JP2020132473A - ハイドレート製造装置、および、ハイドレート製造方法 - Google Patents

ハイドレート製造装置、および、ハイドレート製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】未反応ガスからゲスト物質を効率よく回収する。【解決手段】ハイドレート製造装置100は、原料水と原料ガスとを混合する気液混合部140と、少なくとも原料水を冷却する冷却部(第1冷却部150)と、気液混合部140または冷却部(第1冷却部150)において生じる、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する分離部120と、所定の第1温度でゲスト物質を吸着し、第1温度を上回る第2温度でゲスト物質を脱着する第1吸着剤が収容された第1吸着塔を有し、分離部によって分離された未反応ガスが導入される第1回収部(回収ユニット200)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ゲスト物質を包接したガスハイドレートを生成するハイドレート製造装置、および、ハイドレート製造方法に関する。
クラスレートハイドレートは、水分子同士の水素結合によって形成されるクラスレート構造(籠状構造)の内部に、水分子以外の分子が包接された結晶である。クラスレートハイドレートにおける籠状構造を形成する水分子は、ホスト分子と称される。また、包接される(包み込まれる)分子はゲスト物質(ゲスト分子)と称される。
このようなクラスレートハイドレートのうち、ゲスト物質としてガスを包接したものは、ガスハイドレートと呼ばれる。ガスハイドレートとして、例えば、メタンハイドレート、二酸化炭素ハイドレート、オゾンハイドレート等が知られている。ガスハイドレートは、自体の体積の120倍以上のゲスト物質を包蔵することができるため、ガス包蔵性が高い物質として注目されている。
ハイドレートを製造する技術として、原料ガスと水(原料水)とを混合し、所定の温度に冷却することによってハイドレートを製造するハイドレート製造装置が開発されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−356685号公報
しかし、原料ガス中のゲスト物質の濃度を100%とすることは現実的に困難である。このため、実際には、原料ガス中に少なからずゲスト物質以外のガス(以下、「不純物」と称する)が含まれる。また、ゲスト物質以外に、ハイドレートの生成反応を促進する補助ガスを原料ガスに含ませることもある。そうすると、不純物や補助ガスの分圧分、ゲスト物質がガスハイドレートとならず、未反応ガスとして廃棄されていた。したがって、未反応ガスからゲスト物質を効率よく回収する技術の開発が希求されている。
本発明は、このような課題に鑑み、未反応ガスからゲスト物質を効率よく回収することが可能なハイドレート製造装置およびハイドレート製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のハイドレート製造装置は、原料水と原料ガスとを混合する気液混合部と、少なくとも原料水を冷却する冷却部と、気液混合部または冷却部において生じる、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する分離部と、所定の第1温度でゲスト物質を吸着し、第1温度を上回る第2温度でゲスト物質を脱着する第1吸着剤が収容された第1吸着塔を有し、分離部によって分離された未反応ガスが導入される第1回収部と、を備える。
また、ハイドレート製造装置は、分離部によって分離された未反応ガスを第1温度以下に冷却する予冷部と、予冷部によって冷却された未反応ガスを気液分離する気液分離器と、を備え、第1回収部には、気液分離器によって分離された未反応ガスが導入されてもよい。
また、原料ガスには、ゲスト物質に加えて、ガスハイドレートの生成を促進させるガスである補助ガスが含まれており、ハイドレート製造装置は、所定の第3温度で補助ガスを吸着し、第3温度を上回る第4温度で補助ガスを脱着する第2吸着剤が収容された第2吸着塔を有し、第1回収部から排出された残渣ガスが導かれる第2回収部を備えてもよい。
また、ゲスト物質は、オゾンであるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明のハイドレート製造方法は、原料水と原料ガスとを混合する工程と、少なくとも原料水を冷却する工程と、混合する工程、または、冷却する工程において生じる、原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートと、未反応ガスと、原料水とを含む混合物から、未反応ガスを分離する工程と、所定の第1温度でゲスト物質を吸着し、第1温度を上回る第2温度でゲスト物質を脱着する第1吸着剤が収容された第1吸着塔に、未反応ガスを導入する工程と、を含む。
本発明によれば、未反応ガスからゲスト物質を効率よく回収することが可能となる。
本実施形態のハイドレート製造装置の概略的な構成を説明する図である。 原料ガス供給部の概略的な構成を説明する図である。 本実施形態の回収ユニットの概略的な構成を説明する図である。 第1回収部の概略的な構成を説明する図である。 第1回収部の冷却機構を説明する図である。 第1回収部の加熱機構を説明する図である。 第2回収部の概略的な構成を説明する図である。 本実施形態にかかるハイドレート製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1回収工程の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1吸着工程の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1脱着工程の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2回収工程の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2吸着工程の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2脱着工程の処理の流れを説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
[ハイドレート製造装置100]
図1は、本実施形態のハイドレート製造装置100の概略的な構成を説明する図である。図1に示すように、ハイドレート製造装置100は、循環路110と、分離部120と、循環水ポンプ130と、気液混合部140と、第1冷却部150と、ハイドレートポンプ160と、第2冷却部162と、補給水供給部170と、原料ガス供給部180と、制御部190と、回収ユニット200とを含む。なお、図1中、実線の矢印は、ガス、液体、および、固体の流れを示す。図1中、破線の矢印は、信号の流れを示す。なお、図1中、理解を容易にするために、制御部190から気液混合部140、第1冷却部150、循環水ポンプ130等への信号の流れを示す破線の矢印を省略する。
