JP2016183785A - 加熱調理器 - Google Patents

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英里佳 大熊
Erika Okuma
英里佳 大熊
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Abstract

【課題】使用者が調理中又は調理後に追加操作を行うこと無く、調理対象物を適切に調理することができる加熱調理器を得ることを目的とする。
【解決手段】調理庫7内の被調理物を加熱する調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bと、被調理物を撮影する撮影手段24と、被調理物の温度を検出する温度検知手段23と、撮影手段24から得た画像データ、及び温度検知手段23から得た温度データに基づいて調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを制御する制御装置と、を備えたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、調理対象物の状態に応じて加熱手段を制御する加熱調理器に関するものである。
従来、調理庫内の調理対象物を、調理庫内に設置された撮影手段によって撮影し、撮影した画像を調理庫外に設けられた表示部に表示することで調理庫の扉を開けることなく調理対象物の状態を確認することが可能な加熱調理器が提案されている(特許文献1参照)。
また、調理庫内の調理対象物を撮影手段によって撮影し、撮影した画像を通信手段を介して外部の表示端末に転送し、表示端末に撮影した画像を表示することで、使用者が加熱調理器が置かれた場所まで移動することなく、調理対象物の状態の確認と加熱手段の制御を行える加熱調理器が提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−40441号公報 特開平11−118155号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の加熱調理器においては、調理対象物の状態の確認と加熱手段の制御操作は非常に簡易的に行えるが、調理対象物の状態に応じて自動で加熱手段の制御を行うことができない。そのため、調理対象物の焼き過ぎ又は焼き足りないという事態が起こり得ることから、調理の途中で使用者が自ら調理対象物の状態を確認する必要が生じる。そして、調理対象物を焼き過ぎた場合は、調理の途中で使用者が自ら調理中止の操作を行う必要が生じる一方で、調理対象物が焼き足りない場合は、使用者が焼く時間の延長操作を自ら行わなければならず、操作が煩雑になるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、調理対象物の状態に応じて加熱手段を制御することで、使用者が調理中又は調理後に追加操作を行うこと無く、調理対象物を適切に調理することができる加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、調理庫内の被調理物を加熱する加熱手段と、前記被調理物を撮影する撮影手段と、前記被調理物の温度を検出する温度検知手段と、前記撮影手段から得た画像データ、及び前記温度検知手段から得た温度データに基づいて前記加熱手段を制御する制御装置と、を備えたものである。
本発明によれば、制御装置が、撮影手段から得た画像データ、及び温度検知手段から得た温度データに基づき、調理対象物の状態に応じて加熱手段を制御することで、使用者が調理中又は調理後に追加操作を行うこと無く、調理対象物を適切に調理することができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の全体構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のトッププレートを取り外した状態の概略斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の調理庫扉を閉じた状態の概略右側面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示した状態を表す概略図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示して操作対象を選択する状態を表す概略図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示して選択部分に対する操作を選択する状態を表す概略図である。
以下、本発明の加熱調理器の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の全体構成を示す概略斜視図である。図1に示されるように、加熱調理器100は、本体1の天面に調理物を収容した鍋等の調理容器(図示省略)を載置可能な、光透過性を備えた非磁性体(例えば結晶化ガラス)からなるトッププレート2を備えている。トッププレート2には、調理容器を載置するための場所として、左加熱部4a、中央加熱部4b及び右加熱部4cが設けられ、トッププレート2の前面側には、後述する窓部2aが設けられている。
トッププレート2の外周にはシリコン系接着剤で固着された金属、例えばステンレスで構成された枠体3を設け、天板4は、トッププレート2及び枠体3により構成されている。天板4の前面側の枠体3には、シート状の上面操作部5が設けられ、上面操作部5には加熱調理器100への各種の操作入力を行う操作スイッチ5aが備えられている。また、加熱調理器100の本体1は、前面の右側に加熱調理器100の電源のON及びOFFを行う電源スイッチなどを備えた前面操作部6を備えている。
なお、本実施の形態1においてシート状の上面操作部5を枠体3に設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、上面操作部5を静電型タイプのタッチスイッチで構成してトッププレート2に設けても良い。また、本実施の形態1において、上面操作部5と前面操作部6とを設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、前面操作部6を設けずに上面操作部5だけ設けても良い。これらのことは、後述する実施の形態2〜4についても同様である。
