JP2016216433A - カルボン酸化合物、その製造方法、その化合物を使用した液晶組成物 - Google Patents

カルボン酸化合物、その製造方法、その化合物を使用した液晶組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016216433A
JP2016216433A JP2015107499A JP2015107499A JP2016216433A JP 2016216433 A JP2016216433 A JP 2016216433A JP 2015107499 A JP2015107499 A JP 2015107499A JP 2015107499 A JP2015107499 A JP 2015107499A JP 2016216433 A JP2016216433 A JP 2016216433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound represented
formula
general formula
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015107499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6596928B2 (ja
Inventor
雅弘 堀口
Masahiro Horiguchi
雅弘 堀口
林 正直
Masanao Hayashi
正直 林
斉藤 佳孝
Yoshitaka Saito
佳孝 斉藤
艶 藤
En To
艶 藤
長軍 ▲トン▼
長軍 ▲トン▼
Chogun Ton
勇 方
Yu Ho
勇 方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
DIC Corp
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Corp, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical DIC Corp
Publication of JP2016216433A publication Critical patent/JP2016216433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6596928B2 publication Critical patent/JP6596928B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/08Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides with the hydroxy or O-metal group of organic compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】 本発明が解決しようとする課題は、カルボキシル基を有する脂環式炭化水素化合物の製造方法、当該製造方法により得られた化合物から製造される化合物、当該化合物を含有する組成物を提供することである。【解決手段】本願発明は一般式(I−D)【化1】で表される化合物を、一般式(I−E)【化1】で表される化合物へと誘導する、一般式(I−E)で表される化合物の製造方法を提供し、当該製造方法により得られた化合物から製造される化合物、当該化合物を含有する組成物を提供する。【選択図】 なし

Description

本発明は1つのカルボキシ基と1つのエステル構造とを有する脂環式炭化水素化合物の製造方法、当該化合物を使用して製造される化合物、当該化合物を含有する重合性組成物、重合性液晶組成物及び当該重合性液晶組成物を用いた光学異方体に関する。
重合性基を有する化合物(重合性化合物)は種々の光学材料に使用される。例えば、重合性化合物を含む重合性組成物を液晶状態で配列させた後、重合させることにより、均一な配向を有する重合体を作製することが可能である。このような重合体は、ディスプレイに必要な偏光板、位相差板等に使用することができる。多くの場合、要求される光学特性、重合速度、溶解性、融点、ガラス転移温度、重合体の透明性、機械的強度、表面硬度、耐熱性及び耐光性を満たすために、2種類以上の重合性化合物を含む重合性組成物が使用される。その際、使用する重合性化合物には、他の特性に悪影響を及ぼすことなく、重合性組成物に良好な物性をもたらすことが求められる。
電子材料及び光学材料に使用される化合物は高純度であることが好ましいとされている。1つのカルボキシ基と1つのエステル構造とを有する脂環式炭化水素化合物は、液晶材料に使用される化合物を製造する際の重要な中間体である。当該中間体の製造方法について、これまで種々の方法が報告されてきた(特許文献1、2、3)。しかしながら、これらの製造方法では副生成物が多く生成する問題(特許文献3)、精製操作が煩雑となる問題(特許文献1)、高価な貴金属触媒を使用する必要があるという問題(特許文献2)があった。
また、液晶ディスプレイ等の光学補償用に使用される位相差板においては、重合性化合物を添加した重合性組成物を基材に塗布し重合させ、フィルム状の重合物を作製した場合にヘイズ及びムラが生じないことが必要である。しかしながら、これまで報告されてきた方法によって製造した1つのカルボキシ基と1つのエステル構造とを有する脂環式炭化水素化合物を中間体として製造した重合性化合物を用いて作製したフィルムは、微量の不純物を含有するためヘイズ又はムラが生じやすい問題があった(特許文献1、2、3)。これらの不純物は極めて微量であることから通常の分析手法では直接定量することが困難である。しかしながら、極めて微量であっても、フィルムの品質に悪影響を及ぼすため、なるべくこれらの不純物が副生成しない反応条件が好ましい。そのため、フィルムに使用した場合にヘイズ及びムラを生じにくい、1つのカルボキシ基と1つのエステル構造とを有する脂環式炭化水素化合物の製造方法の開発が求められていた。
WO2011/068138A1号公報 WO2009/116657A1号公報 特開昭62−289545号公報
本発明はカルボキシル基を有する脂環式炭化水素化合物の製造方法、当該製造方法により得られた化合物から製造される化合物、当該化合物を含有する組成物を提供することである。また、当該製造方法により得られた化合物から製造される重合性化合物を含有する重合性組成物を重合して得られるフィルム状の重合物を作製した際に、ヘイズ及びムラが生じにくい重合性組成物を提供することである。更に、当該製造方法により得られた化合物を含有する重合性組成物を重合させることで得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、下記一般式(I−E)で表される化合物の製造方法の開発に至った。すなわち、本願発明は、一般式(I−D)で表される化合物を一般式(I−E)で表される化合物へと誘導する、一般式(I−E)で表される化合物の製造方法を提供し、併せて当該化合物を含有する重合性組成物、当該化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、農薬及び食品並びにそれらを使用した製品、重合性液晶組成物、当該重合性液晶組成物を重合させることにより得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体を提供する。
本願発明の製造方法によって製造した化合物を含有する重合性液晶組成物を用いた光学異方体は、ヘイズが少なく、ムラが少ないことから、本願発明の製造方法によって製造した化合物は光学補償フィルム等の光学材料の用途に有用である。
本発明はカルボキシル基を有する脂環式炭化水素化合物の製造方法、当該製造方法により得られた化合物から製造される化合物、当該化合物を含有する組成物、当該化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、農薬及び食品並びにそれらを使用した製品、重合性液晶組成物、当該重合性液晶組成物を重合させることにより得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体を提供する。
一般式(I−D)においてRはメチル基、無置換であるか又は2位に1つ以上のLで表される置換基を有していても良いエチル基、又は1つ以上のL11で表される置換基を有していても良いシリル基から選ばれる基を表し、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、L11は炭素原子数1から20の直鎖状、分岐状又は環状アルキル基、炭素原子数5から20の芳香族基、炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基によって置換されたシリル基を表す。合成の容易さ、原料の入手容易さ、コストの観点から、Rはメチル基、無置換であるか又は2位に1つ以上のLで表される置換基を有していても良いエチル基を表すことが好ましく、メチル基、若しくは、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基によって2位に置換されていても良いエチル基を表すことがより好ましく、メチル基、エチル基、又は、炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基によって位に置換された炭素原子数3から22の直鎖状アルキル基を表すことがさらに好ましく、メチル基、エチル基、又はプロピル基を表すことがさらにより好ましく、メチル基、又はエチル基を表すことが特に好ましい。
が2位に1つ以上のLで表される置換基を有するエチル基を表す場合、合成の容易さ、原料の入手容易さの観点から、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−又は−S−によって置換されても良く、任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すことが好ましく、フッ素原子、塩素原子、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−又は−S−によって置換されても良い炭素原子数1から10の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すことがより好ましく、炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基を表すことがさらに好ましく、メチル基を表すことが特に好ましい。
また、Rが1つ以上のL11で表される置換基を有するシリル基を表す場合、合成の容易さ、原料の入手容易さの観点から、L11は炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基、炭素原子数5から20の芳香族基を表すことが好ましく、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基又はフェニル基を表すことがより好ましく、メチル基、イソプロピル基又はtert−ブチル基を表すことがさらに好ましい。より具体的にはRがL11で表される置換基を有していても良いシリル基を表す場合、Rはトリメチルシリル基、トリエチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、tert−ブチルジフェニルシリル基、イソプロピルジメチルシリル基、フェニルジメチルシリル基、ジ−tert−ブチルメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、トリス(2,6−ジフェニルベンジル)シリル基を表すことが好ましく、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、イソプロピルジメチルシリル基、ジ−tert−ブチルメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基を表すことがより好ましく、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基を表すことがさらに好ましく、トリメチルシリル基を表すことがさらにより好ましい。
一般式(I−D)においてRは炭素原子数2から20のアルコキシメチル基、炭素原子数2から20のアルキルスルファニルメチル基、炭素原子数3から20の第二級アルキル基、炭素原子数4から20の第三級アルキル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロチオピラニル基、炭素原子数4から20の2−テトラヒドロフラニル基、炭素原子数4から20の2−テトラヒドロチオフラニル基から選ばれる基を表し、これらの基は無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良く、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、フェニル基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、若しくはそれらによって置換されていても良いフェニル基を表す。合成の容易さ、原料の入手容易さ、収率の観点から、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ニトロ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、フェニル基、又は、任意の水素原子がフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−CH=CH−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すことが好ましく、塩素原子、臭素原子、ニトロ基、フェニル基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CH=CH−によって置換されても良い炭素原子数1から10の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すことがより好ましく、炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基、若しくはフェニル基を表すことがさらに好ましく、炭素原子数1から3の直鎖状アルキル基を表すことがさらにより好ましい。
