JP2016192462A - ウェーハ位置決め検出装置、方法およびプログラム - Google Patents

ウェーハ位置決め検出装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算する。
【解決手段】実施形態のウェーハ位置決め検出装置1は、ウェーハ2の回転中心と回転軸の軸中心とを合わせて保持しながら回転して回転角度を測定可能な測定テーブル4、ウェーハ2の外周エッジ近傍に設置可能であってウェーハ2の略円盤状の面に対して照射されたレーザ光を受光計測して外周エッジとの距離を計測するレーザ計測ユニット5、および、イレギュラな要素に起因する測定データを除外する有効データ群を抽出して当該データを楕円方程式に適用してウェーハ2の外周エッジと偏心量および偏心方向とを演算する演算装置10を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェーハの中心位置を検出するためのウェーハ位置決め検出装置、方法およびプログラムに関する。
ウェーハの製造、検査工程の内、例えばウェーハの加工や各種検査等のウェーハの位置情報が必要な工程においては、ウェーハを各々の装置上に正確に配置する必要がある。このようなウェーハ位置決め検出装置は、研磨工程の前段階工程として、ウェーハの中心点の位置とウェーハのエッジ部のノッチ位置とを所定位置に正確に配置するための装置である。
なお、ウェーハ位置決め検出装置として、例えば、外周のエッジ部にノッチ部を有する薄板円盤状のウェーハを、該ウェーハの中心と回転軸の位置とを合わせて保持し、回転するサポートテーブルと、レーザ光をウェーハのエッジ部に照射し、その反射光を捉えてエッジ部の位置およびノッチ部の位置を検出する反射型レーザセンサと、センサの位置のデータよりウェーハの偏心量、偏心方向およびノッチ部の回転角度位置を演算する演算装置とを備えたものなどが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−246027号公報
ここで、図18および図19を用いて、ウェーハ2の形状等について説明する。図18はウェーハの切り出し状態を説明するための図であり、図19はウェーハの真円形状と楕円形状との相違を示す図である。
ウェーハ生産における特性上、図18に示すように、例えば垂直断面方向Vから4度の角度(角度φ)で傾けた方向に沿ってインゴット20を切り出すため、切り出されたウェーハ2a、2b、2c等は略円盤状のウェーハ2となる。
ノッチ21は、インゴット20に結晶方位を示すための加工された溝である。図18において、垂直断面方向Vから角度φで切り出されたウェーハ2cは、実際には断面の形状は楕円形状であり、例えば楕円として長辺rx、短辺ry、中心Cwからなる。
このようなウェーハ2は、本来、楕円として形状・半径・中心などを算出する必要があるものの、従来のウェーハ位置決め検出装置は円の形状で算出していた。例えば、図19に示すように、円の形状ウェーハ22での中心Mwと楕円の形状(ウェーハ2)での中心Cwとのように、ノッチ21を合わせても、形状・半径・中心などが異なる。
従来、例えばライン状に設置されたレーザ計測装置にてウェーハ2のウェーハ半径を測定し、真円の演算式に最小二乗法を用いてウェーハ半径および偏心量を算出していた。前述したようなウェーハ2の生産特性上、本来は楕円形状のウェーハ2となるものの、ウェーハ測定工程では、真円の演算式でウェーハ半径および偏心量を計算していたため、その要因による誤差が増していた。例えば、図18において、ウェーハ2cが楕円形状である場合に、楕円としての長辺rx、短辺ry、中心Cwを計算する必要があるものの、円の形状で計算されていた。
以上のような要因による誤差は、ウェーハ半径が小さい場合には、この誤差も小さいため無視できる程度であったが、ウェーハサイズの拡大に伴い誤差も大きくなるため、ウェーハ半径が大きい場合には、正確な楕円形状の中心Cwを算出できなかった。このため、楕円形状の中心Cwに対する偏心量が大きくなり、例えば図19に示すように、研磨工程において研磨量を多めに設定しないと真円(中心Mw)に研磨できないという課題があった。また、これにより、研磨量の増加によって砥石寿命が短命化するという課題があった。
また、従来では、ウェーハ2の外周エッジに付着した異物やウェーハ2の欠け等によるイレギュラな要素に起因する測定データも含めて、ウェーハ半径および中心Cwを算出していたため、さらに余分な誤差が生じてしまっていた。すなわち、例えばウェーハ2の外周エッジに異物が付着した場合に、異物が付着していない本来より長くなったウェーハ半径が測定され、また、ウェーハ2の外周エッジに欠けがあった場合に、本来よりも短くなったウェーハ半径が測定されたもの等を全て含めて計算していた。そのために、演算したウェーハ半径および偏心量にさらに余分な誤差が発生していた。
さらに、以上のような誤差により、外周エッジにおけるノッチ位置の検出においても、ノッチ位置に誤差が生じてしまっていた。
このような課題を解決するためには、イレギュラな要素に起因する測定データを可能なかぎり除外した、測定データのみでウェーハの中心Cwを算出することである。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算するウェーハ位置決め検出装置を提供することである。
また、本発明が解決しようとする課題は、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算するウェーハ位置決め検出方法を提供することである。
さらに、本発明が解決しようとする課題は、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算するようにコンピュータを実行させるプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハの中心を検出するウェーハ位置決め検出装置である。当該ウェーハ位置決め検出装置は、前記ウェーハを載置して前記ウェーハの回転中心と回転軸の軸中心とを合わせて保持しながら回転し、当該回転軸の回転角度を測定可能な測定テーブルと、載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記測定テーブルと所定の間隔を保持して設置可能であり、前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向にレーザ光を照射し、照射されたレーザ光を受光計測して前記ウェーハの外周エッジとの距離を計測するレーザ計測ユニットと、前記ウェーハの回転中心から前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径と、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向とを演算する演算装置とを備えている。前記測定テーブルの外径は前記ウェーハの外径よりも小さく形成されており、前記測定テーブルは前記レーザ計測ユニットにより前記ウェーハの全周にわたる前記ウェーハの外周エッジとの距離を計測可能に回転し、前記演算装置は、前記回転角度と、前記回転角度ごとに計測された前記レーザ計測ユニットと前記ウェーハの外周エッジとの距離から算出した前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得部と、前記測定データ取得部により取得された前記測定データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定し、連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出部と、抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算部とを有することを主な特徴とする。
また、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、前記有効データ群抽出部が、抽出した前記有効データ群のうちから各々の測定区間での弧長がより長い有効データ群に優先順位付けし、所定の優先順位までの前記有効データ群をさらに抽出して前記統計演算部に用いさせることを主な特徴とする。
さらに、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、前記測定データ取得部が、前記ウェーハの全周についての測定範囲について、測定開始角度から一定角度範囲までを測定終了角度に到るまでに重複して測定するオーバラップ区間を有するように前記測定データを取得することを主な特徴とする。
さらにまた、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、前記演算装置が、統計演算された前記ウェーハの外周エッジおよび前記記憶部に記憶された前記測定データから、基準とする溝の深さに基づいて前記ノッチの位置を判定するノッチ判定部をさらに有することを主な特徴とする。
