JP2018198845A - 電気調理器 - Google Patents

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倫子 木皿
Tomoko Kizara
倫子 木皿
瞳 南山
Hitomi Minamiyama
瞳 南山
吉川 秀樹
Hideki Yoshikawa
秀樹 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】被加熱物が、均一な焼き具合、又は、好みの食感等の狙った仕上がりとなりやすい電気調理器を得る。【解決手段】被加熱物Pの外周部位である第1部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1aを設け、被加熱物Pの内周部位である第2部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1bを設ける。このように、被加熱物Pの部位ごとの加熱に対する抵抗値を考慮した位置に、ヒータ1a及びヒータ1bを設ける。【選択図】図2

Description

この発明は、食材を加熱する電気調理器に関するものである。
例えば特許文献1には、長方形状の連続した1個の調理面を器具本体に有し、調理面に2本のシーズヒータを装着した電気調理器が記載されている。当該電気調理器では、2つのヒータに同時に通電したとき、両ヒータに加熱される調理面各部の温度がほぼ所定の分布をなすようにされている。
実公平01−032980号公報
食材等の被加熱物は、調理面の上に置かれ、ヒータによって加熱される。被加熱物は、部位によって、加熱に対する抵抗値、つまり、熱の通りやすさが異なる。例えば、油分の多い部位は、油分が少ない部位に比べて速く焼き上がる傾向にある。
したがって、例えば被加熱物を全体的に均一の焼き具合としたい場合、電気調理器の調理面各部の温度を均一にしたとしても、被加熱物は部位によって加熱に対する抵抗値が異なるので、被加熱物の焼き具合を全体的に均一とすることはできない。
このように、被加熱物は部位によって加熱に対する抵抗値が異なるため、従来の電気調理器では、被加熱物を狙った仕上がりとすることが難しかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、被加熱物が、均一な焼き具合、又は、好みの食感等の狙った仕上がりとなりやすい電気調理器を得ることを目的とする。
この発明に係る電気調理器は、被加熱物の第1部位に対応して設けられた第1ヒータと、第1部位とは異なる被加熱物の部位であって、第1部位とは加熱に対する抵抗値が異なる第2部位に対応して設けられた第2ヒータと、第1ヒータ及び第2ヒータを個別に制御する制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、この発明に係る電気調理器は、第1ヒータと、第2ヒータと、第1ヒータ及び第2ヒータを制御する制御部と、被加熱物の加熱状態を検出するセンサとを備え、制御部は、センサが検出した被加熱物の加熱状態に応じて、第1ヒータ及び第2ヒータを個別に制御することを特徴とするものである。
この発明によれば、加熱に対する抵抗値が異なる第1部位と第2部位について、それぞれ対応するヒータを設けることにより、又は、センサが検出した被加熱物の加熱状態に応じて複数のヒータを制御することにより、被加熱物の部位ごとの加熱に対する抵抗値を考慮しての加熱が行われることになるので、被加熱物が、狙った仕上がりとなりやすい。
実施の形態1に係る電気調理器の構成を示す図である。 図1中のA方向から見た加熱部の平面図である。 図3A、図3B及び図3Cは、実施の形態1の変形例として、3つのヒータを設けた場合を示す平面図である。 図4A、図4B及び図4Cは、実施の形態1の変形例として、4つのヒータを設けた場合を示す平面図である。 実施の形態2に係る電気調理器の構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電気調理器100の構成を示す図である。電気調理器100は、加熱部1と制御部10とを有する。図1では、加熱部1の概略を側面図で示している。なお、分かりやすさのために、被加熱物Pについては、各図でハッチングを施して示している。
加熱部1は、被加熱物Pが置かれる調理台である調理面1Aを有する。また、加熱部1は、被加熱物P及び調理面1Aを挟むようにして設けられた、上部ヒータ1Uと下部ヒータ1Dとを有する。上部ヒータ1Uは、図1において紙面上部に設けられ、下部ヒータ1Dは、図1において紙面下部に設けられている。
