JP2016224759A - 媒体整理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理効率を向上させることができる媒体整理装置を提供する。【解決手段】媒体を取り込む取込部と、前記取込部の着脱をロックするロック部と、前記ロック部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定の状態を検知した場合には、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、媒体整理装置を提供する。【選択図】図5

Description

本発明は、媒体整理装置に関する。
金融機関や店舗等のバックヤードにおいて、紙幣のような媒体を種別ごとに分類し、計数し、さらに所定数ごとに結束する媒体整理装置が利用されている。例えば、媒体整理装置は、媒体を取り込む取込部と、取り込まれた媒体の正損状態と種別とを鑑別し、且つ、媒体を計数する鑑別部と、媒体を種別ごとに集積する集積部と、集積された媒体を所定の枚数ごとに結束する結束部と、媒体を媒体整理装置内の各所へ搬送する搬送部とを有する。このような媒体整理装置において、処理中にエラーが生じた場合には、操作者は、集積部に一度集積された媒体をすべて回収し、再度、回収した媒体を媒体整理装置に投入する作業を行う。なお、紙幣整理装置の一例については、下記の先行技術文献1及び2に開示されている。
特許第4363541号公報 特許第4624058号公報
媒体整理装置に、誤って、処理対象である媒体以外の異物が投入されてしまうことがある。例えば、1つの袋に、紙幣、硬貨及び伝票が収納されており、紙幣を処理対象とする媒体整理装置に袋の中の紙幣を投入する場合である。本来であれば、操作者は、袋の中の紙幣を選択して紙幣整理装置に投入するところを、紙幣の間に硬貨等が混入していることに気が付かず、硬貨等が混入した紙幣をそのまま紙幣整理装置に投入してしまうことがある。このような場合、誤った計数結果取得の原因となるため、操作者は、媒体整理装置から取込部を引き出して、硬貨等が誤って投入されていないかどうかの確認を行い、必要に応じて硬貨等を取り出す作業を行う。
したがって、上記作業を行うために、媒体整理装置は、自由に取込部を引き出すことができるように構成されている。しかしながら、従来の紙幣整理装置においては、常時、自由に取込部を引き出すことが可能な構成となっているため、処理中であるなど本来取込部を引き出してはいけない状況で、取込部を引き出すことが可能である。例えば、計数処理中において媒体整理装置から取込部を引き出してしまった場合には、取込部を引き出すことで処理対象となる媒体の数が変わってしまう可能性があるため、媒体整理装置においては処理エラーが発生する。そして、操作者は、当該エラーを解消するために、媒体整理装置に取込部を挿入し、集積部に一度集積された媒体をすべて回収し、再度、媒体整理装置に回収した媒体を投入する煩雑な作業を行うこととなる。
媒体整理装置において、このような煩雑な作業を誘発するような、常時取込部を着脱することが可能な構成は、処理効率の観点から望ましいことではない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、処理効率を向上させることができる、新規かつ改良された媒体整理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体を取り込む取込部と、前記取込部の着脱をロックするロック部と、前記ロック部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定の状態を検知した場合には、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、媒体整理装置が提供される。
前記媒体整理装置は、前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部と、操作者の操作を受け付け、前記操作を前記制御部に伝達する操作部と、をさらに備え、前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記操作部が前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知した場合には、前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行ってもよい。
前記操作部は、前記制御部によって制御されており、前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知した後に、前記制御部は、前記操作部を、前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知することが可能なロック解除操作検知モードに設定してもよい。
前記媒体整理装置は、前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部と、操作者の操作を受け付け、前記操作を前記制御部に伝達する操作部と、をさらに備え、前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、前記鑑別部により所定の計数結果が得られ、且つ、前記操作部が前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知した場合には、前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行ってもよい。
前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記鑑別部により所定の計数結果が得られた後に、前記制御部は、前記操作部を、前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知することが可能なロック解除操作検知モードに設定してもよい。
前記媒体整理装置は、前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部を備え、前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記鑑別部により所定の計数結果が得られた場合には、前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行ってもよい。
前記制御部は、操作者によってあらかじめ入力された入力値と前記鑑別部により得られた計数結果とを比較して、前記所定の計数結果が得られたかどうかを判断してもよい。
前記制御部は、前記媒体の形態とは異なる媒体のための他の媒体整理装置と、制御端末を介して接続され、前記制御部は、前記他の媒体整理装置において得られた計数結果に基づいて、前記所定の計数結果が得られたかどうかを判断してもよい。
前記操作部は、タッチパネルであり、前記制御部は、前記タッチパネルに前記ロック部の解除のための操作用表示を行うことによって、前記操作部を前記ロック解除操作検知モードに設定してもよい。
前記媒体整理装置は、前記媒体整理装置内に残留する残留媒体を検知し、得られた検知結果を前記制御部に伝達する複数の検知部をさらに備え、前記制御部は、前記取込部から前記鑑別部までの間に前記検知部が前記残留媒体を検知した場合には、前記ロック部のロックを解除するための制御を行ってもよい。
前記検知部が前記残留媒体を検知した場合には、検知した前記検知部の位置情報を表示してもよい。
前記媒体整理装置は、前記鑑別部により得られた鑑別結果に基づいて、前記媒体を種別ごとに集積する集積部と、前記集積部に集積された前記媒体を所定の数ごとに結束する結束部と、をさらに備えてもよい。
前記ロック部は電磁ロックであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、処理効率を向上させることができる媒体整理装置を提供することができる。
