JP2016516006A - 有機エレクトロルミネセンス化合物及び有機エレクトロルミネセンス化合物を含む有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス化合物及び有機エレクトロルミネセンス化合物を含む有機エレクトロルミネセンス素子 Download PDF

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Abstract

本発明は、X、A、B、C、およびR4、R5、R6、R7、a、b、c、d、e、l、mおよびnが明細書中で定義される式1(下記参照)の有機エレクトロルミネッセンス化合物に関する。本発明はまた式1の化合物を使用した有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用した有機エレクトロルミネッセンス素子は高発光効率および高電流効率を有することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス化合物及び有機エレクトロルミネッセンス化合物を含む有機エレクトロルミネセンス素子に関する。
エレクトロルミネセンス素子(EL素子)は、より広い視野角、より大きな明度比及びより高速の応答時間を提供するという利点を有した自発光素子である。有機EL素子は、発光層を形成するための材料として低分子の芳香族ジアミン、アルミニウム錯体を用いてEastman Kodakによって最初に開発された[Appl. Phys. Lett. 51, 913, 1987]。
有機EL素子の発光効率を決定する最も重要な要素は発光材料である。これまで蛍光材料が発光材料として広く使用されてきた。しかし、エレクトロルミネセンス機構を考慮すると、燐光材料は蛍光材料と比較して理論的に4倍発光効率を強化するため燐光発光材料の開発が広く研究されている。イリジウム(III)錯体は燐光材料として広く知られており、赤色、緑色及び青色材料としては、それぞれビス(2−(2’−ベンゾチエニル)−ピリジネート−N,C3’)イリジウム(アセチルアセトナート)((acac)Ir(btp)2)、トリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(Ir(ppy)3)及びビス(4,6−ジフルオロフェニルピリジネート−N,C2)ピコリネートイリジウム(Firpic)を挙げることができる。
現在、4,4’−N,N’−カルバゾール−ビフェニル(CBP)が最も広く知られた燐光ホスト材料である。近来、Pioneer(日本)らは、正孔阻止層(hole blocking layer)材料として知られるバトクプロイン(BCP)及びアルミニウム(III)ビス(2−メチル−8−キノリナート)(4−フェニルフェノラート)(BAlq)などをホスト材料として使用した高性能有機ELを開発した。
これらの材料は優れた発光特性を提供するが以下の短所を持つ:(1)低いガラス転移温度及び乏しい熱安定性のため、高温蒸着過程の間に分解が起きる可能性がある。(2)有機EL素子の電力効率は[(π/電圧)×電流効率]によって得られ、電力効率は電圧に逆比例する。燐光ホスト材料を含む有機EL素子は蛍光材料を含む有機EL素子より高い電流効率(cd/A)を提供するが、著しく高い駆動電圧が必要である。したがって、電力効率(lm/W)に関してメリットはない。(3)更に、有機EL素子の稼働寿命は短く、発光効率も改良が必要である。
一方、正孔注入及び輸送材料として銅フタロシアニン(CuPc)、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)、4,4’,4’’−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(MTDATA)などが使用されている。
しかしながら、これらの材料を使用した有機EL素子は量子効率及び稼働寿命に問題がある。それは有機EL素子を高電流下で駆動させたときに陽極(anode)と正孔注入層の間に熱応力が発生するからである。熱応力は素子の稼働寿命を著しく低減させる。さらに、正孔注入層に用いた有機材料は非常に高い正孔移動度(hole mobility)を有しているため、正孔−電子チャージバランスが破壊され、量子収率(cd/A)が減少する可能性がある。
国際特許出願の国際公開第2012/034627A1号は、有機EL素子の化合物として、ジアリールアミン基又はヘテロアリール基が、ハロゲン、アルキル又はアリール置換又は非置換スピロ[フルオレン−9,9’−フルオレン]骨格のベンゼン環に直接又はアリール基を介して結合する化合物を開示する。
米国特許第7,714,145B2号は有機EL素子のための化合物として、ジアリールアミン基のような置換基が2,2’−二置換9,9’−スピロビフルオレン系トリアリールジアミンにアリール基のようなリンカーを介して結合する化合物を開示する。
しかしながら、上記の参考文献は、1以上のジアリールアミン基が、アリール基又はヘテロアリール基と縮合したスピロ[フルオレン−9,9’−フルオレン] 骨格のベンゼン環に直接又はアリール基を介して結合する化合物も、あるいは該ベンゼン環がインドール基で置換されていることも、また正孔輸送層用に該化合物を使用した有機EL素子も開示していない。
本発明の目的は、優れた電流効率及び発光効率を有した有機エレクトロルミネッセンス化合物を提供することである。
本発明は、上記の目的を以下の式1で表される有機エレクトロルミネッセンス化合物によって達成し得ることを見出した:
上式において、A、B及びCは各々が独立して
を表し、A、B及びCの各々は同一又は異なり;
L1は、単結合、置換又は非置換の(C1−C30)アルキレン、置換又は非置換(C6−C30)アリーレン、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し;
L2は、置換又は非置換(C1−C30)鎖式炭化水素、置換又は非置換(C6−C30)芳香族炭化水素環、若しくは置換又は非置換(5〜30員)芳香族複素環に由来する第三級残基を表し;
Ar1〜Ar6は、各々が独立して置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1つのヘテロ原子で置き換えられてもよく;
Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;
R1〜R3は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシル、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルケニル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいは、R1とR2は、互いに結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
R4〜R8は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキル、−N(R10)(R11)、−Si(R12)(R13)(R14)、−S(R15)、−O(R16)、シアノ、ニトロ若しくはヒドロキシルを表し;又は、隣接した置換基に結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
R10〜R16は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、若しくは置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキルを表し;又は、隣接した置換基と結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成し、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
a、c、d及びeは、各々が独立して1〜4の整数を表し;a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;
bは1又は2を表し;
l、mおよびnは各々が独立して0〜2の整数を表し;
l+m+nは1以上であり;
