JP2000142126A - 自動車 - Google Patents

自動車

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JP2000142126A
JP2000142126A JP10322263A JP32226398A JP2000142126A JP 2000142126 A JP2000142126 A JP 2000142126A JP 10322263 A JP10322263 A JP 10322263A JP 32226398 A JP32226398 A JP 32226398A JP 2000142126 A JP2000142126 A JP 2000142126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
opening
grill
wing
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP10322263A
Other languages
English (en)
Inventor
Reiji Aisu
礼司 相須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、グリルの開口面積を可変に
してエンジン搭載部に取り入れる外気を抑制し、エンジ
ンを効果的に温めることができる自動車を提供するもの
である。 【解決手段】 フロントにエンジン30を搭載した自動
車10において、車体前端部に位置するグリル11の開
口部111に該開口部111の開口面積を可変にできる
駆動可能な複数の翼状リブ12が設けられ、一方、エン
ジン温を検知できる温度センサー40が設けられてお
り、上記温度センサー40で感知したデータに応じて上
記翼状リブ12を駆動させる制御機構が設けられている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前端部に設け
られた空気取り入れ口のグリルの開口面積を可変にでき
る自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体前端部には外気を取
り入れることができる開口部としてのグリルが設けられ
ている。グリルは格子状の開口枠に翼状をしたリブが嵌
め込まれている。外気は前記リブの間の開口部を通過し
てエンジン搭載部内に流入している。前記グリルの形状
は、意匠的には多種であるが、開口部に嵌め込まれたリ
ブは、グリル枠に固定して取り付けられている。その為
に、夏季は暖かな外気が、冬季には冷たい外気が常に一
定量流入することになる。
【0003】前記グリルとエンジンとの間にはエンジン
を水冷するラジエターが設けられている。エンジン内を
循環した水は、前記ラジエターで冷却されている。ラジ
エターは、エンジン内部で温められた循環水を放熱でき
る様な構造になっている。ラジエターからの放熱は、車
体前端部に取り付けられたグリルの開口部から流入する
外気によって吸収される様になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにエンジン
搭載部内の前面に設けられているグリルの開口部の翼状
リブが固定式であるので、季節、外気温に関係なく常に
一定の外気風量がとり入れられている。そのため、冬場
の冷えた外気風量を抑制できず、エンジン温を冷しすぎ
ると言った問題があった。又、冬場はエンジンが冷えき
っており、エンジンをかけてから安定走行までに時間が
かかると言った問題があった。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、グリルの開口面
積を可変にしてエンジン搭載部に取り入れる外気を抑制
し、エンジンを効果的に温めることができる自動車を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
自動車においては、フロントにエンジンを搭載した自動
車において、車体前端部に位置するグリルの開口部に該
開口部の開口面積を可変にできる駆動可能な複数の翼状
リブが設けられ、一方、エンジンの温度を検知できる温
度センサーが設けられており、上記温度センサーで感知
したデータに応じて上記翼状リブを駆動させる制御機構
が設けられているものである。
【0007】
【作用】本発明は、フロントにエンジンを搭載した自動
車において、車体前端部に位置するグリルの開口部に該
開口部の開口面積を可変にできる駆動可能な複数の翼状
リブが設けられ、一方、エンジンの温度を検知できる複
数の温度センサーが設けられており、上記温度センサー
で感知したデータに応じて上記翼状リブを駆動させる制
御機構が設けられているので、冬季の車の走行において
も、流入する外気を抑制して始動時からエンジン温を外
気温に関係なく速やかに上昇させ安定させることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の車のエンジン搭
載部を示した断面図、図2は、本発明の車のエンジン搭
載部を示した斜視図、図3(イ)は、グリルを示した説
明図、図3(ロ)は、グリル枠を示した平面図、図3
(ハ)は、翼状リブの斜視図、図4(イ)は従来のエン
ジン温度上昇曲線を示したグラフ、図4(ロ)は本発明
のエンジン温度上昇曲線を示したグラフである。
【0009】本発明のフロントにエンジン30を搭載し
た自動車10は、車体前端部に位置するグリル11の開
口部111に駆動可能な複数の翼状リブ12が設けられ
ている。そして、エンジン30内及びエンジン搭載部1
5内には、温度センサー40、40、40が設けられて
いる。上記グリル11に嵌め込まれた翼状リブ12は、
上記温度センサー40で感知したデータに応じて可動す
る様に駆動モーター(図示せず)に連結されている。そ
して、駆動モーターはコンピューターを組み込んだ制御
機構で制御されている。
【0010】図1に示した様に、車10の前面にエンジ