また、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、前記統計演算部が、前記ウェーハの外周エッジを前記楕円方程式に最小二乗法を用いて統計演算することを主な特徴とする。
さらに、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置は、前記演算装置が、前記偏心量および偏心方向に基づいて、前記ウェーハの中心と次工程で前記ウェーハを載置させるための次工程テーブルの回転中心とを一致させるように、前記ウェーハの中心に関する調整データを当該次工程の装置に通知する調整データ通知部をさらに有することを主な特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るウェーハ位置決め検出方法は、測定テーブルおよびレーザ計測ユニットを備え、当該測定テーブルに外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハを載置してウェーハの中心を検出するウェーハ位置決め検出装置に用いられるウェーハ位置決め検出方法である。前記測定テーブルの外径は前記ウェーハの外径よりも小さく形成されており、前記ウェーハ位置決め検出装置が以下の各々のステップ、すなわち、載置された前記ウェーハの回転中心と前記測定テーブルの回転軸の軸中心とを合わせて保持させながら前記測定テーブルを回転させて当該回転軸の回転角度を測定する回転測定ステップと、載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向に前記レーザ計測ユニットによりレーザ光を照射し、照射したレーザ光を受光計測して前記ウェーハの回転中心と前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径を計測する距離計測ステップと、前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径に基づいて、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向を演算する演算ステップとを実行する。前記演算ステップは、さらに、前記回転角度と、前記回転角度ごとに前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、前記測定データ取得ステップにより取得された前記測定データを記憶する記憶ステップと、記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定する閾値判定ステップと、連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出ステップと、抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算ステップとを含むことを主な特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係るウェーハ位置決め検出プログラムは、コンピュータを、測定テーブルおよびレーザ計測ユニットを備え、当該測定テーブルに外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハを載置してウェーハの中心を検出する、前記測定テーブルの外径が前記ウェーハの外径よりも小さく形成されているウェーハ位置決め検出装置として動作させるウェーハ位置決め検出プログラムである。当該ウェーハ位置決め検出プログラムは、載置された前記ウェーハの回転中心と前記測定テーブルの回転軸の軸中心とを合わせて保持させながら前記測定テーブルを回転させて当該回転軸の回転角度を測定する回転測定ステップと、載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向に前記レーザ計測ユニットによりレーザ光を照射し、照射したレーザ光を受光計測して前記ウェーハの回転中心と前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径を計測する距離計測ステップと、前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径に基づいて、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向を演算する演算ステップとを含む。前記演算ステップは、さらに、前記回転角度と、前記回転角度ごとに前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、前記測定データ取得ステップにより取得された前記測定データを記憶する記憶ステップと、記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定する閾値判定ステップと、連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出ステップと、抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算ステップとを含むことを主な特徴とする。
本発明に係るウェーハ位置決め検出装置、方法およびプログラムによれば、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算することができる。
本発明に係るウェーハ位置決め検出装置の実施形態の構成を示す図である。 測定テーブルにおけるウェーハ測定状態時のレーザ計測ユニットの配置を示す図である。 測定対象のウェーハおよび測定データの一例を説明するための図である。 ウェーハの測定時におけるオーバラップ区間を説明するための図である。 図1に示す演算装置の構成の一例を示すブロック図である。 測定データに対する閾値判定処理を説明するための図である。 測定データに対する有効データ群判定処理および統計演算処理の一例を示す図である。 ノッチ判定処理を説明するための図である。 ウェーハのセンタリング結果の一例を示す図である。 研磨テーブルにおけるウェーハ位置決め結果の一例を示す図である。 演算装置に対する設定データの一例を示す図である。 図1のウェーハ位置決め検出装置に用いられるウェーハ位置決め検出処理のフロー図である。 図12のウェーハ半径測定処理の詳細を示すフロー図である。 図12の有効データ群判定処理の詳細を示すフロー図である。 図12のノッチ判定処理の詳細を示すフロー図である。 図15のノッチ判定処理の詳細の続きを示すフロー図である。 図1に示す演算装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ウェーハの切り出し状態を説明するための図である。 ウェーハの真円形状と楕円形状との相違を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態のウェーハ位置決め検出装置について、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。ここで説明する下記の実施形態は、切り出されたウェーハの中心を測定するウェーハ位置決め検出工程からその次工程である研磨工程への一例をとりあげて説明する。
以下、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置の実施形態の構成について、図1乃至図17を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係るウェーハ位置決め検出装置1の実施形態の構成を示す図である。図2は、測定テーブルにおけるウェーハ測定状態時のレーザ計測ユニット5の配置を示す図である。その他の図については、逐次、説明する。
図1に示す装置は、主に、ウェーハ位置決め検出工程に用いられる装置(ウェーハ位置決め検出装置1)と、研磨工程に用いられる装置(砥石7および研磨テーブル8)と、ウェーハ2を工程間で移動搬送させるための搬送装置(搬送アーム3および搬送レール6)である。なお、ウェーハ位置決め検出装置1については、詳しくは後述し、以下では、砥石7および研磨テーブル8、搬送アーム3および搬送レール6について説明する。
搬送アーム3は、搬送時にウェーハ2を姿勢保持させながら、搬送レール6を介してテーブル間を搬送可能とする。このために、搬送アーム3は、ウェーハ2を吸着固定および吸着解除可能な吸着ユニット31と、この吸着ユニット31を下方先端に接続して上下方向に伸縮自在のリフトアーム32とを有する。これにより、搬送アーム3は、各工程のテーブル上からウェーハ2をリフトアップし、また、テーブル上へウェーハ2をリフトダウン(載置)可能とする。なお、測定テーブル4上に載置されるウェーハ2の中心Cwは、ウェーハ2の外周エッジがレーザ計測ユニット5による計測可能な位置範囲であれば、測定テーブル4の回転中心Orから少し偏心していてもよい。
搬送レール6は、各工程間を、例えば測定工程と研磨工程との間で、所定のテーブルへウェーハ2を搬送可能とするために、搬送アーム3を移動させるための敷設レールである。搬送レール6は、搬送対象物(ウェーハ2)を、浮上姿勢を安定した状態で、目的の搬送位置へ搬送する。また、搬送レール6は、ウェーハ位置決め検出装置1および研磨テーブル8との間で、例えば搬送対象物(ウェーハ2)の載置やピックアップのタイミング通知、搬送指令などに関する搬送データを送受信する。