また、本実施形態では、ゲスト物質としてオゾンを例に挙げる。さらに、本実施形態では、補助ガスとして二酸化炭素を採用する場合を例に挙げる。
循環路110は、少なくとも原料水が循環する流路である。循環路110は、分離部120外に配される環形状の配管で構成される。循環路110は、分離部120の鉛直下部(原料水が収容される箇所)に接続される。
分離部120は、循環路110に設けられる。分離部120は、例えば、断熱材で被覆された円筒形状の容器で構成される。分離部120は、後述する第1冷却部150において生成されたハイドレート(オゾンハイドレート、酸素ハイドレート、二酸化炭素ハイドレート、および、オゾン−二酸化炭素ハイドレート)、原料水、および、未反応ガスを貯留する。なお、オゾンハイドレートは、ゲスト分子としてオゾンが包接されたハイドレートである。酸素ハイドレートは、ゲスト分子として酸素が包接されたハイドレートである。二酸化炭素ハイドレートは、ゲスト分子として二酸化炭素が包接されたハイドレートである。オゾン−二酸化炭素ハイドレートは、ゲスト分子としてオゾンおよび二酸化炭素が包接されたハイドレートである。
循環水ポンプ130(ポンプ)は、循環路110に設けられる。循環水ポンプ130は、分離部120側に吸入口が接続され、後述する気液混合部140側に吐出口が接続される。循環水ポンプ130は、制御部190による制御処理に応じて駆動される。循環水ポンプ130が駆動されると、分離部120に貯留された原料水は、循環路110および分離部120を循環する。
気液混合部140は、循環路110における循環水ポンプ130の吐出側に設けられる。気液混合部140は、後述する原料ガス供給部180から供給される原料ガス(オゾン、酸素、および、二酸化炭素)と、循環水ポンプ130から供給された原料水とを混合する。気液混合部140は、例えば、液相(原料水)において原料ガスの気泡(マイクロバブル)が実質的に均等に分布するようなミキサーで構成される。
第1冷却部150(冷却部)は、循環路110における気液混合部140と分離部120との間に設けられる。第1冷却部150には、気液混合部140によって原料ガスが混合(溶解)された原料水が供給される。第1冷却部150は、例えば、シェルアンドチューブや二重管型の熱交換器であり、R−404A等の冷却媒体によって、原料ガスが混合された原料水を冷却する。第1冷却部150は、オゾンハイドレートの生成圧力条件におけるオゾンハイドレートの生成温度条件(例えば、272K(−1℃)〜275K(2℃)程度)まで、原料ガスが混合された原料水を冷却する。これにより、第1冷却部150において、ハイドレートが生成されることになる。なお、オゾンハイドレートの生成圧力条件(飽和圧力条件)は、例えば、1.2MPa〜3.5MPaである。
また、本実施形態では、補助ガスとして二酸化炭素が原料ガスに含まれている。二酸化炭素は、オゾンハイドレートの生成反応を促進する補助ガスとして機能する。二酸化炭素を原料ガスに含ませてオゾンハイドレートを生成することにより、オゾンハイドレートの生成圧力を低減させたり、生成温度を高くしたりすることが可能となる。これにより、気液混合部140、後続の機器および配管等の設計圧力を低減することができる。したがって、ハイドレート製造装置100は、原料ガスの昇圧や気液混合部140、後続の機器および配管等に要するコストを削減することが可能となる。
また、気液混合部140は、反応に適した気泡径の状態でオゾンと水とを接触させている。これにより、極小バブルによるバブル内の異常昇圧を回避することが可能となる。したがって、異常昇圧に伴う温度上昇によるオゾンの減衰を防止することができる。さらに、ハイドレートの微細化を防止できるため、分離部120において分離し易いハイドレートを生成することが可能となる。
こうして、第1冷却部150において生成されたハイドレートは、分離部120へ導かれる。なお、ハイドレートの生成反応は、原料水と気泡(マイクロバブル)との混合接触によって行われる。このため、ハイドレートの生成反応時間は、気泡の表面積と水との混合状態によって異なるが、例えば、気泡径が100μm〜200μmでは、約80%の収率で5〜15秒程度である。したがって、第1冷却部150のみならず、第1冷却部150から分離部120へ送出される間にもハイドレートが生成される。
また、第1冷却部150におけるガス中のオゾン濃度が、オゾンハイドレートの生成濃度条件未満となると、オゾンハイドレートの生成反応は進行しなくなる。このため、オゾンハイドレートの生成濃度条件未満となった未反応ガスは、ハイドレート、および、原料水とともに、混合物となって分離部120に導かれる。
そして、分離部120は、ハイドレートの生成をさらに行うとともに、混合物を、ハイドレート、未反応ガス、および、原料水へと分離する。ハイドレートの比重は1.15程度であり、原料水の比重1.0程度よりも大きい。したがって、比重差によって、ハイドレートは、分離部120の底部に沈降し、ガスである未反応ガスは、分離部120の上部の気相部に滞留することとなる。つまり、混合物を分離部120に導入して静置するだけで、比重差によってハイドレート、未反応ガス、および、原料水に分離することができる。
なお、本実施形態では、混合物が分離部120の接線方向に噴射されて導入される。これにより、混合物を分離部120内で旋回させ、ハイドレートの結晶を凝集させて分離しやすくし、分離効率を向上させることができる。また、未反応ガスの気泡と水との接触効率を向上させることができ、分離部120におけるハイドレートの生成効率を向上させることが可能となる。
このようにして、分離部120によって分離されたハイドレートは、ハイドレートポンプ160により、第2冷却部162に送出される。そして、第2冷却部162において、ハイドレートは、長期間保存したときの減衰率を低減するために、−50℃程度まで冷却される。第2冷却部162によって冷却されたハイドレートは、貯蔵部において貯蔵される。また、詳しくは後述するが、第2冷却部162は、冷媒を第1温度(例えば、−50℃程度)以下に冷却する。
また、ハイドレートポンプ160に導入されるハイドレートに随伴される原料水は、約60質量%〜約90質量%であり、ハイドレートに随伴された原料水は、ハイドレートポンプ160によって、例えば30質量%程度まで減水される。こうして、ハイドレートポンプ160によって分離された分離水は、バルブ164を介して循環路110に導入される。
一方、分離部120によって分離された原料水は、上記分離水とともに循環水ポンプ130によって循環路110を循環することとなる。
また、分離部120によって分離された未反応ガスは、圧力調整弁122を通じて、後述する回収ユニット200に送出される。圧力調整弁122は、分離部120と回収ユニット200との間に設けられる。圧力調整弁122は、制御部190によって、分離部120内の気相(未反応ガス)の圧力がオゾンハイドレートの生成圧力条件に維持されるように開度が調整される。