ン搭載部15が設けられ、エンジン搭載部10の前面に
外気を取り入れるグリル11が取り付けられている。グ
リル11とエンジン30の間には、エンジン30内の循
環水を冷却するラジエーター20が設けられている。ラ
ジエーター20内の循環水は、グリル11から取り入れ
る外気によって冷却されている。エンジン30内及びエ
ンジン搭載部15には、エンジン内及びエンジン搭載部
15内の温度を検知できる温度センサー40が複数取り
付けられている。温度センサー40は、別途設けられた
制御機構に検知温度を電気信号に変えて伝達される様に
なされている。
【0011】図3(イ)に示した様に、グリル11は、
格子状に設けられたグリル枠110で囲まれた開口部1
11に翼状リブ12を嵌め込んで組み立てられている。
図3(ロ)に示した様に、グリル枠110は、格子状に
組み立てられている。グリル枠110で囲まれた内部に
は、開口部111が開口されている。図3(ハ)に示し
た様に、翼状リブ12には、羽根122に面に管部12
1が取り付けられ、管部121の中に可動軸123が摺
動できるように挿入されている。
【0012】翼状リブ12は、グリル11の開口部11
1を遮蔽できる様に、グリル枠110に嵌め込まれてい
る。即ち、翼状リブ12は、水平な可動軸123をグリ
ル枠110に固定して、羽根122が回転して開口部1
11を遮蔽できる様になされている。又、翼状リブ12
は、上下以外に可動軸を垂直に用いて左右方向に可動す
ることもできる。このようにして、流入する外気の風の
向きを変えることができる。
【0013】又、可動軸123は、可動軸123端部を
駆動モーター(図示せず)に連結されている。駆動モー
ターは、グリル枠110側面に取り付けられて、可動軸
123を可動できるようになされている。エンジン搭載
部15の空気取り入れは、グリル11の開口部111か
ら外気は取り入れられている。グリル11の開口部11
1には、翼状リブ12が嵌め込まれ、翼状リブ12が、
外気流入路の開口部111の開口面積を可変にすること
ができる。
【0014】グリル11の翼状リブ12の回転を制御す
る制御機構は、温度センサー40、コンピユーター、翼
状リブ12を駆動する駆動モーター、グリル11の翼状
リブ12から構成されている。
【0015】温度センサー40は、エンジン30内及び
エンジン搭載部15に取り付けられ、エンジン搭載部1
5内の温度を検知して電気信号を制御機構に伝達するよ
うになされている。制御機構には、コンピューターが組
み込まれて、グリル11の翼状リブ12に連結されてい
る駆動モーターの回転を制御できる様になされている。
【0016】図4(イ)(ロ)は、車の始動時から安定
走行時迄のエンジン温度の上昇曲線を示している。図4
(イ)は、従来の翼状リブが固定式のものの場合であ
る。冬季の場合にエンジンの温度の上昇が夏季に比べて
遅くなっている。冬季の冷気が過多に流入していること
を示している。図4(ロ)は、本発明の翼状リブを使用
した場合を示している。冬季に翼状リブを絞りグリル1
1の開口部111の開口面積を抑制してエンジンの温度
を急速に上昇させて夏季の上昇カーブに近づけている。
【0017】上記のように、本発明の自動車において
は、車体前端部に位置するグリルの開口部に駆動可能な
複数の翼状リブが設けられており、エンジン搭載部内に
複数の温度センサーが設けられており、上記温度センサ
ーで感知したデーターに応じて上記翼状リブを駆動させ
る制御機構が設けられているので、始動時から走行安定
時のエンジン温を外気温に関係なく安定的に維持するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の自動車は、上記構成を有してい
るためフロントにエンジンを搭載した自動車において、
車体前端部に位置するグリルの開口部に該開口部の開口
面積を可変にできる駆動可能な複数の翼状リブが設けら
れ、一方、エンジンの温度を検知できる複数の温度セン
サーが設けられており、上記温度センサーで感知したデ
ーターに応じて上記翼状リブを駆動させる制御機構が設
けられているので、冬季の車の走行においても、流入す
る外気を抑制して始動時からエンジン温を外気温に関係
なく速やかに上昇させ安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車のエンジン搭載部を示した断面図で
ある。
【図2】本発明の車のエンジン搭載部を示した斜視図で
ある。
【図3】図3(イ)は、グリルを示した説明図、図3
(ロ)は、グリル枠を示した平面図、図3(ハ)は、翼
状リブの斜視図である。
【図4】図4(イ)は、従来のエンジン温度上昇曲線を
示したグラフ、図4(ロ)は本発明のエンジン温度上昇
曲線を示したグラフである。
【符号の説明】
10 車 11 グリル 110 グリル枠 111 開口部 12 翼状リブ 121 管部 122 羽根 123 可動軸 15 エンジン搭載部 20 ラジエター 30 エンジン 40 温度センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントにエンジンを搭載した自動車に
    おいて、車体前端部に位置するグリルの開口部に該開口
    部の開口面積を可変にできる駆動可能な複数の翼状リブ
    が設けられ、一方、エンジンの温度を検知できる温度セ
    ンサーが設けられており、上記温度センサーで感知した
    データーに応じて上記翼状リブを駆動させる制御機構が
    設けられていることを特徴とする自動車。
JP10322263A 1998-11-12 1998-11-12 自動車 Pending JP2000142126A (ja)

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Cited By (5)

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