JP2864998B2 - 加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理装置Info
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- JP2864998B2 JP2864998B2 JP6230987A JP23098794A JP2864998B2 JP 2864998 B2 JP2864998 B2 JP 2864998B2 JP 6230987 A JP6230987 A JP 6230987A JP 23098794 A JP23098794 A JP 23098794A JP 2864998 B2 JP2864998 B2 JP 2864998B2
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- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーブンやスチームオ
ーブン、電子レンジなどのように食材に熱を加えて料理
する、加熱調理装置に関するものである。
ーブン、電子レンジなどのように食材に熱を加えて料理
する、加熱調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加熱調理装置は図13に
示すような構成となっていた。1は調理装置本体であ
り、前面に開閉可能なドア2が設けられ、庫内3に食材
を出し入れすることが可能になっている。庫内3の天井
面には加熱用のヒータ4あるいはヒータで加熱した熱風
を吹き出す吹き出し口が設けられており、庫内に置かれ
た食材を加熱する仕組みになっている。5は庫内3の温
度を検出する温度センサであり、このセンサの出力にも
とづいて、庫内温度の調節を行なっている。
示すような構成となっていた。1は調理装置本体であ
り、前面に開閉可能なドア2が設けられ、庫内3に食材
を出し入れすることが可能になっている。庫内3の天井
面には加熱用のヒータ4あるいはヒータで加熱した熱風
を吹き出す吹き出し口が設けられており、庫内に置かれ
た食材を加熱する仕組みになっている。5は庫内3の温
度を検出する温度センサであり、このセンサの出力にも
とづいて、庫内温度の調節を行なっている。
【0003】このような構造の加熱調理装置を用いて調
理を行なう一般的な手順は、あらかじめ庫内がある温度
になるまで予熱しておき、その中に食材を入れて決めら
れた時間の加熱を行なうものである。予熱時の庫内温度
とその後の加熱時間によって、食材内部への熱の伝わる
量が変わり、料理の出来具合いが変わってくる。種々の
調理に対する最適な調理条件は経験的に求められてお
り、いわゆる料理本などの形で利用者に提供されてい
る。
理を行なう一般的な手順は、あらかじめ庫内がある温度
になるまで予熱しておき、その中に食材を入れて決めら
れた時間の加熱を行なうものである。予熱時の庫内温度
とその後の加熱時間によって、食材内部への熱の伝わる
量が変わり、料理の出来具合いが変わってくる。種々の
調理に対する最適な調理条件は経験的に求められてお
り、いわゆる料理本などの形で利用者に提供されてい
る。
【0004】自動的に調理を行なう機能としては、プロ
グラムによるものや各種センサを用いたものが考えられ
ている。プログラム機能とは時々刻々の火加減の調節を
あらかじめ設定しておいて、自動的にその通りに制御す
るものである。たとえば、肉の調理を行う際に、初めは
急速に加熱し、次に穏やかに加熱し、最後は一定温度で
保ちたいとき、それぞれの加熱状態のヒータ強度とその
投入時間をプログラムしておけば、その通りの調理が行
われる。
グラムによるものや各種センサを用いたものが考えられ
ている。プログラム機能とは時々刻々の火加減の調節を
あらかじめ設定しておいて、自動的にその通りに制御す
るものである。たとえば、肉の調理を行う際に、初めは
急速に加熱し、次に穏やかに加熱し、最後は一定温度で
保ちたいとき、それぞれの加熱状態のヒータ強度とその
投入時間をプログラムしておけば、その通りの調理が行
われる。
【0005】センサ調理に用いられるセンサとしては温
度センサ、蒸気センサ、重量センサなど各種のものがあ
り、調理装置内の温度や蒸気の発生、食材の重量などを
検知し、ヒータ4の制御を行っている。
度センサ、蒸気センサ、重量センサなど各種のものがあ
り、調理装置内の温度や蒸気の発生、食材の重量などを
検知し、ヒータ4の制御を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、最適な調理条件が既にわかっている
料理について、あらかじめ決められた条件で一定時間の
調理を行なうものであった。ここで必要な調理条件と
は、個々の調理装置に合わせた条件であり、食材の温度
変化に関する条件ではない。たとえば、肉を料理する場
合なるべく急速に加熱したいが、70℃以上にしてはい
けないということや野菜は90℃位まで加熱しなければ
ならないというような知識はあっても、そのために調理
装置の条件設定をどのようにすれば良いかということは
個々の装置によって異なっていた。すなわち、食材の温
度変化を考慮した調理装置の制御ではなく、あくまで、
調理装置の運転を制御する条件設定であった。したがっ
て、個々の調理装置に合わせた最適な調理条件が既知で
ない場合には、期待通り調理を行なうことが困難である
という欠点を有していた。
の構成においては、最適な調理条件が既にわかっている
料理について、あらかじめ決められた条件で一定時間の
調理を行なうものであった。ここで必要な調理条件と
は、個々の調理装置に合わせた条件であり、食材の温度
変化に関する条件ではない。たとえば、肉を料理する場
合なるべく急速に加熱したいが、70℃以上にしてはい
けないということや野菜は90℃位まで加熱しなければ
ならないというような知識はあっても、そのために調理
装置の条件設定をどのようにすれば良いかということは
個々の装置によって異なっていた。すなわち、食材の温
度変化を考慮した調理装置の制御ではなく、あくまで、
調理装置の運転を制御する条件設定であった。したがっ
て、個々の調理装置に合わせた最適な調理条件が既知で
ない場合には、期待通り調理を行なうことが困難である
という欠点を有していた。
【0007】このことは、プログラム機能を有する自動
調理の場合も同様であり、調理に合わせた最適なプログ
ラムを設定するためには、種々の料理に合わせた調理装
置固有の最適条件が既知でない場合は思い通りの調理が
できなかった。
調理の場合も同様であり、調理に合わせた最適なプログ
ラムを設定するためには、種々の料理に合わせた調理装
置固有の最適条件が既知でない場合は思い通りの調理が
できなかった。
【0008】さらに、各種センサを用いたセンサ調理の
場合も、検知した物理量と食材の温度を一対一に対応づ
けているわけではなく、調理中の雰囲気の温度や湿度な
どによって調理装置の制御を行なっている。また、食材
の温度を直接検知することも行なわれているが、極めて
まれであるとともに、実際の調理においては、知りたい
部分の温度を検出できない場合が多く、食材の温度、あ
るいは、温度変化をパラメータとして調理装置を制御す
ることは行なわれていない。
場合も、検知した物理量と食材の温度を一対一に対応づ
けているわけではなく、調理中の雰囲気の温度や湿度な
