JP2016501518A - 非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法 - Google Patents
非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016501518A JP2016501518A JP2015541909A JP2015541909A JP2016501518A JP 2016501518 A JP2016501518 A JP 2016501518A JP 2015541909 A JP2015541909 A JP 2015541909A JP 2015541909 A JP2015541909 A JP 2015541909A JP 2016501518 A JP2016501518 A JP 2016501518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- species
- culture system
- genus
- culture
- spp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/12—Unicellular algae; Culture media therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G33/00—Cultivation of seaweed or algae
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Virology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Botany (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
Description
本出願は、発明の名称が「混合栄養条件下で微生物を培養する方法」である2012年11月9日に出願された米国特許仮出願第61/724,710号;発明の名称が「混合栄養システムおよび方法」である2013年3月15日に出願された米国特許仮出願第61/798,969号;発明の名称が「混合栄養技術」である2013年3月15日に出願された米国特許仮出願第61/799,151号;および発明の名称が「非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法」である2013年9月13日に出願された米国特許仮出願第61/877,894号の利益を主張するものであり、これらの全内容は参照により本明細書に援用される。
「微生物」の用語は、微細藻類およびシアノバクテリアなどの微細な生物を意味する。微細藻類としては、微細な多細胞植物(例:アオウキクサ)、光合成微生物、従属栄養微生物、珪藻類、渦鞭毛藻類、および単細胞藻類が挙げられる。
非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法は:培養容器中において、少なくとも何らかの汚染細菌を含んでいる微生物の培養物を、水性培地に播種すること;微生物の培養系に少なくとも何らかの光を供給すること;および微生物の培養系に、有機酸を含む有機炭素源を供給すること、を含む。有機炭素源としての有機酸の選択は、高い成長率を達成するために、許容される閾値未満に汚染細菌のレベルを維持することに寄与し得る。実際には、ゼロに近付くまでの細菌集団の低減を実際に可能とすることは(例:スチーム殺菌またはその他の公知の手順による)、培養密度が0.05〜10g/Lである大体積の照明培養系において、非常に高いコストが掛かり得ることから、有機炭素源を含む微細藻類またはシアノバクテリアの照明培養系などの非純粋培養条件下の微生物を含む培養系は、少なくとも何らかの汚染細菌を有することになることは認識される。加えて、特定の細菌は、シアノコバラミンなどの微細藻類またはシアノバクテリアにとっての必須栄養素またはその他の価値のある産物の生産に関与し得ることから、培養系の細菌集団を完全に排除することが望ましくない場合もある。従って、ある実施形態では、汚染細菌のレベルは、培養系の総細胞数の25%、20%、10%、または5%未満に維持されてよい。
培地中に有機炭素源を用いることは、有機炭素源のない光栄養培地よりも、微生物培養系の細菌汚染のより高いリスクをもたらす。細菌のいくつかの種は、微細藻類またはシアノバクテリアよりも速く成長することができるため、細菌は、微細藻類またはシアノバクテリアの培養資源および微細藻類またはシアノバクテリア自体を凌駕しかねない。従って、細菌汚染を制御する能力は、混合栄養培養系の効率に寄与する1つの因子である。酢酸などの有機酸は、特定の条件下で細菌の成長を阻害することが見出されており、それは、メチオニンの合成を担う酵素(o‐スクシニルトランスフェラーゼ)の変性と関連付けられ得る。細菌の増殖は、酢酸含有培地よりもグルコース含有培地の方が速いことが見出されており、このことは、有機炭素源として酢酸を選択することの有益性を示している。加えて、酢酸は、グルコース供給培養系で観察されるよりも酸化ストレス(すなわち、オゾン、過酸化水素)に対する細菌の耐性をさらに低下させることも見出された。
溶存酸素(DO)レベルは、最適な混合栄養成長にとっての制限栄養素であることが示されている。従って、酸素などの気体を高速で培養系へ輸送可能であることは、混合栄養培養系の効率に寄与する1つの因子である。定常状態において、酸素輸送速度は、微細藻類またはシアノバクテリア細胞による酸素消費の速度に等しい。気液界面の物質輸送は、以下の式を用いて算出することができ:
ここで、kLa=酸素利用速度/(濃度勾配)となり;
kLは、液体培地中への酸素輸送に対する物質輸送係数であり;
aは、液体の単位体積あたりの気体の界面表面積であり;
kLaは、Hzまたは(秒−1)で測定される気液界面物質輸送の尺度(metric)であり、ここで、より大きい値のkLaは、より良好な物質輸送、および微細藻類の体積成長速度によって決定されるより高い反応器性能に相当する。
クロレラ属菌種SNL333(アリゾナ州立大学によって単離された地域の菌株(local strain)であり、試験を行った時点にて、クロレラ属菌種として最初の報告が成された;ツルピッヒャーストラッセ 47b、50674 ケルン、ドイツ、ケルン大学(University of Cologne, Zulpicher Strasse 47 b, 50674 Koln, Germany)のDr. Barbara Melkonianによってさらなる分析が行われ、この微細藻類株が、その他の既知のクロレラ属菌種と識別特性を共有していることが確認された)を、非純粋培養条件の酢酸/pHオーソスタット供給システムを用い、非純粋培養混合栄養条件下にて8日間成長させた。実験は単一バッチとして行い、この8日間の間に回収を行わなかった。この試験は、2フィート掛ける2フィートの平面パネル型空気注入フォトバイオリアクター中、14リットル(L)の運転体積で行った。酢酸溶液の添加により、体積は15Lまで増加した。コントロール処理も、光独立栄養(光栄養)培養のためのCO2/pHオーソスタットシステムで行った。この反応器に、対数成長期のクロレラ属菌種SNL333単一藻培養系の3Lを0.1g/Lで播種した。播種物は、BG‐11培地中、およそ0.5g/Lで運転されている屋外のレースウェイポンドから得た。次に、培養系を、1から2.5g/Lの密度が得られるまで、2フィート掛ける2フィートの平面パネル型フォトバイオリアクターに適応させた。培養系に硝酸塩‐リン酸塩溶液をバッチ供給して、硝酸レベルを400から1500ppmに維持した。培養系を、約7.5のおよそ一定のpHおよび約25℃の温度に維持した。処理中、培養系に、FT5‐HO8バルブパネルからの光を反応器の両側に(1つのバルブ=259.6μmol/m2・秒)24時間の明期で光暴露し(一定光)、およびエアレーション(0.7リットル 空気/リットル 培地・分)を施した。まず、光強度25%およびCO2 pH制御で培養を開始し、培養系が0.5g/Lに達するまでこれを行い、次に、培養系が2g/Lに達するまで光強度50%とした。培養系が2g/Lに到達した後、酢酸添加によるpH制御の処理を開始した。CO2処理は、1から10の比率で空気流中へCO2を注入することを含み、ソレノイドおよび7.5に設定したpHコントローラーによって制御した。
クロレラ属菌種SNL333を、非純粋培養条件の酢酸/pHオーソスタット供給システムを用い、非純粋培養混合栄養条件下にて10日間成長させた。この試験は、光暴露時間(明期)、酢酸供給システム、および成長の間のみの硝酸の添加(リン酸または微量栄養素ではなく)以外は、実施例1で用いたものと同じ反応器および手順で実施した。試験はまた、実施例1の手順と一致して、単一バッチとして行い、この10日間の間に回収を行わなかった。試験は、人工光による1日あたり24時間の光暴露時間、およびやはり人工光で14時間の光暴露時間(1日あたり10時間の暗期)で行った。酢酸は、pHレベルコントローラーに応答するニードルバルブによって制御される滴下システムで供給した。溶存酸素レベルも連続的に測定し、データ記録装置中の記録を更新した。4日ごとに、20×および100×での顕微鏡写真(油浸)を撮影し、ならびに細胞数、細胞サイズ、クロロフィル数、およびクロロフィル非含有粒子の割合の測定も行った。