ヘテロシクロアルキルとヘテロアリール(ヘテロアリーレン)は、各々が独立してB、N、O、S、P(=O)、Si及びPから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含む。
発明の効果
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用することによって、優れた電流効率及び発光効率を有した有機エレクトロルミネッセンス素子を製造することが可能である。
以下、本発明を詳細に記載する。しかしながら、以下の記載は本発明を説明することを意図しており、いかなる形であれ本発明の範囲を制限することを意味しない。
本発明は、式1の有機エレクトロルミネッセンス化合物、該化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス材料及び該材料を含む有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
上記の式1によって表される有機エレクトロルミネッセンス化合物を詳細に記載する。
本明細書では、“(C1−C30)アルキル(アルキレン)”は、1〜30の炭素原子を有した直鎖又は分岐のアルキル(アルキレン)であることを意味し、ここでの炭素原子の数は、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜6であり、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルなどが挙げられる;“(C2−C30)アルケニル”は、2〜30の炭素原子を有した直鎖又は分岐のアルケニルであることを意味し、ここでの炭素原子の数は、好ましくは2〜20、より好ましくは2〜10であり、ビニル、1−プロペニル、2‐プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−ブテニルなどが挙げられる;“(C2−C30)アルキニル”は、2〜30の炭素原子を有した直鎖又は分岐のアルキニルであり、ここでの炭素原子の数は、好ましくは2〜20、より好ましくは2〜10であり、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−ペンチニルなどが挙げられる;“(C3−C30)シクロアルキル”は、3〜30の炭素原子を有した多環式炭化水素であり、ここでの炭素原子の数は、好ましくは3〜20、より好ましくは3〜7であり、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる;“(3〜7員)ヘテロシクロアルキル”は、B、N、O、S、P(=O)、Si及びPから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含む3〜7の環骨格原子を有したシクロアルキルであり、テトラヒドロフラン、ピロリジン、チオラン、テトラヒドロピランなどが挙げられる;“(C6−C30)アリール(アリーレン)”は、6〜30の炭素原子を有した芳香族炭化水素に由来する単環又は縮合環であり、ここでの炭素原子の数は、好ましくは6〜20、より好ましくは6〜15であり、フェニル、ビフェニル、テルフェニル 、ナフチル、ビナフチル、フェニルナフチル、ナフチルフェニル、フルオレニル、フェニルフルオレニル、ベンゾフルオレニル、ジベンゾフルオレニル、フェナントレニル、フェニルフェナントレニル、アントラセニル、インデニル、トリフェニレニル、ピレニル、テトラセニル、ペリレニル、クリセニル、ナフタセニル、フルオランテニルなどが挙げられる;“(5〜30員)ヘテロアリール(ヘテロアリーレン)”は、B、N、O、S、P(=O)、Si及びPからなる群から選択された少なくとも1、好ましくは1〜4のヘテロ原子を包含する5〜30の環骨格原子を有したアリールであり;単環、又は少なくとも1のベンゼン環と縮合した縮合環であり;部分的に飽和であってもよく;単結合を介してヘテロアリール基に少なくとも1のヘテロアリール又はアリール基が結合することによって形成されてもよく;フリル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル,オキサゾリル,オキサジアゾリル,トリアジニル、テトラジニル、トリアゾリル,テトラゾリル,フラザニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルなどを含む単環式環型ヘテロアリール、及びベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル,ベンゾイソチアゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル,イソインドリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、カルバゾリル、フェノキサジニル、フェナントリジニル、ベンゾジオキソリルなどを含む縮合環型ヘテロアリールを挙げることができる。さらに、“ハロゲン”はF、Cl、Br及びIを包含する。
式1によって表される化合物は式2〜5から選択したものによって表すことができる:
上式において、A、B、C、X、R4〜R8、a、b、c、d及びeは式1に定義された通りである。
本明細書において、“置換(substituted)又は非置換(unsubstituted)”の表現における“置換”は、ある官能基における水素原子が別の原子又は基(すなわち、置換基)と置き換えられることを意味する。式1〜5のR1〜R8、R10〜R16、L1、L2、及びAr1〜Ar6における置換(C1−C30)アルキル(アルキレン)、置換(C3−C30)シクロアルキル、置換(C3−C30)シクロアルケニル、置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換(C6−C30)アリール(アリーレン)、置換(5〜30員)ヘテロアリール(ヘテロアリーレン)及び置換(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキルの置換基は、各々が独立して重水素、ハロゲン,シアノ,カルボキシル,ニトロ、ヒドロキシル、(C1−C30)アルキル、ハロ(C1−C30)アルキル、(C2−C30)アルケニル、(C2−C30)アルキニル、(C1−C30)アルコキシ、(C1−C30)アルキルチオ、(C3−C30)シクロアルキル、(C3−C30)シクロアルケニル、(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、(C6−C30)アリールオキシ、(C6−C30)アリールチオ、(C6−C30)アリール置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、(5〜30員)ヘテロアリール置換又は非置換(C6−C30)アリール、トリ(C1−C30)アルキルシリル、トリ(C6−C30)アリールシリル、ジ(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールシリル、(C1−C30)アルキルジ(C6−C30)アリールシリル、アミノ、モノ又はジ(C1−C30)アルキルアミノ、モノ又はジ(C6−C30)アリールアミノ、(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールアミノ、(C1−C30)アルキルカルボニル、(C1−C30)アルコキシカルボニル、(C6−C30)アリールカルボニル、ジ(C6−C30)アリールカルボニル、ジ(C1−C30)アルキルカルボニル、(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールカルボニル、(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキル及び(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールからなる群から選択された少なくとも一つであり、好ましくは、各々が独立して重水素、ハロゲン、(C1−C6)アルキル、(C6−C15)アリール、(5〜15員)ヘテロアリール及びジ(C6−C15)アリールアミノからなる群から選択された少なくとも一つである。