どによって調理装置の制御を行なっている。また、食材
の温度を直接検知することも行なわれているが、極めて
まれであるとともに、実際の調理においては、知りたい
部分の温度を検出できない場合が多く、食材の温度、あ
るいは、温度変化をパラメータとして調理装置を制御す
ることは行なわれていない。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、調理
中の食材そのものの温度、あるいは、温度変化を考える
ことによって、食材の量や種類、あるいは、調理装置の
使用経験などに関係なく、常に思い通りの加熱条件で調
理することを目的としたものである。
中の食材そのものの温度、あるいは、温度変化を考える
ことによって、食材の量や種類、あるいは、調理装置の
使用経験などに関係なく、常に思い通りの加熱条件で調
理することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明の加熱調理装置は、後述の構成とした。
ため本発明の加熱調理装置は、後述の構成とした。
【0011】すなわち、加熱手段と、制御手段と、外部
入力手段と、温度変化推定手段を備え、前記外部入力手
段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部位に
ついて設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の食材
の温度変化を入力し、その推定値が前記外部入力手段よ
り入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致
するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する構
成とした。
入力手段と、温度変化推定手段を備え、前記外部入力手
段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部位に
ついて設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の食材
の温度変化を入力し、その推定値が前記外部入力手段よ
り入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致
するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する構
成とした。
【0012】また、加熱手段と、制御手段と、外部入力
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度推定手段は、前記温度検出手段より得られる温度を
もとに、前記温度検出手段が温度検出できない部分の温
度を推定し、食材の温度が前記外部入力手段より入力さ
れた設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するよう
に、前記制御手段が前記加熱手段を制御する構成とし
た。
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度推定手段は、前記温度検出手段より得られる温度を
もとに、前記温度検出手段が温度検出できない部分の温
度を推定し、食材の温度が前記外部入力手段より入力さ
れた設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するよう
に、前記制御手段が前記加熱手段を制御する構成とし
た。
【0013】また、加熱手段と、制御手段と、外部入力
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度検出手段は食材の周囲の雰囲気温度を検出し、前記
温度推定手段は、前記雰囲気温度をもとに、食材内部の
温度を推定し、この食材内部の温度が前記外部入力手段
より入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一
致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する
構成とした。
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度検出手段は食材の周囲の雰囲気温度を検出し、前記
温度推定手段は、前記雰囲気温度をもとに、食材内部の
温度を推定し、この食材内部の温度が前記外部入力手段
より入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一
致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する
構成とした。
【0014】また、加熱手段と、制御手段と、外部入力
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度検出手段は食材の表面温度T5を非接触で検出し、
前記温度推定手段は、前記表面温度をもとに、食材内部
の温度を推定し、これら食材の温度が前記外部入力手段
より入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一
致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する
構成とした。
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度検出手段は食材の表面温度T5を非接触で検出し、
前記温度推定手段は、前記表面温度をもとに、食材内部
の温度を推定し、これら食材の温度が前記外部入力手段
より入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一
致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する
構成とした。
【0015】また、温度検出手段として、赤外線温度セ
ンサを用いた構成とした。また、加熱手段と、制御手段
と、外部入力手段と、温度推定手段と、温度検出手段を
備え、前記外部入力手段を用いて調理中の食材の一点、
あるいは複数の部位について設定温度変化、すなわち、
部位別の調理中の食材の温度変化を入力し、調理を開始
すると、前記温度検出手段は食材の表面温度を食材表面
に接触して検出し、前記温度推定手段は、前記表面温度
をもとに、食材内部の温度を推定し、この食材内部の温
度が前記外部入力手段より入力された設定温度変化の少
なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御手段が前
記加熱手段を制御する構成とした。
ンサを用いた構成とした。また、加熱手段と、制御手段
と、外部入力手段と、温度推定手段と、温度検出手段を
備え、前記外部入力手段を用いて調理中の食材の一点、
あるいは複数の部位について設定温度変化、すなわち、
部位別の調理中の食材の温度変化を入力し、調理を開始
すると、前記温度検出手段は食材の表面温度を食材表面
に接触して検出し、前記温度推定手段は、前記表面温度
をもとに、食材内部の温度を推定し、この食材内部の温
度が前記外部入力手段より入力された設定温度変化の少
なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御手段が前
記加熱手段を制御する構成とした。