クロレラ属菌種SNL333を、非純粋培養条件の酢酸/pHオーソスタット供給システムを用い、非純粋培養混合栄養条件下にて4日間成長させた。この試験は、光暴露時間(明期)および酢酸供給以外は、実施例2で上述したものと同じ装置および手順で実施した。試験1および2は、24時間光暴露で行い、試験3および4は、0時間光暴露(従属栄養)で行った。酢酸の供給は、培養系密度0.5から5〜6g/Lに対しては、200g/Lおよび1g/Lの初期酢酸ナトリウムで行い;5〜6g/Lより高い培養系密度では、10g/Lでの酢酸供給を行った。酢酸は、pH変化に応答してオーソスタットへ供給した。反応器には、2×2(14L)バイオリアクターの運転体積を超える体積分の培養系を、測定および分析のために4Lフラスコへ排出(回収)可能とするオーバーフロー管を取り付けた。
クロレラ属菌種SNL333を、酢酸/pHオーソスタット供給システムを用い、非純粋培養混合栄養条件下にて10日間成長させた。試験は、5.6m2の培養可能面積および10cmの光路(すなわち、培養系深さ)を有するPVC製の2つのレースウェイポンドフォトバイオリアクターで行った。両方のフォトバイオリアクターに混合栄養培養系を入れ、2つの50cm多孔性ディフューザーを用いて1分間あたり10リットル(LPM)でエアレーションを施し、屋外に配置した。第一のフォトバイオリアクター(反応器1)は、水圧(ポンプ)で混合した。第二のフォトバイオリアクター(反応器2)は、パドル翼で混合した。クロレラ属菌種SNL333を、0.3g/Lの密度で、反応器1および2に播種した。クロレラ属は、実験的試験のための0.3〜0.4g/Lの密度が得られるまで、CO2/pH制御下で屋外条件に適合させた。酢酸添加は、実施例2で上述した滴下システムを用いて行った。
クロレラ属菌種SNL333を、酢酸/pHオーソスタットシステムを用い、屋外の開放レースウェイポンドフォトバイオリアクター中、非純粋培養条件下にて10日間混合栄養成長させ、その後、光独立栄養(光栄養)成長のために、平面パネル型フォトバイオリアクターに移した。屋外反応器は、実施例4にて上述したように運転した。平面パネル型フォトバイオリアクターに、屋外反応器からのクロレラ属培養系を密度0.5g/Lで播種し、これを、平均温度25℃、CO2制御によるpH7.5、10LPMでのエアレーション、2LPMでのCO2パルス、フォトバイオリアクターの両側へのFTS‐HO8バルブパネル(1つのバルブ=259.6μmol/m2・秒)からの14時間の光暴露(明期)で運転した。750nmおよび680nmにおける光学密度およびpHを含むデータを1日1回収集した。乾燥重量測定、硝酸測定、およびクロロフィル分析を、試験の最初、中間、および最後に実施した。図18を参照すると、結果は、混合栄養成長させた屋外反応器からの播種物が、光独立栄養成長のために平面パネル型フォトバイオリアクターに移した後、典型的な光独立栄養(独立栄養)成長速度と一致していること、および栄養変換が直ちに行われることを示した。
クロレラ属菌種SNL333を、酢酸/pHオーソスタットシステムを用い、酢酸ナトリウムを培地に初期添加して、非純粋培養条件下にて混合栄養成長させた。実施例2で上述した装置および手順を用いて、14時間の光暴露(明期)でクロレラ属を混合栄養培養した。第一および第四の試験は、2g/Lの初期酢酸ナトリウムを受け、第二および第三の試験は、初期酢酸ナトリウムを受けなかった。酢酸は、200g/Lで供給した。乾燥重量、無灰乾燥重量、溶存酸素、酢酸、細菌汚染、および硝酸を、上記の実験で述べたようにしてモニタリングした。図19〜20を参照すると、結果は、残留酢酸が、無機塩(栄養素)の消費、光合成プロセスによるCO2の消費、ならびに細胞による有機酸の排出によって決定される培地が緩衝される必要性(buffering requirement)を反映していることを示した。従って、このシステムは、純粋なオーソスタット(一定濃度)ではなく、バッチ内において±0.5g酢酸/Lで濃度が変動する。結果はまた、初期酢酸ナトリウムによって、酢酸が常時存在し、光合成プロセスに関わらず、pH制御が良好に作動することが確保されたことを示した。
クロレラ属菌種SNL333を、酢酸/pHオーソスタットシステムを用い、開放池反応器中、非純粋培養条件下にて培養した。実施例4で上述した装置R1および手順を用いたが、培地への酢酸ナトリウムの初期添加は行わなかった。結果は、酢酸/pHオーソスタットシステム作動の失敗、および光独立栄養システムで得られたものと同等の生産性を示した。
過酸化水素を、大腸菌の培養系に適用して、この細菌に対する阻害効果を特定した。細菌汚染フォトバイオリアクターからの細菌播種物200mLを、200mLのBG‐11培地に添加した。この溶液を半分に分割し、第一の溶液は、6.84gのグルコースを受け、第二の溶液は、5gの酢酸ナトリウムを受けた。両溶液のpHおよび光学密度を測定した。これら2つの溶液を、各々、コントロール用、10mM H2O2処理用、および20mM H2O2処理用の3つの別々の100mL体積分のグループ3つに分割した。各体積分は、2.092gのMOPSバッファー(シグマケミカル、ミズーリ州、セントルイス)を有しており、続いて、27℃、96rpm、およびLED光100μmol/m2・秒に設定したインキュベーター中に配置した。これらの体積分を一晩インキュベートし、10M NaOHを用いてpH7.5とし、光学密度を測定した。次に、10mM H2O2および20mM H2O2の処理を加えて、24時間インキュベートした。その後、光学密度およびpHを測定し、各処理の1つの体積分にメチオニンを添加した。3日目および6日目に再度光学密度およびpHを測定し、その後、6日目に顕微鏡分析を行った。結果は、H2O2の添加が、培養系のpHにほとんど影響を及ぼさないことを示した。図21を参照すると、結果はまた、H2O2の添加が、グルコースおよび酢酸塩培地の両方において、細菌培養系の成長を抑える影響を与えることも示し、20mM H2O2の処理の方が、10mM H2O2の処理よりも効果が大きかった。
汚染細菌を、微細藻類培養系から単離し、大腸菌として識別した。異なる濃度の過酸化水素を大腸菌の培養系に適用し、実施例8で用いたものと同じ装置および手順を用いて、この細菌への阻害効果を特定した。グルコースおよび酢酸ナトリウムの細菌培養系を、0mM H2O2(コントロール)、1mM H2O2、2.5mM H2O2、および5mM H2O2で処理した。図22を参照すると、結果は、H2O2の濃度が増加するに従って、細菌の成長に対する阻害効果も上昇することを示した。結果はまた、細菌培養系の成長が、最終的には1回の処理から回復することも示しており、細菌集団の制御には、連続した処理が必要となることを示唆している。細菌が回復することから、周期的な投与が、細菌集団の制御の補助となる。グルコース含有培養系では、2.5mM H2O2処理が2日ごとに、または5mM H2O2処理が用いられる場合は6日ごとに施されるべきである。酢酸ナトリウム含有培養系では、2.5mM H2O2処理が3日ごとに施されるべきであり、グルコース供給藻類よりも酢酸供給細菌の方が、酸化ストレスに対してより高い感受性を有することを示唆している。
クロレラ属菌種SNL333を、実施例4で上述したポンドレースウェイシステム中にて混合栄養系で成長させた。レースウェイフォトバイオリアクターの面積は、5.6m2であり、運転体積は568L、深さは15cmであった。一方のユニットは、ポンプで混合し(反応器1)、他方は、パドル翼で混合した(反応器2)。パドル翼システムには、エアストーンによって空気を供給した。ポンプ反応器には、ベンチュリ注入システムによって空気を供給した。ポンプ反応器には、エダクターを用いて水の流速を上昇させ、液体培地の酸素輸送を高めた。成長速度は、利用可能酸素の量に比例する。推定生産性20〜200g/m2・日に必要とされる酸素は、およそ34〜100g/m2・日となる。反応器1および反応器2に、0.48g/Lでクロレラ属を播種した。酢酸ナトリウムを、第0日に、0.3g/Lの濃度で開始培養系の培地に添加した。このシステムへの栄養素供給物は、20% 酢酸、および硝酸レベルを改変した(350mg/L)BG‐11栄養素溶液から構成した。改変BG‐11レシピ中の硝酸レベルは、400mg/Lから成り、これまでの試験からの硝酸消費速度から決定した。
混合栄養微細藻類培養系の酸素要求量を、実施例4で述べた屋外開放レースウェイポンド反応器について算出した。実施例10からの算出成長速度は、9日間の連続運転にわたる平均で、0.6g/L・日と測定された。およそ33質量%の酢酸がバイオマスに変換されており、これは、3.33g 酢酸/g 生産バイオマスに等しい。酢酸を消費するための酸素の理論的な化学量論的消費は以下の通りである:
CH3COOH + 2O2 → 2CO2 + 2H2O
1モルの酢酸が、1.5モルの酸素を必要とする、または60gの酢酸が、64gのO2を必要とする、または1.07g O2/g 酢酸である。
さらなる実験を、実施例4に記載の開放屋外反応器から取り出した小サンプルに対して行った。開放池の培養系は、飽和未満の溶存酸素レベルで平衡状態であり、このことは、消費される酸素が、輸送される酸素に等しいことを示唆している。開放屋外反応器からのサンプルに対して、2つの異なる試験を行った。1Lのサンプルを実験室に持ち帰り、布地で覆って光を遮った。酸素利用速度を、溶存酸素プローブ(DOH‐SD1(商標)ポーラログラフィ式溶存酸素計、OMEGAエンジニアリング社、英国、マンチェスター)で測定し、データを図29に示す。タンクからの培養系を用いて250mLの三角フラスコを満たし、酸素輸送を低下させた。酸素要求量を算出するために、DOレベルの低下を時間に対してプロットした(臨界レベルより高いDOレベルにて)。