一般式(I−D)において合成の容易さ、原料の入手容易さ、収率の観点から、Rは無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数2から20のアルコキシメチル基、炭素原子数4から20の第三級アルキル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基から選ばれる基から選ばれる基を表すことが好ましい。より具体的には、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数2から20のアルコキシメチル基としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、tert−ブトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基、4−メトキシベンジルオキシメチル基、2−メトキシベンジルオキシメチル基、4−ニトロベンジルオキシメチル基、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、ピバロイルオキシメチル基から選ばれる基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数2から20のアルキルスルファニルメチル基としてはメチルチオメチル基、エチルチオメチル基、tert−ブチルチオメチル基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数3から20の第二級アルキル基としては2−プロピル基、2−ブチル基、3−ペンチル基、2−メチル−3−ペンチル基、2,4−ジメチル−3−ペンチル基、ジフェニルメチル基から選ばれる基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数4から20の第三級アルキル基としてはtert−ブチル基、3−メチル−3−ペンチル基、トリフェニルメチル基、2−クロロフェニルジフェニルメチル基から選ばれる基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基としては2−テトラヒドロピラニル基、3−ブロモ−2−テトラヒドロピラニル基から選ばれる基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数5から20の2−テトラヒドロチオピラニル基としては2−テトラヒドロチオピラニル基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数4から20の2−テトラヒドロフラニル基としては2−テトラヒドロフラニル基を表すことが好ましく、無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数4から20の2−テトラヒドロチオフラニル基としては2−テトラヒドロチオフラニル基を表すことが好ましい。原料の入手容易さ、収率の観点から、Rはtert−ブチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基、2−テトラヒドロピラニル基から選ばれる基を表すことがより好ましい。
一般式(I−D)においてMは無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い少なくとも1つの脂環式炭化水素基を含む2価の基を表す。
合成の容易さ、原料入手の容易さ、フィルムを作製した際のヘイズ、ムラの少なさの観点から、Mは下記の式(I−M)
Figure 2016216433
(式中、A及びAは下記の式(A−1)から式(A−9)
Figure 2016216433
(式中、任意の位置に結合手を有して良く、任意の−CH−は各々独立して−O−、−S−、−NR−(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1から20のアルキル基を表す。)、−CS−又は−CO−に置き換えられても良いが、−O−O−結合を含まない。ここで、任意の位置に結合手を有して良くとは、例えば、A及びAは2価の基であることから、任意の位置に結合手を2つ有することを意図する(以下、本発明において、任意の位置に結合手を有して良くとは同様な意味を示す。)。また、これらの基は無置換又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い。)から選ばれる基を表すが、Aが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Zは−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−OCO−NH−、−NH−COO−、−NH−CO−NH−、−NH−O−、−O−NH−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Zが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、m1は0から6の整数を表す。)で表される基を表すことが好ましい。
式(I−M)において、合成の容易さ、原料入手の容易さ、フィルムを作製した際のヘイズ、ムラの少なさの観点から、A及びAは無置換又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い上記式(A−1)から式(A−10)で表される基を表すことがより好ましく、無置換又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い上記式(A−1)又は式(A−2)で表される基を表すことがさらに好ましく、無置換の上記式(A−1)で表される基を表すことがさらにより好ましく、無置換のtrans−1,4−シクロヘキシレン基を表すことが特に好ましい。
式(I−M)において、合成の容易さ、原料入手の容易さ、フィルムを作製した際のヘイズ、ムラの少なさの観点から、Zは−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すことがより好ましく、−CHCH−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すことがさらに好ましく、−CHCH−又は単結合を表すことがさらにより好ましく、単結合を表すことが特に好ましい。
式(I−M)において、合成の容易さ、原料入手の容易さ、フィルムを作製した際のヘイズ、ムラの少なさの観点から、m1は0から3の整数を表すことがより好ましく、0から2の整数を表すことがさらに好ましく、0又は1を表すことがさらにより好ましく、0を表すことが特に好ましい。
一般式(I−D)においてLはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良く、任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表す。合成の容易さ、原料入手の容易さ、フィルムを作製した際のヘイズ、ムラの少なさの観点から、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−によって置換されても良く、任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すことがより好ましく、フッ素原子、塩素原子、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−によって置換されても良い炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基を表すことがさらに好ましい。
以下にさらに具体的な実施形態を記載する。
一般式(I−D)で表される化合物を一般式(I−E)で表される化合物へと誘導する工程において、アルカリ又は塩基存在下反応させる反応条件が好ましい。収率及び精製の容易さの観点から、アルカリ存在下反応させることがより好ましい。アルカリとしては例えば、アンモニア、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。後処理の容易さ及び反応速度の観点から、アルカリとしては水酸化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムが好ましく、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムがより好ましい。
反応温度は、−100℃から200℃であることが好ましく、収率及び反応速度の観点から、−20℃から150℃であることがより好ましく、0℃から120℃であることがさらに好ましく、5℃から100℃であることがさらにより好ましく、室温から80℃であることが特に好ましい。
反応溶媒としては有機溶媒、水、イオン液体、超臨界流体を単独で用いても良く、複数を混合して用いても良く、二相系であっても良く、若しくは無溶媒反応であっても良い。有機溶媒としては例えば、イソプロピルアルコール、2−メトキシエタノール、エチレングリコール、メタノール、エタノール、プロパノール、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、アセトン、アセトニトリル、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、トルエン、ヘキサン、ペンタン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンが挙げられる。一般式(I−D)で表される化合物及びアルカリ又は塩基の溶解性の観点から、有機溶媒としてはアルコールが好ましく、より具体的にはイソプロピルアルコール、2−メトキシエタノール、エチレングリコール、メタノール、エタノール、プロパノールが好ましく、後処理の容易さの観点からメタノール、エタノールがより好ましい。
有機溶媒及び水の二相系で反応を行う場合、相間移動触媒を添加することも可能である。相間移動触媒としては、例えば、塩化ベンザルコニウム、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル[Triton X−100]、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウラート[Tween 20]、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミタート[Tween 40]、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアラート[Tween 60]ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル[Brij35]、ソルビタンモノパルミタート[Span 40]等が挙げられる。
反応溶媒の量は、反応によって生じる反応熱を十分に逃がすことのできる量であれば特に制限は無いが、溶媒の量が少なすぎると反応熱が反応系に蓄積し副生成物を生じやすくなってしまう。一方、溶媒の量が多すぎると反応物の濃度が低下し、反応速度が著しく低下してしまう。以上の観点から、一般式(I−D)で表される化合物1グラムに対し、溶媒の量が0.01ミリリットルから1リットルであることが好ましく、一般式(I−D)で表される化合物1グラムに対し、溶媒の量が0.1ミリリットルから100ミリリットルであることがより好ましく、一般式(I−D)で表される化合物1グラムに対し、溶媒の量が0.2ミリリットルから50ミリリットルであることがさらに好ましく、一般式(I−D)で表される化合物1グラムに対し、溶媒の量が1ミリリットルから20ミリリットルであることがさらにより好ましく、一般式(I−D)で表される化合物1グラムに対し、溶媒の量が2ミリリットルから10ミリリットルであることが特に好ましい。
また、反応後必要に応じて精製を行うことができる。精製方法としてはクロマトグラフィー、濾過、再結晶、蒸留、昇華、再沈殿、吸着、遠心分離、分液処理等が挙げられる。精製剤を用いる場合、精製剤としてシリカゲル、アルミナ、活性炭、活性白土、セライト、ゼオライト、メソポーラスシリカ、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、備長炭、木炭、グラフェン、イオン交換樹脂、酸性白土、二酸化ケイ素、珪藻土、パーライト、セルロース、有機ポリマー、多孔質ゲル等が挙げられる。
一般式(I−D)で表される化合物の製造方法としては、下記の一般式(I−C)
Figure 2016216433