【0016】また、加熱手段と、制御手段と、外部入力
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記温
度検出手段は食材表面に装着する検出部と検出部の情報
を非接触で受け取る受信部と受けた情報を温度に変換す
る処理部とからなり、前記外部入力手段を用いて調理中
の食材の一点、あるいは複数の部位について設定温度変
化、すなわち、部位別の調理中の食材の温度変化を入力
し、調理を開始すると、前記温度検出手段が食材の表面
あるいは内部の一部の温度を検出し、前記温度推定手段
は前記温度検出手段が検出した温度をもとに、食材内部
の温度を推定し、これら食材の各部位の温度が前記外部
入力手段より入力された設定温度変化の少なくとも一つ
とほぼ一致するように、前記制御手段が前記加熱手段を
制御する構成とした。
手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記温
度検出手段は食材表面に装着する検出部と検出部の情報
を非接触で受け取る受信部と受けた情報を温度に変換す
る処理部とからなり、前記外部入力手段を用いて調理中
の食材の一点、あるいは複数の部位について設定温度変
化、すなわち、部位別の調理中の食材の温度変化を入力
し、調理を開始すると、前記温度検出手段が食材の表面
あるいは内部の一部の温度を検出し、前記温度推定手段
は前記温度検出手段が検出した温度をもとに、食材内部
の温度を推定し、これら食材の各部位の温度が前記外部
入力手段より入力された設定温度変化の少なくとも一つ
とほぼ一致するように、前記制御手段が前記加熱手段を
制御する構成とした。
【0017】また、温度検出手段の検出部として感温液
晶装置を、受信部としてカメラ装置を用いた構成とし
た。
晶装置を、受信部としてカメラ装置を用いた構成とし
た。
【0018】また、温度検出手段により検出した温度と
温度推定手段により推定した温度の両方、あるいは、片
方を時々刻々表示する表示手段を備えた構成とした。
温度推定手段により推定した温度の両方、あるいは、片
方を時々刻々表示する表示手段を備えた構成とした。
【0019】また、加熱手段として高周波加熱手段を用
いた構成とした。また、高周波加熱手段と、制御手段
と、外部入力手段と、温度推定手段と、温度検出手段を
備え、前記温度検出手段は針形状であり、食材の内部に
挿入することによって食材内部の温度を検出し、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度推定手段は、前記温度検出手段より得られる内部温
度をもとに、食材の表面温度を推定し、これら食材の各
部位の温度が前記外部入力手段より入力された設定温度
変化の少なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御
手段が前記加熱手段を制御する構成とした。
いた構成とした。また、高周波加熱手段と、制御手段
と、外部入力手段と、温度推定手段と、温度検出手段を
備え、前記温度検出手段は針形状であり、食材の内部に
挿入することによって食材内部の温度を検出し、前記外
部入力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数
の部位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理
中の食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記
温度推定手段は、前記温度検出手段より得られる内部温
度をもとに、食材の表面温度を推定し、これら食材の各
部位の温度が前記外部入力手段より入力された設定温度
変化の少なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御
手段が前記加熱手段を制御する構成とした。
【0020】
【作用】本発明の加熱調理装置は温度変化推定手段を備
えているので、外部入力手段より入力された食材に関す
る情報とあらかじめ設定された加熱に関する情報にもと
づいて、調理に先立って、食材の温度変化を推定し、そ
の温度変化が外部入力手段より入力された調理中の設定
温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するように加熱の
制御を行なうことができる。
えているので、外部入力手段より入力された食材に関す
る情報とあらかじめ設定された加熱に関する情報にもと
づいて、調理に先立って、食材の温度変化を推定し、そ
の温度変化が外部入力手段より入力された調理中の設定
温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するように加熱の
制御を行なうことができる。
【0021】また、温度検出手段と温度推定手段を備え
ているので、調理の最中に、温度検出手段より得られる
温度データ(たとえば、食材の表面温度)をもとに、食
材内部の温度を推定して、食材温度が外部入力手段より
入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致す
るように、加熱の制御を行なうことができる。
ているので、調理の最中に、温度検出手段より得られる
温度データ(たとえば、食材の表面温度)をもとに、食
材内部の温度を推定して、食材温度が外部入力手段より
入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致す
るように、加熱の制御を行なうことができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の加熱調理装置のブロック図を
示したものである。加熱手段11は電気ヒータ、ガスバ
ーナ、マグネトロンなど各種の加熱源が利用可能であ
る。12は制御手段であり、加熱手段の入り切りや強弱
を制御する。13は外部入力手段であり、調理する食材
の種類や量、形状など、および、調理の食材の設定温度
変化を入力する。設定温度変化は食材の部位別に、調理
中の温度変化を示したもので、急速に温度を上げたり、
ゆっくり温度を上げたりの指定をする条件である。設定
温度変化を指定する位置(たとえば、食材の中心部や角
部)は1点から数点まで調理の内容に合わせて設定可能
である。ただし、複数の設定温度変化を指定した場合、
すべてを満足することは困難であるので、いずれか一つ
を優先させることが必要である。一般的には、食材の表
面ほど温度上昇が早く、中心部ほど上昇が遅いので、た
とえば、表面に近い部位の設定温度変化を優先させるこ
とによって、表面の過加熱を抑えることが可能である。
温度変化推定手段14は、外部入力手段13から入力さ
れた食材の情報と加熱手段の特性を考慮して食材の温度
変化を推定するものである。具体的な推定方法として
は、様々な食材について、いろいろな条件で調理をした
時の食材の温度変化を実験により求め、それをデータベ
ースとして蓄えておくものや、食材の熱物性値と加熱条
件をもとに、熱解析を行ない時々刻々の温度変化を求め
るものなどが考えられる。後者の場合、各種食材の熱物
性値はデータベースとして蓄えられている必要がある。
説明する。図1は本発明の加熱調理装置のブロック図を
示したものである。加熱手段11は電気ヒータ、ガスバ
ーナ、マグネトロンなど各種の加熱源が利用可能であ