研磨テーブル8は、研磨工程の際に、ウェーハ2を載置させて、砥石7により研磨させるためのテーブルである。研磨テーブル8は、載置されたウェーハ2を砥石7により研磨可能なように、ウェーハ2を強固に保持可能である。このために、研磨テーブル8は、例えばウェーハ2を吸着固定可能である。
また、研磨テーブル8には、研磨テーブル8のテーブル面の中心を回転中心として回転するように、当該テーブル面の下方側に連結するように研磨テーブル回転軸81が設けられている。これにより、研磨テーブル8は、回転自在とされる。
また、例えば、この研磨テーブル回転軸81が、当該テーブル面と平行である2次元平面上のX方向およびY方向に移動可能とされて、ウェーハ2の偏心量および偏心方向を調整して、ウェーハ2を載置する際にウェーハ2の中心Cwの位置を研磨テーブル8の回転中心に合わせることができる。
これにより、研磨テーブル8は、搬送レール6を介して、測定テーブル4から搬送されたウェーハ2が搬送アーム3により載置される際に、ウェーハ位置決め検出装置1から通知されるウェーハ2の偏心量および偏心方向を少なくとも含む調整データに基づいて、ウェーハ2の中心Cwの位置を研磨テーブル8の回転中心に合わせてウェーハ2を載置させることができる。
砥石7は、ウェーハ2の外周エッジ部分を研磨するための研磨材である。砥石7は、研磨テーブル8の回転方向に対応して、逆・順方向に回転自在および回転速度を自在に制御可能とされる。
砥石7の回転と研磨テーブル8の回転とにより、ウェーハ2に対して全周の面取りを行う。例えば、図19に示すような楕円形状のウェーハ2を円の形状ウェーハ22にするような面取りを行う。
次工程である研磨工程において、ウェーハ位置決め検出装置1から通知される調整データを用いて、ウェーハ2の中心Cwと研磨テーブル8の回転中心(回転軸中心)を合せることができるため、面取りの際、ウェーハ2における研磨量を少なくすることができる。これにより、研磨工程でのサイクルタイムの削減に繋げることもでき、また、砥石7の消耗度も抑えることができる。
以下、図1および図2を参照しながら、ウェーハ位置決め検出装置1について説明する。ここで、図2において、図2(a)は測定テーブル4におけるウェーハ測定状態を示す側面図であり、図2(b)は測定テーブル4におけるウェーハ測定状態を示す上面図(図2(a)に示す方向Fuからの視線図)である。
ウェーハ位置決め検出装置1は、外周エッジにノッチ21を有する略円盤状のウェーハ2の中心を検出する。このために、ウェーハ位置決め検出装置1は、図1に示すように、測定テーブル4と、レーザ計測ユニット5と、演算装置10とを備えている。ここで、ウェーハ2の外周エッジを計測する計測手段としてレーザ計測ユニット5を例にとって説明しているが、レーザ計測ユニットでなくても、例えば触針式の真円度測定機であっても、その他、ウェーハの外周エッジからウェーハの径を測定できる計測器ならば何でも採用できる。よって、本発明においてレーザ計測ユニットというのは、必ずしもレーザを用いた計測装置に限定されるものではく、ウェーハの外周エッジからウェーハの径を測定できるその他の計測器全般を含むものとする。但し、現在においては、その精度、使い勝手からレーザを用いたものが好適である。
測定テーブル4は、ウェーハ2を載置してウェーハ2の回転中心Orと回転軸41の位置とを合わせて保持して回転し、当該回転軸41の回転角度θiを測定可能である。このために、測定テーブル4は、薄板円盤状に形成され、円盤状の外径はウェーハ2の外径よりも小さく形成されている。測定テーブル4の円盤の回転中心Orに回転軸41の軸中心Jrが通過するように、この円盤下方側の中央部に回転軸41が連結される。
測定テーブル4は、回転軸41により回転自在に制御可能とされる。測定テーブル4は、図2(a)及び(b)に示すように、ウェーハ2を載置して当該ウェーハ2の回転中心Orと回転軸41の軸中心Jrとを合わせて保持して回転する。測定テーブル4は、回転軸41の回転角度θiを測定可能とされている。また、測定テーブル4は、レーザ計測ユニット5によりウェーハ2の全周にわたるウェーハ2の外周エッジとの距離diを計測可能に回転する。
レーザ計測ユニット5は、載置されたウェーハ2の外周エッジ近傍に、かつ、図2(b)に示す測定基準位置MesLine上に、測定テーブル4と所定の間隔を保持して設置可能である。レーザ計測ユニット5は、ウェーハ2の略円盤状の面に対しての垂直方向にレーザ光53を照射し、照射されたレーザ光53を受光計測して、ウェーハ2の外周エッジとの距離を計測する。なお、図2(b)に示す例では、測定回転角度θi=θnで、測定基準位置MesLine上に、ノッチ21の位置が測定対象となる範囲である。
このために、レーザ計測ユニット5には、レーザ投光器51とレーザ受光器52とがライン状に構成されている。レーザ投光器51から照射されるレーザ光53は、対向するレーザ受光器52により受光計測可能とされる。これにより、レーザ計測ユニット5によるウェーハ2の外周エッジとの距離は、上記ライン状の受光計測(受光可能幅)に基づいて、レーザ光53が遮光された部分の長さ又は遮光されない部分の長さを求めることで算出できる。
演算装置10は、測定テーブル4、レーザ計測ユニット5、研磨工程に用いられる装置(砥石7および研磨テーブル8)、ウェーハ2を工程間で移動させるための搬送装置(搬送アーム3および搬送レール6)と通信可能(これらの間とのデータ送受信可能)とされる。例えば、通信手段は、有線通信であってもよく、無線通信であってもよい。また、これらの組み合せであってもよい。
演算装置10は、これらの装置からウェーハ2の外周エッジとの距離di、回転角度θiなどを少なくとも含む測定データを取得する。測定データには、この他にも、測定日時、測定対象ウェーハ2を特定可能な識別番号、測定テーブル4における測定結果(測定不能や、再測定回数)などを含んでもよい。
演算装置10は、以上のような測定データに基づいて、ウェーハ2の回転中心Orからウェーハ2の外周エッジまでのウェーハ半径riと、ウェーハ2の中心Cwに対する回転中心Orからの偏心量および偏心方向とを演算することができる。
[全体概要の説明]
以下に、ウェーハ位置決め検出装置1の動作概要を説明する。
(1)図1に示す搬送レール6および搬送アーム3により、測定テーブル4にウェーハ2をセットする。この際、ウェーハ2の中心Cwと測定テーブル4の回転中心Orが一致していなくてもよく、測定テーブル4の略中心部にウェーハ2の中心Cwが位置されるようにウェーハ2が測定テーブル4に載置される。
(2)レーザ計測ユニット5は移動可能であり、載置されたウェーハ2の外周エッジと隔離された位置、例えば左方向の位置(図2(a)の紙面上)から測定テーブル4側に近づくように移動する。レーザ計測ユニット5は、レーザ投光器51とレーザ受光器52の間に、測定テーブル4に載置されたウェーハ2を挟み込むようにウェーハ2の外径サイズに対応した位置(図2(a)に示すPos#1、#2、#3に対応した位置)に配置される。レーザ計測ユニット5は、レーザ投光器51とレーザ受光器52がライン状に構成されており、レーザ光53が遮光された部分の長さ又は遮光されない部分の長さを計測する。これにより、ウェーハ2のウェーハ半径riを測定することができる。
例えば、レーザ計測ユニット5とウェーハ2の外周エッジとの距離をdi(遮光されない部分の長さに相当)とし、レーザ計測ユニット5の配置された位置をPos#1とした場合にウェーハ2の回転中心Orからレーザ計測ユニット5の離隔距離をLen#1とすると、ウェーハ半径ri=Len#1−diとして求めることができる。なお、Pos#2および#3に配置された場合には、ウェーハ2の回転中心Orからレーザ計測ユニット5の離隔距離Len#2および#3とされる。
(3)測定テーブル4が1周以上回転し、この間に、演算装置10は、測定されたウェーハ2の全周のウェーハ半径riおよびそのときの回転角度θiを取得する。この際に、ウェーハ2の全周のウェーハ半径riをオーバラップして測定する。ここで、オーバラップとは、測定開始角度から一定角度範囲までを、測定終了角度に到るまでに重複して測定することである。
図3は、測定対象のウェーハ2および測定データの一例を説明するための図である。特に、図3(a)は、異物や欠損があるウェーハ2の測定状態を示す上面図である。図3(b)は、測定基準位置MesLineでの測定データ(θi,ri)の一例を説明するための図である。図4は、ウェーハ2の測定時におけるオーバラップ区間Δθvを説明するための図である。
例えば、ウェーハ位置決め検出装置1が、図3(a)に示すような異物や欠損があるウェーハ2を測定したとする。ここで、図3(a)において、外周エッジの辺L#1〜L#8、L#9(L#1と同辺)であり、ノッチ21(所定の溝)と、付着物211および大きな付着物213、欠損212などの測定データとしてイレギュラな要素に起因するものである。なお、オーバラップ区間Δθvを有する辺L#9をL#1としてもよい。
