JP2016203320A - ワイヤソー - Google Patents
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Abstract
Description
詳しくは、前記位置合わせ用ゲージは、ガイドローラ側からメインローラに差し渡し可能なゲージバー(ゲージ本体)を含み、該ゲージバーはワイヤが導入又は導出されるべきメインローラの溝を選択する基準面を規定し、この基準面上に基づきガイドローラを位置決めすることで、メインローラの溝とガイドローラの溝とが同一の平面上に位置合わせされる。
一対のワイヤリール間に配置されたローラユニットであって、一方のワイヤリールから繰り出されるワイヤが複数回巻き掛けられる多数の溝を外周面に有し、この後、ワイヤを他方のワイヤリールに巻き取らせるべく導出させる少なくとも一対のメインローラを含む、ローラユニットと、
前記一対のメインローラの近傍にそれぞれ配置され、前記メインローラの軸線と平行な軸線を有し、一方のメインローラに導入されるワイヤ又は前記他方のメインローラから導出されるワイヤをそれぞれ対応する側の前記ワイヤリールに向けて案内する一対のガイドローラと、
前記各ガイドローラを前記メインローラの軸線に沿って移動可能に支持する支持手段と、
互いに組みをなすメインローラとガイドローラとの間でのワイヤのパスラインを設定するパスライン設定手段と
を具備し、
前記パスライン設定手段は、レーザポインタを含み、該レーザポインタは前記ガイドローラ側から前記メインローラの外周面に向け、前記パスラインを規定するレーザビームを出射する(請求項1)。
また、ガイドローラの位置決めが完了しても、ガイドローラとメインローラとの間でのワイヤの巻き掛けの際にレーザビームが障害になることはなく、ワイヤの巻き掛けもまたレーザビームを指標として行うことが可能となる。
また、レーザビームは、メインローラの外周面上にて隣接した数条の溝が内在するスポット径を有することができ(請求項3)、この場合、メインローラに対してワイヤが巻き掛けられるべき溝はレーザスポットに内在する数条の溝の中から選択される。
ローラユニット10は一対のワイヤリールと組みをなし、これらワイヤリールもまた正逆回転可能であり、その回転方向に応じて繰り出しリール又は巻き取りリールとして使用される。繰り出しリールはその回転に伴ってワイヤ14を繰り出し、繰り出されたワイヤ14はワイヤ経路に沿いローラユニット10に向けて案内される。このワイヤ経路にはローラユニット10の近傍に方向変換ローラとしてガイドローラ16が配置されている。それ故、ワイヤ14はガイドローラ16を経てローラユニット10に導かれる。
なお、各ワイヤリールはトラバース制御機構(図示しない)にそれぞれ連結され、これらトラバース制御機構は対応する側のワイヤリールをその軸線方向に往復動させることで、ワイヤ14の安定した繰り出し又は巻き取りを可能にする。
上述の切断加工中、一対のワイヤリールの役割は繰り出しリールと巻き取りリールとの間で交互に切り換えられ、この際、使用限度を達したワイヤ14は一方のワイヤリールに集められる。
メインローラ12の選択溝18はワークのサイズによって決定されることから、その選択溝18に対するガイドローラ16の位置決めを可能にするため、ガイドローラ16はメインローラ10の軸線方向に矢印で示すように移動可能である。具体的には、図2に示されるように、ガイドローラ16は支持手段として、メインローラ12と平行な支持軸22に摺動自在に支持され、図示しない固定具を介して支持軸22に沿う任意の位置にて固定可能となっている。
ここで、レーザビームLBはガイドローラ16の溝20と同一の平面内を延びており、これを実現するため、レーザポインタ24はガイドローラ16と一体に移動するローラカバー26に取り付けられている。
先ず、メインローラ12の選択溝18の位置に応じて、ガイドローラ16をレーザポインタ24とともに支持軸22に沿って移動させ、レーザポインタ24がメインローラ12の外周面上に形成するレーザスポットLSが選択溝18を指し示す位置にてガイドローラ16の移動を停止させるだけで、ガイドローラ16の位置決めが容易になされる。そして、この停止位置にて、ガイドローラ16を支持軸22上に固定すれば、ガイドローラ16の位置決めが完了し、メインローラ12の選択溝18とガイドローラ16の溝20とは同一の平面内に位置付けられる。
例えば、第1実施形態では、レーザスポットLSが選択溝18のみを内在させるスポット径を有しているが、図3に示されるようにレーザスポットLSは、メインローラ12の外周面にて互い隣接する数条の溝18を内在させるようなスポット径を有していてもよい。この場合、レーザスポットLS内の溝18の1つが選択溝として決定される。
また、ガイドローラ16及びレーザポインタ24は互いに独立してメインローラ12の軸線方向に移動可能であってもよいし、ローラユニット10は3つ以上のメインローラ12を含んでいてもよい。
12 メインローラ
16 ガイドローラ
22 支持軸(支持手段)
24 レーザポインタ(パスライン設定手段)
26 ローラカバー
LB レーザビーム
Claims (3)
- 一対のワイヤリール間に配置されたローラユニットであって、一方のワイヤリールから繰り出されるワイヤが複数回巻き掛けられる多数の溝を外周面に有し、この後、ワイヤを他方のワイヤリールに巻き取らせるべく導出させる少なくとも一対のメインローラを含む、ローラユニットと、
前記一対のメインローラの近傍にそれぞれ配置され、前記メインローラの軸線と平行な軸線を有し、一方のメインローラに導入されるワイヤ又は前記他方のメインローラから導出されるワイヤをそれぞれ対応する側の前記ワイヤリールに向けて案内する一対のガイドローラと、
前記各ガイドローラを前記メインローラの軸線に沿って移動可能に支持する支持手段と、
互いに組みをなすメインローラとガイドローラとの間でのワイヤのパスラインを設定するパスライン設定手段と
を具備し、
前記パスライン設定手段は、レーザポインタを含み、該レーザポインタは前記ガイドローラ側から前記メインローラの外周面に向け、前記パスラインを規定するレーザビームを出射することを特徴とするワイヤソー。 - 前記レーザポインタは前記メインローラの軸線方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤソー。
- 、
前記レーザビームは、前記メインローラの外周面上にて隣接した数条の溝が内在するスポット径を有することを特徴とする請求項1又2に記載のワイヤソー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015089218A JP2016203320A (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | ワイヤソー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015089218A JP2016203320A (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | ワイヤソー |
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JP2016203320A5 JP2016203320A5 (ja) | 2018-05-24 |
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Family Applications (1)
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JP2015089218A Pending JP2016203320A (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | ワイヤソー |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107901256A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-04-13 | 山东大海新能源发展有限公司 | 金刚线切割多晶硅片的装置及切割方法 |
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-
2015
- 2015-04-24 JP JP2015089218A patent/JP2016203320A/ja active Pending
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