(式中、M及びRは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物から一般式(I−D)で表される化合物へと誘導することが好ましい。一般式(I−C)で表される化合物に前記Rで表される基を導入するための試薬及び反応条件は、Rで表される基の種類に応じて適宜選択することが好ましく、Greene’s PROTECTIVE GROUPS in ORGANIC SYNTHESIS((Fourth Edition)、PETER G.M.WUTS、THEODORA W.GREENE共著、A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)等に挙げられている試薬及び反応条件がより好ましい。合成の容易さ、原料の入手容易さ、収率の観点から、Rが無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数2から20のアルコキシメチル基又は炭素原子数2から20のアルキルスルファニルメチル基から選ばれる基を表す場合、Rで表される基と反応しない又は反応性が低いアルカリ又は塩基存在下、対応するクロロメチルアルキルエーテル、ブロモメチルアルキルエーテル、ヨードメチルアルキルエーテル、クロロメチルアルキルチオエーテル、ブロモメチルアルキルチオエーテル又はヨードメチルアルキルチオエーテルと反応させる条件が好ましい。その場合アルカリとしては前記のものが好ましく、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウムがより好ましく、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムがさらに好ましい。また、塩基としてはアンモニア、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、芳香族アミン又はそれらの塩が好ましく、収率の観点から第二級アミン、第三級アミン、芳香族アミンがより好ましく、第三級アミンがさらに好ましい。より具体的にはN,N−ジメチルエチルアミン、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン、ピリジン、ピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジンが好ましく、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミンがより好ましい。
反応温度は、−100℃から200℃であることが好ましく、収率及び反応速度の観点から、−50℃から150℃であることがより好ましく、−20℃から120℃であることがさらに好ましく、0℃から80℃であることがさらにより好ましい。また、反応溶媒の種類及び量としては前記のものが挙げられる。
また、一般式(I−C)で表される化合物に導入するRが無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数3から20の第二級アルキル基、炭素原子数4から20の第三級アルキル基から選ばれる基を表す場合、例えば一般式(I−C)で表される化合物を酸クロリド、混合酸無水物又はカルボン酸無水物とした後、Rで表される基と反応しない又は反応性が低いアルカリ又は塩基存在下、対応する第二級アルコール又は第三級アルコールと反応させる条件、縮合剤存在下、対応する第二級アルコール又は第三級アルコールと反応させる条件が挙げられる。縮合剤としては例えばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド等が挙げられる。反応温度、反応溶媒の種類及び量としては前記のものが挙げられる。
また、一般式(I−C)で表される化合物に導入するRが無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基を表す場合、例えば3,4−ジヒドロ−2H−ピランと反応させる条件が挙げられる。反応溶媒としては前記のもののうち非プロトン性溶媒が好ましく、後処理の容易さの観点からクロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、トルエン、ヘキサン、ペンタン、ヘプタンがより好ましく、クロロホルム、ジクロロメタン、トルエン、ヘキサン、ヘプタンがさらに好ましい。反応温度、反応溶媒の種類及び量としては前記のものが挙げられる。
一般式(I−C)で表される化合物の製造方法としては、下記の一般式(I−B)
Figure 2016216433
(式中、M及びRは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物から一般式(I−C)で表される化合物へと誘導することが好ましい。一般式(I−B)で表される化合物の一方のRで表される基を脱離するための試薬及び反応条件は、Rで表される基の種類に応じて適宜選択することが好ましく、Greene’s PROTECTIVE GROUPS in ORGANIC SYNTHESIS((Fourth Edition)、PETER G.M.WUTS、THEODORA W.GREENE共著、A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)等に挙げられている試薬及び反応条件がより好ましい。合成の容易さ、原料の入手容易さ、収率の観点から、一般式(I−D)で表される化合物を一般式(I−E)で表される化合物へと誘導する工程と同様の条件が好ましい。アルカリの当量としては後処理及び精製の容易さ、収率の観点から、一般式(I−B)で表される化合物に対して0.01当量から5当量であることが好ましく、0.1当量から2.5当量であることがより好ましく、0.5当量から1.5当量であることがさらに好ましく、0.75当量から1.25当量であることがさらにより好ましく、0.9当量から1.1当量であることが特に好ましい。
一般式(I−B)で表される化合物の製造方法としては、下記の一般式(I−A)
Figure 2016216433
(式中、Mは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物から一般式(I−B)で表される化合物へと誘導することが好ましい。一般式(I−A)で表される化合物にRで表される基を導入するための試薬及び反応条件は、Rで表される基の種類に応じて適宜選択することが好ましく、Greene’s PROTECTIVE GROUPS in ORGANIC SYNTHESIS((Fourth Edition)、PETER G.M.WUTS、THEODORA W.GREENE共著、A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)等に挙げられている試薬及び反応条件がより好ましい。合成の容易さ、原料の入手容易さ、収率の観点から、Rがメチル基又は2位にLで表される置換基を有していても良いエチル基を表す場合、例えば一般式(I−A)で表される化合物を酸クロリド、混合酸無水物又はカルボン酸無水物とした後、アルカリ又は塩基存在下、対応するアルコールと反応させる条件、縮合剤存在下、対応するアルコールと反応させる条件、酸触媒存在下、対応するアルコールと脱水反応させる条件が挙げられる。酸触媒としては例えばp−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸一水和物、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム、シュウ酸、塩酸、硫酸等が挙げられる。縮合剤の種類、反応温度、反応溶媒の種類及び量としては前記のものが挙げられる。また、RがL11で表される置換基を有していても良いシリル基を表す場合、塩基存在下、対応するシリルハライドと反応させる条件が挙げられる。塩基としては例えば前記のものが挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に記述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。各工程において酸素及び/又は水分に不安定な物質を取り扱う際は、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス中で作業を行うことが好ましい。通常の後処理とは、反応液から目的の化合物を得るために行う作業であり、反応のクエンチ、分液・抽出、中和、洗浄、乾燥、濃縮等の当業者間において通常行われている作業を意味する。
(GC分析条件)
カラム:Agilent Technologies,J&W Column DB−1HT,15m×0.25mm×0.10μm
温度プログラム:100℃(1分間)−(20℃/分間)−250℃−(10℃/分間)−380℃−(7℃/分間)−400℃(2.64分間)
注入口温度:350℃
検出器温度:400℃
(UPLC分析条件)
カラム:Waters ACQUITY UPLC BEH C18,2.1×100mm,1.7μm
溶出溶媒:アセトニトリル/水(90:10)
流速:0.5mL/min
検出器:UV,210nm
カラムオーブン:40℃
(実施例1)式(I−1)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−1−1)で表される化合物5.0g、メタノール20mL、濃硫酸1mLを加え8時間加熱還流させた。水を加えた後、メタノールを留去した。トルエンで抽出し、食塩水で洗浄した。溶媒を留去した後、メタノールで再結晶することによって式(I−1−2)で表される化合物4.9gを得た。
反応容器に式(I−1−2)で表される化合物4.9g、メタノール20mLを加えた。20%水酸化ナトリウム水溶液4.9mLを滴下し撹拌した。10%塩酸を滴下しpH=3.5とした。水10mLを加えた後、メタノールを留去した。さらに水20mLを加え析出した固体を濾過した。固体にジクロロエタンを加え分散洗浄し濾過した。濾液を濃縮しトルエンで再結晶することによって式(I−1−3)で表される化合物1.8gを得た。
反応容器に式(I−1−3)で表される化合物10.0g、tert−ブチルアルコール4.0g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.7g、ジクロロメタン40mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド8.1gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタン/ヘキサン(1:1)に溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製を行い式(I−1−4)で表される化合物9.9gを得た。
反応容器に式(I−1−4)で表される化合物9.9g、メタノール40mLを加えた。氷冷しながら25%水酸化ナトリウム水溶液6.5mLを滴下した後室温で撹拌した。メタノールを留去した後水100mLを加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に10%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い、乾燥させることにより式(I−1)で表される化合物8.4gを得た。
(実施例2)式(I−2)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−2−1)で表される化合物5.0g、エタノール25mL、濃硫酸1mLを加え8時間加熱還流させた。水を加えた後、エタノールを留去した。トルエンで抽出し、食塩水で洗浄した。溶媒を留去した後、エタノールで再結晶することによって式(I−2−2)で表される化合物5.0gを得た。
反応容器に式(I−2−2)で表される化合物5.0g、テトラヒドロフラン20mL、エタノール20mLを加えた。20%水酸化カリウム水溶液3.2mLを滴下し撹拌した。10%塩酸を滴下しpH=3.5とした。水10mLを加えた後、メタノールを留去した。さらに水20mLを加え析出した固体を濾過した。固体にジクロロエタンを加え分散洗浄し濾過した。濾液を濃縮しトルエンで再結晶することによって式(I−2−3)で表される化合物1.8gを得た。
反応容器に式(I−2−3)で表される化合物8.0g、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム0.4g、ジクロロメタン80mLを加えた。3,4−ジヒドロ−2H−ピラン2.9gを滴下し撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄した後、カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−2−4)で表される化合物10.0gを得た。
反応容器に式(I−2−4)で表される化合物10.0g、エタノール40mLを加えた。氷冷しながら25%水酸化ナトリウム水溶液6.5mLを滴下した後50℃で撹拌した。10%塩酸を加えpH=4とした後ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い、乾燥させることにより式(I−2)で表される化合物8.2gを得た。