例えば、図3(a)にウェーハ2の外周エッジを測定した結果として、図3(b)に示すような測定基準位置MesLineでの測定データ(θi,ri)が測定される。なお、図3(b)に示す辺L#2、L#4、L#6およびL#8では、付着物211、ノッチ21、欠損212および大きな付着物213に対応する角度範囲位置での測定データが取得されていることを示している。
図4の例において、ウェーハ2の測定時におけるオーバラップ区間Δθvとは、ウェーハ2の全周についての測定範囲のうちの測定開始角度から一定角度範囲までを、測定終了角度に到るまでに重複して測定する区間である。図4の例では、測定開始時の測定基準位置MesLineにおける回転角度θi(例えば0度)を測定開始角度とし、また、測定終了時の測定基準位置MesLineにおける回転角度θi(例えば370度)を測定終了角度とする。なお、図4におけるMesLineの位置は、測定終了時の位置を示している。
例えば、回転角度0〜370度の範囲で測定された場合、測定開始角度=0度、測定終了角度=370度、オーバラップ区間Δθv=360〜370度である。すなわち、測定開始角度0〜10度までの測定範囲を、測定終了角度370度に到る前の360〜370度で、オーバラップして測定する(オーバラップ測定と称す)。
オーバラップ測定を行わない方法では、測定基準位置MesLineにおける回転始動時の測定位置にゴミが付着している場合やノッチ位置がある場合に、全周(0〜360度)ちょうどの測定範囲であると、判別し難いときがある。例えば、測定開始時の測定点付近でゴミなどが外周エッジに付着していた場合、回転角度0度後付近でゴミが付着していたが、回転中に回転角度360度前でゴミが取れていた等により、回転角度0度後付近と回転角度360度前付近の測定データがデータの繋がりにおいて不自然なデータとなるときがある。従来は、0度前後でのデータの繋がりにおいて不自然なデータとなっていたため、例えば回転の始動位置をずらして、再度、1回転させて再計測等していた。
一方、オーバラップ測定を行う方法では、例えば、測定開始時の測定点でのゴミなどが外周エッジに付着していた場合、回転角度0度後付近と回転角度360度前付近の測定データが前述したような不自然なデータであっても、オーバラップ測定することで、回転角度360度前付近からオーバラップ区間Δθvまでの連続的な測定データ(例えば図3(a)で示す辺L#9に対応する測定データ)を用いて演算する等の処理が可能である。
以上説明したように、オーバラップ測定することにより、測定回転開始時のウェーハ半径測定位置における外周エッジの前後の変化を適確に捉えることができる。
(4)有効データ群判定
演算装置10は、測定されたウェーハ半径riについて、所定の比較角度間隔Δθdごとに回転角度θiにおけるウェーハ半径riの差異を所定の閾値Δrth以内であるか否かを判定し、この判定結果を用いて、連続的な回転角度範囲でのすべてのウェーハ半径riが所定の閾値Δrth以内であると判定された外周エッジの連続データの塊を有効データ群として抽出する。抽出された有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいてウェーハ2の外周エッジを統計演算する。
演算装置10は、有効データ群に基づいてウェーハ2の中心Cwを算出して、偏心量・偏心方向φc(図4に示す)を演算する。さらに、演算したウェーハ2の楕円形状および測定データに基づいて、ノッチ21の位置を判定する。なお、ノッチ21に関するノッチ位置判定処理については、詳しくは後述する。
(5)演算装置10の測定が完了した後に、レーザ計測ユニット5とウェーハ2とが隔離した元の位置に戻す。
(6)研磨工程において、ウェーハ2の中心Cwとノッチ21の位置を、研磨テーブル8における基準位置(Ref基準:例えば0度位置)に合わせて、搬送レール6および搬送アーム3により研磨テーブル8に移動させる。
研磨テーブル8への移動の際、演算により求めた偏心量分を研磨テーブル8の移動により偏心を無くすことができる。例えば、ウェーハ2の中心Cwと研磨テーブル8の回転中心が一致するように研磨テーブル8を移動させる。また、ノッチ21の位置を基準位置に合わせて0度となるように、研磨テーブル8を回転させる。なお、搬送アーム3(吸着ユニット31)で回転して、ノッチ21の位置を基準位置(0度)に合わせる手段や方法などであってもよい。
(7)砥石7の回転と研磨テーブル8の回転によりウェーハ2の全周の面取りを行う。面取りの際、ウェーハ2の中心Cwと研磨テーブル8の回転中心が合うことにより、研磨量が最少となりサイクルタイムの削減に繋がる。また研磨量が最少となるため、ウェーハ2へのダメージも少なくなり、砥石7の寿命も向上する。
[演算装置の説明]
図5は、図1に示す演算装置10の構成の一例を示すブロック図である。
演算装置10は、図5に示すように、測定データ取得部11、記憶部12、有効データ群抽出部13、統計演算部14、ノッチ判定部15、調整データ通知部16、および入出力設定部17を有する。
測定データ取得部11は、回転角度θiと、所定の回転角度間隔ごとに計測されたレーザ計測ユニット5とウェーハ2の外周エッジとの距離diとを含む測定データを取得する。これにより、例えばレーザ計測ユニット5の配置された位置がPos#1とした場合に、ウェーハ2の回転中心Orからのレーザ計測ユニット5の離隔距離Len#1に基づいて、ウェーハ半径ri=Len#1−diとして求めることができる。
以上のように、測定データ取得部11は、逐次、測定テーブル4から回転角度θiと、レーザ計測ユニット5からウェーハ2のウェーハ半径riを含む測定データを取得すると共に、回転角度θiが測定終了角度に到達したかをチェックする。
また、測定データ取得部11は、測定開始・終了に関する指示を各装置に送信し、また、各装置からの指令・応答などを受信する。具体的には、測定データ取得部11は、レーザ計測ユニット5に対して、基準位置Pos#1〜#3のうちのウェーハ径に対応する位置に配置するような指示、また、測定テーブル4からの隔離位置に戻るような指示を送る。この他にも、例えば、測定データ取得部11は、測定テーブル4へ回転開始の指示・回転停止の指示などを送る。
記憶部12は、測定データ取得部11により取得された測定データを記憶する。また、演算装置10内の有効データ群抽出部13、統計演算部14、ノッチ判定部15、入出力設定部17などにより保存に必要なデータなども、逐次、記憶可能である。
有効データ群抽出部13は、記憶部12に記憶された測定データのウェーハ半径riについて、所定の比較角度間隔Δθdごとに回転角度θiに対応するウェーハ半径riの差異を所定の閾値Δrthに基づいて、外周データとしての有効性(イレギュラ要素に起因しない)の有無を判定する。すなわち、所定の比較角度間隔Δθdごとに回転角度θiにおけるウェーハ半径の差異を所定の閾値Δrth以内であるか否かを判定する。この判定結果を用いて、有効データ群抽出部13は、連続的な回転角度範囲でのすべてのウェーハ半径riが所定の閾値Δrth以内であると判定された測定データを有効データ群として抽出する。
統計演算部14は、有効データ群抽出部13により抽出された有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいてウェーハ2の外周を統計演算する。
以下、有効データ群抽出部13および統計演算部14の処理について、図6および図7を用いながら詳細に説明する。
[閾値判定処理]
図6は、有効データ群抽出部13における測定データに対する閾値判定処理を説明するための図である。
有効データ群抽出部13は、取得したウェーハ半径riから、図6に示すように、所定の比較角度間隔Δθdごとにウェーハ半径riの比較を行う。正常なウェーハ2(但しノッチ21は除く)であれば、これらの比較結果はウェーハ半径riの差は偏心分に起因するもののみとなるが、異物の付着や欠損があるウェーハ2では偏心分以外の差が生じる。
有効データ群抽出部13は、この所定の比較角度間隔Δθdごとにウェーハ半径riの比較をした結果(差分Cmp#i)を以下のような閾値判定処理を用いて、異物および欠損などのイレギュラな要素に起因する測定データであると判定する。
また比較の際、細かいサンプリングの隣り合うデータについて比較すると、異物および欠損の測定データが緩やかな変化である場合に、イレギュラな要素に起因する変化を検出し難いため、ある程度間隔(比較角度間隔Δθd)を置いたウェーハ半径ri同士を比較する。
例えば、図6に示すように、差分Cmp#1=|a1−a2|、Cmp#2=|b1−b2|、Cmp#3=|c1−c2|などのように、測定データについて比較角度間隔Δθdごとに差分Cmp#iをとる。なお、a1、b1、c1等は、各々の隣り合うサンプリング回転角度でのウェーハ半径riのデータとする。
そして、有効データ群抽出部13は、この差分Cmp#iについて、所定の閾値Δrthと比較する。差分Cmp#iが所定の閾値Δrth以内であれば、ウェーハ2の外周エッジとしての連続データと判定する。一方、所定の閾値Δrthを超えた場合には、異物や欠損のイレギュラな要素に起因する測定データと判定して、ウェーハ2の外周エッジとしては不連続データとする。これにより、ウェーハ2の外周エッジ部分の連続データを判定することができる。
