JP6103576B2 - 軸部品の保持構造及び車両用灯具 - Google Patents

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本発明は、軸部品の保持構造、及び当該軸部品の保持構造を有する車両用灯具に関する。
従来、軸部品を軸方向へ移動可能に保持する軸部品の保持構造として、軸部品を挿通させた2つの軸保持部品を互いに固定させて当該軸部品を保持するものが知られている。例えば、車両に搭載される車両用灯具においては、その光軸方向を調整するための光軸調整機構に、このような軸部品の保持構造が適用されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、車両用灯具の光軸調整機構では、図7に示すように、軸部品80がハウジング81とホルダ82とによって軸方向Yへ移動可能に保持されており、軸部品80を軸方向Yへ移動させて例えばリフレクタ(図示せず)の向きを変更させるなどすることで、光軸方向を調整できるように構成されている。
このような光軸調整機構では、ハウジング81及びホルダ82が、それぞれの挿通孔81a,82aに軸部品80を挿通させて当該軸部品80の一端部及び中央部を支持した状態で、2本の締結ボルト83,83によって軸部品80の両側方2箇所で互いに締結固定されている。また、ホルダ82の挿通孔82aは、ハウジング81から離れる方向(図7では上方)に向かって穴径が小さくなるように形成されており、よりハウジング81の挿通孔81aから遠い位置で軸部品80を支持するようになっている。
特開平6−150703号公報
しかしながら、上述のような軸部品80の保持構造では、図8に示すように、組立作業者がホルダ82を誤って軸方向Yに反転させた状態でハウジング81に固定してしまう恐れがある。このような組立ミスへの対策として、反転状態のホルダ82を軸部品80及びハウジング81に組み付けたときに締結ボルト83,83の座面が浮くような構造を採ることも考えられるが、締結ボルト83,83は長さが足りさえすれば座面が浮いた状態でも締結できてしまうため、この対策を採った場合でも、組立作業者が締結ボルト83,83の座面異常に気付かずに、ホルダ82を反転状態のまま締結固定してしまう可能性がある。
ホルダ82を反転状態で組み立ててしまうと、軸部品80を支持する挿通孔82aが反転して、当該挿通孔82aの小径側がよりハウジング81の挿通孔81aに近い位置に移動してしまう。その結果、軸部品80の支持状態がより不安定になって当該軸部品80の他端側(図8の上側)の振れ幅が増大してしまうため、光軸調整を適正に実施できなくなる恐れがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、軸保持部品を軸方向に反転させた状態で組み立ててしまう組立ミスを防止することができる軸部品の保持構造、及び当該軸部品の保持構造を有する車両用灯具の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
軸部品を挿通させた2つの軸保持部品を前記軸部品の軸方向に沿って互いに固定させて当該軸部品を保持する軸部品の保持構造において、
前記2つの軸保持部品のうち、前記軸方向の一方側に配置される一方の軸保持部品は、
前記軸部品の軸心回りに所定の周方向向きの状態で他方の軸保持部品と固定されるように構成されるとともに、前記軸方向に所定の軸方向向きの状態が前記他方の軸保持部品に正しく固定される状態とされ、
前記軸心回りの周方向に向かって前記軸方向に対して傾斜した傾斜面を、前記軸方向の一方側に有し、
前記他方の軸保持部品は、前記軸方向の一方側に配設された当接部を有し、
前記傾斜面は、前記一方の軸保持部品が前記他方の軸保持部品に対して前記所定の周方向向きの状態にあるときに、当該他方の軸保持部品の前記当接部から真っ直ぐ前記軸方向の位置を跨いで延在するように設けられ、
