JP2016178062A - 圧接端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃の開きをより確実に抑制すること。【解決手段】電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子1であって、底壁10と、底壁10から略垂直に立ち上がっている一対の側壁11と、一対の側壁11の間において底壁10から底壁10及び側壁11に対して略垂直に立ち上がっている圧接板12であって、底壁10とは逆側から底壁10に向かって延びている圧入溝12Aを挟んで一対の圧接刃12Bが形成されている圧接板12と、各圧接刃12Bから側壁11側に張り出しており、一対の圧接刃12Bが開くと側壁11の底壁10とは逆側の端面(支持溝11Aの底面)に当接する張出部12Cと、を備える。【選択図】図1
Description
圧入溝を挟んで一対の圧接刃が形成されている板状の圧接板を備える圧接端子に関する。
従来、電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の圧接端子は、電線の導体と圧接されるスリット状の圧接刃を有する圧接板と二つの側壁とを有している。そして、特許文献1に記載の圧接端子は、圧接板の一方の側を一方の側壁と一体化するとともに、圧接板の他方の側を他方の側壁の壁面に当接させることにより、スリット状の圧接刃に電線を圧入するときの圧接刃の開きを側壁によって抑制している。
ところで、圧接端子に圧接されている電線は当該電線が接続されている機器が振動することによって電線の延伸方向に垂直な方向に振動することがある。電線が延伸方向に垂直な方向に振動すると、その振動が一対の圧接刃を開く方向の力として作用する。
前述した特許文献1に記載の圧接端子によると、電線を圧入するときの圧接刃の開きは抑制できたとしても、電線が振動して一対の圧接刃を開く方向の力が繰り返し作用した場合には、側壁が圧接刃を支えきれずに倒れてしまい、それにより圧接刃が開いてしまう虞がある。
また、電線は当該電線の延伸方向に振動する場合もある。電線が延伸方向に振動すると一対の圧接刃が電線の延伸方向に倒れてしまう虞がある。特許文献1に記載の圧接端子はこのような圧接刃の倒れを抑制することについて改善の余地がある。
本明細書では、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃の開きをより確実に抑制する技術を開示する。
また、本明細書では、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃の倒れをより確実に抑制する技術を開示する。
本明細書で開示する圧接端子は、電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子であって、底壁と、前記底壁から略垂直に立ち上がっている一対の側壁と、前記一対の側壁の間において前記底壁から前記底壁及び前記側壁に対して略垂直に立ち上がっている圧接板であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている圧入溝を挟んで一対の圧接刃が形成されている圧接板と、各前記圧接刃から前記側壁側に張り出しており、前記一対の圧接刃が開くと前記側壁の前記底壁とは逆側の端面に当接する張出部と、を備える。
上記の圧接端子によると、電線が延伸方向に垂直な方向に振動して一対の圧接刃が開くと張出部が側壁の底壁とは逆側の端面に当接するので、それ以上の圧接刃の開きが抑制される。
ところで、側壁を壁面に垂直な方向に押して側壁を倒すように変形させる場合と、側壁の底壁とは逆側の端面を底壁側に押して側壁を押し潰すように変形させる場合とを比較すると、押し潰すように変形させる場合の方が大きな力が必要となる。
従来のように圧接刃を側壁に一体化したり圧接刃を側壁の壁面に当接させたりする場合は、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁を壁面に垂直な方向に押す力として作用する。これに対し、上記の圧接端子では張出部が側壁の底壁とは逆側の端面に当接するので、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁の底壁とは逆側の端面を底壁側に押す力として作用する。このため従来に比べて側壁が変形し難くなり、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃の開きをより確実に抑制できる。
ところで、側壁を壁面に垂直な方向に押して側壁を倒すように変形させる場合と、側壁の底壁とは逆側の端面を底壁側に押して側壁を押し潰すように変形させる場合とを比較すると、押し潰すように変形させる場合の方が大きな力が必要となる。