ここで、例えば、ウェーハ径が300(mm)の場合で、サンプリング間隔0.05度程度であれば、経験上、比較角度間隔Δθdを0.3度以上程度離れた点で比較を行い、所定の閾値Δrthを14μm程度として検出するなどである。
[有効データ群の抽出処理]
図7において、図7(a)は有効データ群抽出部13における測定データに対する有効データ群判定処理を示し、図7(b)は統計演算部14における統計演算処理の一例を示す図である。
次に、有効データ群抽出部13は、比較した結果から異物および欠損が無い安定した連続データの塊(有効データ群とも称す)を抽出する。
ここで、不連続データの測定ポイントの前後では、異物や欠損の部分が測定角度範囲で長い場合に、連続データで判定されることもある。そこで、異物や欠損の部分も長い測定角度範囲で検出された場合でも、これらのイレギュラな要素に起因する連続データを除外するためには、抽出した有効データ群に対して外周部分の最も長い辺と、例えば2番目、3番目などのように、長い辺から高い優先順位をつける。
すなわち、有効データ群抽出部13は、抽出した有効データ群について、外周部分の最も長い辺と、例えば2番目、3番目などのように、長い辺から高い優先順位をつける。これらの各順位の有効データ群として順位付けする。そして、有効データ群抽出部13は、これらの有効データ群から所定の優先順位までの有効データ群をさらに抽出する。
この所定の優先順位までの有効データ群に属する測定データを用いて、統計演算部14は楕円の演算を行う。具体的に説明すると、例えば図3(a)に示す異物(大きな付着物213)の部分に対応する有効データ群の辺L#8とされる場合もあるため、全ての有効データ群を使うのではなく、好ましくは優先順位の高い数個の安定辺である有効データ群を楕円の演算に用いる。
(有効データ群の判定例)
例えば、図3(a)および(b)に示す測定データの場合において、有効データ群抽出部13は、
L#1:2番目に安定した辺(有効データ群の優先順位2)
L#2:異物の部分(不連続データ)
L#3:3番目に安定した辺(有効データ群の優先順位3

L#4:欠損またはノッチの部分(不連続データ)
L#5:最も安定した辺(有効データ群の優先順位1)
L#6:欠損またはノッチの部分(不連続データ)
L#7:4番目に安定した辺(有効データ群の優先順位4)
L#8:異物の部分(有効データ群の優先順位5)
と示すように判定する。
例えば、統計演算部14は、外周エッジ上の辺の優先順位の上位3つの有効データ群に基づいて、ウェーハ2のウェーハ半径riおよび偏心量の演算(最小二乗法)に用いる。例えば、図3(a)および(b)に示す測定データの場合、図7(a)に示すように、有効データ群の辺L#1、L#3およびL#5が優先順位の高い有効データ群として楕円2Q(図7(b)に示す)の演算の際に用いられる。
[楕円を求める演算法]
統計演算部14は、前述したような有効データ群抽出部13により抽出された有効データ群を用いて、楕円方程式に適用してウェーハ2の外周を統計演算する。統計演算部14は、得られた結果について、記憶部12に記憶する。
以下、楕円方程式の一例について説明する。ウェーハ2の生産特性上、図18に示すように、例えばインゴット20の棒状(長手方向)に対する垂直断面方向Vからφ=4度の角度で、楕円形状ウェーハ2cを切り出す。よって円の方程式ではなく、楕円方程式で算出する必要がある。したがって、半径および偏心量の演算で用いる演算式は、例えば最小二乗法の計算式である、以下の式を用いる。
楕円方程式において、図7(b)に示すように、楕円2Qの中心点を座標(X,Y)とし、楕円2Qを求めるための抽出された有効データ群に属する座標(Xi,Yi)とする。また、X軸方向(長辺)の長さをa、Y軸方向(短辺)の長さをb、楕円2Qの傾きをθとする。ここで、iは複数の座標点を示すための正数である。
Figure 2016192462
(数1)に示す式から最小二乗法の行列式に当てはめた場合、以下の(数2)に示す行列式となる。
Figure 2016192462
(数2)に示す行列式のA〜Eの値から、以下の(数3)に示す式により楕円2Qの中心座標(X,Y)が求められる。これにより、例えばウェーハ2の回転中心Orの座標が(0,0)の場合に、楕円2Qの中心座標が(0,0)でなければ偏心していると見なすことができ、研磨テーブル8において偏心量分ずらしてウェーハ2を載置させることで、研磨テーブル8の回転中心とウェーハ2の中心Cwとを一致させることができる。
Figure 2016192462
楕円2Qの傾きθは、以下の(数4)に示す式から求められる。
Figure 2016192462
楕円2Qの傾きθは、偏心量とは関係無いが、異物・欠損の判定に必要なウェーハ2の基準となる楕円2Qを求めることができる。
任意の角度(傾きθ)におけるX軸方向(長辺)の長さa、およびY軸方向(短辺)の長さbは、以下の(数5)に示す式から算出できる。任意の角度における長さが分かれば、測定データが、イレギュラな要素に起因するデータか、または、ノッチ21の深溝か否かなどを判定することができる。
Figure 2016192462
以上説明したように、本発明によれば、有効データ群の判定および抽出により、異物および欠損などのイレギュラな要素に起因する測定データを除くことができるため、余分な誤差を含めないようにすることができる。これにより、ウェーハの外周エッジの欠損や付着する異物に起因する測定データを除外し、かつ、ウェーハの形状を楕円として演算を行うため、ウェーハの中心位置を高い精度で検出することができる。この結果、次工程におけるウェーハ位置決め精度を向上させることができる。また、演算したウェーハの形状を当該除外前の測定データと比較して、ウェーハの外周エッジの欠損や付着する異物を容易に判別することができる。
[ノッチ判定方法]
ノッチ判定部15は、統計演算されたウェーハ2の外周エッジおよび記憶部12に記憶された測定データに基づいて、例えば測定終了時におけるウェーハ2の回転停止位置におけるノッチ21の位置を判定する。図4に示す例では、ノッチ21の位置は、測定テーブル4の回転軸の基準とする測定基準位置MesLineから回転角度(θn−Δθv)に換算した値とされる。
ここで、ノッチ21は、所定の精度で加工された溝であるため、深溝の深さおよび外周に沿った幅を検出することにより、多くの場合にはイレギュラな要素である欠損と判別可能である。
図8は、ノッチ判定処理を説明するための図であり、特に、図8(a)は外周エッジの凹みが複数検出された場合の一例を示し、図8(b)はノッチ21の中心点を示す図である。以下、図8を参照しながら、ノッチ判定部15によるノッチ判定処理を説明する。
ノッチ判定部15は、統計演算部14による演算結果から偏心が無いウェーハ2の外周エッジのデータに変換する。ノッチ判定部15は、最小二乗法から演算した楕円2Qの半径(中心Cw)と、偏心が無いウェーハ2の外周エッジのデータとに基づいて、所定の深溝の深さ(第1の深溝dp#1)を基準とした凹みを検出する。例えば、第1の深溝dp#1は、凹み300μm以上である。具体的には、ノッチ判定部15は、図8(a)に示すように、第1の深溝dp#1を基準として、例えば以下に示す処理のように、ノッチ21を判定する。
(1)ノッチ判定部15は、第1の深溝dp#1以上で、凹みを1つ検出した場合に、図8(b)に示すような以下の処理を行う。
(A)検出した凹みの中で最も半径が小さい場所を仮のノッチ中心点とする。
(B)仮ノッチ中心点から左右に最小半径+10μm(=rmin+Δrd)となっている箇所を検出する。
(C)左右で検出した座標の中間点をノッチ21の中心点とし、次の工程ではノッチ21を0度として処理する。これで、ノッチ判定処理が終了する。なお、次の工程ではノッチ基準となるので、必ずノッチ21の向きが同一方向(Ref基準)となる。
(2)ノッチ判定部15は、凹みを2つ以上検出した場合に、ノッチ判定の条件を厳しくし、第1の深溝dp#1よりも深い第2の深溝dp#2(凹み400μm以上)で検出をやり直す。
・凹みを1つのみ検出した場合に、(A)〜(C)の処理に移る。
(3)ノッチ判定部15は、凹みを複数個所で検出した場合に、さらにノッチ判定の条件を厳しくし、第2の深溝dp#2よりも深い第3の深溝dp#3(凹み500μm以上)で検出をやり直す。
・凹みを1つのみ検出した場合に、(A)〜(C)の処理に移る。
(4)ノッチ判定部15は、第3の深溝dp#3(凹み500μm以上)で凹みが複数個所で見つかった場合に、ウェーハ2の異常として警告を出力する。次の工程は実行されず、ウェーハ2は元の位置に戻される。
(5)また、ノッチ判定部15は、第1の深溝dp#1以上で、凹みを検出できなかった場合に、ノッチ判定の条件を緩くし、所定の浅溝(第1の浅溝sh#1)以上の凹みを検出する。例えば、第1の浅溝sh#1は、凹み200μm以上で、この第1の浅溝sh#1で、ノッチ21の検出がやり直される。
