JP2016183152A - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布直後からハリ、弾力の実感に優れ、使い続けることにより、シワやたるみ、肌の明るさの改善を実感するとともに、粘度の温度依存性が少なく、乳化安定性に優れることにより、ディスペンサー容器からの吐出性に優れた水中油型乳化組成物の提供。【解決手段】次の成分(A)〜(D)を含有する水中油型乳化組成物。前記組成物を用いた、化粧料又は皮膚外用剤。(A)ニコチン酸アミド、(B)アシルアミノ酸又はその塩、(C)ステロールエステル、(D)炭素数16〜24の高級アルコール。組成物の総質量に対し、成分(A)が1〜10質量%であり、成分(B)がC8−20のアシル基であるグルタミン酸又はその塩で、0.05〜1質量%であり、成分(C)がステロールと脂肪酸、アシルアミノ酸、ダイマージリノール酸から選ばれた一種以上とのエステルで、0.1〜5質量%であり、成分(D)が0.1〜2質量%である組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、塗布直後からハリ、弾力の実感に優れ、使い続けることにより、シワやたるみ、肌の明るさの改善を実感する、乳化安定性に優れた水中油型乳化組成物に関するものである。
近年、肌のハリ・弾力の改善効果を実感させる皮膚外用剤が提案されている。例えば油溶性皮膜形成剤と揮発性の高い油剤、高級アルコール、高級脂肪酸とN−長鎖アシルアミノ酸系界面活性剤を併用することで、ハリ感とその持続性、のびの良さやべたつきのなさといった使用性、使用感に優れ、保湿性の高い乳化組成物を得られることが知られている(特許文献1)。また、別の肌のハリ感や保湿性に優れた化粧料としてはステロール誘導体を含む油中水型乳化化粧料が知られている(特許文献2)。
一方、シワやたるみを改善する薬剤の提案が多数なされている。特許文献3においてはヒアルロン酸が肌の老化防止をする。特許文献4ではツバキ酢エキス及びスイレン酢エキスが皮膚のシワ改善、弾力増進する。
特開2013-136546号公報 特開2014-015425号公報 特開2015-013852号公報 特開2014-172906号公報
我々はこれらの炭素数16〜24の高級アルコール、アシルアミノ酸又はその塩、ステロールエステルが、肌のハリ・弾力の実感に優れ、保湿性も高く、べたつきの少ない優れた使用感を生み出すことを見出した。
しかしながらこの乳化組成物は高温と低温での性状の差が大きく、適切な容器の選択が困難であるという課題があった。
一方、シワやたるみを改善する薬剤は多数あるが、改善に長期間を要するため即時的なハリ・弾力を感じることはできないものであった。また、これらの薬剤は単純に水中油型乳化組成物に配合すると乳化安定性を損ねたり薬剤の効果が低減するなど、配合上の課題が存在した。
かかる実情を鑑み、本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、炭素数16〜24の高級アルコール、アシルアミノ酸又はその塩、ステロールエステルを組み合わせた水中油型乳化組成物に、シワやたるみを改善する多くの薬剤の中でも特にニコチン酸アミドを配合すると、高温と低温での粘度差が小さくなることを見出した。これにより性状の差が小さくなるため適切な容器を選択することが容易となった。さらに驚くべきことにこの水中油型乳化組成物は長期間保管してもゲル化、分離などの問題が発生せず、ディスペンサー容器においても吐出が容易であることを見出した。すなわち、次の成分(A)〜(D)、(A)ニコチン酸アミド(B)アシルアミノ酸又はその塩(C)ステロールエステル(D)炭素数16〜24の高級アルコールを組み合わせることにより肌のハリ・弾力性に優れ、保湿性も高く、べたつきの少ない優れた使用感であり、さらに低温であってもディスペンサーから吐出可能であった。
ニコチン酸アミドはシワ・たるみを予防・改善する効果は知られているが水中油型乳化組成物中に配合した場合にゲル化の抑制効果は全く知られていない。さらに本発明品においてニコチン酸アミドのシワやたるみを改善する効果が向上することを見出し、本発明である水中油型乳化組成物を完成した。
すなわち本発明の水中油型乳化組成物は、塗布直後からハリ、弾力の実感に優れ、使い続けることにより、シワやたるみ、肌の明るさの改善を実感する、乳化安定性に優れた水中油型乳化組成物に関するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。また、%で表記する数値は、特に記載した場合を除き、質量を基準にした値である。
成分(A):ニコチン酸アミド
本発明における成分(A)ニコチン酸アミドは、ニコチン酸(ビタミンB3/ナイアシン)のアミドである。ニコチン酸アミドは水溶性ビタミンで、ビタミンB群の一つである公知の物質であり、天然物(米ぬかなど)から抽出されたり、あるいは公知の方法によって合成することができる。具体的には、第15改正日本薬局方2008に収載されているものを用いることが出来る。
本発明において成分(A)の量は特に限定されないが、肌荒れや肌のハリ・弾力を向上させるためには1〜10%が好ましく3〜8%が特に好ましい。この範囲であれば肌のハリ・弾力を向上させるとともに、粘度の温度依存性を低減させるという効果を併せ持つことができる。
成分(B):アシルアミノ酸又はその塩