各実施形態に共通する紙幣整理装置10の基本構成を示した説明図である。 各実施形態に共通する紙幣整理装置10のブロック図である。 各実施形態に共通する処理システム1の構成図である。 各実施形態に共通する制御端末30のブロック図である。 第1の実施形態による処理の流れを示したシーケンス図である。 第1及び第2の実施形態においてロック部の解除のための操作用表示の一例を示した説明図である。 第1の実施形態の変形例による処理の流れを示したシーケンス図である。 第2の実施形態による処理の流れを示したシーケンス図である。 第2の実施形態の変形例による処理の流れを示したシーケンス図である。 第3の実施形態による処理の流れを示したフローチャート図である。 第3の実施形態における表示の一例を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明はこの実施形態に限定されない。さらに、本明細書及び全図面にわたり共通する構成要素には、共通する符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は発明の説明とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置とは異なる個所もあるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。
また、本明細書及び全図面において、実質的に共通する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に共通する複数の構成要素を、必要に応じて集積部110aおよび集積部110bのように区別する。ただし、実質的に共通する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、集積部110aおよび集積部110bを特に区別する必要が無い場合には、単に集積部110と称する。
(紙幣整理装置10)
媒体整理装置は、操作者により投入された例えば紙幣のような紙状媒体を整理するための装置であり、詳細には、投入された媒体を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて媒体の種別ごとに集積し、集積された媒体を所定の枚数ごとに結束する。なお、以下の説明においては、媒体として紙幣を整理する紙幣整理装置10を本実施形態に係る媒体整理装置の一例として説明する。しかしながら、本発明の実施形態においては、媒体は紙幣に限定されるものではなく、紙状媒体であれば特に限定されるものではない。
紙幣整理装置10の基本構成を説明するための断面図である図1、及び紙幣整理装置10における制御系のブロック図である図2を参照して、本発明の各実施形態に共通する紙幣整理装置10の基本構成について説明する。なお、図1においては、操作者は、紙幣整理装置10の左側に位置するものとする。
各実施形態に係る紙幣整理装置10は、取込部100、鑑別部102、リジェクトポケット104、オープンポケット106、表裏反転部108、集積部110a〜e、移送部112、紙幣結束部114、操作表示部116、記憶部118、制御部120、ロック部122、搬送部124、検知部126、及び外部インターフェース部128を含むことができる。
取込部100は、紙幣整理装置10の操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間154と、ローラ150と、収納空間154からローラへ紙幣をガイドするガイド156と、紙幣をガイド156に押し当てるためのビルプレス158とを含む。収納空間154に投入された紙幣は、ビルプレス158によってガイド156に押し当てられ、ガイド156によってローラ150へ押し出され、ローラ150が回転することによって、搬送部124に一枚ずつ繰り出される。なお、取込部100は、ビルプレス158の移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣整理装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(計数完了)を検知することができるように構成してもよい。また、本実施形態に係る紙幣整理装置10においては、取込部100は、例えば、紙幣整理装置10に設けられたガイド(図示省略)に従って操作者側に(図1中では左側に)引き出し可能であり、さらに、引き出された取込部100は、操作者とは反対側の向きに(図1中では右側に)紙幣整理装置10に挿入可能である。また、後で説明するロック部122により、通常は、取込部100の引き出しができないようにロックされている。なお、本実施形態においては、取込部100の紙幣整理装置10からの着脱は、上述のような態様に限定されるものではなく、紙幣整理装置10の上方へ引き出すような他の態様であってもよい。そして、後で説明する制御部120は、取込部100が引き出されているか否かを、取込部100に設けられたセンサ(図示省略)等を用いて、認識することができる。
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100で取り込まれ、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種などの紙幣の種類、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができる。さらに、鑑別部102は、鑑別した紙幣を紙幣の種別ごとに計数することができる。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別結果に基づいて予め定められている搬送先(例えば各集積部110a〜e)に搬送される。
リジェクトポケット104は、本実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、鑑別部102により金種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣を格納する部位である。図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。
オープンポケット106は、本実施形態における結束対象外紙幣格納部の一例である。鑑別部102による鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣整理装置10における結束対象と定められている鑑別種別に該当しない場合には、鑑別され、搬送された紙幣は、オープンポケット106に格納される。オープンポケット106に格納される紙幣としては、予め結束対象と定められている鑑別種別が正券とされている場合には、損券がその一例として挙げられる。また、オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではなく、1つ以上あればよい。
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。このようにすることで、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部a〜eに集積されることができる。なお、本実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。また、図1の例においては、表裏反転部108は、操作者から見て、紙幣整理装置10内の鑑別部102の後ろに設けられている。そして、表裏反転部108は、基本的には、搬送先が各集積部110a〜eである紙幣だけが搬送される。ただし、本実施形態においては、このような例に限定されず、搬送先がリジェクトポケット104またはオープンポケット106である紙幣に関しても、表裏反転部108に搬送されることも可能である。
