JP2016204216A - ガスハイドレート製造装置、および、ガスハイドレート製造方法 - Google Patents

ガスハイドレート製造装置、および、ガスハイドレート製造方法 Download PDF

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【課題】ガスハイドレートを低コストで製造する。【解決手段】ガスハイドレート製造装置100は、原料水を冷却する冷却部120と、ガス供給源から供給された原料ガスと、冷却された原料水とを混合する気液混合部142を少なくとも有し、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成するハイドレート生成部140と、ハイドレート生成部においてガスハイドレートを生成した結果生じる、ガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する分離部150と、分離部によって分離された未反応ガスのうち、少なくともゲスト物質となるガスを水に吸収させてガス吸収水を生成する吸収部170と、を備え、冷却部は、ガス吸収水を原料水として冷却する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成するガスハイドレート製造装置、および、ガスハイドレート製造方法に関する。
クラスレートハイドレートは、水分子同士の水素結合によって形成されるクラスレート構造(籠状構造)の内部に、水分子以外の分子が包接された結晶である。クラスレートハイドレートにおける籠状構造を形成する水分子は、ホスト分子と称され、包接される(包み込まれる)分子はゲスト物質(ゲスト分子)と称される。このようなクラスレートハイドレートのうち、ゲスト物質としてガスを包接したものは、ガスハイドレートと呼ばれ、例えば、メタンハイドレート、二酸化炭素ハイドレート、オゾンハイドレート等が知られている。ガスハイドレートは、自体の体積の120倍以上のゲスト物質を包蔵することができるため、ガス包蔵性が高い物質として注目されている。
このようなガスハイドレートの製造技術として、ゲスト物質を含む原料ガスと水とを所定の圧力に昇圧した後に混合して、原料ガス中のゲスト物質を水に溶解させ、ゲスト物質が溶解された水を所定の温度に冷却してガスハイドレートを生成する技術が開発されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−356685号公報
しかし、原料ガス中のゲスト物質の濃度を100%とすることは現実的に困難であり、実際には、原料ガス中に少なからずゲスト物質以外のガス(以下、「不純物」と称する)が含まれる。そうすると、不純物の分圧分、ゲスト物質がガスハイドレートとならず、未反応ガスとして廃棄されてしまっていた。
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、ガスハイドレートの生成過程で生じる未反応のゲスト物質を再利用することで、ガスハイドレートを低コストで製造することが可能なガスハイドレート製造装置およびガスハイドレート製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のガスハイドレート製造装置は、原料水を冷却する冷却部と、ガス供給源から供給された原料ガスと、冷却された原料水とを混合する気液混合部を少なくとも有し、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成するハイドレート生成部と、ハイドレート生成部においてガスハイドレートを生成した結果生じる、ガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する分離部と、分離部によって分離された未反応ガスのうち、少なくともゲスト物質となるガスを水に吸収させてガス吸収水を生成する吸収部と、を備え、冷却部は、ガス吸収水を原料水として冷却することを特徴とする。
また、分離部は、混合物からガスハイドレートを分離し、分離部によって分離されたガスハイドレートを、ゲスト物質と、水とに分解する分解部をさらに備え、吸収部は、分解部によって生成された水に未反応ガスを吸収させてガス吸収水を生成する。
また、分離部は、混合物から原料水を分離し、吸収部は、分離部によって分離された原料水に未反応ガスを吸収させてガス吸収水を生成する。