成分(B)N−アシルアミノ酸又はその塩は、水溶性の陰イオン性界面活性剤である。N−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのアミノ酸は、L体、D体又はDL体の何れでもよい。これらのうち1種類を使用してもよいし、上記の群から選ばれる2種以上を混合して使用してもよい。分散安定性、べたつき感のなさの点から、酸性アミノ酸又は中性アミノ酸がより好ましい。具体的には、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニンが好ましく、グルタミン酸が特に好ましい。
N−アシルアミノ酸を構成するアシル基としては、炭素数が8〜22が好ましい。飽和又は不飽和であってもよく、直鎖又は分岐鎖のいずれであっても用いることができる。具体的には、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を混合して使用することができる。特に経時安定性、べたつき感のなさの点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸が好ましく、特にラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸が好ましい。
N−アシルアミノ酸の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの無機塩、あるいはアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンや、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などの有機塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を混合して使用することができる。市場での入手の容易性から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アルギニンの塩が好ましい。
N−長鎖アシルアミノ酸又はその塩として、初めから対塩基のついたN−長鎖アシルアミノ酸塩として使用することができ、又は、製造工程中にN−長鎖アシルアミノ酸と対塩基を中和反応させて使用することもできる。本発明においては、上記の構成成分を各々1種又は2種以上を目的に応じて適宜選択して用いることができる。
成分(B)の具体例としては、ヤシ油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、パーム油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、ラウロイルアスパラギン酸、ミリストイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ステアロイルグルタミン酸、及びこれらのアルカリ金属塩等が挙げられ、好ましくはN−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウムが挙げられる。
(B)成分の水中油型乳化組成物中含有量は、好ましくは0.05〜1.0質量%であり、特に好ましくは0.1〜0.5質量%である。当該範囲内であれば、乳化安定性が向上するとともに、肌おさまりが向上し、好ましい。
成分(C):ステロールエステル
本発明の成分(C)ステロールエステルはステロール骨格を有する油剤である。ステロール骨格を有する誘導体で医薬品、化粧品に用いられるものであれば特に限定されないが、特に、脂肪酸、アシルアミノ酸、ダイマージリノール酸とのエステルが好ましい。
ステロールエステルの中でステロールとしては、シトステロール、カンペステロール、スティグマステロール、ブラシカステロール等のフィトステロール;コレステロール、ジヒドロコレステロール、コレスタノール、ラノステロール等の動物性ステロール;デヒドロエルゴステロール、等の菌類性ステロール等から自由に選択でき、これらの水添物およびこれらの混合物でもよい。抽出等によって得られるステロールの混合物を用いても良い。
中でも、フィトステロール、ラノステロール、コレステロールまたはジヒドロコレステロールが好ましく、フィトステロールまたはコレステロールが特に好ましい。
脂肪酸は限定されないが、モノカルボン酸が好ましい。炭素数は2〜32が好ましく、8〜22が特に好ましい。炭化水素は飽和でも不飽和を有していても良く、分岐や環状であっても良い。具体的には酢酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸、ベヘン酸、トリアコンタン酸などが上げられる。単一組成の脂肪酸のほか、ヤシ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸、あるいは合成により得られる脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)であっても良い。
上記のステロールと脂肪酸のエステル誘導体であるステロール脂肪酸エステルとしては、たとえば、酪酸フィトステリル、ノナン酸フィトステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、カプリル/カプリン酸フィトステリル、リシノール酸フィトステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸フィトステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル、フィトステリルカノラ油脂肪酸グリセリズ、フィトステリルナタネグリセリズ、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸ジヒドロコレステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を用いることが出来る。