実施例12に記載の試験を、反応器1から、異なる日に実施し、結果を図30に示す。図30のグラフは、深さ15cmの反応器において、平均体積成長速度0.6g/L・日または100g/m2・日で成長する期間に反応器1で測定した酸素消費速度をプロットしている。サンプルの酸素消費速度は、0.5413ppm/分であった。初期濃度は4.8ppmであり、従って、この試験における濃度勾配は、8.5−4.8〜3.7ppmとなる。この場合の反応器1に対するkLaは、0.107分−1または2.44×10−3秒−1となる。この実験における平均kLaは、2.7×10−3であった。kLa算出の結果を、表5にまとめる。
仮想例において、混合栄養反応の場合の微細藻類またはシアノバクテリアバイオマスの面積成長速度は100〜10000g/m2・日の範囲であり得、より予測される範囲は100〜4000g/m2・日である。体積成長速度は、0.6g/L・日から600g/L・日の範囲であってよく、より期待される範囲は、0.6から6g/L・日である。仮想的微生物成長反応器は、閉鎖型または開放型であってよく、屋外または屋内で運転されてよい。屋内反応器は、反応器周囲の外部光を用いて、または光導体もしくは微細藻類成長反応器の容積内に光を挿入するその他の手段を用いて運転されてよい。
全体積6600L、深さ15cm、および長さおよそ80フィート(23.4m)のレースウェイポンドバイオリアクター中で実験を行った。2つのバイオリアクターを温室の内部に収容して、土埃および汚染物の侵入を制限し、ならびに天候に誘発される現象の影響を緩和した。反応器に、クロレラ属菌種SNL333を、0.2g/Lの初期密度で播種した。pHは、酢酸投与について上述した手順に従い、酢酸(20%水溶液)で制御した。反応器は、水圧混合し、多孔性のホースでエアレーションを行った。システムは、半連続的に運転し、培養系の50%を毎日回収し、細胞密度を0.5から1.5g/L 乾燥重量に維持した。培養系の細胞乾燥重量は、各回収の前後に測定した。反応器は、デュプリケートで連続する6日間運転し、その後、すべての培養系を回収した。培養期間の間、細菌数は、総細胞数の5%未満に維持された。システムの生産性は、100g/m2・日を超えており、実施例10で述べた体積の小さいバイオリアクターに匹敵する結果を示した。
汚染細菌が存在する培養系中での混合栄養成長微細藻類(クロレラ属菌種SNL333)に対する影響を特定するための実験を行った。ヒールッシャーウルトラソニック社製(ドイツ、テルトー)のUID400超音波発生器を用いて、混合栄養培養される微細藻類および細菌の培養系600mLに超音波エネルギーを適用した。この培養系を、30kHz周波数ホーンを用い、95%強度にて1.5分単位で超音波処理し、培養系温度を25〜35℃の範囲に維持するために冷却した。15分間の超音波処理の後、この培養系を、小試験システムに再播種し、処理および未処理微細藻類の成長速度が、10%以内であることが見出された。図31において、棒グラフは細菌濃度を表し、線グラフは生藻類細胞(すなわち、微細藻類細胞)のパーセンテージを表す。結果は、細菌濃度の対数減少が、生微細藻類細胞の著しい喪失を伴うことなく、15分間の超音波処理の後に達成されることを示した。
少なくとも何らかの光を受けるバイオリアクターシステムの部分を提供するレースウェイポンド、およびまったく光を受けないバイオリアクターシステムの部分を提供するタンパク質スキマー(すなわち、泡沫分離を行うための気体注入を用いるカラム型装置)を含む混合栄養バイオリアクターシステムを用いて、水性培地中、混合栄養培養条件下にてクロレラ属を培養した。レースウェイポンドは、運転培養深さ30cmで500Lの体積を持ち、調節可能運転体積が408〜466Lである高流速ベンチュリポンプを備えたRK2RK75タンパク質スキマーと流体接続されており、その結果、全バイオリアクターシステム体積は908〜966Lであった。微生物培養系を、レースウェイポンド中でポンプにより循環させ、タンパク質スキマーと流体接続された出口部を通してレースウェイポンドから排出した。培養系の溶存酸素濃度の操作のために、タンパク質スキマーのベンチュリポンプによって空気注入を行った。酢酸の微生物培養系への添加を、20%濃度にて、オメガ計量ポンプによってタンパク質スキマーの排出ライン中へ行い、それは、微生物培養系をレースウェイポンドへ戻し、バイオリアクターシステムのタンパク質スキマー部分とレースウェイポンド部分との間の培養系循環経路が完成した。
混合栄養培養系は、単一の有機炭素源の供給物を用いての運転が行われてよいが、微生物の培養系の中には、有機炭素源を組み合わせて用いることから有益性を受け得るものもある。ある実施形態では、有機炭素供給物は、少なくとも1つの有機炭素源を含む。ある実施形態では、有機炭素供給物は、少なくとも2つの有機炭素源を含む。限定されない一つの実施形態では、混合栄養微生物の培養系は、酢酸および少なくとも1つの追加の有機炭素源を含む有機炭素供給物を用いてよい。
クロレラ属の種を、有機炭素源供給容器中に100g/Lの酢酸および10g/Lのプロピオン酸(酢酸:プロピオン酸比 10:1)を含むpH‐オーソスタットシステムを持つ混合栄養バイオリアクターシステムで培養した。培養容器には、800mLの運転容量を持つ気泡カラム反応器(bubbled column reactor)を用いた。クロレラ属を、半連続モードで培養し、この場合、混合栄養成長の過程で、培養系の80%を2日ごとに回収した。培養系の回収を図41に示し、ここで、細胞乾燥重量のグラフのトレンドラインは、急激な低下を見せている。回収ごとに、失われた培地を補充するために、新しい培地(BG‐11)を培養系に添加した。
Claims (63)
- a.培養容器中において、少なくとも何らかの汚染細菌を含んでいる微生物の培養物を、水性培地に播種すること;
b.前記微生物の培養系に、少なくとも何らかの光を供給すること;
c.前記微生物の培養系に、有機酸を含む有機炭素源を供給すること;及び
d.前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを前記培養系の総細胞数の25%未満に維持し、微生物収率を少なくとも50g/m2・日に維持すること
を含む、非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法。 - 前記微生物が、クロレラ属、アナシスティス属、シネココッカス属、シネコシスティス属、ネオスポンギオコッカム属、クロロコッカム属、フェオダクチラム属、スピルリナ属、ミクラクチニウム属、ヘマトコッカス属、ナンノクロロプシス属、およびブラキオモナス属から成る群より選択される属の少なくとも1つの微生物を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記汚染細菌が、アクロモバクター属菌種、アシドボラックス属菌種、エロモナス属菌種、アグロバクテリウム属菌種、アルテロモナス属菌種、アクアスピリラム属菌種、アゾスピリラム属菌種、アゾトバクター属菌種、ベルゲイエラ属菌種、ブロコトリックス属菌種、ブルミミクロビウム属菌種、バークホルデリア属菌種、カウロバクター属菌種、セルロモナス属菌種、クリセオバクテリウム属菌種、クルトバクテリウム属菌種、デルフチア属菌種、エンペドバクター属菌種、エンテロバクター属菌種、エシェリシア属菌種、フラボバクテリウム属菌種、マリノバクター属菌種、ミクロバクテリウム属菌種、ミロイデス属菌種、パラコッカス属菌種、ペドバクター属菌種、フェオバクター属菌種、シュードアルテロモナス属菌種、シュードモナス属菌種、ラーネラ属菌種、ラルストニア属菌種、リゾビウム属菌種、ロドコッカス属菌種、ロセオモナス属菌種、スタフィロコッカス属菌種、ステノトロホモナス属菌種、ビブリオ属菌種、およびゾベリアエ属菌種から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記有機炭素源の前記有機酸が酢酸を0.5〜50%含む、請求項1に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の20%未満に維持する、請求項1に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の10%未満に維持する、請求項1に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の5%未満に維持する、請求項1に記載の方法。
- 前記有機酸が、硝酸塩、リン酸塩、鉄、コバルト、銅、ナトリウム、モリブデン、マンガン、亜鉛、塩、およびシリカから成る群より選択される少なくとも1つを含む、少なくとも1つの他の栄養素と組み合わせられて、前記培地へ一緒に供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記微生物培養系に、少なくとも1つの酸化剤を供給することをさらに含み、前記少なくとも1つの酸化剤が、オゾン、過酸化水素、塩素、亜塩素酸塩、塩素酸塩、次亜塩素酸塩、硝酸、クロム、過マンガン酸塩、酸化銀、および臭素から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記培養系のpHレベルの測定値が閾値レベルに到達した時点で、pHオーソスタットシステムによって前記有機炭素源が前記培養系へ供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記pH閾値レベルが7.5である、請求項10に記載の方法。
- 前記pHオーソスタットシステムが、前記微生物培養系中のpHレベルを実質的に一定に維持する、請求項10に記載の方法。
- 前記pHオーソスタットシステムが、前記微生物培養系中における汚染細菌の増殖を阻害する定められたヒステリシス範囲内にpHレベルを維持する、請求項10に記載の方法。