また、原料水には、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、および、弗化テトラブチルアンモニウムで構成されるハロゲン化物のうち、1または複数のハロゲン化物で構成される補助剤が含まれる。
また、気液混合部に導入される原料水中の補助剤の濃度を、予め定められた濃度範囲に調整する濃度調整部を備える。
また、ゲスト物質は、二酸化炭素である。
また、ガス供給源は、液化天然ガスを燃焼させるボイラと、ボイラで生じた燃焼排ガスが有する熱で発電する発電機と、を備え、気液混合部は、原料ガスとして燃焼排ガスを、原料水に混合する。
また、冷却部は、液化天然ガスによって原料水を冷却する。
上記課題を解決するために、本発明のガスハイドレート製造方法は、原料水を冷却する工程と、ガス供給源から供給された原料ガスと、冷却された原料水とを混合して、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成する工程と、ガスハイドレートを生成する工程においてガスハイドレートを生成した結果生じる、ガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する工程と、分離された未反応ガスのうち、少なくともゲスト物質となるガスを水に吸収させてガス吸収水を生成する工程と、を含み、原料水を冷却する工程において、ガス吸収水を原料水として冷却することを特徴とする。
本発明によれば、ガスハイドレートの生成過程で生じる余剰のゲスト物質を再利用することで、ガスハイドレートを低コストで製造することが可能となる。
ガスハイドレート製造装置の概略的な構成を説明するための図である。 ガス供給源の具体例を説明するための図である。 ガスハイドレート製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(ガスハイドレート製造装置100)
図1は、ガスハイドレート製造装置100の概略的な構成を説明するための図である。図1に示すように、ガスハイドレート製造装置100は、ガス供給源110と、冷却部120と、補助剤供給部130と、ハイドレート生成部140と、分離部150と、分解部160と、吸収部170と、中央制御部180とを含んで構成される。本実施形態において、ガスハイドレート製造装置100は、ゲスト物質として二酸化炭素を包接したガスハイドレート(二酸化炭素ハイドレート)を製造する場合を例に挙げて説明する。
ガス供給源110は、二酸化炭素を含む原料ガスをハイドレート生成部140に供給する。図2は、ガス供給源110の具体例を説明するための図である。図2に示すように、本実施形態にかかるガス供給源110は、ボイラ210と、発電機212と、第1排気冷却部214と、水分離部216と、ブリージングタンク218と、圧縮機220と、第2排気冷却部222とを含んで構成される。
ボイラ210は、PSA(圧力スイング吸着)装置等によって製造された酸素富化ガスと、LNG(液化天然ガス)、都市ガス(例えば、都市ガス13A)等の燃料とが供給され、燃料を酸素富化ガスで燃焼させて、燃焼排ガスを生成する。本実施形態において、ボイラ210には、例えば、93体積%の酸素が含まれる酸素富化ガスが供給される。したがって、ボイラ210において生成された燃焼排ガスには、水(水蒸気)が60体積%程度含まれることになる。
発電機212は、ボイラ210で生成された燃焼排ガスが有する熱で発電する。第1排気冷却部214は、発電機212で熱回収された燃焼排ガスを常温(例えば、25℃)程度までさらに冷却し、水蒸気を凝縮して凝縮水を生成する。
水分離部216は、第1排気冷却部214によって冷却された燃焼排ガスが導入され、燃焼排ガスから凝縮水を分離する。なお、水分離部216によって凝縮水が除去された燃焼排ガスには、80体積%以上の二酸化炭素が含まれることとなる。
圧縮機220は、水分離部216によって凝縮水が除去された燃焼排ガスを二酸化炭素ハイドレートの生成圧力条件(例えば、1.12MPa〜4.45MPa程度)まで昇圧する。第2排気冷却部222は、昇圧された燃焼排ガスを冷却する。こうして、圧縮機220によって二酸化炭素ハイドレートの生成圧力条件まで昇圧され、第2排気冷却部222によって冷却された燃焼排ガス(原料ガス)は、後述するハイドレート生成部140の気液混合部142に導入されることとなる。
