JP2016200429A - 固相反応容器及びこれを用いた測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
測定に必要な試料液を極少量とすることができ、迅速に測定結果を得ることが可能な固相反応容器及びこれを用いた測定方法を提供する。
【解決手段】
天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、前記上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に収容される吸収部材と、前記吸収部材の前記上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備え、前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面を固相反応の反応場とする固相反応容器及びこれを用いた測定方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固相反応容器及びこれを用いた測定方法に関するものである。
従来から、抗原−抗体反応、糖(鎖)−レクチン反応、ビオチン−アビジン反応といった特異的結合反応を利用して、試料中に含まれる測定対象物を捕捉する手法が知られており、中でも測定の簡便さ等の観点から固相担体上で上記反応を完結させる方法が好まれて用いられている。
例えば、特許文献1には、多孔質マトリックスを固相とする分析法において、特定範囲の繊維径を有するガラス繊維で構成されたフィルターに被測定物質と特異的に反応する第一の物質を結合した多孔質マトリックスを固相とした固相生物学的特異反応測定方法について記載がなされている。
また、例えば、特許文献2には、繊維質多孔性フィルタを固相担体とし、従来の免疫学的測定法に要する時間よりも極めて短い時間にて、1ml当たりナノグラム量のレベルでの測定感度を得ることのできる免疫学的測定法に基づく生理活性を持つ試料物質の測定方法について記載がなされている。
上記先行技術文献とした挙げた従来技術においては、多孔質マトリックス(フィルタ)を直径約5mmの円形状に切り出し、開口部を有する容器の開口部側にセットし、さらに、オレフィン系の不織布、セルロース等からなる吸収層を順次積層し、必要に応じて底板を設けた反応容器が用いられている。
開口部を介した多孔質マトリックス上には、測定対象物と特異的に結合する第一の物質が固定され、当該多孔質マトリックス上部から、測定対象物を含む試料、検出可能なシグナル発生物質を結合した、測定対象物または該第一物質と特異的に反応する第二の物質、及び洗浄液を順次供給し、シグナル発生物質から発せられるシグナルを測定することで、多孔質マトリックス上に残った測定対象物の量を求めるものである。
特開平4−318462号公報 特開2010−44083号公報
しかしながら、従来の反応容器では開口部の直径が約5mmと比較的大きく、当該開口部を介して供給する試料液、洗浄液の量は少なくとも20μl〜100μlは必要であった。このように、開口部を介して供給される液の量が多いと、供給液が吸収層に完全に吸収されるまで次の操作に進むことができないため、多孔質マトリックス上に残った測定対象物の量を求めるまでに時間を要することになる。また、測定対象物を含む試料液の液量が多いと、これを提供する被験者の肉体的負担も大きいものとなる。
加えて、例えば、アレルギー疾患の原因物質であるアレルゲンを特定する場合、必然的に測定対象数(検体数)は多くなる。実際に、アレルギー疾患が疑われる被験者が診断を受ける医療機関では、被験者の肉体的負担、時間的負担等を考慮し、極少量の試料液を用いての迅速な診断材料の提供が求められる中、従来技術は満足のいくものではなかった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、測定に必要な試料液を極少量とすることができ、迅速に測定結果を得ることが可能な固相反応容器及びこれを用いた測定方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る固相反応容器は、天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、前記上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に圧潰した状態で収容される吸収部材と、前記吸収部材の前記上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備え、前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面を固相反応の反応場とすることを特徴としている。
また、本発明に係る固相反応容器を用いた測定方法は、天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、前記上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に圧潰した状態で収容される吸収部材と、前記吸収部材の前記上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備えた固相反応容器を用い、前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面上に測定対象物質を結合させる第1の結合ステップと、前記測定対象物質に対して特異的結合能を有しシグナル生成物質により標識された標識化物質を前記測定対象物質に結合させる第2の結合ステップと、前記シグナル生成物質により生じたシグナルを測定する測定ステップとを備えることを特徴としている。
本発明によれば、測定に必要な試料液を極少量とすることができ、迅速に測定結果を得ることが可能な固相反応容器及びこれを用いた測定方法を提供することができる。
本実施形態に係る固相反応容器の外観を説明する斜視図である。 固相反応容器の上面図(a)及び下面図(b)である。 固相反応容器を構成する各部材を説明するための断面図である。 固相反応容器の内部構成を説明するための断面図である。 固相搬送容器を縦方向に積層した状態を説明する断面図である。 固相反応容器にリガンド捕捉物質を固定化する工程を説明するフローチャートである。 リガンド捕捉物質を固定化した固相反応容器100を用いての具体的な測定法を説明するフローチャートである。 標準液(a)及びアレルゲンとしてスギ(b)を選択した場合の測定結果を示した図である。 固相反応容器の他の形態を説明する図である。 固相反応容器の他の形態を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の記述にのみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲おいて適宜変更可能である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは無論である。
本発明に係る固相反応容器は、天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、上蓋部材と下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に収容される吸収部材と、吸収部材の上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備え、開口部を介したフィルタ部材の露出面を固相反応の反応場とするものである。以下詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る固相反応容器100の外観を説明する斜視図である。図2は、固相反応容器100の上面図(a)及び下面図(b)である。固相反応容器100は、入れ子となるように、浅底の略円筒形状に形成された上蓋部材としての上蓋10と、上蓋10の口径よりも僅かに口径が小さくなるように形成された下蓋部材としての下蓋20とが嵌合することにより構成されている。そして、図2(a)に示すように、上蓋10の略中央部に設けられた円環部12内にはテーパ形状の開口部13が形成されており、当該開口部13を介して測定対象物を含む試料液や洗浄液等の液体を容器内部に導入することができる。また、図2(b)に示すように、下蓋20の底部21には通気部22が形成されており、開口部13を介して導入された液体の吸収部材への通液を容易にする。
図3は、固相反応容器100を構成する各部材を説明するための断面図であり、図4は、固相反応容器100の内部構成を説明するための断面図である。前述したように、上蓋10と下蓋20とが嵌合することにより固相反応容器外形が形成される。上蓋10の内周壁面15側には、下蓋20の外周壁面23側に形成された被係合部24と係合可能な係合部16が形成され、当該係合部16と被係合部24とが係合することにより、上蓋10と下蓋20とは嵌合する。下蓋20の外周壁面23は、底部21を形成する台座部25から上蓋10への嵌合方向に延在して形成されており、当該外周壁面23は、上蓋10との篏合時に上蓋10の内周壁面15と当接する。なお、上蓋10の外周壁面14と下蓋20の台座部25の外周壁面26とは嵌合時に同一壁面となるように配置され、嵌合後の固相反応容器100の形状は、図4で示すような浅底の円筒形状となる。
ここで、図3及び図4で示す固相反応容器100の寸法は、直径が15mm程度、高さが5mm程度、開口部13の口径13aは1.5mm以下が好適とされる。なお、固相反応容器100の実寸法はこれに限定されず、用途に応じて適宜変更可能である。
ところで、上蓋10及び下蓋20の製造に用いる材料としては、液体を透過させず、タンパク質等に対して非吸着性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリアミド、四フッ化エチレン、ポリプロピレン、不飽和ポリエステル、エポキシ等のプラスチック類を用いることができる。
そして、上蓋10と下蓋20とが嵌合することで形成される内部空間30には、吸収部材40が圧潰した状態で収容される。また、吸収部材40の上蓋10側端面には開口部13を介して一部分が露出面50aとして露出するようにフィルタ部材50が収容されており、当該露出面50aは固相反応の反応場として用いられる。
吸収部材40の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンテレブチレート等のポリエステル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、あるいはこれらを複合した複合繊維や、パルプ繊維、木綿繊維、麻繊維等の植物繊維、絹繊維、レーヨン繊維等の再生繊維といった繊維、織布、不織布、紙等を用いることができる。特に、パルプ繊維やレーヨン繊維といったセルロースを主成分とするもの、木材パルプに酢酸を作用させて製したアセテート(アセチルセルロース)といった多糖類からなる多孔質マトリックスであることが望ましい。
吸収部材40の寸法としては、上蓋10及び下蓋20から形成される内部空間30の体積よりも僅かに大きい体積を有するものであれば特に制限はなく、その形状も当該内部空間30に収容される際に圧潰した状態(上蓋10及び下蓋20の内周壁面に当接した状態)を維持することができれば、円筒形状でなくとも直方体形状であっても構わない。
フィルタ部材50の材料としては、液体の通液が可能であり、固相反応においてリガンド捕捉物質を固定化し、後に続く測定ステップまでが同一固相上で行えるものであれば、特に限定されないが、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルアクリレート、ポリ四フッ化エチレン等の均一なプラスチック粉末を焼結成形した多孔質有機フィルタや、ステンレス鋼、ニッケル、アルミニウム等の金属を成形した多孔質金属フィルタや、アルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素等を成形した多孔質無機フィルタや、ニトロセルロース、PVDF、酢酸セルロース類、ナイロン類等のメンブレンフィルタや、セルロース繊維、ガラス繊維等からなる濾紙類等を用いることができる。これらの材料の中でもガラス繊維フィルタを用いるのが好ましい。
フィルタ部材50の寸法としては、開口部13を介して露出面50aが露出することができる寸法であれば特に限定はされないが、圧潰した状態の吸収部材40から受ける圧接力を均等とするため、下蓋20の底部21面積と略同面積を有する円形状とすることが好ましい。
上記構成を備えた固相反応容器100は、直径が15mm程度、高さが5mm程度の浅底の円筒形状を成し、その開口部13の口径13aは1.5mm以下である。そして、内部空間30には、吸収部材40が圧潰した状態で収容され、当該吸収部材40の上蓋10側端面には開口部13を介して一部分が露出面50aとして露出するようにフィルタ部材50が収容されている。開口部13を介して固相反応容器100に供される試料液、洗浄液等の液量は最大でも10μl程度で済み、供した液体はフィルタ部材50を通過後、吸収部材40にて速やかに吸収されるため、固相反応の各ステップに係る処理を迅速に行うことができる。
さらに、図3に示すように、下蓋20の台座部25には、他の固相反応容器100の開口部13(円環部12)を収容可能な溝部27が形成されている。これにより、図5に示すように、複数の固相反応容器100を縦に積層した状態で、自動分注器や発光量測定器等のチャンバー内にセットすることができるため、多検体処理の高速化を図ることが可能である。また、固相反応容器100自体の寸法が直径15mm程度と非常に小さいため、自動分注器や発光量測定器等の装置寸法も小型化することができ、医療現場等の手狭なスペースにおいてもこれらの装置設置が可能となる。
次に、本実施形態に係る固相反応容器100を用いた測定方法について説明する。本測定法では、固相反応容器100を用い、開口部を介したフィルタ部材の露出面上に測定対象物質を結合させる第1の結合ステップと、測定対象物質に対して特異的結合能を有しシグナル生成物質により標識された標識化物質を測定対象物質に結合させる第2の結合ステップと、シグナル生成物質により生じたシグナルを測定する測定ステップとを備えるものである。
そして、第1の結合ステップは、開口部を介したフィルタ部材の露出面に対し、リガンドを捕捉するリガンド捕捉物質を固定化する固定化ステップと、測定対象物質と、当該測定対象物質に対して特異的結合能を有しリガンドが導入された第1の物質とを混合することにより複合体を形成する混合ステップと、リガンド捕捉物質を介したリガンドの捕捉により複合体を結合させるステップとを含み、第2の結合ステップは測定対象物質又は第1の物質に対して特異的結合能を有しシグナル生成物質により標識された標識化物質を結合させるステップを含むことが好ましい。
ここで、リガンドとしては、特に制限はないが、例えば、ペプチド類、ポリペプチド類、タンパク質類(酵素類、抗体類、抗原性タンパク質類、糖タンパク質類、リポタンパク質類、アビジン等)、ホルモン類、免疫系モジュレータ、ビタミン類、ステロイド類、炭水化物類(例えば、糖類)、糖脂質類、核酸類(一本鎖及び二本差オリゴヌクレオチドを含む)、ハプテン類、レクチン類、ビオチン等を挙げることができる。この中でもビオチンを用いるのが好ましい。
リガンド捕捉物質としては、第1の物質に導入されるリガンドを捕捉することができれば、如何なる物質でもよく、リガンドに応じて適宜選択可能である。リガンド−リガンド捕捉物質との組合せとしては、抗原−抗体、ハプテン−抗体、糖−レクチン、抗体−プロテインA/G、ビオチン−抗ビオチン抗体等を挙げることができる。そして、リガンドとしてビオチンを用いる場合、リガンド捕捉物質として抗ビオチン抗体やアビジン、ストレプトアビジン等を用いるのが好ましい。
そして、リガンド捕捉物質を固相反応容器100の露出面50aに固定化するには、一般的に用いられる物理的吸着又は化学的結合によって行うことができる。この場合、リガンド捕捉物質を直接露出面50aに固定させてもよいし、リガンド捕捉物質に特異的に結合する抗体等をスペーサ物質として露出面50aに固定化した後、当該スペーサ物質を介してリガンド捕捉物質を固定化する形態としてもよい。
シグナル生成物質としては、例えば、アルカリ性ホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、ウレアーゼ、クレアチンキナーゼ、ウリカーゼ、グルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ペルオキシダーゼ等を挙げることができる。この中でも、西洋ワサビペルオキシダーゼを用いるのが好ましい。そして、シグナル生成物質が西洋ワサビペルオキシダーゼ等のペルオキシダーゼである場合、生成されるシグナルは基質に依存して比色シグナル、化学ルミネセンスシグナルとして得ることができる。比色シグナルの生成に用いられる基質としては、例えば、テトラメチルベンジジン及びその誘導体、o−フェニレンジアミン、トリアリールメタン類、イミダゾールロイコ色素類等を用いることができる。また、化学ルミネセンスシグナルの生成には、例えば、アクリジニウム塩類、ジオキセタン類、ルシフェリン、ルシゲニン、塩化オキザリル等を挙げることができる。なお、シグナル生成物質としては、上記した、所謂、酵素抗体法に用いられる物質に限定されるものではなく、例えば、オートラジオグラフィーに用いられる放射性同位元素、金コロイド法に用いられる金コロイド、蛍光抗体法に用いられるFITC,RITC,CY,Alexe系の蛍光色素をシグナル生成物質として用いてもかまわない。
次に、本実施形態に係る測定法について、測定対象物質をアレルゲン特異的IgEとした例について具体的に説明する。アレルゲンとしては、特に限定されることはないが、例えば、ハウスダスト1(2)、ヤケヒョウヒダニ、スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、アスペルギルス、マラセチア(属)、ネコ(フケ)、イヌ(フケ)、ゴキブリ、ガ、ラテックス等の吸入系・その他のアレルゲン、牛乳、卵白、オポムコイド、米、コムギ(実)、ソバ、大豆、ピーナッツ、リンゴ、キウイ、ゴマ、牛肉、鶏肉、エビ、カニ、サバ、サケ、マグロ等の食物系アレルゲンといった、医療機関等でアレルゲン検査項目として受診可能なものであれば如何なるアレルゲンも選択可能である。
図6は、固相反応容器100(露出面50a)にリガンド捕捉物質としての抗ビオチン抗体(ヤギ)を固定化する工程を説明するフローチャートである。まず、ステップS200において、未感作の固相反応容器100の開口部13を介して、例えば、クエン酸緩衝液等の湿潤液10μlを供給する。
湿潤液10μlが吸収部材40に吸収された後、スペーサ物質として抗ヤギIgG抗体(ロバ)溶液5μlを供給し、当該抗ヤギIgG抗体をフィルタ部材50の露出面50aに固定化する(ステップS201)。
次に、リガンド捕捉物質としての抗ビオチン抗体(ヤギ)溶液5μlを供給し、抗ヤギIgG抗体を介して抗ビオチン抗体を固定化する(ステップS202)。
そして、例えば、ウシ血清アルブミン等を含むリン酸緩衝液等の保護液10μlを通液後(ステップS203)、1時間程度、風乾等により乾燥させることで、リガンド捕捉物質の固定化は完了する。
図6で説明したリガンド捕捉物質の固定化は、測定対象物の測定直前に行ってもよいし、予めリガンド捕捉物質を固定化したフィルタ部材50を切り抜き、固相反応装置100にセットする形態としてもよい。
図7は、リガンド捕捉物質として抗ビオチン抗体を固定化した固相反応容器100を用いての具体的な測定法を説明するフローチャートである。まず、被験者から採取したサンプル(検体)5μlと第1の物質としてのビオチン化抗ヒトIgE抗体又はビオチン化アレルゲン溶液5μlとを3分間、液相反応させ複合体を形成させる(ステップS300)。
次に、ステップS300にて調整した混合溶液から5μl分注し、固相反応容器100の開口部13を介して供給することで1分間固相反応を行う(ステップS301)。
ステップS302において、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)で標識化した標識化物質としての抗ヒトIgE抗体(マウス)溶液5μlを固相反応容器100の開口部13を介して供給することで1分間固相反応を行う。
そして、例えば、tween20等の界面活性剤を含む洗浄液5μlで3回洗浄後(ステップS303)、テトラメチルベンジジン(TMB)等の基質を加え、600〜660nmの吸光度を測定することにより、検体中に含まれるアレルゲン特異的IgEの量を測定する(ステップS304)。
このように、吸光度の測定に要する時間を例えば1分間とすると、本実施形態によれば、全ての測定動作が6分間程度で終了するため、迅速に測定結果を得ることができる。
図8は、本実施形態に係る測定方法において標準液及びアレルゲンとしてスギを選択した場合の測定結果を示した図である。図8(a)に示されるように、標準液の濃度変化(0IU/ml〜100IU/ml)に伴い、TMBの発色に差異が見受けられ、本測定法が有効な測定系であることが確認された。また、図8(b)のアレルゲンとしてスギを選択した場合の測定結果にも示されるように、検体に含まれるアレルゲン(スギ)特異的IgEの量に応じてTMBの発色に差異が見受けられ、本測定法が有効な測定系であることが確認された。
なお、被験者から採取したサンプル(検体)と第1の物質とを液相反応させ複合体を形成させる混合容器としては、例えば、図9に示すように、固相反応容器100に混合専用の混合容器101を併設したものを用いることも可能である。
また、図10に示すように、多検体の連続処理を実現するために、本実施形態に係る固相反応容器100'を複数連続してプレート102上に設け、マイクロタイタープレート形状の如く構成することも可能である。この場合、洗浄液を収容する洗浄液ウェル103、保護液を収容する保護液ウェル104等をプレート上に設けることも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、測定に必要な試料液を極少量とすることができ、迅速に測定結果を得ることが可能な固相反応容器及びこれを用いた測定方法を提供することができる。
なお、本実施形態の説明においては、測定対象物としてアレルゲン特異的IgEの例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、測定対象物として、ペプチド類、ポリペプチド類、タンパク質類(酵素類、IgE以外の抗体類、抗原性タンパク質類、糖タンパク質類、リポタンパク質類、アビジン等)、ホルモン類、免疫系モジュレータ、ビタミン類、ステロイド類、炭水化物類(例えば、糖類)、糖脂質類、核酸類(一本鎖及び二本差オリゴヌクレオチドを含む)とすることも可能である。
上記測定対象物をターゲットとすることにより、例えば、食道がん、肺がん、扁平尾上皮がん、小細胞がん、肝細胞がん、胆道がん、前立腺がん、神経芽細胞腫、甲状腺髄様がん、乳がん、胃がん、膵がん、大腸がん、子宮頚部がん、子宮体部がん、卵巣がんといった腫瘍マーカー、アメーバ赤痢、E型肝炎、インフルエンザ、ウエストナイル熱、HIV感染症・AIDS、A型肝炎、エキノコックス症、エボラ出血熱、エルシニア感染症、黄熱、オンコセルカ症、回帰熱、疥癬、カンピロバクター感染症、Q熱、狂犬病、牛海綿状脳症、蟯虫症、クリプトスポリジウム症、クリミア・コンゴ出血熱、結核、コクシジオイデス症、コレラ、細菌性赤痢、サイクロスポーラ症、サルモネラ感染症、SARS、ジアルジア症、C型肝炎、ジフテリア、住血吸虫症、住血線虫症、条虫症、腎症候性出血熱、水痘、髄膜炎菌性髄膜炎、性行為感染症、蠕中症、ダニ媒介性脳炎、炭疽、チクングニア熱、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、手足口病、デング熱、痘そう、トキソプラズマ症、鳥インフルエンザ、トリパノソーマ症、南米出血熱、日本脳炎、嚢虫症、ノロウイルス感染症、肺炎球菌感染症、破傷風、バルトネラ菌関連疾患、ハンタウィルス肺症候群、B型肝炎、ヒストプラスマ症、ヒトパピローマウイルス感染症、皮膚幼虫移行症、フィラリア症、風疹、ブルセラ症、糞線虫症、ペスト、ポリオ、マールブルグ病、麻疹、マラリア、ライム病、ラッサ熱、リーシュマニア症、リケッチア感染症、リフトバレー熱、類鼻疽、レジオネラ症、レプトスピラ症、ロタウイルス感染症といった感染症、心筋壊死・障害マーカー、心筋ストレスマーカー、プラーク不安定化マーカー、炎症マーカーといった心筋マーカー、又は自己免疫性溶血性貧血、水疱性類天疱瘡、グッドパスチャー症候群、グレーヴス病、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、重症筋無力症、天疱瘡、悪性貧血、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、1型糖尿病、血管炎といった自己免疫疾患等の簡易診断ツールとしての使用も可能である。
また、本発明に係る固相反応容器は測定の簡便さに加え、携帯性にも優れていることから、上記したヒトの疾病に対する診断ツールとしてのみならず、ヒツジ、ブタ、ヤギ、ウシ、ニワトリ、アヒル、七面鳥、ガチョウ、アイガモ、キジ、ウズラ等の食用家畜、イヌ、ネコ、ハムスター、モルモット、インコ、オウム、熱帯魚等の愛玩用家畜、ウマ、ラクダ、スイギュウ、ラバ、ロバ、ヤク、ポニー等の労働用家畜、又はその他野生動物が保有する各種病原体等の屋外での簡易検査にも適用可能である。
なお、本実施形態の説明においては、所謂サンドイッチ法について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、抗ヒトIgE抗体やアレルゲンを直接フィルタ部材に固定化させる直接吸着法に対しても適用可能であることはいうまでもない。
10 上蓋
11 天面部
12 円環部
13 開口部
13a 口径
14 外周壁面
15 内周壁面
16 係合部
20 下蓋
21 底部
22 通気口
23 外周壁面
24 被係合部
25 台座部
26 外周壁面
27 溝部
30 内部空間
40 吸収部材
50 フィルタ部材
50a 露出面
100、100' 固相反応容器
101 混合容器
102 プレート
103 洗浄液ウェル
104 保護液ウェル

Claims (17)

  1. 天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、
    前記上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、
    前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に収容される吸収部材と、
    前記吸収部材の前記上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備え、
    前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面を固相反応の反応場とすること
    を特徴とする固相反応容器。
  2. 前記吸収部材は圧潰した状態で前記内部空間に収容されること
    を特徴とする請求項1に記載の固相反応容器。
  3. 前記開口部の直径は1.5mm以下であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固相反応容器。
  4. 前記フィルタ部材はガラス繊維であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の固相反応容器。
  5. 前記下蓋部材の外周壁には前記上蓋部材の内周壁に形成された係合部と係合可能な被係合部が設けられ、当該係合部と当該被係合部とが係合することにより前記上蓋部材と前記下蓋部材とは嵌合すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の固相反応容器。
  6. 前記下蓋部材の外周壁は前記底部を形成する台座部から延在して形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の固相反応容器。
  7. 前記台座部は前記上蓋部材の前記開口部を収容可能な溝部を備えること
    を特徴とする請求項6に記載の固相反応容器。
  8. 前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合したときに前記上蓋部材の外周壁面と前記台座部の外周壁面とは同一壁面上に配置され、嵌合後の形状は円筒形状であること
    を特徴とする請求項6又は請求項7に記載の固相反応容器。
  9. 前記吸収部材は多糖類からなる多孔質マトリックスであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の固相反応容器。
  10. 前記多糖類はアセテートであること
    を特徴とする請求項9に記載の固相反応容器。
  11. 天面部分の略中央部にテーパ形状の開口部を有する上蓋部材と、
    前記上蓋部材と嵌合可能に形成され、底部に通気部を有する下蓋部材と、
    前記上蓋部材と前記下蓋部材とが嵌合することにより形成される内部空間に収容される吸収部材と、
    前記吸収部材の前記上蓋部材側端面に設けられたフィルタ部材とを備えた固相反応容器を用い、
    前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面上に測定対象物質を結合させる第1の結合ステップと、
    前記測定対象物質に対して特異的結合能を有しシグナル生成物質により標識された標識化物質を前記測定対象物質に結合させる第2の結合ステップと、
    前記シグナル生成物質により生じたシグナルを測定する測定ステップとを備えること
    を特徴とする測定方法。
  12. 前記第1の結合ステップは前記開口部を介した前記フィルタ部材の露出面に対し、リガンドを捕捉するリガンド捕捉物質を固定化する固定化ステップと、
    前記測定対象物質と、当該測定対象物質に対して特異的結合能を有し前記リガンドが導入された第1の物質とを混合することにより複合体を形成する混合ステップと、
    前記リガンド捕捉物質を介した前記リガンドの捕捉により前記複合体を結合させるステップとを含み、
    前記第2の結合ステップは前記測定対象物質又は前記第1の物質に対して特異的結合能を有しシグナル生成物質により標識された標識化物質を結合させるステップを含むこと
    を特徴とする請求項11に記載の測定方法。
  13. 前記リガンド−リガンド捕捉物質との組合せは、抗原−抗体、ハプテン−抗体、糖−レクチン、抗体−プロテインA/G、又はビオチン−抗ビオチン抗体の何れかであること
    を特徴とする請求項12に記載の測定方法。
  14. 前記第1の物質は前記リガンドとしてビオチンが導入されたアレルゲンであること
    を特徴とする請求項13に記載の測定方法。
  15. 前記第1の物質は前記リガンドとしてビオチンが導入された抗IgE抗体であること
    を特徴とする請求項13に記載の測定方法。
  16. 前記標識化物質は前記測定対象物質又は前記第1の物質に対する抗体であること
    を特徴とする請求項12乃至請求項15の何れか1項に記載の測定方法。
  17. 前記シグナル生成物質はペルオキシダーゼ活性を有すること
    を特徴とする請求項11乃至請求項16の何れか1項に記載の測定方法。
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