前記ステロール脂肪酸エステルの市販品としてはサラコスHS(日清オイリオ社製)、海麗マリンコレステロールエステル(日本水産社製)、YOFCO MAC、PLANDOOL−MAS、YOFCO CLE−S、YOFCO CLE−NH(以上、日本精化社製)、ライステロールエステル(築野ライスファインケミカルズ社製)、等が挙げられる。
N−アシルアミノ酸ステロールエステルとしては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)またはN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル/イソステアリル)、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニンフィトステリルなどがあげられる。
中でも、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)またはN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)が好ましい。N−アシルアミノ酸ステロールエステルは、2種以上の混合物であってもよい。
なお、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)とは、N−ラウロイル−L−グルタミン酸の2つのカルボキシ基を、フィトスロールおよび2−オクチルドデシルアルコールでエステル形成して得られる化合物を示す。即ち、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジフィトステリルエステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸γ−フィトステリル−α−2−オクチルドデシルエステル、およびN−ラウロイル−L−グルタミン酸α−フィトステリル−γ−2−オクチルドデシルエステルを含む。N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)についても同様である。
N−アシルアミノ酸ステロールエステルの市販品としては例えば、エルデュウCL−301、エルデュウCL−202(以上、味の素社製)、エステモールCHS(日清オイリオ社製)、エルデュウPS−203、エルデュウPS−304、エルデュウPS−306、エルデュウAPS−307(以上、味の素社製)、PLANDOOL−LG1、PLANDOOL−LG2、PLANDOOL−LG3(以上、日本精化社製)、等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を用いることが出来る。
ダイマージリノール酸とステロールのエステルは例えば水素添加ダイマー酸と、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコールとを、無触媒でエステル化反応させ水蒸気脱臭したり、酸触媒下エステル化し水洗後に水蒸気脱臭したりして、得ることができる。
具体的には、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)等が挙げられる。
前記ダイマージリノール酸ステロール/高級アルコールエステルの市販品としてはPLANDOOL−S、PLANDOOL−G、LUSPLAN PI−DA(以上、日本精化社製)等が挙げられる。
本発明においては、ステロール誘導体として、1種又は2種以上を含有することが出来る。中でもヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、オレイン酸フィトステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)またはN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)から選択される1種又は2種以上を含有することが好適である。
本発明に係る水中油型乳化組成物の(C)成分の含有量は特に規定されないが、肌にハリ・弾力、保湿感を付与する効果の点からは(C)成分の含有量が0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜3質量%が特に好ましい。この範囲であればべたつきなく肌にハリ、弾力の実感を与えることが可能である。
成分(D):炭素数16〜24の高級アルコール
本発明に用いられる(D)炭素数16〜24の高級アルコールは、式ROH(Rは炭素数16〜24の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基)で表される飽和又は不飽和の直鎖又は分岐のアルコールである。成分(D)は、具体的には、セチルアルコール、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール(1−ドコサノール)、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール等が挙げられる。