本体1は、魚等の被調理物9を載置してグリル料理又はオーブン料理をする調理庫7を備え、調理庫7の内部には、輻射式の調理庫用上加熱手段7a(図3参照)と調理庫用下加熱手段7b(図3参照)が設けられている。調理庫7は前面が開口していて、調理庫7の前面開口には、開口を閉塞するための調理庫扉8が前方に引き出し自在に設けられている。
調理庫扉8は、その引き出しの動作に連動して被調理物9を載置する載置皿21と焼き網20を引き出させるようになっており、調理庫扉8を本体1側に最も押し込んだ状態にすることで、調理庫7の前面開口が閉塞され調理が行える。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のトッププレートを取り外した状態の概略斜視図である。図2に示されるように、トッププレート2の下方の本体1の内部には、左加熱手段10、右加熱手段11及び中央加熱手段12が配設されている。トッププレート2の左加熱部4aは左加熱手段10に対応する位置に設けられ、右加熱部4cは右加熱手段11に対応する位置に設けられ、中央加熱部4bは中央加熱手段12に対応する位置に設けられている。左加熱手段10、右加熱手段11及び中央加熱手段12は、それぞれ誘導加熱コイルからなる誘導加熱手段であり、このように誘導加熱手段が3つ設けられた加熱調理器は、3口タイプの加熱調理器と呼ばれている。
調理の対象物は、左加熱手段10、右加熱手段11又は中央加熱手段12の上方に設けられ、載置場所として示された左加熱部4a、右加熱部4c又は中央加熱部4bに載置され調理される。なお、本実施の形態1において3口タイプの加熱調理器を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、誘導加熱手段の1口を誘導加熱手段ではない加熱手段、例えばラジエントヒーターのような電熱線からなる輻射式加熱手段で構成しても良い。また、本実施の形態1において3口タイプの加熱調理器を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、1口タイプ以上の加熱調理器であれば良い。これらのことは、後述する実施の形態2〜4においても同様である。
トッププレート2の下方には、基板14に搭載された表示手段13が設けられており、トッププレート2に設けられた窓部2aによって表示手段13に表示された内容がトッププレート2の上方から視認できるようになっている。なお、表示手段13は液晶(Liquid Crystal Display)により構成された表示部である。但し、表示手段13の構成は液晶に限らず、有機電界発光(Electro Luminescence)素子などを用いても良い。さらに、上記の表示手段13に表示される内容としては、文字、記号及びイラスト等により使用者に加熱調理器100の動作条件、又は調理に参考になる関連情報を視覚的に知らせる動作が含まれる。
また、トッププレート2の下方で、調理庫7の側方にはマイコンから構成された制御手段15(図4参照)を備えた制御基板(図示省略)が配設されている。さらにトッププレート2の下方で、調理庫7の側方には、スイッチング素子、整流回路及びその他電子部品から構成された左加熱手段用インバーター回路17(図4参照)、右加熱手段用インバーター回路18(図4参照)及び中央加熱手段用インバーター回路19(図4参照)を備えたインバーター基板(図示省略)が配設されている。加えて、トッププレート2の下方で、調理庫7の側方には調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに電力を供給する電源基板(図示省略)が配設されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の調理庫扉を閉じた状態の概略右側面図である。図3に示されるように、調理庫7内の上部中央には、温度データとして被調理物9の表面温度を撮影できる温度検知手段23と、画像データとして被調理物9を撮影する撮影手段24とが配設されている。そして、後述する制御装置60は、温度データ及び画像データに基づいて被調理物9の温度と焼き色(表面状態)の変化を検知して、被調理物9の温度と焼き色に基づいて被調理物9の加熱状態を識別する。調理庫7内の奥側には、庫内温度を測定するサーミスタ22を配置し、調理庫7内の空気温度を測定する。なお、本実施の形態1において、温度検知手段23及び撮影手段24を調理庫7内の上部中央に配置し、サーミスタ22を調理庫7内の奥側に配置した例を示したが、本発明はこれに限定されず、温度検知手段23、撮影手段24及びサーミスタ22を調理庫7内の別の場所に配設しても良い。なお、焼き色は本発明における「表面状態」に相当する。
調理庫7の内部には、調理庫7の天面近傍に保持された、例えばシーズヒーターからなる調理庫用上加熱手段7aと、調理庫7の底面近傍に保持された、例えばシーズヒーターからなる調理庫用下加熱手段7bを備えている。なお、ここでは、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを輻射式の加熱手段として例示したが、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bは、熱風又は過熱水蒸気を利用したもの、もしくはマイクロ波又はガスを利用した加熱手段でも良い。なお、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bにより、本発明における「加熱手段」が構成される。但し、本実施の形態1において調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bにより、加熱手段を構成しているが、本発明はこれに限定されず、調理庫用上加熱手段7a又は調理庫用下加熱手段7bのいずれか一方のみで加熱手段を構成してもよい。
図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の電気的構成を示すブロック図である。図4に示されるように、制御手段15は、CPU25(Central Processing Unit)と記憶部26とを有している。制御手段15には、前面操作部6と、上面操作部5と、温度検知手段23と、撮影手段24と、サーミスタ22等の各信号が入力される。