る。12は制御手段であり、加熱手段の入り切りや強弱
を制御する。13は外部入力手段であり、調理する食材
の種類や量、形状など、および、調理の食材の設定温度
変化を入力する。設定温度変化は食材の部位別に、調理
中の温度変化を示したもので、急速に温度を上げたり、
ゆっくり温度を上げたりの指定をする条件である。設定
温度変化を指定する位置(たとえば、食材の中心部や角
部)は1点から数点まで調理の内容に合わせて設定可能
である。ただし、複数の設定温度変化を指定した場合、
すべてを満足することは困難であるので、いずれか一つ
を優先させることが必要である。一般的には、食材の表
面ほど温度上昇が早く、中心部ほど上昇が遅いので、た
とえば、表面に近い部位の設定温度変化を優先させるこ
とによって、表面の過加熱を抑えることが可能である。
温度変化推定手段14は、外部入力手段13から入力さ
れた食材の情報と加熱手段の特性を考慮して食材の温度
変化を推定するものである。具体的な推定方法として
は、様々な食材について、いろいろな条件で調理をした
時の食材の温度変化を実験により求め、それをデータベ
ースとして蓄えておくものや、食材の熱物性値と加熱条
件をもとに、熱解析を行ない時々刻々の温度変化を求め
るものなどが考えられる。後者の場合、各種食材の熱物
性値はデータベースとして蓄えられている必要がある。
【0023】本構成の加熱調理装置を用いて調理を行な
う際には、調理しようとする食材の種類や量が過去に経
験のない場合であっても、加熱のスピードや温度を設定
温度変化として入力すると、それに合わせた調理が自動
的に行なわれる。具体的にはたとえば2kgのローストビ
ーフを初めて調理するとき、火加減や加熱時間が全くわ
からなくても、始め急速に加熱して、56℃で1時間維
持すれば良いということがわかっていれば、そのような
温度変化を食材表面付近の部位の設定温度変化として指
定すれば、それに適した制御が行われる。つまり、調理
中に食材の温度変化が推定されて、食材の温度が、入力
された設定温度変化にほぼ一致するように加熱が制御さ
れる。
う際には、調理しようとする食材の種類や量が過去に経
験のない場合であっても、加熱のスピードや温度を設定
温度変化として入力すると、それに合わせた調理が自動
的に行なわれる。具体的にはたとえば2kgのローストビ
ーフを初めて調理するとき、火加減や加熱時間が全くわ
からなくても、始め急速に加熱して、56℃で1時間維
持すれば良いということがわかっていれば、そのような
温度変化を食材表面付近の部位の設定温度変化として指
定すれば、それに適した制御が行われる。つまり、調理
中に食材の温度変化が推定されて、食材の温度が、入力
された設定温度変化にほぼ一致するように加熱が制御さ
れる。
【0024】図2は温度検出手段を備えた構成を示すブ
ロック図である。以下、図1と同じ機能を果たす要素に
ついては同じ番号を付して説明は省略する。15は温度
検出手段であり、調理中の温度を検出するものである。
検出する温度T1は加熱手段としてのヒータの温度や庫
内の雰囲気温度、食材の表面温度、食材の内部温度など
が考えられる。16は温度検出手段15と連動した温度
推定手段で、温度検出手段15から得られる温度データ
T1をもとに、温度が直接検出できない部分の温度T2
を推定するものである。たとえば、加熱手段のヒータ温
度を温度検出手段15で検出して、その値をもとに、食
材内部の温度を推定するような働きをする。
ロック図である。以下、図1と同じ機能を果たす要素に
ついては同じ番号を付して説明は省略する。15は温度
検出手段であり、調理中の温度を検出するものである。
検出する温度T1は加熱手段としてのヒータの温度や庫
内の雰囲気温度、食材の表面温度、食材の内部温度など
が考えられる。16は温度検出手段15と連動した温度
推定手段で、温度検出手段15から得られる温度データ
T1をもとに、温度が直接検出できない部分の温度T2
を推定するものである。たとえば、加熱手段のヒータ温
度を温度検出手段15で検出して、その値をもとに、食
材内部の温度を推定するような働きをする。
【0025】本構成の加熱調理装置を用いて調理を行な
う際には、調理しようとする食材の種類や量が過去に経
験のない場合であっても、一般的に推奨される温度変化
や温度を設定温度変化として設定して調理を開始する
と、温度検出手段15から得られる温度T1(たとえ
ば、ヒータ温度)と、それにもとづいて温度推定手段1
6により推定される温度T2(たとえば、食材内部の温
度)が得られるので、食材の温度が入力された設定温度
変化の少なくとも一つにほぼ一致するように、制御手段
12が加熱手段11をコントロールする。したがって、
経験のない調理でも失敗なく行なうことができる。
う際には、調理しようとする食材の種類や量が過去に経
験のない場合であっても、一般的に推奨される温度変化
や温度を設定温度変化として設定して調理を開始する
と、温度検出手段15から得られる温度T1(たとえ
ば、ヒータ温度)と、それにもとづいて温度推定手段1
6により推定される温度T2(たとえば、食材内部の温
度)が得られるので、食材の温度が入力された設定温度
変化の少なくとも一つにほぼ一致するように、制御手段
12が加熱手段11をコントロールする。したがって、
経験のない調理でも失敗なく行なうことができる。
【0026】図3は温度検出手段を備えたオーブンの例
である。17は庫内の雰囲気温度T3を検出する温度セ
ンサである。庫内空気の温度は熱伝達および熱伝導によ
って食材を加熱していくので、温度センサ17から得ら
れる温度T3をもとに、温度推定手段16で食材の内部
温度T4を推定することができる。この推定される内部
温度T4の変化が、外部入力手段13より入力された設
定温度変化の少なくとも一つにほぼ一致するように制御
手段12が加熱手段11をコントロールする。したがっ
て、経験のない調理でも一般的な温度変化や仕上がり温
度の推奨値がわかれば失敗なく行なうことができる。
である。17は庫内の雰囲気温度T3を検出する温度セ
ンサである。庫内空気の温度は熱伝達および熱伝導によ
って食材を加熱していくので、温度センサ17から得ら
れる温度T3をもとに、温度推定手段16で食材の内部
温度T4を推定することができる。この推定される内部
温度T4の変化が、外部入力手段13より入力された設
定温度変化の少なくとも一つにほぼ一致するように制御
手段12が加熱手段11をコントロールする。したがっ
て、経験のない調理でも一般的な温度変化や仕上がり温
度の推奨値がわかれば失敗なく行なうことができる。
【0027】また、食材表面の設定温度変化も外部入力
手段13より設定されている場合は、表面温度を推定す
ることも可能であるが、庫内温度T3が食材の表面温度
にほぼ等しいと考えて、加熱量を制御することもでき
る。複数の部位について設定温度変化が設定されてお
り、それらを同時に満たすことができない場合は、どの
条件を優先させるかを決めておけば、加熱手段11の制
御は可能である。
手段13より設定されている場合は、表面温度を推定す
ることも可能であるが、庫内温度T3が食材の表面温度
にほぼ等しいと考えて、加熱量を制御することもでき
る。複数の部位について設定温度変化が設定されてお
り、それらを同時に満たすことができない場合は、どの
条件を優先させるかを決めておけば、加熱手段11の制
御は可能である。