水中油型乳化組成物の安定性の向上、外観、粘度ならびに塗布する際の延展性、肌おさまり、保湿効果の点から、炭素数18〜22の飽和直鎖アルコールが好ましい。セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、テトラコサノールが好ましく、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが最も好ましい。これらは1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
成分(D)の水中油型乳化組成物中の含有量は、特に限定されるものではないが、粘度の温度依存性と乳化安定性から、0.1〜2%が好ましく、0.2〜1%がより好ましい。
ここで、水中油型乳化組成物中における成分(A)と成分(C)、成分(D)の含有質量比(A)/((C)+(D))が0.5〜10であると容器からの吐出性、ハリ・弾力、保湿感が向上するうえにべたつきがなくさらに好ましい。
水中油型乳化組成物はボトル、ジャー、チューブなど様々な容器に充填されて消費者に提供される。これらは使用者の利便性を向上するためにディスペンサーを用いることがある。この場合ディスペンサーに適度な荷重をかけることにより一定量が吐出され、荷重を解放した時にきちんと元の位置に戻る一連の動作が必須となる。一般に粘度が高すぎると吐出に過剰な力が必要となり好ましくない。また、元の位置に戻りきらないと一定量を吐出することができず使用性が低下する。逆に粘度が低すぎると手から零れ落ちたりして使用性が低下する。使用者が通常使用する温度条件で適切に使用できることが好ましい。
我々は今回、40℃と5℃での粘度差が20Pas未満、特に好ましくは10Pas未満であると通常の使用環境下で使用性が変わらず非常に快適に使用できる事を見出した。本項目はディスペンサー容器においても重要な性質であった。
しかしながらディスペンサーから組成物が吐出するかどうかは粘度のほかにノズルの形状、長さ、荷重のかけやすさなど様々な要素が関連しており、適切なものを選択することは容易ではなく、複数の条件での実験が必要となる。また、特に化粧料においては審美性など感覚的な選択が行われ、単なる設計事項とは異なる部分が大きい。さらに、水中油型乳化組成物は非ニュートン流体であり、単純な粘度だけで容器からの吐出性を推測することは難しい。
本発明の水中油型乳化組成物には、上記成分の他に、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に含有される任意成分、すなわち、低級アルコールや多価アルコール以外の水性成分、油剤、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、成分(B)以外の界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、着色剤、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、美容成分等を含有することができる。
本発明の水中油型乳化組成物は、他の成分との併用により種々の剤型とすることもできる。具体的には、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状、固形状等、種々の剤型にて実施することができる。
本発明の水中油型乳化組成物は、皮膚外用剤の用途としても利用可能である。例えば、外用液剤、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、ハップ剤、硬膏剤、噴霧剤、エアゾール剤等が挙げられる。またその使用方法は、前記した化粧料と同様に挙げることができる。
本発明の水中油型乳化組成物は、種々の用途の化粧料として利用できる。例えば、化粧水、乳液、クリーム、美容液、マッサージ化粧料、パック化粧料、ハンドクリーム、ボディローション、ボディクリーム、メイクアップ化粧料、化粧用下地化粧料、目元用クリーム、日焼け止め、ヘアクリーム、ヘアワックス等の化粧料を例示することができる。その使用方法は、手や指、コットンで使用する方法、不織布等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。含有量は特記しない限り、その成分が含有される系に対する質量%で示す。
実施例1 本発明品1〜9及び比較品1〜3:水中油型乳化乳液
下記表1に示す処方の水中油型乳化乳液を調製し、肌のハリ・弾力、保湿感、粘度の温度依存性について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
(評価項目)
イ.肌のハリ・弾力
ロ.保湿感
ハ.乳化安定性
(評価方法)
[イ、ロについて(官能評価)]
20代〜40代の女性で官能評価の訓練を受け、一定の基準で評価が可能な専門パネルを10名選定した。各試料について専門パネルが皮膚に塗布した時に感じる、肌のハリ・弾力、保湿感を下記絶対評価にて5段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(イ.肌のハリ・弾力の評価)
絶対評価基準
(評点):(評価)
5点:非常に肌のハリ・弾力があると感じる
4点:肌のハリ・弾力があると感じる
3点:やや肌のハリ・弾力があると感じる
2点:あまり肌のハリ・弾力があると感じない
1点:肌のハリ・弾力があると感じない
4段階判定基準
(判定):(評点の平均点)
◎ :4点を超える :非常に良好
