JP2005179629A - 混合ガスの分離方法、混合ガス分離装置、および混合ガス処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
有する混合ガスと、水と、を供給することにより、二酸化炭素を水に溶解させ、かつ、少なくともその一部をハイドレート化し、生成した二酸化炭素ハイドレートをスラリーの状態で前記ハイドレート生成容器から連続的に排出するとともに、気相から濃縮されたメタン含有ガスを回収することにより、前記混合ガス中のメタンと二酸化炭素を分離することを特徴とする、混合ガスの分離方法である。ここで、「連続的」の語は、短い時間間隔で間欠的に行うことも含む意味に用いられる。
の混合ガス処理システムは、混合ガスの分離、該混合ガス中に含まれる目的ガスの精製およびガスハイドレート化を一つのシステムで達成することが可能であり、エネルギー利用効率にも優れたシステムである。
20eの各構成は図1と同様である。まず生成槽10aに混合ガスを導入し、図1の場合と同様に処理することにより、メタンを含有する濃縮された1次処理ガスと二酸化炭素ハイドレートスラリー(1次スラリー)とが得られる。
熱的均衡を維持し、余分なエネルギーを消費させずにメタンハイドレートを生成させることが可能になる。
Claims (15)
- ハイドレート生成容器内に、メタンおよび二酸化炭素を含有する混合ガスと、水と、を供給することにより、二酸化炭素を水に溶解させ、かつ、少なくともその一部をハイドレート化し、 生成した二酸化炭素ハイドレートをスラリーの状態で前記ハイドレート生成容器から連続的に排出するとともに、気相から濃縮されたメタン含有ガスを回収することにより、前記混合ガス中のメタンと二酸化炭素を分離することを特徴とする、混合ガスの分離方法。
- 請求項1において、前記ハイドレート生成容器内を、メタンおよび二酸化炭素の両方がハイドレート化する条件にすることを特徴とする、混合ガスの分離方法。
- 請求項1または請求項2において、前記ハイドレート生成容器から排出されたスラリーから二酸化炭素をガス化して放散させるとともに、 二酸化炭素を放散した後の水を前記ハイドレート生成容器に循環供給することを特徴とする、混合ガスの分離方法。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項において、一のハイドレート生成容器から回収されたメタンを含有する処理ガスを水とともに他のハイドレート生成容器に連続的に供給し、二酸化炭素のハイドレート化と、メタンを含有する再処理ガスの回収と、を行う操作を多段階繰返すことを特徴とする、混合ガスの分離方法。
- 混合ガスを導入するガス導入部と、精製ガスを排出するガス排出部と、ハイドレートスラリーを連続的に抜出すスラリー排出部と、を具備しており、気液接触によってハイドレートを生成させるハイドレート生成槽と、 前記ハイドレート生成容器から抜出したハイドレートスラリー中のガス成分を放散させるガス放散槽と、を備えたことを特徴とする、混合ガス分離装置。
- 請求項5において、前記ガス放散槽でガスを放出した後の水を前記ハイドレート生成槽に連続的に循環させる循環経路を備えたことを特徴とする、混合ガス分離装置。
- 請求項5または請求項6に記載の前記混合ガス分離装置を2以上並設し、一のハイドレート生成槽における前記ガス排出部と他のハイドレート生成槽におけるガス導入部とを接続したことを特徴とする、混合ガス分離装置。
- 第1のハイドレート生成装置内に、異なるハイドレート生成平衡条件を持つ二種以上のガスを含有する混合ガスと原料水とを供給することにより、該混合ガス中の少なくとも1種のガスを優先的にハイドレート化し、 生成した第1のガスハイドレートをスラリーの状態で前記第1のハイドレート生成装置から連続的に回収するとともに、該スラリーを分解してガス放散を行い、 気相から前記少なくとも1種のガスが除去された状態の精製ガスを回収し、別途供給される原料水とともに第2のハイドレート生成装置に導入してハイドレート化し、これを第2のガスハイドレートとして回収することにより、前記混合ガス中の異なるガス成分を分離する混合ガス処理システムであって、 第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記第2のガスハイドレートの製造および/または貯蔵に利用することを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 請求項8において、前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記第2のガスハイドレートの原料水に供給することを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 請求項8において、前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記第2のガスハイドレートの原料となる前記精製ガスに供給することを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 請求項8において、前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記第2のハイドレート生成装置に供給することを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 請求項8において、前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記第2のガスハイドレートの貯蔵容器に供給することを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 異なるハイドレート生成平衡条件を持つ二種以上のガスを含有する混合ガスと原料水とから、該混合ガス中の少なくとも1種のガスを優先的にハイドレート化する第1のハイドレート生成装置と、 前記第1のハイドレート生成装置で生成した第1のガスハイドレートを分解してガス放散を行うガス放散槽と、 前記少なくとも1種のガスが除去された状態の精製ガスと原料水とから、第2のガスハイドレートを製造する第2のハイドレート生成装置と、を備え、 前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記ガス放散槽から、前記第2のハイドレート生成装置、前記第2のガスハイドレートの原料ガスまたは原料水に供給する熱交換手段を設けたことを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 異なるハイドレート生成平衡条件を持つ二種以上のガスを含有する混合ガスと原料水とから、該混合ガス中の少なくとも1種のガスを優先的にハイドレート化する第1のハイドレート生成装置と、 前記第1のハイドレート生成装置で生成した第1のガスハイドレートを分解してガス放散を行うガス放散槽と、 前記少なくとも1種のガスが除去された状態の精製ガスと原料水とから、第2のガスハイドレートを製造する第2のハイドレート生成装置と、 前記第2のハイドレート生成装置で製造された第2のガスハイドレートを貯蔵する精製ガスハイドレート貯槽と、を備え、 前記第1のガスハイドレートのガス放散に伴う冷熱を、前記ガス放散槽から、前記精製ガスハイドレート貯槽に供給する熱交換手段を設けたことを特徴とする、混合ガス処理システム。
- 請求項13または請求項14において、前記熱交換手段における熱媒体が、前記ガス放散槽で第1のガスハイドレートを分解してガスを放散させた後の分解水であることを特徴とする、混合ガス処理システム。
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