JP2015112698A - 加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ位置測定手段が高さを測定すべき位置に高さ位置測定手段の測定位置を正しく位置付けることにより、被加工物の損傷を防ぐ。
【解決手段】位置ずれ検出ステップにおいて、撮像手段13が撮影する位置と、高さ位置測定手段14が被加工物の高さを測定する測定位置との間のずれを検出し、領域検出ステップにおいて、撮像手段13で被加工物を撮影し、撮影した画像に基づいて高さ位置測定手段14が被加工物の高さを測定すべき位置を算出し、上面高さ位置測定ステップにおいて、領域検出ステップで検出した位置に位置ずれ検出ステップで検出したずれを加味して高さ位置測定手段14を位置付け、被加工物の上面の高さを測定する。加工ステップにおいては、高さ測定ステップで測定した高さを基準として、加工手段12で被加工物を加工することで、被加工物の損傷を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物を加工する加工方法に関する。
ウェーハなどの被加工物の上面から所定の深さ切り込んだ溝を形成する場合や、被加工物の上面から所定の厚さ研削する場合など、被加工物の上面の高さ(上面高さ位置)を基準として被加工物を加工する場合がある。例えば、特許文献1には、被加工物の上面の高さを背圧式センサーで測定し、測定した高さを基準として切削溝を形成する切削装置が記載されている。
特開2001−298003号公報
被加工物の上面が面一ではなく高低差がある場合は、高さ位置測定手段の測定位置によって高さ位置が変化するため、高さ位置測定手段の測定位置を被加工物上の所望の位置に位置付けることが必要となる。例えば、高低差がある被加工物上面の最頂点の高さ位置を測定したい場合等、所望の位置の高さ位置を測定するには、顕微鏡などの撮像手段で被加工物の上面を撮影し、撮影した画像から高さ位置測定手段が高さを測定すべき位置を検出し、検出した位置に高さ測定手段の測定位置を位置付ける。
しかし、高さ位置測定手段の組付け位置がずれていると、所望の位置に高さ位置測定手段を位置付けることができないという問題がある。高さ位置測定手段が所望の位置に位置付けられず、所望の位置とは異なる位置で被加工物の上面高さ位置を測定し、その上面高さ位置を基準として被加工物に対して加工を施すと、例えば深すぎる溝が形成されるなど、被加工物が損傷するおそれがある。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、高さ測定手段が高さを測定すべき位置に高さ測定手段の測定位置を正しく位置付けることにより、被加工物の損傷を防ぐことを目的とする。
本発明に係る加工方法は、被加工物を加工する加工手段と、被加工物を撮影する撮像手段と、被加工物の高さ位置を測定する高さ位置測定手段と、を備えた加工装置を用いて被加工物を加工する加工方法であって、該撮像手段が撮影する座標位置と、該高さ位置測定手段が高さ位置を測定する座標位置との間のずれを検出する位置ずれ検出ステップと、被加工物を該撮像手段で撮影し、撮影した画像に基づいて該高さ位置測定手段が上面高さ位置を測定すべき位置の座標を測定位置座標として検出する領域検出ステップと、該領域検出ステップで検出された該測定位置座標に該位置ずれ検出ステップで検出されたずれを加味した位置に該高さ位置測定手段を位置付け、被加工物の上面の高さ位置を測定する上面高さ位置測定ステップと、該上面高さ位置測定ステップで測定された上面高さ位置を基準として、被加工物に該加工手段で加工を施す加工ステップと、を備える。
本発明に係る加工方法によれば、撮像手段が撮影する座標位置と高さ位置測定手段が高さ位置を測定する座標位置との間のずれを検出し、検出したずれを加味した位置に高さ位置測定手段を位置付けるため、測定すべき位置の高さ位置を正確に測定することができる。そして、測定すべき位置に高さ位置測定手段を正しく位置付けて測定した上面高さ位置を基準として加工を行うため、被加工物の損傷を防ぐことができる。
加工装置を示す斜視図。 テープを介してフレームに支持されたダミーチップを示す斜視図。 撮像ステップを示す平面図。 仮位置付けステップを示す平面図。 第1走査ステップを示す平面図。 第2走査ステップを示す平面図。 被加工物を示す斜視図。 領域検出ステップを示す平面図。 高さ測定ステップを示す平面図。 加工ステップを示す斜視図。