【0028】図4は温度検出手段として、非接触で食材
の表面温度を検出する手段を備えた構成の概略図であ
る。非接触の温度検出手段18は食材の表面温度T5を
検出し、その値をもとにして、温度推定手段16で食材
内部の温度T4を推定する。庫内の雰囲気温度ではな
く、食材表面の温度を直接検出するので、内部温度を精
度よく推定することができる。また、接触式と異なり、
食材を自由に動かすことができるので、たとえば、ター
ンテーブルなどを用いることも可能である。表面温度T
5と推定温度T4をもとに、加熱手段11を制御し、最
適な調理を行なえる効果は前述の例と同様である。
の表面温度を検出する手段を備えた構成の概略図であ
る。非接触の温度検出手段18は食材の表面温度T5を
検出し、その値をもとにして、温度推定手段16で食材
内部の温度T4を推定する。庫内の雰囲気温度ではな
く、食材表面の温度を直接検出するので、内部温度を精
度よく推定することができる。また、接触式と異なり、
食材を自由に動かすことができるので、たとえば、ター
ンテーブルなどを用いることも可能である。表面温度T
5と推定温度T4をもとに、加熱手段11を制御し、最
適な調理を行なえる効果は前述の例と同様である。
【0029】図5は非接触の温度検出手段として赤外線
温度センサを用いた構成例である。オーブンの庫壁に取
り付けられた赤外線温度センサ19は視野内におかれた
物体からの赤外線を検知して温度を求めるものであり、
対象物に触れることなく温度検出が可能である。あらか
じめ食材がおかれる位置を想定して、その向きに、この
赤外線温度センサ19をセットしておけば、常時、食材
の表面温度が検出できる。この方法では、食材表面のあ
る一部分の温度が得られるだけであるが、複数のセンサ
を用いたり、センサを可動式にして視野の向きを変え
る、あるいは、ターンテーブルで食材を動かしたりすれ
ば、食材表面全体の温度分布を捕らえることもできる、
こうして得た食材表面の温度をもとにして、内部の温度
を推定することによって、最適な調理の加熱制御を行な
えることは既に述べた例と同様である。
温度センサを用いた構成例である。オーブンの庫壁に取
り付けられた赤外線温度センサ19は視野内におかれた
物体からの赤外線を検知して温度を求めるものであり、
対象物に触れることなく温度検出が可能である。あらか
じめ食材がおかれる位置を想定して、その向きに、この
赤外線温度センサ19をセットしておけば、常時、食材
の表面温度が検出できる。この方法では、食材表面のあ
る一部分の温度が得られるだけであるが、複数のセンサ
を用いたり、センサを可動式にして視野の向きを変え
る、あるいは、ターンテーブルで食材を動かしたりすれ
ば、食材表面全体の温度分布を捕らえることもできる、
こうして得た食材表面の温度をもとにして、内部の温度
を推定することによって、最適な調理の加熱制御を行な
えることは既に述べた例と同様である。
【0030】図6は温度検出手段として、接触温度セン
サ20を備えた構成例である。接触温度センサ20は食
材に接触させて、接触部分の食材表面温度を検出するも
のである。図のような構造の小型の接触式の場合には、
温度検知できるポイントは1〜2点に限られてしまう
が、たとえば、面状の温度センサをオーブン底、あるい
は、皿と食材の間に挟んで、広範囲の温度分布を検出す
ることも可能である。表面温度を検出した後の内部温度
推定や加熱手段11の制御は前述の例と同様である。
サ20を備えた構成例である。接触温度センサ20は食
材に接触させて、接触部分の食材表面温度を検出するも
のである。図のような構造の小型の接触式の場合には、
温度検知できるポイントは1〜2点に限られてしまう
が、たとえば、面状の温度センサをオーブン底、あるい
は、皿と食材の間に挟んで、広範囲の温度分布を検出す
ることも可能である。表面温度を検出した後の内部温度
推定や加熱手段11の制御は前述の例と同様である。
【0031】図7は温度検出手段として、接触式と非接
触式を組み合わせた構成を説明するブロック図である。
21は温度検出手段の検出部であり、食材に装着するこ
とにより、食材の温度T6を検知し、その情報を外部へ
発信する。ここで、発信とは単に電波として送る意味に
限らず、光、音などあらゆる手段で信号を送ることを意
味する。22は温度検出手段の受信部であり、検出部2
1が発信した信号を受け取る働きをする。たとえば、検
出部21が電波を送信する場合は、受信部22はいわゆ
る受信機である。あるいは、検出部21が音信号を送信
する場合は、受信部22はマイクロフォンになる。23
は温度検出手段の処理部であり、受信部22が受け取っ
た信号を温度に変換する役目を果たす。検出部が検知す
る温度T6は食材の表面に限らず、場合によっては、針
状のセンサを用いることにより食材内部の温度を検知す
ることも可能である。したがって、この様な温度検出手
段を用いることにより、食材と調理装置本体を有線でつ
なぐことなく任意の点の温度T6を検出することが可能
になる。検出した温度T6をもとに、食材内部の温度T
4を推定し、加熱手段を制御することによって得られる
効果は既に述べた通りである。
触式を組み合わせた構成を説明するブロック図である。
21は温度検出手段の検出部であり、食材に装着するこ
とにより、食材の温度T6を検知し、その情報を外部へ
発信する。ここで、発信とは単に電波として送る意味に
限らず、光、音などあらゆる手段で信号を送ることを意
味する。22は温度検出手段の受信部であり、検出部2
1が発信した信号を受け取る働きをする。たとえば、検
出部21が電波を送信する場合は、受信部22はいわゆ
る受信機である。あるいは、検出部21が音信号を送信
する場合は、受信部22はマイクロフォンになる。23
は温度検出手段の処理部であり、受信部22が受け取っ
た信号を温度に変換する役目を果たす。検出部が検知す
る温度T6は食材の表面に限らず、場合によっては、針
状のセンサを用いることにより食材内部の温度を検知す
ることも可能である。したがって、この様な温度検出手
段を用いることにより、食材と調理装置本体を有線でつ
なぐことなく任意の点の温度T6を検出することが可能
になる。検出した温度T6をもとに、食材内部の温度T
4を推定し、加熱手段を制御することによって得られる
効果は既に述べた通りである。
【0032】図8は温度検出手段の検出部として感温液
晶装置24を、受信部としてカメラ装置25を用いた例
である。感温液晶は温度によって、その発する色が変化
する特性を備えており、食材に密着させて取り付けるこ
とにより、表面温度を色で表示させることができる。そ
の色の変化をカメラ装置25で捕らえ、温度に換算すれ
ば食材の表面温度が得られる。こうして得られた表面温
度をもとに、食材内部の温度を推定し、あらかじめ外部
入力手段13から入力された設定温度変化に合わせて、
加熱手段を制御する方法、効果は前述の例と同様であ
る。
晶装置24を、受信部としてカメラ装置25を用いた例
である。感温液晶は温度によって、その発する色が変化
する特性を備えており、食材に密着させて取り付けるこ
とにより、表面温度を色で表示させることができる。そ
の色の変化をカメラ装置25で捕らえ、温度に換算すれ
ば食材の表面温度が得られる。こうして得られた表面温
度をもとに、食材内部の温度を推定し、あらかじめ外部
入力手段13から入力された設定温度変化に合わせて、
加熱手段を制御する方法、効果は前述の例と同様であ