補給水供給部170は、ハイドレートの生成によって減少した分(結晶水分)の水(補給水)を循環路110に供給する。これにより、分離部120において、未反応ガス中の原料ガスを吸収して回収することができる。
原料ガス供給部180は、気液混合部140に原料ガスを供給する。図2は、原料ガス供給部180の概略的な構成を説明する図である。図2に示すように、原料ガス供給部180は、酸素供給源182と、オゾン発生器182aと、オゾン供給管182bと、流量調整弁182cと、補助ガス供給源184と、補助ガス供給管184a、188aと、流量調整弁184b、188bと、酸素供給管186aと、流量調整弁186bとを含む。なお、図2中、実線の矢印は、ガスの流れを示し、破線の矢印は、信号の流れを示す。
酸素供給源182は、酸素の供給源である。酸素供給源182は、例えば、酸素ボンベ等の酸素を貯留する容器である。
オゾン発生器182aは、例えば、オゾナイザである。オゾン発生器182aには、酸素供給源182から酸素が供給される。そして、オゾン発生器182aにおいて、放電環境下に酸素が曝されることにより、オゾンを含むガス(例えば、10質量%以上、0.4MPa程度)が生成される。オゾン発生器182aにおいて生成されたオゾンおよび酸素を含むガス(以下、単に「オゾン」と称する)は、オゾン供給管182bを通じて気液混合部140に供給される。
オゾン供給管182bは、オゾン発生器182aと気液混合部140とを接続する。流量調整弁182cは、オゾン供給管182bに設けられる。
補助ガス供給源184は、二酸化炭素(補助ガス)の供給源である。補助ガス供給源184は、例えば、液化二酸化炭素ボンベ等の二酸化炭素を貯留する容器である。補助ガス供給源184に貯留された二酸化炭素は、補助ガス供給管184a、および、オゾン供給管182bを通じて気液混合部140に供給される。
補助ガス供給管184aは、補助ガス供給源184と、オゾン供給管182bにおける流量調整弁182cの下流側とを接続する。流量調整弁184bは、補助ガス供給管184aに設けられる。
酸素供給管186aは、酸素供給源182と回収ユニット200とを接続する。流量調整弁186bは、酸素供給管186aに設けられる。
補助ガス供給管188aは、補助ガス供給源184と、酸素供給管186aにおける酸素供給管186aの下流側とを接続する。流量調整弁188bは、補助ガス供給管188aに設けられる。
制御部190は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。制御部190は、ROM(Read Only Memory:読み出し専用メモリ)からCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。制御部190は、ワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory:読み書き可能なメモリ)や他の電子回路と協働してハイドレート製造装置100全体を管理および制御する。
本実施形態において、制御部190は、原料ガス供給部180を構成する流量調整弁182c、184b、186b、188b、循環水ポンプ130、第1冷却部150、および、回収ユニット200を制御する。
制御部190は、気液混合部140に供給される原料ガス中のオゾンと二酸化炭素とが、所定の割合(例えば、二酸化炭素が60質量%、オゾンが40質量%)となり、気液混合部140に供給する原料ガスの流量が所定の供給流量となるように、流量調整弁182c、184bの開度を調整する。なお、本実施形態において、制御部190は、流量調整弁182cを開弁して所定の開度に維持し、流量調整弁184bの開度を調整することで、原料ガス中の二酸化炭素の割合と、原料ガスの供給流量を制御する。
また、制御部190は、循環路110を循環する原料水の流量が所定の循環流量となるように、循環水ポンプ130を制御する。さらに、制御部190は、第1冷却部150を運転させる。また、制御部190は、回収ユニット200を制御する。制御部190による回収ユニット200の制御については、後に詳述する。
以上説明したように、ハイドレート製造装置100は、オゾンハイドレートを製造する。この際、上記したように、分離部120によって分離された未反応ガスには、オゾンが含まれる。そこで、ハイドレート製造装置100は、回収ユニット200を備える。回収ユニット200は、未反応ガスからオゾンを回収する。以下、回収ユニット200について詳述する。
[回収ユニット200]
図3は、本実施形態の回収ユニット200の概略的な構成を説明する図である。図3に示すように、回収ユニット200は、予冷部210と、気液分離器220と、気化器222と、第1回収部230と、第2回収部240と、加温器250と、酸素バッファドラム260と、補助ガスバッファドラム270とを含む。なお、図3中、実線の矢印は、ガスの流れを示す。
予冷部210は、分離部120によって分離された未反応ガスを第1温度以下に冷却する。未反応ガスは、例えば、−38℃程度である。第1温度は、例えば、−50℃程度である。例えば、オゾンハイドレートの生成圧力を2.1MPa、生成温度を2℃とし、原料ガスの組成(モル分率)を、酸素:オゾン:二酸化炭素=0.271:0.029:0.700とする。この場合、未反応ガスの圧力は1.97MPa、温度は−38℃、未反応ガスの組成(モル分率)は、酸素:オゾン:二酸化炭素=0.325:0.02:0.655となる。そして、予冷部210が未反応ガスを−50℃に冷却すると、約0.17モル分率の液(凝縮液)が生成される。なお、凝縮液は、オゾンおよび二酸化炭素を含む。凝縮液の組成(モル分率)は、オゾン:二酸化炭素=0.03:0.97となる。つまり、相対的にオゾンが多い凝縮液が得られる。なお、原料ガスに対する液化率(回収率)は、0.137モル分率となる。予冷部210の具体的な構成については、後に詳述する。
気液分離器220は、予冷部210によって冷却された未反応ガスを気液分離する。気液分離器220によって分離された未反応ガスは、第1回収部230に導入される。一方、気液分離器220によって分離された凝縮液は、気化器222に送出される。
気化器222は、凝縮液を加熱してガス化する。気化器222によってガス化されたオゾンおよび二酸化炭素は、原料ガス供給部180のオゾン供給管182bに返送される。こうして、気液分離器220によって回収された凝縮液は、気液混合部140において再利用される。
第1回収部230は、温度スイング吸着(TSA:Temperature Swing Adsorption)法によって、未反応ガスからオゾンを回収する。
図4は、第1回収部230の概略的な構成を説明する図である。図5は、第1回収部230の冷却機構320を説明する図である。図6は、第1回収部230の加熱機構340を説明する図である。なお、図4中、理解を容易にするために、加熱機構および冷却機構を省略する。また、図5、図6中、理解を容易にするために、未反応ガス供給部312、残渣ガス排出部314、ゲスト物質脱着部316の記載を省略する。