- 前記培養系の測定される溶存酸素レベルが2(mgO2/L)未満の臨界レベルに到達するまで、前記有機炭素源が前記培養系に供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記水性培地が初期濃度の酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムを含む、請求項1に記載の方法。
- 酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムの前記初期濃度が0.1〜6g/Lである、請求項15に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり10〜16時間の明期で前記微生物培養系へ供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり15時間未満の明期で前記微生物培養系へ供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり15時間超供給される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が自然光である、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が人工光である、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が自然光と人工光との組み合わせである、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が、紫(約380〜450nm)、青(約450〜495nm)、緑(約495〜570nm)、黄(570〜590nm)、橙(約590〜620nm)、赤(約620〜750nm)、および遠赤(約700〜800nm)から成る群からの少なくとも1つの特定の波長スペクトルを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記培養容器が、屋外に配置された開放容器である、請求項1に記載の方法。
- a.培養容器中において、少なくとも何らかの汚染細菌を含んでいる微生物の培養物を、水性培地に播種すること;
b.前記微生物の培養系に、少なくとも何らかの光を供給すること;
c.前記微生物の培養系に、有機炭素源を供給すること;
d.前記微生物の培養系に、酸化剤を供給すること;及び
e.前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記微生物培養系の総細胞数の25%未満に維持すること
を含む、非純粋培養条件下の微生物の混合栄養培養系における細菌汚染を制御する方法。 - 前記酸化剤が、オゾン、過酸化水素、塩素、亜塩素酸塩、塩素酸塩、次亜塩素酸塩、硝酸、クロム、過マンガン酸塩、酸化銀、および臭素から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記オゾンが0.01〜2.0mg/Lの濃度で供給される、請求項26に記載の方法。
- 前記オゾンが0.01〜0.50mg/Lの濃度で供給される、請求項27に記載の方法。
- 前記酸化剤がスパージャおよびベンチュリーインジェクターのうちの少なくとも1つを介して前記微生物の培養系に供給される、請求項25に記載の方法。
- 前記微生物が、アグメネラム属、アンフォラ属、アナバエナ属、アナシスティス属、アピストネマ属、アルスロスピラ属(スピルリナ属)、ボツリオコッカス属、ブラキオモナス属、クラミドモナス属、クロレラ属、クロロコッカム属、クルシプラコリタス属、シリンドロテカ属、コエノクロリス属、シアノフォラ属、シクロテラ属、ズナリエラ属、エミリアニア属、ユーグレナ属、エクスツボセララス属、フラギラリア属、ガルジエリア属、ゴニオトリチウム属、ヘマトコッカス属、ハロクロレラ属、イソキルシス属、レプトシリンドラス属、ミクラクチニウム属、メロシラ属、モノダス属、ノストック属、ナンノクロリス属、ナンノクロロプシス属、ナビキュラ属、ネオスポンギオコッカム属、ニツキア属、オドンテラ属、オクロモナス属、オクロスファエラ属、パブロバ属、ピコクロラム属、フェオダクチラム属、プレウロクリシス属、ポルフィリジウム属、ポテリオクロモナス属、プリムネシウム属、ロドモナス属、セネデスマス属、スケレトネマ属、スプメラ属、スタウロネイス属、スチココッカス属、アウキセノクロレラ属、ケアトセロス属、ネオクロリス属、オクロモナス属、ポルフィリジウム属、シネココッカス属、シネコシスティス属、テトラセルミス属、トラウストキトリズ属、およびタラッシオシラ属から成る群より選択される属の少なくとも1つの微生物を含む、請求項25に記載の方法。
- 前記汚染細菌が、アクロモバクター属菌種、アシドボラックス属菌種、エロモナス属菌種、アグロバクテリウム属菌種、アルテロモナス属菌種、アクアスピリラム属菌種、アゾスピリラム属菌種、アゾトバクター属菌種、ベルゲイエラ属菌種、ブロコトリックス属菌種、ブルミミクロビウム属菌種、バークホルデリア属菌種、カウロバクター属菌種、セルロモナス属菌種、クリセオバクテリウム属菌種、クルトバクテリウム属菌種、デルフチア属菌種、エンペドバクター属菌種、エンテロバクター属菌種、エシェリシア属菌種、フラボバクテリウム属菌種、マリノバクター属菌種、ミクロバクテリウム属菌種、ミロイデス属菌種、パラコッカス属菌種、ペドバクター属菌種、フェオバクター属菌種、シュードアルテロモナス属菌種、シュードモナス属菌種、ラーネラ属菌種、ラルストニア属菌種、リゾビウム属菌種、ロドコッカス属菌種、ロセオモナス属菌種、スタフィロコッカス属菌種、ステノトロホモナス属菌種、ビブリオ属菌種、およびゾベリアエ属菌種から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の20%未満に維持する、請求項25に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の10%未満に維持する、請求項25に記載の方法。
- 前記微生物の培養系が、汚染細菌のレベルを、前記培養系の総細胞数の5%未満に維持する、請求項25に記載の方法。
- 前記有機炭素源が、酢酸塩、酢酸、リノール酸アンモニウム、アラビノース、アルギニン、アスパラギン酸、酪酸、セルロース、クエン酸、エタノール、フルクトース、脂肪酸、ガラクトース、グルコース、グリセロール、グリシン、乳酸、ラクトース、マレイン酸、マルトース、マンノース、メタノール、モラッセ、ペプトン、植物由来加水分解物、プロリン、プロピオン酸、リボース、サッカロース、デンプンの部分加水分解物または完全加水分解物、スクロース、酒石酸、TCA‐サイクル有機酸、低濃度蒸留廃液(thin stillage)、尿素、工業排液、および酵母抽出物から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記有機炭素源が、硝酸塩、リン酸塩、鉄、コバルト、銅、ナトリウム、モリブデン、マンガン、亜鉛、塩、およびシリカから成る群より選択される少なくとも1つを含む、少なくとも1つの他の栄養素と組み合わせられて、前記培地へ一緒に供給される、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり10〜16時間の明期で前記微生物培養系へ供給される、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり15時間未満の明期で前記微生物培養系へ供給される、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が1日あたり15時間超供給される、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が自然光または人工光である、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも何らかの光が自然光と人工光との組み合わせである、請求項25に記載の方法。
- 前記光が、紫(約380〜450nm)、青(約450〜495nm)、緑(約495〜570nm)、黄(570〜590nm)、橙(約590〜620nm)、赤(約620〜750nm)、および遠赤(約700〜800nm)から成る群からの少なくとも1つの特定の波長スペクトルを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記培養容器が、屋外に配置された開放容器である、請求項25に記載の方法。
- a.培養容器中において、少なくとも何らかの汚染細菌を含んでいる微生物の培養物を、水性培地に播種すること;
b.前記微生物の培養系に、少なくとも何らかの光を供給すること;
c.前記微生物の培養系に、有機炭素源を供給すること;
d.前記培養系に、酸素を含む気体を供給すること;及び
e.前記気体が少なくとも2.40×10−3秒−1のkLaで前記培養系に供給され、その結果として少なくとも0.4g/L・日の前記微生物の生産速度が得られること
を含む、非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法。 - 前記kLaが2.70×10−3秒−1〜21秒−1である、請求項44に記載の方法。
- 前記微生物の前記生産速度が0.5g/L・日〜50g/L・日である、請求項44に記載の方法。
- 前記微生物の前記生産速度が0.5g/L・日〜5g/L・日である、請求項44に記載の方法。
- 前記微生物の前記生産速度が0.5g/L・日〜2.5g/L・日である、請求項44に記載の方法。