・凹みを検出した場合に、(A)〜(C)の処理に移る。
・凹みを検出できなかった場合に、さらにノッチ判定の条件を緩くし、第2の浅溝sh#2(凹み100μm以上)で、凹みを検出し直す。
(6)ノッチ判定部15は、第2の浅溝sh#2以上で、凹みを検出した場合に、(A)〜(C)の処理に移る。
・ノッチ判定部15は、凹みを検出できない場合に、ウェーハ2のノッチエラーとして警告を出力する。次の工程は実行されず、ウェーハ2は元の位置に戻される。
図9は、ウェーハ2のセンタリング結果の一例を示す。なお、下方(底面)からみたウェーハ2の外周エッジを示す図である。図9の例では、ウェーハ2は、ノッチ21の位置を0度とする基準に載置されている。
また、前述した有効データ群抽出部13、統計演算部14およびノッチ判定部15により、下記に示すように、ウェーハ2の外周エッジにおける辺(有効データ群の優先順位の高い辺とそれ以外の辺)や、異物などのイレギュラな要素に起因する部分と、ノッチ21とされた辺の部分として判定等(ノッチエラー警告等も含む)される。
(有効データ群)
優先順位1)L#5:1番目に(異物・欠損が無い最も)長い連続データの辺
優先順位2)L#7:2番目に長い連続データの辺
優先順位3)L#3:3番目に長い連続データの辺
(除外するデータ)
L#1:楕円の演算から除外する連続データの辺
L#6:異物が連続した連続データの辺
L#2、L#8:異物と判定された部分
(ノッチ判定)
L#4:ノッチ21と判定された部分
以上のように、ウェーハ2の外周エッジ部分にゴミが付着したり、また、欠損した部分がある場合でも、ノッチ21の位置を検出でき、かつ、楕円形状のウェーハ2の中心Cwを正確に検出することができる。
調整データ通知部16は、統計演算部14およびノッチ判定部15などにより求められたウェーハ2の偏心量および偏心方向、ノッチ21の位置に基づいて、これらの情報を含む調整データを研磨テーブル8へ通知する。研磨テーブル8では、調整データを用いて、ウェーハ2の中心Cwとウェーハ2を載置させるテーブル上の回転中心とを一致させるように、研磨テーブル回転軸81を移動させる。
図10は、研磨テーブル8におけるウェーハ位置決め結果の一例を示す図である。図10に示すように、研磨テーブル8において、ウェーハ2の中心Cwと研磨テーブル8の回転中心が合わせられ、また、Ref基準(0度)に沿ってノッチ21の中心点が合わせられる。
入出力設定部17は、入出装置から入力される各種設定データや、入出装置へ出力する測定データなどを取得して、演算装置10内での設定や入出力装置へのデータ出力を行う。
図11に、演算装置10に対する設定データの一例を示す。図11に示すパラメータ121は、ウェーハ径ごとに、前述したようなレーザ計測ユニット5をセットする基準位置、レーザ計測ユニット5と測定テーブル4の回転中心との距離、比較角度間隔Δθd、閾値Δrth、抽出有効データ群数(上位から優先抽出する数)などが、予め記憶部12に格納される。また、これらは、適宜、更新可能とされる。
以上説明したような実施形態のウェーハ位置決め検出装置1によれば、有効データ群の抽出処理および楕円の演算式(例えば最小二乗法)などを用いることにより、例えば誤差において数十ミクロン(従来の装置・方法)から数ミクロンオーダに精度を上げることができる。また、楕円の方程式からウェーハ2の外周エッジを導き出すことができるため、取得した測定データから容易に異物および欠損を判別することができる。
以上のように、実施形態のウェーハ位置決め検出装置によれば、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算することができる。
(フローチャートの説明)
図12は、主に図1のウェーハ位置決め検出装置1に用いられるウェーハ位置決め検出処理のフロー図である。また、図13は、図12のウェーハ半径測定処理の詳細を示すフロー図である。また、図14は、図12の有効データ群判定処理の詳細を示すフロー図であり、図15は、図12のノッチ判定処理の詳細を示すフロー図である。図16は、図15のノッチ判定処理の詳細の続きを示すフロー図である。
[全体の処理フロー]
ウェーハ位置決め検出装置1の主電源パワーオン後、起動処理などを経た後、例えば搬送レール6よりウェーハ2が測定テーブル4に載置可能である通知を受けると、ウェーハ位置決め検出処理を含めた以降の処理が開始される。
ウェーハ位置決め検出装置1は、搬送アーム3および搬送レール6を介して、ウェーハ2を測定テーブル4に載置させる(ステップS1)。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、ウェーハ半径測定処理に進む(ステップS2)。なお、ウェーハ半径測定処理については、詳しくは後述する。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、有効データ群判定処理に進む(ステップS3)。なお、有効データ群判定処理については、詳しくは後述する。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、有効データ群のうちから優先度の高い有効データ群を抽出する(ステップS4)。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、抽出した有効データ群に基づき、ウェーハ2の外周エッジについて、楕円2Qを求める最小二乗法により演算する(ステップS5)。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、演算した楕円2Qを用いてウェーハ2の中心Cwを求め、その中心Cwに対する回転中心Orからの偏心量・偏心方向を算出する(ステップS6)。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、ノッチ判定処理に進む(ステップS7)。なお、ノッチ判定処理については、詳しくは後述する。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、研磨テーブル8にウェーハ2の中心Cwの位置・ノッチ21の位置を含む調整データを通知する(ステップS8)。
次に、ウェーハ位置決め検出装置1は、搬送レール6を介して、次工程(研磨工程)の装置である研磨テーブル8にウェーハ2を搬送させる(ステップS9)。
次に、研磨工程において、砥石7は、研磨テーブル8に載置されたウェーハ2を研磨する(ステップS10)。
次に、研磨されたウェーハ2は、搬送アーム3および搬送レール6を介して、研磨テーブル8から次工程の所定の位置へ搬出される(ステップS11)。ステップ11の終了後、本処理が終了する。
[ウェーハ半径測定処理フロー]
測定データ取得部11は、レーザ計測ユニット5に対して、基準位置Pos#1〜#3のうちのウェーハ径に対応する位置に配置するように指示を送る(ステップS21)。
次に、測定データ取得部11は、測定テーブル4へ回転開始の指示を送る(ステップS22)。この開始指示を受けて、測定テーブル4の回転軸41が回転始動する。
次に、測定データ取得部11は、逐次、測定テーブル4から回転角度θiと、レーザ計測ユニット5からウェーハ2のウェーハ半径riを含む測定データを取得する(ステップS23)。
測定データ取得部11は、回転角度θiが測定終了角度に到達したかをチェックする(ステップS24)。
測定終了角度に到達していない場合(ステップS24のNo)、ステップS23へ処理を戻す。
測定終了角度に到達した場合(ステップS24のYes)、測定データ取得部11は、測定テーブル4へ回転停止の指示を送る(ステップS25)。
測定データ取得部11は、レーザ計測ユニット5に対して、測定テーブル4からの隔離位置に戻るように指示を送る(ステップS26)。ステップS26の終了後、本処理は終了し、元の処理先へ処理が戻る。
[有効データ群判定処理フロー]
有効データ群抽出部13は、記憶部12に記憶された測定データから比較角度間隔Δθdごとのウェーハ半径riを取得する(ステップS31)。例えば、はじめの比較開始は、測定開始角度とそれから比較角度間隔Δθd離れた回転角度θiとの比較から始められる。
次に、有効データ群抽出部13は、取得した測定データについて比較角度間隔Δθdのウェーハ半径riの差分を求める(ステップS32)。
次に、有効データ群抽出部13は、求めた差分について所定の閾値Δrth以内であるか否か判定する(ステップS33)。
当該差分が所定の閾値Δrth以内である場合(ステップS33のYes)、有効データ群抽出部13は、取得した比較角度間隔Δθdにおける回転角度θiのウェーハ半径riを連続データと判定する(ステップS34)。判定後、有効データ群抽出部13は、処理をステップS36へ進める。
一方、当該差分が所定の閾値Δrthを超えている場合(ステップS33のNo)、有効データ群抽出部13は、取得した比較角度間隔Δθdにおける回転角度θiのウェーハ半径riを不連続データと判定する(ステップS35)。判定後、有効データ群抽出部13は、処理をステップS36へ進める。