図4、図5、図6に示すように、第1回収部230は、第1吸着塔310(図4中、310a、310bで示す)と、未反応ガス供給部312と、残渣ガス排出部314と、ゲスト物質脱着部316と、冷却機構320と、加熱機構340とを含む。図4中、実線の矢印は、ガスの流れを示す。図5中、実線の矢印は、冷媒の流れを示す。図6中、実線の矢印は、熱媒の流れを示す。
本実施形態において、第1吸着塔310、未反応ガス供給部312、残渣ガス排出部314、ゲスト物質脱着部316は、2つずつ設けられている。そして、一方の第1吸着塔310がオゾンを吸着している間、他方の第1吸着塔310はオゾンを脱着している。したがって、未反応ガスから効率よくオゾンを回収することができる。
第1吸着塔310には、第1吸着剤が収容される。第1吸着剤は、所定の第1温度でオゾンを吸着し、第1温度を上回る第2温度でオゾンを脱着する。第1吸着剤は、例えば、ゼオライト系の吸着剤で構成される。なお、第1吸着塔310には、未反応ガスに含まれるオゾンの吸着に必要な量以上(例えば、1.2倍〜1.5倍程度)の第1吸着剤が充填される。また、第1温度は、上記したように、例えば、−50℃程度である。第2温度は、例えば、−20℃程度である。
未反応ガス供給部312は、気液分離器220で分離された未反応ガスを、第1吸着塔310に供給する。本実施形態において、未反応ガス供給部312は、供給管312a、312bと、自動切替バルブ312aa、312baとを含む。
供給管312aは、気液分離器220と、第1吸着塔310aとを接続する。自動切替バルブ312aaは、供給管312aに設けられる。供給管312bは、気液分離器220と、第1吸着塔310bとを接続する。自動切替バルブ312baは、供給管312bに設けられる。
残渣ガス排出部314は、第1吸着剤にオゾンが吸着することで未反応ガスからオゾンが取り除かれた残渣ガス(酸素、および、二酸化炭素)を、第1吸着塔310から排出する。残渣ガス排出部314によって排出された残渣ガスは、後述する第2回収部240に送出される。本実施形態において、残渣ガス排出部314は、排出管314a、314bと、自動切替バルブ314aa、314baとを含む。
排出管314aは、第1吸着塔310aと、第2回収部240とを接続する。自動切替バルブ314aaは、排出管314aに設けられる。排出管314bは、第1吸着塔310bと、第2回収部240とを接続する。自動切替バルブ314baは、排出管314bに設けられる。
ゲスト物質脱着部316は、第1吸着剤からオゾンを脱着させる。ゲスト物質脱着部316によって脱着されたオゾンは、原料ガス供給部180(オゾン供給管182b)に送出される。本実施形態において、ゲスト物質脱着部316は、供給管316a、316bと、自動切替バルブ316aa、316baと、排出管318a、318bと、自動切替バルブ318aa、318baとを含む。
供給管316aは、原料ガス供給部180(酸素供給管186aにおける補助ガス供給管188aの接続箇所の下流側)と、第1吸着塔310aとを接続する。自動切替バルブ316aaは、供給管316aに設けられる。供給管316bは、原料ガス供給部180(酸素供給管186aにおける補助ガス供給管188aの接続箇所の下流側)と、第1吸着塔310bとを接続する。自動切替バルブ316baは、供給管316bに設けられる。
排出管318aは、第1吸着塔310aと、原料ガス供給部180(オゾン供給管182bにおける補助ガス供給管184aの接続箇所の下流側)とを接続する。自動切替バルブ318aaは、排出管318aに設けられる。排出管318bは、第1吸着塔310bと、原料ガス供給部180(オゾン供給管182bにおける補助ガス供給管184aの接続箇所の下流側)とを接続する。自動切替バルブ318baは、排出管318bに設けられる。
ゲスト物質脱着部316によって第1吸着塔310から脱着されたオゾンは、原料ガス供給部180を通じて、気液混合部140に供給されることとなる。つまり、気液混合部140では、前回のオゾンハイドレートの生成反応において反応に寄与しなかったオゾンを用いて、オゾンハイドレートを生成することになる。したがって、ハイドレート製造装置100は、オゾンハイドレートの生成過程で生じる未反応のオゾンを再利用することができる。これにより、ハイドレート製造装置100は、オゾンハイドレートを低コストで製造することが可能となる。
また、オゾンは、複数分子が結合することで分解が生じるが、第1吸着剤は、オゾンを単分子で吸着する。このため、吸着処理においてオゾンの減衰(分解)を防止することができる。したがって、第1回収部230は、オゾンを減衰させることなく回収することが可能となる。これにより、ハイドレート製造装置100は、回収分のオゾンを補給する必要がなくなり、オゾン発生器182aのランニングコストやメンテナンスコストを低減することが可能となる。
図5に示すように、冷却機構320は、第1吸着塔310内を第1温度に冷却する。冷却機構320は、冷媒循環路322と、冷媒ポンプ324と、第2冷却部162と、供給管328a、328bと、自動切替バルブ328aa、328baと、塔内管330a、330bと、排出管332a、332bと、自動切替バルブ332aa、332baとを含む。
冷媒循環路322は、冷媒が循環する流路である。冷媒循環路322には、冷媒ポンプ324、予冷部210、第2冷却部162が設けられる。
冷媒ポンプ324は、第2冷却部162側に吸入口が接続され、予冷部210側に吐出側が接続される。冷媒ポンプ324は、制御部190による制御処理に応じて駆動される。冷媒ポンプ324が駆動されると、冷媒は、冷媒循環路322を循環する。第2冷却部162は、冷媒を第1温度以下に冷却する。
供給管328aは、冷媒循環路322における冷媒ポンプ324と予冷部210の間と、塔内管330aの下端とを接続する。自動切替バルブ328aaは、供給管328aに設けられる。供給管328bは、冷媒循環路322における冷媒ポンプ324と予冷部210の間と、塔内管330bの下端とを接続する。自動切替バルブ328baは、供給管328bに設けられる。
塔内管330aは、第1吸着塔310a内に設けられる。塔内管330bは、第1吸着塔310b内に設けられる。塔内管330a、330bは、鉛直方向に延在する。
排出管332aは、塔内管330aの上端と、冷媒循環路322における予冷部210と第2冷却部162との間とを接続する。自動切替バルブ332aaは、排出管332aに設けられる。排出管332bは、塔内管330bの上端と、冷媒循環路322における予冷部210と第2冷却部162との間とを接続する。自動切替バルブ332baは、排出管332bに設けられる。
図6に示すように、加熱機構340は、第1吸着塔310内を第2温度に加熱する。加熱機構340は、熱媒循環路342と、熱媒ポンプ344と、加熱部346と、供給管348a、348bと、自動切替バルブ348aa、348baと、塔内管330a、330bと、排出管352a、352bと、自動切替バルブ352aa、352baと、バイパス管354とを含む。
熱媒循環路342は、熱媒が循環する流路である。熱媒循環路342には、熱媒ポンプ344、および、加熱部346が設けられる。
