JP7187856B2 - リンク機構 - Google Patents
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Description
本実施形態によるリンク機構は、作業機械であるクレーンに設けられている。クレーン10の側面図である図1に示すように、クレーン10は、クローラ式の下部走行体11の上部に上部旋回体12が旋回可能に設けられた構成となっている。以下、図1の右側を前側、図1の左側を後側として説明する。なお、作業機械は、クローラ式のクレーンに限定されず、ホイール式のクレーンであってもよい。
下部ブーム14aの斜視図である図2、および、図2の要部Aの拡大図である図3に示すように、リンク機構1は、下部ブーム14aに設けられている。リンク機構1は、ブーム14を片持ち支持する際に、一端部がマスト15に接続されたマスト側ガイリンク20a(図4参照)の他端部と、下部ブーム14aの支柱24とを繋ぐものである。ここで、片持ち支持とは、ブーム14の一端が自由端で、他端が固定であることを意味する。
次に、リンク機構1の動作について、図4~図11を参照しつつ説明する。図4~図11は、クレーン10の側面図である。
分解されたブーム14を組み立てる場合、まず、図4に示すように、旋回フレーム13に下部ブーム14aの基端部を接続する。次に、防止部材6のピン6bを抜く(図3参照)。これにより、第1の位置に配置された接続リンク3が第2の位置の方に回動可能になる。抜いたピン6bは、図示しない格納場所に格納する。なお、抜いたピン6bは、接続リンク3を第2の位置の方に回動させた後に、元の場所に差し込んでもよい。次に、接続リンク3の端部3bから接続ピンを抜く。ここで、接続ピンは、接続リンク3とマスト側ガイリンク20aとを接続する際に用いるもので、接続リンク3の端部3bに挿通されている。
次に、組み立てられたブーム14を分解する場合、まず、図8に示すように、マスト15を降ろし、マスト側ガイリンク20aとブーム側ガイリンク20bとを接続している接続ピンを抜く。
以上に述べたように、本実施形態に係るリンク機構1によると、ブーム14を片持ち支持しないときに、接続リンク3にはマスト側ガイリンク20aが接続されない。このとき、リンク列4を構成する複数のリンクの少なくとも1つを、ブーム14の幅方向に斜めに配置しながら、複数のリンクを折り重ねることで、接続リンク3を幅方向におけるマスト15に対向する位置に配置しておく。これにより、接続リンク3にマスト側ガイリンク20aを接続してブーム14を片持ち支持する際に、マスト15に対向する位置に配置された接続リンク3の端部3bに、マスト15から垂下したマスト側ガイリンク20aの他端部を容易に接続することができる。よって、一対の支柱24同士の間隔が、一対のマスト15同士の間隔よりも広い構成において、ブラケット2とマスト側ガイリンク20aとを接続する作業の作業性を向上させることができる。
2 ブラケット
3 接続リンク
3a 接続部
3b 端部
4 リンク列
4a 第1リンク
4b 第2リンク
4c 第3リンク
4d 第4リンク
5 リンク置台
5a 支持部材
6 防止部材
6a 支持片
6b ピン
7 抑制部材
8 ガイド
10 クレーン
11 下部走行体
12 上部旋回体
13 旋回フレーム
14 ブーム
14a 下部ブーム
14b 中間ブーム
14c 上部ブーム
15 マスト
16 ウインチ
17 下部スプレッダ
18 カウンタウエイト
19 バックストップ装置
20 ガイリンク
20a マスト側ガイリンク
20b ブーム側ガイリンク
21 上部スプレッダ
22 ブーム起伏ロープ
23 バックストップ受け
24 支柱
25 板部材
Claims (5)
- 一対の支柱を有するブームと、一対のマストとを備えた作業機械に設けられ、前記ブームを片持ち支持する際に、一端部が前記マストに接続されたガイリンクの他端部と、前記支柱とを繋ぐリンク機構であって、
前記ブームの幅方向において、前記一対の支柱同士の間隔は、前記一対のマスト同士の間隔よりも広くなっており、
前記支柱に固定されたブラケットと、
前記ガイリンクの前記他端部を接続可能な接続リンクと、
複数のリンクで構成されて、一端が前記ブラケットに接続され、前記ブラケットと前記接続リンクとを繋ぐリンク列と、
を有し、
前記ブームが片持ち支持されないときに、前記リンク列を構成する前記複数のリンクの少なくとも1つが前記幅方向に斜めに配置されながら、前記複数のリンクが折り重ねられることで、前記接続リンクが前記幅方向における前記マストに対向する位置に配置され、
前記ブームが片持ち支持される際に、前記マストに対向する位置に配置された前記接続リンクの端部に、前記ガイリンクの他端部が接続されることを特徴とするリンク機構。 - 前記ブームに設けられて、前記幅方向における前記マストに対向する位置に配置され、前記接続リンクにおける前記リンク列との接続部を載置することが可能なリンク置台をさらに有し、
前記ブームが片持ち支持されないときに、前記接続部が前記リンク置台に載置されることを特徴とする請求項1に記載のリンク機構。 - 前記接続リンクは、前記接続リンクに前記ガイリンクが接続されないときに、前記端部が前記リンク列に折り重なる第1の位置に配置される一方、前記接続リンクに前記ガイリンクが接続される際に、前記端部が上になる第2の位置まで回動され、
前記リンク置台は、前記第2の位置において前記接続リンクを支持する支持部材を有していることを特徴とする請求項2に記載のリンク機構。 - 前記第1の位置に配置された前記接続リンクが前記第2の位置の方に回動するのを防止する防止部材をさらに有していることを特徴とする請求項3に記載のリンク機構。
- 前記リンク列を構成する前記複数のリンクは、
前記接続リンクに接続し、前記ブームが片持ち支持されないときに、前記ブームの長手方向に配置される第1リンクと、
前記ブームが片持ち支持されないときに、前記幅方向に斜めに配置される第2リンクと、
前記第1リンクと前記第2リンクとを繋ぐ第3リンクと、
を有し、
前記ブームが片持ち支持されないときに、前記第1リンクが前記接続リンクとともに前記ブームの基端側に回動するのを抑制する抑制部材をさらに有していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のリンク機構。
Priority Applications (1)
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JP2018132062A JP7187856B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | リンク機構 |
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JP2018132062A JP7187856B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | リンク機構 |
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JP2020007137A JP2020007137A (ja) | 2020-01-16 |
JP7187856B2 true JP7187856B2 (ja) | 2022-12-13 |
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ID=69150395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018132062A Active JP7187856B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | リンク機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7187856B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012116606A (ja) | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd | 移動式クレーンおよび移動式クレーンの組立方法 |
US20170183203A1 (en) | 2015-12-23 | 2017-06-29 | Manitowoc Crane Group France | Automatic unfolding and folding tower crane comprising a mast and a jib shifted with respect to the mast |
JP2017160012A (ja) | 2016-03-09 | 2017-09-14 | コベルコクレーン株式会社 | マストガイリンク格納装置 |
JP2017218309A (ja) | 2016-06-09 | 2017-12-14 | コベルコ建機株式会社 | リンク装置 |
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2018
- 2018-07-12 JP JP2018132062A patent/JP7187856B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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