また、制御手段15は、左加熱手段10を駆動する左加熱手段用インバーター回路17、右加熱手段11を駆動する右加熱手段用インバーター回路18、及び中央加熱手段12を駆動する中央加熱手段用インバーター回路19に各種指令を出力する。さらに、制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a、及び調理庫用下加熱手段7b及び表示手段13にも各種指令を出力する。
解析手段27は、制御手段15で検知された温度検知手段23からの温度データと撮影手段24からの画像データに基づいて、被調理物9の温度、焼き色及び調理物の位置等を解析する。また、制御装置60は、制御手段15及び解析手段27により構成される。なお、撮影手段24から得た画像データに基づいて焼き色を解析する一例としては、被調理物9の明度、色彩又はサーモグラフィを利用することができる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。以下、図4を参照しながら図5の各ステップに基づいて加熱調理器100の制御手段15の制御動作について説明する。
(ステップST1)
調理庫7の内部に被調理物9が載置された状態で調理庫扉8が閉じられる。そして、使用者が前面操作部6又は上面操作部5を操作してメニューを選択し、前面操作部6又は上面操作部5から調理庫7を加熱する操作信号が制御手段15に入力され、調理が開始される。その後、制御手段15は(ステップST2)へ移行する。
(ステップST2)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して調理庫7内の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の大きさと位置を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST3)へ移行する。
(ステップST3)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の初期の焼き色を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST4)へ移行する。
(ステップST4)
制御手段15は、温度検知手段23に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、温度検知手段23から得た温度データに基づいて被調理物9の初期の表面温度を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST5)へ移行する。
(ステップST5)
制御手段15は、調理開始時に選択したメニューごとに予め定められている調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに対する制御温度及び設定火力と、被調理物9の目標温度及び目標焼き色とを設定する。その後、制御手段15は(ステップST6)へ移行する。
なお、制御温度とは、調理庫内の温度を一定に保つための温度である。また、設定火力とは、加熱手段自体の火力の程度のことである。シーズヒーターの場合、火力はある1つの値ではなく、通電量により火力の強弱をつける。
(ステップST6)
制御手段15は、設定火力で調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを駆動させる。その後、制御手段15は(ステップST7)へ移行する。
(ステップST7)
制御手段15は、撮影手段24を介して被調理物9全体の焼き色を検知すると共に、温度検知手段23を介して被調理物9の全体の温度を検知し、焼き色及び温度に基づいて被調理物9の加熱状態を識別する。また、制御手段15は、サーミスタ22を介して調理庫7内の空気温度を測定し、調理庫7内の温度を一定温度に保つ制御を行う。その後、制御手段15は(ステップST8)へ移行する。
(ステップST8)
制御手段15は、撮影手段24から被調理物9の画像データを随時取得し、解析手段27を用いて被調理物9の焼き色にムラが生じているか否かを判定する。被調理物9の焼き色にムラが生じている場合は、制御手段15は(ステップST9)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST10)へ移行する。
(ステップST9)
制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の濃い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を低減させるか、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させる。または、制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の薄い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の維持又は増加を行う。その後、制御手段15は(ステップST7)へ移行する。上記の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の調整は、調理庫7内に複数配設されたシーズヒーターのような加熱手段の場合は、シーズヒーターごとにON又はOFFを切り替えることで行い、熱風循環方式による加熱手段の場合は、ファンの風向の切り替えによって行う。
(ステップST10)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の全体の焼き色の平均値が目標焼き色(目標の表面状態)以上であるか否かを判定する。被調理物9の焼き色が目標焼き色以上である場合は、制御手段15は(ステップST11)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST7)へ移行する。なお、被調理物9の一部において、予め定められた焼き色の最大値を超えた場合は、制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を停止する。
(ステップST11)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の表面温度が目標温度以上であるか否かを判定する。被調理物9の表面温度が目標温度以上である場合は、制御手段15は(ステップST15)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST12)へ移行する。