る。
【0033】図9は温度の表示手段26を備えた構成を
示すブロック図である。表示手段26は、温度検出手段
15が検出した温度と温度推定手段16が推定した温度
の少なくとも一方を表示するものである。表示の形式は
各温度を数値で表示するデジタル式、針の振れで示すア
ナログ式、あるいは、時間的な変化を視覚的に表わすグ
ラフ式などが考えられる。時々刻々の温度が表示される
ことによって、調理の進み具合いを知ることができる。
このことは、調理が順調に進んでいることを確認するこ
とによって安心感を得ることができるとともに、場合に
よっては、途中で調理を止めたり、加熱具合いを変えた
りすることも可能になる。したがって、外部入力手段1
3から入力された設定温度変化にもとづいて、単に自動
調理をするだけでなく、必要な場合はより微妙な制御が
可能になる。
示すブロック図である。表示手段26は、温度検出手段
15が検出した温度と温度推定手段16が推定した温度
の少なくとも一方を表示するものである。表示の形式は
各温度を数値で表示するデジタル式、針の振れで示すア
ナログ式、あるいは、時間的な変化を視覚的に表わすグ
ラフ式などが考えられる。時々刻々の温度が表示される
ことによって、調理の進み具合いを知ることができる。
このことは、調理が順調に進んでいることを確認するこ
とによって安心感を得ることができるとともに、場合に
よっては、途中で調理を止めたり、加熱具合いを変えた
りすることも可能になる。したがって、外部入力手段1
3から入力された設定温度変化にもとづいて、単に自動
調理をするだけでなく、必要な場合はより微妙な制御が
可能になる。
【0034】図10は加熱手段として高周波加熱手段2
7を用いた構成を示すブロック図である。高周波加熱
は、いわゆる電子レンジの加熱方法であり、ガス火や電
気ヒータなどのように、食材の表面から熱伝達と熱伝導
によって内部を加熱するのではなく、電波の効果によっ
て食材内部を直接加熱できる特徴がある。このため、予
熱などの必要もなく、食品の加熱手段として電子レンジ
は広く使われている。しかしながら、高周波による加熱
量を制御するのは非常に困難であり、微妙な加熱の制御
が必要な調理には使われていないのが普通である。
7を用いた構成を示すブロック図である。高周波加熱
は、いわゆる電子レンジの加熱方法であり、ガス火や電
気ヒータなどのように、食材の表面から熱伝達と熱伝導
によって内部を加熱するのではなく、電波の効果によっ
て食材内部を直接加熱できる特徴がある。このため、予
熱などの必要もなく、食品の加熱手段として電子レンジ
は広く使われている。しかしながら、高周波による加熱
量を制御するのは非常に困難であり、微妙な加熱の制御
が必要な調理には使われていないのが普通である。
【0035】本発明では、高周波加熱手段27に合わせ
た温度変化推定手段14や温度推定手段16を設けて、
高周波加熱による食材の温度や温度変化を推定し、外部
入力手段13から入力された設定温度変化の少なくとも
一つに合うように高周波加熱手段27を制御するもので
ある。したがって、高周波加熱の手軽さはそのままで、
食材を好みの温度に調理することが可能になる。
た温度変化推定手段14や温度推定手段16を設けて、
高周波加熱による食材の温度や温度変化を推定し、外部
入力手段13から入力された設定温度変化の少なくとも
一つに合うように高周波加熱手段27を制御するもので
ある。したがって、高周波加熱の手軽さはそのままで、
食材を好みの温度に調理することが可能になる。
【0036】図11は加熱手段として高周波加熱手段2
7を備え、温度検出手段として針形状センサ28を設け
た構成の一実施例を示すものである。針形状センサ28
は、図12に示すように、外径が1〜2mm程度の針の先
端にセンシング部29を設けたものである。針を支持す
るハンドル部30からシールド構造のケーブル31が伸
び、他端は調理庫内の一部に接続されて、信号を取り出
すようになっている。シールド構造により、高周波加熱
の電波環境下でも使用することが可能であり、調理の際
にセンシング部29を食材に突き刺して内部の温度を検
出するようになっている。
7を備え、温度検出手段として針形状センサ28を設け
た構成の一実施例を示すものである。針形状センサ28
は、図12に示すように、外径が1〜2mm程度の針の先
端にセンシング部29を設けたものである。針を支持す
るハンドル部30からシールド構造のケーブル31が伸
び、他端は調理庫内の一部に接続されて、信号を取り出
すようになっている。シールド構造により、高周波加熱
の電波環境下でも使用することが可能であり、調理の際
にセンシング部29を食材に突き刺して内部の温度を検
出するようになっている。
【0037】温度推定手段16は、高周波加熱手段27
の出力と針形状センサ28が検出した温度をもとに、食
材表面付近の温度を推定する。これは、高周波加熱によ
る食材の温度上昇が均一ではなく、一般に表面付近の一
部が最も高温になるため、その温度を推定するものであ
る。針形状センサ28は食材の任意の部分の温度検出が
可能であるが、食材のほぼ中央に突き刺すことによっ
て、食材の中心温度、つまり、最低温度を知ることがで
きる。したがって、最低温度を検出して、最高温度を推
定することになるので、食材全体の温度を制御すること
ができるようになる。
の出力と針形状センサ28が検出した温度をもとに、食
材表面付近の温度を推定する。これは、高周波加熱によ
る食材の温度上昇が均一ではなく、一般に表面付近の一
部が最も高温になるため、その温度を推定するものであ
る。針形状センサ28は食材の任意の部分の温度検出が
可能であるが、食材のほぼ中央に突き刺すことによっ
て、食材の中心温度、つまり、最低温度を知ることがで
きる。したがって、最低温度を検出して、最高温度を推
定することになるので、食材全体の温度を制御すること
ができるようになる。
【0038】具体的な調理手順として、たとえば、ロー
ストビーフのようにブロック肉を加熱調理する場合を考
える。一般に、牛肉のうま味を逃さないためには約58
℃に均一に加熱することが必要である。そのために設定
温度変化の指定を次のように行う。まず、熱がもっとも
伝わりにくい肉の中心部が最終的に58℃になるまで調
理するという指定を行う。この場合、途中の温度変化を
指定することはできるが、次に述べる角部の設定温度変
化を優先させる必要がある。
ストビーフのようにブロック肉を加熱調理する場合を考
える。一般に、牛肉のうま味を逃さないためには約58
℃に均一に加熱することが必要である。そのために設定
温度変化の指定を次のように行う。まず、熱がもっとも
伝わりにくい肉の中心部が最終的に58℃になるまで調
理するという指定を行う。この場合、途中の温度変化を
指定することはできるが、次に述べる角部の設定温度変
化を優先させる必要がある。
【0039】2つめの設定温度変化の指定は、もっとも
加熱され易い肉塊の角の部分である。この部分はどのよ
うな加熱手段を用いても、比較的早く加熱される部分で
あるが、高周波加熱手段を用いた場合は特に温度上昇が
早くなる。したがって、立ち上がりの急激な加熱のとき
に、この部分の温度が58℃を超えることがないように
設定温度変化を指定しておく。その後は、中心部が58
℃になるまで一定値を保つように指定する。
加熱され易い肉塊の角の部分である。この部分はどのよ
うな加熱手段を用いても、比較的早く加熱される部分で