(実施例3)式(I−3)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−3−1)で表される化合物、1−オクタノール、トルエン、硫酸を加え加熱還流させた。水、食塩水で洗浄した後、溶媒を留去しメタノールで再結晶することによって式(I−3−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−3−2)で表される化合物、メタノールを加えた。20%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し撹拌した。10%塩酸を滴下しpH=4とした。水を加えた後、メタノールを留去した。さらに水を加え析出した固体を濾過した。固体にジクロロエタンを加え分散洗浄し濾過した。濾液を濃縮しトルエンで再結晶することによって式(I−3−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−3−3)で表される化合物、クロロメチルメチルエーテル、トリエチルアミン、N,N−ジメチルホルムアミドを加え撹拌した。トルエンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−3−4)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−3−4)で表される化合物、テトラヒドロフランを加えた。25%水酸化ナトリウム水溶液を滴下した後60℃で撹拌した。テトラヒドロフランを留去した後水を加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に10%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、乾燥させることにより式(I−3)で表される化合物を得た。
(実施例4)式(I−4)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−4−1)で表される化合物、クロロメチルエチルエーテル、トリエチルアミン、N,N−ジメチルホルムアミドを加え撹拌した。トルエンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−4−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−4−2)で表される化合物、2−プロパノールを加えた。15%水酸化ナトリウム水溶液を滴下した後55℃で撹拌した。2−プロパノールを留去した後水を加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に5%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、乾燥させることにより式(I−4)で表される化合物を得た。
(実施例5)式(I−5)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
窒素雰囲気下反応容器に式(I−5−1)で表される化合物、ピリジン、テトラヒドロフランを加えた。氷冷しながら式(I−5−2)で表される化合物を滴下し50℃で撹拌した。通常の後処理を行った後カラムクロマトグラフィーにより精製を行い式(I−5−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−5−3)で表される化合物、トリエチルアミン、テトラヒドロフランを加えた。式(I−5−4)で表される化合物を滴下し50℃で加熱撹拌した。通常の後処理を行った後、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い式(I−5−5)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−5−5)で表される化合物、メタノール、炭酸カリウムを加え撹拌した。固形物を濾過し、濾液を濃縮した。ジクロロメタンを加え、1%塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−5)で表される化合物を得た。
(実施例6)式(I−6)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
Journal of Organic Chemistry誌、2005年、70巻、20号、7799−7809頁に記載の方法によって式(I−6−1)で表される化合物を得た。窒素雰囲気下反応容器に式(I−6−1)で表される化合物、2,4−ジメチル―3−ペンタノール、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジクロロメタンを加えた。ジシクロヘキシルカルボジイミドを滴下し撹拌した。通常の後処理を行った後、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い式(I−6−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−6−2)で表される化合物、プロパノールを加えた。水酸化リチウム水溶液を滴下し40℃で加熱撹拌した。プロパノールを留去した後水を加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に1%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、乾燥させることにより式(I−6)で表される化合物を得た。
(実施例7)式(I−7)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−7−1)で表される化合物、メタノール、濃硫酸を加え加熱還流させた。水を加えた後、メタノールを留去した。トルエンで抽出し、食塩水で洗浄した。溶媒を留去し乾燥させることによって式(I−7−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−7−2)で表される化合物、メタノールを加えた。10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し撹拌した。5%塩酸を滴下しpH=3.5とした。水を加えた後、メタノールを留去した。さらに水を加え析出した固体を濾過した。固体にジクロロエタンを加え分散洗浄し濾過した。濾液を濃縮しトルエンで再結晶することによって式(I−7−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−7−3)で表される化合物、クロロメチルエチルエーテル、トリエチルアミン、N,N−ジメチルホルムアミドを加え撹拌した。トルエンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−4)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−7−4)で表される化合物、メタノール及びアセトニトリルを加えた。氷冷しながら25%水酸化ナトリウム水溶液を滴下した後室温で撹拌した。メタノール及びアセトニトリルを留去した後水を加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に10%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い、乾燥させることにより式(I−7)で表される化合物を得た。
(実施例8)式(I−8)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
特表2002−508345号公報に記載の方法によって式(I−8−1)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−8−1)で表される化合物、テトラヒドロフラン、トリエチルアミンを加えた。式(I−8−2)で表される化合物を滴下し50℃で撹拌した。通常の後処理を行った後カラムクロマトグラフィーにより精製を行い式(I−8−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−8−3)で表される化合物、ジクロロメタンを加えた。水酸化カリウム水溶液を加え40℃で加熱撹拌した。10%塩酸を加え水層のpH=4とした。分液処理し水層を水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い、乾燥させることにより式(I−8)で表される化合物を得た。
(実施例9)式(I−9)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
Journal of Organic Chemistry誌、2013年、78巻、21号、10737−10746頁に記載の方法によって式(I−9−1)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−9−1)で表される化合物、tert−ブチルアルコール、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミドを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製を行い式(I−9−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−9−2)で表される化合物、メタノールを加えた。氷冷しながら25%水酸化ナトリウム水溶液を滴下した後35℃で撹拌した。メタノールを留去した後水を加え溶解させた。不溶物を濾過した後、濾液に10%塩酸を加えpH=4とした。ジクロロメタンを加え水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い、乾燥させることにより式(I−9)で表される化合物を得た。
本願発明の製造方法によって製造した化合物を中間体として、下記の化合物を製造した。
(実施例10)式(I−10)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に実施例1に記載の方法によって得られた式(I−10−1)で表される化合物、式(I−10−2)で表される化合物、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミドを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶により精製を行い式(I−10−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−10−3)で表される化合物、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながらトリフルオロ酢酸を滴下し室温で撹拌した。ジクロロメタンを留去しジイソプロピルエーテルを加え析出させた。析出した固体を濾過しジイソプロピルエーテルで分散洗浄した。乾燥させることにより式(I−10−4)で表される化合物を得た。
式(I−10−4)で表される化合物、式(I−10−5)で表される化合物、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミドを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶により精製を行い式(I−10)で表される化合物を得た。
純度:99.97%
(実施例11)式(I−11)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
特許文献1に記載の方法によって式(I−11−2)で表される化合物を得た。反応容器に実施例1に記載の方法によって得られた式(I−11−1)で表される化合物36.5g、式(I−11−2)で表される化合物42.3g、N,N−ジメチルアミノピリジン2.0g、ジクロロメタン211mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド24.2gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタンに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及びジクロロメタン/メタノールで再結晶を行い式(I−11−3)で表される化合物44.2gを得た。
反応容器に式(I−11−3)で表される化合物44.2g、ジクロロメタン177mL、ギ酸177mLを加え40℃で加熱撹拌した。ジクロロメタン200mLを追加し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−11−4)で表される化合物36.9gを得た。
反応容器に式(I−11−4)で表される化合物6.1g、式(I−11−5)で表される化合物1.0g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.1g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド2.0gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタンに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及びジクロロメタン/メタノールで再結晶を行い式(I−11−6)で表される化合物5.1gを得た。
WO2014/010325A1号公報に記載の方法によって式(I−11−7)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−11−6)で表される化合物5.1g、(±)−10−カンファースルホン酸0.02g、式(I−11−7)で表される化合物1.4g、テトラヒドロフラン10mL、エタノール10mLを加え撹拌した。溶媒を留去した後、メタノールを加え結晶化させた。乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶により精製を行い式(I−11)で表される化合物2.7gを得た。