(ステップST12)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小であるか否かを判定する。調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小の場合は、制御手段15は(ステップST13)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST14)へ移行する。
(ステップST13)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの制御温度を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST11)へ移行する。
(ステップST14)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST11)へ移行する。
(ステップST15)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させ、調理を終了させる。
[実施の形態1の効果]
以上のことから、本実施の形態1によれば、制御装置60が画像データ及び温度データに基づいて調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを制御する。このようにすることで、使用者が調理中又は調理後に追加操作を行うこと無く、被調理物9を適切に調理することができる加熱調理器100を得ることができる。
また、制御装置60が画像データに基づいて被調理物9の焼き色(表面状態)を検知し、温度データに基づいて被調理物9の温度を検知して、被調理物9の加熱状態を識別する。このようにすることで、被調理物9の焼き過ぎ、焼き足りない又は焼き色にムラがあるといった調理の不具合を解消することができる加熱調理器100を得ることができる。
さらに、制御装置60が被調理物9の焼き色が目標の焼き色となり、かつ、被調理物9の温度が目標の温度となった場合に、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させる。このようにすることで、調理時間の延長又は短縮の操作が不要となり、調理の出来具合に対する使用者の不満を減らすことができる使い勝手の良い加熱調理器100を得ることができる。
さらに、調理終了を焼き色に加え、温度で判断することで、加熱調理済みの食品も適切に温めることができる。例えば、調理済みの揚げ物(フライなど)は、焼き色のみで調理の終了を判断した場合、温度が上昇しないうちに調理終了と判断されてしまうが、温度も調理終了の条件に加えることで、適切に温めることができる。
特に、調理済みの食品の場合、制御温度を低下させたり、設定火力を低下させたりすることで、焦げにくい状態で温めを行うことができる。
実施の形態2.
本実施の形態2における加熱調理器100の基本的な構成は実施の形態1における加熱調理器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態2を説明する。実施の形態1と本実施の形態2との相違点は、調理開始時の被調理物9の初期温度に応じて、例えば温めモード又は解凍モードのように運転モードを切り替える点である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。以下、図4を参照しながら図6の各ステップに基づいて加熱調理器100の制御手段15の制御動作について説明する。なお、図6のフローチャート中に示した各種の数値は例であり、実際に使用する場合は例で示した数値と異なる数値を設定してもよい。
(ステップST101)
調理庫7の内部に被調理物9が載置された状態で調理庫扉8が閉じられる。そして、使用者が前面操作部6又は上面操作部5を操作してメニューを選択し、前面操作部6又は上面操作部5から調理庫7を加熱する操作信号が制御手段15に入力され、調理が開始される。その後、制御手段15は(ステップST102)へ移行する。
(ステップST102)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して調理庫7内の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の大きさと位置を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST103)へ移行する。
(ステップST103)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の初期の焼き色を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST104)へ移行する。
(ステップST104)
制御手段15は、温度検知手段23に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、温度検知手段23から得た温度データに基づいて被調理物9の初期の表面温度を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST105)へ移行する。
(ステップST105)
制御手段15は、被調理物9の初期の表面温度が第一の閾値(例えば40℃)以上であるか否かを判定する。被調理物9の初期の表面温度が第一の閾値以上である場合は、被調理物9が加熱調理済み品であるため制御手段15は(ステップST106)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST115)へ移行する。
(ステップST106)
制御手段15は、温めモードとして、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに対する第一の制御温度(例えば120℃)及び第一の設定火力(例えば火力レベル3)と、被調理物9の目標温度(例えば80℃)及び目標焼き色(例えば色の変化無し)とを設定する。その後、制御手段15は(ステップST107)へ移行する。
(ステップST107)
制御手段15は、設定火力で調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを駆動させる。その後、制御手段15は(ステップST108)へ移行する。