従来のように圧接刃を側壁に一体化したり圧接刃を側壁の壁面に当接させたりする場合は、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁を壁面に垂直な方向に押す力として作用する。これに対し、上記の圧接端子では張出部が側壁の底壁とは逆側の端面に当接するので、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁の底壁とは逆側の端面を底壁側に押す力として作用する。このため従来に比べて側壁が変形し難くなり、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃の開きをより確実に抑制できる。
また、前記側壁には前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びる支持溝が形成されており、前記張出部は前記支持溝に入り込んでおり、前記一対の圧接刃が前記圧接板の板面に垂直な方向に倒れると前記支持溝の側面に当接する。
従来のように圧接板の一方の側が一方の側壁と一体化し、圧接板の他方の側が他方の側壁の壁面に当接している場合は、電線がその延伸方向に振動したとき、圧接板において側壁と一体化している側は側壁によって倒れが抑制されるものの、側壁の壁面に当接している側は支えるものが無いため電線の延伸方向に倒れてしまう虞がある。
これに対し、上記の圧接端子によると、各圧接刃から張り出している張出部がそれぞれ支持溝に入り込んでいるので、一対の圧接刃は両方とも倒れが抑制される。このため上記の圧接端子によると、従来のように片側の圧接刃だけ倒れを抑制する場合に比べ、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃の倒れをより確実に抑制できる。
これに対し、上記の圧接端子によると、各圧接刃から張り出している張出部がそれぞれ支持溝に入り込んでいるので、一対の圧接刃は両方とも倒れが抑制される。このため上記の圧接端子によると、従来のように片側の圧接刃だけ倒れを抑制する場合に比べ、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃の倒れをより確実に抑制できる。
また、本明細書で開示する圧接端子は、電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子であって、底壁と、前記底壁から略垂直に立ち上がっている一対の側壁であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている支持溝が形成されている側壁と、前記一対の側壁の間において前記底壁から前記底壁及び前記側壁に対して略垂直に立ち上がっている板状の圧接板であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている圧入溝を挟んで一対の圧接刃が形成されている圧接板と、各前記圧接刃から前記側壁側に張り出して前記支持溝に入り込んでおり、前記一対の圧接刃が前記圧接板の板面に垂直な方向に倒れると前記支持溝の側面に当接する張出部と、を備える。
上記の圧接端子によると、従来のように片側の圧接刃だけ倒れを抑制する場合に比べ、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃の倒れをより確実に抑制できる。
本明細書で開示する圧接端子によれば、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃の開きをより確実に抑制できる。
また、本明細書で開示する圧接端子によれば、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃の倒れをより確実に抑制できる。
<実施形態>
実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。以降の説明において上下方向、左右方向、及び、前後方向は図1に示す上下方向、左右方向、及び、前後方向を基準とする。
実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。以降の説明において上下方向、左右方向、及び、前後方向は図1に示す上下方向、左右方向、及び、前後方向を基準とする。
(1)圧接端子の構成
図1に示すように、本実施形態に係る圧接端子1は底壁10、底壁10から略垂直に立ち上がる互いに平行な一対の側壁11、一対の側壁11の間において底壁10から底壁10及び一対の側壁11に対して略垂直に立ち上がる圧接板12を備えている。
図1に示すように、本実施形態に係る圧接端子1は底壁10、底壁10から略垂直に立ち上がる互いに平行な一対の側壁11、一対の側壁11の間において底壁10から底壁10及び一対の側壁11に対して略垂直に立ち上がる圧接板12を備えている。