熱媒ポンプ344は、加熱部346側に吸入口が接続され、供給管348a、348bの接続箇所側に吐出側が接続される。熱媒ポンプ344は、制御部190による制御処理に応じて駆動される。熱媒ポンプ344が駆動されると、熱媒は、熱媒循環路342を循環する。加熱部346は、熱媒を第2温度以上に加熱する。
供給管348aは、熱媒循環路342における熱媒ポンプ344と加熱部346の間と、塔内管330aの下端とを接続する。自動切替バルブ348aaは、供給管348aに設けられる。供給管348bは、熱媒循環路342における熱媒ポンプ344と加熱部346の間と、塔内管330bの下端とを接続する。自動切替バルブ348baは、供給管348bに設けられる。
排出管352aは、塔内管330aの上端と、熱媒循環路342における供給管348a、348bの接続箇所と加熱部346との間とを接続する。自動切替バルブ352aaは、排出管352aに設けられる。排出管352bは、塔内管330bの上端と、熱媒循環路342における供給管348a、348bの接続箇所と加熱部346との間とを接続する。自動切替バルブ352baは、排出管352bに設けられる。
バイパス管354は、熱媒循環路342における供給管348a、348bの接続箇所と、排出管352a、352bの接続箇所との間から分岐され、熱媒循環路342における排出管352a、352bの接続箇所と、加熱部346との間に再接続される。バイパス管354には、加温器250が設けられる。
図3に戻って説明すると、第2回収部240は、第1回収部230から排出された残渣ガスが導かれる。第2回収部240は、温度スイング吸着法によって、残渣ガスから二酸化炭素および酸素を回収する。
図7は、第2回収部240の概略的な構成を説明する図である。図7に示すように、第2回収部240は、第2吸着塔410(図7中、410a、410bで示す)と、残渣ガス供給部412と、酸素排出部414と、補助ガス脱着部416とを含む。図7中、実線の矢印は、ガスの流れを示す。
本実施形態において、第2吸着塔410、残渣ガス供給部412、酸素排出部414、補助ガス脱着部416は、2つずつ設けられている。そして、一方の第2吸着塔410が二酸化炭素(補助ガス)を吸着している間、他方の第2吸着塔410は二酸化炭素を脱着している。つまり、吸着と脱着とが時分割で交互に行われている。したがって、残渣ガスから効率よく二酸化炭素を回収することができる。
第2吸着塔410には、第2吸着剤が収容される。第2吸着剤は、所定の第3温度で二酸化炭素(補助ガス)を吸着し、第3温度を上回る第4温度で二酸化炭素を脱着する。第2吸着剤は、例えば、活性炭系の吸着剤で構成される。なお、第2吸着塔410には、残渣ガスに含まれる二酸化炭素の吸着に必要な量以上(例えば、1.2倍〜1.5倍程度)の第2吸着剤が充填される。また、第3温度は、例えば、−50℃程度である。第4温度は、例えば、20℃程度である。
残渣ガス供給部412は、第1回収部230から排出された残渣ガスを、第2吸着塔410に供給する。例えば、オゾンハイドレートの生成圧力を2.1MPa、生成温度を2℃とし、原料ガスの組成(モル分率)を酸素:オゾン:二酸化炭素=0.271:0.029:0.700とする。この場合、未反応ガスの圧力は1.97MPa、温度は−38℃、未反応ガスの組成(モル分率)は酸素:オゾン:二酸化炭素=0.325:0.02:0.655となる。そして、第1回収部230から排出された残渣ガスの圧力は、1.95MPa、温度は−20℃以上−50℃以下、残渣ガスの組成(モル分率)は酸素:二酸化炭素=0.398:0.602となる。また、残渣ガスの原料ガスに対するモル比は0.657となる。
本実施形態において、残渣ガス供給部412は、供給管412a、412bと、自動切替バルブ412aa、412baとを含む。
供給管412aは、第1回収部230(排出管314a)と、第2吸着塔410aとを接続する。自動切替バルブ412aaは、供給管412aに設けられる。供給管412bは、第1回収部230(排出管314b)と、第2吸着塔410bとを接続する。自動切替バルブ412baは、供給管412bに設けられる。
酸素排出部414は、第2吸着剤に二酸化炭素が吸着することで残渣ガスから二酸化炭素が取り除かれた酸素(酸素ガス)を、第2吸着塔410から排出する。酸素排出部414によって排出された酸素は、酸素バッファドラム260に送出される。本実施形態において、酸素排出部414は、排出管414a、414bと、自動切替バルブ414aa、414baとを含む。
排出管414aは、第2吸着塔410aと、酸素バッファドラム260とを接続する。自動切替バルブ414aaは、排出管414aに設けられる。排出管414bは、第2吸着塔410bと、酸素バッファドラム260とを接続する。自動切替バルブ414baは、排出管414bに設けられる。なお、第2吸着塔410a、410bから排出される酸素のうち、一部(例えば、流量の10%)は、不図示のデオゾナイザに導かれた後、大気に放散される。また、大気放散されない酸素は、酸素バッファドラム260に導かれる。第2吸着塔410a、410bから排出される酸素の一部を大気放散することにより、酸素に混入した不活性ガス(窒素等)がハイドレート製造装置100(酸素バッファドラム260)に蓄積してしまう事態を回避することが可能となる。
補助ガス脱着部416は、第2吸着剤から二酸化炭素を脱着させる。補助ガス脱着部416によって脱着された二酸化炭素は、補助ガスバッファドラム270に送出される。本実施形態において、補助ガス脱着部416は、供給管416a、416bと、自動切替バルブ416aa、416baと、排出管418a、418bと、自動切替バルブ418aa、418baとを含む。
供給管416aは、加温器250と、第2吸着塔410aとを接続する。自動切替バルブ416aaは、供給管416aに設けられる。供給管416bは、加温器250と、第2吸着塔410bとを接続する。自動切替バルブ416baは、供給管416bに設けられる。
排出管418aは、第2吸着塔410aと、補助ガスバッファドラム270とを接続する。自動切替バルブ418aaは、排出管418aに設けられる。排出管418bは、第2吸着塔410bと、補助ガスバッファドラム270とを接続する。自動切替バルブ418baは、排出管418bに設けられる。
図3に戻って説明すると、加温器250には、原料ガス供給部180(酸素供給管186aにおける補助ガス供給管188aの接続箇所の下流側)から第2掃気ガス(二酸化炭素)が導かれる。加温器250は、上記加熱機構340によって、第2掃気ガスを第4温度以上(例えば、25℃)に加温する。
酸素バッファドラム260は、酸素を一時的に貯留する。酸素バッファドラム260に貯留された酸素は、不図示の減圧機構によって減圧された後、オゾン発生器182aに供給(返送)される。
補助ガスバッファドラム270は、二酸化炭素を一時的に貯留する。補助ガスバッファドラム270に貯留された二酸化炭素は、補助ガス供給源184に返送される。