- 前記汚染細菌が、アクロモバクター属菌種、アシドボラックス属菌種、エロモナス属菌種、アグロバクテリウム属菌種、アルテロモナス属菌種、アクアスピリラム属菌種、アゾスピリラム属菌種、アゾトバクター属菌種、ベルゲイエラ属菌種、ブロコトリックス属菌種、ブルミミクロビウム属菌種、バークホルデリア属菌種、カウロバクター属菌種、セルロモナス属菌種、クリセオバクテリウム属菌種、クルトバクテリウム属菌種、デルフチア属菌種、エンペドバクター属菌種、エンテロバクター属菌種、エシェリシア属菌種、フラボバクテリウム属菌種、マリノバクター属菌種、ミクロバクテリウム属菌種、ミロイデス属菌種、パラコッカス属菌種、ペドバクター属菌種、フェオバクター属菌種、シュードアルテロモナス属菌種、シュードモナス属菌種、ラーネラ属菌種、ラルストニア属菌種、リゾビウム属菌種、ロドコッカス属菌種、ロセオモナス属菌種、スタフィロコッカス属菌種、ステノトロホモナス属菌種、ビブリオ属菌種、およびゾベリアエ属菌種から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項44に記載の方法。
- 前記微生物が、アグメネラム属、アンフォラ属、アナバエナ属、アナシスティス属、アピストネマ属、アスルロスピラ属(スピルリナ属)、ボツリオコッカス属、ブラキオモナス属、クラミドモナス属、クロレラ属、クロロコッカム属、クルシプラコリタス属、シリンドロテカ属、コエノクロリス属、シアノフォラ属、シクロテラ属、ズナリエラ属、エミリアニア属、ユーグレナ属、エクスツボセララス属、フラギラリア属、ガルジエリア属、ゴニオトリチウム属、ヘマトコッカス属、ハロクロレラ属、イソキルシス属、レプトシリンドラス属、ミクラクチニウム属、メロシラ属、モノダス属、ノストック属、ナンノクロリス属、ナンノクロロプシス属、ナビキュラ属、ネオスポンギオコッカム属、ニツキア属、オドンテラ属、オクロモナス属、オクロスファエラ属、パブロバ属、ピコクロラム属、フェオダクチラム属、プレウロクリシス属、ポルフィリジウム属、ポテリオクロモナス属、プリムネシウム属、ロドモナス属、セネデスマス属、スケレトネマ属、スプメラ属、スタウロネイス属、スチココッカス属、アウキセノクロレラ属、ケアトセロス属、ネオクロリス属、オクロモナス属、ポルフィリジウム属、シネココッカス属、シネコシスティス属、テトラセルミス属、トラウストキトリズ属、およびタラッシオシラ属から成る群より選択される属の少なくとも1つの微生物を含む、請求項44に記載の方法。
- 前記気体が、ガスインジェクター、多孔性ディフューザー、マイクロ多孔性ディフューザー、ガス透過性膜、微細気泡発生器、ベンチュリーインジェクション、および微細気泡流体発振器から成る群より選択される少なくとも1つによって前記微生物の培養系へ供給される、請求項44に記載の方法。
- 前記有機炭素源が、酢酸塩、酢酸、リノール酸アンモニウム、アラビノース、アルギニン、アスパラギン酸、酪酸、セルロース、クエン酸、エタノール、フルクトース、脂肪酸、ガラクトース、グルコース、グリセロール、グリシン、乳酸、ラクトース、マレイン酸、マルトース、マンノース、メタノール、モラッセ、ペプトン、植物由来加水分解物、プロリン、プロピオン酸、リボース、サッカロース、デンプンの部分加水分解物または完全加水分解物、スクロース、酒石酸、TCA‐サイクル有機酸、低濃度蒸留廃液(thin stillage)、尿素、工業排液、および酵母抽出物から成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項44に記載の方法。
- 前記有機炭素源が、硝酸塩、リン酸塩、鉄、コバルト、銅、ナトリウム、モリブデン、マンガン、亜鉛、塩、およびシリカから成る群より選択される少なくとも1つを含む、少なくとも1つの他の栄養素と組み合わせられて、前記培地へ一緒に供給される、請求項44に記載の方法。
- 前記有機炭素源が酢酸を含み、前記水性培地が初期濃度の酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムを含む、請求項44に記載の方法。
- 酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムの前記初期濃度が0.1〜6g/Lである、請求項54に記載の方法。
- 前記濃度の酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムが、微生物成長の最初の1〜5日間にわたって供給される、請求項54に記載の方法。
- 前記容器が、屋外に配置された開放容器である、請求項44に記載の方法。
- a.培養容器中の水性培地中に、エネルギー源として光および有機炭素を利用することができる微生物の培養系を提供すること;
b.前記微生物の培養系に、少なくとも何らかの光を供給すること;
c.前記微生物の培養系に、有機酸およびオキサロ酢酸促進剤を含む有機炭素源を供給すること
を含む、混合栄養で微生物を成長させる方法。 - 前記有機酸が、酢酸、酢酸塩、および無水酢酸から成る群からの少なくとも1つを含む、請求項58に記載の方法。
- 前記オキサロ酢酸促進剤が、プロピオン酸、バリン、イソロイシン、スレオニン、およびメチオニンから成る群からの少なくとも1つを含む、請求項58に記載の方法。
- 有機酸のオキサロ酢酸促進剤に対する比率が10:0.01〜10:2の範囲である、請求項58に記載の方法。
- 前記有機炭素源がpHオーソスタット装置を用いて供給される、請求項58に記載の方法。
- 前記微生物が、微細藻類およびシアノバクテリアから成る群より選択される少なくとも1つを含む、請求項58に記載の方法。
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201261724710P | 2012-11-09 | 2012-11-09 | |
US61/724,710 | 2012-11-09 | ||
US201361798969P | 2013-03-15 | 2013-03-15 | |
US201361799151P | 2013-03-15 | 2013-03-15 | |
US61/798,969 | 2013-03-15 | ||
US61/799,151 | 2013-03-15 | ||
US61/877,894 | 2013-09-09 | ||
US201361877894P | 2013-09-13 | 2013-09-13 | |
PCT/US2013/069046 WO2014074769A2 (en) | 2012-11-09 | 2013-11-08 | Methods of culturing microorganisms in non-axenic mixotrophic conditions |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016501518A true JP2016501518A (ja) | 2016-01-21 |
JP2016501518A5 JP2016501518A5 (ja) | 2016-12-15 |
JP6349322B2 JP6349322B2 (ja) | 2018-06-27 |
Family
ID=49640201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015541909A Expired - Fee Related JP6349322B2 (ja) | 2012-11-09 | 2013-11-08 | 非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US20150118735A1 (ja) |
EP (1) | EP2917333B1 (ja) |
JP (1) | JP6349322B2 (ja) |
CN (1) | CN104955937A (ja) |
AU (1) | AU2013341123B2 (ja) |
BR (1) | BR112015009828A2 (ja) |
CA (1) | CA2888493C (ja) |
CL (1) | CL2015001054A1 (ja) |
MX (1) | MX358393B (ja) |
NZ (1) | NZ707059A (ja) |
SG (1) | SG11201503614UA (ja) |
WO (1) | WO2014074769A2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6218096B1 (ja) * | 2016-12-31 | 2017-10-25 | 甲斐水産有限会社 | ナンノクロロプシス及びその作出方法。 |
KR20190086924A (ko) * | 2018-01-15 | 2019-07-24 | 부경대학교 산학협력단 | 발광다이오드(Light-Emitting Diodes)를 이용한 담녹조강 Tetraselmis suecica 및 Tetraselmis tetrathele의 대량 배양방법 |
JP2019172932A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | リンテック株式会社 | 繰り返し屈曲デバイス、その製造方法および屈曲跡の抑制方法 |
JP2022100334A (ja) * | 2018-03-29 | 2022-07-05 | リンテック株式会社 | 繰り返し屈曲デバイス、その製造方法および屈曲跡の抑制方法 |
Families Citing this family (43)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105683094A (zh) * | 2013-03-15 | 2016-06-15 | 艾尔格科技公司 | 使用pH控制系统和具有高生化需氧量水平的工业污水的单细胞生物质生产的方法和装置 |