制御部10は、上部ヒータ1U及び下部ヒータ1Dへの通電を個別に制御する。個別に制御することにより、制御部10は、上部ヒータ1Uと下部ヒータ1Dとを同じ発熱量にすることもできるし、異なる発熱量にすることもできる。
制御部10は、専用のハードウェアである処理回路で実現される。当該処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、若しくはFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
または、制御部10は、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。当該CPUは、不図示のメモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、通電を制御する機能を実現する。CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ又はDSP(Digital Signal Processor)とも呼ばれる。
上部ヒータ1U及び下部ヒータ1Dは、通電により発熱し、被加熱物Pを加熱して焼く。
電気調理器100は、具体的には例えば、被加熱物Pとして主にパンが置かれるオーブントースタ又はポップアップトースタである。
図2は、図1中のA方向から見た加熱部1の平面図である。
上部ヒータ1Uは、ヒータ1aとヒータ1bとを有する。ヒータ1a及びヒータ1bは、共に略四角形状を成し、ヒータ1aは、ヒータ1bの外周に位置する。ヒータ1aにはヒータ端子2aが設けられ、ヒータ1bにはヒータ端子2bが設けられている。ヒータ1aにはヒータ端子2aを介して電源が供給され、ヒータ1bにはヒータ端子2bを介して電源が供給される。
なお、下部ヒータ1Dも上部ヒータ1Uと同様に図2に示すように構成されているが、説明が重複するので下部ヒータ1Dについては省略する。
被加熱物Pは、部位によって、加熱に対する抵抗値(以下、単に「抵抗値」と称する)、つまり、熱の通りやすさが異なる。これは、例えば、1つの被加熱物Pであっても、材質が部位によって異なること、材料が部位によって異なること、つるつるしている又は細かくざらざらしている等の表面の形状が部位によって異なること、又は、含まれる湿気及び油分が部位によって異なること等に起因する。
食材においては、このような抵抗値の違いが、食材の外周部位と、当該外周部位の内側である食材の内周部位との間で見られることが多い。したがって、実施の形態1では、被加熱物Pの第1部位として外周部位を設定し、また、第1部位とは異なる部位であって第1部位とは抵抗値が異なる第2部位として内周部位を設定する。そして、図2に示すように、被加熱物Pの第1部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1aが設けられ、被加熱物Pの第2部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1bが設けられる。被加熱物Pがパンの場合は、第1部位はいわゆるパンの耳に相当する。
ヒータ1aが発熱することで、被加熱物Pの外周部位にあたる側面が主に加熱され、また、ヒータ1bが発熱することで、被加熱物Pの内周部位にあたる中心部が主に加熱される。
制御部10は、予め設定された加熱パターンにて、ヒータ1a及びヒータ1bへの通電を個別に制御する。加熱パターンは、通電量及び通電時間等を各ヒータごとに指定するものである。例えば、抵抗値が大きく熱が通りにくい部位に対応するヒータへの通電量が他のヒータよりも大きく指定された加熱パターンが考えられる。当該加熱パターンに従い制御部10が各ヒータを制御すると、抵抗値が大きく熱が通りにくい部位に対応するヒータの発熱量は、他のヒータよりも大きくなる。これにより、被加熱物Pの焼き具合を全体的に均一とすることができ、焼き色も均一となる。または、均一に焼く以外にも、部位ごとに焼き具合を異ならせて、一般的なユーザの好みの食感に焼き上げるような加熱パターンが予め設定されていてもよい。
このように、被加熱物Pの中で抵抗値が異なる第1部位と第2部位について、それぞれ対応するヒータが設けられる。抵抗値の違いを考慮した位置にヒータを設けることで、第1部位と第2部位それぞれの抵抗値を考慮しての加熱が行われることになる。したがって、被加熱物Pは、均一な焼き具合、又は、好みの食感等の狙った仕上がりとなりやすい。