○ :3点を超える4点以下 :良好
△ :2点を超える3点以下 :やや不良
× :2点以下 :不良
(ロ.保湿感の評価)
絶対評価基準
(評点):(評価)
5点:非常にうるおいを感じる
4点:うるおいを感じる
3点:ややうるおいを感じる
2点:ほとんどうるおいを感じない
1点:うるおいを感じない
4段階判定基準
(判定):(評点の平均点)
◎ :4点を超える :非常に良好
○ :3点を超える4点以下 :良好
△ :2点を超える3点以下 :やや不良
× :2点以下 :不良
(評価方法)
[ハについて(粘度の温度依存性評価)]
下記表1に示した水中油型乳化組成物をガラス瓶に入れ、試料を5℃及び40℃の恒温槽に入れ、翌日B型回転粘度計で粘度を測定した。この時の粘度の差を下記基準に基づいて判定した。
(粘度の温度依存性評価基準)
4段階判定基準
(判定):(判定基準)
◎:差が10Pas未満
○:差が10〜20Pas
△:差が20〜30Pas
×:差が30Pas以上
(製造方法)
A:成分1〜5を70℃で均一に溶解混合する。
B:成分6〜18を70℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを添加し70℃で乳化する。
D:Cに成分19〜22を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳化乳液を得た。
表1の結果から明らかなように、本発明品1〜9の水中油型乳化乳液は、比較品1〜9の水中油型乳化乳液に比べ、ハリ・弾力、保湿感、粘度の温度依存性の全てにおいて優れたものであった。
これに対して成分(A)を含有していない比較品1ではハリ・弾力を感じることができず、さらに粘度の温度依存性が悪かった。成分(C)を含有していない比較品2ではハリ・弾力、保湿感に劣るものだった。成分(C)の代わりに誘導体ではないステロールを含有した比較品3も同様にハリ・弾力、保湿感に劣るものであった。また、成分(B)がないものは乳化不良であったためすべての評価を行わなかった。
実施例2: 本発明品10〜18及び比較品4〜5:水中油型乳化乳液
下記表2に示す処方の水中油型乳化乳液を調製し、粘度の温度依存性、乳化安定性、使用性について下記の方法により評価した。その結果も併せて表2に示す。粘度の温度依存性は実施例1と同様であるため省略する。また表中には示さないが本発明品において肌のハリ、弾力、保湿感、べたつきのなさはいずれも十分実感できるものであった。
(評価方法)
[乳化安定性評価]
作成した水中油型乳化組成物をガラス瓶に入れ、試料を50℃の恒温槽に1ヶ月間保管した。調製直後の状態を基準として、1ヶ月後の外観の変化および乳化粒子の観測を目視および蛍光顕微鏡 BX−51(オリンパス社製)により下記基準に基づいて判定した。
(乳化安定性(高温:50℃、1ヶ月)評価基準)
4段階判定基準
(判定):(判定基準)
◎:問題なし
○:乳化粒子の増大および凝集が見られるが、透明層は確認されていない
△:上層又は下層部に5mm以下の透明層が見られる
×:5mm以上の透明層が見られる
(使用性評価)
作成した水中油型乳化組成物を吉野工業所社製の規格ディスペンサーSP−1000を付帯した樹脂ボトル容器に入れ、試料を5℃の恒温槽に1ヶ月間保管した。取り出し直後の吐出しやすさを下記4段階判定基準により判定した。
(イ.使用性の評価)
4段階判定基準
(判定):(判定基準)
◎:吐出が容易である
○:吐出可能
△:作動が重く、吐出量が少ない。
×:吐出不可
(製造方法)
A:成分1〜5を70℃で均一に溶解混合する。
B:成分6〜16を70℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを添加し70℃で乳化する。
D:Cに成分17〜20を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳化乳液を得た。
表2の結果から明らかなように、本発明品10〜18の水中油型乳化乳液は、比較品に比べ、粘度の温度依存性、乳化安定性、使用性、の全てにおいて優れたものであった。

これに対して成分(D)を含有していない比較品4では、経時での乳化安定性を保つことが出来なかった。また、炭素鎖長の異なる高級アルコールを用いた比較品5ではでディスペンサーからの吐出が不良であった。
実施例3:水中油型乳化クリーム
(成分) (質量%)
1.1,3−ブチレングリコール 12.0
2.グリセリン 5.0
3.精製水 残量
4.ニコチン酸アミド 4.0
5.水酸化ナトリウム2%溶液 1.5
6.N−ステアロイル−グルタミン酸 0.6
7.大豆リン脂質 0.5
8.ヒドロキシステアリン酸コレステリル 4.0
9.ミツロウ 1.0
10.α−オレフィンオリゴマー 5.0
11.重質流動イソパラフィン (注5) 3.0
12.ジメチルポリシロキサン(10CS) 1.0
13.N−ステアロイルジヒドロスフィンゴシン 0.1
14.アスタキサンチン 0.001
15.トコフェロール 0.01
16.オクチルドデカノール 2.0
17.ベヘニルアルコール 1.0
18.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
19.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 (注3) 0.15
20.キサンタンガム 0.1
21.香料 0.05
注5)パールリーム18(日油社製)
(製造方法)