ES2656337T3 (es) | 2013-03-29 | 2018-02-26 | Roquette Frères | Procedimiento de enriquecimiento en proteínas de la biomasa de microalgas |
FR3008991B1 (fr) * | 2013-07-26 | 2016-11-04 | Roquette Freres | Procede de fermentation de chlorelles en mode discontinu alimente par apports sequentiels et automatises en glucose |
KR20160045066A (ko) | 2013-08-23 | 2016-04-26 | 로께뜨프레르 | 산소의 가용성을 제어하여 나쁜 특색을 갖지 않는, 지질이 풍부한 미세조류의 바이오매스 미분의 산업적 생산 방법 |
US10039244B2 (en) * | 2014-03-04 | 2018-08-07 | Greenonyx Ltd | Systems and methods for cultivating and distributing aquatic organisms |
US10357038B2 (en) | 2014-12-16 | 2019-07-23 | Heliae Development, Llc | Mixotrophic chlorella-based composition, and methods of its preparation and application to plants |
US9386774B2 (en) | 2014-12-16 | 2016-07-12 | Heliae Development, Llc | Application of mixotrophic chlorella for the improved yield and quality of solanaceae plants |
WO2016100550A1 (en) | 2014-12-16 | 2016-06-23 | Heliae Development, Llc | Mixotrophic chlorella-based composition, and methods of its preparation and application to plants |
US9113607B1 (en) | 2015-03-25 | 2015-08-25 | Heliae Development, Llc | Methods for treating a culture of Haematococcus pluvialis for contamination using hydrogen peroxide |
KR101763367B1 (ko) * | 2015-04-09 | 2017-07-31 | 한국화학연구원 | 오염 미생물의 대사산물 생성을 최소화하는 바이오매스의 효소당화 방법 및 그 장치 |
JP7102339B2 (ja) | 2015-07-29 | 2022-07-19 | アベスパ コーポレーション | 発光ダイオード光バイオリアクタ及び使用方法 |
FR3041653B1 (fr) | 2015-09-25 | 2017-12-29 | Fermentalg | Procede de culture d'algues, particulierement d'algues rouges unicellulaires (arus) |
FR3044679B1 (fr) * | 2015-12-04 | 2022-06-10 | Fermentalg | Procede de culture d'algues, particulierement d'algues rouges unicellulaires (arus), avec du lactose |
EP3407723A1 (en) * | 2016-01-29 | 2018-12-05 | Heliae Development LLC | Dried chlorella based compositions and methods for plant enhancement |
CA3010666A1 (fr) | 2016-02-08 | 2017-08-17 | Corbion Biotech, Inc. | Procede d'enrichissement en proteines de la biomasse de microalgues |
CN105684880B (zh) * | 2016-02-16 | 2020-10-02 | 珀莱雅化妆品股份有限公司 | 一种可提高脐型紫菜中类菌胞素氨基酸含量的培养方法 |
WO2017218896A1 (en) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | Heliae Development, Llc | Microalgae-based composition, and methods of its preparation and application to plants |
US20190300842A1 (en) * | 2016-06-17 | 2019-10-03 | Heliae Development, Llc | Systems and methods for continuously culturing microalgae in mixotrophic conditions |
WO2018053075A1 (en) | 2016-09-15 | 2018-03-22 | Heliae Development Llc | Gracilaria based compositions, and methods of application to plants |
EP3512601A1 (en) | 2016-09-15 | 2019-07-24 | Heliae Development, LLC | Microalgae-based compositions for benefiting plants and methods of application |
WO2018053071A1 (en) | 2016-09-16 | 2018-03-22 | Heliae Development Llc | Methods of treating wastewater with microalgae cultures supplemented with organic carbon |
WO2018064036A1 (en) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Heliae Development Llc | Methods of culturing aurantiochytrium using acetate as an organic carbon source |
US11039622B2 (en) | 2016-10-21 | 2021-06-22 | Heliae Development, Llc | Kappaphycus active ingredient compositions for modulating plant characteristics |
US20200045981A1 (en) | 2016-10-21 | 2020-02-13 | Heliae Development Llc | Ascophyllum active ingredient compositions for modulating plant characteristrics |
WO2018112177A1 (en) | 2016-12-14 | 2018-06-21 | Heliae Development, Llc | Phytohormone enriched microalgae methods and compositions |
WO2019094715A1 (en) | 2017-11-10 | 2019-05-16 | Heliae Development, Llc | Biomass compositions |
EP3498855B1 (en) * | 2017-12-12 | 2020-09-09 | BIO-P S.r.l. | Process for the cultivation of microalgae for the production of starch |
CA3086680C (en) | 2017-12-22 | 2021-11-02 | Heliae Development, Llc | Anaplerotic oil production in microbials |
US20190216031A1 (en) * | 2018-01-17 | 2019-07-18 | Christopher James Hintz | Algae Culturing |
EP3700342A1 (en) | 2018-06-04 | 2020-09-02 | Heliae Development LLC | Biomass compositions |
CN108587920B (zh) * | 2018-07-20 | 2021-09-07 | 中国科学院武汉植物园 | 一种利用乙酸/乙酸钠兼养培养微藻的方法 |
FR3085960B1 (fr) * | 2018-09-14 | 2020-11-27 | Kyanos Biotechnologies | Procede de culture d’un microorganisme d’interet et installation associee |