記一方の軸保持部品が前記所定の軸方向向きから前記軸方向に反転された状態であって且つ前記所定の周方向向きの状態で前記軸部品に挿通された場合に、前記他方の軸保持部品の前記当接部が前記一方の軸保持部品の前記傾斜面と前記軸方向に沿って当接することにより、前記一方の軸保持部品が前記他方の軸保持部品に対して前記所定の周方向向きから前記軸心回りに回転するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸部品の保持構造において、
前記一方の軸保持部品は、前記軸方向の他方に開口する凹部を、前記傾斜面とは前記軸方向の反対側の位置に有し、
前記凹部は、前記一方の軸保持部品が前記所定の軸方向向きの状態であって且つ前記所定の周方向向きの状態で前記軸部品に挿通された場合に、前記他方の軸保持部品の前記当接部と嵌合することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の軸部品の保持構造において、
前記2つの軸保持部品は、前記軸部品を挿通させる前記軸方向に沿った挿通孔と、当該2つの軸保持部品を互いに固定するための締結部材を挿通させる前記軸方向に沿った締結孔とを、互いに対応する位置にそれぞれ有していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の軸部品の保持構造において、
前記2つの軸保持部品は、前記軸心を対称軸として互いに線対称形状となる2つの前記締結孔をそれぞれ有していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の軸部品の保持構造を有する車両用灯具において、
前記軸部品が当該車両用灯具の光軸方向を調整するためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、組立作業者が、一方の軸保持部品の軸方向向きだけを誤って、当該一方の軸保持部品を他方の軸保持部品に正しく固定される所定の軸方向向きから軸方向に反転させた反転状態で軸部品に挿通させた場合に、周方向に向かって軸方向に対して傾斜した一方の軸保持部品の傾斜面が他方の軸保持部品の当接部と軸方向に沿って当接するので、一方の軸保持部品は、軸部品に支持された状態で、傾斜面がその傾斜に倣って当接部に押されることにより、軸部品の軸心回りに回転する。これにより、一方の軸保持部品は他方の軸保持部品と固定可能な所定の周方向向きから回転してしまうため、これら一方の軸保持部品と他方の軸保持部品とを固定することができなくなる。したがって、一方の軸保持部品を軸方向に反転させた反転状態で組み立ててしまう組立ミスを防止することができる。
実施形態における車両用灯具の縦断面図である。 実施形態における光軸調整機構の断面図である。 実施形態における光軸調整機構の斜視図である。 実施形態における光軸調整機構の要部の側面図である。 実施形態における光軸調整機構を組み立てるときに、反転状態のホルダを組み付けた場合の状態を説明するための図である。 実施形態における光軸調整機構を組み立てるときに、反転状態のホルダを組み付けた場合の状態を説明するための図である。 従来の車両用灯具の光軸調整機構の断面図である。 従来の車両用灯具の光軸調整機構を組み立てるときに、反転状態のホルダを組み付けた場合の状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具1の縦断面図(左右方向と直交する断面図)である。
なお、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用灯具1から見た方向を意味するものとする。
図1に示すように、車両用灯具1は、前面が開口したハウジング2と、当該ハウジング2の前面開口を覆うアウターレンズ3とを備えている。
ハウジング2とアウターレンズ3とで形成される灯室の内部には、図示しない光源からの光を前方へ反射させるリフレクタ4が収容されている。また、この灯室内には、リフレクタ4の向きを変更して車両用灯具1の光軸方向を調整するための光軸調整機構Sが、リフレクタ4の後方に設けられている。
図2〜図4は、光軸調整機構Sの断面図,斜視図,及び要部の側面図である。
これらの図に示すように、光軸調整機構Sは、軸部品5がハウジング2とホルダ6とで保持された構造となっている。