圧接端子1は、図2に示すように圧接端子1に応じた形状に打ち抜かれた金属板20を曲げ加工することによって形成されたものである。具体的には、金属板20には圧接板12が基端側を残して切り抜き形成されており、圧接板12が折り曲げ線21に沿って上に90度曲げられ、その後に二つの折り曲げ線22,23に沿って左右両側の側壁11が上に90度曲げられることによって圧接端子1が形成されている。
図1に示すように、圧接板12には底壁10とは逆側(図1では上側)から底壁10に向かって延びる溝12A(以下、圧入溝12Aという)が形成されており、圧入溝12Aを挟んで一対の圧接刃12Bが形成されている。図示しない電線が圧入溝12Aに圧入されると当該電線の絶縁被覆が一対の圧接刃12Bによって剥がされ、電線の内側の導体が圧接刃12Bに圧接する。これにより電線が圧接端子1に電気的に導通可能に接続される。
図1に示すように、一対の圧接刃12Bには側壁11側(図1では左右両側)に矩形状に張り出す張出部12Cが形成されている。左右の側壁11にはそれぞれ圧接板12に対応する位置に底壁10とは逆側(図1では上側)から底壁10に向かって延びる溝11A(以下、支持溝11Aという)が形成されており、張出部12Cは支持溝11Aに入り込んでいる。
図3に示すように、本実施形態では張出部12Cの底壁10側の端面(張出部12Cの下面)は圧入溝12Aの底面より上に位置している。
また、張出部12Cの下面は支持溝11Aの底面よりも上に位置している。このため本実施形態では張出部12Cの下面と支持溝11Aの底面との間に僅かに隙間がある。支持溝11Aの底面は「側壁の底壁とは逆側の端面」の一例である。
また、張出部12Cの下面は支持溝11Aの底面よりも上に位置している。このため本実施形態では張出部12Cの下面と支持溝11Aの底面との間に僅かに隙間がある。支持溝11Aの底面は「側壁の底壁とは逆側の端面」の一例である。
また、張出部12Cは左右方向の幅が側壁11の板厚より大きく形成されている。このため本実施形態では張出部12Cが側壁11より外まで張り出している。なお、張出部12Cは必ずしも側壁11よりも外まで張り出していなくてもよい。
また、図4に示すように、支持溝11Aの溝幅(図4において前後方向の幅)は張出部12Cの板厚より大きく形成されている。このため本実施形態では支持溝11Aの側面(支持溝11Aの前後の内面)と張出部12Cの前後の面との間に僅かに隙間がある。
(2)圧接端子の作用
先ず、図3を参照して、電線が延伸方向に垂直な方向に振動して電線から圧接板12に一対の圧接刃12Bを開く方向の力(図3において紙面に平行な方向の力、ただし上下方向の力は除く)が作用した場合の圧接端子1の作用について説明する。
先ず、図3を参照して、電線が延伸方向に垂直な方向に振動して電線から圧接板12に一対の圧接刃12Bを開く方向の力(図3において紙面に平行な方向の力、ただし上下方向の力は除く)が作用した場合の圧接端子1の作用について説明する。
前述したように張出部12Cの下面と支持溝11Aの底面との間には僅かに隙間があるので、電線から圧接板12に一対の圧接刃12Bを開く方向の力が作用すると一対の圧接刃12Bが僅かに開き、張出部12Cの下面が支持溝11Aの底面に当接する。張出部12Cの下面が支持溝11Aの底面に当接すると側壁11によって張出部12Cが支持され、一対の圧接刃12Bはそれ以上の開きが抑制される。
次に、図4を参照して、電線が延伸方向に振動して電線から圧接板12に圧接板12の板面に垂直な方向の力(図4において前後方向の力)が作用したときの圧接端子1の作用について説明する。
前述したように支持溝11Aの側面と張出部12Cの前後の面との間には僅かに隙間があるので、圧接板12に垂直な方向の力が作用すると一対の圧接刃12Bが僅かに倒れ、張出部12Cが支持溝11Aの側面(支持溝11Aの前側の面、又は、後側の面)に当接する。張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接すると、側壁11によって張出部12Cが支持され、一対の圧接刃12Bはそれ以上の倒れが抑制される。
(3)実施形態の効果
以上説明した圧接端子1によると、電線が延伸方向に垂直な方向に振動して一対の圧接刃12Bが開くと張出部12Cが支持溝11Aの底面(側壁11の底壁10とは逆側の端面)に当接するので、それ以上の圧接刃12Bの開きが抑制される。
ところで、側壁11を壁面に垂直な方向に押して側壁11を倒すように変形させる場合と、支持溝11Aの底面を底壁10側に押して側壁11を押し潰すように変形させる場合とを比較すると、押し潰すように変形させる場合の方が大きな力が必要となる。
従来のように圧接刃を側壁に一体化したり圧接刃を側壁の壁面に当接させたりする場合は、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁を壁面に垂直な方向に押す力として作用する。これに対し、圧接端子1では張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接するので、一対の圧接刃12Bを開く方向の力が支持溝11Aの底面を底壁10側に押す力として作用する。このため従来に比べて側壁11が変形し難くなり、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃12Bの開きをより確実に抑制できる。