上記のような実施の形態1とは異なり、ヒータ1a及びヒータ1b自体の温度分布が均一である場合、言い換えれば、従来のように調理面1Aにおける温度分布が均一となる場合を考える。この場合、被加熱物Pの各部位は同じ熱量を受けるが、部位によって抵抗値が異なることから、被加熱物Pは均一な焼き具合にならない。抵抗値が大きく熱が通りにくい部位は、抵抗値が小さく熱が通りやすい部位に比べて焼き具合が弱く、焼き色が薄い状態で仕上がることになる。
なお、図3A〜図3Cは、実施の形態1の変形例として、3つのヒータを設けた場合を示す平面図である。図3A〜図3Cに示す変形例は、上部ヒータ1U及び下部ヒータ1Dのどちらに対しても適用可能である。
図3Aでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1cが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1d及びヒータ1eが設けられている。ヒータ1c,1d,1eはいずれも略四角形状を成し、ヒータ1dはヒータ1eの外周に位置する。
ヒータ1c〜1eには、ヒータ端子2c〜2eを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1c〜1eへの通電を個別に制御する。
図3Bでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1fが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1g及びヒータ1hが設けられている。ヒータ1fは、略四角形状を成す。ヒータ1g及びヒータ1hはコ字状を成し、互いの凹部を向き合わせた状態で、線対称に置かれている。
ヒータ1f〜1hには、ヒータ端子2f〜2hを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1f〜1hへの通電を個別に制御する。
図3Cでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1i及びヒータ1jが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1kが設けられている。ヒータ1i及びヒータ1jはコ字状を成し、互いの凹部を向き合わせた状態で、線対称に置かれている。ヒータ1kは、略四角形状を成す。
ヒータ1i〜1kには、ヒータ端子2i〜2kを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1i〜1kへの通電を個別に制御する。
また、図4A〜図4Cは、実施の形態1の変形例として、4つのヒータを設けた場合を示す平面図である。図4A〜図4Cに示す変形例は、上部ヒータ1U及び下部ヒータ1Dのどちらに対しても適用可能である。
図4Aでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1lが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1m、ヒータ1n及びヒータ1oが設けられている。ヒータ1lは、略四角形状を成す。ヒータ1m,1n,1oはいずれも短冊状を成し、これら3つのヒータ1m,1n,1oは、短冊の短手方向に沿って並んでいる。
ヒータ1l〜1oには、ヒータ端子2l〜2oを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1l〜1oへの通電を個別に制御する。
図4Bでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1p及びヒータ1qが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1r及びヒータ1sが設けられている。ヒータ1p及びヒータ1qはコ字状を成し、互いの凹部を向き合わせた状態で、線対称に置かれている。また、ヒータ1r及びヒータ1sはコ字状を成し、互いの凹部を向き合わせた状態で、線対称に置かれている。
ヒータ1p〜1sには、ヒータ端子2p〜2sを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1p〜1sへの通電を個別に制御する。
図4Cでは、被加熱物Pの外周部位に対応する第1ヒータとしてヒータ1t及びヒータ1uが設けられ、被加熱物Pの内周部位に対応する第2ヒータとしてヒータ1v及びヒータ1wが設けられている。ヒータ1t及びヒータ1uはコ字状を成し、互いの凹部を向き合わせた状態で、線対称に置かれている。また、ヒータ1v及びヒータ1wは短冊状を成し、ヒータ1t及びヒータ1uの線対称の対称軸と短冊の長手方向とが交差するように、ヒータ1v及びヒータ1wが並べて置かれている。