(ステップST108)
制御手段15は、撮影手段24を介して被調理物9全体の焼き色をモニタリングすると共に、温度検知手段23を介して被調理物9の全体の温度をモニタリングする。また、制御手段15は、サーミスタ22を介して調理庫7内の空気温度を測定し、調理庫7内の温度を一定温度に保つ制御を行う。その後、制御手段15は(ステップST109)へ移行する。
(ステップST109)
制御手段15は、撮影手段24から被調理物9の画像データを随時取得し、解析手段27を用いて被調理物9の焼き色が初期の焼き色より値が増加しているか否かを判定する。被調理物9の焼き色が初期の焼き色より値が増加している場合は、制御手段15は(ステップST110)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST113)へ移行する。
(ステップST110)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小であるか否かを判定する。調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小の場合は、制御手段15は(ステップST111)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST112)へ移行する。
(ステップST111)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの制御温度を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST108)へ移行する。
(ステップST112)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST108)へ移行する。
(ステップST113)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の表面温度が目標温度以上であるか否かを判定する。被調理物9の表面温度が目標温度以上である場合は、制御手段15は(ステップST114)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST108)へ移行する。
(ステップST114)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させ、調理を終了させる。
(ステップST115)
制御手段15は、被調理物9の初期の表面温度が第二の閾値(例えば15℃)以下であるか否かを判定する。被調理物9の初期の表面温度が第二の閾値以下である場合は、被調理物9が冷凍冷蔵品であるため、制御手段15は(ステップST116)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST120)へ移行する。
(ステップST116)
制御手段15は、解凍モードとして、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに対する第二の制御温度(例えば100℃)及び第二の設定火力(例えば火力レベル1)と、被調理物9の目標温度(例えば15℃)及び目標焼き色(例えば色の変化無し)とを設定する。その後、制御手段15は(ステップST117)へ移行する。
(ステップST117)
制御手段15は、設定火力で調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを駆動させる。その後、制御手段15は(ステップST118)へ移行する。
(ステップST118)
制御手段15は、撮影手段24を介して被調理物9全体の焼き色をモニタリングすると共に、温度検知手段23を介して被調理物9の全体の温度をモニタリングする。また、制御手段15は、サーミスタ22を介して調理庫7内の空気温度を測定し、調理庫7内の温度を一定温度に保つ制御を行う。その後、制御手段15は(ステップST119)へ移行する。
(ステップST119)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の表面温度が目標温度以上であるか否かを判定する。被調理物9の表面温度が目標温度以上である場合は、制御手段15は(ステップST120)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST118)へ移行する。
(ステップST120)
制御手段15は、調理開始時に選択したメニューごとに予め定められている調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに対する制御温度及び設定火力と、被調理物9の目標温度及び目標焼き色とを設定する。その後、制御手段15は(ステップST121)へ移行する。
(ステップST121)
制御手段15は、設定火力で調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを駆動させる。その後、制御手段15は(ステップST122)へ移行する。
(ステップST122)
制御手段15は、撮影手段24を介して被調理物9全体の焼き色を検知すると共に、温度検知手段23を介して被調理物9の全体の温度を検知し、焼き色及び温度に基づいて被調理物9の加熱状態を識別する。また、制御手段15は、サーミスタ22を介して調理庫7内の空気温度を測定し、調理庫7内の温度を一定温度に保つ制御を行う。その後、制御手段15は(ステップST123)へ移行する。
(ステップST123)
制御手段15は、撮影手段24から被調理物9の画像データを随時取得し、解析手段27を用いて被調理物9の焼き色にムラが生じているか否かを判定する。被調理物9の焼き色にムラが生じている場合は、制御手段15は(ステップST124)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST125)へ移行する。
(ステップST124)
