示されているように、スプレー装置141は、ノズル部141aを具備しているが、スプレー装置141に供給されたガラスファイバエッチング液GEは、ノズル部141aを介して、所定圧力で基板210に噴射される。
ガラスファイバエッチング液GEは、フッ化物溶液を含んでもよいが、フッ化物溶液の例として、フッ化アンモニウム溶液、フッ化水素酸溶液などにもなる。
フッ化物溶液としてフッ化アンモニウム溶液を使用する例の場合、次の化学反応式によって、ガラスファイバ211bが除去される。
3NHHF+SiO→(NHSiF(sludge)+NHOH+H
ここで、生成されるスラッジ(sludge)状の(NHSiFは、後工程で自然に除去され、また別個の超音波工程を追加して除去することもできる。
スプレー装置141のノズル部141aから噴射されたガラスファイバエッチング液GEは、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分に達する。達することになったガラスファイバエッチング液GEは、ベース部材211の露出された部分のガラスファイバ211bを除去する。ガラスファイバエッチング液GEは、主に化学的作用によって、ガラスファイバ211bを除去するが、ガラスファイバ211bに直接接触するときに作用する物理的衝突エネルギーも、ガラスファイバ211b、及び副産物として発生するスラッジの除去作用に一助となるので、ノズル部141aから噴射されるガラスファイバエッチング液GEの噴射圧力は、1kgf/cmより高いことが望ましい。
一方、第2樹脂除去部150は、移送された基板210を、第2樹脂エッチング液RE2に浸したまま、第2流動装置152を利用して、第2樹脂エッチング液RE2を、ウィンドウWを介して、露出されたベース部材211の部分に噴射させることにより、樹脂素材を除去する装置である。
第2樹脂除去部150は、第2樹脂エッチング液収容部151と、第2流動装置152と、を備える。
第2樹脂エッチング液収容部151は、容器の形状を有しているが、第2樹脂エッチング液RE2を収容している。
第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2は、樹脂素材211aを除去するためのエッチング液である。
本実施形態においては、第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2は、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1と同種の樹脂エッチング液が使用される。すなわち、第1樹脂エッチング液収容部131と、第2樹脂エッチング液収容部151は、図1に図示されているように、連結管路Cと弁BLとによって連結されており、互いに循環が可能になるように構成されている。
本実施形態においては、第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2は、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1と同種の樹脂エッチング液が使用されるが、本発明は、それに限定するものではない。すなわち、本発明による第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2は、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1と異なる成分及び/または異なる種類の樹脂エッチング液が使用されもする。例えば、第2樹脂エッチング液RE2としては、高濃度硫酸80%が使用されてもよい。
一方、図9に図示されているように、第2流動装置152は、噴射部152a、連結部152b、ポンプ部152c、及び流入部152dを備える。
噴射部152aは、第2樹脂エッチング液収容部151内部に配置されるが、作動時、第2樹脂エッチング液RE2に浸されるように配置され、ポンプ部152cから、連結部152bを経由して、所定圧力の第2樹脂エッチング液RE2を受け、基板210に噴射させる装置である。
連結部152cは、噴射部152aとポンプ部152cとを連結する管路であり、ポンプ部152bで圧縮された第2樹脂エッチング液RE2は、連結部152bを介して、噴射部152aに達する。
ポンプ部152cは、第2樹脂エッチング液RE2が、所定圧力を有するように、第2樹脂エッチング液RE2に、機械的なエネルギーを付与する装置である。
流入部152dは、第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2を、ポンプ部152cに流入させる部分である。
第2流動装置152の作動について述べれば、第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2は、流入部152dに流入された後、ポンプ部152cで加圧され、続けて連結部152bを経て、噴射部152aに移動する。次に、噴射部152aは、第2樹脂エッチング液RE2を、所定圧力で基板210に噴射する。
本実施形態による第2流動装置152は、噴射部152a、連結部152b、ポンプ部152c、及び流入部152dを備えて構成されるが、本発明は、それに限定するものではない。すなわち、本発明による第2流動装置は、所定圧力で第2樹脂エッチング液RE2を基板210に噴射させる機能を遂行しさえすればよく、それ以外の構成には、特別な制限がない。例えば、本発明による第2流動装置152は、公知のフラッドバー装置が適用されてもよい。