ヒータ1t〜1wには、ヒータ端子2t〜2wを介して電源が供給される。制御部10は、ヒータ1t〜1wへの通電を個別に制御する。
以上の図3A〜図4Cに示すように、ヒータの数を増やすことで、外周部位の中での抵抗値の違い、また、内周部位の中での抵抗値の違いに細やかに対応したヒータの配置とすることができる。
なお、電気調理器100は、複数の仕上がりを選択的に実現するものであってもよい。この場合、制御部10は、予め設定された加熱パターンを複数有する。そして、制御部10は、電気調理器100に備えられた不図示の入力部を介して、ユーザが希望する仕上がりの選択を受け付ける。ユーザは、例えば、「全体を均一に焼く」又は「中心部を集中的に焼く」等の仕上がりを選択する。図2を例に挙げると、制御部10は、選択された仕上がりに応じた加熱パターンで、ヒータ1a及びヒータ1bを制御する。
また、上記では、電気調理器100の具体例としてトースタを挙げた。しかしながら、電気調理器100は、ヒータにより食材を加熱するものであればよく、主に魚を加熱して焼くロースタ、又は、電気オーブン等、トースタ以外のものであってもよい。要は、電気調理器100は、被加熱物Pとなる典型的な食材で想定される抵抗値の異なる部位に対応させて、ヒータが設けられていればよい。トースタであれば、被加熱物Pとなる典型的な食材はパンであり、想定される抵抗値の異なる部位としては、パンの耳の部位と、耳以外の部位とが考えられる。
また、図2及び図3A〜図4Cでは、紙面において左右対称にヒータが配置されているものを示した。しかしながら、被加熱物Pとなる典型的な食材が、図2及び図3A〜図4Cのような平面視で紙面左側の部位と紙面右側の部位とで抵抗値が異なるものである場合は、左右非対称にヒータが配置されてもよい。
また、図2及び図3A〜図4Cに示すヒータの各配置パターンのうち、異なる2つの配置パターンで、上部ヒータ1Uと下部ヒータ1Dとが実現されてもよい。例えば、上部ヒータ1Uを図3Aに示すものとし、下部ヒータ1Dを図3Bに示すものとしてよい。
また、被加熱物Pとなる典型的な食材が、片面焼きで充分なものである場合は、上部ヒータ1U又は下部ヒータ1Dのどちらか一方のみが設けられるようにしてもよい。
また、上記では、電気調理器100に被加熱物Pが1つ置かれる場合を例に説明した。これはつまり、電気調理器100が例えばトースタであるとすると、1枚のパンが被加熱物Pとして当該トースタに置かれるものであり、いわゆる一枚焼きを行う電気調理器100と言える。しかしながら、電気調理器100は、一枚焼きに限らず、複数個の被加熱物Pを一度に加熱する複数焼きを行うものであってもよい。この場合、1つの上部ヒータ1Uと1つの下部ヒータ1Dとを1セットとして、電気調理器100に複数セット設ければよい。
以上のように、実施の形態1によれば、被加熱物Pの部位ごとの抵抗値を考慮した位置にヒータ1a及びヒータ1bを設けることで、第1部位と第2部位それぞれの抵抗値を考慮しての加熱が行われることになる。したがって、被加熱物Pは、均一な焼き具合、又は、好みの食感等の狙った仕上がりとなりやすい。
また、制御部10は、予め設定された複数の加熱パターンのうち、選択された仕上がりに応じた加熱パターンで、ヒータ1a及びヒータ1bを制御することとした。これにより、電気調理器100は、ユーザに対して、ユーザ好みの焼き色及び食感等を選択的に提供することができる。
また、ヒータ1aは、ヒータ1bの外周に位置することとした。食材においては、抵抗値の違いが、食材の外周部位と、当該外周部位の内側である食材の内周部位との間で見られることが多いため、ヒータ1aがヒータ1bの外周に位置することで、電気調理器100は多くの食材に対応可能となる。
また、第1ヒータ及び第2ヒータの本数を適宜変更することにより、外周部位の中での抵抗値の違い、また、内周部位の中での抵抗値の違いに細やかに対応したヒータの配置とすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、被加熱物Pの部位ごとの抵抗値を考慮した位置にヒータを配置した電気調理器100を示した。実施の形態2では、実施の形態1とは異なる手段により、被加熱物Pの部位ごとの抵抗値を考慮しての加熱が行われる電気調理器200について説明する。なお、実施の形態1で既に説明した構成と同一又は相当する機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図5は、実施の形態2に係る電気調理器200の構成を示す図である。電気調理器200は、加熱部3と制御部30とを有する。図5では、加熱部3の概略を側面図で示している。電気調理器200は、実施の形態1と同様に、トースタ、ロースタ又は電気オーブン等、ヒータにより食材を加熱するものである。