US20230082300A1 (en) * | 2018-10-25 | 2023-03-16 | Renascent Diagnostics, Llc | System and method for detecting a target bacteria |
CN112481339B (zh) * | 2019-09-12 | 2022-04-19 | 台湾海洋大学 | 一种提高藻红蛋白产量的制备方法 |
EP4036217A4 (en) * | 2019-09-23 | 2023-11-01 | Bioalgo (WF) Co., Ltd | METHOD FOR PRODUCING ASTAXANTHIN BY HETEROTROPHIC CULTURE OF HAEMATOCOCCUS PLUVIALIS |
CN111117892B (zh) * | 2020-01-17 | 2020-09-08 | 北京大学 | 绿藻Auxenochlorella sp.BSC-01及其应用 |
CN114085881B (zh) * | 2020-08-25 | 2023-12-22 | 浙江医药股份有限公司新昌制药厂 | 提高法夫酵母虾青素产量的方法及应用 |
CN112094780B (zh) * | 2020-09-26 | 2022-02-08 | 中国水产科学研究院黄海水产研究所 | 一种海水螺旋藻-藻际细菌共生体系、构建方法及应用 |
CN112159788B (zh) * | 2020-11-16 | 2021-08-31 | 宁波大学 | 一种海杆菌属菌株 |
CN113005062B (zh) * | 2021-03-24 | 2022-05-13 | 中国科学院成都生物研究所 | 一株兼性营养型氨氧化细菌及其应用 |
CN113069913B (zh) * | 2021-05-06 | 2022-06-24 | 成都中科绿生环境科技有限公司 | 一种复合除臭剂及其制备方法和应用 |
CN114214250B (zh) * | 2021-12-27 | 2023-04-28 | 宁波大学 | 一种紫菜致病菌及其应用 |
CN114621874B (zh) * | 2021-12-28 | 2023-09-29 | 宁波浮田生物技术有限公司 | 一种微藻培养基及应用 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011466B1 (ja) * | 1970-03-31 | 1975-05-01 | ||
JPS5664784A (en) * | 1979-10-30 | 1981-06-02 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | Cultivating method of chlorella at high concentration |
JP2001145481A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Yaeyama Shokusan Kk | クロレラ培養方法 |
JP2002238545A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Kurorera Kogyo Kk | クロレラの製造方法及びその製造方法によって得られた高度不飽和脂肪酸を含有する複合脂質、リン脂質または糖脂質、食品、食品添加物 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3444647A (en) * | 1961-08-08 | 1969-05-20 | Masahito Takahashi | Process of cultivating algae |
GB9916537D0 (en) * | 1999-07-14 | 1999-09-15 | Univ Hull | Culture of microorganisms for the synthesis of a polyunsaturated fatty acid |
US20090304810A1 (en) * | 2005-06-22 | 2009-12-10 | Martin Roy W | Composition and method for enhanced sanitation and oxidation of aqueous systems |
MY154965A (en) * | 2007-06-01 | 2015-08-28 | Solazyme Inc | Production of oil in microorganisms |
US20100317073A1 (en) * | 2007-12-04 | 2010-12-16 | The Ohio State University Research Foundation | Molecular approaches for the optimization of biofuel production |
US20120011620A1 (en) * | 2007-12-21 | 2012-01-12 | Old Dominion University | Algae Strain for Biodiesel Fuel Production |
US20100330653A1 (en) * | 2009-06-24 | 2010-12-30 | Hazlebeck David A | Method for Nutrient Pre-Loading of Microbial Cells |
WO2012109375A2 (en) | 2011-02-08 | 2012-08-16 | Phycal Inc. | Methods for improved mixed trophic algal culture |
US8546133B2 (en) * | 2011-12-21 | 2013-10-01 | Heliae Development Llc | Systems and methods for contaminant removal from a microalgae culture |
-
2013
- 2013-11-08 AU AU2013341123A patent/AU2013341123B2/en not_active Ceased
- 2013-11-08 MX MX2015005622A patent/MX358393B/es active IP Right Grant
- 2013-11-08 JP JP2015541909A patent/JP6349322B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2013-11-08 SG SG11201503614UA patent/SG11201503614UA/en unknown
- 2013-11-08 CA CA2888493A patent/CA2888493C/en active Active
- 2013-11-08 WO PCT/US2013/069046 patent/WO2014074769A2/en active Application Filing
- 2013-11-08 CN CN201380058619.1A patent/CN104955937A/zh active Pending
- 2013-11-08 EP EP13795380.8A patent/EP2917333B1/en not_active Not-in-force
- 2013-11-08 BR BR112015009828-2A patent/BR112015009828A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2013-11-08 NZ NZ707059A patent/NZ707059A/en not_active IP Right Cessation
-
2014
- 2014-12-30 US US14/585,371 patent/US20150118735A1/en not_active Abandoned
-
2015
- 2015-04-23 CL CL2015001054A patent/CL2015001054A1/es unknown
-
2017
- 2017-02-02 US US15/422,829 patent/US20170145378A1/en not_active Abandoned
-
2019
- 2019-02-05 US US16/267,912 patent/US20190169564A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011466B1 (ja) * | 1970-03-31 | 1975-05-01 | ||
JPS5664784A (en) * | 1979-10-30 | 1981-06-02 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | Cultivating method of chlorella at high concentration |
JP2001145481A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Yaeyama Shokusan Kk | クロレラ培養方法 |
JP2002238545A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Kurorera Kogyo Kk | クロレラの製造方法及びその製造方法によって得られた高度不飽和脂肪酸を含有する複合脂質、リン脂質または糖脂質、食品、食品添加物 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