各集積部110a〜eは、鑑別部102による鑑別結果が予め結束対象と定められている鑑別種別に該当する場合に、鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を種別ごとに、集積する部位である。各集積部110a〜eは、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)が設けられており、金庫性を有する。また、各集積部110a〜eは、予め定められた結束枚数(例えば100枚)まで集積可能である。そして、各集積部110a〜eに集積されている紙幣の枚数が結束枚数に達した場合には、集積されている紙幣は全て移送部112に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣整理装置10内の下方に、5個の集積部110a〜eが縦一列に設けられているが、本実施形態においては、5個の集積部110に限定されるものではなく、集積部110は、紙幣整理装置10内に少なくとも1個以上設けられ、それぞれ指定された異なる鑑別種別の紙幣を集積する部位であればよい。
移送部112は、各集積部110a〜eから搬送された結束枚数の紙幣を紙幣結束部114へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部112は、紙幣整理装置10内に設けられ、紙幣整理装置10の内部を図1の上下方向に集積部110a〜110eと紙幣結束部114との間を移動し、各集積部110a〜eから所定枚数の紙幣をクランプして、抜き取り、紙幣結束部114に受け渡す。
紙幣結束部114は、紙幣整理装置10内に設けられ、移送部112から移送された所定枚数の紙幣に対して例えばテープを巻き付けて結束することにより、紙幣束を作成する。なお、作成された紙幣束は、放出口(図示省略)へ搬送され、紙幣整理装置10外へ放出される。
操作表示部116は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部116は、図1においては、紙幣整理装置10の上に位置し、操作者と向かい合う。さらに、操作表示部116は、操作画面を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部116は、後述する制御部120の制御に従って、各種の操作画面、計数結果やエラーメッセージなどを表示し、操作者による紙幣整理装置10に対する各種の入力操作を受け付け、制御部120に伝達する。なお、操作表示部116の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が紙幣整理装置10の外部に位置していてもよい。
記憶部118は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成される。記憶部118は、例えば、制御部120が使用する制御プログラム、制御部120が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が格納されるほか、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況が対応づけて記憶される。さらに、具体的には、記憶部118に記憶される鑑別結果としては、紙幣の種別(金種)、紙幣の正損、紙幣の表裏、搬送先等が挙げられる。ここで、表裏とは、鑑別時における該当の紙幣の表裏の向きのことであり、搬送先とは、該当の紙幣が搬送される格納先のことである。なお、記憶部118は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
制御部120は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、制御部120は、操作表示部116からの入力や後で説明する外部インターフェース部128が受け入れた外部装置(例えば、制御端末30)からの情報に基づいて制御を行うことができる。さらに、制御部120は、記憶部118から所定のプログラムを読み出して実行することにより、ロック部122、操作表示部116、鑑別部102等の紙幣整理装置10の各所を制御することができる。また、制御部120は、計数の完了を検知したり、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の搬送先を決定したり、制御端末30へ通知したりすることができる。なお、制御部120は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
ロック部122は、例えば、紙幣整理装置10内の取込部100の下に設けられ、制御部120の制御により取込部100の着脱をロックする。詳細には、通常状態においては、ロック部122は、取込部100の着脱をロックし、一方、紙幣整理装置10が所定の状態にある場合には、制御部120の制御によりロックを解除し、さらに、取込部100が紙幣整理装置10に挿入された場合には、取込部100の着脱を再度ロックする。ロック部122は、例えば電磁ロック機構によって構成される。なお、以下の説明においては、ロック部122を電磁ロック部122として説明するが、本実施形態においては、ロック部122は電磁ロックに限定されるものではなく、制御部120によって制御されるロック部122であればよい。
搬送部124は、図1中では帯状に示され、適宜紙幣整理装置10に配置され、紙幣が搬送される搬送路(図示量略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部120により制御され各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
検知部126は、図1中では小さな正方形で示され、紙幣整理装置10内の各所に複数設けられており、紙幣整理装置10内の集積部110a〜e以外の各所に残留した残留媒体、言い換えると、紙幣つまり(ジャム)を検知し、得られた検知結果を制御部120に伝達する。検知部126としては、残留紙幣により光が遮られることにより残留紙幣を検知する光学式センサ等を用いることができる。なお、検知部126は、図1に示す数や位置に限定されるものではなく、適宜、紙幣整理装置10内に設けられていればよい。
外部インターフェース部128は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、後述する通信ネットワーク80を介して制御端末30や硬貨整理装置90との間で通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部128は、制御端末30からの指示を受け取ったり、制御端末30へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部128は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(処理システム1)
以上のような紙幣整理装置10は、紙幣や硬貨を整理する処理を行う、以下に説明する処理システム1を構成することができる。処理システム1においては、例えば、紙幣整理装置10は、紙幣以外の形態を持つ媒体を整理する他の媒体整理装置、例えば硬貨を整理する硬貨整理装置90と、制御端末30を介して接続されることができる。例えば、図3に示すように、ネットワーク中継装置(例えばHUB)70と通信ネットワーク80とを用いて、紙幣整理装置10と、硬貨整理装置90と、両者を制御する制御端末30とを接続して、処理システム1を構成することができる。なお、処理システム1は、図3に示すように、通信ネットワーク80で接続され互いに協働する複数の整理装置10、90によって実現されてもよく、もしくは、紙幣を処理する紙幣整理機能と硬貨を処理する硬貨整理機能とを有する単一の装置によって実現されてもよい。また、通信ネットワーク80は、有線又は無線であることができ、例えば、インターネット、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)、専用回線、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP−VPN等から構成される。また、以下の説明においては、紙幣整理装置10は、硬貨整理装置90と接続されるものとして説明するが、接続対象は硬貨整理装置90に限定されるものではなく、紙幣整理装置10の処理対象である紙幣とは異なる形態を持つ媒体のための媒体整理装置であれば、特に限定されるものではない。
(硬貨整理装置90)