第2流動装置152の噴射部152aから噴射された第2樹脂エッチング液RE2は、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分に達する。すなわち、第2樹脂エッチング液RE2は、第1樹脂除去部130において、一次として、樹脂素材211aを除去することにより、形成された溝Gの内側部分に浸透して樹脂素材211aを除去する。第2樹脂エッチング液RE2がベース部材211に接触するときの圧力が高いほど、第2樹脂エッチング液RE2は、ベース部材211の露出された部分に浸透が容易になるので、第1樹脂除去部130においてと同様に、第2流動装置152の噴射部152aの噴射孔152a_1と、ベース部材211との距離d2は、20mmより小さくなるように配置されることが望ましい。
一方、基板回収ロール160は、ホールHが形成された基板210を巻いて回収する装置である。ここで、基板回収ロール160は、円筒状の形状を有するように形成されるが、ホールHが形成された基板210は、基板回収ロール160に巻き取られて回収される。
以下では、図1ないし図11を参照し、前述の基板ホール形成装置100を利用した基板のホール形成方法について説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係わる基板ホール形成方法の段階を図示した概略的なフローチャートである。
まず、製造者は、基板210が巻き取られている基板供給ロール110を準備し、図1に図示されているように、基板供給ロール110を、基板ホール形成装置100にセッティングさせる(S1段階)。
基板供給ロール110と、基板ウィンドウ形成部120との間の一地点Iでの基板210の断面図は、図2に図示されている。
次に、基板供給ロール110の回転と共に解き放たれた基板210は、基板ウィンドウ形成部120に移送される。
基板ウィンドウ形成部120では、導電層212の部分のうち、ホールHが形成される部分を除去してウィンドウWを形成することにより、ベース部材211の一部を露出させる(S2段階)。
すなわち、基板ウィンドウ形成部120に移送された基板210は、基板210に感光性物質を塗布する装置121と、露光工程及び現像工程を含んだフォトリソグラフィ工程で、エッチングレジストパターン(ERP)を形成する装置122と、前記形成されたエッチングレジストパターン(ERP)を利用して、導電層212をエッチングするエッチング工程(図3参照)が遂行される装置123と、を順次に通過しながら、導電層212の一部が除去されてウィンドウWが形成される。図4には、基板ウィンドウ形成部120と、第1樹脂除去部130との間の一地点IIでの基板210の断面図が図示されているが、一地点IIでの基板210は、その導電層212にウィンドウWが形成されている。
次に、基板ウィンドウ形成部120のウィンドウW形成工程を経た基板210は、第1樹脂除去部130に移送される。第1樹脂除去部130では、第一次樹脂除去段階が進められるが、第1樹脂エッチング液収容部131に収容された第1樹脂エッチング液RE1に基板210が浸され、基板210が第1樹脂エッチング液RE1に浸された状態で、第1流動装置132を利用して、第1樹脂エッチング液RE1を、ウィンドウWを介して、露出されたベース部材211の部分に噴射させることにより、樹脂素材211aを除去する(S3段階)。
すなわち、図5に図示されているように、第1樹脂除去部130では、第1流動装置132の噴射部132aから噴射された第1樹脂エッチング液RE1が、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分に達し、達することになった第1樹脂エッチング液RE1は、ベース部材211の露出された部分に浸透して化学反応を起こし、樹脂素材211aを除去する。また、このとき、第1樹脂エッチング液RE1は、所定流動圧力で、ベース部材211の露出された部分にぶつけられるので、ベース部材211の露出された部分に物理的な打撃も加えられ、樹脂素材211aを除去するのに一助となる。以上のような工程を介して、ベース部材211の露出された部分の樹脂素材211aの一部が除去され、溝Gが形成される。図6では、第1樹脂除去部130と、ガラスファイバ除去部140との間の一地点IIIでの基板210の断面図が図示されている。一地点IIIでの基板210は、ベース部材211の露出された部分に溝Gが形成されているが、ガラスファイバ211bは、相変らず存在している。
次に、第1樹脂除去部130において、第一次樹脂除去工程を経た基板210は、ガラスファイバ除去部140に移送される。ガラスファイバ除去部140では、ガラスファイバ除去段階が進められるが、スプレー装置141を利用して、ガラスファイバエッチング液GEを噴射させ、ベース部材211の露出された部分(溝G)に存在するガラスファイバを除去する(S4段階)。
すなわち、図7に図示されているように、スプレー装置141のノズル部141aから噴射されたガラスファイバエッチング液GEは、所定圧力を有し、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分(溝G)に達する。達することになったガラスファイバエッチング液GEは、化学的反応作用及び物理的衝撃作用を利用して、ベース部材211のガラスファイバ211bを除去する。図8には、ガラスファイバ除去部140と、第2樹脂除去部150との間の一地点IVでの基板210の断面図が図示されている。一地点IVでは、ベース部材211の露出された部分(溝G)に存在したガラスファイバ211bが除去されている。