なお、水分離部216と圧縮機220との間には流量調整弁224が設けられており、後述する中央制御部180によって、二酸化炭素ハイドレートの目標生成量に応じて開度が調整される。
また、水分離部216には、ドレントラップ216aが接続されており、ドレントラップ216aは、水分離部216において分離された凝縮水を水分離部216外に排出する。さらに、水分離部216には、圧力調整弁216bが設けられており、余剰の燃焼排ガスが圧力調整弁216bを介して水分離部216から排気される。これにより、水分離部216内の圧力を所定範囲に維持することができる。また、水分離部216には、ステンレス製のベローズや可撓性を有する合成樹脂で構成されたブリージングタンク218が接続されており、ボイラ210の負荷変動、圧縮機220の負荷変動や脈動を吸収して、圧縮機220に導入される燃焼排ガスの圧力を所定範囲に維持している。
図1に戻って説明すると、冷却部120は、バルブ174、ポンプ172を介して後述する吸収部170に接続されている。冷却部120には、吸収部170からガス吸収水が導入され、ガス吸収水を原料水として、二酸化炭素ハイドレートの生成温度条件(例えば、285.7K(12.7℃)〜290.2K(17.2℃)程度)まで冷却する。なお、ガスハイドレート製造装置100の起動時においては、原料水タンク102からポンプ104を通じて吸収部170に原料水が導入され、吸収部170からポンプ172、バルブ174を通じて冷却部120に原料水が導入される。冷却部120は、例えば、シェル&チューブ型の熱交換器であり、LNGによって原料水を冷却する。
補助剤供給部130は、補助剤タンク132と、補助剤ポンプ134と、補助剤バルブ136とを含んで構成され、冷却部120に導入される原料水(ガス吸収水)に補助剤(補助ゲスト剤)を供給する。補助剤ポンプ134および補助剤バルブ136は、中央制御部180の制御指令に応じて、冷却部120に導入される原料水中の補助剤の濃度が所定範囲となるように、駆動したり、開閉したりする。補助剤の機能については、後に詳述する。
ハイドレート生成部140は、気液混合部142を含んで構成され、二酸化炭素ハイドレートを生成する。気液混合部142は、ガス供給源110から供給された燃焼排ガス(原料ガス)と、冷却部120によって冷却された原料水とを混合する。気液混合部142は、例えば、液相(原料水)において原料ガスの気泡(マイクロバブル)が実質的に均等に分布するように撹拌するミキサーで構成される。
上述したように、気液混合部142に導入される燃焼排ガスの圧力は、圧縮機220によって二酸化炭素ハイドレートの生成圧力条件を満たしており、気液混合部142に導入される原料水の温度は、冷却部120によって上述した二酸化炭素ハイドレートの生成温度条件を満たすものとなっている。このため、気液混合部142において燃焼排ガスと原料水とを混合するだけで、二酸化炭素ハイドレートを生成することができる。
また、冷却部120がガス吸収水を冷却する場合、冷却部120において、ガス吸収水に含まれる二酸化炭素をゲスト物質として二酸化炭素ハイドレートが生成されることとなる。したがって、気液混合部142には、少量の二酸化炭素ハイドレートが含まれるガス吸収水が導入される。これにより、気液混合部142において、冷却部120で生成された二酸化炭素ハイドレートを核として、二酸化炭素ハイドレートを生成することができる。したがって、気液混合部142における二酸化炭素ハイドレートの生成反応を促進させることが可能となる。
なお、ガスハイドレートを生成する際には、反応熱が生じるが、反応熱は、冷却された原料水の顕熱によって吸収されるため、ガスハイドレートの生成反応を促進することができ、気液混合部142において効率よく二酸化炭素ハイドレートを生成することが可能となる。
また、上述したように、本実施形態では、原料水に補助剤が含まれている。補助剤は、例えば、臭化テトラブチルアンモニウム(Tetra-n-butyulammonium bromide:TBAB)、塩化テトラブチルアンモニウム、および、弗化テトラブチルアンモニウムで構成されるハロゲン化物(ハロゲン化テトラブチルアンモニウム)のうち1または複数であり、ガスハイドレートの生成反応の触媒として機能する。補助剤を原料水に含ませてガスハイドレートを生成することにより、ガスハイドレートの生成圧を低減させることが可能となる。これにより、圧縮機220の動力を削減したり、気液混合部142、配管等の耐圧シール性を低減したりすることができ、原料ガスの昇圧や気液混合部142、配管等に要するコストを削減することが可能となる。
本実施形態では、補助剤として、TBABを供給する構成を例に挙げて説明する。TBABは、40質量%の場合に最も効率よくガスハイドレートの生成圧を低減できるため、中央制御部180は、冷却部120に導入される原料水中のTBABの濃度が40質量%程度となるように、補助剤供給部130を制御する。
また、二酸化炭素ハイドレートの生成圧力条件下である場合に、285.7K未満であると、TBABのハイドレートが生成されてしまう。したがって、冷却部120が、285.7K以上に原料水を冷却することで、ハイドレート生成部140において、TBABのハイドレートを生成することなく、二酸化炭素ハイドレートを生成することが可能となる。
こうして、ハイドレート生成部140において生成された二酸化炭素ハイドレートは、分離部150へ送出されることとなる。なお、ガスハイドレートの生成反応は、原料水と気泡(マイクロバブル)との混合接触によって行われるため、反応時間は、気泡の表面積と水との混合状態によって異なるが、例えば、約80%の収率で5〜15秒程度であるため、気液混合部142のみならず、ハイドレート生成部140から分離部150へ送出される間にも二酸化炭素ハイドレートが生成されることとなる。また、ハイドレート生成部140において、二酸化炭素ハイドレートが100%生成されることはなく、分離部150には、二酸化炭素ハイドレートと、未反応ガス(二酸化炭素、窒素等)と、原料水とを含んで構成される混合物が導入される。
分離部150は、混合物を、二酸化炭素ハイドレート、未反応ガス、原料水に分離する。具体的に説明すると、二酸化炭素ハイドレートの比重は1.12程度であり、原料水の比重1.0程度よりも大きい。したがって、比重差によって、二酸化炭素ハイドレートは、分離部150の底部に沈降し、未反応ガスは、分離部150の上部に滞留することとなる。つまり、混合物を分離部150に導入して静置するだけで、比重差によって二酸化炭素ハイドレート、未反応ガス、原料水に分離することができる。
このようにして、分離部150によって分離された二酸化炭素ハイドレートは、ハイドレートポンプ152により、バルブ154を介して分解部160に導入される。原料水はバルブ158、第2水冷却部176を介して吸収部170に返送される。
また、未反応ガスは、圧力調整弁156を介して吸収部170に導入される。なお、分離部150には、混合物が順次導入されるため、吸収部170よりも高圧になる。したがって、なんらの移送手段を備えずとも、分離部150と吸収部170との圧力差によって、分離部150から吸収部170へ未反応ガスが導入されることとなる。また、圧力調整弁156は、中央制御部180によって、分離部150内の圧力が所定範囲となるように、開度が制御される。
分解部160は、加熱部162を備え、分離部150によって分離された二酸化炭素ハイドレートを加熱して、二酸化炭素と、水(結晶水由来の水)とに分解する。ハイドレート生成部140では、二酸化炭素が選択的に包接される構成としているため、生成されるガスハイドレート(二酸化炭素ハイドレート)には、高純度で二酸化炭素が含有されることとなる。したがって、分解部160が二酸化炭素ハイドレートを分解することにより、高純度の二酸化炭素を生成することができる。
なお、分解部160に導入される二酸化炭素ハイドレートには、原料水が混入している。しかし、分解部160が、二酸化炭素ハイドレートを分解するとともに、随伴される原料水に溶解している二酸化炭素を気化し、TBABを気化させない温度(例えば、40℃〜80℃程度)に加熱することにより、水(結晶由来の水および原料水)中にTBABを留めておくとともに、高純度の二酸化炭素を製造することができる。
こうして、製造された高純度の二酸化炭素は、バルブ164aを通じてガス冷却部164bに導入され、ガス冷却部164bで冷却された後、供給先に供給されることとなる。
一方、分解部160で生じた結晶水由来の水は、ポンプ166aによって第1水冷却部166bに導入され、第1水冷却部166bに冷却された後、さらに、第2水冷却部176で冷却されて吸収部170に導入される。なお、分解部160には、ブロー排水弁168が設けられており、原料水成分の安定化を図るためにブロー排水弁168を通じて外部に排出されることとなる。
吸収部170は、ラシヒリングが充填された充填塔、または、棚段式(トレー式)の気液接触塔で構成される。吸収部170には、原料水タンク102から送出された原料水、分離部150で分離された原料水、分解部160で分解された結晶水由来の水のいずれか1または複数が第2水冷却部176によって冷却されたもの(原料水、結晶水由来の水)と、分離部150で分離された未反応ガスとが導入される。そして、吸収部170において、原料水、および、結晶水由来の水と、未反応ガスとを気液接触させることにより、未反応ガス中の二酸化炭素が水に吸収されてガス吸収水が生成されることとなる。
また、分解部160で分解された結晶水由来の水には、二酸化炭素がほとんど含まれないため、結晶水由来の水を吸収部170に導入することにより、吸収部170において二酸化炭素を効率よく水に吸収させることができる。
なお、ハイドレート生成部140から分離部150に送出された原料水は、ガスハイドレートの生成反応の反応熱を吸収し高温となっているため、二酸化炭素の吸収効率が高くない。したがって、分離部150で分離された原料水を、第2水冷却部176で二酸化炭素ハイドレートを生成しない温度程度まで冷却した後に、吸収部170に導入することで、吸収部170で効率よく二酸化炭素を吸収することとしている。また、分解部160で分解された結晶水由来の水は、分離部150で分離された原料水よりも高温であるため、第1水冷却部166bおよび第2水冷却部176で二酸化炭素ハイドレートを生成しない温度程度まで冷却した後に、吸収部170に導入している。
そして、吸収部170において生成されたガス吸収水は、ポンプ172によって冷却部120に送出され、冷却部120において冷却されて、気液混合部142に導入されることとなる。つまり、気液混合部142では、前回の二酸化炭素ハイドレートの生成反応において未反応となった二酸化炭素が吸収されたガス吸収水と、燃焼排ガスとを混合して、二酸化炭素ハイドレートを生成することになる。したがって、二酸化炭素ハイドレートの生成過程で生じる未反応の二酸化炭素を再利用することができ、二酸化炭素ハイドレートを低コストで製造することが可能となる。
一方、吸収部170において、水に吸収されなかったガス(窒素等)は、バルブ170aを介して外部に排出されることとなる。
中央制御部180は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROM(Read Only Memory:読み出し専用メモリ)からCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory:読み書き可能なメモリ)や他の電子回路と協働してガスハイドレート製造装置100全体を管理および制御する。本実施形態において、中央制御部180は、濃度調整部として機能し、補助剤ポンプ134、補助剤バルブ136を制御して、気液混合部142に導入される原料水中の補助剤の濃度を、予め定められた濃度範囲に調整する。具体的に説明すると、中央制御部180は、吸収部170におけるガス吸収水中の補助剤の濃度が、予め定められた濃度範囲(ここでは、40質量%程度)となるように、補助剤ポンプ134、補助剤バルブ136を制御する。
これにより、気液混合部142に導入される原料水中の補助剤の濃度を、二酸化炭素ハイドレートの生成圧力を効率よく低下させることができる濃度とすることが可能となる。
(ガスハイドレート製造方法)
続いて、ガスハイドレート製造装置100を用いたガスハイドレート製造方法について説明する。図3は、ガスハイドレート製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
まず、中央制御部180は、ポンプ172を駆動して吸収部170からガス吸収水を冷却部120に導入する(ガス吸収水導入工程S310)。そして、冷却部120は、ガス吸収水を原料水として、二酸化炭素ハイドレートの生成温度条件まで冷却する(冷却工程S320)。
冷却部120によって冷却されたガス吸収水と、ガス供給源110で生成された燃焼排ガスとが気液混合部142に導入され、気液混合部142は、ガス吸収水と、燃焼排ガスとを混合して、二酸化炭素ハイドレートを生成する(ガスハイドレート生成工程S330)。
分離部150は、ガスハイドレート生成工程S330において生成された混合物を、二酸化炭素ハイドレートと、未反応ガスと、原料水とに分離する(分離工程S340)。そして、中央制御部180は、ハイドレートポンプ152を駆動制御し、バルブ154を開弁して、分離した二酸化炭素ハイドレートを分解部160に送出する。
分解部160は、導入された二酸化炭素ハイドレートを、二酸化炭素と、結晶水由来の水とに熱分解する(分解工程S350)。また、随伴される原料水に溶解している二酸化炭素を気化させる。そして、中央制御部180は、バルブ164aを開弁して、生成された二酸化炭素ガスを供給先に供給する。
一方、中央制御部180は、圧力調整弁156を開弁するとともに、バルブ158を開弁し、さらにポンプ166aを駆動して、分離部150において分離された未反応ガス、および、原料水、分解部160において生成された結晶水由来の水を吸収部170に送出する。
吸収部170は、未反応ガス中の二酸化炭素を水(原料水、結晶水由来の水)に吸収させて、ガス吸収水を生成する(ガス吸収水生成工程S360)。
そして、生成されたガス吸収水は、ポンプ172によって冷却部120に送出され、ガス吸収水導入工程S310からの処理が繰り返し遂行されることとなる。
以上説明したように、本実施形態にかかるガスハイドレート製造装置100およびこれを用いたガスハイドレート製造方法によれば、ガスハイドレートの生成過程で生じる未反応のゲスト物質を水に吸収させて、ガス吸収水を生成し、ガス吸収水に原料ガスを混合してガスハイドレートを生成することができる。これにより、未反応のゲスト物質を再利用することができ、ガスハイドレートを低コストで製造することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、ガス供給源110が、ボイラ210を備え、ボイラ210で生成された燃焼排ガスを原料ガスとして、ハイドレート生成部140に供給する構成を例に挙げて説明した。しかし、ガス供給源110は、ゲスト物質をハイドレート生成部140に供給できれば構成に限定はなく、例えば、ガスエンジン、ガスタービン、燃焼炉、溶鉱炉、ガスボンベ等であってもよい。なお、原料ガス中の不純物の濃度が高い場合、吸収部170から排出されるガスの量が多くなる。したがって、この場合、ガス供給源110の圧縮機220と同軸のタービン(膨張機)を設けておき、吸収部170から排出されたガスによってタービンを回転させることにより、圧縮機220を駆動することもできる。これにより、圧縮機220の動力を削減することが可能となる。
また、上記実施形態において、ガスハイドレート製造装置100が二酸化炭素ハイドレートを製造する構成を例に挙げて説明した。しかし、ガスハイドレート製造装置100は、二酸化炭素ハイドレートに限らず、少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを製造してもよい。例えば、オゾンをゲスト物質として包接したガスハイドレートを製造してもよい。
また、上記実施形態において、ガスハイドレート製造装置100が分解部160を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、分解部160は必須の構成ではなく、例えば、ガスハイドレート自体を供給先に供給する場合、分解部160は不要となる。
また、上記実施形態において、分離部150によって分離された原料水や、分解部160において生成された結晶水由来の水が、吸収部170に導入される構成を例に挙げて説明した。しかし、分離部150によって分離された原料水や、分解部160において生成された結晶水由来の水は、必ずしも吸収部170に導入されずともよく、例えば、廃棄されてもよい。
また、上記実施形態において、原料水に補助剤を含有させる構成を例に挙げて説明した。しかし、原料水に補助剤を含有させずともよい。
また、上記実施形態において、水分離部216で分離された凝縮水を廃棄する構成を例に挙げて説明した。しかし、凝縮水は、原料水として利用してもよい。
また、分離部150は、円筒形状の本体を備え、混合物が本体の接線方向に噴射されて導入される構成としてもよい。かかる構成により、混合物が本体内で旋回してハイドレート結晶を凝集させて分離し易くし、分離効率を向上させることができる。
なお、本明細書のガスハイドレート製造方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的による処理を含んでもよい。例えば、ガスハイドレート製造方法における上記各工程は、連続処理として遂行されてもよいし、バッチ処理として遂行されてもよい。