HU B ET AL., ENHANCED MIXOTROPHIC GROWTH OF MICROALGA CHLORELLA SP. ON PRETREATED SWINE MANURE FOR S, JPN6017034397 * |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6218096B1 (ja) * | 2016-12-31 | 2017-10-25 | 甲斐水産有限会社 | ナンノクロロプシス及びその作出方法。 |
JP2018108049A (ja) * | 2016-12-31 | 2018-07-12 | 甲斐水産有限会社 | ナンノクロロプシス及びその作出方法。 |
KR20190086924A (ko) * | 2018-01-15 | 2019-07-24 | 부경대학교 산학협력단 | 발광다이오드(Light-Emitting Diodes)를 이용한 담녹조강 Tetraselmis suecica 및 Tetraselmis tetrathele의 대량 배양방법 |
KR102024456B1 (ko) * | 2018-01-15 | 2019-09-23 | 부경대학교 산학협력단 | 발광다이오드(Light-Emitting Diodes)를 이용한 담녹조강 Tetraselmis suecica 및 Tetraselmis tetrathele의 대량 배양방법 |
JP2019172932A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | リンテック株式会社 | 繰り返し屈曲デバイス、その製造方法および屈曲跡の抑制方法 |
JP2022100334A (ja) * | 2018-03-29 | 2022-07-05 | リンテック株式会社 | 繰り返し屈曲デバイス、その製造方法および屈曲跡の抑制方法 |
JP7309006B2 (ja) | 2018-03-29 | 2023-07-14 | リンテック株式会社 | 繰り返し屈曲デバイス、その製造方法および屈曲跡の抑制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2013341123A1 (en) | 2015-05-07 |
BR112015009828A2 (pt) | 2020-10-27 |
CA2888493A1 (en) | 2014-05-15 |
WO2014074769A3 (en) | 2014-07-17 |
US20170145378A1 (en) | 2017-05-25 |
MX358393B (es) | 2018-08-17 |
EP2917333B1 (en) | 2018-01-10 |
CA2888493C (en) | 2022-06-07 |
NZ707059A (en) | 2019-05-31 |
CL2015001054A1 (es) | 2015-07-03 |
WO2014074769A2 (en) | 2014-05-15 |
JP6349322B2 (ja) | 2018-06-27 |
SG11201503614UA (en) | 2015-06-29 |
WO2014074769A8 (en) | 2015-10-01 |
US20150118735A1 (en) | 2015-04-30 |
MX2015005622A (es) | 2015-08-20 |
US20190169564A1 (en) | 2019-06-06 |
CN104955937A (zh) | 2015-09-30 |
AU2013341123B2 (en) | 2019-09-19 |
EP2917333A2 (en) | 2015-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6349322B2 (ja) | 非純粋培養混合栄養条件下で微生物を培養する方法 | |
Luo et al. | Simultaneous microalgae cultivation and wastewater treatment in submerged membrane photobioreactors: a review | |
Gao et al. | A novel algal biofilm membrane photobioreactor for attached microalgae growth and nutrients removal from secondary effluent | |
Markou et al. | Ammonia inhibition on Arthrospira platensis in relation to the initial biomass density and pH | |
Yuan et al. | Impact of ammonia concentration on Spirulina platensis growth in an airlift photobioreactor | |
US10240120B2 (en) | Balanced mixotrophy method | |
Vadiveloo et al. | Effect of CO2 addition on treating anaerobically digested abattoir effluent (ADAE) using Chlorella sp.(Trebouxiophyceae) | |
Najm et al. | Nutrient utilization and oxygen production by Chlorella vulgaris in a hybrid membrane bioreactor and algal membrane photobioreactor system | |
WO2011102593A2 (ko) | 미세조류 고밀도 배양용 광생물 반응기와, 이를 이용한 미세조류 배양 및 수확 방법 | |
CN109626584A (zh) | 一种微藻处理酱油废水的方法 | |
Rezvani et al. | Hydrogen producer microalgae in interaction with hydrogen consumer denitrifiers as a novel strategy for nitrate removal from groundwater and biomass production | |
US9758756B2 (en) | Method of culturing microorganisms using phototrophic and mixotrophic culture conditions | |
CN104805016B (zh) | 一种利用co2培养微藻的方法 | |
WO2014057889A1 (ja) | 微細藻類の培養装置及び微細藻類の培養方法 | |
CN102816687A (zh) | 一种简易升流式光生物反应器体系培养微藻的装置和方法 | |
Tao et al. | Microalgae production in human urine: fundamentals, opportunities, and perspectives | |
CN106010969B (zh) | 一种吞噬微囊藻的棕鞭毛虫的大规模培养方法 | |
CN103184157B (zh) | 一种治理原生动物并实现稳定高产的藻类养殖工艺 | |
Habibi et al. | A novel open raceway pond design for microalgae growth and nutrients removal from treated slaughterhouse wastewater | |
KR101631591B1 (ko) | 미세조류 클로렐라 소로키니아나를 이용한 축산폐수 처리방법 | |
WO2021144491A1 (es) | Método para producir biomasa de una microalga | |
Shirzadi | Growth and nutrient removal capacity of Chlorella vulgaris microalgae in high ammonia media | |
Simosa | Factors affecting algal biomass growth and cell wall destruction | |
Wong | Feasibility of using Chlorella vulgaris for the production of algal lipids, for advancement towards a potential application in the manufacture of commodity chemicals and the treatment of wastewater | |
JPH0889279A (ja) | 緑藻類によるルテインの生産方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161026 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170912 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6349322 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |