JP2016193659A - グリルシャッタ - Google Patents

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【課題】グリルシャッタにおいて、左側フラップと右側フラップとの形状が異なることによる組立作業の効率悪化及び製造コストの増加等が生じることを防止する。【解決手段】フレーム2と、フレーム2に対して回転可能に接続されると共に複数のフラップ5を備える車両用のグリルシャッタ1であって、上記フラップ5として、車幅方向の左側に配置される左側フラップ5Aと、車幅方向の右側に配置される右側フラップ5Bを備え、上記左側フラップ5Aと上記右側フラップ5Bとが同一形状とされている。【選択図】図2

Description

本発明は、グリルシャッタに関するものである。
近年は、車両の燃費性能等を向上させるために、車両の前面に設けられたバンパ開口に対してグリルシャッタを設ける場合がある(例えば特許文献1)。このようなグリルシャッタは、複数のフラップとこれらのフラップを回動させるためのアクチュエータを備えており、バンパ開口からエンジンルームに流れ込む外気の流量を調整する。
例えば、特許文献1に示すグリルシャッタでは、左右に分かれて複数のフラップが配置されており、左右のフラップの間に配置されたリンク部材によってフラップ同士が接続されている。このような特許文献1では、複数のフラップのうち1つがアクチュエータに接続され、このフラップを回動することでリンク部材を介して接続された他のフラップが同期して回動される。
特開2013−199178号公報
ところで、特許文献1のように左右のフラップの間にリンク部材が配置されるグリルシャッタでは、フラップのリンク部材側にリンク部材と接続するための部位が必要となる。例えば、リンク部材が軸部を有する場合には、フラップのリンク部材側にはリンク部材の軸部が挿入される軸孔を有する突出片が設けられる。
しかしながら、リンク部材と接続するための部位は、車幅方向の左側に配置されるフラップ(以下、左側フラップ)と右側に配置されるフラップ(以下、右側フラップ)、とで反対側に設ける必要がある。つまり、上述のような突出片を設ける場合には、左側フラップに対しては右端に突出片が設けられ、右側フラップに対しては左端に突出片が設けられることになる。このため、左側フラップと右側フラップとの形状が異なるものとなっている。
このように左側フラップと右側フラップとの形状が異なる場合には、フラップを取り付ける場合に、左側フラップか右側フラップかを確認する作業を行う必要が生じ、組立作業の効率が悪化する要因となる。また、左側フラップを成形する金型と右側フラップを成形する金型が各々必要となり、製造コストの増加を招くと共に、金型の交換作業が発生して製造効率の悪化を招く。さらに、フラップの寸法精度の確認を行うための治具であるゲージが、左側フラップと右側フラップとの各々に対して必要となり、製造コストの増加及び組立作業の効率悪化を招くことになる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、グリルシャッタにおいて、左側フラップと右側フラップとの形状が異なることによる組立作業の効率悪化及び製造コストの増加等が生じることを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、フレームと、フレームに対して回転可能に接続されると共に複数のフラップを備える車両用のグリルシャッタであって、上記フラップとして、車幅方向の左側に配置される左側フラップと、車幅方向の右側に配置される右側フラップを備え、上記左側フラップと上記右側フラップとが同一形状とされているという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記フラップが、フラップ本体と、上記フラップの両端の各々に配置されると共に上記フラップ本体の端部に接続される端部片とを有し、上記端部片が、上記フラップ本体を回動可能に軸支する軸部が挿入される軸孔を有しているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記左側フラップと上記右側フラップとの間に配置されると共に、側方に突出する軸部を複数有するリンク部材を備え、上記フラップの両端の各々に配置される上記端部片の各々が、上記リンク部材の軸部が挿入可能なリンク部材用軸孔を有し、上記リンク部材の軸部が、上記フラップの両端の各々に配置される上記端部片のうちの一方のリンク部材用軸孔に挿入されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記リンク部材の軸部が挿入されていないリンク部材用軸孔の位置を検出するセンサを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、左側フラップと右側フラップとが同一形状とされている。このため、フラップを取り付ける場合に、左側フラップか右側フラップかを確認する作業を行う必要がなくなる。また、1つの金型によって左側フラップと右側フラップとを成形することができる。さらに、1つのゲージによって左側フラップと右側フラップとの寸法精度を確認することができる。したがって、本発明によれば、グリルシャッタにおいて、左側フラップと右側フラップとの形状が異なることによる組立作業の効率悪化及び製造コストの増加等が生じることを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態のグリルシャッタが設置される車両の正面図である。 本発明の一実施形態のグリルシャッタを模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態のグリルシャッタのフラップを含む部分分解斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態のグリルシャッタが備えるフラップとリンク部材との斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るグリルシャッタの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のグリルシャッタ1が設置される車両100の正面図である。この図に示すように、車両100の前面には、エンジンルーム内に外気を取り込むためのバンパ開口101が設けられている。本実施形態のグリルシャッタ1は、このようなバンパ開口101の内側に設けられている。
図2は、本実施形態のグリルシャッタ1を模式的に示す正面図である。また、図3は、フラップ5を含むグリルシャッタ1の部分分解斜視図である。また、図4は、図2のA−A線断面図である。なお、図3においては、後述するフレーム2の右側壁2a2を省略して図示している。図2に示すように、本実施形態のグリルシャッタ1は、フレーム2と、着脱ブロック3と、締結ネジ4と、フラップ5と、リンク部材6と、アクチュエータ7と、センサ8とを備えている。
フレーム2は、外縁部2aと、支柱2bと、当接部2cと、ストッパ2dとを備えており、着脱ブロック3と、締結ネジ4と、フラップ5と、リンク部材6と、アクチュエータ7と、センサ8とを直接あるいは間接的に支持する。このようなフレーム2は、外縁部2aと、支柱2bと、当接部2cと、ストッパ2dとが一体化されて構成されており、例えば樹脂を射出成形によって形成されている。外縁部2aは、バンパ開口101の縁に沿って設けられる環状の部位である。この外縁部2aは、図2に示すように、車両100の前方側から見て、左側に配置される左側壁2a1と、右側に配置される右側壁2a2と、上側に配置される上壁2a3と、下側に配置される下壁2a4とを有する略矩形状とされている。このうち、右側壁2a2には、アクチュエータ7の後述する駆動軸7aが右側壁2a2を通過するための溝2a5が形成されている。
また、フレーム2の上壁2a3には、着脱ブロック3の後述する上部嵌合突起3eが嵌合される嵌合溝2a6が形成されている。この嵌合溝2a6の車幅方向の内壁面が、嵌合溝2a6に嵌合された上部嵌合突起3eの両側面に当接することによって、着脱ブロック3の車幅方向への移動が規制される。また、フレーム2の下壁2a4には、着脱ブロック3の後述する下部嵌合突起3fが嵌合される嵌合溝2a7が形成されている。この嵌合溝2a7の車幅方向の内壁面が、嵌合溝2a7に嵌合された下部嵌合突起3fの両側面に当接することによって、着脱ブロック3の車幅方向への移動が規制される。
これらのフレーム2の上壁2a3及び下壁2a4は、着脱ブロック3に上方及び下方から対向する部位である。つまり、本実施形態においては、対向部に相当する上壁2a3及び下壁2a4に対して、嵌合溝2a6及び嵌合溝2a7が形成されている。
支柱2bは、フレーム2の車幅方向の中央部に配置されており、外縁部2aの上壁2a3と下壁2a4とを接続するよう上下方向に延在して設けられている。この支柱2bは、外縁部2aで囲まれた領域を左領域R1と、右領域R2とに分割している。このような支柱2bの側面(車幅方向を向く面)には、フラップ5の後述する軸孔5cに挿入される断面円形の軸部2b1が設けられている。なお、本実施形態においては、左領域R1と右領域R2との各々に上下に配列される2つのフラップ5が配置される。つまり、複数のフラップ5が配置されている。このため、支柱2bの左側の側面と右側の側面との各々には、上下に配列される2つの軸部2b1が形成されている。また、以下の説明では、左領域R1に配置されるフラップ5を左側フラップ5Aと称し、右領域R2に配置されるフラップ5を右側フラップ5Bと称する。
当接部2cは、着脱ブロック3の背面に当接され、フレーム2の左右両端部に設けられる板状の部位である。この当接部2cは、表裏面を車両100の前後方向に向けて配置されており、左領域R1と右領域R2との各々に1つずつ設けられている。左領域R1に設けられる当接部2cは、左側壁2a1寄りに配置されており、左側の縁部が左側壁2a1の奥側の縁部と一体化されている。右領域R2に設けられる当接部2cは、右側壁2a2寄りに配置されており、右側の縁部が右側壁2a2の奥側の縁部と一体化されている。
図3に示すように、当接部2cは、ネジ挿通孔2c1と、上下方向規制孔2c2が設けられている。ネジ挿通孔2c1は、車両100の前後方向に当接部2cを貫通する貫通孔であり、フレーム2と着脱ブロック3とを締結するための締結ネジ4が挿通される。このネジ挿通孔2c1は、各々の当接部2cに対して、上下方向に配列されて2つ形成されている。上下方向規制孔2c2は、上下方向の幅が奥側(車両100の後方側)に向かうに連れて窄まる形状とされた貫通孔であり、ネジ挿通孔2c1の上方に形成されている。この上下方向規制孔2c2は、着脱ブロック3の後述する上下方向規制突起3dが挿入され、上下方向規制突起3dの上下面に内壁面が当接することによって着脱ブロック3の上下方向の移動を規制する。
なお、図3に示す当接部2cは、フレーム2の右領域R2に設けられたものである。フレーム2の左領域R1にも上述のように当接部2cが設けられるが、この当接部2cは、図3に示す当接部2cと左右対称である以外は同一の形状であることから、ここでの説明は省略する。
着脱ブロック3は、フレーム2の左領域R1と右領域R2との各々に、当接部2cに背面3a(図4参照)が当接するように配置されるブロック状の部品である。着脱ブロック3は、図3に示すように、車幅方向に突出する軸部3bを有している。この軸部3bは、フラップ5の後述する軸孔5cに挿入されて軸支される。なお、本実施形態においては、右領域R2の上側に配置されるフラップ5は、アクチュエータ7に直接接続される駆動フラップとされている。このため、右領域R2の上側に配置されるフラップ5の軸孔5cに、アクチュエータ7の駆動軸7aが挿入可能となるように、右領域R2に配置される着脱ブロック3には軸部3bに換えて貫通孔3gが形成されている。
また、着脱ブロック3は、ネジ孔3cと、上下方向規制突起3dと、上部嵌合突起3eと、下部嵌合突起3fとを備えている。ネジ孔3cは、着脱ブロック3の背面3aに対して、上下方向に配列されて2つ形成されている。これらのネジ孔3cは、フレーム2の当接部2cに着脱ブロック3が当接している場合に、当接部2cのネジ挿通孔2c1に連通する位置に形成されている。このようなネジ孔3cには、締結ネジ4の先端部が螺合される。上下方向規制突起3dは、着脱ブロック3の背面3aに設けられ、ネジ孔3cの上方に配置されている。この上下方向規制突起3dは、先端に向けて上下方向の幅が狭まる突起であり、フレーム2の当接部2cに着脱ブロック3が当接している場合に、当接部2cの上下方向規制孔2c2に挿入される。
上部嵌合突起3eは、上方に向けて突出する突起であり、フレーム2の当接部2cに着脱ブロック3が当接している場合に、フレーム2の上壁2a3に形成された嵌合溝2a6に嵌合される。この上部嵌合突起3eは、車幅方向の幅が嵌合溝2a6と略同一に設定されており、嵌合溝2a6に嵌合されたときに、両側面が嵌合溝2a6の内壁面に当接される。下部嵌合突起3fは、下方に向けて突出する突起であり、フレーム2の当接部2cに着脱ブロック3が当接している場合に、フレーム2の下壁2a4に形成された嵌合溝2a7に嵌合される。この下部嵌合突起3fは、車幅方向の幅が嵌合溝2a7と略同一に設定されており、嵌合溝2a7に嵌合されたときに、両側面が嵌合溝2a7の内壁面に当接される。
なお、図3及び図4に示す着脱ブロック3は、フレーム2の右領域R2に設けられたものである。フレーム2の左領域R1にも上述のように着脱ブロック3が設けられるが、この着脱ブロック3は、図3及び図4に示す着脱ブロック3と左右対称でありかつ貫通孔3gに換えて軸部3bが設けられている以外は同一の形状であることから、ここでの説明は省略する。
締結ネジ4は、着脱ブロック3とフレーム2の当接部2cとを締結する部品である。この締結ネジ4は、車両100の前後方向の後側から当接部2cのネジ挿通孔2c1を貫通して着脱ブロック3のネジ孔3cに螺合される。この締結ネジ4によって締結されることによって、着脱ブロック3は、背面3aがフレーム2の当接部2cに当接された状態で、フレーム2に対して固定される。この結果、締結ネジ4によって着脱ブロック3の車両100の前後方向への移動が規制される。
また、このような締結ネジ4を取り外すことによって、着脱ブロック3を車両100の前側に離間させることができる。つまり、本実施形態においては、着脱ブロック3が車両100の前後方向を着脱方向として、フレーム2の当接部2cに対して着脱可能とされている。
フラップ5は、板状のフラップ本体5aと、両端に設けられると共にフラップ本体5aから車幅方向に突出する端部片5bとを備えている。図5は、右側フラップ5Bとリンク部材6とを図2の左側から見た斜視図である。この図に示すように、右側フラップ5Bの両端部(図2及び図3に示す支柱2b側の端部)には、車両100の後方に向けて突出する端部片5bが形成されている。この端部片5bは、フラップ本体5aの端部に接続されており、フレーム2の軸部2b1あるいは着脱ブロック3の軸部3bが挿入可能な軸孔5cと、リンク部材6の後述する軸部6aが挿入可能な軸孔5d(リンク部材用軸孔)とを有している。また、図示していないが、左側フラップ5Aの両端部にも、車両100の後方に向けて突出する端部片5bが形成されている。また、左側フラップ5Aの端部片5bも、フラップ本体5aの端部に接続されており、フレーム2の軸部2b1あるいは着脱ブロック3の軸部3bが挿入可能な軸孔5cと、リンク部材6の後述する軸部6aが挿入可能な軸孔5dとを有している。つまり、本実施形態においては、左側フラップ5Aと右側フラップ5Bとが同一形状とされている。
左領域R1に配置される左側フラップ5Aの左側の軸孔5cには、着脱ブロック3の軸部3bが回転可能に挿入されている。また、この左側フラップ5Aの右側の軸孔5cには、フレーム2の軸部2b1が回転可能に挿入され、軸孔5dにはリンク部材6の軸部6aが回転可能に挿入されている。
右領域R2の上側に配置される右側フラップ5B(駆動フラップ)の右側の軸孔5cには、アクチュエータ7の駆動軸7aが挿入され、接着剤等によって駆動軸7aと右側フラップ5Bとが固着されている。また、この右側フラップ5B(駆動フラップ)の左側の軸孔5cには、フレーム2の軸部2b1が回転可能に挿入され、軸孔5dにはリンク部材6の軸部6aが回転可能に挿入されている。
右領域R2の下側に配置される右側フラップ5Bの右側の軸孔5cには、着脱ブロック3の軸部3bが回転可能に挿入されている。また、この右側フラップ5Bの左側の軸孔5cには、フレーム2の軸部2b1が回転可能に挿入され、軸孔5dにはリンク部材6の軸部6aが回転可能に挿入されている。
リンク部材6は、図3及び図5に示すように、鉛直方向から見て略U字状に形状設定された部材であり、フレーム2と同様に樹脂材料によって形成されている。このリンク部材6は、U字形状の両端部の各々から側方に突出する軸部6aを有している。これらの軸部6aは、フラップ5の軸孔5dに挿入される。このようなリンク部材6は、駆動フラップ(右領域R2の上側に配置されるフラップ5)と他のフラップ5とを連結しており、駆動フラップの動きを他のフラップ5に伝達する。これによって、全てのフラップ5が同期して回転駆動される。
アクチュエータ7は、動力を生成するモータやソレノイドと、発生した動力を出力する駆動軸7aとを備えている。このアクチュエータ7の駆動軸7aは、本体に対して着脱可能とされている。先端が駆動フラップの軸孔5dに挿入され、駆動フラップに固着されている。
センサ8は、右領域R2の当接部2cの背面に対して固定されている。このセンサ8は、右領域R2に下側に配置される右側フラップ5Bの右端の端部片5bと対向する位置に配置されている。このセンサ8は、対向される端部片5bに形成された軸孔5dの位置情報を取得して検出結果として出力するものであり、例えば撮像素子やレーザセンサからなる。このセンサ8から出力される検出結果は、例えばエンジンコントロールユニットに入力される。例えば、エンジンコントロールユニットは、入力された検出結果に基づいてフラップ5の姿勢を判定する。このように、本実施形態のグリルシャッタ1は、リンク部材6の軸部6aが挿入されていない軸孔5dの位置を検出するセンサ8を備えている。
このように構成された本実施形態のグリルシャッタ1を組み立てる場合には、まず支柱2bの軸部2b1がフラップ5の軸孔5cに挿入されるように、斜め手前側からフラップ5をフレーム2に囲まれた領域に差し込む。なお、軸孔5cは、軸部2b1が挿入されることから、当然に軸部2b1よりも僅かに大径とされている。このため、フラップ5を斜め手前から差し込むことができる。なお、支柱2bの軸部2b1が軸孔5cに容易に差し込めるよう、軸部2b1及び軸孔5cを樽状の形状としても良い。
続いて、着脱ブロック3の軸部3b(あるいは着脱ブロック3の貫通孔3gに挿通された駆動軸7a)にフラップ5の軸孔5cが挿入されるように着脱ブロック3を取り付ける。その後、着脱ブロック3の背面3aがフレーム2の当接部2cに当接するように着脱ブロック3をフレーム2に対して装着する。このとき、着脱ブロック3の上部嵌合突起3eがフレーム2の上壁2a3に形成された嵌合溝2a6に嵌合され、下部嵌合突起3fがフレーム2の下壁2a4に形成された嵌合溝2a7に嵌合され、上下方向規制突起3dが当接部2cに形成された上下方向規制孔2c2に挿入され、これによって着脱ブロック3がフレーム2に対して位置決めされる。さらに、締結ネジ4によって着脱ブロック3とフレーム2とを締結する。さらに、アクチュエータ7の本体を接続し、リンク部材6を撓ませて取り付けることによって、本実施形態のグリルシャッタ1の組立てが完了する。
このような構成の本実施形態のグリルシャッタ1では、不図示のエンジンコントロールユニットによってアクチュエータ7が制御され、アクチュエータ7で生成された動力がフラップ5に伝達されることによってフラップ5が開閉される。これによって、エンジンルームへの外気の供給状態が変更される。
以上のような本実施形態のグリルシャッタ1によれば、左側フラップ5Aと右側フラップ5Bとが同一形状とされている。このため、フラップ5を取り付ける場合に、左側フラップ5Aか右側フラップ5Bかを確認する作業を行う必要がなくなる。また、1つの金型によって左側フラップ5Aと右側フラップ5Bとを成形することができる。さらに、1つのゲージによって左側フラップ5Aと右側フラップ5Bとの寸法精度を確認することができる。したがって、本実施形態のグリルシャッタ1によれば、左側フラップと右側フラップとの形状が異なることによる組立作業の効率悪化及び製造コストの増加等が生じることを防止することが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、フラップ5が、フラップ本体5aと、フラップ5の両端の各々に配置されると共にフラップ本体5aの端部に接続される端部片5bとを有し、端部片5bが、フラップ本体5aを回動可能に軸支する軸部3bあるいは軸部2b1が挿入される軸孔5cを有している。このため、フラップ5の右端及び左端のいずれにも軸部2b1が挿入される軸孔5cが挿入することができる。したがって、簡易な形状にて、左側フラップ5Aと右側フラップ5Bとを同一形状とする構成を採用することが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、フラップ5の両端の各々に配置される端部片5bの各々が、リンク部材6の軸部6aが挿入可能な軸孔5dを有している。