次に、ガラスファイバ除去部140において、ガラスファイバ除去工程を経た基板210は、第2樹脂除去部150に移送される。第2樹脂除去部150では、第二次樹脂除去段階が進められるが、第2樹脂エッチング液収容部151に収容された第2樹脂エッチング液RE2に基板210が浸され、基板210が第2樹脂エッチング液RE2に浸された状態で、第2流動装置152を利用して、第2樹脂エッチング液RE2を、ウィンドウWを介して、露出されたベース部材211の部分に噴射させることにより、樹脂素材211aを除去する(S5段階)。
すなわち、図9に図示されているように、第2樹脂除去部150においては、第2流動装置152の噴射部152aから噴射された第2樹脂エッチング液RE2が、導電層212に形成されたウィンドウWを介して、ベース部材211の露出された部分(溝G)に達し、達することになった第2樹脂エッチング液RE2は、ベース部材211の露出された部分に浸透して樹脂素材211aを除去する。また、このとき、第2樹脂エッチング液RE2は、所定流動圧力で、ベース部材211の露出された部分にぶつけられるので、ベース部材211の露出された部分に物理的な打撃も加えられ、樹脂素材211aを除去するのに一助となる。以上のような工程を介して、ベース部材211の露出された部分の樹脂素材211aが除去されることにより、ホールHを形成する。図10には、第2樹脂除去部150と、基板回収ロール160との間の一地点Vでの基板210の断面図が図示されている。一地点Vでは、基板210は、ホールHが形成された構造を有する。
次に、第2樹脂除去部150において、第二次樹脂除去工程を経た基板210は、基板回収ロール160に移送されるが、基板回収ロール160に移送された基板210は、基板回収ロール160に巻き取られて回収されることにより、基板ホール形成工程が完了する(S6段階)。
本実施形態によれば、第2樹脂除去部150での第二次樹脂除去工程と、基板回収ロール160での基板回収工程との間に追加工程がないが、本発明は、それに限定するものではない。すなわち、本発明による基板ホール形成工程によれば、第二次樹脂除去工程と基板回収工程との間に追加工程を導入することができる。例えば、第二次樹脂除去工程によっても完全に除去されていない樹脂残余物を除去する工程を追加して遂行することができる。
以上のように説明した本発明の実施形態による基板ホール形成方法においては、ホールHを形成するために、第1流動装置132を利用した第一次樹脂除去段階、スプレー装置141を利用したガラスファイバ除去段階、第2流動装置152を利用した第二次樹脂除去段階を順次に遂行し、直進度及び均一性の高い高品質のホールHを形成することができる。
また、本発明の実施形態による基板ホール形成方法においては、第一次樹脂除去段階及び第二次樹脂除去段階において、それぞれ第1流動装置132及び第2流動装置152を利用することにより、ベース部材211の露出された部分に、第1樹脂エッチング液RE1、第2樹脂エッチング液RE2を効果的に浸透させて化学反応を誘導し、同時に物理的な打撃も加えることにより、高品質のホールHを形成することができる。それにより、直径75μm以下の微細ホールも大量に加工することができる。
本発明の一側面は、添付された図面に図示された実施形態を参照して説明したが、それらは例示的なものに過ぎず、当該技術分野において当業者であるならば、それらから多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解することができるであろう。従って、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によってのみ定められるものである。
本発明は、基板にホールを形成する産業や、基板にホールを形成する装置を製造する産業などに利用可能である。
100 基板ホール形成装置
110 基板供給ロール
120 基板ウィンドウ形成部
121 感光性物質塗布装置
122 エッチングレジストパターン形成装置
123 エッチング工程遂行装置
130 第1樹脂除去部
131 第1樹脂エッチング液収容部
132 第1流動装置
132a 噴射部
132b 連結部
132c ポンプ部
132d 流入部
132a_1 噴射孔
140 ガラスファイバ除去部
141 スプレー装置
141a ノズル部
150 第2樹脂除去部
151 第2樹脂エッチング液収容部
152 第2流動装置
152a 噴射部
152a_1 噴射孔
152b 連結部
152c ポンプ部
152d 流入部
160 基板回収ロール
210 基板
211 ベース部材
211a 樹脂素材
211b ガラスファイバ
212 導電層
GE ガラスファイバエッチング液
R 移送ローラ
RE1 第1樹脂エッチング液
RE2 第2樹脂エッチング液

Claims (18)

  1. ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、前記ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する方法であって、
    前記導電層の部分のうち、前記ホールが形成される部分を除去し、前記ベース部材の一部を露出させる段階と、
    前記基板を第1樹脂エッチング液に浸したまま、第1流動装置を利用して、前記第1樹脂エッチング液を、前記露出されたベース部材の部分に噴射させることにより、前記樹脂素材を除去する第一次樹脂除去段階と、
    前記基板にガラスファイバエッチング液を噴射させ、前記露出されたベース部材の部分のガラスファイバを除去するガラスファイバ除去段階と、