加熱部3は、被加熱物P及び調理面1Aを挟むようにして設けられた、上部ヒータ3Uと下部ヒータ3Dとを有する。上部ヒータ3Uは、図5において紙面上部に設けられ、ヒータ3a、ヒータ3b、ヒータ3c、ヒータ3d、ヒータ3e及びヒータ3fを有する。下部ヒータ3Dは、図5において紙面下部に設けられ、ヒータ3g、ヒータ3h、ヒータ3i、ヒータ3j、ヒータ3k及びヒータ3lを有する。上部ヒータ3U及び下部ヒータ3Dは、図5中のB方向から見たときの平面視が例えば同じとなるように、各ヒータが構成されている。
また、加熱部3は、被加熱物P及び調理面1Aを挟むようにして設けられた、上部センサ4Uと下部センサ4Dとを有する。上部センサ4U及び下部センサ4Dは、被加熱物Pの加熱状態を検出するセンサである。上部センサ4U及び下部センサ4Dは、例えば、被加熱物Pの温度分布、つまり、被加熱物Pの部位ごとの温度を検出可能な温度センサである。または、上部センサ4U及び下部センサ4Dは、例えば、被加熱物Pの色分布、つまり、被加熱物Pの部位ごとの色を検出可能な色センサである。上部センサ4U及び下部センサ4Dは、被加熱物Pが加熱されている間、温度又は色等の被加熱物Pの加熱状態を検出し、その検出結果を制御部30に出力する。
制御部30は、上部センサ4Uが検出した被加熱物Pの加熱状態に応じて、上部ヒータ3Uであるヒータ3a〜3fへの通電を個別に制御する。また、制御部30は、下部センサ4Dが検出した被加熱物Pの加熱状態に応じて、下部ヒータ3Dであるヒータ3g〜3lへの通電を個別に制御する。制御部30は、制御部10と同様に、専用のハードウェアである処理回路、又は、プログラムを実行するCPU等で実現される。
例えば、制御部30は、上部センサ4Uが出力した検出結果から、温度が他の部位と比べて低い部位又は色が他の部位と比べて薄い部位を特定し、上部ヒータ3Uであるヒータ3a〜3fのうち、当該特定した部位に対応するヒータの発熱量が大きくなるように制御する。例えば、図5において被加熱物Pの左側面の温度が低い場合又は当該左側面の色が薄い場合、制御部30は、ヒータ3aへの通電量を大きくして、ヒータ3aの発熱量を大きくする。これにより、被加熱物Pの焼き具合を全体的に均一とすることができ、焼き色も均一となる。または、均一に焼く以外にも、部位ごとに焼き具合を異ならせて、一般的なユーザの好みの食感に焼き上げるようにしてもよい。
制御部30は、同様の制御を、下部センサ4Dが出力した検出結果を用いて、下部ヒータ3Dであるヒータ3g〜3lに対して行う。
被加熱物Pの部位ごとの抵抗値の違いは、上部センサ4U及び下部センサ4Dが検出する加熱状態として現れるので、上部センサ4U及び下部センサ4Dが出力した検出結果を用いてヒータ3a〜3lを制御する制御部30は、実質的に被加熱物Pの部位ごとの抵抗値を考慮しての加熱を行っていると言える。
なお、被加熱物Pをどのような状態で仕上げるかについては、制御部30に予め1つの仕上がりが固定的に設定されていてもよいし、ユーザが選択できるようにしてもよい。後者の場合、制御部30は、電気調理器200に備えられた不図示の入力部を介して、ユーザが希望する仕上がりの選択を受け付ける。ユーザは、例えば、「全体を均一に焼く」又は「中心部を集中的に焼く」等の仕上がりを選択する。制御部30は、選択された仕上がりとなるように、上部センサ4U及び下部センサ4Dの検出結果を用いてヒータ3a〜3lを制御する。
このように、制御部30は、検出結果に応じてヒータ3a〜3lを個別に制御する。個別に制御されるので、被加熱物P及び調理面1Aを挟んで向かい合うヒータ同士が同じ制御になるとは限らない。例えば、ヒータ3aとヒータ3gは共に被加熱物Pの左側面を加熱するヒータであるが、ヒータ3aは上部センサ4Uの検出結果、ヒータ3gは下部センサ4Dの検出結果を用いた制御となるので、同じ制御になるとは限らない。更に言えば、上部ヒータ3Uの中で隣り合うヒータ同士、また、下部ヒータ3Dの中で隣り合うヒータ同士も同じ制御になるとは限らない。例えば、ヒータ3bとヒータ3cは上部ヒータ3Uの中で隣り合うヒータであるが、同じ制御になるとは限らない。ヒータ3a〜3lが全て互いに異なる発熱量となることもある。