上式1において、A、B及びCは,各々が独立して、
を表し、A、B及びCの各々は同一又は異なり、好ましく同一である。
L1は単結合、置換又は非置換(C1−C30)アルキレン、置換又は非置換(C6−C30)アリーレン、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し、好ましくは単結合、置換又は非置換(C6−C20)アリーレン、若しくは非置換(5〜20員)ヘテロアリーレンを表し、より好ましくは単結合、(C1−C6)アルキル置換または非置換(C6−C15)アリーレン、若しくは非置換(5〜15員)ヘテロアリーレンを表す。
L2は、置換又は非置換(C1−C30)鎖式炭化水素、置換又は非置換(C6−C30)芳香族炭化水素環、若しくは置換又は非置換(5〜30員)芳香族複素環に由来する第三級残基を表し、好ましくは非置換(C6−C20)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表し、より好ましくは非置換(C6−C15)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表す。
Ar1〜Ar6は、各々が独立して置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいはAr1とAr2、Ar3とAr4、又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;好ましくは、各々が独立して置換又は非置換(C6−C20)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜20員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4、又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜20員)多環式芳香族環を形成してもよく、この環の炭素原子は窒素で置き換えられてもよく;より好ましくは、各々が独立して重水素、ハロゲン、(C1−C6)アルキル、(C6−C15)アリール、ジ(C6−C15)アリールアミノ、若しくは(5〜15員)ヘテロアリールで置換された又は非置換の(C6−C20)アリール、;又は、(C6−C15)アリール置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して(C6−C15)アリール置換又は非置換インドール環;又は、(C1−C4)アルキル、フェニル若しくはナフチルで置換された又は非置換の(C6−C15)アリールで置換されたインドロカルバゾール環、若しくはフェニル置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールで置換されたインドロカルバゾール環を形成してもよい。
Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表す。
R1〜R3は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシル、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルケニル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいは、R1とR2は、互いに結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は、窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;好ましくは、各々が独立して非置換(C1−C10)アルキル又は非置換(C6−C20)アリールを表し;あるいは、R1とR2は互いに結合して(3〜20員)単環の脂環式環を形成してもよく;より好ましくは、各々が独立して非置換(C1−C6)アルキル又は非置換(C6−C15)アリールを表し;あるいは、R1とR2は互いに結合してシクロペンタン環又はシクロヘキサン環を形成してもよい。
R4〜R8は、各々が互いに独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキル、−N(R10)(R11)、−Si(R12)(R13)(R14)、−S(R15)、−O(R16)、シアノ、ニトロ若しくはヒドロキシルを表し;又は、隣接した置換基と結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;好ましくは、各々が独立して水素又は非置換(C6−C20)アリールを表し;又は、隣接した置換基と結合して(6〜20員)単環の芳香族環を形成してもよく;より好ましくは、各々が独立して水素又は非置換(C6−C15)アリールを表し;又は、隣接した置換基と結合してベンゼン環を形成してもよい。
a、c、d及びeは、各々が独立して1〜4の整数を表し;a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なる。好ましくは、aは1又は4を表し、cとdは各々が独立して2〜4の整数を表し、eは3又は4を表す。
bは1又は2、好ましくは2を表す。
l、m及びnは、各々が独立して0〜2の整数を表す。l+m+nは1以上であり、好ましくは1又は2である。
本発明の一実施形態によれば、上式1中のA、B及びCは、各々が独立して
を表し、各々のA、BおよびCは同一であり;L1は、単結合,置換又は非置換(C6−C20)アリーレン、若しくは非置換(5〜20員)ヘテロアリーレンを表し;L2は、非置換(C6−C20)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表し;Ar1〜Ar6は、各々が独立して置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜20員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜20員)多環式芳香族環を形成してもよく、この環の炭素原子は窒素で置き換えられてもよく;Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;R1〜R3は、各々が独立して非置換(C1−C10)アルキル又は非置換(C6−C20)アリールを表し;あるいは、R1とR2は各々が互いに結合して(3〜20員)単環の脂環式環を形成してもよく;R4〜R8は、各々が独立してハロゲン若しくは非置換(C6−C20)アリールを表し、又は、隣接した置換基と結合して(6〜20員)単環の芳香族環を形成してもよく;aは1又は4を表し;cとdは各々が独立して2〜4の整数を表し;eは3又は4を表し;a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;bは2を表し;l、mおよびnは各々が独立して0〜2の整数を表し;l+m+nは1又は2である。
本発明の他の実施形態によれば、上式1中のA、B及びCは各々が独立して
を表し、各々のA、B及びCは同一であり;L1は、単結合、(C1−C6)アルキル置換又は非置換(C6−C15)アリーレン、若しくは非置換(5〜15員)ヘテロアリーレンを表し;L2は、非置換(C6−C15)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表し;Ar1〜Ar6は、各々が独立して重水素、ハロゲン、(C1−C6)アルキル、(C6−C15)アリール、ジ(C6−C15)アリールアミノ若しくは(5〜15員)ヘテロアリールで置換された又は非置換の(C6−C20)アリール、;又は、(C6−C15)アリール置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して(C6−C15)アリール置換又は非置換インドール環;又は、(C1−C4)アルキル、フェニル若しくはナフチルで置換された又は非置換の(C6−C15)アリールで置換されたインドロカルバゾール環、若しくはフェニル置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールで置換されたインドロカルバゾール環を形成してもよく;Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;R1〜R3は、各々が独立して非置換(C1−C6)アルキル又は非置換(C6−C15)アリールを表し;あるいは、R1とR2は、各々が互いに結合してシクロペンタン環又はシクロヘキサン環を形成してもよく;R4〜R8は、各々が独立してハロゲン又は非置換(C6−C15)アリールを表し、若しくは隣接した置換基と結合してベンゼン環を形成してもよく;aは1又は4を表し;c及びdは各々独立して2〜4の整数を表し;eは3又は4を表し;a、c、d又はeが2の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;bは2を表し;l、m及びnは各々が独立して0〜2の整数を表し;l+m+nは1又は2である。