あるが、高周波加熱手段を用いた場合は特に温度上昇が
早くなる。したがって、立ち上がりの急激な加熱のとき
に、この部分の温度が58℃を超えることがないように
設定温度変化を指定しておく。その後は、中心部が58
℃になるまで一定値を保つように指定する。
【0040】こうして、中心部の温度は直接、針状セン
サ28で検出し、角部の温度は加熱手段の出力と針状セ
ンサ28から温度推定手段16により推定する。角部の
温度は58℃を越えないように設定されているので、角
部温度の推定値がそれより高くなると加熱を中止する制
御を行う。こうして、入切を繰り返すことによって、角
部の温度を一定に保ちながら中心部の温度を上昇させる
ことができる。最終的に中心部の温度が58℃になった
ときには、ブロック肉全体が約58℃に加熱された状態
となる。
サ28で検出し、角部の温度は加熱手段の出力と針状セ
ンサ28から温度推定手段16により推定する。角部の
温度は58℃を越えないように設定されているので、角
部温度の推定値がそれより高くなると加熱を中止する制
御を行う。こうして、入切を繰り返すことによって、角
部の温度を一定に保ちながら中心部の温度を上昇させる
ことができる。最終的に中心部の温度が58℃になった
ときには、ブロック肉全体が約58℃に加熱された状態
となる。
【0041】ここでは、全体を一様に加熱する場合の設
定温度変化の指定方法とその働きを説明したが、指定の
仕方によっては、均一加熱の領域を大きくしたり小さく
したりすることが可能である。
定温度変化の指定方法とその働きを説明したが、指定の
仕方によっては、均一加熱の領域を大きくしたり小さく
したりすることが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上実施例で説明したように本発明の加
熱調理装置は、温度変化推定手段、あるいは、温度検出
手段と温度推定手段を備えていることにより、最適加熱
制御が可能になる。つまり、温度変化推定手段の機能に
より、食材の情報と基本的な加熱条件を設定することに
よって、調理中の温度変化を推定することができる。そ
の結果が、あらかじめ入力された希望の設定温度変化、
すなわち、部位別の調理中の食材の温度変化に一致する
ように加熱条件が修正される。したがって、初めての調
理を行なうときにも経験に頼らずに最適な加熱パターン
を設定できるので、常にうまく調理することができる。
熱調理装置は、温度変化推定手段、あるいは、温度検出
手段と温度推定手段を備えていることにより、最適加熱
制御が可能になる。つまり、温度変化推定手段の機能に
より、食材の情報と基本的な加熱条件を設定することに
よって、調理中の温度変化を推定することができる。そ
の結果が、あらかじめ入力された希望の設定温度変化、
すなわち、部位別の調理中の食材の温度変化に一致する
ように加熱条件が修正される。したがって、初めての調
理を行なうときにも経験に頼らずに最適な加熱パターン
を設定できるので、常にうまく調理することができる。
【0043】また、温度検出手段と温度推定手段を備え
た構成の本発明の加熱調理装置は、調理中に検出した温
度から、食材の温度(主として食材内部温度)を推定
し、その温度変化が希望の設定温度変化になるように制
御する。したがって、望み通りの最適な調理を行なうこ
とができる。
た構成の本発明の加熱調理装置は、調理中に検出した温
度から、食材の温度(主として食材内部温度)を推定
し、その温度変化が希望の設定温度変化になるように制
御する。したがって、望み通りの最適な調理を行なうこ
とができる。
【0044】温度検出手段としては、食材の置かれてい
る雰囲気温度を検出するもの、非接触、あるいは、接触
して食材の表面温度を検出するものなどが考えられる
が、それらをもとにして、必要な食材の温度を推定する
ことによる効果は同様である。
る雰囲気温度を検出するもの、非接触、あるいは、接触
して食材の表面温度を検出するものなどが考えられる
が、それらをもとにして、必要な食材の温度を推定する
ことによる効果は同様である。
【0045】温度検出手段から得られた温度やそれにも
とづく食材の推定温度を表示する手段を持った構成で
は、その表示温度を見ながらより細かい温度制御を手動
で行なうことも可能になる。
とづく食材の推定温度を表示する手段を持った構成で
は、その表示温度を見ながらより細かい温度制御を手動
で行なうことも可能になる。
【0046】また、加熱手段として高周波加熱手段を用
いた加熱調理装置、いわゆる、電子レンジは、従来、温
度制御が困難であり、希望の温度に加熱するためにはか
なりの経験が必要であったが、温度変化推定手段や温度
推定手段を搭載した本発明の加熱調理装置では経験に関
係なく好みの温度に設定することができる。
いた加熱調理装置、いわゆる、電子レンジは、従来、温
度制御が困難であり、希望の温度に加熱するためにはか
なりの経験が必要であったが、温度変化推定手段や温度
推定手段を搭載した本発明の加熱調理装置では経験に関
係なく好みの温度に設定することができる。
【0047】さらに、温度検出手段を用いて加熱されに
くい食材内部の温度を検出する一方、高周波加熱で加熱
され易い食材表面の温度を推定することによって、食材
全体を希望の温度に制御することも可能になる。
くい食材内部の温度を検出する一方、高周波加熱で加熱
され易い食材表面の温度を推定することによって、食材
全体を希望の温度に制御することも可能になる。
【0048】このように、加熱中の食材の温度をなんら
かの形で推定することによって、従来は単に経験や勘で
行なっていた加熱調理を誰もが定量的にコントロールで
きるようになる。
かの形で推定することによって、従来は単に経験や勘で
行なっていた加熱調理を誰もが定量的にコントロールで
きるようになる。
【図1】本発明の実施例1における加熱調理装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】本発明の実施例2における加熱調理装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図3】本発明の実施例3における加熱調理装置の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図4】本発明の実施例4における加熱調理装置の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図5】本発明の実施例5における加熱調理装置の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図6】本発明の実施例6における加熱調理装置の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図7】本発明の実施例7における加熱調理装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図8】本発明の実施例8における加熱調理装置の構成
を示す概略図
を示す概略図
【図9】本発明の実施例9における加熱調理装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図10】本発明の実施例10における加熱調理装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施例11における加熱調理装置の