以上説明した圧接端子1によると、電線が延伸方向に垂直な方向に振動して一対の圧接刃12Bが開くと張出部12Cが支持溝11Aの底面(側壁11の底壁10とは逆側の端面)に当接するので、それ以上の圧接刃12Bの開きが抑制される。
ところで、側壁11を壁面に垂直な方向に押して側壁11を倒すように変形させる場合と、支持溝11Aの底面を底壁10側に押して側壁11を押し潰すように変形させる場合とを比較すると、押し潰すように変形させる場合の方が大きな力が必要となる。
従来のように圧接刃を側壁に一体化したり圧接刃を側壁の壁面に当接させたりする場合は、一対の圧接刃を開く方向の力が側壁を壁面に垂直な方向に押す力として作用する。これに対し、圧接端子1では張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接するので、一対の圧接刃12Bを開く方向の力が支持溝11Aの底面を底壁10側に押す力として作用する。このため従来に比べて側壁11が変形し難くなり、電線が延伸方向に垂直な方向に振動したときの一対の圧接刃12Bの開きをより確実に抑制できる。
また、従来のように圧接板の一方の側が一方の側壁と一体化し、圧接板の他方の側が他方の側壁の壁面に当接している場合は、電線がその延伸方向に振動したとき、圧接板において側壁と一体化している側は側壁によって倒れが抑制されるものの、側壁の壁面に当接している側は支えるものが無いため電線の延伸方向に倒れてしまう虞がある。
これに対し、圧接端子1によると、各圧接刃12Bから張り出している張出部12Cがそれぞれ支持溝11Aに入り込んでいるので、一対の圧接刃12Bは両方とも倒れが抑制される。このため圧接端子1によると、従来のように片側の圧接刃だけ倒れを抑制する場合に比べ、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃12Bの倒れをより確実に抑制できる。
これに対し、圧接端子1によると、各圧接刃12Bから張り出している張出部12Cがそれぞれ支持溝11Aに入り込んでいるので、一対の圧接刃12Bは両方とも倒れが抑制される。このため圧接端子1によると、従来のように片側の圧接刃だけ倒れを抑制する場合に比べ、電線が延伸方向に振動したときの一対の圧接刃12Bの倒れをより確実に抑制できる。
また、圧接端子1によると、電線がその延伸方向に振動して一対の圧接刃12Bに圧接板12の板面に垂直な方向の力が作用したとき、その力は圧接板12の基端部と張出部12Cとに分散されるので、圧接板12の基端部に応力が集中してしまうことも抑制できる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では電線が延伸方向に振動して一対の圧接刃12Bが倒れると張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接して倒れを抑制する場合を例に説明した。
これに対し、一対の圧接刃12Bが倒れても張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接しない構成であってもよい。例えば、側壁11の高さを上記実施形態における支持溝11Aの底面の高さまでにすることによって支持溝11Aを形成しないようにすると、一対の圧接刃12Bが倒れても張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接しない。この場合は圧接刃12Bの倒れをより確実に抑制する効果は低下するが、張出部12Cの下面が側壁11の端面に当接することにより、一対の圧接刃12Bの開きをより確実に抑制することはできる。
これに対し、一対の圧接刃12Bが倒れても張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接しない構成であってもよい。例えば、側壁11の高さを上記実施形態における支持溝11Aの底面の高さまでにすることによって支持溝11Aを形成しないようにすると、一対の圧接刃12Bが倒れても張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接しない。この場合は圧接刃12Bの倒れをより確実に抑制する効果は低下するが、張出部12Cの下面が側壁11の端面に当接することにより、一対の圧接刃12Bの開きをより確実に抑制することはできる。
(2)上記実施形態では電線が延伸方向に垂直な方向に振動して一対の圧接刃12Bが開くと張出部12Cが支持溝11Aの底面(側壁11の底壁10とは逆側の端面)に当接して一対の圧接刃12Bの開きを抑制する場合を例に説明した。