硬貨整理装置90は、その処理対象が紙幣ではなく、紙幣以外の媒体、例えば硬貨であるような整理装置である。すなわち、硬貨整理装置90は、操作者により投入された例えば硬貨のような媒体を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて媒体の種別ごとに集積する装置である。
(制御端末30)
制御端末30は、通信ネットワーク80を介して、複数の整理装置10、90を制御したり、各整理装置10、90からの情報を取得したり、表示する機能を有する。制御端末30の構成について、制御端末30のブロック図である図4を参照して説明する。制御端末30は、制御部300と、外部インターフェース部302と、記憶部304と、操作表示部306とを含む。なお、制御端末30は、単一の装置によって実現されてもよく、もしくは、通信ネットワークで接続され、互いに協働する複数の装置によって実現されてもよい。
制御部300は、操作表示部306のような制御端末30の各部を制御する機能を有し、例えばCPUなどの演算装置によって構成され、例えば記憶部304に記憶された制御プログラムを読み出し、そのプログラムを実行することにより各種の制御処理を行う。具体例としては、制御部300は、各整理装置10、90から得られた計数結果を集計したり、集計結果を参照して比較を行ったり、各整理装置10、90に対して指示を行ったりすることができる。
外部インターフェース部302は、制御部300の制御に従って、複数の整理装置10、90との間で通信を行う機能を有する通信インターフェースである。
記憶部304は、情報を記憶する記憶媒体であって、例えば、制御部300が処理システム1の全体の動作を制御するために実行するプログラム、整理装置10、90を制御するために必要な情報、整理装置10、90から通知された情報等を記憶する。この記憶部304に用いられる記憶媒体としては、例えばハードディスクなどの磁気記録媒体や、EEPROM、フラッシュメモリ、MRAM、FeRAM、PRAMなどの不揮発性メモリが挙げられるが、これに限られない。
操作表示部306は、処理システム1の操作部及び表示部としての機能を有する。具体的には、操作表示部306の操作部は、操作者が整理装置10、90に対して操作を行う際に用いられ、表示部は、整理装置10、90の処理状況や計数結果などの情報や整理装置10、90に対する操作を誘導するための画面を表示することができる。なお、操作部と表示部とは、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、もしくは、例えばタッチパネルのように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されていてもよい。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る処理の流れについて、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、本実施形態の処理を説明するためのシーケンス図である。以下の説明において参照されるシーケンス図及びフローチャート図においては、紙幣整理装置10及び制御端末30の処理については、実線で囲まれ、操作者が行う操作や判断については、破線で囲まれる。図5の示すように、まず、操作者が例えば制御端末30の操作表示部306に対して、計数を開始するための操作を行ったことにより、紙幣整理装置10は計数処理を開始する(S101)。この際、操作者は、処理システム1に投入される複数の紙幣及び硬貨の見込まれる合計金額(例えば、伝票等に記載された伝票金額、以下の説明においては伝票金額と呼ぶ)を、操作表示部306を用いてあらかじめ入力することもできる。この際の紙幣整理装置10の操作表示部116の表示の一例を図6(a)に示す。図6(a)に示されるように、この時点では、計数が開始されていないため、表示された計数結果はゼロとなっている。また、計数が開始されていないため、紙幣整理装置10が計数開始前であって待機中である旨を示すように「待機中」との表示がなされている。なお、図6(a)に示されるように、紙幣整理装置10が待機中であり、取込部100を引き出す状況ではないことから、操作表示部116では、後述する操作者のロック解除操作を検知するためのロック解除操作用表示160は行われない。また、本実施形態では、図6(a)のような表示に限定するものではなく、例えば、「待機中」である旨を示すコード番号を表示してもよく、もしくは、紙幣整理装置10に設けられた所定のランプを点滅させてもよい。また、本実施形態においては、操作者の上記操作は、制御端末30の操作表示部306に対して行われることに限定されるものではなく、紙幣整理装置10の操作表示部116に対して行ってもよい。
続いて、操作者は、例えば操作表示部116に表示された指示に従って、取込部100に対して紙幣を投入する。その後、紙幣整理装置10は、投入された紙幣を鑑別部102に順次搬送し、計数を開始する(S102)。
そして、紙幣整理装置10は、図5に示されるステップS103に対応する処理ステップを実施する。詳細には、紙幣整理装置10の鑑別部102は、取込部100から搬送された紙幣を順次鑑別する。制御部120は、鑑別部102の鑑別結果に基づき搬送部124を制御して、鑑別結果が金種不明もしくは受付不能の紙幣である場合には、紙幣をリジェクトポケット104へ搬送する。また、鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外であり、且つ、結束対象と定められている鑑別種別に該当しない場合には、制御部120は、搬送部124を制御して、紙幣をオープンポケット106へ搬送する。さらに、鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外であり、且つ、結束対象と定められている鑑別種別に該当する場合には、制御部120は、搬送部124を制御して、鑑別された紙幣を、表裏反転部108を経由させて、複数の集積部110a〜eのうち鑑別結果に対応する各集積部110a〜eへ搬送する。そして、紙幣が搬送された集積部110a〜eは、当該紙幣を集積する。
この際、記憶部118は、制御部120によって制御され、該当の集積部110a〜eに集積されている紙幣の枚数を記憶し、さらに、集積された紙幣の計数結果を操作表示部116に逐次表示する。この際の表示の一例を図6(b)に示す。図6(b)に示されるように、操作表示部116には、計数された紙幣の計数結果が紙幣の種別ごとに示されており(図6(b)の上段に紙幣の種別ごと(例えば、一万円紙幣、五千円紙幣等)の合計金額が表示されている)、さらに紙幣整理装置10が「計数中」である旨を示すように「計数中」との表示がなされている。なお、図6(b)に示されるように、紙幣整理装置10が計数中であり、取込部100を引き出す状況ではないことから、操作表示部116に、後述する操作者のロック解除操作を検知するためのロック解除操作用表示160は行われない。また、本実施形態においては、図6(b)のような表示に限定するものではなく、例えば、「計数中」である旨を示すコードを表示してもよく、もしくは、紙幣整理装置10に設けられた所定のランプを点滅させてもよい。
続いて、ステップS103においては、制御部120は、該当する集積部110a〜eに集積されている紙幣の枚数が結束枚数に達していることを認識した場合には、移送部112を制御して、当該集積部110a〜eに集積されている全ての紙幣を紙幣結束部114へ移送部112に移送させる。そして、紙幣結束部114は、移送された結束枚数の紙幣から紙幣束を作成する。
さらに、制御部120は、例えば取込部100に設けられたセンサ(図示省略)によって、取込部100に投入されたすべての紙幣について処理が完了したことを検知した場合には、計数結果及び紙幣整理装置10が処理完了待ちの状態であることを制御端末30に通知する(S104)。なお、操作者は、手元に計数対象の紙幣が残っていたり、紙幣整理装置10のリジェクトポケット104に格納された紙幣を再度計数したりしようとする場合には、対象の紙幣を取込部100に投入して、紙幣整理装置10が再度を行うように操作を行ってもよい。