純度:98.20%
(実施例12)式(I−12)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
ディーンスターク装置を備えた反応容器に式(I−12−1)で表される化合物7.0g、p−トルエンスルホン酸一水和物1.0g、酢酸エチル65mLを加えた。反応溶媒を除去しながら新たに酢酸エチルを加えながら5時間加熱還流させた。炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄した後、カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−12−2)で表される化合物9.0gを得た。
反応容器に式(I−12−2)で表される化合物9.0g、パラホルムアルデヒド4.6g、塩化マグネシウム7.2g、アセトニトリル36mL、トリエチルアミン18mLを加え60℃で加熱撹拌した。途中、パラホルムアルデヒドを適宜追加した。酢酸エチルで希釈し、5%塩酸、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−12−3)で表される化合物9.7gを得た。
反応容器に式(I−12−3)で表される化合物9.7g、メタノール29mL、25%水酸化ナトリウム水溶液15mLを加え60℃で加熱撹拌した。メタノールを留去しジクロロメタンを加え10%塩酸を加えpH=3とした。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−12−4)で表される化合物6.8gを得た。
実施例11の式(I−11−4)で表される化合物と同様の方法によって式(I−12−5)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−12−4)で表される化合物1.0g、式(I−11−5)で表される化合物5.0g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.1g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド1.7gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタンに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及びジクロロメタン/メタノールで再結晶を行い式(I−12−6)で表される化合物3.5gを得た。
反応容器に式(I−12−6)で表される化合物3.5g、(±)−10−カンファースルホン酸0.02g、式(I−12−7)で表される化合物0.6g、テトラヒドロフラン8mL、エタノール8mLを加え撹拌した。溶媒を留去した後、メタノールを加え結晶化させた。乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶により精製を行い式(I−12)で表される化合物1.7gを得た。
純度:97.75%
(実施例13)式(I−13)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
反応容器に式(I−13−1)で表される化合物6.0g、パラホルムアルデヒド2.5g、塩化マグネシウム3.9g、アセトニトリル36mL、トリエチルアミン18mLを加え60℃で加熱撹拌した。途中、パラホルムアルデヒドを適宜追加した。酢酸エチルで希釈し、5%塩酸、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−13−2)で表される化合物5.1gを得た。
実施例11の式(I−11−4)で表される化合物と同様の方法によって式(I−13−3)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−13−2)で表される化合物2.5g、式(I−13−3)で表される化合物4.3g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.06g、ジクロロメタン40mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド1.5gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタンに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(I−13−4)で表される化合物4.3gを得た。
反応容器に式(I−13−4)で表される化合物4.3g、(±)−10−カンファースルホン酸0.03g、式(I−13−5)で表される化合物1.1g、テトラヒドロフラン8mL、エタノール8mLを加え撹拌した。溶媒を留去した後、メタノールを加え結晶化させた。乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(I−13)で表される化合物3.1gを得た。
純度:98.80%
(実施例14)式(I−14)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
特許文献1に記載の方法によって式(I−14−2)で表される化合物を得た。窒素雰囲気下反応容器に実施例4に記載の方法によって得られた式(I−14−1)で表される化合物5.0g、式(I−14−2)で表される化合物5.7g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.3g、クロロホルム30mLを加えた。氷冷しながらジシクロヘキシルカルボジイミド4.9gをクロロホルム5mLに溶解させた溶液を滴下し撹拌した。クロロホルム20mL及びヘプタン20mLを加え析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し不溶物を濾過した。濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を留去し乾燥させることにより式(I−14−3)で表される化合物10.0gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(I−14−3)で表される化合物10.0g、純水0.4g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.4g、テトラヒドロフラン20mLを加え50℃で3時間加熱撹拌した。溶媒を留去しヘプタン20mLを加え析出物を濾過、純水で洗浄し乾燥させた。クロロホルムに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ヘプタン)により精製を行い式(I−14−4)で表される化合物6.4gを得た。
特開2011−207765号公報に記載の方法によって式(I−14−5)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−14−4)で表される化合物9.9g、式(I−14−5)で表される化合物3.5g、ジメチルアミノピリジン0.1g、トルエン70mLを加えた。氷冷しながらジシクロヘキシルカルボジイミド5.6gを加え撹拌した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(メタノール)により精製した。クロロホルムに溶解させ活性炭0.2gを加え撹拌した後、活性炭を濾過し、再沈殿(メタノール)及び分散洗浄(ヘプタン)により精製を行い式(I−14)で表される化合物7.4gを得た。
純度:98.22%
(実施例15)式(I−15)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
特開2008−107767号公報に記載の方法によって式(I−15−2)で表される化合物を得た。実施例11の式(I−11−4)で表される化合物と同様の方法によって式(I−15−1)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−15−1)で表される化合物3.4g、式(I−15−2)で表される化合物1.0g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.02g、ジクロロメタン40mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド1.1gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し溶媒を留去した。ジクロロメタンに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(I−15)で表される化合物2.1gを得た。
純度:97.73%
(実施例16)式(I−16)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
実施例2に記載の方法によって式(I−16−1)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−16−1)で表される化合物3.0g、式(I−16−2)で表される化合物1.2g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.05g、ジクロロメタン30mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド1.3gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、カラムクロマトグラフィー(アルミナ)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(I−16−3)で表される化合物2.8gを得た。
反応容器に式(I−16−3)で表される化合物2.8g、テトラヒドロフラン10mL、メタノール10mL、濃塩酸1mLを加え撹拌した。酢酸エチルで希釈し食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)及び再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)により精製を行い式(I−16−4)で表される化合物2.1gを得た。
特開2010−024438号公報に記載の方法によって式(I−16−5)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−16−4)で表される化合物2.1g、式(I−16−5)で表される化合物1.3g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.03g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド0.9gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後、濾液を1%塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(I−16)で表される化合物2.0gを得た。
純度:98.87%
(実施例17)式(I−17)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
実施例5に記載の方法によって式(I−17−1)で表される化合物を得た。反応容器に式(I−17−1)で表される化合物、ベンジルブロマイド、炭酸カリウム、N,N−ジメチルホルムアミドを加え加熱撹拌した。トルエンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−17−2)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−17−2)で表される化合物、テトラヒドロフラン、メタノール、濃硫酸を加え撹拌した。酢酸エチルで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ)により精製を行い式(I−17−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−17−3)で表される化合物、ヨードメタン、炭酸カリウム、N,N−ジメチルホルムアミドを加え加熱撹拌した。トルエンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製を行い式(I−17)で表される化合物を得た。
(実施例18)上記と同様の方法によって下記の化合物を製造した。
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
Figure 2016216433
(比較例1)特許文献1に記載の方法による式(R−1−3)で表される化合物の製造及び当該中間体を使用した式(R−1)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