図1に示す加工装置10は、被加工物を保持する保持手段11と、保持手段11に保持された被加工物を加工する加工手段12と、保持手段11に保持された被加工物を撮影する撮像手段13と、保持手段11に保持された被加工物の高さ位置を測定する高さ位置測定手段14と、加工手段12及び撮像手段13及び高さ位置測定手段14を±Z方向に移動させるZ方向移動手段15と、保持手段11を±X方向に移動させるX方向移動手段16と、加工手段12及び撮像手段13及び高さ位置測定手段14を±Y方向に移動させるY方向移動手段17とを備え、保持手段11に保持された被加工物に対して加工手段12が加工を施す装置である。
保持手段11は、XY平面に平行な保持面111を有し、保持面111に載置された被加工物を吸引して保持する。
加工手段12は、±Y方向の軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21の先端に装着された切削ブレード20とを備え、回転する切削ブレード20を被加工物に作用させることにより切削加工を行う。
撮像手段13は、例えば−Z方向の所定範囲を撮影する顕微鏡を有しており、加工手段12に固定されている。
高さ位置測定手段14は、例えば特許文献1に記載された背圧センサを有しており、下方に位置する被加工物の±Z方向の高さ位置を測定する。高さ位置測定手段14は、加工手段12に固定されている。
Z方向移動手段15は、±Z方向に平行なボールねじをモータ51が回転させることにより、ボールねじに係合した移動部53がガイド54に案内されて±Z方向に移動する構成となっている。移動部53には、加工手段12が固定され、移動部53の移動に伴って、加工手段12並びにそれに固定された撮像手段13及び高さ位置測定手段14が±Z方向に移動する。これにより、加工手段12及び撮像手段13及び高さ位置測定手段14と、保持手段11とが相対的に±Z方向に移動する。
X方向移動手段16は、±X方向に平行なボールねじ62をモータ61が回転させることにより、ボールねじ62に係合した移動部63がガイド64に案内されて±X方向に移動する。移動部63には、保持手段11が固定され、移動部63の移動に伴って、保持手段11が±X方向に移動する。これにより、加工手段12及び撮像手段13及び高さ位置測定手段14と、保持手段11とが相対的に±X方向に移動する。
Y方向移動手段17は、±Y方向に平行なボールねじ72をモータ71が回転させることにより、ボールねじ72に係合した移動部73がガイド74に案内されて±Y方向に移動する。移動部73には、Z方向移動手段15が固定され、移動部73の移動に伴って、Z方向移動手段15、それに固定された加工手段12並びに加工手段12に固定された撮像手段13及び高さ位置測定手段14が、±Y方向に移動する。これにより、加工手段12及び撮像手段13及び高さ位置測定手段14と、保持手段11とが相対的に±Y方向に移動する。
X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって撮像手段13と保持手段11とがXY平面内で相対的に自在に移動可能であるため、撮像手段13は、保持手段11に保持された被加工物の上面の任意の位置を撮影することができる。また、X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって高さ位置測定手段14と保持手段11とがXY平面内で相対的に自在に移動可能であるため、保持手段11に保持された被加工物の上面の任意の位置の真上に高さ位置測定手段14を位置づけ、Z方向移動手段15によって高さ位置測定手段14と保持手段11とを相対的に接近させることにより、被加工物の上面の任意の位置の高さを測定することができる。
撮像手段13が固定されている位置と高さ位置測定手段14が固定されている位置とが異なるため、例えば撮像手段13で撮影した画像内の所定の座標(例えば原点)に写った部分の高さを高さ位置測定手段14で測定しようとすると、撮像手段13が固定されている位置と高さ位置測定手段14が固定されている位置との差の分だけ、撮像手段13及び高さ位置測定手段14と保持手段11とをXY平面内で相対的に移動させる必要がある。この差を「オフセット量」と呼ぶ。