このため、フラップ5に対してリンク部材6を接続することが可能となり、容易に全てのフラップ5を同期して駆動する構成を採用することが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、本実施形態のグリルシャッタ1は、リンク部材6の軸部6aが挿入されていない軸孔5dの位置を検出するセンサ8を備えている。このため、組立後のグリルシャッタ1において使用されていない軸孔5dをセンサ8の検出対象として有効利用することができる。このセンサ8の検出対象とされる軸孔5dには、センサ8による検出が容易となるように反射材等を設置しても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、左領域R1と右領域R2との各々に上下に2つ配列されるフラップ5を設けた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば左領域R1と右領域R2との各々に1つのみのフラップが設置されるグリルシャッタや、左領域R1と右領域R2との各々に3つ以上のフラップが配列されるグリルシャッタに適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、着脱ブロック3がフレーム2に対して着脱可能とされ、フラップ5の他端が着脱ブロック3を介してフレーム2に接続された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、着脱ブロック3を設けずにフラップ5をフレーム2に直接接続する構造を採用することもできる。このような場合には、例えばフラップ5を撓ませてフレームに対して取り付ける。
また、上記実施形態においては、センサ8を設置する構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、センサ8を設置しない構成を採用することも可能である。
1……グリルシャッタ、2……フレーム、2a……外縁部、2a1……左側壁、2a2……右側壁、2a3……上壁、2a4……下壁、2a5……溝、2a6……嵌合溝、2a7……嵌合溝、2b……支柱、2b1……軸部、2c……当接部、2c1……ネジ挿通孔、2c2……上下方向規制孔、2d……ストッパ、3……着脱ブロック、3a……背面、3b……軸部、3c……ネジ孔、3d……上下方向規制突起、3e……上部嵌合突起、3f……下部嵌合突起、3g……貫通孔、4……締結ネジ、5……フラップ、5A……左側フラップ、5B……右側フラップ、5a……フラップ本体、5b……端部片、5c……軸孔、5d……軸孔(リンク部材用軸孔)、6……リンク部材、6a……軸部、7……アクチュエータ、8……センサ、100……車両

Claims (4)

  1. フレームと、フレームに対して回転可能に接続されると共に複数のフラップを備える車両用のグリルシャッタであって、
    前記フラップとして、車幅方向の左側に配置される左側フラップと、車幅方向の右側に配置される右側フラップを備え、
    前記左側フラップと前記右側フラップとが同一形状とされている
    ことを特徴とするグリルシャッタ。
  2. 前記フラップは、
    フラップ本体と、
    前記フラップの両端の各々に配置されると共に前記フラップ本体の端部に接続される端部片とを有し、
    前記端部片は、前記フラップ本体を回動可能に軸支する軸部が挿入される軸孔を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のグリルシャッタ。
  3. 前記左側フラップと前記右側フラップとの間に配置されると共に、側方に突出する軸部を複数有するリンク部材を備え、
    前記フラップの両端の各々に配置される前記端部片の各々が、前記リンク部材の軸部が挿入可能なリンク部材用軸孔を有し、
    前記リンク部材の軸部が、前記フラップの両端の各々に配置される前記端部片のうちの一方のリンク部材用軸孔に挿入されている
    ことを特徴とする請求項2記載のグリルシャッタ。
  4. 前記リンク部材の軸部が挿入されていないリンク部材用軸孔の位置を検出するセンサを備えることを特徴とする請求項3記載のグリルシャッタ。
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