窒素雰囲気下反応容器に式(R−1−1)で表される化合物20.0g、クロロホルム100mL、トリエチルアミン17.6gを加えた。氷冷しながらクロロメチルエチルエーテル23.1g及びトリエチルアミン17.6gを滴下し撹拌した。析出物を濾過し、濾液を純水で洗浄した後留去した。ヘプタンを加え留去し乾燥させることにより式(R−1−2)で表される化合物30.4gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−1−2)で表される化合物20.8g、ヘプタン120mLを加えた。40℃でトリフルオロ酢酸8.2g及びヘプタン37mLの混合液を滴下し撹拌した。さらに室温で撹拌した後、溶媒を留去した。クロロホルム80mL及びシリカゲル4gを加えセライト濾過した。得られた固体にアセトン40mLを加え撹拌した後濾過した。濾液を濃縮し乾燥させることにより式(R−1−3)で表される化合物3.0gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−1−3)で表される化合物5.0g、式(R−1−4)で表される化合物5.7g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.3g、クロロホルム30mLを加えた。氷冷しながらジシクロヘキシルカルボジイミド4.9gをクロロホルム5mLに溶解させた溶液を滴下し撹拌した。クロロホルム20mL及びヘプタン20mLを加え析出物を濾過した後、濾液を5%塩酸、水、食塩水で洗浄し不溶物を濾過した。濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を留去し乾燥させることにより式(R−1−5)で表される化合物10.0gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−1−5)で表される化合物10.0g、純水0.4g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.4g、テトラヒドロフラン20mLを加え50℃で3時間加熱撹拌した。溶媒を留去しヘプタン20mLを加え析出物を濾過、純水で洗浄し乾燥させた。クロロホルムに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ヘプタン)により精製を行い式(R−1−6)で表される化合物6.4gを得た。
特開2011−207765号公報に記載の方法によって式(R−1−7)で表される化合物を得た。反応容器に式(R−1−6)で表される化合物9.9g、式(R−1−7)で表される化合物3.5g、ジメチルアミノピリジン0.1g、トルエン70mLを加えた。氷冷しながらジシクロヘキシルカルボジイミド5.6gを加え撹拌した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(メタノール)により精製した。クロロホルムに溶解させ活性炭0.2gを加え撹拌した後、活性炭を濾過し、再沈殿(メタノール)及び分散洗浄(ヘプタン)により精製を行い式(R−1)で表される化合物7.3gを得た。
純度:97.78%
(比較例2)特許文献2に記載の方法による式(R−2−4)で表される化合物の製造及び当該中間体を使用した式(R−2)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
窒素雰囲気下反応容器に式(R−2−1)で表される化合物20.0g、炭酸カリウム9.6g、ベンジルブロマイド18.9g、N,N−ジメチルアセトアミド60mLを加え80℃で加熱撹拌した。放冷した後氷水に注いだ。析出した固体を濾過し、メタノール及び水の1:1溶液で洗浄した後水で洗浄した。固体をクロロホルムに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製を行い式(R−2−2)で表される化合物13.8gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−2−2)で表される化合物6.0g、クロロメチルエチルエーテル4.3g、クロロホルム20mL、トリエチルアミン6.9gを加え撹拌した。トルエン60mLを加え析出物を濾過した。濾液を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過した後溶媒を留去し乾燥させることにより式(R−2−3)で表される化合物7.4gを得た。
反応容器に式(R−2−3)で表される化合物6.4g、テトラヒドロフラン25mL、10%パラジウム炭素(50%含水)0.3gを加え水素雰囲気下、室温、常圧で6時間撹拌した。触媒を濾過した後、溶媒を留去した。メタノール及び水の1:1溶液で洗浄した後水で洗浄した。乾燥させることにより式(R−2−4)で表される化合物4.5gを得た。
実施例14及び比較例1と同様の方法によって式(R−2−4)で表される化合物から式(R−2)で表される化合物を得た。
純度:97.80%
(比較例3)特許文献3に記載の方法と同様の方法による式(R−3−3)で表される化合物の製造及び当該中間体を使用した式(R−3)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
下記のように、特許文献3の実施例1に記載の方法に従って式(R−3−3)で表される化合物を得た。窒素雰囲気下反応容器に式(R−3−1)で表される化合物5.0g、トルエン50mLを加えた。100℃で撹拌しながらピリジン4.5g及び式(R−3−2)で表される化合物12.6gの混合物を滴下した。ピリジン4.5g及び水10mLの混合液を加え、20℃まで冷却した。10%塩酸を加えpH=3とし固体を濾過した。トルエンで再結晶することにより式(R−3−3)で表される化合物1.50gを得た。
実施例14及び比較例1と同様の方法によって式(R−3−3)で表される化合物から式(R−3)で表される化合物を得た。
純度:90.11%
(比較例4)特許文献2に記載の方法による式(R−4−4)で表される化合物の製造及び当該中間体を使用した式(R−4)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
窒素雰囲気下反応容器に式(R−4−1)で表される化合物20.0g、炭酸カリウム9.6g、ベンジルブロマイド18.9g、N,N−ジメチルアセトアミド60mLを加え80℃で加熱撹拌した。放冷した後氷水に注いだ。析出した固体を濾過し、メタノール及び水の1:1溶液で洗浄した後水で洗浄した。固体をクロロホルムに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製を行い式(R−4−2)で表される化合物13.8gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−4−2)で表される化合物6.0g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.04g、クロロホルム20mLを加えた。氷冷しながら3,4−ジヒドロ−2H−ピラン3.8gを滴下し撹拌した。トルエン60mLを加え不溶物を濾過し、濾液を水100mLで洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後濾過し、濾液を濃縮し乾燥させることにより式(R−4−3)で表される化合物7.0gを得た。
反応容器に式(R−2−3)で表される化合物7.0g、テトラヒドロフラン25mL、10%パラジウム炭素(50%含水)0.3gを加え水素雰囲気下、室温、常圧で6時間撹拌した。触媒を濾過した後、溶媒を留去した。メタノール及び水の1:1溶液で洗浄した後水で洗浄した。乾燥させることにより式(R−4−4)で表される化合物2.1gを得た。
特許文献1に記載の方法によって式(R−4−5)で表される化合物を得た。反応容器に式(R−4−4)で表される化合物2.1g、式(R−4−5)で表される化合物2.2g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.05g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド1.2gを滴下し撹拌した。析出物を濾過した後濾液を1%塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ジクロロメタン/メタノール)により精製を行い式(R−4−6)で表される化合物2.9gを得た。
窒素雰囲気下反応容器に式(R−4−6)で表される化合物2.9g、純水0.3g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.3g、テトラヒドロフラン15mLを加え50℃で3時間加熱撹拌した。溶媒を留去しヘプタン15mLを加え析出物を濾過、純水で洗浄し乾燥させた。クロロホルムに溶解させカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)及び再結晶(ヘプタン)により精製を行い式(R−4−7)で表される化合物2.2gを得た。
実施例15と同様の方法によって式(R−4−7)で表される化合物から式(R−4)で表される化合物を得た。
純度:97.43%
(比較例5)特許文献1に記載の方法による式(R−5−3)で表される化合物の製造及び当該中間体を使用した式(R−5)で表される化合物の製造
Figure 2016216433
比較例1に記載の方法と同様の方法によって式(R−5−1)で表される化合物から式(R−5−6)で表される化合物を得た。
実施例11に記載の方法と同様の方法によって式(R−5−6)で表される化合物から式(R−5)で表される化合物を得た。
純度:98.17%
(実施例19〜実施例25及び比較例6〜比較例10)フィルムの作製
フィルムを作製するために、WO2012/002140A1号公報記載の化合物(X−1):30%、特表2002−542219号公報記載の化合物(X−2):30%及び特開2005−015473号公報記載の化合物(X−3):40%からなる液晶組成物を母体液晶(X)とした。
Figure 2016216433
母体液晶(X)に評価対象となる化合物を30%添加することにより調製した組成物各々に対し、光重合開始剤Irgacure907(チバスペシャリティーケミカル社製)を3%添加した後シクロペンタノンに溶解させ25%の溶液とした。この溶液を、ラビング処理したポリイミド付きガラスにスピンコート法で塗布し、70℃で3分乾燥した。得られた塗膜を70℃のホットプレート上に置き、紫外線を20mW/cmの強度で60秒間照射した。フィルム実施例番号と評価対象の化合物の対応を下表に示す。
Figure 2016216433
作製したフィルムについて、ヘイズ値及びムラの評価を行った。ヘイズ値は下記式
ヘイズ(%)=Td/Tt×100
(式中、Tdは拡散透過率、Ttは全光線透過率を表す。)で表され、測定にはヘイズ測定装置(日本電色工業株式会社製NHD2000)を用い、基板中央において測定を行った。また、偏光顕微鏡観察によってフィルム上にムラが無く全体に均一であれば◎、ムラが1〜2カ所に小さく見られる場合には○、ムラが3〜5カ所に小さく見られる場合には△、ムラが無数に見られる場合は×とした。評価結果を下表に示す。
Figure 2016216433
表2より、実施例19から実施例25の本願発明の製造方法によって製造した化合物を含有するフィルムはいずれもヘイズ値が低く、ムラが少ないことがわかる。一方、比較例6及び比較例10の特許文献1に記載の方法によって製造した化合物を含有するフィルムはヘイズ値が大きいことがわかる。これは、中間体である式(R−1−3)及び式(R−5−3)で表される化合物を製造する際にジカルボン酸が副生成し、その後の工程によって誘導された高分子量の不純物が微量混入してしまい、それらが原因となってヘイズ値が大きくなったと考えられる。また、比較例7及び比較例9の特許文献2に記載の方法によって製造した化合物を含有するフィルムはムラが多いことがわかる。これは、中間体である式(R−2−4)及び式(R−4−4)で表される化合物を製造する際に使用したパラジウム炭素に含まれるパラジウムが溶出し、その後の工程においても除去されず微量混入してしまい、それが原因となってムラが多くなったと考えられる。さらに、比較例8の特許文献3に記載の方法によって製造した化合物を含有するフィルムはヘイズ値が高く、ムラが多いことがわかる。これは、中間体である式(R−3−3)で表される化合物を製造する際に、酸無水物、メチルエステル、高分子量体等の多くの副生成物が生成してしまい、その後の工程においてもそれらが除去されず残留したためであると考えられる。
従って、本願発明の製造方法によって製造した化合物は重合性組成物の構成部材として有用である。また、本願発明の化合物を含有する組成物を用いた光学異方体は光学フィルム等の用途に有用である。

Claims (18)

  1. 下記の一般式(I−D)
    Figure 2016216433
    (式中、Mは少なくとも1つの脂環式炭化水素基を含む2価の基を表すが、当該基は無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良く、
    はメチル基、無置換であるか又は2位に1つ以上のLで表される置換基を有していても良いエチル基、又は1つ以上のL11で表される置換基を有していても良いシリル基から選ばれる基を表し、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、L11は炭素原子数1から20の直鎖状、分岐状又は環状アルキル基、炭素原子数5から20の芳香族基、炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基によって置換されたシリル基を表し、