次に、有効データ群抽出部13は、比較角度間隔Δθdによる比較が測定終了角度まで到達したか判定する(ステップS36)。例えば、比較終了は、測定終了角度とそれから比較角度間隔Δθd離れた回転角度θiとの比較で終了する。
測定終了角度まで到達した場合(ステップS36のYes)、有効データ群抽出部13は、処理をステップS37へ進める。一方、測定終了角度まで到達していない場合(ステップS36のNo)、有効データ群抽出部13は、処理をステップS31へ戻す。
次に、有効データ群抽出部13は、ウェーハ半径riについて連続データと判定したものから、回転角度範囲が連続した測定データである連続データの塊を有効データ群として抽出する(ステップS37)。
次に、有効データ群抽出部13は、抽出した有効データ群について、ウェーハ2の外周エッジ部分の辺の長さが長いものから順に高位の優先順位を付ける(ステップS38)。ステップS38の終了後、本処理は終了し、元の処理先へ処理が戻る。
[ノッチ判定処理フロー]
ノッチ判定部15は、統計演算部14により算出された楕円2Qに基づくウェーハ2の外周データを取得する(ステップS71)。
ノッチ判定部15は、基準とする第1の深溝dp#1よりも深い溝を検出する(ステップS72)。
ノッチ判定部15は、深い溝を検出したか否かを判定する(ステップS73)。一つも深い溝を検出できない場合(ステップS73のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS710へ移す。
一方、深い溝を検出した場合(ステップS73のNo)、ノッチ判定部15は、検出個数を判定する(ステップS74)。深い溝を一つ検出した場合(ステップS74のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS715へ移す。
一方、二つ以上の深い溝を検出した場合(ステップS74のNo)、ノッチ判定部15は、第1の深溝dp#1よりも深い第2の深溝dp#2を基準として、それより深い溝を検出する(ステップS75)。
ノッチ判定部15は、第2の深溝dp#2よりも深い溝を一つ検出したか判定する(ステップS76)。深い溝を二つ以上検出した場合(ステップS76のNo)、ノッチ判定部15は、処理をステップS77へ移す。深い溝を一つ検出した場合(ステップS76のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS715へ移す。
ノッチ判定部15は、第2の深溝dp#2よりも深い第3の深溝dp#3を基準として、それより深い溝を検出する(ステップS77)。
ノッチ判定部15は、第3の深溝dp#3よりも深い溝を一つ検出したか判定する(ステップS78)。深い溝を二つ以上検出した場合(ステップS78のNo)、ノッチ判定部15は、ウェーハ異常を外部装置などへ通知する(ステップS79)。通知後、ノッチ判定部15は、本処理を終了し、元の処理先へ処理を戻す。
一方、深い溝を一つ検出した場合(ステップS78のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS715へ移す。
次に、ノッチ判定部15は、第1の深溝dp#1よりも浅い溝である第1の浅溝sh#1よりも深い溝を検出する(ステップS710)。
ノッチ判定部15は、深い溝を検出したか否かを判定する(ステップS711)。深い溝を検出した場合(ステップS711のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS715へ移す。一方、一つも深い溝を検出できない場合(ステップS711のNo)、ノッチ判定部15は、処理をステップS712へ移す。
次に、ノッチ判定部15は、第1の浅溝sh#1よりも浅い溝である第2の浅溝sh#2よりも深い溝を検出する(ステップS712)。
ノッチ判定部15は、深い溝を検出したか否かを判定する(ステップS713)。深い溝を検出した場合(ステップS713のYes)、ノッチ判定部15は、処理をステップS715へ移す。一方、一つも深い溝を検出できない場合(ステップS713のNo)、ノッチ判定部15は、処理をステップS714へ移す。
次に、ノッチ判定部15は、ノッチエラーを外部装置などへ通知する(ステップS714)。通知後、ノッチ判定部15は、本処理を終了し、元の処理先へ処理を戻す。
ノッチ判定部15は、検出した深溝において、最も半径の小さい位置を仮ノッチ中心点としてセットする(ステップS715)。
次に、ノッチ判定部15は、仮ノッチ中心点から左右に"最小半径+10μm"の箇所を検出する(ステップS716)。
次に、ノッチ判定部15は、左右に検出した当該箇所の中間点をノッチ21の中心点とする(ステップS717)。ステップS717の終了後、本処理は終了し、元の処理先へ処理が戻る。
[演算装置のハードウェア構成]
図17は、図1に示す演算装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、演算装置10Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、CD−ROM(Compact Disk ROM)105、キーボード106、マウス107、モニタ108、インタフェース109等を備えるコンピュータである。
CPU101は、演算装置10Aに備えられた電源の投入後等の起動時に、ROM102に記憶された起動プログラムに基づいて、ブート処理を開始する。ROM102は、CPU101の起動用プログラム等を記憶(格納)するメモリである。
CPU101は、起動後、HDD104又はCD−ROM105等から演算装置10Aのアプリケーション(ウェーハ位置決め検出プログラム)を読み込み、読み込んだアプリケーションをRAM103等へ記憶する。RAM103は、CPU101の主メモリ(記憶装置)であり、CPU101がアプリケーションを実行する際に、主メモリの他、ワークエリア等として用いる。一つのアプリケーションは、CPU101、RAM103等を演算装置10Aとして動作させるプログラムである。
具体的には、CPU101、RAM103等は、このアプリケーションに従い、図5に示した各々の手段の処理を実行する。このコンピュータにインストールされ実行されるアプリケーションにより、図5に示す演算装置10の各部の処理が実現されて、コンピュータが備えるハードウェアと協働することによって、演算装置10として動作する。
HDD104は、ハードディスク装置であり、例えば図5に示す記憶部12などにも対応する。HDD104は、例えばオペレーティングシステム(OS)ソフト、ブラウザソフトなどの基本ソフトウェア、測定データ、装置に関する設定データや校正データなどの各種データを記憶する。
CD−ROM105は、CD−ROM媒体に記録されたアプリケーション、各種データ等を読込むためのドライブ装置である。なお、CD−ROM105は、DVD(Digital Versatile Disk)やUSBメモリ(Universal Serial Busflash drive)等の他の記録媒体を読込むためのドライブ装置であっても良い。
インタフェース109は、コンピュータと通信媒体(無線LAN、インターネットなど)とのアクセスや、データベース装置等とのアクセスを可能とする。すなわち、インタフェース109は、コンピュータと外部装置等との入出力のデータ転送を実現する。
キーボード106、マウス107は、必要に応じて、オペレータが演算装置10Aに対して測定メニュー選択、入力操作、起動操作、停止操作などを行う際に用いられる。モニタ108は、演算装置10Aの運用状態を確認、データ入力・パラメータ設定、測定メニュー選択などの際に表示確認に用いられる表示装置である。
なお、演算装置10AからCD−ROM105、キーボード106、マウス107、モニタ108などを除きインタフェース109を介して、演算装置10Aが外部装置としてそれらの装置と接続可能とする構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態のウェーハ位置決め検出方法によれば、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算することができる。
また、本実施形態のウェーハ位置決め検出プログラムによれば、ウェーハの外周エッジに対する測定データからウェーハの正確な半径を算出可能な測定データを抽出してウェーハの中心を精度よく演算することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、例えば、この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…ウェーハ位置決め検出装置、2、2a、2b、2c…ウェーハ、2Q…楕円、3…搬送アーム、4…測定テーブル、5…レーザ計測ユニット、6…搬送レール、7…砥石、8…研磨テーブル、10、10A…演算装置、11…測定データ取得部、12…記憶部、13…有効データ群抽出部、14…統計演算部、15…ノッチ判定部、16…調整データ通知部、17…入出力設定部、20…インゴット、21…ノッチ、22…円の形状ウェーハ、31…吸着ユニット、32…リフトアーム、41…回転軸、51…レーザ投光器、52…レーザ受光器、53…レーザ光、81…研磨テーブル回転軸、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…HDD、105…CD−ROM、106…キーボード、107…マウス、108…モニタ、109…インタフェース、121…パラメータ、211…付着物、212…欠損、213…大きな付着物