また、制御部190は、未反応ガス供給部312、残渣ガス排出部314、ゲスト物質脱着部316を制御して、一方の第1吸着塔310においてオゾンを吸着している間、他方の第1吸着塔310においてオゾンを脱着する。同様に、制御部190は、残渣ガス供給部412、酸素排出部414、補助ガス脱着部416を制御して、一方の第2吸着塔410において二酸化炭素を吸着している間、他方の第2吸着塔410において二酸化炭素を脱着する。
[ハイドレート製造方法]
続いて、ハイドレート製造装置100を用いたハイドレート製造方法について説明する。図8は、本実施形態にかかるハイドレート製造方法の処理の流れを説明するフローチャートである。図8に示すように、ハイドレート製造方法は、原料水循環工程S110と、混合工程S120と、冷却工程S130と、分離工程S140と、第1回収工程S150と、第2回収工程S160とを含む。ここでは、ハイドレート製造方法における各工程がバッチ処理で遂行される構成について説明するが、当該各工程が連続処理で遂行されるとしてもよい。なお、バルブ164は開弁されているものとする。また、第2冷却部162、冷媒ポンプ324、加熱部346、熱媒ポンプ344は駆動されているものとする。以下、各工程について説明する。
[原料水循環工程S110]
制御部190は、循環水ポンプ130を駆動して、原料水を循環路110内に循環させる。
[混合工程S120]
制御部190は、原料ガス供給部180のオゾン発生器182aを駆動する。また、制御部190は、流量調整弁182c、流量調整弁184bの開度を調整する。そして、気液混合部140は、循環水ポンプ130によって導かれた原料水と、原料ガス供給部180によって導かれた原料ガスとを混合する。
[冷却工程S130]
第1冷却部150は、気液混合部140によって原料ガスが混合(溶解)された原料水を、オゾンハイドレートの生成温度条件まで冷却する。これにより、オゾンハイドレートが生成される。
[分離工程S140]
分離部120は、ハイドレートの生成をさらに行うとともに、混合物を、ハイドレート、未反応ガス、および、原料水へと分離する。
そして、制御部190は、ハイドレートポンプ160を駆動制御して、分離したオゾンハイドレートを第2冷却部162に送出する。また、制御部190は、補給水供給部170を制御して、不足分の原料水を分離部120に補給する。
[第1回収工程S150]
制御部190は、圧力調整弁122の開度を制御して、分離した未反応ガスを第1回収部230に送出する。そして、制御部190は、第1回収部230を制御して、未反応ガスからオゾンを回収する。回収されたオゾンは、原料ガス供給部180に送出され、次回の混合工程S120で再利用される。
また、第1回収部230から排出された残渣ガスは、第2回収部240に送出される。
[第2回収工程S160]
制御部190は、第2回収部240を制御して、残渣ガスから二酸化炭素および酸素を回収する。回収された二酸化炭素は、補助ガス供給源184に送出され、次回の混合工程S120で再利用される。また、回収された酸素は、酸素供給源182に送出され、次回の混合工程S120で再利用される。
続いて、第1回収工程S150および第2回収工程S160の具体的な処理について説明する。
[第1回収工程S150]
図9は、第1回収工程S150の処理の流れを説明するフローチャートである。図9に示すように、第1吸着塔310において、第1吸着工程S210と、第1脱着(再生)工程S220とを交互に一定時間ごとに繰り返す一定時間切替制御が為される。なお、初期状態において、制御部190は、自動切替バルブ312aa、312ba、314aa、314ba、316aa、316ba、318aa、318ba、328aa、328ba、332aa、332ba、348aa、348ba、352aa、352baを閉弁しておく。ここで、一定時間切替制御は、予め設計された吸着物質量から算出された必要吸着剤量が飽和に到達する時間に基づいて決定された時間で、各弁を所定時間間隔で開閉操作する制御である。
本実施形態において、第1吸着塔310aにおいて第1吸着工程S210を遂行しているときには、第1吸着塔310bにおいて第1脱着工程S220を並行して遂行し、第1吸着塔310aにおいて第1脱着工程S220を遂行しているときには、第1吸着塔310bにおいて第1吸着工程S210を並行して遂行する。第1吸着工程S210では残渣ガスが回収され、第1脱着工程S220では、オゾンが回収される。したがって、第1吸着塔310aと第1吸着塔310bとが吸着工程と脱着工程とを一定時間間隔で交互に切り替えて繰り返すことにより、オゾンおよび残渣ガスの回収を連続的に行うことが可能となる。
以下、第1吸着塔310aを例に挙げて、第1吸着工程S210、第1脱着工程S220の処理について詳述し、実質的に処理が等しい第1吸着塔310bにおける第1吸着工程S210、第1脱着工程S220の処理についての説明を省略する。
図10は、第1吸着工程S210の処理の流れを説明するフローチャートである。図10に示すように、第1吸着工程S210は、供給工程S210−1と、第1供給時間判定工程S210−2とを含む。以下、各工程について説明する。
[供給工程S210−1]
制御部190からの一定時間切替制御により、自動切替バルブ312aaを開弁して、第1吸着塔310a内へ未反応ガスを供給する。これにより、第1吸着塔310a内の第1吸着剤にオゾンが吸着する。
また、制御部190は、自動切替バルブ314aaを開弁する。これにより、第1吸着剤に吸着しない残渣ガスが第2回収部240に送出される。
また、制御部190は、冷却機構320を駆動する。具体的に説明すると、制御部190は、自動切替バルブ328aa、332aaを開弁して、第1吸着塔310a(塔内管330a)内を第1温度に維持(冷却)する。これにより、第1吸着塔310a内の第1吸着剤にオゾンが吸着する際に生じる吸着熱を取り除くことができる。
[第1供給時間判定工程S210−2]
制御部190は、第1吸着塔310aに充填された第1吸着剤の量に基づいて決定される所定の第1供給時間(第1吸着剤によるオゾンの吸着が飽和に達する時間)が経過したか否かを判定する。制御部190は、第1供給時間が経過するまで(S210−2におけるNO)、上記供給工程S210−1を遂行する。制御部190が供給工程S210−1を遂行している間に、未反応ガス中のオゾンを第1吸着剤に吸着させる。一方、第1供給時間が経過すると(S210−2におけるYES)、制御部190は、自動切替バルブ312aa、314aa、328aa、332aaを閉弁して、後述する第1脱着工程S220へと処理を移行する。
図11は、第1脱着工程S220の処理の流れを説明するフローチャートである。図11に示すように、第1脱着工程S220は、ゲスト物質排出工程S220−1と、第1脱着時間判定工程S220−2とを含む。以下、各工程について説明する。
[ゲスト物質排出工程S220−1]
上述した第1供給時間判定工程S210−2において、第1供給時間が経過すると(S210−2におけるYES)、制御部190は、加熱機構340を駆動する。具体的に説明すると、制御部190は、自動切替バルブ348aa、352aaを開弁して、第1吸着塔310a(塔内管330a)内を第2温度に加熱する。