    は炭素原子数2から20のアルコキシメチル基、炭素原子数2から20のアルキルスルファニルメチル基、炭素原子数3から20の第二級アルキル基、炭素原子数4から20の第三級アルキル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロチオピラニル基、炭素原子数4から20の2−テトラヒドロフラニル基、炭素原子数4から20の2−テトラヒドロチオフラニル基から選ばれる基を表し、これらの基は無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良く、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、フェニル基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、
    はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、化合物内にLが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)で表される化合物を一般式(I−E)
    Figure 2016216433
    (式中、M及びRは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物へと誘導する、一般式(I−E)で表される化合物の製造方法。
  2. 一般式(I−D)で表される化合物をアルカリ又は塩基存在下反応させることによって一般式(I−E)で表される化合物へと誘導する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 一般式(I−D)において、Rはメチル基、無置換であるか又は2位に1つ以上のLで表される置換基を有していても良いエチル基を表す、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
  4. 一般式(I−D)及び一般式(I−E)において、Rは炭素原子数2から20のアルコキシメチル基、炭素原子数4から20の第三級アルキル基、炭素原子数5から20の2−テトラヒドロピラニル基から選ばれる基から選ばれる基を表すが、これらの基は無置換であるか又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 一般式(I−D)及び一般式(I−E)において、Mが下記の式(I−M)
    Figure 2016216433
    (式中、A及びAは下記の式(A−1)から式(A−10)
    Figure 2016216433
    (式中、任意の位置に結合手を有して良く、任意の−CH−は各々独立して−O−、−S−、−NR−(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1から20のアルキル基を表す。)、−CS−又は−CO−に置き換えられても良いが、−O−O−結合を含まない。また、これらの基は無置換又は1つ以上の置換基Lによって置換されても良い。)から選ばれる基を表すが、Aが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、Zは−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−OCO−NH−、−NH−COO−、−NH−CO−NH−、−NH−O−、−O−NH−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−N=CH−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Zが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、m1は0から6の整数を表す。)で表される基を表す、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 下記の一般式(I−C)
    Figure 2016216433
    (式中、M及びRは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物を前記一般式(I−D)で表される化合物へと誘導する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 下記の一般式(I−A)
    Figure 2016216433
    (式中、Mは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物を一般式(I−B)
    Figure 2016216433
    (式中、M及びRは前記と同様の意味を表す。)で表される化合物へと誘導し、一般式(I−B)で表される化合物を前記一般式(I−C)で表される化合物へと誘導する、請求項6に記載の製造方法。
  8. 一般式(I−A)から一般式(I−E)において、Mが1,4−シクロへキシレン基を表す、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 一般式(I−A)から一般式(I−E)において、Mがtrans−1,4−シクロへキシレン基を表す、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. 一般式(I−B)から一般式(I−D)において、Rがメチル基を表す、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の製造方法。
  11. 一般式(I−D)及び一般式(I−E)において、Rがtert−ブチル基を表す、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の製造方法。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の製造方法によって製造される前記一般式(I−E)で表される化合物。
  13. 請求項12に記載の前記一般式(I−E)で表される化合物を中間体として製造される化合物。
  14. 請求項13に記載の化合物を含有する組成物。
  15. 請求項13に記載の化合物を含有する液晶組成物。
  16. 請求項14又は請求項15に記載の組成物を重合することにより得られる重合体。
  17. 請求項16記載の重合体を用いた光学異方体。
  18. 請求項13に記載の化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、農薬及び食品並びにそれらを使用した製品。
JP2015107499A 2015-05-15 2015-05-27 カルボン酸化合物、その製造方法、その化合物を使用した液晶組成物 Active JP6596928B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201510250660.XA CN106278895B (zh) 2015-05-15 2015-05-15 羧酸化合物、其制造方法、使用该化合物的液晶组合物
CN201510250660.X 2015-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016216433A true JP2016216433A (ja) 2016-12-22
JP6596928B2 JP6596928B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=57579715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015107499A Active JP6596928B2 (ja) 2015-05-15 2015-05-27 カルボン酸化合物、その製造方法、その化合物を使用した液晶組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6596928B2 (ja)
CN (1) CN106278895B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019240033A1 (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 富士フイルム株式会社 ジシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルの製造方法およびジシクロヘキサンジカルボン酸の製造方法
WO2020022429A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 富士フイルム株式会社 液晶組成物、光学異方性膜、光学フィルム、偏光板および画像表示装置
WO2020067391A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 富士フイルム株式会社 ジカルボン酸モノエステルの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109796479B (zh) * 2019-01-11 2020-07-14 大连理工大学 含有8-(双苯乙炔基)-酯基柔性多元环的氟硼吡咯类液晶化合物,其制备方法及其应用

Citations (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159984A (en) * 1997-06-17 2000-12-12 Schering Corporation Farnesyl protein transferase inhibitors
WO2002076968A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-03 Novartis Ag Malonates as inhibitors of the ice/ced-6 family of cysteine proteases
US20050014794A1 (en) * 2003-07-18 2005-01-20 Bo Liu Tetraline derivatives as ghrelin receptor modulators
US20050282812A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-22 JONES Zachary Inhibitors of cholesteryl ester transfer protein
WO2008063671A2 (en) * 2006-11-20 2008-05-29 Alantos Pharmaceuticals Holding, Inc. Heterobicyclic metalloprotease inhibitors
WO2009116657A1 (ja) * 2008-03-18 2009-09-24 住友化学株式会社 シクロアルカンジカルボン酸モノエステルの製造方法
JP2010001284A (ja) * 2008-05-20 2010-01-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物及び光学フィルム
JP2010031223A (ja) * 2007-12-28 2010-02-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物、光学フィルム及び光学フィルムの製造方法
JP2010126651A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 液晶性組成物及び光学フィルム
JP2010241919A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Sumitomo Chemical Co Ltd 組成物、フィルム及びフィルムの製造方法
WO2010122968A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 アステラス製薬株式会社 ジアシルエチレンジアミン化合物
JP2010270108A (ja) * 2009-04-21 2010-12-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物
WO2011068138A1 (ja) * 2009-12-01 2011-06-09 住友化学株式会社 シクロアルカンジカルボン酸モノエステルの製造方法
JP2012008525A (ja) * 2010-02-18 2012-01-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 立体表示システム
JP2012516312A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 サノフイ チアジアゾールおよびオキサジアゾール誘導体、これらの調製ならびにこれらの治療用途
WO2013095275A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-27 Medivir Ab Novel hepatitis c virus inhibitors
WO2014132978A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 富士フイルム株式会社 位相差板、反射防止板、画像表示装置、および位相差板の製造方法