加工装置10は、オフセット量の設計上の理論値をあらかじめ記憶している。しかし、撮像手段13や高さ位置測定手段14の組み付け位置には誤差があるため、実際のオフセット量が設計上の理論値と異なる場合がある。このため、実際に被加工物を加工する前に、実際のオフセット量と理論値との差を検出する。以下では、実際のオフセット量と理論値との差を考慮して被加工物を加工する方法について説明する。
1 位置ずれ検出ステップ
位置ずれ検出ステップは、撮像手段13でダミーチップを撮影する撮像ステップと、オフセット量の理論値に基づいて高さ位置測定手段14を位置付ける仮位置付けステップと、高さ位置測定手段14を±X方向に走査して高さを測定する第1走査ステップと、高さ位置測定手段14を±Y方向に走査して高さを測定する第2走査ステップとを実行する。
以下、各ステップについて詳述する。
(1)撮像ステップ
撮像ステップでは、実際のオフセット量と理論値との間のずれを算出するための基準となる基準点の位置を検出する。図2に示すダミーチップ83は、位置ずれ検出ステップで使用されるものであり、円環状のフレーム81の開口部に貼着されたテープ82に貼着されることにより、フレーム81に固定されている。ダミーチップ83は、例えば正方形板状であり、±x方向に平行な辺と、±y方向に平行な辺とを有している。
まず、ダミーチップ83を保持手段11の保持面111に載置して保持手段11で保持する。次に、保持手段11に保持されたダミーチップ83全体を撮像手段13で撮影する。撮像手段13は、一回の撮影でダミーチップ83全体を撮影する構成でもよいし、一回の撮影で狭い範囲を撮影し、X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって保持手段11と撮像手段13とをXY平面内で相対的に移動させることにより、ダミーチップ83全体を走査して撮影する構成でもよい。
図3に示す画像30は、撮像ステップで撮影される画像の例である。加工装置10は、撮像手段13が撮影した画像30を解析することにより、ダミーチップ83の四辺に対応するエッジ31〜34を検出する。
次に、加工装置10は、検出したエッジ31〜34から基準点(例えばダミーチップ83の中心)の座標を算出する。例えば、加工装置10は、互いに平行な一組のエッジ31,32の中心線と、互いに平行なもう一組のエッジ33,34の中心線との交点の座標を算出することにより、中心35の座標を算出する。
(2)仮位置付けステップ
次に、撮像ステップで算出した中心35の座標とオフセット量の理論値とに基づいて、X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって保持手段11と高さ位置測定手段14とをXY平面内で相対的に移動させ、ダミーチップ83の中心835に高さ位置測定手段14の測定位置を位置付ける。しかし、実際のオフセット量と理論値との間にずれがあるので、図4に示すように、高さ位置測定手段14の測定位置45は、ダミーチップ83の中心835からずれている。
(3)第1走査ステップ
第1走査ステップでは、実際のオフセット量と理論値との間の±X方向におけるずれを算出する。
図5に示すように、高さ位置測定手段14でダミーチップ83の上面の高さを測定しながら、仮位置付けステップで位置付けた位置から、X方向移動手段16によって高さ位置測定手段14を保持手段11に対して相対的に+X方向に移動させ、高さ位置測定手段14の測定位置45をダミーチップ83上で+X方向に移動させる。そして、高さ位置測定手段14が測定した高さが急激に変化する位置41を検出する。
同様に、高さ位置測定手段14でダミーチップ83の上面の高さを測定しながら、仮位置付けステップで位置付けた位置から、X方向移動手段16によって高さ位置測定手段14を保持手段11に対して相対的に−X方向に移動させ、高さ位置測定手段14の測定位置45をダミーチップ83上で−X方向に移動させる。そして、高さ位置測定手段14が測定した高さが急激に変化する位置42を検出する。
加工装置10は、検出した2つの位置41,42の中間点46と、仮位置付けステップで位置付けた位置との差を算出することにより、実際のオフセット量と理論値との間の±X方向における相対的な位置のずれ48を求める。
(4)第2走査ステップ
第2走査ステップでは、実際のオフセット量と理論値との間の±Y方向におけるずれを算出する。