制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の濃い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を低減させる、又は調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させる。又は、制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の薄い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の維持又は増加を行う。その後、制御手段15は(ステップST122)へ移行する。上記の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の調整は、調理庫7内に複数配設されたシーズヒーターのような加熱手段の場合は、シーズヒーターごとにON又はOFFを切り替えることで行い、熱風循環方式による加熱手段の場合は、ファンの風向の切り替えによって行う。
(ステップST125)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の全体の焼き色の平均値が目標焼き色以上であるか否かを判定する。被調理物9の焼き色が目標焼き色以上である場合は、制御手段15は(ステップST126)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST122)へ移行する。なお、被調理物9の一部において、予め定められた焼き色の最大値を超えた場合は、制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を停止する。
(ステップST126)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の表面温度が目標温度以上であるか否かを判定する。被調理物9の表面温度が目標温度以上である場合は、制御手段15は(ステップST130)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST127)へ移行する。
(ステップST127)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小であるか否かを判定する。調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小の場合は、制御手段15は(ステップST128)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST129)へ移行する。
(ステップST128)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの制御温度を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST126)へ移行する。
(ステップST129)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST126)へ移行する。
(ステップST130)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させ、調理を終了させる。
[実施の形態2の効果]
以上のことから、本実施の形態2によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、調理開始時の被調理物9の状態に応じて、初期の運転モードを例えば温めモード又は解凍モードのように切り替えることができるので、被調理物9をより適切に加熱料理することができる。
実施の形態3.
本実施の形態3における加熱調理器100の基本的な構成は実施の形態1における加熱調理器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態3を説明する。実施の形態1と本実施の形態3との相違点は、加熱調理器100に既に設定されている目標焼き色を任意の焼き色に変更できる点である。
上記の任意の焼き色としては、加熱調理器100に既に設定されている目標焼き色に対して、「−20%、−10%、0%、+10%、+20%」の5段階の変更パターンから使用者が選択し、上面操作部5又は前面操作部6を介して操作入力して、目標焼き色を設定し直す。なお、ここでは、変更パターンとして5段階を例に示したが、5段階より多くても少なくてもよい。また、既に設定されている目標焼き色をスライドさせて任意のパーセントに設定してもよい。なお、上面操作部5及び前面操作部6により、本発明における「操作部」が構成される。
図7は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の制御手段の動作を示すフローチャートである。以下、図4を参照しながら図7の各ステップに基づいて加熱調理器100の制御手段15の制御動作について説明する。
(ステップST201)
調理庫7の内部に被調理物9が載置された状態で調理庫扉8が閉じられる。そして、使用者が前面操作部6又は上面操作部5を操作してメニューを選択すると共に、既定の目標焼き色を任意の焼き色に変更する。そして、前面操作部6又は上面操作部5から調理庫7を加熱する操作信号が制御手段15に入力され、調理が開始される。その後、制御手段15は(ステップST202)へ移行する。
(ステップST202)
制御手段15は、目標焼き色を使用者が選択した任意の目標焼き色に更新する。その後、制御手段15は(ステップST203)へ移行する。
(ステップST203)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して調理庫7内の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の大きさと位置を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST204)へ移行する。
(ステップST204)
制御手段15は、撮影手段24に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、撮影手段24から得た画像データに基づいて被調理物9の初期の焼き色を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST205)へ移行する。
(ステップST205)