軸部品5は、ハウジング2及びホルダ6によって、前後方向に沿って延在しつつ、その軸方向Z(つまり前後方向)へ移動可能に保持(支持)されている。この軸部品5は、前端がリフレクタ4の後部上端に連結されており(図1参照)、軸方向Zへの移動に伴ってリフレクタ4の向き,つまりはリフレクタ4の光反射方向を変更させるように構成されている。
ハウジング2は、前後方向に沿った円形の挿通孔21を底板部(後板部)に有しており、当該挿通孔21に軸部品5を挿通させた状態で、この軸部品5の後端を灯具後方に露出させつつ当該軸部品5の後部を支持している。ハウジング2の底板部には、前方へ立設された略円柱状の2つのボス22,22が挿通孔21の上下両側に設けられている。この2つのボス22,22は、挿通孔21の中心軸,つまり軸部品5の軸心Cを対称軸として互いに線対称となる形状にそれぞれ形成されている。各ボス22の頂面(前面)には、ホルダ6を固定するためのネジ穴221が、前後方向に沿って穿設されている。
また、各ボス22の周面には、上下方向のうち挿通孔21から遠い側への方向と、前方及び後方との3方向に沿って、当該周面から放射状に延びる略平板状の3つのリブ23,…が立設されている。この3つのリブ23,…は、ボス22の基端部からその略全長に亘って設けられているが、当該3つのリブ23,…のうち、上下方向に沿った1つのリブ23aは、残りの2つのリブ23b,23bよりも前後方向の高さがやや高く形成され、その前端がより前方に位置している。
ホルダ6は、上下方向へ長尺な形状に形成されるとともに、前後方向に沿った円形の挿通孔61を中心に有しており、ハウジング2の挿通孔21よりも前側に配置されて挿通孔61に軸部品5を挿通させた状態で、当該軸部品5の軸方向Zの略中央部を支持している。挿通孔61は、前方に向かって穴径が小さくなるようにテーパー状に形成されており、その前端において最も少ない隙間で軸部品5を支持している。但し、この挿通孔61の傾斜(テーパー)は、ホルダ6の成型時での抜き勾配に対応する僅かなものである。また、ホルダ6は、挿通孔61の中心軸,つまり軸部品5の軸心Cを対象軸として線対称となる形状に形成されている。
ホルダ6の上下両端部には、前後方向に沿った2つの貫通孔62,62が形成されている。この2つの貫通孔62,62は、ハウジング2の2つのネジ穴221,221と対応する位置に形成されており、当該2つの貫通孔62,62に挿通させた2つのネジ7,7をハウジング2の2つのネジ穴221,221に螺合させることにより、ホルダ6とハウジング2とが締結固定されている。より詳しくは、各貫通孔62の後側には、後方に開口する裏座ぐり穴62aが形成されており、この裏座ぐり穴62aの底面(後面)にボス22の頂面(前面)を当接させた状態で、ホルダ6とハウジング2とが2つのネジ7,7によって締結固定されている。
各裏座ぐり穴62aの内側面には、3つの案内突起63,…が周上3等配で形成されている(図6参照)。この3つの案内突起63,…は、貫通孔62とネジ穴221とを芯出し(芯合わせ)するために、ボス22の周面をガイドするものである。また、各裏座ぐり穴62aの周囲を囲う側壁には、後方に開口する凹部64が、上下方向のうち挿通孔61から遠い側の部分に形成されている。この凹部64は、上下方向に沿った溝状に形成されており、裏座ぐり穴62aにハウジング2のボス22が嵌められたときに、当該ボス22のリブ23aと嵌合する。
また、各貫通孔62の前側には、前方に開口する座ぐり穴62bが形成されている。この座ぐり穴62bの周囲を囲う側壁には、前方へ突設された突設部65が、上下方向のうち挿通孔61から遠い側の部分に形成されている。この突設部65は、側面視で左右非対称な三角形状に形成されており、前端の頂辺がホルダ6の左右方向の中心よりも左方又は右方に偏っている。そのため、この突設部65の頂辺に接する2つの前面のうち何れか長尺な面は、ホルダ6の左右方向の中心位置,ひいてはハウジング2のリブ23aから真っ直ぐ前方の位置を左右方向に跨いで延在しつつ、軸方向Zに対して傾斜した傾斜面65aとなっている。この傾斜面65aは、凹部64とは前後方向の反対側の位置に設けられている。なお、傾斜面65aは、軸心C回りの周方向に向かって軸方向Zに対して傾斜した面であればよい。