Claims (8)

  1. 外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハの中心を検出するウェーハ位置決め検出装置であって、
    前記ウェーハを載置して前記ウェーハの回転中心と回転軸の軸中心とを合わせて保持しながら回転し、当該回転軸の回転角度を測定可能な測定テーブルと、
    載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記測定テーブルと所定の間隔を保持して設置可能であり、前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向にレーザ光を照射し、照射されたレーザ光を受光計測して前記ウェーハの外周エッジとの距離を計測するレーザ計測ユニットと、
    前記ウェーハの回転中心から前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径と、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向とを演算する演算装置とを備え、
    前記測定テーブルの外径は前記ウェーハの外径よりも小さく形成されており、前記測定テーブルは前記レーザ計測ユニットにより前記ウェーハの全周にわたる前記ウェーハの外周エッジとの距離を計測可能に回転し、
    前記演算装置は、
    前記回転角度と、前記回転角度ごとに計測された前記レーザ計測ユニットと前記ウェーハの外周エッジとの距離から算出した前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得部と、
    前記測定データ取得部により取得された前記測定データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定し、連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出部と、
    抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算部とを有する
    ことを特徴とするウェーハ位置決め検出装置。
  2. 前記有効データ群抽出部は、抽出した前記有効データ群のうちから各々の測定区間での弧長がより長い有効データ群に優先順位付けし、所定の優先順位までの前記有効データ群をさらに抽出して前記統計演算部に用いさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェーハ位置決め検出装置。
  3. 前記測定データ取得部は、前記ウェーハの全周についての測定範囲について、測定開始角度から一定角度範囲までを測定終了角度に到るまでに重複して測定するオーバラップ区間を有するように前記測定データを取得する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウェーハ位置決め検出装置。
  4. 前記演算装置は、
    統計演算された前記ウェーハの外周エッジおよび前記記憶部に記憶された前記測定データから、基準とする溝の深さに基づいて前記ノッチの位置を判定するノッチ判定部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウェーハ位置決め検出装置。
  5. 前記統計演算部は、前記ウェーハの外周エッジを前記楕円方程式に最小二乗法を用いて統計演算する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のウェーハ位置決め検出装置。
  6. 前記演算装置は、
    前記偏心量および偏心方向に基づいて、前記ウェーハの中心と次工程で前記ウェーハを載置させるための次工程テーブルの回転中心とを一致させるように、前記ウェーハの中心に関する調整データを当該次工程の装置に通知する調整データ通知部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のウェーハ位置決め検出装置。
  7. 測定テーブルおよびレーザ計測ユニットを備え、当該測定テーブルに外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハを載置してウェーハの中心を検出するウェーハ位置決め検出装置に用いられるウェーハ位置決め検出方法であって、
    前記測定テーブルの外径は前記ウェーハの外径よりも小さく形成されており、
    前記ウェーハ位置決め検出装置が以下の各々のステップ、すなわち、
    載置された前記ウェーハの回転中心と前記測定テーブルの回転軸の軸中心とを合わせて保持させながら前記測定テーブルを回転させて当該回転軸の回転角度を測定する回転測定ステップと、
    載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向に前記レーザ計測ユニットによりレーザ光を照射し、照射したレーザ光を受光計測して前記ウェーハの回転中心と前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径を計測する距離計測ステップと、
    前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径に基づいて、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向を演算する演算ステップとを実行し、
    前記演算ステップは、さらに、
    前記回転角度と、前記回転角度ごとに前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、
    前記測定データ取得ステップにより取得された前記測定データを記憶する記憶ステップと、
    記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定する閾値判定ステップと、
    連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出ステップと、
    抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算ステップとを含む
    ことを特徴とするウェーハ位置決め検出方法。
  8. コンピュータを、
    測定テーブルおよびレーザ計測ユニットを備え、当該測定テーブルに外周エッジにノッチを有する略円盤状のウェーハを載置してウェーハの中心を検出する、前記測定テーブルの外径が前記ウェーハの外径よりも小さく形成されているウェーハ位置決め検出装置として動作させるウェーハ位置決め検出プログラムであって、
    載置された前記ウェーハの回転中心と前記測定テーブルの回転軸の軸中心とを合わせて保持させながら前記測定テーブルを回転させて当該回転軸の回転角度を測定する回転測定ステップと、
    載置された前記ウェーハの外周エッジ近傍に前記ウェーハの略円盤状の面に対して垂直方向に前記レーザ計測ユニットによりレーザ光を照射し、照射したレーザ光を受光計測して前記ウェーハの回転中心と前記ウェーハの外周エッジまでのウェーハ半径を計測する距離計測ステップと、
    前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径に基づいて、前記ウェーハの中心に対する前記回転中心からの偏心量および偏心方向を演算する演算ステップとを含み、
    前記演算ステップは、さらに、
    前記回転角度と、前記回転角度ごとに前記距離計測ステップにより計測された前記ウェーハ半径を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、
    前記測定データ取得ステップにより取得された前記測定データを記憶する記憶ステップと、
    記憶された前記ウェーハ半径について、所定の比較角度間隔ごとに前記回転角度における前記ウェーハ半径の差異を所定の閾値以内であるか否かを判定する閾値判定ステップと、
    連続的な回転角度範囲でのすべての前記ウェーハ半径が前記所定の閾値以内であると判定された前記測定データを有効データ群として抽出する有効データ群抽出ステップと、
    抽出された前記有効データ群を用いて、楕円方程式に基づいて前記ウェーハの外周エッジを統計演算し、当該統計演算した前記外周エッジに基づいて前記偏心量および偏心方向を演算する統計演算ステップとを含む
    ことを特徴とするウェーハ位置決め検出プログラム。
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