A:成分1〜5を70℃で均一に溶解混合する。
B:成分6〜18を80℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを添加し70℃で乳化する。
D:Cに成分19〜21を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳化クリームを得た。
実施例3の水中油型乳化クリームは、使用性、ハリ・弾力、保湿感、乳化安定性の全てにおいて優れたものであった。
実施例4:水中油型乳化美容液
(成分) (質量%)
1.1,3−ブチレングリコール 5.0
2.ジブチレングリコール 5.0
3.精製水 残量
4.ニコチン酸アミド 6.0
5.水酸化ナトリウム2%溶液 0.2
6.N−ミリストイル−L−グルタミン酸 0.25
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 (注6) 0.2
8.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.0
9.水添ポリイソブテン (注7) 2.0
10.ジメチルポリシロキサン(6CS) 3.0
11.N−ステアロイルフィトスフィンゴシン 0.1
12.酢酸トコフェロール 0.01
13.ステアリルアルコール 0.5
14.ペンタンジオール 0.1
15.カルボマー 0.15
16.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
(注8) 0.1
17.エタノール 5.0
18.香料 0.1
注6)HCO−10(日本サーファクタント工業社製)
注7)IPソルベント2028MU(出光興産社製)
注8)SIMULGEL EG(SEPIC社製)
(製造方法)
A:成分1〜5を70℃で均一に溶解混合する。
B:成分6〜14を80℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを添加し70℃で乳化する。
D:Cに成分15〜18を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳化美容液を得た。
実施例4の水中油型乳化美容液は、ディスペンサーからの吐出性、ハリ・弾力、保湿感、乳化安定性の全てにおいて優れたものであった。
実施例5:水中油型化粧下地
(成分) (質量%)
1.1,3−ブチレングリコール 5.0
2.DPG 3.0
3.精製水 残量
4.ニコチン酸アミド 3.0
5.水酸化ナトリウム2%溶液 1.0
6.N−ステアロイル−グルタミン酸 0.7
7.オレイン酸コレステリル 0.2
8.デカメチルペンタシクロシロキサン 3.0
9.リコピン 0.05
10.トコトリエノール 0.05
11.ベヘニルアルコール 0.15
12.2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 0.1
13.カルボマー 0.15
14.ヒドロキシエチルセルロース(注9) 0.1
15.ポリソルベート80 0.1
16.アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30)クロスポリマー
1.0
17.含水シリカ 1.0
18.酸化鉄 0.3
19.酸化チタン 2.0
20.香料 0.05

注9)NATROSOL250 HHR(ハークレス社製)
(製造方法)
A:成分1〜5を70℃で均一に溶解後、成分15〜20を加え均一に分散する。
B:成分6〜12を80℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを添加し70℃で乳化する。
D:Cに成分13〜14を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型化粧下地を得た。
実施例5の水中油型化粧下地は、べたつくことなく、保湿性とハリの実感に優れ、乳化安定性において優れたものであった。
本発明は、化粧料、医薬部外品、皮膚外用剤等に適用できる。

Claims (8)

  1. 次の成分(A)〜(D)を含有する水中油型乳化組成物
    (A)ニコチン酸アミド
    (B)アシルアミノ酸又はその塩
    (C)ステロールエステル
    (D)炭素数16〜24の高級アルコール
  2. 成分(A)が組成物の総質量に対して1〜10質量%である請求項1記載の水中油型乳化組成物。
  3. 成分(B)のアシル基が、炭素数8〜22であり、アミノ酸がグルタミン酸又はその塩である請求項1又は2に記載の水中油型乳化組成物。
  4. 成分(B)が組成物の総質量に対して0.05〜1質量%である請求項1〜3記載の水中油型乳化組成物。
  5. 成分(C)がステロールと脂肪酸、アシルアミノ酸、ダイマージリノール酸から選ばれる1種又は2種以上とのエステル体である請求項1~3のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
  6. 成分(C)が組成物の総質量に対して0.1〜5質量%である請求項1〜5記載の水中油型乳化組成物。
  7. 成分(D)が組成物の総質量に対して0.1〜2質量%である請求項1〜6記載の水中油型乳化組成物。
  8. 化粧料又は皮膚外用剤である請求項1〜7に記載の水中油型乳化組成物。
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