JP2016222358A - クレーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クレーンは、複数の単位ブームにより構成され、基端部が旋回体に回動可能に軸支されたブームと、ワイヤロープを巻き取るウインチとを備え、ウインチは、一の単位ブームに他の単位ブームが連結されている状態において、他の単位ブームの内側に配置されるように、一の単位ブームに支持されている。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るクレーン100の側面模式図である。クレーン100は、走行体101と、旋回輪を介して走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体103と、基端部が旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104とを有する。
(1)クレーン100は、複数の単位ブームにより構成され、基端部が旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104と、ワイヤロープ(巻上ロープ)を巻き取る主巻ウインチ105とを備えている。主巻ウインチ105は、一の単位ブームである第1分割ブーム141に、他の単位ブームである第2分割ブーム142が連結されている状態において、第2分割ブーム142の内側に配置されるように、第1分割ブーム141に支持されている。特許文献1に記載のブームでは、ブームの背面において、ブームの外側からブームの内側にウインチを搬入するための大きな開口部を設ける必要があったが、本実施の形態によれば、主巻ウインチ105を搬入するための大きな開口部をブーム背面に設ける必要が無い。これにより、本実施の形態では、基端ブーム104Aに複数の斜材145,148を設けることができるため、ウインチをブーム内に搭載するクレーンにおいて、ねじれに強い構造のブームを備えたクレーンを提供することができる。また、斜材145,148を設けることができるため、ブームの各構成部材(主材、桟材、斜材、副材)の軽量化を図ることもできる。
図5を参照して、第2の実施の形態に係るクレーン200を説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。第1の実施の形態では、補巻ウインチ106が、基端ブーム104Aの背面に取り付けられていた(図1参照)。これに対して、第2の実施の形態では、図5に示すように、補巻ウインチ106が中間ブーム104Cの内側に配置されている。
(変形例1)
図6に示すように、ラッフィングクレーン300に本発明を適用してもよい。図6に示す例では、ジブ302を起伏させるジブ起伏ウインチ310が第1分割ブーム141の背面上に配置されている。変形例1では、主巻ウインチ105および補巻ウインチ106は、第2の実施の形態と同様に配置されている。このように、ウインチの個数、各ウインチの配置は、上述した実施の形態に限定されることなく、クレーンの仕様に応じて、種々変更することができる。また、タワークレーンに本発明を適用してもよい。移動式クレーンに限定されることもなく、固定式クレーンに本発明を適用してもよい。
ウインチの支持構造は、上述した実施の形態に限定されない。たとえば、図7に示すように、L字状のブラケット451を介して主巻ウインチ105を第1分割ブーム141に取り付けてもよい。L字状のブラケット451は、第1分割ブーム141の連結部側の背面側桟材144Bと腹面側桟材144Vとの間に架け渡され、溶接される基部451bと、基部451bの下端部近傍からブーム長さ方向外方に延在する取付部451aとを有している。取付部451aには、一対のピン孔が設けられており、ドラム支持板152の両端部が取付部451aにピンで結合される。このような構成とすることで、上述した実施の形態に比べて、組立・分解作業性の効率向上を図ることができる。
上述した実施の形態では、左右一対のブラケット151がそれぞれ1枚の平板状部材で構成されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、2枚の平板状部材でブラケットを構成してもよい。図3では、左側に1枚のブラケット151が配設され、右側に1枚のブラケット151が配設されているが、これに代えて、左側に2枚のブラケット151を配設し、右側に2枚のブラケット151を配設してもよい。この場合、ドラム支持板152が2枚のブラケット151間に挿入され、ピンで結合される。また、図8に示すように、2枚のブラケット151を設けず、1枚のブラケット151に、平板をL字状に屈曲させた板材551を溶接し、ピン結合する部分だけ、2枚構成となるようにしてもよい。
第1の実施の形態では、基端ブーム104Aをブーム長さ方向に2分割して、旋回体103側の第1分割ブーム141に主巻ウインチ105を支持させ、中間ブーム104C側の第2分割ブーム142の内側に主巻ウインチ105を配置する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
上述した実施の形態では、基端ブーム104Aをブーム長さ方向に2分割する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。基端ブーム104Aは、3分割以上に分割してもよい。たとえば、超大型のクレーンにおいて、図9に示すように、基端ブーム104Aをブーム長さ方向に3分割して、基端側の第1分割ブーム941、先端側の第3分割ブーム943、第1分割ブーム941と第3分割ブーム943との間の第2分割ブーム942により基端ブーム104Aを構成して、基端ブーム内において、主巻ウインチ105および補巻ウインチ106を配置させたクレーン100を構成することができる。この場合、第1分割ブーム941と第2分割ブーム942との境界部において、第2分割ブーム942内に主巻ウインチ105が位置するように主巻ウインチ105を第1分割ブーム941によって支持する。さらに、第2分割ブーム942と第3分割ブーム943との境界部において、第3分割ブーム943内に補巻ウインチ106が位置するように補巻ウインチ106を第2分割ブーム942によって支持する。
第1の実施の形態では、ドラム本体150を第1分割ブーム141から第2分割ブーム142側に向けて突出させるように設け、ドラム本体150の全体を第1分割ブーム141の外側に配置されるようにした例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ドラム本体150の一部が第1分割ブーム141の内側に位置していてもよい。
第1の実施の形態では、主巻ウインチ105が、第2分割ブーム142の内側に配置されるように、第1分割ブーム141に支持されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。第1分割ブーム141と第2分割ブーム142とに分割される基端ブーム104Aにおいて、図10に示すように、主巻ウインチ105が第1分割ブーム141の内側に配置されるように、第2分割ブーム142に主巻ウインチ105を支持させる構成とすることもできる。
Claims (5)
- 複数の単位ブームにより構成され、基端部が旋回体に回動可能に軸支されたブームと、
ワイヤロープを巻き取るウインチとを備え、
前記ウインチは、一の単位ブームに他の単位ブームが連結されている状態において、前記他の単位ブームの内側に配置されるように、前記一の単位ブームに支持されているクレーン。 - 請求項1に記載のクレーンにおいて、
前記ウインチは、前記ウインチを構成するドラム本体の全体が前記一の単位ブームの外側に配置されるように、前記一の単位ブームに支持されているクレーン。 - 請求項1または2に記載のクレーンにおいて、
前記他の単位ブームは、4本の主材と、前記主材の両端部において隣り合う前記主材同士を連結する連結部材とを備え、
前記一の単位ブームに前記他の単位ブームが連結されている状態において、前記ウインチが前記他のブームにおける前記主材および前記連結部材で囲まれた空間に配置されるクレーン。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクレーンにおいて、
前記ウインチは、前記一の単位ブームと前記他の単位ブームとの境界部に配設される前記一の単位ブームの構成部材に、支持部材を介して支持されているクレーン。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のクレーンにおいて、
前記ブームは、前記旋回体に軸支される基端ブームと、先端ブームと、前記基端ブームと前記先端ブームとの間に配置される中間ブームとを有し、
前記基端ブームは、前記旋回体側の第1分割ブームと前記中間ブーム側の第2分割ブームとを含む複数の分割ブームで構成されており、
前記一の単位ブームは、前記第1分割ブームであり、
前記他の単位ブームは、前記第2分割ブームであるクレーン。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2021049317A1 (ja) | 2019-09-12 | 2021-03-18 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
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-
2015
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