構成を示す概略図
構成を示す概略図
【図12】同加熱調理装置における針形状センサの外観
斜視図
斜視図
【図13】従来の加熱調理装置の斜視図
11 加熱手段 12 制御手段 13 外部入力手段 14 温度変化推定手段 15 温度検出手段 16 温度推定手段 19 赤外線温度センサ 21 検出部 22 受信部 23 処理部 24 感温液晶装置 25 カメラ装置 27 高周波加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 1/00 F24C 7/02 320
Claims (11)
- 【請求項1】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度変化推定手段を備え、前記外部入力手段を用い
て調理中の食材の一点、あるいは複数の部位について設
定温度変化、すなわち、部位別の調理中の食材の温度変
化を入力し、前記温度変化推定手段は加熱手段の入切、
あるいは強弱に応じた食材の各部の温度変化を推定し、
その推定値が前記外部入力手段より入力された設定温度
変化の少なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御
手段が前記加熱手段を制御する加熱調理装置。 - 【請求項2】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外部入
力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部
位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の
食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記温度
推定手段は、前記温度検出手段より得られる温度をもと
に、前記温度検出手段が温度検出できない部分の温度を
推定し、食材の温度が前記外部入力手段より入力された
設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するように、
前記制御手段が前記加熱手段を制御する加熱調理装置。 - 【請求項3】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外部入
力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部
位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の
食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記温度
検出手段は食材の周囲の雰囲気温度を検出し、前記温度
推定手段は、前記雰囲気温度をもとに、食材内部の温度
を推定し、この食材内部の温度が前記外部入力手段より
入力された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致す
るように、前記制御手段が前記加熱手段を制御する加熱
調理装置。 - 【請求項4】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外部入
力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部
位について設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の
食材の温度変化を入力し、調理を開始すると、前記温度
検出手段は食材の表面温度を非接触で検出し、前記温度
推定手段は、前記表面温度をもとに、食材内部の温度を
推定し、これら食材の温度が前記外部入力手段より入力
された設定温度変化の少なくとも一つとほぼ一致するよ
うに、前記制御手段が前記加熱手段を制御する加熱調理
装置。 - 【請求項5】温度検出手段として、赤外線温度センサを
用いた請求項4記載の加熱調理装置。 - 【請求項6】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記外部入
力手段を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部
位について設定温度変化を、すなわち、部位別の調理中
の食材の温度変化入力し、調理を開始すると、前記温度
検出手段は食材の表面温度を食材表面に接触して検出
し、前記温度推定手段は、前記表面温度をもとに、食材
内部の温度を推定し、この食材内部の温度が前記外部入
力手段より入力された設定温度変化の少なくとも一つと
ほぼ一致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制
御する加熱調理装置。 - 【請求項7】加熱手段と、制御手段と、外部入力手段
と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記温度検
出手段は食材表面に装着する検出部と検出部の情報を非
接触で受け取る受信部と受けた情報を温度に変換する処
理部とからなり、前記外部入力手段を用いて調理中の食
材の一点、あるいは複数の部位について設定温度変化、
すなわち、部位別の調理中の食材の温度変化を入力し、
調理を開始すると、前記温度検出手段が食材の表面ある
いは内部の一部の温度を検出し、前記温度推定手段は前
記温度検出手段が検出した温度をもとに、食材内部の温
度を推定し、これら食材の各部位の温度が前記外部入力
手段より入力された設定温度変化の少なくとも一つとほ
ぼ一致するように、前記制御手段が前記加熱手段を制御
する加熱調理装置。 - 【請求項8】温度検出手段の検出部として感温液晶装置
を、受信部としてカメラ装置を用いた請求項7記載の加
熱調理装置。 - 【請求項9】温度検出手段により検出した温度と温度推
定手段により推定した温度の両方、あるいは、片方を時
々刻々表示する表示手段を備えた請求項3ないし請求項
8のいずれか1項に記載の加熱調理装置。 - 【請求項10】加熱手段として高周波加熱手段を用いた
請求項1または請求項2または請求項4ないし請求項7
または請求項9のいずれか1項に記載の加熱調理装置。 - 【請求項11】高周波加熱手段と、制御手段と、外部入
力手段と、温度推定手段と、温度検出手段を備え、前記
温度検出手段は針形状であり、食材の内部に挿入するこ
とによって食材内部の温度を検出し、前記外部入力手段
を用いて調理中の食材の一点、あるいは複数の部位につ
いて設定温度変化、すなわち、部位別の調理中の食材の
温度変化を入力し、調理を開始すると、前記温度推定手
段は、前記温度検出手段より得られる内部温度をもと
に、食材の表面温度を推定し、これら食材の各部位の温
度が前記外部入力手段より入力された設定温度変化の少
なくとも一つとほぼ一致するように、前記制御手段が前
記加熱手段を制御する加熱調理装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6230987A JP2864998B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 加熱調理装置 |
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