なお、上記では、上部ヒータ3U及び下部ヒータ3Dがそれぞれ6つのヒータを有しているとして説明した。しかしながら、上部ヒータ3Uは、少なくとも第1ヒータと第2ヒータ、つまり、複数のヒータを有していればよく、例えば図2で示したような2つのヒータで上部ヒータ3Uが構成されてもよい。もちろん、上部ヒータ3Uを構成するヒータの数が多いほど、電気調理器200は、細やかに被加熱物Pの各部位の仕上がり状態を制御できる。下部ヒータ3Dについても同様である。
また、上記では、上部ヒータ3U及び下部ヒータ3Dが、被加熱物P及び調理面1Aを挟んで向かい合う同数のヒータを有しているとして説明した。しかしながら、上部ヒータ3U及び下部ヒータ3Dは、互いに異なる数のヒータ、又は、互いに異なる配置のヒータを有していてもよい。
また、実施の形態1と同様に、上部ヒータ3U又は下部ヒータ3Dのどちらか一方のみが設けられるようにしてもよい。また、電気調理器200が複数焼きを行うものであってもよい点も、実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2によれば、被加熱物Pの加熱状態を検出するセンサを備え、当該センサの検出結果を用いて複数のヒータを制御することで、被加熱物Pの部位ごとの抵抗値を考慮しての加熱が行われることになる。したがって、被加熱物Pは、均一な焼き具合、又は、好みの食感等の狙った仕上がりとなりやすい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態においての任意の構成要素の省略が可能である。
1 加熱部、1A 調理面、1D 下部ヒータ、1U 上部ヒータ、1a〜1w ヒータ、2a〜2w ヒータ端子、3 加熱部、3D 下部ヒータ、3U 上部ヒータ、3a〜3l ヒータ、4D 下部センサ、4U 上部センサ、10,30 制御部、100,200 電気調理器。

Claims (10)

  1. 被加熱物の第1部位に対応して設けられた第1ヒータと、
    前記第1部位とは異なる前記被加熱物の部位であって、前記第1部位とは加熱に対する抵抗値が異なる第2部位に対応して設けられた第2ヒータと、
    前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを個別に制御する制御部とを備えることを特徴とする電気調理器。
  2. 前記制御部は、予め設定された複数の加熱パターンのうち、選択された仕上がりに応じた加熱パターンで、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを制御することを特徴とする請求項1記載の電気調理器。
  3. 前記第1ヒータは、前記第2ヒータの外周に位置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気調理器。
  4. 前記第2ヒータは、2つのヒータを有し、
    当該2つのヒータのうちの一方のヒータは他方のヒータの外周に位置することを特徴とする請求項3記載の電気調理器。
  5. 前記第2ヒータは、線対称に置かれた2つのコ字状のヒータを有することを特徴とする請求項3記載の電気調理器。
  6. 前記第1ヒータは、線対称に置かれた2つのコ字状のヒータを有することを特徴とする請求項3または請求項5記載の電気調理器。
  7. 前記第2ヒータは、3つの短冊状のヒータを有し、
    当該3つのヒータは、短手方向に沿って並んでいることを特徴とする請求項3記載の電気調理器。
  8. 前記第1ヒータは、線対称に置かれた2つのコ字状のヒータを有し、
    前記第2ヒータは、当該2つのヒータの対称軸が長手方向と交差する2つ並んだ短冊状のヒータを有することを特徴とする請求項3記載の電気調理器。
  9. 第1ヒータと、
    第2ヒータと、
    前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを制御する制御部と、
    被加熱物の加熱状態を検出するセンサとを備え、
    前記制御部は、前記センサが検出した前記被加熱物の加熱状態に応じて、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを個別に制御することを特徴とする電気調理器。
  10. 前記被加熱物としてパンが置かれるトースタであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の電気調理器。
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