次に、通知を受けた制御端末30は、ロック解除操作検知モードに設定するように紙幣整理装置10に指示する(S105)。ここで、ロック解除操作検知モードとは、操作表示部166が、操作者による、電磁ロック部122による取込部100のロックを解除するための操作を検知することが可能な状態のことをいう。この際、制御端末30の操作表示部306は、紙幣整理装置10で得られた計数結果を表示してもよく、硬貨整理装置90からの計数結果が得られている場合には、あわせて硬貨整理装置90の計数結果を表示してもよく、もしくは、両者の計数結果の集計を表示してもよい。また、制御端末30等を含まず紙幣整理装置10単独で構成される場合には、紙幣整理装置10の制御部120からの指示により、ロック解除操作検知モードに設定してもよい。
続いて、指示を受けた紙幣整理装置10の制御部120は、紙幣整理装置10をロック解除操作検知モードに設定する(S106)。ロック解除操作検知モードの一例としては、操作表示部116がタッチパネルである場合には、制御部120は、操作表示部116に、図6(c)に示すように、操作表示部116に操作者のロック解除操作を検知するためのロック解除操作用表示160(図6(c)の左上の「取込部開」のボタン表示)を行う。なお、本実施形態においては、ロック解除操作用表示160は、図6(c)のボタン表示に限定されるものではなく、例えば、ボタン表示を他の箇所と異なる色で表示させてもよく、点滅表示又はフリッカ表示させてもよい。さらに、併せて音声ガイダンスを流すことによって、上記ボタン表示に対する操作を誘導し、より迅速に処理できるようにしてもよい。また、本実施形態においては、ロック解除操作用ボタン表示160の代わりに、紙幣整理装置10に設けられた機械式の押しボタンを用いてもよく、この場合には、押しボタンは、紙幣整理装置10がロック解除操作検知モードなった場合に、操作者による解除操作を検知するように構成される。
そして、制御部120は、操作者が、紙幣整理装置10の内部の硬貨等の異物の有無を確認しようとして、例えば操作表示部166に表示されたロック解除操作用ボタン表示160を操作するような、ロック解除操作を行ったこと(図5においては、ステップS106の下の破線の四角で囲まれるステップ)を検知した場合には、電磁ロック部122による取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御する。ロックが解除されることで、取込部100は、紙幣整理装置10から引き出すことが可能となる(S107)。このように、本実施形態においては、紙幣整理装置10が上述の状態にある場合において、取込部100を引き出し可能とすることができる。したがって、計数中に不要な取込部100の引き出しを行って計数中のエラーを誘発させることもなく、よって、当該エラーを解消するための煩雑な作業を避けることができ、ひいては処理効率を高めることができる。さらに、紙幣整理装置10は、常時取込部100が引き出し可能でないため、紙幣を取り扱う装置として求められる高い金庫性を確保することができる。
続いて、操作者は、ロックが解除されて取込部100を引き出し、紙幣整理装置10の内部に、硬貨等の異物がないかどうかを確認する(図5においては、ステップS107の下の破線の四角で囲まれるステップ)。必要に応じて、取込部100の各部を開放して、紙幣整理装置10内部の異物の確認を行ってもよい(図5においては、ステップS107の下の破線のひし形で囲まれるステップ)。そして、異物がなかった場合には、操作者は取込部100を紙幣整理装置10に挿入する(図5においては、破線のひし形で示されるステップの下のステップ)。取込部100が再び挿入された場合には、制御部120は、電磁ロック部122を制御して、取込部100の着脱をロックし、ロックされた旨を制御端末30へ通知する(S108)。この際、ロック解除操作検知モードは解消される。あるいは、制御端末30等を含まず紙幣整理装置10単独で構成される場合は、取込部100がロックされた時点で、ロック解除操作検知モードは解消される。したがって、操作表示部116は、図6(a)に示すような表示に戻ることができ、すなわち、ロック解除操作用ボタン表示160が消去される。
そして、操作者は、制御端末30の操作表示部306を操作することによって、制御端末30は、処理を終了するように紙幣整理装置10に指示し(S110)、処理を終了する。このようにして、紙幣整理装置10は、新たな処理を行うことが可能な状態になる。
一方、硬貨等の異物があった場合には、操作者は、異物を除去した後、取込部100を紙幣整理装置10に挿入し、計数対象となる硬貨を再び投入し、制御端末30の操作表示部306を操作して、計数を再開始させる(図5においては、ステップS109の上の破線の四角で囲まれるステップ)。取込部100が再び挿入された場合には、制御部120は、電磁ロック部122を制御して、取込部100の着脱をロックする(S109)。この際、ロック解除操作検知モードは解消される。したがって、操作表示部116は、図6(b)に示すような表示に戻ることができ、すなわち、ロック解除操作用ボタン表示160が消去される。そして、紙幣整理装置10は、上述のステップS101に戻り、再度計数を開始することとなる。
紙幣整理装置10を用いた処理においては、例えば、1円硬貨等のような硬貨は、その形態から、紙幣の間に混入していても操作者が硬貨混入に気が付くことは難しく、誤って紙幣整理装置10に投入されやすい。したがって、紙幣整理装置10に対しては、誤って投入された硬貨等を除去するために、取込部100が紙幣整理装置10から引き出せるような構成にすることが求められる。このような状況において、本実施形態によれば、計数が完了し、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御することにより、取込部100を引き出し可能とする。したがって、本実施形態によれば、計数中のような取込部100を引き出すべきでない状況において、取込部100の引き出しを行うことができないこととなることから、取込部100の引き出しによる処理中のエラーを誘発させることもなく、よって、当該エラーを解消するための煩雑な作業を避け、処理効率を高めることができる。さらに、本実施形態によれば、紙幣整理装置10は、常時取込部100が引き出し可能でなく、加えて、計数が完了し、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知したという2つの条件が重なった場合に、取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御することから、取込部100が引き出し可能な状況がより限定される。紙幣整理装置10は、一般的にはバックヤードで使用される装置ではあるが、紙幣を取り扱う装置である点を鑑みると、より高い金庫性を有することが好ましい。したがって、本実施形態によって取込部100が引き出し可能な状況がより限定されることから、紙幣整理装置10は、好ましい高い金庫性を有することができる。
(第1の実施形態の変形例)
上記の第1の実施形態においては、計数が完了し、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしているが、変形例として、制御部120が、計数が完了したことを検知した場合には、操作者の操作を検知しなくても、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしてもよい。操作者の操作を省略することにより、処理を効率的にすることができる。この変形例の処理を説明するためのシーケンス図を図7に示す。この変形例においては、ステップS405において、ロック解除操作検知モードに設定することを指示する代わりに、ロック解除を指示する点と、第1の実施形態のステップS107が省略される点が、第1の実施形態と異なるが、他のステップに関しては、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。すなわち、変形例のステップS401、S402、S403、S404、S405、S406、S408、S409、S410が、それぞれ第1の実施形態のS101、S102、S103、S104、S105、S106、S108、S109、S110に対応する。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、計数が完了し、制御部120が、鑑別部102によって得られた計数結果を参照して所定の計数結果が得られたと判断し、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御する。このようにすることで、第1の実施形態に比べてロックを解除するための条件をより厳しくなることから、紙幣整理装置10の金庫性をより高めることができる。