    前記基板を第2樹脂エッチング液に浸したまま、第2流動装置を利用して、前記第2樹脂エッチング液を、前記露出されたベース部材に噴射させることにより、前記樹脂素材を除去する第二次樹脂除去段階と、を含む基板ホール形成方法。
  2. 前記導電層の部分のうち、前記ホールが形成される部分を除去し、前記ベース部材の一部を露出させる段階が、前記基板にエッチングレジストパターンを形成し、前記形成されたエッチングレジストパターンを利用したエッチング工程によって遂行されることを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  3. 前記第1樹脂エッチング液及び前記第2樹脂エッチング液が、硫酸溶液を含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  4. 前記第1樹脂エッチング液と前記第2樹脂エッチング液が、同一エッチング液であることを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  5. 前記ガラスファイバ除去段階において、前記ガラスファイバエッチング液を噴射させる工程が、スプレー装置で遂行されることを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  6. 前記ガラスファイバエッチング液が、フッ化物溶液を含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  7. 前記ガラスファイバ除去段階において、前記ガラスファイバエッチング液を噴射させる圧力が、1kgf/cmより高いことを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  8. 前記第一次樹脂除去段階及び前記第二次樹脂除去段階において、前記第1流動装置及び前記第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材との距離が、20mmより小さくなるように、前記第1流動装置及び前記第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材とが配置されることを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  9. 前記基板が、ロール・ツー・ロール工程によって移送されながら、前記ホールが形成されることを特徴とする、請求項1に記載の基板ホール形成方法。
  10. ガラスファイバ及び樹脂素材を含むベース部材を備え、前記ベース部材に導電層が形成された基板にホールを形成する装置であって、
    前記導電層の部分のうち、前記ホールが形成される部分を除去し、前記ベース部材の一部を露出させる基板ウィンドウ形成部と、
    第1樹脂エッチング液を収容する第1樹脂エッチング液収容部と、前記基板を前記第1樹脂エッチング液に浸した状態で、前記第1樹脂エッチング液を前記基板に噴射させる第1流動装置と、を備える第1樹脂除去部と、
    前記基板にガラスファイバエッチング液を噴射させるスプレー装置を備えるガラスファイバ除去部と、
    第2樹脂エッチング液を収容する第2樹脂エッチング液収容部と、前記基板を前記第2樹脂エッチング液に浸した状態で、前記第2樹脂エッチング液を前記基板に噴射させる第2流動装置と、を備える第2樹脂除去部と、
    を備える、基板ホール形成装置。
  11. 前記基板ウィンドウ形成部が、前記基板にエッチングレジストパターンを形成し、前記形成されたエッチングレジストパターンを利用したエッチング工程で、前記ベース部材の一部を露出させることを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  12. 前記第1樹脂エッチング液及び前記第2樹脂エッチング液が、硫酸溶液を含むことを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  13. 前記第1樹脂エッチング液と前記第2樹脂エッチング液が、同一エッチング液であることを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  14. 前記ガラスファイバエッチング液が、フッ化物溶液を含むことを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  15. 前記スプレー装置の噴射圧力が、1kgf/cmより高いことを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  16. 前記第1流動装置及び前記第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材との距離が、20mmより小さくなるように、前記第1流動装置及び前記第2流動装置の噴射部の噴射孔と前記ベース部材とが配置されることを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  17. 前記基板ホール形成装置における前記基板の移送工程は、ロール・ツー・ロール移送工程によって遂行されることを特徴とする、請求項10に記載の基板ホール形成装置。
  18. 前記基板を供給する基板供給ロールと、
    前記ホールが形成された基板を回収する基板回収ロールと、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項17に記載の基板ホール形成装置。
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