本発明の具体的な化合物は以下の化合物を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス化合物は、当業者に公知の合成方法によって生産することができる。例えば、該化合物は以下の反応スキームに従って生産することができる。
[反応スキーム1]
上式において、L1、Ar1、Ar2、R4〜R8およびa〜eは上式1に定義された通りであり、Halはハロゲンを表す。
本発明は、式1の有機エレクトロルミネッセンス化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス材料、及び該材料を含む有機エレクトロルミネセンス素子を提供する。
上記の材料は、本発明だけに従った有機エレクトロルミネッセンス化合物から成ることができ、又は一般に有機エレクトロルミネッセンス材料に使用される従来の材料を更に含むことができる。
有機エレクトロルミネッセンス素子は第1電極;第2電極;および第1電極と第2電極の間に少なくとも1の有機層を含む。有機層は、式1の少なくとも1の有機エレクトロルミネッセンス化合物を含んでもよい。
第1電極および第2電極の一つは陽極であり、他は陰極である。有機層は発光層を含み、および正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層、中間層(interlayer)、正孔阻止層、電子阻止層からなる群から選択された少なくとも1の層を更に含んでもよい。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物は、発光層及び正孔輸送層の少なくとも一つに含まれ得る。正孔輸送層に使用する場合は式1で表される有機エレクトロルミネッセンス化合物を正孔輸送材料として含むことができる。発光層に使用する場合は式1で表される有機エレクトロルミネッセンス化合物をホスト材料として含むことができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子は、ホスト材料として本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物以外の1以上の化合物を更に含むことができ、および1以上のドーパントを更に含むことができる。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物がホスト材料(第1ホスト材料)として含まれる場合は他の化合物が第2ホスト材料として含まれてもよい。ここで、第1ホスト材料対第2ホスト材料の比は1:99〜99:1の範囲にある。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物以外のホスト材料は任意の既知蛍光又は燐光ホストからのものの場合がある。具体的には、下の式6〜8の化合物からなる群から選択される燐光ホストが発光効率からみて好ましい。
H−(Cz−L4)h−M −−−−−−−(6)
H−(Cz)i−L4−M −−−−−−−(7)
上式において、Czは以下の構造を表し;
R21〜R24は、水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(3〜30員)ヘテロアリール、若しくは−SiR25R26R27を表し;
R25〜R27は、各々が独立して置換又は非置換(C1−C30)アルキル、若しくは置換又は非置換(C6−C30)アリールを表し;
L4は、単結合、置換又は非置換(C6−C30)アリーレン、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し;
Mは、置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;
Y1とY2は、Y1とY2が同時に存在しないことを条件として、各々が独立して−O−、−S−、−N(R31)−又は−C(R32)(R33)−を表し;
R31〜R33は、各々が独立して置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し、R32とR33は同一又は異なってもよく;
hとiは、各々が独立して1〜3の整数を表し;
j、k、o及びpは、各々が独立して0〜4の整数を表し;
h、i、j、k、o又はpが2以上の整数である場合、各々の(Cz−L4),各々の(Cz)、各々のR21、各々のR22、各々のR23又は各々のR24は同一又は異なってもよい。
具体的には、ホスト材料の好ましい例は以下の通りである:
[式中のTPSはトリフェニルシリルを表す]。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子に含まれるドーパントは、蛍光又は燐光ドーパントの場合があり、好ましくは、少なくとも一つは燐光ドーパントである。本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子に適用したドーパント材料は、好ましくはイリジウム、オスミウム、銅及び白金のメタル化錯体化合物から選択されてもよく、より好ましくはイリジウム、オスミウム、銅及び白金のオルト−メタラート化錯体化合物、更により好ましくはオルト−メタラート化イリジウム錯体化合物から選択されてもよいが、これらに限定されるものではない。
燐光ドーパントは、好ましくは以下の式9〜11で表される化合物から選択されてもよい。
上式において、Lは以下の構造から選択される:
R100は、水素、若しくは置換又は非置換(C1−C30)アルキルを表し;
R101〜R109及びR111〜R123は、各々が独立して水素;重水素;ハロゲン;ハロゲン置換又は非置換(C1−C30)アルキル;シアノ;置換又は非置換(C1−C30)アルコキシ;若しくは置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキルを表し;R120〜R123の隣接した置換基は互いに結合して縮合環(例えば、キノリン)を形成してもよく;
R124〜R127は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、若しくは置換又は非置換(C6−C30)アリールを表し;R124〜R127がアリール基である場合、隣接した置換基は互いに結合して縮合環(例えば、フルオレン)を形成してもよく;
R201〜R211は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、ハロゲン置換又は非置換(C1−C30)アルキル、若しくは置換又は非置換(C6−C30)アリールを表し;
oとpは、各々が独立して1〜3の整数を表し;o又はpが2以上の整数である場合、各々のR100は同一又は異なってもよく;及び
qは1〜3の整数を表す。
具体的には、燐光ドーパント材料は以下を挙げることができる。
本発明の他の実施形態において、有機エレクトロルミネッセンス素子のための組成物を提供する。組成物はホスト材料又は正孔輸送材料として本発明に従った化合物を含む。
加えて、本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子は第1電極;第2電極;および第1電極と第2電極の間に少なくとも1の有機層を包含する。