詳細には、第2の実施形態においては、操作者によって、伝票金額(処理システム1に投入された複数の紙幣及び硬貨の見込まれる合計金額)が制御端末30の操作表示部306を用いてあらかじめ入力され、制御端末30において計数完了後の紙幣整理装置10の計数結果と硬貨整理装置90の計数結果との合計金額と、伝票金額との比較を行う。そして、得られた合計金額が伝票金額よりも小さい場合には、その原因として、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入され、当該硬貨が計数されていないことが推定されるため、操作者は、取込部100を引き出して硬貨を取り出す作業を行うこととなる。したがって、本実施形態においては、計数が完了し、伝票金額よりも小さい合計金額が得られ、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御する。なお、例えば、取込部100は、取込部100の収納空間154から紙幣が一枚ずつ取り込まれるように構成されており、取込部100から鑑別部102までの搬送部124は、紙幣を下から上に搬送するような構成されているため、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入された場合には、硬貨が、取込部100の近傍領域(例えば、操作者から見ると、取込部100の裏側の領域)に存在する場合が多い。
一方、合計金額が伝票金額と一致した場合には、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入されていないと推定される。また、合計金額が伝票金額よりも大きな場合には、その原因として、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入されておらず、伝票金額もしくは伝票金額の入力が誤っていたことが推定される。したがって、上記の2つの場合においては、硬貨を取り出す作業を行わないこととなるため、取込部100のロックは維持されたままとなる。
このように、本実施形態においては、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入されたと推定されるような計数結果が得られたと判断した場合に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御することから、紙幣整理装置10の金庫性をより高めることができる。
第2の実施形態に係る処理の流れについて、図8を参照して説明する。なお、第1の実施形態と共通する箇所については、ここでは説明を省略する。
図8は、本実施形態の処理を説明するためのシーケンス図である。図8の示すように、まず、操作者が、例えば制御端末30の操作表示部306に対して、計数を開始するための操作を行ったことにより、紙幣整理装置10は計数を開始する。この際、操作者は、伝票金額を、操作表示部306を用いてあらかじめ入力する(S201)。
続いて、操作者は、取込部100に対して紙幣を投入する。その後、紙幣整理装置10は、投入された紙幣を鑑別部102に順次搬送し、計数を開始する(S202)。
そして、紙幣整理装置10は、図8のステップS203に対応する処理ステップを実施する(S203)。なお、ステップS203は、図5に示される第1の実施形態のステップS103と同様の処理であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
さらに、制御部120は、取込部100に投入されたすべての紙幣について処理が完了したことを検知した場合には、計数結果及び紙幣整理装置10が処理完了待ちの状態であること、及び、得られた計数結果を制御端末30に通知する(S204)。
次に、通知を受けた制御端末30の制御部300は、硬貨整理装置90からも計数結果を取得した場合には、計数完了後の紙幣整理装置10の計数結果と硬貨整理装置90の計数結果とを集計する(S205)。
そして、制御部300は、集計した合計結果を操作表示部306に表示する(S206)。
続いて、制御部300は、あらかじめ操作者から入力された伝票金額と、集計した合計結果とを比較する(S207)。
合計金額が伝票金額よりも小さな場合には、制御端末30は、紙幣整理装置10に対して、ロック解除操作検知モードに設定するように指示する(S208)。
続いて、指示を受けた紙幣整理装置10の制御部120は、第1の実施形態と同様に、操作表示部116をロック解除操作検知モードに設定する(S209)。
そして、第1の実施形態と同様に、制御部120は、操作者によって、ロック解除操作が行われたことを検知した場合には、電磁ロック部122による取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御する(S210)。
この後、操作者は、ロックが解除された取込部100を引き出し、紙幣整理装置10の内部に、硬貨がないかどうかを確認することとなるが、この後のステップS211及びS212は、第1の実施形態のステップS108及びステップS109と同様であるため、ここでは説明を省略する。
一方、合計金額が伝票金額と一致又は伝票金額よりも大きな場合には、制御端末30は、紙幣整理装置10に対して、ロック解除操作検知モードに設定するように指示することはない。
続いて、操作者が、制御端末30の操作表示部306を操作することによって、制御端末30は、処理を終了するように紙幣整理装置10に指示し(S213)、処理を終了する。
また、紙幣整理装置10の内部に硬貨がなかった場合である上記のステップS211の後も再度計数を行わないことから、操作者が、制御端末30の操作表示部306を操作することによって、制御端末30は、処理を終了するように紙幣整理装置10に指示し(S213)、処理を終了する。
なお、硬貨整理装置90については、制御端末30から計数開始が指示された後、投入された硬貨の計数を開始し、計数完了後、計数結果を制御端末30へ通知する。
このように、本実施形態においては、計数が完了し、伝票金額よりも小さい合計金額が得られ、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御することにより、取込部100を引き出し可能とする。したがって、本実施形態によれば、計数中のような取込部100を引き出すべきでない状況において、取込部100の引き出しを行うことができないこととなることから、取込部100の引き出しによる処理中のエラーを誘発させることもなく、よって、当該エラーを解消するための煩雑な作業を避け、処理効率を高めることができる。さらに、本実施形態においては、計数が完了し、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入されたと推定されるような計数結果が得られたと判断し、且つ、操作者による電磁ロック部122によるロックを解除するための操作を検知したという3つの条件が重なった場合に、取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御することから、取込部100の引き出し可能な状況がより限定され、紙幣整理装置10の金庫性をより高めることができる。加えて、本実施形態によれば、整理システム1によって、迅速に、硬貨が紙幣整理装置10に誤って投入された可能性を推定することから、より効率的な運用を進めることができる。