続いて、光軸調整機構Sを組み立てるときの組立手順、つまり、軸部品5をハウジング2とホルダ6とで保持させるときの手順について説明する。
まず、組立作業者は、軸部品5をハウジング2の挿通孔21に後方から挿入し、軸部品5の後部が挿通孔21内に位置するまで当該軸部品5を挿し込みきる。
次に、組立作業者は、ホルダ6の挿通孔61に軸部品5を挿通させるようにして、ホルダ6を前方から軸部品5及びハウジング2に組み付ける。
このとき、ホルダ6が、ハウジング2に正しく固定される正規の組付状態である場合、つまり、挿通孔61の穴径が前方に向かって小さくなるような軸方向向きの状態であって、且つ、2つの貫通孔62,62がハウジング2の2つのネジ穴221,221に対応してそれぞれ同軸上に位置するような軸心C回りの周方向向きの状態である場合には、当該ホルダ6はハウジング2に対して2つのネジ7,7を締結可能な状態に組み付けられる。
具体的には、ホルダ6が正規の組付状態で軸部品5及びハウジング2に組み付けられた場合には、ハウジング2の2つのボス22,22がそれぞれ3つの案内突起63,…でガイドされながらホルダ6の2つの裏座ぐり穴62a,62aに嵌められるとともに、各ボス22のリブ23aがホルダ6の凹部64と嵌合する。これにより、ホルダ6は、2つの貫通孔62,62がハウジング2の2つのネジ穴221,221の同軸上に位置するように位置決めされながら、2つの裏座ぐり穴62a,62aの底面にハウジング2の2つのボス22,22の頂面が当接した状態となる。
そして、組立作業者は、2つのネジ7,7をホルダ6の2つの貫通孔62,62に挿通させつつハウジング2の2つのネジ穴221,221に螺合させて、ホルダ6とハウジング2とを締結固定させる。こうして、軸部品5がハウジング2とホルダ6とで保持されて、光軸調整機構Sが組み立てられる。
ここで、ホルダ6を軸部品5及びハウジング2に組み付けるときに、組立作業者が誤って、ホルダ6を正規の組付状態から軸方向Zに反転させた反転状態としてしまった場合には、当該ホルダ6はハウジング2に対して2つのネジ7,7を締結可能な状態には組み付かない。
具体的には、ホルダ6が反転状態である場合、つまり、挿通孔61の穴径が後方に向かって小さくなるような軸方向向きの状態であって、且つ、軸心C回りの周方向向きが正規の組付状態のものである場合には、図5(a)に示すように、ホルダ6の挿通孔61に軸部品5を挿通させつつ当該ホルダ6をハウジング2のボス22,22に近づけていくと、ホルダ6の突設部65の傾斜面65aがハウジング2のリブ23aと軸方向Zに沿って当接する。
そして、ホルダ6を更にハウジング2のボス22,22に近づけようとすると、図5(b)に示すように、ホルダ6は、挿通孔61で軸部品5に支持された状態で、傾斜面65aがその傾斜に倣ってリブ23aに押されるようにして、挿通孔61の中心軸回り,つまり軸心C回りに回転する。その結果、ホルダ6は、図6に示すように、2つの貫通孔62,62がハウジング2の2つのネジ穴221,221の同軸上から外れた状態となり、この状態では、2つのネジ7,7によってホルダ6とハウジング2とを締結固定させることができない。したがって、ホルダ6を反転状態として組み立ててしまう組立ミスを防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、組立作業者がホルダ6の軸方向向きだけを誤って当該ホルダ6を反転状態で軸部品5に挿通させた場合に、周方向に向かって軸方向Zに対して傾斜したホルダ6の傾斜面65aがハウジング2のリブ23aと軸方向Zに沿って当接するので、ホルダ6は、軸部品5に支持された状態で、傾斜面65aがその傾斜に倣ってリブ23aに押されることにより、軸部品5の軸心C回りに回転する。これにより、ホルダ6はハウジング2と固定可能な所定の周方向向きから回転してしまうため、これらホルダ6とハウジング2とを固定することができなくなる。したがって、ホルダ6を軸方向Zに反転させた反転状態で組み立ててしまう組立ミスを防止することができる。
また、これにより、上記の組立ミスが見落とされた不良な車両用灯具を出荷してしまうことは勿論のこと、出荷前に組立ミスに気付いて正しく組み直す工程の発生や、歩留まりの悪化などを防止することができる。