制御手段15は、温度検知手段23に指令信号を出力して被調理物9の情報を取得し、温度検知手段23から得た温度データに基づいて被調理物9の初期の表面温度を解析手段27によって解析する。その後、制御手段15は(ステップST206)へ移行する。
(ステップST206)
制御手段15は、調理開始時に選択したメニューごとに予め定められている調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bに対する制御温度及び設定火力と、被調理物9の目標温度及び目標焼き色とを設定する。なお、ここで設定される目標焼き色とは、(ステップST202)において更新された、使用者が選択した任意の目標焼き色である。その後、制御手段15は(ステップST207)へ移行する。
(ステップST207)
制御手段15は、設定火力で調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを駆動させる。その後、制御手段15は(ステップST208)へ移行する。
(ステップST208)
制御手段15は、撮影手段24を介して被調理物9全体の焼き色を検知すると共に、温度検知手段23を介して被調理物9の全体の温度を検知し、焼き色及び温度に基づいて被調理物9の加熱状態を識別する。また、制御手段15は、サーミスタ22を介して調理庫7内の空気温度を測定し、調理庫7内の温度を一定温度に保つ制御を行う。その後、制御手段15は(ステップST209)へ移行する。
(ステップST209)
制御手段15は、撮影手段24から被調理物9の画像データを随時取得し、解析手段27を用いて被調理物9の焼き色にムラが生じているか否かを判定する。被調理物9の焼き色にムラが生じている場合は、制御手段15は(ステップST210)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST211)へ移行する。
(ステップST210)
制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の濃い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を低減させる、又は調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させる。又は、制御手段15は、被調理物9の焼き色のムラを解消させるために、焼き色の薄い部分の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の維持又は増加を行う。その後、制御手段15は(ステップST208)へ移行する。上記の調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力の調整は、調理庫7内に複数配設されたシーズヒーターのような加熱手段の場合は、シーズヒーターごとにON又はOFFを切り替えることで行い、熱風循環方式による加熱手段の場合は、ファンの風向の切り替えによって行う。
(ステップST211)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の全体の焼き色の平均値が目標焼き色以上であるか否かを判定する。被調理物9の焼き色が目標焼き色以上である場合は、制御手段15は(ステップST212)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST208)へ移行する。なお、被調理物9の一部において、予め定められた焼き色の最大値を超えた場合は、制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの火力を停止する。
(ステップST212)
制御手段15は、解析手段27を介して被調理物9の表面温度が目標温度以上であるか否かを判定する。被調理物9の表面温度が目標温度以上である場合は、制御手段15は(ステップST216)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST213)へ移行する。
(ステップST213)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小であるか否かを判定する。調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力が最小の場合は、制御手段15は(ステップST214)へ移行し、それ以外の場合は、制御手段15は(ステップST215)へ移行する。
(ステップST214)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの制御温度を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST212)へ移行する。
(ステップST215)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bの設定火力を低下させる。その後、制御手段15は(ステップST212)へ移行する。
(ステップST216)
制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを停止させ、調理を終了させる。
[実施の形態3の効果]
以上のことから、本実施の形態3によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、加熱調理器100に予め設定されている目標焼き色を使用者の好みに合わせて任意の焼き色に変更することで、被調理物9のより細やかな焼き加減を実現することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4における加熱調理器100の基本的な構成は実施の形態1における加熱調理器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態4を説明する。実施の形態1と本実施の形態4との相違点は、調理中に使用者が目標焼き色の設定を変更できる点である。
図2に示されるように、加熱調理器100のトッププレート2の下方には、表示手段13が設けられており、トッププレート2に設けられた窓部2aによって表示手段13に表示された内容がトッププレート2の上方から視認できるようになっている。表示手段13には、撮影手段24によって撮影された調理庫7内の画像が表示される。また、表示手段13としては、トッププレート2を直接触ることで操作入力できる装置を使用し、触った箇所を検知できるようにする。