また、制御部190は、自動切替バルブ316aa、318aaを開弁する。また、制御部190は、原料ガス供給部180の流量調整弁186b、188bの開度を調整し、第2温度の場合の原料ガスの圧力(オゾンハイドレートの生成圧力より高圧、例えば、2.1MPa程度)と同じ圧力の第1掃気ガス(二酸化炭素および酸素)が第1吸着塔310aに供給されるようにする。
これにより、第1吸着塔310a内の第1吸着剤に吸着したオゾンが脱着される。そして、脱着されたオゾンは、排出管318aを通じて、原料ガス供給部180に返送される。
なお、原料ガス供給部180は、二酸化炭素のみならず酸素を加えて第1掃気ガスを生成する。これにより、二酸化炭素が第1吸着塔310aで凝縮してしまう事態を回避することができる。例えば、二酸化炭素は、2.1MPaの場合、露点(凝縮点)が−18℃となる。したがって、原料ガス供給部180は、所定流量の液化二酸化炭素と酸素とを混合して、二酸化炭素の分圧を下げた状態(第1吸着塔310aで凝縮しない分圧)で加熱気化させて第1掃気ガスを生成する(例えば、第1掃気ガス中の二酸化炭素を85モル%とする)。
[第1脱着時間判定工程S220−2]
制御部190は、所定量の第1吸着剤からオゾンが脱着されるまでの所定の第1脱着時間が経過したか否かを判定する。制御部190は、第1脱着時間が経過するまで(S220−2におけるNO)、ゲスト物質排出工程S220−1を遂行する。一方、第1脱着時間が経過すると(S220−2におけるYES)、制御部190は、自動切替バルブ316aa、318aa、348aa、352aaを閉弁する。
[第2回収工程S160]
図12は、第2回収工程S160の処理の流れを説明するフローチャートである。図12に示すように、第2吸着塔410において、第2吸着工程S310と、第2脱着(再生)工程S320とを交互に一定時間ごとに繰り返す一定時間切替制御が為される。なお、初期状態において、制御部190は、自動切替バルブ412aa、412ba、414aa、414ba、416aa、416ba、418aa、418baを閉弁しておく。
本実施形態において、第2吸着塔410aにおいて第2吸着工程S310を遂行しているときには、第2吸着塔410bにおいて第2脱着工程S320を並行して遂行し、第2吸着塔410aにおいて第2脱着工程S320を遂行しているときには、第2吸着塔410bにおいて第2吸着工程S310を並行して遂行する。第2吸着工程S310では酸素が回収され、第2脱着工程S320では、二酸化炭素が回収される。したがって、第2吸着塔410aと第2吸着塔410bとが吸着工程と脱着工程とを一定時間間隔で交互に切り替えて繰り返すことにより、二酸化炭素および酸素の回収を連続的に行うことが可能となる。
以下、第2吸着塔410aを例に挙げて、第2吸着工程S310、第2脱着工程S320の処理について詳述し、実質的に処理が等しい第2吸着塔410bにおける第2吸着工程S310、第2脱着工程S320の処理についての説明を省略する。
図13は、第2吸着工程S310の処理の流れを説明するフローチャートである。図13に示すように、第2吸着工程S310は、供給工程S310−1と、第2供給時間判定工程S310−2とを含む。以下、各工程について説明する。
[供給工程S310−1]
制御部190からの一定時間切替制御により、自動切替バルブ412aaを開弁して、第2吸着塔410a内へ残渣ガスを供給する。これにより、第2吸着塔410a内の第2吸着剤に二酸化炭素が吸着する。
また、制御部190は、自動切替バルブ414aaを開弁する。これにより、第2吸着剤に吸着しない酸素が酸素バッファドラム260に送出される。
[第2供給時間判定工程S310−2]
制御部190は、第2吸着塔410aに充填された第2吸着剤の量に基づいて決定される所定の第2供給時間(第2吸着剤による二酸化炭素の吸着が飽和に達する時間)が経過したか否かを判定する。制御部190は、第2供給時間が経過するまで(S310−2におけるNO)、上記供給工程S310−1を遂行する。制御部190が供給工程S310−1を遂行している間に、残渣ガス中の二酸化炭素を第2吸着剤に吸着させる。一方、第2供給時間が経過すると(S310−2におけるYES)、制御部190は、自動切替バルブ412aa、414aaを閉弁して、後述する第2脱着工程S320へと処理を移行する。
図14は、第2脱着工程S320の処理の流れを説明するフローチャートである。図14に示すように、第2脱着工程S320は、補助ガス排出工程S320−1と、第2脱着時間判定工程S320−2とを含む。以下、各工程について説明する。
[補助ガス排出工程S320−1]
上述した第2供給時間判定工程S310−2において、第2供給時間が経過すると(S310−2におけるYES)、制御部190は、自動切替バルブ416aa、418aaを開弁する。また、制御部190は、原料ガス供給部180の流量調整弁188bの開度を調整し、オゾンハイドレートの生成圧力より高圧(例えば、2.1MPa程度)の第2掃気ガス(二酸化炭素)が第2吸着塔410aに供給されるようにする。なお、加熱部346は駆動されているため、加温器250によって第4温度以上(例えば、25℃程度)に加熱された第2掃気ガスが第2吸着塔410aに供給される。
これにより、第2吸着塔410a内の第2吸着剤に吸着した二酸化炭素が脱着される。そして、脱着された二酸化炭素は、排出管418a、補助ガスバッファドラム270を通じて、補助ガス供給源184に送出される。
[第2脱着時間判定工程S320−2]
制御部190は、所定量の第2吸着剤から二酸化炭素が脱着されるまでの所定の第2脱着時間が経過したか否かを判定する。制御部190は、第2脱着時間が経過するまで(S320−2におけるNO)、補助ガス排出工程S320−1を遂行する。一方、第2脱着時間が経過すると(S320−2におけるYES)、制御部190は、自動切替バルブ416aa、418aaを閉弁する。
以上説明したように、本実施形態のハイドレート製造装置100は、温度スイング吸着法によってオゾンを回収する第1回収部230を備える。これにより、第1回収部230は、圧縮(加圧)することなく、未反応ガスからオゾンを回収することができる。したがって、第1回収部230は、未反応ガスを加圧してオゾンを回収する従来技術(以下、「加圧する従来技術」)と比較して、オゾンの分解(減衰)を抑制することが可能となる。このため、第1回収部230は、加圧する従来技術と比較して、効率よくオゾンを回収することが可能となる。
また、ハイドレート製造装置100は、予冷部210および気液分離器220を備える。これにより、ハイドレート製造装置100は、凝縮液が第1回収部230に供給されてしまう事態を回避できる。したがって、ハイドレート製造装置100は、第1回収部230の不具合を防止することが可能となる。
また、ハイドレート製造装置100は、第1掃気ガスとして、オゾンハイドレートの生成圧力より高圧のガスを利用する。これにより、第1回収部230は、オゾンを減衰させずに昇圧することが可能となる。同様に、ハイドレート製造装置100は、第2掃気ガスとして、オゾンハイドレートの生成圧力より高圧のガスを利用する。これにより、第2回収部240は、ポンプ等を利用せずに二酸化炭素を昇圧することができる。