また、ハウジング2及びホルダ6の各部品形状のみで上記の組立ミスを防止することができるため、当該組立ミスを防ぐために検出センサなどの専用設備を用いる場合と異なり、特別な設備コストを不要とすることができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る軸部品の保持構造を車両用灯具(光軸調整機構)に適用した例について説明したが、本発明は、軸部品を挿通させた2つの軸保持部品を互いに固定させて当該軸部品を保持するものであれば、車両用灯具に限定されず、広く適用することができる。
また、リブ23aと突設部65(傾斜面65a)とは、ホルダ6が反転状態で組み付けられた場合のみに互いに当接するものであれば、その配設位置などは特に限定されず、例えば、ホルダ6にリブ23aが設けられ、ハウジング2に突設部65(傾斜面65a)が設けられていてもよい。
1 車両用灯具
2 ハウジング(他方の軸保持部品)
21 挿通孔
22 ボス
221 ネジ穴(締結孔)
23a リブ(当接部)
4 リフレクタ
5 軸部品
C 軸心
6 ホルダ(一方の軸保持部品)
61 挿通孔
62 貫通孔(締結孔)
62a 裏座ぐり穴
62b 座ぐり穴
64 凹部
65 突設部
65a 傾斜面
7 ネジ
S 光軸調整機構
Z 軸方向

Claims (5)

  1. 軸部品を挿通させた2つの軸保持部品を前記軸部品の軸方向に沿って互いに固定させて当該軸部品を保持する軸部品の保持構造において、
    前記2つの軸保持部品のうち、前記軸方向の一方側に配置される一方の軸保持部品は、
    前記軸部品の軸心回りに所定の周方向向きの状態で他方の軸保持部品と固定されるように構成されるとともに、前記軸方向に所定の軸方向向きの状態が前記他方の軸保持部品に正しく固定される状態とされ、
    前記軸心回りの周方向に向かって前記軸方向に対して傾斜した傾斜面を、前記軸方向の一方側に有し、
    前記他方の軸保持部品は、前記軸方向の一方側に配設された当接部を有し、
    前記傾斜面は、前記一方の軸保持部品が前記他方の軸保持部品に対して前記所定の周方向向きの状態にあるときに、当該他方の軸保持部品の前記当接部から真っ直ぐ前記軸方向の位置を跨いで延在するように設けられ、
    記一方の軸保持部品が前記所定の軸方向向きから前記軸方向に反転された状態であって且つ前記所定の周方向向きの状態で前記軸部品に挿通された場合に、前記他方の軸保持部品の前記当接部が前記一方の軸保持部品の前記傾斜面と前記軸方向に沿って当接することにより、前記一方の軸保持部品が前記他方の軸保持部品に対して前記所定の周方向向きから前記軸心回りに回転するように構成されていることを特徴とする軸部品の保持構造。
  2. 前記一方の軸保持部品は、前記軸方向の他方に開口する凹部を、前記傾斜面とは前記軸方向の反対側の位置に有し、
    前記凹部は、前記一方の軸保持部品が前記所定の軸方向向きの状態であって且つ前記所定の周方向向きの状態で前記軸部品に挿通された場合に、前記他方の軸保持部品の前記当接部と嵌合することを特徴とする請求項1に記載の軸部品の保持構造。
  3. 前記2つの軸保持部品は、前記軸部品を挿通させる前記軸方向に沿った挿通孔と、当該2つの軸保持部品を互いに固定するための締結部材を挿通させる前記軸方向に沿った締結孔とを、互いに対応する位置にそれぞれ有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸部品の保持構造。
  4. 前記2つの軸保持部品は、前記軸心を対称軸として互いに線対称形状となる2つの前記締結孔をそれぞれ有していることを特徴とする請求項3に記載の軸部品の保持構造。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の軸部品の保持構造を有する車両用灯具において、
    前記軸部品が当該車両用灯具の光軸方向を調整するためのものであることを特徴とする車両用灯具。
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