これに対し、一対の圧接刃12Bが開いても張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接しない構成であってもよい。例えば、上記実施形態よりも支持溝11Aを深くすると、一対の圧接刃12Bが開いても張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接しない。この場合は圧接刃12Bの開きをより確実に抑制する効果は低下するが、張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接することにより、一対の圧接板12の倒れをより確実に抑制することはできる。
これに対し、一対の圧接刃12Bが開いても張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接しない構成であってもよい。例えば、上記実施形態よりも支持溝11Aを深くすると、一対の圧接刃12Bが開いても張出部12Cが支持溝11Aの底面に当接しない。この場合は圧接刃12Bの開きをより確実に抑制する効果は低下するが、張出部12Cが支持溝11Aの側面に当接することにより、一対の圧接板12の倒れをより確実に抑制することはできる。
(3)上記実施形態では張出部12Cの下面と支持溝11Aの底面との間に僅かに隙間がある場合を例に説明した。また、上記実施形態では支持溝11Aの側面(支持溝11Aの前後の内面)と張出部12Cの前後の面との間に僅かな隙間がある場合を例に説明した。
しかしながら、これらの隙間はなくてもよい。すなわち、張出部12Cの下面は支持溝11Aの底面に常に当接しており、支持溝11Aの側面(支持溝11Aの前後の内面)は張出部12Cの前後の面に常に当接していてもよい。
しかしながら、これらの隙間はなくてもよい。すなわち、張出部12Cの下面は支持溝11Aの底面に常に当接しており、支持溝11Aの側面(支持溝11Aの前後の内面)は張出部12Cの前後の面に常に当接していてもよい。
(4)上記実施形態では一つの圧接板が一枚の板によって構成されている場合を例に説明したが、一つの圧接板が複数の板によって構成されてもよい。例えば、図2に示す状態の圧接板12の後側にもう一つの圧接板12を線対称に繋げた形状(圧接板12の後側に前後を逆にした別の圧接板を繋げた形状)に切り抜き、二つの圧接板12の境界で180度折り曲げることによって二枚の板から一つの圧接板を構成してもよい。
1・・・圧接端子、10・・・底壁、11・・・側壁、11A・・・支持溝、12・・・圧接板、12A・・・圧入溝、12B・・・圧接刃、12C・・・張出部
Claims (3)
- 電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子であって、
底壁と、
前記底壁から略垂直に立ち上がっている一対の側壁と、
前記一対の側壁の間において前記底壁から前記底壁及び前記側壁に対して略垂直に立ち上がっている圧接板であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている圧入溝を挟んで一対の圧接刃が形成されている圧接板と、
各前記圧接刃から前記側壁側に張り出しており、前記一対の圧接刃が開くと前記側壁の前記底壁とは逆側の端面に当接する張出部と、
を備える、圧接端子。 - 請求項1に記載の圧接端子であって、
前記側壁には前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びる支持溝が形成されており、
前記張出部は前記支持溝に入り込んでおり、前記一対の圧接刃が前記圧接板の板面に垂直な方向に倒れると前記支持溝の側面に当接する、圧接端子。 - 電線が圧接によって接続される金属製の圧接端子であって、
底壁と、
前記底壁から略垂直に立ち上がっている一対の側壁であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている支持溝が形成されている側壁と、
前記一対の側壁の間において前記底壁から前記底壁及び前記側壁に対して略垂直に立ち上がっている板状の圧接板であって、前記底壁とは逆側から前記底壁に向かって延びている圧入溝を挟んで一対の圧接刃が形成されている圧接板と、
各前記圧接刃から前記側壁側に張り出して前記支持溝に入り込んでおり、前記一対の圧接刃が前記圧接板の板面に垂直な方向に倒れると前記支持溝の側面に当接する張出部と、
を備える、圧接端子。
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- 2015-03-23 JP JP2015059140A patent/JP2016178062A/ja active Pending
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