また、ハイドレート製造装置100は、第2回収部240を備える。これにより、未反応ガスからオゾンのみならず、二酸化炭素および酸素を回収することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、ハイドレート製造装置100が製造するガスハイドレートとして、オゾンハイドレートを例に挙げて説明した。しかし、ハイドレート製造装置100は、オゾンハイドレートに限らず、少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートを製造してもよい。例えば、二酸化炭素をゲスト物質として包接したガスハイドレートを製造してもよい。
また、上記実施形態において、補助ガスとして二酸化炭素を例に挙げて説明した。しかし、補助ガスは、ガスハイドレートの生成を促進させるガスであれば、種類に限定はない。例えば、補助ガスとしてキセノンを原料ガスに含ませてもよい。
また、上記実施形態において、ハイドレート製造装置100が第2回収部240を備える構成を例に挙げて説明したが、第2回収部240は必須の構成ではない。
また、上記実施形態において、第1回収部230および第2回収部240が一定時間制御される構成を例に挙げて説明した。しかし、第1回収部230および第2回収部240は、排出されるガスの温度を検知することで吸着工程と脱着工程とを切り替えてもよい。
例えば、第1供給時間判定工程S210−2に代えて、制御部190は、排出管314aを通過する残渣ガスの温度が所定温度(例えば、第1温度)に到達したか否かを判定してもよい。そして、制御部190は、排出管314aを通過する残渣ガスの温度が所定温度に到達したと判定した場合に、第1脱着工程S220へ処理を移行する。同様に、第1脱着時間判定工程S220−2に代えて、制御部190は、排出管318aを通過するオゾンの温度が所定温度(例えば、第2温度)に到達したか否かを判定してもよい。そして、制御部190は、排出管318aを通過するオゾンの温度が所定温度に到達したと判定した場合に、第1吸着工程S210へ処理を移行する。同様に、第2供給時間判定工程S310−2に代えて、制御部190は、排出管414aを通過する酸素の温度が所定温度(例えば、第3温度を上回り、第4温度未満の所定の温度)に到達したか否かを判定してもよい。そして、制御部190は、排出管414aを通過する酸素の温度が所定温度に到達したと判定した場合に、第2脱着工程S320へ処理を移行する。同様に、第2脱着時間判定工程S320−2に代えて、制御部190は、排出管418aを通過する二酸化炭素の温度が所定温度(例えば、第4温度)に到達したか否かを判定してもよい。そして、制御部190は、排出管418aを通過する二酸化炭素の温度が所定温度に到達したと判定した場合に、第2吸着工程S310へ処理を移行する。
また、上記実施形態において、第1吸着塔310が2つ設けられた第1回収部230を例に挙げて説明した。しかし、第1吸着塔310の数に限定はない。
また、上記実施形態において、第2吸着塔410が2つ設けられた第2回収部240を例に挙げて説明した。しかし、第2吸着塔410の数に限定はない。
また、上記実施形態において、気液混合部140の下流側に第1冷却部150が設けられたハイドレート製造装置100について説明した。しかし、気液混合部140と第1冷却部150との位置関係に限定はない。例えば、ハイドレート製造装置100は、第1冷却部150の下流側に気液混合部140を備えてもよい。つまり、第1冷却部150は、少なくとも原料水を冷却し、気液混合部140は、第1冷却部150によって冷却された原料水と原料ガスとを混合してもよい。
なお、本明細書のハイドレート製造方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的による処理を含んでもよい。例えば、ハイドレート製造方法における上記各工程は、連続処理として遂行されてもよいし、バッチ処理として遂行されてもよい。
本発明は、ゲスト物質を包接したガスハイドレートを生成するハイドレート製造装置、および、ハイドレート製造方法に利用することができる。
100 ハイドレート製造装置
120 分離部
140 気液混合部
150 第1冷却部(冷却部)
210 予冷部
220 気液分離器
230 第1回収部
240 第2回収部
310 第1吸着塔
310a 第1吸着塔
310b 第1吸着塔
328a 供給管
410 第2吸着塔
410a 第2吸着塔
410b 第2吸着塔

Claims (5)

  1. 原料水と原料ガスとを混合する気液混合部と、
    少なくとも前記原料水を冷却する冷却部と、
    前記気液混合部または前記冷却部において生じる、前記原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートと、未反応ガスと、前記原料水とを含む混合物から、前記未反応ガスを分離する分離部と、
    所定の第1温度で前記ゲスト物質を吸着し、前記第1温度を上回る第2温度で前記ゲスト物質を脱着する第1吸着剤が収容された第1吸着塔を有し、前記分離部によって分離された前記未反応ガスが導入される第1回収部と、
    を備えるハイドレート製造装置。
  2. 前記分離部によって分離された前記未反応ガスを前記第1温度以下に冷却する予冷部と、
    前記予冷部によって冷却された前記未反応ガスを気液分離する気液分離器と、
    を備え、
    前記第1回収部には、前記気液分離器によって分離された前記未反応ガスが導入される請求項1に記載のハイドレート製造装置。
  3. 前記原料ガスには、前記ゲスト物質に加えて、前記ガスハイドレートの生成を促進させるガスである補助ガスが含まれており、
    所定の第3温度で前記補助ガスを吸着し、前記第3温度を上回る第4温度で前記補助ガスを脱着する第2吸着剤が収容された第2吸着塔を有し、前記第1回収部から排出された残渣ガスが導かれる第2回収部を備える請求項1または2に記載のハイドレート製造装置。
  4. 前記ゲスト物質は、オゾンであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のハイドレート製造装置。
  5. 原料水と原料ガスとを混合する工程と、
    少なくとも前記原料水を冷却する工程と、
    前記混合する工程、または、前記冷却する工程において生じる、前記原料ガスのうち少なくとも一種類のガスをゲスト物質として包接したガスハイドレートと、未反応ガスと、前記原料水とを含む混合物から、前記未反応ガスを分離する工程と、
    所定の第1温度で前記ゲスト物質を吸着し、前記第1温度を上回る第2温度で前記ゲスト物質を脱着する第1吸着剤が収容された第1吸着塔に、前記未反応ガスを導入する工程と、
    を含むハイドレート製造方法。
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