本発明は、ガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成するガスハイドレート製造装置、および、ガスハイドレート製造方法に利用することができる。
100 ガスハイドレート製造装置
110 ガス供給源
120 冷却部
140 ハイドレート生成部
142 気液混合部
150 分離部
160 分解部
170 吸収部
180 中央制御部(濃度調整部)
210 ボイラ
212 発電機

Claims (9)

  1. 原料水を冷却する冷却部と、
    ガス供給源から供給された原料ガスと、冷却された前記原料水とを混合する気液混合部を少なくとも有し、該原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成するハイドレート生成部と、
    前記ハイドレート生成部において前記ガスハイドレートを生成した結果生じる、該ガスハイドレートと、未反応ガスと、前記原料水とを含む混合物から、該未反応ガスを分離する分離部と、
    前記分離部によって分離された前記未反応ガスのうち、少なくとも前記ゲスト物質となるガスを水に吸収させてガス吸収水を生成する吸収部と、
    を備え、
    前記冷却部は、前記ガス吸収水を前記原料水として冷却することを特徴とするガスハイドレート製造装置。
  2. 前記分離部は、前記混合物から前記ガスハイドレートを分離し、
    前記分離部によって分離された前記ガスハイドレートを、前記ゲスト物質と、水とに分解する分解部をさらに備え、
    前記吸収部は、前記分解部によって生成された水に前記未反応ガスを吸収させてガス吸収水を生成することを特徴とする請求項1に記載のガスハイドレート製造装置。
  3. 前記分離部は、前記混合物から前記原料水を分離し、
    前記吸収部は、前記分離部によって分離された前記原料水に前記未反応ガスを吸収させてガス吸収水を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のガスハイドレート製造装置。
  4. 前記原料水には、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、および、弗化テトラブチルアンモニウムで構成されるハロゲン化物のうち、1または複数のハロゲン化物で構成される補助剤が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造装置。
  5. 前記気液混合部に導入される前記原料水中の前記補助剤の濃度を、予め定められた濃度範囲に調整する濃度調整部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のガスハイドレート製造装置。
  6. 前記ゲスト物質は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造装置。
  7. 前記ガス供給源は、
    液化天然ガスを燃焼させるボイラと、
    前記ボイラで生じた燃焼排ガスが有する熱で発電する発電機と、
    を備え、
    前記気液混合部は、前記原料ガスとして前記燃焼排ガスを、前記原料水に混合することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造装置。
  8. 前記冷却部は、前記液化天然ガスによって前記原料水を冷却することを特徴とする請求項7に記載のガスハイドレート製造装置。
  9. 原料水を冷却する工程と、
    ガス供給源から供給された原料ガスと、冷却された前記原料水とを混合して、該原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを生成する工程と、
    前記ガスハイドレートを生成する工程において該ガスハイドレートを生成した結果生じる、該ガスハイドレートと、未反応ガスと、前記原料水とを含む混合物から、該未反応ガスを分離する工程と、
    分離された前記未反応ガスのうち、少なくとも前記ゲスト物質となるガスを水に吸収させてガス吸収水を生成する工程と、
    を含み、
    前記原料水を冷却する工程において、前記ガス吸収水を前記原料水として冷却することを特徴とするガスハイドレート製造方法。
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