JP5822098B1 (ja) * 2013-11-29 2015-11-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP5867655B2 (ja) * 2013-11-29 2016-02-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP5867654B2 (ja) * 2013-11-29 2016-02-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP6066252B2 (ja) * 2015-01-16 2017-01-25 Dic株式会社 重合性化合物及び光学異方体
JP6164509B2 (ja) * 2015-02-24 2017-07-19 Dic株式会社 重合性化合物及び光学異方体
JP6387109B2 (ja) * 2014-12-04 2018-09-05 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688949B2 (ja) * 1986-06-10 1994-11-09 久人 佐藤 トランスヘキサヒドロテレフタ−ル酸エステル誘導体
WO2008150487A2 (en) * 2007-05-31 2008-12-11 Texas Tech University Synthesis of half esters

Patent Citations (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159984A (en) * 1997-06-17 2000-12-12 Schering Corporation Farnesyl protein transferase inhibitors
WO2002076968A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-03 Novartis Ag Malonates as inhibitors of the ice/ced-6 family of cysteine proteases
US20050014794A1 (en) * 2003-07-18 2005-01-20 Bo Liu Tetraline derivatives as ghrelin receptor modulators
US20050282812A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-22 JONES Zachary Inhibitors of cholesteryl ester transfer protein
WO2008063671A2 (en) * 2006-11-20 2008-05-29 Alantos Pharmaceuticals Holding, Inc. Heterobicyclic metalloprotease inhibitors
JP2010031223A (ja) * 2007-12-28 2010-02-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物、光学フィルム及び光学フィルムの製造方法
WO2009116657A1 (ja) * 2008-03-18 2009-09-24 住友化学株式会社 シクロアルカンジカルボン酸モノエステルの製造方法
JP2010001284A (ja) * 2008-05-20 2010-01-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物及び光学フィルム
JP2010126651A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 液晶性組成物及び光学フィルム
JP2012516312A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 サノフイ チアジアゾールおよびオキサジアゾール誘導体、これらの調製ならびにこれらの治療用途
JP2010241919A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Sumitomo Chemical Co Ltd 組成物、フィルム及びフィルムの製造方法
WO2010122968A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 アステラス製薬株式会社 ジアシルエチレンジアミン化合物
JP2010270108A (ja) * 2009-04-21 2010-12-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 化合物
WO2011068138A1 (ja) * 2009-12-01 2011-06-09 住友化学株式会社 シクロアルカンジカルボン酸モノエステルの製造方法
JP2012008525A (ja) * 2010-02-18 2012-01-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 立体表示システム
WO2013095275A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-27 Medivir Ab Novel hepatitis c virus inhibitors
WO2014132978A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 富士フイルム株式会社 位相差板、反射防止板、画像表示装置、および位相差板の製造方法
JP5822098B1 (ja) * 2013-11-29 2015-11-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP5867655B2 (ja) * 2013-11-29 2016-02-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP5867654B2 (ja) * 2013-11-29 2016-02-24 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP6387109B2 (ja) * 2014-12-04 2018-09-05 Dic株式会社 重合性化合物、組成物、重合体、光学異方体、液晶表示素子及び有機el素子
JP6066252B2 (ja) * 2015-01-16 2017-01-25 Dic株式会社 重合性化合物及び光学異方体
JP6164509B2 (ja) * 2015-02-24 2017-07-19 Dic株式会社 重合性化合物及び光学異方体

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEN, H. M. PHILIP; KATSIS, DIMITRIS; CHEN, SHAW H.: "Deterministic Synthesis and Optical Properties of Glassy Chiral-Nematic Liquid Crystals", CHEMISTRY OF MATERIALS, vol. 15(13), JPN6018048254, 2003, pages 2534 - 2542, ISSN: 0004060475 *
IN 2006DEL01558 A, JPN7018004146, 18 January 2008 (2008-01-18), ISSN: 0004060477 *
SANS, MARTA; ILLA, ONA; ORTUNO, ROSA M.: "Stereoselective Synthesis of All Stereoisomers of Orthogonally Protected Cyclobutane-1,2-diamine and", ORGANIC LETTERS, vol. 14(10), JPN6018048253, 2012, pages 2431 - 2433, ISSN: 0004060476 *
TETRAHEDRON: ASYMMETRY, vol. 25, no. 9, JPN6019023525, 2014, pages 718 - 724, ISSN: 0004060478 *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019240033A1 (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 富士フイルム株式会社 ジシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルの製造方法およびジシクロヘキサンジカルボン酸の製造方法
JPWO2019240033A1 (ja) * 2018-06-11 2021-06-24 富士フイルム株式会社 ジシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルの製造方法およびジシクロヘキサンジカルボン酸の製造方法
JP7027541B2 (ja) 2018-06-11 2022-03-01 富士フイルム株式会社 ジシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルの製造方法およびジシクロヘキサンジカルボン酸の製造方法
WO2020022429A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 富士フイルム株式会社 液晶組成物、光学異方性膜、光学フィルム、偏光板および画像表示装置
JPWO2020022429A1 (ja) * 2018-07-25 2021-06-03 富士フイルム株式会社 液晶組成物、光学異方性膜、光学フィルム、偏光板および画像表示装置
WO2020067391A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 富士フイルム株式会社 ジカルボン酸モノエステルの製造方法
JPWO2020067391A1 (ja) * 2018-09-27 2021-08-30 富士フイルム株式会社 ジカルボン酸モノエステルの製造方法
JP7062783B2 (ja) 2018-09-27 2022-05-06 富士フイルム株式会社 ジカルボン酸モノエステルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN106278895A (zh) 2017-01-04
JP6596928B2 (ja) 2019-10-30
CN106278895B (zh) 2021-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6428590B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
CN107108473B (zh) 聚合性化合物和光学各向异性体
CN107001242B (zh) 聚合性化合物、组合物、聚合物、光学各向异性体、液晶显示元件和有机el元件
US10927087B2 (en) Method for producing polymerizable compound
JP6596928B2 (ja) カルボン酸化合物、その製造方法、その化合物を使用した液晶組成物
JP6531935B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6634692B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
TWI526457B (zh) 在末端環結構具有側面取代基之聚合性化合物
JP6769131B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2015205843A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6369656B2 (ja) 2−ヒドラジノベンゾチアゾール誘導体の製造方法
JP6304529B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP5988087B2 (ja) 化合物の製造方法
WO2018128084A1 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2018035126A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2021020913A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2020040911A (ja) 重合性化合物の製造中間体及び製造方法
TWI828609B (zh) 2-肼基苯并噻唑衍生物之製造方法、從該衍生物衍生之化合物、組成物、聚合物、光學各向異性體及樹脂
JP6772549B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2017218391A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2020075873A (ja) ベンゾチアゾール誘導体の製造方法
CN111302933A (zh) 聚合性肉桂酸酯衍生物的制造方法
JP2015151369A (ja) ベンゾトリアゾール誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6596928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154