図8は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示した状態を表す概略図である。図8に示されるように、表示手段13には、焼き網20の上に載置された被調理物9が表示されている。使用者は表示手段13を見て被調理物9の焼き色を確認することができる。
図9は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示して操作対象を選択する状態を表す概略図である。図9に示されるように、使用者は、調理中に表示手段13に表示される被調理物9の焼き色を確認し、被調理物9が焼き足りないと感じた部分がある場合に、焼き足りない部分を指30で囲って選択する。なお、選択された箇所を選択部分40とする。
図10は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の調理庫内の画像を表示手段に表示して選択部分に対する操作を選択する状態を表す概略図である。図10に示されるように、使用者が指30で焼き足りない部分を選択部分40として指定すると、目標焼き色の色見本50が表示される。目標焼き色の色見本50には、例えば現時点の焼き色を0%とし、真っ黒を100%の焼き色の基準として、「0%、20%、40%、60%、80%」の5段階の焼き色が表示される。使用者は目標焼き色の色見本50から好みの焼き色の段階を選択し、表示手段13に操作入力することで、制御手段15に設定されている目標焼き色を更新することができる。そして、それに応じて制御手段15は、調理庫用上加熱手段7a及び調理庫用下加熱手段7bを制御する。制御としては例えば、選択部分40については加熱手段の出力を増加させ、選択部分40以外の部分については加熱手段の出力を低下又は停止させる。
上記の目標焼き色の色見本50の焼き色の基準として、「0%、20%、40%、60%、80%」の5段階を例に示したが、5段階より多くても少なくてもよい。また、既に設定されている目標焼き色をスライドさせて任意のパーセントに設定してもよい。
[実施の形態4の効果]
以上のことから、本実施の形態4によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、使用者が被調理物9の焼き具合に応じて、目標焼き色を変更する選択部分40を指定し、目標焼き色の色見本50を基に目標焼き色を変更することで、被調理物9のより細やかな焼き加減を実現することができる。
なお、実施の形態1〜4において、加熱調理器100として、トッププレート2に調理物を載置する誘導加熱調理器を例に示したが、本発明はこれに限定されず、電気ヒータ、及びガス等を用いた加熱調理器にも適用できる。また、電子レンジ及びトースターなどの加熱調理器にも適用できる。
1 本体、2 トッププレート、2a 窓部、3 枠体、4 天板、4a 左加熱部、4b 中央加熱部、4c 右加熱部、5 上面操作部、5a 操作スイッチ、6 前面操作部、7 調理庫、7a 調理庫用上加熱手段、7b 調理庫用下加熱手段、8 調理庫扉、9 被調理物、10 左加熱手段、11 右加熱手段、12 中央加熱手段、13 表示手段、14 基板、15 制御手段、17 左加熱手段用インバーター回路、18 右加熱手段用インバーター回路、19 中央加熱手段用インバーター回路、20 焼き網、21 載置皿、22 サーミスタ、23 温度検知手段、24 撮影手段、25 CPU、26 記憶部、27 解析手段、30 指、40 選択部分、50 目標焼き色の色見本、60 制御装置、100 加熱調理器。

Claims (7)

  1. 調理庫内の被調理物を加熱する加熱手段と、
    前記被調理物を撮影する撮影手段と、
    前記被調理物の温度を検出する温度検知手段と、
    前記撮影手段から得た画像データ、及び前記温度検知手段から得た温度データに基づいて前記加熱手段を制御する制御装置と、
    を備えた
    加熱調理器。
  2. 前記制御装置は、
    前記画像データに基づいて前記被調理物の表面状態を検知し、
    前記温度データに基づいて前記被調理物の温度を検知し、
    前記表面状態及び前記温度に基づいて前記被調理物の加熱状態を識別する
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御装置は、
    前記被調理物の表面状態が目標の表面状態となり、かつ、前記被調理物の温度が目標の温度以上となった場合に前記加熱手段を停止させる
    請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 使用者からの操作入力を受け付ける操作部を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記操作部で受け付けた操作入力に応じて前記目標の表面状態の設定を変更する
    請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記撮影手段は、
    前記被調理物の明度を撮影するものであり、
    前記制御装置は、
    前記撮影手段により撮影された前記被調理物の明度から前記表面状態を検知する
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記制御装置は、
    前記温度検知手段から取得した温度データに基づいて前記被調理物の初期温度を検知し、
    前記初期温度が第一の閾値以上である場合は、第一の設定火力及び第一の制御温度で前記加熱手段を動作させ、
    前記初期温度が第二の閾値以下である場合は、第二の設定火力及び第二の制御温度で前記加熱手段を動作させる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記撮影手段により撮影された画像を表示し、かつ、使用者からの操作入力を受け付ける表示手段を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記表示手段で受け付けた操作入力に応じて前記加熱手段を制御する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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