有機層は発光層を含み、該発光層は本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子のための組成物を含んでもよい。本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子は、式1で表される有機エレクトロルミネッセンス化合物に加えて、アリールアミン系化合物及びスチリルアリールアミン系化合物からなる群から選択された少なくとも1の化合物を更に含んでもよい。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子では、有機層は周期表の1族の金属、2族の金属、第4周期の遷移金属、第5周期の遷移金属、ランタニド及びd−遷移元素の有機金属からなる群から選択された少なくとも1の金属、又は前記金属を含む少なくとも1の錯体化合物を更に含んでもよい。有機層は発光層及び電荷発生層を更に含んでもよい。
加えて、本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子は、本発明に従った化合物以外に当該技術分野における公知の青色エレクトロルミネセンス化合物、赤色エレクトロルミネセンス化合物又は緑色エレクトロルミネセンス化合物を含む少なくとも1の発光層を更に含むことによって白色を発光してもよい。また、必要に応じて、黄色又は橙色発光層を素子に含めることができる。
本発明によれば、少なくとも1の層(以下、「表層(surface layer)」)は、好ましくは一方又は両方の電極上の内面に配置され;カルコゲン化物層、金属ハロゲン化物層及び金属酸化物層から選択される。具体的には、シリコン又はアルミニウムのカルコゲン化物(酸化物を含む)は、好ましくはエレクトロルミネセンス媒体層の陽極表面に配置され、金属ハロゲン化物又は金属酸化物層は、好ましくはエレクトロルミネセンス媒体層の陰極表面に配置される。そのような表面層は有機エレクトロルミネッセンス素子に稼働安定性を提供する。好ましくは、前記カルコゲン化物は、SiOX(1≦X≦2)、AlOX(1≦X≦1.5)、SiON、SiAlONなどが挙げられる。前記金属ハロゲン化物は、LiF、MgF2、CaF2、希土類金属フッ化物などを挙げることができ;前記金属酸化物はCs2O、Li2O、MgO、SrO、BaO、CaOなどが挙げられる。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子において、電子輸送化合物と還元性ドーパントの混合領域、又は正孔輸送化合物と酸化性ドーパントの混合領域は、好ましくは一対の電極の少なくとも1の表面に配置される。この場合、電子輸送化合物はアニオンに還元され、これによって混合領域からエレクトロルミネセンス媒体への電子の注入及び輸送がより容易になる。さらに、正孔輸送化合物がカチオンに酸化され、これによって混合領域からエレクトロルミネセンス媒体への正孔の注入および輸送がより容易になる。好ましくは、酸化性ドーパントは種々のルイス酸及びアクセプタ化合物が挙げられ;及び、還元性ドーパントはアルカリ金属、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属、希土類金属及びそれらの混合物を挙げることができる。還元性ドーパント層を電荷発生層として用いて、2以上のエレクトロルミネセンス層を有した白色を発光するエレクトロルミネセンス素子の製造が可能である。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス素子の各々の層を形成するため、真空蒸着、スパッターリング、プラズマ及びイオンプレーティング法のような乾式膜形成法、又はスピンコーティング、含浸塗工及びフロー・コーティング法のような湿式膜形成法を使用することができる。
湿式膜形成法を用いるときは、薄膜は、各々の層を形成する材料をエタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの任意の好適な溶媒に溶解又は拡散させて形成することができる。溶媒は、各々の層を形成する材料を溶解又は拡散でき、かつ膜形成能に問題がない任意の溶媒があり得る。
以下に、有機エレクトロルミネッセンス化合物、該化合物の生産方法及び素子のルミネセンス特性を以下の例に関して詳細に説明する。
例1:化合物C−2の生産
化合物1−1の生産
反応容器中で2−ブロモヨードベンゼン(60g、212mmol)、4−ジベンゾフランボロン酸(30g、142mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(3g、2.8mmol)、炭酸ナトリウム(37g、354mmol)、1000mLのトルエン及び200mLのエタノールを混合した後、200mLの蒸留水を混合物に加えて、その混合物を120℃で6時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、溶媒をロータリー蒸発装置によって除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物1−1(32g、68%)が得られた。
化合物1−3の生産
反応容器中で化合物1−1(30g、93mmol)と300mLのテトラヒドロフランを混合した後、容器を窒素雰囲気下で−78℃に冷却した。次いで、n−ブチルリチウム 48mL(2.5M、120mmol)を混合物にゆっくり滴下した。混合物を−78℃で2時間撹拌した後、400mLのテトラヒドロフランに溶解した2−ブロモフルオレノンを混合物にゆっくり滴下した。加えた後、反応温度を室温までゆっくり加熱し、混合物を更に30分間撹拌した。次いで、塩化アンモニウム水溶液を反応溶液に加えて反応を完結させ、混合物を酢酸エチルで抽出した。次いで、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。900mLの酢酸と0.5mLのHClを生成した化合物1−2に加えて、混合物を120℃下で一夜撹拌した。次いで、溶媒をロータリー蒸発装置で除去し、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物1−3(28g、75%)が得られた。
化合物C−2の生産
反応容器中で化合物1−3(10g、23.3mmol)、N−フェニルビフェニル−4−アミン(6g、24.5mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.2g,0.98mmol)、トリ−t−ブチルホスフィン1mL(50%、2.45mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(3.5g、37mmol)及び120mLのo−キシレンを混合した後、混合物を還流下で8時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、生成した固形物をろ過し、塩化メチレン(MC)で洗浄した。次いで、ろ液を減圧下で蒸留し、カラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物C−2(13g、82%)が得られた。
例2:化合物C−122の生産
化合物2−1の生産
反応容器中で1−ブロモ−4−クロロ−2−ニトロベンゼン(38g、161.82mmol)、4−ジベンゾフランボロン酸(37.7g、178mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(5.6g、4.85mmol)、炭酸ナトリウム(43g、404.55mmol)、800mLのトルエン及び200mLのエタノールを混合した後、200mLの蒸留水を混合物に加えて、その混合物を120℃で2時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物2−1(51g、97%)が得られた。
化合物2−2の生産
反応容器中で化合物2−1(51g、157.54mmol)、塩化スズ(107g、472.62mmol)および1.6Lの酢酸エチルを混合した後、混合物を還流下で4時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物2−2(31g、70%)が得られた。
化合物2−3の生産