なお、上記の説明においては、ステップS207において、制御部300は、あらかじめ操作者から入力された伝票金額と集計した合計結果とを比較し、合計金額が伝票金額よりも小さな場合に、制御端末30は、ロック解除操作検知モードに設定するように指示するものとしたが、本実施形態においては、この態様に限定されるものではない。例えば、伝票金額と合計結果とを比較し、合計金額が伝票金額と一致しない場合にのみ、制御端末30は、ロック解除操作検知モードの設定を指示したり、伝票金額と合計金額との差分を示す数字における下3ケタが0より大きい場合には、誤って紙幣整理装置10に投入された硬貨が存在することによって差分が生じたと推定されるため、制御端末30は、ロック解除操作検知モードの設定を指示したりしてもよい。すなわち、本実施形態においては、あらかじめ入力された金額や、紙幣整理装置10で得られた計数結果や、硬貨整理装置90で得られた計数結果に基づいて、ロック解除操作検知モードの設定指示をするか否かを判断すればよい。
(第2の実施形態の変形例)
上記の第2の実施形態においては、計数が完了し、所定の計数結果が得られたと判断し、操作者によるロックを解除するための操作を検知した場合に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしているが、この実施形態の変形例においては、当該操作を検知しなくても、制御部120がロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしてもよい。このように操作を省略することにより、処理をより簡便なものとすることができる。この変形例の処理を説明するためのシーケンス図を図9に示す。この変形例においては、ステップS508において、ロック解除操作検知モードに設定することを指示する代わりに、ロック解除を指示する点と、第2の実施形態のステップS209が省略される点が、第2の実施形態と異なるが、他のステップに関しては、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。すなわち、変形例のステップS501、S502、S503、S504、S505、S506、S507、S508、S510、S511、S512、S513が、それぞれ第2の実施形態のS201、S202、S203、S204、S205、S206、S207、S208、S210、S211、S212、S213に対応する。
(第3の実施形態)
本実施形態においては、紙幣整理装置10内の取込部100から鑑別部102までの間に媒体が残留して残留媒体(ジャム)が生じた場合、残留媒体を除去しようと紙幣整理装置10から取込部100を引き出すために、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御する。詳細には、取込部100から鑑別部102までの間に残留媒体が発生した場合には、残留紙幣を取り除くため、操作者は取込部100を引き出すこととなり、一方、その他の箇所において残留紙幣が発生した場合には、残留紙幣を取り除くため、操作者は紙幣整理装置10内の取込部100以外の箇所を開放することとなる。この場合、紙幣整理装置10内の紙幣を全て回収し、その後再度回収した紙幣を紙幣整理装置10に投入する作業が発生する。すなわち、本実施形態によれば、取込部100のみを引き出して残留媒体除去及び紙幣整理装置10の復旧が可能な障害時において、取込部100のみを引き出して残留媒体を除去するだけで紙幣整理装置10を復旧することを可能とし、紙幣整理装置10内の全ての紙幣の回収及びその後の紙幣の投入作業を不要とすることができる。したがって、処理効率を高め、紙幣整理装置10の金庫性をより高めることができる。
第3の実施形態に係る処理の流れについて、図10及び図11を用いて説明する。なお、第1の実施形態と共通する箇所については、ここでは説明を省略する。
図10は、本実施形態の処理を説明するためのフローチャート図である。図10の示すように、まず、操作者が例えば制御端末30の操作表示部306に対して、計数を開始するための操作を行ったことにより、紙幣整理装置10は計数を開始する(S301)。
計数中に、紙幣整理装置10内部に設けられた検知部126のいずれかが残留媒体を検知した場合、制御部120は、検知した検知部126の情報を取得する(S302)。
続いて、制御部120は、操作表示部116に、検知した検知部126の位置情報を表示する(S303)。表示の一例としては、図11に示すように、紙幣整理装置10の模式図が表示され、残留媒体を検知した検知部126の位置情報を、当該模式図中の当該検知部126に対応する位置に表示する。具体的には、図11においては、操作表示部116には、当該模式図中に番号(例えば、図11では、丸に囲まれた1〜24の数字)が、検知部126の位置に対応するような位置に表示されており、さらに、残留媒体を検知した検知部126に対応する位置に表示された番号が、他の箇所と異なる色で表示、もしくは、点滅表示又はフリッカ表示されている(図11は、取込部100に位置する検知部126が残留媒体を検知した場合の例を示し、当該検知部126に対応する番号「1」が点滅表示されている)。しかしながら、表示方法はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、当該検知部126を示すコード番号を表示させてもよく、もしくは、紙幣整理装置10に設けられた、当該検知部126に対応するランプを点滅させてもよい。
そして、制御部120は、当該検知部126が取込部100から鑑別部102の間に位置するものかを判断する(S304)。
当該検知部126が、取込部100から鑑別部102の間に位置するものである場合には、制御部120は、操作表示部116をロック解除操作検知モードに設定する(S305)。ロック解除操作検知モードの一例としては、操作表示部116がタッチパネルである場合には、図11に示すように、操作表示部116に操作者のロック解除操作を検知するためのロック解除操作用ボタン表示160(図11の右上の「取込部開」のボタン)を行う。この際、図11に示すように、操作表示部116に、エラーコード番号や操作指示、処置内容を表示させてもよい(図11の例においては、操作者に対して、取込部100を引き出して残留紙幣等を取り除く操作を指示する表示と、取り除いた後に、リセットを指示するボタンを押して紙幣整理装置10を再セットすることを指示する表示とが行われている)。なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、ロック解除操作用ボタン表示160等は図11の態様に限定されるものではない。
そして、第1の実施形態と同様に、制御部120は、操作者によってロック解除操作が行われたことを検知した場合には、電磁ロック部122による取込部100のロックを解除するように電磁ロック部122を制御する(S306)。
この後、操作者は、ロックが解除された取込部100を引き出し、取込部100から鑑別部102の間に残留紙幣がないかどうかを確認し、取込部100を紙幣整理装置10へ挿入する。そして、取込部100が再び挿入された場合には、制御部120は、電磁ロック部122を制御して、取込部100の着脱をロックする(S307)。そして、操作者が紙幣整理装置10に対して操作が行われることにより、計数が再開される。
一方、当該検知部126が、取込部100から鑑別部102の間に位置するものではない場合には、操作者は、取込部100以外の当該検知部126に対応する箇所を開放し、残留紙幣がないかどうかを確認する。この際、操作表示部116には、操作者のロック解除操作を検知するためのロック解除操作用ボタン表示160は行われない。そして、操作者は、確認を行った後、紙幣整理装置10内の紙幣をすべて回収し、当該検知部126に対応する箇所を閉鎖して、紙幣整理装置10を再セットする。さらに、操作者が紙幣整理装置10に対して、先に回収した紙幣を紙幣整理装置10に投入した後、操作が行われることにより、計数が再開される。
なお、以上に説明した第3の実施形態は、これまで説明した第1及び第2の実施形態を組み合わせて実施することができる。