図6に示すように、高さ位置測定手段14でダミーチップ83の上面の高さを測定しながら、仮位置付けステップで位置付けた位置から、Y方向移動手段16によって高さ位置測定手段14を保持手段11に対して相対的に+Y方向に移動させ、高さ位置測定手段14の測定位置45をダミーチップ83上で+Y方向に移動させる。そして、高さ位置測定手段14が測定した高さが急激に変化する位置43を検出する。
同様に、高さ位置測定手段14でダミーチップ83の上面の高さを測定しながら、仮位置付けステップで位置付けた位置から、Y方向移動手段16によって高さ位置測定手段14を保持手段11に対して相対的に−Y方向に移動させ、高さ位置測定手段14の測定位置45をダミーチップ83上で−Y方向に移動させる。そして、高さ位置測定手段14が測定した高さが急激に変化する位置44を検出する。
加工装置10は、検出した2つの位置43,44の中間点47と、仮位置付けステップで位置付けた位置との差を算出することにより、実際のオフセット量と理論値との間の±Y方向における相対的な位置のずれ49を求める。
このようにして算出したずれ48,49を用いて、オフセット量の理論値を補正することにより、実際のオフセット量、すなわち、撮像手段13が撮影する座標位置と、高さ位置測定手段14が高さ位置を測定する座標位置との間のずれを検出することができる。
上記位置ずれ検出ステップの後、撮像手段13で被加工物90を撮影して高さ位置を測定すべき位置を検出する領域検出ステップと、領域検出ステップで検出した位置における被加工物90の高さを高さ位置測定手段14で測定する上面高さ位置測定ステップと、上面高さ位置測定ステップで測定した高さを基準にして被加工物を加工する加工ステップとを実行する。
以下では、図7に示すように、±y方向に平行な複数の溝92と、±x方向に平行な複数の溝93とが上面91に形成された被加工物90(溝入りウェーハ)を切削して、溝92,93の底から更に所定量の深さの溝を形成する場合を例にして、各ステップについて詳述する。
2 領域検出ステップ
まず、被加工物90を図1に示した保持手段11の保持面111に載置して保持手段11で保持する。次に、図8に示すように、X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって保持手段11と撮像手段13とをXY平面内で相対的に移動させることにより、撮像手段13で撮影される撮像範囲36を移動させながら、保持手段11に保持された被加工物90を撮像手段13で撮影し、撮影した画像を解析することにより、溝92または溝93の底に当たる位置37の座標、すなわち、高さ位置測定手段14が上面高さ位置を測定すべき位置の座標を測定位置座標として検出する。この例では、溝92,93を所定量だけ深く形成するために、溝92,93の底における被加工物90の上面の高さを基準にして加工手段12を制御する必要がある。
3 上面高さ位置測定ステップ
そこで、X方向移動手段16及びY方向移動手段17によって保持手段11と高さ位置測定手段14とをXY平面内で相対的に移動させることにより、高さ位置測定手段14の測定位置45を、位置37に位置付ける。
仮に、オフセット量の理論値を使って高さ位置測定手段14を位置付けたとすると、高さ位置測定手段14の測定位置45は、位置37からずれてしまうので、溝92,93の底ではない位置の高さを測定することになり、加工ステップで被加工物90を正しく加工することができない。これに対し、位置ずれ検出ステップで検出したずれを加味して理論値を補正することにより得られた実際のオフセット量を使って高さ位置測定手段14を位置付ければ、図9に示すように、高さ位置測定手段14の測定位置45を位置37に正しく位置付けることができる。この状態で、高さ位置測定手段14が被加工物90の上面(すなわち溝93の底)の高さを測定する。
4 加工ステップ
図10に示すように、図1に示したZ方向移動手段15によって加工手段12を保持手段11に対して−Z方向に相対的に移動させることにより、上面高さ位置測定ステップで測定した上面高さ位置を基準にして、切削ブレード20が被加工物90に所定量切り込む位置に、加工手段12を位置付ける。また、Y方向移動手段16によって加工手段12と保持手段11とを±Y方向に相対的に移動させることにより、切削ブレード20をいずれかの溝92,93の延長線上に位置付ける。そして、切削ブレード20を回転させながら、X方向移動手段16によって加工手段12と保持手段11とを±X方向に相対的に移動させることにより、切削ブレード20を被加工物90に切り込ませ、所定の深さの溝を形成する。