反応容器中で化合物2−2(28g、95.2mmol)とパラトルエンスルホン酸(56g、285.88mmol)をアセトニトリルに溶解した後、亜硝酸ナトリウム(14g、190.68mmol)と、0℃の水に溶解したヨウ化カリウム(39.2g、238.00mmol)を混合物に加えた。次いで、混合物を6時間撹拌し、蒸留水で洗浄し、有機層を酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物2−3(30.4g、79%)が得られた。
化合物2−5の生産
反応容器中で化合物2−3(30.4g、75.12mmol)と260mLのテトラヒドロフランを混合した後、反応容器を窒素雰囲気下で−78℃に冷却した。次いで、n−ブチルリチウム 40mL(2.5M、97.68mmol)を混合物にゆっくり滴下した。混合物を−78℃で2時間撹拌した後、260mLのテトラヒドロフランに溶解したフルオレノンを混合物にゆっくり滴下した。加えた後に反応温度を室温までゆっくり加熱し、混合物を更に30分間撹拌した。次いで、塩化アンモニウム水溶液を反応溶液に加えて反応を完結させ、混合物を酢酸エチルで抽出した。次いで、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。720mLの酢酸と72mLのHClを、生成した化合物2−4に加えて、混合物を120℃下で一夜撹拌した。次いで、溶媒をロータリー蒸発装置で除去し、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物2−5(18g、54%)が得られた。
化合物C−122の生産
反応容器中で化合物2−5(4.5g、10.21mmol)、4−(ナフタレン−2−イル)−N−フェニルアニリン(3.3g、11.23mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.12g,0.51mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.4g、1.02mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(2.0g、20.42mmol)および51mLのo−キシレンを混合した後、混合物を還流下で8時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、生成した固形物をろ過し、塩化メチレン(MC)で洗浄した。次いで、ろ液を減圧下で蒸留し、カラムクロマトグラフィー で精製することよって化合物C−122(4.1g、58%)が得られた。
例3:化合物C−145の生産
化合物3−1の生産
反応容器中で2−ブロモ−9−フェニルカルバゾール(43g、133mmol)、2−クロロアニリン(20.7mL、200mmol)、酢酸パラジウム(1.2g、5.33mmol)、トリ−t−ブチルホスフィン 5.2mL(50%,10.6mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(32g、333mmol)および380mLのトルエンを混合した後、混合物を還流下で3時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を塩化メチレンで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物3−1(47g、96%)が得られた。
化合物3−2の生産
反応容器中で化合物3−1(47g、127mmol)、酢酸パラジウム(1.4g、6.38mmol)、テトラフルオロホウ酸トリシクロヘキシルホスホニウム(4.7g、12.7mmol)、炭酸セシウム(124g、383mmol)及び600mLのジメチルアセトアミドを混合した後、混合物を還流下で3時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を塩化メチレンで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物3−2(25g、59%)が得られた。
化合物C−145の生産
反応容器中で化合物1−3(7.3g、15.0mmol)、化合物3−2(5g、15.0mmol)、ヨウ化銅(1.4g、7.52mmol)、エチレンジアミン(2mL、30.0mmol)、炭酸セシウム(12.2g、37.6mmol)及び75mLのオルソキシレンを混合した後、混合物を還流下で3時間撹拌した。反応後に混合物を蒸留水で洗浄し、有機層を塩化メチレンで抽出した。抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、溶媒をロータリー蒸発装置で除去した。次いで、残留物質をカラムクロマトグラフィーで精製することよって化合物C−145(8.1g、73%)が得られた。
化合物C−1〜C−171は、例1〜3と同様な方法で生産した。代表的な化合物の詳細データを下記の表1に示す。
素子例1:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を用いたOLED素子の製造
OLED素子を本発明に従った発光材料を用いて製造した。有機発光ダイオード(OLED)素子用ガラス基板上の透明電極酸化インジウムスズ(ITO)薄膜(15Ω/sq)(ジオマテック、日本)をアセトンとイソプロピルアルコールで順次洗浄し、次いでイソプロピルアルコール中に保管した。次いで、ITO基板に真空蒸着装置の基板ホルダーを取り付けた。N1,N1’−([1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジイル)ビス(N1−(ナフタレン−1−イル)−N4,N4−ジフェニルベンゼン−1,4−ジアミン)を前記真空蒸着装置のセル内に導入し、次いで前記装置チャンバー内の圧力を10−6トールに制御した。その後、セルに電流を印加して上記の導入材料を蒸発させるとITO基板上に60nmの厚さをもつ正孔注入層が形成された。次いで、本発明に従った化合物C−2を前記真空蒸着装置の別のセルに導入し、セルに電流を印加して蒸発させると正孔注入層上に20nmの厚さをもつ正孔輸送層が形成された。その後、ホスト材料として9−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−9’−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾールを真空蒸着装置のセル内に導入し、ドーパントとして化合物D−1を別のセルに導入した。2つの材料を異なる速度で蒸発させ、ホスト及びドーパントの全重量に基づいて15重量%のドーピング量で蒸着させると正孔輸送層上に厚さ30nmの発光層が形成された。次いで、2−(4−(9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン−2−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールをセル内に導入し、リチウムキノルレートを別のセル内に導入した。2つの材料を同じ速度で蒸発させ、それぞれ50重量%の量で蒸着させると発光層上に30nmの厚さを持つ電子輸送層が形成された。次いで、電子輸送層上に2nmの厚さを持つ電子注入層としてリチウムキノルレートを蒸着させた後、150nmの厚さを持つAl陰極を電子注入層上に別の真空蒸着装置によって蒸着させた。このようにしてOLED素子を製造した。OLED素子を製造するために使用した全材料は、使用前に10−6トールで真空昇華精製を行った。
製造したOLED素子は1100cd/m2の輝度及び2.4mA/cm2の電流密度を有した緑色発光を示した。
素子例2:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−4を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は2200cd/m2の輝度及び4.9mA/cm2の電流密度を有した緑色発光を示した。
素子例3:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−27を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は1500cd/m2の輝度及び3.3mA/cm2の電流密度を有した緑色発光を示した。
素子例4:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−44を使用して20nmの厚さを持つ正孔輸送層を形成させ;ホストとして、9−フェニル−3−(4−(9−(4−フェニルキナゾリン−2−イル)−9H−カルバゾール−3−イル)フェニル)−9H−カルバゾールを真空蒸着装置のセルに導入し、ドーパントとして化合物D−37を別のセルに導入し、2つの材料を異なる速度で蒸発させて、ホストとドーパントの全重量に基づいて3重量%のドーピング量で蒸着させることによって正孔輸送層上に30nmの厚さを持つ発光層が形成された以外は、素子例1と同様に製造した。
製造したOLED装置は1800cd/m2の輝度及び13.2mA/cm2の電流密度を有した赤色発光を示した。
素子例5:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−125を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例4と同様に製造した。
製造したOLED素子は1100cd/m2の輝度及び8.3mA/cm2の電流密度を有した赤色発光を示した。
素子例6:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、正孔輸送層用に化合物C−3;ホスト用に下記のような化合物H−1;およびドーパント用に下記のような化合物H−2を使用する以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は1200cd/m2の輝度及び28.6mA/cm2の電流密度を有した青色発光を示した。
素子例7:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−5を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例6と同様に製造した。
製造したOLED装置は800cd/m2の輝度及び17.8mA/cm2の電流密度を有した青色発光を示した。
素子例8:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−123を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例6と同様に製造した。
製造したOLED素子は900cd/m2の輝度及び20.5mA/cm2の電流密度を有した青色発光を示した。
素子例9:本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物C−145を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は1600cd/m2の輝度及び3.2mA/cm2の電流密度を有した緑色発光を示した。
比較例1:在来型有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物R−1を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は11400cd/m2の輝度及び30.7mA/cm2の電流密度を有した緑色発光を示した。
比較例2:在来型有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物R−1を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させ;ホスト用に化合物H−1を使用し、および発光材料のドーパント用に下記のような化合物H−3を使用して正孔輸送層上に30nmの厚さを持つ発光層を形成させた以外は素子例1と同様に製造した。
製造したOLED素子は3500cd/m2の輝度及び100mA/cm2の電流密度を有した青色発光を示した。
比較例3:在来型有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用したOLED素子の製造
OLED素子を、化合物R−1を蒸発させて厚さ20nmで正孔輸送層を形成させた以外は素子例4と同様に製造した。
製造したOLED素子は4800cd/m2の輝度及び57.8mA/cm2の電流密度を有した赤色発光を示した。
本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物の発光特性は在来型化合物よりも優れていることが検証された。加えて、本発明に従った有機エレクトロルミネッセンス化合物を使用した有機エレクトロルミネッセンス素子は、特に発光効率及び電流効率で優れた発光特性を有している。

Claims (10)

  1. 以下の式1によって表される有機エレクトロルミネッセンス化合物:
    上式において、A、B及びCは各々が独立して
    を表し、A、B及びCの各々は同一又は異なり;
    L1は、単結合、置換又は非置換(C1−C30)アルキレン、置換又は非置換(C6−C30)アリーレン、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し;
    L2は、置換又は非置換(C1−C30)鎖式炭化水素、置換又は非置換(C6−C30)芳香族炭化水素環、若しくは置換又は非置換の(5〜30員)芳香族複素環に由来する第三級残基を表し;
    Ar1〜Ar6は、各々が独立して置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
    Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;
    R1〜R3は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシル、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルケニル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、若しくは置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリールを表し;あるいは、R1とR2は、互いに結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は、窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
    R4〜R8は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、置換又は非置換(C3−C30)シクロアルキル、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキル、−N(R10)(R11)、−Si(R12)(R13)(R14)、−S(R15)、−O(R16)、シアノ、ニトロ若しくはヒドロキシルを表し;又は、隣接の置換基と結合して(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
    R10〜R16は、各々が独立して水素、重水素、ハロゲン、置換又は非置換(C1−C30)アルキル、置換又は非置換(C6−C30)アリール、置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、置換又は非置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、若しくは置換又は非置換(C3−C30の)シクロアルキルを表し;又は、隣接した置換基と結合して、(3〜30員)単環式又は多環式、脂環式又は芳香族の環を形成してもよく、これらの環の炭素原子は窒素、酸素及び硫黄から選択された少なくとも1のヘテロ原子で置き換えられてもよく;
    a、c、d及びeは、各々が独立して1〜4の整数を表し;
    a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;
    bは1又は2を表し;
    l、mおよびnは各々が独立して0〜2の整数を表し;
    l+m+nは1以上であり;
    ヘテロシクロアルキルとヘテロアリール(ヘテロアリーレン)は、各々が独立してB、N、O、S、P(=O)、Si及びPから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含む。
  2. 前記化合物が以下の式2で表される、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物:
    上式において、A、X、R4〜R8、a、b、c、d及びeは請求項1に定義された通りであり;lは1又は2である。
  3. 前記化合物が以下の式3によって表される、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物:
    上式において、B、X、R4〜R8、a、b、c、d及びeは請求項1に定義された通りであり;mは1又は2である。
  4. 前記化合物が以下の式4によって表される、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物:
    上式において、A、C、X、R4〜R8、a、b、c、d及びeは請求項1に定義された通りであり;l及びnは、各々が独立して1である。
  5. 前記化合物が以下の式5によって表される、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物:
    上式において、B、C、X、R4〜R8、a、b、c、d及びeは請求項1に定義された通りであり;m及びnは各々が独立して1である。
  6. R1〜R8、R10〜R16、L1、L2、及びAr1〜Ar6における置換(C1−C30)アルキル(アルキレン)、置換(C3−C30)シクロアルキル、置換(C3−C30)シクロアルケニル、置換(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換(C6−C30)アリール(アリーレン)、置換(5〜30員)ヘテロアリール(ヘテロアリーレン)及び置換(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキルの置換基は、各々が独立して重水素、ハロゲン,シアノ,カルボキシル,ニトロ、ヒドロキシル、(C1−C30)アルキル、ハロ(C1−C30)アルキル、(C2−C30)アルケニル、(C2−C30)アルキニル、(C1−C30)アルコキシ、(C1−C30)アルキルチオ、(C3−C30)シクロアルキル、(C3−C30)シクロアルケニル、(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、(C6−C30)アリールオキシ、(C6−C30)アリールチオ、(C6−C30)アリール置換又は非置換(5〜30員)ヘテロアリール、(5〜30員)ヘテロアリール置換又は非置換(C6−C30)アリール、トリ(C1−C30)アルキルシリル、トリ(C6−C30)アリールシリル、ジ(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールシリル、(C1−C30)アルキルジ(C6−C30)アリールシリル、アミノ、モノ又はジ(C1−C30)アルキルアミノ、モノ又はジ(C6−C30)アリールアミノ、(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールアミノ、(C1−C30)アルキルカルボニル、(C1−C30)アルコキシカルボニル、(C6−C30)アリールカルボニル、ジ(C6−C30)アリールボロニル、ジ(C1−C30)アルキルボロニル、(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールボロニル、(C6−C30)アリール(C1−C30)アルキル及び(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールからなる群から選択された少なくとも一つである、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物。
  7. A、B及びCは、各々が独立して
    を表し、A,B及びCは同一であり;
    L1は、単結合、置換又は非置換(C6−C20)アリーレン、若しくは非置換(5〜20員)ヘテロアリーレンを表し;
    L2は、非置換(C6−C20)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表し;
    Ar1〜Ar6は、各々が独立して置換又は非置換(C6−C20)アリール又は置換又は非置換(5〜20員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して置換又は非置換(3〜20員)多環式環を形成してもよく、この環の炭素原子は窒素で置き換えられてもよく;
    Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;
    R1〜R3は、各々が独立して非置換(C1−C10)アルキル又は非置換(C6−C20)アリールを表し;あるいは、R1とR2は、互いに結合して(3〜20員)単環の脂環式環を形成してもよく;
    R4〜R8は、各々が独立して水素又は非置換(C6−C20)アリールを表し;又は、隣接した置換基と結合して(6〜20員)単環の芳香族環を形成してもよく;
    aは1又は4を表し;cとdは各々が独立して2〜4の整数を表し;eは3又は4を表し;a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;
    bは2を表し;
    l、m及びnは、各々が独立して0〜2の整数を表し;
    及びl+m+nは1又は2である、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物。
  8. A、B及びCは、各々が独立して
    を表し、A、B及びCの各々は同一であり;
    L1は、単結合、(C1−C6)アルキル置換又は非置換(C6−C15)アリーレン、若しくは非置換(5〜15員)ヘテロアリーレンを表し;
    L2は、非置換(C6−C15)芳香族炭化水素環に由来する第三級残基を表し;
    Ar1〜Ar6は、各々が独立して重水素、ハロゲン、(C1−C6)アルキル、(C6−C15)アリール、ジ(C6−C15)アリールアミノ若しくは(5〜15員)ヘテロアリールで置換された又は非置換の(C6−C20)アリール、;又は、(C6−C15)アリール置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールを表し;あるいは、Ar1とAr2、Ar3とAr4又はAr5とAr6は、互いに結合して(C6−C15)アリール置換又は非置換インドール環;又は、(C1−C4)アルキル、フェニル若しくはナフチルで置換された又は非置換の(C6−C15)アリールで置換されたインドロカルバゾール環、若しくはフェニル置換又は非置換(5〜15員)ヘテロアリールで置換されたインドロカルバゾール環を形成してもよく;
    Xは、−O−、−S−、−C(R1)(R2)−又は−N(R3)−を表し;
    R1〜R3は、各々が独立して非置換(C1−C6)アルキル又は非置換(C6−C15)アリールを表し;あるいは、R1とR2は互いに結合してシクロペンタン環又はシクロヘキサン環を形成してもよく;
    R4〜R8は、各々が独立して水素又は非置換(C6−C15)アリールを表し;又は、隣接した置換基と結合してベンゼン環を形成してもよく;
    aは1又は4を表し;cとdは、各々独立して2〜4の整数を表し;eは3又は4を表し;a、c、d又はeが2以上の整数である場合、各々の置換基は同一又は異なり;
    bは2を表し;
    l、m及びnは、各々が独立して0〜2の整数を表し;
    l+m+nは1又は2である。
  9. 式1で表される化合物が、
    からなる群から選択される、請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス化合物:
  10. 請求項1に従った化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子。

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