このように、本実施形態においては、紙幣整理装置10内の取込部100から鑑別部102までの間に媒体が残留して残留媒体が生じた場合、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御することにより、取込部100を引き出し可能とする。本実施形態によれば、取込部100のみを引き出して残留媒体除去することで紙幣整理装置10の復旧が可能な場面においては、紙幣整理装置10内の取込部100から鑑別部102までの間以外の箇所に残留媒体が発生した場合のような紙幣整理装置10内の全ての紙幣の回収及びその後の紙幣の投入作業を不要とすることで、処理効率を高めることができ、紙幣整理装置10の金庫性をより高めることができる。加えて、本実施形態によれば、紙幣整理装置10によって、残留媒体が発生した箇所を迅速に認識することができることから、操作者による判断を待たずに、効率的に処理を進めることができる。
(第3の実施形態の変形例)
なお、上記の第3の実施形態においては、操作者によるロックを解除するための操作を検知した後に、制御部120が、ロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしているが、第1及び第2の実施形態と同様に、第3の実施形態の変形例においても、当該操作を検知しなくても、制御部120がロックを解除するように電磁ロック部122を制御するとしてもよい。このように操作を省略することにより、処理をより簡便なものとすることができる。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上述した各実施形態の処理における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。
なお、これまで説明した第1から第3の実施形態では、紙幣に対する処理を行う紙幣整理装置10を例として説明したが、本実施形態は、紙幣整理装置10に限定されるものではなく、紙状媒体を処理する装置であれば、本実施形態を適用することができる。
1 処理システム
10 紙幣整理装置
30 制御端末
70 ネットワーク中継装置
80 通信ネットワーク
90 硬貨整理装置
100 取込部
102 鑑別部
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
110、110a〜e 集積部
112 移送部
114 紙幣結束部
116、306 操作表示部
118、304 記憶部
120、300 制御部
122 電磁ロック部
124 搬送部
126 検知部
128、302 外部インターフェース部
150 ローラ
154 収納空間
156 ガイド
158 ビルプレス
160 ロック解除操作用表示

Claims (13)

  1. 媒体を取り込む取込部と、
    前記取込部の着脱をロックするロック部と、
    前記ロック部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、所定の状態を検知した場合には、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、
    媒体整理装置。
  2. 前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部と、
    操作者の操作を受け付け、前記操作を前記制御部に伝達する操作部と、
    をさらに備え、
    前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記操作部が前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知した場合には、
    前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、
    請求項1に記載の媒体整理装置。
  3. 前記操作部は、前記制御部によって制御されており、
    前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知した後に、前記制御部は、前記操作部を、前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知することが可能なロック解除操作検知モードに設定する、
    請求項2に記載の媒体整理装置。
  4. 前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部と、
    操作者の操作を受け付け、前記操作を前記制御部に伝達する操作部と、
    をさらに備え、
    前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、前記鑑別部により所定の計数結果が得られ、且つ、前記操作部が前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知した場合には、
    前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、
    請求項1に記載の媒体整理装置。
  5. 前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記鑑別部により所定の計数結果が得られた後に、前記制御部は、前記操作部を、前記操作者による前記ロック部によるロックを解除するための操作を検知することが可能なロック解除操作検知モードに設定する、
    請求項4に記載の媒体整理装置。
  6. 前記取込部から取り込まれた前記媒体を鑑別し、計数する鑑別部を備え、
    前記制御部が前記鑑別部による計数が完了したことを検知し、且つ、前記鑑別部により所定の計数結果が得られた場合には、
    前記制御部は、前記制御部は、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、
    請求項1に記載の媒体整理装置。
  7. 前記制御部は、操作者によってあらかじめ入力された入力値と前記鑑別部により得られた計数結果とを比較して、前記所定の計数結果が得られたかどうかを判断する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
  8. 前記制御部は、前記媒体の形態とは異なる媒体のための他の媒体整理装置と、制御端末を介して接続され、
    前記制御部は、前記他の媒体整理装置において得られた計数結果に基づいて、前記所定の計数結果が得られたかどうかを判断する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
  9. 前記操作部は、タッチパネルであり、
    前記制御部は、前記タッチパネルに前記ロック部の解除のための操作用表示を行うことによって、前記操作部を前記ロック解除操作検知モードに設定する、
    請求項3又は5に記載の媒体整理装置。
  10. 前記媒体整理装置内に残留する残留媒体を検知し、得られた検知結果を前記制御部に伝達する複数の検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記取込部から前記鑑別部までの間に前記検知部が前記残留媒体を検知した場合には、前記ロック部のロックを解除するための制御を行う、
    請求項2から9のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
  11. 前記検知部が前記残留媒体を検知した場合には、検知した前記検知部の位置情報を表示する、
    請求項10に記載の媒体整理装置。
  12. 前記鑑別部により得られた鑑別結果に基づいて、前記媒体を種別ごとに集積する集積部と、
    前記集積部に集積された前記媒体を所定の数ごとに結束する結束部と、
    をさらに備える、
    請求項2から11のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
  13. 前記ロック部は電磁ロックである、請求項1から12のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
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