位置ずれ検出ステップで検出したずれに基づいて高さ測定ステップで高さ位置測定手段14を位置付けるので、高さ位置測定手段14を正しい位置に位置付けることができる。これにより、誤って測定した高さを基準にして被加工物を加工するのを防ぐことができるので、被加工物の損傷を防ぐことができる。
なお、加工手段12は、被加工物の上面の高さを基準として被加工物を加工するものであれば、切削手段に限らず、例えばレーザ加工手段や研削手段などであってもよい。
高さ位置測定手段14は、被加工物の上面の高さを測定するものであれば、背圧センサに限らず、レーザ距離計など他の非接触式センサであってもよいし、接触式センサであってもよい。なお、高さ位置測定手段14が背圧センサであれば、被加工物の上面に触れることなく測定できるので被加工物に傷がつくのを防ぐことができるとともに、被加工物の上面が透明である場合でも測定が可能である。
ダミーチップ83は、撮像手段13で撮影可能かつ高さ位置測定手段14で検出可能なエッジを有するものであれば、正方形板状に限らず、例えば長方形板状、菱形板状、円形板状など他の形状であってもよい。また、エッジは、高低差があればよいので、ダミーチップ83の外周に限らず、ダミーチップ83の上面に形成された溝であってもよい。例えば、被加工物90のように、格子状に溝が形成されたものをダミーチップ83として使用してもよい。また、ダミーチップ83の代わりに、被加工物90そのものを使用してもよい。
ダミーチップ83を保持手段11で保持する向きは、エッジがX方向及びY方向に平行になる向きに限らず、斜めであってもよい。上述した中心点検出方法によれば、ダミーチップ83が斜めであっても、ダミーチップ83の中心点を検出することができる。
また、位置ずれ検出の基準点は、ダミーチップ83の中心に限らず、任意の位置であってもよい。例えば、互いに平行な一組のエッジからの距離の比がa:bで、互いに平行なもう一組のエッジからの距離との比がc:dである点(a,b,c及びdは、正の実数。)を基準点としてもよい。その場合も、ダミーチップ83を保持手段11で保持する向きは、斜めであってもよい。あるいは、第一の方向に延びるエッジからの距離がp、第一の方向と異なる第二の方向に延びるエッジからの距離がqである点(p及びqは、各エッジの長さよりも小さい正の実数。)を基準点としてもよい。その場合、例えば、第一の方向が±X方向と平行で、かつ、第二の方向が±Y方向と平行になる向きに、保持手段11でダミーチップ83を保持すればよい。
領域検出ステップで検出する高さを測定すべき位置は、撮像手段13によって検出可能なものであればよく、溝の底に限らず、例えば、最頂点の位置であってよい。
10 加工装置、
11 保持手段、111 保持面、
12 加工手段、20 切削ブレード、21 スピンドル、
13 撮像手段、14 高さ位置測定手段、
15 X方向移動手段,16 Y方向移動手段,17 Z方向移動手段、
51,61,71 モータ、62,72 ボールねじ、53,63,73 移動部、
54,64,74 ガイド、
30 画像、31,32,33,34 エッジ、35,835 中心、
36 撮像範囲、37,41,42,43,44 位置、45 測定位置、
46,47 中間点、48,49 ずれ、
81 フレーム、82 テープ、83 ダミーチップ、
90 被加工物、91 上面、92,93 溝

Claims (1)

  1. 被加工物を加工する加工手段と、被加工物を撮影する撮像手段と、被加工物の高さ位置を測定する高さ位置測定手段と、を備えた加工装置を用いて被加工物を加工する加工方法であって、
    該撮像手段が撮影する座標位置と、該高さ位置測定手段が高さ位置を測定する座標位置との間のずれを検出する位置ずれ検出ステップと、
    被加工物を該撮像手段で撮影し、撮影した画像に基づいて該高さ位置測定手段が上面高さ位置を測定すべき位置の座標を測定位置座標として検出する領域検出ステップと、
    該領域検出ステップで検出された該測定位置座標に該位置ずれ検出ステップで検出されたずれを加味した位置に該高さ位置測定手段を位置付け、被加工物の上面の高さ位置を測定する上面高さ位置測定ステップと、
    該上面高さ位置測定ステップで測定された上面高さ位置を基準として、被加工物に該加工手段で加工を施す加工ステップと、
    を備えた、加工方法。
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